JP2020177039A - 調光シートおよび合わせガラス - Google Patents

調光シートおよび合わせガラス Download PDF

Info

Publication number
JP2020177039A
JP2020177039A JP2019076926A JP2019076926A JP2020177039A JP 2020177039 A JP2020177039 A JP 2020177039A JP 2019076926 A JP2019076926 A JP 2019076926A JP 2019076926 A JP2019076926 A JP 2019076926A JP 2020177039 A JP2020177039 A JP 2020177039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal layer
dimming sheet
sheet
laminated body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019076926A
Other languages
English (en)
Inventor
怜士 金田
Reiji Kaneda
怜士 金田
玄 中村
Gen Nakamura
玄 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2019076926A priority Critical patent/JP2020177039A/ja
Publication of JP2020177039A publication Critical patent/JP2020177039A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】シール剤による防水機能の向上に加えて、意匠性を向上させる上でも有効な周縁シール部の構成を提案し、特に調光シートを合わせガラスの形態とする上で周縁シール部の構造に起因する外観不良が生じてしまう実態を改善する。【解決手段】調光シートの外周端部において、第1の透明導電フィルムおよび液晶層の端面が、第2の透明導電フィルムの端面よりも内側となるように断裁され、断裁された端部で露出する液晶層を保護するシール部の厚み方向における長さが、一対の透明導電フィルムの厚みと液晶層の厚みとの和より小さく、シール部が、調光シートの厚み方向において、第1および第2の透明フィルムの外表面より外側にない構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電気的制御によって光の透過状態を制御する光学素子を備えた調光シートおよびそれを用いてなる合わせガラスに関する。
調光シートは、液晶組成物を含む調光素子である液晶層と、液晶層を挟む一対の透明電極を有する基材とを備えている。一対の透明電極間の電位差に応じて液晶分子の配向状態が変わることにより、調光シートの光透過率が変わる(例えば、特許文献1参照)。液晶の透過状態(透明状態)と散乱状態(不透明状態)との間でスイッチングを行う液晶層として、三次元の網目状に形成された樹脂からなるポリマーネットワークの内部に形成された空隙内に配置された液晶分子を有する構成のポリマーネットワーク型液晶(PNLC:Polymer Network Liquid Crystal)、または、液晶分子がポリマー中に分散配置された構成の高分子分散型液晶(PDLC:Polymer Dispersed Liquid Crystal)を用いた液晶組成物のタイプが普及しており、透明−散乱の状態変化を奏する液晶層として採用されている。(特許文献1参照)
調光シートは、例えばガラス等に固定することにより、窓ガラスや展示ウィンドウ,間仕切りなどに採用することが可能となる。機械的強度の付与のため、調光シートは、特に合わせガラスの形態で使用されることが多い。合わせガラスの形態とは、調光シートを一対のガラス板で挟み、それぞれを中間膜で接着した形態である。合わせガラスの中間膜にはPVB(ポリビニルブチラール)樹脂が多用されている。
基材がガラス等のリジッドな基材でなくフレキシブルな樹脂フィルムとした、ロール・トゥ・ロール(roll to roll)方式での連続的な製造に適した構成の調光シートが提案されている。(特許文献2参照)
液晶層は、酸,水分,紫外線などによって劣化が生じやすく、特に、液晶層が挟持されたシート端部(周縁部)は水分や酸,紫外線などに触れる可能性が高く、液晶層の劣化が生じ易い。
