JP2023091396A - 制御装置、画像形成装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

制御装置、画像形成装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】既に設定済みの読取サイズの設定が意図せずに維持されたまま、原稿の読取が行われるのを防止することができる仕組みを提供することを目的とする。【解決手段】制御装置であるコントローラ101は、原稿を読み取る読取ジョブを実行可能なスキャナエンジン102を制御する。コントローラ101は、スキャナエンジン102が読取ジョブを実行するときの読取条件として、少なくとも原稿に対する読取サイズを設定する設定画面501(設定手段)と、設定画面501で設定された読取条件の設定状態を維持するメモリ202(維持手段)と、メモリ202で維持された設定状態で読取ジョブが実行された後に、読取条件のうちの、読取サイズ以外の読取条件が変更された場合、読取サイズの設定を強制的に初期状態に戻し得るCPU201(戻し手段)とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、制御装置、画像形成装置、制御方法およびプログラムに関する。
複写機等に搭載されているスキャナで原稿を読み取る際、この読取ジョブ(読取動作)で設定される項目として、読取サイズ、読取解像度、読取カラーモード、出力ファイル形式等が予め設定される。また、複写機の電子メールやFAX等の送信機能でスキャン画像を送信する場合には、上記設定項目に加えて、送信先のメールアドレスや電話番号等を設定する必要がある。そして、これらの項目の設定を行って、読取ジョブを実行した後に、各項目を一旦クリアして、デフォルトの設定値に戻すことが知られている。また、各項目を全て一旦クリアせずに、所定の項目に対して、設定状態をそのまま維持することも知られている。これにより、所定の項目に対する再設定の手間を省くことができる。また、設定状態を維持する場合、送信先の宛先のみをクリアすることも知られている。これにより、以前の読取ジョブで設定された送信先に、この今回の読取ジョブ時に誤って画像を送信してしまうことを防止することができる。また、所定の通信方式に対応付けられた宛先をクリアすることも知られている(特許文献1参照)。
特開2011-244409号公報
読取サイズの設定には、スキャナが自動的に検出した原稿サイズを読取サイズとする「自動サイズ」と、ディスプレイに表示された「A4サイズ」や「B4サイズ」等の定形のサイズを指示して、読取サイズとする設定がある。後者の用途としては、例えば、領収書や小切手等の不定形の原稿を任意の定形サイズで読み取る場合や、見開き2ページの1ページのみを読み取る場合等に用いられる。
しかしながら、前述したように設定状態が維持されている場合、以前の読取ジョブで設定された読取サイズに定形サイズが設定されていることに気付かないおそれがある。この場合、新たに読取ジョブを行うと、原稿のサイズによっては、希望する読取サイズで原稿が読み取られない。そして、このまま新たな読取ジョブを行った場合には、例えば、原稿が途中で切れた読取画像になったり、原稿に過剰な余白が付いた読取画像になったりして、このような画像が送信先に送られてしまう。
本発明は、既に設定済みの読取サイズの設定が意図せずに維持されたまま、原稿の読取が行われるのを防止することができる仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の制御装置は、読取手段によって原稿を読み取る読取ジョブを実行可能な制御装置であって、読取手段が読取ジョブを実行するときの読取条件として、少なくとも原稿に対する読取サイズを設定する設定手段と、設定手段で設定された読取条件の設定状態を維持する維持手段と、維持手段で維持された設定状態で読取ジョブが実行された後に、読取条件のうちの、読取サイズ以外の読取条件が変更された場合、読取サイズの設定を強制的に初期状態に戻し得る戻し手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、既に設定済みの読取サイズの設定が意図せずに維持されたまま、原稿の読取が行われるのを防止することができる。
