JP2019139686A - 学習管理装置、学習管理方法及び学習管理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
[学習管理システムSの概要]
図1は、第1実施形態に係る学習管理システムSの構成を示す図である。学習管理システムSは、筆記具1と、IoT(Internet of Things)ゲートウェイ2と、ルータ3と、学習管理装置4と、携帯端末5とを備え、筆記具1を使用するユーザの学習時間を管理するシステムである。
以下、学習管理システムSが備える筆記具1及び学習管理装置4の構成について説明する。
まず、筆記具1の構成について説明する。図2は、第1実施形態に係る筆記具1の構成を示す図である。
筆記具1は、振動センサ11と、近距離無線通信部12と、制御部13とを備える。筆記具1は、電源スイッチ(不図示)が押下され、筆記具1に設けられている電源から、振動センサ11、近距離無線通信部12、及び制御部13に電力が供給されたことに応じて動作を開始する。
近距離無線通信部12は、Z−Wave(登録商標)、BLE(Bluetooth Low Energy(登録商標))等の近距離無線通信方式によりIoTゲートウェイ2と無線通信を行う。近距離無線通信部12は、制御部13の制御によりIoTゲートウェイ2と近距離無線通信を行う。なお、近距離無線通信部12は、上述した近距離無線通信方式に限らず、NFC(Near Field Communication)、赤外線通信、Wi−Fi(登録商標)他の近距離無線通信方式によって無線通信を行ってもよい。
続いて、学習管理装置4の構成について説明する。図3は、第1実施形態に係る学習管理装置4の構成を示す図である。
学習管理装置4は、通信部41と、記憶部42と、制御部43とを備える。
また、記憶部42は、複数のユーザのユーザIDと、当該ユーザに対して推定部435が推定した学習時間とを関連付けた学習時間情報を記憶する。
表示制御部437は、属性が一致又は類似する複数のユーザの学習時間を携帯端末5の表示部に表示させる。具体的には、表示制御部437は、表示受付部436が表示要求を受け付けると、記憶部42に記憶されている属性情報を参照し、表示要求情報に含まれているユーザIDに関連付けられている属性を特定する。表示制御部437は、特定した属性と一致又は類似している他のユーザのユーザIDを特定する。
表示制御部437は、表示受付部436が受け付けたユーザIDに対して推定された表示対象期間におけるユーザの学習時間と、当該ユーザと属性が一致又は類似する他のユーザに対して推定された表示対象期間よりも過去の期間であり、当該表示対象期間と同じ長さの期間における学習時間とを比較して携帯端末5の表示部に表示させてもよい。また、表示制御部437は、表示受付部436が受け付けたユーザIDに対応するユーザに推奨される学習時間を、当該ユーザと属性が一致又は類似する他のユーザに対して過去に推定された学習時間と、当該他のユーザの試験結果とに基づいて推定し、推定した学習時間を携帯端末5の表示部に表示させてもよい。
表示制御部437は、図5及び図6に示される学習管理画面において、表示受付部436が受け付けたユーザIDに対して推定された表示対象期間におけるユーザの学習時間と、ライバルユーザ又は先輩ユーザに対して推定された過去の期間における学習時間との差分を示す情報を携帯端末5の表示部に表示させてもよい。また、表示制御部437は、ユーザの学習時間が、ライバルユーザ又は先輩ユーザの学習時間に対して少ない場合に、ユーザの学習時間が不足している旨を示す警告情報を表示させてもよい。このようにすることで、学習管理装置4は、学習時間が不足していることをユーザに把握させることができる。
また、記憶部42は、複数のユーザのユーザIDと、ユーザに対して推定された学習時間と、ユーザの成績を示す情報とを関連付けて記憶する。ここで、ユーザの成績は、例えば、学校や塾で定期的に開催される試験の点数や偏差値である。表示制御部437は、表示受付部436が受け付けたユーザIDに対応するユーザに対して推定された学習時間と、当該ユーザの成績との関係を示す情報を携帯端末5の表示部に表示させるとともに、ライバルユーザ又は先輩ユーザの学習時間と、当該ライバルユーザ又は先輩ユーザの成績との関係を示す情報を携帯端末5の表示部に表示させる。
