JP2023063716A - ガスセンサ - Google Patents

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邦彦 米津
Kunihiko Yonezu
昌史 野村
Masashi Nomura
優人 猪瀬
Yuto Inose
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Abstract

【課題】端子金具の抜けを確実に抑制したガスセンサを提供する。【解決手段】電極パッド11を有するセンサ素子10と、端子金具21と、挿通孔166hの内部に端子金具を収容するセパレータ166と、を備えたガスセンサ200であって、端子金具は、主面21mを有する本体部21aと、主面の内外に突没可能な第1係止部21dと、第1係止部よりも先端側に配置されて主面と面一に主面方向に突出する第2係止部21eと、を有し、セパレータは、挿通孔に連通して第1後端向き面312を有する棚部166aと、第1先端向き面314とをさらに有し、第1係止部は、後端側が本体部に接続しつつ先端側が拘束されずに主面の内外に突没し、先端が第1後端向き面に対向すると共に、主面方向にて、端子金具を1個ずつ保持する保持孔166hsの最大開口幅W2が、第2係止部が配置される箇所での端子金具の最大幅W1に対してW2<W1の関係を満たす。【選択図】図3

Description

本発明は、被検出ガスの濃度を検出するセンサ素子を備えたガスセンサに関する。
自動車等の排気ガス中の酸素やNOxの濃度を検出するガスセンサとして、固体電解質を用いたセンサ素子を有するものが知られている。
この種のガスセンサとして、板状のセンサ素子の後端側に電極パッドを設けつつ、センサ素子の後端側の径方向外側を取り囲むようにセパレータ(絶縁部材)を配置し、このセパレータの挿通孔に端子金具を保持したものが用いられている(特許文献1、2)。端子金具はセンサ素子の電極パッドに電気的に接続されると共に、端子金具の後端側がリード線にカシメ接続され、センサ素子からのセンサ出力信号がリード線を介して外部に取り出されようになっている。なお、リード線は、ガスセンサの後端側に配置されたゴム製のグロメットを挿通して外部に引き出される。
ここで、特許文献1のガスセンサでは、端子金具の先端に抜け止めとなる係止部21fを設けている。そして、ガスセンサの外部に引き出されたリード線がガスセンサの使用時に後端側に引っ張られた際に、係止部の第2後端向き面304がセパレータの先端向き面に当接して端子金具の後端側への抜けを防止している。
又、特許文献2のガスセンサでは、端子金具の軸線方向中央付近に抜け止めとなる切り起こし部121を設けている。そして、この切り起こし部121がセパレータの挿通孔に設けた棚部の内部で径方向に拡径して棚部に当接し、端子金具の先端側への抜けを防止している。
特開2018-132407号公報(図3、図7) 中国特許公告CN105467075号(図12、図13)
しかしながら、特許文献1、2のガスセンサの場合、端子金具の先端側と後端側の両方への抜けを確実に防止することが困難である。例えば、特許文献2のガスセンサの場合、端子金具が後端側へ抜け易い。
一方、特許文献1のガスセンサは、セパレータの後端側から端子金具を挿入するものである。このため、係止部21fを径方向に曲げて(撓ませて)セパレータの挿通孔の切れ込みを通過させ、係止部21fがセパレータの切れ込みを超えると、係止部21fが弾性的に戻り、セパレータの挿通孔に対して板面が斜めに向くようになる。
しかしながら、係止部21fを過度に曲げると塑性変形してしまうことから、係止部21fの曲げ量、ひいては戻り量も大きく取れず、係止部21fが切れ込みに近接する。そのため、端子金具がブレると係止部21fが切れ込みに入り込んで脱落し、後端側へ抜ける可能性がある。
そして、端子金具がセパレータに対して先端側又は後端側のいずれかへ抜けてしまうと、端子金具と電極パッドとの接点がずれて電気的接続の信頼性が低下する。
