JP2023066243A - 車両側部構造 - Google Patents

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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/04Door pillars ; windshield pillars

Abstract

【課題】側部ドアの内部に、デジタルキーセンサを配置した場合でも、ピラーの強度を十分に確保できる車両側部構造を提供する。【解決手段】車両側部構造は、側部ドア(リアドア10R)と、少なくともピラーR/F36を有するピラー(センターピラー30C)と、を備え、前記側部ドアの車両前後方向端部には、デジタルキーセンサ24と、膨出部26と、が設けられ、前記ピラーR/F36は、車幅方向外側に向いた外面壁44であって、その一般面52の一部が車幅方向内側に凸となるように湾曲または屈曲した退避部42を有する外面壁44と、前記外面壁44の車幅方向中央において車両上下方向に延びる中央凹ビード54と、前記中央凹ビード54の底面から隆起する中央凸ビード56と、を備え、前記中央凸ビード56の上下方向範囲は、前記退避部42の少なくとも一部と重複している。【選択図】図5

Description

本明細書は、側部ドアと、この側部ドアの前後方向端部に対向するピラーと、を備えた車両側部構造を開示する。
一般に、車両の側部には、車両の上下方向に長尺で、ドア開口の車両前後方向端部を画定するピラーが設けられている。このピラーは、側部ドアの車両前後方向端部と、車幅方向に対向する。かかるピラーは、車両の骨格部材の一部であり、高い強度が求められている。そこで、従来から、ピラーの内部にピラーリーンフォースメント(以下「ピラーR/F」という)を設けるとともに、このピラーリーンフォースメントに、複数のビードを設けて、強度の向上を図る技術が提案されている(例えば特許文献1等)。
特開2011-161941号公報
ところで、車両の中には、側部ドアの施錠に関する信号(以下「施錠信号」という)を無線で受信し、受信した信号に応じて、側部ドアの施錠を電気的に制御する、デジタルキー機能を搭載したものがある。かかる車両では、側部ドアの車両前後方向端部の内部に、施錠信号を受信するデジタルキーセンサが配置される。また、側部ドアのうちデジタルキーセンサの配置箇所には、側部ドアの車幅方向内側の面が車幅方向内側に膨出する膨出部が設けられる。
側部ドアに膨出部が存在する場合、ピラーには、この膨出部との干渉を避けるために、車両前後方向視で、車幅方向内側に湾曲または屈曲する退避部を設ける必要がある。しかしながら、こうした退避部を設けた場合、側突曲げモーメントが印加された際に当該退避部に応力が集中する。結果として、退避部が存在する場合、退避部が無い場合に比べて、小さな荷重でピラーが座屈する。こうしたピラーの座屈を防止するために、ピラーの板厚を増やすことも考えられるが、その場合、重量やコストの増加という別の問題を招く。
そこで、本明細書では、側部ドアの内部に、デジタルキーセンサを配置した場合でも、ピラーの強度を十分に確保できる車両側部構造を開示する。
本明細書で開示する車両側部構造は、側部ドアと、車両上下方向に長尺で、前記側部ドアの車両前後方向端部と車幅方向に向かい合うピラーであって、少なくともピラーR/Fを有するピラーと、を備え、前記側部ドアの車両前後方向端部には、内部にデジタルキーセンサが配置されるとともに、車幅方向内側面が車幅方向内側に膨出した膨出部が設けられ、前記ピラーR/Fは、車幅方向外側に向いた外面壁であって、その一般面の一部が、前記膨出部と干渉しないように、車両前後方向視で、車幅方向内側に凸となるように湾曲または屈曲した退避部を有する外面壁と、前記外面壁の車幅方向中央において、車両上下方向に延び、前記一般面よりも車幅方向内側に窪んだ中央凹ビードと、少なくとも一部が前記中央凹ビードの溝内に位置するように前記中央凹ビードの底面から隆起する中央凸ビードと、を備え、前記中央凸ビードの上下方向範囲は、前記退避部の上下方向範囲の少なくとも一部と重複している、ことを特徴とする。
