JP2023077756A - 学習支援装置、学習支援方法及びプログラム - Google Patents

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達也 徳江
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Abstract

【課題】学習の実施状況を視覚的に確認しやすく出力する。【解決手段】学習支援装置は、学習者の学習に関する学習履歴情報を取得する。また、学習支援装置は、学習者が取り組む学習の目標に関する目標情報を取得する。そして、学習支援装置は、取得した学習履歴情報及び目標情報に基づいて、学習の実績と対応する目標値とを同心円上に並べて表す円形グラフを作成する。さらに、学習支援装置は、作成した円形グラフを含む学習の実施状況を出力する。【選択図】図6

Description

本発明は、学習の状況を確認する技術に関する。
近年、学習者に学習支援を行うためのシステム開発が進められている。例えば特許文献1には、コンピュータ上で学習者の学習実績を取得し、成果として表示する学習支援プログラムが開示されている。
特許6572412号公報
学習者は、予め学習の目標を設定し、自身が取り組んだ学習実績を振り返ることで、効果的な学習を行うことができる。
本発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、学習者が取り組んだ学習の実施状況を視覚的に確認しやすく出力する学習支援装置を提供することを主な課題とする。
本発明の1つの観点では、学習者の学習に関する学習履歴情報を取得する学習履歴取得部と、前記学習者が取り組む学習の目標に関する目標情報を取得する目標取得部と、前記学習履歴情報及び前記目標情報に基づいて、学習の実績と対応する目標値とを同心円上に並べて表す円形グラフを作成する円形グラフ作成部と、前記円形グラフを含む学習の実施状況を出力する実施状況出力部と、を備える。この態様によれば、学習支援装置は、学習実績と、対応する目標値とを同心円上に並べた円形グラフを用いて、各学習者が取り組んだ学習の実施状況を出力することができる。よって、学習者は、自身が取り組んだ学習の実施状況を、円形グラフにより一目で把握することができる。
上記の学習支援装置の一態様では、前記目標情報は、前記学習者が取り組む学習時間及び問題数の目標に関する情報を含んでおり、前記円形グラフ作成部は、前記学習履歴情報及び前記目標情報に基づいて、前記学習時間の達成度と、前記問題数の達成度と、前記学習時間及び前記問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かと、を同時に表す円形グラフを作成する。この態様によれば、学習支援装置は、学習時間の達成度と、問題数の達成度と、学習時間及び問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かと、を同時に表す円形グラフを用いて、各学習者が取り組んだ学習の実施状況を出力することができる。
上記の学習支援装置の一態様では、前記目標情報は、前記学習時間の目標として設定された学習時間目標値と、前記問題数の目標として設定された問題数目標値とを含んでおり、前記学習履歴情報に基づいて前記学習者が取り組んだ学習時間実績値を算出し、前記学習時間目標値と比較することで前記学習時間の達成度を算出する学習時間達成度算出部と、前記学習履歴情報に基づいて前記学習者が取り組んだ問題数実績値を算出し、前記問題数目標値と比較することで前記問題数の達成度を算出する問題数達成度算出部と、前記学習時間実績値が前記学習時間目標値を超えている場合に、前記学習時間の目標を達成したと判断し、前記問題数実績値が前記問題数目標値を超えている場合に、前記問題数の目標を達成したと判断する達成判断部と、をさらに備える。この態様によれば、学習支援装置は、学習時間実績値と学習時間目標値を比較することで、学習時間の達成度を算出し、学習時間の目標を達成したか否かを判断することができる。また、学習支援装置は、問題数実績値と問題数目標値を比較することで、問題数の達成度を算出し、問題数の目標を達成したか否かを判断することができる。
上記の学習支援装置の一態様では、前記学習時間及び前記問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かを、前記円形グラフを構成する中心の円の色で表す。この態様によれば、学習支援装置は、学習時間の目標のみを達成した場合、問題数の目標のみを達成した場合、学習時間及び問題数のいずれか一方の目標のみを達成した場合、学習時間及び問題数双方の目標を達成した場合、学習時間及び問題数双方の目標を達成できなかった場合で、それぞれ円形グラフを構成する中心の円の色を変えることができる。よって、学習者は、円形グラフの中心の円の色を見ただけで、自身がいずれの目標を達成できたかを容易に把握することができる。
上記の学習支援装置の一態様では、前記問題数実績値と前記問題数目標値との割合を、前記中心の円を囲む第1のドーナツグラフ及び前記第1のドーナツグラフを囲む第2のドーナツグラフの一方で表し、前記学習時間実績値と前記学習時間目標値との割合を、前記中心の円を囲む第1のドーナツグラフ及び前記第1のドーナツグラフを囲む第2のドーナツグラフの他方で表す。この態様によれば、学習支援装置は、円形グラフを構成する第1のドーナツグラフ及び第2のドーナツグラフにより、問題数実績値と問題数目標値との割合及び学習時間実績値と学習時間目標値との割合を表すことができる。これにより、学習者は、円形グラフによって視覚的に分かりやすく、問題数実績値と問題数目標値との割合及び学習時間実績値と学習時間目標値との割合を確認することができる。
