JP2023054404A - 搬送装置および搬送方法 - Google Patents

搬送装置および搬送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023054404A
JP2023054404A JP2021163219A JP2021163219A JP2023054404A JP 2023054404 A JP2023054404 A JP 2023054404A JP 2021163219 A JP2021163219 A JP 2021163219A JP 2021163219 A JP2021163219 A JP 2021163219A JP 2023054404 A JP2023054404 A JP 2023054404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveying
path
packaging material
transport
mover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021163219A
Other languages
English (en)
Inventor
喜与士 廣谷
Kiyoshi Hiroya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority to JP2021163219A priority Critical patent/JP2023054404A/ja
Publication of JP2023054404A publication Critical patent/JP2023054404A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】軟包材のピッチを可変に調整可能であり、かつ、装置の設置に要するスペースを搬送に十分に利用して軟包材の搬送能力を向上させることが可能な搬送装置および搬送方法を提供すること。【解決手段】可動子を移動させることで包材を搬送する搬送装置は、閉路をなしている搬送路と、包材を把持可能であるグリッパを支持し、搬送路を循環する複数の可動子と、を備える。搬送路は、搬送装置が設置される設置領域に対して閉路の内側の領域を立てた状態に配置される。【選択図】図1

Description

本開示は、主に、パウチ等の軟包材を搬送する装置および方法に関する。
例えばパウチ(パウチ包材)や、袋体等の軟包材入り製品は、軟包材が所定の区間を搬送される間に、充填および密封等の処理が行われることで製造される。
軟包材を包装する装置は、例えば特許文献1に示すように、チェーンコンベヤと、チェーンに一定のピッチで連結されて軟包材を把持する把持爪(グリッパ)と、真空吸盤を用いて軟包材の口を開口させる機構と、開口した軟包材の内側に圧縮空気を導入して軟包材を膨らませる機構と、軟包材に内容物を充填する機構と、軟包材の上端部をシール用の金型により挟んで軟包材を密封する機構とを備えている。
かかる包装装置による軟包材の搬送方向は、軟包材の厚さ方向に一致している。軟包材は、コンベヤの幅方向に対向して配置される一対の把持爪により両端部が把持された状態で、把持爪の移動ピッチと同一のピッチで搬送される。包装装置は、チェーンを駆動することで軟包材を一定のピッチで間欠的に移動させつつ、軟包材に対する開口、充填、および密封等の処理を行う。
近年は、チェーンコンベヤに代えて、リニアモータ式の搬送装置が使用されている。かかる搬送装置は、例えば特許文献2に対応する図13に示すように、水平面に沿って長円状の搬送路90をなす固定子91と、固定子91との電磁作用により搬送路90を循環する複数の可動子92と、各可動子92に取り付けられて軟包材9を把持するグリッパ93とを備えている。グリッパ93に把持されている軟包材9の向きは、特許文献1における軟包材の向きに対して90°相違しており、矢印で示す搬送方向は、軟包材9の横幅方向に一致している。軟包材9は、長円状の搬送路90に設定される往路90Aおよび復路90Bに対して平行な姿勢で搬送される。
グリッパ93は、可動子92から搬送路90の外側へ水平に延びたアーム94に支持されている。搬送方向に隣り合う可動子92に与えられる一対のグリッパ93により、軟包材9が1つずつ把持される。なお、特許文献2は、往路90Aと復路90Bとを繋ぐ湾曲路90Cにおいて、一対のグリッパ93に対応する一対のアーム94の先端側の間隔が広がる課題に対し、アーム94の先端側を一定に保つ機構を開示している。