そこで、本発明は、端子金具の先端側及び後端側への抜けを確実に抑制し、端子金具と電極パッドとの電気的接続の信頼性を向上させたガスセンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のガスセンサは、軸線方向に延び、先端側に検出部を有すると共に、後端側の外表面に電極パッドを有するセンサ素子と、前記軸線方向に延び、前記電極パッドに電気的に接続される端子金具と、前記軸線方向に沿って延びる挿通孔を有し、該挿通孔の内部に前記端子金具を収容すると共に前記センサ素子の前記電極パッドを囲む筒状のセパレータと、を備えたガスセンサであって、前記端子金具は、前記軸線方向に延びて前記挿通孔の内部に支持され、主面を有する板状の本体部と、前記本体部に接続しつつ前記主面の内外に突没可能な第1係止部と、前記第1係止部よりも先端側に配置されて前記本体部に接続すると共に前記主面と面一に前記本体部の主面方向に突出する第2係止部と、を有し、前記セパレータは、前記挿通孔に連通して第1後端向き面を有する棚部と、前記挿通孔に連通して前記第1後端向き面よりも先端側の第1先端向き面とをさらに有し、前記第1係止部は、後端側が前記本体部に接続しつつ先端側が拘束されずに前記主面の内外に突没し、先端が前記第1後端向き面に対向すると共に、前記主面方向にて、前記挿通孔のうち前記端子金具を1個ずつ保持する保持孔の最大開口幅W2が、前記第2係止部が配置される箇所での前記端子金具の最大幅W1に対してW2<W1の関係を満たすことを特徴とする。
このガスセンサによれば、第1係止部の先端側が拘束されないので挿通孔の壁面で押されて主面の内側に縮まるので、端子金具を、セパレータの先端側から通すことができる。そのため、第2係止部を本体部の主面と面一に接続させることができ、例えば、セパレータの後端側から端子金具を挿入する場合のように第2係止部を径方向に撓ませる必要がない。
これにより、第2係止部を撓ませ過ぎて塑性変形して最大幅W1が小さくすることがなく、W2<W1の関係を確実に満たすことができる。そうすると、保持孔の内部で端子金具が主面方向にブレても、第2係止部がセパレータの第1先端向き面から脱落して保持孔に入り込むことが抑制され、端子金具の後端側への抜けを確実に抑制することができる。
又、第1係止部の先端側が自由端となって後端側の周りに回動するようにして主面の内外に突没するので、先端側の移動量(回動量)を大きく取ることができ、ひいては棚部周囲の空間での第1係止部の主面からの突出量を大きくできる。これにより、セパレータの内部で端子金具がブレても、第1係止部が棚部から脱落して先端側へ抜けることを抑制できる。
本発明のガスセンサは、前記端子金具を複数個有し、前記軸線方向に垂直な断面を見たとき、前記センサ素子を挟んで対向する2つの前記端子金具のそれぞれの前記第1係止部が径方向外側に突出してもよい。
このガスセンサによれば、各第1係止部を径方向内側に突出させる場合に比べ、各第1係止部がセンサ素子を挟んで径方向の反対側に遠ざかるように向くため、第1係止部21d同士や、端子金具21の圧着端子部21cが接触することを抑制できる。
本発明のガスセンサは、前記端子金具を複数個有し、前記第2係止部は、前記本体部における前記セパレータの径方向外側に向く幅方向の一端にのみ形成されていてもよい。
このガスセンサによれば、隣接する端子金具間で各第2係止部が向かいあって近接することが回避され、各第2係止部が接触してショートすることを抑制できる。
この発明によれば、端子金具の先端側及び後端側への抜けを確実に抑制し、端子金具と電極パッドとの電気的接続の信頼性を向上させたガスセンサが得られる。
本発明の実施形態に係るガスセンサの長手方向に沿う断面図である。 センサ素子の斜視図である。 端子金具の斜視図である。 先端側から見たセパレータの底面図である。 図4のA-A線に沿うセパレータの軸線方向の断面図である。 先端側から見たセパレータの底面斜視図である。 保持孔と端子金具の各部位の幅を示す図である。 端子金具の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るガスセンサ(酸素センサ)200の長手方向に沿う全体断面図、図2はセンサ素子10の斜視図、図3は端子金具21の斜視図、図4は先端側から見たセパレータの底面図である。