中央凸ビードは、少なくとも一部が中央凹ビードの溝内に位置しているため、中央凸ビードを単独で設けた場合に比べて、中央凸ビード周辺の強度を向上できる。そして、かかる中央凸ビードを退避部と少なくとも一部重複させることで、退避部、ひいては、ピラーR/Fの座屈が効果的に抑制される。結果として、側部ドアの内部に、デジタルキーセンサを配置した場合でも、ピラーの強度を十分に確保できる。
この場合、前記中央凸ビードは、前記中央凹ビードの下端より下側となる位置まで延びてもよい。
かかる構成とした場合、中央凹ビードおよび中央凸ビードの終端位置が互いにズレることになる。その結果、各ビードの終端位置への応力集中が緩和され、退避部、ひいては、ピラーR/Fの座屈が効果的に抑制される。結果として、側部ドアの内部に、デジタルキーセンサを配置した場合でも、ピラーの強度を十分に確保できる。
この場合、前記中央凹ビードの下端と前記中央凸ビードの下端との間の位置において、前記中央凸ビードは、前記一般面よりも車幅方向外側に突出しており、前記中央凸ビードの上端から前記中央凹ビードの下端までの範囲の一部または全体において、前記一般面の前記中央凹ビードの底面からの突出量と前記中央凸ビードの前記凹ビードの底面からの突出量とが等しくなり、かつ、前記中央凹ビードが前記一般面と前記中央凸ビードとの間に介在する溝として機能してもよい。
かかる構成とすることで、広範囲にわたって、中央凹ビードおよび中央凸ビードの少なくとも一方が、一般面を補強する。結果として、応力の集中をより確実に緩和でき、ピラーR/Fの座屈を効果的に防止できる。
また、前記中央凸ビードは、前記凹ビードの底面から、下方に進むにつれ突出量が増加するようにスロープ状に徐々に隆起しており、前記中央凸ビードの天面の上端は、前記中央凹ビードの底面に直接繋がっていてもよい。
かかる構成とすることで、中央凸ビードの上端周辺で、強度の急激な変化を防止できるため、応力の集中をより効果的に防止できる。
また、前記中央凹ビードの底面の下部は、下方に進むにつれ、徐々に、前記一般面に近づくように傾斜しており、前記中央凹ビードの底面の下端は、前記一般面との間に段差を形成することなく、前記一般面と融合していてもよい。
かかる構成とすることで、中央凹ビードの下端周辺で、強度の急激な変化を防止できるため、応力の集中をより効果的に防止できる。
また、前記外面壁のうち、前記退避部より下側には、ほぼ平坦面であるヒンジ取付面が設けられており、前記中央凸ビードの天面は、その下端において、前記ヒンジ取付面と車幅方向外側に凸の角度を成して繋がっていてもよい。
かかる構成とした場合、中央凸ビードとヒンジ取付面との間に、別の面が介在しないため、面同士の境界、ひいては、応力が集中しやすい箇所を減らすことができる。結果として、ピラーR/Fの座屈をより効果的に防止できる。
本発明で開示する車両側部構造によれば、側部ドアの内部に、デジタルキーセンサを配置した場合でも、ピラーの強度を十分に確保できる。
車両を側方から見た図である。 図1のA-A断面図である。 図2のB-B断面図であり、図4における第三位置での断面図である。 ピラーR/Fの退避部周辺を車両側方から見た図である。 ピラーR/Fの退避部周辺の斜視図である。 図4における第一位置での断面図である。 図4における第二位置での断面図である。
以下、図面を参照して車両側部構造について説明する。なお、各図面において、「Fr」、「Up」、「Out」は、それぞれ、車両の前方、上方、および、車幅方向外側を意味している。
図1に示すように、車両の側部には、フロントドア10Fと、リアドア10Rと、が設けられている。フロントドア10Fは、車両の前席の側方にあるドア開口を開閉自在に覆う側部ドアであり、リアドア10Rは、車両の後席の側方にあるドア開口を開閉自在に覆う側部ドアである。前側のドア開口と後側のドア開口との境界には、センターピラー30Cが配置されている。センターピラー30Cは、車両の上下方向に長尺な骨格部材である。フロントドア10Fの後端部、および、リアドア10Rの前端部は、このセンターピラー30Cと、車幅方向に対向している。
