JP2023067776A - スプールの軸方向と交差する円周方向に配列されたマグネットを有する釣り用リール - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、スプールの軸方向と交差する円周方向に配列されたマグネットを有する釣り用リールに係り、さらに詳しくは、釣り用リールを大型化することなく制動力調整範囲を拡大することができ、マグネットブレーキによりバックラッシュ(backlash)発生を防止するとともに、制動力によりキャスティング距離の減少を防止して、キャスティング距離を最大限に伸ばすことができる釣り用リールに関する。【解決手段】上記目的を達成するために、本発明に係る釣り用リールは、釣り糸が巻き取られるドラム部を有するスプール;並びに前記スプールの一側に設けられたホルダーと、前記スプールの軸方向と交差する円周方向に沿って内側及び外側に対向面を有するよう前記ホルダーに装着されて前記スプールに制動力を発生させるマグネットと、を含むマグネットブレーキ;を含むことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、スプールの軸方向と交差する円周方向に配列されたマグネットを有する釣り用リールに係り、さらに詳しくは、釣り用リールを大型化することなく制動力調整範囲を拡大することができ、マグネットブレーキによりバックラッシュ(backlash)発生を防止するとともに、制動力によりキャスティング距離の減少を防止して、キャスティング距離を最大限に伸ばすことができる釣り用リールに関する。
一般に、釣り用リールをキャストするとき、ルアーの飛行速度よりも釣り糸が繰り出されるスプールの回転速度が速いため、ルアーの飛距離が短くなったり釣り糸が絡まったりすることをバックラッシュ(backlash)現象という。
このようなバックラッシュ現象を防止するため、釣り用リールには物理的な摩擦を用いた摩擦ブレーキと、磁性の引力作用を用いたマグネットブレーキとが多く使われている。
中でもマグネットブレーキは、摩擦ブレーキとは異なる非接触式ブレーキであり、リール本体に設けられた複数のマグネットブレーキの磁性を利用し、回転するスプールに磁性の引力が作用してスプールの回転速度を減速させる。
従来のマグネットブレーキでは、スプールの一側面にリング状のプレートを装着し、プレートから離間した一側に複数のマグネットを円形に配列して、マグネットとプレートとを互いに対向させることで、スプールが高速回転するときにマグネットの磁力がプレートに作用して制動力を発生させることにより、バックラッシュ現象の発生を防止する。
このような従来のマグネットブレーキでは、前記マグネットが装着されたホルダーをスプールの軸方向に移動させて間隔を調整することにより制動力を調整するように構成されている。
しかしながら、従来のマグネットブレーキは、互いに対向して配置されたマグネットとプレートとの間の微小間隔を調整するため、制動力の調整範囲が狭くならざるを得ない。このため、制動力の調整範囲を拡大するためにホルダーの移動距離を遠くすれば、その分だけ釣り用リールの本体が大型化するという問題がある。
また、従来のマグネットブレーキは、スプールの回転速度に関係なく制動力が常に一定であるため、スプールの低速回転時にも一定以上の制動力が発生し続け、キャスティング飛距離が減少してしまうなどの問題がある。
参考までに、関連する従来技術として、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4などがある。
韓国公開特許第10-2015-0006698号公報 韓国登録実用新案第20-0144800号公報 韓国公開特許第10-2012-0112132号公報 韓国公開特許第10-2012-0133584号公報
したがって、本発明は、上記問題を解決するためになされたのであり、釣り用リールを大型化することなく制動力調整範囲を拡大することができ、マグネットブレーキによりバックラッシュ(backlash)発生を防止しつつ、制動力によるキャスティング距離の減少を防止して、キャスティング距離を最大限に伸ばすことができる釣り用リールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る釣り用リールは、釣り糸が巻き取られるドラム部を有するスプール;並びに前記スプールの一側に設けられたホルダーと、前記スプールの軸方向と交差する円周方向に沿って内側及び外側に対向面を有するよう前記ホルダーに装着されて前記スプールに制動力を発生させるマグネットと、を含むマグネットブレーキ;を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る釣り用リールにおいて、前記スプールは、前記マグネットの内側及び外側の対向面の一方の面に対向するように、前記ドラム部の一側端から前記スプールの軸方向に延設され、前記マグネットの磁力が作用する対面部を含むことを特徴とする。
