JPH10267358A - 集合ダクト型空気調和システム - Google Patents

集合ダクト型空気調和システム

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JPH10267358A
JPH10267358A JP9076187A JP7618797A JPH10267358A JP H10267358 A JPH10267358 A JP H10267358A JP 9076187 A JP9076187 A JP 9076187A JP 7618797 A JP7618797 A JP 7618797A JP H10267358 A JPH10267358 A JP H10267358A
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JP
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unit
outdoor
indoor
temperature
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JP9076187A
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Seiji Nakajima
誠二 中島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度制御性や耐久性等の向上を図った集合ダ
クト型空気調和システムを提供する。 【解決手段】 室外側ECU51は、最高吹出温度Tbm
axが強制駆動判定閾値Tbth以上であった場合、他の室
外側ECU51に指令を出力して全室外ユニット3a,
3b内の圧縮機13をフル駆動させる一方、室内側EC
U41に指令を出力して全室内ユニット1a,1b内の
電動膨張弁9を開放させる。また、最高吹出温度Tbmax
が低下した後には、室温平均値Traveが設定温度Tset
より高ければ、室温平均値Traveと設定温度Tsetとの
温度偏差ΔTを算出した後、温度偏差ΔTに基づき図示
しないマップから空調機運転台数Ndを決定し、各室外
ユニット3a,3bのうちで累積運転時間Ttotalの少
ないものを選択し、それらの圧縮機13の起動と電動膨
張弁9の開放とを行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合ダクト型空気
調和システムに係り、詳しくは、温度制御性の向上等を
図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大店舗や大規模オフィスビル等の
冷暖房には、装置コストの低減や設備工事の容易化等を
図るべく、集合ダクト型空気調和システムが用いられる
ことが多くなっている。集合ダクト型空気調和システム
は、多数の被空調ゾーンに冷温風を供給するための集合
吹出ダクトを建屋に設置すると共に、集合吹出ダクトの
各給気側ブランチに空気調和機の室内ユニットを一台ず
つ配したものである。通常、各室内ユニットはそれぞれ
独立した室外ユニットに接続されているため、空気調和
機の台数は給気側ブランチの本数と同一となる。
【0003】各空気調和機に内蔵された駆動制御装置
は、室内ユニットに設けられた吹出温センサや室温セン
サを介して吹出温度や室温を検出し、その検出結果に応
じて膨張弁の開度や圧縮機を駆動制御する。例えば、冷
房運転の開始直後には、室内熱交換器温度を速やかに低
下させるべく、吹出温センサにより検出された吹出温度
が目標吹出温度に低下するまで、膨張弁が全開にされ、
圧縮機も連続的に駆動される。そして、吹出温度が設定
温度に低下した後は、室温センサにより検出された室温
に基づいて、膨張弁の弁開度制御と圧縮機の駆動制御と
が開始される。
【0004】集合ダクト型空気調和システムを採用する
ことにより、全空調ゾーンに対して略均一な冷暖房が行
える他、単一の空気調和機ではなしえない大空間の空気