リアドア10Rは、その前端部近傍に設けられたヒンジ28により、鉛直方向に略平行なヒンジ軸周りに揺動する。また、リアドア10Rの前端部であって、ヒンジ28の上側には、デジタルキーセンサ24が、設けられている。デジタルキーセンサ24は、リアドア10Rの施錠に関する電波信号、すなわち、施錠信号を受信する。この施錠信号は、専用のリモコンから送信されてもよいし、可搬型の情報端末(例えばスマートフォン等)から送信されてもよい。デジタルキーセンサ24は、受信した施錠信号をデジタルキー(図示せず)に送信する。デジタルキーは、施錠信号に基づいて、リアドア10Rを電気的に施錠または施錠解除するロック機構である。なお、ここでは、リアドア10Rにおけるヒンジ28およびデジタルキーセンサ24を説明したが、フロントドア10Fにも、同様のヒンジおよびデジタルキーセンサが設けられている。
リアドア10Rのうち、デジタルキーセンサ24の配置箇所は、当該デジタルキーセンサ24の厚みの影響を受けるため、車幅方向内側に膨出している。これについて、図2を参照して説明する。図2は、図1のA-A断面図である。
図2に示すように、リアドア10Rは、ドアアウタ20と、ドアインナ22と、を有する。ドアアウタ20およびドアインナ22は、その周縁において互いに接合され、両者の間に、ドア内部空間11を形成する。デジタルキーセンサ24は、このドア内部空間11に配置される。ここで、このデジタルキーセンサ24が、ドアアウタ20の意匠に影響を与えないようにするために、デジタルキーセンサ24の配置箇所において、ドアインナ22は、車幅方向内側に膨出している。以下では、このドアインナ22が、膨出している箇所を、「膨出部26」と呼ぶ。この膨出部26は、図2に示す通り、ヒンジ28より上側である。
センターピラー30Cには、この膨出部26と干渉しないように、車幅方向内側に凸となるように湾曲または屈曲した退避部42が設けられている。このセンターピラー30Cの構成について説明する。図3は、図2のB-B断面図である。
図2、図3に示すように、センターピラー30Cは、ピラーアウタ32と、ピラーインナ34と、ピラーR/F36と、を備えている。図3に示すように、ピラーアウタ32は、車幅方向外側に突出した略ハット状の断面を有し、ピラーインナ34は、ピラーアウタ32より車幅方向内側に配置され、車幅方向内側に突出した略ハット状の断面を有する。ピラーインナ34およびピラーアウタ32は、それぞれの車幅方向端部において互いに接合され、閉断面31を形成する。
ピラーR/F36は、ピラー30を補強するために、閉断面31内に配置される補強材である。ピラーR/F36は、ピラーアウタ32に概ね沿う断面形状、すなわち、車幅方向外側に突出する略ハット状の断面を有している。より具体的には、ピラーR/F36は、車幅方向外側に向いた外面壁44と、当該外面壁44の車両前後方向両端から車幅方向内側に延びる前壁46および後壁48と、前壁46または後壁48の車幅方向内側端部から車両前方または車両後方に延びるフランジ50と、を備えている。
外面壁44には、ヒンジ28の締結部材28aが固定されるヒンジ取付面38(図2参照)が、二つ、上下に間隔を開けて設けられている。なお、図2では、上側のヒンジ取付面38のみを図示している。また、以下の説明における「ヒンジ取付面38」は、上側のヒンジ取付面38を意味する。ヒンジ取付面38は、車両上下方向にほぼ平行な平坦面である。外面壁44は、このヒンジ取付面38の上端を境界として車幅方向を内側に屈曲したうえで、上方に進む。
ここで、外面壁44は、ヒンジ取付面38の上端から上方に進む過程で、リアドア10Rの膨出部26との干渉を避けるために、車両前後方向視で、車幅方向内側に凸となるように湾曲している退避部42を有する。こうした退避部42には、車両外側から車両内向きの側突曲げモーメントが加わったときに応力が集中しやすい。そのため、退避部42を設けた場合、ピラーR/F36が本来持つ耐力を使い切る前に、退避部42に応力が集中し、座屈が発生するおそれがあった。