上記の学習支援装置の一態様では、前記実施状況出力部は、前記第1のドーナツグラフ及び前記第2のドーナツグラフの一方と関連付けて前記問題数実績値及び前記問題数目標値を出力し、前記第1のドーナツグラフ及び前記第2のドーナツグラフの他方と関連付けて前記学習時間実績値及び前記学習時間目標値を出力する。この態様によれば、学習支援装置は、円形グラフを構成する第1のドーナツグラフと第2のドーナツグラフに関連付けて、問題数実績値及び問題数目標値と学習時間実績値及び学習時間目標値を出力することができる。これにより、学習者は、例えば、第1のドーナツグラフや第2のドーナツグラフをクリックすることで、問題数実績値及び問題数目標値や学習時間実績値及び学習時間目標値を確認することが可能となる。
上記の学習支援装置の一態様では、前記学習時間目標値及び前記問題数目標値は、曜日単位で設定されている。この態様によれば、曜日毎に目標を設定することができるため、学習者は、習い事等を考慮した学習管理を行い、学習の実施状況が適切であるか否かを振り返ることができる。
本発明の別の観点では、学習支援装置が実行する学習支援方法は、学習者の学習に関する学習履歴情報を取得する学習履歴取得工程と、前記学習者が取り組む学習の目標に関する目標情報を取得する目標取得工程と、前記学習履歴情報及び前記目標情報に基づいて、学習の実績と対応する目標値とを同心円上に並べて表す円形グラフを作成する円形グラフ作成工程と、前記円形グラフを含む学習の実施状況を出力する実施状況出力工程と、を有する。学習支援装置がこの学習支援方法を実行することで、学習者は、自身が取り組んだ学習の実施状況を、円形グラフにより一目で把握することが可能となる。
本発明のさらに別の観点では、コンピュータを備える学習支援装置により実行されるプログラムは、学習者の学習に関する学習履歴情報を取得する学習履歴取得部、前記学習者が取り組む学習の目標に関する目標情報を取得する目標取得部、前記学習履歴情報及び前記目標情報に基づいて、学習の実績と対応する目標値とを同心円上に並べて表す円形グラフを作成する円形グラフ作成部、前記円形グラフを含む学習の実施状況を出力する実施状況出力部、として前記コンピュータを機能させる。このプログラムをコンピュータにインストールして実行させることで、本発明に係る学習支援装置を構成させることができる。
本発明に係る学習支援装置によれば、学習の実施状況を視覚的に確認しやすく出力することができる。
実施形態に係る学習システムの構成を示す。 管理サーバの内部構成を示すブロック図である。 達成度を表す円形グラフの一例である。 実施状況画面の一例である。 カレンダー画面の一例である。 実施状況出力処理のフローチャートである。 第1変形例に係る学習システムの構成を示す。 第2変形例に係る学習システムの構成を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
<実施形態>
[全体構成]
図1は、本発明の学習支援装置を適用した学習システムの構成を示す。学習システム100は、学習者が取り組んだ学習の実施状況を出力する学習システムであって、管理サーバ10と、複数の生徒用端末20とをネットワーク5を介して通信可能に構成したものである。
生徒用端末20は、生徒やその保護者等の学習者が使用するものであって、例えば、デスクトップPC、ラップトップPC、タブレットPC等である。生徒用端末20は、液晶ディスプレイ等の表示部を備えており、管理サーバ10へ要求を送信したり、管理サーバ10から生徒が取り組んだ学習の実施状況を表す実施状況画面を受信して表示したりする。また、生徒用端末20は、任意のタイミングで生徒の学習に関する学習履歴情報を管理サーバ10へ送信する。
管理サーバ10は、生徒データベース(以下、「データベース」を「DB」と記す。)31と、学習履歴DB32と、目標DB33と、実施状況DB34と、に接続されている。管理サーバ10は、生徒用端末20から生徒の学習に関する学習履歴情報と、生徒が取り組む学習の目標に関する目標情報とを取得し、各生徒に対応付けて記憶している。また、管理サーバ10は、生徒用端末20から実施状況画面の要求を受信し、学習履歴情報及び目標情報に基づいて作成した実施状況画面を生徒用端末20へ送信する。
なお、ネットワーク5を通じた生徒用端末20と、管理サーバ10との通信は有線であっても無線であってもよい。
[管理サーバの構成]
図2は、管理サーバ10の内部構成を示すブロック図である。管理サーバ10は、通信部11と、学習履歴取得部12と、目標取得部13と、生徒ID取得部14と、学習時間判断部15と、問題数判断部16と、円形グラフ作成部17と、目標達成件数算出部18と、実施状況出力部19とを備える。なお、これらの構成要素と、生徒DB31と、学習履歴DB32と、目標DB33と、実施状況DB34とは、バス39を介して相互に接続されている。
通信部11は、ネットワーク5を通じて、生徒用端末20と通信を行うための通信ユニットである。具体的に、通信部11は、生徒用端末20から学習履歴情報、目標情報や実施状況画面の要求を受信したり、要求に応じて実施状況画面を生徒用端末20へ送信したりする。
生徒DB31は、生徒に関する情報を記憶している。具体的に、生徒DB31は、生徒の識別情報である生徒IDに対応付けて、生徒の氏名、学年、組、番号等の生徒情報を記憶している。
学習履歴DB32は、各生徒の学習に関する学習履歴情報を記憶している。学習履歴情報は、生徒の学習に関する情報であれば、テキストデータやストロークデータ等、データ形式は任意に設定することができる。学習履歴情報は、例えば、生徒が取り組んだデジタルドリルに関する情報等を含む。具体的に、学習履歴DB32は、生徒IDに対応付けて、生徒が取り組んだデジタルドリルの教科、デジタルドリルを構成する問題を識別する問題ID、問題に取り組んだ日時に関する日時情報、問題の正誤、問題の所在を表すリンク情報等を学習履歴情報として記憶している。