可動子92が駆動制御されることにより、搬送方向における軟包材9のピッチが可変に調整可能である。往路90Aおよび復路90Bに分布した図示しない処理ステーションに可動子92を順次移動させつつ、軟包材9に対する開口、充填、および密封等の処理を行う。軟包材9の開口時には、軟包材9を把持する一対のグリッパ93がそれぞれ取り付けられている可動子92を所定の相対距離まで近接させる。
特開昭60-077842号公報 特開2018-172141号公報
リニアモータ式の軟包材搬送装置は、特許文献1のようにコンベヤのチェーンにグリッパが連結される場合とは異なり、可動子を個別に駆動制御することが可能である。可動子の駆動制御により、製品のサイズに応じて軟包材の移動ピッチを設定したり、軟包材の開口時における可動子間の距離を適切に設定したりすることができるので、型替えに便利である。
しかし、チェーンにグリッパが連結される場合と比べ、搬送方向に並べられる軟包材の向きの相違から軟包材の移動ピッチが大きいので、同一の搬送能力に対応する搬送路長が長い。加えて、水平面に沿って配置される搬送路を備えているため、装置の床に対する投影面積が大きいので、装置の設置に必要な面積に対して、搬送路の周りに並ぶ軟包材の数が少ない。つまり、設置スペースの使用効率に劣るので高能力化は難しい。
単位面積あたりの軟包材の数を増やして搬送能力を増大させるため、可動子に設けられるアームの長さを延長し、アームにグリッパを増設するとしても、搬送路の湾曲区間におけるアームの先端側の間隔調整には限度があり、しかもアームの延長に伴いモーメントが大きくなるので、一対の可動子あたりに支持可能な軟包材の数を増やすことは難しい。
以上より、本開示は、ピッチを可変に調整可能であり、かつ、装置の設置に要するスペースを搬送に十分に利用して搬送能力を向上させることが可能な搬送装置および搬送方法を提供することを目的とする。
本開示は、可動子を移動させることで包材を搬送する搬送装置であって、閉路をなしている搬送路と、包材を把持可能であるグリッパを支持し、搬送路を循環する複数の可動子と、を備える。
搬送路は、搬送装置が設置される設置領域に対して閉路の内側の内部領域を立てた状態に配置される。
また、本開示は、閉路である搬送路を循環する複数の可動子を備えた搬送装置を用いて包材を搬送する搬送方法であって、搬送路は、搬送装置が設置される設置領域に対して閉路の内側の内部領域を立てた状態に配置され、搬送路の少なくとも一部においては、可動子が支持するグリッパに包材が把持されている状態で可動子を移動させる。
本開示は、搬送路が内部領域を設置領域に対して立てた状態に配置される「縦置き」を採用する。縦置きによれば、搬送路が内部領域を水平面に沿って寝かせた状態に配置される「横置き」と比べて搬送路の床に対する投影面積が小さい。加えて、縦置きによれば、一対の可動子に支持されて同時に処理可能な軟包材の数を特段の制約なく増やすことができるので、横置きに対し、単位面積あたりより多くの数の軟包材を密に配置することができる。したがって、搬送装置の設置に要するスペースの大きさは抑えつつも、搬送能力を向上させることが可能となる。
グリッパにより把持された軟包材は、床に対して線状に投影されるため、その投影面積が小さく、設置スペースに十分に密に配置される。そのため、一対の可動子に支持される軟包材の数を増やすことに伴い搬送装置の投影面積が増えるとしても、搬送装置の設置スペースが搬送に十分に利用されるので、単位時間あたりに搬送可能な軟包材の数に相当する搬送能力を設置スペースの増加率に比して大幅に増大させることができる。
本開示の搬送装置は、チェーンコンベヤのチェーンに対して直交する姿勢に軟包材を把持して搬送する搬送装置と比べ、軟包材に対して行われる処理間の移動ピッチが長いとしても、搬送路に対して交差する方向に軟包材を多列に並べて搬送可能なので、搬送方向に1列に並ぶ軟包材を搬送するチェーン駆動の搬送装置に対しても搬送能力を向上させることができる。
また、本開示によれば、チェーンコンベヤのチェーンに連結されたグリッパが、チェーンに対して直交する姿勢の軟包材を把持する場合とは異なり、搬送方向における軟包材の移動ピッチを可変に調整できるので、型替えは容易である。
しかも、チェーンコンベヤを用いる場合には密封処理に用いる金型が搬送方向に対して直交する向きに配置されるのに対し、本開示においては搬送方向に対して平行に金型を配置することができるので、密封処理の都度、軟包材と金型との干渉を避けるために金型を昇降させる必要がない。そのため、密封処理装置が小型で簡略な構造となり、装置コストを抑えることができるとともに、昇降に要する時間が不要である分、タクトタイムを短くできる点でも能力向上に寄与することができる。