画像形成装置の全体構成の一例を示す図である。 コントローラのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 画像形成装置の外観図である。 操作部の構成を示す図である。 液晶表示部に表示される画像データ送信機能(読取ジョブ実行機能)の設定画面の一例を示す図である。 読取ジョブを2回実行した場合の2回目の読取ジョブを実行する際のプログラムを示すフローチャートである。 読取ジョブを2回実行した場合の2回目の読取ジョブにおける設定画面の変更状態を示す図である。 ユーザモードキーの操作後の画像形成装置の機器設定の設定項目の中から「ジョブ実行後のクリア設定」を選択した際の設定画面の一例を示す図である。 図8に示す設定画面の操作に従った場合に実行されるプログラムを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。
図1は、画像形成装置の全体構成の一例を示す図である。図1に示す画像形成装置は、本実施形態では複合機(以下「MFP(Multi-Function Peripheral)と言う」10である。MFP10は、コントローラ101、読取手段の一例であるスキャナエンジン102、レーザビームプリンタエンジン103、フィニッシャ104、ネットワーク(イーサーネット)インタフェース105、操作部106、MODEM109を有する。
コントローラ101は、スキャナエンジン102、レーザビームプリンタエンジン103、フィニッシャ104、ネットワークインタフェース105、操作部106、MODEM109と通信可能に接続されており、これらを制御する制御装置である。スキャナエンジン102は、ADF(Automatic Document Feeder)301(図3参照)を有し、当該ADFに載置されたシート状の原稿を読み取る読取ジョブを実行可能である。レーザビームプリンタエンジン103は、未使用のシート状の記録媒体(例えば印刷用紙)に対して、印刷を行うことができる。フィニッシャ104は、レーザビームプリンタエンジン103から出力された複数の記録媒体に対して、まとめてステイプル(ホッチキス)処理を行うことができる。操作部106は、ユーザインタフェースであり、例えば、ディスプレイ(LCDディスプレイ)203およびキーボード204(図2参照)等から構成されている。操作部106により、例えば、コントローラ101からの情報が表示されたり、ユーザからの指示をコントローラ101に伝えたりすることができる。また、コントローラ101は、ネットワークインタフェース105を介して、周辺機器としてのパーソナルコンピュータ107と接続されている。これにより、コントローラ101とパーソナルコンピュータ107とは、双方向通信が可能となる。また、コントローラ101は、MODEM109を介して、公衆回線網110と接続されている。これにより、コントローラ101は、画像情報の入出力を行うことができる。
図2は、コントローラのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、コントローラ101は、CPU201、メモリ202、ROM210、DISK(記憶媒体)211を有し、これらがバス209を介して通信可能に接続されている。各種プログラムおよびデータは、ハードディスク等で構成されたDISK211に記憶されている。CPU201は、必要に応じて各種プログラムをRAM202から読み出して実行する。各種プログラムとしては、例えば、コントローラ101の各部や各手段の作動(制御方法)をCPU201(コンピュータ)に実行させるためのプログラム等がある。また、プログラムには、例えば、LANを介して他のMFPからダウンロードされて、DISK211に記憶されたものもある。また、メモリには、DRAMのような揮発メモリ、SRAMのような不揮発メモリがあるが、メモリ202は、双方の機能を有していてもよいし、揮発メモリの機能をメモリ202が有し、不揮発メモリの機能をDISK211が有していてもよい。なお、このようなメモリは、MFP10に着脱可能であってもよいし、MFP10に固定されていてもよい。
