JP2023095605A - 人力駆動車用のドライブユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】モータが好適に発電できる人力駆動車用のドライブユニットを提供する。
【解決手段】モータ回転軸を有するモータと、モータ回転軸に接続される動力接続部と、動力接続部を介してモータ回転軸に接続される出力回転部と、モータを制御するように構成される制御部と、を備え、動力接続部は、第1回転体と、第2回転体と、第1回転体の径方向において、第1回転体および第2回転体の間に配置される中間伝達体と、を含み、モータ回転軸が第1モータ回転方向に回転する場合に、モータの駆動力の出力回転部への伝達が許容される第1接続状態と、出力回転部が第1出力回転部回転方向に回転する場合に、外部駆動力のモータへの伝達が許容される第2接続状態と、の間において、動力接続部の接続状態を切替可能に構成され、制御部は、モータを制御することによって、接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間において切り替える。
【選択図】図3
【解決手段】モータ回転軸を有するモータと、モータ回転軸に接続される動力接続部と、動力接続部を介してモータ回転軸に接続される出力回転部と、モータを制御するように構成される制御部と、を備え、動力接続部は、第1回転体と、第2回転体と、第1回転体の径方向において、第1回転体および第2回転体の間に配置される中間伝達体と、を含み、モータ回転軸が第1モータ回転方向に回転する場合に、モータの駆動力の出力回転部への伝達が許容される第1接続状態と、出力回転部が第1出力回転部回転方向に回転する場合に、外部駆動力のモータへの伝達が許容される第2接続状態と、の間において、動力接続部の接続状態を切替可能に構成され、制御部は、モータを制御することによって、接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間において切り替える。
【選択図】図3
Description
本開示は、人力駆動車用のドライブユニットに関する。
例えば、特許文献1に開示されている人力駆動車用のドライブユニットは、回生動作を実行するモータを備える。
特許文献1に開示されるドライブユニットでは、回生動作するためのモータとは別の電動アクチュエータを用いて、回生動作するためのモータに回転力を伝達するか否かを切り替える。
本開示の目的の1つは、モータが好適に回生動作を実行できる人力駆動車用のドライブユニットを提供することである。
本開示の目的の1つは、モータが好適に回生動作を実行できる人力駆動車用のドライブユニットを提供することである。
本開示の第1側面に従うドライブユニットは、人力駆動車用のドライブユニットであって、モータ回転軸を有するモータと、前記モータ回転軸に接続される動力接続部と、前記動力接続部を介して前記モータ回転軸に接続される出力回転部と、前記モータを制御するように構成される制御部と、を備え、前記動力接続部は、回転中心軸心を有する第1回転体と、前記回転中心軸心に関して前記第1回転体の径方向に少なくとも一部が前記第1回転体にオーバーラップし、前記第1回転体と同軸に配置され、前記第1回転体を介して前記モータに接続される第2回転体と、前記第1回転体の前記径方向において、前記第1回転体および前記第2回転体の間に配置される中間伝達体と、を含み、前記モータ回転軸が第1モータ回転方向に回転する場合に、前記第1回転体に入力される前記モータの駆動力の前記出力回転部への伝達が許容される第1接続状態と、前記出力回転部が外部駆動力によって第1出力回転部回転方向に回転する場合に、前記外部駆動力の前記モータへの伝達が許容される第2接続状態と、の間において、前記動力接続部の接続状態を切替可能に構成され、前記制御部は、前記モータを制御することによって、前記接続状態を前記第1接続状態と前記第2接続状態との間において切り替える。
第1側面のドライブユニットによれば、制御部がモータを制御することによって、動力接続部の接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間において切り替えできるため、モータとは別の電動アクチュエータを用いることなく、出力回転部からモータに外部駆動力を伝達でき、モータが好適に回生動作を実行できる。
第1側面のドライブユニットによれば、制御部がモータを制御することによって、動力接続部の接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間において切り替えできるため、モータとは別の電動アクチュエータを用いることなく、出力回転部からモータに外部駆動力を伝達でき、モータが好適に回生動作を実行できる。
本開示の第1側面に従う第2側面のドライブユニットにおいて、前記動力接続部は、減速機をさらに含み、前記第1回転体、前記第2回転体および前記中間伝達体は、前記減速機に設けられる。
第2側面のドライブユニットによれば、減速機において、動力接続部の接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間において切り替えできる。
第2側面のドライブユニットによれば、減速機において、動力接続部の接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間において切り替えできる。
本開示の第1または第2側面に従う第3側面のドライブユニットにおいて、前記動力接続部は、前記第2接続状態において、前記第1回転体と前記第2回転体との相対回転が規制されることによって、前記第2接続状態が維持されるように構成される。
第3側面のドライブユニットによれば、第2接続状態において、第1回転体と第2回転体との相対回転が規制されることによって、第2接続状態が維持されるため、出力回転部からの外部駆動力によってモータが好適に回生動作を実行できる。
第3側面のドライブユニットによれば、第2接続状態において、第1回転体と第2回転体との相対回転が規制されることによって、第2接続状態が維持されるため、出力回転部からの外部駆動力によってモータが好適に回生動作を実行できる。
本開示の第4側面に従うドライブユニットは、人力駆動車用のドライブユニットであって、モータ回転軸を有するモータと、前記モータ回転軸に接続される動力接続部と、前記動力接続部を介して前記モータ回転軸に接続される出力回転部と、前記モータを制御するように構成される制御部と、を備え、前記動力接続部は、クラッチ、および、少なくとも1つの回転軸を有する減速機を含み、前記モータ回転軸が第1モータ回転方向に回転する場合に、前記動力接続部から入力される前記モータの駆動力の前記出力回転部への伝達が許容される第1接続状態と、前記出力回転部が外部駆動力によって第1出力回転部回転方向に回転する場合に、前記外部駆動力の前記モータへの伝達が許容される第2接続状態と、の間において、前記動力接続部の接続状態を切替可能に構成され、前記クラッチは、前記少なくとも1つの回転軸に関する軸方向において移動不能であり、前記制御部は、前記モータを制御することによって、前記動力接続部の接続状態を前記第1接続状態と前記第2接続状態との間において切り替える。
第4側面のドライブユニットによれば、制御部がモータを制御することによって、接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間において切り替えできるため、モータとは別の電動アクチュエータを用いることなく、出力回転部からモータに外部駆動力を伝達でき、モータによって好適に回生動作を実行できる。
第4側面のドライブユニットによれば、制御部がモータを制御することによって、接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間において切り替えできるため、モータとは別の電動アクチュエータを用いることなく、出力回転部からモータに外部駆動力を伝達でき、モータによって好適に回生動作を実行できる。
本開示の第1から第4側面のいずれか1つに従う第5側面のドライブユニットにおいて、前記接続状態が、前記第1接続状態の場合、前記制御部は、前記モータ回転軸を前記第1モータ回転方向とは反対の第2モータ回転方向に回転させるトルクが発生するように前記モータを制御することによって、前記接続状態を、前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替える。
