JP2023064196A - カメラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観上の一体性、防塵性、及び遮光性を高めたカメラ装置を提供する。【解決手段】カメラ装置1は、前面に開口Qが形成されたハウジングの内部に収容されるフレーム90と、レンズを収容するレンズ鏡筒4とを備える。レンズ鏡筒4は、基部11からX方向に延びる円筒壁12を有する固定筒10と、固定筒10の円筒壁12の半径方向内側に配置され、開口Qを通ってX方向に伸縮可能な伸縮ユニットの伸縮を駆動する駆動筒20とを含む。駆動筒20は、固定筒10の円筒壁12とフロントカバー2の開口Qの内周縁部との間で回転可能に構成される円筒部21を有する。レンズ鏡筒4は、フロントカバー2の開口Qの内周縁部及び駆動筒20の円筒部21を覆い、駆動筒20とともに固定筒10に対して回転可能に構成されるカバー筒30をさらに含む。【選択図】図7

Description

本発明は、カメラ装置に係り、特に光軸方向に沿って伸縮可能なレンズ鏡筒を備えたカメラ装置に関するものである。
従来から、操作リングを回転させることにより1以上の筒体の光軸方向への伸縮を可能にしたレンズ鏡筒を備えたカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような操作リングは、外部から操作できるようにカメラのハウジングに形成された開口から前方に延びるように設けられているため、操作リングの外周部とハウジングの開口の内周縁部との間に形成される隙間が外部に露出する。このような隙間が外部に露出することは、外観上好ましいものではないだけではなく、外部から塵や光がレンズ鏡筒の内部に進入する原因ともなり得る。
特開2019-28295号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、外観上の一体性、防塵性、及び遮光性を高めたカメラ装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、外観上の一体性、防塵性、及び遮光性を高めたカメラ装置が提供される。このカメラ装置は、前面に開口が形成されたハウジングと、上記ハウジングの内部に収容されるフレームと、少なくとも1枚のレンズを収容するレンズ鏡筒を備える。上記レンズ鏡筒は、上記フレームに固定される基部と、上記基部から軸方向に延びる円筒壁とを有する固定筒と、上記固定筒の上記円筒壁の半径方向内側に配置され、上記ハウジングの上記開口を通って上記軸方向に伸縮可能な伸縮ユニットと、上記伸縮ユニットの伸縮を駆動する駆動筒とを含む。上記駆動筒は、上記固定筒の上記円筒壁と上記ハウジングの上記開口の内周縁部との間で回転可能に構成される第1の円筒部を有する。上記レンズ鏡筒は、上記ハウジングの上記開口の上記内周縁部及び上記駆動筒の第1の円筒部を覆い、上記駆動筒とともに上記固定筒に対して回転可能に構成されるカバー筒をさらに含む。
図1は、本発明の一実施形態におけるカメラ装置を示す斜視図である。 図2は、図1のカメラ装置におけるレンズ鏡筒を前方に繰り出しつつ、フロントカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 図3は、図1のカメラ装置におけるレンズ鏡筒の分解斜視図である。 図4は、図1のカメラ装置のレンズ鏡筒の駆動筒を示す斜視図である。 図5Aは、図1のカメラ装置のレンズ鏡筒の固定筒を示す斜視図である。 図5Bは、図1のカメラ装置のレンズ鏡筒の固定筒を示す斜視図である。 図6は、図1のカメラ装置のレンズ鏡筒のカバー筒を示す斜視図である。 図7は、図6のカバー筒の取付状態を示す部分断面図である。 図8は、図1のカメラ装置のレンズ鏡筒の回転筒を示す斜視図である。 図9は、図1のカメラ装置のレンズ鏡筒のキー筒をその後端部に取り付けられる連結枠及び第1の遮光部材とともに示す分解斜視図である。 図10は、図1のカメラ装置のレンズ鏡筒の直動筒をその後端部に取り付けられる第2の遮光部材とともに示す分解斜視図である。 図11Aは、図1のカメラ装置が最大繰出状態にあるときの縦断面図である。 図11Bは、図1のカメラ装置が沈胴状態にあるときの縦断面図である。 図12は、図9に示す後方遮光部材のフレームへの取付状態を説明するための分解斜視図である。 図13は、図10に示す前方遮光部材の連結枠への取付状態を説明するための分解斜視図である。
以下、本発明に係るカメラ装置の実施形態について図1から図13を参照して詳細に説明する。図1から図13において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図13においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。以下の説明では、特に言及がない場合には、「第1」や「第2」などの用語は、構成要素を互いに区別するために使用されているだけであり、特定の順位や順番を表すものではない。
