JP2023092321A - 水田作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】水田作業機において、右及び左のマーカーの操作構造の簡素化を図る。【解決手段】マーカー操作装置42は、右及び左の連係部材47と、一方向B1に向けて作動することにより右の連係部材47を一方向B1に向けて操作し、右のマーカー39を格納姿勢に操作可能、且つ、他方向B2に向けて作動することにより左の連係部材47を他方向B2に向けて操作し、左のマーカー39を格納姿勢に操作可能な操作部材45と、操作部材45を一方向B1及び他方向B2に向けて操作可能なアクチュエータ46と、操作部材45の一方向B1に向けての作動が左の連係部材47に伝達されないようにする左の融通部47aと、操作部材45の他方向B2に向けての作動が右の連係部材47に伝達されないようにする右の融通部47aとを有している。【選択図】図4

Description

本発明は、乗用型田植機や乗用型直播機等の水田作業機において、マーカーの操作構造に関する。
水田作業機の一例である乗用型田植機では、特許文献1に開示されているように、右及び左のマーカーが、田面に接地して次の作業行程での目印を田面に形成する作業姿勢と、田面から上昇操作された格納姿勢とに姿勢変更可能に設けられている。右のマーカーを作業姿勢及び格納姿勢に操作する右のアクチュエータが設けられ、左のマーカーを作業姿勢及び格納姿勢に操作する左のアクチュエータが設けられている。
特開2007-306814号公報
特許文献1では、右のマーカーを操作する右のアクチュエータと、左のマーカーを操作する左のアクチュエータとが設けられており、構造の簡素化の面で改善の余地がある。
本発明は、水田作業機において、右及び左のマーカーの操作構造の簡素化を図ることを目的としている。
本発明の水田作業機は、機体の後部に支持された作業装置と、田面に接地して次の作業行程での目印を田面に形成する作業姿勢と田面から上昇操作された格納姿勢とに姿勢変更可能な右及び左のマーカーと、前記右及び左のマーカーを前記作業姿勢及び前記格納姿勢に操作可能なマーカー操作装置と、前記右のマーカーと前記マーカー操作装置とに亘って設けられた右の接続部材と、前記左のマーカーと前記マーカー操作装置とに亘って設けられた左の接続部材とが備えられ、前記マーカー操作装置は、前記右の接続部材が接続された右の連係部材と、前記左の接続部材が接続された左の連係部材と、一方向に向けて作動することにより、前記右の連係部材を前記一方向に向けて操作し、前記右の接続部材を介して前記右のマーカーを前記格納姿勢に操作可能、且つ、他方向に向けて作動することにより、前記左の連係部材を前記他方向に向けて操作し、前記左の接続部材を介して前記左のマーカーを前記格納姿勢に操作可能な操作部材と、前記操作部材を前記一方向及び前記他方向に向けて操作可能なアクチュエータと、前記操作部材の前記一方向に向けての作動が、前記左の連係部材に伝達されないようにする左の融通部と、前記操作部材の前記他方向に向けての作動が、前記右の連係部材に伝達されないようにする右の融通部とを有している。
本発明によると、マーカー操作装置において、アクチュエータにより操作部材が一方向に向けて操作されると、右の連係部材が一方向に向けて操作され、右の接続部材を介して右のマーカーが格納姿勢に操作される。操作部材が一方向に向けて操作されても、左の融通部により、操作部材の一方向に向けての作動は左の連係部材に伝達されないので、左のマーカーは自重等により作業姿勢に操作(維持)される。
アクチュエータにより操作部材が他方向に向けて操作されると、左の連係部材が他方向に向けて操作され、左の接続部材を介して左のマーカーが格納姿勢に操作される。操作部材が他方向に向けて操作されても、右の融通部により、操作部材の他方向に向けての作動は右の連係部材に伝達されないので、右のマーカーは自重等により作業姿勢に操作(維持)される。
以上のように、本発明によると、1個のアクチュエータにより右及び左のマーカーを作業姿勢及び格納姿勢に操作することができるので、右及び左のマーカーの操作構造の簡素化を図ることができる。