表示制御部437は、記憶部42に記憶されている学習計画が示す学習時間と、推定部435が推定した学習時間とに基づく、学習計画の達成度を示す情報を携帯端末5の表示部に表示させる。図8は、達成度確認画面の一例を示す図である。図8(a)に示される達成度確認画面には、学習計画において示される計画時間と、推定部435が推定した学習時間と、学習計画の達成度とが表示されていることが確認できる。また、図8(b)に示される達成度確認画面には、学習計画において示される学習科目ごとの計画時間と、推定部435が推定した学習科目ごとの学習時間と、学習計画の達成度とが表示されていることが確認できる。
表示制御部437は、学習管理画面や達成度確認画面に、ユーザを応援するメッセージを表示させてもよい。例えば、表示制御部437は、ユーザを応援するキャラクターや、当該キャラクターがユーザを応援するメッセージを表示させるようにしてもよい。また、制御部43が、親や友人等のユーザの関係者等からユーザを応援するメッセージと、当該メッセージを表示させるユーザのユーザIDとを受け付けてもよい。そして、表示制御部437が、受け付けたユーザIDに対応するユーザの学習管理画面や達成度確認画面に、受け付けたメッセージを表示させるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、応援メッセージを確認し、学習意欲を高めることができる。
続いて、学習管理装置4における処理の流れについて説明する。まず、学習管理装置4が学習時間を推定するまでの処理の流れについて説明する。図9は、第1実施形態に係る学習管理装置4が学習時間を推定するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
S30において、取得部433は、筆記具1から検出情報を取得したか否かを判定する。取得部433は、検出情報を取得したと判定すると、S40に処理を移し、検出情報を取得していないと判定すると、S10に処理を移す。
続いて、推定部435は、記憶部42に記憶されている検出履歴情報を参照し、検出時刻が処理対象期間に含まれている検出履歴情報を抽出する(S72)。
続いて、推定部435は、全ユーザの処理対象期間における学習時間が推定済であるか否かを判定する(S74)。推定部435は、学習時間が推定済であると判定すると、学習時間推定処理を終了し、学習時間が推定済ではないと判定すると、S71に処理を移す。
続いて、表示制御部437は、表示要求を行ったユーザの学習時間と、ライバルユーザ又は先輩ユーザの学習時間との比較結果を示す学習管理画面を生成し(S130)、当該学習管理画面を、表示要求を行った携帯端末5に表示させる(S140)。
以上の通り、第1実施形態に係る学習管理装置4は、複数のユーザが所持する複数の筆記具1のそれぞれから、ユーザを識別するための筆記具IDを含み、筆記具1が使用されている状態を検出したことを示す検出情報を取得し、当該検出情報に基づいて、複数のユーザのそれぞれの学習時間を推定する。そして、学習管理装置4は、属性が一致又は類似する複数のユーザの学習時間を携帯端末5の表示部に表示させる。このようにすることで、ユーザは、筆記具1の使用状態に基づいて、ユーザの実際の学習時間を精度良く推定することができる。また、ユーザは、自身の学習状況を、属性が一致又は類似する他のユーザの学習状況と比較することができる。
[携帯端末5の位置に基づいてユーザが学習をしているか否かを判定する]
続いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、学習管理装置4が、ユーザが所持する携帯端末5の位置を示す位置情報を取得し、当該位置情報に基づいて、ユーザが学習をしているか否かを判定する点で第1実施形態と異なる。以下、第2実施形態に係る学習管理システムSについて説明する。なお、第1実施形態と同じ部分については適宜説明を省略する。
推定部435は、第1実施形態と同様に、特定部434が1以上の検出情報のそれぞれに対して特定した検出時刻に基づいて、ユーザの学習時間を推定する。
