JP2005077122A - センサ及び金属端子 - Google Patents

センサ及び金属端子 Download PDF

Info

Publication number
JP2005077122A
JP2005077122A JP2003304369A JP2003304369A JP2005077122A JP 2005077122 A JP2005077122 A JP 2005077122A JP 2003304369 A JP2003304369 A JP 2003304369A JP 2003304369 A JP2003304369 A JP 2003304369A JP 2005077122 A JP2005077122 A JP 2005077122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
terminal
metal
sensor element
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003304369A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Okumura
達也 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2003304369A priority Critical patent/JP2005077122A/ja
Publication of JP2005077122A publication Critical patent/JP2005077122A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/4062Electrical connectors associated therewith

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

【目的】 センサ素子の電極端子と金属端子の電極接続部との電気的接続の信頼性を向上させることができるセンサ及びこれに用いる金属端子を提供すること。
【構成】 センサ101の金属端子200は、センサ素子101の電極端子103に接触する電極接続部205と、これを付勢する弾性部209とを有する。電極接続部205は、電極端子103に接触する凸状部205cを含む。また、弾性部209は、電極接続部205に当接する第1突出部209b,209cと、絶縁部材173に当接する第2突出部209d,209eとが交互に繋がって波型形状をなす。そして、2つの第1突出部209b,209cが、電極接続部205のうち凸状部205cが設けられた部位に当接し、これを電極端子103側に付勢している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、センサ及び金属端子に関し、特に、センサ素子と電気的に接続する金属端子を備えるセンサ及びこれに用いる金属端子に関する。
技術背景
従来より、センサ素子と電気的に接続する金属端子を備えるセンサが知られている。例えば、特許文献1に、そのようなセンサが開示されている。このセンサ(酸素センサ)は、検出素子(センサ素子)、この検出素子の後端に接続する端子ユニット、これらを収容するケーシング等から構成されている(特許文献1の第1実施例及び図1〜図4の記載を参照)。
検出素子は、固体電解質層の表裏面にそれぞれ電極を形成した酸素濃淡電池素子とヒータとが積層された構造をなし、その先端側、即ち、酸素濃淡電池素子の先端側に、被測定ガスに晒されて酸素濃度を検出する検出部を有する。また、検出素子自身の後端側の表裏面に、検出部で生じた起電力を引き出すため、あるいは、検出素子のヒータに電力を供給するための複数(4つ)の電極端子を有する。
端子ユニットは、検出素子の4つの電極端子にそれぞれ接続する4つのリードフレーム(金属端子)と、これらのリードフレームを固定する絶縁性のセパレータスリーブ(絶縁部材)とから構成されている。
各リードフレームは、その一端側が検出素子の電極端子に接続すると共に、その他端側が検出部の検出信号を外部に取り出すためのリード線、あるいは、ヒータに電力を供給するためのリード線に接続している。具体的には、本件の図7に部分拡大図を示すように、リードフレーム900は、長尺薄板状の金属板を数カ所で折曲加工して形成されたものであり、検出素子の電極端子に接触する素子接触部(電極接続部)901、上記リード線に接続するリード接続部903、及び、バネ部(弾性部)905を備える。
