JP2014026188A - カメラ用防水ケース及びこれを用いたカメラの防水構造 - Google Patents

カメラ用防水ケース及びこれを用いたカメラの防水構造 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズ鏡筒のズームリングを容易に回転操作することが出来るカメラの防水構造を提供する。
【解決手段】本発明に係るカメラに用いる防水ケースは、レンズ鏡筒2を収容することが可能な内部空間を有する円筒状のケース体39と、カメラ本体1に対して着脱可能に取り付けられてケース体39をカメラ本体1に固定するためのケース固定リング6とを具えている。ケース体39は、カメラ本体1に着脱可能に取り付けることが可能な固定筒部材31と、固定筒部材31に対して相対回転可能に接合された回転筒部材32とを具えている。固定筒部材31とケース固定リング6との接合部には第1シール部が設けられると共に、固定筒部材31と回転筒部材32との接合部には第2シール部が設けられている。回転筒部材32の内周面には、レンズ鏡筒2のズームリング23の外周面に接触してズームリング23を回転筒部材と一体に回転させる係合面37が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、沈胴式レンズ鏡筒を具えたカメラ、一眼レフカメラ、或いはミラーレス一眼カメラの如く、カメラ本体にレンズ鏡筒が取り付けられたカメラの防水構造に関するものである。
従来、この種のカメラの防水を図るべく、カメラ本体を構成する筐体を防水構造とすると共に、レンズ鏡筒を防水構造とすることが提案されている(例えば特許文献1)。
しかしながら、この様なカメラにおいては、撮影シーンに応じて複数のレンズ鏡筒を交換しつつ撮影が行なわれるにも拘わらず、これら複数のレンズ鏡筒として防水構造を有する特別なものを使用せねばならず、レンズ鏡筒の汎用性に欠ける問題があった。
そこで、カメラ本体にレンズ鏡筒が着脱可能に取り付けられたカメラの全体を収納するゴム製の防水ケースによって、カメラの防水を図ることが提案されている(特許文献2)。
この様な防水ケースによれば、防水構造を有しない一般的なレンズ鏡筒が取り付けられたカメラであっても防水を図ることが可能である。
特開2011−154288号公報 特開2012−18205号公報
しかしながら、上述のゴム製防水ケースによるカメラの防水構造では、カメラの機種毎にカメラ本体の外形や大きさが異なるため、機種毎に外形や大きさの異なる防水ケースを用意せねばならない。然も、レンズ鏡筒が着脱式でズームリングを回転させることによってズーム操作を行なうカメラの場合、ズームリングを防水ケースの上から回転操作することが困難であり、カメラ本体にズーム操作キーを具えたカメラに用途が限定される問題があった。
そこで本発明の目的は、防水構造を有しない一般的なレンズ鏡筒を具えたカメラの防水を図ることが可能であり、然もレンズ鏡筒のズームリングを容易に回転操作することが出来るカメラの防水構造を提供することである。
本発明に係るカメラ用防水ケース(3)は、ズーム操作のためのズームリング(23)を有するレンズ鏡筒(2)を具えたカメラに用いる防水ケースであって、
前記レンズ鏡筒(2)を収容することが可能な内部空間を有すると共に、該レンズ鏡筒(2)へ光を取り込むための透明窓部を有する円筒状のケース体(39)と、
カメラ本体(1)に対して着脱可能に取り付けられて、前記ケース体(39)をカメラ本体に固定するためのケース固定リング(6)
とを具えている。
前記ケース体(39)は、カメラ本体(1)に着脱可能に取り付けることが可能な固定筒部材(31)と、該固定筒部材(31)に対して同軸上で相対回転可能に接合された回転筒部材(32)とを具えている。
前記固定筒部材(31)とケース固定リング(6)との接合部には、ケース体(39)の筒軸を包囲する環状の第1シール部が設けられると共に、前記固定筒部材(31)と回転筒部材(32)との接合部には、ケース体(39)の筒軸を包囲する環状の第2シール部が設けられている。