第5側面のドライブユニットによれば、第2モータ回転方向に回転させるトルクが発生するようにモータを制御することによって、接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えられる。第5側面のドライブユニットによれば、接続状態が第1接続状態から第2接続状態に切り替えられた後、外部駆動力によってモータが第2モータ回転方向に回転する場合、第2接続状態が維持されてモータがスムーズに回転できる。
第5側面のドライブユニットによれば、第2モータ回転方向に回転させるトルクが発生するようにモータを制御することによって、接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えられる。第5側面のドライブユニットによれば、接続状態が第1接続状態から第2接続状態に切り替えられた後、外部駆動力によってモータが第2モータ回転方向に回転する場合、第2接続状態が維持されてモータがスムーズに回転できる。
本開示の第1から第5側面のいずれか1つに従う第6側面のドライブユニットにおいて、前記接続状態が、前記第2接続状態の場合、前記制御部は、前記モータ回転軸を前記第1モータ回転方向に回転させる第1トルクが発生するように前記モータを制御することによって、前記接続状態を、前記第2接続状態から前記第1接続状態に切り替える。
第6側面のドライブユニットによれば、第1モータ回転方向に回転させる第1トルクが発生するようにモータを制御することによって、接続状態が第2接続状態から第1接続状態に切り替えられる。第6側面のドライブユニットによれば、接続状態が第2接続状態から第1接続状態に切り替えられた後、モータを継続して第1モータ回転方向に回転させる場合、第1接続状態が維持されてモータがスムーズに回転できる。
第6側面のドライブユニットによれば、第1モータ回転方向に回転させる第1トルクが発生するようにモータを制御することによって、接続状態が第2接続状態から第1接続状態に切り替えられる。第6側面のドライブユニットによれば、接続状態が第2接続状態から第1接続状態に切り替えられた後、モータを継続して第1モータ回転方向に回転させる場合、第1接続状態が維持されてモータがスムーズに回転できる。
本開示の第1から6側面のいずれか1つに従う第7側面のドライブユニットにおいて、前記接続状態が、前記第2接続状態の場合、前記制御部は、前記モータ回転軸が前記第1モータ回転方向に回転させる第2トルクが発生するように前記モータを制御した後、前記第2トルクが減少するように前記モータを制御することによって、前記接続状態を、前記第2接続状態から前記第1接続状態に切り替える。
第7側面のドライブユニットによれば、モータ回転軸が第1モータ回転方向に回転させる第2トルクが発生するようにモータを制御した後、第2トルクが減少するようにモータを制御することによって、接続状態が、第2接続状態から第1接続状態に切り替えられる。第7側面のドライブユニットによれば、第2トルクが発生するようにモータを制御した後、第2トルクが減少するようにモータが制御されるため、接続状態の切り替わるときの衝撃が低減される。
第7側面のドライブユニットによれば、モータ回転軸が第1モータ回転方向に回転させる第2トルクが発生するようにモータを制御した後、第2トルクが減少するようにモータを制御することによって、接続状態が、第2接続状態から第1接続状態に切り替えられる。第7側面のドライブユニットによれば、第2トルクが発生するようにモータを制御した後、第2トルクが減少するようにモータが制御されるため、接続状態の切り替わるときの衝撃が低減される。
本開示の第1から第7側面のいずれか1つに従う第8側面のドライブユニットにおいて、前記接続状態が、前記第1接続状態の場合において、前記人力駆動車に対する制動要求がある場合、前記制御部は、前記接続状態を、前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替えるように前記モータを制御する。
第8側面のドライブユニットによれば、制動要求に応じて接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えるため、モータの回生動作によって人力駆動車に制動力を付与できる。
第8側面のドライブユニットによれば、制動要求に応じて接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えるため、モータの回生動作によって人力駆動車に制動力を付与できる。
本開示の第1から第8側面のいずれか1つに従う第9側面のドライブユニットにおいて、前記人力駆動車は、バッテリをさらに含み、前記制御部は、前記モータによって発電される電力を、前記バッテリに充電するように構成される。
第9側面のドライブユニットによれば、モータによって発電される電力がバッテリに充電されるため、使用可能な電力が増加する。
第9側面のドライブユニットによれば、モータによって発電される電力がバッテリに充電されるため、使用可能な電力が増加する。
本開示の第1から第9側面のいずれか1つに従う第10側面のドライブユニットにおいて、前記出力回転部に接続され、人力駆動力が入力されるように構成される入力回転部をさらに備える。
第10側面のドライブユニットによれば、人力駆動力が入力されるように構成される入力回転部を備えるドライブユニットにおいて、モータが好適に回生動作を実行できる。
第10側面のドライブユニットによれば、人力駆動力が入力されるように構成される入力回転部を備えるドライブユニットにおいて、モータが好適に回生動作を実行できる。
本開示の第10側面に従う第11側面のドライブユニットにおいて、前記出力回転部は、前記入力回転部と同軸に配置される。
第11側面のドライブユニットによれば、出力回転部が入力回転部と同軸に配置されるドライブユニットにおいて、モータが好適に回生動作を実行できる。
第11側面のドライブユニットによれば、出力回転部が入力回転部と同軸に配置されるドライブユニットにおいて、モータが好適に回生動作を実行できる。
本開示の第10または第11側面に従う第12側面のドライブユニットにおいて、前記入力回転部が第1入力回転部回転方向に回転する場合、前記人力駆動力の前記出力回転部への伝達を許容し、前記モータ回転軸が前記第1モータ回転方向に回転する場合、前記モータの駆動力の前記入力回転部への伝達を抑制するように構成されるワンウェイクラッチをさらに備える。
第12側面のドライブユニットによれば、ワンウェイクラッチによって、モータ回転軸が第1モータ回転方向に回転する場合、モータの駆動力の入力回転部への伝達を抑制できるため、人力駆動力が入力回転部に入力されない場合に、入力回転部が回転することを抑制できる。したがって、ライダは快適に人力駆動車を走行できる。
第12側面のドライブユニットによれば、ワンウェイクラッチによって、モータ回転軸が第1モータ回転方向に回転する場合、モータの駆動力の入力回転部への伝達を抑制できるため、人力駆動力が入力回転部に入力されない場合に、入力回転部が回転することを抑制できる。したがって、ライダは快適に人力駆動車を走行できる。
本開示の第10から第12側面のいずれか1つに従う第13側面のドライブユニットにおいて、前記入力回転部は、クランク軸を含む。
第13側面のドライブユニットによれば、クランク軸を備えるドライブユニットにおいて、モータが好適に回生動作を実行できる。
第13側面のドライブユニットによれば、クランク軸を備えるドライブユニットにおいて、モータが好適に回生動作を実行できる。
本開示の第1から第12側面のいずれか1つに従う第14側面のドライブユニットにおいて、前記出力回転部は、ハブシェルを含む。
第14側面のドライブユニットによれば、ハブシェルを備えるドライブユニットにおいて、モータが好適に回生動作を実行できる。
第14側面のドライブユニットによれば、ハブシェルを備えるドライブユニットにおいて、モータが好適に回生動作を実行できる。
本開示の人力駆動車用のドライブユニットは、モータが好適に回生動作を実行できる。
<実施形態>
図1から図11を参照して、人力駆動車用のドライブユニット50が説明される。人力駆動車は、少なくとも1つの車輪を有し、少なくとも人力駆動力によって駆動できる乗り物である。人力駆動車は、例えばマウンテンバイク、ロードバイク、シティバイク、カーゴバイク、ハンドバイク、および、リカンベントなど種々の種類の自転車を含む。人力駆動車が有する車輪の数は限定されない。人力駆動車は、例えば1輪車および2輪以上の車輪を有する乗り物も含む。人力駆動車は、人力駆動力のみによって駆動できる乗り物に限定されない。人力駆動車は、人力駆動力だけではなく、電気モータの駆動力を推進に利用するE-bikeを含む。E-bikeは、電気モータによって推進が補助される電動アシスト自転車を含む。以下、それぞれの実施形態において、人力駆動車は、電動アシスト自転車として説明される。
