JP2023090077A - 換気システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 還気からの熱回収が可能でかつ屋内を陽圧又は陰圧に設定できるようにする。【解決手段】 本開示の換気システム1は、圧縮機52、第1熱交換器12、及び第2熱交換器32に冷媒を循環させる冷媒回路60と、屋外の空気を屋内に供給する給気ファン22と、屋内の空気を屋外へ排出する排気ファン42と、屋外と屋内とを繋ぎ、第1熱交換器12及び給気ファン22が内部に配置された給気風路と、屋外と屋内とを繋ぎ、第2熱交換器32及び排気ファン42が内部に配置された排気風路と、給気ファン22が吹き出す給気風量AF1を検知するための給気検知部23と、排気ファン42が吹き出す排気風量AF2を検知するための排気検知部43と、制御ユニットCUと、を備える。制御ユニットCUは、給気風量AF1が目標値TV1となるように給気ファン22の回転数を調整する給気制御と、排気風量AF2が目標値TV2となるように排気ファン42の回転数を調整する排気制御と、を実行する。【選択図】 図1
Description
本開示は、換気システムに関する。
特許文献1には、第1種換気を行うことができる換気システム(熱回収外調システム)が記載されている。この換気システムは、熱交換器と、対象空間の内部と外部とを熱交換器を経由して連通させる給気風路及び排気風路と、給気風路を介して対象空間外の空気を対象空間に給気する給気ファンと、排気風路を介して対象空間内の空気を対象空間外へ排気する排気ファンと、を備える。
上記の換気システムでは、ヒートポンプ式外調機が有する熱交換器によって、屋内ゾーンの還気を熱回収してから屋外へ排気し、かつ、この回収熱を利用して屋外からの外気を熱交換して屋内ゾーンへ給気する。
従来の換気システムは、専ら還気からの熱回収を主眼とする換気システムであるから、給気ファン及び排気ファンの回転数を適切に調整して屋内を陽圧又は陰圧に設定することは、想定されていない。
本開示は、還気からの熱回収が可能でかつ屋内を陽圧又は陰圧に設定できる換気システムを提供することを目的とする。
本開示は、還気からの熱回収が可能でかつ屋内を陽圧又は陰圧に設定できる換気システムを提供することを目的とする。
(1) 本開示の換気システムは、圧縮機、第1熱交換器、及び第2熱交換器に冷媒を循環させる冷媒回路と、屋外の空気を屋内に供給する給気ファンと、屋内の空気を屋外へ排出する排気ファンと、屋外と屋内とを繋ぎ、前記第1熱交換器及び前記給気ファンが内部に配置された給気風路と、屋外と屋内とを繋ぎ、前記第2熱交換器及び前記排気ファンが内部に配置された排気風路と、前記給気ファンが吹き出す給気風量を検知するための給気検知部と、前記排気ファンが吹き出す排気風量を検知するための排気検知部と、制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、前記給気風量が目標値となるように前記給気ファンの回転数を調整する給気制御と、前記排気風量が目標値となるように前記排気ファンの回転数を調整する排気制御と、を実行する。
本開示の換気システムによれば、第2熱交換器及び排気ファンが内部に配置された排気風路を備えるので、還気からの熱回収が可能である。
また、制御ユニットが給気制御及び排気制御を実行するので、給気風量及び排気風量の各目標値を適切に設定することにより、屋内を陽圧又は陰圧に設定できる。従って、還気から熱回収しつつ屋内を陽圧又は陰圧に設定できる。
また、制御ユニットが給気制御及び排気制御を実行するので、給気風量及び排気風量の各目標値を適切に設定することにより、屋内を陽圧又は陰圧に設定できる。従って、還気から熱回収しつつ屋内を陽圧又は陰圧に設定できる。
(2) 本開示の換気システムが、ユーザが入力可能な設定情報として、屋内の陽圧又は陰圧を表す気圧条件を含む入力機器を、更に備える場合には、前記制御ユニットは、前記気圧条件が陽圧である場合は、前記給気風量の目標値を前記排気風量の目標値よりも高くし、前記気圧条件が陰圧である場合は、前記排気風量の目標値を前記給気風量の目標値よりも高くしてもよい。
この場合、制御ユニットが、気圧条件が陽圧である場合は、給気風量の目標値を排気風量の目標値よりも高くし、気圧条件が陰圧である場合は、排気風量の目標値を給気風量の目標値よりも高くするので、ユーザが指定する気圧条件に応じて、屋内を陽圧又は陰圧に設定できる。
(3) 本開示の換気システムが、屋内の気圧を検知するための気圧センサを、更に備え、前記入力機器に前記ユーザが入力可能な前記設定情報に、屋内の設定気圧の多寡を指定するための気圧情報が含まれる場合には、前記制御ユニットは、屋内の前記気圧が前記気圧情報で指定された設定気圧となるように、前記給気風量の目標値及び前記排気風量の目標値を決定することにしてもよい。
この場合、制御ユニットが、屋内の気圧が気圧情報で指定された設定気圧となるように、給気風量の目標値及び排気風量の目標値を決定するので、ユーザが指定する設定気圧となるように屋内の気圧を設定できる。
従って、設定気圧を標準気圧(大気圧)よりも高くすれば、屋内を陽圧に設定でき、設定気圧を標準気圧よりも低くすれば、屋内を陰圧に設定できる。
従って、設定気圧を標準気圧(大気圧)よりも高くすれば、屋内を陽圧に設定でき、設定気圧を標準気圧よりも低くすれば、屋内を陰圧に設定できる。
(4) 本開示の換気システムにおいて、前記入力機器は、管理室又は換気対象の部屋に設置された、有線又は無線通信が可能なリモコン装置であってもよい。この場合、次の効果がある。
すなわち、リモコン装置を管理室に設置する場合は、屋内の気圧の設定作業を管理者権限に限定できるという利点がある。
また、リモコン装置を換気対象の部屋に設置する場合は、換気対象の部屋のユーザが気圧の設定作業を簡便に行えるという利点がある。
また、リモコン装置を換気対象の部屋に設置する場合は、換気対象の部屋のユーザが気圧の設定作業を簡便に行えるという利点がある。
(5) 本開示の換気システムにおいて、前記制御ユニットは、前記給気風量の目標値及び前記排気風量の目標値に基づいて、前記冷媒回路の制御量を決定してもよい。
この場合、制御ユニットが、給気風量の目標値及び排気風量の目標値に基づいて、冷媒回路の制御量を決定するので、例えば、屋内の陽圧状態又は陰圧状態を維持しつつ、適切な熱回収量で冷媒回路を制御することができる。
(6) 本開示の換気システムにおいて、前記給気ファンは、屋外の空気を屋内の第1の部屋に供給する第1給気ファンと、屋外の空気を屋内の第2の部屋に供給する第2給気ファンと、を含み、前記排気ファンは、前記第1の部屋の空気を屋外へ排出する第1排気ファンと、前記第2の部屋の空気を屋外へ排出する第2排気ファンと、を含み、前記給気検知部は、前記第1給気ファンが吹き出す第1給気風量を検知するための第1給気検知部と、前記第2給気ファンが吹き出す第2給気風量を検知するための第2給気検知部と、を含み、前記排気検知部は、前記第1排気ファンが吹き出す第1排気風量を検知するための第1排気検知部と、前記第2排気ファンが吹き出す第2排気風量を検知するための第2排気検知部と、を含み、前記給気制御は、前記第1給気風量が目標値となるように前記第1給気ファンの回転数を調整する第1給気制御と、前記第2給気風量が目標値となるように前記第2給気ファンの回転数を調整する第2給気制御と、を含み、前記排気制御は、前記第1排気風量が目標値となるように前記第1排気ファンの回転数を調整する第1排気制御と、前記第2排気風量が目標値となるように前記第2排気ファンの回転数を調整する第2排気制御と、を含んでいてもよい。
この場合、制御ユニットが、上記の第1給気制御、第1排気制御、第2給気制御、及び第2排気制御を実行するので、第1給気風量、第1排気風量、第2給気風量、及び第2排気風量の各目標値を適切に設定することにより、第1及び第2の部屋をそれぞれ陽圧又は陰圧に設定できる。従って、還気から熱回収しつつ第1及び第2の部屋を陽圧又は陰圧に設定できる。
(7) 本開示の換気システムが、ユーザが入力可能な設定情報として、前記第1の部屋の陽圧又は陰圧を表す第1気圧条件、及び、前記第2の部屋の陽圧又は陰圧を表す第2気圧条件を含む入力機器を、更に備える場合には、前記制御ユニットは、前記第1気圧条件が陽圧である場合は、前記第1給気風量の目標値を前記第1排気風量の目標値よりも高くし、前記第1気圧条件が陰圧である場合は、前記第1排気風量の目標値を前記第1給気風量の目標値よりも高くし、前記第2気圧条件が陽圧である場合は、前記第2給気風量の目標値を前記第2排気風量の目標値よりも高くし、前記第2気圧条件が陰圧である場合は、前記第2排気風量の目標値を前記第2給気風量の目標値よりも高くしてもよい。
この場合、制御ユニットが、第1気圧条件が陽圧である場合は、第1給気風量の目標値を第1排気風量の目標値よりも高くし、気圧条件が陰圧である場合は、第1排気風量の目標値を第1給気風量の目標値よりも高くするので、ユーザが設定する気圧条件に応じて、第1の部屋を陽圧又は陰圧に設定できる。
また、制御ユニットが、第2気圧条件が陽圧である場合は、第2給気風量の目標値を第2排気風量の目標値よりも高くし、気圧条件が陰圧である場合は、第2排気風量の目標値を第2給気風量の目標値よりも高くするので、ユーザが指定する気圧条件に応じて、第2の部屋を陽圧又は陰圧に設定できる。
また、制御ユニットが、第2気圧条件が陽圧である場合は、第2給気風量の目標値を第2排気風量の目標値よりも高くし、気圧条件が陰圧である場合は、第2排気風量の目標値を第2給気風量の目標値よりも高くするので、ユーザが指定する気圧条件に応じて、第2の部屋を陽圧又は陰圧に設定できる。
(8) 本開示の換気システムが、前記第1の部屋の気圧を検知するための第1気圧センサと、前記第2の部屋の気圧を検知するための第2気圧センサと、を更に備え、前記入力機器に前記ユーザが入力可能な設定情報には、前記第1の部屋の設定気圧の多寡を指定するための第1気圧情報と、前記第2の部屋の設定気圧の多寡を指定するための第2気圧情報と、が含まれる場合には、前記制御ユニットは、前記第1の部屋の前記気圧が前記第1気圧情報で指定された前記設定気圧となるように、前記第1給気風量の目標値及び前記第1排気風量の目標値を決定し、前記第2の部屋の前記気圧が前記第2気圧情報で指定された前記設定気圧となるように、前記第2給気風量の目標値及び前記第2排気風量の目標値を決定してもよい。
この場合、制御ユニットが、屋内の気圧が第1気圧情報で指定された設定気圧となるように、第1給気風量の目標値及び第1排気風量の目標値を決定するので、ユーザが指定する設定気圧となるように第1の部屋の気圧を設定できる。
また、制御ユニットが、屋内の気圧が第2気圧情報で指定された設定気圧となるように、第2給気風量の目標値及び第2排気風量の目標値を決定するので、ユーザが指定する設定気圧となるように第2の部屋の気圧を設定できる。
従って、第1の部屋と第2の部屋とで設定気圧を異なる値に指定すれば、部屋間で気圧差が生じる換気を行うことができる。
また、制御ユニットが、屋内の気圧が第2気圧情報で指定された設定気圧となるように、第2給気風量の目標値及び第2排気風量の目標値を決定するので、ユーザが指定する設定気圧となるように第2の部屋の気圧を設定できる。
従って、第1の部屋と第2の部屋とで設定気圧を異なる値に指定すれば、部屋間で気圧差が生じる換気を行うことができる。
(9) 本開示の換気システムにおいて、前記入力機器は、管理室又は前記第1の部屋及び前記第2の部屋に設置された、有線又は無線通信が可能なリモコン装置であってもよい。この場合は、次の効果がある。
すなわち、リモコン装置を管理室に設置する場合には、第1及び第2の部屋の気圧の設定作業を管理者権限に限定できるという利点がある。
また、リモコン装置を第1及び第2の部屋にそれぞれ設置する場合には、第1及び第2の部屋のユーザが気圧の設定作業を簡便に行えるという利点がある。
また、リモコン装置を第1及び第2の部屋にそれぞれ設置する場合には、第1及び第2の部屋のユーザが気圧の設定作業を簡便に行えるという利点がある。
(10) 本開示の換気システムにおいて、前記制御ユニットは、前記第1給気風量の目標値、前記第2給気風量の目標値、前記第1排気風量の目標値、及び前記第2排気風量の目標値に基づいて、前記冷媒回路の制御量を決定してもよい。
この場合、制御ユニットが、第1給気風量の目標値、第1排気風量の目標値、第2給気風量の目標値、及び第2排気風量の目標値に基づいて、冷媒回路の制御量を決定するので、例えば、第1及び第2の部屋の陽圧状態又は陰圧状態を維持しつつ、適切な熱回収量で冷媒回路を制御することができる。
<第1実施形態>
〔換気システムの全体構成〕
図1は、換気システム1の全体構成の一例を示す建物の縦断面図である。
図1において、参照符号である「OA」、「SA」、「RA」及び「EA」は、それぞれ以下の意味である。
〔換気システムの全体構成〕
図1は、換気システム1の全体構成の一例を示す建物の縦断面図である。
図1において、参照符号である「OA」、「SA」、「RA」及び「EA」は、それぞれ以下の意味である。
OA:屋外の空気(外気)である。システム1が屋外から引き込む空気でもある。
SA:システム1が屋内へ送り込む空気(給気)である。
RA:屋内の空気(還気)である。システム1が屋内から引き込む空気でもある。
EA:システム1が屋外へ吐き出す空気(排気)である。
SA:システム1が屋内へ送り込む空気(給気)である。