第1実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。 図1の一部拡大図である。 図1に示す搬送装置の平面模式図である。 (a)は、図3のIVa-IVa線矢視模式図である。(b)は、(a)の左端の拡大模式図である。 グリッパを示す平面模式図である。 第1実施形態の変形例に係る搬送装置を示す斜視図である。 第2実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。 第2実施形態の変形例に係る搬送装置を示す斜視図である。 (a)は、図4(a)と同じ向きから、第3実施形態に係る搬送装置を示す模式図である。(b)は、(a)と同じ向きから、第3実施形態の第1変形例を示す模式図である。(c)は、第3実施形態の第2変形例を示す模式図である。 (a)は、図3と同じ向きから、第3実施形態の第3変形例を示す模式図である。(b)は、第3実施形態の第4変形例を示す側面模式図である。 第4実施形態に係る搬送装置の一部を示す平面図である。 (a)は、第5実施形態に係る搬送装置を示す側面模式図である。(b)は、(a)に示す搬送装置の一部拡大斜視図である。 従来技術に係る搬送装置を示す平面図である。
以下、添付図面を参照しながら、一実施形態について説明する。
[第1実施形態]
〔搬送装置の概要構成〕
図1~図4に示すように包材としてのパウチ2を搬送する搬送装置1は、搬送路3および搬送路3を循環する複数の可動子5を含む搬送要素10と、複数の可動子5に個別に支持される複数の梁6と、梁6に設けられてパウチ2を把持する複数のグリッパ7と、図示しない制御装置とを備えている。
搬送装置1は、固定子としての搬送路3と、固定子との電磁作用により可動子5を搬送路3に対して移動させることでパウチ2を搬送するリニアモータ式の搬送装置である。各可動子5は、図示しない永久磁石を含んでいる。搬送路3は、可動子5が搬送路3を逐次進行する方向に並べられた多数の図示しないコイルを含んでいる。
図示しない制御装置により、コイルに印加される駆動信号が制御されることで、搬送路3の進行方向におけるそれぞれの可動子5の位置および速度が制御される。複数の可動子5のそれぞれの位置および速度を個別に制御することが可能である。
そのため、各可動子5の駆動制御により、製品のサイズや、パウチ2に対する処理に応じてパウチ2の移動ピッチp1(図3)を適宜に調整することができる。
〔パウチ〕
パウチ2は、樹脂材料または金属材料から形成された単一層のフィルム、あるいは複数層のフィルムを用いて形成され、液体や固体等の内容物を内包する包材として用いられる。パウチ2の詳細な図示は省略する。
パウチ2や、樹脂材料のフィルムから形成された袋体等は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET;polyethylene terephthalate)等の樹脂材料から形成されたボトル等の容器と比べると、概ね、剛性が低く、柔軟である。そのため、仮にマチがあるとしても、内容物が充填されていない空の状態でパウチ2を自立させることは想定されていない。こうしたパウチ2や袋体等は「軟包材」と称される。搬送装置1を軟包材の搬送に用いることにより、軟包材に対して行われる充填、密封等の処理を安定して行うことができる。
パウチ2は、例えば、矩形状のフィルムの一の短辺を開口部2Aとして残し、他の三辺の縁を熱融着することで製造される。開口部2Aを上方に向け、開口部2Aよりも下方へ垂下させた状態でグリッパ7により把持されているパウチ2に対して、図示しない充填装置により開口部2Aからフィルム間に内容物が充填されると、図示しない密封装置によるパウチ2の上端部2Bの封止処理により開口部2Aが塞がれる。
なお、パウチ2は、全体的に平坦な平パウチに限らず、側部や底部にマチがあってもよい。
〔包装機械〕
搬送装置1は、パウチ2入り製品の製造ラインに備わる包装機械の一部を構成している。一対のグリッパ7によりパウチ2が両側から把持された状態で、搬送装置1の長手方向xの一端側x1から他端側x2に向けて可動子5を各処理位置へと間欠的に移動させながら、充填、密封等の必要な処理が行われる。包装機械は、搬送装置1の他、図3に示す処理P01~P06を行うために必要な図示しない装置を備えている。