図1から図11を参照して、人力駆動車用のドライブユニット50が説明される。人力駆動車は、少なくとも1つの車輪を有し、少なくとも人力駆動力によって駆動できる乗り物である。人力駆動車は、例えばマウンテンバイク、ロードバイク、シティバイク、カーゴバイク、ハンドバイク、および、リカンベントなど種々の種類の自転車を含む。人力駆動車が有する車輪の数は限定されない。人力駆動車は、例えば1輪車および2輪以上の車輪を有する乗り物も含む。人力駆動車は、人力駆動力のみによって駆動できる乗り物に限定されない。人力駆動車は、人力駆動力だけではなく、電気モータの駆動力を推進に利用するE-bikeを含む。E-bikeは、電気モータによって推進が補助される電動アシスト自転車を含む。以下、それぞれの実施形態において、人力駆動車は、電動アシスト自転車として説明される。
人力駆動車10は、少なくとも1つの車輪12と、車体と、を含む。少なくとも1つの車輪12は、前輪、および、後輪12Rを含む。車体は、フレームを含む。人力駆動車10は、人力駆動力が入力されるクランクをさらに含む。クランクは、フレームに対して回転可能なクランク軸14と、一対のクランクアームとを含む。一対のクランクアームの第1クランクアームは、クランク軸14の軸方向の端部の第1端部に設けられ、一対のクランクアームの第2クランクアームは、クランク軸14の軸方向の端部の第2端部に設けられる。各クランクアームには、ペダルがそれぞれ連結される。
フレームには、フロントフォークが接続される。フロントフォークには、前輪が取り付けられる。フロントフォークには、ハンドルバーがステムを介して連結される。後輪12Rは、フレームに支持される。本実施形態では、クランクは、駆動機構によって後輪12Rと連結される。後輪12Rは、クランク軸14が回転することによって駆動される。前輪および後輪12Rの少なくとも1つが、駆動機構によってクランクに連結されてもよい。
駆動機構は、クランク軸14に連結される第1駆動機構回転体を含む。本実施形態では、第1駆動機構回転体は、フロントスプロケット16を含む。第1駆動機構回転体は、プーリ、または、ベベルギアを含んでいてもよい。駆動機構は、第2駆動機構回転体および連結部材をさらに含む。連結部材は、第1駆動機構回転体の回転力を第2駆動機構回転体に伝達するように構成される。例えば、連結部材は、チェーン18を含む。連結部材は、ベルト、または、シャフトを含んでいてもよい。例えば、第2駆動機構回転体は、リアスプロケット20を含む。第2駆動機構回転体は、プーリ、または、ベベルギアを含んでもよい。
例えば、チェーン18は、フロントスプロケット16およびリアスプロケット20に巻き掛けられる。例えば、第2駆動機構回転体は、ハブシェル22を介して後輪12Rに連結される。後輪12Rは、第2駆動機構回転体の回転にともなって回転するように構成される。リアスプロケット20に伝達されたトルクは、ハブシェル22を介して後輪12Rに伝達される。リアスプロケット20と、ハブシェル22との間には、ワンウェイクラッチが配置されない。例えば、リアスプロケット20と、ハブシェル22とは、車輪12の両方の回転方向において一体に回転するように構成される。
例えば、人力駆動車10は、ブレーキ装置24および操作装置26をさらに含む。ブレーキ装置24は、人力駆動車10を制動するための制動力を発生させる。例えば、ブレーキ装置24は、少なくとも1つの車輪12の回転を制動するように構成される。例えば、ブレーキ装置24は、フロントブレーキおよびリアブレーキの少なくとも1つを含む。例えば、ブレーキ装置24は、人力駆動車10に搭載されるディスクブレーキロータを制動するディスクブレーキであってもよい。
例えば、操作装置26は、ブレーキ装置24を操作可能に構成される。例えば、操作装置26の操作に応じて、ブレーキ装置24は、機械的または電気的に駆動される。ブレーキ装置24が電動ブレーキを含む場合、電動ブレーキはモータ52とは別体である。
例えば、人力駆動車10は、バッテリ28をさらに含む。バッテリ28は、1または複数のバッテリ素子を含む。バッテリ素子は、充電池を含む。例えば、バッテリ28は、モータ52によって発電される電力を充電可能に構成される。制御部58は、モータ52によって発電される電力を、バッテリ28に充電するように構成される。例えば、制御部58は、バッテリ28は、充電容量までの電力を充電できるように構成される。充電容量は、バッテリ28の特性に応じて設定される。
例えば、バッテリ28は、ドライブユニット50に電力を供給するように構成される。バッテリ28はドライブユニット50と、電気ケーブルまたは無線通信装置を介して通信可能に接続される。バッテリ28は、例えば電力線通信(PLC;Power Line Communication)、CAN(Controller Area Network)、または、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)によってドライブユニット50と通信可能である。
例えば、人力駆動車10は、人力駆動力検出部30をさらに含む。人力駆動力検出部30は、トルクセンサを含む。トルクセンサは、人力駆動力によってクランク軸14に与えられるトルクに応じた信号を出力するように構成される。人力駆動力によってクランク軸14に与えられるトルクに応じた信号は、人力駆動車10に入力される人力駆動力に関する情報を含む。
例えば、トルクセンサは、クランク軸14の近傍に設けられる。例えば、ドライブユニット50が、ワンウェイクラッチ76を備える場合、トルクセンサは、人力駆動力の伝達経路のうち、ワンウェイクラッチ76よりも上流側に設けられる。トルクセンサは、歪センサ、磁歪センサ、または、圧力センサなどを含む。歪センサは、歪ゲージを含む。
人力駆動力の伝達経路に含まれる部材は、例えば、クランク軸14、クランクアーム、または、ペダルを含む。トルクセンサは、人力駆動力に関する情報を取得できればどのような構成であってもよく、例えば、ペダルに与えられる圧力を検出するセンサ、または、チェーン18の張力を検出するセンサなどを含んでいてもよい。
例えば、人力駆動車10は、クランク回転速度検出部32をさらに含む。クランク回転速度検出部32は、クランク回転センサを含む。クランク回転センサは、クランク軸14の回転速度に応じた情報を検出するように構成される。クランク軸14の回転速度に応じた情報は、クランク軸14の角加速度を含む。人力駆動車10の加速度は、例えば、クランク軸14の角加速度である。クランク回転センサは、クランク軸14の回転速度に応じた信号を出力する。
クランク回転センサは、磁界の強度に応じた信号を出力する磁気センサを含んで構成される。磁気センサは、周方向に磁界の強度が変化する環状の磁石を含む。周方向に磁界の強度が変化する環状の磁石は、クランク軸14、クランク軸14に連動して回転する部材、または、クランク軸14から第1駆動機構回転体までの間の伝達経路に設けられる。
磁石は、クランク軸14から第1駆動機構回転体までの人力駆動力の伝達経路において、クランク軸14と一体に回転する部材に設けられてもよい。クランク回転センサは、磁気センサに代えて光学センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、または、トルクセンサなどを含んでいてもよい。
例えば、クランク回転センサは、クランクの基準位相からクランクが第1方向に回転すると、クランクの回転量に応じて出力値が増加するように構成される。例えば、クランク回転センサは、クランクの基準位相からクランクが第1方向に回転すると、クランクが半回転する間において、クランクの回転量に応じて出力値が増加し、クランクの基準位相からクランクが第2方向に回転すると、クランクが半回転する間において、クランクの回転量に応じて出力値が減少するように構成されてもよい。クランク回転センサが車速センサを含む場合、例えば、制御部58は、車速センサによって検出される車速と、変速比とに応じてクランクの回転速度を算出するように構成される。