RA:屋内の空気(還気)である。システム1が屋内から引き込む空気でもある。
EA:システム1が屋外へ吐き出す空気(排気)である。
第1実施形態の換気システム1は、屋内の対象空間RMに対して、給気SAに対する温度調節と還気RAからの熱回収を行いつつ、第1種換気を行うシステムである。対象空間RMは、例えば、オフィスビル、病院、及び工場などの各種の建物の屋内空間である。
対象空間RMは、気密性の高い所定用途の部屋が好ましいが、例えば、屋内の廊下、階段、或いはエントランスなどでもよい。また、対象空間RMには、換気システム1とは別系統の空気調和システムの室内機2が設置されていてもよい。
対象空間RMは、気密性の高い所定用途の部屋が好ましいが、例えば、屋内の廊下、階段、或いはエントランスなどでもよい。また、対象空間RMには、換気システム1とは別系統の空気調和システムの室内機2が設置されていてもよい。
図1に示すように、換気システム1は、利用側(給気側)の熱交換ユニット10と、給気ユニット20と、回収側(排気側)の熱交換ユニット30と、排気ユニット40と、圧縮機ユニット50と、冷媒回路60とを備える。
熱交換ユニット10及び給気ユニット20は、対象空間RMの天井裏に設置され、熱交換ユニット30、排気ユニット40、及び圧縮機ユニット50は、対象空間RMの壁体内部に設置される。
熱交換ユニット10及び給気ユニット20は、対象空間RMの天井裏に設置され、熱交換ユニット30、排気ユニット40、及び圧縮機ユニット50は、対象空間RMの壁体内部に設置される。
換気システム1は、更に、ユーザによる操作入力が可能な入力機器である入力装置70と、気圧センサ80とを備える。入力装置70は、例えば、対象空間RMの壁面に取り付けられたリモコン装置である。入力装置70は、管理室(図示せず)などの対象空間RMとは別の部屋に設置してもよい。
気圧センサ80は、屋内の大気圧を監視するセンサである。気圧センサ80は、所定の通信規格に則った有線又は無線通信が可能であり、対象空間RMの天井面などに取り付けられる。
気圧センサ80は、屋内の大気圧を監視するセンサである。気圧センサ80は、所定の通信規格に則った有線又は無線通信が可能であり、対象空間RMの天井面などに取り付けられる。
図1に示す各ユニットの設置位置は一例であり、例えば、熱交換ユニット30及び排気ユニット40を天井裏に配置し、還気RAを天井側から引き込むようにしてもよい。
また、熱交換ユニット30、排気ユニット40、及び圧縮機ユニット50のうちの少なくとも1つを屋外に設置してもよい。
また、熱交換ユニット30、排気ユニット40、及び圧縮機ユニット50のうちの少なくとも1つを屋外に設置してもよい。
〔各ユニットの構成要素〕
利用側の熱交換ユニット10は、ケーシング11と、ケーシング11に収容された複数の機器とを有する。複数の機器には、冷媒回路60の要素機器である利用側熱交換器(以下、「第1熱交換器」という。)12、及び外気温度センサ13が含まれる。
第1熱交換器12は、例えば、クロスフィンチューブ式又はマイクロチャネル式の熱交換器であり、第1熱交換器12の内部を流れる冷媒を外気OAと熱交換させる。
利用側の熱交換ユニット10は、ケーシング11と、ケーシング11に収容された複数の機器とを有する。複数の機器には、冷媒回路60の要素機器である利用側熱交換器(以下、「第1熱交換器」という。)12、及び外気温度センサ13が含まれる。
第1熱交換器12は、例えば、クロスフィンチューブ式又はマイクロチャネル式の熱交換器であり、第1熱交換器12の内部を流れる冷媒を外気OAと熱交換させる。
給気ユニット20は、ケーシング21と、ケーシング21に収容された複数の機器とを有する。複数の機器には、給気ファン22、給気検知部23、給気温度センサ24、及び給気コントローラ25が含まれる。
給気ファン22は、例えばファン回転数の制御が可能な遠心ファンである。給気検知部23は、例えば、風量を検知するための風量センサ、或いは、風量の算出元となる物理量である風速、差圧又はファン回転数など(以下、「風量相当量」という。)を検出するためのセンサである。従って、給気コントローラ25がファン回転数の計数機能を有する場合は、当該給気コントローラ25は給気検知部23を兼ねる。
給気ファン22は、例えばファン回転数の制御が可能な遠心ファンである。給気検知部23は、例えば、風量を検知するための風量センサ、或いは、風量の算出元となる物理量である風速、差圧又はファン回転数など(以下、「風量相当量」という。)を検出するためのセンサである。従って、給気コントローラ25がファン回転数の計数機能を有する場合は、当該給気コントローラ25は給気検知部23を兼ねる。
給気コントローラ25は、例えば、回路基板と当該回路基板に実装されたCPU(Central Processing Unit)及びメモリなどの集積回路とを含む制御モジュールである。集積回路には、FPGA(Field-Programmable Gate Array)及びASIC(Application-Specific IC)のうちの少なくとも1つが含まれていてもよい。
給気コントローラ25は、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、給気ファン22の風量が目標値となるようにファン回転数を調整する制御などの所定の情報処理を実行可能である。
給気コントローラ25は、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、給気ファン22の風量が目標値となるようにファン回転数を調整する制御などの所定の情報処理を実行可能である。
回収側の熱交換ユニット30は、ケーシング31と、ケーシング31に収容された複数の機器とを有する。複数の機器には、冷媒回路60の要素機器である回収側熱交換器(以下、「第2熱交換器」という。)32、及び還気温度センサ33が含まれる。
第2熱交換器32は、例えば、クロスフィンチューブ式又はマイクロチャネル式の熱交換器であり、第2熱交換器32の内部を流れる冷媒を還気RAと熱交換させる。
第2熱交換器32は、例えば、クロスフィンチューブ式又はマイクロチャネル式の熱交換器であり、第2熱交換器32の内部を流れる冷媒を還気RAと熱交換させる。
排気ユニット40は、ケーシング41と、ケーシング41に収容された複数の機器とを有する。複数の機器には、排気ファン42、排気検知部43、及び排気コントローラ44が含まれる。
排気ファン42は、例えばファン回転数の制御が可能な遠心ファンである。排気検知部43は、例えば、風量を検知するための風量センサ、或いは、風量相当量を検出するためのセンサである。従って、排気コントローラ44がファン回転数の計数機能を有する場合は、当該排気コントローラ44は排気検知部43を兼ねる。
排気ファン42は、例えばファン回転数の制御が可能な遠心ファンである。排気検知部43は、例えば、風量を検知するための風量センサ、或いは、風量相当量を検出するためのセンサである。従って、排気コントローラ44がファン回転数の計数機能を有する場合は、当該排気コントローラ44は排気検知部43を兼ねる。
排気コントローラ44は、例えば、回路基板と当該回路基板に実装されたCPU及びメモリなどの集積回路とを含む制御モジュールである。集積回路には、FPGA及びASICのうちの少なくとも1つが含まれていてもよい。
排気コントローラ44は、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、排気ファン42の風量を目標値となるようにファン回転数を調整する制御などの所定の情報処理を実行可能である。
排気コントローラ44は、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、排気ファン42の風量を目標値となるようにファン回転数を調整する制御などの所定の情報処理を実行可能である。
圧縮機ユニット50は、ケーシング51と、ケーシング51に収容された複数の機器とを有する。複数の機器には、圧縮機52、四方弁53、膨張弁54、及びメインコントローラ55が含まれる。
冷媒回路60は、圧縮機52、第1熱交換器12、及び第2熱交換器32に冷媒を循環させる回路であり、圧縮機52、四方弁53、膨張弁54、第1熱交換器12、第2熱交換器32、及びこれらを接続する冷媒配管61を有する。
冷媒回路60は、圧縮機52、第1熱交換器12、及び第2熱交換器32に冷媒を循環させる回路であり、圧縮機52、四方弁53、膨張弁54、第1熱交換器12、第2熱交換器32、及びこれらを接続する冷媒配管61を有する。
メインコントローラ55は、例えば、回路基板と当該回路基板に実装されたCPU及びメモリなどの集積回路とを含む制御モジュールである。集積回路には、FPGA及びASICのうちの少なくとも1つが含まれていてもよい。
メインコントローラ55は、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、換気量に応じた冷媒回路60の制御量の決定などの所定の情報処理を実行可能である。
メインコントローラ55は、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、換気量に応じた冷媒回路60の制御量の決定などの所定の情報処理を実行可能である。
〔換気システムの給気風路及び排気風路〕
対象空間RMの天井裏において、ケーシング11の吸い込み口は、ダクトd1により屋外の給気口に通じる。
対象空間RMの天井裏において、ケーシング21の吸い込み口は、ダクトd2によりケーシング11の吹き出し口と気密に接続される。ケーシング21の吹き出し口は、天井面から対象空間RMに露出する。
対象空間RMの天井裏において、ケーシング11の吸い込み口は、ダクトd1により屋外の給気口に通じる。
対象空間RMの天井裏において、ケーシング21の吸い込み口は、ダクトd2によりケーシング11の吹き出し口と気密に接続される。ケーシング21の吹き出し口は、天井面から対象空間RMに露出する。
従って、ダクトd1、ケーシング11、ダクトd2、及びケーシング21により形成される風路は、屋外と屋内を繋ぎ、第1熱交換器12及び給気ファン22が内部に配置された「給気風路」を構成する。
なお、ケーシング21の吹き出し側に、ダクトを介して又は直接に、フィルタ及び風向板などを有する吹出ユニット(図示せず)を連結し、吹出ユニットを天井面から対象空間RMに露出させてもよい。また、ダクトd1,d2の途中に、加湿ユニットや微小粒子(PM2.5など)を捕集するフィルタユニット(図示せず)を設けてもよい。この場合、上記の各ユニットのケーシングも給気風路の構成要素となり得る。
対象空間RMの床下おいて、ケーシング31の吸い込み口は、分岐管よりなるダクトd3により床面の給気口と気密に接続される。
対象空間RMの壁体内において、ケーシング41の吸い込み口は、ダクトd4によりケーシング31の吹き出し口と気密に接続される。ケーシング41の吹き出し口は、ダクトd5により屋外の排気口に通じる。
対象空間RMの壁体内において、ケーシング41の吸い込み口は、ダクトd4によりケーシング31の吹き出し口と気密に接続される。ケーシング41の吹き出し口は、ダクトd5により屋外の排気口に通じる。
従って、ダクトd3、ケーシング31、ダクトd4、ケーシング41、及びダクトd5により形成される風路は、屋外と屋内を繋ぎ、第2熱交換器32及び排気ファン42が内部に配置された「排気風路」を構成する。
給気ファン22が駆動すると、給気風路のダクトd1、ケーシング11及びダクトd2が負圧になり、外気OAがダクトd1に引き込まれる。
この際、外気温度センサ13は、第1熱交換器12との熱交換前の外気OAの温度を検出する。第1熱交換器12と熱交換した後の空気は、ダクトd2及びケーシング21を通って、給気SAとして屋内に送出される。この際、給気温度センサ24は、給気SAの温度を検出する。
この際、外気温度センサ13は、第1熱交換器12との熱交換前の外気OAの温度を検出する。第1熱交換器12と熱交換した後の空気は、ダクトd2及びケーシング21を通って、給気SAとして屋内に送出される。この際、給気温度センサ24は、給気SAの温度を検出する。
排気ファン42が駆動すると、排気風路のダクトd4、ケーシング31及びダクトd3が負圧になり、還気RAがダクトd3に引き込まれる。
この際、還気温度センサ33は、第2熱交換器32との熱交換前の還気RAの温度を検出する。第2熱交換器32と熱交換した後の空気は、ケーシング41及びダクトd5を通って、排気EAとして屋外に送出される。
この際、還気温度センサ33は、第2熱交換器32との熱交換前の還気RAの温度を検出する。第2熱交換器32と熱交換した後の空気は、ケーシング41及びダクトd5を通って、排気EAとして屋外に送出される。
図1の換気システム1において、給気ユニット20の吹き出し側(給気方向下流側)に熱交換ユニット10が位置する給気風路としてもよい。同様に、排気ユニット40の吹き出し側(排気方向下流側)に熱交換ユニット30が位置する排気風路としてもよい。
図1の換気システム1において、熱交換ユニット10と給気ユニット20は、同一のケーシングに収容された一体型であってもよい。同様に、熱交換ユニット30と排気ユニット40は、同一のケーシングに収容された一体型であってもよい。
図1の換気システム1において、熱交換ユニット10と給気ユニット20は、同一のケーシングに収容された一体型であってもよい。同様に、熱交換ユニット30と排気ユニット40は、同一のケーシングに収容された一体型であってもよい。
