JP2023099916A - 液圧緩衝装置 - Google Patents

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Shengang Dan
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Hiroaki Tachibana
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Abstract

Figure 2023099916000001
【課題】シール部材に生じる損傷を抑制することができる液圧緩衝装置を提供する。
【解決手段】筒状の外筒16と、外筒16に挿入され、外筒16との間にリザーバ室18を形成する筒状の内筒15と、内筒15に挿入されるロッド50と、軸方向内側に延出するリップ102を有し、ロッド50と外筒16との間をシールするシール部材41と、内筒15にシール部材41よりも軸方向内側へ挿入され、ロッド50が挿入されるロッドガイド26と、を備え、ロッドガイド26は、リップ102に対向する凹部143と、軸方向内側へ向かう方向の成分を有し、凹部143の底面143aとリザーバ室18とを連通する連通路151と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、液圧緩衝装置に関する。
異物いわゆるコンタミネーション(以下、コンタミと称す)を溜める凹部を有する複筒型ショックアブソーバが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、チェックリップとリザーバ室との間にフィルタを設けた密封装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2017-32079号公報 特開2019-27547号公報
シール部材の周辺に溜まったコンタミが、シール部材の摺動部に浸入することによりシール部材に損傷を生じることが懸念される。
したがって、本発明は、シール部材に生じる損傷を抑制することができる液圧緩衝装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る一態様は、筒状の外筒と、前記外筒に挿入され、前記外筒との間にリザーバ室を形成する筒状の内筒と、前記内筒に挿入されるロッドと、軸方向内側に延出するリップを有し、前記ロッドと前記外筒との間をシールするシール部材と、前記内筒に前記シール部材よりも軸方向内側へ挿入され、前記ロッドが挿入されるロッドガイドと、を備え、前記ロッドガイドは、前記リップに対向する凹部と、軸方向内側へ向かう方向の成分を有し、前記凹部の底面と前記リザーバ室とを連通する連通路と、を有する。
本発明によれば、シール部材に生じる損傷を抑制することができる。
本発明に係る第1実施形態の液圧緩衝装置を示す断面図である。 本発明に係る第1実施形態の液圧緩衝装置の要部を示す断面図である。 本発明に係る第2実施形態の液圧緩衝装置の要部を示す断面図である。 本発明に係る第3実施形態の液圧緩衝装置の要部を示す断面図である。 本発明に係る第4実施形態の液圧緩衝装置の要部を示す断面図である。 本発明に係る第5実施形態の液圧緩衝装置の要部を示す断面図である。 本発明に係る第6実施形態の液圧緩衝装置の要部を示す断面図である。 本発明に係る第7実施形態の液圧緩衝装置の要部を示す断面図である。 本発明に係る第8実施形態の液圧緩衝装置の要部を示す断面図である。
[第1実施形態]
本発明に係る実施形態を図面を参照して以下に説明する。
まず、第1実施形態の液圧緩衝装置11を図1および図2を参照して説明する。
図1に示す液圧緩衝装置11は、自動車や鉄道車両等の車両のサスペンション装置に用いられる液圧緩衝装置(Shock absorber)である。液圧緩衝装置11は、具体的には自動車のサスペンション装置に用いられる液圧緩衝装置である。
液圧緩衝装置11は、内筒15と外筒16とを有するシリンダ17を備えている。
内筒15は、筒状、具体的には円筒状である。
外筒16は、筒状、具体的には有底筒状である。内筒15は、外筒16の径方向内側に挿入されている。外筒16と内筒15との間は、リザーバ室18となっている。言い換えれば、内筒15は、外筒16との間にリザーバ室18を形成している。
外筒16は、胴部21と底部22とを有している。胴部21は、筒状、具体的には円筒状である。底部22は、円板状であり、胴部21の軸方向の一端部を閉塞している。胴部21の底部22とは反対側の他端部は開口23となっている。内筒15は、金属製の一部材からなる一体成形品である。
液圧緩衝装置11は、バルブボディ25とロッドガイド26とを有している。バルブボディ25は、円環状であり、内筒15の軸方向の一端部に設けられている。バルブボディ25は、外筒16の底部22に載置されている。ロッドガイド26は、円環状であり、内筒15および外筒16の軸方向の、バルブボディ25とは反対側の他端部に設けられている。バルブボディ25は、ベースバルブ30を構成するものである。
内筒15は、軸方向の一端部がバルブボディ25に嵌合している。内筒15は、このバルブボディ25を介して外筒16の底部22に載置されている。また、内筒15は、軸方向の他端部が、ロッドガイド26に嵌合している。内筒15は、ロッドガイド26を介して外筒16の胴部21に嵌合している。この状態で、内筒15は、外筒16に対して径方向に位置決めされている。バルブボディ25には通路溝35が形成されている。バルブボディ25と底部22との間は、通路溝35を介して内筒15と外筒16との間に連通している。バルブボディ25と底部22との間は、内筒15と外筒16との間と同様、リザーバ室18を構成している。
液圧緩衝装置11はシール部材41を有している。シール部材41は、円環状であり、ロッドガイド26よりも外筒16の開口23側に設けられている。ここで、シリンダ17の軸方向において、開口23付近における底部22側をシリンダ内外方向内側とし、底部22とは反対側をシリンダ内外方向外側とする。シール部材41はロッドガイド26よりもシリンダ内外方向外側に配置されている。シール部材41も、ロッドガイド26と同様に胴部21の内周部に嵌合されている。胴部21の開口23側の端部には係止部43が形成されている。係止部43は、胴部21をカール加工等の加締め加工によって径方向内方に塑性変形させて形成されている。シール部材41は、この係止部43とロッドガイド26とに挟持されている。シール部材41は、外筒16の開口23を閉塞する。シール部材41は、具体的にはオイルシールである。ロッドガイド26は、内筒15に、シール部材41よりもシリンダ内外方向内側、すなわち内筒15の軸方向における内側へ挿入されている。
液圧緩衝装置11はピストン45を有している。ピストン45は内筒15内に摺動可能に嵌合されている。ピストン45は、内筒15内を第1室48と第2室49との2室に区画している。第1室48は、内筒15内のピストン45とロッドガイド26との間の部分である。第2室49は、内筒15内のピストン45とバルブボディ25との間の部分である。第2室49は、バルブボディ25によって、リザーバ室18と画成されている。第1室48および第2室49には作動流体としての油液Lが充填されている。リザーバ室18には作動流体としてのガスGと油液Lとが充填されている。
液圧緩衝装置11はロッド50を有している。ロッド50は、内筒15に挿入されて軸方向の一端がピストン45に連結されている。ロッド50は、軸方向のピストン45とは反対側がシリンダ17の内筒15および外筒16から開口23を介して外部に延出している。ロッド50には、ピストン45がナット51によって連結されている。
