JP2023075455A - 合わせガラス、液晶装置及び合わせガラスの固定方法 - Google Patents

合わせガラス、液晶装置及び合わせガラスの固定方法 Download PDF

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勇 白石
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【課題】枠部材に固定した際に液晶ムラの発生を抑制できる合わせガラスを提供すること。【解決手段】合わせガラス10は、第1透明基板41と、第1透明基板41と対向して配置される第2透明基板42と、第1透明基板41と第2透明基板42との間に設けられる液晶セル20と、第1透明基板41と液晶セル20との間に設けられる第1中間層31と、第2透明基板42と液晶セル20との間に設けられる第2中間層32と、前記第1中間層と前記第2中間層との間に設けられる第3中間層33と、を備え、第1透明基板41は、平面視において、第2透明基板42と重なり合う第1領域41aと、第1領域41aの外縁から外側に延在する第2領域41bと、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、合わせガラス、合わせガラスを備えた液晶装置及び合わせガラスの固定方法に関する。
従来、窓等に用いられ、光の透過率を制御する電子ブラインドに利用可能な調光部材、この調光部材を用いた調光装置が提案されている。例えば、調光部材として液晶セル(調光セル)を用い、この液晶セルを一対のガラス基板で挟み込んで合わせガラスとすることが提案されている(特許文献1参照)。
特開2017-187810号公報
液晶セルを挟み込んだ合わせガラスを窓枠等の枠部材に取り付けると、合わせガラスの外周部が枠部材により押圧され、局所的に外力が加わり、その部分に液晶ムラが発生する場合がある。このような液晶ムラは、外観不良や調光性能の低下を招くため、改善が望まれている。
本発明の目的は、枠部材に固定した際に液晶ムラの発生を抑制できる合わせガラス、液晶装置及び合わせガラスの固定方法を提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜に改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、第1透明基板(41)と、前記第1透明基板と対向して配置される第2透明基板(42)と、前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に設けられる液晶セル(20)と、前記第1透明基板と前記液晶セルとの間に設けられる第1中間層(31)と、前記第2透明基板と前記液晶セルとの間に設けられる第2中間層(32)と、前記第1中間層と前記第2中間層との間に設けられる第3中間層(33)と、を備え、前記第1透明基板は、平面視において、前記第2透明基板と重なり合う第1領域(41a)と、前記第1領域の外縁から外側に延在する第2領域(41b)と、を有する合わせガラス(10)に関する。
第2の発明は、第1の発明に係る合わせガラスと、前記合わせガラスの少なくとも前記第2領域を保持する枠部材(11)と、を備える液晶装置(1)に関する。
第3の発明は、第2の発明において、前記枠部材が前記第1透明基板のみを保持しており、前記合わせガラスの側面の少なくとも一部は、前記枠部材から露出している液晶装置に関する。
第4の発明は、第3の発明に係る液晶装置において、前記合わせガラスが前記枠部材から露出する部分において、前記液晶セルが前記第1中間層、前記第2中間層及び前記第3中間層で覆われている液晶装置に関する。
第5の発明は、第2の発明に係る液晶装置において、前記枠部材が前記第1透明基板を保持すると共に、前記第2透明基板の外周を保持する液晶装置に関する。
第6の発明は、第1の発明に係る合わせガラスを枠部材に固定するための合わせガラスの固定方法であって、前記合わせガラスの前記第1透明基板のみを前記枠部材に保持させることにより、前記合わせガラスを前記枠部材に固定する合わせガラスの固定方法に関する。
本発明に係る合わせガラス、液晶装置及び合わせガラスの固定方法によれば、枠部材に固定した際に液晶ムラの発生を抑制することができる。
実施形態に係る合わせガラス10の平面図である。 図1のs1-s1断面を示す断面図である。 合わせガラス10の構成を示す分解斜視図である。 (A)~(D)は、第2領域41bの他の構成例を示す平面図である。 (A)~(D)は、第2領域41bの他の構成例を示す平面図である。 実施形態に係る調光装置1の平面図である。 図6のs2-s2断面を示す断面図である。 調光装置1の他の構成例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書に添付した図面は、いずれも模式図であり、理解しやすさ等を考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更又は誇張している。また、図面においては、部材の断面を示すハッチングを適宜に省略する。