図1は、本発明の一実施形態におけるカメラ装置1を示す斜視図である。本実施形態におけるカメラ装置1は、撮影後に自動的に現像が行われる写真フィルムを用いるカメラ(インスタントカメラ)であるが、本発明はこのようなインスタントカメラ以外にも適用できることは言うまでもない。なお、本実施形態では、便宜的に、図1における+X方向を「前」又は「前方」といい、-X方向を「後」又は「後方」ということとする。
図1に示すように、カメラ装置1は、フロントカバー2と、フロントカバー2の後方に装着されるリアカバー3と、内部にレンズユニットを収容したレンズ鏡筒4とを備えている。フロントカバー2にはファインダ窓5が形成されており、このファインダ窓5に隣接してフラッシュ窓6が配置されている。また、ファインダ窓5の-Z方向側にはレリーズボタン7が配置されている。フロントカバー2とリアカバー3の上部には、フロントカバー2とリアカバー3の間でY方向に延びる排出スリット8が形成されている。この排出スリット8から撮影後に現像された写真フィルムが排出されるようになっている。
本実施形態におけるレンズ鏡筒4は光軸方向に伸縮可能な構造となっている。図1に示す状態のレンズ鏡筒4は光軸方向(X方向)に最も縮んだ状態となっている。レンズ鏡筒4が図1に示す状態にあるときをカメラ装置1の「沈胴状態」ということとする。図2は、レンズ鏡筒4を光軸方向P(X方向)に最大限繰り出し、フロントカバー2を取り外した状態を示すものである。レンズ鏡筒4が図2に示す状態にあるときをカメラ装置1の「最大繰出状態」ということとする。
図2に示すように、フロントカバー2の前面には略円形状の開口Qが形成されており、この開口Qを通ってレンズ鏡筒4の一部がフロントカバー2の前方で光軸Pに沿って伸縮するようになっている。フロントカバー2とリアカバー3とにより構成されるハウジングの内部には、略直方体状のフレーム90が収容されている。このフレーム90の内部には写真フィルムなどが収容される。フレーム90にはレンズ鏡筒4が取り付けられている。
図3は、図1のカメラ装置におけるレンズ鏡筒4の分解斜視図である。図3に示すように、本実施形態におけるレンズ鏡筒4は、フレーム90の前面に取り付けられる固定筒10と、固定筒10に対して軸方向に移動することなく回転可能に構成される駆動筒20(操作リング)と、駆動筒20の外周を覆うカバー筒30と、固定筒10に対して回転可能かつ軸方向に移動可能に構成される回転筒40と、固定筒10に対して回転することなく回転筒40とともに軸方向に移動可能に構成されるキー筒50と、キー筒50の前縁に取り付けられるカバーリング58と、固定筒10に対してキー筒50とともに回転可能に構成される直動筒70とを含んでいる。本実施形態においては、直動筒70の内部に少なくとも1枚のレンズ(図示せず)を含むレンズユニットが収容されている。直動筒70のレンズユニットの前方には開閉自在のバリア78が配置されている。本実施形態においては、回転筒40、キー筒50、カバーリング58、及び直動筒70が、フロントカバー2の開口Qを通って軸方向(Z方向)に伸縮可能な伸縮ユニットを構成している。
図4は、駆動筒20を示す斜視図である。図2及び図4に示すように、駆動筒20は、軸方向(X方向)に延びる円筒部21(第1の円筒部)と、円筒部21から後方に延びる2つの延出部22と、円筒部21の後端から半径方向外側に延びる円弧片23とを有している。円筒部21は、固定筒10の半径方向外側に配置されている。また、円筒部21は、その後端近傍で半径方向外側に張り出したフランジ部21Aを有しており、円筒部21の外周面には、組立時の取り扱いを容易にするためにローレット21Bが形成されている。2つの延出部22は光軸Pを挟んで互いに対向する位置に配置されている。円弧片23の後面には、レンズ鏡筒4の伸縮状態に応じた3つの周方向位置に凹部231,232,233が形成されている。
延出部22と円筒部21の内周面には、軸方向(X方向)に延びる軸方向溝24が形成されている。また、円筒部21の内周面には、周方向に延びる2つの周方向溝25と、円筒部21の後縁部から+X方向に延びて周方向溝25の端部に接続する2つの連絡溝26とが形成されている。2つの軸方向溝24、2つの周方向溝25、及び2つの連絡溝26は、それぞれ周方向に沿って180度の間隔で配置されている。
円筒部21の前縁部には3つの凹部27が形成されており、それぞれの凹部27の-X方向側ではフランジ部21Aの一部が切り欠かれて切欠き部28が形成されている。これらの凹部27及び切欠き部28は、周方向に沿って120度の間隔で配置されている。
図5A及び図5Bは、固定筒10を示す斜視図である。図2、図5A、及び図5Bに示すように、固定筒10は、フレーム90に固定される矩形枠状の基部11と、基部11から前方(+X方向)に延びる円筒壁12と、円筒壁12から半径方向外側に向かって突出する2つの係合片13とを有している。固定筒10の基部11には、上述した駆動筒20の円弧片23の後面に当接するピン(図示せず)を保持する円筒状のピン保持部18が形成されている。基部11の四隅にはネジ孔11Aが形成されており、このネジ孔11Aにネジ91(図2参照)を挿通してこのネジ91をフレーム90に螺合させることにより固定筒10がフレーム90に固定される。