このガスセンサ200は、自動車や各種内燃機関の排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサである。
図1において、ガスセンサ200は、排気管に固定されるためのねじ部139が外表面に形成された筒状の主体金具138と、軸線O方向(ガスセンサ200の長手方向:図中上下方向)に延びる板状形状をなすセンサ素子10と、センサ素子10の径方向周囲を取り囲むように配置される筒状のセラミックスリーブ106と、軸線方向に貫通する挿通孔166hの先端側の内部に、センサ素子10の後端部の周囲を取り囲む状態で配置されるセラミック製筒状のセパレータ166と、センサ素子10とセパレータ166との間に配置される4個の端子金具21(図1では、2個のみを図示)と、を備えている。
又、センサ素子10の先端のガス検出部10aは、アルミナ等の多孔質保護層20で覆われている(図2参照)。
主体金具138は、ステンレスから構成され、軸線方向に貫通する貫通孔154を有し、貫通孔154の径方向内側に突出する棚部152を有する略筒状形状に構成されている。この貫通孔154には、センサ素子10の先端部を自身の先端よりも突出させるように当該センサ素子10が配置されている。さらに、棚部152は、軸線方向に垂直な平面に対して傾きを有する内向きのテーパ面として形成されている。
なお、主体金具138の貫通孔154の内部には、センサ素子10の径方向周囲を取り囲む状態で環状形状のアルミナ製のセラミックホルダ151、粉末充填層156(以下、滑石リングともいう)、および上述のセラミックスリーブ106がこの順に先端側から後端側にかけて積層されている。
また、セラミックスリーブ106と主体金具138の後端部140との間には、加締めパッキン157が配置されている。そして、主体金具138の後端部140は、加締めパッキン157を介してセラミックスリーブ106を先端側に押し付けるように、加締められている。
一方、図1に示すように、主体金具138の先端側(図1における下方)外周には、センサ素子10の突出部分を覆うと共に、複数の孔部を有する金属製(例えば、ステンレスなど)一重のプロテクタ143が溶接等によって取り付けられている。
そして、主体金具138の後端側外周には、外筒144が固定されている。また、外筒144の後端側(図1における上方)の開口部には、センサ素子10の4個の端子金具21(図1では、2個のみを表示)とそれぞれ電気的に接続される4本のリード線146(図1では2本のみを表示)が挿通されるリード線挿通孔(図示せず)が形成された、ゴム製のグロメット170が配置されている。

なお、外筒144の外側からグロメット170を加締めてグロメット170が外筒144の内部に保持されている。
また、主体金具138の後端部140より突出されたセンサ素子10の後端側(図1における上方)には、セパレータ166が配置される。なお、このセパレータ166は、センサ素子10の後端側の主面に形成される合計4個の電極パッド11(図1では2個のみを表示)の周囲に配置される。このセパレータ166は、軸線方向に貫通する挿通孔166hを有する筒状形状に形成されると共に、外表面から径方向外側に突出する鍔部167が備えられている。セパレータ166は、鍔部167が保持部材169を介して外筒144に当接することで、外筒144の内部に保持される。
図2に示すようにセンサ素子10は、軸線O方向に延びる板状をなし、先端部10sが酸素濃度を検出するガス検出部10aとなっていて、ガス検出部10aは多孔質保護層20で覆われている。なお、センサ素子10自身は公知の構成であり、図示はしないが酸素イオン透過性の固体電解質体と1対の電極とを有するガス検出部と、ガス検出部を加熱して一定温度に保持するヒータ部とを備えている。
そして、センサ素子10の一方の主面の後端側には、幅W方向に2つの電極パッド11が並び、ガス検出部10aからのセンサ出力信号がリード部(図示せず)を介してこれら電極パッド11から出力される。又、主面に対向するように設けられた他方の主面の後端側にも、幅W方向に2つの電極パッド11が並び、リード部(図示せず)を介してヒータ部に電力を供給するようになっている。
各電極パッド11は、軸線O方向に長い矩形状になっていて、例えばPtを主体とする焼結体として形成することができる。
