JP2002323475A - センサ - Google Patents

センサ

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JP2002323475A
JP2002323475A JP2001129507A JP2001129507A JP2002323475A JP 2002323475 A JP2002323475 A JP 2002323475A JP 2001129507 A JP2001129507 A JP 2001129507A JP 2001129507 A JP2001129507 A JP 2001129507A JP 2002323475 A JP2002323475 A JP 2002323475A
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locking
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JP2001129507A
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Masahiko Nishi
雅彦 西
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Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ組付時の出力端子のずれを防止すると
共に、当該出力端子を簡易かつ低廉に製造できるように
する。 【解決手段】 酸素センサ1においては、コネクタ端子
30の側面から突出した爪状の係止部33aが、センサ
の内部構造体である第1ホルダ40に係止されている。
このため、外部コネクタ20をコネクタ端子30に接続
する際の押圧力によりコネクタ端子30がケーシング3
内で軸方向にずれる等の問題も発生しない。また、係止
部33aは、平板状の連結部33の比較的面積のある側
面(コネクタ端子30の主側面)を打ち抜き、その残余
部を外側に押し広げるだけで形成されるため、曲面状の
側面に設けられる場合よりもその形成が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検出素子をケーシ
ング内に固定して動作し、所定の検出信号を検出するセ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
高温環境下において使用されるガスセンサから信号を取
り出すための端子構造として、例えば特開平6−331
596号公報や特開平6−331597号公報に示され
るものが知られている。これらの端子構造は、長軸状の
出力端子をガスセンサのケーシング内にガラスやセメン
ト等により固定するものであり、この出力端子に対し
て、検出信号を取り出すためのリード線を接続したコネ
クタが接続される。
【0003】かかる構成では、熱処理によって溶融した
ガラスやセメントが硬化した際に出力端子がケーシング
内に固定されるのであるが、その固着強度に処理毎のば
らつきがある。このため、場合によってはこの出力端子
にコネクタを接続する際の押圧力により出力端子が軸方
向にずれてしまい、出力端子と検出素子との安定した接
触状態を保持できなくなる虞があった。
【0004】また、例えば特開平10−197475号
公報には、このような端子のずれを防止するため、ピン
状の出力端子の側壁に係止片を設け、この係止片をケー
シング内に固定されたコネクタに係止することにより、
出力端子の軸方向の移動を阻止する構造が開示されてい
る。
【0005】しかし、特開平10−197475の端子
は円筒状のピンであるため、その側面に係止片を突出さ
せることは工程上難しかった。また、係止片の大きさも
十分に取れず、ピンに軸方向の力が加わった場合に端子
が外れてしまうという問題も有った。更に、係止片が大
きく変形しないので、ピンをセラミックホルダ等の内部
構造体に組み付ける際にも、かなり大きな力で押し込む
必要が有り、端子が変形する事があった。
【0006】このような問題は、ガスセンサに限らず、
同様の構成を有するセンサであれば、温度センサや流量
センサ等その他のセンサについても生ずるものと考えら
れる。本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであ
り、センサ組付時の出力端子のずれを防止すると共に、
当該出力端子を簡易かつ低廉に製造できるようにするこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる課
題に鑑み、請求項1に記載のセンサにおいては、ケーシ