例えば、人力駆動車10は、車速検出部34をさらに含む。車速検出部34は、人力駆動車10の車輪12の回転速度に応じた情報を検出するように構成される。人力駆動車10の車輪12の回転速度に応じた情報は、車速を含む。車速検出部34は、例えば、人力駆動車10の車輪12に設けられる磁石を検出するように構成される。車速センサは、車輪12の回転速度に応じた信号を出力する。
車速検出部34は、例えば、リードスイッチを構成する磁性リード、または、ホール素子を含む。例えば、車速検出部34は、人力駆動車10のフレームのチェーンステイに取り付けられる。車速検出部34は、後輪12Rに取り付けられる磁石を検出するように構成される。車速センサは、フロントフォークに設けられてもよい。車速センサがフロントフォークに設けられる場合、前輪に取り付けられる磁石を検出する構成としてもよい。
制御部58は、車輪12の回転速度と、車輪12の周長に関する情報とに基づいて人力駆動車10の車速を算出できる。車輪12の周長は、例えば、タイヤの周長である。記憶部80には車輪12の周長に関する情報が記憶される。車速検出部34は、車輪12に設けられる磁石を検出する構成に限らず、例えば、光学センサなどを含んで構成されてもよい。
例えば、人力駆動車10は、ライダの操作を検出可能な操作検出部36をさらに含む。例えば、操作検出部36は、操作装置26に含まれる。操作検出部36は、操作装置26の操作部材の変位状態を検出するように構成される。操作検出部36は、変位センサおよび圧力センサの少なくとも1つを含む。
人力駆動車用のドライブユニット50は、モータ回転軸52Aを有するモータ52と、動力接続部54と、出力回転部56と、モータ52を制御するように構成される制御部58と、を備える。
例えば、ドライブユニット50は、ハウジング60を備える。例えば、ハウジング60は、人力駆動車10のフレームに取り付けられる。例えば、ハウジング60は、人力駆動車10のフレームに取り付けるための取付部60Aを含む。取付部60Aは、ハウジング60の外周部に設けられる。例えば、取付部60Aは、孔および雌ねじの少なくとも1つを含む。例えば、ハウジング60は、取付部60Aの孔および雌ねじの少なくとも1つと人力駆動車10のフレームとにボルトが取り付けられることによって、人力駆動車10のフレームに取り付けられる。
ハウジング60は、内部空間60Sを有する。例えば、モータ52の少なくとも一部は、ドライブユニット50のハウジング60の内部空間60Sに収容される。例えば、モータ52は、1または複数の電気モータを含む。電気モータは、例えば、ブラシレスモータである。モータ回転軸52Aは、第1回転中心軸心C1を有する。
例えば、モータ52は、人力駆動車10に推進力を付与するように構成される。モータ52が第1モータ回転方向M1に回転する場合、モータ52は人力駆動車10に推進力を付与するようにトルクを出力する。モータ52は、供給される電力が増加するほど、出力トルクが増加する。例えば、モータ52は、回生動作を実行できるように構成される。回生動作は、回生発電、および、回生制動の少なくとも1つを含む。例えば、モータ52は、回生制動によって人力駆動車10を制動可能に構成されてもよい。モータ52は、回生制動によって人力駆動車10を制動可能に構成される場合、人力駆動車10に対して制動力を発生させる。
動力接続部54は、モータ回転軸52Aに接続される。出力回転部56は、動力接続部54を介してモータ回転軸52Aに接続される。モータ52の出力するトルクは、動力接続部54を介して、出力回転部56に出力される。
動力接続部54は、第1接続状態と、第2接続状態と、の間において、動力接続部54の接続状態を切替可能に構成される。第1接続状態では、モータ回転軸52Aが第1モータ回転方向M1に回転する場合に、第1回転体62に入力されるモータ52の駆動力の出力回転部56への伝達が許容される。第2接続状態では、出力回転部56が外部駆動力によって第1出力回転部回転方向Y1に回転する場合に、外部駆動力のモータ52への伝達が許容される。外部駆動力は、例えば、人力駆動車10が下り坂を走行する場合等、人力駆動車10のコースティング時に、車輪12から出力回転部56に入力される駆動力である。
例えば、動力接続部54の少なくとも一部は、ハウジング60の内部空間60Sに収容される。例えば、動力接続部54の全体は、ハウジング60の内部空間60Sに収容される。動力接続部54は、回転中心軸心C2を有する第1回転体62と、第2回転体64と、中間伝達体66と、を含む。第2回転体64は、回転中心軸心C2に関して第1回転体62の径方向に少なくとも一部が第1回転体62にオーバーラップし、第1回転体62と同軸に配置される。第2回転体64は、第1回転体62を介してモータ52に接続される。中間伝達体66は、第1回転体62の径方向において、第1回転体62および第2回転体64の間に配置される。例えば、中間伝達体66は少なくとも1つのボール、少なくとも1つのローラ、少なくとも1つのニードル、および、少なくとも1つのスプラグの少なくとも1つを含む。
例えば、動力接続部54は、減速機68をさらに含む。減速機68は、モータ回転軸52Aの回転速度を減速して、モータ52の推進力を出力回転部56に伝達する。例えば、第1回転体62、第2回転体64および中間伝達体66は、減速機68に設けられる。
例えば、動力接続部54は、クラッチ70を含む。減速機68は、少なくとも1つの回転軸72を有する。例えば、クラッチ70は、動力接続部54の接続状態を切り替える。少なくとも1つの回転軸72は、少なくとも1つの回転中心軸心を有する。例えば、クラッチ70は、少なくとも1つの回転軸72に関する軸方向において移動不能である。例えば、クラッチ70は、第1回転体62と、第2回転体64と、中間伝達体66と、を含む。例えば、第1回転体62と、第2回転体64と、中間伝達体66と、は、少なくとも1つの回転軸72に関する軸方向において移動不能である。例えば、クラッチ70は、逆入力遮断クラッチを含む。例えば、逆入力遮断クラッチは、トルクダイオード(登録商標)を含む。例えば、トルクダイオードは、フリー型のトルクダイオードを含んでいてもよい。クラッチ70は、例えば、「コンパクトフリー型トルクダイオード」,NTN TECHNICAL REVIEW No.77(2009)のP83-86に開示されるクラッチと同様の構成を有する。クラッチ70は、日本特許第3914778号公報に開示されるクラッチ、日本特許第4283167号公報に開示されるクラッチ、日本特開2006-200606号公報に開示されるクラッチ、日本特開2015-098916号公報に開示されるクラッチ、または、日本特開2017-003104号公報に開示されるクラッチと同様の構成を有していてもよい。
例えば、減速機68は、1以上の段階において、モータ回転軸52Aの駆動力が入力される入力部の回転速度よりも出力部の回転速度が減少するように構成される。本実施形態では、減速機68は、3段階において、モータ回転軸52Aの駆動力が入力される入力部の回転速度よりも出力部の回転速度が減少するように構成される。例えば、減速機68は、第1減速部分68A、第2減速部分68B、および、第3減速部分68Cを含む。例えば、減速機68は、第1回転軸72Aおよび第2回転軸72Bを含む。
本実施形態では、少なくとも1つの回転軸72は、モータ回転軸52A、第1回転軸72A、第2回転軸72B、および、出力回転部56を含む。第1回転軸72Aは、回転中心軸心C2を有する。第2回転軸72Bは、第3回転中心軸心C3を有する。第1回転軸72Aは、ハウジング60に対して回転可能にハウジング60に設けられる。第2回転軸72Bは、ハウジング60に対して回転可能にハウジング60に設けられる。
第1減速部分68Aは、モータ回転軸52Aに設けられる第1歯車68D、および、第1回転軸72Aに設けられる第2歯車68Eを含む。第1歯車68Dは、第2歯車68Eに噛み合う。第2減速部分68Bは、第1回転軸72Aに設けられる第3歯車68F、および、第2回転軸72Bに設けられる第4歯車68Gを含む。第3歯車68Fは、第4歯車68Gに噛み合う。第3減速部分68Cは、第2回転軸72Bに設けられる第5歯車68H、および、出力回転部56に設けられる第6歯車68Jを含む。第5歯車68Hは、第6歯車68Jに噛み合う。減速機68は、歯車に代えてまたは加えて、プーリおよびベルトを含んでいてもよく、スプロケットおよびチェーンを含んでいてもよい。