さらに、本発明に係る釣り用リールにおいて、前記ホルダーは、前記スプールの軸方向に前後進可能に構成されており、前記マグネットと前記対面部との対面面積の変化に応じて制動力を調整することを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る釣り用リールにおいて、前記マグネットは、前記対面部の内径よりも小さい外径を有しており、前記対面部の内周面に磁力が作用することを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る釣り用リールにおいて、前記ホルダーは、他側面が開口して前記マグネットが嵌め込まれる装着部と、前記装着部の開口部を覆いながら前記ホルダーに結合されて前記マグネットを固定する固定プレートと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る釣り用リールは、スプールに制動力を発生させるマグネットが、スプールの軸方向と交差する円周方向に沿って内側及び外側に対向面を有するように装着されていて、マグネットブレーキとスプールの対面部とを互いに左右に離間させることなく重ねて配列可能であるため、マグネットブレーキの左右移動距離を最大限に確保することができ、これにより釣り用リールを大型化することなく制動力の調整範囲を最大限に広く確保することができ、特に、最初の制動力設定状態でスプールの回転速度に応じて制動力が増減するため、バックラッシュの発生を効果的に抑えるとともに、キャスティング距離の減少を防止することができるという効果がある。
本発明に係る第1実施形態の分解斜視図である。 本発明に係る第1実施形態の分解斜視図である。 本発明に係る第1実施形態の断面図である。 本発明に係る第1実施形態の具体的な変形例を示す図である。 本発明に係る第1実施形態の具体的な変形例を示す図である。 本発明に係る第1実施形態の具体的な変形例を示す図である。 本発明に係る第1実施形態の具体的な変形例を示す図である。 本発明に係る第1実施形態の具体的な変形例を示す図である。 本発明に係る第1実施形態の具体的な変形例を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の要部分解斜視図である。 本発明に係る離脱防止手段を説明するための要部側面図である。 本発明に係る離脱防止手段を説明するための要部側面図である。
本発明は、様々な変更を加えることができ、種々の形態を有することができるので、具現例(態様、aspect)(または実施形態)をここに詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の開示形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物または代替物を含むものと理解されなければならない。
各図において、同一の参照符号、特に十の桁及び一の桁、または十の桁、一の桁及びアルファベットが同じである参照符号は同一または類似の機能を有する部材を示し、特に言及がない場合、図面の各参照符号が示す部材は、このような基準に準ずる部材であると把握すればよい。
また、各図において、構成要素は、理解の便宜などを考慮して、大きさや厚さを誇張して大きく(もしくは厚く)または小さく(もしくは薄く)表現したり、簡略化して表現したりしているが、これにより本発明の保護範囲が制限的に解釈されてはならない。
本明細書で使用した用語は、単に特定の具現例(態様、aspect)(または実施形態)を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとするものではない。単数の表現は、文脈上特に明記しない限り、複数の表現を含む。
本出願において、「含む」または「からなる」などの用語は、明細書上に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部分品、またはこれらの組み合わせが存在することを指定するためのものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部分品、またはこれらの組み合わせの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
