JP2023065773A - 車両用照明装置、および車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】光の取り出し効率の向上と、発光素子の光の出射面に樹脂が付着するのを抑制することができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することである。【解決手段】実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと;前記ソケットの一方の端部側に設けられた基板と;前記基板の上に設けられた少なくとも1つの発光素子と;前記基板の、前記発光素子が設けられる側に設けられ、枠状を呈し、前記発光素子を囲む枠部と;前記基板と、前記枠部と、の間に設けられ、前記発光素子から出射した光に対する反射率が、前記基板よりも高い接合部と;を具備している。前記枠部の中心軸と直交する方向において、前記枠部の内壁の、前記基板側の端部と、前記発光素子の側面と、の間の距離をL(mm)とし、前記接合部の前記枠部の内側に設けられた部分の、前記発光素子側の端部と、前記枠部の内壁の、前記基板側の端部と、の間の距離をL1(mm)とした場合に、以下の式を満足する。L/3(mm)≦L1(mm)<L/2(mm)【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、車両用照明装置、および車両用灯具に関する。
省エネルギー化や長寿命化などの観点から、フィラメントを備えた車両用照明装置に代えて発光ダイオードなどの発光素子を備えた車両用照明装置の普及が進んでいる。
近年においては、車両用照明装置の小型化が望まれている。そのため、基板と、基板上に実装されたチップ状の発光素子と、発光素子を囲む枠部と、枠部の内側に設けられ、発光素子を覆う封止部と、を備えた車両用照明装置が提案されている。
発光素子を囲む枠部が設けられていれば、発光素子から出射し、枠部の内壁に入射した光を、車両用照明装置の正面側に反射させることができる。そのため、光の取り出し効率を向上させることができる。
ここで、チップ状の発光素子の側面から漏れ出した光や、封止部と外気(空気)との界面で反射された光が、枠部の内側に露出する基板の表面に入射する場合がある。そのため、枠部の内側に露出する基板の表面に入射した光を、車両用照明装置の正面側に反射させることができれば、光の取り出し効率をさらに向上させることができる。
例えば、枠部の内側に露出する基板の表面に、反射率の高い樹脂を塗布することが考えられる。ところが、枠部の内側には、チップ状の発光素子が設けられているので、基板の表面に塗布した樹脂が、発光素子の光の出射面(上面)に付着する場合がある。発光素子の光の出射面に樹脂が付着すると、出射される光の光量が減少するおそれがある。
そこで、光の取り出し効率の向上と、発光素子の光の出射面に樹脂が付着するのを抑制することができる技術の開発が望まれていた。
特開2017-010948号公報
本発明が解決しようとする課題は、光の取り出し効率の向上と、発光素子の光の出射面に樹脂が付着するのを抑制することができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することである。
実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと;前記ソケットの一方の端部側に設けられた基板と;前記基板の上に設けられた少なくとも1つの発光素子と;前記基板の、前記発光素子が設けられる側に設けられ、枠状を呈し、前記発光素子を囲む枠部と;前記基板と、前記枠部と、の間に設けられ、前記発光素子から出射した光に対する反射率が、前記基板よりも高い接合部と;を具備している。前記枠部の中心軸と直交する方向において、前記枠部の内壁の、前記基板側の端部と、前記発光素子の側面と、の間の距離をL(mm)とし、前記接合部の前記枠部の内側に設けられた部分の、前記発光素子側の端部と、前記枠部の内壁の、前記基板側の端部と、の間の距離をL1(mm)とした場合に、以下の式を満足する。
L/3(mm)≦L1(mm)<L/2(mm)
本発明の実施形態によれば、光の取り出し効率の向上と、発光素子の光の出射面に樹脂が付着するのを抑制することができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することができる。
本実施の形態に係る車両用照明装置を例示するための模式分解図である。 図1における車両用照明装置のA-A線断面図である。 図2におけるB部の模式拡大図である。 車両用灯具を例示するための模式部分断面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(車両用照明装置)