図3は端子金具21の斜視図を示す。なお、本実施形態では、後述するようにガスセンサ200は4本の端子金具21を有するが、これら4本の端子金具21は、図4に示すようにセパレータ166内で矩形の各頂点となる位置に配置され、隣接する端子金具21同士が線対称をなし、対角線上の端子金具21同士が同一形状である。すなわち、図3の端子金具21と、図3の右方向にこれと線対称の端子金具(図4の右側の端子金具21に相当)の2種類があり、各端子金具が有する各構成部分は実質的に同一であるから、図3の端子金具21についてのみ説明する。
図3に示すように、端子金具21は、略板状をなして軸線O方向に延びる板状の本体部21aと、本体部21aの先端縁から後端に向かって折り返された先端部21bと、本体部21aの後端に接続する圧着端子部21cと、第1係止部21dと、第1係止部21dよりも先端側に配置された第2係止部21eと、を一体に備えている。
又、本例では、本体部21aは、先端部21bとの折り返し面となる主面21mと、主面21mの幅方向両端から先端部21bに向かってそれぞれL字状に折曲した1対のリブ部21r1,21r2と、を有している。従って、軸線O方向と交差する径方向Dにおける本体部21aの断面がコ字状をなしている。そして、各リブ部21r1,21r2の先端が幅方向外側に弾性的に拡がって1対の押圧部21fを構成している。
但し、リブ部21r1,21r2や押圧部21fは必須ではない。又、主面21mとは、先端部21bとの折り返し面となる面をいう。
ここで、第1係止部21dは、本体部21aの主面21mから先端部21bと反対側に向かって切り起こされ、自身の後端21d2側が本体部21aに接続されている。そして、第1係止部21dの先端21d1側が拘束されない自由端となり、後端21d2側の周りに回動するようにして弾性的に撓むことが可能である。
このようにして、第1係止部21dは径方向Dに撓み、主面21mよりも径方向Dの外側(先端部21bと反対側)に突出可能である。より詳細には、第1係止部21dは無負荷状態では径方向D外側に突出し、セパレータ166の挿通孔166h内を挿通する際は、セパレータ166の内壁に押されて径方向D内側に弾性的に撓んで主面21mとほぼ面一になるように縮まる。
又、第1係止部21dの先端21d1には、第2先端向き面302が形成されている。
第2係止部21eは、本体部21aに接続すると共に、本体部21aの幅方向の一端(図3の左側)から主面21mと面一に主面方向D(主面21mに沿う方向、本例では径方向と同一方向)に突出して延びている。
また、第2係止部21eには第2後端向き面304が形成されている。
圧着端子部21cは公知の筒状をなし、この筒内に被覆を向いて導線を露出させたリード線146を挿入して圧着することで、リード線146が電気的に接続される。
先端部21bの先端縁は後端に向かって折り返されて自由端を形成している。そして、先端部21bは、端子金具21自身のバネ性(弾性)によって電極パッド11側に押圧されることにより、電極パッド11と端子金具21との間に確実な電気的接続が得られるようになっている。
又、端子金具21は、例えば1枚の金属板(インコネル(登録商標)等)を打ち抜いた後、先端部21b等を折り曲げて製造することができるが、これに限定されない。
図5は、図4のA-A線に沿うセパレータ166の軸線O方向の断面図を示し、図6は、先端側から見たセパレータ166の底面斜視図を示す。
なお、図4に示すように、セパレータ166の中心には、矩形の挿通孔166hが軸線方向に貫通している。そして、この挿通孔166hの矩形の各頂点の径方向外側には、それぞれ矩形で端子金具21を1個ずつ保持する4個の保持孔166hsが挿通孔166hと一体に連通し、軸線O方向から見て挿通孔166hは全体として略H字状に形成されている。そして、4本の端子金具21は、挿通孔166hの矩形の各頂点に位置する各保持孔166hsの部位にそれぞれ挿入されている。
そして、図5に示すように、セパレータ166には、挿通孔166hに連通して第1後端向き面312を有する棚部166aが形成されている。
また、図6に示すように、セパレータ166には、挿通孔166hに連通して第1先端向き面314が形成されている。