例えば、クラッチ70は、減速機68に含まれる歯車と、歯車が設けられる回転軸72との間に設けられる。例えば、クラッチ70は、第1歯車68Dとモータ回転軸52Aとの間、第2歯車68Eと第1回転軸72Aとの間、第3歯車68Fと第1回転軸72Aとの間、第4歯車68Gと第2回転軸72Bとの間、第5歯車68Hと第2回転軸72Bとの間、および、第6歯車68Jと出力回転部56との間のいずれかに設けられる。本実施形態では、クラッチ70は、第2歯車68Eと第1回転軸72Aとの間との間に設けられる。第1回転軸72Aは、第2歯車68Eと一体に回転する第1部分72Cと、第3歯車68Fとともに回転する第2部分72Dとを含む。第1部分72Cおよび第2部分72Dは、相対回転可能である。本実施形態では、第1回転体62は、第2歯車68Eを含み、第2回転体64は、第2部分72Dを含む。例えば、第1部分72Cは、第1回転体62の少なくとも一部である。例えば、第2部分72Dは、第2回転体64の少なくとも一部である。
例えば、クラッチ70は、付勢部材70A、保持器70B、転動体70C、および、クラッチハウジング70Dをさらに含む。中間伝達体66は、転動体70Cを含む。例えば、クラッチハウジング70Dは、ハウジング60に対して相対移動不能に、ハウジング60に設けられる。例えば、クラッチハウジング70Dは、ボルト等によってハウジング60に取り付けられる。クラッチハウジング70Dは、ハウジング60と一体に形成されてもよい。
第1回転体62の少なくとも一部は、クラッチハウジング70Dの内部空間に配置される。例えば、第1回転体62は、第1部材62Aおよび第2部材62Bを含む。例えば、第1部材62Aは、第2部材62Bと別体に形成され、第2部材62Bと一体回転するように構成される。第1部材62Aおよび第2部材62Bは一体に形成されてもよい。例えば、第1部材62Aの一部がクラッチハウジング70Dの内部空間に収容される。例えば、第2部材62Bの全体がクラッチハウジング70Dの内部空間に収容される。
例えば、第1回転体62は、回転中心軸心C2と平行な方向において、第1端部62Cを有する。例えば、第1端部62Cは、第1部材62Aに設けられる。例えば、第1端部62Cはクラッチハウジング70Dの外部に露出する。本実施形態では、第1端部62Cには、第2歯車68Eが設けられる。例えば、第1回転体62は、第2端部62Dを有する。例えば、第2端部62Dは、第2部材62Bに設けられる。例えば、第2端部62Dは、クラッチハウジング70Dの内部空間に配置される。
例えば、第1部材62Aは、円筒形状を有する。例えば、第2部材62Bは、円筒形状を有する。第1部材62Aの内径は、第2部材62Bの内径よりも小さい。第1部材62Aのうちの第2部材62Bが配置される部分の外径R1と、第2部材62Bのうちの第1部材62Aの内部に配置される部分の内径R2とは実質的に同じ大きさである。第1部材62Aのうちの第2部材62Bが配置される部分の外周部と、第2部材62Bのうちの第1部材62Aの内部に配置される部分の内周部とは、互いに連結する。例えば、第1部材62Aの外周部と、第2部材62Bの内周部とは、互いにスプラインまたはセレーション嵌合によって連結される。
例えば、クラッチ70は、ボール70Eをさらに含む。ボール70Eは、第2端部62Dとクラッチハウジング70Dとの間に設けられる。例えば、ボール70Eは、回転中心軸心C2と平行な方向において、第2端部62Dとクラッチハウジング70Dとの間に設けられる。ボール70Eは、第2端部62Dをクラッチハウジング70Dに対して回転可能に支持する。
第1部材62Aおよび第2部材62Bの連結部62Eと、クラッチハウジング70Dとの間には、付勢部材70Aが設けられる。第2部材62Bは、回転中心軸心C2に関する軸方向において、付勢部材70Aとボール70Eとの間に配置される。付勢部材70Aは、第2部材62Bをボール70Eに向かって付勢する。
例えば、第2回転体64の一部は、第2部材62Bの内周部に配置される。例えば、第2回転体64のうちの、第2部材62Bから露出する部分には、第1回転軸72Aの第2部分72Dおよび第3歯車68Fが設けられる。
転動体70Cは、第2部材62Bの内周部と、第2回転体64の外周部との間に配置される。例えば、転動体70Cは、ローラである。転動体70Cは、ボールであってもよい。例えば、クラッチ70は、複数の転動体70Cを含む。複数の転動体70Cは、第2部材62Bの内周部と、第2回転体64の外周部との間において、回転中心軸心C2に関する周方向に並んで配置される。
例えば、保持器70Bは、複数の転動体70Cを保持するように構成される。例えば、保持器70Bは、転動体70Cを支持する部分とは異なる部分に設けられ、ボール70Eを支持するボール支持部を含む。保持器70Bは、ボール70Eを回転可能に支持する。ボール70Eおよび付勢部材70Aによって、保持器70Bおよび転動体70Cには、回転中心軸心C2に関する周方向における第1回転体62に対する回転抵抗が付与される。
例えば、第2部材62Bの内周部および第2回転体64の外周部の少なくとも1つには、複数の溝70Fが形成される。例えば、第2部材62Bの内周部に形成される複数の溝70Fは、回転中心軸心C2に関する周方向に並んで配置される。例えば、溝70Fの数は、転動体70Cの数と一致する。
例えば、ドライブユニット50は、入力回転部74をさらに備える。入力回転部74は、出力回転部56に接続される。入力回転部74は、人力駆動力が入力されるように構成される。例えば、入力回転部74は、第4回転中心軸心C4を有する。本実施形態では、入力回転部74は、クランク軸14を含む。
例えば、出力回転部56は、フロントスプロケット16に接続される出力部56Aを含む。例えば、出力回転部56は、入力回転部74と同軸に配置される。例えば、出力回転部56は、モータ52が出力するモータ駆動力と、クランク軸14に入力される人力駆動力とを合わせて出力するように構成される。例えば、出力回転部56は、出力部56Aを含む。例えば、出力部56Aは、モータ52が出力するモータ駆動力と、クランク軸14に入力される人力駆動力とを合わせて、フロントスプロケット16に出力するように構成される。
例えば、第1回転中心軸心C1、回転中心軸心C2、第3回転中心軸心C3、および、第4回転中心軸心C4は、全て実質的に平行である。例えば、第1回転中心軸心C1、回転中心軸心C2、第3回転中心軸心C3、および、第4回転中心軸心C4は、回転中心軸心C2に関する軸方向から見た場合、全て異なる位置に設けられる。例えば、第1回転中心軸心C1、回転中心軸心C2、および、第4回転中心軸心C4は、回転中心軸心C2に関する軸方向から見た場合、三角形の頂点にそれぞれ配置される。例えば、第1回転中心軸心C1、第3回転中心軸心C3、および、第4回転中心軸心C4は、回転中心軸心C2に関する軸方向から見た場合、三角形の頂点にそれぞれ配置される。
例えば、ドライブユニット50は、ワンウェイクラッチ76をさらに備える。ワンウェイクラッチ76は、入力回転部74が第1入力回転部回転方向X1に回転する場合、人力駆動力の出力回転部56への伝達を許容するように構成される。ワンウェイクラッチ76は、モータ回転軸52Aが第1モータ回転方向M1に回転する場合、モータ52の駆動力の入力回転部74への伝達を抑制するように構成される。例えば、第1入力回転部回転方向X1は、人力駆動車10を車輪12の回転方向と対応する。
例えば、ワンウェイクラッチ76は、ローラクラッチを含む。例えば、ワンウェイクラッチ76は、内輪、外輪、および、内輪と外輪との間に設けられる複数のローラを含む。例えば、ワンウェイクラッチ76は、複数のローラに代えてまたは加えて複数のボールを含んでいてもよい。ワンウェイクラッチ76は、爪式クラッチ、または、スプラグクラッチを含んでいてもよい。
例えば、クランク軸14は、ワンウェイクラッチ76を介して出力部56Aに接続される。例えば、ワンウェイクラッチ76は、クランク軸14の径方向において、クランク軸14と出力部56Aとの間に設けられる。例えば、入力回転部74がクランク軸14を含む場合、クランク軸14に人力駆動力が加えられてクランク軸14が第1入力回転部回転方向X1に回転すると、ワンウェイクラッチ76によって、クランク軸14から出力部56Aにトルクが伝達される。例えば、入力回転部74がクランク軸14を含む場合、クランク軸14に人力駆動力が加えられてクランク軸14が第2入力回転部回転方向X2に回転すると、ワンウェイクラッチ76によって、クランク軸14から出力部56Aにトルクが伝達されない。第2入力回転部回転方向X2は、第1入力回転部回転方向X1と反対の方向である。