素子接触部901とリード接続部903は平面形状をなし、リードフレーム901の先端に形成された折曲部907を介して互いに連結されている。また、素子接触部901とバネ部905とは、素子接触部901の後端に形成された第2の折曲部909を介して互いに連結されている。素子接続部901とリード接続部903は、ほぼ平行に並設され、バネ部905は、素子接続部901とリード接続部903との間に、素子接触部901に沿って先端側に延設されている。また、バネ部905は波形状をなし、その波状部分の頂点の数カ所で素子接触部901に接触するように形成されている。
一方、セパレータスリーブは、リードフレーム900のリード接続部903の形状に沿った外壁を有し、先端側に開口した収容部が形成されている。外壁及び収容部内には、4つのリードフレーム900を互いに隔てて、その短絡を防止するための仕切部がそれぞれ設けられている。
そして、このセパレータスリーブの先端側から4つのリードフレーム900を組み付けることにより、端子ユニットが構成されている。この組み付けた状態では、リードフレーム900のバネ部905による素子接触部901への付勢力が、反力となってセパレータスリーブの内壁に負荷される。この作用により、リードフレーム900がセパレータスリーブに対して安定に固定される。また、端子ユニットを検出素子等に組み付けた状態では、セパレータスリーブの内壁によって、バネ部905の外方への変位が阻止されているため、バネ部905による検出素子側への付勢力を一定以上に保持することができ、素子接触部901と電極端子との安定した接触状態を保持できる。
特開2002−296220号公報
このようなセンサでは、素子接触部901が平板状であるため、素子接触部901は電極端子に面接触することになる。しかしながら、実際には、検出素子の歪みや、素子接触部901の変形により、接触箇所は一部となっている場合も多いと推測される。特に、上記のセンサは、素子接触部901の数カ所にバネ部905の波状部分の頂点が接触するため、その組付けの際などに、図7に波線で示すように、これらの接触部位の間で素子接触部901にたわみが生じやすい。その結果、素子接触部901と電極端子との電気的接続が不安定になる恐れがある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、センサ素子の電極端子と金属端子の電極接続部との電気的接続の信頼性を向上させることができるセンサ及びこれに用いる金属端子を提供することを目的とする。
その解決手段は、軸方向に延び、自身の外面に電極端子を有するセンサ素子と、前記電極端子に電気的に接続すると共に、外部との電気的接続を行う金属端子と、前記センサ素子の径方向外側に配置された絶縁部材と、を備えるセンサであって、前記金属端子は、前記センサ素子の電極端子と前記絶縁部材との間に配置され、軸方向に延び、前記電極端子に接触する電極接続部と、前記電極接続部から径方向外側に屈曲し方向変換して軸方向に延び、前記電極接続部と前記絶縁部材との間に配置され、前記電極接続部を前記電極端子側に付勢する波型形状の弾性部と、を有し、前記電極接続部は、径方向内側に突出すると共に軸方向に延設され、自身の頂部が前記電極端子に接触する凸状部を含み、前記弾性部は、径方向外側から前記電極接続部に当接する2以上の第1突出部と、径方向内側から前記絶縁部材に当接する1以上の第2突出部とが軸方向に交互に繋がって波型形状をなし、2以上の前記第1突出部が、前記電極接続部のうち前記凸状部が設けられた部位にそれぞれ当接し、前記電極接続部を前記電極端子側に付勢してなるセンサである。
本発明によれば、金属端子の電極接続部は、径方向内側に突出すると共に軸方向に延設され、自身の頂部がセンサ素子の電極端子に接触する凸状部を含む。そして、波型形状をなす弾性部のうち2以上の第1突出部が、電極接続部のうち凸状部が設けられた部位に径方向外側からそれぞれ当接し、電極接続部を電極端子側に付勢している。このような構成とすることで、電極接続部のうち凸状部が設けられた部位の剛性が、凸状部によって向上する。そして、弾性部は、この剛性が上がった部位を付勢するので、金属端子をセンサに組み付ける際などに、電極接続部(凸状部が設けられた部位)にたわみなどの変形が生じるのが抑制され、金属端子の電極接続部(凸状部)とセンサ素子の電極端子との接触を確実なものにできる。よって、これらの電気的接続の信頼性を向上させることができる。
なお、本明細書において「径方向」とは、中心軸線に直交する平面において中心軸線から放射状に外側に向かう方向または中心軸線に向かう方向を言う。