調和を実現できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】集合ダクト型空気調和
システムでは、各空気調和機が独立して運転されること
に起因し、温度制御性や耐久性が低下する等の問題があ
った。
【0006】例えば、冷房運転時において各空気調和機
間の個体差等により吹出温度が異なった場合、吹出温度
が設定温度に低下した空気調和機から順次室温に基づく
制御に移行する。これにより、熱交換器温度が低下して
いない室内ユニットが存在するにも拘わらず、一部の空
気調和機の発生能力が低下することになり、空気調和シ
ステム全体としては冷房の立ち上がりが遅れる。一方、
室温センサによる制御に移行した後においては、室温の
変動に伴う膨張弁の開閉動や圧縮機の起動・停止が各空
気調和機で個別に行われるため、これらの機器の摺動部
や回転部等が早期に摩耗する虞があった。また、室温セ
ンサの検出値等に個体差があった場合、特定の空気調和
機の稼働率が高くなり、その空気調和機の圧縮機等を比
較的短期間で交換せざるを得なくなる虞もあった。
【0007】本発明は上記状況に鑑みなされたもので、
温度制御性や耐久性等の向上を図った集合ダクト型空気
調和システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、室内ユニットと室外ユニット
とから構成された複数の空気調和機と、各給気側ブラン
チに前記室内ユニットがそれぞれ配された集合吹出ダク
トとを有する集合ダクト型空気調和システムであって、
前記室内ユニットの吹出側に設けられ、各室内ユニット
の吹出温度を個々に検出する吹出温センサと、前記室内
ユニットの吸込側に設けられ、被空調空間の室温を検出
する室温センサと、各室内ユニットの吹出温度と目標吹
出温度との偏差をそれぞれ算出する吹出温度差算出手段
と、この吹出温度差算出手段の算出結果の絶対値のう
ち、最も大きいものが所定の閾値を上回っているか否か
を判定する強制駆動判定手段と、この強制駆動判定手段
の判定結果が肯定であった場合、前記室温に拘わらず、
全室外ユニットを所定能力で強制駆動する室外ユニット
駆動制御手段とを備えたものを提案する。
【0009】この発明では、例えば冷房運転開始時に各
室内ユニット間で吹出温度が異なっていても、最も高い
吹出温度が目標吹出温度に低下するまで全室外ユニット
が最大能力で駆動され、これにより、冷房運転が短時間
で立ち上がることになる。
【0010】また、請求項2の発明では、室内ユニット
と室外ユニットとから構成された複数の空気調和機と、
各給気側ブランチに前記室内ユニットがそれぞれ配され
た集合吹出ダクトとを有する集合ダクト型空気調和シス
テムであって、前記室内ユニットの吸込側に設けられ、
被空調空間の室温を検出する室温センサと、前記被空調
空間の室温と目標室温との偏差に応じて前記室外ユニッ
トの駆動台数を設定する駆動台数設定手段と、この駆動
台数設定手段の設定結果に基づき、一部の室外ユニット
のみを所定能力で駆動する室外ユニット駆動制御手段と
を備えたものを提案する。
【0011】この発明では、例えば室温と目標室温との
偏差が小さい場合には、一部の室外ユニットのみが最大
能力で駆動されることにより、他の室外ユニットの累積
運転時間が短縮される。
【0012】また、請求項3の発明では、室内ユニット
と室外ユニットとから構成された複数の空気調和機と、
各給気側ブランチに前記室内ユニットがそれぞれ配され
た集合吹出ダクトとを有する集合ダクト型空気調和シス
テムであって、前記室内ユニットの吹出側に設けられ、
各室内ユニットの吹出温度を個々に検出する吹出温セン
サと、前記室内ユニットの吸込側に設けられ、被空調空
間の室温を検出する室温センサと、各室内ユニットの吹
出温度と目標吹出温度との偏差をそれぞれ算出する吹出
温度差算出手段と、この吹出温度差算出手段の算出結果
の絶対値のうち、最も大きいものが所定の閾値を上回っ
ているか否かを判定する強制駆動判定手段と、前記被空
調空間の室温と目標室温との偏差に応じて前記室外ユニ
ットの駆動台数を設定する駆動台数設定手段と、この強
制駆動判定手段の判定結果が肯定であった場合、前記室