例えば、人力駆動車10は、モータ電流検出部38をさらに含む。例えば、モータ電流検出部38は、モータ52が発電する場合にモータ52が発生する電流および電圧を検出する。例えば、モータ電流検出部38は、モータ52のリード線に設けられる。例えば、モータ電流検出部38は、電流センサおよび電圧センサを含む。制御部58は、電流センサによって検出された電流、または、電圧センサによって検出された電圧から、モータ52の回転速度を算出するように構成されてもよい。
例えば、人力駆動車10は、モータ回転速度検出部40をさらに含む。例えば、モータ回転速度検出部40は、モータ52のロータ、および、モータ回転軸52Aの少なくとも1つの回転速度を検出するように構成される。例えば、モータ回転速度検出部40は、磁極センサを含む。磁極センサは、ドライブユニット50のうちのモータ52の近傍に設けられる。磁極センサは、モータ52の回転速度を検出可能に構成される。
例えば、人力駆動車10は、制御装置78をさらに含む。例えば、制御装置78は、制御部58、記憶部80、および、モータ52の駆動回路82を含んで構成される。制御装置78の少なくとも一部は、ドライブユニット50に収容される。
制御部58は、予め定める制御プログラムを実行する演算処理装置を含む。制御部58に含まれる演算処理装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)を含む。制御部58に含まれる演算処理装置は、相互に離れた複数の場所に設けられてもよい。制御部58は、1または複数のマイクロコンピュータを含んでいてもよい。制御部58は、バッテリ28と有線または無線によって通信可能に接続される。制御部58は、バッテリ28から電力を供給されるように構成される。
例えば、ドライブユニット50は、記憶部80をさらに備える。記憶部80には、各種の制御プログラムおよび各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶部80は、例えば不揮発性メモリおよび揮発性メモリを含む。不揮発性メモリは、例えば、ROM(Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、および、フラッシュメモリの少なくとも1つを含む。揮発性メモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)を含む。
例えば、制御部58は、有線または無線によって、他の装置と通信可能に構成される。例えば、他の装置は、バッテリ28、ブレーキ装置24、操作装置26、人力駆動力検出部30、クランク回転速度検出部32、車速検出部34、操作検出部36、モータ電流検出部38、および、モータ回転速度検出部40を含む。制御部58が有線によって他の装置と通信する場合、制御部58は、例えば、電力線通信(PLC;Power Line Communication)、CAN(Controller Area Network)、または、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)によって通信する。制御部58が無線によって他の装置と通信する場合、制御部58は、例えば、Bluetooth(登録商標)、ANT+(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、または、赤外線通信によって通信する。
例えば、制御装置78は、駆動回路82を含む。駆動回路82は、モータ52に電気的に接続される。駆動回路82は、バッテリ28からモータ52への電力の供給を制御する。駆動回路82は、インバータ回路を含む。インバータ回路は、複数のトランジスタを含む。一例では、インバータ回路は、直列に接続される一対のトランジスタからなる複数のインバータ部が並列に接続される構成を含む。インバータ回路は、インバータ回路に流れる電流を検出する電流センサを有してもよい。電流センサは、制御部58と有線または無線によって通信可能に接続される。
制御部58は、モータ52を制御するように構成される。例えば、制御部58は、人力駆動車10の状態に応じてモータ52を制御するように構成される。例えば、制御部58は、モータ電流検出部38、および、モータ回転速度検出部40の出力に応じてモータ52を制御するように構成される。例えば、制御部58は、人力駆動車10に入力される人力駆動力に応じて推進力を変更するように、モータ52を制御するように構成される。例えば、制御部58は、人力駆動車10に入力される人力駆動力が予め定める値に到達するまでは、人力駆動力が増加するほど、推進力が増加するように、モータ52を制御するように構成される。
制御部58は、モータ52を制御することによって、接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間において切り替える。例えば、接続状態は、第1接続状態、第2接続状態、および、第3接続状態を含む。例えば、動力接続部54の接続状態は、第1接続状態、第2接続状態、および、第3接続状態のうちの1つが選択される。例えば、動力接続部54の接続状態は、クラッチ70によって切り替えられる。例えば、接続状態が第1接続状態、かつ、モータ回転軸52Aが第1モータ回転方向M1に回転する場合、モータ52は、出力回転部56を第1出力回転部回転方向Y1に回転させることによって、人力駆動車10に推進力を付与する。例えば、接続状態が第2接続状態、かつ、出力回転部56が第1出力回転部回転方向Y1に回転する場合、出力回転部56がモータ52を第1モータ回転方向M1に回転させることによって、モータ52が回生発電する。
図8に示す第1接続状態において、例えば、制御部58がモータ52に電力を供給してモータ52が第1モータ回転方向M1に回転することによって、第1接続状態が維持される。例えば、第1接続状態において、モータ回転軸52Aが第1モータ回転方向M1に回転することによって、第1モータ回転方向M1に対応する方向P1に第1回転体62が回転する。第1接続状態において、第1回転体62が第1モータ回転方向M1に対応する方向P1に回転する場合、転動体70Cが溝70Fのうちの方向P1の上流側の浅い部分70Gと接触し、かつ、第2回転体64の外周部と接触する。したがって、第1回転体62の方向P1の回転にともなって、第2回転体64が方向P1と同じ方向であるP2に回転する。
図9に示す第2接続状態において、例えば、外部駆動力によって第2回転体64が第1モータ回転方向M1と対応する方向P2に回転することによって、第2接続状態が維持される。例えば、第2接続状態において、外部駆動力によって第2回転体64が第1出力回転部回転方向Y1に対応する方向P2に回転する場合、転動体70Cが溝70Fのうちの方向P2の下流側の浅い部分70Hと接触し、かつ、第2回転体64の外周部と接触する。したがって、第2回転体64の方向P2の回転にともなって、第1回転体62が方向P2と同じ方向であるP1に回転する。例えば、第2接続状態において、出力回転部56が外部駆動力によって第1出力回転部回転方向Y1に回転し、かつ、外部駆動力のトルクがモータ回転軸52Aのトルクより大きい状態が維持される場合、溝70Fのうちの方向P2の下流側の浅い部分70Hが中間伝達体66と接触する状態において保持される。
例えば、接続状態が第2接続状態の場合に第2回転体64への外部駆動力の入力が停止した場合、接続状態は、第2接続状態から図10に示す第3接続状態に切り替わる。例えば、第3接続状態において、転動体70Cは、溝70Fの深い部分に配置され、第1回転体62と第2回転体64との相対回転が許容される。例えば、接続状態が第3接続状態の場合、外部駆動力のモータ52への伝達が抑制される。例えば、接続状態が第1接続状態の場合にモータ52の第1モータ回転方向M1への回転が停止した場合、接続状態は、第1接続状態から第3接続状態に切り替わる。
例えば、接続状態が、第2接続状態の場合、制御部58は、モータ回転軸52Aを第1モータ回転方向M1に回転させる第1トルクが発生するようにモータ52を制御することによって、接続状態を、第2接続状態から第1接続状態に切り替える。例えば、接続状態が、第2接続状態の場合、クランク軸14を第1入力回転部回転方向X1に回転させる人力駆動力がクランク軸14に入力されると、制御部58は、第1トルクが発生するようにモータ52を制御することによって、接続状態を、第2接続状態から第1接続状態に切り替える。例えば、第1トルクは、第2接続状態から第1接続状態に切り替えるためのトルクである。