前記回転筒部材(32)の内周面には、レンズ鏡筒(2)のズームリング(23)の外周面に接触してズームリング(23)を回転筒部材と一体に回転させる係合面(37)が設けられている。
尚、カメラ本体(1)は、レンズ鏡筒(2)からの光線を内部に取り入れるための撮影窓(16)を除き、筐体が防水構造を有している。
又、レンズ鏡筒(2)は、カメラ本体(1)に着脱可能に取り付けられるべき固定鏡筒部(21)と、固定鏡筒部(21)と同軸上に配備されて固定鏡筒部(21)の筒軸に沿って往復移動可能な可動鏡筒部(22)とを具え、固定鏡筒部(21)と同軸上に前記ズームリング(23)が配備されて、ズームリング(23)の回転に連動して可動鏡筒部(22)が往復移動する。
レンズ鏡筒(2)が装着されたカメラ本体(1)に上記本発明の防水ケース(3)を取り付けることによって、レンズ鏡筒(2)は、防水ケース(3)のケース体(39)に収容される。又、防水ケース(3)の回転筒部材(32)の内周面に設けられた係合面(37)が、レンズ鏡筒(2)のズームリング(23)の外周面に接触する。
この状態で、防水ケース(3)の回転筒部材(32)を筒軸回りに回転させると、該回転筒部材(32)の回転と一体にズームリング(23)が回転し、レンズ鏡筒(2)の可動鏡筒部(22)が固定鏡筒部(21)に対して筒軸方向に往復移動し、ズーム調整が行なわれることになる。
尚、レンズ鏡筒(2)の筒軸方向の長さには、レンズ鏡筒(2)の可動鏡筒部(22)の往復移動を許容するための余裕が設けられている。
ここで、第1シール部によってカメラ本体(1)とレンズ鏡筒(2)との間の防水が図られると共に、第2シール部によってレンズ鏡筒(2)の固定筒部材(31)と回転筒部材(32)との間の防水が図られているので、レンズ鏡筒(2)やレンズ鏡筒(2)のカメラ本体(1)との接合部から水が浸入する虞は殆どない。
本発明に係るカメラ用防水ケース及びこれを用いたカメラの防水構造によれば、レンズ鏡筒(2)が防水構造を有しない一般的なものであったとしても、防水ケース(3)の装着によって、レンズ鏡筒(2)並びにレンズ鏡筒(2)のカメラ本体(1)との接合部に対して防水を図ることが可能であり、然も防水ケース(3)の回転筒部材(32)の回転操作によりレンズ鏡筒(2)のズームリング(23)を容易に回転させて、ズーム調整を行なうことが出来る。
図1は、本発明に係るカメラの一実施形態を示す斜視図である。 図2は、該カメラの鉛直断面図である。 図3は、該カメラから防水ケースを取り外した状態を示す斜視図である。 図4は、該カメラの分解斜視図である。 図5は、カメラ本体、ケース固定リング及びケース体の分解状態での断面図である。 図6は、ケース体の分解斜視図である。 図7は、該カメラにおける第1シール部の拡大断面図である。 図8は、該カメラにおける第2シール部の拡大断面図である。
以下、本発明をデジタルカメラに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。尚、以下の説明においては、デジタルカメラの撮影方向を前方と称し、その逆方向を後方と称する。
本発明の一実施形態であるデジタルカメラは、図3に示す如く、カメラ本体(1)と、カメラ本体(1)のキャビネットフロント部(12)に対して着脱可能に取り付けられたレンズ鏡筒(2)とを具えると共に、カメラ本体(1)のキャビネットフロント部(12)に対して着脱可能に取り付けられてレンズ鏡筒(2)を収容する防水ケース(3)を具えている。
カメラ本体(1)のキャビネットフロント部(12)には、図4に示す如くレンズ鏡筒(2)からの光線をカメラ本体(1)の内部に取り入れるための撮影窓(16)が開設され、該キャビネットフロント部(12)には、撮影窓(16)を包囲して、レンズ鏡筒(2)を取り付けるための鏡筒固定リング(5)が固定されている。
鏡筒固定リング(5)の外周面にはOリング(42)が装着されている。
尚、カメラ本体(1)は、撮影窓(16)を除いて筐体が防水構造を有している。該防水構造としては、従来より種々の電子機器の筐体に用いられている周知の構造を採用することが出来る。
