JP2023077115A - ファン付きウェアのウェア本体及びファン付きウェア - Google Patents

Abstract

【課題】ファン付きウェアによる着用者の身体の冷却機能を向上させる。【解決手段】ファン付きウェア１００のウェア本体１であって、ファン２を取り付けるためのファン取付部１１１が形成された表地１１と、表地１１よりも着用者Ｗ側に配置された裏地１２と、を備え、表地１１と裏地１２との間の空間と、裏地１２の内面側に位置する空間と、を繋ぐ空気流通部１６が、ウェア本体１の裾部にのみ形成されている。【選択図】図１

Description

本発明は、ファン付きウェアのウェア本体及びファン付きウェアに関するものである。

近年、身体を冷却するファン付きウェアが実用化され、急速に普及しつつある。ファン付きウェアは、例えば、通気性の低い素材で形成されたウェア本体と、ウェア本体の後側に取り付けられた２つのファンと、２つのファンに電力を供給するための電源部と、電源部と２つのファンとを電気的に接続するための接続ケーブルと、を備える。

ファンを作動させると、大量の空気がファンからウェア本体内に取り込まれ、取り込まれた空気の圧力により、ウェア本体と着用者の身体との間に空気が流通する空間が自動的に形成される。取り込まれた空気は、形成された空間内を、着用者の身体又はウェア本体の下に着用した下着の表面に沿って流通し、例えば、襟部や袖部の開口部に形成された空気排出部から外部に排出される。
そして、取り込まれた空気が、ウェア本体と着用者の身体又は下着との間の空間内を流通する間に、身体から出た汗を蒸発させ、蒸発する際の気化熱により身体が冷却される（例えば、特許文献１参照）。

国際公開第２００５／０６３０６５号

このようなファン付きウェアは、ファンによってウェア本体内に取り込まれた空気の流れを均一化し、ウェア本体内の位置によって空気の流れる方向や量に差異が生じ難くすることが、冷却機能を向上する上で好ましい。
この点、従来のファン付きウェアも、十分な冷却機能を有するものであったものの、ファンによってウェア本体内に取り込まれた空気が、ファンの周囲の様々な方向に拡散してしまうものであった。

本発明の課題は、取り込まれた空気の流れを均一化し、効率的に着用者の身体の冷却を行い、ファン付きウェアによる着用者の身体の冷却機能を向上させることである。

上記課題を解決するため、請求項１に記載の発明は、ファン付きウェアのウェア本体において、
ファンを取り付けるためのファン取付部が形成された表地と、
前記表地よりも着用者側に配置された裏地と、
を備え、
前記表地と前記裏地との間の空間と、前記裏地の内面側に位置する空間と、を繋ぐ空気流通部が、前記ウェア本体の裾部にのみ形成されていることを特徴とする。

請求項２に記載の発明は、請求項１に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記空気流通部は、前記裏地の下端部と、前記表地との間に形成されていることを特徴とする。

請求項３に記載の発明は、請求項１又は２に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記裏地は、前記ウェア本体の後身頃に備えられ、
前記空気流通部は、前記ウェア本体の後身頃の裾部に形成されていることを特徴とする。

請求項４に記載の発明は、請求項３に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記裏地は、前記ウェア本体の後身頃から前身頃に至る範囲に連続して備えられていることを特徴とする。

請求項５に記載の発明は、請求項４に記載のファン付きウェアのウェア本体において、
前記空気流通部は、前記ウェア本体の後身頃から前身頃に至る裾部に連続して形成されていることを特徴とする。

請求項６に記載の発明は、ファン付きウェアにおいて、
請求項１から５のいずれか一項に記載のウェア本体と、
前記ファン取付部に取り付けられたファンと、
を備えることを特徴とする。

本発明によれば、ファン付きウェアによる着用者の身体の冷却機能を向上させることができる。

実施形態に係るファン付きウェアの前身頃開閉手段を開いた状態における正面図である。 実施形態に係るファン付きウェアを着用者が着用した状態を示す正面図である。 実施形態に係るファン付きウェアを着用者が着用した状態を示す背面図である。 図３のIV-IV部における断面図である。なお、矢印は空気の流れる方向を表している。 変形例に係るファン付きウェアの前身頃開閉手段を開いた状態における正面図である。 変形例に係るファン付きウェアを着用者が着用した状態における、図４と同一の位置における断面図である。なお、矢印は空気の流れる方向を表している。