接続状態が、第2接続状態の場合、制御部58は、モータ回転軸52Aが第1モータ回転方向M1に回転させる第2トルクが発生するようにモータ52を制御した後、第2トルクが減少するようにモータ52を制御することによって、接続状態を、第2接続状態から第1接続状態に切り替えてもよい。例えば、第2トルクは、第2接続状態から第3接続状態に切り替えるためのトルクである。例えば、接続状態が、第2接続状態の場合、第2トルクによって回転する第1回転体62の回転速度が第2回転体64の回転速度よりも大きくなると、接続状態は第2接続状態から第3接続状態を経て第1制御状態に切り替わる。例えば、制御部58は、接続状態が第2接続状態から第3接続状態に切り替わると、第2トルクが減少するようにモータ52を制御することによって、接続状態を、第2接続状態から第3接続状態を経て、第1接続状態に切り替える。
例えば、接続状態が第2接続状態から第1接続状態に切り替えられる場合、転動体70Cおよび保持器70Bは、溝70Fから伝達された第2トルクによって、第1回転体62の約半分の速度において、第1モータ回転方向M1に対応する方向P1に回転する。例えば、保持器70Bに支持されたボール70Eは、付勢部材70Aによって抵抗を付与されながら、第1回転体62の内周部と、クラッチハウジング70Dとの間を転がる。転動体70Cは、第1回転体62と、保持器70Bとの回転速度差によって、溝70Fと転動体70Cとが接触する位置に移動する。
例えば、接続状態が、第1接続状態の場合、制御部58は、モータ回転軸52Aを第1モータ回転方向M1とは反対の第2モータ回転方向M2に回転させるトルクが発生するようにモータ52を制御することによって、接続状態を、第1接続状態から第2接続状態に切り替える。例えば、接続状態が、第1接続状態の場合、モータ52の第1モータ回転方向M1への回転が停止すると、接続状態は第3接続状態を経て第2制御状態に切り替わる。例えば、制御部58は、接続状態が、第1接続状態の場合、人力駆動力の入力が停止すると、第1モータ回転方向M1へのモータ52の回転を停止させることによって、接続状態を第3接続状態に移行させる。例えば、制御部58は、モータ52の回転を停止させた後に、第2モータ回転方向M2に回転させるトルクが発生するようにモータ52を制御することによって、接続状態を第3接続状態から第2接続状態に移行させる。
例えば、接続状態が第1接続状態から第2接続状態に切り替えられる場合、モータ52が第2モータ回転方向M2に回転させるトルクが発生するように駆動すると、第1回転体62が方向P1とは反対の方向P3に回転する。第1回転体62が方向P1とは反対の方向P3に回転し、溝70Fの方向P1の下流側の浅い部分70Hと転動体70Cとが接触すると、外部駆動力によって回転する第2回転体64の方向P2に回転するトルクが転動体70Cを介して第1回転体62に伝達されるようになり、第2接続状態が形成される。
例えば、動力接続部54は、第2接続状態において、第1回転体62と第2回転体64との相対回転が規制されることによって、第2接続状態が維持されるように構成される。例えば、第2接続状態において、出力回転部56が外部駆動力によって第1出力回転部回転方向Y1に回転する状態が維持される場合、転動体70Cが溝70Fのうちの方向P2の下流側の浅い部分70Hと接触する状態が維持されるため、第2接続状態が維持される。例えば、制御部58は、接続状態が第1接続状態または第3接続状態から第2接続状態に切り替わると、第2モータ回転方向M2へのモータ52の回転を停止させる。制御部58は、第2モータ回転方向M2へ回転するようにモータ52を回転させてから、予め定める期間が経過すると、第2モータ回転方向M2へのモータ52の回転を停止させてもよい。
例えば、接続状態が、第1接続状態の場合において、人力駆動車10に対する制動要求がある場合、制御部58は、接続状態を、第1接続状態から第2接続状態に切り替えるようにモータ52を制御する。例えば、制御部58は、クランク軸14に人力駆動力が入力されず、かつ、人力駆動車10が坂道を下るようなコースティング時に、第2接続状態が形成されるようにモータ52を制御するように構成される。例えば、制御部58は、制動要求がある場合、第2接続状態が形成されるようにモータ52を制御するように構成される。
図11を参照して、制動要求がある場合に、制御部58が接続状態を切り替える処理が説明される。例えば、制御部58に電力が供給されると、制御部58は、処理を開始して図11に示されるフローチャートのステップS11に移行する。制御部58は、図11のフローチャートが終了すると、例えば、電力の供給が停止されるまでは、予め定める周期後にステップS11からの処理を繰り返す。
制御部58は、ステップS11において、接続状態が第1接続状態か否かを判定する。例えば、制御部58は、モータ52が人力駆動車10に推進力を付与している場合、接続状態が第1接続状態と判定する。接続状態が第1接続状態の場合、制御部58は、ステップS12に移行する。接続状態が第1接続状態ではない場合、制御部58は処理を終了する。
制御部58は、ステップS12において、制動要求があるか否かを判定する。例えば、制御部58は、操作装置26が操作される場合、制動要求があると判定する。制動要求がある場合、制御部58は、ステップS13に移行する。制動要求がない場合、制御部58は、処理を終了する。
制御部58は、ステップS13において、接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えるようにモータ52を制御し、ステップS14に移行する。制御部58は、ステップS14において、モータ回転軸52Aを第2モータ回転方向M2に回転させるトルクが発生するようにモータ52を制御する。例えば、制御部58は、ステップS14において、モータ回転軸52Aを第2モータ回転方向M2に回転させるトルクが発生するように、予め定める期間だけ、モータ52を駆動させる。
制御部58は、ステップS14において、制動要求があるか否かを判定する。例えば、制御部58は、ステップS12において判定した制動要求が継続されている場合、制動要求があると判定する。例えば、制御部58は、ステップS12において判定した制動要求が解除された場合、制動要求がないと判定する。制動要求がある場合、制御部58は、ステップS14の処理を繰り返す。制動要求がない場合、制御部58は、ステップS15に移行する。
制御部58は、ステップS15において、接続状態を第2接続状態から第1接続状態に切り替えるようにモータ52を制御し、処理を終了する。制御部58は、ステップS15において、モータ回転軸52Aを第1モータ回転方向M1に回転させるトルクが発生するようにモータ52を制御する。制御部58は、ステップS15において、人力駆動力が入力されない場合、第2制御状態から第1制御状態への切り替えを待機するように構成されてもよい。制御部58がステップS15において、人力駆動力が入力されずに第2制御状態から第1制御状態への切り替えを待機するように構成される場合、第1制御状態に切り替えるまでは、第3制御状態が選択される。
<変更例>
実施形態に関する説明は、本開示に従う人力駆動車用のドライブユニットが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本開示に従う人力駆動車用のドライブユニットは、例えば以下に示される実施形態の変更例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変更例が組み合わせられた形態を取り得る。以下の変更例において、実施形態と共通する部分については、実施形態と同一の符号を付してその説明が省略される。
実施形態に関する説明は、本開示に従う人力駆動車用のドライブユニットが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本開示に従う人力駆動車用のドライブユニットは、例えば以下に示される実施形態の変更例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変更例が組み合わせられた形態を取り得る。以下の変更例において、実施形態と共通する部分については、実施形態と同一の符号を付してその説明が省略される。
・図12に示されるように、出力回転部56は、ハブシェル22を含んでいてもよい。出力回転部56がハブシェル22を含む場合、入力回転部74は、リアスプロケット20を含む。出力回転部56がハブシェル22を含む場合、ドライブユニット50は、人力駆動車10の車輪12に設けられるハブモータとして構成される。