ロッド50は、金属製であり、主軸部55と取付軸部56とネジ軸部57とを有している。主軸部55は円柱状である。主軸部55は、その外周面が円筒面である。取付軸部56は、円柱状であり、外径が主軸部55の外径よりも小径である。取付軸部56には、その軸方向における主軸部55とは反対側の外周部にオネジ61が形成されている。ピストン45は取付軸部56に嵌合している。ナット51は取付軸部56のオネジ61に螺合されている。
ロッド50は、主軸部55においてロッドガイド26およびシール部材41を通って内筒15および外筒16から外部へと延出している。言い換えれば、ロッドガイド26およびシール部材41にロッド50の主軸部55が挿入される。ロッド50は、その軸方向の一端側が外筒16および内筒15内に配置され、他端側が外筒16および内筒15の外部に配置されている。ロッド50は、主軸部55が外周面においてロッドガイド26に摺接する。ロッド50は、ロッドガイド26で案内されて、内筒15および外筒16に対して、ピストン45と一体に軸方向に移動する。ロッド50は、主軸部55が外周面においてシール部材41に摺接する。シール部材41は、外筒16とロッド50との間をシールする。シール部材41は、内筒15内の油液Lと、リザーバ室18内の油液LおよびガスGとが外部に漏出するのを規制する。ロッド50は、シリンダ17およびシール部材41から外側に突出する部分にネジ軸部57が設けられている。
ピストン45には通路65および通路66が形成されている。通路65,66は、ピストン45をピストン45の軸方向に貫通している。通路65,66は、第1室48と第2室49とを連通可能である。液圧緩衝装置11はディスクバルブ67を有している。ディスクバルブ67は、ピストン45の軸方向における底部22とは反対側に設けられている。ディスクバルブ67は、円環状であり、ピストン45に当接することで通路65を閉塞する。液圧緩衝装置11はディスクバルブ68を有している。ディスクバルブ68は、ピストン45の軸方向における底部22側に設けられている。ディスクバルブ68は、円環状であり、ピストン45に当接することで通路66を閉塞する。
ロッド50が内筒15および外筒16内への進入量を増やす方向を縮み側とする。ロッド50が縮み側に移動するとピストン45が第2室49を狭める方向に移動する。その結果、第2室49の圧力が第1室48の圧力よりも所定値以上高くなると、ディスクバルブ67が通路65を開いて第2室49の油液Lを第1室48に流すことになる。その際に、ディスクバルブ67は減衰力を発生させる。
ロッド50が内筒15および外筒16からの突出量を増やす方向を伸び側とする。ロッド50が伸び側に移動するとピストン45が第1室48を狭める方向に移動する。その結果、第1室48の圧力が第2室49の圧力よりも所定値以上高くなると、ディスクバルブ68が通路66を開いて第1室48の油液Lを第2室49に流すことになる。その際に、ディスクバルブ68は減衰力を発生させる。
ピストン45およびディスクバルブ67のうちの少なくとも一方には図示略の固定オリフィスが形成されている。この固定オリフィスは、ディスクバルブ67が通路65を最も閉塞した状態でも通路65を介して第1室48と第2室49とを連通させる。また、ピストン45およびディスクバルブ68のうちの少なくとも一方には図示略の固定オリフィスが形成されている。この固定オリフィスは、ディスクバルブ68が通路66を最も閉塞した状態でも通路66を介して第1室48と第2室49とを連通させる。
バルブボディ25には液通路71および液通路72が形成されている。液通路71,72は、バルブボディ25をバルブボディ25の軸方向に貫通している。液通路71,72は、第2室49とリザーバ室18とを連通可能である。
ベースバルブ30は、ディスクバルブ75と、ディスクバルブ76と、ピン部材78と、を有している。
ピン部材78が、ディスクバルブ75およびディスクバルブ76をバルブボディ25に取り付けている。
ディスクバルブ75は、バルブボディ25の軸方向における底部22側に設けられている。ディスクバルブ75は、円環状であり、バルブボディ25に当接することで液通路71を閉塞する。
ディスクバルブ76は、バルブボディ25の軸方向における底部22とは反対側に設けられている。ディスクバルブ76は、円環状であり、バルブボディ25に当接することで液通路72を閉塞する。
ベースバルブ30は、シリンダ17内を第2室49とリザーバ室18との2室に画成している。
ロッド50が縮み側に移動しピストン45が第2室49を狭める方向に移動する。その結果、第2室49の圧力がリザーバ室18の圧力よりも所定値以上高くなると、ベースバルブ30は、ディスクバルブ75が液通路71を開いて、第2室49の油液Lをリザーバ室18に流すことになる。その際に、ディスクバルブ75は減衰力を発生させる。ロッド50が伸び側に移動しピストン45が第1室48側に移動する。その結果、第2室49の圧力がリザーバ室18の圧力より低下すると、ベースバルブ30は、ディスクバルブ76が液通路72を開いて、リザーバ室18の油液Lを第2室49に流すことになる。ディスクバルブ76は、その際にリザーバ室18から第2室49内に実質的に減衰力を発生させずに油液Lを流す。ディスクバルブ76はサクションバルブである。
液圧緩衝装置11は、ロッド50が上部に配置されて車両の車体側に連結され、シリンダ17が下部に配置されて車両の車輪側に連結されて、車輪の車体に対する移動に対して減衰力を発生させる。
図2に示すように、シール部材41は、その外周部が外筒16の胴部21の開口23側の端部に嵌合され、その内周部がロッド50の主軸部55の外周面に圧接する。シール部材41は、ロッド50の主軸部55と外筒16との間をシールする。
シール部材41は、シール本体91と、スプリング92と、スプリング93と、を有している。シール本体91は、弾性シール部95と環状部材96とからなる一体成形品である。弾性シール部95は、ニトリルゴムやフッ素ゴムなどの摺動性のよい弾性ゴム材料からなっている。環状部材96は、金属製であって円環状であり、弾性シール部95内に埋設されている。環状部材96は、弾性シール部95の形状を維持し、シール部材41を外筒16およびロッドガイド26に固定するための強度を得るためのものである。
弾性シール部95は、ダストリップ101と、メインリップ102(リップ)と、内周被覆部103と、外周シール部104と、内側シール部105と、を有している。
ダストリップ101は、シール部材41の径方向における内側にあり、環状部材96の内周側からシリンダ内外方向外側に延出する。ダストリップ101は、円環筒状であり、ロッド50の主軸部55の外周面に圧接する。ダストリップ101は、全体的には、環状部材96からシリンダ内外方向外側に離れるほど内径が小径となる先細の筒状となっている。
メインリップ102は、シール部材41の径方向における内側にあり、環状部材96の内周側からシリンダ内外方向内側に延出する。メインリップ102は、円環筒状であり、ロッド50の主軸部55の外周面に圧接する。メインリップ102は、全体的には、環状部材96からシリンダ内外方向内側に離れるほど内径が小径となる先細の筒状となっている。
内周被覆部103は、環状部材96の内周面を覆っており、ダストリップ101とメインリップ102とを繋いでいる。内周被覆部103は、ロッド50の主軸部55の外周面との間に径方向の隙間を有する。