以下、本発明の実施の形態について、図１から図６に基づいて説明する。ただし、本発明の技術的範囲は図示例に限定されるものではなく、以下説明する実施の形態には、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更を加えることが可能である。

また、以下においては、着用者Ｗがファン付きウェア１００を着用した状態を基準として、着用者Ｗの前方向を前、着用者Ｗの後方向を後、着用者Ｗの上方向を上、着用者Ｗの下方向を下、着用者Ｗの右方向を右、着用者Ｗの左方向を左と定めて説明する。
なお、ウェア本体１の前身頃開閉手段１３を開いた状態においては、図１及び図５に示すように、ウェア本体１の内面（着用時に着用者Ｗ側に向く面）が向く方向を前、その反対方向を後と定めて説明する。

［１ 実施形態の構成］
実施形態に係るファン付きウェア１００は、図１に示すように、ウェア本体１と、ウェア本体１内に空気を導入するためのファン２と、ファン２に電力を供給する電源部３と、電源部３とファン２との間を接続する接続ケーブル４と、を備え、ファン２によってウェア本体１内に取り込まれた空気を、着用者Ｗの身体又は下着の表面に沿って流通させた後に、ウェア本体１の襟部及び袖部に形成された空気排出部１７から排出することで、身体から出た汗を蒸発させ、蒸発する際の気化熱により身体を冷却するものである。

［（１） ウェア本体］
ウェア本体１は、ファン付きウェア１００の内、ファン２、電源部３、接続ケーブル４等の電気部品を除いた衣服部分であり、図１から図３に示すように、着用者Ｗの胴部及び腕部を覆うブルゾン型の上衣の形状に形成されている。なお、ウェア本体１の形状はこれに限られず、例えば、着用者Ｗの胴部のみを覆うベスト型に形成してもよい。

なお、ウェア本体１の内、着用時に着用者Ｗ側に向く面をウェア本体１の内面、その反対側の面をウェア本体１の外面とする。
また、表地１１及び裏地１２についても、着用時において着用者Ｗ側に向く面を表地１１又は裏地１２の内面、その反対側の面を表地１１又は裏地１２の外面とする。

ウェア本体１は、図１から図４に示すように、ウェア本体１の外面側に配置された表地１１と、ウェア本体１の内面側に配置された裏地１２と、前身頃開閉手段１３と、空気漏れ防止手段１４と、電源部保持手段１５と、を備える。
また、ウェア本体１の裾部には、表地１１と裏地１２との間の空間と、裏地１２の内面側の空間と、を繋ぐ空気流通部１６が形成され、ウェア本体１の襟部の端部と袖部の端部とには、ウェア本体１内の空間と、ウェア本体１の外部空間とを繋ぐ空気排出部１７が形成されている。

［ａ 表地］
表地１１は、図１から図３に示すように、通気性のない又はファン２による空気の導入によって膨らませることができる程度の通気性を有する服地によって、着用者Ｗの胴部及び腕部を覆う形状となるように形成され、ファン取付部１１１が形成されている。

ファン取付部１１１は、図４に示すように、ウェア本体１の表地１１と裏地１２との間の空間と、ウェア本体１の外部の空間と、を繋ぐ孔部であり、図１及び図３に示すように、表地１１の後身頃の、着用者Ｗの腰の左右に対応する位置に形成されている。
ファン取付部１１１は、直径が後述のファン２の直径と略同一となる円形に形成され、ファン取付部１１１を挿通するようにしてファン２を取り付けることで、ファン取付部１１１を介して、外部の空気をウェア本体１の表地１１と裏地１２との間の空間内に取り込むことができる。
ファン取付部１１１の周囲は、例えばプラスチック等によって形成された扁平な環状の部材を取り付ける、表地１１を構成する服地のファン取付部１１１周囲の部分を折り返して縫合する等の方法で、補強されていることが好ましい。