本明細書等において、形状、幾何学的条件、これらの程度を特定する用語、例えば、「平行」、「直交」、「方向」等の用語については、その用語の厳密な意味に加えて、ほぼ平行、ほぼ直交等とみなせる程度の範囲、概ねその方向とみなせる範囲を含む。
本明細書等においては、シート、フィルムの用語を使用しているが、これら部材は、一般的な厚さの区分に限定されず、適宜に置き換え可能とする。例えば、「OCAシート」は、「OCAフィルム」と置き換えてもよい。
また、図面には、必要に応じてX-Y-Zの互いに直交する座標系を記載した。この座標系の基準となる図1(後述)は、合わせガラス10を垂直な方向(法線方向)から見た図である。図1に示すX軸、Y軸は、それぞれ合わせガラス10の板面に平行な軸である。本実施形態に示す合わせガラス10は、長方形であり、その一辺に平行な線がX軸である。このX軸に沿うX方向のうち、一方の方向をX1方向とし、このX1方向と反対の方向をX2方向とする。また、X軸と直交する辺に平行な線がY軸である。このY軸に沿うY方向のうち、一方の方向をY1方向とし、このY1方向と反対の方向をY2方向とする。更に、X-Y軸と直交する線がZ軸である。このZ軸に沿うZ方向のうち、一方の方向をZ1方向とし、このZ1方向と反対の方向をZ2方向とする。但し、合わせガラス10には実質的に表裏面の区別はないため、紙面の上側を裏面側とし、下側を表面側としてもよい。また、以下の説明においては、「~方向」を「~側」ともいう。
なお、本明細書中に記載する数値、形状、材料等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜に選択して使用してもよい。
以下に説明する実施形態の調光装置は、光の透過率の制御が求められる様々な技術分野に適用可能であり、その適用範囲は特に限定されない。調光装置は、例えば、建築物の窓ガラス、ショーケース、屋内の透明パーテーション、車両のウインドウ(例えば、フロント、サイド、リア、ルーフ等のウインドウ)、車両内部のパーテーションボード等の調光を図る部位に設置することができる。これにより、建築物や車両等の内側への入射光の光量を制御したり、建築物や車両等の内部における所定区域への入射光の光量を制御したりすることができる。
また、実施形態の調光装置は、表面形状が曲面形状を有する3次元形状により構成されていてもよい。例えば、調光装置は、一方の面側に凸となる形状を有していてもよい。また、調光装置は、これに限らず、例えば、表面形状が平面形状(例えば、平板状)であってもよい。各実施形態では、調光装置の表面形状が平面形状(2次元形状)により構成されるものとして説明する。
(合わせガラス)
図1は、実施形態に係る合わせガラス10の平面図、すなわち、合わせガラス10の板面に対して垂直な方向から見た図である。図2は、図1のs1-s1断面を示す断面図である。図3は、合わせガラス10の構成を示す分解斜視図である。図4(A)~(D)及び図5(A)~(D)は、第2領域41bの他の構成例を示す平面図である。
図1に示す合わせガラス10は、電圧の印加により光の透過率を制御可能な調光セル20(後述)を含む積層体である。図2及び図3に示すように、合わせガラス10は、第1ガラス板(第1透明基板)41、第2ガラス基板(第2透明基板)42、第1中間層31、第2中間層32、第3中間層33及び調光セル20を備えている。
第1ガラス板41及び第2ガラス板42は、それぞれ合わせガラス10の表裏面に、対向して配置される部材である。例えば、第1ガラス板41が合わせガラス10の表面側(Z1側)に配置されるとすると、第2ガラス板42は、合わせガラス10の裏面側(Z2側)に配置される。本実施形態の第1ガラス板41及び第2ガラス板42は、平面視において、いずれも正方形(四角形)となるように構成されている。第1ガラス板41及び第2ガラス板42としては、例えば、ソーダライムガラス(青板ガラス)、硼珪酸ガラス(白板ガラス)、石英ガラス、ソーダガラス、カリガラス等の透光性の高い板ガラスを用いることができる。
また、第1ガラス板41及び第2ガラス板42として、樹脂ガラスを用いることができる。樹脂ガラスとしては、例えば、ポリカーボネート、アクリル等からなるものを用いることができる。特に、ポリカーボネートは、耐熱性、強度の面で好ましい。更に、ガラス板には、耐擦傷性等の要求特性に応じて、ハードコート等の表面処理がなされてもよい。ガラス板の材料としては、無機ガラスより樹脂ガラスの方が軽量化の面で好ましい。他方、無機ガラスの方が樹脂ガラスよりコスト、耐熱性、耐傷性等の面で好ましい。