以上の通り、第2実施形態に係る学習管理装置4は、携帯端末5の位置が、ユーザが学習を行う所定位置に対応していると判定すると、ユーザが筆記具1を使用したことを検出した時刻である検出時刻を特定し、当該検出時刻に基づいて、ユーザの学習時間を推定する。このようにすることで、学習管理装置4は、ユーザが移動すること等によって、ユーザが所持する筆記具1が振動を検出した場合に、ユーザが学習していると誤検出してしまうことを防止することができる。
[学習計画に基づいて学習が行われていないことを通知する]
続いて、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、学習管理装置4が、ユーザが、学習計画に基づいて学習を行っていない場合に、その旨を通知する点で第1実施形態と異なる。
通知部438は、予め記憶部42に記憶されている学習計画情報が示す学習時間の時間割に基づいて、現在時刻がユーザの学習予定時間であるか否かを判定する。通知部438は、現在時刻が学習予定時間であると判定すると、記憶部42に記憶されている検出履歴情報に基づいて、ユーザが学習を行っているか否かをさらに判定する。例えば、通知部438は、検出履歴情報に含まれる検出時刻に基づいて、現在時刻から所定時間以内に検出情報が取得されていないと判定すると、ユーザが学習を行っていないと判定する。
以上の通り、第3実施形態に係る学習管理装置4は、現在時刻がユーザの学習予定時間である場合において、ユーザが学習を行っていないとき、ユーザが学習を行っていないことをユーザ又はユーザの関係者に通知する。このようにすることで、学習管理装置4は、ユーザ又はユーザの関係者にユーザが学習を行っていないことを把握させ、学習の開始を促すことができる。
[撮影部が撮影した画像に基づいて学習科目を推定する]
続いて、第4実施形態について説明する。第4実施形態では、学習管理装置4が、撮影部により撮影された画像に基づいて学習科目を推定する点で第1実施形態と異なる。
以上の通り、第4実施形態に係る学習管理装置4は、ユーザが筆記具1を使用して記載した文字を撮影する撮影装置6により撮影された文字と、検出パターンとに基づいて学習科目を推定するので、検出パターンのみに基づいて学習科目を推定する場合に比べて学習科目を精度良く推定することができる。
[ペンにセンサが装着していないと判定すると、その旨を通知する]
続いて、第5実施形態について説明する。第5実施形態に係る学習管理システムSは、撮影装置6を備えている点と、筆記具1をユーザが使用しているか否かを検出するために用いられるセンサが筆記具1に着脱可能であり、当該センサが筆記具に装着されていない場合に、その旨をユーザに通知する点とで第1実施形態と異なる。
以上の通り、第5実施形態に係る学習管理装置4は、筆記具1を撮影する撮影装置6により撮影した画像に基づいて、筆記具1にセンサが装着されていないと判定すると、筆記具1にセンサが装着されていないことを通知する。このようにすることで、学習管理装置4は、筆記具1にセンサが装着されていないことをユーザに把握させることができる。
Claims (11)
- 複数のユーザが所持する複数の文具のそれぞれから、前記ユーザを識別するための識別情報を含み、前記文具が使用されている状態を検出したことを示す検出情報を取得する取得部と、
前記検出情報に基づいて、前記複数のユーザのそれぞれの学習時間を推定する推定部と、
複数のユーザを識別するユーザ識別情報と、前記ユーザの属性とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記属性が一致又は類似する複数のユーザの前記学習時間を表示部に表示させる表示制御部と、
を備える学習管理装置。 - ユーザ識別情報を受け付ける受付部をさらに備え、
前記記憶部は、複数のユーザの前記ユーザ識別情報と、前記ユーザに対して前記推定部が推定した学習時間とを関連付けた学習時間情報を記憶し、