本発明において、前記操作部材が前記一方向と前記他方向との間の中央位置に操作されると、前記右及び左のマーカーが前記作業姿勢に操作されると好適である。
本発明によると、アクチュエータにより操作部材が一方向と他方向との間の中央位置に操作されると、操作部材が一方向に向けても他方向に向けても操作されない状態となり、右及び左のマーカーが作業姿勢に残される(自重等により右及び左のマーカーが作業姿勢に操作される)。これにより、右及び左のマーカーが作業姿勢に操作される状態を得ることができる。
本発明において、前記右のマーカーを前記作業姿勢に付勢する右の付勢部材と、前記左のマーカーを前記作業姿勢に付勢する左の付勢部材とが備えられ、前記操作部材が前記一方向に向けて操作されると、前記左の付勢部材により前記左のマーカーが前記作業姿勢に操作され、前記操作部材が前記他方向に向けて操作されると、前記右の付勢部材により前記右のマーカーが前記作業姿勢に操作されると好適である。
本発明によると、アクチュエータにより操作部材が一方向に向けて操作されて、右のマーカーが格納姿勢に操作され、左の融通部により操作部材の一方向に向けての作動が左の連係部材に伝達されない場合に、左の付勢部材により左のマーカーが作業姿勢に操作される。アクチュエータにより操作部材が他方向に向けて操作されて、左のマーカーが格納姿勢に操作され、右の融通部により操作部材の他方向に向けての作動が右の連係部材に伝達されない場合に、右の付勢部材により右のマーカーが作業姿勢に操作される。これによって、右及び左のマーカーの作業姿勢での操作の確実性が向上する。
本発明において、前記右のマーカーを前記格納姿勢に保持可能な右の保持部材と、前記左のマーカーを前記格納姿勢に保持可能な左の保持部材とが備えられていると好適である。
本発明によると、作業者が右及び左のマーカーを手で持って格納姿勢に操作し、右及び左の保持部材により右及び左のマーカーを格納姿勢に保持しておくことにより、水田作業機をトラックの荷台に載せての運搬等を無理なく行うことができる。
前述のように右(左)のマーカーが格納姿勢に操作された場合、右(左)のマーカーの作動が右(左)の接続部材を介して右(左)の連係部材に伝達されても、右(左)の融通部により右(左)のマーカーの作動が吸収されるので、各部に無理な負荷が掛かることはない。
本発明において、前記右のマーカーが前記作業装置の右部に設けられ、前記左のマーカーが前記作業装置の左部に設けられ、前記マーカー操作装置が前記作業装置の上部に設けられていると好適である。
本発明によると、右及び左のマーカーが作業装置の右部及び左部に設けられ、マーカー操作装置が同じ作業装置に設けられるので、マーカー操作装置と右及び左のマーカーとに亘る右及び左の接続部材の配置が行い易くなる。
本発明によると、マーカー操作装置が作業装置の上部に設けられており、田面の泥や水がマーカー操作装置に付着し難くなるので、マーカー操作装置の耐久性の向上の面で有利である。
本発明において、前記機体を支持する走行用の後輪が設けられ、泥除け板が、前記後輪の後方に位置するように、前記作業装置の前部の下部に設けられ、前記マーカー操作装置が、前記作業装置における前記泥除け板よりも高い部分に設けられていると好適である。
水田作業機では、機体の後輪が後方に飛ばす田面の泥が作業装置に付着し難いように、 比較的大きな泥除け板が、後輪の後方に位置するように作業装置の前部の下部に設けられることがある。
本発明によると、マーカー操作装置が、作業装置における泥除け板よりも高い部分に設けられることにより、マーカー操作装置が作業装置の上部に設けられて、田面の泥や水がマーカー操作装置に付着し難くなる。
本発明において、前記作業装置は、左右方向に沿って横送り駆動される苗のせ台と、前記苗のせ台に載置された苗を前記苗のせ台の下部から取り出して田面に植え付ける植付アームとを有する苗植付装置であり、前記苗のせ台を左右方向に沿って横送り駆動する横送り機構が、前記作業装置における左右中央部から左右一方側の部分に設けられ、前記マーカー操作装置が、前記作業装置における左右中央部から左右他方側の部分に設けられていると好適である。