かかる包装機械は、一対のグリッパ7にパウチ2を供給する処理P01を行う包材供給部と、一対のグリッパ7の間隔を狭める処理P02によりパウチ2の開口部2Aを開いた後、パウチ2に内容物を充填する処理P03を行う内容物充填部と、一対のグリッパ7の間隔を広げてパウチ2を両側に引っ張る処理P04により開口部2Aを閉鎖した後、上端部2Bを金型13,14(図3、図4(a))の間に挟んでパウチ2を密封する処理P05を行う包材密封部と、一対のグリッパ7からパウチ2を排出させる処理P06を行う包材排出部とを備えている。
その他、包装機械は、例えば、充填後のパウチ2の重量を計測する処理を行う計量部を備えていてもよい。
〔搬送装置の詳細構成〕
(全体)
本実施形態の搬送装置1は、図1に示すように、搬送要素10として、搬送路3、複数の可動子5、および隔壁4を含む第1の搬送要素11と、第1の搬送要素11とは別に、搬送路3、複数の可動子5、および隔壁4を含む第2の搬送要素12とを備えている。第1の搬送要素11の長手方向xと、第2の搬送要素12の長手方向xとは一致している。
搬送装置1は、複数の梁6を含む構造体100を床Fに支持する複数の脚8を備えている。搬送装置1は、床Fに代えて適宜なベース部材に設置することができる。構造体100は、第1の搬送要素11と、第2の搬送要素12と、第1の搬送要素11および第2の搬送要素12間を連結する複数の梁6とからなる。脚8は、幅方向yにおける構造体100の両側に配置されている。
第1の搬送要素11と、第2の搬送要素12とは、長手方向xに対して直交するy方向に対向している。本実施形態におけるxy面は、水平面に相当する。梁6は、y方向に延びている。y方向を搬送装置1の幅方向yと称する。長手方向xおよび幅方向yの両方に対して直交するz方向を搬送装置1の高さ方向z(鉛直方向)と称する。
(搬送路)
搬送路3は、外形が長円状であり、閉路Cをなして環状に形成されている。第1の搬送要素11の搬送路3と第2の搬送要素12の搬送路3とは、幾何学的に合同であって、周長は同一である。
搬送路3には、搬送路3の長手方向xに延びる往路3Aおよび復路3Bと、搬送路3の一端側x1および他端側x2でそれぞれ往路3Aおよび復路3Bを繋ぐ湾曲路3Cとが設定されている。往路3Aおよび復路3Bは、長手方向xに沿って直線的に、互いに平行に延びている。湾曲路3Cは、平行な往路3Aおよび復路3Bを含む面と同一面上に位置し、円弧状に湾曲して形成されている。
往路3Aおよび復路3Bは、床Fに対して平行に延びている。床Fに対して平行な長手方向xに沿って可動子5が往路3Aを直線的に移動することにより、往路3Aの全体に亘り一定の高さから垂下した状態で搬送されるパウチ2に対して、上方から内容物が充填されたり、上端部2Bを挟む金型13,14により密封処理が行われたりする。各パウチ2は、往路3Aに対して垂直に垂下している。
搬送路3がなす閉路Cの内側の領域である内部領域R1は、搬送装置1が設置される床Fの表面である設置領域R0に対して立てた状態に配置される。第1の搬送要素11の内部領域R1および第2の搬送要素12の内部領域R1のいずれも、設置領域R0に対して立てた状態に、互いに平行に配置されている。
本開示における内部領域R1の「立てた状態」は、典型的には、内部領域R1が、水平な設置領域R0に対して垂直な位置関係にあることを言う。
内部領域R1は、典型的には、水平面である設置領域R0に対して垂直な鉛直面に沿って設定される。典型例において、各梁6は内部領域R1に対して直交する方向に延び、水平面に対して平行に配置される。典型例に対する例外については後述する。「立てた状態」には、例えば、内部領域R1が設置領域R0に対して傾斜している場合(図9(c))も含まれるものとする。
単一の搬送要素(11,12のいずれか)が、内部領域R1を立てた状態に「縦置き」に設置される場合と、同一の大きさの単一の搬送要素が内部領域R1を水平面に沿って寝かせた状態に「横置き」に設置される場合とを比べると、床Fに対する搬送要素の投影面積は、横置きよりも縦置きの方が小さい。つまり、縦置きは、横置きと比べて床Fへの設置に要するスペースが小さい。
内部領域R1が立てて配置されているため、往路3Aおよび復路3Bのそれぞれの床Fからの高さが相違している。本実施形態においては、往路3Aが復路3Bに対して上方に位置しているが、後述するように(図7および図8)、往路3Aが復路3Bに対して下方に位置していてもよい。
往路3Aから湾曲路3Cに可動子5が至る前にグリッパ7からパウチ2を排出させると、グリッパ7にはパウチ2が把持されていない状態で、可動子5が復路3Bおよび湾曲路3Cを移動して往路3Aへと戻る。