別に定義されない限り、技術用語や科学用語を含めてここで使用されるすべての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書に定義されている用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、本出願で明らかに定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味として解釈されない。
本明細書における「第1」、「第2」などは、互いに異なる構成要素であることを区分するためのものに過ぎず、製造された順序に拘らず、発明の詳細な説明および請求の範囲においてその名称が一致しないこともある。
本発明に係る釣り用リールを説明するにあたり、便宜のために、厳密ではない概略の方向基準を図1aを参照して特定すると、重力が作用する方向を下方にして、見える方向そのままに上下左右を決め、他の図面に関連した発明の詳細な説明及び請求の範囲においても他の特別な記載がない限り、この基準に基づいて方向を特定して記述する。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係る釣り用リールについて説明する。
図1乃至図4に示すように、本発明は、一側外面が開口しているスプール装着部を有するフレーム(図示せず)と、前記スプール装着部に装着されるスプール10と、スプール10の一側部に対する磁力作用により制動力を発生させるマグネットブレーキMBと、を含む釣り用リールに関する。
釣り用リールのその他の図示しない構成は、公知である。スプールカバー30は、パーム(palm)側サイドカバー60に結合された状態でフレームの一側端に着脱自在に装着される。このとき、パーム側サイドカバー60への着脱構造には様々なものがあり、代表的なものとして、スプールカバー30の外周面に設けられた係止突起がフレームの係止部に着脱自在に係止される構造がある。
具体的には、本発明は、釣り糸が巻き取られるドラム部11を有するスプール10と;前記スプール10の一側に設けられたホルダー20と、前記スプール10の軸方向と交差する円周方向に沿って内側及び外側に対向面を有するように前記ホルダー20に装着されて前記スプール10に制動力を発生させるマグネットと、を含むマグネットブレーキMBと;を含むことを特徴とする。
ここで、前記マグネットの内側及び外側の対向面とは、磁力が大きく発生する一定面積以上の面積を有する両面が内側及び外側に互いに対向している形態を意味するものである。従来のマグネットブレーキの場合、マグネットの一面がホルダーの内側面に露出しており、マグネットの磁力がスプールの軸方向に作用するのに対し、本発明は、マグネットの磁力が、スプール10の軸方向に直交するスプール10の直径方向に作用することを特徴とする。
そこで、前記スプール10は、前記マグネットの内側及び外側の対向面の一方の面に対向するように、前記ドラム部11の一側端から前記スプール10の軸方向に延設され、前記マグネットの磁力が作用する対面部12を含む。
図2の下部中央の円内の断面図に示す対面部12は、図2の下部左側の円内の断面図に示す対面部12よりも左右幅(長さ)が広い(図では約4mm)ため、より広い磁力発生範囲を確保することができ、図2の下部右側の円内の断面図に示す対面部12は、図2の他の円内の断面図に示す対面部12とは異なり、対面部12の厚さが外側先端部に向かって漸減するように対面部12の外側面が勾配121を有し、スプールカバー30との接触リスクを低減し、しかもスプール10の回転速度をさらに高めることができる。
なお、本明細書の図面では、前記ドラム部11の両側端から直角(80~90度)に折り曲げられて外径が拡径する側壁部の周縁に沿って左右に突設されるフランジ部を有するスプール10(ディップスプール)を、代表的に示すが、本発明はこれに限定されるものではない(例えば、スプール10全体を完全な円筒形にすることができる)。
ディップスプールの場合、スプール10の一側のフランジ部13に前記対面部12が接続され、前記マグネットブレーキMBの制動力が作用する。
このとき、前記マグネットは、前記対面部12の内径よりも小さい外径を有していて、前記対面部12の内周面に磁力が作用する。これについてはマグネットの具体的な実施形態と共に後述する。