本発明によると、作業装置は、左右方向に沿って横送り駆動される苗のせ台と、苗のせ台に載置された苗を苗のせ台の下部から取り出して田面に植え付ける植付アームとを有する苗植付装置である。
本発明によると、苗のせ台を左右方向に沿って横送り駆動する横送り機構が、作業装置における左右中央部から左右一方側の部分に設けられ、マーカー操作装置が、作業装置における左右中央部から左右他方側の部分に設けられることにより、作業装置(苗植付装置)の左右方向での重量バランスが好ましいものとなるので、作業装置(苗植付装置)の安定化の面で有利である。
本発明において、前記苗のせ台の上部を左右方向に沿って移動可能に支持する案内フレームが、前記作業装置の上部に左右方向に沿って設けられ、前記マーカー操作装置が、前記案内フレームに取り付けられていると好適である。
苗植付装置では、苗のせ台の上部を左右方向に沿って移動可能に支持する案内フレームが、作業装置の上部に左右方向に沿って設けられることがある。
本発明によると、マーカー操作装置が作業装置の上部に設けられる場合、既存の部材である案内フレームにマーカー操作装置が取り付けられるので、案内フレームをマーカー操作装置の支持部材に兼用することができて、構造の簡素化の面で有利である。
乗用型田植機の左側面図である。 苗植付装置の概略平面図である。 苗植付装置の正面図である。 マーカー操作装置の操作アームが中央位置に操作された場合の右及び左のマーカーの状態を示す正面図である。 マーカー操作装置の操作アームが一方向に向けて操作された場合の右及び左のマーカーの状態を示す正面図である。 マーカー操作装置の操作アームが他方向に向けて操作された場合の右及び左のマーカーの状態を示す正面図である。 右及び左のマーカーが右及び左の保持部材により格納姿勢に保持された状態を示す正面図である。
図1~図7に水田作業機の一例である乗用型田植機が示されており、図1~図7において、Fは前方向を示し、Bは後方向を示し、Uは上方向を示し、Dは下方向を示し、Rは右方向を示し、Lは左方向を示している。
(乗用型田植機の全体構成)
図1に示すように、走行用の右及び左の前輪1、走行用の右及び左の後輪2により、機体3が支持されて、リンク機構4が機体3の後部から後方に向けて延出され、リンク機構4を昇降操作する油圧シリンダ5が設けられている。前輪1を操向操作する操縦ハンドル6及び運転座席7が、機体3に設けられている。
苗植付装置8(作業装置に相当)が、リンク機構4の後部の縦リンク4aに支持されており、苗植付装置8は、リンク機構4及び油圧シリンダ5により、機体3の後部に昇降可能に支持されている。
(苗植付装置の全体構成)
図1,2,3に示すように、苗植付装置8は、フィードケース9、支持フレーム10、植付伝動ケース11、回転ケース12、植付アーム13、センターフロート14、右及び左のサイドフロート15、苗のせ台16等を有して、6条植え型式に構成されている。
(苗植付装置におけるフィードケースから植付アームに関する構成)
図1,2,3に示すように、フィードケース9は、前後方向に沿った軸芯P1周りにローリング可能に、リンク機構4の縦リンク4aの下部に支持されている。支持フレーム10は、角パイプ状に構成されて、左右方向に沿って配置されるようにフィードケース9の下部に連結されている。これにより、苗植付装置8が、軸芯P1周りにローリング可能にリンク機構4の縦リンク4aの下部に支持されている。
3個の植付伝動ケース11が、支持フレーム10に連結され、後方に向けて延出されている。植付伝動ケース11の後部の右部及び左部に、回転ケース12が回転可能に支持されており、一対の植付アーム13が回転ケース12に支持されている。
機体3の前部に設けられたエンジン(図示せず)の動力が、機体3の前部に設けられたミッションケース(図示せず)の無段変速装置(図示せず)、株間変速装置(図示せず)及び植付クラッチ(図示せず)を介して、ミッションケースの後部に設けられた出力軸(図示せず)に伝達される。