図1に示すように、第1ガラス板41は、平面視において第2ガラス板42と重なり合う第1領域41aと、この第1領域41aの外縁41eから外側に延在する第2領域41bと、を備えている。第2領域41bは、合わせガラス10を調光装置1として構成した場合に、枠部材11(後述)により支持される領域である。図1に示すように、本実施形態の第2領域41bは、第1領域41aの各辺の外縁41eから均等な幅wで突出し、且つ、隣接する第2領域41b同士が連結された額縁形状となるように構成されている。図1及び後述する図4(A)~(D)及び図5(A)~(D)においては、第2領域41bの範囲にハッチングを付している。
ここで、第2領域41b(第1ガラス板41)の他の構成例を、図4(A)~(D)及び図5(A)~(D)を参照して説明する。
図4(A)は、第1ガラス板41のY2側を除いた3辺に第2領域41bを設けた形態を示している。図4(A)において、第2領域41bを第1ガラス板41のY1側、X1側又はX2側を除いた3辺に設けた形態としてもよい。
図4(B)は、第1ガラス板41の対向する2辺に第2領域41bを設けた形態を示している。図4(B)において、第2領域41bを第1ガラス板41のY1側及びY2側の2辺に設けた形態としてもよい。
図4(C)は、第1ガラス板41の隣接する2辺に第2領域41bを設けた形態を示している。図4(C)の形態において、第2領域41bは、第1ガラス板41の隣接する2辺であれば、どの位置に設けてもよい。例えば、第2領域41bを第1ガラス板41のX2側とY2側の2辺に設けた形態としてもよい。
図4(D)は、第1ガラス板41のY1側の1辺に第2領域41bを設けた形態を示している。図4(D)において、第2領域41bを第1ガラス板41のY2側、X1側又はX2側の1辺に設けた形態としてもよい。
図5(A)は、第1ガラス板41の各辺に第1領域41aの外縁41eから均等な幅で突出し、且つ、隣接する第2領域41b同士が連結されていない形態を示している。図5(A)において、第2領域41bを、第1ガラス板41の任意の3辺に設けた形態としてもよいし、第1ガラス板41の対向する2辺又は任意の1辺に設けた形態としてもよい。
図5(B)は、第1ガラス板41の各辺に、第1ガラス板41の1辺よりも横幅が短い第2領域41bを設けた形態を示している。図5(B)において、それぞれの第2領域41bは、各辺の中央に限らず、他の位置に設けられていてもよい。また、図5(B)において、第2領域41bを、第1ガラス板41の任意の3辺に設けた形態としてもよいし、第1ガラス板41の対向する2辺又は任意の1辺に設けた形態としてもよい。
図5(C)は、第1ガラス板41の各辺に、第1ガラス板41の1辺よりも横幅が更に短い第2領域41bを、それぞれ2箇所設けた形態を示している。図5(C)において、第2領域41bを、第1ガラス板41の任意の3辺に設けた形態としてもよいし、第1ガラス板41の対向する2辺又は任意の1辺に設けた形態としてもよい。また、図5(C)において、第1ガラス板41の各辺に、第2領域41bを、それぞれ1箇所設けた形態としてもよいし、3箇所以上設けた形態としてもよい。図5(C)に示す形態において、第1ガラス板41の各辺に設ける第2領域41bの数や位置は、適宜に設定可能である。
図5(D)は、第1ガラス板41の各辺に、先端側が略半円形となる第2領域41bを、それぞれ2箇所設けた形態を示している。図5(D)において、第2領域41bを、第1ガラス板41の任意の3辺に設けた形態としてもよいし、第1ガラス板41の対向する2辺又は任意の1辺に設けた形態としてもよい。また、図5(D)において、第1ガラス板41の各辺に、第2領域41bを、それぞれ1箇所設けた形態としてもよいし、3箇所以上設けた形態としてもよい。図5(D)に示す形態において、第1ガラス板41の各辺に設ける第2領域41bの数や位置は、適宜に設定可能である。
なお、第1ガラス板41に設けられる第2領域41bの形状、数、配置等は、上述した図4(A)~(D)及び図5(A)~(D)に示した形態に限らず、調光装置1の仕様に応じて適宜に変更可能である。
再び、合わせガラス10の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、第1中間層31は、第1ガラス板41と調光セル20との間に設けられ、第1ガラス板41と調光セル20とを互いに接合させる層である。本実施形態において、第1中間層31は、OCR(Optical Clear Resin)により構成されている。OCRは、重合性化合物を含む液状の硬化性接着層用組成物を硬化した硬化物である。具体的には、OCRは、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂又はウレタン系樹脂等のベース樹脂と添加剤とを混合した液状の樹脂を対象物に塗布した後、例えば紫外線(UV)等を用いて硬化したものである。OCRからなる第1中間層31は、光学透明性を有しており、更に少なくとも120℃程度までの耐熱性、耐湿熱性、耐候性を有することが好ましい。なお、第1中間層31としては、上記OCRに限らず、例えば、PVB(ポリビニルブチラール)樹脂製のシート、VA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)、COP(シクロオレフォンポリマー)等を用いてもよい。