また、他の解決手段は、センサ素子の外面に形成された電極端子との電気的接続に用いる金属端子であって、前記金属端子の長手方向に延び、表側で前記電極端子と接触する電極接続部と、前記電極接続部からその裏側に屈曲し方向変換して長手方向に延び、前記電極接続部の裏側に配置された波型形状の弾性部と、を備え、前記電極接続部は、表側に突出すると共に長手方向に延設された凸状部を含み、前記弾性部は、前記電極接続部側に突出する2以上の第1突出部と、この第1突出部と反対側に突出する1以上の第2突出部とが長手方向に交互に繋がって波型形状をなし、2以上の前記第1突出部が、前記電極接続部のうち前記凸状部が設けられた部位に向かってそれぞれ突出してなる金属端子である。
本発明の金属端子をセンサ素子の電極端子との接続に用いれば、金属端子のうち電極接続部に設けられた凸状部が、電極端子に接触する。また、波型形状をなす弾性部のうち2以上の第1突出部が、電極接続部のうち凸状部が設けられた部位に径方向外側からそれぞれ当接し、電極接続部を電極端子側に付勢する。このとき、電極接続部のうち凸状部が設けられた部位の剛性が、凸状部によって向上し、そして、弾性部が、この剛性が上がった部位を付勢するので、電極接続部(凸状部が設けられた部位)にたわみなどの変形が生じるのが抑制され、金属端子の電極接続部(凸状部)とセンサ素子の電極端子との接触を確実なものにできる。よって、これらの電気的接続の信頼性を向上させることができる。
発明の実施するための最良の形態
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るセンサ(ガスセンサ100)の断面図を図1に示す。また、本実施形態に係る金属端子200を図2に示す。さらに、金属端子200をセパレータ(絶縁部材)173に取り付けた様子を図3に示す。また、ガスセンサ100の要部の断面図を図4に示す。なお、これら図1〜図4においては、下方が先端側、上方が後端側となる。
このガスセンサ100は、内燃機関の排ガス管に取り付けて、排気ガス中の酸素濃度を測定する酸素センサである。ガスセンサ100は、軸線C方向に延びるセンサ素子101、センサ素子101の後端側に取り付けられた端子ユニット171、センサ素子101の周囲を取り囲む主体金具111、主体金具111の先端側に取り付けられたプロテクタ141、主体金具111の後端側に取り付けられた金属外筒151等から構成されている。
このうち、センサ素子101は、主としてセラミックからなり、被測定ガス中の酸素濃度を測定可能な感ガス特性を有する。センサ素子101は、固体電解層の表面(被測定ガスに晒される側の表面)に測定電極、裏面に基準電極を有する形態で形成された長板状の酸素濃淡電池素子と、この酸素濃淡電池素子を活性化させるための、発熱抵抗体が内部に設けられた長板状のヒータとが積層されてなり、軸方向に垂直な断面が矩形状である。センサ素子101の後端部107の外周のうちで表面107aには、酸素濃淡電池素子で生じた起電力を引き出すために測定電極と基準電極にリードを介して電気的に接続された複数(2個)の電極端子103(第1電極端子103b及び第2電極端子103c)が形成され、裏面107bには、ヒータの発熱抵抗体に電力を供給するための複数(2個)の電極端子103(第3電極端子103d及び第4電極端子103e)が形成されている。これらの電極端子103は、主としてPtからなる金属層によって形成されている。
主体金具111は、筒状をなし、プロテクタ141内に挿入される先端部113と、金属外筒151に挿入される後端部115とを有する。主体金具111の内周には、軸方向中央より先端側に、センサ素子101をパッキン126や第1支持部材131等を介して軸方向に保持するための第1段付部117が形成されている。また、主体金具111の内周の軸方向中央より後端側にも、第2段付部119が形成されている。一方、主体金具111の外周には、先端部113より後端側の位置に、このガスセンサ101を排ガス管に取り付けるため周方向に取付ねじ部121が設けられている。また、この取付ねじ部121の後端側には、このガスセンサ101を排ガス管に取り付ける際に利用される六角フランジ部(工具係合部)123が設けられている。また、取付ねじ部121と六角フランジ部123との間には、ガスケット125が取り付けられている。
主体金具111は、センサ素子101の先端部105を自身の先端部113よりも突出させると共に、センサ素子101の後端部107を自身の後端部115よりも突出させた状態で、センサ素子101を自身の内側に同軸状に保持している。具体的には、主体金具111の第1段付部117上には、内側をセンサ素子101が貫通する筒状の第1支持部材131がパッキン126を介して配置されている。第1支持部材131の後端側には、センサ素子101の外周面101mと主体金具111の内周面111nとによって構成される間隙に、滑石粉末等が充填されてなる充填封止層133が形成されている。さらに、充填封止層133の後端側には、外周にテーパ部135tを有し、内側をセンサ素子101が貫通する筒状の第2支持部材135が配置されている。第2支持部材135の後端側には、加締めリング137が配置され、主体金具111の後端部115よりも後端側の肉薄部を径方向内側に加締めることにより、加締部115bが形成されている。この加締め部115bを形成することで、センサ素子101がパッキン126や第1支持部材131等を介して主体金具111の内部に保持される。