入力軸(図示せず)がフィードケース9の前部に設けられており、ミッションケースの出力軸とフィードケース9の入力軸とに亘って、伝動軸17が接続されている。これにより、エンジンの動力が、無段変速装置、株間変速装置、植付クラッチ及び伝動軸17を介して、フィードケース9の入力軸に伝達される。
フィードケース9の入力軸に伝達された動力は、フィードケース9の内部の伝動系(図示せず)から伝動軸18を介して、植付伝動ケース11の入力軸(図示せず)に伝達されて、植付伝動ケース11の内部の伝動系(図示せず)を介して、回転ケース12に伝達され、回転ケース12及び植付アーム13が回転駆動される。
(苗植付装置における苗のせ台の横送りに関する構成)
図2及び図3に示すように、摺動レール19が、左右方向に沿って配置されるように植付伝動ケース11に支持されており、摺動レール19に6個の苗取り出し口20が形成されている。苗のせ台16の下部が、左右方向に沿って移動可能に摺動レール19に支持されており、苗取り出し口20が苗のせ台16の下部に配置される。
右及び左の支持フレーム21が、支持フレーム10の右部及び左部に連結されて、上方に向けて延出されている。案内フレーム22が、支持フレーム21の上部に亘って連結されて、苗植付装置8の上部に左右方向に沿って設けられており、複数の案内ローラー22aが案内フレーム22に設けられている。
苗のせ台16の上部に左右方向に沿ってレール部材23が連結されており、レール部材23が左右方向に沿って移動可能に案内フレーム22の案内ローラー22aに支持されている。これにより、案内フレーム22により苗のせ台16の上部が左右方向に沿って移動可能に支持されている。
横送り軸24(横送り機構に相当)が、フィードケース9から左方に向けて延出されており、支持フレーム10に設けられた軸受け部25に、横送り軸24の端部が支持されている。横送り軸24に螺旋溝が形成されており、送り部材26が横送り軸24の螺旋溝に取り付けられ、送り部材26が苗のせ台16に接続されている。
フィードケース9の入力軸に伝達された動力が、フィードケース9の内部の伝動系(前述の(苗植付装置におけるフィードケースから植付アームに関する構成)を参照)から分岐して、横送り軸24に伝達されて、横送り軸24が回転駆動される。
横送り軸24が回転駆動されることにより、送り部材26が横送り軸24の螺旋溝の範囲において、左右方向に沿って往復で横送り駆動されるのであり、苗のせ台16が、横送り軸24の螺旋溝の範囲に相当する所定範囲で、左右方向に沿って往復で横送り駆動される。これにより、苗のせ台16を左右方向に沿って横送り駆動する横送り軸24(横送り機構)が、苗植付装置8(作業装置)における左右中央部から左右一方側の部分に設けられている。
苗のせ台16が所定範囲で左右方向に沿って横送り駆動されながら、前述の(苗植付装置におけるフィードケースから植付アームに関する構成)に記載のように、回転ケース12及び植付アーム13が回転駆動されることにより、植付アーム13が、苗取り出し口20を通過して、苗のせ台16に載置されたマット状の苗から苗を取り出し、田面に突入することにより苗を田面に植え付ける。
苗のせ台16が横送りの端部に達すると、後述の(前植付装置における苗のせ台の縦送りに関する構成)に記載のように、苗のせ台16に載置された苗が苗取り出し口20に向けて送られて、苗のせ台16が逆方向に横送り駆動される。
(苗植付装置における苗のせ台の縦送りに関する構成)
図2に示すように、縦送り軸27が、フィードケース9から右方に向けて延出されて、右及び左のアーム27aが縦送り軸27に設けられており、支持フレーム10に設けられた軸受け部28に、縦送り軸27が支持されている。
フィードケース9の入力軸に伝達された動力が、フィードケース9の内部の伝動系(前述の(苗植付装置におけるフィードケースから植付アームに関する構成)を参照)から分岐して、縦送り軸27に伝達されて、縦送り軸27が回転駆動される。