往路3Aには、逐次処理P01~P06を待つ、少なくとも処理数mと同数以上のパウチ2が長手方向xに並んでいる。本実施形態の往路3Aには、処理数mと同数のパウチ2が並んでいる。
一方、復路3Bではパウチ2に対する処理が行われず、復路3Bを移動する可動子5の速度は、処理時間には直接的な影響を受けない。そのため、復路3Bでは、可動子5を往路3Aよりも速い速度で走行させて往路3Aに戻せばよい。搬送路3の全体として、往路3Aおよび復路3Bを循環させながらパウチ2の処理を行うために必要な数の可動子5を備えていれば足りるから、復路3Bには、往路3Aと比べて少ない数の可動子5が分布している。
(可動子)
可動子5は、図4(a)および(b)に示すように、内部領域R1の外側から搬送路3の外周部に係合する。可動子5は、例えば、ウェブ51および一対のフランジ52からなり、略C字状の横断面を呈する。可動子5は、搬送路3に設けられた図示しない部材によりガイドされつつ、電磁力により搬送路3を移動する。
(隔壁)
パウチ2に充填される内容物の飛沫等から、可動子5および搬送路3のうち少なくとも可動子5を遮蔽し、かつ、可動子5が配置される空間に異物が発生したとしても、パウチ2が搬送される搬送空間Spへと異物が侵入することを防ぐことが好ましい。そのため、搬送装置1は、搬送路3の全体に亘り、可動子5と搬送空間Spとを隔てる隔壁4を備えている。隔壁4は、図示しない支持部材により搬送路3に支持されている。
隔壁4は、例えば、搬送路3の内側の内部領域R1の全域を搬送空間Sp側から覆う第1隔壁41と、可動子5のフランジ52および梁6の端面との間に配置される第2隔壁42と、フランジ52の内側に配置される第3隔壁43とを備えている。y方向視において、第1隔壁41は長円状であり、第2隔壁42および第3隔壁43は環状である。第2隔壁42は、可動子5および梁6よりも外周へ突出している。第3隔壁43は、L字状の横断面を呈し、第1隔壁41に支持されている。
可動子5が配置される空間から搬送空間Spへとアクセスする配管等の部材が存在する場合は、当該部材が第1隔壁41を貫通していてもよい。
第1~第3隔壁41~43は、可動子5および梁6に対して非接触であり、可動子5と搬送空間Spとの間にラビリンス状の間隙Gを形成している。この間隙Gには、可動子5と梁6とを結合するブラケットBが配置されている。ブラケットBは、x方向視においてL字状の横断面を呈する。可動子5の内側と搬送空間Spとの間には、上から下、下から上へと幾度にも折り返す、入り組んだ間隙が形成されている。
第1隔壁41により搬送路3の内側が覆われ、かつ、第1~第3隔壁41~43により狭隘なラビリンス状の間隙Gが形成されることによれば、パウチ2を搬送するため可動子5と梁6とを結合させつつ、搬送空間Spと可動子5が配置される空間との一方から他方への飛沫や異物の移動を遮断することができる。飛沫や異物は、間隙Gに侵入したとしても、間隙Gに留まる。したがって、飛沫の付着による可動子5および搬送路3の故障を防ぎつつ、搬送空間Spを清浄に維持することができる。
(梁)
梁6は、複数の可動子5のそれぞれに連動可能に支持され、内部領域R1に対して交差する幅方向yへ互いに平行に延びている。各梁6には、幅方向yに離間した複数のグリッパ7が設けられている。本実施形態の梁6は、往路3Aおよび復路3Bに対して直交しており、かつ、床Fに対して平行に延びている。
梁6の延出方向(y)の一端部61は、第1の搬送要素11の可動子5に支持されている。梁6の他端部62は、第2の搬送要素12の可動子5に支持されている。
同一の梁6に連結されている搬送要素11,12のそれぞれの可動子5は、位置および速度が同期した状態に駆動制御される。そのため、各梁6は、搬送路3を循環する可動子5の移動に伴い、互いに平行な状態を維持しつつ長手方向xに移動する。
梁6の両端側が支持されていることにより、梁6間でy方向に並ぶパウチ2の数を増やしても、梁6の撓みを抑えつつ、単一の搬送要素11のみにより梁6が片持ち支持される場合と比べてパウチ2を安定して支持することができる。そのため、いずれのパウチ2も同等の高さに配置しつつ、所定位置に設置されている処理装置による処理を安定して行うことができる。
なお、図示されている各梁6の長さが、y方向の両側(y1側およびy2側)に延長されることで、各梁6の両端部が可動子5の位置よりもy方向の外側に位置していてもよい。その場合は、梁6の延長区間にグリッパ7を増設し、把持可能なパウチ2の数を増やすことができる。