また、前記ホルダー20は、後述するスライドカム40と連結され、前記スプールカバー30の他側面(前面)の載置部31に装着される。
このようなホルダー20は、前記マグネットが嵌め込まれる装着部を含む。
前記装着部は、前記マグネットの実施形態によって異なるように構成される。
まず、第1実施形態として、図1a乃至図3fに示すように、前記装着部は、前記ホルダー20の外周面に沿って円周方向に配列された複数の第1装置溝21から構成され、前記マグネットは、前記第1装置溝21にそれぞれ嵌め込まれる複数のコイン型マグネットCMから構成される。
前記第1装置溝21は、他側面が開口した類似の「U」字状を有し、ホルダー20の外周面が開口した形状に形成されており、このとき、前記第1装置溝21が円周方向に配列されているホルダー20の外径は、前記対面部12の内径よりも小さく形成される。
したがって、後述するように、前記ホルダー20が前記スプール10の軸方向に左右に移動するとき、前記コイン型マグネットCMが前記対面部12の内部に引き込まれることにより、コイン型マグネットCMの磁力が対面部12の内周面に作用して制動力が発生する。
すなわち、前記コイン型マグネットCMを、前記対面部12よりも大きな内径を有するように配列して前記対面部12の外周面に磁力を作用させることもできるが、この場合、フレームの大きさが大型化されるので、これを防止するために、前記コイン型マグネットCMが前記対面部12の内側を前後に移動して制動力を発生させる。
このとき、前記コイン型マグネットCMの数、大きさ、装着形状などを多様に具現することができる。
まず、図3aのコイン型マグネットCMは、全て同じ大きさ及び厚さを有し、ホルダー20の外周面に沿って一列に配設される。
また、図3b及び図3cのコイン型マグネットCMは、全て同じ大きさ及び厚さを有し、ホルダー20の外周面に沿って複数列(図3bでは2列、図3cでは3列)に配設される。このとき、各列のコイン型マグネットCMは、隣接する他の列のコイン型マグネットCMと部分的に重なり合うように配列される。
さらに、図3dのコイン型マグネットCMの場合、全て同じ厚さを有し、大きさの異なるコイン型マグネットCMがホルダー20の外周面に沿って互いに交差配列される。
さらにまた、図3eのコイン型マグネットCMは、全て同じ厚さ及び大きさを有するが、深さの異なる第1装置溝21がホルダー20の外周面に沿って交差配列されているため、コイン型マグネットCMは、互いに異なる装着深さ(ホルダー20の外周面から突出した高さ)を有するように形成される。
一方、図3fのコイン型マグネットCMは、スプール10の軸方向に対して斜めに傾斜して装着されており、このとき、コイン型マグネットCMの内側端は、ホルダー20の中心に向かって傾斜して装着され、これに対応して、前記対面部12の内周面は、コイン型マグネットCMの装着角度に対応するテーパー面を有する。
ただし、本発明のコイン型マグネットCMは、図3a乃至図3fに示す特徴に限定されるものではなく、各図の特徴を互いに組み合わせて多様に変更することができるので、本発明の権利解釈が制限されてはいけない。
一方、本発明の第2実施形態として、図4に示すように、前記装着部は、前記ホルダー20の外周面に沿って円環状に連続した第2装置溝22から構成され、前記マグネットは、前記第2装置溝22に嵌め込まれるリング型マグネットRMから構成される。
前記リング型マグネットRMは、内周面及び外周面が、前記コイン型マグネットCMの両面の如く内側及び外側の対向面を形成し、リング型マグネットRMの外周面から発生する磁力が前記対面部12の内周面に作用する。
このようなリング型マグネットRMもまた、幅や厚さを変更して交換可能にすることで、制動力を変更できるようにすることが好ましい。
また、本発明は、後述する固定プレート23及び固定リング25により前記ホルダー20及びマグネットCM、RMの交換を可能にすることにより、使用者が前記コイン型マグネットCMを多様に組み合わせたり、リング型マグネットRMを交換してセルフチューニングを行ったりすることができ、これによりマグネットブレーキMBの制動力を自分好みに設定することができる。
具体的に、前記ホルダー20は、前記装着部(第1装置溝21または第2装置溝22)の開口部を覆いながら前記ホルダー20に着脱自在に結合され、前記マグネットを固定する固定プレート23を含む。
前記固定プレート23には、前記第1装置溝21または前記第2装置溝22に対応する離脱防止部が縁に沿って形成される。