・例えば、制御部58は、ステップS13において、人力駆動車10が坂道を下っているか否かを判定してもよい。例えば、制御部58は、人力駆動車10が坂道を下っている状態が維持される場合、接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えるようにモータ52を制御してもよい。例えば、制御部58は、人力駆動車10が坂道を下り終えると、接続状態を第2接続状態から第1接続状態に切り替えるようにモータ52を制御してもよい。
・ドライブユニット50は、動力接続部54が、回転中心軸心C2を有する第1回転体62と、回転中心軸心C2に関して第1回転体62の径方向に少なくとも一部が第1回転体62にオーバーラップして、第1回転体62と同軸に配置され、第1回転体62を介してモータ52に接続される第2回転体64と、第1回転体62の径方向において、第1回転体62および第2回転体64の間に配置される中間伝達体66と、を含み、モータ回転軸52Aが第1モータ回転方向M1に回転する場合に、第1回転体62に入力されるモータ52の駆動力の出力回転部56への伝達が許容される第1接続状態と、出力回転部56が外部駆動力によって第1出力回転部回転方向Y1に回転する場合に、外部駆動力のモータ52への伝達が許容される第2接続状態と、の間において、動力接続部54の接続状態を切替可能に構成され、制御部58がモータ52を制御することによって、接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間において切り替えるように構成されていれば、他の構成は適宜省略してもよい。
・ドライブユニット50は、動力接続部54が、クラッチ70、および、少なくとも1つの回転軸72を有する減速機68を含み、モータ回転軸52Aが第1モータ回転方向M1に回転する場合に、動力接続部54から入力されるモータ52の駆動力の出力回転部56への伝達が許容される第1接続状態と、出力回転部56が外部駆動力によって第1出力回転部回転方向Y1に回転する場合に、外部駆動力のモータ52への伝達が許容される第2接続状態と、の間において、動力接続部54の接続状態を切替可能に構成され、クラッチ70が、少なくとも1つの回転軸72に関する軸方向において移動不能であり、制御部58が、モータ52を制御することによって、動力接続部54の接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間において切り替える、ように構成されていれば、他の構成は適宜省略してもよい。
本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
10…人力駆動車、14…クランク軸、22…ハブシェル、28…バッテリ、50…ドライブユニット、52…モータ、52A…モータ回転軸、54…動力接続部、56…出力回転部、58…制御部、62…第1回転体、64…第2回転体、66…中間伝達体、68…減速機、70…クラッチ、72…回転軸、74…入力回転部、76…ワンウェイクラッチ。
Claims (14)
- 人力駆動車用のドライブユニットであって、
モータ回転軸を有するモータと、
前記モータ回転軸に接続される動力接続部と、
前記動力接続部を介して前記モータ回転軸に接続される出力回転部と、
前記モータを制御するように構成される制御部と、を備え、
前記動力接続部は、
回転中心軸心を有する第1回転体と、
前記回転中心軸心に関して前記第1回転体の径方向に少なくとも一部が前記第1回転体にオーバーラップし、前記第1回転体と同軸に配置され、前記第1回転体を介して前記モータに接続される第2回転体と、
前記第1回転体の前記径方向において、前記第1回転体および前記第2回転体の間に配置される中間伝達体と、を含み、
前記モータ回転軸が第1モータ回転方向に回転する場合に、前記第1回転体に入力される前記モータの駆動力の前記出力回転部への伝達が許容される第1接続状態と、
前記出力回転部が外部駆動力によって第1出力回転部回転方向に回転する場合に、前記外部駆動力の前記モータへの伝達が許容される第2接続状態と、の間において、前記動力接続部の接続状態を切替可能に構成され、
前記制御部は、前記モータを制御することによって、前記接続状態を前記第1接続状態と前記第2接続状態との間において切り替えるドライブユニット。 - 前記動力接続部は、減速機をさらに含み、
前記第1回転体、前記第2回転体および前記中間伝達体は、前記減速機に設けられる、請求項1に記載のドライブユニット。 - 前記動力接続部は、前記第2接続状態において、前記第1回転体と前記第2回転体との相対回転が規制されることによって、前記第2接続状態が維持されるように構成される、請求項1または2に記載のドライブユニット。
- 人力駆動車用のドライブユニットであって、
モータ回転軸を有するモータと、
前記モータ回転軸に接続される動力接続部と、
前記動力接続部を介して前記モータ回転軸に接続される出力回転部と、
前記モータを制御するように構成される制御部と、を備え、
前記動力接続部は、
クラッチ、および、少なくとも1つの回転軸を有する減速機を含み、
前記モータ回転軸が第1モータ回転方向に回転する場合に、前記動力接続部から入力される前記モータの駆動力の前記出力回転部への伝達が許容される第1接続状態と、
前記出力回転部が外部駆動力によって第1出力回転部回転方向に回転する場合に、前記外部駆動力の前記モータへの伝達が許容される第2接続状態と、の間において、前記動力接続部の接続状態を切替可能に構成され、
前記クラッチは、前記少なくとも1つの回転軸に関する軸方向において移動不能であり、
前記制御部は、前記モータを制御することによって、前記動力接続部の接続状態を前記第1接続状態と前記第2接続状態との間において切り替える、ドライブユニット。 - 前記接続状態が、前記第1接続状態の場合、前記制御部は、前記モータ回転軸を前記第1モータ回転方向とは反対の第2モータ回転方向に回転させるトルクが発生するように前記モータを制御することによって、前記接続状態を、前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替える、請求項1から4のいずれか一項に記載のドライブユニット。
- 前記接続状態が、前記第2接続状態の場合、前記制御部は、前記モータ回転軸を前記第1モータ回転方向に回転させる第1トルクが発生するように前記モータを制御することによって、前記接続状態を、前記第2接続状態から前記第1接続状態に切り替える、請求項1から5のいずれか一項に記載のドライブユニット。
- 前記接続状態が、前記第2接続状態の場合、前記制御部は、前記モータ回転軸が前記第1モータ回転方向に回転させる第2トルクが発生するように前記モータを制御した後、前記第2トルクが減少するように前記モータを制御することによって、前記接続状態を、前記第2接続状態から前記第1接続状態に切り替える、請求項1から5のいずれか一項に記載のドライブユニット。
- 前記接続状態が、前記第1接続状態の場合において、前記人力駆動車に対する制動要求がある場合、前記制御部は、前記接続状態を、前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替えるように前記モータを制御する、請求項1から7のいずれか一項に記載のドライブユニット。
- 前記人力駆動車は、バッテリをさらに含み、
前記制御部は、前記モータによって発電される電力を、前記バッテリに充電するように構成される、請求項1から8のいずれか一項に記載のドライブユニット。 - 前記出力回転部に接続され、人力駆動力が入力されるように構成される入力回転部をさらに備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のドライブユニット。
- 前記出力回転部は、前記入力回転部と同軸に配置される、請求項10に記載のドライブユニット。
- 前記入力回転部が第1入力回転部回転方向に回転する場合、前記人力駆動力の前記出力回転部への伝達を許容し、前記モータ回転軸が前記第1モータ回転方向に回転する場合、前記モータの駆動力の前記入力回転部への伝達を抑制するように構成されるワンウェイクラッチをさらに備える、請求項10または11に記載のドライブユニット。
- 前記入力回転部は、クランク軸を含む、請求項10から12のいずれか一項に記載のドライブユニット。
- 前記出力回転部は、ハブシェルを含む、請求項1から12のいずれか一項に記載のドライブユニット。
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