パウチ2に対する処理時に必要なy方向の間隔をパウチ2間に確保しつつ、梁6には所定のピッチでグリッパ7が設けられている。本実施形態のグリッパ7は、梁6が延びているy方向に一定のピッチp2(図3)で配置されているが、必ずしもその限りではない。
搬送装置1の搬送能力を増加させるため、各梁6には、グリッパ7、パウチ2、および内容物の総重量が、第1の搬送要素11および第2の搬送要素12による可搬重量の範囲内に収まる限りにおいて、できるだけ多くの数のグリッパ7を密に配置することが好ましい。
長手方向xに隣り合う一対の梁6には、パウチ2を両側から把持するグリッパ7が梁6間の中心線に対して対称に設けられている。本実施形態の一対のグリッパ7のy方向における位置は同一であるため、一対のグリッパ7により把持されるパウチ2は長手方向xに対して平行に配置される。但し、本実施形態に限らず、パウチ2が長手方向xに対して傾斜した状態に配置されることも許容される。
各梁6には、同一の個数(n個)のグリッパ7が等しいピッチp2で設けられている。梁6間には、第1の搬送要素11側から第2の搬送要素12側に向けてn個のパウチが並んでいる。
梁6に設けられている複数のグリッパ7に対し、第2の搬送要素12の可動子5に支持されている側から、#1,#2,#3…と番号を与えたとする。そうすると、各梁6における同一の番号のグリッパ7は、y方向における同じ位置に配置されている。そのため、往路3Aに並ぶ可動子5に支持されている梁6の全体に亘り、グリッパ7が往路3Aに対して平行にn列をなして並び、同様にパウチ2もn列をなして並ぶ。
図3および図4(a)には、密封処理に用いられる金型13,14が示されている。金型13,14は、長手方向xに対して平行に配置されるため、パウチ2の列とは干渉しない。
(グリッパ)
グリッパ7は、一例を図5に示すように、金属材料等から形成された固定片71および可動片72と、固定片71および可動片72にそれぞれ設けられてパウチ2を挟む弾性部材73,74と、可動片72をy方向に移動させる図示しない駆動機構とを備えている。
可動片72は、梁6に固定されている固定片71に対してy方向に移動可能に構成されている。固定片71および可動片72はそれぞれ、パウチ2の端部を間に挟む挟持部7Aと、グリッパ7へのパウチ2の供給時にパウチ2を挟持部7A間に誘い込むガイド部7Bとを備えている。固定片71および可動片72のそれぞれのガイド部7Bは、先端側が互いに離れる向きに、挟持部7Aに対して傾斜している。
弾性部材73,74はいずれもゴム系材料から形成されている。弾性部材73,74のそれぞれの表面には、突起73A,74Aが形成されていることが好ましい。
図示しない駆動機構により可動片72を固定片71に近づく向きに移動させると、挟持部7A間で弾性部材73,74を弾性変形させて弾性部材73,74の間にパウチ2を挟んで把持することができる。
グリッパ7からパウチ2を排出する際には、可動片72を固定片71から離れる向きに移動させることで、可動片72の挟持部7Aと固定片71の挟持部7Aとを離し、グリッパ7を開く。
梁6間にパウチ2を把持する複数対のグリッパ7間には、可動子5の位置制御により、パウチ2の横幅(長手方向xの寸法)に対応する一定の距離が設定される。
ここで、パウチ2の公差を吸収するために、グリッパ7は、パウチ2を把持した複数対のグリッパ7間の距離を個別に調整可能な機構を備えていてもよい。かかる調整機構は、例えば、ばねやアクチュエータを含む。
例えば、引張コイルばねを含む調整機構を備える場合は、荷重を加えてコイルばねを伸長させつつ一対のグリッパ7を近接させた状態でパウチ2を把持し、コイルばねから除荷することで、コイルばねの弾性力によりパウチ2を引っ張ることができる。そうすると、パウチ2の公差をコイルばねの弾性変形量により吸収することが可能となるので、梁6間のいずれのパウチ2もx方向に張られた状態で、密封処理を安定して行うことができる。
〔包装工程〕
図3を参照し、パウチ2を長手方向xに沿ってn列で搬送しながら、各列のパウチ2に対して処理を行う包装工程の一例を説明する。往路3Aの始点付近でグリッパ7に供給されるパウチ2を処理P01~P06がそれぞれ行われる位置へと可動子5により逐次に移動させつつ、図示しない処理装置によりパウチ2に対する処理が行われる。各処理は、一対の梁6間に設けられている#1~#6のグリッパ7にそれぞれ把持されているパウチ2に対して同時に行うことができる。
包材供給ステップ:
まず、包材供給処理P01の位置では、開いている状態のグリッパ7に対して、グリッパ7よりも上方から図示しない包材供給部によりパウチ2を供給し、グリッパ7を閉じることでパウチ2を把持する。包材供給部は、例えば、グリッパ7よりも上方でローラの間にパウチ2を挟み、ローラを回転させることで、グリッパ7の位置までパウチ2を下降させる。
包材開口ステップ:
次に、包材開口処理P02の位置へと進み、隣り合う一対の可動子5の位置制御により、パウチ2を把持している一対のグリッパ7の間隔を長手方向xに狭めることで、パウチ2を撓ませ、開口部2Aをy方向に開く。
充填ステップ:
続いて、充填処理P03の位置で、グリッパ7により把持されているパウチ2の開口部2Aから、充填ノズル17やホッパ等から吐出した内容物をパウチ2の内側に充填する。
開口部閉鎖ステップ:
充填後は開口部閉鎖処理P04の位置に進み、可動子5の位置制御により、パウチ2を把持している一対のグリッパ7の間隔を広げてパウチ2を両側に引っ張ることで、パウチ2の開口部2Aを閉鎖する。
密封ステップ:
さらに、密封処理P05の位置へと進み、図3および図4(a)に示されているように、金型13,14が開かれた状態で金型13,14間にパウチ2の上端部2Bを受け入れる。その状態で、図示しない機構によりy方向に金型13,14を閉じ、金型13,14により押圧しながら熱を加えると、パウチ2が密封される。
金型13,14は、複数の梁6を横断する方向に並ぶパウチ2の列に対して平行に配置されているため、パウチ2やグリッパ7とは干渉しない。そのため、各パウチ2に対する密封処理の都度、金型13,14を高さ方向zに昇降させる必要はない。
パウチ2の搬送にチェーンコンベヤを用いる場合には、チェーンに対して直交する姿勢で並ぶパウチ2と金型との干渉を避けるため、密封処理の前に金型を上昇させ、金型の下方をパウチ2が通過した後に金型をパウチ2の位置まで下降させてから、金型を閉じる。本実施形態では、金型13,14とパウチ2とが干渉しないから、各パウチ2に対する密封処理の都度、金型13,14を高さ方向zに昇降させる必要はない。
排出ステップ:
往路3Aの終点付近である排出処理P06の位置で、図示しない排出装置の吸盤等によりパウチ2を吸着した状態で一対のグリッパ7を開く。その後、吸盤を上昇させてパウチ2を挟持部7Aの間から引き抜くことで、搬送装置1からパウチ2が排出される。
仮に、往路3Aでグリッパ7からパウチ2が排出されることなく、可動子5が湾曲路3Cに至ると、パウチ2の姿勢が変化する。姿勢変化によりパウチ2に皺が発生すると、吸盤等を用いてパウチ2を排出させることが難しい。可動子5が復路3Bに至ると、パウチ2の天地が逆となるので、パウチ2が自然な状態には垂下しない。
しかしながら、例えば、梁6は、往路3Aにおけるグリッパ7の向きに対してグリッパ7をy軸周りに回転させる機構を備えることができる。その場合は、往路3Aを超えて湾曲路3Cにおいてパウチ2を排出させたり、あるいは復路3Bでもグリッパ7にパウチ2を把持し、パウチ2に対して充填、密封、排出等の処理を行ったりすることが許容される。
図3に示す工程例においては、同一のパウチ2に対してタクトタイムt内で処理P01から処理P06までが行われる。タクトタイムtに亘る可動子5の速度は、必ずしも一定ではない。一の処理位置から次の処理位置までの可動子5の移動ピッチp1に加えて、処理位置間の可動子5の速度を適宜に調整することが可能である。
例えば、充填処理後、未だ密封されていないパウチ2内で内容物が揺れるのを抑えるため、充填処理前あるいは密封処理後の可動子5の速度と比べて低い速度で、充填処理P03の位置から開口部閉鎖処理P04の位置へと可動子5を移動させ、同様に低速のまま、開口部閉鎖処理P04の位置から密封処理P05の位置へと可動子5を移動させることができる。この場合、処理P03,P04間および処理P04,P05間のそれぞれの移動ピッチp1は、処理P01,P02間および処理P02,P03間のそれぞれの移動ピッチp1よりも短い。
図3に示す工程例においては、可動子5を処理P01~P06の位置に順次停止させてパウチ2に対する処理が行われる。これに限らず、可動子5を連続的に移動させつつ、処理位置に到着した可動子5に対して充填ノズル17や金型13,14等を追走させながら処理を行うようにしてもよい。処理後、充填ノズル17等は、後続のパウチ2の処理のために処理の開始位置に戻る。
〔本実施形態による主な効果〕