図1及び図2に示すように、苗のせ台16は、マット状の苗が載置される6個の苗のせ面が設けられており、幅広のゴムベルト状の縦送りベルト29が、苗のせ台16の6個の苗のせ面の各々に回転可能に設けられている。縦送りベルト29を回転駆動する入力部30が、縦送り軸27の右及び左のアーム27aの間に配置されている。
前述の(苗植付装置における苗のせ台の横送りに関する構成)に記載のように、苗のせ台16が横送り駆動され、苗のせ台16が所定範囲の右の端部(横送りの右の端部)に達すると、入力部30が縦送り軸27の右のアーム27aの位置に達して、縦送り軸27の右のアーム27aにより入力部30が所定角度だけ回転操作され、縦送りベルト29が所定角度だけ回転駆動されて、苗のせ台16(苗のせ面)に載置された苗が苗取り出し口20に向けて送られる。
苗のせ台16が所定範囲の左の端部(横送りの左の端部)に達すると、入力部30が縦送り軸27の左のアーム27aの位置に達して、縦送り軸27の左のアーム27aにより入力部30が所定角度だけ回転操作され、縦送りベルト29が所定角度だけ回転駆動されて、苗のせ台16(苗のせ面)に載置された苗が苗取り出し口20に向けて送られる。
(苗植付装置における泥除け板に関する構成)
図2及び図3に示すように、苗植付装置8において、合成樹脂により平板状に構成された右及び左の泥除け板31が、支持フレーム21の位置に配置されており、泥除け板31の上端部が、案内フレーム22よりも低い位置に配置されている。
ノブ付きボルト32により、泥除け板31の上部が支持フレーム21の上部に固定されている。案内フレーム22の右部及び左部から、支持ステー22bが下方に向けて延出されており、ノブ付きボルト32により、泥除け板31の上部が案内フレーム22の支持ステー22bに固定されている。
平板状の右及び左のフロートカバー33が、支持フレーム10の前面部にボルト連結されて、サイドフロート15の前方に位置するように配置されている。泥除け板31の下部が、フロートカバー33と支持フレーム10との間に挟み込まれて、支持フレーム10に固定されている。
これにより、右及び左の泥除け板31が、右及び左の後輪2の後方に位置するように、苗植付装置8(作業装置)の前部の下部に設けられている。
(苗植付装置のローリング制御に関する構成)
図3に示すように、ローリング機構34が、リンク機構4の縦リンク4aの上部に設けられている。ローリング機構34から右及び左のワイヤ35が右方及び左方に向けて延出されており、右及び左のバネ36が、右及び左のワイヤ35と案内フレーム22の右部及び左部とに亘って接続されている。
リンク機構4の縦リンク4aの上部に固定された受け部材37が、上方に向けて延出されており、右及び左のバネ38が、受け部材37とレール部材23の右部及び左部とに亘って接続されている。苗植付装置8の水平面に対する左右方向での角度を検出する傾斜センサー(図示せず)が、フィードケース9に設けられている。
前述の(苗植付装置における苗のせ台の横送りに関する構成)に記載のように、苗のせ台16が右方に横送り駆動されると、右のバネ38が引き延ばされるので、苗植付装置8が右下りになろうとする状態が右のバネ38により防止される。苗のせ台16が左方に横送り駆動されると、左のバネ38が引き延ばされるので、苗植付装置8が左下りになろうとする状態が左のバネ38により防止される。
ローリング機構34により、右のワイヤ35がローリング機構34に巻き取られ、左のワイヤ35がローリング機構34から繰り出されることにより、苗植付装置8が左にローリング操作される。左のワイヤ35がローリング機構34に巻き取られ、右のワイヤ35がローリング機構34から繰り出されることにより、苗植付装置8が右にローリング操作される。
これにより、傾斜センサーの検出値に基づいて、苗植付装置8が水平に維持されるように、ローリング機構34が前述のように作動して、苗植付装置8のローリング制御が行われる。
(右及び左のマーカーの構成)
図2,3,4に示すように、右及び左のマーカー39が設けられている。マーカー39は、棒状の基部39aと、基部39aの端部に回転可能に取り付けられた回転体39bとを有しており、マーカー39の基部39aが、前後方向に沿った軸芯P2周りに揺動可能に支持フレーム10の右端部及び左端部に支持されている。