一例として、生徒用端末20は使用する生徒の生徒IDが予め紐付けられており、生徒が生徒用端末20を使用して学習したデータは、学習履歴情報として自動的に管理サーバ10の学習履歴DB32に記憶されるものとする。なお、管理サーバ10による学習履歴情報の取得方法は、これに限られるものではなく、任意に設定することができる。
目標DB33は、各生徒の目標に関する目標情報を記憶している。生徒は、生徒用端末20を用いて目標を設定し、目標情報を管理サーバ10へ送信する。目標は、「日毎」、「月毎」に限らず、「曜日毎」に設定することができる。具体的に、目標情報は、生徒が取り組む学習時間の目標と、生徒が取り組む問題数の目標とに関する情報を含む。学習時間の目標に関する情報とは、例えば、月曜日は1日「30分」、火曜日は習い事があるので1日「15分」等、生徒が取り組む学習時間目標値である。問題数の目標とは、例えば、月曜日は1日「30問」、火曜日は1日「20問」等、生徒が取り組む問題数目標値である。また、目標は、「算数」、「国語」、「理科」、「社会」等の教科毎に設定することもできる。本実施形態において、目標は、各教科について曜日毎に設定されているものとする。
実施状況DB34は、生徒IDに対応付けて、日付及びその日の実施状況に関する実施情報を記憶している。詳細は後述するが、実施情報は、学習時間目標値、学習時間実績値、学習時間の達成度及び学習時間の目標を達成したか否に関する情報と、問題数目標値、問題数実績値、問題数の達成度、問題数の目標を達成したか否かに関する情報と、を含む。なお、実施状況DB34は、教科毎に区別して実施情報を記憶してもよい。
学習履歴取得部12は、生徒用端末20から任意のタイミングで各生徒の学習履歴情報を取得し、学習履歴DB32に記憶する。生徒用端末20から学習履歴情報を取得するタイミングは、リアルタイム、定期的等、任意に設定することができる。
目標取得部13は、生徒用端末20から、学習の目標に関する目標情報を取得し、目標DB33に記憶する。
生徒ID取得部14は、生徒用端末20から生徒IDを取得する。生徒IDは、生徒用端末20から受信する実施状況画面の要求に含まれる。生徒は、自身が取り組んだ学習の実施状況を確認したい場合、生徒用端末20を操作して生徒IDを含む実施状況画面の要求を管理サーバ10へ送信する。当該要求を受信することで、生徒ID取得部14は、生徒用端末20から生徒IDを取得する。
学習時間判断部15は、生徒ID取得部14により取得された生徒IDに基づいて、学習履歴DB32から対応する学習履歴情報を、目標DB33から対応する目標情報をそれぞれ抽出する。そして、学習時間判断部15は、学習履歴情報及び目標情報に基づき、生徒が取り組んだ学習時間が目標をどの程度達成したかを示す学習時間の達成度を算出する。また、学習時間判断部15は、生徒が学習時間の目標を達成したか否かを判断する。
具体的に、学習時間判断部15は、学習履歴情報に含まれる日時情報に基づいて、生徒が学習に取り組んだ時間である学習時間実績値を算出する。算出した学習時間実績値と、目標情報に含まれる学習時間目標値とを比較することで、学習時間判断部15は、学習時間の達成度を算出する。また、学習時間判断部15は、学習時間実績値が学習時間目標値を超えている場合に、学習時間の目標を達成したと判断する。なお、学習時間判断部15は、教科毎に、達成度の算出や目標を達成したか否かの判断を行うこととしてもよい。
学習時間判断部15は、1日が終了すると、生徒IDに対応付けて、日付、学習時間目標値、学習時間実績値、学習時間の達成度、学習時間の目標を達成したか否かを実施情報として実施状況DB34に記憶する。なお、1日がまだ終了していない場合、学習履歴情報が更新される可能性があるため、学習時間判断部15は、要求の都度、学習履歴情報を抽出し、学習時間実績値及び学習時間の達成度を算出する。
問題数判断部16は、生徒ID取得部14により取得された生徒IDに基づいて、学習履歴DB32から対応する学習履歴情報を、目標DB33から対応する目標情報をそれぞれ抽出する。問題数判断部16は、学習履歴情報及び目標情報に基づき、生徒が取り組んだ問題数が目標をどの程度達成したかを示す問題数達成度を算出する。また、問題数判断部16は、生徒が問題数の目標を達成したか否かを判断する。
具体的に、問題数判断部16は、学習履歴情報に含まれる日時情報に基づいて、学習者が取り組んだ問題数である問題数実績値を算出する。算出した問題数実績値と、目標情報に含まれる問題数目標値とを比較することで、問題数判断部16は、問題数達成度を算出する。また、問題数判断部16は、問題数実績値が問題数目標値を超えている場合に、問題数の目標を達成したと判断する。なお、問題数判断部16は、教科毎に、達成度の算出や目標を達成したか否かの判断を行うこととしてもよい。
問題数判断部16は、1日が終了すると、生徒IDに対応付けて、日付、問題数目標値、問題数実績値、問題数の達成度、問題数の目標を達成したか否かを実施情報として実施状況DB34に記憶する。なお、1日がまだ終了していない場合、学習履歴情報が更新される可能性があるため、問題数判断部16は、要求の都度、学習履歴情報を抽出し、問題数実績値及び問題数の達成度を算出する。
円形グラフ作成部17は、学習時間の達成度と、問題数の達成度と、学習時間及び問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かと、を同時に表す円形グラフを作成する。図3は、達成度を表す円形グラフの一例である。図3に示すように、円形グラフ60は、中心の円60aと、円60aを囲む第1のドーナツグラフと、第1のドーナツグラフを囲む第2のドーナツグラフとを有する。円60aと、第1のドーナツグラフと、第2のドーナツグラフとは、同心円状に形成されている。