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイタイムランニングランプ(DRL:Daytime Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではない。
図1は、本実施の形態に係る車両用照明装置1を例示するための模式分解図である。
図2は、図1における車両用照明装置1のA-A線断面図である。
図1および図2に示すように、車両用照明装置1には、例えば、ソケット10、発光モジュール20、給電部30、および伝熱部40が設けられている。
ソケット10は、例えば、装着部11、バヨネット12、フランジ13、放熱フィン14、およびコネクタホルダ15を有する。
装着部11は、フランジ13の一方の面13aに設けられる。装着部11の外形形状は、柱状とすることができる。装着部11の外形形状は、例えば、円柱状である。装着部11は、例えば、フランジ13側とは反対側の端部に開口する凹部11aを有する。
バヨネット12は、例えば、装着部11の側面に設けられる。バヨネット12は、車両用照明装置1の外側に向けて突出している。バヨネット12は、フランジ13と対向している。バヨネット12は、複数設けることができる。バヨネット12は、車両用照明装置1を、例えば、後述する車両用灯具100の筐体101に装着する際に用いられる。バヨネット12は、ツイストロックに用いることができる。
フランジ13は、例えば、板状を呈している。フランジ13は、例えば、略円板状を呈している。フランジ13は、面13aと、面13aに対向する面13bと、を有する。フランジ13の側面は、バヨネット12の側面よりも車両用照明装置1の外方に位置している。
放熱フィン14は、例えば、フランジ13の面13bに設けられる。放熱フィン14は、少なくとも1つ設けることができる。例えば、図2に示すように、ソケット10には複数の放熱フィン14を設けることができる。複数の放熱フィン14は、所定の方向に並べて設けることができる。放熱フィン14は、例えば、板状、または筒状を呈している。
コネクタホルダ15は、例えば、フランジ13の面13bに設けられる。コネクタホルダ15は、放熱フィン14と並べて設けることができる。コネクタホルダ15は、筒状を呈し、内部にシール部材105aを有するコネクタ105が挿入される。
ソケット10は、発光モジュール20、および給電部30を保持する機能と、発光モジュール20において発生した熱を外部に伝える機能を有する。そのため、ソケット10は、熱伝導率の高い材料から形成するのが好ましい。例えば、ソケット10は、アルミニウム合金などの金属から形成することができる。
また、近年においては、ソケット10は、発光モジュール20において発生した熱を効率よく放熱することができ、且つ、軽量であることが望まれている。そのため、ソケット10は、例えば、高熱伝導性樹脂から形成することがさらに好ましい。高熱伝導性樹脂は、例えば、樹脂と、無機材料を用いたフィラーと、を含む。高熱伝導性樹脂は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)やナイロン等の樹脂に、炭素や酸化アルミニウムなどを用いたフィラーを混合させたものである。
高熱伝導性樹脂を含み、装着部11、バヨネット12、フランジ13、放熱フィン14、およびコネクタホルダ15が一体に成形されたソケット10とすれば、発光モジュール20において発生した熱を効率よく放熱することができる。また、ソケット10の重量を軽くすることができる。この場合、装着部11、バヨネット12、フランジ13、放熱フィン14、およびコネクタホルダ15は、射出成形法などを用いて、一体成形することができる。また、インサート成形法を用いて、ソケット10、および伝熱部40を一体成形したり、ソケット10、給電部30、および伝熱部40を一体成形したりすることもできる。
発光モジュール20(基板21)は、ソケット10の一方の端部側に設けられる。
発光モジュール20は、例えば、基板21、発光素子22、枠部23、封止部24、素子25、および接合部26を有する。
基板21は、伝熱部40の面40aに接着される。この場合、接着剤は、熱伝導率の高い接着剤とすることが好ましい。例えば、接着剤は、無機材料を用いたフィラーが混合された接着剤とすることができる。
基板21は、板状を呈している。基板21の平面形状は、例えば、四角形である。基板21は、例えば、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板21は、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したメタルコア基板などであってもよい。発光素子22の発熱量が多い場合には、放熱の観点から熱伝導率の高い材料を用いて基板21を形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、メタルコア基板などを例示することができる。基板21は、単層構造を有するものであってもよいし、多層構造を有するものであってもよい。