マーカー39は、マーカー39の回転体39bが田面に接地して次の作業行程での目印を田面に形成する作業姿勢A1と、マーカー39の回転体39bが田面から上昇操作された格納姿勢A2とに、軸芯P2周りに姿勢変更可能である。
これにより、右のマーカー39が、苗植付装置8(作業装置)の右部に設けられ、左のマーカー39が、苗植付装置8(作業装置)の左部に設けられている。
右のバネ40(付勢部材に相当)が、右のマーカー39の基部39aと支持フレーム10とに亘って接続されており、右のバネ40により右のマーカー39が作業姿勢A1に付勢されている。左のバネ40(付勢部材に相当)が、左のマーカー39の基部39aと支持フレーム10とに亘って接続されており、左のバネ40により左のマーカー39が作業姿勢A1に付勢されている。
フック状の右の保持部材41が、案内フレーム22の右端部に設けられ、フック状の左の保持部材41が、案内フレーム22の左端部に設けられている。右のマーカー39の基部39aを右の保持部材41に掛けることにより、右のマーカー39を格納姿勢A2に保持することができる。左のマーカー39の基部39aを左の保持部材41に掛けることにより、左のマーカー39を格納姿勢A2に保持することができる。
(マーカー操作装置の配置)
図2及び図3に示すように、右及び左のマーカー39を作業姿勢A1及び格納姿勢A2に操作可能なマーカー操作装置42が設けられている。
マーカー操作装置42は、案内フレーム22の右部に取り付けられている。これによって、マーカー操作装置42は、苗植付装置8(作業装置)における右の泥除け板31よりも高い部分に設けられ、右の支持フレーム21に対して苗植付装置8(作業装置)の左右中央側に設けられており、苗植付装置8(作業装置)の上部に設けられている。
横送り軸24が、苗植付装置8における左右中央部から左右一方側である左側の部分に設けられ、マーカー操作装置42及び縦送り軸27が、苗植付装置8における左右中央部から左右他方側である右側の部分に設けられている。
(マーカー操作装置の構成)
図4に示すように、マーカー操作装置42は、基板43、操作ギヤ44、操作アーム45(操作部材に相当)、電動モータ46(アクチュエータに相当)、右及び左の連係部材47、減速機構48等を有している。
マーカー操作装置42において、基板43は、平板状に構成されて、案内フレーム22の右部に取り付けられている。操作ギヤ44が、前後方向に沿った軸芯P3周りに回転可能に基板43に支持されており、操作アーム45が操作ギヤ44に連結されて上方に向けて延出されている。
減速機構48が基板43に取り付けられ、減速機構48のピニオンギヤ48aが操作ギヤ44と咬合しており、電動モータ46が減速機構48に取り付けられている。電動モータ46により減速機構48のピニオンギヤ48aが正逆に回転駆動され、操作ギヤ44が正逆に回転駆動されるのであり、操作アーム45が軸芯P3周りに一方向B1及び他方向B2に向けて操作される。
操縦ハンドル6(図1参照)の右下部に、操作レバー(図示せず)が設けられている。作業者が操作レバーを操作することにより、電動モータ46に操作指令が出力されて、前述のように電動モータ46が作動して、操作アーム45が軸芯P3周りに一方向B1及び他方向B2に向けて操作される。
操作アーム45の端部にピン45aが設けられている。右の連係部材47に長孔47a(右の融通部に相当)が開口され、左の連係部材47に長孔47a(左の融通部に相当)が開口されており、右及び左の連係部材47の長孔47aに、操作アーム45のピン45aが挿入されて、右及び左の連係部材47が操作アーム45に接続されている。
可撓性を有する右のワイヤ49(右の接続部材に相当)、及び可撓性を有する左のワイヤ49(左の接続部材に相当)が設けられている。
右のワイヤ49は、右のマーカー39の基部39aに接続され、右の連係部材47に接続されており、右のマーカー39とマーカー操作装置42とに亘って設けられている。左のワイヤ49は、左のマーカー39の基部39aに接続され、左の連係部材47に接続されており、左のマーカー39とマーカー操作装置42とに亘って設けられている。