本例では、こうした退避部42における応力の集中、ひいては、座屈の発生を防止するために、退避部42付近に、複数のビードを設けるとともに、この複数のビードそれぞれの車両上下方向の終端位置をずらしている。これについて、図3~図7を参照して説明する。図4は、ピラーR/F36の退避部42周辺を車両側方からみた図であり、図5は、退避部42周辺の斜視図である。また、図6は、図4の第一位置H1におけるピラーR/F36の断面図であり、図7は、図4の第二位置H2におけるピラーR/F36の断面図である。また、図4における第三位置H3は、図2におけるB-B断面位置である。
上述した通り、または、図4、図5に示す通り、ピラーR/F36の外面壁44には、ヒンジ28の締結部材28aが固定されるヒンジ取付面38が設けられ、このヒンジ取付面38より上側の領域に、退避部42が設けられている。退避部42は、膨出部26との干渉を避けるために、外面壁44の一般面52が、車両前後方向視で、車幅方向内側に凸になるように湾曲した部位である。
なお、一般面52が車幅方向内側に湾曲した場合、図5に示すように、一般面52の車幅方向両端の稜線L1も車幅方向内側に湾曲する。一方で、本例では、前壁46および後壁48の稜線L2は、車幅方向内側に湾曲しない形状としている。この場合、稜線L1と稜線L2との間に隙間が生じることとなるが、この隙間には、一般面52および前壁46または後壁48と角度を成して繋がるパッチ面53が存在する。
外面壁44のうち、ヒンジ取付面38より上側の領域、すなわち、退避部42を含む領域には、中央凹ビード54と中央凸ビード56が形成されている。中央凹ビード54は、外面壁44の車幅方向中央において、車両上下方向に延びており、一般面52よりも車幅方向内側に陥没しているビードである。中央凹ビード54の底面54aの上端は、一般面52との間に段差を形成する一方、中央凹ビード54の底面54aの下端は、一般面52との間に段差を形成することなく、一般面52と融合している。すなわち、中央凹ビード54の底面54aの上縁は、図4に示すように、一般面52と離間しており、底面54aの上縁と一般面52との間には立壁54b(図4参照)が介在している。一方、底面54aの下部は、下方に進むにつれ、徐々に、一般面52に近づくように傾斜しており、最終的に、底面54aが、一般面52と同じ面内に到達することで、中央凹ビード54は消失する。
中央凸ビード56は、外面壁44の車幅方向中央において、車両上下方向に延びており、車幅方向外側に突出しているビードである。この中央凸ビード56は、中央凹ビード54の底面54aから車両車幅方向外側に隆起している。換言すれば、中央凸ビード56の一部は、中央凹ビード54の溝内にあり、中央凸ビード56の上端は、中央凹ビード54の上端と下端の間に位置している。また、中央凸ビード56の車両前後方向寸法は、中央凹ビード54の車両前後方向寸法より小さい。
この中央凸ビード56の上端は、中央凹ビード54の底面54aと段差を形成することなく、底面54aと融合している。すなわち、中央凸ビード56の天面56aは、中央凹ビード54の底面54aから、下方に進むにつれ底面54aからの突出量が増えるように、スロープ状に徐々に隆起している。
また、中央凸ビード56は、中央凹ビード54の下端を越えて下方に延びており、最終的に、ヒンジ取付面38の上端縁に接続する。すなわち、中央凸ビード56の天面56aは、ヒンジ取付面38の上端縁まで延びており、当該天面56aは、その下端において、ヒンジ取付面38と車幅方向外側に凸の角度を成して繋がっている。
ここで、上述した通り、一般面52には、膨出部26との干渉を避けるために、車両前後方向視で、車幅方向内側に凸となるように湾曲した退避部42が設けられている。中央凸ビード56は、その上下方向範囲が、この退避部42の上下方向範囲の少なくとも一部と、重複する位置に設けられている。