温に拘わらず、全室外ユニットを所定能力で強制駆動
し、前記判定結果が否定であった場合、前記駆動台数設
定手段の設定結果に基づき、一部の室外ユニットのみを
所定能力で駆動する室外ユニット駆動制御手段とを備え
ものを提案する。
【0013】この発明では、例えば冷房運転開始時に各
室内ユニット間で吹出温度が異なっていても、最も高い
吹出温度が目標吹出温度に低下するまで全室外ユニット
が最大能力で駆動され、冷房運転が短時間で立ち上がる
一方、室温と目標室温との偏差が小さい場合には、半数
の室外ユニットのみが最大能力で駆動されることによ
り、他の室外ユニットの累積運転時間が短縮される。
【0014】また、請求項4の発明では、請求項2また
は3の集合ダクト型空気調和システムにおいて、前記室
外ユニット駆動制御手段は、一部の室外ユニットのみを
駆動するにあたり、累積運転時間の短いものを優先させ
るものを提案する。
【0015】この発明では、長期間に亘って空調システ
ムの運転が行われると、各室内ユニットの累積運転時間
が平準化される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は、本発明に係る集合ダ
クト型空気調和システムの回路構成を示す概略図であ
る。尚、図1中には、実線で冷媒回路を示し、一点鎖線
で電気回路を示してある。
【0017】図1に示したように、本実施形態の空気調
和システムは、複数台の室内ユニット1a,1b,1c
…(以下、1a,1bで代表させる)と各室内ユニット
1a,1bに対応する複数台の室外ユニット3a,3
b,3c…(以下、3a,3bで代表させる)とから構
成されている。各室内ユニット1a,1bと各室外ユニ
ット3a,3bとは、室内外通信バスライン2により接
続されており、シリアル通信により信号の授受を行う。
また、各室内ユニット1a,1bはリモコン通信用バス
ライン4によっても接続されており、こちらもシリアル
通信により信号の授受を行う。尚、室内ユニット1aに
はリモコン5が付設されており、ユーザによる運転/停
止や温度調節等の運転指令の入力が行われる。
【0018】室内ユニット1a側には、室内熱交換器
6、電動ファン7、電動膨張弁9等が設置されている。
また、室外ユニット3側には、圧縮機13、電磁式の四
方弁15、室外熱交換器17、電動ファン19、アキュ
ムレータ21、レシーバタンク23等が設置されてい
る。冷媒回路を構成する機器は、ガス冷媒あるいは液冷
媒の流通に供される冷媒配管31〜38により接続され
ている。図中、25はガスエンジンであり、フレキシブ
ルカップリング27を介して、圧縮機13を駆動する。
【0019】各室内ユニット1a,1b内には、CPU
を始め、入出力インタフェースやROM、RAM、EE
PROM等から構成された、室内側コントロールユニッ
ト(以下、室内側ECUと記す)41が設置されてい
る。室内側ECU41には、室内外通信バスライン2お
よびリモコン通信用バスライン4の他、リモコン5、電
動ファン7、電動膨張弁9、室温Trを検出する室温セ
ンサ43、室内熱交換器6からの吹出温度Tbを検出す
る吹出温センサ45等が接続している。
【0020】また、各室外ユニット3a,3b内には、
CPUを始め、入出力インタフェースやROM、RAM
等から構成された、室外側コントロールユニット(以
下、室外側ECUと記す)51が設置されている。室外
側ECU51には、室内外通信バスライン2の他、四方
弁15、電動ファン19、ガスエンジン25、外気温T
aを検出する外気温センサ85等が接続している。
【0021】図2に示したように、各室内ユニット1
a,1bは、集合吹出ダクト61の各給気側ブランチ6
3a,63b,63c…(以下、63a,63bで代表
させる)に接続されている。各室内ユニット1a,1b
から集合吹出ダクト61内に供給された冷風あるいは温
風は、図示しない吹出側ブランチを介して、多数の被空
調ゾーンに放出される。図中、71は集合環流ダクトで
あり、73は各給気側ブランチ63a,63bに介装さ
れた逆流防止チャンバである。
【0022】次に、冷房運転時における冷媒の流れを説
