JP2023097375A - 2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法 - Google Patents

2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を提供する。【解決手段】方法は、下記のステップを含む:スエヒロタケの種子発酵液とキノコの種子発酵液を共発酵培地に接種して共発酵培養を行い、シゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液を得る。【効果】スエヒロタケとエルゴチオネインを調製する菌株を共発酵させたことで、2菌株共発酵が相乗効果を発揮し、エルゴチオネインの収量を有意に改善し、得られる共発酵液が顕著な抗酸化作用とフリーラジカルの除去能力を有する。【選択図】なし

Description

本発明は、微生物発酵の技術分野に属し、具体的には、2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法である。
エルゴチオネイン(EGT)の化学名称は2-メルカプトヒスチジントリメチル分子内塩であり、希少な天然キラルアミノ酸である。エルゴチオネインは、抗酸化、フリーラジカルの除去、金属イオンのキレート化、紫外線による損傷の防止、がんの抑制などにおいて、独自の生理機能を有し、ある面ではグルタチオンなどの天然の抗酸化物質よりも優れた生理機能を持っており、食品添加物、健康製品、化粧品等の分野において広く使用されている。現在、エルゴチオネインの生産方法は主に単一の食用菌液体発酵方法を採用しており、発酵産物を後処理して最終的にエルゴチオネインを取得している。しかし、既存の製造方法で得られるエルゴチオネインの収率は一般的に高くなく、増大する市場の需要を満たすことができない。
シゾフィラン(SPG)は、スエヒロタケの発酵により得られる水溶性多糖類であり、腫瘍の抑制、抗菌消炎、抗輻射、有機体免疫力の向上などの様々な生理活性を有する。近年、シゾフィランの生産方法主に単一の食用菌液体発酵方法を採用しており、発酵産物を後処理して最終的にシゾフィランを取得している。しかし、発酵により得られるシゾフィランは、再溶解しにくい、生体吸収に不利などの特性があり、その用途が大きく限定されている。
CN109939027Aは、ヤマブシタケの発酵によるエルゴチオネイン含有の化粧品原液の調製方法を開示しており、下記のステップを含む:(1)ヤマブシタケの菌糸を液体種子培地に接種して培養して種子液を得る;(2)種子液を発酵培地に接種して発酵させ、エルゴチオネインの前駆物質を添加して最後まで発酵させて発酵液を得る;(3)菌糸体含有の発酵液を処理し、エルゴチオネイン含有の発酵原液を得て、エルゴチオネイン含有の化粧品原液とする。当該方法は、現在広く用いられているエルゴチオネインの生産方法であり、単一の食用菌液体発酵方法を採用し、発酵製品の後処理を行うため、当該原液製品は、300mg/Lぐらいのエルゴチオネインを含有する。
CN112195215Aは、タモギタケとマツタケの菌糸体を複合発酵させてエルゴチオネインを調製する方法を開示しており、下記のステップを含む:マツタケの菌糸体を培養により得たタモギタケ種子液に接種し、一定量の種子培地を追加し、2~3日間継続培養する。培養により得たタモギタケとマツタケの種子液を、発酵培地体積の5~20%の接種量で発酵培地に接種した後前駆物質を添加して2~4日間発酵させた後、少量の前駆物質を追加して3~4日間継続発酵させる。発酵後の発酵液に対して処理を行い、エルゴチオネイン含有の溶液を得た。当該発明は、タモギタケとマツタケをエルゴチオネインの生産株として選択し、複合発酵方式によりエルゴチオネインの収率を増加させる目的を達成し、最終発酵液におけるエルゴチオネイン含有量が880mg/Lぐらいまで達したが、エルゴチオネインの収率はまだ改善の余地がある。
CN107557407Aは、スエヒロタケの発酵産物であるシゾフィランの分子量の調節方法を開示しており、当該方法では、スエヒロタケの傾斜株を採取し、PDA培地試験管の傾斜面上で培養して種子発酵液を得る。種子培養液を発酵タンクの中で発酵させ、発酵条件をそれぞれ制御し、発酵終了後に材料を排出し、菌糸体を除去する。後処理して精製シゾフィランを得る。当該発明方法は、単一の食用菌液体発酵方法を採用しているため、スエヒロタケの発酵において、発酵条件を個別に制御する必要があり、調製プロセスが複雑である。
CN113337545Aは、スエヒロタケの発酵産物及びその調製方法、スキンケア製品、スエヒロタケ培地を開示している。当該スエヒロタケの発酵産物の調製方法は、下記のステップを含む:スエヒロタケ培地においてスエヒロタケを培養し、発酵産物を収集する。そこで、前記スエヒロタケ培地は、プエラリアを含む。培地にプエラリア粉末を添加してスエヒロタケを培養し、発酵産物を収集する。当該発明はスエヒロタケ培地がプエラリアを含有する方法により、提高スエヒロタケの発酵産物の抗酸化レベルを高めた。
そのため、2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を開発する必要がある。
従来技術の欠点を考慮して、本発明は、2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を提供する。前記方法によりスエヒロタケとエルゴチオネインを調製する菌株を共発酵させた結果、2菌株共発酵が相乗効果を発揮し、エルゴチオネインの収量を有意に改善し、得られる共発酵液が顕著な抗酸化作用とフリーラジカルの除去能力を有することを見つけた。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の実施形態を採用する。