〔冷媒回路の要素機器と温調運転〕
圧縮機52は、低圧のガス状冷媒を吸引して高圧のガス状冷媒を吐出する、冷媒回路60の要素機器である。
圧縮機52は、例えば、電動モータのインバータ制御により容量を変更可能な可変容量型(能力可変型)である。もっとも、圧縮機52は、一定容量型であってもよいし、2台以上を並列接続するタイプであってもよい。
圧縮機52は、低圧のガス状冷媒を吸引して高圧のガス状冷媒を吐出する、冷媒回路60の要素機器である。
圧縮機52は、例えば、電動モータのインバータ制御により容量を変更可能な可変容量型(能力可変型)である。もっとも、圧縮機52は、一定容量型であってもよいし、2台以上を並列接続するタイプであってもよい。
膨張弁54は、例えば、配管61内の冷媒の流量及び圧力を調節するための電動弁である。膨張弁54の開度制御により、第1熱交換器12への冷媒圧力が調節される。
四方弁53は、回路内の冷媒の流れ方向を反転させる弁であり、圧縮機52が吐出する冷媒を第1熱交換器12又は第2熱交換器32のいずれかに切り替える。従って、換気システム1が実行可能な温調運転には、外気OAを冷却して屋内に供給する「冷気供給」と、外気OAを加熱して屋内に供給する「暖気供給」が含まれる。
四方弁53は、回路内の冷媒の流れ方向を反転させる弁であり、圧縮機52が吐出する冷媒を第1熱交換器12又は第2熱交換器32のいずれかに切り替える。従って、換気システム1が実行可能な温調運転には、外気OAを冷却して屋内に供給する「冷気供給」と、外気OAを加熱して屋内に供給する「暖気供給」が含まれる。
具体的には、外気OAを冷却した後の冷気を給気SAとする冷気供給の場合は、四方弁53が図1に実線で示す状態に保持される。
この場合、利用側の第1熱交換器12が蒸発器として機能して外気OAを冷却し、回収側の第2熱交換器32が凝縮器として機能して還気RAを加熱する。この還気RAの加熱は、還気RAからの熱回収に相当する。
この場合、利用側の第1熱交換器12が蒸発器として機能して外気OAを冷却し、回収側の第2熱交換器32が凝縮器として機能して還気RAを加熱する。この還気RAの加熱は、還気RAからの熱回収に相当する。
逆に、外気OAを加熱した後の暖気を給気SAとする暖気供給の場合は、四方弁53が図1に破線で示す状態に保持される。
この場合、利用側の第1熱交換器12が凝縮器として機能して外気OAを加熱し、回収側の第2熱交換器32が蒸発器として機能して還気RAを冷却する。この還気RAの冷却は、還気RAからの熱回収に相当する。
この場合、利用側の第1熱交換器12が凝縮器として機能して外気OAを加熱し、回収側の第2熱交換器32が蒸発器として機能して還気RAを冷却する。この還気RAの冷却は、還気RAからの熱回収に相当する。
本実施形態の換気システム1において、冷媒回路60の四方弁53を省略してもよい。この場合、第1熱交換器12は、蒸発器又は凝縮器のいずれか一方のみに利用され、冷気供給又は暖気供給のいずれか一方のみを実行する換気システム1となる。
〔換気システムの制御系統〕
図2は、換気システム1の制御系統の一例を示すブロック図である。
図2に含まれるパラメータの意味は、以下の通りである。
SI:入力装置70に入力可能な設定情報。例えば次のSIa~SIc、及びSItを含む。
図2は、換気システム1の制御系統の一例を示すブロック図である。
図2に含まれるパラメータの意味は、以下の通りである。
SI:入力装置70に入力可能な設定情報。例えば次のSIa~SIc、及びSItを含む。
SIa:陽圧又は陰圧を表す気圧条件
SIb:屋内の設定気圧の多寡を指定するための気圧情報(例えば、「高圧」、「中圧」及び「低圧」、或いはhPa値で指定される数値情報など)
SIc:段階的に定義された給気風量の種別情報(例えば「微風」、「弱風」、「中風」及び「強風」、或いは「レベル1」~「レベル4」の識別番号など)
SIt:給気SAの設定温度
SIb:屋内の設定気圧の多寡を指定するための気圧情報(例えば、「高圧」、「中圧」及び「低圧」、或いはhPa値で指定される数値情報など)
SIc:段階的に定義された給気風量の種別情報(例えば「微風」、「弱風」、「中風」及び「強風」、或いは「レベル1」~「レベル4」の識別番号など)
SIt:給気SAの設定温度
TS:給気温度センサ24の検知結果(給気ファンの給気温度)
TO:外気温度センサ13の検知結果(外気温度)
TR:還気温度センサ33の検知結果(還気温度)
TO:外気温度センサ13の検知結果(外気温度)
TR:還気温度センサ33の検知結果(還気温度)
AF1:給気ファン22が吹き出す風量(給気風量)
ただし、AF1は、給気検知部23が風量センサである場合は、当該センサの検出結果となり、給気検知部23が風量相当量を検知するセンサである場合は、当該センサの検知結果から算出した風量となる。AF1は、給気コントローラ25が計数するファン回転数から算出した風量であってもよい。
ただし、AF1は、給気検知部23が風量センサである場合は、当該センサの検出結果となり、給気検知部23が風量相当量を検知するセンサである場合は、当該センサの検知結果から算出した風量となる。AF1は、給気コントローラ25が計数するファン回転数から算出した風量であってもよい。
AF2:排気ファン42が吹き出す風量(排気風量)
ただし、AF2は、排気検知部43が風量センサである場合は、当該センサの検出結果となり、排気検知部43が風量相当量を検知するセンサである場合は、当該センサの検知結果から算出した風量となる。AF2は、排気コントローラ44が計数するファン回転数から算出した風量であってもよい。
ただし、AF2は、排気検知部43が風量センサである場合は、当該センサの検出結果となり、排気検知部43が風量相当量を検知するセンサである場合は、当該センサの検知結果から算出した風量となる。AF2は、排気コントローラ44が計数するファン回転数から算出した風量であってもよい。
PR:気圧センサ80の検知結果(対象空間RMの大気圧)
TV1:給気ファン22が吹き出す風量(給気風量)の目標値
TV2:排気ファン42が吹き出す風量(排気風量)の目標値
CQ:冷媒回路60に対する制御量(圧縮機吐出量、冷媒の流量又は方向など)
TV1:給気ファン22が吹き出す風量(給気風量)の目標値
TV2:排気ファン42が吹き出す風量(排気風量)の目標値
CQ:冷媒回路60に対する制御量(圧縮機吐出量、冷媒の流量又は方向など)
図2に示すように、換気システム1の制御系統には、有線又は無線で通信するコントローラ群よりなる制御ユニットCUが含まれる。制御ユニットCUは、メインコントローラ55、給気コントローラ25、及び排気コントローラ44を備える。
メインコントローラ55は、入力装置70と接続される。ユーザが入力装置70にSIを入力すると、入力装置70はSIをメインコントローラ55に送信する。メインコントローラ55は、受信したSIを自身のメモリに記録する。
メインコントローラ55は、温度関連の各センサ24,13,33とそれぞれ接続される。メインコントローラ55は、各センサ24,13,33からTS、TO及びTRを受信する。
メインコントローラ55は、温度関連の各センサ24,13,33とそれぞれ接続される。メインコントローラ55は、各センサ24,13,33からTS、TO及びTRを受信する。
給気温度センサ24を給気コントローラ25に接続する場合は、給気コントローラ25を中継ノードとしてTSをメインコントローラ55に送信してもよい。
メインコントローラ55は、給気コントローラ25、第2コントローラ25B、及び排気コントローラ44と接続される。
メインコントローラ55は、給気コントローラ25、第2コントローラ25B、及び排気コントローラ44と接続される。
メインコントローラ55は、TV1を決定した場合、決定したTV1を給気コントローラ25に送信し、TV2を決定した場合、決定したTV2を排気コントローラ44に送信する。
メインコントローラ55は、圧縮機52、四方弁53及び膨張弁54に接続される。メインコントローラ55は、CQを決定した場合、決定したCQを圧縮機52、四方弁53及び膨張弁54のうちの少なくとも1つに出力する。
メインコントローラ55は、圧縮機52、四方弁53及び膨張弁54に接続される。メインコントローラ55は、CQを決定した場合、決定したCQを圧縮機52、四方弁53及び膨張弁54のうちの少なくとも1つに出力する。
給気コントローラ25は、給気ファン22、給気検知部23、及び気圧センサ80と接続される。
給気コントローラ25は、気圧センサ80から受信したPRをメインコントローラ55に転送する。気圧センサ80をメインコントローラ55に接続する場合は、PRはメインコントローラ55に直接送信される。
給気コントローラ25は、気圧センサ80から受信したPRをメインコントローラ55に転送する。気圧センサ80をメインコントローラ55に接続する場合は、PRはメインコントローラ55に直接送信される。
給気コントローラ25は、給気検知部23が風量センサである場合は、検知部23から受信した検知結果をAF1とする。
給気コントローラ25は、給気検知部23が風量相当量のセンサである場合は、検知部23から受信した検知結果からAF1を算出する。給気コントローラ25は、自身が計数するファン回転数から算出した風量をAF1としてもよい。
給気コントローラ25は、TV1を受信した場合、TV1とAF1に基づいてファン回転数を算出し、算出した回転数を給気ファン22に出力する。
給気コントローラ25は、給気検知部23が風量相当量のセンサである場合は、検知部23から受信した検知結果からAF1を算出する。給気コントローラ25は、自身が計数するファン回転数から算出した風量をAF1としてもよい。
給気コントローラ25は、TV1を受信した場合、TV1とAF1に基づいてファン回転数を算出し、算出した回転数を給気ファン22に出力する。
排気コントローラ44は、排気ファン42、及び排気検知部43と接続される。
排気コントローラ44は、排気検知部43が風量センサである場合は、検知部43から受信した検知結果をAF2とする。
排気コントローラ44は、排気検知部43が風量相当量のセンサである場合は、検知部43から受信した検知結果からAF2を算出する。排気コントローラ44は、自身が計数するファン回転数から算出した風量をAF2としてもよい。
排気コントローラ44は、TV2を受信した場合、TV2とAF2に基づいてファン回転数を算出し、算出した回転数を排気ファン42に出力する。
排気コントローラ44は、排気検知部43が風量センサである場合は、検知部43から受信した検知結果をAF2とする。
排気コントローラ44は、排気検知部43が風量相当量のセンサである場合は、検知部43から受信した検知結果からAF2を算出する。排気コントローラ44は、自身が計数するファン回転数から算出した風量をAF2としてもよい。
排気コントローラ44は、TV2を受信した場合、TV2とAF2に基づいてファン回転数を算出し、算出した回転数を排気ファン42に出力する。
〔メインコントローラの情報処理〕
図3は、メインコントローラ55の情報処理の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、メインコントローラ55は、起動後に、最新の設定情報SIをメモリから読み出す(ステップST11)。
次に、メインコントローラ55は、温度に関する検知結果であるTS、TO、及びTRを取得し(ステップST12)、対象空間RMにおける屋内の大気圧の検知結果であるPRを取得する(ステップST13)。
図3は、メインコントローラ55の情報処理の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、メインコントローラ55は、起動後に、最新の設定情報SIをメモリから読み出す(ステップST11)。
次に、メインコントローラ55は、温度に関する検知結果であるTS、TO、及びTRを取得し(ステップST12)、対象空間RMにおける屋内の大気圧の検知結果であるPRを取得する(ステップST13)。
次に、メインコントローラ55は、給気風量の目標値であるTV1と排気風量の目標値であるTV2の決定処理を実行する(ステップST14)。この決定処理(図4)の詳細については後述する。
次に、メインコントローラ55は、冷媒回路60の制御量であるCQの算出処理を実行する(ステップST15)。この算出処理は、今回の制御周期において決定したTV1及びTV2に基づいてCQを算出する処理である。
次に、メインコントローラ55は、冷媒回路60の制御量であるCQの算出処理を実行する(ステップST15)。この算出処理は、今回の制御周期において決定したTV1及びTV2に基づいてCQを算出する処理である。
例えば、メインコントローラ55は、給気SAを設定温度SItにするための温調負荷を、今回の制御周期において決定したTV1及びTV2と、現時点のTS、TO及びTRとから算出し、算出した温調負荷に基づいて、冷媒回路60の制御量であるCQを決定する。
次に、メインコントローラ55は、決定したTV1及びTV2を各コントローラ25,44にそれぞれ送信する(ステップST16)。
具体的には、メインコントローラ55は、TV1を給気コントローラ25に送信し、TV2を排気コントローラ44に送信する。
具体的には、メインコントローラ55は、TV1を給気コントローラ25に送信し、TV2を排気コントローラ44に送信する。