次に、端子金具21をセパレータ166に配置する態様について説明する。本例では、予めリード線146を接続した端子金具21を、セパレータ166の先端側から挿通孔166hに通す。
この際、第1係止部21dの先端21d1側が上述の保持孔166hsの壁面で押されて主面21mの内外に突没し径方向D内側に弾性的に撓み、主面21mとほぼ面一になるように縮まるので、挿通の妨げとなることを抑制できる。なお、本例では、第1係止部21dの先端21d1側は、径方向D内側に弾性的に撓むことで主面21mの内側に没する。
そして、図5に示すように、所定の挿通深さまで端子金具21が挿通孔166hに通されると、第1係止部21dの先端21d1が棚部166a周囲の空間に到達し、第1係止部21dが無負荷状態となって径方向D外側(主面21mの外側)に突出する。
このため、端子金具21が先端側へ引っ張られて抜けようとすると、第1係止部21dの第2先端向き面302が、セパレータ166の第1後端向き面312に当接して先端側への抜けを防止する。
また、第1係止部21dは、自身の後端21d2側が本体部21aに接続され、先端21d1側が自由端となって弾性的に撓む。このため、セパレータ166の先端側から端子金具21を挿入する態様に適用でき、その結果、後述する第2係止部21eにより端子金具21の後端側への抜けを確実に抑制できる。
さらに、第1係止部21dの先端21d1側が自由端となって後端21d2側の周りに回動するようにして主面21mの内外に突没するので、先端21d1側の移動量(回動量)を大きく取ることができ、ひいては棚部166a周囲の空間での第1係止部21dの主面21mから外側の突出量を大きくできる。これにより、セパレータ166の内部で端子金具21がブレても、第1係止部21dが棚部166aから脱落して先端側へ抜けることを抑制できる。
また、図6に示すように、所定の挿通深さまで端子金具21が挿通孔166hに通されると、第2係止部21eが上述の保持孔166hsを通ることができずに、セパレータ166の第1先端向き面314に引っ掛かる。
このため、端子金具21が後端側へ引っ張られて抜けようとすると、第2係止部21eの第2後端向き面304が、セパレータ166の先端第1向き面314に当接して後端側への抜けを抑制する。
なお、本例では、1対の押圧部21fが上述の保持孔166hsの内部で幅方向外側に弾性的に拡がって孔の壁面に当接するので、端子金具21が保持孔166hsの内部でブレるのを抑制することができる。
ここで、図7に示すように、主面方向Dにて、保持孔166hsの最大開口幅W2が、第2係止部21dが配置される箇所での端子金具21の最大幅W1に対して、W2<W1の関係を満たす。
このようにすると、保持孔166hsの内部で端子金具21が主面方向Dにブレても、第2係止部21dがセパレータ166の第1先端向き面314から脱落して保持孔166hsに入り込むことが抑制され、端子金具21の後端側への抜けを確実に抑制することができる。
又、上述のようにセパレータ166の先端側から端子金具21を挿入する態様に適用できるので、第2係止部21eを本体部21aの主面21mと面一に接続させることができる。そのため、セパレータ166の後端側から端子金具21を挿入する場合のように第2係止部21eを径方向に撓ませる必要がない。これにより、第2係止部21eを撓ませ過ぎて塑性変形して最大幅W1が小さくすることがなく、W2<W1の関係を確実に満たすことができ、後端側への抜けを確実に抑制できる。
以上のように、第1係止部21d及び第2係止部21eにより、端子金具21の先端側及び後端側への抜けを確実に抑制するので、端子金具21と電極パッド11との電気的接続の信頼性を向上させることができる。
なお、図6に示すように、本例では、端子金具21を複数個(4個)有しており、各第2係止部21eは、本体部21におけるセパレータ166の径方向外側に向く幅方向の一端にのみ形成されている。
このようにすると、隣接する端子金具21間で各第2係止部21eが向かいあって近接することが回避され、各第2係止部21eが接触してショートすることを抑制できる。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