レンズ鏡筒(2)は、カメラ本体(1)の鏡筒固定リング(5)に対して着脱可能に取り付けられるべき固定鏡筒部(21)と、固定鏡筒部(21)と同軸上に配備されて固定鏡筒部(21)の筒軸に沿って往復移動可能な可動鏡筒部(22)と、固定鏡筒部(21)と同軸上に回転可能に配備されたズームリング(23)とを具え、ズームリング(23)の回転に連動して可動鏡筒部(22)が往復移動するものである。
ここで、ズームリング(23)の外周面は、円筒状の弾性部材によって形成されており、該外周面に指を掛けたときの摩擦抵抗によってズームリング(23)の回転操作が容易なものとなっている。
図7に示す如く、鏡筒固定リング(5)の内周面には、互いに120度の位相角度で円弧線上を延びる3つの被係合リブ(51)(51)(51)が突設される一方、レンズ鏡筒(2)の固定鏡筒部(21)の外周面には、鏡筒固定リング(5)の各被係合リブ(51)と対応する位置に、円弧線上を延びる3つの係合リブ(25)(25)(25)が突設されている。
鏡筒固定リング(5)に対してレンズ鏡筒(2)の固定鏡筒部(21)を押圧しつつ反時計回りに回転させてねじ込み、各係合リブ(25)を各被係合リブ(51)に係合させることより、カメラ本体(1)に対してレンズ鏡筒(2)を着脱可能に取り付けることが出来る。
係る構成は、従来のカメラにおいてレンズ鏡筒をカメラ本体に着脱可能に取り付ける構成と同じである。
上記レンズ鏡筒(2)によれば、カメラ本体(1)に取り付けられた状態でズームリング(23)を回転させることにより、ズーム調整を行なうことが出来る。
防水ケース(3)は、図2に示す如く、カメラ本体(1)に取り付けられたレンズ鏡筒(2)を収容することが可能な円筒状のケース体(39)と、該ケース体(39)をカメラ本体(1)に着脱可能に取り付けるためのケース固定リング(6)とを具えている。
ケース固定リング(6)は、図4及び図5に示す如く、カメラ本体(1)の鏡筒固定リング(5)よりも稍大径に形成され、その外周面には、Oリング(4)が装着されている。
ケース固定リング(6)は、鏡筒固定リング(5)の外周面に対して着脱可能に取り付けることが可能である。
具体的には、鏡筒固定リング(5)の外周面に、周方向に延びる3つの被係合リブ(52)(52)(52)が120度の位相差で突設される一方、ケース固定リング(6)の内周面には、周方向に延びて前記3つの被係合リブ(52)(52)(52)に対して係合すべき3つの係合リブ(62)(62)(62)が120度の位相差で突設されている。
ケース固定リング(6)をカメラ本体(1)の鏡筒固定リング(5)側に押圧して、ケース固定リング(6)の内周面を鏡筒固定リング(5)の外周面に対向させた状態で、ケース固定リング(6)をカメラ本体(1)に向かって時計回りに回転させることにより、3つの係合リブ(62)(62)(62)を3つの被係合リブ(52)(52)(52)にそれぞれ係合させて、図2の如くケース固定リング(6)を鏡筒固定リング(5)の外周面に固定することが出来る。
ケース固定リング(6)が鏡筒固定リング(5)に固定された状態で、図7に示す如く、Oリング(42)は、鏡筒固定リング(5)の外周面とケース固定リング(6)の内周面によって挟圧される。該Oリング(42)によって、鏡筒固定リング(5)とケース固定リング(6)の間のシール部が構成されることになる。
防水ケース(3)を構成するケース体(39)は合成樹脂製であって、図2の如く、カメラ本体(1)に対して固定されるべき固定筒部材(31)と、固定筒部材(31)の開口端に固定筒部材(31)と同軸上で相対回転可能に連結された回転筒部材(32)とを具え、回転筒部材(32)の前方開口端には透明板(30)が接着固定されている。
図6及び図8に示す如く、固定筒部材(31)の内部には、円筒部(33a)及び円板部(33b)からなる合成樹脂製のリング部材(33)が嵌合し、該リング部材(33)は、4本のビス(35)〜(35)がそれぞれ円板部(33b)から回転筒部材(32)のボス(34)へねじ込まれることによって、回転筒部材(32)と締結される。