また、基板21の表面には、配線パターン21aが設けられている。配線パターン21aは、例えば、銀を主成分とする材料や、銅を主成分とする材料などから形成される。
また、配線パターン21aや、後述する膜状の抵抗器などを覆う被覆部を設けることもできる。被覆部は、例えば、ガラス材料を含むことができる。
発光素子22は、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。
発光素子22は、基板21の上(伝熱部40側とは反対側)に設けられている。発光素子22は、配線パターン21aと電気的に接続される。発光素子22は、少なくとも1つ設けることができる。複数の発光素子22を設ける場合には、複数の発光素子22を互いに直列接続することができる。
発光素子22は、チップ状の発光素子とすることができる。発光素子22がチップ状の発光素子であれば、発光モジュール20の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。チップ状の発光素子22は、COB(Chip On Board)により配線パターン21aに実装することができる。チップ状の発光素子22は、例えば、上部電極型の発光素子、上下電極型の発光素子、フリップチップ型の発光素子などとすることができる。
発光素子22の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、車両用照明装置1の大きさや用途などに応じて適宜変更することができる。
枠部23は、枠状を呈し、基板21の、発光素子22が設けられる側に設けられている。枠部23は、発光素子22を囲んでいる。枠部23は、例えば、封止部24の形成範囲を規定する機能と、リフレクタの機能とを有する。
枠部23は、例えば、樹脂から形成される。樹脂は、例えば、PBT(polybutylene terephthalate)、PC(polycarbonate)、PET、ナイロン(Nylon)、PP(polypropylene)、PE(polyethylene)、PS(polystyrene)などの熱可塑性樹脂とすることができる。
また、発光素子22から出射した光に対する反射率を高めるために、樹脂に酸化チタンの粒子などを含めたり、白色の樹脂を用いたりすることができる。
また、枠部23の内壁は、基板21の面に垂直であってもよいし、基板21の面に対して傾斜していてもよい。例えば、図2に示すように、枠部23の内壁は、枠部23の基板21側とは反対側の端部に向かうに従い、枠部23の外側に向けて傾斜させることができる。
枠部23の反射率が高かったり、枠部23の内壁が傾斜面であったりすれば、枠部23の内壁に入射した光を、車両用照明装置1の正面側に向けて出射し易くなる。そのため、光の取り出し効率を向上させることができる。
封止部24は、枠部23の内側に設けられる。封止部24は、枠部23により囲まれた領域を覆うように設けられる。封止部24は、発光素子22を覆うように設けられる。封止部24は、透光性を有する樹脂を含んでいる。封止部24は、例えば、枠部23の内側に樹脂を充填することで形成される。樹脂の充填は、例えば、ディスペンサなどを用いて行われる。充填する樹脂は、例えば、シリコーン樹脂などである。
また、封止部24には蛍光体を含めることができる。蛍光体は、例えば、YAG系蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)などとすることができる。ただし、蛍光体の種類は、車両用照明装置1の用途などに応じて所定の発光色が得られるように適宜変更することができる。
素子25は、発光素子22を有する発光回路を構成するために用いられる受動素子または能動素子とすることができる。素子25は、例えば、枠部23の周辺に設けられ、配線パターン21aと電気的に接続される。素子25は、少なくとも1つ設けることができる。
素子25は、例えば、抵抗25a、および制御素子25bなどとすることができる。
ただし、素子25の種類は例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子22を有する発光回路の構成に応じて適宜変更することができる。例えば、素子25は、前述したものの他に、コンデンサ、正特性サーミスタ、負特性サーミスタ、インダクタ、サージアブソーバ、バリスタ、FETやバイポーラトランジスタなどのトランジスタ、集積回路、演算素子などであってもよい。
抵抗25aは、基板21の上に設けられている。抵抗25aは、配線パターン21aと電気的に接続される。抵抗25aは、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器(酸化金属皮膜抵抗器)、スクリーン印刷法などを用いて形成された膜状の抵抗器などとすることができる。なお、図1に例示をした抵抗25aは、膜状の抵抗器である。