CPU201は、バス209を介して、スキャナエンジン102、レーザビームプリンタエンジン103、フィニッシャ104、ネットワークインタフェース105、MODEM109、ディスプレイ203、キーボード204にも通信可能に接続されている。CPU201は、ディスプレイ203にデータを書き込むことにより、当該データを可視化した表示を行うことができる。また、ディスプレイ203がタッチパネルで構成されている場合、ディスプレイ203(タッチパネル)またはキーボード204を介してユーザからの指示が入力される。そして、入力されたデータ(情報)は、メモリ202、DISK211、CPU201のいずれかに転送、蓄積され、様々な処理に使用される。スキャナエンジン102またはネットワークインタフェース105からは、画像データが得られる。この画像データは、DISK211、メモリ202に保存される。
図3は、画像形成装置の外観図である。図3に示すように、MFP10の上部には、スキャナエンジン102が配置されている。スキャナエンジン102は、原稿を1枚ずつ送り出すADF301と、ADF301で送り出された原稿を照明しつつ、当該原稿に対して走査されるCCDラインセンサ302とを有する。これにより、原稿が読み取られて、当該原稿の画像データが得られる。原稿のカラー判定やサイズ判定等を行うことができる。スキャナエンジン102は、画像データに基づいて、例えば、原稿のサイズを検出可能である。また、原稿がカラー原稿であるのかまたはモノクロ原稿であるのかの検出等も行うことができる。
図4は、操作部の構成を示す図である。図4に示すように、操作部106は、液晶表示部401、スタートキー402、LED403、ストップキー404、テンキー405、ユーザモードキー406を有する。液晶表示部401は、ディスプレイ203を構成するものである。液晶表示部401は、液晶上にタッチパネルシートが貼られており、MFP10のシステムの操作画面およびソフトキーを表示するとともに、当該表示してあるキーが押圧された場合に、その押圧箇所の位置情報をCPU201に伝える。スタートキー402は、スキャナエンジン102が原稿画像の読み取り動作(読取ジョブの実行)を開始するとき等に用いられる。スタートキー402中央部には、LED403が配置されている。LED403は、緑および赤の2色の光を発光することができる。そして、この色に応じて、スタートキー402が使用可能な状態にあるか否かが示される。ストップキー404は、現在稼働中のMFP10の各部や各手段の動作を停止させるとき等に用いられる。テンキー405は、数字および文字等が付されたボタン郡で構成されており、コピー部数の設定や、液晶表示部401の画面切り替え等の指示を行うときに用いられる。ユーザモードキー406は、機器設定を行うときに操作される。
図5は、液晶表示部に表示される画像データ送信機能(読取ジョブ実行機能)の設定画面の一例を示す図である。図5(a)に示す設定画面501は、液晶表示部401に表示される。設定画面(設定手段)501は、スキャナエンジン102が原稿を読み取る、すなわち、読取ジョブを実行するときの読取条件を設定する設定画面である(設定工程)。設定画面501には、ボタン502、ボタン503、ボタン504、ボタン505、ボタン506、ボタン507、ボタン508が含まれている。本実施形態では、設定画面501中、ボタン502が左側に配置され、ボタン504~ボタン508が上下方向に並んで左側に配置され、ボタン503がボタン502とボタン504~ボタン508との間に配置されている。
ボタン502は、予め登録されていた送信先の電子メールアドレスやFAX番号等を表示したり、画像データの送信先(宛先)を設定したりするための画面を表示するボタンである。ボタン503は、キーボード204もしくは前記タッチパネルから入力される電子メールアドレスやFAX番号等を、新規の宛先として登録する(設定する)ための画面を表示するためのボタンである。なお、電子メールアドレスやFAX番号等は、DISK211に記憶される。
ボタン504~ボタン507は、スキャナエンジン102が読取ジョブを実行するときの読取条件(読取設定)を行うためのボタンであり、各ボタン上には、現在設定されている設定値が表示されている。ボタン504~ボタン507は、それぞれ、設定画面501が表示された段階では、読取設定の初期値が設定されている状態、すなわち、初期状態となる。ボタン504は、原稿を読み取るときのカラーモード(カラー読取)を設定するためのボタンである。ボタン504に触れることより、不図示のカラーモード選択画面が表示される。そして、このカラーモード選択画面上で、自動認識モード、フルカラーモード、白黒モード(モノクロ読取)の選択肢から所望のモードを設定することができる。ボタン505は、原稿を読み取るときの読取解像度を設定するためのボタンである。ボタン505に触れることにより、不図示の読取解像度選択画面が表示される。そして、この読取解像度選択画面上で、所望の読取解像度を設定することができる。ボタン506は、原稿を読み取るときの当該原稿に対する読取サイズを設定するためのボタンである。