それぞれの固定筒10の係合片13の軸方向(X方向)に沿った幅(以下、軸方向幅という)は、駆動筒20の周方向溝25の軸方向幅よりわずかに小さい程度であり、固定筒10の係合片13は、駆動筒20の周方向溝25に係合して周方向溝25の内部を周方向に移動できるようになっている。この固定筒10の係合片13と駆動筒20の周方向溝25との係合により、駆動筒20は、固定筒10に対して軸方向位置を変えることなく固定筒10に対して相対的に回転できるようになっている。
また、固定筒10の係合片13の周方向に沿った幅(以下、周方向幅という)は、駆動筒20の連絡溝26の周方向幅よりも小さくなっている。したがって、駆動筒20を固定筒10に組み付ける際には、固定筒10の係合片13の周方向位置を駆動筒20の連絡溝26の周方向位置に合わせ、駆動筒20を固定筒10の前方から-X方向に移動させることによって、固定筒10の係合片13を駆動筒20の連絡溝26の内部で軸方向(X方向)に移動させて周方向溝25の端部に移動させることができる。この状態で、駆動筒20を固定筒10に対して回転させることによって、固定筒10の係合片13と駆動筒20の周方向溝25とを係合させることができる。
図2、図5A、及び図5Bに示すように、固定筒10の円筒壁12には、円筒壁12を貫通して延びる2つの貫通カム溝14が形成されている。2つの貫通カム溝14は、周方向に沿って180度の間隔で配置されている。それぞれの貫通カム溝14は、周方向に延びる後端部14Aと、周方向に延びる前端部14Bと、後端部14Aと前端部14Bとを接続する中間部14Cとを含んでいる。貫通カム溝14の中間部14Cは、後端部14Aから前端部14Bに向かって周方向の位置が次第に変化するように延びている。
また、固定筒10の円筒壁12の内周面には、上述した貫通カム溝14に対応する形状で延びる2つのカム溝15と、軸方向(X方向)に延びる2つの軸方向溝16とが形成されている。本実施形態では、カム溝15は貫通カム溝14に対して軸周りに90度回転した位置に形成されている。
図2に戻って、フロントカバー2の開口Qは、X方向に延びる円筒部310の内側に形成されている。この円筒部310の前縁には、半径方向内側に延出するフランジ部312が形成されており、フランジ部312の一部が切り欠かれて切欠き部314が形成されている。また、この切欠き部314に隣接して、フランジ部312から前方に突出するとともに半径方向内側に延びる規制片316が形成されている。この規制片316は、駆動筒20のフランジ部21Aの前面に当接して駆動筒20の軸方向の移動を規制している。
図6は、カバー筒30を示す斜視図である。カバー筒30は、上述した駆動筒20とともに固定筒10に対して回転可能に構成されるものである。図6に示すように、カバー筒30は、軸方向(X方向)に延びる円筒部31(第2の円筒部)と、円筒部31の前端から半径方向内側に延びる円環部32と、円筒部31の内周面に形成される3つの係合部34と、3つの係合部34の後方に配置される3つのフック部35とを有している。円筒部31の外周面にはユーザが操作しやすいように凹凸が形成されている。カバー筒30を樹脂などで成形した場合に係合部34やフック部35をカバー筒30の様々な箇所に形成すると、カバー筒30の外形が変形しやすいため、本実施形態では、3つの係合部34及び3つのフック部35は、それぞれ周方向に揃えられて配置されており、周方向に沿って120度の間隔で配置されている。
それぞれの係合部34の周方向に沿った中央部には凹部が形成され、それぞれのフック部35の周方向に沿った中央部にも凹部が形成されている。それぞれのフック部35は、係合部34から-X方向に延びる梁部35Aと、円筒部31の後端部から離間するように梁部35Aの後端部から半径方向外側に延びる係合片35Bとを含んでいる。
図7は、カバー筒30の取付状態を示す部分断面図である。図7に示すように、カバー筒30の円筒部31は、フロントカバー2の円筒部310(第3の円筒部)のフランジ部312の前方に位置しており、フロントカバー2の円筒部310の前面はカバー筒30によって覆われている。カバー筒30のフック部35の係合片35Bと円筒部31の後端部との間の軸方向に沿った離間距離は、上述したフロントカバー2のフランジ部312の軸方向幅よりわずかに大きい程度であり、それぞれのフック部35の係合片35Bをフロントカバー2のフランジ部312に係合させることができる。これにより、カバー筒30を回転可能な状態でフロントカバー2に取り付けることができる。
また、カバー筒30の係合部34の周方向幅は駆動筒20の凹部27の周方向幅と略同一であり、それぞれの係合部34が周方向において駆動筒20の凹部27に嵌合(係合)するようになっている。また、それぞれのフック部35の係合片35Bの周方向幅は、駆動筒20の切欠き部28の周方向幅と略同一であり、それぞれのフック部35の係合片35Bが駆動筒20の切欠き部28に嵌合するようになっている。これにより、カバー筒30と駆動筒20とが一体となる。