膜状の抵抗器の材料は、例えば、酸化ルテニウム(RuO)である。膜状の抵抗器は、例えば、スクリーン印刷法および焼成法を用いて形成される。抵抗25aが膜状の抵抗器であれば、抵抗25aと基板21との接触面積を大きくすることができるので、放熱性を向上させることができる。また、複数の抵抗25aを一度に形成することができる。そのため、生産性を向上させることができる。また、複数の抵抗25aにおける抵抗値のばらつきを抑制することができる。
ここで、発光素子22の順方向電圧特性には、ばらつきがあるので、アノード端子とグランド端子との間の印加電圧を一定にすると、発光素子22から出射される光の明るさ(光束、輝度、光度、照度)にばらつきが生じる。そのため、発光素子22から出射される光の明るさが所定の範囲内に収まるように、発光素子22に直列接続された抵抗25aにより、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。この場合、抵抗25aの抵抗値を変化させることで、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。
抵抗25aが表面実装型の抵抗器やリード線を有する抵抗器などの場合には、発光素子22の順方向電圧特性に応じて適切な抵抗値を有する抵抗25aを選択する。抵抗25aが膜状の抵抗器の場合には、抵抗25aの一部を除去すれば、抵抗値を増加させることができる。例えば、膜状の抵抗器にレーザ光を照射すれば、膜状の抵抗器の一部を容易に除去することができる。なお、抵抗25aの数、大きさなどは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子22の数や仕様などに応じて適宜変更することができる。
制御素子25bは、基板21の上に設けられている。制御素子25bは、配線パターン21aと電気的に接続される。制御素子25bは、例えば、逆方向電圧が発光素子22に印加されないようにするため、および、逆方向からのパルスノイズが発光素子22に印加されないようにするために設けられる。制御素子25bは、例えば、表面実装型のダイオードや、リード線を有するダイオードなどである。図1に例示をした制御素子25bは、表面実装型のダイオードである。
接合部26は、枠部23と、基板21の間に設けられている。接合部26は、枠部23を基板21の上に接着する。
なお、接合部26に関する詳細は後述する。
給電部30は、例えば、複数の給電端子31、および保持部32を有する。
複数の給電端子31は、棒状体とすることができる。複数の給電端子31の一方の端部は、凹部11aの底面11a1から突出している。複数の給電端子31は、例えば、所定の方向に並べて設けられる。複数の給電端子31の一方の端部は、基板21に設けられた配線パターン21aと半田付けされる。複数の給電端子31の他方の端部は、コネクタホルダ15の孔の内部に露出している。コネクタホルダ15の孔の内部に露出する複数の給電端子31には、コネクタ105が嵌め合わされる。複数の給電端子31は、例えば、銅合金などの金属から形成される。なお、複数の給電端子31の形状、配置、材料などは例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
ソケット10が、例えば、アルミニウム合金などの金属や、炭素を用いたフィラーを含む高熱伝導性樹脂から形成されている場合は、導電性を有するソケット10となる。そのため、保持部32は、複数の給電端子31と、導電性を有するソケット10との間を絶縁するために設けられている。また、保持部32は、複数の給電端子31を保持する機能をも有する。保持部32は、例えば、絶縁性を有する樹脂から形成される。保持部32は、例えば、ソケット10に設けられた孔に圧入したり、孔の内壁に接着したりすることができる。なお、ソケット10が、例えば、酸化アルミニウムを用いたフィラーを含む高熱伝導性樹脂から形成される場合は、絶縁性を有するソケット10となる。この様な場合には、保持部32を省くことができる。
伝熱部40は、板状を呈し、ソケット10と、発光モジュール20(基板21)との間に設けられている。伝熱部40の面40aは、ソケット10の、発光モジュール20が設けられる側の端部から露出している。伝熱部40は、凹部11aの底面11a1に埋め込むこともできるし、凹部11aの底面11a1に接着することもできるし、凹部11aの底面11a1に設けられた凸状の台座の上に接着することもできる。
伝熱部40は、発光モジュール20において発生した熱をソケット10に伝えやすくするために設けられる。そのため、伝熱部40は、熱伝導率の高い材料(例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの金属)から形成することが好ましい。