一実施形態において、本発明は2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を提供し、前記方法は、下記のステップを含む:スエヒロタケの種子発酵液とキノコの種子発酵液を共発酵培地に接種して共発酵培養を行い、シゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液を得る。
本発明において、スエヒロタケとエルゴチオネインを調製する菌株を共発酵させた結果、2菌株共発酵に競争がないだけでなく、相乗効果を発揮することで、菌糸体からエルゴチオネインを大量に調整することが可能になり、エルゴチオネイン製品の品質を保証し、エルゴチオネインの収量を顕著に改善した。また、調製プロセスが簡単であり、特にエルゴチオネインの大規模生産に適している。
特に、最終的に得られる発酵液がシゾフィランとエルゴチオネインを含有するため、前記シゾフィランとエルゴチオネインが互いに協力し合い、相乗効果を発揮し、前記組成物がDPPHフリーラジカル、ヒドロキシラジカル及びスーパーオキシドアニオンフリーラジカルに対する除去効果を改善し、皮膚組織の抗酸化効果を高め、皮膚組織のフリーラジカルの含有量を減らし、皮膚の光老化を遅らせる役割を果たす。
好ましくは、前記共発酵培地は、質量百分率でグルコース0.5~5%、トリプトン0.5~3%、酵母エキス0.1~3%、酵母エキス0.1~0.5%、硫酸マグネシウム0.01~0.15%及びリン酸二水素カリウム0.05~0.2%、残りは水から構成される。
本発明において、適切な培地を選択することで、スエヒロタケとキノコの共発酵培養が可能になるが、これは2菌株の相乗効果に有益であり、エルゴチオネインの収率をさらに向上させる。
前記共発酵培地の質量を100%とすると、グルコースの含有量は0.5~5%であり、例えば0.5%、0.6%、0.8%、1%、1.2%、1.4%、1.6%、1.8%、2%、2.2%、2.4%、2.6%、2.8%、3%、3.2%、3.4%、3.6%、3.8%、4%、4.2%、4.4%、4.6%、4.8%、5%等でもよく、好ましくは3~5%である。
前記共発酵培地の質量を100%とすると、トリプトンの含有量は0.5~3%であり、例えば0.5%、0.6%、0.8%、1%、1.2%、1.4%、1.6%、1.8%、2%、2.2%、2.4%、2.6%、2.8%、3%等でもよく、好ましくは2~3%である。
前記共発酵培地の質量を100%とすると、酵母エキスの含有量は0.1~3%であり、例えば0.1%、0.2%、0.3%、0.4%、0.5%、0.6%、0.8%、1%、1.2%、1.4%、1.6%、1.8%、2%、2.2%、2.4%、2.6%、2.8%、3%等でもよく、好ましくは2~3%である。
前記共発酵培地の質量を100%とすると、酵母エキスの含有量は0.1~0.5%であり、例えば0.1%、0.2%、0.3%、0.4%、0.5%等でもよい。
前記共発酵培地の質量を100%とすると,硫酸マグネシウムの含有量は0.01~0.15%であり、例えば0.01%、0.02%、0.04%、0.06%、0.08%、0.1%、0.12%、0.15%等でもよい。
前記共発酵培地の質量を100%とすると、リン酸二水素カリウムの含有量は0.05~0.2%であり、例えば0.05%、0.06%、0.08%、0.1%、0.12%、0.15%、0.18%、0.2%等でもよい。
好ましくは、前記共発酵培地のpHは5.5~7.0であり、例えば5.5、5.6、5.8、6.0、6.2、6.5、6.7、6.9、7.0等でもよい。
好ましくは、前記スエヒロタケの種子発酵液中菌体の質量百分率は5~30%であり、例えば5%、6%、8%、10%、12%、14%、16%、18%、20%、22%、24%、26%、28%、30%等でもよい。
好ましくは、前記キノコの種子発酵液中菌体の質量百分率は5~30%であり、例えば5%、6%、8%、10%、12%、14%、16%、18%、20%、22%、24%、26%、28%、30%等でもよい。
好ましくは、前記共発酵培地において、スエヒロタケの種子発酵液の接種量は2~20wt%であり、例えば2wt%、3wt%、4wt%、5wt%、6wt%、7wt%、8wt%、9wt%、10wt%、11wt%、12wt%、13wt%、14wt%、15wt%、16wt%、17wt%、18wt%、19wt%、20wt%等でもよい。
好ましくは、前記共発酵培地において、キノコの種子発酵液の接種量は5~20wt%であり、例えば5wt%、6wt%、7wt%、8wt%、9wt%、10wt%、11wt%、12wt%、13wt%、14wt%、15wt%、16wt%、17wt%、18wt%、19wt%、20wt%等でもよい。
好ましくは、前記共発酵培養の具体的なステップは、スエヒロタケの種子発酵液とキノコの種子発酵液を、共発酵培地を含むフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行うことである。
好ましくは、前記振盪培養の温度は28~30℃であり、例えば28℃、28.5℃、29℃、29.5℃、30℃等でもよく、振盪培養の回転速度は100~150r/minであり、例えば100r/min、110r/min、120r/min、140r/min、150r/min等でもよく、振盪培養の時間は3~5日であり、例えば3日、3.5日、4日、4.5日、5日等でもよい。
好ましくは、前記共発酵培養後、超音波処理及び/又は遠心分離を更に含む。
好ましくは、前記超音波処理の仕事率は400~1000Wであり、例えば400W、500W、600W、700W、800W、900W、1000W等でもよく、超音波処理の時間は5~20minであり、例えば5min、6min、8min、10min、12min、14min、16min、18min、20min等でもよい。