また、図7に示すように、カバー筒30の円環部32は、駆動筒20の円筒部21の前方に位置し、カバー筒30の円筒部31は、駆動筒20の円筒部21の半径方向外側に位置している。このように、駆動筒20の前方及び外周部がカバー筒30によって覆われている。本実施形態によれば、フロントカバー2の開口Qの内周縁部(フランジ部312)及び駆動筒20の円筒部21の外周部がカバー筒30によって覆われているため、フロントカバー2のフランジ部312と駆動筒20の円筒部21の外周部との間に形成される隙間が外部に露出せず、外観上、レンズ鏡筒4の伸縮を操作するための構成要素(カバー筒30及び駆動筒20)をフロントカバー2と一体化することができ、また外部から塵や光がレンズ鏡筒4の内部に進入することを抑制することができる。また、カバー筒30とフロントカバー2の円筒部310との外観上の一体性を高めるために、カバー筒30の円筒部31とフロントカバー2の円筒部310の外径を略同一にすることが好ましい。
ここで、フロントカバー2のフランジ部312に形成された切欠き部314の周方向幅は、それぞれのフック部35の周方向幅よりも大きくなっている。したがって、カバー筒30及び駆動筒20をフロントカバー2に組み付ける際は、カバー筒30のフック部35の周方向位置をフロントカバー2の切欠き部314の周方向位置に合わせ、一体となったカバー筒30及び駆動筒20をフロントカバー2の前方から-X方向に移動させることによって、カバー筒30のフック部35の係合片35Bをフロントカバー2のフランジ部312の切欠き部314に通した上で、一体となったカバー筒30及び駆動筒20をフロントカバー2に対して回転させる(図2では反時計回り)ことによって、カバー筒30のフック部35の係合片35Bをフロントカバー2のフランジ部312に係合させることができる。
図8は、回転筒40を示す斜視図である。この回転筒40は、固定筒10に対して回転可能かつ軸方向に移動可能に構成されるものである。図2及び図8に示すように、回転筒40は、軸方向(X方向)に延び、固定筒10の半径方向内側に配置される円筒部41と、円筒部41の後端部近傍で半径方向外側に突出する2つの作動部42と、円筒部41の後端部近傍で半径方向外側に突出する2つの突出部43と、円筒部41の内周面から半径方向内側に向かって突出する3つの係合片44を有している。
作動部42の半径方向外側への突出量は、突出部43の半径方向外側への突出量よりも多くなっている。例えば、作動部42は円筒部41の後端部近傍に形成されたボス部にネジを取り付けることによって構成することができる。本実施形態においては、作動部42と突出部43とが周方向に沿って90度ごとに交互に配置されている。また、3つの係合片44は軸周りに120度の間隔で配置されている。
それぞれの作動部42の外径は、固定筒10の貫通カム溝14の後端部14A及び前端部14Bの軸方向幅、中間部14Cの周方向幅、及び駆動筒20の軸方向溝24の周方向幅よりわずかに小さい程度であり、それぞれの作動部42は、固定筒10の貫通カム溝14を通って駆動筒20の軸方向溝24に係合している。また、それぞれの突出部43の外径は、固定筒10のカム溝15の周方向幅よりも小さくなっており、突出部43は、固定筒10のカム溝15の内部を移動できるようになっている。
このような構成により、回転筒40の作動部42は、固定筒10の貫通カム溝14に係合して固定筒10の貫通カム溝14の内部を貫通カム溝14に沿って移動できるとともに、駆動筒20の軸方向溝24に係合して駆動筒20の軸方向溝24の内部を軸方向に沿って移動できるようになっている。この回転筒40の作動部42と駆動筒20の軸方向溝24との係合により、駆動筒20が固定筒10に対して回転すると、回転筒40が駆動筒20とともに固定筒10に対して回転する。このとき、回転筒40の作動部42と固定筒10の貫通カム溝14との係合により、回転筒40の回転に伴って、回転筒40が貫通カム溝14(中間部14C)の形状に沿って固定筒10に対してX方向に移動する。このように、駆動筒20が固定筒10に対して回転すると、回転筒40が固定筒10に対して回転するとともに+X方向に繰り出すようになっている。なお、回転筒40の作動部42が固定筒10の貫通カム溝14に沿って移動する際には、回転筒40の突出部43が固定筒10のカム溝15の内部を移動し、回転筒40の突出部43と固定筒10のカム溝15との係合により回転筒40が固定筒10の内部に補助的に支持される。
図2及び図8に示すように、回転筒40の円筒部41の内周面には、後端部から前端部に向かって周方向の位置が次第に変化するように延びる6つのカム溝45(第1のカム溝)と、回転筒40の前縁部から-X方向に延びてカム溝45の前端部に接続する6つの連絡溝46(第1の連絡溝)とが形成されている。6つのカム溝45及び6つの連絡溝46は、軸周りに60度の間隔で配置されている。
図9は、キー筒50をその後端部に取り付けられる連結枠60及び後方遮光部材110とともに示す分解斜視図である。図2及び図9に示すように、キー筒50は、軸方向(X方向)に延びる円筒部51(第3の円筒部)を有している。キー筒50の円筒部51は、回転筒40の円筒部41の半径方向内側に配置される。