なお、終了した日付の円形グラフの場合、円形グラフ作成部17は、実施状況DB34を参照して作成する。一方、まだ終了していない当日の円形グラフの場合、学習履歴情報が更新される可能性があるため、円形グラフ作成部17は、要求の都度、学習時間判断部15及び問題数判断部16により算出される学習時間実績値、学習時間の達成度、問題数実績値及び問題数の達成度を参照して作成する。
中心の円60aは、学習時間及び問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かを、例えば、色の変化等で表す。具体的に、中心の円60aの色は、学習時間の目標のみを達成した場合は「赤」、問題数の目標のみを達成した場合は「緑」、学習時間及び問題数双方の目標を達成した場合は「金」、学習時間及び問題数双方の目標を達成できなかった場合は「黒」と設定することができる。なお、どの目標を達成した場合にどの色になるかは、任意に設定することができる。また、中心の円60aの色は、まだ生徒が学習に取り組んでいない日時の場合は「白」等と設定してもよい。また、中心の円60aの色は、色に限らず模様や点滅等の変化で、学習時間及び問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かを表すこととしてもよい。
本実施形態において、中心の円60aの色は、説明の便宜上、学習時間及び問題数のいずれか一方の目標のみを達成した場合は「グレー」、学習時間及び問題数双方の目標を達成した場合は「白」、学習時間及び問題数双方の目標を達成できなかった場合は「黒」と設定されているものとする。また、中心の円60aの色は、まだ生徒が学習に取り組んでいない日時の場合も「黒」と設定されているものとする。
円60aを囲む第1のドーナツグラフは、問題数目標値に対する問題数実績値の達成度を表しており、白背景の斜線で表すゲージ60bと、グレー背景の斜線で表すゲージ60cとから構成される。ゲージ60bは、問題数目標値に対する問題数実績値の達成割合(以下、「問題数の達成度」とも呼ぶ。)を表している。また、ゲージ60cは、問題数目標値に問題数実績値が達するために必要な残りの割合を表している。
具体的に、問題数目標値が「30問」であるとする。この場合、問題数実績値が「30問以上」であれば、問題数目標値に対する問題数実績値の達成度は「100%」であり、第1のドーナツグラフはゲージ60bのみで構成される。また、問題数実績値が「15問」であれば、達成度は「50%」であり、第1のドーナツグラフは、図3に示すように、ゲージ60bとゲージ60cとが、半々の割合で構成される。また、問題数実績値が「0問」であれば、達成度は「0%」であり、第1のドーナツグラフは、ゲージ60cのみで構成される。
第1のドーナツグラフを囲む第2のドーナツグラフは、学習時間目標値に対する学習時間実績値の達成度を表しており、グレーの単色で示すゲージ60dと、黒の単色で示すゲージ60eとから構成される。ゲージ60dは、学習時間目標値に対する学習時間実績値の達成割合(以下、「学習時間の達成度」とも呼ぶ。)を表している。また、ゲージ60eは、学習時間目標値に学習時間実績値が達するために必要な残りの割合を表している。
具体的に、学習時間目標値が「40分」であるとする。この場合、学習時間実績値が「40分以上」であれば、学習時間目標値に対する学習時間実績値の達成度は「100%」であり、第2のドーナツグラフはゲージ60dのみで構成される。また、学習時間実績値が「30分」であれば、達成度は「75%」であり、第2のドーナツグラフは、図3に示すように、「75%」のゲージ60dと、「25%」のゲージ60eとで構成される。また、学習時間実績値が「0分」であれば、達成度は「0%」であり、第2のドーナツグラフは、ゲージ60eのみで構成される。
なお、円形グラフ作成部17は、教科毎に円形グラフを作成することとしてもよい。また、本実施形態では、第1のドーナツグラフが問題数の達成度を、第2のドーナツグラフが学習時間の達成度をそれぞれ表すこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1のドーナツグラフが学習時間の達成度を、第2のドーナツグラフが問題数の達成度をそれぞれ表すこととしてもよい。
目標達成件数算出部18は、実施状況DB34を参照し、所定の期間に学習時間の目標のみを達成した件数、問題数の目標のみを達成した件数、学習時間及び問題数双方の目標を達成した件数を算出する。なお、目標達成件数算出部18は、教科毎に、各種達成した件数を算出してもよい。
実施状況出力部19は、生徒DB31、学習履歴DB32、目標DB33及び実施状況DB34を参照し、詳細は後述するが、円形グラフ作成部17が作成した円形グラフを用いて、生徒が取り組んだ学習の実施状況を表す実施状況画面を作成し、要求に応じて生徒用端末20に送信することで実施状況を出力する。
上記の構成において、管理サーバ10の学習時間判断部15、問題数判断部16、円形グラフ作成部17及び実施状況出力部19は、それぞれ本発明の学習時間達成度算出部、問題数達成度算出部、円形グラフ作成部及び実施状況出力部の一例である。また、学習履歴取得部12、学習時間判断部15及び問題数判断部16は、本発明の学習履歴取得部の一例である。また、目標取得部13、学習時間判断部15及び問題数判断部16は、本発明の目標取得部の一例である。また、学習時間判断部15及び問題数判断部16は、本発明の達成判断部の一例である。
[実施状況画面]
次に、達成度を表す円形グラフを用いて学習の実施状況を表す実施状況画面について説明する。図4は、実施状況画面の一例である。図4に示すように、実施状況画面は、生徒エリア51と、実施状況エリア52と、合計目標達成件数エリア53と、目標設定ボタン54とを有する。