プロテクタ141は、センサ素子101の先端部105を間隙を介して覆う有底筒状の金属製の内側カバー部143と、内側カバー部143の外周に配置された有底筒状の金属製の外側カバー部145とを有する二重構造をなす。内側カバー部143及び外側カバー部145の側壁や底部には、被測定ガスを外部から内部に導入するための内側通気孔143k及び外側通気孔145kが複数設けられている。プロテクタ141は、その後端部147が主体金具111の先端部113にレーザ溶接されることにより、主体金具111に固着されている。
金属外筒151は、肉薄な筒状をなし、端子ユニット171を間隙を介して覆っている。金属外筒151は、その先端部153が主体金具111の後端部115に全周レーザ溶接されることにより、主体金具111に固着されている。金属外筒151の後端側開口部157には、フッ素ゴムからなるグロメット159が嵌入されている。グロメット159には、軸方向に複数(4個)の貫通孔159kが形成され、各々の貫通孔159kには、金属外筒151の内部から外部に引き出される4本のリード線161(2本のセンサ出力リード線161b,161c及びヒータリード線161d,161e)がそれぞれ挿通されている。グロメット159は、金属外筒151により径方向内側に加締められ、金属外筒151との間及び各リード線161との間のシール性が保持されている。
端子ユニット171は、センサ素子101の後端部107に取り付けられている。端子ユニット171は、4個の金属端子200(第1金属端子200b,第2金属端子200c,第3金属端子200d及び第4金属端子200e)と、これらの金属端子200を保持する絶縁性のセパレータ(絶縁部材)173とから構成されている。
ここで、このガスセンサ101に用いる金属端子200について、図2(a)〜(d)を参照しつつ詳述する。金属端子200は、例えば、高温に繰り返し晒されても、弾性(バネ弾性)を保持可能な長尺薄板状のステンレス鋼板やインコネル板を複数カ所で折曲加工して形成されている。金属端子200は、リード線161に接続するコネクタ部203と、表側でセンサ素子101の電極端子103に接触する電極接続部205と、コネクタ部203と電極接続部205を結ぶリード部207と、弾性部209とから構成されている。金属端子200の長手方向の全長は約12.9mmである。
なお、金属端子200のうち、センサ素子101の電極端子103に接触する方向(図2(b)中右側)を表側、その反対方向(図2(b)中左側)を裏側とし、図2(b)中における左右方向を表裏方向とする。また、図2(a)〜(c)中における上下方向を長手方向とする。また、図2(a)及び(c)中における左右方向を幅方向とする。
コネクタ部203は、上記長手方向に延びると共にリード線161を加締めにより把持可能に屈曲加工されている。上記長手方向の長さは約5mm、上記表裏方向の長さは約2.2mm、上記幅方向の長さは約2.1mmである。
リード部207は、コネクタ部203の先端から上記長手方向先端側に平面状に延び、屈曲し上記表側に方向転換して電極接続部205の先端に繋がっている。上記幅方向の長さは約1.0mmである。
電極接続部205は、平面状をなし上記長手方向に延びる平面部205bと、上記表側に突出すると共に上記長手方向に延設された凸状部205cとからなる(図2(d)に示した図2(c)におけるBB断面図を参照)。電極接続部205は、リード部207と平行に配置されている。上記幅方向の長さは約1.0mmである。凸状部205cは、プレス成形されてなる。凸状部205cの上記長手方向の長さは約3mm、上記幅方向の長さは約0.5mm、高さは約0.02mmである。