明する。
【0023】室外ユニット3内では、冷媒配管38から
圧縮機13に吸引されたガス冷媒が、断熱圧縮により高
温高圧となって圧縮機13から吐出され、冷媒配管3
1、四方弁15、冷媒配管32を経由して室外熱交換器
17に流入する。高温高圧のガス冷媒は、室外熱交換器
19内を通過する間に外気により冷却され、凝縮するこ
とにより液冷媒となった後、冷媒配管33、レシーバタ
ンク23、冷媒配管34を経由して各室内ユニット1
a,1bの電動膨張弁9に流入する。
【0024】液冷媒は、電動膨張弁9で流量を調整され
た後、冷媒配管35を経由して室内熱交換器6に流入す
る。液冷媒は、室内熱交換器6内を通過する間に気化し
てガス冷媒となり、気化潜熱により電動ファン7が送風
した室内空気を冷却する。室内熱交換器6内で気化した
ガス冷媒は、冷媒配管36から室外ユニット3内の四方
弁15、冷媒配管37を経由してアキュムレータ21に
流入し、冷媒配管38から再び圧縮機13に吸引され
る。
【0025】さて、リモコン5からの指令により空気調
和システムが冷房運転を開始すると、室外ユニット3a
の室外側ECU51は、所定の制御インターバルで図3
に示した空調制御サブルーチンを繰り返し実行する。
【0026】空調制御を開始すると、室外側ECU51
は、先ずステップS1で、リモコン5から入力された設
定温度Tsetを始め、各室内ユニット1a,1bにおけ
る室温Trや吹出温度Tb等、種々の運転情報を読み込
む。尚、室温Trおよび吹出温度Tbは、各室内ユニット
1a,1bの室温センサ43や吹出温センサ45により
検出された後、室内外通信バスライン2を介して、室内
側ECU41から室外ユニット3aの室外側ECU51
に入力する。
【0027】運転情報の読み込みを終えると、室外側E
CU51は、ステップS3で、各室内ユニットで検出さ
れた吹出温度Tbのうち最も高いもの、すなわち最高吹
出温度Tbmaxが強制駆動判定閾値Tbth以上であるか否
かを判定する。本実施形態の場合、強制駆動判定閾値T
bthは、設定温度Tset等に基づいてマッピングされてい
るが、所定の演算式を用いて算出するようにしてもよ
い。
【0028】冷房運転が開始されても、暫くの間は室内
熱交換器6の温度が高く、ステップS3の判定はYesと
なるため、室外側ECU51は、ステップS5で空気調
和システムの強制駆動を行わせる。すなわち、他の室外
側ECU51に指令を出力して全室外ユニット3a,3
b内の圧縮機13(すなわち、ガスエンジン25)をフ
ル駆動させる一方、室内側ECU41に指令を出力して
全室内ユニット1a,1b内の電動膨張弁9を開放させ
る。これにより、室内熱交換器6の温度は急速に低下
し、速やかな冷房の立ち上がりが得られる。
【0029】最高吹出温度Tbmaxが強制駆動判定閾値T
bthより低下して、ステップS3の判定がNoとなると、
室外側ECU51は、ステップS7で各室内ユニット1
a,1bの室温Trの平均値、すなわち室温平均値Trav
eを算出する。しかる後、室外側ECU51は、ステッ
プS9で室温平均値Traveが設定温度Tset以下に低下
したか否かを判定し、この判定がYesであれば、ステッ
プS11で、全室外ユニット3a,3b内の圧縮機13
を停止させると共に、全室内ユニット1a,1b内の電
動膨張弁9を閉鎖させる。尚、本実施形態では、室内ユ
ニット1a,1b内の電動ファン7が三相交流型である
ため、空気調和システムの運転中においては常時所定量
の送風が行われる。
【0030】一方、ステップS9の判定がNoであった
場合、室外側ECU51は、空気調和システムの容量制
御を開始する。すなわち、先ずステップS13で室温平
均値Traveと設定温度Tsetとの温度偏差ΔTを算出し
た後、ステップS15で温度偏差ΔTに基づき図示しな
いマップから空調機運転台数Ndを決定する。次いで、
室外側ECU51は、ステップS17で、各室外ユニッ
ト3a,3bのうちで累積運転時間Ttotalの少ないも
のを選択し、それらの圧縮機13を所定の能力で駆動さ
せると共に、電動膨張弁9も所定の開度で開放させる。