生徒エリア51は、実施状況画面に対応する生徒の学年、組、番号、氏名を表示する。合計目標達成件数エリア53は、所定の日付が属する月に学習時間及び問題数双方の目標を達成した件数を教科毎に表示する。本実施形態では、図4に示すように、所定の日付が2020年4月21日であるため、合計目標達成件数エリア53は、4月1日~4月20日に学習時間及び問題数双方の目標を達成した件数を表示する。目標設定ボタン54は、押下により、生徒が任意に目標を設定することが可能となる。生徒が生徒用端末20を操作し、実施状況画面の目標設定ボタン54を押下することで設定した目標は、目標情報として管理サーバ10へ送信される。
実施状況エリア52は、所定の日付に生徒が取り組んだ学習の実施状況を表示するエリアであって、円形グラフ60と、学習時間エリア61と、問題数エリア62と、週間エリア63と、週合計エリア64と、月合計エリア65と、カレンダーボタン66と、教科タブ67とを有する。
例えば、図4に示すように、実施状況エリア52は、2020年4月21日金曜日に生徒「大日本花子」が取り組んだ学習の実施状況を、円形グラフ60を用いて表示している。学習時間エリア61は、2020年4月21日の学習時間実績値「20分」と、予め金曜日に学習時間の目標として設定された学習時間目標値「30分」と、を表示する。問題数エリア62は、2020年4月21の問題数実績値「15問」と、予め金曜日に問題数の目標として設定された問題数目標値「30問」と、を表示する。
なお、本実施形態では、学習時間エリア61を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、円形グラフ60のゲージ60dをクリックすると学習時間実績値が表示され、ゲージ60eをクリックすると学習時間目標値が表示されることとしてもよい。また、本実施形態では、問題数エリア62を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、円形グラフ60のゲージ60bをクリックすると問題数実績値が表示され、ゲージ60cをクリックすると問題数目標値が表示されることとしてもよい。このように、学習時間実績値、学習時間目標値、問題数実績値及び問題数目標値の表示方法は、任意に設定することができる。
週間エリア63は、所定の日付を含む1週間の学習の実施状況を、達成度を表す円形グラフを用いて表示する。具体的に、週間エリア63は、図4に示すように、2020年4月21日金曜日を含む、月曜日から日曜日それぞれに対応する円形グラフを表示する。週間エリア63の金曜日に表示されている円形グラフは、円形グラフ60のサイズを小さくしたものである。
なお、2020年4月22日土曜日及び23日日曜日は、まだ生徒が学習に取り組んでいない日時のため、中心の円の色は「黒」となる。また、この場合、問題数の達成度は「0%」であるため、第1のドーナツグラフはグレー背景の破線で表すゲージのみとなる。また、学習時間の達成度も「0%」であるため、第2のドーナツグラフは黒の単色で表すゲージのみから構成される。
週合計エリア64は、週間エリア63に実施状況が表示される1週間の合計学習時間と、合計問題数とを表示する。また、月合計エリア65は、所定の日付が属する月の合計学習時間と、合計問題数とを表示する。例えば、図4に示すように、所定の日付が2020年4月21日であれば、月合計エリア65は、4月1日~20日の合計学習時間と、合計問題数とを表示する。なお、週間エリア63に含まれる日付は、1週間であれば任意に設定することができる。カレンダーボタン66は、押下により、後述するカレンダー画面を別ウィンドウで表示する。
教科タブ67は、実施状況エリア52に表示する教科を選択するタブであって、国語タブ67a、算数タブ67b、理科タブ67c、社会タブ67d及び合計タブ67eを有する。例えば、生徒が生徒用端末20を用いて算数タブ67bを選択した場合、実施状況エリア52は、所定の日付の教科「算数」における生徒の学習の実施状況を表示する。図4は、算数タブ67bが選択された状態を示している。他の教科タブ67も同様であって、実施状況エリア52は、選択された教科タブ67に対応する教科における生徒の学習の実施状況を表示する。また、合計タブ67eが選択された場合、実施状況エリア52は、全ての教科の学習時間実績値、学習時間目標値、問題数実績値及び問題数目標値が合算された、実施状況を表示する。
[カレンダー画面]
次に、所定の日付が属する月の学習の実施状況を表すカレンダー画面について説明する。図5は、カレンダー画面の一例である。図5に示すように、カレンダー画面は、生徒エリア71と、カレンダーエリア72と、合計目標達成件数エリア73とを有する。
生徒エリア71は、カレンダー画面に対応する生徒の学年、組、番号、氏名を表示する。合計目標達成件数エリア73は、所定の日付が属する月に学習時間及び問題数双方の目標を達成した件数を教科毎に表示する。本実施形態では、所定の日付が2020年4月21日であるため、合計目標達成件数エリア73は、4月1日~4月20日に学習時間及び問題数双方の目標を達成した件数を教科毎に表示する。
カレンダーエリア72は、所定の日付が属する月の学習の実施状況を表示するエリアであって、月間エリア80と、月合計エリア81と、戻るボタン82とを有する。本実施形態では、所定の日付が2020年4月21日であるため、図5に示すように、カレンダーエリア72は、4月に取り組んだ学習の実施状況を表示する。
月間エリア80は、4月に取り組んだ学習の実施状況を、達成度を表す円形グラフを用いて表示する。具体的に、月間エリア80は、図5に示すように、2020年4月1日~30日それぞれに対応する円形グラフを表示する。月間エリア80の4月21日金曜日に表示されている円形グラフは、円形グラフ60のサイズを小さくしたものである。