次に、以上のような構成とする理由について説明する。上述した通り、本例の外面壁44には、車両前後方向視で、車幅方向内側に凸となるように湾曲した退避部42が存在する。かかる退避部42には、応力が集中しやすく、当該退避部42において座屈が発生しやすい。こうした座屈を防止するために、ビードを設けることが考えられる。しかし、ビードを一つだけ設けた場合、当該ビードの終端位置が脆弱部となりやすい。例えば、中央凸ビード56を設けず、中央凹ビード54のみを設けた場合、中央凹ビード54の下端付近は、強度が急激に変化する脆弱部となるため、座屈が発生しやすい。また、中央凹ビード54を設けず、中央凸ビード56のみを設けた場合には、中央凸ビード56の上端付近は、強度が急激に変化する脆弱部となるため、座屈が発生しやすい。
一方、本例では、上述したように、中央凹ビード54と中央凸ビード56を設け、さらに、両者の終端位置を互いにずらしている。これにより、脆弱部が発生しにくく、退避部42の全範囲が、中央凹ビード54と中央凸ビード56の少なくとも一方によって補強されるため、座屈を効果的に防止できる。すなわち、中央凹ビード54の下端より下側である第一位置H1(図4参照)では、図6に示すように、中央凸ビード56が、一般面52より車幅方向外側に突出して、一般面52を補強する。これにより、第一位置H1における応力集中、ひいては、座屈の発生を効果的に防止できる。
また、中央凸ビード56の上端より上側である第二位置H2(図4参照)では、図7に示すように、中央凹ビード54が、一般面52より陥没している。この場合、中央凹ビード54の車幅方向両側の一般面52が、中央凹ビード54の底面54aから突出した突条として機能する。また、中央凹ビード54を設けることで、外面壁44の断面係数が向上する。結果として、中央凹ビード54を設けることで外面壁44の強度が向上する。これにより、第二位置H2においても、応力集中、ひいては、座屈の発生を効果的に防止できる。
さらに、中央凹ビード54の下端より上側、かつ、中央凸ビード56の上端より下側である、第三位置H3(図4参照)では、図3に示すように、一般面52の底面54aからの突出量と、中央凸ビード56の底面54aからの突出量と、がほぼ同じとなる。換言すれば、第三位置H3では、一般面52と中央凸ビード56の天面56aとが、ほぼ同一平面に並ぶ。しかし、この場合でも、中央凹ビード54が、一般面52と中央凸ビード56との間の溝58として機能して、一般面52を補強する。そのため、第三位置H3においても、応力集中、ひいては、座屈の発生を効果的に防止できる。
また、本例では、中央凹ビード54の底面54aの下端は、一般面52との間に段差を形成することなく、一般面52と融合している。このように段差を形成しないことで、中央凹ビード54の下端周辺での強度の変化が緩やかとなり、応力の集中をより効果的に防止できる。結果として、ピラーR/F36の座屈をより効果的に防止できる。
同様に、中央凸ビード56の天面56aの上端も、底面54aとの間に段差を形成することなく、底面54aに融合している。これにより、中央凸ビード56の上端周辺での強度の変化が緩やかとなり、応力の集中をより効果的に防止できる。また、中央凸ビード56の天面56aの下端は、ヒンジ取付面38の上端縁に直接つながっている。この場合、天面56aの下端が、ヒンジ取付面38の上端縁から離間している場合に比べて、面同士の境界を減らすことができ、応力の集中をより効果的に防止できる。結果として、ピラーR/F36の座屈をより効果的に防止できる。
ここで、これまでの説明で明らかな通り、本例では、ピラーR/F36の板厚や材料を変更せず、ピラーR/F36の形状を変更することで、応力集中を緩和し、座屈を防止している。そのため、本例によれば、デジタルキーセンサ24を配置した場合でも、ピラーR/F36の重量の増加やコストの増加を防止しつつ、センターピラー30Cの強度を十分に確保できる。
なお、これまで説明した構成は一例であり、少なくとも、デジタルキーセンサ24の配置に伴い生じる退避部42と、当該退避部42と少なくとも部分的に重複する位置に設けられる中央凸ビード56と、中央凸ビード56と少なくとも一部が重複する中央凹ビード54と、を有するのであれば、その他の構成は、適宜、変更されてもよい。例えば、中央凸ビード56は、その全体が、中央凹ビード54に収まる形状であってもよい。また、本例では、中央凹ビード54の下端と一般面52とを、段差を形成することなく、緩やかに融合させているが、両者の間に段差を設けてもよい。同様に、中央凸ビード56の上端と、中央凹ビード54の底面54aとの間に段差を設けてもよい。また、本例では、中央凸ビード56の下端を、ヒンジ取付面38の上端に直接接続しているが、中央凸ビード56の下端は、ヒンジ取付面38の上端と離間していてもよい。