ボタン506に触れることにより、図5(b)に示す読取サイズ設定画面510が表示される。この読取サイズ設定画面510は、設定画面501に切り替えられて表示されてもよいし、設定画面501と並べてまたは設定画面501に重なるように表示されてもよい。読取サイズ設定画面510には、ボタン511、ボタン512、ボタン513、ボタン514が含まれている。本実施形態では、読取サイズ設定画面510中、ボタン511が左上側に配置され、ボタン512が右上側に配置され、ボタン513が左下側に配置され、ボタン514が右下側に配置されている。ボタン511は、「A4」の定形サイズを読取サイズとして設定するためのボタンである。ボタン512は、前述したようにスキャナエンジン102が原稿のサイズの検出した場合、当該原稿のサイズを読取サイズとして設定するためのボタンである。ボタン514は、例えばボタン511またはボタン512を操作することにより選択された読取サイズを確定させるためのボタンである。ボタン513は、読取サイズの確定をせずに、設定画面501に戻るためのボタンである。なお、読取サイズ設定画面510には、ボタン511~ボタン514の他に、複数のボタン515が含まれている。これらのボタン515は、ボタン511と同様に、定形サイズを読取サイズとして設定するためのボタンである。
また、図5(a)中のボタン507は、原稿読取後の出力ファイル形式、すなわち、スキャン画像データのファイルフォーマットを設定するためのボタンである。ボタン507を触れることにより、不図示のファイルフォーマット選択画面が表示される。そして、このファイルフォーマット選択画面上で、例えば、JPEG、PDF等の選択肢から所望のファイルフォーマットを設定することができる。ボタン508は、設定画面501には表示されていないジョブや読取条件等の設定をするための画面を表示するためのボタンである。ボタン508で設定可能なジョブとしては、例えば、プレビューの設定等が挙げられる。また、ボタン508で設定可能な読取条件としては、例えば、画像データの倍率の設定、濃度の設定、片面読取の設定、両面読取の設定等が挙げられる。なお、本実施形態では、読取条件として、少なくとも原稿に対する読取サイズが含まれていればよく、読取サイズ以外の読取条件が含まれている場合には、原稿に対する読取状態を適宜調整して、例えば高品質な(鮮明な)画像を得ることができる。また、設定画面501で設定された読取条件の設定状態は、メモリ202またはDISK211等の記憶手段(維持手段)に記憶され、所定期間維持される(維持工程)。以降、記憶手段として、メモリ202を代表する。
図5(c)に示す設定画面520は、設定画面501から宛先の設定と読取設定を行った後の画面の一例である。設定画面520には、リスト521、モード設定状態522、読取サイズ設定状態523が含まれている。リスト521には、アドレス帳、または、新規に入力から設定された宛先がリスト形式で表示されている。モード設定状態522は、ボタン504の操作後の状態であり、図5(c)に示す状態で、カラーモードとしてフルカラーが設定されている状態であることを示す。読取サイズ設定状態523は、ボタン506の操作後の状態であり、図5(c)に示す状態で、読取サイズとして「A4」の定形サイズが設定されている状態であることを示す。
前述したように、読取サイズの設定には、ボタン511等により、定形サイズを読取サイズとする設定と、ボタン512により、スキャナエンジン102が検出した原稿のサイズを読取サイズとする設定とがある。そして、定形サイズを読取サイズとする設定がなされた場合には、この設定状態(以下「第1設定状態」と言う)が所定期間維持される。一方、スキャナエンジン102が検出した原稿のサイズを読取サイズとする設定がなされた場合には、この設定状態(以下「第2設定状態」と言う)が所定期間維持される。例えば、第1設定状態で、「A4」サイズの原稿に対する読取ジョブが実行され、その後、第2設定状態で、「B4」サイズの原稿に対する読取ジョブを実行しようとする場合について考えてみる。この場合、MFP10を使用するユーザは、読取サイズの設定が、定形サイズを読取サイズとする設定となっているのを気付かないおそれがある。そして、このまま、第2設定状態で読取ジョブを実行した場合、原稿が途中で切れた読取画像になり、当該画像が送信先に送信されてしまう。