次に、メインコントローラ55は、ステップST15にて決定したCQにより冷媒回路60を制御し(ステップST17)、所定の制御周期(例えば30秒)が経過したか否かを判定する(ステップST18)。
ステップST18の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、処理をステップST11の前に戻す。
ステップST18の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、処理をステップST11の前に戻す。
ステップST18の判定結果が否定的である場合は、メインコントローラ55は、入力装置70から終了指令があったか否かを判定する(ステップST19)。
ステップST19の判定結果が否定的である場合は、メインコントローラ55は、処理をST18の前に戻す。ステップST19の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、処理を終了する。
ステップST19の判定結果が否定的である場合は、メインコントローラ55は、処理をST18の前に戻す。ステップST19の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、処理を終了する。
〔給気及び排気風量の目標値の決定処理〕
図4は、給気及び排気風量の目標値の決定処理(図3のステップST14)の一例を示すフローチャートである。
ここでは、SIcで指定可能な給気風量の種別は、微風、弱風、中風及び強風の4種類であるとする。また、メインコントローラ55のメモリは、給気風量の種別と給気風量の目標値TV1との対応関係を定義する参照テーブルを保持するものとする。
図4は、給気及び排気風量の目標値の決定処理(図3のステップST14)の一例を示すフローチャートである。
ここでは、SIcで指定可能な給気風量の種別は、微風、弱風、中風及び強風の4種類であるとする。また、メインコントローラ55のメモリは、給気風量の種別と給気風量の目標値TV1との対応関係を定義する参照テーブルを保持するものとする。
図4に示すように、メインコントローラ55は、SIcに含まれる給気風量の種別からTV1を決定する(ステップST31)。
具体的には、メインコントローラ55は、SIcで指定された種別に対応する給気風量の目標値を参照テーブルから読み出し、読み出した目標値をTV1とする。
具体的には、メインコントローラ55は、SIcで指定された種別に対応する給気風量の目標値を参照テーブルから読み出し、読み出した目標値をTV1とする。
次に、メインコントローラ55は、SIaの入力があったか否かを判定する(ステップST32)。この判定は、メモリにSIaが記録されているか否かで行うことができる。
ステップST32の判定結果が否定的である場合は、メインコントローラ55は、SIbの入力があったか否かを判定する(ステップST33)。この判定は、SIbがメモリに記録されているか否かで行うことができる。
ステップST32の判定結果が否定的である場合は、メインコントローラ55は、SIbの入力があったか否かを判定する(ステップST33)。この判定は、SIbがメモリに記録されているか否かで行うことができる。
ステップST33判定結果が否定的である場合は、メインコントローラ55は、TV2をTV1と同じ値に設定する(ステップST35)。
このように、メインコントローラ55は、SIa及びSIbの入力がない場合には、給気風量と排気風量がバランスするように目標値TV1,TV2を設定する。
ステップST33の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、決定したTV1とSIbで指定された設定気圧とからTV2を算出する。
このように、メインコントローラ55は、SIa及びSIbの入力がない場合には、給気風量と排気風量がバランスするように目標値TV1,TV2を設定する。
ステップST33の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、決定したTV1とSIbで指定された設定気圧とからTV2を算出する。
例えば、メインコントローラ55は、対象空間RMの気圧(例えば静圧)と、換気システム1の風路長、給気風量及び排気風量との関係式を予め記憶しており、この関係式に、設定気圧、TV1及びシステム1の風路長を適用してTV2を算出する。
ステップST32の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、SIaで指定された種別が陽圧/陰圧のいずれであるかを判定する(ステップST34)。
ステップST32の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、SIaで指定された種別が陽圧/陰圧のいずれであるかを判定する(ステップST34)。
ステップST34の判定結果が「陽圧」である場合は、メインコントローラ55は、TV1>TV2の条件下で適切なTV2を決定する(ステップST37)。
例えば、メインコントローラ55は、次の算出式によりTV2を算出する。なお、ΔTVaは、対象空間RMの容積等に応じて予め設定された陽圧用の風量差分値である。
TV2=TV1-ΔTVa
例えば、メインコントローラ55は、次の算出式によりTV2を算出する。なお、ΔTVaは、対象空間RMの容積等に応じて予め設定された陽圧用の風量差分値である。
TV2=TV1-ΔTVa
ステップST34の判定結果が「陰圧」である場合は、メインコントローラ55は、TV1<TV2の条件下で適切なTV2を決定する(ステップST38)。
例えば、メインコントローラ55は、次の算出式によりTV2を算出する。なお、ΔTVbは、対象空間RMの容積等に応じて予め設定された陰圧用の風量差分値である。
TV2=TV1+ΔTVb
例えば、メインコントローラ55は、次の算出式によりTV2を算出する。なお、ΔTVbは、対象空間RMの容積等に応じて予め設定された陰圧用の風量差分値である。
TV2=TV1+ΔTVb
〔給気及び排気コントローラの情報処理〕
図5は、給気及び排気コントローラ25,44の情報処理の一例を示すフローチャートである。
図5において、サフィックス「j」は、給気又は排気を表す識別番号である。j=1は給気を意味し、j=2は排気を意味する。従って、図5は、j=1の場合は給気コントローラ25の情報処理を表し、j=2の場合は排気コントローラ44の情報処理を表す。
図5は、給気及び排気コントローラ25,44の情報処理の一例を示すフローチャートである。
図5において、サフィックス「j」は、給気又は排気を表す識別番号である。j=1は給気を意味し、j=2は排気を意味する。従って、図5は、j=1の場合は給気コントローラ25の情報処理を表し、j=2の場合は排気コントローラ44の情報処理を表す。
図5に示すように、各コントローラ25,44は、起動後に、メインコントローラ55からTVjを受信したか否かを判定し(ステップST51)、受信した場合は自ユニットの検知部23,43の検知結果からAFjを取得する(ステップST52)。
次に、各コントローラ25,44は、AFjとTVjの大小を比較し(ステップST53)、比較結果に応じて以下の処理を実行する。
すなわち、各コントローラ25,44は、AFj<TVjの場合は自ユニットのファン22,42の回転数を所定量だけ増加させ(ステップST54)、AFj=TVjの場合は当該回転数を維持し(ステップST55)、AFj>TVjの場合は当該回転数を所定量だけ減少させる(ステップST56)。
すなわち、各コントローラ25,44は、AFj<TVjの場合は自ユニットのファン22,42の回転数を所定量だけ増加させ(ステップST54)、AFj=TVjの場合は当該回転数を維持し(ステップST55)、AFj>TVjの場合は当該回転数を所定量だけ減少させる(ステップST56)。
このように、給気及び排気コントローラ25,44は、メインコントローラ55から受信するTVjと自ユニットの検知部23,43で検知可能なAFjに基づいて、自ユニットのファン22,42の回転数を自律的に調整する。
<第1実施形態の作用効果>
(1) 第1実施形態の換気システム1によれば、屋外と屋内とを繋ぎ、第2熱交換器32及び排気ファン42が内部に配置された排気風路を備えるので、還気からの熱回収が可能である。
また、制御ユニットCU(具体的には、給気及び排気コントローラ25.44)が下記の給気制御及び排気制御を実行するので、給気風量AF1及び排気風量AF2の各目標値TV1,TV2を適切に設定することにより、屋内を陽圧又は陰圧に設定できる。従って、還気RAから熱回収しつつ屋内を陽圧又は陰圧に設定することができる。
(1) 第1実施形態の換気システム1によれば、屋外と屋内とを繋ぎ、第2熱交換器32及び排気ファン42が内部に配置された排気風路を備えるので、還気からの熱回収が可能である。
また、制御ユニットCU(具体的には、給気及び排気コントローラ25.44)が下記の給気制御及び排気制御を実行するので、給気風量AF1及び排気風量AF2の各目標値TV1,TV2を適切に設定することにより、屋内を陽圧又は陰圧に設定できる。従って、還気RAから熱回収しつつ屋内を陽圧又は陰圧に設定することができる。
給気制御:給気風量AF1が目標値TV1となるように給気ファン22の回転数を調整する制御
排気制御:排気風量AF2が目標値TV2となるように排気ファン42の回転数を調整する制御
排気制御:排気風量AF2が目標値TV2となるように排気ファン42の回転数を調整する制御
(2) 第1実施形態の換気システム1によれば、制御ユニットCU(具体的には、メインコントローラ55)が、気圧条件SIaが陽圧である場合は、給気風量の目標値TV1を排気風量の目標値TV2よりも高くし、気圧条件SIaが陰圧である場合は、排気風量の目標値TV2を給気風量の目標値TV1よりも高くするので、ユーザが指定する気圧条件SIaに応じて、屋内を陽圧又は陰圧に設定できる。
(3) 第1実施形態の換気システム1によれば、制御ユニットCU(具体的には、メインコントローラ55)が、屋内の気圧が気圧情報SIbで指定された設定気圧となるように、給気風量の目標値TV1及び排気風量の目標値TV2を決定するので、ユーザが指定する設定気圧となるように屋内の気圧を設定できる。
従って、設定気圧を標準気圧(大気圧)よりも高くすれば、屋内を陽圧に設定でき、設定気圧を標準気圧よりも低くすれば、屋内を陰圧に設定できる。
従って、設定気圧を標準気圧(大気圧)よりも高くすれば、屋内を陽圧に設定でき、設定気圧を標準気圧よりも低くすれば、屋内を陰圧に設定できる。
(4) 第1実施形態の換気システム1によれば、次の効果がある。
すなわち、入力機器を管理室に設置するリモコン装置70とする場合には、屋内の気圧の設定作業を管理者権限に限定できるという利点がある。
また、リモコン装置70を換気対象の部屋に設置する場合には、換気対象の部屋のユーザが気圧の設定作業を簡便に行えるという利点がある。
すなわち、入力機器を管理室に設置するリモコン装置70とする場合には、屋内の気圧の設定作業を管理者権限に限定できるという利点がある。
また、リモコン装置70を換気対象の部屋に設置する場合には、換気対象の部屋のユーザが気圧の設定作業を簡便に行えるという利点がある。
(5) 第1実施形態の換気システム1によれば、制御ユニットCU(具体的には、メインコントローラ55)が、給気風量の目標値TV1及び排気風量の目標値TV2に基づいて、冷媒回路60の制御量CQを決定するので、例えば、屋内の陽圧状態又は陰圧状態を維持しつつ、適切な熱回収量で冷媒回路60を制御することができる。
<第2実施形態>
〔換気システムの全体構成〕
図6は、換気システム4の全体構成の一例を示す建物の縦断面図である。
第2実施形態の換気システム4は、内装壁3で区画された複数の対象空間(屋内の部屋)RM1,RM2に対して、給気SAに対する温度調節と還気RAからの熱回収を行いつつ、第1種換気を行うシステムである。
〔換気システムの全体構成〕
図6は、換気システム4の全体構成の一例を示す建物の縦断面図である。
第2実施形態の換気システム4は、内装壁3で区画された複数の対象空間(屋内の部屋)RM1,RM2に対して、給気SAに対する温度調節と還気RAからの熱回収を行いつつ、第1種換気を行うシステムである。
以下、第1実施形態の換気システム1との相違点を中心に説明し、第1実施形態との共通事項については、図面に同じ参照符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、換気システム4は、対象空間(第1の部屋)RM1に対応して設置される第1給気ユニット20A及び第1排気ユニット40Aと、対象空間(第2の部屋)RM2に対応して設置される第2給気ユニット20B及び第2排気ユニット40Aと、を備える。
図6に示すように、換気システム4は、対象空間(第1の部屋)RM1に対応して設置される第1給気ユニット20A及び第1排気ユニット40Aと、対象空間(第2の部屋)RM2に対応して設置される第2給気ユニット20B及び第2排気ユニット40Aと、を備える。
熱交換ユニット10、第1給気ユニット20A、及び第2給気ユニット20Bは、対象空間RM1,RM2の天井裏に設置される。
第1排気ユニット40A及び第2排気ユニット40Bは、対象空間RM1,RM2の床下に設置される。熱交換ユニット30及び圧縮機ユニット50は、対象空間RM1の壁体内部に設置される。