なお、週間エリア63と同様に、2020年4月22日~30日は、まだ生徒が学習に取り組んでいない日時のため、中心の円の色は「黒」となる。また、この場合、問題数の達成度は「0%」であるため、第1のドーナツグラフはグレー背景の破線で表すゲージのみとなる。また、学習時間の達成度も「0%」であるため、第2のドーナツグラフは黒の単色で表すゲージのみから構成される。
月合計エリア81は、4月の合計学習時間と、合計問題数とを表示する。戻るボタン82は、押下により、カレンダー画面を閉じて実施状況画面を表示する。
教科タブ83は、カレンダーエリア72に表示する教科を選択するタブであって、国語タブ83a、算数タブ83b、理科タブ83c、社会タブ83d及び合計タブ83eを有する。例えば、生徒が生徒用端末20を用いて算数タブ83bを選択した場合、カレンダーエリア72は、教科「算数」における4月の学習の実施状況を表示する。図5は、算数タブ83bが選択された状態を示している。他の教科タブ83も同様であって、カレンダーエリア72は、選択された教科タブ83に対応する教科における4月の学習の実施状況を表示する。また、合計タブ83eが選択された場合、カレンダーエリア72は、全ての教科の学習時間実績値、学習時間目標値、問題数実績値及び問題数目標値が合算された、4月の生徒の学習の実施状況を表示する。
なお、実施状況画面は、学習時間の達成度と、問題数の達成度と、学習時間及び問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かと、を同時に表す円形グラフを含み、生徒が取り組んだ学習の実施状況を表す画面であれば、そのデザインは任意に設定することができる。
[実施状況出力処理]
図6は、実施状況出力処理のフローチャートである。この処理は、要求に応じて生徒が取り組んだ学習の実施状況を出力する処理である。なお、具体的に、この処理は、管理サーバ10を構成するコンピュータが予め用意したプログラムを実行することにより実現される。
生徒は、自身が取り組んだ学習の実施状況を確認したい場合、生徒用端末20を操作して生徒IDを含む実施状況画面の要求を管理サーバ10へ送信する。管理サーバ10は、生徒用端末20から要求を受信し、生徒IDを取得する(ステップS11)。そして、管理サーバ10は、生徒IDに基づいて学習履歴DB32から、対応する生徒の学習履歴情報を抽出する(ステップS12)。また、管理サーバ10は、生徒IDに基づいて目標DB33から、対応する生徒の目標情報を抽出する(ステップS13)
管理サーバ10は、抽出した学習履歴情報及び目標情報に基づき、生徒が取り組んだ学習時間が目標をどの程度達成したかを示す学習時間の達成度を算出する(ステップS14)。このとき、管理サーバ10は、生徒が学習時間の目標を達成したか否かも判断する。また、管理サーバ10は、抽出した学習履歴情報及び目標情報に基づき、生徒が取り組んだ問題数が目標をどの程度達成したかを示す問題数の達成度を算出する(ステップS15)。このとき、管理サーバ10は、生徒が問題数の目標を達成したか否かも判断する。
そして、管理サーバ10は、学習時間の達成度と、問題数の達成度と、学習時間及び問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かと、を同時に表す円形グラフを作成する(ステップS16)。終了した日付の円形グラフの場合、管理サーバ10は、実施状況DB34を参照して作成する。一方、まだ終了していない当日の円形グラフの場合、学習履歴情報が更新される可能性があるため、管理サーバ10は、要求の都度、算出される学習時間実績値、学習時間の達成度、問題数実績値及び問題数の達成度を参照して作成する。
さらに、管理サーバ10は、学習時間の達成度と、問題数の達成度と、学習時間及び問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かと、を同時に表す円形グラフを含む実施状況画面及びカレンダー画面を作成する(ステップS17)。そして、管理サーバ10は、実施状況画面及びカレンダー画面を、要求した生徒用端末20に送信することで学習の実施状況を出力する(ステップS18)。生徒用端末20は、受信した実施状況画面を表示する。生徒は、実施状況画面により、当日及び当日を含む所定の期間に、自身が取り組んだ学習の実施状況を確認することができる。
なお、実施状況出力処理では、管理サーバ10が、終了した日付の円形グラフを、実施状況DB34を参照して作成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め終了した日付の円形グラフを作成しておき、生徒IDに対応付けて、日付と共に実施状況DB34に記憶しておいてもよい。
このように、学習システム100によれば、学習時間の達成度と、問題数の達成度と、学習時間及び問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かと、を同時に表す円形グラフを用いて、各学習者が取り組んだ学習の実施状況を出力することができる。そのため、学習者は、自身が取り組んだ学習の実施状況を、円形グラフにより一目で把握することができる。また、決まった曜日に習い事があって学習時間を捻出できない場合、学習者は、曜日毎に目標を設定することができる。そのため、学習者は、習い事等を考慮した学習管理を行い、学習の実施状況が適切であるか否かをカレンダー画面等により振り返ることができる。
<変形例>
次に、変形例について説明する。以下の変形例は、適宜組み合わせて実施形態に適用することができる。
(第1変形例)
上記の実施形態では、生徒用端末20の要求に応じて実施状況が出力されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、管理サーバ10と、教師等の学習支援者が使用する教師用端末40とがネットワーク5を介して通信可能に接続されており、教師用端末40の要求に応じて実施状況が出力されてもよい。図7は、この場合の学習システム200の構成例を示す。