弾性部209は、電極接続部205からその裏側(リード部207側)に屈曲し方向転換して上記長手方向に延び、電極接続部205の裏側に(電極接続部205とリード部207との間に)配置されている。弾性部209は、上記長手方向に(金属端子200の先端に向かって)波打つ波型形状をなす。具体的には、電極接続部205側(表側)に突出する2つの第1突出部209b,209cと、これら第1突出部209b,209cと反対方向に(リード部207側に)突出する2つの第2突出部209d,209eを含み、第1突出部209b,209cと第2突出部209d,209eが上記長手方向に交互に繋がって波型形状をなす。2つの第1突出部209b,209cは、電極接続部205のうち凸状部205cが設けられた部位に向かってそれぞれ突出している。第1突出部209b,209cの頂部同士の間隔は約1.98mmである。また、上記表裏方向に見て、2つの第1突出部209b,209cの頂部と先端側の第2突出部209eの頂部との間の上記表裏方向に見たときのそれぞれの距離は約1.05mmである。弾性部209の先端には、セパレータ173の先端面に係止するための係止部209fが、先端側の第1突出部209cから、電極接続部205の平面状の部位に対して垂直にかつリード部207側に向かって延設されている。係止部209fは、上記表裏方向に見て、先端側の第2突出部209eの頂部よりも約0.4mmリード部207側に突出している。
次に、この金属端子200を組み込んだ端子ユニット171について、図3(a)及び(b)を参照しつつ説明する。図3(a)は軸方向の断面図を、図3(b)はそのDD断面図を示す。
セパレータ173は、絶縁性のセラミック、具体的にはアルミナ系セラミックからなり、軸方向に延びた略柱状をなし、先端側に開口する有底孔173kを有する。セパレータ173の外周には、その外壁面173mに沿って外側に突出した一対の外側仕切部173bが形成されている。一方、セパレータ173の内周(有底孔173kの内周)にも、その内壁面173nから内側に突出した一対の内側仕切部173cが、外側仕切部173bとそれぞれ対向して形成されている。また、セパレータ173の先端側には、端子ユニット171を上述した第2支持部材135上に配置するためのベース部173dが設けられている。
4個の金属端子200は、そのコネクタ部203がリード線161をそれぞれ把持してこれに電気的に接続している。即ち、第1金属端子200bのコネクタ部203はセンサ出力リード線161bを、第2金属端子200cのコネクタ部203はセンサ出力リード線161cを、第3金属端子200dのコネクタ部203はヒータリード線161dを、第4金属端子200eのコネクタ部203はヒータリード線161eをそれぞれ把持して電気的に接続している。
これらの金属端子200は、セパレータ173の先端側から組み付けられて、端子ユニット171を構成する。この状態で、金属端子200のコネクタ部203とリード部207の大部分が、セパレータ173の外壁面173mに接する。また、弾性部209の2つの第1突出部209b,209cが、電極接続部205のうち凸状部205cが設けられた部位にそれぞれ当接すると共に、2つの第2突出部209d,209eが、セパレータ173の内壁面173nにそれぞれ当接する。そして、弾性部209が、セパレータ173の内壁面173nと電極接続部205に挟まれて弾性変形する。この弾性変形で生じる弾性力により、金属端子200は、そのリード部207と弾性部209との間にセパレータ173を狭持する。また、弾性部209の係止部209fは、セパレータ173の有底孔173kの開口周囲部に当接する。これにより、金属端子200は、セパレータ173対し軸方向に位置決めされる。さらに、4つの金属端子200は、一対の外側仕切部173b及び一対の内側仕切部173cによって隔てられ、短絡が防止される。
次に、この端子ユニット171をガスセンサ100に取り付けた状態について、図4を参照しつつ説明する。
端子ユニット171は、上述したように、主体金具111に固定されたセンサ素子101の後端部107に接続される。具体的には、センサ素子101の後端部107が端子ユニット171のセパレータ173の有底孔173k内に挿入されると共に、セパレータ173のベース部173dが主体金具111に固定された第2支持部材135に当接することにより、端子ユニット171が組み付けられている。
そして、この状態で、各々の金属端子200のうち電極接続部205の凸状部205cが、センサ素子101の電極端子103に接触し、これらが電気的に接続する。即ち、第1金属端子200bの電極接続部205の凸状部205cが、第1電極端子103bに接触し、電気的に接続する。また、第2金属端子200cの電極接続部205の凸状部205cが、第2電極端子103cに接触し、電気的に接続する。また、第3金属端子200dの電極接続部205の凸状部205cが、第3電極端子103dに接触し、電気的に接続する。また、第4金属端子200eの電極接続部205の凸状部205cが、第4電極端子103eに接触し、電気的に接続する。