外周シール部104は、環状部材96の外周面を覆っており、外筒16の胴部21の内周面に嵌合されて外筒16との隙間をシールする。
内側シール部105は、環状部材96のシリンダ内外方向内側の端面を覆っており、ロッドガイド26に密着してロッドガイド26との隙間をシールする。
スプリング92は、金属製で環状のガータスプリングであり、ダストリップ101の外周部に嵌合されている。
スプリング93は、金属製で環状のガータスプリングであり、メインリップ102の外周部に嵌合されている。
シール部材41は、ダストリップ101がシリンダ内外方向の外側すなわち大気側に配置され、メインリップ102がシリンダ内外方向の内側に配置される。シール部材41は、その径方向における環状部材96の位置がロッドガイド26と外筒16の加締められた係止部43とに挟持される。この際に、シール部材41は、外周シール部104が外筒16の胴部21の内周部に密封接触する。また、この際に、シール部材41は、内側シール部105がロッドガイド26のシリンダ内外方向外側の端部に密封接触する。シール部材41は、ロッドガイド26とシリンダ17の係止部43とに挟持されることでシリンダ17に固定される。
シリンダ17に取り付けられた状態のシール部材41には、ダストリップ101およびメインリップ102の内側にロッド50の主軸部55が挿通されている。この状態で、ロッド50はその一端がシリンダ17の一端から突出することになる。また、この状態で、ダストリップ101は、シリンダ17のロッド50が突出する一端側に設けられ、メインリップ102は、ダストリップ101よりもシリンダ内外方向の内側に設けられることになる。
ダストリップ101の外周部に嵌合されるスプリング92は、ダストリップ101のロッド50への密着方向の締付力を一定状態に保つためのものである。また、スプリング92は、ダストリップ101の設計仕様を満足させるための締付力の調整にも用いられる。メインリップ102の外周部に嵌合されるスプリング93は、メインリップ102のロッド50への密着方向の締付力を調整する。
シール部材41は、ダストリップ101がその締め代およびスプリング92による緊迫力でロッド50に密着して密閉性を保持する。ダストリップ101は、ロッド50がシール部材41よりもシリンダ内外方向外側へ露出した際にロッド50に付着した異物のシリンダ内外方向内側への進入を規制することになる。
メインリップ102もその締め代およびスプリング93による緊迫力でロッド50に密着して密閉性を保持する。シール部材41とロッドガイド26との間には、室108が形成されている。メインリップ102は、内周被覆部103および内側シール部105から、この室108側に延出している。メインリップ102は、ロッド50の伸び側への移動時にロッド50に付着して第1室48からロッドガイド26を越えて室108に至った油液Lを、ロッド50から掻き取って、外部への漏出を規制する。ロッド50の伸び側への移動時にメインリップ102でロッド50から掻き取られた油液Lは、メインリップ102を越えずに室108に残る。
ロッドガイド26は、ロッドガイド本体111と、カラー112と、を有している。
ロッドガイド本体111は、金属製であり、段付きの円筒状をなしている。ロッドガイド本体111は、その軸方向における一端側の端面111aと、その軸方向における他端側の端面111bとが、ロッドガイド本体111の中心軸線に垂直な平面状となっている。端面111aは、ロッドガイド本体111のシリンダ内外方向の外側の端部にあり、端面111bは、ロッドガイド本体111のシリンダ内外方向の内側の端部にある。
ロッドガイド本体111は、外周部に、大径外径部121と、小径外径部122と、段部123と、を有している。
大径外径部121は、ロッドガイド本体111の外周部の軸方向における端面111a側に設けられている。
小径外径部122は、ロッドガイド本体111の外周部の軸方向における端面111b側に設けられている。小径外径部122は、その外径が、大径外径部121の外径よりも小径である。
段部123は、大径外径部121の軸方向における小径外径部122側の端縁部と、小径外径部122の軸方向における大径外径部121側の端縁部とを結んでいる。段部123は、ロッドガイド本体111の中心軸線に略垂直に広がっており、内側面部123aと外側面部123bとを有している。
ロッドガイド本体111の径方向において、内側面部123aは外側面部123bよりも内側にある。内側面部123aは、ロッドガイド本体111の中心軸線に垂直に広がる平面状である。
外側面部123bは、内側面部123aの外周縁部から内側面部123aの径方向における外側に広がっている。外側面部123bは、テーパ状である。外側面部123bは、内側面部123aから径方向に離れるほど、ロッドガイド本体111の軸方向において端面111aに近づく。
ロッドガイド26は、そのロッドガイド本体111が、大径外径部121において外筒16の胴部21の内周部に嵌合し、小径外径部122において内筒15の内周部に嵌合する。これにより、ロッドガイド本体111は、シリンダ17に固定される。その際に、ロッドガイド本体111は、内側面部123aが内筒15のシリンダ内外方向外側の端部に当接する。ロッドガイド本体111は、端面111aがシール部材41の内側シール部105に当接する。ロッドガイド本体111は、端面111bが第1室48を形成する。ロッドガイド本体111は、内側面部123aおよび外側面部123bがリザーバ室18を形成する。
ロッドガイド本体111の径方向の中央には、ロッドガイド本体111をその軸方向に貫通する貫通穴131が形成されている。貫通穴131は、大径穴部132と、小径穴部133と、中径穴部134と、を有している。
大径穴部132は、ロッドガイド本体111の軸方向における貫通穴131の端面111a側の端部に設けられている。
中径穴部134は、ロッドガイド本体111の軸方向における貫通穴131の大径穴部132よりも端面111aとは反対側に設けられている。中径穴部134は、ロッドガイド本体111の軸方向における貫通穴131の端面111b側の端部に設けられている。中径穴部134は、その内径が、大径穴部132の内径よりも小径である。
小径穴部133は、ロッドガイド本体111の軸方向における貫通穴131の大径穴部132と中径穴部134との間に設けられている。小径穴部133は、その内径が、中径穴部134の内径よりも若干小径である。
ロッドガイド本体111の大径穴部132は、穴内周部141と、穴段部142と、凹部143と、を有している。
穴内周部141は、端面111aの内周縁部からロッドガイド本体111の軸方向における端面111b側に延出する内周面141aを有している。内周面141aは、ロッドガイド本体111の軸方向における端面111b側ほど小径となっている。内周面141aは、ロッドガイド本体111の中心軸線を含む平面での断面の形状が湾曲している。内周面141aは室108を形成する。
穴段部142は、ロッドガイド本体111の軸方向における小径穴部133の中径穴部134とは反対側の端縁部からロッドガイド本体111の径方向における外側に広がる段面142aを有している。段面142aは、テーパ面である。段面142aは、径方向外側ほど、ロッドガイド本体111の軸方向において端面111bに近づくように傾斜している。段面142aは室108を形成する。