［ｂ 裏地］
裏地１２は、表地１１と同様の服地によって形成され、図１に示すように、表地１１の後身頃の内面側をファン取付部１１１が形成された部分を含めて覆うようにして、ウェア本体１の上端部近傍から、ウェア本体１の裾部に至る部分に備えられている。
なお、ウェア本体１の裾部とは、本実施形態のようにファン取付部１１１が着用者Ｗの腰部に対応する位置に形成されている場合には、ファン取付部１１１の下端部よりも下方の部分をいう。また、本実施形態と異なり、ファン取付部１１１が着用者Ｗの腰部に対応する位置に形成されていない場合には、ウェア本体１の下端部から２０ｃｍ以内の範囲をいう。

裏地１２は、図１に示すように、下端部以外の端部の全周において、表地１１に対し、縫合、接着等の方法で隙間なく接続されている。これに対し、裏地１２の下端部は、表地１１に接続されていない。
なお、表地１１と裏地１２との間に形成される空気層によってウェア本体１が膨張することを抑制するために、例えば、表地１１と裏地１２とを、裏地１２の端部以外の位置においても縫合等の方法で部分的に接合することで、当該接合部によって表地１１と裏地１２との間の間隔を規制し、ウェア本体１の膨張を抑制するようにしてもよい。

［ｃ 空気流通部］
上記のように、裏地１２が下端部において表地１１に接続されていないことによって、ウェア本体１の裾部に位置する裏地１２の下端部と、表地１１との間には、図４に示すように、表地１１と裏地１２との間の空間と、裏地１２の内面側に位置する空間（着用者Ｗによる着用時に裏地１２と着用者Ｗの身体との間に位置する空間）と、を繋ぐ開口部である空気流通部１６が形成されている。

裏地１２は、ウェア本体１の裾部に位置する下端部を除いて、全周が表地１１に隙間なく接続されている。したがって、空気流通部１６は、ウェア本体１の裾部に位置する裏地１２の下端部と表地１１との間の部分にのみ形成されていることとなる。

［ｄ 前身頃開閉手段］
前身頃開閉手段１３は、ウェア本体１を前開きとし、着用者Ｗがファン付きウェア１００を着用する際に、ウェア本体１の前部を開閉するための手段であり、図１及び図２に示すように、表地１１の前身頃を左右方向中央部で左右に分割すると共に、その両側に例えば線ファスナー等を備えて、当該分割部分を着脱自在とすることにより形成されている。

［ｅ 空気漏れ防止手段］
空気漏れ防止手段１４は、図１から図４に示すように、表地１１の下端部近傍に備えられた、ファン付きウェア１００を着用者Ｗが着用した際に、ウェア本体１と着用者Ｗの身体との間の空間内の空気がウェア本体１の下端部から外部に漏れることを防止するための手段であり、例えば、表地１１の下端部近傍に、ゴム紐等の伸縮性のある部材を着用者Ｗの身体を周回するように備えることによって構成されている。

これによって、ゴム紐等の伸縮性によって、表地１１の裾部の空気流通部１６よりも下方の部分を絞り込んで着用者Ｗの身体に密着させ、ウェア本体１下端部から空気が外部に漏れることを防止することができる。

なお、空気漏れ防止手段１４の構成は、表地１１の裾部の空気流通部１６よりも下方の部分を絞り込んで着用者Ｗの身体に密着させ、ウェア本体１の下端部から空気が外部に漏れることを防止することができるものであればよく、上記のゴム紐等の伸縮性を利用するものに限られない。
例えば、表地１１の下端部近傍に、着用者Ｗの身体を周回するようにして形成された筒状の紐通しと、紐通しに通された紐状部材と、紐状部材の紐通しから出ている部分に備えられたコードストッパーと、を備え、ファン付きウェア１００を着用者Ｗが着用した際に、紐状部材の紐通しから出ている部分を引っ張った上でコードストッパーを固定することで、表地１１の裾部の空気流通部１６よりも下方の部分を絞り込んで着用者Ｗの身体に密着させるようにしてもよい。

［ｆ 電源部保持手段］
電源部保持手段１５は、電源部３を、接続ケーブル４を通じてファン２へと電力を供給可能な位置において保持するための手段であり、例えば、図１に示すように、ウェア本体１の前身頃の内面側に備えられた電源部３を収納可能なポケットを用いることができる。
電源部保持手段１５の具体的な構成は、電源部３を、接続ケーブル４を通じてファン２へと電力を供給可能な位置において保持することができるものであればよく、これに限られない。