そして、回転筒部材(32)の後方側の端部とリング部材(33)との間には、固定筒部材(31)の前方側の端部(31a)が挟持され、これによって、固定筒部材(31)と回転筒部材(32)とが同軸上にて互いに相対回転可能に連結されている。
リング部材(33)の円筒部(33a)の内周面には、レンズ鏡筒(2)のズームリング(23)の外周面(26)に圧接されるべき円筒面状の係合面(37)が形成されている。ここで、ズームリング(23)の外周面(26)とリング部材(33)の係合面(37)はそれぞれ、前方へ向かって僅かに縮径するテーパ面状に形成され、ズームリング(23)の外周面(26)の外径は、リング部材(33)の係合面(37)の内径よりも僅かに大きく形成されている。
そして、リング部材(33)の係合面(37)には、リング部材(33)の筒軸方向に延びる複数本の突条部(図6参照)が形成されており、該係合面(37)がズームリング(23)の外周面(26)に圧接されることによって、ズームリング(23)の外周面(26)が僅かに弾性変形し、ズームリング(23)の外周面(26)とリング部材(33)の係合面(37)とは、摩擦抵抗を伴って互いに圧着している。斯くして、回転筒部材(32)の回転に伴ってズームリング(23)が一体に回転することが可能となっている。
防水ケース(3)の固定筒部材(31)と回転筒部材(32)との接合部には、固定筒部材(31)の前方側の端部(31a)を包囲して延びるOリング(41)が介在し、該Oリング(41)は、固定筒部材(31)と回転筒部材(32)によって挟圧されている。該Oリング(41)によって、固定筒部材(31)と回転筒部材(32)の間の防水を図るシール部(第2シール部)が構成されることになる。
尚、固定筒部材(31)に対して回転筒部材(32)が回転する過程で、Oリング(41)は何れかの筒部材に対して摺動し、防水性能を維持したまま、回転筒部材(32)の回転を許容する。
防水ケース(3)は、カメラ本体(1)に固定されたケース固定リング(6)に着脱可能に取り付けることが可能である。
具体的には、図4に示す如く、ケース固定リング(6)の外周面に、互いに120度の位相角度で周方向に延びる3つの被係合リブ(61)(61)(61)が突設される一方、防水ケース(3)の固定筒部材(31)の内周面には、図7に示す如くケース固定リング(6)の各被係合リブ(61)と対応する位置に、周方向に延びる3つの係合リブ(36)(36)(36)が突設されている。
ケース固定リング(6)に対して防水ケース(3)の固定筒部材(31)を押圧しつつ時計回りに回転させることにより、3つの係合リブ(36)(36)(36)を3つの被係合リブ(61)(61)(61)にそれぞれ係合させて、図2の如く防水ケース(3)をケース固定リング(6)に固定することが出来る。
防水ケース(3)をケース固定リング(6)に取り付けることによって、Oリング(4)が防水ケース(3)の固定筒部材(31)の内周面とケース固定リング(6)の外周面との間で挟圧され、該Oリング(4)によって固定筒部材(31)とケース固定リング(6)の間にシール部(第1シール部)が構成される。
上記カメラにおいては、カメラ本体(1)の鏡筒固定リング(5)に対してケース固定リング(6)を固定した後、鏡筒固定リング(5)にレンズ鏡筒(2)を取り付けると共に、ケース固定リング(6)に防水ケース(3)を取り付けることによって、図2に示す如く防水ケース(3)のケース体(39)にレンズ鏡筒(2)が収容される。
又、防水ケース(3)の回転筒部材(32)の内周面に設けられた係合面(37)が、レンズ鏡筒(2)のズームリング(23)の外周面(26)に圧接される。
この状態で、防水ケース(3)の回転筒部材(32)に指を掛けて回転筒部材(32)を筒軸回りに回転させると、該回転筒部材(32)の回転と一体にズームリング(23)が回転し、これに伴ってレンズ鏡筒(2)の可動鏡筒部(22)が固定鏡筒部(21)に対して筒軸方向に往復移動し、ズーム調整が行なわれることになる。
尚、レンズ鏡筒(2)の筒軸方向の長さには、レンズ鏡筒(2)の可動鏡筒部(22)の往復移動を許容するための余裕が設けられている。