好ましくは、前記遠心分離の回転速度は8000~10000r/minであり、例えば8000r/min、8500r/min、9000r/min、9500r/min等でもよく、遠心分離の時間は5~10minであり、例えば5min、6min、7min、8min、9min、10min等でもよい。
好ましくは、前記スエヒロタケの種子発酵液は以下の調製方法により調製される。
ステップ(a):スエヒロタケをPDA培地に接種し、活性化培養を行うことで活性化種子を得る。
ステップ(b):ステップ(a)から得られた活性化種子を液体培地に接種し、種子培養を行うことでスエヒロタケの種子発酵液を得る。
好ましくは、ステップ(a)において、前記活性化培養の温度は24~26℃であり、例えば24℃、25.5℃、25℃、25.5℃、26℃等でもよく、活性化培養の時間は2~5日であり、例えば2日、2.5日、3日、3.5日、4日、5日等でもよい。
好ましくは、ステップ(b)において、前記液体培地は、質量百分率でグルコース0.5~2%、酵母エキス0.1~2%、硫酸マグネシウム0.01~0.15%及びリン酸二水素カリウム0.05~0.2%、残りは水から構成される。
前記液体培地の質量を100%とすると、前記グルコースの含有量は0.5~2%であり、例えば0.5%、0.6%、0.8%、1%、1.2%、1.4%、1.6%、1.8%、2%等でもよい。
前記液体培地の質量を100%とすると、前記酵母エキスの含有量は0.1~2%であり、例えば0.1%、0.2%、0.5%、0.6%、0.8%、1%、1.2%、1.4%、1.6%、1.8%、2%等でもよい。
前記液体培地の質量を100%とすると、前記硫酸マグネシウムの含有量は0.01~0.15%であり、例えば0.01%、0.02%、0.04%、0.06%、0.08%、0.1%、0.12%、0.15%等でもよい。
前記液体培地の質量を100%とすると、リン酸二水素カリウムの含有量は0.05~0.2%であり、例えば0.05%、0.06%、0.08%、0.1%、0.12%、0.15%、0.18%、0.2%等でもよい。
好ましくは、ステップ(b)において、前記種子培養はインキュベーターシェーカーの中で行われ、培養温度は24~26℃であり、例えば24℃、25.5℃、25℃、25.5℃、26℃等でもよく、培養回転速度は150~200r/minであり、例えば150r/min、160r/min、170r/min、180r/min、190r/min、200r/min等でもよく、培養時間は3~5日であり、例えば3日、3.5日、4日、4.5日、5日等でもよい。
好ましくは、前記キノコの種子発酵液は、以下の調製方法により調製される:キノコの菌糸体を種子培地に接種し、種子培養を行うことでキノコの種子発酵液を得る。
好ましくは、前記キノコは、ヤマブシタケ、ヒラタケ、霊芝、キングヒラタケ、ホウビタケ、タモギタケ、マツタケ、ヒラタケまたはキクラゲ中のいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせを含む。
好ましくは、前記種子培地は、質量百分率でスクロース1~10%、豆粉35%、とうもろこし粉1~3%、ビタミンB1 0.1~0.3%、硫酸マグネシウム0.01~0.15%及びリン酸二水素カリウム0.05~0.2%、残りは水から構成される。
前記種子培地の質量を100%とすると、前記スクロース含有量は1~10%であり、例えば1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%等でもよい。
前記種子培地の質量を100%とすると、前記豆粉含有量は3~5%であり、例えば3%、3.5%、4%、4.5%、5%等でもよい。
前記種子培地の質量を100%とすると、前記とうもろこし粉含有量は1~3%であり、例えば1%、1.5%、2%、2.5%、3%等でもよい。
前記種子培地の質量を100%とすると、前記ビタミンB1の含有量は0.1~0.3%であり、例えば0.1%、0.15%、0.2%、0.25%、0.3%等でもよい。
前記種子培地の質量を100%とすると、前記硫酸マグネシウムの含有量は0.01~0.15%であり、例えば0.01%、0.02%、0.04%、0.06%、0.08%、0.1%、0.12%、0.15%等でもよい。
前記種子培地の質量を100%とすると、リン酸二水素カリウムの含有量は0.05~0.2%であり、例えば0.05%、0.06%、0.08%、0.1%、0.12%、0.15%、0.18%、0.2%等でもよい。
好ましくは、前記種子培養は、インキュベーターシェーカーの中で行われ、培養温度は23~25℃であり、例えば23℃、23.5℃、24℃、24.5℃、25℃等でもよく、培養回転速度は160~180r/minであり、例えば160r/min、165r/min、170r/min、175r/min、180r/min等でもよく、培養時間は1~3日であり、例えば1日、1.5日、2日、2.5日、3日等でもよい。
好ましくは、前記シゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液において、エルゴチオネインの含有量は900mg/L以上であり、例えば900mg/L、920mg/L、940mg/L、960mg/L、980mg/L、1000mg/L、1100mg/L、1200mg/L、1400mg/L、1600mg/L、2000mg/L等でもよく、好ましくは950~1050mg/Lである。