そこで、第1実施形態の場合、前記固定プレート23は、前記第1装置溝21に対応する縁の一部が開口して縁に沿って形成された収容溝231を備え、このとき前記収容溝231の幅が前記第1装置溝21の幅よりも小さく形成されて、各収容溝231の両側に、コイン型マグネットCMの外周面を保持する離脱防止部232が形成される。
また、第2実施形態の場合、前記ホルダー20の外径に対応する円板状の固定プレート23が配備され、固定プレート23の縁で形成された離脱防止部233が前記リング型マグネットRMを保持する。
このような固定プレート23は、前記ホルダー20の他側面(前面)にボルトで着脱自在に結合するとともに、前記第1装置溝21及び第2装置溝22の他側の開口部を覆うことで、各マグネットCM、RMの離脱を防止することでき、且つ、使用者が必要に応じて各マグネットCM、RMの交換や着脱を可能にすることで、各使用者の特性に合わせたチューニングを行うことができる。
また、前記ホルダー20は、前記装着部の内側に円形状に形成された嵌合溝24と、前記嵌合溝24に嵌合され、各マグネットCM、RMとの引力作用により各マグネットCM、RMの離脱を防止する固定リング25と、を含む。
前記固定リング25は、金属材料、または各マグネットCM、RMとは異なる極性のマグネットから形成され、各マグネットCM、RMとの間で引力が作用し、これにより各マグネットCM、RMがホルダー20の中央に向かって磁着することで、各マグネットCM、RMが各装置溝21、22の外部に分離、離脱することを防止する。
一方、前記ホルダー20は、前記スプール10の軸方向に前後進可能に構成されており、前記マグネットと前記対面部12との対面面積の変化に応じて制動力を調整することを特徴とする。
ここで、マグネットと対面部12との対面面積とは、マグネットCM、RMが対面部12の内部に進入するにつれてマグネットCM、RMが対面部と重なり合って変化する面積はもちろん、マグネットCM、RMが対面部12と重ならないように完全に後退して離脱した状態をも含む。
このために、前記ホルダー20は、一側面から突出して前記スプールカバー30を嵌通する複数の結合突起26を含む。
前記結合突起26は、ホルダー20の円周方向に放射状に配設され、各結合突起26は、後述するスライドカム40にボルト42で結合され、このとき、各結合突起26には、圧縮ばね43が外挿され、前記圧縮ばね43は、前記スライドカム40に連結されたホルダー20、すなわちマグネットCM、RMを前記対面部12から離れるように弾性的に支持する。
前記スプールカバー30は、他側面(前面)に開口して形成されて前記ホルダー20を収容する載置部31と、前記結合突起26が嵌通する貫通孔32と、を含む。
また、前記スプールカバー30は、前記貫通孔32とは別に、スプールカバー30の両面を貫通して形成されたガイド孔33を備え、前記ガイド孔33に前記スライドカム40のガイド突起44が嵌合される。
前記スライドカム40は、前記スプールカバー30の一側面の胴部に外挿されて左右に移動可能に結合され、前記結合突起26に対応する支持部41を備え、ボルト42が前記支持部41を貫通して前記結合突起26に結合されることにより、前記ホルダー20とスライドカム40とが互いに連動するようになる。
また、前記スライドカム40は、他側面に突設されたガイド突起44を備え、前記ガイド突起44が前記ガイド孔33に嵌合されてスライドカム40の左右移動を案内する。
このようなスライドカム40は、一側面(後面)に円周方向に形成されたカム対応部45を備え、後述するダイヤルカム50の回転動作によりスプール10の軸方向に沿って左右に移動する。
前記ダイヤルカム50は、一側面に結合される前記ダイヤル部51が前記パーム側サイドカバー60の外側面に露出するように嵌合され、他側面には、前記カム対応部45に面接するように形成されたカム部52が突出している。
前記カム対応部45及びカム部52は、各カムの円周方向に沿って最低点と最高点とが傾斜連結されており、前記カム対応部45の最高点及び最低点がそれぞれ前記カム部52の最低点及び最高点に接する際には、前記スライドカム40、すなわち、ホルダー20が前記スプール10から一側方向に最大距離を有する。
さらに、前記ダイヤルカム50を回転させると、前記カム対応部45とカム部52との当接高さが変わり、これにより前記スライドカム40、すなわち、ホルダー20が前記スプール10の軸方向に前後進しながら、前記対面部12と各マグネットCM、RMとの間の距離を調整する。