また、この状態において、各金属端子200の弾性部209がさらに弾性変形し、その弾性力によって電極接続部205をセンサ素子101の電極端子103に付勢する。これにより、金属端子200の電極接続部205がセンサ素子101の電極端子103に確実に接触すると共に、端子ユニット171がセンサ素子101の後端部107に安定に固定される。
このようなガスセンサ100は、金属端子200の電極接続部205が、径方向内側に突出すると共に軸方向に延設され、自身の頂部(頂面)がセンサ素子101の電極端子103に接触する凸状部205cを含む。そして、波型形状をなす弾性部209のうち2つの第1突出部209b,209cが、電極接続部205のうち凸状部205cが設けられた部位に径方向外側からそれぞれ当接し、電極接続部205を電極端子103側に付勢している。このような構成を採ることにより、電極接続部205のうち凸状部205cが設けられた部位の剛性が、凸状部205cによって向上する。そして、弾性部209が、この剛性の上がった部位を付勢するので、端子ユニット171を組み付ける際などに、電極接続部205にたわみなどの変形が生じるのが抑制され、金属端子200の電極接続部205、詳細には凸状部205cと、センサ素子101の電極端子103との接触を確実なものにできる。よって、これらの電気的接続の信頼性を向上させることができる。
(実施形態2)
次いで、第2の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
本実施形態に係る端子金具300を図5に示す。この端子金具300は、凸状部305cの形状が上記実施形態1の端子金具200と異なる。それ以外の部分は、基本的に上記実施形態1と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
この金属端子300も、リード線161に接続するコネクタ部203と、表側でセンサ素子101の電極端子103に接触する電極接続部305と、コネクタ部203と電極接続部205を結ぶリード部307と、弾性部209とから構成されている。
電極接続部305は、上記実施形態1と同様に、平面状をなし長手方向に延びる平面部305bと、表側に突出すると共に長手方向に延設された凸状部305cとからなる。しかし、この凸状部305cは、上記実施形態1と異なり、電極端子300の先端まで形成されている。即ち、凸状部305cは、電極接続部305の先端まで形成されている。
このような金属端子300も、上記センサ100のセンサ素子101との接続に用いれば、金属端子300のうち電極接続部305に設けられた凸状部305cの頂部(頂面)が、センサ素子101の電極端子103に接触する。また、波型形状をなす弾性部209のうち2つの第1突出部209b,209cが、電極接続部305のうち凸状部305cが設けられた部位に径方向外側からそれぞれ当接し、電極接続部305を電極端子103側に付勢する。このとき、電極接続部305のうち凸状部305cが設けられた部位の剛性が、凸状部305cによって向上し、そして、弾性部209が、この剛性が上がった部位を付勢するので、電極接続部305にたわみなどの変形が生じるのが抑制され、金属端子300の電極接続部305とセンサ素子101の電極端子103との接触を確実なものにできる。よって、これらの電気的接続の信頼性を向上させることができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記各実施形態では、金属端子200,300がセパレータ173の外側を経由して内側(有底孔173k内)に回り込む形態のガスセンサ100について説明したが、金属端子200,300やセパレータ173の形態は、本発明の要件を満たす限りにおいて適宜変更できる。例えば、図6にガスセンサ400の要部を示すように、セパレータ473の上面(後端面)から軸方向に延びる貫通孔473rを金属端子500の本数分設け、この貫通孔473r内に金属端子500のリード部507を挿通するようにして、セパレータ473の有底孔473k内に電極接続部505及び弾性部509を配設することもできる。
なお、上記各実施形態の金属端子200,300では、電極接続部205,305とリード部207,307とが軸方向先端側にて連結すると共に、電極接続部205,305と弾性部209,309とが軸方向後端側にて連結する形態であった。一方、金属端子500では、電極接続部505の後端にリード部507が連結すると共に、電極接続部505の先端から径方向外側に屈曲し方向転換して波型形状の弾性部509が配置されるように形成されている。