好ましくは、前記シゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液において、シゾフィランの含有量は9g/L以上であり、例えば9g/L、10g/L、11g/L、12g/L、13g/L、14g/L、15g/L、16g/L、18g/L、20g/L等でもよく、好ましくは9~12g/Lである。
従来技術に比べて、本発明は以下のような有利な効果を有する。
(1)本発明において、スエヒロタケとエルゴチオネインを調製する菌株を共発酵させた結果、2菌株共発酵に競争がないだけでなく、相乗効果を発揮することで、菌糸体からエルゴチオネインを大量に調整することが可能になり、エルゴチオネイン製品の品質を保証し、エルゴチオネインの収量を顕著に改善した。また、調製プロセスが簡単であり、特にエルゴチオネインの大規模生産に適している。
(2)本発明は、最終的に得られる発酵液がシゾフィランとエルゴチオネインを含有するため、前記シゾフィランとエルゴチオネインが互いに協力し合い、相乗効果を発揮し、前記組成物がDPPHフリーラジカル、ヒドロキシラジカル及びスーパーオキシドアニオンフリーラジカルに対する除去効果を改善し、皮膚組織の抗酸化効果を高め、皮膚組織のフリーラジカルの含有量を減らし、皮膚の光老化を遅らせる役割を果たす。
以下、具体的な実施形態を通じて本発明の技術的解決策をさらに説明する。前記実施形態は、本発明の理解を高めるためのものであり、本発明を限定するものではないことを理解されたい。
以下の実施例および比較例において、技術または条件が記載されていないものは、この分野の文献に記載された技術、条件、または製品仕様に従って実施することができる。使用される試薬または機器は、メーカーが記載されていないが、通常の経路で入手できる市販品、従来技術によって調製できるものである。
調製例1
本調製例はスエヒロタケの種子発酵液を提供し、前記スエヒロタケの種子発酵液は以下の調製方法により調製される。
(a) スエヒロタケをPDA培地に接種し、24℃で3日間活性化培養を行うことで活性化種子を得、それを4℃で保存して種子の保存処理を行う。
そこで、前記PDA培地は、質量百分率でジャガイモ20%、グルコース2%及び寒天2%、残りは水から構成される。PDA培地を配合後、121℃で20min間滅菌処理を行う。
(b)ステップ(a)から得られた活性化種子を液体培地のフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行う。培養温度は24℃であり、培養回転速度は150r/minであり、培養時間は3日であり、菌体含有量が10質量%のスエヒロタケの種子発酵液が得られる。
そこで、前記液体培地は、質量百分率でグルコース1%、酵母エキス1%、硫酸マグネシウム0.05%及びリン酸二水素カリウム0.1%、残りは水から構成される。液体培地を配合後、121℃で20min間滅菌処理を行う。
調製例2
本調製例はスエヒロタケの種子発酵液を提供し、前記スエヒロタケの種子発酵液は以下の調製方法により調製される。
(a) スエヒロタケをPDA培地に接種し、25℃で4日間活性化培養を行うことで活性化種子を得、それを4℃で保存して種子の保存処理を行う。
そこで、前記PDA培地は、質量百分率でジャガイモ20%、グルコース2%及び寒天2%、残りは水から構成される。PDA培地を配合後、121℃で20min間滅菌処理を行う。
(b)ステップ(a)から得られた活性化種子を液体培地のフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行う。培養温度は25℃であり、培養回転速度は180r/minであり、培養時間は4日であり、菌体含有量が18質量%のスエヒロタケの種子発酵液が得られる。
そこで、前記液体培地は、質量百分率でグルコース1%、酵母エキス1%、硫酸マグネシウム0.05%及びリン酸二水素カリウム0.1%、残りは水から構成される。液体培地を配合後、121℃で20min間滅菌処理を行う。
調製例3
本調製例はスエヒロタケの種子発酵液を提供し、前記スエヒロタケの種子発酵液は以下の調製方法により調製される。
(a) スエヒロタケをPDA培地に接種し、26℃で5日間活性化培養を行うことで活性化種子を得、それを4℃で保存して種子の保存処理を行う。
そこで、前記PDA培地は、質量百分率でジャガイモ20%、グルコース2%及び寒天2%、残りは水から構成される。PDA培地を配合後、121℃で20min間滅菌処理を行う。
(b)ステップ(a)から得られた活性化種子を液体培地のフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行う。培養温度は26℃であり、培養回転速度は200r/minであり、培養時間は5日であり、菌体含有量が25質量%のスエヒロタケの種子発酵液が得られる。
そこで、前記液体培地は、質量百分率でグルコース1%、酵母エキス1%、硫酸マグネシウム0.05%及びリン酸二水素カリウム0.1%、残りは水から構成される。液体培地を配合後、121℃で20min間滅菌処理を行う。
調製例4
本調製例はキノコの種子発酵液を提供し、前記キノコの種子発酵液は以下の調製方法により調製される。ヤマブシタケの菌糸体を液体培地のフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行う。培養温度は23℃であり、培養回転速度は160r/minであり、培養時間は1日であり、菌体含有量が12質量%のヤマブシタケの種子発酵液が得られる。
そこで、前記種子培地は、質量百分率でスクロース5%、豆粉4%、とうもろこし粉2%、ビタミンB1 0.2%、硫酸マグネシウム0.1%及びリン酸二水素カリウム0.05%、残りは水から構成される。種子培地を配合後、121℃で20min間滅菌処理を行う。
調製例5