【0031】このように、上記実施形態では、冷房運転
開始時には全ての空気調和機をフル駆動し、最高吹出温
度が所定温度以下に低下したら室外ユニットの累積運転
時間の少ないものを優先して容量制御を行うようにした
ため、冷房運転の速やかな立ち上がりと各室外ユニット
の累積運転時間の平準化とを実現することができた。
尚、上記実施形態は、冷房運転時を例に記載したが、暖
房運転時においても同様の制御を行うものとする。
【0032】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例え
ば、上記実施形態では、容量制御にあたってマップから
空調機運転台数を決定するようにしたが、温度偏差に応
じて空気調和機の運転台数を1台ずつ増減させるように
してもよいし、例えば、所定温度以上で全ての空気調和
機を運転させ、所定温度以下で半数の空気調和機を運転
させてもよい。また、上記実施形態では、各室内ユニッ
トにそれぞれ室温センサを設け、それらが検出した室温
の平均値を用いるようにしたが、集合環流ダクト内等に
単一の室温センサを設けて、その検出値をそのまま用い
るようにしてもよい。また、上記実施形態は本発明をガ
スヒートポンプ型マルチタイプパッケージエアコンに適
用したものであるが、インバータ型やユニット配置の異
なる種々の空気調和機に適用可能である。また、機器類
の具体的構成や制御の具体的手順等についても、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の空気調和機
によれば、室内ユニットと室外ユニットとから構成され
た複数の空気調和機と、各給気側ブランチに前記室内ユ
ニットがそれぞれ配された集合吹出ダクトとを有する集
合ダクト型空気調和システムであって、前記室内ユニッ
トの吹出側に設けられ、各室内ユニットの吹出温度を個
々に検出する吹出温センサと、前記室内ユニットの吸込
側に設けられ、被空調空間の室温を検出する室温センサ
と、各室内ユニットの吹出温度と目標吹出温度との偏差
をそれぞれ算出する吹出温度差算出手段と、この吹出温
度差算出手段の算出結果の絶対値のうち、最も大きいも
のが所定の閾値を上回っているか否かを判定する強制駆
動判定手段と、この強制駆動判定手段の判定結果が肯定
であった場合、前記室温に拘わらず、全室外ユニットを
所定能力で強制駆動する室外ユニット駆動制御手段とを
備えるようにしたため、例えば冷房運転開始時に各室内
ユニット間で吹出温度が異なっていても、最も高い吹出
温度が目標吹出温度に低下するまで全室外ユニットが最
大能力で駆動され、これにより、冷房運転が短時間で立
ち上がる。
【0034】また、室内ユニットと室外ユニットとから
構成された複数の空気調和機と、各給気側ブランチに前
記室内ユニットがそれぞれ配された集合吹出ダクトとを
有する集合ダクト型空気調和システムであって、前記室
内ユニットの吸込側に設けられ、被空調空間の室温を検
出する室温センサと、前記被空調空間の室温と目標室温
との偏差に応じて前記室外ユニットの駆動台数を設定す
る駆動台数設定手段と、この駆動台数設定手段の設定結
果に基づき、一部の室外ユニットのみを所定能力で駆動
する室外ユニット駆動制御手段とを備えたものでは、例
えば室温と目標室温との偏差が小さい場合には、一部の
室外ユニットのみが最大能力で駆動されることにより、
他の室外ユニットの累積運転時間が短縮される。
【0035】更に、室外ユニット駆動制御手段が、一部
の室外ユニットのみを駆動するにあたり、累積運転時間
の短いものを優先させるものでは、長期間に亘って空調
システムの運転が行われると、各室内ユニットの累積運
転時間が平準化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の回路構成を示す概略図で
ある。
【図2】実施形態に係る集合ダクトの概略構成図であ
る。