凹部143は、ロッドガイド本体111の径方向における段面142aよりも外側かつ内周面141aよりも内側にある。凹部143は、ロッドガイド本体111の軸方向において段面142aから端面111b側に凹んでいる。凹部143は、内周面141aと同軸の円環状である。凹部143の底面143aは、段面142aの内周縁部と内周面141aの軸方向における端面111b側の端縁部とを結んでいる。底面143aは、ロッドガイド本体111の中心軸線を含む平面での断面の形状が円弧状である。凹部143は、その深さが深いほど径方向の幅が狭くなる。底面143aは、内周面141aと連続する湾曲面となっている。なお、凹部143は、ロッドガイド本体111の中心軸線を含む平面での断面の形状が角形状であっても良い。ロッドガイド本体111の径方向において、凹部143の底面143aは、その全体が段部123の内側面部123aよりも内側にある。ロッドガイド本体111の軸方向において、凹部143の底面143aは、その全体が段部123の内側面部123aよりも端面111a側にある。底面143aは室108を形成する。
ロッドガイド本体111は、凹部143と段部123とを結ぶ連通路151を有している。連通路151は、その一端が、凹部143の底面143aに、底面143aの最も深さが深い位置を含んで開口する。また、連通路151は、その他端が、段部123の内側面部123aの内筒15よりも径方向外側の部分を含んで開口している。よって、連通路151は、凹部143の底面143aとリザーバ室18とを連通する。
ここで、ロッドガイド本体111の軸方向において、段部123の内側面部123aが凹部143の底面143aよりも端面111b側にある。このことから、連通路151は、ロッドガイド26のシリンダ内外方向内側、言い換えればシリンダ17の軸方向における内側へ向かう方向の成分を有している。連通路151は直線状であり、ロッドガイド本体111の径方向における外側ほど、ロッドガイド本体111のシリンダ内外方向内側に位置する。連通路151は、段面142aの延長線の方向に延びている。言い換えれば、連通路151のロッドガイド本体111の中心軸線に対する角度は、段面142aのロッドガイド本体111の中心軸線に対する角度と同等である。なお、連通路151のロッドガイド本体111の中心軸線に対する角度は、段面142aのロッドガイド本体111の中心軸線に対する角度とは異なっていてもよい。
このような連通路151が、ロッドガイド本体111の周方向に等間隔で複数設けられている。ロッドガイド本体111に設けられた全ての連通路151が凹部143の底面143aとリザーバ室18とを連通する。ここで、複数の連通路151は、そのうちの一つが、車両に取り付けられた状態の液圧緩衝装置11の底面143aの鉛直方向最下となる位置に開口するように配置される。また、液圧緩衝装置11が車両に取り付けられた状態にあるとき、複数の連通路151は、そのうちの鉛直方向下側にある少なくとも一つが、リザーバ室18側ほど鉛直方向下側に位置するように傾斜する。なお、連通路151が、ロッドガイド本体111に対して一つのみ設けられていても良い。その場合も、この連通路151は、車両に取り付けられた状態の液圧緩衝装置11の底面143aの鉛直方向最下となる位置に開口し、リザーバ室18側ほど鉛直方向下側に位置するように傾斜することになる。
シール部材41のメインリップ102は、大径穴部132内に入り込んでいる。シール部材41は、ロッドガイド26の大径穴部132および小径穴部133との間に上記した室108を形成している。シール部材41は、メインリップ102が、この室108側にある。メインリップ102は、ロッド50がシール部材41からの延出量を増やす伸び方向に移動する際に、ロッド50に付着した油液Lを掻き取る。すると、この油液Lは室108に残る。室108は連通路151を介してリザーバ室18に連通している。よって、室108に残った油液Lは重力により連通路151を介してリザーバ室18に排出される。シール部材41のメインリップ102は、穴段部142の段面142aと凹部143の底面143aとに、ロッドガイド本体111の軸方向において対向している。言い換えれば、凹部143は、メインリップ102に、ロッドガイド本体111の軸方向において対向している。
カラー112は、円筒状であり、ロッドガイド本体111の中径穴部134に嵌合されて固定されている。カラー112は、SPCC材やSPCE材などの金属製の円筒体の内周にフッ素樹脂含浸青銅が被覆されて形成される。ロッドガイド26には、このカラー112内にロッド50が主軸部55の外周面において摺接するように挿通される。
上記した特許文献1には、コンタミを溜める凹部を有する複筒型ショックアブソーバが開示されている。シール部材の周辺となる凹部に溜まったコンタミは、シール部材の摺動部に浸入することがある。すると、コンタミによってシール部材に損傷を生じることが懸念される。
第1実施形態の液圧緩衝装置11に生じるコンタミには、例えば、ロッド50がロッドガイド26のカラー112に対して繰り返し摺動することによりカラー112から離脱するものがある。このようなコンタミは、シール部材41とロッドガイド26との間の室108内に、図2に破線矢印で示すようにロッド50に付着した油液Lと共に排出されることになる。このように室108に油液Lと共に排出されたコンタミは、重力によって、油液Lと共に、あるいは油液L内で、穴段部142の段面142aに沿って移動して凹部143内の底面143a上に至る。
第1実施形態の液圧緩衝装置11は、ロッドガイド26に、シリンダ17の軸方向における内側へ向かう方向の成分を有し、凹部143の底面143aとリザーバ室18とを連通する連通路151が設けられている。よって、液圧緩衝装置11は、凹部143の底面143a上に至ったコンタミを底面143aから連通路151を介して油液Lと共にリザーバ室18に重力等によって排出することができる。したがって、液圧緩衝装置11は、シール部材41に生じる損傷を抑制することができる。シール部材41のメインリップ102に損傷が生じると、メインリップ102による油液Lの掻き取り性能が低下してしまい、油液Lがロッド50と共にメインリップ102よりもシリンダ内外方向外側に出てしまう可能性がある。液圧緩衝装置11は、このような状況となることを抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を主に図3に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第2実施形態の液圧緩衝装置11Aは、ロッドガイド26とは一部異なるロッドガイド26Aをロッドガイド26にかえて有している。ロッドガイド26Aは、ロッドガイド本体111とは一部異なるロッドガイド本体111Aをロッドガイド本体111にかえて有している。ロッドガイド本体111Aには、貫通穴131とは一部異なる形状の貫通穴131Aが貫通穴131にかえて形成されている。貫通穴131Aは、大径穴部132とは一部異なる形状の大径穴部132Aを大径穴部132にかえて有している。
大径穴部132Aは、穴内周部141Aと、穴段部142Aと、凹部143Aと、を有している。
穴内周部141Aは、端面111aの内周縁部からロッドガイド本体111Aの軸方向における端面111b側に延出する内周面141Aaを有している。内周面141Aaは、テーパ面であり、ロッドガイド本体111Aの軸方向における端面111b側ほど小径となっている。内周面141Aaは室108を形成する。
穴段部142Aは、ロッドガイド本体111Aの軸方向における小径穴部133の中径穴部134とは反対側の端縁部からロッドガイド本体111Aの径方向における外側に広がる段面142Aaを有している。段面142Aaは、テーパ面状である。段面142Aaは、径方向外側ほど、ロッドガイド本体111Aの軸方向において端面111bに近づくように傾斜している。段面142Aaは内周面141Aaの軸方向における端面111b側の端縁部に繋がっている。段面142Aaは室108を形成する。