教師用端末40は、教師等の学習支援者が使用するものであって、例えば、デスクトップPC、ラップトップPC、タブレットPC等である。教師用端末40は、液晶ディスプレイ等の表示部を備えており、管理サーバ10へ要求を送信したり、管理サーバ10から生徒の学習の実施状況を表す実施状況画面を受信して表示したりする。
具体的に、教師が所定の生徒が取り組んだ学習の実施状況を確認したい場合、教師用端末40を操作して、実施状況を確認したい生徒の生徒IDを含む実施状況画面の要求を管理サーバ10へ送信する。管理サーバ10は、教師用端末40から要求を受信すると、生徒用端末20から要求を受信した場合と同様の処理(図6のステップS11~S17に対応)を実行する。そして、管理サーバ10は、実施状況画面及びカレンダー画面を作成し、教師用端末40へ送信することで、実施状況を出力する。教師用端末40は、受信した実施状況画面を表示する。教師は、実施状況画面により、所定の生徒が取り組んだ学習の実施状況を確認することができる。
(第2変形例)
上記の第1変形例において、教師は教師用端末40を使用することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、教師は管理サーバ10の機能を有する教師用端末90を使用することとしてもよい。この場合、生徒用端末20は、生徒やその保護者等が使用する。教師用端末90は、管理サーバ10と同様に、例えば、デスクトップPC、ラップトップPC、タブレットPC等である。
図8は、この場合の学習システム300の構成例を示す。図示のように、学習システム300は、複数の生徒用端末20と、教師用端末90とをネットワーク5を介して通信可能に構成したものである。教師用端末90は、生徒DB91、学習履歴DB92、目標DB93及び実施状況DB94が接続されており、教師用端末90は、管理サーバ10が行っていた処理(図6のステップS11~S18に対応)を実行することで、生徒用端末20に実施状況画面及びカレンダー画面を送信し、生徒に対して学習の実施状況を出力することができる。また、教師用端末90は、表示部に実施状況画面を表示することで、教師に対して学習の実施状況を出力することもできる。この場合、教師用端末90は、本発明の学習支援装置の一例である。
5 ネットワーク
10 管理サーバ
11 通信部
12 学習履歴取得部
13 目標取得部
14 生徒ID取得部
15 学習時間判断部
16 問題数判断部
17 円形グラフ作成部
18 目標達成件数算出部
19 実施状況出力部
20 生徒用端末
31、91 生徒DB
32、92 学習履歴DB
33、93 目標DB
34、94 実施状況DB
40、90 教師用端末
100、200、300 学習システム
本発明の1つの観点では、学習者が学習に取り組んだ時間である学習時間実績値と、前記学習者が取り組んだ問題数である問題数実績値とを含む実績情報を取得する実績情報取得部と、前記学習者が取り組む学習時間の目標として設定された学習時間目標値と、前記学習者が取り組む問題数の目標として設定された問題数目標値とを含む目標情報を取得する目標情報取得部と、前記学習時間実績値と前記学習時間目標値との割合である学習時間割合、及び、前記問題数実績値と前記問題数目標値との割合である問題数割合を、同心円上に並べて表す円形グラフを作成する円形グラフ作成部と、前記円形グラフを含む学習の実施状況を出力する実施状況出力部と、を備える。ここで、学習時間実績値と学習時間目標値の割合とは、学習時間の目標値に対する学習時間実績値の達成割合、すなわち、学習時間の達成度である。また、問題数実績値とは、問題数の目標値に対する問題数実績値の達成割合、すなわち、問題数の達成度である。この態様によれば、学習支援装置は、学習の実施状況として、学習時間の達成度である学習時間割合と問題数の達成度である問題数割合を同心円上に並べて表す円形グラフにより、学習者が一目で把握できるように出力することができる。
上記の学習支援装置の一態様では、前記円形グラフは、中心の円を囲む第1のドーナツグラフと、前記第1のドーナツグラフを囲む第2のドーナツグラフから構成されており、前記円形グラフ作成部は、前記学習時間割合を前記第1のドーナツグラフ及び前記第2のドーナツグラフの一方で表し、前記問題数割合を前記第1のドーナツグラフ及び前記第2のドーナツグラフの他方で表す。この態様によれば、学習支援装置は、円形グラフを構成する第1のドーナツグラフ及び第2のドーナツグラフにより、学習時間の達成度である学習時間割合と問題数の達成度である問題数割合を表すことができる。これにより、学習者は、円形グラフによって視覚的に分かりやすく、学習時間割合と問題数割合を確認することができる。
上記学習支援装置の他の一態様では、前記学習時間実績値が前記学習時間目標値を超えている場合に、前記学習時間の目標を達成したと判断し、前記問題数実績値が前記問題数目標値を超えている場合に、前記問題数の目標を達成したと判断する達成判断部を備え、前記学習時間及び前記問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かを、前記中心の円の色で表す。この態様によれば、学習支援装置は、学習時間の目標のみを達成した場合、問題数の目標のみを達成した場合、学習時間及び問題数のいずれか一方の目標のみを達成した場合、学習時間及び問題数双方の目標を達成した場合、学習時間及び問題数双方の目標を達成できなかった場合で、それぞれ円形グラフを構成する中心の円の色を変えることができる。よって、学習者は、円形グラフの中心の円の色を見ただけで、自身がいずれの目標を達成できたかを容易に把握することができる。
