JP7073635B2 - 調光フィルム、および調光装置、並びにスクリーン - Google Patents
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Description
すなわち、本発明の第一態様は、調光層と、前記調光層の両側の面に、透明電極と、透明性フィルム基材とをこの順に備え、前記透明電極を介して印加される電圧によって、ヘイズ(白色度)を2種以上切り替えることが可能な調光フィルムであって、
前記調光フィルムの周縁部分に、封止層を有し、
前記封止層と、透明状態の前記調光フィルムとの色度a*の差が、-10以上+10以下の範囲であり、
前記封止層と、散乱状態の前記調光フィルムとの色度a*の差が、-10以上+10以下の範囲であり、
前記封止層と、前記透明状態の前記調光フィルムとの色度b*の差が、-10以上+9.6未満の範囲であり、
前記封止層と、前記散乱状態の前記調光フィルムとの色度b*の差が、-10以上+10以下の範囲であることを特徴とする調光フィルムである。
(実施例1)
ITO層付き透明性フィルムを2枚用意し、その一方の透明性フィルムのITO層側に、25μm粒径のスペーサを塗布した。
て、365nm換算で7J/cm2の紫外線照射を実施し、調光フィルムを得た。紫外線を照射する際の照射装置内は、25℃に制御した。
液晶組成物には、液晶と硬化性樹脂、二官能モノマー、並びにヒドロキシ基、カルボキシ基及びリン酸基からなる群から選ばれる少なくとも1種の極性基を有するモノマーを含む。液晶には、ネマチック液晶、スメクチック液晶又はコレステリック液晶を用いることができる。
封止剤としては、ポリチオール化合物と、1分子中に2個以上の炭素-炭素二重結合を有するポリエン化合物と、光重合開始剤とを含有する光硬化型樹脂液として調製したものを用いることができ、ポリエン化合物としてはアリル化合物、プロペニル化合物、(メタ)アクリレート化合物等が上げられ、ポリエン-ポリチオール系樹脂、(メタ)アクリレート化合物を用いることができる。
実施例1と同様に調光フィルムを作製し、補強基材付き調光フィルム3枚を、5mmの間隔をあけて青板ガラスに貼り付けた後、補強基材付き調光フィルムの隙間に、封止材1と色相の異なるように調色した封止材2を塗布し、ブラックライトを表面のタック性がなくなるまで照射して、実施例2のサンプルを得た。
封止材1の色相を調色して封止材3とした以外は、実施例1と同様にして、実施例3のサンプルを得た。
封止材1の色相を調色して封止材4とした以外は、実施例1と同様にして、実施例4のサンプルを得た。
封止材1の色相を調色して封止材5とした以外は、実施例1と同様にして、実施例5のサンプルを得た。
封止材1の色相を調色して封止材6とした以外は、実施例1と同様にして、実施例6のサンプルを得た。
封止材1の色相を調色して封止材7とした以外は、実施例1と同様にして、実施例7のサンプルを得た。
封止材1の色相を調色して封止材8とした以外は、実施例1と同様にして、実施例8のサンプルを得た。
封止材1の色相を調色して封止材9とした以外は、実施例1と同様にして、比較例1のサンプルを得た。
封止材1の色相を調色して封止材10とした以外は、実施例1と同様にして、比較例2のサンプルを得た。
封止材1の色相を調色して封止材11とした以外は、実施例1と同様にして、比較例3のサンプルを得た。
封止材1の色相を調色して封止材12とした以外は、実施例1と同様にして、比較例4のサンプルを得た。
封止材1の色相を調色して封止材13とした以外は、実施例1と同様にして、比較例5のサンプルを得た。
封止材1の色相を調色して封止材14とした以外は、実施例1と同様にして、比較例6のサンプルを得た。
<目視観察>
各サンプルにつき、2mの距離からサンプルの観察を実施し、隙間が目立たないものを意匠性が優れるものとした。
日立ハイテク社製「分光光度計 U-4100」を用いて、各サンプルの封止材部分の色度a*と、色度b*の測定を実施し、調光フィルムの透明状態の場合と散乱状態の場合との各色度の差を求めた。
(実施例9)
実施例1と同様に調光フィルムを作製し、補強基材付き調光フィルム3枚を、5mmの間隔をあけて青板ガラスに貼り付けた後、補強基材付き調光フィルムの隙間に、下記封止材15を塗布し、ブラックライトを表面のタック性が無くなるまで照射し、実施例9のサンプルを得た。
封止材15にはアクリル系モノマーおよび/またはアクリル系オリゴマーを含むラジカル重合性のアクリル系化合物と光重合開始剤と紫外線吸収材を用いることができる。
封止材15の紫外線吸収剤の添加量を調整し、封止材16とした以外は、実施例9と同様にして、実施例10のサンプルを得た。
封止材15の紫外線吸収剤の添加量を調整し、封止材17とした以外は、実施例9と同様にして、実施例11のサンプルを得た。
封止材16の紫外線吸収剤の添加量を調整し、封止材18とした以外は、実施例9と同様にして、実施例12のサンプルを得た。
封止材15の紫外線吸収剤の添加量を調整し、封止材19とした以外は、実施例9と同様にして、比較例7のサンプルを得た。
<紫外線透過率>
実施例10~実施例12、および比較例7で使用した各封止材につき、アプリケータを用いて、膜厚150μmのサンプルをそれぞれ作製し、日立ハイテク社製「分光光度計 U-4100」を用いて380nmの光の透過率を測定した。
実施例10~実施例12、および比較例7で作製した各サンプルにつき、スーパーUV(SUV)試験機にて、650W/m2、60℃、63%RHの条件で、100時間の紫外線照射を実施した後、封止部分の外観に変化があるかどうか、目視観察を実施した。
10 … 調光フィルム
11 … 透明性フィルム
12 … 透明電極
13 … 調光層
14 … 封止層
20 … 基板
31 … 交流電源部
32 … 制御部
41 … スクリーン
42 … プロジェクタ
Claims (4)
- 調光層と、前記調光層の両側の面に、透明電極と、透明性フィルム基材とをこの順に備え、前記透明電極を介して印加される電圧によって、ヘイズ(白色度)を2種以上切り替えることが可能な調光フィルムを2つ以上並置した調光装置であって、
並びあう前記調光フィルムの間の領域が周縁部であり、
前記調光フィルムの周縁部に、封止層を有し、
前記封止層と、透明状態の前記調光フィルムとの色度a*の差が、-10以上+10以下の範囲であり、
前記封止層と、散乱状態の前記調光フィルムとの色度a*の差が、-10以上+10以下の範囲であり、
前記封止層と、前記透明状態の前記調光フィルムとの色度b*の差が、-10以上+9.6未満の範囲であり、
前記封止層と、前記散乱状態の前記調光フィルムとの色度b*の差が、-10以上+10以下の範囲であることを特徴とする調光装置。 - 前記封止層が、その膜厚を150μmとした際に、波長380nmの光の透過率が、0~60%の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の調光装置。
- 前記調光装置において、前記調光フィルムに設けられた透明電極に電圧を供給する交流電源部と、前記電圧の供給を制御する制御部とを備える事を特徴とする請求項1または2に記載の調光装置。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載の調光装置を用いたことを特徴とするスクリーン。
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