ング内に形成されたコネクタ部が、検出素子の電極端子
に接触して検出信号を取り出す。そして、外部コネクタ
がこのコネクタ部に脱着可能に接続されることにより、
検出素子の検出信号を外部回路に伝達できるようになっ
ている。
【0008】このため、センサを測定対象に晒すために
取付部材に取り付ける際には、まず外部コネクタが外さ
れた状態のケーシングを取付部材に取り付け、その後、
外部コネクタをこれに組み付けることができる。そのた
め、センサ本体(ケーシング及びその内装部品)の取付
部材への取付作業が容易になる。特にケーシングがボス
等の取付部材に対して螺合接続される場合には、予めリ
ード線をセンサに一体に組み付けた構成ではリード線の
ねじれの問題が発生するが、本願発明のセンサによれ
ば、その際、リード線が接続された外部コネクタが取り
外された状態となっているため、このような問題が生じ
ない。
【0009】上記コネクタ部は平板状のコネクタ端子を
有し、このコネクタ端子は、電極端子に弾性的に接触す
る素子接触部と、外部コネクタの外部コネクタ端子に接
触するコネクタ接続部を有する。そして、その主側面か
らは爪状の係止部が突出し、センサの内部構造体に係止
されている。
【0010】このため、外部コネクタをコネクタ端子に
接続する際に、当該コネクタ端子に軸方向の押圧力が加
わっても当該係止部が戻り防止作用を奏するため、その
押圧力によりコネクタ端子がケーシング内で軸方向にず
れる等の問題は発生しない。また、コネクタ端子が全体
として平板状に形成され、その主側面に係止部を形成す
るのは、円筒状の側面に係止片を突出させるよりも遥か
に容易であるため、製造コストを低く抑えることができ
る。さらに、係止片の大きさを十分に取ることができる
ため、十分な強度を確保することができ、コネクタ端子
に軸方向の力が加わった場合でもこれに耐えることがで
きる。
【0011】また、請求項2に記載のように、検出素子
を板状に形成し、その側面に電極端子を形成するように
すれば、平板状のコネクタ端子との当接面を確保しやす
く、素子接触部と電極端子との接触に都合がよい。上記
係止部は、コネクタ端子の本体とは別体で構成し、その
主側面に対して別途接合することにより形成してもよい
が、請求項3に記載のように、コネクタ端子を一体の金
属板を変形して加工し、その係止部を、コネクタ端子の
側面に切り込みを入れ、その側面の一部を外方向に広げ
て形成した爪状の突出部として形成することもできる。
【0012】かかる構成によれば、部品点数が削減さ
れ、製造コストが低減する。また、コネクタ端子が平板
状であるため、一体の金属平板を数カ所で折り曲げると
いう単純な工程により実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面と共に説明する。本実施例は、本発明のセンサを酸素
センサとして構成したものであり、図1は当該酸素セン
サの全体構成を示す断面図である。
【0014】同図に示すように、酸素センサ1は、長方
形状の断面を有する平板状の検出素子2、検出素子2を
収容するケーシング3、ケーシング3内に固定され検出
素子2に接触して検出信号を取り出すコネクタ部10等
から構成されている。そして、図示しない外部回路に繋
がる複数のリード線21、22の先端に設けられた外部
コネクタ20が、このコネクタ部10に接続されること
により、検出信号を当該外部回路に伝達できるようにな
っている。
【0015】この検出素子2は、長板状に形成された複
数の酸素濃淡電池素子と、この酸素濃淡電池素子を活性
化させるための複数のヒータとが積層されて形成されて
いる(図示せず)。そして、その軸方向中央付近の外周
には、自身をケーシング3内に係止固定させるためのセ
ラミックからなる筒状の支持部材4が外挿され接着され
ている。また、検出素子2の下端側には、被測定ガスに
晒されて被測定ガス成分を検出する検出部2aが設けら
れており、上端側の側面には検出部2aにて生じた酸素
濃淡電池起電力を引き出し又はヒータに電力を供給する
ための複数(本実施例では4個)の電極端子2bが取り
付けられている(図2参照)。
【0016】ケーシング3は、主体金具7と、主体金具
7の上部に設けられた外筒8から構成される。この主体
金具7と外筒8との間に形成された内部空間には、上記
コネクタ部10が収容される。主体金具7は、酸素セン
サ1を排気管等の取付部に固定すると共に、上記支持部
材4を装着した状態の検出素子2、滑石粉末からなる充
填部材5、及びパッキン6aを介して充填部材5を押圧
するスリーブ6b等を内部に収容する。すなわち、主体
金具7は、円筒状の本体先端側の内周に内向き突出した
段部7aを有し、この段部7aに支持部材4を係止する