本発明の別の観点では、学習支援装置が実行する学習支援方法であって、学習者が学習に取り組んだ時間である学習時間実績値と、前記学習者が取り組んだ問題数である問題数実績値とを含む実績情報を取得する実績情報取得工程と、前記学習者が取り組む学習時間の目標として設定された学習時間目標値と、前記学習者が取り組む問題数の目標として設定された問題数目標値とを含む目標情報を取得する目標情報取得工程と、前記学習時間実績値と前記学習時間目標値との割合である学習時間割合、及び、前記問題数実績値と前記問題数目標値との割合である問題数割合を、同心円上に並べて表す円形グラフを作成する円形グラフ作成工程と、前記円形グラフを含む学習の実施状況を出力する実施状況出力工程と、を有する。学習支援装置がこの学習支援方法を実行することで、学習者は、学習の実施状況として、学習時間の達成度である学習時間割合と問題数の達成度である問題数割合を、円形グラフにより一目で把握することが可能となる。
本発明の他の観点では、コンピュータを備える学習支援装置により実行されるプログラムは、学習者が学習に取り組んだ時間である学習時間実績値と、前記学習者が取り組んだ問題数である問題数実績値とを含む実績情報を取得する実績情報取得部前記学習者が取り組む学習時間の目標として設定された学習時間目標値と、前記学習者が取り組む問題数の目標として設定された問題数目標値とを含む目標情報を取得する目標情報取得部、前記学習時間実績値と前記学習時間目標値との割合である学習時間割合、及び、前記問題数実績値と前記問題数目標値との割合である問題数割合を、同心円上に並べて表す円形グラフを作成する円形グラフ作成部、前記円形グラフを含む学習の実施状況を出力する実施状況出力部、として前記コンピュータを機能させる。このプログラムをコンピュータにインストールして実行させることで、本発明に係る学習支援装置を構成させることができる。

Claims (9)

  1. 学習者の学習に関する学習履歴情報を取得する学習履歴取得部と、
    前記学習者が取り組む学習の目標に関する目標情報を取得する目標取得部と、
    前記学習履歴情報及び前記目標情報に基づいて、学習の実績と対応する目標値とを同心円上に並べて表す円形グラフを作成する円形グラフ作成部と、
    前記円形グラフを含む学習の実施状況を出力する実施状況出力部と、
    を備える学習支援装置。
  2. 前記目標情報は、前記学習者が取り組む学習時間及び問題数の目標に関する情報を含んでおり、
    前記円形グラフ作成部は、前記学習履歴情報及び前記目標情報に基づいて、前記学習時間の達成度と、前記問題数の達成度と、前記学習時間及び前記問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かと、を同時に表す円形グラフを作成する請求項1に記載の学習支援装置。
  3. 前記目標情報は、前記学習時間の目標として設定された学習時間目標値と、前記問題数の目標として設定された問題数目標値とを含んでおり、
    前記学習履歴情報に基づいて前記学習者が取り組んだ学習時間実績値を算出し、前記学習時間目標値と比較することで前記学習時間の達成度を算出する学習時間達成度算出部と、
    前記学習履歴情報に基づいて前記学習者が取り組んだ問題数実績値を算出し、前記問題数目標値と比較することで前記問題数の達成度を算出する問題数達成度算出部と、
    前記学習時間実績値が前記学習時間目標値を超えている場合に、前記学習時間の目標を達成したと判断し、前記問題数実績値が前記問題数目標値を超えている場合に、前記問題数の目標を達成したと判断する達成判断部と、をさらに備える請求項2に記載の学習支援装置。
  4. 前記学習時間及び前記問題数のいずれか1つ以上の目標を達成したか否かを、前記円形グラフを構成する中心の円の色で表す請求項3に記載の学習支援装置。
  5. 前記問題数実績値と前記問題数目標値との割合を、前記中心の円を囲む第1のドーナツグラフ及び前記第1のドーナツグラフを囲む第2のドーナツグラフの一方で表し、前記学習時間実績値と前記学習時間目標値との割合を、前記中心の円を囲む第1のドーナツグラフ及び前記第1のドーナツグラフを囲む第2のドーナツグラフの他方で表す請求項4に記載の学習支援装置。
  6. 前記実施状況出力部は、前記第1のドーナツグラフ及び前記第2のドーナツグラフの一方と関連付けて前記問題数実績値及び前記問題数目標値を出力し、前記第1のドーナツグラフ及び前記第2のドーナツグラフの他方と関連付けて前記学習時間実績値及び前記学習時間目標値を出力する請求項5に記載の学習支援装置。
  7. 前記学習時間目標値及び前記問題数目標値は、曜日単位で設定されている請求項3乃至5のいずれか1項に記載の学習支援装置。
  8. 学習支援装置が実行する学習支援方法であって、
    学習者の学習に関する学習履歴情報を取得する学習履歴取得工程と、
    前記学習者が取り組む学習の目標に関する目標情報を取得する目標取得工程と、
    前記学習履歴情報及び前記目標情報に基づいて、学習の実績と対応する目標値とを同心円上に並べて表す円形グラフを作成する円形グラフ作成工程と、
    前記円形グラフを含む学習の実施状況を出力する実施状況出力工程と、
    を有する学習支援方法。
  9. コンピュータを備える学習支援装置により実行されるプログラムであって、
    学習者の学習に関する学習履歴情報を取得する学習履歴取得部、
    前記学習者が取り組む学習の目標に関する目標情報を取得する目標取得部、
    前記学習履歴情報及び前記目標情報に基づいて、学習の実績と対応する目標値とを同心円上に並べて表す円形グラフを作成する円形グラフ作成部、
    前記円形グラフを含む学習の実施状況を出力する実施状況出力部、
    として前記コンピュータを機能させるプログラム。
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