例えば、端子金具の形状、個数等は上記実施形態に限定されない。セパレータの形状、セパレータの挿通孔や棚部の形状、個数等も上記実施形態に限定されない。
例えば、図8に示すように、第1係止部221dを、本体部221aの主面221mから切り起こさず、本体部221aのリブ部221r2から切り起こしてもよい。この場合、第1係止部221dの後端221d2側が本体部21aのリブ部221r2に接続され、先端221d1側が自由端となって弾性的に撓むことが可能である。
このようにして、第1係止部221dは径方向Dに撓み、本体部21aのリブ部221r2よりも径方向Dの外側(主面221mと平行な方向)に突出可能となる。
又、本例では、端子金具21を複数個(4個)有しており、軸線方向に垂直な(径方向の)断面を見たとき、図5に示すように、センサ素子10を挟んで対向する2つの端子金具21のそれぞれの第1係止部21dが径方向外側に突出する。
センサ素子10を挟んで対向する2つの端子金具21のそれぞれの第1係止部21dを径方向内側に突出させると、セパレータ166の径方向の中心側に空隙を設けて第1係止部21dを係止させる段部を形成する必要がある。しかしながら、その場合、第1係止部21d同士や、端子金具21の圧着端子部21cが接触するおそれがある。
そこで、各端子金具21のそれぞれの第1係止部21dを径方向外側に突出させると、上述の干渉を抑制できる。
さらに、ガスセンサの種類としては、酸素センサの他、全領域空燃比センサ、及びNOxセンサ等が挙げられる。
10 センサ素子
10a 検出部
11 電極パッド
21、221 端子金具
21a、221a 本体部
21m、221m 主面
21d、221d 第1係止部
21d1 第1係止部の先端
21d2 第1係止部の後端
21e 第2係止部
166 セパレータ
166a 棚部
166h 挿通孔
166hs 保持孔
200 ガスセンサ
312 第1後端向き面
314 第1先端向き面
302 第2先端向き面
304 第2後端向き面
O 軸線
D 径方向(主面方向)

Claims (3)

  1. 軸線方向に延び、先端側に検出部を有すると共に、後端側の外表面に電極パッドを有するセンサ素子と、
    前記軸線方向に延び、前記電極パッドに電気的に接続される端子金具と、
    前記軸線方向に沿って延びる挿通孔を有し、該挿通孔の内部に前記端子金具を収容すると共に前記センサ素子の前記電極パッドを囲む筒状のセパレータと、
    を備えたガスセンサであって、
    前記端子金具は、前記軸線方向に延びて前記挿通孔の内部に支持され、主面を有する板状の本体部と、前記本体部に接続しつつ前記主面の内外に突没可能な第1係止部と、前記第1係止部よりも先端側に配置されて前記本体部に接続すると共に前記主面と面一に前記本体部の主面方向に突出する第2係止部と、を有し、
    前記セパレータは、前記挿通孔に連通して第1後端向き面を有する棚部と、前記挿通孔に連通して前記第1後端向き面よりも先端側の第1先端向き面とをさらに有し、
    前記第1係止部は、後端側が前記本体部に接続しつつ先端側が拘束されずに前記主面の内外に突没し、先端が前記第1後端向き面に対向すると共に、
    前記主面方向にて、前記挿通孔のうち前記端子金具を1個ずつ保持する保持孔の最大開口幅W2が、前記第2係止部が配置される箇所での前記端子金具の最大幅W1に対してW2<W1の関係を満たすことを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記端子金具を複数個有し、
    前記軸線方向に垂直な断面を見たとき、前記センサ素子を挟んで対向する2つの前記端子のそれぞれの前記第1係止部が径方向外側に突出することを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記端子金具を複数個有し、
    前記第2係止部は、前記本体部における前記セパレータの径方向外側に向く幅方向の一端にのみ形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガスセンサ。
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