第1排気ユニット40A及び第2排気ユニット40Bは、対象空間RM1,RM2の床下に設置される。熱交換ユニット30及び圧縮機ユニット50は、対象空間RM1の壁体内部に設置される。
換気システム4は、更に、ユーザによる操作入力が可能な入力機器である第1及び第2入力装置70A,70Bと、第1及び第2気圧センサ80A,80Bとを備える。
第1入力装置70Aは、例えば、対象空間RM1の壁面に取り付けられたリモコン装置である。第2入力装置70Bは、例えば、対象空間RM2の壁面に取り付けられたリモコン装置である。
第1入力装置70Aは、例えば、対象空間RM1の壁面に取り付けられたリモコン装置である。第2入力装置70Bは、例えば、対象空間RM2の壁面に取り付けられたリモコン装置である。
第1及び第2入力装置70A,70Bは、管理室(図示せず)などの対象空間RM1,RM2とは別の部屋に設置してもよい。
この場合、第1及び第2入力装置70A,70Bは、同じ製品の個別のリモコン装置であってもよいし、1つで各対象空間RM1,RM2に対する設定が可能な一体型のリモコン装置であってもよい。
この場合、第1及び第2入力装置70A,70Bは、同じ製品の個別のリモコン装置であってもよいし、1つで各対象空間RM1,RM2に対する設定が可能な一体型のリモコン装置であってもよい。
第1及び第2気圧センサ80A,80Bは、屋内の大気圧を監視するセンサであり、いずれも所定の通信規格に則った有線又は無線通信が可能である。
第1気圧センサ80Aは、対象空間RM1の天井面などに取り付けられ、第2気圧センサ80Bは、対象空間RM2の天井面などに取り付けられる。
第1気圧センサ80Aは、対象空間RM1の天井面などに取り付けられ、第2気圧センサ80Bは、対象空間RM2の天井面などに取り付けられる。
図6に示す各ユニットの設置位置は一例であり、例えば、熱交換ユニット30及び第1第2排気ユニット40A,40Bを天井裏に配置し、還気RAを天井側から引き込むようにしてもよい。また、熱交換ユニット30、及び圧縮機ユニット50のうちの少なくとも1つを屋外に設置してもよい。
〔給気ユニット及び排気ユニットの構成要素〕
第1給気ユニット20Aは、ケーシング21Aと、ケーシング21Aに収容された複数の機器とを有する。複数の機器には、第1給気ファン22A、第1給気検知部23、第1給気温度センサ24A、及び第1給気コントローラ25Aが含まれる。
第1給気ファン22Aは、例えばファン回転数の制御が可能な遠心ファンである。第1給気検知部23Aは、例えば、風量を検知するための風量センサ、或いは、風量相当量を検出するためのセンサである。従って、第1給気コントローラ25Aがファン回転数の計数機能を有する場合は、当該第1給気コントローラ25Aは第1給気検知部23Aを兼ねる。
第1給気ユニット20Aは、ケーシング21Aと、ケーシング21Aに収容された複数の機器とを有する。複数の機器には、第1給気ファン22A、第1給気検知部23、第1給気温度センサ24A、及び第1給気コントローラ25Aが含まれる。
第1給気ファン22Aは、例えばファン回転数の制御が可能な遠心ファンである。第1給気検知部23Aは、例えば、風量を検知するための風量センサ、或いは、風量相当量を検出するためのセンサである。従って、第1給気コントローラ25Aがファン回転数の計数機能を有する場合は、当該第1給気コントローラ25Aは第1給気検知部23Aを兼ねる。
第1給気コントローラ25Aは、例えば、回路基板と当該回路基板に実装されたCPU及びメモリなどの集積回路とを含む制御モジュールである。集積回路には、FPGAのうちの少なくとも1つが含まれていてもよい。
第1給気コントローラ25Aは、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、第1給気ファン22Aの風量が目標値となるようにファン回転数を調整する制御などの所定の情報処理を実行可能である。
第1給気コントローラ25Aは、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、第1給気ファン22Aの風量が目標値となるようにファン回転数を調整する制御などの所定の情報処理を実行可能である。
第2給気ユニット20Bは、ケーシング21Bと、ケーシング21Bに収容された複数の機器とを有する。複数の機器には、第2給気ファン22B、第2給気検知部23B、第2給気温度センサ24B、及び第2コントローラ25Bが含まれる。
第2給気ファン22Bは、例えばファン回転数の制御が可能な遠心ファンである。第2給気検知部23Bは、例えば、風量を検知するための風量センサ、或いは、風量相当量を検出するためのセンサである。従って、第2給気コントローラ25Bがファン回転数の計数機能を有する場合は、当該第2給気コントローラ25Bは第2給気検知部23Bを兼ねる。
第2給気ファン22Bは、例えばファン回転数の制御が可能な遠心ファンである。第2給気検知部23Bは、例えば、風量を検知するための風量センサ、或いは、風量相当量を検出するためのセンサである。従って、第2給気コントローラ25Bがファン回転数の計数機能を有する場合は、当該第2給気コントローラ25Bは第2給気検知部23Bを兼ねる。
第2給気コントローラ25Bは、例えば、回路基板と当該回路基板に実装されたCPU及びメモリなどの集積回路とを含む制御モジュールである。集積回路には、FPGA及びASICのうちの少なくとも1つが含まれていてもよい。
第2給気コントローラ25Bは、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、第2給気ファン22Bの風量が目標値となるようにファン回転数を調整する制御などの所定の情報処理を実行可能である。
第2給気コントローラ25Bは、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、第2給気ファン22Bの風量が目標値となるようにファン回転数を調整する制御などの所定の情報処理を実行可能である。
第1排気ユニット40Aは、ケーシング41Aと、ケーシング41Aに収容された複数の機器とを有する。複数の機器には、第1排気ファン42A、第1排気検知部43A、及び第1排気コントローラ44Aが含まれる。
第1排気ファン42Aは、例えばファン回転数の制御が可能な遠心ファンである。第1排気検知部43Aは、例えば、風量を検知するための風量センサ、或いは、風量相当量を検出するためのセンサである。従って、第1排気コントローラ44Aがファン回転数の計数機能を有する場合は、当該第1排気コントローラ44Aは第1排気検知部43Aを兼ねる。
第1排気ファン42Aは、例えばファン回転数の制御が可能な遠心ファンである。第1排気検知部43Aは、例えば、風量を検知するための風量センサ、或いは、風量相当量を検出するためのセンサである。従って、第1排気コントローラ44Aがファン回転数の計数機能を有する場合は、当該第1排気コントローラ44Aは第1排気検知部43Aを兼ねる。
第1排気コントローラ44Aは、例えば、回路基板と当該回路基板に実装されたCPU及びメモリなどの集積回路とを含む制御モジュールである。集積回路には、FPGA及びASICのうちの少なくとも1つが含まれていてもよい。
第1排気コントローラ44Aは、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、第1排気ファン42Aの風量を目標値となるようにファン回転数を調整する制御などの所定の情報処理を実行可能である。
第1排気コントローラ44Aは、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、第1排気ファン42Aの風量を目標値となるようにファン回転数を調整する制御などの所定の情報処理を実行可能である。
第2排気ユニット40Bは、ケーシング41Bと、ケーシング41Bに収容された複数の機器とを有する。複数の機器には、第2排気ファン42B、第2排気検知部43B、及び第2排気コントローラ44Bが含まれる。
第2排気ファン42Bは、例えばファン回転数の制御が可能な遠心ファンである。第2排気検知部43Bは、例えば、風量を検知するための風量センサ、或いは、風量相当量を検出するためのセンサである。従って、第2排気コントローラ44Bがファン回転数の計数機能を有する場合は、当該第2排気コントローラ44Bは第2排気検知部43Bを兼ねる。
第2排気ファン42Bは、例えばファン回転数の制御が可能な遠心ファンである。第2排気検知部43Bは、例えば、風量を検知するための風量センサ、或いは、風量相当量を検出するためのセンサである。従って、第2排気コントローラ44Bがファン回転数の計数機能を有する場合は、当該第2排気コントローラ44Bは第2排気検知部43Bを兼ねる。
第2排気コントローラ44Bは、例えば、回路基板と当該回路基板に実装されたCPU及びメモリなどの集積回路とを含む制御モジュールである。集積回路には、FPGA及びASICのうちの少なくとも1つが含まれていてもよい。
第2排気コントローラ44Bは、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、第2排気ファン42Bの風量を目標値となるようにファン回転数を調整する制御などの所定の情報処理を実行可能である。
第2排気コントローラ44Bは、所定の通信規格に則った他のコントローラ及びセンサとの通信制御と、第2排気ファン42Bの風量を目標値となるようにファン回転数を調整する制御などの所定の情報処理を実行可能である。
〔換気システムの給気風路及び排気風路〕
対象空間RM1,RM2の天井裏において、ケーシング11の吸い込み口は、ダクトd1により屋外の給気口に通じる。
対象空間RM1,RM2の天井裏において、ケーシング21A,21Bの吸い込み口は、分岐管よりなるダクトd2によりケーシング11の吹き出し口と気密に接続される。
対象空間RM1,RM2の天井裏において、ケーシング11の吸い込み口は、ダクトd1により屋外の給気口に通じる。
対象空間RM1,RM2の天井裏において、ケーシング21A,21Bの吸い込み口は、分岐管よりなるダクトd2によりケーシング11の吹き出し口と気密に接続される。
ケーシング21Aの吹き出し口は、天井面から対象空間RM1に露出する。従って、第1給気ファン22Aは、屋外の空気を対象空間RM1に供給するファンである。
ケーシング21Bの吹き出し口は、天井面から対象空間RM2に露出する。従って、第2給気ファン22Bは、屋外の空気を対象空間RM2に供給するファンである。
ケーシング21Bの吹き出し口は、天井面から対象空間RM2に露出する。従って、第2給気ファン22Bは、屋外の空気を対象空間RM2に供給するファンである。
また、ダクトd1、ケーシング11、ダクトd2、及びケーシング21A,21Bにより形成される風路は、屋外と屋内を繋ぎ、第1熱交換器12、第1給気ファン22A、及び第2給気ファン22Bが内部に配置された「給気風路」を構成する。
対象空間RM1の床下おいて、ケーシング41Aの吸い込み口は、対象空間RM1の給気口に接続される。ケーシング41Aの吹出口は、ダクトd3によりケーシング31の吸い込み口に気密に接続される。
対象空間RM2の床下おいて、ケーシング41Bの吸い込み口は、対象空間RM2の給気口に接続される。ケーシング41Bの吹出口は、ダクトd4によりケーシング31の吸い込み口に気密に接続される。なお、ダクトd3及びダクトd4は、例えばダクトd2のような分岐ダクトであってもよい。
対象空間RM2の床下おいて、ケーシング41Bの吸い込み口は、対象空間RM2の給気口に接続される。ケーシング41Bの吹出口は、ダクトd4によりケーシング31の吸い込み口に気密に接続される。なお、ダクトd3及びダクトd4は、例えばダクトd2のような分岐ダクトであってもよい。
対象空間RM1の壁体内において、ケーシング31の吸い込み口は、ダクトd5により屋外の排気口に通じる。従って、第1排気ファン42Aは、対象空間RM1の空気を屋外に排出するファンであり、第2排気ファン42Bは、対象空間RM2の空気を屋外に排出するファンである。
また、ケーシング41A、ダクトd3、ケーシング41B、ダクトd4、ケーシング31、及びダクトd5により形成される風路は、屋外と屋内を繋ぎ、第2熱交換器32、第1排気ファン42A、及び第2排気ファン42Bが内部に配置された「排気風路」を構成する。
第2実施形態の換気システム4では、第1給気温度センサ24Aは、対象空間RM1に対する給気SAの温度を検出するセンサであり、第2給気温度センサ24Bは、対象空間RM2に対する給気SAの温度を検出するセンサである。
なお、図6の換気システム1において、熱交換ユニット10と給気ユニット20A,20Bは、同一のケーシングに収容された一体型であってもよい。同様に、熱交換ユニット30と排気ユニット40A,40Bは、同一のケーシングに収容された一体型であってもよい。
〔換気システムの制御系統〕
図7は、換気システム4の制御系統の一例を示すブロック図である。
図7に示す通り、第1及び第2入力装置70A,70Bは、それぞれSIをメインコントローラ55に送信可能である。図7に含まれるパラメータ(図2に含まれるものを除く。)の意味は、次の通りである。
図7は、換気システム4の制御系統の一例を示すブロック図である。
図7に示す通り、第1及び第2入力装置70A,70Bは、それぞれSIをメインコントローラ55に送信可能である。図7に含まれるパラメータ(図2に含まれるものを除く。)の意味は、次の通りである。
TS1:第1給気温度センサ24Aの検知結果(第1給気ファンの給気温度)