【図3】空調制御サブルーチンの処理手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1a,1b 室内ユニット 2 室内外通信バスライン 3a,3b 室外ユニット 4 リモコン通信用バスライン 7 室内熱交換器 9 電動ファン 11 電動膨張弁 13 圧縮機 41 室内側ECU 43 室温センサ 45 吹出温センサ 51 室外側ECU 61 集合吹出ダクト 63a,63b 給気側ブランチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内ユニットと室外ユニットとから構成
    された複数の空気調和機と、各給気側ブランチに前記室
    内ユニットがそれぞれ配された集合吹出ダクトとを有す
    る集合ダクト型空気調和システムであって、 前記室内ユニットの吹出側に設けられ、各室内ユニット
    の吹出温度を個々に検出する吹出温センサと、 前記室内ユニットの吸込側に設けられ、被空調空間の室
    温を検出する室温センサと、 各室内ユニットの吹出温度と目標吹出温度との偏差をそ
    れぞれ算出する吹出温度差算出手段と、 この吹出温度差算出手段の算出結果の絶対値のうち、最
    も大きいものが所定の閾値を上回っているか否かを判定
    する強制駆動判定手段と、 この強制駆動判定手段の判定結果が肯定であった場合、
    前記室温に拘わらず、全室外ユニットを所定能力で強制
    駆動する室外ユニット駆動制御手段とを備えたことを特
    徴とする集合ダクト型空気調和システム。
  2. 【請求項2】 室内ユニットと室外ユニットとから構成
    された複数の空気調和機と、各給気側ブランチに前記室
    内ユニットがそれぞれ配された集合吹出ダクトとを有す
    る集合ダクト型空気調和システムであって、 前記室内ユニットの吸込側に設けられ、被空調空間の室
    温を検出する室温センサと、 前記被空調空間の室温と目標室温との偏差に応じて前記
    室外ユニットの駆動台数を設定する駆動台数設定手段
    と、 この駆動台数設定手段の設定結果に基づき、一部の室外
    ユニットのみを所定能力で駆動する室外ユニット駆動制
    御手段とを備えたことを特徴とする集合ダクト型空気調
    和システム。
  3. 【請求項3】 室内ユニットと室外ユニットとから構成
    された複数の空気調和機と、各給気側ブランチに前記室
    内ユニットがそれぞれ配された集合吹出ダクトとを有す
    る集合ダクト型空気調和システムであって、 前記室内ユニットの吹出側に設けられ、各室内ユニット
    の吹出温度を個々に検出する吹出温センサと、 前記室内ユニットの吸込側に設けられ、被空調空間の室
    温を検出する室温センサと、 各室内ユニットの吹出温度と目標吹出温度との偏差をそ
    れぞれ算出する吹出温度差算出手段と、 この吹出温度差算出手段の算出結果の絶対値のうち、最
    も大きいものが所定の閾値を上回っているか否かを判定
    する強制駆動判定手段と、 前記被空調空間の室温と目標室温との偏差に応じて前記
    室外ユニットの駆動台数を設定する駆動台数設定手段
    と、 この強制駆動判定手段の判定結果が肯定であった場合、
    前記室温に拘わらず、全室外ユニットを所定能力で強制
    駆動し、前記判定結果が否定であった場合、前記駆動台
    数設定手段の設定結果に基づき、一部の室外ユニットの
    みを所定能力で駆動する室外ユニット駆動制御手段とを
    備えたことを特徴とする集合ダクト型空気調和システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記室外ユニット駆動制御手段は、一部
    の室外ユニットのみを駆動するにあたり、累積運転時間
    の短いものを優先させることを特徴とする請求項2また
    は3に記載の集合ダクト型空気調和システム。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001182991A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置
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