キー筒50の円筒部51には、円筒部51を貫通して軸方向(X方向)に延びる6つの軸方向溝52(第2の軸方向溝)と、円筒部51の前縁部から-X方向に延びて軸方向溝52の端部に接続する6つの連絡溝53(第2の連絡溝)とが形成されている。6つの軸方向溝52及び6つの連絡溝53は、それぞれ周方向に沿って60度の間隔で配置されている。
また、キー筒50の円筒部51の外周面には、円筒部51の前縁近傍で周方向に延びる3つの周方向溝54と、円筒部51の後縁部から+X方向に延びて周方向溝54の端部に接続する3つの連絡溝55とが形成されている。3つの連絡溝55及び3つの周方向溝54は、それぞれ周方向に沿って120度の間隔で配置されている。
キー筒50の周方向溝54の軸方向幅は、回転筒40の係合片44の軸方向幅よりもわずかに大きい程度であり、回転筒40の係合片44は、キー筒50の周方向溝54に係合して周方向溝54の内部を周方向に移動できるようになっている。この回転筒40の係合片44とキー筒50の周方向溝54との係合により、キー筒50は、回転筒40に対して軸方向位置を変えることなく回転筒40に対して相対的に回転できるようになっている。
また、キー筒50の連絡溝55の周方向幅は、回転筒40の係合片44の周方向幅よりも大きくなっている。したがって、キー筒50を回転筒40に組み付ける際には、回転筒40の係合片44の周方向位置をキー筒50の連絡溝55の周方向位置に合わせ、キー筒50を回転筒40の前方から-X方向に移動させることによって、回転筒40の係合片44をキー筒50の連絡溝55の内部で軸方向(X方向)に移動させて周方向溝54の端部に移動させることができる。この状態で、キー筒50を回転筒40に対して回転させることによって、回転筒40の係合片44とキー筒50の周方向溝54とを係合させることができる。
図9に示すように、キー筒50の円筒部51の後端部にはネジ止め部51Aが設けられている。連結枠60は、キー筒50の後端部に後方遮光部材110及び前方遮光部材120を取り付けるための部材であり、この連結枠60にはネジ孔61が形成されている。連結枠60のネジ孔61にネジ(図示せず)を挿通してこのネジをキー筒50のネジ止め部51Aに螺合させることにより連結枠60がキー筒50の後端に固定される。
連結枠60は、半径方向外側に延びる2つの係合部62を有している。この係合部62の幅は、固定筒10の軸方向溝16の幅よりわずかに小さい程度であり、それぞれの係合部62は、固定筒10の軸方向溝16に係合してこの軸方向溝16の内部を軸方向に移動できるようになっている。したがって、キー筒50は、固定筒10に対して回転はせずに、回転筒40に対して回転しつつ、回転筒40とともに軸方向に移動できるようになっている。
図10は、直動筒70をその後端部に取り付けられる前方遮光部材120とともに示す分解斜視図である。図2及び図10に示すように、直動筒70は、キー筒50の半径方向内側に配置される円筒部71(第4の円筒部)と、外周面から半径方向外側に向かって突出する6つの円筒状の作動部72(第2の作動部)を有している。これらの作動部72は周方向に沿って等間隔で配置されている。それぞれの作動部72の外径は、キー筒50の軸方向溝52と連絡溝53の周方向幅及び回転筒40の連絡溝46とカム溝45の周方向幅よりわずかに小さい程度であり、それぞれの作動部72は、キー筒50の軸方向溝52を通って回転筒40のカム溝45に係合している。
キー筒50は、連結枠60の係合部62と固定筒10の軸方向溝16との係合によって固定筒10に対して回転することがない一方で、回転筒40は固定筒10に対して回転可能となっているため、回転筒40が固定筒10に対して回転すると、直動筒70の作動部72と回転筒40のカム溝45との係合により直動筒70がカム溝45の形状に沿って回転筒40に対してX方向に移動する。このように、回転筒40を固定筒10に対して回転させることにより直動筒70を回転筒40から+X方向に繰り出すことができるようになっている。
直動筒70をキー筒50に組み付ける際は、上述のようにしてキー筒50を回転筒40に組み付けた後、回転筒40をキー筒50に対して回転させて、回転筒40の連絡溝46の周方向位置をキー筒50の連絡溝53の周方向位置を合わせる。さらに、直動筒70の作動部72の周方向位置をこれらの連絡溝53,46の周方向位置に合わせ、直動筒70を回転筒40及びキー筒50の前方から-X方向に移動させることによって、直動筒70の作動部72を連絡溝53,46からそれぞれキー筒50の軸方向溝52と回転筒40のカム溝45の内部に移動させることができる。これにより、直動筒70の作動部72とキー筒50の軸方向溝52及び回転筒40のカム溝45とを係合させることができる。
このように、本実施形態では、直動筒70の作動部72をキー筒50の軸方向溝52及び回転筒40のカム溝45に導入するために、キー筒50及び回転筒40の前縁部にはそれぞれ連絡溝53,46が形成されている。これらの連絡溝53,46が外部に露出すると製品の外観上好ましくないため、キー筒50及び回転筒40の前縁部を覆うカバーリング58がキー筒50に取り付けられている。例えば、このカバーリング58は、カバーリング58の後面に形成された突起58A(図3参照)をキー筒50の連絡溝53に嵌合させることによってキー筒50に取り付けることができる。