凹部143Aは、段面142Aaのロッドガイド本体111Aの径方向における中間位置にある。凹部143Aは、ロッドガイド本体111Aの軸方向において段面142Aaから端面111b側に凹んでいる。凹部143Aは、内周面141Aaと同軸の円環状である。凹部143の底面143Aaは、ロッドガイド本体111Aの中心軸線を含む平面での断面の形状が円弧状である。凹部143Aは、その深さが深いほど幅が狭くなる。なお、凹部143Aは、ロッドガイド本体111Aの中心軸線を含む平面での断面の形状が角形状であっても良い。ロッドガイド本体111Aの径方向において、凹部143Aの底面143Aaは、その全体が段部123の内側面部123aよりも内側にある。ロッドガイド本体111Aの軸方向において、凹部143Aの底面143Aaは、その全体が段部123の内側面部123aよりも端面111a側にある。底面143Aaは室108を形成する。
ロッドガイド本体111Aには、連通路151とは一部異なる形状の連通路151Aが連通路151にかえて形成されている。連通路151Aは、凹部143Aと段部123とを結んでいる。連通路151Aは、その一端が、凹部143Aの底面143Aaに、その最も深さが深い位置を含んで開口する。また、連通路151Aは、その他端が、段部123の内側面部123aの内筒15よりも径方向外側の部分を含んで開口している。よって、連通路151Aは、凹部143Aの底面143Aaとリザーバ室18とを連通する。
ここで、ロッドガイド本体111Aの軸方向において、段部123の内側面部123aが凹部143Aの底面143Aaよりも端面111aとは反対側にある。このことから、連通路151Aは、ロッドガイド26Aのシリンダ内外方向内側、言い換えればシリンダ17の軸方向における内側へ向かう方向の成分を有している。連通路151Aは直線状であり、ロッドガイド本体111Aの径方向における外側ほど、ロッドガイド本体111Aのシリンダ内外方向内側に位置する。連通路151Aのロッドガイド本体111Aの中心軸線に対する角度は、段面142Aaのロッドガイド本体111Aの中心軸線に対する角度とは異なっている。
このような連通路151Aが、ロッドガイド本体111Aの周方向に等間隔で複数設けられている。ロッドガイド本体111Aに設けられた全ての連通路151Aが凹部143Aの底面143Aaとリザーバ室18とを連通する。ここで、複数の連通路151Aは、そのうちの一つが、車両に取り付けられた状態の液圧緩衝装置11Aの底面143Aaの鉛直方向最下となる位置に開口するように配置される。また、液圧緩衝装置11Aが車両に取り付けられた状態にあるとき、複数の連通路151Aは、そのうちの鉛直方向下側にある少なくとも一つが、リザーバ室18側ほど鉛直方向下側に位置するように傾斜する。なお、連通路151Aが、ロッドガイド本体111Aに対して一つのみ設けられていても良い。その場合も、この連通路151Aは、車両に取り付けられた状態の液圧緩衝装置11Aの底面143Aaの鉛直方向最下となる位置に開口し、リザーバ室18側ほど鉛直方向下側に位置するように傾斜することになる。
シール部材41のメインリップ102は、穴段部142Aの段面142Aaと凹部143Aの底面143Aaとに、ロッドガイド本体111Aの軸方向において対向している。言い換えれば、凹部143Aは、メインリップ102に、ロッドガイド本体111Aの軸方向において対向している。
第2実施形態の液圧緩衝装置11Aにおいても、コンタミが、シール部材41とロッドガイド26Aとの間の室108内に、ロッド50に付着した油液Lと共に排出されることがある。このように室108に油液Lと共に排出されたコンタミは、重力によって、油液Lと共に、あるいは油液L内で、穴段部142Aの段面142Aaに沿って移動して凹部143A内の底面143Aa上に至る。
第2実施形態の液圧緩衝装置11Aは、ロッドガイド26Aに、シリンダ17の軸方向における内側へ向かう方向の成分を有し、凹部143Aの底面143Aaとリザーバ室18とを連通する連通路151Aが設けられている。よって、液圧緩衝装置11Aは、凹部143Aの底面143Aa上に至ったコンタミを底面143Aaから連通路151Aを介して油液Lと共にリザーバ室18に重力等によって排出することができる。したがって、液圧緩衝装置11Aは、シール部材41に生じる損傷を抑制することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態を主に図4に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第3実施形態の液圧緩衝装置11Bは、ロッドガイド26とは一部異なるロッドガイド26Bをロッドガイド26にかえて有している。ロッドガイド26Bは、ロッドガイド本体111とは一部異なるロッドガイド本体111Bをロッドガイド本体111にかえて有している。ロッドガイド本体111Bには、貫通穴131とは一部異なる形状の貫通穴131Bが貫通穴131にかえて形成されている。貫通穴131Bは、大径穴部132とは一部異なる形状の大径穴部132Bを大径穴部132にかえて有している。
大径穴部132Bは、穴内周部141Bと、穴段部142Bと、凹部143Bと、を有している。
穴内周部141Bは、端面111aの内周縁部からロッドガイド本体111Bの軸方向における端面111b側に延出する内周面141Baを有している。内周面141Baは、テーパ面であり、ロッドガイド本体111Bの軸方向における端面111b側ほど小径となっている。内周面141Baは室108を形成する。
穴段部142Bは、ロッドガイド本体111Bの軸方向における小径穴部133の中径穴部134とは反対側の端縁部からロッドガイド本体111Bの径方向における外側に広がる段面142Baを有している。段面142Baは、ロッドガイド本体111Bの中心軸線に対して垂直に広がる平面状である。段面142Baは室108を形成する。
凹部143Bは、ロッドガイド本体111Bの径方向における段面142Baよりも外側かつ内周面141Baよりも内側にある。凹部143Bは、ロッドガイド本体111Bの軸方向において段面142Baから端面111b側に凹んでいる。凹部143Bは、内周面141Baと同軸の円環状である。凹部143Bは、内向壁面143Bbと、外向壁面143Bcと、底面143Baと、を有している。
内向壁面143Bbは、ロッドガイド本体111Bの径方向における内側に向いており、内周面141Baと同一のテーパ面を構成して内周面141Baと連続している。よって、内向壁面143Bbは、テーパ面であり、ロッドガイド本体111Bの軸方向における端面111b側ほど小径となっている。
外向壁面143Bcは、ロッドガイド本体111Bの径方向における外側を向いており、内向壁面143Bbよりも小径である。外向壁面143Bcは、内向壁面143Bbと同様に傾斜するテーパ面である。よって、外向壁面143Bcは、ロッドガイド本体111Bの軸方向における端面111b側ほど小径となっている。