なお、伝熱部40は省くこともできる。ただし、近年においては、車両用照明装置1の高光束化が求められており、発光素子22に流れる電流が増加する傾向にある。そのため、発光モジュール20において発生する熱が増加している。また、近年においては、車両用照明装置1の小型化が求められており、装着部11の断面積が小さくなる傾向にある。装着部11の断面積が小さくなると、発光モジュール20において発生した熱が放熱フィン14に伝わり難くなり、放熱フィン14を介した放熱がし難くなる場合がある。そのため、車両用照明装置1の高光束化や、小型化を考慮すると、伝熱部40を設けることが好ましい。
次に、接合部26についてさらに説明する。
図3は、図2におけるB部の模式拡大図である。
前述した様に、接合部26は、枠部23を基板21の上に接着する。接合部26は、例えば、接着剤が硬化したものである。この場合、図3に示すように、枠部23の内側に接合部26を食み出させることができる。枠部23の内側に接合部26を食み出させれば、枠部23と基板21の間に、接合部26がない部分(隙間)が生じるのを抑制することができる。そのため、枠部23と基板21の間の接着強度を向上させたり、水分などが接合部26を介して枠部23の内側に侵入するのを抑制したりすることができる。
ここで、発光素子22から出射した光の一部は、封止部24と外気(空気)との界面で反射して、基板21側に向かう。この際、基板21側に向かう光の一部が、接合部26の、枠部23の内側に設けられた部分26aに入射する。そのため、発光素子22から出射した光に対する、部分26の反射率が、基板21の反射率よりも高ければ、部分26aに入射した光を、封止部24と外気との界面に向けて反射させ易くなる。そのため、光の取り出し効率の向上を図ることができる。
例えば、接合部26は、シリコーンやエポキシなどの樹脂と、酸化チタンなどの粒子を含むことができる。例えば、接合部26は、白色の樹脂を含むことができる。例えば、接合部26は、酸化チタンなどの粒子を含む接着剤や、白色の樹脂を含む接着剤が硬化したものとすることができる。
この場合、図3に示すように、枠部23の中心軸23bと直交する方向において、部分26aの発光素子21側の端部26a1と、枠部23の内壁の、基板21側の端部23aと、の間の距離L1(mm)を長くすれば、部分26aに入射する光の光量が増加するので、光の取り出し効率が高くなる。
ところが、枠部23を基板21の上に接着する際に、接着剤が、枠部23の内壁に最も近い発光素子22の側面22aに到達すると、接着剤が、発光素子22の光の出射面に這い上がるおそれがある。接着剤が、発光素子22の光の出射面に這い上がると。発光素子22から出射する光の光量が減少するおそれがある。
近年においては、発光素子22の小型化が進み、発光素子22の厚みが薄くなっている。また、車両用照明装置1の小型化のために発光モジュール20の小型化が望まれている。発光モジュール20の小型化を図るためには、枠部23の小型化を図る必要がある。枠部23の小型化を図ると、枠部23の中心軸23bと直交する方向において、枠部23の内壁の、基板21側の端部23aと、枠部23の内壁に最も近い発光素子22の側面22aと、の間の距離L(mm)が小さくなる。
例えば、近年においては、距離L(mm)が、0.57mm以下となる場合がある。発光素子22の厚みが、0.12mm以下となる場合がある。
そのため、接着剤が、枠部23の内壁に最も近い発光素子22の側面22aに到達し易くなっている。
本発明者の得た知見によれば、「L/3(mm)≦L1(mm)」とすれば、「L1(mm)=L(mm)」とした場合(接着剤が発光素子22の側面22aに到達した場合)とほぼ同等の光の取り出し効率を得ることができる。
すなわち、近年においては、枠部23の小型化が進み、距離L(mm)が短くなっているので、「L/3(mm)≦L1(mm)」とすれば、「L1(mm)=L(mm)」とした場合とほぼ同等の光の取り出し効率を得ることができる。
一方、接着剤が、発光素子22の光の出射面に這い上がるのを抑制するためには、「L1(mm)<L(mm)」とすれば良い。しかしながら、部分26aの発光素子21側の端部26a1の位置は、接着剤の粘度や量、枠部23を接着剤に押し付ける力などにより変動する。
本発明者の得た知見によれば、「L1(mm)<L/2(mm)」となるようにすれば、発光素子22の厚みが薄くなったり、接着剤の粘度、接着剤の量、および枠部23を接着剤に押し付ける力などがばらついたりしても、接着剤が、発光素子22の光の出射面に這い上がるのを抑制することができる。
すなわち、「L/3(mm)≦L1(mm)<L/2(mm)」とすれば、光の取り出し効率の向上と、発光素子22の光の出射面に樹脂が付着するのを抑制することができる。
(車両用灯具)
次に、車両用灯具100について例示する。
なお、以下においては、一例として、車両用灯具100が自動車に設けられるフロントコンビネーションライトである場合を説明する。ただし、車両用灯具100は、自動車に設けられるフロントコンビネーションライトに限定されるわけではない。車両用灯具100は、自動車や鉄道車両などに設けられる車両用灯具であればよい。