前面基板上に液晶層(PDLC)がコーティングされ、これに背面基板をラミネートした形態の液晶パネルにおける周縁部のシール構造に係る提案として、特許文献3では、前面基板の表面と背面基板の側面およびPDLCの側面に、シール剤を塗布するシール構造が開示されている。また、断裁された端部を有する調光シートの周縁部において露出する液晶層を被覆して保護するための封止テープ構造の改良に係る提案も特許文献4にて公知である。
特開2017−187775号公報 特許第4387931号公報 特開平6−186574号公報 特許第5009394号公報
本発明は、意匠性を損なうことなく、液晶層の端部への水等の接触による劣化が抑制された調光シートを提供することを目的とする。
本発明による調光シートは、
透明電極を備える第1の積層体および第2の積層体と、液晶層とを備え、
積層体の透明電極を対向させて配置された前記第1の積層体および第2の積層体との間に液晶層が挟持された調光シートであって、
前記調光シートの外周端部の少なくとも一部において、前記第1の積層体および液晶層の端面が、前記第2の積層体の端面よりも内側にあり、前記第2の積層体の前記液晶層と対向する面の一部が露出した露出部を有し、
前記第1の積層体および前記液晶層の前記端面と、前記第2の積層体の前記露出部と、に接するシール部を備え、
前記シール部の、前記調光シートの厚み方向における長さが、前記第1の積層体の厚みと前記液晶の厚みと前記第2の積層体の厚みとの和より小さく、
前記シール部が、前記調光シートの厚み方向において、第1および第2の透明フィルムの外表面より外側にないことを特徴とする。
前記シール部は、前記第1の積層体および前記液晶層の前記端面に沿って形成され、
前記シール部の、前記露出部と接する領域の幅が5mm以下であることが好ましい。
前記シール部は、シール剤の塗布により形成され、
前記シール剤は、
体積固有抵抗率が1.0×1010[Ω・m]以上であり、
水蒸気透過率が100[g/m・24h]以下であり、
前記シール剤中の酸の含有率が100[ppm]以下であり、
JIS K 7373で規定されるシール剤の黄色度(YI値)が5.0以下であることが好適である。
本発明による合わせガラスは、
第1のガラス板と、第1の中間膜形成シートと、上記の何れかに記載の調光シートと、第2の中間膜形成シートと、第2のガラス板と、がこの順番で積層されてなる構成である。
本発明により、意匠性を損なうことなく、液晶層の端部への水等の接触による劣化が抑制された調光シートを提供することができる。
本発明の実施形態による調光シートの構造例を示す説明図。 本発明の実施形態による調光シートの概略構成を示す説明図。 本発明の実施形態による調光シートの外周端部を示す断面図。 本発明の他の実施形態による調光シートの概略構成を示す平面図。 本発明の実施形態による合わせガラスの外周端部を示す断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。各図において、同様または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。また、説明の便宜上、実際の縮尺とは異なるサイズで誇張して図示する場合もある。

図2は調光シート10の概略構成を示す説明図であり、(a)は全体の平面図、(b)は給電電極20近傍の構造例を示す断面図である。
透明導電フィルム15は、フィルム基材11と透明電極12との積層体である。透明導電フィルム15の厚みは80μm以上150μm以下が好ましい。透明導電フィルム15を構成するフィルム基材11は、ロール・トゥ・ロール方式での製造に適した実質的に透明なフレキシブルフィルム基材であれば、いずれも用いることができる。具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂,アクリル系樹脂,トリアセチルセルロース(TAC)などのセルロース誘導体、ポリエーテルサルフォン(PES)樹脂,ポリイミド樹脂,ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂などからなるフィルムを例示することができるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
フィルム基材11には、紫外線吸収剤,安定剤などが添加されてあっても良いし、透明性フィルムのいずれかの面に、紫外線吸収層,熱線反射層,バリア層などが設けられてあっても何ら問題ない。また、透明性フィルムには、適宜、易接着処理,帯電防止処理、などが施されてあっても良いし、更に補強基材などが設けられてあっても何ら問題ない。