底面143Baは、ロッドガイド本体111Bの軸方向における、内向壁面143Bbの端面111b側の端縁部と、外向壁面143Bcの端面111b側の端縁部とを結んでいる。底面143Baは、テーパ面である。底面143Baは、径方向外側ほど、ロッドガイド本体111Bの軸方向において端面111bに近づくように傾斜している。凹部143Bは、ロッドガイド本体111の中心軸線を含む平面での断面の形状が角形状である。ロッドガイド本体111Bの径方向において、凹部143Bの底面143Baは、その全体が段部123の内側面部123aよりも内側にある。ロッドガイド本体111Bの軸方向において、凹部143Bの底面143Baは、その全体が段部123の内側面部123aよりも端面111a側にある。底面143Ba、内向壁面143Bbおよび外向壁面143Bcは室108を形成する。
ロッドガイド本体111Bには、連通路151とは一部異なる形状の連通路151Bが連通路151にかえて形成されている。連通路151Bは、凹部143Bと段部123とを結んでいる。連通路151Bは、その一端が、凹部143Bの内向壁面143Bbの最も底面143Ba側の端部に開口する。連通路151Bは、その一端が、凹部143Bの底面143Baに、その最も深い位置を含んで開口する。また、連通路151Bは、その他端が、段部123の内側面部123aの内筒15よりも径方向外側の部分を含んで開口している。よって、連通路151Bは、凹部143Bの底面143Baとリザーバ室18とを連通する。
ここで、ロッドガイド本体111Bの軸方向において、段部123の内側面部123aが凹部143Bの底面143Baよりも端面111aとは反対側にある。このことから、連通路151Bは、ロッドガイド26Bのシリンダ内外方向内側、言い換えればシリンダ17の軸方向における内側へ向かう方向の成分を有している。連通路151Bは直線状であり、ロッドガイド本体111Bの径方向における外側ほど、ロッドガイド本体111Bのシリンダ内外方向内側に位置する。連通路151Bは、底面143Baの延長線の方向に延びている。言い換えれば、連通路151Bのロッドガイド本体111Bの中心軸線に対する角度は、底面143Baのロッドガイド本体111Bの中心軸線に対する角度と同等である。なお、連通路151Bのロッドガイド本体111Bの中心軸線に対する角度は、底面143Baのロッドガイド本体111Bの中心軸線に対する角度とは異なっていてもよい。
このような連通路151Bが、ロッドガイド本体111Bの周方向に等間隔で複数設けられている。ロッドガイド本体111Bに設けられた全ての連通路151Bが凹部143Bの底面143Baとリザーバ室18とを連通する。ここで、複数の連通路151Bは、そのうちの一つが、車両に取り付けられた状態の液圧緩衝装置11Bの底面143Baの鉛直方向最下となる位置に開口するように配置される。また、液圧緩衝装置11Bが車両に取り付けられた状態にあるとき、複数の連通路151Bは、そのうちの鉛直方向下側にある少なくとも一つが、リザーバ室18側ほど鉛直方向下側に位置するように傾斜する。なお、連通路151Bが、ロッドガイド本体111Bに対して一つのみ設けられていても良い。その場合も、この連通路151Bは、車両に取り付けられた状態の液圧緩衝装置11Bの底面143Baの鉛直方向最下となる位置に開口し、リザーバ室18側ほど鉛直方向下側に位置するように傾斜することになる。
シール部材41のメインリップ102は、穴段部142Bの段面142Baと凹部143Bの底面143Baとに、ロッドガイド本体111Bの軸方向において対向している。言い換えれば、凹部143Bは、メインリップ102に、ロッドガイド本体111Bの軸方向において対向している。
第3実施形態の液圧緩衝装置11Bにおいても、コンタミが、シール部材41とロッドガイド26Bとの間の室108内に、ロッド50に付着した油液Lと共に排出されることがある。このように室108に油液Lと共に排出されたコンタミは、重力によって、油液Lと共に、あるいは油液L内で、穴段部142Bの段面142Baに沿って移動して凹部143B内の底面143Ba上に至る。
第3実施形態の液圧緩衝装置11Bは、ロッドガイド26Bに、シリンダ17の軸方向における内側へ向かう方向の成分を有し、凹部143Bの底面143Baとリザーバ室18とを連通する連通路151Bが設けられている。よって、液圧緩衝装置11Bは、凹部143Bの底面143Ba上に至ったコンタミを底面143Baから連通路151Bを介して油液Lと共にリザーバ室18に重力等によって排出することができる。したがって、液圧緩衝装置11Bは、シール部材41に生じる損傷を抑制することができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態を主に図5に基づいて第3実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第3実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第4実施形態の液圧緩衝装置11Cは、シール部材41とは一部異なるシール部材41Cをシール部材41にかえて有している。シール部材41Cは、シール本体91とは一部異なるシール本体91Cをシール本体91にかえて有している。シール本体91Cは、弾性シール部95とは一部異なる弾性シール部95Cを弾性シール部95にかえて有している。
弾性シール部95Cは、内側シール部105からシール部材41Cの軸方向においてメインリップ102と同側に延出するチェックリップ部171Cを更に有している。
チェックリップ部171Cは、延出先端側ほど内径および外径が両方共に小径となるテーパ筒状である。チェックリップ部171Cは、延出側の先端部の外周部が切り欠かれている。これにより、チェックリップ部171Cは、先端部が、先端側ほど径方向の厚さが薄くなっている。
チェックリップ部171Cは、延出側の先端部が凹部143B内に入り込んでいる。チェックリップ部171Cは、凹部143B内から外に出ることがない長さとされている。チェックリップ部171Cは、室108とリザーバ室18とが同圧の場合、延出側の先端部が底面143Baに全周にわたって当接する。すると、チェックリップ部171Cは、連通路151Bと室108との連通を遮断する。
チェックリップ部171Cは、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも低くなると、弾性変形して、その先端部が外向壁面143Bc側に移動する。すると、先端部は外向壁面143Bcに当接する。このときも、チェックリップ部171Cは、延出側の先端部が底面143Baに全周にわたって当接して、連通路151Bと室108との連通を遮断する。
チェックリップ部171Cは、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも高くなると、弾性変形して、その先端部が内向壁面143Bb側に移動する。すると、チェックリップ部171Cは、内周面141Baに当接すると共に、その先細の先端部が連通路151B側に弾性変形する。すると、先端部は、底面143Baから離間して、室108と連通路151Bとを連通させる。
すなわち、チェックリップ部171Cは、室108の圧力とリザーバ室18の圧力との関係に応じて連通路151Bを開閉する。チェックリップ部171Cは、室108から連通路151Bへの油液Lの移動を許容し、連通路151Bから室108への油液Lの移動を規制するチェック弁として機能する。
第4実施形態の液圧緩衝装置11Cにおいても、コンタミが、シール部材41Cとロッドガイド26Bとの間の室108内に、ロッド50に付着した油液Lと共に排出されることがある。このように室108に油液Lと共に排出されたコンタミは、重力によって、油液Lと共に、あるいは油液L内で、穴段部142Bの段面142Baに沿って移動して凹部143B内の底面143Ba上に至る。