図4は、車両用灯具100を例示するための模式部分断面図である。
図4に示すように、車両用灯具100は、例えば、車両用照明装置1、筐体101、カバー102、光学要素103、シール部材104、およびコネクタ105を有する。
筐体101には、車両用照明装置1が取り付けられる。筐体101は、装着部11を保持する。筐体101は、一方の端部側が開口した箱状を呈している。筐体101は、例えば、光を透過しない樹脂などから形成される。筐体101の底面には、装着部11の、バヨネット12が設けられた部分が挿入される取付孔101aが設けられる。取付孔101aの周縁には、装着部11に設けられたバヨネット12が挿入される凹部が設けられる。なお、筐体101に取付孔101aが直接設けられる場合を例示したが、取付孔101aを有する取付部材が筐体101に設けられていてもよい。
車両用照明装置1を車両用灯具100に取り付ける際には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分を取付孔101aに挿入し、車両用照明装置1を回転させる。すると、例えば、取付孔101aの周縁に設けられた嵌合部にバヨネット12が保持される。この様な取り付け方法は、ツイストロックと呼ばれている。
カバー102は、筐体101の開口を塞ぐように設けられる。カバー102は、透光性樹脂などから形成される。カバー102は、レンズなどの機能を有することもできる。
光学要素103には、車両用照明装置1から出射した光が入射する。光学要素103は、車両用照明装置1から出射した光の反射、拡散、導光、集光、所定の配光パターンの形成などを行う。例えば、図4に例示をした光学要素103はリフレクタである。この場合、光学要素103は、車両用照明装置1から出射した光を反射して、所定の配光パターンを形成する。
シール部材104は、フランジ13と筐体101の間に設けられる。シール部材104は、環状を呈し、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成される。車両用照明装置1が車両用灯具100に取り付けられた際には、シール部材104は、フランジ13と筐体101との間に挟まれる。そのため、シール部材104により、筐体101の内部空間を密閉することができる。また、シール部材104の弾性力により、バヨネット12が筐体101に押し付けられる。そのため、車両用照明装置1が、筐体101から脱離するのを抑制することができる。
コネクタ105は、コネクタホルダ15の内部に露出している複数の給電端子31の端部に嵌め合わされる。コネクタ105には、図示しない電源などが電気的に接続される。そのため、コネクタ105を複数の給電端子31の端部に嵌め合わせることで、図示しない電源などと、発光素子22とを電気的に接続することができる。
また、コネクタ105には、シール部材105aが設けられている。シール部材105aを有するコネクタ105が、コネクタホルダ15の内部に挿入された際には、コネクタホルダ15の内部が水密となるように密閉される。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 車両用照明装置、10 ソケット、11 装着部、20 発光モジュール、21 基板、22 発光素子、22a 側面、23 枠部、23a 端部、23b 中心軸、24 封止部、26 接合部、26a 部分、26a1 端部、100 車両用灯具、101 筐体

Claims (4)

  1. ソケットと;
    前記ソケットの一方の端部側に設けられた基板と;
    前記基板の上に設けられた少なくとも1つの発光素子と;
    前記基板の、前記発光素子が設けられる側に設けられ、枠状を呈し、前記発光素子を囲む枠部と;
    前記基板と、前記枠部と、の間に設けられ、前記発光素子から出射した光に対する反射率が、前記基板よりも高い接合部と;
    を具備し、
    前記枠部の中心軸と直交する方向において、
    前記枠部の内壁の、前記基板側の端部と、前記発光素子の側面と、の間の距離をL(mm)とし、
    前記接合部の前記枠部の内側に設けられた部分の、前記発光素子側の端部と、前記枠部の内壁の、前記基板側の端部と、の間の距離をL1(mm)とした場合に、以下の式を満足する車両用照明装置。
    L/3(mm)≦L1(mm)<L/2(mm)
  2. 前記接合部は、樹脂と、酸化チタンの粒子とを含む請求項1記載の車両用照明装置。
  3. 前記接合部は、白色の樹脂を含む請求項1記載の車両用照明装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1つに記載の車両用照明装置と;
    前記車両用照明装置が取り付けられる筐体と;
    を具備した車両用灯具。
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