この金属端子500の電極接続部505も、平面状をなす平面部505bと、表側(電極端子103側)に突出する凸状部505cとからなる。そして、センサ素子101を組み付けた状態において、弾性部509のうち2つの第1突出部509b,509cが、上記凸状部505cが設けられた部位に径方向外側から当接すると共に、2つの第2突出部509d,509eがセパレータ473の内壁面に当接し、電極接続部505を電極端子103側に付勢するように構成されている。なお、図6にて図示していないが、このガスセンサ400では、リード部507の後端側がセパレータ473の上面から突出するまで延びており、その突出した部位をリード線と電気的に接続された金属製中継部材と接合することで、リード線と金属端子500を電気的に接続されている。
実施形態1に係るガスセンサの断面図である。 実施形態1に係る金属端子を示す図であり、(a)〜(c)は各々角度を変えてみた平面図、(d)は(c)におけるBB断面図である。 実施形態1に係り、絶縁部材に金属端子を取り付けた様子を示す図であり、(a)は軸方向の断面図であり、(b)は(a)におけるCC断面図である。 実施形態1に係るガスセンサの要部の部分断面図である。 実施形態2に係る金属端子を示す図であり、(a)〜(c)は各々角度を変えてみた平面図、(d)は(c)におけるBB断面図である。 変形形態に係るガスセンサの要部の部分断面図である。 従来技術に係り、金属端子の要部を示す説明図である。
符号の説明
100,400 ガスセンサ(センサ)
101 センサ素子
111 主体金具
103 電極端子
141 プロテクタ
151 金属外筒
171 端子ユニット
173,473 セパレータ(絶縁部材)
200,300,500 金属端子
203,305,505 コネクタ部
205,305,505 電極接続部
205c,305c,505c 凸状部
207,307,507 リード部
209,309,509 弾性部
209b,209c,509b,509c 第1突出部
209d,209e,509d,509e 第2突出部

Claims (2)

  1. 軸方向に延び、自身の外面に電極端子を有するセンサ素子と、
    前記電極端子に電気的に接続すると共に、外部との電気的接続を行う金属端子と、
    前記センサ素子の径方向外側に配置された絶縁部材と、
    を備えるセンサであって、
    前記金属端子は、
    前記センサ素子の電極端子と前記絶縁部材との間に配置され、軸方向に延び、前記電極端子に接触する電極接続部と、
    前記電極接続部から径方向外側に屈曲し方向変換して軸方向に延び、前記電極接続部と前記絶縁部材との間に配置され、前記電極接続部を前記電極端子側に付勢する波型形状の弾性部と、
    を有し、
    前記電極接続部は、径方向内側に突出すると共に軸方向に延設され、自身の頂部が前記電極端子に接触する凸状部を含み、
    前記弾性部は、径方向外側から前記電極接続部に当接する2以上の第1突出部と、径方向内側から前記絶縁部材に当接する1以上の第2突出部とが軸方向に交互に繋がって波型形状をなし、
    2以上の前記第1突出部が、前記電極接続部のうち前記凸状部が設けられた部位にそれぞれ当接し、前記電極接続部を前記電極端子側に付勢してなる
    センサ。
  2. センサ素子の外面に形成された電極端子との電気的接続に用いる金属端子であって、
    前記金属端子の長手方向に延び、表側で前記電極端子と接触する電極接続部と、
    前記電極接続部からその裏側に屈曲し方向変換して長手方向に延び、前記電極接続部の裏側に配置された波型形状の弾性部と、
    を備え、
    前記電極接続部は、表側に突出すると共に長手方向に延設された凸状部を含み、
    前記弾性部は、前記電極接続部側に突出する2以上の第1突出部と、この第1突出部と反対側に突出する1以上の第2突出部とが長手方向に交互に繋がって波型形状をなし、
    2以上の前記第1突出部が、前記電極接続部のうち前記凸状部が設けられた部位に向かってそれぞれ突出してなる
    金属端子。
JP2003304369A 2003-08-28 2003-08-28 センサ及び金属端子 Pending JP2005077122A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003304369A JP2005077122A (ja) 2003-08-28 2003-08-28 センサ及び金属端子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003304369A JP2005077122A (ja) 2003-08-28 2003-08-28 センサ及び金属端子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005077122A true JP2005077122A (ja) 2005-03-24