ことにより検出素子2を下方から支持している。そし
て、支持部材4の上側における主体金具7の内周面と検
出素子2の外周面との間に充填部材5を配設した後、こ
の充填部材5の後側にリング状のパッキン6aを介して
筒状のスリーブ6bを同軸状に内挿し、その状態から主
体金具7の上端部7bを内方(下方)に向かって加締め
ることにより、スリーブ6bを上方から係止している。
この際、加締力(圧縮力)を受けた充填部材5の弾性に
より、検出素子2と主体金具7とがしっかりと固定され
る。
【0017】また、主体金具7の先端側(図中下方)外
周には、検出素子2の検出部2aを覆うと共に、複数の
孔部を有する金属製の二重のプロテクタ9a,9bが溶
接により取り付けられている。次に、酸素センサ1の主
要部であるコネクタ部10の周辺の構成について、図2
に基づいて詳細に説明する。
【0018】同図に示すように、コネクタ部10は、検
出素子2の電極端子2bに夫々接触する4つのコネクタ
端子30、これらのコネクタ端子30を非接触状態で保
持しつつケーシング3内に保持される第1ホルダ40、
第1ホルダ40の上端に波形座金60を介して嵌合する
と共に、コネクタ端子30を挿通して保持する第2ホル
ダ50等から構成されている。
【0019】まず、コネクタ端子30の構成について図
3に基づいて説明する。同図(a)はコネクタ端子30
の正面図であり、同図(b)はその一側面図、同図
(c)はその展開図である。コネクタ端子30は、例え
ば高温に繰り返し晒されても弾性(バネ弾性)を保持可
能な長尺薄板状のステンレス鋼板や耐食耐熱超合金板
を、数カ所で折曲加工して長軸板状に形成されている。
同図(a)に示すように、コネクタ端子30は、検出素
子2の電極端子2bに弾性的に接触するための素子接触
部31と、外部コネクタ20の後述する雌型端子に接続
されるコネクタ接続部32を有し、これらを連結する連
結部33の両側面からは、一対の爪状の係止部33aが
突出している。
【0020】素子接触部31は、コネクタ接続部32に
ほぼ平行に延び、その一端で所定量屈曲して連結部33
に連結されている。この素子接触部31は、第1ホルダ
40の壁面に当接する平板状の当接部31a、当接部3
1aに平行に並設され電極端子2bに接触する平板状の
接触部31b、及び当接部31aと接触部31bとの間
に介装され、接触部31bに沿って伸びる波板状のバネ
部31cからなる。当接部31aとバネ部31cとは、
コネクタ端子30の下部に形成された折曲部31dを介
して互いに連結され、接触部31bとバネ部31cと
は、接触部31bの上端に連設された折曲部31eを介
して互いに連結されている。また、バネ部31cは、そ
の波状部分の頂点の数カ所で接触部31b又は当接部3
1aに接触している。さらに、接触部31bの下端に
は、第1ホルダ40の方向に延設され、その途中で上方
に屈曲して当接部31aに平行に延びる係止部31fが
形成されている。
【0021】このコネクタ端子30は、同図(c)の展
開図に示す平板30’を折り曲げて形成される。すなわ
ち、コネクタ端子30の成形の際には、まず、略長方形
状の一枚の平板30’を切断し又は切り込みを入れるこ
とによって、平板30’を各々長方形状のコネクタ接続
部形成部32’、連結部形成部33’、素子接触部形成
部31’に分割する。
【0022】連結部形成部33’は、ほぼ正方形状をな
し、その中央上下に延びる二本の折線(図中破線部)を
境界として、第1側壁形成部33a’と第2側壁形成部
33b’が形成されている。この第1側壁形成部及33
a’及び第2側壁形成部33b’の各々の中央部はU字
状に切り込みが入れられ、長方形状の係止部形成部33
c’が形成されている。また、第1側壁形成部33a’
の上方にはコネクタ接続部形成部32’が、下方には素
子接触部形成部31’が夫々連設されている。
【0023】コネクタ接続部形成部32’は、第1側壁
形成部33a’の幅よりやや大きい幅を有する。そし
て、その左右対称な位置に配置された二本の折線(図中
破線部)を境界として、その中央が第1側面形成部32
a’をなし、その左右が一対の第2側面形成部32b’
をなしている。
【0024】素子接触部形成部31’は、長軸板状をな
し、第1側壁形成部33a’の幅より小さい幅を有す
る。そして、素子接触部形成部31’の所定位置にプレ
ス加工により波形状を付与してバネ部31cを形成した
後、その長手方向の数カ所で折り曲げることにより、素
子接触部31を形成する。
【0025】続いて、連結部形成部33’を、上記中央
の二つの折線に沿って図中谷折りに折り曲げる。このと
き、第1側壁形成部33a’と第2側壁形成部33b’
とが平行になるように折り曲げる。続いて、コネクタ接