透明電極12は、従来公知の透明性を有する電極材料であればいずれも用いることができ、例えば、インジウム錫酸化物(ITO)導電膜,酸化錫導電膜,酸化亜鉛導電膜,高分子導電膜などからなる電極を用いることができるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。この様な透明電極12は、真空蒸着法やスパッタリング法等の物理的気相成長法(PVD法),各種化学的気相成長法(CVD法),各種塗布法等を用いることにより形成することができる。
一対の透明導電フィルム15、15の間に液晶層13が挟持される。液晶層13には、例えばポリマーネットワーク液晶(PNLC)や高分子分散液晶(PDLC)を用いることができる。以降は特にPNLCを採用した構成について説明する。液晶層13の厚みは、5μm以上50μm以下であり、特に10μm以上25μm以下が好適である。
液晶層13には、ノーマルモードとリバースモードのいずれであってもよい。ノーマルモードの液晶層13は、電圧印加(ON)により透過状態となり、電圧除去(OFF)により散乱状態となる。また、リバースモードの液晶層13は、電圧除去(OFF)により透過状態となり、電圧印加(ON)により散乱状態となる。リバースモードの場合、各透明電極12と液晶層13との間に配向膜を要する。配向膜は液晶層の配向方式(TN方式、VA方式、IPS方式、OCB方式など)に応じて、電圧除去(OFF)時に透過状態を呈する分子配向となるものが選定され、従来公知の水平配向膜,垂直配向膜のいずれかの配向膜が用いられる。
PNLCによる液晶層を具備する調光シートの製造にあたっては、まず液晶と光重合性化合物(モノマー)との混合物を一対の透明導電フィルム15(透明電極が積層されてなる)の間に挟む。次いで、一定の条件下で紫外線を照射することにより、光重合によって液晶中の光重合性化合物を高分子に変化させる。光重合および架橋結合により、微細なドメイン(高分子の空隙)を無数に有するポリマーネットワークが液晶中に形成される。ノーマルモードの調光シートを製造する場合には、透明導電フィルム15としては、フィルム基材11に透明電極12が成膜されてなる構成のものを採用し、リバースモードの場合には、フィルム基材11に透明電極12および配向膜(図示せず)が成膜されてなる構成のものを採用する。
図3に示す様に、調光シート10の端部の少なくとも一部(同図左側)では、同図上側の第1の透明導電フィルム15aが除去され、同図下側の第2の透明導電フィルム15bが舌片状に突き出した形状に加工される。加工にあたって、調光シート10の端部におけ
る第1の透明導電フィルム15a(同図で点線で示す部分)を、カッターやレーザービームによりハーフカットして除去する。
これにより、調光シート10の外周端部(図3左側)において、第1の透明導電フィルム15aおよび液晶層13の端面が、第2の透明導電フィルム15bの端面よりも内側(同図右側)にあり、第2の透明導電フィルム15bの液晶層と対向する面の一部が露出した露出部を有する構造となる。
透明導電フィルム15(a,b)を断裁して調光シート10の外形を規定する際、端部をカッターで断裁した状態だと、断裁時の変形(潰れ)に伴い、そのまま周辺部をシールしても、変形して垂れ下がった透明電極12aと透明電極12bとが接触してしまう可能性を残す。
第1の透明導電フィルム15aをハーフカットして、端面が第2の透明導電フィルム15bの端面よりも内側にある図3に示す構造とすることで、透明電極12aと透明電極12bの端部との接触が回避される。
ハーフカットにおいては、変形(潰れ)を伴わない様、レーザービームによる焼き切りを採用することも有効である。
次いで、図1に示す様にシール部16を形成する。本発明では、テープ状のシール部でなく、液状のシール剤をコーターにより塗布形成(ディスペンサーによる供給も含む)するタイプのシール部16を採用する。
上述の、第2の透明導電フィルム15b上にシール部が形成される箇所は、調光シートの外周端部に限られない。図5の示すように調光シートが面内にくり抜き部を有する場合は、そのくり抜き部の端部にもシール部が備えられる。くり抜き部18の形状は例示した円形に限らず、図形,絵柄,文字,記号など輪郭は任意である。くり抜き部18では、透明導電フィルム15および液晶層13が除去され、電気的制御による光の透過状態は変調されない。
シール部16は、実質的に透明であることが望ましいが、状況に応じて適宜、色素やフィラー類などが添加されてあっても良い。シール部16の色相はJIS K 7373で規定される黄色度(YI値)が5.0以下である。色素を添加する場合には、耐候性等を考慮すると、顔料系の色素であることが望ましい。
シール部16に用いられるシール剤としては、エポキシ系樹脂,ウレタン系樹脂,アクリル系樹脂,酢酸ビニル系樹脂,エン−チオール系樹脂,シリコーン系樹脂,変性ポリマーなどの各種樹脂を用いることができる。樹脂の性質は熱硬化型,光硬化型,湿気硬化型,嫌気硬化型などのいずれであってもよい。