第2中間層32は、第2ガラス板42と調光セル20との間に設けられ、第2ガラス板42と調光セル20とを互いに接合させる層である。第2中間層32は、本実施形態において、第2中間層32は、OCA(Optical Clear Adhesive)により構成されている。OCAは、例えば、以下のようにして作製された層である。まず、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の離型フィルム上に、重合性化合物を含む液状の硬化性接着層用組成物を塗布し、これを例えば紫外線(UV)等を用いて硬化させて、OCAシートを得る。上記硬化性接着層用組成物は、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂又はウレタン系樹脂等の光学用粘着剤であってもよい。このOCAシートを対象物に貼合した後、離型フィルムを剥離することにより、上記OCAからなる層が得られる。OCAからなる第2中間層32は、光学透明性を有しており、更に少なくとも120℃程度までの耐熱性、耐湿熱性、耐候性を有することが好ましい。なお、第2中間層32としては、上記OCAに限らず、例えば、PVB(ポリビニルブチラール)樹脂製のシート、VA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)、COP(シクロオレフォンポリマー)等を用いてもよい。
本実施形態において、第1中間層31は、第1ガラス板41と調光セル20とを接合している。また、第2中間層32は、第2ガラス板42と調光セル20とを接合している。但し、これに限らず、第1ガラス板41と第1中間層31との間、第1中間層31と調光セル20との間、第2中間層32と調光セル20との間、及び/又は、第2ガラス板42と第2中間層32との間に、例えば、紫外線(UV)カットフィルム等の機能性フィルムを介在させてもよい。
第3中間層33は、第1中間層31及び第2中間層32がそれぞれ平面視で調光セル20よりも大きい場合に、Z-X平面での断面視において、調光セル20の厚み部分に設けられる層である。図2に示すように、第3中間層33は、第1中間層31と第2中間層32との間であって、調光セル20の周囲に相当する部分に設けられている。また、第3中間層33は、第1中間層31及び第2中間層32と接合されている。第3中間層33は、平面視において額縁形状であり、具体的には、中央がくり抜かれた四角形形状となるように構成されている。第3中間層33の内周形状は、調光セル20の外周形状と一致していることが望ましい。
本実施形態において、第3中間層33は、第1中間層31と同一の材料、すなわちOCRにより構成され、第1中間層31と一体的に構成されている。第3中間層33としては、上記OCRに限らず、例えば、PVB(ポリビニルブチラール)樹脂製のシート、VA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)、COP(シクロオレフォンポリマー)等を用いてもよい。第3中間層33を設けることにより、調光セル20の側面又はその一部が合わせガラス10の側面に露出することを抑制することができる。また、合わせガラス10の側面からの水分等の侵入を抑制して、合わせガラス10の遮水性をより高めることができる。なお、第3中間層33は、平面視において、額縁形状の一部が切断された形状であってもよいし、第2中間層32と一体的に構成されていてもよい。また、第1中間層31及び第2中間層32がそれぞれ平面視で調光セル20と同じ大きさである場合、第3中間層33を設けない構成とすることもできる。
(調光セル)
調光セル20は、本実施形において液晶セルであり、例えば、電圧の印加により光の透過率を制御可能なフィルムである。調光セル20は、第1ガラス板41と第2ガラス板42との間に中間層(31~33)を介して挟持されている。調光セル20は、液晶層23(後述)として、二色性色素を使用したゲストホスト型の液晶組成物を備えている。図2に示すように、調光セル20は、第1積層体21、第2積層体22及び第1積層体21と第2積層体22との間に配置された液晶層23を備えている。調光セル20の厚みは、例えば、101~420μm程度である。
図2に示すように、調光セル20において、第1積層体21は、第1基材24A、第1透明電極25A及び第1配向層26Aを備えている。第1積層体21において、上記各部は、表面側(Z1側)から裏面側(Z2側)に向けて、第1基材24A、第1透明電極25A、第1配向層26Aの順に積層されている。また、第2積層体22は、第2基材24B、第2透明電極25B及び第2配向層26Bを備えている。第2積層体22において、上記各部は、裏面側(Z2側)から表面側(Z1側)に向けて、第2基材24B、第2透明電極25B及び第2配向層26Bの順に積層されている。