本調製例はキノコの種子発酵液を提供し、前記キノコの種子発酵液は以下の調製方法により調製される。ヒラタケの菌糸体を液体培地のフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行う。培養温度は24℃であり、培養回転速度は170r/minであり、培養時間は2日であり、菌体含有量が23質量%のヒラタケの種子発酵液が得られる。
そこで、前記種子培地は、質量百分率でスクロース6%、豆粉3%、とうもろこし粉1%、ビタミンB1 0.3%、硫酸マグネシウム0.1%及びリン酸二水素カリウム0.05%、残りは水から構成される。種子培地を配合後、121℃で20min間滅菌処理を行う。
調製例6
本調製例はキノコの種子発酵液を提供し、前記キノコの種子発酵液は以下の調製方法により調製される。マツタケの菌糸体を液体培地のフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行う。培養温度は23℃であり、培養回転速度は180r/minであり、培養時間は3日であり、菌体含有量が30質量%のマツタケの種子発酵液が得られる。
そこで、前記種子培地は、質量百分率スクロース6%、豆粉3%、とうもろこし粉1%、ビタミンB1 0.3%、硫酸マグネシウム0.1%及びリン酸二水素カリウム0.05%、残りは水から構成される。種子培地を配合後、121℃で20min間滅菌処理を行う。
実施例1
本実施例は2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を提供し、前記方法は具体的に下記のステップを含む。
(1)調製例1が提供するスエヒロタケの種子発酵液と調製例4が提供するキノコの種子発酵液を、共発酵培地を含むフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行うことで、発酵液を得る。
そこで、前記共発酵培地は、質量百分率でグルコース3%、トリプトン3%、酵母エキス3%、酵母エキス0.3%、硫酸マグネシウム0.1%及びリン酸二水素カリウム0.05%、残りは水から構成され、pHは6.0である。
そこで、スエヒロタケの種子発酵液の接種量は10wt%であり、キノコの種子発酵液の接種量は10wt%である。前記振盪培養の温度は28℃であり、振盪培養の回転速度は120r/minであり、振盪培養の時間は4日である。
(2)ステップ(1)から得られた発酵液を、まず800Wの仕事率で15min間超音波処理を行い、その後、9000r/minの回転速度で8min間遠心分離して菌糸体をろ過することで、シゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液を得る。
実施例2
本実施例は2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を提供し、前記方法は具体的に下記のステップを含む。
(1)調製例2が提供するスエヒロタケの種子発酵液と調製例5が提供するキノコの種子発酵液を、共発酵培地を含むフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行うことで、発酵液を得る。
そこで、前記共発酵培地は、質量百分率でグルコース5%、トリプトン2%、酵母エキス2%、酵母エキス0.2%、硫酸マグネシウム0.1%及びリン酸二水素カリウム0.06%、残りは水から構成され、pHは6.5である。
そこで、スエヒロタケの種子発酵液の接種量は12wt%であり、キノコの種子発酵液の接種量は8wt%である。前記振盪培養の温度は28℃であり、振盪培養の回転速度は110r/minであり、振盪培養の時間は4日である。
(2)ステップ(1)から得られた発酵液を、まず1000Wの仕事率で5min間超音波処理を行い、その後、8000r/minの回転速度で10min間遠心分離して菌糸体をろ過することで、シゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液を得る。
実施例3
本実施例は2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を提供し、前記方法は具体的に下記のステップを含む。
(1)調製例3が提供するスエヒロタケの種子発酵液と調製例6が提供するキノコの種子発酵液を、共発酵培地を含むフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行うことで、発酵液を得る。
そこで、前記共発酵培地は、質量百分率でグルコース4%、トリプトン2.5%、酵母エキス 2.5%、酵母エキス0.1%、硫酸マグネシウム0.08%及びリン酸二水素カリウム0.06%、残りは水から構成され、pHは5.8である。
そこで、スエヒロタケの種子発酵液の接種量は8wt%であり、キノコの種子発酵液の接種量は12wt%である。前記振盪培養の温度は30℃であり、振盪培養の回転速度は100r/minであり、振盪培養の時間は3日である。
(2)ステップ(1)から得られた発酵液を、まず400Wの仕事率で20min間超音波処理を行い、その後、10000r/minの回転速度で5min間遠心分離して菌糸体をろ過することで、シゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液を得る。
実施例4
本実施例は2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を提供し、実施例との相違点は、前記スエヒロタケの種子発酵液の接種量は15wt%であり、キノコの種子発酵液の接種量は5wt%であり、それ以外のステップは実施例1と同様である。
実施例5