本実施形態においては、ポリチオール化合物と、1分子中に2個以上の炭素−炭素二重結合を有するポリエン化合物と、光重合開始剤とを含有する光硬化型樹脂液として調製したものを用いることができ、ポリエン化合物としてはアリル化合物,プロペニル化合物,(メタ)アクリレート化合物等が上げられ、ポリエン−ポリチオール系樹脂、(メタ)アクリレート化合物を用いた。
シール部16は、厚みを100μmとした場合に、40℃,90%RHにおける水蒸気透過率(WVTR:water vapor transmission rate)が100g/m・24h以下であることが望ましい。
図1に示すように、シール部16の形成厚み(t)は調光シート10の積層方向における液晶層13と一対の透明電極付き透明フィルム15の厚みの合計(T)未満であり、シール部16は、調光シートの最外面である第1のフィルム基材11の表面(図1内で、面Aと示す)と第2のフィルム基材12の表面(図1内で、面Bと示す)のいずれにも至らない。これにより、調光シート10の上下(積層方向)に余分な厚みが生じず、合わせガラスの形態にする際、段差の発生による弊害を回避できる。
第1の透明電極付き透明フィルム15の切断面から舌片状に突き出した第2の透明電極付き透明フィルム15上に延びる方向にあたるシール部16の塗布形成幅wは5mm以下である。シール部の形成された領域は光透過の制御ができないため、シール部16の塗布形成幅wが5mm大きいと、光透過を制御できる領域が小さくなり、好ましくない。
シール部16に用いるシール剤中の酸の含有率は、100ppm以下である。これにより液晶層13とシール剤との接触に伴う液晶材料の劣化を回避することができる。
また、シール部の絶縁性は、体積固有抵抗率が1.0×1010[Ω・m]以上である。これにより、液晶層13とシール剤との接触に伴う電気的導通を回避することができる。
図5に示す様に、透明導電フィルム15のハーフカットにより、切断面で液晶層13が露出する箇所全てにシール剤の塗布によるシール部16を形成することが好ましい。シール剤が液状インクであると、円形に限らず輪郭が複雑な形状であっても、テープのシール部と異なり、複雑な形状への追従による隙間の少ない適用は容易である。
調光シート10は、外部から電力を得るための給電電極20を有する。給電電極20は、ハーフカットにより一方の透明導電フィルム15aが除去され、露出した他方の透明導電フィルム15bの透明電極12の上に設けられる。露出した透明電極12に、導電性の部材を介してリード線(配線)が固着されている。リード線は、不図示の外部電源から調光シートに電力を供給する。シール部は、透明導電フィルム15aの端面に設けられる。
シール部は、調光シートの外周端部のみに限られず設けられうる。図4では液晶層を含む調光領域内に略円形のくり抜き部18を形成した調光シート10の使用形態の変形例を示す。
以上の説明において、「第1の透明電導フィルム」とは一対の透明電導フィルムの一方という主旨である。調光シート10は垂直に立てた状態で使用することもあり、図1,図2(b),図3に図示される様に、調光シート10を水平に配置した場合の「上側の」という意図ではない。図2(a),図4では、第1,第2の透明導電フィルム15に給電電極が形成されているが、給電電極近傍に周辺シール加工を施す場合には、第1,第2の透明導電フィルム15を除去した切断面それぞれがシール部16の形成箇所となる。
図5は、調光シート10を一対のガラス板(2,3)で挟み、それぞれを中間膜(4,5)で接着して合わせガラスの形態とした断面図である。合わせガラスは、例えば車両のウインドウに適用される。ここで板ガラス2,3は、この種の合わせガラスに適用可能な種々の材料を広く適用することができる。中間膜には例えば、PVB(ポリビニルブチラール)樹脂が用いられる。中間膜は、さらに赤外線吸収剤や赤外線遮蔽剤を含んでもよい。
図5(a)は本発明によるシール部16を採用した調光シート10を一対のガラスの間に中間膜を介して挟んだ積層体1であり、図5(b)は従来技術によるシール部16を採
用した調光シート10を一対のガラスの間に中間膜を介して挟んだ積層体1である。中間膜4を形成して積層される調光シート10の表面にシール部16が乗り上げた構成では、中間膜内に気泡9を発生しやすい。中間膜中の気泡9は除去が困難であり、意匠性を損ねる。本発明によるシール部16を有する調光シート10による積層体1では、中間膜中に気泡が生じにくく、意匠性を損ねない。
従来、シール部を有さない調光シートを建築に用いる場合、施工現場において調光シートの端部を、パテを用いてシールするとともに設置部に固定する施工が行われることがあった。施工において一対の透明導電フィルムの透明電極が互いに接触し、そのことが施工後に判明する事態があった。本発明の調光シートでは、予めシール部を備えるため、施工現場で調光シートの端部を損ね、さらにそのことが施工後になって判明する事態を防ぐことができる。