したがって、使用者は、自分の好みに合わせて対面部12とホルダー20との間の距離を調整することにより、最初に発生する制動力を調整することができ、前記スプール10が加速回転することにより、前記対面部12と各マグネットCM、RMとの間に渦電流が発生し、その後、前記スプール10が一定以上に高速回転すると、増加する渦電流により発生する引力が前記圧縮ばね43の弾性力を超えると、前記ホルダー20が前記対面部12の内部に進入して、前記対面部12の内周面と各マグネットCM、RMの外側面との間の重なり面積が大きくなり、これにより磁力が大きく作用して制動力が増加する。
また、前記スプール10が制動力により一定以下に減速すると、前記圧縮ばね43の弾性力により前記ホルダー20を再び前記スプール10から遠ざかる方向に後進させて制動力を低減する。
これにより、前記スプール10の回転速度に合わせて前記マグネットブレーキMBの制動力を適宜増減させることにより、バックラッシュの発生を防止するとともに、キャスティング距離の減少を防止することができる。
一方、本発明は、前記固定プレート23と共に前記コイン型マグネットCMをより安全に固定するための離脱防止帯Bをさらに含む。
前記離脱防止帯Bは、所定の弾性力を有する素材からなり、前記固定プレート23の一側縁に沿ってリング状に結合され、前記収容溝231を横切るように設けられる。
このような離脱防止帯Bは、一側面が開口した「コ」字状で内側及び外側の係止部B1の間に挿入溝B2が形成される。
これにより、前記固定プレート23を前記ホルダー20に結合すると、各第1装置溝21のコイン型マグネットCMの他側の一部が前記挿入溝B2に嵌め込まれ、このとき、前記収容溝231上の離脱防止帯Bが膨張しながら発生する弾性力が、前記コイン型マグネットCMを第1装置溝21に押し付けて前記コイン型マグネットCMを保持し、特に固定プレート23の平坦度がずれていても、前記離脱防止帯Bがコイン型マグネットCMを強く固定するので、コイン型マグネットCMが第1装置溝21の外部、特に第1装置溝21の他側の開口部に分離、離脱することを防止することができる。
以上、本発明を説明するにあたって、添付図面を参照して、釣り用リールを中心に説明したが、本発明は、当業者によって様々な修正、変更及び置換が可能であり、このような修正、変更及び置換は本発明の保護範囲に属すると解釈されなければならない。
MB マグネットブレーキ
CM コイン型マグネット
RM リング型マグネット
10 スプール
11 ドラム部
12 対面部
20 ホルダー
21 第1装置溝
22 第2装置溝
23 固定プレート
24 嵌合溝
25 固定リング
26 結合突起
30 スプールカバー
31 載置部
32 貫通孔
33 ガイドボール
40 スライドカム
41 支持部
42 ボルト
43 圧縮ばね
44 ガイド突起
45 カム対応部
50 ダイヤルカム
51 ダイヤル部
52 カム部
60 パーム側サイドカバー

Claims (5)

  1. 釣り糸が巻き取られるドラム部を有するスプール;並びに
    前記スプールの一側に設けられたホルダーと、前記スプールの軸方向と交差する円周方向に沿って内側及び外側に対向面を有するよう前記ホルダーに装着されて前記スプールに制動力を発生させるマグネットと、を含むマグネットブレーキ;を含むことを特徴とする、釣り用リール。
  2. 前記スプールは、前記マグネットの内側及び外側の対向面の一方の面に対向するように前記ドラム部の一側端から前記スプールの軸方向に延設され、前記マグネットの磁力が作用する対面部を含むことを特徴とする、請求項1に記載の釣り用リール。
  3. 前記ホルダーは、前記スプールの軸方向に前後進可能に構成されており、前記マグネットと前記対面部との対面面積の変化に応じて制動力を調整することを特徴とする、請求項2に記載の釣り用リール。
  4. 前記マグネットは、前記対面部の内径よりも小さい外径を有しており、前記対面部の内周面に磁力が作用することを特徴とする、請求項2または3に記載の釣り用リール。
  5. 前記ホルダーは、前記マグネットが嵌め込まれる装着部と、前記装着部の開口部を覆いながら前記ホルダーに着脱自在に結合され、前記マグネットを固定する固定プレートと、を含むことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の釣り用リール。

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