続部形成部32’を上記二つの折線に沿って図中谷折り
に折り曲げる。このとき、同図(b)に示すように、一
対の第2側面形成部32b’の端縁が長手方向に当接す
るまで折り曲げる。そして、係止部形成部33c’を外
方に所定量折り曲げることにより、同図(a)に示すコ
ネクタ端子30が完成する。
【0026】次に、第1ホルダ40の構造について、図
4に基づいて詳細に説明する。同図(a)は第1ホルダ
40の平面図であり、同図(b)はそのA−A断面図、
同図(c)はそのB−B断面図である。第1ホルダ40
は、円柱状の本体41を有し、この本体41の上部外周
面に沿って鍔部42が突設されている。この鍔部42の
下部は下方に小径化するテーパ状になっており、本体4
1に滑らかに接続している。そして、この第1ホルダ4
0の上端形状により、第2ホルダ50と嵌合するための
凸状嵌合部40aが形成されている。
【0027】また、本体41の内部には、下方から検出
素子2の上端部を収容するための長方形状の収容部43
が下方に開口して形成されている。また、本体41の上
端壁には上記4つのコネクタ端子30のコネクタ接続部
32を夫々挿通するための4つの角形挿通孔44が穿設
され、収容部43に連通している。
【0028】さらに、本体41の下部は段差形状になっ
ており、この段差部の所定位置に4つの段付角溝45が
設けられている。この結果、この段付角溝45と収容部
43との間には、コネクタ端子30の素子接触部31を
係止させる係止壁46が形成されている。
【0029】また、収容部43の4つの側壁の夫々の中
央には、内方に突設されかつ上下方向に延びる仕切部4
7が夫々設けられており、この仕切部47によって隣接
するコネクタ端子30の短絡が防止されるようになって
いる。次に、第2ホルダ50の構成について、図5に基
づいて詳細に説明する。同図(a)は第2ホルダ50の
平面図であり、同図(b)はそのC−C断面図、同図
(c)はその底面図である。
【0030】第2ホルダ50は、有底円筒状の本体51
を有し、その底部52には上記4つのコネクタ端子30
のコネクタ接続部32を夫々挿通するための4つの角形
挿通孔53が穿設されている。この角形挿通孔53は、
その上部においてコネクタ接続部32とほぼ等しい大き
さの断面を有するが、その中央より下方がテーパ面53
aを介して拡張され、コネクタ端子30の係止部33a
を収容する収容部53bを形成している。
【0031】また、底部52の外側面中央には、後述す
るOリング71を装着するためのリング状の溝54がそ
の周方向に形成され、底部52の上端周端縁には、後述
するシール部材73を嵌合装着するためのリング状の嵌
合溝55が形成されている。さらに、底部52の下端面
には円形の凹状嵌合部50aが形成されている。この凹
状嵌合部50aは、上記第1ホルダ40の凸状嵌合部4
0aと嵌合可能になっている。
【0032】次に、酸素センサ1の主要部の組付工程に
ついて、図6〜図8に基づいて説明する。まず、上述の
ように形成されたコネクタ端子30を第1ホルダ40に
対して組み付ける。すなわち、図6(a)に示すよう
に、第1ホルダ40の収容部43にコネクタ端子30を
下方から挿入し、第1ホルダ40の角形挿通孔44にコ
ネクタ接続部32の先端部を挿通させつつコネクタ端子
30を徐々に差し込んでゆく。
【0033】このとき、コネクタ端子30の一対の係止
部33aは、同図(a)に示すように外方に突出した状
態から挿入されるが、第1ホルダ40の係止壁46に当
接すると、同図(b)に示すように、その係止壁46側
の係止部33aがその弾性により内方に押し込まれる。
そして、さらに挿入され、係止部33aが角形挿通孔4
4に差し掛かるとその反対側の係止部33aもその弾性
により内方に押し込まれる。このとき、素子接触部31
の当接部31aと係止部31fとの間に第1ホルダ40
の係止壁46が徐々に介装されていく(同図(c))。
【0034】そして、係止部33aが角形挿通孔44を
抜けて第1ホルダ40の上端面に出ると、係止部33a
が弾性復帰して開き、その先端が第1ホルダ40の上端
面に引っかかる(同図(d))。このとき、同時に係止
壁46の先端が係止部31fに係止されるため、これら
係止部33aと素子接触部31とにより第1ホルダ40
を上下に挟む態様で、コネクタ端子30が第1ホルダ4
0に対して固定される。
【0035】そして、このようにして全てのコネクタ端
子30が第1ホルダ40に組み付けられ端子ユニットが
形成されると、この端子ユニットを検出素子2に接続す
る。すなわち、図7(a)に矢印にて示すように、この
端子ユニットを、予めスリーブ6に(つまり主体金具7
に)固定された検出素子2に対して上方から接続する。