第1積層体21と第2積層体22との間には、複数のビーズスペーサー27が配置されている。液晶層23は、第1積層体21と第2積層体22との間において、複数のビーズスペーサー27の間に液晶が充填されている。複数のビーズスペーサー27は、それぞれ不規則的に配置されていてもよいし、規則的に配置されていてもよい。
調光セル20は、第1積層体21及び第2積層体22にそれぞれ設けられた第1透明電極25A及び第2透明電極25Bに印加する電圧を変化させることにより、液晶層23のゲストホスト液晶組成物による液晶材料の配向が変化し、これにより光の透過率が制御される。
第1基材24A及び第2基材24Bは、透明な樹脂製であって、可撓性を有するフィルムを適用することができる。第1基材24A及び第2基材24Bとしては、光学異方性が小さく、可視域の波長(380nm以上800nm以下)における透過率が80%以上である透明樹脂フィルムを適用することが望ましい。透明樹脂フィルムの材料としては、例えば、トリアセチルセルロース(TAC)等のアセチルセルロース系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、ポリメチルペンテン、EVA等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリサルホン(PSF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテル(PE)、ポリエーテルケトン(PEK)、(メタ)アクロニトリル、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー等の樹脂を挙げることができる。
透明樹脂フィルムの材料としては、特に、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂が好ましい。また、第1基材24A及び第2基材24Bとして用いられる透明樹脂フィルムの厚みは、その材料にもよるが、その透明樹脂フィルムが可撓性を有する範囲内で適宜選択することができる。第1基材24A及び第2基材24Bの厚みは、それぞれ50μm以上200μm以下としてもよい。本実施形態では、第1基材24A及び第2基材24Bの一例として、厚み125μmのポリエチレンテレフタレートフィルムが適用される。
第1透明電極25A及び第2透明電極25Bは、それぞれ第1基材24A及び第2基材24B(透明樹脂フィルム)に積層される透明導電膜から構成されている。透明導電膜としては、この種の透明樹脂フィルムに適用される各種の透明電極材料を適用することができ、酸化物系の全光透過率が50%以上の透明な金属薄膜を挙げることができる。例えば、酸化錫系、酸化インジウム系、酸化亜鉛系が挙げられる。
酸化錫(SnO)系としてはネサ(酸化錫SnO)、ATO(Antimony Tin Oxide:アンチモンドープ酸化錫)、フッ素ドープ酸化錫が挙げられる。酸化インジウム(In)系としては、酸化インジウム、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)、IZO(Indium Zinc Oxide)が挙げられる。酸化亜鉛(ZnO)系としては、酸化亜鉛、AZO(アルミドープ酸化亜鉛)、ガリウムドープ酸化亜鉛が挙げられる。本実施形態において、第1透明電極25A及び第2透明電極25Bを構成する透明導電膜は、ITOにより形成されている。
ビーズスペーサー27は、液晶層23の厚み(セルギャップ)を規定する部材である。本実施形態では、ビーズスペーサー27として、球形状のビーズスペーサーを用いている。ビーズスペーサー27の直径は、1μm以上20μm以下、好ましくは3μm以上15μm以下の範囲としてもよい。ビーズスペーサー27は、シリカ等による無機材料による構成、有機材料による構成、これらを組み合わせたコアシェル構造の構成等を広く適用することができる。また、ビーズスペーサー27は、球形状による構成の他、円柱形状、楕円柱形状、多角柱形状等のロッド形状により構成してもよい。また、ビーズスペーサー27は、透明部材により製造されるが、必要に応じて着色した材料を適用して色味を調整するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、ビーズスペーサー27は、第2積層体22に設けられるが、これに限定されるものでなく、第1積層体21及び第2積層体22の両方又は第1積層体21にのみ設けられるようにしてもよい。また、ビーズスペーサー27は、必ずしも設けられていなくてもよい。また、ビーズスペーサー27に代えて、又は、ビーズスペーサー27と共に、柱状のスペーサーを用いてもよい。