TS2:第2給気温度センサ24Bの検知結果(第2給気ファンの給気温度)
PR1:第1気圧センサ80Aの検知結果(対象空間RM1の大気圧)
PR2:第2気圧センサ80Bの検知結果(対象空間RM2の大気圧)
TS2:第2給気温度センサ24Bの検知結果(第2給気ファンの給気温度)
PR1:第1気圧センサ80Aの検知結果(対象空間RM1の大気圧)
PR2:第2気圧センサ80Bの検知結果(対象空間RM2の大気圧)
AF11:第1給気ファン22Aが吹き出す風量(第1給気風量)
AF12:第1排気ファン42Aが吹き出す風量(第1排気風量)
AF21:第2給気ファン22Bが吹き出す風量(第2給気風量)
AF22:第2排気ファン42Bが吹き出す風量(第2排気風量)
AF12:第1排気ファン42Aが吹き出す風量(第1排気風量)
AF21:第2給気ファン22Bが吹き出す風量(第2給気風量)
AF22:第2排気ファン42Bが吹き出す風量(第2排気風量)
TV11:第1給気ファン22Aが吹き出す風量(第1給気風量)の目標値
TV12:第1排気ファン42Aが吹き出す風量(第1排気風量)の目標値
TV21:第2給気ファン22Bが吹き出す風量(第2給気風量)の目標値
TV22:第2排気ファン42Bが吹き出す風量(第2排気風量)の目標値
TV12:第1排気ファン42Aが吹き出す風量(第1排気風量)の目標値
TV21:第2給気ファン22Bが吹き出す風量(第2給気風量)の目標値
TV22:第2排気ファン42Bが吹き出す風量(第2排気風量)の目標値
図7に示すように、制御ユニットCUは、メインコントローラ55、第1給気コントローラ25A、第2給気コントローラ25B、第1排気コントローラ44A、及び第2排気コントローラ44Bを備える。
メインコントローラ55は、第1及び第2入力装置70A,70Bと接続され、これらの入力装置70A,70BはSIをメインコントローラ55に送信可能である。メインコントローラ55は、受信したSIを自身のメモリに記録する。
メインコントローラ55は、第1及び第2入力装置70A,70Bと接続され、これらの入力装置70A,70BはSIをメインコントローラ55に送信可能である。メインコントローラ55は、受信したSIを自身のメモリに記録する。
メインコントローラ55は、第1及び第2給気温度センサ24A,24Bと接続され、これらのセンサからTS1及びTS2を受信する。
第1給気温度センサ24Aを第1給気コントローラ25Aに接続する場合は、当該コントローラ25Aを中継ノードとしてTS1をメインコントローラ55に送信してもよい。
第2給気温度センサ24Bを第2給気コントローラ25Bに接続する場合は、当該コントローラ25Bを中継ノードとしてTS2をメインコントローラ55に送信してもよい。
第1給気温度センサ24Aを第1給気コントローラ25Aに接続する場合は、当該コントローラ25Aを中継ノードとしてTS1をメインコントローラ55に送信してもよい。
第2給気温度センサ24Bを第2給気コントローラ25Bに接続する場合は、当該コントローラ25Bを中継ノードとしてTS2をメインコントローラ55に送信してもよい。
メインコントローラ55は、第1給気コントローラ25A、第2給気コントローラ25B、第1排気コントローラ44A、及び第1排気コントローラ44Bと接続される。
メインコントローラ55は、TV11を決定した場合、決定したTV11を第1給気コントローラ25Aに送信する。
メインコントローラ55は、TV12を決定した場合、決定したTV12を第1排気コントローラ44Aに送信する。
メインコントローラ55は、TV12を決定した場合、決定したTV12を第1排気コントローラ44Aに送信する。
メインコントローラ55は、TV21を決定した場合、決定したTV21を第2給気コントローラ25Bに送信する。
メインコントローラ55は、TV22を決定した場合、決定したTV22を第2排気コントローラ44Bに送信する。
メインコントローラ55は、TV22を決定した場合、決定したTV22を第2排気コントローラ44Bに送信する。
第1給気コントローラ25Aは、第1給気ファン22A、第1給気検知部23A、及び第1気圧センサ80Aと接続される。
第1給気コントローラ25Aは、第1気圧センサ80Aから受信したPR1をメインコントローラ55に転送する。第1気圧センサ80Aをメインコントローラ55に接続する場合は、PR1はメインコントローラ55に直接送信される。
第1給気コントローラ25Aは、第1気圧センサ80Aから受信したPR1をメインコントローラ55に転送する。第1気圧センサ80Aをメインコントローラ55に接続する場合は、PR1はメインコントローラ55に直接送信される。
第1給気コントローラ25Aは、第1給気検知部23Aが風量センサである場合は、検知部23Aから受信した検知結果をAF11とする。
第1給気コントローラ25Aは、第1給気検知部23Aが風量相当量のセンサである場合は、検知部23Aから受信した検知結果からAF11を算出する。第1給気コントローラ25Aは、自身が計数するファン回転数から算出した風量をAF11としてもよい。
第1給気コントローラ25Aは、TV11を受信した場合、TV11とAF11に基づいてファン回転数を算出し、算出した回転数を第1給気ファン22Aに出力する。
第1給気コントローラ25Aは、第1給気検知部23Aが風量相当量のセンサである場合は、検知部23Aから受信した検知結果からAF11を算出する。第1給気コントローラ25Aは、自身が計数するファン回転数から算出した風量をAF11としてもよい。
第1給気コントローラ25Aは、TV11を受信した場合、TV11とAF11に基づいてファン回転数を算出し、算出した回転数を第1給気ファン22Aに出力する。
第1排気コントローラ44Aは、第1排気ファン42A、及び第1排気検知部43Aと接続される。
第1排気コントローラ44Aは、第1排気検知部43Aが風量センサである場合は、検知部43Aから受信した検知結果をAF12とする。
第1排気コントローラ44Aは、第1排気検知部43Aが風量相当量のセンサである場合は、検知部43Aから受信した検知結果からAF12を算出する。第1排気コントローラ44Aは、自身が計数するファン回転数から算出した風量をAF12としてもよい。
第1排気コントローラ44Aは、TV12を受信した場合、TV12とAF12に基づいてファン回転数を算出し、算出した回転数を第1排気ファン42Aに出力する。
第1排気コントローラ44Aは、第1排気検知部43Aが風量相当量のセンサである場合は、検知部43Aから受信した検知結果からAF12を算出する。第1排気コントローラ44Aは、自身が計数するファン回転数から算出した風量をAF12としてもよい。
第1排気コントローラ44Aは、TV12を受信した場合、TV12とAF12に基づいてファン回転数を算出し、算出した回転数を第1排気ファン42Aに出力する。
第2給気コントローラ25Bは、第2給気ファン22B、第2給気検知部23B、及び第2気圧センサ80Bと接続される。
第2給気コントローラ25Bは、第2気圧センサ80Bから受信したPR2をメインコントローラ55に転送する。第2気圧センサ80Bをメインコントローラ55に接続する場合は、PR2はメインコントローラ55に直接送信される。
第2給気コントローラ25Bは、第2気圧センサ80Bから受信したPR2をメインコントローラ55に転送する。第2気圧センサ80Bをメインコントローラ55に接続する場合は、PR2はメインコントローラ55に直接送信される。
第2給気コントローラ25Bは、第2給気検知部23Bが風量センサである場合は、検知部23Bから受信した検知結果をAF21とする。
第2給気コントローラ25Bは、第2給気検知部23Bが風量相当量のセンサである場合は、検知部23Bから受信した検知結果からAF21を算出する。第2給気コントローラ25Bは、自身が計数するファン回転数から算出した風量をAF21としてもよい。
第2給気コントローラ25Bは、TV21を受信した場合、TV21とAF21に基づいてファン回転数を算出し、算出した回転数を第2給気ファン22Bに出力する。
第2給気コントローラ25Bは、第2給気検知部23Bが風量相当量のセンサである場合は、検知部23Bから受信した検知結果からAF21を算出する。第2給気コントローラ25Bは、自身が計数するファン回転数から算出した風量をAF21としてもよい。
第2給気コントローラ25Bは、TV21を受信した場合、TV21とAF21に基づいてファン回転数を算出し、算出した回転数を第2給気ファン22Bに出力する。
第2排気コントローラ44Bは、第2排気ファン42B、及び第2排気検知部43Bと接続される。
第2排気コントローラ44Bは、第2排気検知部43Bが風量センサである場合は、検知部43Bから受信した検知結果をAF22とする。
第2排気コントローラ44Bは、第2排気検知部43Bが風量相当量のセンサである場合は、検知部43Bから受信した検知結果からAF22を算出する。第2排気コントローラ44Bは、自身が計数するファン回転数から算出した風量をAF22としてもよい
第2排気コントローラ44Bは、TV22を受信した場合、TV22とAF22に基づいてファン回転数を算出し、算出した回転数を第2排気ファン42Bに出力する。
第2排気コントローラ44Bは、第2排気検知部43Bが風量相当量のセンサである場合は、検知部43Bから受信した検知結果からAF22を算出する。第2排気コントローラ44Bは、自身が計数するファン回転数から算出した風量をAF22としてもよい
第2排気コントローラ44Bは、TV22を受信した場合、TV22とAF22に基づいてファン回転数を算出し、算出した回転数を第2排気ファン42Bに出力する。
〔メインコントローラの情報処理〕
図8は、メインコントローラ55の情報処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、メインコントローラ55は、起動後に、最新の設定情報SIをメモリから読み出す(ステップST71)。
次に、メインコントローラ55は、温度に関する検知結果であるTS1、TS2、TO及びTRを取得し(ステップST72)、各対象空間RM1,RM2における屋内の大気圧の検知結果であるPR1,PR2を取得する(ステップST73)。
図8は、メインコントローラ55の情報処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、メインコントローラ55は、起動後に、最新の設定情報SIをメモリから読み出す(ステップST71)。
次に、メインコントローラ55は、温度に関する検知結果であるTS1、TS2、TO及びTRを取得し(ステップST72)、各対象空間RM1,RM2における屋内の大気圧の検知結果であるPR1,PR2を取得する(ステップST73)。
次に、メインコントローラ55は、各風量の目標値であるTV11、TV12、TV21及びTV22の決定処理を実行する(ステップST74)。この決定処理(図9)の詳細については後述する。
次に、メインコントローラ55は、冷媒回路60の制御量であるCQの算出処理を実行する(ステップST75)。この算出処理は、今回の制御周期において決定したTV11,TV12、TV21及びTV22に基づいてCQを算出する処理である。
次に、メインコントローラ55は、冷媒回路60の制御量であるCQの算出処理を実行する(ステップST75)。この算出処理は、今回の制御周期において決定したTV11,TV12、TV21及びTV22に基づいてCQを算出する処理である。
例えば、メインコントローラ55は、対象空間RM1,RM2の給気SAを、各入力装置70A,70Bで指定された設定温度SItにするための温調負荷を、今回の制御周期において決定したTV11、TV12、TV21及びTV22と、現時点のTS1、TS2、TO及びTRとから算出し、算出した温調負荷に基づいて、冷媒回路60の制御量であるCQを決定する。
次に、メインコントローラ55は、TV11、TV12、TV21及びTV22を各コントローラ25A,44A,25B,44Bにそれぞれ送信する(ステップST76)。
具体的には、メインコントローラ55は、TV11を第1給気コントローラ25Aに送信し、TV12を第1排気コントローラ44Aに送信する。また、メインコントローラ55は、TV21を第2給気コントローラ25Bに送信し、TV22を第2排気コントローラ44Bに送信する。
具体的には、メインコントローラ55は、TV11を第1給気コントローラ25Aに送信し、TV12を第1排気コントローラ44Aに送信する。また、メインコントローラ55は、TV21を第2給気コントローラ25Bに送信し、TV22を第2排気コントローラ44Bに送信する。
次に、メインコントローラ55は、ステップST75にて決定したCQにより冷媒回路60を制御し(ステップST77)、所定の制御周期(例えば30秒)が経過したか否かを判定する(ステップST78)。
ステップST78の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、処理をステップST71の前に戻す。
ステップST78の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、処理をステップST71の前に戻す。
ステップST78の判定結果が否定的である場合は、メインコントローラ55は、入力装置70から終了指令があったか否かを判定する(ステップST79)。