このとき、端子ユニットの第1ホルダ40がスリーブ6
の上面に載置されることにより、検出素子2に対して定
位置に固定され、その素子接触部31も、電極端子2b
に当接する定位置に固定される(同図(b))。
【0036】また、第1ホルダ40の係止壁46によっ
てバネ部31cの外方への変位が阻止されているため、
バネ部31cによる検出素子2側への付勢力を強く保持
することができ、接触部31bと電極端子2bとの安定
した接触状態を保持することができる。
【0037】そして、この状態から第1ホルダ40の鍔
部42の上面にリング状の波形座金60を配置した状態
で、Oリング71を装着した第2ホルダ50を第1ホル
ダ40に嵌合させる(同図(c))。この波形座金60
はその周方向に沿って波形状に形成されており、その厚
み方向に所定の弾性力を有する。このため、第1ホルダ
40の凸状嵌合部40aと第2ホルダ50の凹状嵌合部
50aとが、この弾性力により所定のクリアランスを保
持した状態で弾性的に嵌合する。またその際、各コネク
タ端子30の係止部33aが第2ホルダ50の収容部5
3bに収容された状態となる。
【0038】尚、第2ホルダ50内側の嵌合溝55に
は、後述する外部コネクタ20の接続に備え、リング状
のゴム製シール部材73が嵌合装着されている。また、
第2ホルダ50の上部側壁には一対のスリット56(図
8参照)が形成され、後述するU字状の押えピン75が
嵌合装着されている。
【0039】そして、この状態から円筒状の外筒8を上
方から被せる(図7(d))。この外筒8は、その内径
が第2ホルダ50の外径とほぼ等しくなっており、第2
ホルダ50との間に介装されたOリング71によって上
方からの水分の侵入を防止できるようになっている。ま
た、外筒8の上端縁には内側に所定量延出したフランジ
部8aが形成されており、このフランジ部8aにより第
2ホルダ50の上端縁を下方に押圧できるようになって
いる。つまり、外筒8から第2ホルダ50に対して所定
の押圧力を付与した状態で、外筒8の下部をレーザ溶接
により主体金具7に接合する。その結果、この押圧力が
第2ホルダ50、波形座金60を介して第1ホルダ40
等の内装部品に伝わり、そのケーシング3内での安定し
た固定を実現している。
【0040】そして、このようにして酸素センサ1を組
み付けた状態で、図8に示すように外部コネクタ20を
コネクタ部10に接続する。外部コネクタ20は、その
上部(大径部)が外筒8の外径とほぼ同じ外径を有し、
下部(小径部)が第2ホルダ50の内径とほぼ同じ外径
を有する段付円柱状をなす。そして、その上記コネクタ
接続部32に対応した位置に設けられた軸方向の4つの
貫通孔23には、雌型の外部コネクタ端子24が夫々配
設されている。この外部コネクタ端子24は、ステンレ
ス鋼板や耐食耐熱超合金板等を数カ所で折曲加工して筒
状に形成されており、その上部には、検出部2aの検出
信号を外部に取り出すための一対のリード線21,2
2、及びヒータに電力を供給するための一対のリード線
(図中、リード線21,22の裏側に配置)が加締接合
されている。
【0041】外部コネクタ20の大径部には、上方に開
口した開口部25が形成されており、この開口部25に
ゴムからなる円柱形状のシール部材29が配設されてい
る。このシール部材29には、上記各リード線を挿通す
るための軸方向の貫通孔29aが形成され、各リード線
は、この貫通孔29aを貫通して外部に引き出されてい
る。また、シール部材29の外径部表面及び貫通孔29
aの内径部表面には、夫々凹凸形状が施されており、こ
の凹凸形状の部分で夫々の気密を保つと共に、その押付
力によりシール部材29自体が開口部25に保持されて
いる。
【0042】また、外部コネクタ20の小径部は、その
外径が第2ホルダ50の内径よりやや小さくなってお
り、その側壁の中央部には、上記押えピン75を部分的
に嵌合可能な左右一対のスリット26が形成されてい
る。さらに、小径部の先端部には、内側に傾斜したテー
パ状の突条27がその周端縁に沿って形成され、コネク
タ部10の第2ホルダ50への挿入を容易にしている。
【0043】そして、外部コネクタ20のコネクタ部1
0への接続に際し、外部コネクタ20は押えピン75を
外方に押し広げながら第2ホルダ50に挿入される。そ
して、上記突条27がシール部材73に当たり、このシ
ール部材73を変形させつつさらに押し込まれる。そし
て、上記スリット26が押えピン75に嵌合することに
より、外部コネクタ20がコネクタ部10に対して固定
される。このとき、外部コネクタ20とコネクタ部10
との隙間から水分が侵入したとしても、シール部材73
によって酸素センサ1内部への侵入は阻止されることに
なる。
【0044】以上に述べたように、本実施例の酸素セン