前記表示制御部は、前記学習時間情報に基づいて、受け付けたユーザ識別情報に対して推定されたユーザの学習時間と、当該ユーザと前記属性が一致又は類似する他のユーザに対して推定された学習時間とを比較して前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の学習管理装置。 - 前記表示制御部は、前記学習時間情報に基づいて、受け付けたユーザ識別情報に対して推定された所定期間におけるユーザの学習時間と、当該ユーザと前記属性が一致又は類似する他のユーザに対して推定された前記所定期間よりも過去の期間であり、前記所定期間と同じ長さの期間における学習時間とを比較して前記表示部に表示させる、
請求項2に記載の学習管理装置。 - 前記表示制御部は、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザに対して推定された所定期間における学習時間と、当該ユーザと前記属性が一致又は類似する他のユーザに対して推定された前記過去の期間における学習時間との差分を示す情報を前記表示部に表示させる、
請求項3に記載の学習管理装置。 - 前記記憶部は、複数のユーザの前記ユーザ識別情報と、前記ユーザに対して過去に推定された学習時間と、前記ユーザの試験結果を示す情報とを関連付けて記憶し、
前記表示制御部は、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザに推奨される学習時間を、当該ユーザと前記属性が一致又は類似する他のユーザに対して過去に推定された学習時間と、当該他のユーザの試験結果とに基づいて推定し、推定した学習時間を前記表示部に表示させる、
請求項3又は4に記載の学習管理装置。 - 前記表示制御部は、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザと前記属性が一致又は類似する他のユーザの学習時間の統計値を前記表示部に表示させる、
請求項2から5のいずれか1項に記載の学習管理装置。 - 前記記憶部は、複数のユーザの前記ユーザ識別情報と、前記ユーザに対して推定された学習時間と、前記ユーザの成績を示す情報とを関連付けて記憶し、
前記表示制御部は、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザに対して推定された学習時間と、当該ユーザの成績との関係を示す情報を前記表示部に表示させるとともに、当該ユーザと前記属性が一致又は類似する他のユーザの学習時間と、当該他のユーザの成績との関係を示す情報を前記表示部に表示させる、
請求項2から6のいずれか1項に記載の学習管理装置。 - 前記表示制御部は、前記学習科目別に、前記ユーザに対して推定された学習時間と、当該ユーザと前記属性が一致又は類似する他のユーザに対して推定された学習時間とを前記表示部に表示させる、
請求項2から7のいずれか1項に記載の学習管理装置。 - 前記表示制御部は、推定された前記ユーザの学習時間が、当該ユーザと前記属性が一致又は類似する他のユーザの学習時間に対して不足している学習科目を示す情報を前記表示部に表示させる、
請求項8に記載の学習管理装置。 - コンピュータが実行する、
複数のユーザが所持する複数の文具のそれぞれから、前記ユーザを識別するための識別情報を含み、前記文具が使用されている状態を検出したことを示す検出情報を取得するステップと、
前記検出情報に基づいて、前記複数のユーザのそれぞれの学習時間を推定するステップと、
複数のユーザを識別するユーザ識別情報と、前記ユーザの属性とを関連付けて記憶する記憶部を参照し、前記属性が一致又は類似する複数のユーザの前記学習時間を表示部に表示させるステップと、
を備える学習管理方法。 - コンピュータを、
複数のユーザが所持する複数の文具のそれぞれから、前記ユーザを識別するための識別情報を含み、前記文具が使用されている状態を検出したことを示す検出情報を取得する取得部、
前記検出情報に基づいて、前記複数のユーザのそれぞれの学習時間を推定する推定部、及び、
複数のユーザを識別するユーザ識別情報と、前記ユーザの属性とを関連付けて記憶する記憶部を参照し、前記属性が一致又は類似する複数のユーザの前記学習時間を表示部に表示させる表示制御部、
として機能させる学習管理プログラム。
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