また、これまでは、センターピラー30Cを例に挙げて説明しているが、本例の技術は、他のピラー、例えば、フロントピラー30Fやリアピラー30Rに適用されてもよい。例えば、フロントドア10Fの前端部に、デジタルキーセンサ24が配置される場合には、フロントピラー30Fに、本例と同様に、退避部42や中央凹ビード54、中央凸ビード56を設けてもよい。また、デジタルキーセンサ24が、リアドア10Rの後端部に設けられる場合には、リアピラー30Rに、退避部42や中央凹ビード54、中央凸ビード56を設けてもよい。また、上述の説明では、退避部42において、外面壁44は、車幅方向内側に、湾曲せず、屈曲してもよい。
10F フロントドア、10R リアドア、11 ドア内部空間、20 ドアアウタ、22 ドアインナ、24 デジタルキーセンサ、26 膨出部、28 ヒンジ、30C センターピラー、30F フロントピラー、30R リアピラー、31 閉断面、32 ピラーアウタ、34 ピラーインナ、36 ピラーR/F、38 ヒンジ取付面、42 退避部、44 外面壁、46 前壁、48 後壁、50 フランジ、52 一般面、53 パッチ面、54 中央凹ビード、56 中央凸ビード、58 溝。
本明細書で開示する車両側部構造は、側部ドアと、車両上下方向に長尺で、前記側部ドアの車両前後方向端部と車幅方向に向かい合うピラーであって、少なくともピラーR/Fを有するピラーと、を備え、前記側部ドアの車両前後方向端部には、内部にデジタルキーセンサが配置されるとともに、車幅方向内側面が車幅方向内側に膨出した膨出部が設けられ、前記ピラーR/Fは、車幅方向外側に向いた外面壁であって、その一般面の一部が、前記膨出部と干渉しないように、車両前後方向視で、車幅方向内側に凸となるように湾曲または屈曲した退避部を有する外面壁と、前記外面壁の車両前後方向中央において、車両上下方向に延び、前記一般面よりも車幅方向内側に窪んだ中央凹ビードと、少なくとも一部が前記中央凹ビードの溝内に位置するように前記中央凹ビードの底面から隆起する中央凸ビードと、を備え、前記中央凸ビードの上下方向範囲は、前記退避部の上下方向範囲の少なくとも一部と重複している、ことを特徴とする。
なお、一般面52が車幅方向内側に湾曲した場合、図5に示すように、一般面52の車両前後方向両端の稜線L1も車幅方向内側に湾曲する。一方で、本例では、前壁46および後壁48の稜線L2は、車幅方向内側に湾曲しない形状としている。この場合、稜線L1と稜線L2との間に隙間が生じることとなるが、この隙間には、一般面52および前壁46または後壁48と角度を成して繋がるパッチ面53が存在する。
外面壁44のうち、ヒンジ取付面38より上側の領域、すなわち、退避部42を含む領域には、中央凹ビード54と中央凸ビード56が形成されている。中央凹ビード54は、外面壁44の車両前後方向中央において、車両上下方向に延びており、一般面52よりも車幅方向内側に陥没しているビードである。中央凹ビード54の底面54aの上端は、一般面52との間に段差を形成する一方、中央凹ビード54の底面54aの下端は、一般面52との間に段差を形成することなく、一般面52と融合している。すなわち、中央凹ビード54の底面54aの上縁は、図4に示すように、一般面52と離間しており、底面54aの上縁と一般面52との間には立壁54b(図4参照)が介在している。一方、底面54aの下部は、下方に進むにつれ、徐々に、一般面52に近づくように傾斜しており、最終的に、底面54aが、一般面52と同じ面内に到達することで、中央凹ビード54は消失する。