［ｇ 空気排出部］
空気排出部１７は、ファン２によって、ウェア本体１内に導入された空気を、後述のように、着用者Ｗの身体又は下着に沿って流通させた後に排出するための開口部であり、図１から図４に示すように、着用者Ｗの首とウェア本体１の襟部の端部との間の開口部と、着用者Ｗの腕とウェア本体１の袖部の端部との間の開口部と、に形成されている。

［（２） ファン］
ファン２は、図１、図３及び図４に示すように、ウェア本体１の表地１１に形成されたファン取付部１１１を挿通するようにしてウェア本体１に取り付けられ、ファン取付部１１１を介して、ウェア本体１の表地１１と裏地１２との間の空間内へと送風し、ウェア本体１内に空気を導入するための手段である。
ファン２には、電源部３より、接続ケーブル４を通じて稼働に必要な電力が供給される。

ファン２は、ファン取付部１１１を挿通するようにしてウェア本体１の表地１１に取り付けられ、表地１１と裏地１２との間の空間内へと空気を導入できるものであればよく、その具体的な構成は特に限定されない。
また、本実施形態の場合、着用者Ｗの腰部に対応する位置に備えられた２つのファン取付部１１１に２つのファン２を取り付けるようにしており、このような配置が最も好ましいものの、ファン２を取り付ける位置及び取り付ける個数はこれに限られるものではない。

［（３） 電源部］
電源部３は、ファン２に電力を供給するための手段であり、例えば、安全保護回路が付加されたリチウムイオン組電池が内蔵され、接続ケーブル４を介してファン２と接続される。また、電源部３は、ファン２に供給する電力のオン／オフを切り替えるスイッチを備える。
電源部３は、ファン２に電力を供給することができるものであれば、その具体的な構成は特に限定されない。

電源部３は、図１に示すように、ウェア本体１の内面側に備えられたポケットである電源部保持手段１５内に収納されてウェア本体１に取り付けられる。

［（４） 接続ケーブル］
接続ケーブル４は、電源部３とファン２とを接続するケーブルであり、接続ケーブル４を通じて、電源部３からファン２に対して、ファン２の稼働に必要な電力が供給される。
接続ケーブル４は、電源部３からファン２に対して、ファン２の稼働に必要な電力を供給できるものであればよく、その具体的な構成は特に限定されない。

接続ケーブル４は、図１に示すように、裏地１２の下端部と表地１１との間に形成された空気流通部１６を介して、表地１１と裏地１２との間の空間内に通され、当該空間内においてファン２に接続されている。

［２ 実施形態の効果］
本実施形態に係るファン付きウェア１００によれば、ウェア本体１が、ファン取付部１１１が形成された表地１１と、表地１１よりも着用者Ｗ側に位置するウェア本体１の内面側に配置された裏地１２と、を備え、ウェア本体１の裾部に、表地１１と裏地１２との間の空間と、裏地１２の内面側に位置する裏地１２と着用者Ｗの身体との間の空間と、を繋ぐ空気流通部１６が形成されている。

また、裏地１２は、ウェア本体１の裾部に位置する下端部を除いて全周が表地１１に隙間なく接続されていることから、空気流通部１６は、ウェア本体１の裾部に位置する裏地１２の下端部と表地１１との間の部分にのみ形成されている。

これによって、図４に示すように、ウェア本体１の表地１１に形成されたファン取付部１１１にファン２を取り付け、これを稼働させると、ファン２によって表地１１と裏地１２との間の空間に導入された空気は、全て空気流通部１６から裏地１２と着用者Ｗの身体との間の空間へと送られる。
そして、ウェア本体１下端部からの空気の漏れは、空気漏れ防止手段１４によって防止されていることから、裏地１２と着用者Ｗの身体との間の空間へと送られた空気は全て上方へと流通し、着用者Ｗの首とウェア本体１の襟部の端部との間の開口部と、着用者Ｗの腕とウェア本体１の袖部の端部との間の開口部と、に形成された空気排出部１７から外部へと排出されることとなる。