そこで、MFP10(コントローラ101)では、このような不具合を低減可能に構成されている。以下、この構成および作用について説明する。
図6は、読取ジョブを2回実行した場合の2回目の読取ジョブを実行する際のプログラムを示すフローチャートである。図6に示すプログラムは、コントローラ101のCPU201が、ROM210から読み出されて、メモリ202に展開されることで行われる。なお、ここでは、一例として、1回目の読取ジョブでの読取サイズが「A4」サイズに設定されているとし、2回目の読取ジョブで「B4」サイズの原稿を読み取ることとする。
ステップS601では、2回目の読取ジョブにおける読取条件が操作部106から入力されて、メモリ202で記憶されており、CPU201は、この読取条件(入力情報)をメモリ202から読み出す。そして、CPU201は、2回目の読取ジョブの読取条件のうち、1回目の読取ジョブの読取条件から変更された項目の設定値を検出して、当該設定値をメモリ202に記憶させる。なお、この変更項目は、読取サイズ以外の項目とする。
ステップS602では、CPU201は、2回目の読取ジョブを実行させるためのスタートキー402に対する操作の有無を検出する。ステップS602での判断の結果、CPU201がスタートキー402に対する操作有りと判断した場合には、処理はステップS603に進む。一方、ステップS602での判断の結果、CPU201がスタートキー402に対する操作無しと判断した場合には、処理はステップS601に戻る。
ステップS603では、CPU201は、ステップS601で記憶された変更項目の設定値をメモリ202から読み出すとともに、スキャナエンジン102に2回目の読取ジョブを開始させる。
ステップS604では、CPU201は、2回目の読取ジョブでの読取サイズの設定を強制的に初期値(初期状態)に戻す。ここで、本実施形態では、読取サイズの初期値として、スキャナエンジン102による原稿のサイズの検出、すなわち、操作部303上での「自動サイズ」が設定されている。CPU201は、ステップS604実行後、処理を終了する。
図7は、読取ジョブを2回実行した場合の2回目の読取ジョブにおける設定画面の変更状態を示す図である。図7(a)に示す設定画面700は、読取サイズ変更前の設定画面であり、図7(b)に示す設定画面710は、読取サイズ変更後の設定画面である。設定画面700では、画像データの送信先(宛先)がリスト形式の宛先701で表示されている。また、設定画面700では、ボタン702とボタン703とが、それぞれ、初期値の設定値から変更された状態となっている。ボタン702は、カラーモードとして、フルカラーが設定された状態となっている。ボタン703は、読取サイズとして「A4」の定形サイズが設定された状態となっている。設定画面700は、ステップS603でスタートキー402を操作した後、設定画面710となる。設定画面710では、ステップS604の「読取サイズの設定を初期値である「自動サイズ」に強制的に戻す」に従って、ボタン703がボタン711に変化している。ボタン711は、現在の読取サイズの設定が初期値である「自動サイズ」に変更されている。
以上のように、MFP10では、1回目の読取ジョブの実行後、2回目の読取ジョブを行うときに、当該2回目の読取ジョブの読取条件のうち、読取サイズ以外の読取条件が変更された場合、読取サイズの設定を強制的に初期値に戻すことができる(戻し工程)。本実施形態では、CPU201は、ステップS604で読取サイズの設定を強制的に初期値に戻し得る戻し手段として機能する。この戻し手段より、既に設定済みの読取サイズの設定が意図せずに維持されたまま、原稿の読取が行われるのを防止することができる。ここで、前述した、第1設定状態で「A4」サイズの原稿に対する読取ジョブが実行され、その後、第2設定状態で「B4」サイズの原稿に対する読取ジョブを実行しようとする場合について、再度検討してみる。この場合、仮にユーザが「A4」サイズを読取サイズとする設定(図7(a)参照)となっているのを気付かなくとも、読取サイズの設定が初期値である「自動サイズ」に強制的に戻される(図7(b)参照)。そして、このまま、第2設定状態で読取ジョブを実行した場合でも、原稿が途中で切れた読取画像になるのが防止されるとともに、当該画像を送信先に送信することができる。