第1配向層26A及び第2配向層26Bは、液晶層23に含まれる液晶分子群を所望の方向に配向させるための部材である。第1配向層26A及び第2配向層26Bは、光配向層により形成される。光配向層に適用可能な光配向材料としては、光配向の手法を適用可能な各種の材料を広く適用することができる。例えば、光分解型、光二量化型、光異性化型等を挙げることができる。本実施形態では、光二量化型の材料を使用する。光二量化型の材料としては、例えば、シンナメート、クマリン、ベンジリデンフタルイミジン、ベンジリデンアセトフェノン、ジフェニルアセチレン、スチルバゾール、ウラシル、キノリノン、マレインイミド、シンナミリデン酢酸誘導体を有するポリマー等を挙げることができる。中でも、配向規制力が良好である点で、シンナメート、クマリンの一方又は両方を有するポリマーが好ましく用いられる。
なお、光配向層に代えて、ラビング配向層を用いてもよい。ラビング配向層に関しては、ラビング処理を行わないものとしてもよいし、ラビング処理を行い、微細なライン状凹凸形状を賦型処理して配向層を作製してもよい。なお、本実施形態において、調光セル20は、第1配向層26A及び第2配向層26Bを備えているが、これに限らず、第1配向層26A及び第2配向層26Bを備えない形態としてもよい。
液晶層23には、ゲストホスト液晶組成物、二色性色素組成物を広く適用することができる。ゲストホスト液晶組成物にはカイラル剤を含有させるようにして、液晶材料を水平配向させた場合に液晶層23の厚み方向に螺旋形状に配向させるようにしてもよい。また、第1積層体21と第2積層体22との間において、液晶層23を取り囲むように、平面視で環状又は枠状のシール材28が配置されている。このシール材28により、第1積層体21と第2積層体22とが一体に保持され、液晶材料の漏出が防止される。シール材28は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等の熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂等を適用することができる。
液晶層23には、重合性官能基を有していない液晶化合物として、ネマチック液晶化合物、スメクチック液晶化合物及びコレステリック液晶化合物を適用することができる。
ネマチック液晶化合物としては、例えば、ビフェニル系化合物、ターフェニル系化合物、フェニルシクロヘキシル系化合物、ビフェニルシクロヘキシル系化合物、フェニルビシクロヘキシル系化合物、トリフルオロ系化合物、安息香酸フェニル系化合物、シクロヘキシル安息香酸フェニル系化合物、フェニル安息香酸フェニル系化合物、ビシクロヘキシルカルボン酸フェニル系化合物、アゾメチン系化合物、アゾ系化合物、及びアゾオキシ系化合物、スチルベン系化合物、トラン系化合物、エステル系化合物、ビシクロヘキシル系化合物、フェニルピリミジン系化合物、ビフェニルピリミジン系化合物、ピリミジン系化合物、及びビフェニルエチン系化合物等を挙げることができる。
スメクチック液晶化合物としては、例えば、ポリアクリレート系、ポリメタクリレート系、ポリクロロアクリレート系、ポリオキシラン系、ポリシロキサン系、ポリエステル系等の強誘電性高分子液晶化合物を挙げることができる。
コレステリック液晶化合物としては、例えば、コレステリルリノレート、コレステリルオレエート、セルロース、セルロース誘導体、ポリペプチド等を挙げることができる。
ゲストホスト方式に用いられる二色性色素としては、液晶に対して溶解性があり、二色性の高い色素、例えば、アゾ系、アントラキノン系、キノフタロン系、ペリレン系、インジゴ系、チオインジゴ系、メロシアニン系、スチリル系、アゾメチン系、テトラジン系等の二色性色素が挙げられる。
調光セル20は、遮光時におけるゲストホスト液晶組成物の配向が無電界時に形成されるように、第1配向層26A及び第2配向層26Bを一定の方向にプレチルトに係る配向規制力を設定した水平配向層に構成し、これによりノーマリーダークにより構成される。なお、調光セル20の遮光時の設定を電界印加時としてノーマリークリアとして構成してもよい。ここで、ノーマリーダークとは、液晶に電圧がかかっていない時に光の透過率が最小となり、黒い画面になる構造である。ノーマリークリアとは、液晶に電圧がかかっていない時に光の透過率が最大となり、透明となる構造である。
また、透光時において調光セル20を通して見える景色等が明瞭に見えることが望ましいので、透光時のヘイズ値は低いことが望ましい。具体的には、調光セル20の透光時のヘイズ値は、30%以下であることが望ましく、15%以下であることがより望ましい。このような低いヘイズ値を実現するためには、液晶混合物中に重合性化合物が入っていないことが望ましい。