ここで、回転筒部材(32)の前方開口端には透明板(30)が接着固定されているので、回転筒部材(32)と透明板(30)の間から水が浸入することはない。又、Oリング(4)を用いた第1シール部によってレンズ鏡筒(2)のカメラ本体(1)との接合部に防水が図られると共に、Oリング(41)を用いた第2シール部によってレンズ鏡筒(2)の固定筒部材(31)と回転筒部材(32)との間の防水が図られる。
更に、Oリング(42)を用いたシール部によって鏡筒固定リング(5)とケース固定リング(6)の間の防水が図られる。
従って、レンズ鏡筒(2)が防水構造を有しない一般的なものであったとしても、防水ケース(3)の装着によって、レンズ鏡筒(2)並びにレンズ鏡筒(2)のカメラ本体(1)との接合部に対して防水を図ることが可能である。
然も、防水ケース(3)の回転筒部材(32)の回転操作によって、回転筒部材(32)回転角度と同じ角度だけレンズ鏡筒(2)のズームリング(23)を回転させることが出来るので、ズーム調整が容易なものとなる。
上記カメラによれば、防水が不要な場合は、カメラ本体(1)の鏡筒固定リング(5)にケース固定リング(6)を固定することなく、鏡筒固定リング(5)にレンズ鏡筒(2)を取り付けた状態で、撮影を行なうことが出来る。
従って、カメラ本体(1)は、図4に示すケース固定リング(6)の外径寸法に関わりなく、高さ寸法Hを設定することが出来る。
例えば、ケース固定リング(6)が着脱式でない場合は、カメラ本体(1)の高さ寸法はケース固定リング(6)の外径以上の大きさ(例えば80cm)となるのに対し、上記カメラによれば、カメラ本体(1)の高さ寸法Hはケース固定リング(6)の外径以下の大きさ(例えば61cm)とすることが出来る。
又、上記カメラにおいては、図7に示す如くケース固定リング(6)の内径がレンズ鏡筒(2)の外径よりも小さく形成されて、ケース固定リング(6)がレンズ鏡筒(2)に対して筒軸方向に重なる位置関係で設置されている。
ここで、Oリング(4)がケース固定リング(6)と防水ケース(3)との間で径方向に圧縮されるシール構造が採用されているので、ケース固定リング(6)に形成されるOリング保持用のリブ厚がケース固定リング(6)の筒軸方向の寸法を増大させるに過ぎず、これによって、防水ケース(3)の外径寸法を小さく形成することが可能である。
本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、防水ケース(3)の回転筒部材(32)と一体にレンズ鏡筒(2)のズームリング(23)を回転させる構成としては、ズームリング(23)の外周面(26)と防水ケース(3)のリング部材(33)の係合面(37)との間の圧接構造に限らず、凹凸の嵌合構造、歯面どうしの噛合構造など、種々の係合構造を採用することが出来る。
又、本発明における防水ケース(3)の構造は、上述した実施態様に限らず、例えば、ケース体が、カメラ本体側に取り付けられるべき固定筒部材と、固定筒部材の前方開口部に固定筒部材に対して同軸上での相対回転が可能に連結された回転筒部材と、回転筒部材の内部に収容されて回転筒部材の筒軸に沿う相対移動が可能に連結された可動筒部材とを具え、固定筒部材と可動筒部材との間に、回転筒部材の回転を可動筒部材の移動に変換する変換機構が介在している防水ケースを採用することが出来る。
或いは、ケース体が、カメラ本体側に取り付けられるべき固定筒部材と、固定筒部材の前方開口部に固定筒部材に対して同軸上での相対回転が可能、且つ筒軸に沿う相対移動が不能に連結された回転筒部材と、回転筒部材の前方開口部に回転筒部材に対して相対回転が不能、且つ筒軸に沿う相対移動が可能に連結された可動筒部材とを具え、固定筒部材と可動筒部材との間に、回転筒部材の回転を可動筒部材の移動に変換する変換機構が介在している防水ケースを採用することが出来る。
(1) カメラ本体
(12) キャビネットフロント部
(16) 撮影窓
(2) レンズ鏡筒
(21) 固定鏡筒部
(22) 可動鏡筒部
(23) ズームリング
(3) 防水ケース
(30) 透明板
(39) ケース体
(31) 固定筒部材
(32) 回転筒部材
(33) リング部材
(4) Oリング