本実施例は2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を提供し、実施例1との相違点は、前記スエヒロタケの種子発酵液の接種量は5wt%であり、キノコの種子発酵液の接種量は15wt%であり、それ以外のステップは実施例1と同様である。
実施例6
本実施例は2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を提供し、実施例1との相違点は、前記共発酵培地は、質量百分率でグルコース3%、ペプトン3%、酵母エキス4%、硫酸マグネシウム0.1%及びリン酸二水素カリウム0.05%、残りは水から構成され、それ以外のステップは実施例1と同様である。
実施例7
本実施例は2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を提供し、実施例1との相違点は、前記共発酵培地は、質量百分率でグルコース3%、ペプトン3%、酵母エキス4%、硫酸マグネシウム0.1%及びリン酸二水素カリウム0.05%、残りは水から構成され、それ以外のステップは実施例1と同様である。
実施例8
本実施例は2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を提供し、実施例1との相違点は、振盪培養の温度は26℃であり、振盪培養の回転速度は180r/minであることである。
実施例9
本実施例は2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を提供し、実施例1との相違点は、振盪培養の温度は32℃であり、振盪培養の回転速度は80r/minであり、振盪培養の時間は2日であることである。
比較例1
本比較例は単一菌株の発酵によるシゾフィランの調製方法を提供し、前記方法は具体的に下記のステップを含む。
(1)調製例1が提供するスエヒロタケの種子発酵液を、発酵培地を含むフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行うことで、発酵液を得る。
そこで、前記発酵培地は、質量百分率でグルコース3%、トリプトン3%、酵母エキス3%、酵母エキス0.3%、硫酸マグネシウム0.1%及びリン酸二水素カリウム0.05%、残りは水から構成され、pHは6.0である。
そこで、スエヒロタケの種子発酵液の接種量は15wt%であり、前記振盪培養の温度は28℃であり、振盪培養の回転速度は120r/minであり、振盪培養の時間は7日である。
(2)ステップ(1)から得られた発酵液を、10000r/minの回転速度で5min間遠心分離して菌糸体をろ過することで、シゾフィランの発酵液を得る。
比較例2
本比較例は単一菌株の発酵によるシゾフィランの調製方法を提供し、前記方法は具体的に下記のステップを含む。
(1)調製例4が提供するキノコの種子発酵液を、発酵培地を含むフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行うことで、発酵液を得る。
そこで、前記発酵培地は、質量百分率でグルコース3%、トリプトン3%、酵母エキス3%、酵母エキス0.3%、硫酸マグネシウム0.1%及びリン酸二水素カリウム0.05%、残りは水から構成され、pHは6.0である。
そこで、キノコの種子発酵液の接種量は15wt%であり、前記振盪培養の温度は28℃であり、振盪培養の回転速度は120r/minであり、振盪培養の時間は5日である。
(2)ステップ(1)から得られた発酵液を、まず300Wの仕事率で3min間超音波処理を行い、その後、9000r/minの回転速度で8min間遠心分離して菌糸体をろ過することで、エルゴチオネインの発酵液を得る。
試験例1
エルゴチオネインとシゾフィランの含有量測定
サンプル:実施例1~9が提供するシゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液、比較例1が提供するシゾフィラン含有発酵液、比較例2が提供するエルゴチオネイン含有発酵液
測定方法:シゾフィランの標準品、エルゴチオネインの標準品、被検サンプルに対してHPLC測定を行い、サンプルクロマトグラフと標準溶液クロマトグラフを比較し、保持時間によりサンプルにおけるエルゴチオネインピークを決める。標準品エルゴチオネインの濃度及び対応するピーク面積により検量線を描き、標準品とサンプルの投入量が同じの場合、外部標準法に基づいて定量し、サンプル中のエルゴチオネインとシゾフィランの含有量を算出する。
具体的な測定結果は、表1に示す。
Figure 2023097375000001
表1の測定データに示すように、本発明の調製方法により得られたシゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液において、エルゴチオネインの含有量は900mg/L以上であり、シゾフィランの含有量は9g/L以上である。これは、本発明において、スエヒロタケとエルゴチオネインを調製する菌株を共発酵させた結果、2菌株共発酵に競争がないだけでなく、相乗効果を発揮することで、菌糸体からエルゴチオネインを大量に調整することが可能になり、エルゴチオネイン製品の品質を保証し、エルゴチオネインの収量を顕著に改善し、調製プロセスが簡単であり、特にエルゴチオネインの大規模生産に適していることを示唆する。
試験例2
シゾフィランの分子量及び粘度の測定
サンプル:実施例1~9が提供するシゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液、比較例1が提供するシゾフィラン含有の発酵液