本実施形態の調光セル20は、ゲストホスト型の液晶層23を備える例を示したが、これに限られるものではない。調光セル20は、二色性色素組成物を用いないTN(Twisted Nematic)方式、VA(Vertical Alignment)方式、IPS(In-Plane-Switching)方式等の液晶層23を備える構成としてもよい。このような液晶層23を備える場合、第1基材24A及び第2基材24Bの表面にそれぞれ直線偏光層をさらに設けることで、調光フィルムとして機能させることができる。
第1透明電極25A及び第2透明電極25Bと外部との電気的接続を行うために、フレキシブルプリント配線基板29(図3参照)が設けられている。フレキシブルプリント配線基板29は、例えば、第1透明電極25A及び第2透明電極25Bが液晶層23を挟んでいない領域において、第1透明電極25A及び第2透明電極25Bに挟まれることにより接続されている。なお、フレキシブルプリント配線基板29は、例えば、第1透明電極25A及び第2透明電極25Bに挟まれていない形態であってもよい。
(調光装置及び合わせガラスの固定方法)
次に、本実施形態の合わせガラス10を備えた調光装置1の構成について説明する。図6は、実施形態に係る調光装置1の平面図である。図7は、図6のs2-s2断面を示す断面図である。図8は、調光装置1の他の構成例を示す断面図である。
図6及び図7に示すように、本実施形態の調光装置1は、合わせガラス10と、枠部材11と、を備えている。調光装置1は、本実施形態において液晶装置であり、例えば、電圧の印加により光透過率を制御可能な装置である。図6に示すように、枠部材11は、平面視において額縁形状であり、具体的には、中央がくり抜かれた四角形形状となるように構成されている。枠部材11は、合わせガラス10を保持すると共に、外周部を保護する機能と、合わせガラス10を、調光を図る部位に取り付け可能とする機能と、を備えている。例えば、合わせガラス10を建築物の窓ガラスに適用した場合、枠部材11は、窓枠として機能する。
枠部材11には、開口部11aと支持部11bが設けられている。図7に示すように、開口部11aは、枠部材11の中央部分を厚さ方向(Z方向)に貫通している。開口部11aの側面には、支持部11bが設けられている。支持部11bは、第1ガラス板41の第2領域41bが嵌め込まれる部分であり、具体的には断面が略凹形状となる溝である。図6に示すように、支持部11bは、枠部材11の開口部11a側の4辺にそれぞれ設けられている。枠部材11は、支持部11bにより、合わせガラス10の外周側の4辺を支持している。すなわち、合わせガラス10は、調光装置1の枠部材11に設けられた支持部11bに第2領域41bが支持された状態で固定されている。
図7に示すように、合わせガラス10の第2ガラス板42は、枠部材11により支持されておらず、合わせガラス10の側面の一部は、枠部材11から露出している。本形態によれば、合わせガラス10と枠部材11とを合わせた構造全体を薄くすることができる。また、合わせガラス10が枠部材11から露出する部分において、調光セル20は、第2中間層32と第3中間層33により覆われるため、調光セル20を保護することができる。なお、枠部材11のZ2側は、図7に想像線(二点鎖線)で示すように、第2ガラス板42と同じ位置まで延在していてもよいし、第2ガラス板42よりもZ2側に延在していてもよい。その場合も、合わせガラス10の第2ガラス板42は、枠部材11に固定されない形態となる。また、枠部材11により合わせガラス10の第1ガラス板41のみを保持する構成としてもよい。その場合においても、合わせガラス10が枠部材11から露出する部分において、調光セル20は、第1中間層31、第2中間層32及び第3中間層33により覆われるため、調光セル20を保護することができる。
また、図8に示すように、枠部材11の裏面側に、断面略L字形状の外枠部11cを設けた形態とし、合わせガラス10の第2ガラス板42の外周を、外枠部11cで保持するようにしてもよい。本形態によれば、枠部材11の支持部11bと外枠部11cとの間に合わせガラス10を嵌め込むことにより、合わせガラス10のX-Y平面方向の移動と厚み方向(Z方向)の移動を、より確実に規制することができる。また、本形態によれば、合わせガラス10の側面全体を保護することができる。
上述した本実施形態の合わせガラス10、調光装置1及び合わせガラス10の固定方法によれば、例えば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の合わせガラス10において、第1ガラス板41は、平面視において第2ガラス板42と重なり合う第1領域41aと、この第1領域41aの外縁41eから外側に延在する第2領域41bと、を備えている。そのため、調光装置1において、図7に示すように、合わせガラス10の第1ガラス板41(第2領域41b)のみを支持した状態で固定することができる。本構成及び合わせガラス10の固定方法によれば、合わせガラス10を、調光セル20の液晶層23に局所的に負荷がかからない状態で固定できるため、合わせガラス10を枠部材11で固定した際に液晶ムラの発生を抑制することができる。図8に示す調光装置1の構成においても、同様の効果を得ることができる。