ステップST79の判定結果が否定的である場合は、メインコントローラ55は、処理をST78の前に戻す。ステップST79の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、処理を終了する。
ステップST79の判定結果が否定的である場合は、メインコントローラ55は、処理をST78の前に戻す。ステップST79の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、処理を終了する。
〔給気及び排気風量の目標値の決定処理〕
図9は、給気及び排気風量の目標値の決定処理(図8のステップST74)の一例を示すフローチャートである。
図9において、サフィックス「k」は、対象空間RM1,RM2の識別番号である。入力装置70A,70Bの識別番号でもある。k=1は対象空間RM1を意味し、k=2は対象空間RM2を意味する。
図9は、給気及び排気風量の目標値の決定処理(図8のステップST74)の一例を示すフローチャートである。
図9において、サフィックス「k」は、対象空間RM1,RM2の識別番号である。入力装置70A,70Bの識別番号でもある。k=1は対象空間RM1を意味し、k=2は対象空間RM2を意味する。
従って、メインコントローラ55は、第1入力装置70AのSIについては、図9においてk=1とした決定処理を実行し、第2入力装置70BのSIについては、図9においてk=2とした決定処理を実行する。
ここでも、SIcで指定可能な給気風量の種別は、微風、弱風、中風及び強風の4種類であるとする。また、メインコントローラ55のメモリは、給気風量の種別と給気風量の目標値TVk1との対応関係を定義する参照テーブルを保持するものとする。
ここでも、SIcで指定可能な給気風量の種別は、微風、弱風、中風及び強風の4種類であるとする。また、メインコントローラ55のメモリは、給気風量の種別と給気風量の目標値TVk1との対応関係を定義する参照テーブルを保持するものとする。
図9に示すように、メインコントローラ55は、SIcに含まれる給気風量の種別からTVk1を決定する(ステップST91)。
具体的には、メインコントローラ55は、SIcで指定された種別に対応する給気風量の目標値を参照テーブルから読み出し、読み出した目標値をTVk1とする。
具体的には、メインコントローラ55は、SIcで指定された種別に対応する給気風量の目標値を参照テーブルから読み出し、読み出した目標値をTVk1とする。
次に、メインコントローラ55は、SIaの入力があったか否かを判定する(ステップST92)。この判定は、メモリにSIaが記録されているか否かで行うことができる。
ステップST92の判定結果が否定的である場合は、メインコントローラ55は、SIbの入力があったか否かを判定する(ステップST93)。この判定は、SIbがメモリに記録されているか否かで行うことができる。
ステップST92の判定結果が否定的である場合は、メインコントローラ55は、SIbの入力があったか否かを判定する(ステップST93)。この判定は、SIbがメモリに記録されているか否かで行うことができる。
ステップST93の判定結果が否定的である場合は、メインコントローラ55は、TVk2をTVk1と同じ値に設定する(ステップST95)。
このように、メインコントローラ55は、SIa及びSIbの入力がない場合には、給気風量と排気風量がバランスするように目標値TVk1,TVk2を決定する。
ステップST93の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、決定したTVk1とSIbで指定された設定気圧とからTVk2を算出する。
このように、メインコントローラ55は、SIa及びSIbの入力がない場合には、給気風量と排気風量がバランスするように目標値TVk1,TVk2を決定する。
ステップST93の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、決定したTVk1とSIbで指定された設定気圧とからTVk2を算出する。
例えば、メインコントローラ55は、対象空間RM1,RM2の気圧(例えば静圧)と、換気システム4の風路長、給気風量及び排気風量との関係式を予め記憶しており、この関係式に、設定気圧、TVk1及びシステム1の風路長を適用してTVk2を算出する。
ステップST92の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、SIaで指定された種別が陽圧/陰圧のいずれであるかを判定する(ステップST94)。
ステップST92の判定結果が肯定的である場合は、メインコントローラ55は、SIaで指定された種別が陽圧/陰圧のいずれであるかを判定する(ステップST94)。
ステップST94の判定結果が「陽圧」である場合は、メインコントローラ55は、TVk1>TVk2の条件下で適切なTVk2を決定する(ステップST97)。
例えば、メインコントローラ55は、次の算出式によりTVk2を算出する。なお、ΔTVaは、対象空間RM1,RM2の容積等に応じて予め設定された陽圧用の風量差分値である。
TVk2=TVk1-ΔTVa
例えば、メインコントローラ55は、次の算出式によりTVk2を算出する。なお、ΔTVaは、対象空間RM1,RM2の容積等に応じて予め設定された陽圧用の風量差分値である。
TVk2=TVk1-ΔTVa
ステップST94の判定結果が「陰圧」である場合は、メインコントローラ55は、TVk1<TVk2の条件下で適切なTVk2を決定する(ステップST98)。
例えば、メインコントローラ55は、次の算出式によりTVk2を算出する。なお、ΔTVbは、対象空間RM1,RM2の容積等に応じて予め設定された陰圧用の風量差分値である。
TVk2=TVk1+ΔTVb
例えば、メインコントローラ55は、次の算出式によりTVk2を算出する。なお、ΔTVbは、対象空間RM1,RM2の容積等に応じて予め設定された陰圧用の風量差分値である。
TVk2=TVk1+ΔTVb
〔給気及び排気コントローラの情報処理〕
図10は、給気及び排気コントローラ25A,44A,25B,44Bの情報処理の一例を示すフローチャートである。
図10において、サフィックス「k」は、対象空間RM1,RM2の識別番号である。入力装置70A,70Bの識別番号でもある。k=1は対象空間RM1を意味し、k=2は対象空間RM2を意味する。サフィックス「j」は、給気又は排気を表す識別番号である。j=1は給気を意味し、j=2は排気を意味する。
図10は、給気及び排気コントローラ25A,44A,25B,44Bの情報処理の一例を示すフローチャートである。
図10において、サフィックス「k」は、対象空間RM1,RM2の識別番号である。入力装置70A,70Bの識別番号でもある。k=1は対象空間RM1を意味し、k=2は対象空間RM2を意味する。サフィックス「j」は、給気又は排気を表す識別番号である。j=1は給気を意味し、j=2は排気を意味する。
従って、図10は、k=1かつj=1の場合は第1給気コントローラ25Aの情報処理を表し、k=1かつj=2の場合は第1排気コントローラ44Aの情報処理を表す。
同様に、図10は、k=2かつj=1の場合は第2給気コントローラ25Bの情報処理を表し、k=2かつj=2の場合は第2排気コントローラ44Bの情報処理を表す。
同様に、図10は、k=2かつj=1の場合は第2給気コントローラ25Bの情報処理を表し、k=2かつj=2の場合は第2排気コントローラ44Bの情報処理を表す。
図10に示すように、各コントローラ25A,44A,25B,44Bは、起動後に、メインコントローラ55からTVkjを受信したか否かを判定し(ステップST101)、受信した場合は自ユニットの検知部23A,43A,23B,43Bの検知結果からAFkjを取得する(ステップST102)。
次に、各コントローラ25A,44A,25B,44Bは、AFkjとTVkjの大小を比較し(ステップST103)、比較結果に応じて以下の処理を実行する。
すなわち、各コントローラ25A,44A,25B,44Bは、AFkj<TVkjの場合は自ユニットのファン22A,42A,22B,42Bの回転数を所定量だけ増加させ(ステップST104)、AFkj=TVkjの場合は当該回転数を維持し(ステップST105)、AFkj>TVkjの場合は当該回転数を所定量だけ減少させる(ステップST106)。
すなわち、各コントローラ25A,44A,25B,44Bは、AFkj<TVkjの場合は自ユニットのファン22A,42A,22B,42Bの回転数を所定量だけ増加させ(ステップST104)、AFkj=TVkjの場合は当該回転数を維持し(ステップST105)、AFkj>TVkjの場合は当該回転数を所定量だけ減少させる(ステップST106)。
このように、対象空間RM1の給気及び排気コントローラ25A,44A、及び、対象空間RM2の給気及び排気コントローラ25B,44Bは、メインコントローラ55から受信するTVkjと自ユニットの検知部23A,43A,23B,43Bで検知可能なAFkjに基づいて、自ユニットのファン22A,42A,22B,42Bの回転数を自律的に調整する。
<第2実施形態の作用効果>
(6) 第2実施形態の換気システム4によれば、制御ユニットCU(具体的には、各コントローラ25A,44A,25B,44B)が、下記の第1給気制御、第1排気制御、第2給気制御、及び第2排気制御を実行する。
このため、第1給気風量AF11、第1排気風量AF12、第2給気風量AF21、及び第2排気風量AF22の各目標値TV11,TV12,TV21,TV22を適切に設定することにより、対象空間RM1,RM2をそれぞれ陽圧又は陰圧に設定できる。従って、還気RAから熱回収しつつ対象空間RM1,RM2を陽圧又は陰圧に設定できる。
(6) 第2実施形態の換気システム4によれば、制御ユニットCU(具体的には、各コントローラ25A,44A,25B,44B)が、下記の第1給気制御、第1排気制御、第2給気制御、及び第2排気制御を実行する。
このため、第1給気風量AF11、第1排気風量AF12、第2給気風量AF21、及び第2排気風量AF22の各目標値TV11,TV12,TV21,TV22を適切に設定することにより、対象空間RM1,RM2をそれぞれ陽圧又は陰圧に設定できる。従って、還気RAから熱回収しつつ対象空間RM1,RM2を陽圧又は陰圧に設定できる。
第1給気制御:第1給気風量AF11が目標値TV11となるように第1給気ファン22Aの回転数を調整する制御
第1排気制御:第1排気風量AF12が目標値TV12となるように第1排気ファン42Aの回転数を調整する制御
第1排気制御:第1排気風量AF12が目標値TV12となるように第1排気ファン42Aの回転数を調整する制御
第2給気制御:第2給気風量AF21が目標値TV21となるように第2給気ファン22Bの回転数を調整する制御
第2排気制御:第2排気風量AF22が目標値TV22となるように第2排気ファン42Bの回転数を調整する制御
第2排気制御:第2排気風量AF22が目標値TV22となるように第2排気ファン42Bの回転数を調整する制御
(7) 第2実施形態の換気システム4によれば、制御ユニットCU(具体的には、メインコントローラ55)が、第1気圧条件(第1入力装置70Aに入力されるSIa)が陽圧である場合は、第1給気風量の目標値TV11を第1排気風量の目標値TV12よりも高くし、第1気圧条件が陰圧である場合は、第1排気風量の目標値TV12を第1給気風量の目標値TV11よりも高くするので、ユーザが設定する気圧条件に応じて、対象空間RM1を陽圧又は陰圧に設定できる。
また、制御ユニットCU(具体的には、メインコントローラ55)が、第2気圧条件(第2入力装置70Bに入力されるSIa)が陽圧である場合は、第2給気風量の目標値TV21を第2排気風量の目標値TV22よりも高くし、第2気圧条件が陰圧である場合は、第2排気風量の目標値TV22を第2給気風量の目標値TV21よりも高くするので、ユーザが指定する気圧条件に応じて、対象空間RM2を陽圧又は陰圧に設定できる。
(8) 第2実施形態の換気システム4によれば、制御ユニットCU(具体的には、メインコントローラ55)が、屋内の気圧が第1気圧情報(第1入力装置70Aに入力されるSIb)で指定された設定気圧となるように、第1給気風量の目標値TV11及び第1排気風量の目標値TV12を決定するので、ユーザが指定する設定気圧となるように対象空間RM1の気圧を設定できる。
また、制御ユニットCU(具体的には、メインコントローラ55)が、屋内の気圧が第2気圧情報(第2入力装置70Bに入力されるSIb)で指定された設定気圧となるように、第2給気風量の目標値TV21及び第2排気風量の目標値TV22を決定するので、ユーザが指定する設定気圧となるように対象空間RM2の気圧を設定できる。
従って、対象空間RM1と対象空間RM2とで設定気圧を異なる値に指定すれば、部屋間で気圧差が生じる換気を行うことができる。
従って、対象空間RM1と対象空間RM2とで設定気圧を異なる値に指定すれば、部屋間で気圧差が生じる換気を行うことができる。
(9) 第2実施形態の換気システム4によれば、次の効果がある。
すなわち、入力機器を管理室に設置するリモコン装置70A,70Bとする場合には、対象空間RM1,RM2の気圧の設定作業を管理者権限に限定できるという利点がある。
また、リモコン装置70Aを対象空間RM1に設置し、リモコン装置70Bを対象空間RM2に設置する場合には、各対象空間RM1,RM2のユーザが気圧の設定作業を簡便に行えるという利点がある。