図11Aはカメラ装置1が最大繰出状態にあるときの縦断面図、図11Bは沈胴状態にあるときの断面図である。図11A及び図11Bに示すように、本実施形態におけるカメラ装置1は、レンズ鏡筒4の内部の光路にレンズ鏡筒4の外部から光が入射することを防止する後方遮光部材110(第1の遮光部材)と前方遮光部材120(第2の遮光部材)とを含んでいる。後方遮光部材110は、キー筒50の後端部とフレーム90との間に配置されている。後方遮光部材110は、例えばゴムなどの柔軟性のある材料から構成されており、固定筒10に対するキー筒50(回転筒40)の軸方向の移動に伴って伸縮するように構成されている。前方遮光部材120は、直動筒70の後端部とキー筒50の後端部との間に配置されている。前方遮光部材120は、後方遮光部材110と同様に、例えばゴムなどの柔軟性のある材料から構成されており、キー筒50(回転筒40)に対する直動筒70の軸方向の移動に伴って伸縮するように構成されている。
図9に戻って、後方遮光部材110は、キー筒50の後端部に固定される矩形枠状の前方連結部111と、フレーム90に固定される矩形枠状の後方連結部112と、前方連結部111と後方連結部112との間を伸縮可能に接続するベローズ部113(第1のベローズ部)とを含んでいる。後方遮光部材110の内側には、矩形状の開口部が形成されており、この後方遮光部材110の内側の開口部は、前方連結部111から後方連結部112に向かうにつれて次第に大きくなっている。
図9に示すように、後方遮光部材110の前方連結部111には複数のネジ孔114が形成されている。キー筒50に取り付けられる連結枠60には、後方遮光部材110の前方連結部111のネジ孔114に対応してネジ孔63が形成されている。後方遮光部材110の前方連結部111の後方(-X方向側)には、矩形枠状の取付プレート130が配置されている。この取付プレート130にも後方遮光部材110の前方連結部111のネジ孔114に対応してネジ孔131が形成されている。取付プレート130のネジ孔131、後方遮光部材110の前方連結部111のネジ孔114、及びキー筒50に取り付けられた連結枠60のネジ孔63にネジ135を螺合することにより、後方遮光部材110の前方連結部111が取付プレート130とキー筒50に取り付けられた連結枠60との間に挟み込まれて保持される。
このとき、連結枠60に対する後方遮光部材110及び取付プレート130の位置決めは、連結枠60に設けられた突起64を後方遮光部材110の前方連結部111に形成された位置決め孔115及び取付プレート130に形成された位置決め孔132に挿入することにより行われる。
図12は、後方遮光部材110のフレーム90への取付状態を説明するための分解斜視図である。図12に示すように、フレーム90には、後方遮光部材110の後方連結部112を受け入れるための矩形状の凹部92が形成されている。凹部92の内側には矩形状の開口部が形成されている。後方遮光部材110の後方連結部112と固定筒10の基部11との間には、後方遮光部材110をフレーム90に押圧して固定する押圧プレート140が配置されている。上述したように、固定筒10は、ネジ91(図2参照)を固定筒10の基部11のネジ孔11Aに挿通してこのネジ91をフレーム90に形成されたネジ孔93に螺合させることによりフレーム90に固定されるが、このように固定筒10をフレーム90に固定すると、固定筒10の基部11が押圧プレート140を-X方向に押し付けることとなる。これにより、後方遮光部材110の後方連結部112が押圧プレート140とフレーム90との間に挟み込まれて保持される。
図10を参照すると、前方遮光部材120は、直動筒70の後端部73に固定される矩形枠状の前方連結部121と、キー筒50に取り付けられた連結枠60に固定される矩形枠状の後方連結部122と、前方連結部121と後方連結部122との間を伸縮可能に接続するベローズ部123(第2のベローズ部)とを含んでいる。前方遮光部材120の内側には、矩形状の開口部が形成されており、この前方遮光部材120の内側の開口部は、前方連結部121から後方連結部122に向かうにつれて次第に大きくなっている。
図10に示すように、前方遮光部材120の前方連結部121には複数のネジ孔124が形成されている。直動筒70の後端部73には、前方遮光部材120の前方連結部121のネジ孔124に対応してネジ孔74が形成されている。前方遮光部材120の前方連結部121の後方(-X方向側)には、矩形枠状の取付プレート150が配置されている。この取付プレート150にも前方遮光部材120の前方連結部121のネジ孔124に対応してネジ孔151が形成されている。取付プレート150のネジ孔151、前方遮光部材120の前方連結部121のネジ孔124、及び直動筒70の後端部73のネジ孔74にネジ155を螺合することにより、前方遮光部材120の前方連結部121が取付プレート150と直動筒70の後端部73との間に挟み込まれて保持される。