測定方法:上記の発酵液を1/4に濃縮し、5倍量の85vol%エタノールを加えて沈殿させ、10000rpmで遠心分離して上清を捨て、沈殿物を回収し、蒸留水に再溶解し、分子量5kDaのスーパーろ過膜でエルゴチオネイン、タンパク質及びその他低分子生成物をろ過し、濡れたシゾフィランを得る。得られた濡れたシゾフィランを-20℃で24時間凍結乾燥し、得られたシゾフィランの分子量を高性能のゲル浸透クロマトグラフィーにより測定した。
測定条件:
クロマトカラム:7.8×300mm(Ultrahydrogel TM 120,250,1000,Waters Corporation製);
カラム温度:35℃
移動相:高純水
流動速度:0.6mL/min
注入量:50μL
具体的な測定結果は、表2に示す。
Figure 2023097375000002
表1の測定データに示すように、本発明の前記シゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液において、シゾフィランの分子量は1200kDa以下である。これは、本発明において、スエヒロタケとエルゴチオネインを調製する菌株を共発酵させた結果、菌糸体からエルゴチオネインを大量に調製するだけでなく、分子量が比較的低くて水溶性に優れたシゾフィランも得られ、生体内に吸収されて生物活性を発揮することに有利であり、シゾフィランの用途を大幅に拡大したことを示唆する。
試験例3
抗酸化活性の測定
サンプル:実施例1~9が提供するシゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液、比較例1が提供するシゾフィラン含有の発酵液、比較例2が提供するエルゴチオネイン含有の発酵液
測定方法:
1、DPPHフリーラジカルの除去能力の評価
DPPHは1,1-ジフェニル-2-トリニトロフェニルヒドラジンといい、安定した窒素中心のフリーラジカルであり、その安定性は主に、共振安定効果を有する3つのベンゼン環の立体障害に由来するため、中央に挟まれた窒素原子の不対電子は、その電子対の効果を発揮できなくなる。その無水エタノール溶液は紫色となっており、517nmの波長に最大吸収があり、吸光度は濃度に線形関係を表す。フリーラジカル除去剤を添加すると、DPPHと結合またはDPPHを置き換えることができるため、フリーラジカルの数が減少し、吸光度が小さくなり、溶液の色が薄くなることから、フリーラジカルを除去する能力が向上したと評価できる。
具体的な実験ステップは、以下のようである。陽性対照としてTrolox溶液を用い、異なる濃度のDPPHフリーラジカルに対するTroloxの除去効果を測定する。実験結果はTEAC値で表され、その単位はμmol Trolox当量/100mL、即ち、100mLのサンプルに相当するTroloxの抗酸化能力が何μmolであるかとなる。共栓試験管にサンプル溶液(または無水エタノール)2mL、DPPH・溶液2mLをそれぞれピペットで取り、よく混ぜ合わせる。暗所で30min間反応させ、517nmの波長での吸光度を測定した。
DPPHフリーラジカル除去率(%)=[1―(A―A)/A]×100%;
式において、
:サンプル無添加、DPPH添加;
:サンプルまたは無水エタノール添加、DPPH添加;
:サンプルまたは無水エタノール添加、DPPH無添加。
2、ABTS+フリーラジカルの除去能力の評価
ABTSは適切な酸化剤の作用下で緑色のABTS+に酸化される。反応に抗酸化物質を添加すると、ABTS+の生成が抑制され、734nmでの吸光度を測定することによって、サンプルの総抗酸化能力を測定および計算できる。
具体的な実験ステップは、以下のようである。陽性対照としてTrolox溶液を用い、異なる濃度のABTS+フリーラジカルに対するTroloxの除去効果を測定する。実験結果はTEAC値で表され、その単位はμmol Trolox当量/100mL、即ち、100mLのサンプルに相当するTroloxの抗酸化能力が何μmolであるかとなる。7mmol/LのABTS溶液を10mmol/LのPBS(pH 7.4)で60倍に希釈し、ABTS作業溶液を得る。190μLのABTS作業溶液(またはPBS)をピペットで取り、10μLのサンプル溶液(またはPBS)を加え、10秒間振とう、30℃で6分間静置した状態で、734nmにおける吸光度A値を測定する。
ABTS+フリーラジカル除去率(%)=[1―(A―A)/A]×100%;
式において、
:サンプル無添加、ABTS添加;
:サンプルまたはPBS添加、ABTS添加;
:サンプルまたはPBS添加、ABTS無添加。
具体的な測定結果は、表3に示す。
Figure 2023097375000003
表3の測定データに示すように、本発明により調製された発酵液の原液のDPPHフリーラジカル除去率が90%以上であり、10vol%の濃度まで希釈した後も、DPPHフリーラジカル除去率が67%以上であった。発酵液の原液のABTS+フリーラジカル除去率が90%以上であり、10vol%の濃度まで希釈した後も、ABTS+フリーラジカル除去率が67%以上であった。
これは、最終的に得られる発酵液がシゾフィランとエルゴチオネインを含有するため、前記シゾフィランとエルゴチオネインが互いに協力し合い、相乗効果を発揮し、前記組成物がDPPHフリーラジカル、ヒドロキシラジカル及びスーパーオキシドアニオンフリーラジカルに対する除去効果を改善し、皮膚組織の抗酸化効果を高め、皮膚組織のフリーラジカルの含有量を減らすことを示唆する。
出願人は、本発明が上記の実施例を通じて、本発明による前記2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法を説明することを宣言するが、本発明は上記の実施例に限定されるとはいえなく、本発明を実施するために上記の実施例に依存しなければならないことを意味するものではない。当業者は、本発明のいかなる改良、本発明の製品の各原材料の同等の置換、補助成分の追加、特定の方法の選択なども、本発明の保護の範囲内にあることを理解されたい。