中央凸ビード56は、外面壁44の車両前後方向中央において、車両上下方向に延びており、車幅方向外側に突出しているビードである。この中央凸ビード56は、中央凹ビード54の底面54aから車両車幅方向外側に隆起している。換言すれば、中央凸ビード56の一部は、中央凹ビード54の溝内にあり、中央凸ビード56の上端は、中央凹ビード54の上端と下端の間に位置している。また、中央凸ビード56の車両前後方向寸法は、中央凹ビード54の車両前後方向寸法より小さい。
また、中央凸ビード56の上端より上側である第二位置H2(図4参照)では、図7に示すように、中央凹ビード54が、一般面52より陥没している。この場合、中央凹ビード54の車両前後方向両側の一般面52が、中央凹ビード54の底面54aから突出した突条として機能する。また、中央凹ビード54を設けることで、外面壁44の断面係数が向上する。結果として、中央凹ビード54を設けることで外面壁44の強度が向上する。これにより、第二位置H2においても、応力集中、ひいては、座屈の発生を効果的に防止できる。

Claims (6)

  1. 側部ドアと、
    車両上下方向に長尺で、前記側部ドアの車両前後方向端部と車幅方向に向かい合うピラーであって、少なくともピラーリーンフォースメントを有するピラーと、
    を備え、前記側部ドアの車両前後方向端部には、内部にデジタルキーセンサが配置されるとともに、車幅方向内側面が車幅方向内側に膨出した膨出部が設けられ、
    前記ピラーリーンフォースメントは、
    車幅方向外側に向いた外面壁であって、その一般面の一部が、前記膨出部と干渉しないように、車両前後方向視で、車幅方向内側に凸となるように湾曲または屈曲した退避部を有する外面壁と、
    前記外面壁の車幅方向中央において、車両上下方向に延び、前記一般面よりも車幅方向内側に窪んだ中央凹ビードと、
    少なくとも一部が前記中央凹ビードの溝内に位置するように前記中央凹ビードの底面から隆起する中央凸ビードと、
    を備え、前記中央凸ビードの上下方向範囲は、前記退避部の上下方向範囲の少なくとも一部と重複している、
    ことを特徴とする車両側部構造。
  2. 請求項1に記載の車両側部構造であって、
    前記中央凸ビードは、前記中央凹ビードの下端より下側となる位置まで延びる、ことを特徴とする車両側部構造。
  3. 請求項2に記載の車両側部構造であって、
    前記中央凹ビードの下端と前記中央凸ビードの下端との間の位置において、前記中央凸ビードは、前記一般面よりも車幅方向外側に突出しており、
    前記中央凸ビードの上端から前記中央凹ビードの下端までの範囲の一部または全体において、前記一般面の前記中央凹ビードの底面からの突出量と前記中央凸ビードの前記凹ビードの底面からの突出量とが等しくなり、かつ、前記中央凹ビードが前記一般面と前記中央凸ビードとの間に介在する溝として機能する、
    ことを特徴とする車両側部構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の車両側部構造であって、
    前記中央凸ビードは、前記凹ビードの底面から、下方に進むにつれ突出量が増加するようにスロープ状に徐々に隆起しており、前記中央凸ビードの天面の上端は、前記中央凹ビードの底面に直接繋がっている、ことを特徴とする車両側部構造。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の車両側部構造であって、
    前記中央凹ビードの底面の下部は、下方に進むにつれ、徐々に、前記一般面に近づくように傾斜しており、
    前記中央凹ビードの底面の下端は、前記一般面との間に段差を形成することなく、前記一般面と融合している、
    ことを特徴とする車両側部構造。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の車両側部構造であって、
    前記外面壁のうち、前記退避部より下側には、ほぼ平坦面であるヒンジ取付面が設けられており、
    前記中央凸ビードの天面は、その下端において、前記ヒンジ取付面と車幅方向外側に凸の角度を成して繋がっている、
    ことを特徴とする車両側部構造。
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