Family

ID=34408081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003304369A Pending JP2005077122A (ja) 2003-08-28 2003-08-28 センサ及び金属端子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005077122A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007163332A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Ngk Spark Plug Co Ltd センサ
KR101209105B1 (ko) * 2011-03-25 2012-12-06 세종공업 주식회사 고온 배기환경용 가스센서
JP2019158495A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 日本碍子株式会社 ガスセンサ
US10451583B2 (en) 2014-08-29 2019-10-22 Denso Corporation Gas sensor
CN112748170A (zh) * 2019-10-30 2021-05-04 日本航空电子工业株式会社 陶瓷应用电子设备和连接器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007163332A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Ngk Spark Plug Co Ltd センサ
JP4621128B2 (ja) * 2005-12-15 2011-01-26 日本特殊陶業株式会社 センサ
KR101209105B1 (ko) * 2011-03-25 2012-12-06 세종공업 주식회사 고온 배기환경용 가스센서
US10451583B2 (en) 2014-08-29 2019-10-22 Denso Corporation Gas sensor
JP2019158495A (ja) * 2018-03-12 2019-09-19 日本碍子株式会社 ガスセンサ
JP6998802B2 (ja) 2018-03-12 2022-02-04 日本碍子株式会社 ガスセンサ
CN112748170A (zh) * 2019-10-30 2021-05-04 日本航空电子工业株式会社 陶瓷应用电子设备和连接器
US11585782B2 (en) 2019-10-30 2023-02-21 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Ceramic applied electronic device and connector

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4628897B2 (ja) センサ
JP2001188060A (ja) ガスセンサ
USRE49874E1 (en) Gas sensor and method for manufacturing the same
JP6568009B2 (ja) ガスセンサ
WO2005029058A1 (ja) センサおよびセンサの製造方法
WO2019244391A1 (ja) ガスセンサ
JP2005077122A (ja) センサ及び金属端子
JP4695945B2 (ja) センサ
US20160209351A1 (en) Sensor
JP5399440B2 (ja) ガスセンサ
JP5925089B2 (ja) ガスセンサ
JP5255076B2 (ja) ガスセンサ
CN109211998B (zh) 气体传感器以及气体传感器的制造方法
JP5770663B2 (ja) ガスセンサ
JP5919132B2 (ja) ガスセンサ
JP6268077B2 (ja) ガスセンサ
JP2013088123A (ja) ガスセンサおよびガスセンサの製造方法
JP4596671B2 (ja) センサ
JP5275624B2 (ja) センサの製造方法
JP6438874B2 (ja) センサ
US20230074136A1 (en) Gas sensor
WO2023074043A1 (ja) ガスセンサ
JP5222330B2 (ja) ガスセンサ及びその製造方法
JP2013002879A (ja) ガスセンサユニット
JP5532012B2 (ja) ガスセンサ及びその製造方法