本実施形態の合わせガラス10において、第1ガラス板41の第2領域41bは、第1領域41aの各辺に設けられている。そのため、合わせガラス10を、枠部材11により確実に固定することができる。また、第1ガラス板41の第2領域41bは、第1領域41aの各辺の外縁41eから均等な幅wで突出している。そのため、合わせガラス10を枠部材11に嵌め込んだ際に、各辺のガタつきをより少なくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内に含まれる。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
実施形態では、第1ガラス板41を第1透明基板とし、第2ガラス板42を第2透明基板とする形態について説明したが、これに限定されない。第2ガラス板42を第1透明基板とし、第1ガラス板41を第2透明基板とする形態としてもよい。第2ガラス板42を第1透明基板とした形態において、第2領域41bは、第2ガラス板42に設けられる。本形態において、合わせガラス10は、第2ガラス板42が枠部材11に支持された状態で固定される。
実施形態では、合わせガラス10の第1ガラス板41(第2領域41b)が枠部材11の支持部11bに嵌め込まれて支持される形態について説明したが、これに限定されない。第1ガラス板41(第2領域41b)が枠部材11の支持部11bにネジ止めやリベット止めにより支持される形態としてもよい。
実施形態では、合わせガラス10の第1ガラス板41及び第2ガラス板42がいずれも正方形である例について説明したが、これに限定されない。第1ガラス板41及び第2ガラス板42の形状は、例えば、平面視において長方形であってもよいし、平行四辺形や台形等であってもよい。すなわち、第1ガラス板41及び第2ガラス板42の平面視における形状は、適宜に変更可能である。合わせガラス10を固定する枠部材11についても同様である。
実施形態では、合わせガラス10の第1中間層31と第2中間層32との間に調光セル20のみを積層する構成について説明したが、これに限定されない。調光セル20の片面又は両面に、例えば、UVカットフィルム等の機能性フィルムを積層してもよい。
実施形態では、合わせガラス10を固定する枠部材11を、平面視において額縁形状とした形態について説明したが、これに限定されない。枠部材11は、合わせガラス10において、第1ガラス板41の第2領域41bが外周全体(枠形状)ではなく、部分的に設けられている場合、その部分に対応する部分にのみ存在する形状であってもよい。
1 調光装置
10 合わせガラス
11 枠部材
20 調光セル
31 第1中間層
32 第2中間層
33 第3中間層
41 第1ガラス板
41a 第1領域
41b 第2領域
41e 外縁
42 第2ガラス板

Claims (6)

  1. 第1透明基板と、
    前記第1透明基板と対向して配置される第2透明基板と、
    前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に設けられる液晶セルと、
    前記第1透明基板と前記液晶セルとの間に設けられる第1中間層と、
    前記第2透明基板と前記液晶セルとの間に設けられる第2中間層と、
    前記第1中間層と前記第2中間層との間に設けられる第3中間層と、
    を備え、
    前記第1透明基板は、平面視において、前記第2透明基板と重なり合う第1領域と、前記第1領域の外縁から外側に延在する第2領域と、を有する合わせガラス。
  2. 請求項1に記載の合わせガラスと、
    前記合わせガラスの少なくとも前記第2領域を保持する枠部材と、
    を備える液晶装置。
  3. 前記枠部材は、前記第1透明基板のみを保持しており、
    前記合わせガラスの側面の少なくとも一部は、前記枠部材から露出している請求項2に記載の液晶装置。
  4. 前記合わせガラスが前記枠部材から露出する部分において、前記液晶セルは、前記第1中間層、前記第2中間層及び前記第3中間層で覆われている請求項3に記載の液晶装置。
  5. 前記枠部材は、前記第1透明基板を保持すると共に、前記第2透明基板の外周を保持する請求項2に記載の液晶装置。
  6. 請求項1に記載の合わせガラスを枠部材に固定するための合わせガラスの固定方法であって、
    前記合わせガラスの前記第1透明基板のみを前記枠部材に保持させることにより、前記合わせガラスを前記枠部材に固定する合わせガラスの固定方法。
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