なお、CPU201で読取サイズの設定が初期値に戻された場合、例えば、読取サイズの設定を再度「A4」サイズにしたい場合がある。この場合、MFP10は、液晶表示部401やスピーカ等の報知手段により、読取サイズの再設定を報知するよう構成されているのが好ましい。これにより、ユーザは、読取サイズの再設定を忘れずに行うことができる。
また、MFP10では、読取サイズ以外の読取条件が変更された場合、読取サイズ以外の読取条件のうちの、変更されていない読取条件については、設定状態での設定内容が維持される。この維持は、メモリ202(維持手段)での記憶によって行われる。例えば、図7(a)と図7(b)とでは、ボタン702での表示内容は、フルカラーである旨が維持されており、変更されていない。また、ボタン505での表示内容は、読取解像度が「300×300dpi」である旨が維持されており、変更されていない。同様に、ボタン507での表示内容も、ファイルフォーマットが「PDF」である旨が維持されており、変更されていない。このような維持により、読取条件を引き継ぎたい場合、再設定を行うのを省略することができ、MFP10の利便性が向上する。
また、MFP10は、CPU201の戻し手段としての機能(作動)の有効と無効とを、切り替え可能に構成されていてもよい。このような構成は、例えば、ユーザが読取サイズの強制的な初期状態を望まない場合に有効である。戻し手段機能の有効と無効との切り替えは、例えば、液晶表示部401に表示される切替ボタン等の切替手段により可能となる。また、MFP10では、その使用態様によっては、読取サイズの設定と同様に、宛先の設定もクリアしたい場合が考えられる。この場合、MFP10の機器設定、または、ユーザ毎の設定として、ジョブ実行後にクリアする設定値を切り替え可能になっていてもよい。
図8は、ユーザモードキーの操作後の画像形成装置の機器設定の設定項目の中から「ジョブ実行後のクリア設定」を選択した際の設定画面の一例を示す図である。図8に示す設定画面800には、ボタン801、ボタン802、ボタン803、ボタン804、ボタン805、ボタン806、ボタン807が含まれている。本実施形態では、設定画面800中、ボタン801~ボタン805が上下方向に並んで中央部に配置され、ボタン806が右下側に配置され、ボタン807が左下側に配置されている。
ボタン801は、1回目の読取ジョブの読取条件の設定値を全てクリアして、初期値に戻すためのボタンである。ボタン802は、1回目の読取ジョブの読取条件の設定値を全てそのまま残すためのボタンである。ボタン803は、1回目の読取ジョブの宛先設定のみをクリアするためのボタンである。ボタン804は、1回目の読取ジョブの読取条件のうち、読取サイズ設定のみをクリアして、初期値に戻すためのボタンである。ボタン805は、1回目の読取ジョブの宛先設定をクリアするとともに、読取サイズ設定をクリアして、初期値に戻すためのボタンである。ボタン806は、ボタン801~ボタン805のいずれかを操作することにより選択されたクリア設定項目を確定させるためのボタンである。ボタン807は、クリア設定項目の確定をせずに、設定画面501に戻るためのボタンである。
図9は、図8に示す設定画面の操作に従った場合に実行されるプログラムを示すフローチャートである。図9に示すプログラムは、コントローラ101のCPU201が、ROM210から読み出されて、メモリ202に展開されることで行われる。
ステップS901は、ステップS601と同様である。すなわち、ステップS901では、CPU201は、2回目の読取ジョブにおける読取条件をメモリ202から読み出す。そして、CPU201は、2回目の読取ジョブの読取条件のうち、1回目の読取ジョブの読取条件から変更された項目の設定値を検出して、当該設定値をメモリ202に記憶させる。
ステップS902は、ステップS602と同様である。すなわち、ステップS902では、CPU201は、2回目の読取ジョブを実行させるためのスタートキー402に対する操作の有無を検出する。ステップS902での判断の結果、CPU201がスタートキー402に対する操作有りと判断した場合には、処理はステップS903に進む。一方、ステップS902での判断の結果、CPU201がスタートキー402に対する操作無しと判断した場合には、処理はステップS901に戻る。