このとき、直動筒70に対する前方遮光部材120及び取付プレート150の位置決めは、直動筒70の後端部73に設けられた突起75を前方遮光部材120の前方連結部121に形成された位置決め孔125及び取付プレート150に形成された位置決め孔152に挿入することにより行われる。
図13は、前方遮光部材120の連結枠60への取付状態を説明するための分解斜視図である。図13に示すように、連結枠60には、前方遮光部材120の後方連結部122を受け入れるための枠部65が形成されている。前方遮光部材120の後方連結部122の前方(+X方向側)には、略矩形枠状の取付プレート160が配置されている。取付プレート160には複数のネジ孔161が形成されている。連結枠60には、取付プレート160のネジ孔161に対応してネジ孔66が形成されている。取付プレート160のネジ孔161及び連結枠60のネジ孔66にネジ165を螺合することにより、前方遮光部材120の後方連結部122が取付プレート160と連結枠60との間に挟み込まれて保持される。
上述した実施形態によれば、図1に示すカメラ装置1の沈胴状態において、ユーザがカバー筒30の円筒部31を固定筒10に対して回転させる操作を行うと、駆動筒20がカバー筒30と一体となって回転し、回転筒40の作動部42と駆動筒20の軸方向溝24との係合及び回転筒40の作動部42と固定筒10の貫通カム溝14との係合により、回転筒40が、駆動筒20と一体となって回転するとともに、固定筒10の貫通カム溝14の形状に沿って軸方向に沿って移動する。また、直動筒70の作動部72とキー筒50の軸方向溝52との係合及び直動筒70の作動部72と回転筒40のカム溝45との係合により、直動筒70が固定筒10に対して回転することなく回転筒40のカム溝45の形状に沿って軸方向に沿って移動する。このように、レンズ鏡筒4の回転筒40と直動筒70の双方を軸方向に繰り出すことが可能である。なお、沈胴状態と最大繰出状態においては、駆動筒20の延出部22がそれぞれ固定筒10の基部11の台座部19の縁部19A(図3及び図5A参照)に当接するようになっており、これにより駆動筒20のさらなる回転が規制される。
このとき、回転筒40とともに軸方向に繰り出されるキー筒50の後端部には連結枠60が取り付けられ、この連結枠60とフレーム90との間は伸縮可能な後方遮光部材110のベローズ部113により接続されているため、レンズ鏡筒4の外部からの光がキー筒50の後端部からフレーム90までの光路に入射することを防止することができる。また、直動筒70の後端部と連結枠60との間が前方遮光部材120の伸縮可能なベローズ部123により接続されているため、レンズ鏡筒4の外部からの光が直動筒70の後端部からキー筒50の後端部までの光路に入射することを防止することができる。
以上述べたように、本発明の一態様によれば、外観上の一体性、防塵性、及び遮光性を高めたカメラ装置が提供される。このカメラ装置は、前面に開口が形成されたハウジングと、上記ハウジングの内部に収容されるフレームと、少なくとも1枚のレンズを収容するレンズ鏡筒を備える。上記レンズ鏡筒は、上記フレームに固定される基部と、上記基部から軸方向に延びる円筒壁とを有する固定筒と、上記固定筒の上記円筒壁の半径方向内側に配置され、上記ハウジングの上記開口を通って上記軸方向に伸縮可能な伸縮ユニットと、上記伸縮ユニットの伸縮を駆動する駆動筒とを含む。上記駆動筒は、上記固定筒の上記円筒壁と上記ハウジングの上記開口の内周縁部との間で回転可能に構成される第1の円筒部を有する。上記レンズ鏡筒は、上記ハウジングの上記開口の上記内周縁部及び上記駆動筒の第1の円筒部を覆い、上記駆動筒とともに上記固定筒に対して回転可能に構成されるカバー筒をさらに含む。
このような構成によれば、ハウジングの開口の内周縁部及び駆動筒の第1の円筒部がカバー筒によって覆われているため、ハウジングの開口の内周縁部と駆動筒の第1の円筒部との間に形成される隙間が外部に露出せず、外観上、レンズ鏡筒の伸縮を操作するための構成要素をハウジングと一体化することができ、また外部から塵や光がレンズ鏡筒の内部に進入することを抑制することができる。
上記ハウジングの上記開口の上記内周縁部には、半径方向内側に延出するフランジ部が形成されていてもよい。この場合において、上記カバー筒は、上記ハウジングの上記フランジ部の前方で上記軸方向に延びる第2の円筒部と、上記第2の円筒部の後端部から離間した位置で半径方向外側に延び、上記ハウジングの上記フランジ部に係合するように構成される係合片を有するフック部とを有していてもよい。このような構成によれば、カバー筒のフック部の係合片をハウジングのフランジ部に係合させることにより、カバー筒を回転可能な状態でハウジングに取り付けることができる。
上記駆動筒の上記第1の円筒部の外周面には凹部が形成されていてもよい。上記カバー筒は、半径方向内側に突出し、周方向において上記駆動筒の上記第1の円筒部の上記凹部に係合する係合部を有していてもよい。この場合には、周方向においてカバー筒の係合部を駆動筒の第1の円筒部の凹部に係合させることにより、カバー筒と駆動筒とを一体的に回転させることができる。