サ1においては、コネクタ端子30の側面から突出した
爪状の係止部33aが、センサの内部構造体である第1
ホルダ40に係止されている。このため、外部コネクタ
20をコネクタ端子30に接続する際の押圧力によりコ
ネクタ端子30がケーシング3内で軸方向にずれる等の
問題も発生しない。また、係止部33aは、平板状の連
結部33の比較的面積のある側面(コネクタ端子30の
主側面)に切り込みを入れ、その一部を外方向に広げる
だけで形成されるため、曲面状の側面に設けられる場合
よりも係止部33aを大きく形成することができ、その
形成も容易である。
【0045】また、係止部33aを含むコネクタ端子3
0は、一体の平板30’を折曲加工して形成されるた
め、部品点数が少なく低コストに製造することができ
る。さらに、コネクタ端子30を検出素子2とは独立し
てホルダ(第1ホルダ40)に組み付けることができ、
そのようにして予め組み付けられた端子ユニットを、予
め主体金具7に固定された状態の検出素子2に対して接
続するだけで、検出素子2と端子ユニットとの接続作業
が完了する。このため、組付作業が極めて容易になる。
【0046】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明の実施の形態は、上記実施例に何ら限定され
ることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形
態をとり得ることはいうまでもない。例えば、上記実施
例においては、本発明のセンサを酸素センサに適用した
例を示したが、同様の構成を有するセンサであれば、そ
の他のガスセンサ、温度センサ、或いは流量センサ等に
ついても適用可能であることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るセンサの全体構成を表
す断面図である。
【図2】 実施例に係るセンサの要部詳細構成を表す断
面図である。
【図3】 実施例のコネクタ端子の構成を表す説明図で
ある。
【図4】 実施例の第1ホルダの構成を表す説明図であ
る。
【図5】 実施例の第2ホルダの構成を表す説明図であ
る。
【図6】 実施例のセンサの組付工程を表す説明図であ
る。
【図7】 実施例のセンサの組付工程を表す説明図であ
る。
【図8】 実施例のセンサの組付工程を表す説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・酸素センサ、 2・・・検出素子、 2b・・
・電極端子、3・・・ケーシング、 6・・・スリー
ブ、 7・・・主体金具、8・・・外筒、 10・・・
コネクタ部、 20・・・外部コネクタ、30・・・コ
ネクタ端子、 31・・・素子接触部、 31a・・・
当接部、31b・・・接触部、 31c・・・バネ部、
31f・・・係止部、32・・・コネクタ接続部、
33・・・連結部、 33a・・・係止部、40・・・
第1ホルダ、 50・・・第2ホルダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に検出部を有し、他端側に該検出
    部の検出信号を引き出す為の複数の電極端子が形成され
    た検出素子と前記検出素子の他端側を内部に収容すると
    共に、前記検出部を測定対象に露出させた状態で保持す
    るケーシングとを備え、 前記ケーシングには、前記検出信号を外部回路に伝達す
    る為に前記ケーシングに脱着可能に接続される外部コネ
    クタと接続するコネクタ部が形成されたガスセンサであ
    って、 前記コネクタ部は、前記電極端子に弾性的に接触する素
    子接触部と前記外部コネクタの外部コネクタ端子と接触
    するコネクタ接続部を有すると共に、当該センサの内部
    構造体に係止する爪状の係止部が主側面から突出してい
    る平板状のコネクタ端子を有すること、 を特徴とするセンサ。
  2. 【請求項2】 前記検出素子は板状であり、 前記電極端子は前記検出素子の側面に形成されているこ
    と、 を特徴とする請求項1記載のセンサ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタ端子は、一体の金属板を変
    形して加工されており、 前記係止部は、前記コネクタ端子の側面に切り込みを入
    れ、該側面の一部を外方向に広げて形成した爪状の突出
    部であること、 を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセンサ。
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