第4実施形態の液圧緩衝装置11Cは、ロッドガイド26Bに、シリンダ17の軸方向における内側へ向かう方向の成分を有し、凹部143Bの底面143Baとリザーバ室18とを連通する連通路151Bが設けられている。そして、シール部材41Cのチェックリップ部171Cが、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも高くなると、室108と連通路151Bとを連通させる。よって、液圧緩衝装置11Cは、凹部143Bの底面143Ba上に至ったコンタミを底面143Baから連通路151Bを介して油液Lと共にリザーバ室18に重力等によって排出することができる。したがって、液圧緩衝装置11Cは、シール部材41Cに生じる損傷を抑制することができる。
また、第4実施形態の液圧緩衝装置11Cは、チェックリップ部171Cが、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも低いときは、連通路151Bと室108との連通を遮断する。よって、液圧緩衝装置11Cは、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも低いときに生じる、連通路151Bの近傍にあるコンタミを含む油液Lのリザーバ室18側から室108側への逆流をチェックリップ部171Cによって抑制することができる。したがって、液圧緩衝装置11Cは、シール部材41Cに生じる損傷を一層抑制することができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態を主に図6に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第5実施形態の液圧緩衝装置11Dは、ロッドガイド26とは一部異なるロッドガイド26Dをロッドガイド26にかえて有している。ロッドガイド26Dは、板部181Dを更に有している。
板部181Dは、連通路151のリザーバ室18側の開口部に設けられている。板部181Dは、連通路151の、その一部であるリザーバ室18側の開口部を覆う。板部181Dは、支持軸182Dと、第1延出部183Dと、第2延出部184Dと、を有している。
支持軸182Dは、連通路151のリザーバ室18側の開口部に設けられており、この開口部のロッドガイド26Dの径方向における内端に設けられている。
第1延出部183Dは、支持軸182Dから、支持軸182Dの径方向における外側に延出している。
第2延出部184Dは、支持軸182Dの第1延出部183Dとは異なる角度位置から支持軸182Dの径方向における外側に延出している。第2延出部184Dは、第1延出部183Dと直交している。言い換えれば、第1延出部183Dと第2延出部184Dとは、支持軸182Dに直交する平面での断面がL字状をなす。第2延出部184Dは、支持軸182Dからの延出長さが、第1延出部183Dの支持軸182Dからの延出長さよりも長い。第2延出部184Dは、連通路151のリザーバ室18側の開口部を閉塞可能である。第1延出部183Dは、第2延出部184Dが連通路151のリザーバ室18側の開口部を閉塞した状態で、第2延出部184Dよりも連通路151の奥側に位置する。
板部181Dは、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも低くなると、第1延出部183Dに生じる差圧により、支持軸182Dを中心に回転して、第2延出部184Dで連通路151のリザーバ室18側の開口部を閉塞し、リザーバ室18と連通路151との連通を遮断する。
板部181Dは、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも高くなると、第1延出部183Dに生じる差圧により、支持軸182Dを中心に回転して、第2延出部184Dが連通路151のリザーバ室18側の開口部を開放し、連通路151とリザーバ室18とを連通させる。
すなわち、板部181Dは、室108の圧力とリザーバ室18の圧力との関係に応じて連通路151を開閉する。
第5実施形態の液圧緩衝装置11Dにおいても、コンタミが、シール部材41とロッドガイド26Dとの間の室108内に、ロッド50に付着した油液Lと共に排出されることがある。このように室108に油液Lと共に排出されたコンタミは、重力によって、油液Lと共に、あるいは油液L内で、凹部143内の底面143a上に至る。
第5実施形態の液圧緩衝装置11Dは、ロッドガイド26Dに、シリンダ17の軸方向における内側へ向かう方向の成分を有し、凹部143の底面143aとリザーバ室18とを連通する連通路151が設けられている。よって、液圧緩衝装置11Dは、凹部143の底面143a上に至ったコンタミを重力により底面143aから連通路151に排出することができる。そして、連通路151の一部を覆う板部181Dは、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも高くなると、連通路151とリザーバ室18とを連通させる。これにより、連通路151のコンタミを油液Lと共にリザーバ室18に排出することができる。したがって、液圧緩衝装置11Dは、シール部材41に生じる損傷を抑制することができる。
また、第5実施形態の液圧緩衝装置11Dは、板部181Dが、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも低いときは、リザーバ室18と連通路151との連通を遮断する。よって、液圧緩衝装置11Dは、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも低いときに生じる、コンタミを含む連通路151の近傍にある油液Lのリザーバ室18側から室108側への逆流を板部181Dによって抑制することができる。したがって、液圧緩衝装置11Dは、シール部材41に生じる損傷を一層抑制することができる。
なお、板部181Dを第2実施形態の液圧緩衝装置11Aのロッドガイド26Aに、連通路151Aを開閉可能に設けても良い。また、板部181Dを第3実施形態の液圧緩衝装置11Bのロッドガイド26Bに、連通路151Bを開閉可能に設けても良い。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態を主に図7に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第6実施形態の液圧緩衝装置11Eは、ロッドガイド26とは一部異なるロッドガイド26Eをロッドガイド26にかえて有している。ロッドガイド26Eは、板部181Eを更に有している。
板部181Eは、連通路151のリザーバ室18側の開口部に設けられている。板部181Eは、連通路151の、その一部であるリザーバ室18側の開口部を覆う。板部181Eは、支持軸182Eと、延出部184Eと、を有している。
支持軸182Eは、連通路151のリザーバ室18側の開口部に設けられており、この開口部のロッドガイド26Eの径方向における内端に設けられている。
延出部184Eは、支持軸182Eから、支持軸182Eの径方向における外側に延出している。
延出部184Eは、連通路151のリザーバ室18側の開口部を閉塞可能である。延出部184Eは、内側面部123aに当接して、連通路151のリザーバ室18側の開口部を閉塞する。
板部181Eは、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも低い状態では、延出部184Eに生じる差圧により、延出部184Eが連通路151のリザーバ室18側の開口部を閉塞し、リザーバ室18と連通路151との連通を遮断する。