(マーカー操作装置の作動状態)
図4に示す状態は、電動モータ46により操作アーム45が一方向B1と他方向B2との間の中央位置BNに操作された状態であり、右及び左のマーカー39が右及び左のバネ40により作業姿勢A1に操作されている。
図4及び図6から図5に示すように、電動モータ46により操作アーム45が一方向B1に向けて操作されると、操作アーム45のピン45aにより右の連係部材47が一方向B1に向けて操作され、右のワイヤ49がマーカー操作装置42に向けて引き操作され、右のマーカー39が右のバネ40に抗して格納姿勢A2に操作される。
前述のように操作アーム45が一方向B1に向けて操作されても、操作アーム45のピン45aが左の連係部材47の長孔47aに沿って一方向B1に向けて移動するだけで、操作アーム45の一方向B1に向けての作動は、左の連係部材47の長孔47aにより左の連係部材47に伝達されない。これにより、左のマーカー39は左のバネ40により作業姿勢A1に維持(操作)される。
図4及び図5から図6に示すように、電動モータ46により操作アーム45が他方向B2に向けて操作されると、操作アーム45のピン45aにより左の連係部材47が他方向B2に向けて操作され、左のワイヤ49がマーカー操作装置42に向けて引き操作され、左のマーカー39が左のバネ40に抗して格納姿勢A2に操作される。
前述のように操作アーム45が他方向B2に向けて操作されても、操作アーム45のピン45aが右の連係部材47の長孔47aに沿って他方向B2に向けて移動するだけで、操作アーム45の他方向B2に向けての作動は、右の連係部材47の長孔47aにより右の連係部材47に伝達されない。これにより、右のマーカー39は右のバネ40により作業姿勢A1に維持(操作)される。
以上のように、操作アーム45が一方向B1に向けて作動することによって、右の連係部材47が一方向B1に向けて操作され、右のワイヤ49を介して右のマーカー39が格納姿勢A2に操作される。操作アーム45が他方向B2に向けて作動することによって、左の連係部材47が他方向B2に向けて操作され、左のワイヤ49を介して左のマーカー39が格納姿勢A2に操作される。
前述の(右及び左のマーカーの構成)及び図7に示すように、作業者が右及び左のマーカー39を手で持って格納姿勢A2に操作し、右及び左のマーカー39の基部39aを右及び左の保持部材41に掛けることにより、右及び左のマーカー39を格納姿勢A2に保持することができる。
この場合、右及び左のマーカー39が格納姿勢A2に操作されても、右及び左のワイヤ49が弛むだけであり、右の連係部材47が右の連係部材47の長孔47aに沿って一方向B1に向けて移動するだけであり、左の連係部材47が左の連係部材47の長孔47aに沿って他方向B2に向けて移動するだけであり、右及び左のマーカー39の格納姿勢A2への作動が吸収される。
(発明の実施の第1別形態)
図2及び図3に示す構成において、横送り軸24が、苗植付装置8における左右中央部から左右一方側である右側の部分に設けられて、マーカー操作装置42及び縦送り軸27が、苗植付装置8における左右中央部から左右他方側である左側の部分に設けられてもよい。
(発明の実施の第2別形態)
右及び左のマーカー39が、苗植付装置8の右部及び左部に設けられ、マーカー操作装置42が機体3に設けられてもよい。
右及び左のマーカー39が、機体3の右部及び左部に設けられ、マーカー操作装置42が機体3に設けられてもよい。
本発明は、乗用型田植機ばかりではなく、田面に種子を播く播種装置を作業装置として装備した乗用型直播機にも適用できる。
2 後輪
3 機体
8 苗植付装置(作業装置)
13 植付アーム
16 苗のせ台
22 案内フレーム
24 横送り軸(横送り機構)
31 泥除け板
39 マーカー
40 バネ(付勢部材)
41 保持部材
42 マーカー操作装置
45 操作アーム(操作部材)
46 電動モータ(アクチュエータ)
47 連係部材