カバー筒を樹脂などで成形した場合に係合部及びフック部をカバー筒の様々な箇所に形成すると、カバー筒の外形が変形しやすいため、上記カバー筒の上記フック部と上記係合部とは上記周方向に揃えられて配置されることが好ましい。
上記ハウジングの上記開口の上記内周縁部には、上記フランジ部から半径方向内側に延びて上記駆動筒の上記軸方向の移動を規制する規制片がさらに形成されていてもよい。この場合には、ハウジングの規制片が駆動筒に当接することで駆動筒の軸方向の移動を規制することができる。
上記ハウジングの上記フランジ部の一部が切り欠かれて切欠き部が形成されていてもよい。この場合には、カバー筒のフック部の係合片をハウジングのフランジ部の切欠き部に通した上で、カバー筒をハウジングに対して回転させることで、カバー筒のフック部の係合片をハウジングのフランジ部に係合させることができる。
上記ハウジングの上記開口は、上記軸方向に延びる第3の円筒部の内側に形成されていてもよい。この場合には、カバー筒とハウジングの第3の円筒部との外観上の一体性を高めるために、上記カバー筒の上記第2の円筒部と上記ハウジングの上記第3の円筒部の外径は略同一であることが好ましい。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
1 カメラ装置
2 フロントカバー
3 リアカバー
4 レンズ鏡筒
10 固定筒
11 基部
12 円筒壁
13 係合片
14 貫通カム溝
15 カム溝
16 軸方向溝
20 駆動筒
21 (第1の)円筒部
22 延出部
23 円弧片
24 軸方向溝
25 周方向溝
26 連絡溝
27 凹部
30 カバー筒
31 (第2の)円筒部
32 円環部
34 係合部
35 フック部
35A 梁部
35B 係合片
40 回転筒
41 円筒部
42 作動部
43 突出部
44 係合片
45 カム溝
46 連絡溝
50 キー筒
51 円筒部
52 軸方向溝
53 連絡溝
54 周方向溝
55 連絡溝
58 カバーリング
60 連結枠
62 係合部
64 突起
65 枠部
70 直動筒
71 円筒部
72 作動部
75 突起
90 フレーム
110 後方遮光部材
111 前方連結部
112 後方連結部
113 ベローズ部
120 前方遮光部材
121 前方連結部
122 後方連結部
123 ベローズ部
130,150,160 取付プレート
140 押圧プレート
310 (第3の)円筒部
312 フランジ部
314 切欠き部
316 規制片

Claims (7)

  1. 前面に開口が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの内部に収容されるフレームと、
    少なくとも1枚のレンズを収容するレンズ鏡筒を備え、
    前記レンズ鏡筒は、
    前記フレームに固定される基部と、前記基部から軸方向に延びる円筒壁とを有する固定筒と、
    前記固定筒の前記円筒壁の半径方向内側に配置され、前記ハウジングの前記開口を通って前記軸方向に伸縮可能な伸縮ユニットと、
    前記伸縮ユニットの伸縮を駆動する駆動筒であって、前記固定筒の前記円筒壁と前記ハウジングの前記開口の内周縁部との間で回転可能に構成される第1の円筒部を有する駆動筒と、
    前記ハウジングの前記開口の前記内周縁部及び前記駆動筒の前記第1の円筒部を覆い、前記駆動筒とともに前記固定筒に対して回転可能に構成されるカバー筒と
    を含む、
    カメラ装置。
  2. 前記ハウジングの前記開口の前記内周縁部には、半径方向内側に延出するフランジ部が形成され、
    前記カバー筒は、
    前記ハウジングの前記フランジ部の前方で前記軸方向に延びる第2の円筒部と、
    前記第2の円筒部の後端部から離間した位置で半径方向外側に延び、前記ハウジングの前記フランジ部に係合するように構成される係合片を有するフック部と
    を有する、
    請求項1に記載のカメラ装置。
  3. 前記駆動筒の前記第1の円筒部の外周面には凹部が形成され、
    前記カバー筒は、半径方向内側に突出し、周方向において前記駆動筒の前記第1の円筒部の前記凹部に係合する係合部を有する、
    請求項2に記載のカメラ装置。
  4. 前記カバー筒の前記フック部と前記係合部とは前記周方向に揃えられて配置される、請求項3に記載のカメラ装置。
  5. 前記ハウジングの前記開口の前記内周縁部には、前記フランジ部から半径方向内側に延びて前記駆動筒の前記軸方向の移動を規制する規制片がさらに形成される、請求項2から4のいずれか一項に記載のカメラ装置。
  6. 前記ハウジングの前記フランジ部の一部が切り欠かれて切欠き部が形成される、請求項2から5のいずれか一項に記載のカメラ装置。
  7. 前記ハウジングの前記開口は、前記軸方向に延びる第3の円筒部の内側に形成され、
    前記カバー筒の前記第2の円筒部と前記ハウジングの前記第3の円筒部の外径は略同一である、
    請求項2から6のいずれか一項に記載のカメラ装置。
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