1 合わせガラスとなる積層体
2,3 板ガラス
4,5 中間膜
9 気泡
10 調光シート
15(a,b) 透明導電フィルム
11(a,b) フィルム基材
12(a,b) 透明導電膜
13 液晶層
16 シール部
18 くり抜き部
20 給電電極

Claims (4)

  1. 透明電極を備える第1の積層体および第2の積層体と、液晶層とを備え、
    積層体の透明電極を対向させて配置された前記第1の積層体および第2の積層体との間に液晶層が挟持された調光シートであって、
    前記調光シートの外周端部の少なくとも一部において、前記第1の積層体および液晶層の端面が、前記第2の積層体の端面よりも内側にあり、前記第2の積層体の前記液晶層と対向する面の一部が露出した露出部を有し、
    前記第1の積層体および前記液晶層の前記端面と、前記第2の積層体の前記露出部と、に接するシール部を備え、
    前記シール部の、前記調光シートの厚み方向における長さが、前記第1の積層体の厚みと前記液晶の厚みと前記第2の積層体の厚みとの和より小さく、
    前記シール部が、前記調光シートの厚み方向において、第1および第2の透明フィルムの外表面より外側にない
    ことを特徴とする調光シート。
  2. 前記シール部が、前記第1の積層体および前記液晶層の前記端面に沿って形成され、
    前記シール部の、前記露出部と接する領域の幅が5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の調光シート。
  3. 前記シール部は、シール剤の塗布により形成され、
    前記シール剤は、
    体積固有抵抗率が1.0×1010[Ω・m]以上であり、
    水蒸気透過率が100[g/m・24h]以下であり、
    前記シール剤中の酸の含有率が100[ppm]以下であり、
    JIS K 7373で規定されるシール剤の黄色度(YI値)が5.0以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の調光シート。
  4. 第1のガラス板と、第1の中間膜形成シートと、請求項1〜3の何れかに記載の調光シートと、第2の中間膜形成シートと、第2のガラス板と、がこの順番で積層されてなる合わせガラス。
JP2019076926A 2019-04-15 2019-04-15 調光シートおよび合わせガラス Pending JP2020177039A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019076926A JP2020177039A (ja) 2019-04-15 2019-04-15 調光シートおよび合わせガラス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019076926A JP2020177039A (ja) 2019-04-15 2019-04-15 調光シートおよび合わせガラス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020177039A true JP2020177039A (ja) 2020-10-29

Family

ID=72936459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019076926A Pending JP2020177039A (ja) 2019-04-15 2019-04-15 調光シートおよび合わせガラス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020177039A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7355264B1 (ja) 2023-05-18 2023-10-03 凸版印刷株式会社 調光シート、および、調光シートの製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0224630A (ja) * 1988-07-14 1990-01-26 Asahi Glass Co Ltd 補強液晶光学素子、その製造方法、及び調光装置
JP2004131335A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Asahi Glass Co Ltd 調光窓