47a 長孔(融通部)
49 ワイヤ(接続部材)
A1 作業姿勢
A2 格納姿勢
B1 一方向
B2 他方向
BN 中央位置

Claims (8)

  1. 機体の後部に支持された作業装置と、
    田面に接地して次の作業行程での目印を田面に形成する作業姿勢と田面から上昇操作された格納姿勢とに姿勢変更可能な右及び左のマーカーと、
    前記右及び左のマーカーを前記作業姿勢及び前記格納姿勢に操作可能なマーカー操作装置と、
    前記右のマーカーと前記マーカー操作装置とに亘って設けられた右の接続部材と、
    前記左のマーカーと前記マーカー操作装置とに亘って設けられた左の接続部材とが備えられ、
    前記マーカー操作装置は、
    前記右の接続部材が接続された右の連係部材と、
    前記左の接続部材が接続された左の連係部材と、
    一方向に向けて作動することにより、前記右の連係部材を前記一方向に向けて操作し、前記右の接続部材を介して前記右のマーカーを前記格納姿勢に操作可能、且つ、他方向に向けて作動することにより、前記左の連係部材を前記他方向に向けて操作し、前記左の接続部材を介して前記左のマーカーを前記格納姿勢に操作可能な操作部材と、
    前記操作部材を前記一方向及び前記他方向に向けて操作可能なアクチュエータと、
    前記操作部材の前記一方向に向けての作動が、前記左の連係部材に伝達されないようにする左の融通部と、
    前記操作部材の前記他方向に向けての作動が、前記右の連係部材に伝達されないようにする右の融通部とを有している水田作業機。
  2. 前記操作部材が前記一方向と前記他方向との間の中央位置に操作されると、前記右及び左のマーカーが前記作業姿勢に操作される請求項1に記載の水田作業機。
  3. 前記右のマーカーを前記作業姿勢に付勢する右の付勢部材と、前記左のマーカーを前記作業姿勢に付勢する左の付勢部材とが備えられ、
    前記操作部材が前記一方向に向けて操作されると、前記左の付勢部材により前記左のマーカーが前記作業姿勢に操作され、
    前記操作部材が前記他方向に向けて操作されると、前記右の付勢部材により前記右のマーカーが前記作業姿勢に操作される請求項1又は2に記載の水田作業機。
  4. 前記右のマーカーを前記格納姿勢に保持可能な右の保持部材と、
    前記左のマーカーを前記格納姿勢に保持可能な左の保持部材とが備えられている請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の水田作業機。
  5. 前記右のマーカーが前記作業装置の右部に設けられ、前記左のマーカーが前記作業装置の左部に設けられ、前記マーカー操作装置が前記作業装置の上部に設けられている請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の水田作業機。
  6. 前記機体を支持する走行用の後輪が設けられ、
    泥除け板が、前記後輪の後方に位置するように、前記作業装置の前部の下部に設けられ、
    前記マーカー操作装置が、前記作業装置における前記泥除け板よりも高い部分に設けられている請求項5に記載の水田作業機。
  7. 前記作業装置は、左右方向に沿って横送り駆動される苗のせ台と、前記苗のせ台に載置された苗を前記苗のせ台の下部から取り出して田面に植え付ける植付アームとを有する苗植付装置であり、
    前記苗のせ台を左右方向に沿って横送り駆動する横送り機構が、前記作業装置における左右中央部から左右一方側の部分に設けられ、
    前記マーカー操作装置が、前記作業装置における左右中央部から左右他方側の部分に設けられている請求項5又は6に記載の水田作業機。
  8. 前記苗のせ台の上部を左右方向に沿って移動可能に支持する案内フレームが、前記作業装置の上部に左右方向に沿って設けられ、
    前記マーカー操作装置が、前記案内フレームに取り付けられている請求項7に記載の水田作業機。
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