板部181Eは、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも高くなると、延出部184Eに生じる差圧により、延出部184Eが支持軸182Eを中心に回転して、連通路151のリザーバ室18側の開口部を開放し、連通路151とリザーバ室18とを連通させる。
すなわち、板部181Eは、室108の圧力とリザーバ室18の圧力との関係に応じて連通路151を開閉する。
第6実施形態の液圧緩衝装置11Eにおいても、コンタミが、シール部材41とロッドガイド26Eとの間の室108内に、ロッド50に付着した油液Lと共に排出されることがある。このように室108に油液Lと共に排出されたコンタミは、重力によって、油液Lと共に、あるいは油液L内で、凹部143内の底面143a上に至る。
第6実施形態の液圧緩衝装置11Eは、ロッドガイド26Eに、シリンダ17の軸方向における内側へ向かう方向の成分を有し、凹部143の底面143aとリザーバ室18とを連通する連通路151が設けられている。よって、液圧緩衝装置11Eは、凹部143の底面143a上に至ったコンタミを重力により底面143aから連通路151に排出することができる。そして、連通路151の一部を覆う板部181Eは、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも高くなると、連通路151とリザーバ室18とを連通させる。これにより、連通路151のコンタミを油液Lと共にリザーバ室18に排出することができる。したがって、液圧緩衝装置11Eは、シール部材41に生じる損傷を抑制することができる。
また、第6実施形態の液圧緩衝装置11Eは、板部181Eが、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも低いときは、リザーバ室18と連通路151との連通を遮断する。よって、液圧緩衝装置11Eは、室108の圧力がリザーバ室18の圧力よりも低いときに生じる、コンタミを含む連通路151の近傍にある油液Lのリザーバ室18側から室108側への逆流を板部181Eによって抑制することができる。したがって、液圧緩衝装置11Eは、シール部材41に生じる損傷を一層抑制することができる。
なお、板部181Eを第2実施形態の液圧緩衝装置11Aのロッドガイド26Aに、連通路151Aを開閉可能に設けても良い。また、板部181Eを第3実施形態の液圧緩衝装置11Bのロッドガイド26Bに、連通路151Bを開閉可能に設けても良い。
[第7実施形態]
次に、第7実施形態を主に図8に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第7実施形態の液圧緩衝装置11Fは、発泡体等の濾材を有するフィルタ部19Fを更に備えている。フィルタ部19Fは、外筒16の胴部21と内筒15との間に設けられている。言い換えれば、フィルタ部19Fはリザーバ室18に設けられている。フィルタ部19Fは、外筒16の胴部21および内筒15の軸方向における中央位置よりも底部22側に設けられている。フィルタ部19Fは、円環状であり、全周にわたって外筒16の胴部21および内筒15に密着している。フィルタ部19Fは、胴部21および内筒15に密着することでシリンダ17に固定されている。フィルタ部19Fは、その軸方向に油液Lが濾材を通過する際に、濾材で油液Lを濾過してコンタミを捕捉する。
第7実施形態の液圧緩衝装置11Fにおいては、室108から連通路151を介してリザーバ室18に油液Lと共に排出されたコンタミは、重力によってリザーバ室18の油液L内で底部22に向かって落下することになる。液圧緩衝装置11Fは、リザーバ室18内に濾材を有するフィルタ部19Fが設けられているため、このようなコンタミをフィルタ部19Fで捕捉することができる。よって、コンタミが、リザーバ室18内でフィルタ部19Fよりもベースバルブ30側に移動してしまうことを抑制することができる。したがって、ベースバルブ30のディスクバルブ75,76の開閉にコンタミが影響を及ぼしたり、ピストン45のディスクバルブ67,68の開閉にコンタミが影響を及ぼしたりすることを抑制できる。また、内筒15内を摺動するピストン45にコンタミに起因して生じる損傷を抑制することができる。
なお、フィルタ部19Fを第2~第6実施形態の液圧緩衝装置11A~11Eの外筒16の胴部21と内筒15との間に設けてもよい。
[第8実施形態]
次に、第8実施形態を主に図9に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第8実施形態の液圧緩衝装置11Gは、発泡体等の濾材を有するフィルタ部19Gを更に備えている。フィルタ部19Gは、外筒16の底部22とピン部材78とに挟持されて、これらに固定されている。言い換えれば、フィルタ部19Gはリザーバ室18に設けられている。フィルタ部19Gは、円板状である。フィルタ部19Gは、その濾材を油液Lが通過する際に、濾材で油液Lを濾過してコンタミを捕捉する。
第8実施形態の液圧緩衝装置11Gにおいては、室108から連通路151を介してリザーバ室18に油液Lと共に排出されたコンタミは、重力によって油液L内で底部22に向かって落下することになる。液圧緩衝装置11Gは、リザーバ室18内に濾材を有するフィルタ部19Gが設けられているため、このようなコンタミをフィルタ部19Gで捕捉することができる。よって、コンタミが、リザーバ室18内でベースバルブ30側に移動してしまうことを抑制することができる。したがって、ベースバルブ30のディスクバルブ75,76の開閉にコンタミが影響を及ぼしたり、ピストン45のディスクバルブ67,68の開閉にコンタミが影響を及ぼしたりすることを抑制できる。また、内筒15内を摺動するピストン45にコンタミに起因して生じる損傷を抑制することができる。
なお、フィルタ部19Gを第2~第6実施形態の液圧緩衝装置11A~11Eの外筒16の底部22に設けてもよい。
11,11A~11G…液圧緩衝装置、15…内筒、16…外筒、18…リザーバ室、19F,19G…フィルタ部、26,26A,26B,26D,26E…ロッドガイド、41,41C…シール部材、50…ロッド、102…メインリップ(リップ)、143,143A,143B…凹部、143a,143Aa,143Ba…底面、151,151A,151B…連通路、181D,181E…板部。

Claims (3)

  1. 筒状の外筒と、
    前記外筒に挿入され、前記外筒との間にリザーバ室を形成する筒状の内筒と、
    前記内筒に挿入されるロッドと、
    軸方向内側に延出するリップを有し、前記ロッドと前記外筒との間をシールするシール部材と、
    前記内筒に前記シール部材よりも軸方向内側へ挿入され、前記ロッドが挿入されるロッドガイドと、を備え、
    前記ロッドガイドは、
    前記リップに対向する凹部と、
    軸方向内側へ向かう方向の成分を有し、前記凹部の底面と前記リザーバ室とを連通する連通路と、
    を有する液圧緩衝装置。
  2. 前記ロッドガイドは、
    前記連通路の一部を覆う板部を更に備える、
    請求項1に記載の液圧緩衝装置。
  3. 前記液圧緩衝装置は、
    前記リザーバ室内に濾材を有するフィルタ部を更に備える、
    請求項1または2に記載の液圧緩衝装置。
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