これによって、裏地１２と着用者Ｗの身体との間の空間内においては、図４に示すように、着用者Ｗの身体又は着用者Ｗがファン付きウェア１００の下に着用した下着の表面に沿って、下方から上方へと向かう一定方向の空気の流れが形成されることから、裏地１２と着用者Ｗの身体との間の空間内における空気の流れを一定方向の均一なものとすることができ、場所によって空気の流れる方向や量に差異が生じ難くなることから、空気が滞留してしまう箇所が生じ難くなり、ファン付きウェアによる着用者の身体に対する冷却機能を向上させることができる。

なお、表地１１と裏地１２との間の空間と、裏地１２と着用者Ｗの身体との間の空間と、を繋ぐ空気流通部が、ウェア本体１の裾部に位置する裏地１２の下端部のみでなく、例えば、裏地１２の側端部、上端部等他の箇所にも形成されている場合、上記のような下方から上方へ向かう空気の流れが、他の箇所の空気流通部から裏地１２と着用者Ｗの身体との間の空間へと流入する空気によって乱されてしまい、上記のような効果を得ることはできない。すなわち、上記の効果は、空気流通部１６をウェア本体１の裾部に形成するだけではなく、他の場所に形成しないようにすることによって、初めて得られる効果であるということができる。

また、空気流通部１６が、図４に示すように、裏地１２の下端部と、表地１１との間に形成されるようにすることで、裏地１２に孔を掛ける等の特段の加工を要することなく、裏地１２の下端部を表地１１に接続されないようにするのみで、容易に十分な開口面積を有する空気流通部１６を形成することができる。

さらに、表地１１と裏地１２との間の空間に形成される空気層によって、例えば、紫外線等を遮断することができ、衣服外部からの断熱効果を得ることができる。

［３ 変形例］
図５及び図６に示すファン付きウェア１００Ａのように、ウェア本体１Ａの裏地１２Ａが、表地１１の内面側を後身頃から前身頃に至るまで連続して覆うようにした上で、このような裏地１２Ａが下端部以外の全周において表地１１に接続され、下端部においてのみ表地１１に接続されないようにすることで、空気流通部１６Ａが、ウェア本体１Ａの後身頃の裾部から前身頃の裾部に至るまで連続して形成されるようにしてもよい。

これによって、図６に示すように、ウェア本体１内の着用者Ｗの後方側のみならず、着用者Ｗの前方側においても、着用者Ｗの身体又は着用者Ｗがファン付きウェア１００の下に着用した下着の表面に沿って、下方から上方へと向かう一定方向の空気の流れを形成できることから、ファン付きウェアによる着用者の身体に対する冷却機能をさらに向上させることができる。

１００、１００Ａ ファン付きウェア
１、１Ａ ウェア本体
１１ 表地
１１１ ファン取付部
１２、１２Ａ 裏地
１６ 空気流通部
２ ファン
Ｗ 着用者

Claims (6)

1. ファン付きウェアのウェア本体であって、
   ファンを取り付けるためのファン取付部が形成された表地と、
   前記表地よりも着用者側に配置された裏地と、
   を備え、
   前記表地と前記裏地との間の空間と、前記裏地の内面側に位置する空間と、を繋ぐ空気流通部が、前記ウェア本体の裾部にのみ形成されていることを特徴とするファン付きウェアのウェア本体。
2. 前記空気流通部は、前記裏地の下端部と、前記表地との間に形成されていることを特徴とする請求項１に記載のファン付きウェアのウェア本体。
3. 前記裏地は、前記ウェア本体の後身頃に備えられ、
   前記空気流通部は、前記ウェア本体の後身頃の裾部に形成されていることを特徴とする請求項１又は２に記載のファン付きウェアのウェア本体。
4. 前記裏地は、前記ウェア本体の後身頃から前身頃に至る範囲に連続して備えられていることを特徴とする請求項３に記載のファン付きウェアのウェア本体。
5. 前記空気流通部は、前記ウェア本体の後身頃から前身頃に至る裾部に連続して形成されていることを特徴とする請求項４に記載のファン付きウェアのウェア本体。
6. 請求項１から５のいずれか一項に記載のウェア本体と、
   前記ファン取付部に取り付けられたファンと、
   を備えることを特徴とするファン付きウェア。

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