ステップS903は、ステップS603と同様である。すなわち、ステップS903では、CPU201は、ステップS901で記憶された変更項目の設定値をメモリ202から読み出すとともに、スキャナエンジン102に2回目の読取ジョブを開始させる。
ステップS904では、CPU201は、機器設定として保存されている「ジョブ実行後のクリア設定」の設定値をDISK211から読み出す。
ステップS905では、CPU201は、設定画面800のボタン801が確定されたか否か、すなわち、「ジョブ実行後のクリア設定」の設定値が「すべてクリアする」に確定されたか否かを判断する。ステップS905での判断の結果、CPU201が「すべてクリアする」と確定されたと判断した場合には、処理はステップS906に進む。一方、ステップS905での判断の結果、CPU201が「すべてクリアする」と確定されていないと判断した場合には、処理はステップS907に進む。
ステップS906では、CPU201は、1回目の読取ジョブの読取条件の設定値を全てクリアして、初期値に戻し、処理を終了する。
ステップS907では、CPU201は、設定画面800のボタン803が確定されたか否か、すなわち、「ジョブ実行後のクリア設定」の設定値が「宛先のみクリアする」に確定されたか否かを判断する。ステップS907での判断の結果、CPU201が「宛先のみクリアする」に確定されたと判断した場合には、処理はステップS908に進む。一方、CPU201が「宛先のみクリアする」に確定されていないと判断した場合には、処理はステップS909に進む。
ステップS908では、CPU201は、1回目の読取ジョブの宛先設定のみをクリアし、処理を終了する。
ステップS909では、CPU201は、設定画面800のボタン804が確定されたか否か、すなわち、「ジョブ実行後のクリア設定」の設定値が「読取サイズのみクリアする」に確定されたか否かを判断する。ステップS909での判断の結果、CPU201が「読取サイズのみクリアする」に確定されたと判断した場合には、処理はステップS910に進む。一方、ステップS909での判断の結果、CPU201が「読取サイズのみクリアする」に確定されていないと判断した場合には、処理はステップS911に進む。
ステップS910では、CPU201は、読取サイズ設定のみをクリアして、初期値に戻し、処理を終了する。
ステップS911では、CPU201は、設定画面800のボタン805が確定されたか否か、すなわち、「ジョブ実行後のクリア設定」の設定値が「宛先と読取サイズ設定のみクリアする」に確定されたか否かを判断する。ステップS911での判断の結果、CPU201が「宛先と読取サイズ設定のみクリアする」に確定されたと判断した場合には、処理はステップS912に進む。一方、ステップS911での判断の結果、CPU201が「宛先と読取サイズ設定のみクリアする」に確定されていないと判断した場合には、処理を終了する。
ステップS912では、CPU201は、1回目の読取ジョブの宛先設定をクリアする。ステップS913では、CPU201は、読取サイズ設定をクリアして、初期値に戻し、処理を終了する。なお、ステップS912とステップS913との処理順番は、逆転してもよい。
以上のように、MFP10は、予め設定したクリア項目を選択可能に構成されている。これにより、例えばMFP10の使用態様によって、どの項目をクリアにすべきかを迅速に選択することができ、MFP10の利便性が向上する。なお、ステップS904実行後、CPU201は、設定画面800のボタン802が確定されたか否か、すなわち、「ジョブ実行後のクリア設定」の設定値を「全てそのまま残す」に確定されたか否かを判断することもできる。この判断の結果、CPU201が「全てそのまま残す」に確定されたと判断した場合には、1回目の読取ジョブの読取条件の設定値を全てそのまま残す。一方、CPU201が「全てそのまま残す」に確定されていないと判断した場合には、処理を終了させることができる。
また、図9に示すフローチャートでは、機器設定で予め設定された「ジョブ実行後のクリア設定(図8参照)」の設定値に基づいて、読取サイズ設定を初期値に戻すか否かを切り替えられるようにしたが、これに限定さない。例えば、機器設定またはユーザ毎の設定に関わらず、読取サイズ設定以外の所定の設定を2回目の読取ジョブでも使用可能にしつつ、少なくとも読取サイズ設定を初期値に戻すようにしてもよい。