JP2010276671A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Sekisui Chem Co Ltd 液晶表示素子用シール剤、上下導通材料、及び、液晶表示素子
WO2016067582A1 (ja) * 2014-10-30 2016-05-06 三井化学株式会社 液晶表示パネルの製造方法、液晶表示パネル、及び液晶シール剤組成物
JP2016074784A (ja) * 2014-10-03 2016-05-12 積水化学工業株式会社 表示素子用封止剤
JP2018097021A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 大日本印刷株式会社 調光フィルム及び調光フィルムの製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0224630A (ja) * 1988-07-14 1990-01-26 Asahi Glass Co Ltd 補強液晶光学素子、その製造方法、及び調光装置
JP2004131335A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Asahi Glass Co Ltd 調光窓
JP2010276671A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Sekisui Chem Co Ltd 液晶表示素子用シール剤、上下導通材料、及び、液晶表示素子
JP2016074784A (ja) * 2014-10-03 2016-05-12 積水化学工業株式会社 表示素子用封止剤
WO2016067582A1 (ja) * 2014-10-30 2016-05-06 三井化学株式会社 液晶表示パネルの製造方法、液晶表示パネル、及び液晶シール剤組成物
JP2018097021A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 大日本印刷株式会社 調光フィルム及び調光フィルムの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7355264B1 (ja) 2023-05-18 2023-10-03 凸版印刷株式会社 調光シート、および、調光シートの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7172181B2 (ja) 調光シート、調光装置、および、調光シートの製造方法
JP2019105680A (ja) 調光装置
KR102101866B1 (ko) 플랙서블 전기변색소자의 제조방법
WO2010032068A1 (en) Switchable glazing
KR20150090460A (ko) 전극기판 및 이를 포함하는 전기변색미러
WO2017056756A1 (ja) 調光フィルム
JP2020112741A (ja) 調光シートおよびその製造方法
CN111897172A (zh) 一种电致变色器件和包含其的电子终端
WO2018021571A1 (ja) 調光フィルム、調光部材、車両、調光フィルムの給電方法
JP2020177039A (ja) 調光シートおよび合わせガラス
JP2018025786A (ja) 調光フィルム、調光部材、車両及び調光フィルムの給電方法
JP7452051B2 (ja) 調光シートとその製造方法及びそれを用いた合わせガラス
JP7172262B2 (ja) 調光フィルムおよびその製造方法
JP2019020560A (ja) 調光体
JP7326733B2 (ja) 調光フィルム、調光装置
WO2019102773A1 (ja) 液晶フィルム、合わせガラス
JP2022060556A (ja) 調光セル、調光部材、移動体、調光セルの製造方法
JP7073635B2 (ja) 調光フィルム、および調光装置、並びにスクリーン
KR102052077B1 (ko) 단일 투명전도성 기판을 가지는 전기변색소자
JP2019191481A (ja) 調光体
JP7135312B2 (ja) 調光装置
JP2021196421A (ja) 調光シートおよび調光装置
JP7031152B2 (ja) 調光体
JP2020170127A (ja) 調光シート
JP7279346B2 (ja) 調光フィルム、調光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20230511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230710

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230926