Claims (10)

  1. 2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法であって、前記方法は、下記のステップを含む:
    スエヒロタケの種子発酵液とキノコの種子発酵液を共発酵培地に接種して共発酵培養を行い、シゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液を得る。
  2. 前記共発酵培地は、質量百分率でグルコース0.5~5%、トリプトン0.5~3%、酵母エキス0.1~3%、酵母エキス0.1~0.5%、硫酸マグネシウム0.01~0.15%及びリン酸二水素カリウム0.05~0.2%、残りは水から構成され、
    前記共発酵培地のpHは5.5~7.0であることを特徴とする、請求項1に記載の2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法。
  3. 前記スエヒロタケの種子発酵液中菌体の質量百分率は5~30%であり、
    前記キノコの種子発酵液中菌体の質量百分率は5~30%であり、
    前記共発酵培地において、スエヒロタケの種子発酵液の接種量は2~20wt%であり、
    前記共発酵培地において、キノコの種子発酵液の接種量は5~20wt%であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法。
  4. 前記共発酵培養の具体的なステップは、スエヒロタケの種子発酵液とキノコの種子発酵液を、共発酵培地を含むフラスコに接種し、インキュベーターシェーカーに置いて振盪培養を行うことであり、
    前記振盪培養の温度は28~30℃であり、振盪培養の回転速度は100~150r/minであり、振盪培養の時間は3~5日であることを特徴とする、請求項1~3のうちいずれか一項に記載の2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法。
  5. 前記共発酵培養後、超音波処理及び/又は遠心分離を更に含み、
    前記超音波処理の仕事率は400~1000Wであり、超音波処理の時間は5~20minであり、
    前記遠心分離の回転速度は8000~10000r/minであり、遠心分離の時間は5~10minであることを特徴とする、請求項1~4のうちいずれか一項に記載の2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法。
  6. 前記スエヒロタケの種子発酵液は、以下の調製方法により調製されることを特徴とする、請求項1~5のうちいずれか一項に記載の2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法:
    ステップ(a):スエヒロタケをPDA培地に接種し、活性化培養を行うことで活性化種子を得る;
    ステップ(b):ステップ(a)から得られた活性化種子を液体培地に接種し、種子培養を行うことでスエヒロタケの種子発酵液を得る。
  7. ステップ(a)において、前記活性化培養の温度は24~26℃であり、活性化培養の時間は2~5日であり、
    ステップ(b)において、前記液体培地は、質量百分率でグルコース0.5~2%、酵母エキス0.1~2%、硫酸マグネシウム0.01~0.15%及びリン酸二水素カリウム0.05~0.2%、残りは水から構成され、
    ステップ(b)において、前記種子培養はインキュベーターシェーカーの中で行われ、培養温度は24~26℃であり、培養回転速度は150~200r/minであり、培養時間は3~5日であることを特徴とする、請求項6に記載の2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法。
  8. 前記キノコの種子発酵液は、以下の調製方法により調製されることを特徴とする、請求項1~7のうちいずれか一項に記載の2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法:
    キノコの菌糸体を種子培地に接種し、種子培養を行うことでキノコの種子発酵液を得る。
  9. 前記キノコは、ヤマブシタケ、ヒラタケ、霊芝、キングヒラタケ、ホウビタケ、タモギタケ、マツタケ、ヒラタケまたはキクラゲ中のいずれか1種または少なくとも2種の組み合わせを含み、
    前記種子培地は、質量百分率でスクロース1~10%、豆粉35%、とうもろこし粉1~3%、ビタミンB1 0.1~0.3%、硫酸マグネシウム0.01~0.15%及びリン酸二水素カリウム0.05~0.2%、残りは水から構成され、
    前記種子培養は、インキュベーターシェーカーの中で行われ、培養温度は23~25℃であり、培養回転速度は160~180r/minであり、培養時間は1~3日であることを特徴とする、請求項8に記載の2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法。
  10. 前記シゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液において、エルゴチオネインの含有量は900mg/L以上であり、好ましくは950~1050mg/Lであり、
    前記シゾフィランとエルゴチオネイン含有の発酵液において、シゾフィランの含有量は9g/L以上であり、好ましくは9~12g/Lであることを特徴とする、請求項1~9のうちいずれか一項に記載の2菌株の共発酵によるシゾフィランとエルゴチオネインの調製方法。
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