このようにして表示された画面を使って、ユーザは、次のジョブの設定を行うことができる。そのときに、クリアされずに維持された項目については再設定の手間を省くことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10 複合機(MFP)
101 コントローラ
102 スキャナエンジン
106 操作部
201 CPU
202 メモリ
301 ADF
302 CCDラインセンサ
401 液晶表示部
501 設定画面(設定手段)

Claims (10)

  1. 読取手段によって原稿を読み取る読取ジョブを実行可能な制御装置であって、
    前記読取手段が前記読取ジョブを実行するときの読取条件として、少なくとも前記原稿に対する読取サイズを設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された前記読取条件の設定状態を維持する維持手段と、
    前記維持手段で維持された前記設定状態で前記読取ジョブが実行された後に、前記読取条件のうちの、前記読取サイズ以外の読取条件が変更された場合、前記読取サイズの設定を強制的に初期状態に戻し得る戻し手段と、を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記設定手段は、前記読取サイズ以外の読取条件として、読取解像度、カラー読取、モノクロ読取、前記原稿読取後の出力ファイル形式、片面読取、両面読取のうちの少なくとも1つを設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記維持手段は、前記読取サイズ以外の読取条件が変更された場合、該読取サイズ以外の読取条件のうちの、変更されていない読取条件については、前記設定状態での設定内容を維持することを特徴とする請求項1または2のうちの何れか1項に記載の制御装置。
  4. 前記読取手段は、前記原稿のサイズを検出可能に構成されており、
    前記戻し手段は、前記読取手段が前記原稿のサイズを検出した場合、該原稿のサイズに前記読取サイズを設定可能であることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の制御装置。
  5. 前記読取サイズの設定の初期状態は、前記読取手段による前記原稿のサイズの検出であることを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記戻し手段で前記読取サイズの設定が前記初期状態に戻された場合、前記読取サイズの再設定を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか1項に記載の制御装置。
  7. 前記戻し手段の作動の有効と無効とを切り替える切替手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか1項に記載の制御装置。
  8. 原稿を読み取る読取ジョブを実行可能な読取手段と、
    請求項1乃至7のうちの何れか1項に記載の制御装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 読取手段によって原稿を読み取る読取ジョブを実行するための方法であって、
    前記読取手段が前記読取ジョブを実行するときの読取条件として、少なくとも前記原稿に対する読取サイズを設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定された前記読取条件の設定状態を維持する維持工程と、
    前記維持工程で維持された前記設定状態で前記読取ジョブが実行された後に、前記読取条件が変更された場合、該読取条件のうちの、少なくとも前記読取サイズの設定を強制的に初期状態に戻す戻し工程と、を有することを特徴とする制御方法。
  10. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の制御装置の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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