すなわち、入力機器を管理室に設置するリモコン装置70A,70Bとする場合には、対象空間RM1,RM2の気圧の設定作業を管理者権限に限定できるという利点がある。
また、リモコン装置70Aを対象空間RM1に設置し、リモコン装置70Bを対象空間RM2に設置する場合には、各対象空間RM1,RM2のユーザが気圧の設定作業を簡便に行えるという利点がある。
(10) 第2実施形態の換気システム4によれば、制御ユニットCU(具体的には、メインコントローラ55)が、第1給気風量の目標値TV11、第1排気風量の目標値TV12、第2給気風量の目標値TV21、及び第2排気風量の目標値TV22に基づいて、冷媒回路60の制御量CQを決定するので、例えば、対象空間RM1,RM2の陽圧状態又は陰圧状態を維持しつつ、適切な熱回収量で冷媒回路60を制御することができる。
<第1の変形例>
上述の実施形態では、1つの部屋RM,RM1,RM2に対する給気側のファン数をMとし排気側のファン数をNとした場合に、M=N=1である風路の構成を例示したが、ファン数M及びファン数Nは、いずれも2台以上であってもよい。また、ファン数Mとファン数Nは、異なる台数であってもよい。
上述の実施形態では、1つの部屋RM,RM1,RM2に対する給気側のファン数をMとし排気側のファン数をNとした場合に、M=N=1である風路の構成を例示したが、ファン数M及びファン数Nは、いずれも2台以上であってもよい。また、ファン数Mとファン数Nは、異なる台数であってもよい。
ファン数Mが2台以上である場合は、M台のファンの総風量を1つの部屋RM,RM1,RM2に対する給気風量とすればよい。
また、ファン数Nが2台以上である場合は、N台のファンの総風量を1つの部屋RM,RM1,RM2からの排気風量とすればよい。
また、ファン数Nが2台以上である場合は、N台のファンの総風量を1つの部屋RM,RM1,RM2からの排気風量とすればよい。
<第2の変形例>
上述の実施形態において、コントローラが実装されていない給気ユニット20及び排気ユニット30を採用し、ファン回転数を調整する制御についても、メインコントローラ55が統轄して行うようにしてもよい。
上述の実施形態において、コントローラが実装されていない給気ユニット20及び排気ユニット30を採用し、ファン回転数を調整する制御についても、メインコントローラ55が統轄して行うようにしてもよい。
ただし、上述の実施形態のようにコントローラが実装された給気ユニット20及び排気ユニット30を採用することにより、メインコントローラ55と各ユニットのコントローラが制御を分散して実行するので、メインコントローラ55の処理負荷を低減でき、安価な制御モジュールを用いることができる。
また、上述の実施形態では、一部の計測デバイス(例えば気圧センサ80)の検知結果をコントローラ25,25A,25Bが中継するので、信号線の増加をなるべく抑制することもできる。
また、上述の実施形態では、一部の計測デバイス(例えば気圧センサ80)の検知結果をコントローラ25,25A,25Bが中継するので、信号線の増加をなるべく抑制することもできる。
<その他>
本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 換気システム
12 第1熱交換器
20 給気ユニット
20A 第1給気ユニット
20B 第2給気ユニット
22 給気ファン
22A 第1給気ファン
22B 第2給気ファン
23 給気検知部
23A 第1給気検知部
23B 第2給気検知部
24 給気温度センサ
24A 第1給気温度センサ
24B 第2給気温度センサ
25 給気コントローラ
25A 第1給気コントローラ
25B 第2給気コントローラ
32 第2熱交換器
33 還気温度センサ
40 排気ユニット
40A 第1排気ユニット
40B 第2排気ユニット
42 排気ファン
42A 第1排気ファン
42B 第2排気ファン
43 排気検知部
43A 第1排気検知部
43B 第2排気検知部
44 排気コントローラ
44A 第1排気コントローラ
44B 第2排気コントローラ
52 圧縮機
53 四方弁
54 膨張弁
55 メインコントローラ
60 冷媒回路
61 冷媒配管
70 入力装置(リモコン装置)
70A 第1入力装置(リモコン装置)
70B 第2入力装置(リモコン装置)
80 気圧センサ
80A 第1気圧センサ
80B 第2気圧センサ
RM 対象空間(部屋)
RM1 対象空間(第1の部屋)
RM2 対象空間(第2の部屋)
CU 制御ユニット
AF1 給気風量
AF2 排気風量
TV1 給気風量の目標値
TV2 排気風量の目標値
AF11 第1給気風量
AF12 第1排気風量
AF21 第2給気風量
AF22 第2排気風量
TV11 第1給気風量の目標値
TV12 第1排気風量の目標値
TV21 第2給気風量の目標値
TV22 第2排気風量の目標値
CQ 冷媒回路の制御量
SIa 気圧条件
SIb 気圧情報
12 第1熱交換器
20 給気ユニット
20A 第1給気ユニット
20B 第2給気ユニット
22 給気ファン
22A 第1給気ファン
22B 第2給気ファン
23 給気検知部
23A 第1給気検知部
23B 第2給気検知部
24 給気温度センサ
24A 第1給気温度センサ
24B 第2給気温度センサ
25 給気コントローラ
25A 第1給気コントローラ
25B 第2給気コントローラ
32 第2熱交換器
33 還気温度センサ
40 排気ユニット
40A 第1排気ユニット
40B 第2排気ユニット
42 排気ファン
42A 第1排気ファン
42B 第2排気ファン
43 排気検知部
43A 第1排気検知部
43B 第2排気検知部
44 排気コントローラ
44A 第1排気コントローラ
44B 第2排気コントローラ
52 圧縮機
53 四方弁
54 膨張弁
55 メインコントローラ
60 冷媒回路
61 冷媒配管
70 入力装置(リモコン装置)
70A 第1入力装置(リモコン装置)
70B 第2入力装置(リモコン装置)
80 気圧センサ
80A 第1気圧センサ
80B 第2気圧センサ
RM 対象空間(部屋)
RM1 対象空間(第1の部屋)
RM2 対象空間(第2の部屋)
CU 制御ユニット
AF1 給気風量
AF2 排気風量
TV1 給気風量の目標値
TV2 排気風量の目標値
AF11 第1給気風量
AF12 第1排気風量
AF21 第2給気風量
AF22 第2排気風量
TV11 第1給気風量の目標値
TV12 第1排気風量の目標値
TV21 第2給気風量の目標値
TV22 第2排気風量の目標値
CQ 冷媒回路の制御量
SIa 気圧条件
SIb 気圧情報
Claims (10)
- 圧縮機(52)、第1熱交換器(12)、及び第2熱交換器(32)に冷媒を循環させる冷媒回路(60)と、
屋外の空気を屋内に供給する給気ファン(22)と、
屋内の空気を屋外へ排出する排気ファン(42)と、
屋外と屋内とを繋ぎ、前記第1熱交換器(12)及び前記給気ファン(22)が内部に配置された給気風路と、
屋外と屋内とを繋ぎ、前記第2熱交換器(32)及び前記排気ファン(42)が内部に配置された排気風路と、
前記給気ファン(22)が吹き出す給気風量(AF1)を検知するための給気検知部(23)と、
前記排気ファン(42)が吹き出す排気風量(AF2)を検知するための排気検知部(43)と、
制御ユニット(CU)と、を備え、
前記制御ユニット(CU)は、
前記給気風量(AF1)が目標値(TV1)となるように前記給気ファン(22)の回転数を調整する給気制御と、
前記排気風量(AF2)が目標値(TV2)となるように前記排気ファン(42)の回転数を調整する排気制御と、を実行する、換気システム(1)。 - 前記換気システム(1)は、
ユーザが入力可能な設定情報として、屋内の陽圧又は陰圧を表す気圧条件を含む入力機器を、更に備え、
前記制御ユニット(CU)は、
前記気圧条件が陽圧である場合は、前記給気風量の目標値(TV1)を前記排気風量の目標値(TV2)よりも高くし、
前記気圧条件が陰圧である場合は、前記排気風量の目標値(TV2)を前記給気風量の目標値(TV1)よりも高くする、請求項1に記載の換気システム(1)。 - 前記換気システム(1)は、
屋内の気圧を検知するための気圧センサ(80)を、更に備え、
前記入力機器に前記ユーザが入力可能な前記設定情報には、
屋内の設定気圧の多寡を指定するための気圧情報が含まれ、
前記制御ユニット(CU)は、
屋内の前記気圧が前記気圧情報で指定された設定気圧となるように、前記給気風量の目標値(TV1)及び前記排気風量の目標値(TV2)を決定する、請求項1又は請求項2に記載の換気システム(1)。 - 前記入力機器は、
管理室又は換気対象の部屋(RM)に設置された、有線又は無線通信が可能なリモコン装置(70)である請求項2又は請求項3に記載の換気システム(1)。 - 前記制御ユニット(CU)は、
前記給気風量の目標値(TV1)及び前記排気風量の目標値(TV2)に基づいて、前記冷媒回路(60)の制御量(CQ)を決定する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の換気システム(1)。 - 前記給気ファン(22)は、
屋外の空気を屋内の第1の部屋(RM1)に供給する第1給気ファン(22A)と、
屋外の空気を屋内の第2の部屋(RM2)に供給する第2給気ファン(22B)と、を含み
前記排気ファン(42)は、
前記第1の部屋(RM1)の空気を屋外へ排出する第1排気ファン(42A)と、
前記第2の部屋(RM2)の空気を屋外へ排出する第2排気ファン(42B)と、を含み、
前記給気検知部(23)は、
前記第1給気ファン(42A)が吹き出す第1給気風量(AF11)を検知するための第1給気検知部(23A)と、
前記第2給気ファン(42B)が吹き出す第2給気風量(AF21)を検知するための第2給気検知部(23B)と、を含み、
前記排気検知部(43)は、
前記第1排気ファン(42A)が吹き出す第1排気風量(AF12)を検知するための第1排気検知部(43A)と、
前記第2排気ファン(42B)が吹き出す第2排気風量(AF22)を検知するための第2排気検知部(43B)と、を含み、
前記給気制御は、
前記第1給気風量(AF11)が目標値(TV11)となるように前記第1給気ファン(22A)の回転数を調整する第1給気制御と、
前記第2給気風量(AF21)が目標値(TV21)となるように前記第2給気ファン(22B)の回転数を調整する第2給気制御と、を含み、
前記排気制御は、
前記第1排気風量(AF12)が目標値(TV12)となるように前記第1排気ファン(42A)の回転数を調整する第1排気制御と、
前記第2排気風量(AF22)が目標値(TV22)となるように前記第2排気ファン(42B)の回転数を調整する第2排気制御と、を含む、請求項1に記載の換気システム(4)。 - 前記換気システム(4)は、
ユーザが入力可能な設定情報として、
前記第1の部屋(RM1)の陽圧又は陰圧を表す第1気圧条件、及び、
前記第2の部屋(RM2)の陽圧又は陰圧を表す第2気圧条件を含む入力機器を、更に備え、
前記制御ユニット(CU)は、
前記第1気圧条件が陽圧である場合は、前記第1給気風量の目標値(TV11)を前記第1排気風量の目標値(TV12)よりも高くし、
前記第1気圧条件が陰圧である場合は、前記第1排気風量の目標値(TV12)を前記第1給気風量の目標値(TV11)よりも高くし、
前記第2気圧条件が陽圧である場合は、前記第2給気風量の目標値(TV21)を前記第2排気風量の目標値(TV22)よりも高くし、
前記第2気圧条件が陰圧である場合は、前記第2排気風量の目標値(TV22)を前記第2給気風量の目標値(TV21)よりも高くする、請求項6に記載の換気システム(4)。 - 前記換気システム(4)は、
前記第1の部屋(RM1)の気圧を検知するための第1気圧センサ(80A)と、
前記第2の部屋(RM2)の気圧を検知するための第2気圧センサ(80B)と、を更に備え、
前記入力機器に前記ユーザが入力可能な設定情報には、
前記第1の部屋(RM1)の設定気圧の多寡を指定するための第1気圧情報と、
前記第2の部屋(RM2)の設定気圧の多寡を指定するための第2気圧情報と、が含まれ、
前記制御ユニット(CU)は、
前記第1の部屋(RM1)の前記気圧が前記第1気圧情報で指定された前記設定気圧となるように、前記第1給気風量の目標値(TV11)及び前記第1排気風量の目標値(TV12)を決定し、
前記第2の部屋(RM2)の前記気圧が前記第2気圧情報で指定された前記設定気圧となるように、前記第2給気風量の目標値(RV21)及び前記第2排気風量の目標値(TV22)を決定する、請求項6又は請求項7に記載の換気システム(4)。 - 前記入力機器は、
管理室又は前記第1の部屋(RM1)及び前記第2の部屋(RM2)に設置された、有線又は無線通信が可能なリモコン装置(70A,70B)である請求項8に記載の換気システム(4)。 - 前記制御ユニット(CU)は、
前記第1給気風量の目標値(TV11)、前記第1排気風量の目標値(TV12)、前記第2給気風量の目標値(TV21)、及び前記第2排気風量の目標値(TV22)に基づいて、前記冷媒回路(60)の制御量(CQ)を決定する、請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の換気システム(4)。
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