(41) Oリング
(42) Oリング
(5) 鏡筒固定リング
(6) ケース固定リング

Claims (8)

  1. ズーム操作のためのズームリングを有するレンズ鏡筒を具えたカメラに用いる防水ケースであって、
    前記レンズ鏡筒を収容することが可能な内部空間を有すると共に、該レンズ鏡筒へ光を取り込むための透明窓部を有する円筒状のケース体と、
    カメラ本体に対して着脱可能に取り付けられて、前記ケース体をカメラ本体に固定するためのケース固定リング
    とを具え、前記ケース体は、カメラ本体に着脱可能に取り付けることが可能な固定筒部材と、該固定筒部材に対して同軸上で相対回転可能に接合された回転筒部材とを具え、
    前記固定筒部材とケース固定リングとの接合部には、ケース体の筒軸を包囲する環状の第1シール部が設けられると共に、前記固定筒部材と回転筒部材との接合部には、ケース体の筒軸を包囲する環状の第2シール部が設けられ、
    前記回転筒部材の内周面には、レンズ鏡筒のズームリングの外周面に接触してズームリングを回転筒部材と一体に回転させる係合面が設けられていることを特徴とするカメラ用防水ケース。
  2. 前記第1シール部は、前記固定筒部材の内周面とケース固定リングの外周面によって挟圧されるOリングによって構成される請求項1に記載のカメラ用防水ケース。
  3. 前記ケース固定リングは、カメラ本体に取り付けられたレンズ鏡筒の外周面に対して係脱可能に係合することにより、カメラ本体に対して着脱可能に取り付けられる請求項1又は請求項2に記載のカメラ用防水ケース。
  4. ズーム操作のためのズームリングを有するレンズ鏡筒を具えたカメラにおいて、
    前記レンズ鏡筒を収容することが可能な内部空間を有すると共に、該レンズ鏡筒へ光を取り込むための透明窓部を有する円筒状のケース体と、
    カメラ本体に対して着脱可能に取り付けられ、前記ケース体をカメラ本体に固定するためのケース固定リング
    とを具え、前記ケース体は、カメラ本体に着脱可能に取り付けることが可能な固定筒部材と、該固定筒部材に対して同軸上で相対回転可能に接合された回転筒部材とを具え、
    前記固定筒部材とケース固定リングとの接合部には、ケース体の筒軸を包囲する環状の第1シール部が設けられると共に、前記固定筒部材と回転筒部材との接合部には、ケース体の筒軸を包囲する環状の第2シール部が設けられ、
    前記回転筒部材の内周面には、レンズ鏡筒のズームリングの外周面に接触してズームリングを回転筒部材と一体に回転させる係合面が設けられていることを特徴とするカメラの防水構造。
  5. 前記第1シール部は、前記固定筒部材の内周面とケース固定リングの外周面によって挟圧されるOリングによって構成される請求項4に記載のカメラの防水構造。
  6. カメラ本体には、レンズ鏡筒を着脱可能に取り付けるための鏡筒固定リングが配備され、前記ケース固定リングは、カメラ本体に取り付けられた鏡筒固定リングの外周面に対して係脱可能に係合することにより、カメラ本体に対して着脱可能に取り付けられる請求項4又は請求項5に記載のカメラの防水構造。
  7. 前記鏡筒固定リングの外周面には、前記ケース固定リングの内周面との間に挟持されるべきOリングが装着されている請求項4乃至請求項6の何れかに記載のカメラの防水構造。
  8. レンズ鏡筒は、カメラ本体に着脱可能に取り付けられるべき固定鏡筒部と、固定鏡筒部と同軸上に配備されて固定鏡筒部の筒軸に沿って往復移動可能な可動鏡筒部とを具え、固定鏡筒部と同軸上に前記ズームリングが配備されて、ズームリングの回転に連動して可動鏡筒部が往復移動する請求項4乃至請求項7の何れかに記載のカメラの防水構造。
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WO2019156205A1 (ja) 2018-02-09 2019-08-15 興和株式会社 カメラ防水構造、防水レンズユニット及びカメラセット

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