搬送路3が内部領域R1を設置領域R0に対して立てた状態に配置される「縦置き」と、搬送路3が内部領域R1を水平面に沿って寝かせた状態に配置される「横置き」とを比べると、縦置きの方が、床Fに対する搬送路3の投影面積が小さい。加えて、縦置きによれば、一対の可動子5に支持されて同時に処理可能なパウチ2の数を特段の制約なく増やすことができるので、横置きに対し、単位面積あたりより多くの数のパウチ2を密に配置することが可能となる。したがって、搬送装置1の設置に要するスペースの大きさは抑えつつも、搬送能力を向上させることができる。
グリッパ7により把持されたパウチ2は、床Fに対して線状に投影されるため、その投影面積が小さく、設置スペースに十分に密に配置される。そのため、梁6間のパウチ2の数を増やすことに伴い搬送装置1の投影面積が増えるとしても、搬送装置1の設置スペースが搬送に十分に利用されるので、単位時間あたりに搬送可能なパウチ2の数に相当する搬送能力を設置スペースの増加率に比して大幅に増大させることができる。
搬送路3において上側と下側とで並行した状態に延びている直線区間のうちの一方である往路3Aを搬送に用いるだけでも、可動子5に連動する梁6間に多数のパウチ2を配置して高能力化を実現することができる。つまり、直線区間の一方のみをパウチ2の搬送に使用すれば足りるから、湾曲路3Cや復路3Bをパウチ2の搬送に用いる場合に必要なグリッパ7の回転機構等を梁6に設ける必要がない。
搬送装置1は、チェーンコンベヤのチェーンに対して直交する姿勢にパウチ2を把持して搬送する搬送装置と比べ、パウチ2に対して行われる処理間の移動ピッチが長いとしても、搬送路3に対して直交する方向にパウチ2を多列に並べて搬送可能なので、搬送方向に1列に並ぶパウチ2を搬送するチェーン駆動の搬送装置に対しても搬送能力を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、チェーンコンベヤのチェーンに連結されたグリッパが、チェーンに対して直交する姿勢のパウチ2を把持する場合とは異なり、搬送方向におけるパウチ2の移動ピッチを可変に調整できるので、型替えは容易である。
しかも、チェーンコンベヤを用いる場合には密封処理に用いる金型が搬送方向に対して直交する向きに配置されるのに対して、本実施形態においては金型13,14が搬送方向(長手方向x)に対して平行に配置されるので、密封処理の都度、パウチ2と金型との干渉を避けるために金型を昇降させる必要がない。そのため、密封処理装置が小型で簡略な構造となり、装置コストを抑えることができるとともに、昇降に要する時間が不要である分、タクトタイムtを短くできる点でも能力向上に寄与することができる。
第1~第3隔壁41~43の設置によれば、個々の可動子5に耐水構造を与える場合と比べ、可動子5や搬送路3が配置される空間と搬送空間Spとを容易かつ確実に、しかも安価に区画することができる。第1~第3隔壁41~43により得られるシール作用により、可動子5を液滴等から保護することができるとともに、搬送空間Spを清浄に保つことができる。
[第1実施形態の変形例]
以下、上記第1実施形態とは相違する事項を中心に説明する。上記第1実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付している。
図6に示す搬送装置1-1は、幅方向yにおける一端側y1で各梁6の一端部61を支持する第1のレール15と、幅方向yにおける他端側y2で各梁6の他端部62を支持する第2のレール16と、第1のレール15および第2のレール16の間に配置される単一の搬送要素11とを備えている。
第1のレール15および第2のレール16は、搬送要素11の搬送路3を中心に、幅方向yにおいて対称に配置されている。各梁6の延出方向(y)の中央は、搬送要素11の可動子5に取り付けられて支持されている。梁6の両端側には、同数のパウチ2が配置される。第1~第3隔壁41~43からなるシール構造は、搬送路3における幅方向yの両側に対称に設けられている。
第1のレール15および第2のレール16のいずれも、長手方向xに対して平行に直線状に延びている。第1のレール15は、搬送装置1-1の一端側y1で、往路3Aの高さと、復路3Bの高さとに1つずつ配置されている。同様に、第2のレール16は、搬送装置1-1の他端側y2で、往路3Aの高さと、復路3Bの高さとに1つずつ配置されている。
2つの第1のレール15のいずれも、梁6の一端部61に設けられているローラ6Rを摺動可能に支持する。同様に、2つの第2のレール16のいずれも、梁6の他端部62に設けられているローラ6Rを摺動可能に支持する。
合計で4つのレール15,16のいずれも、脚8に支持されている。
なお、ローラ6Rに代えて、例えば板状の滑り軸受をレール15,16または梁6に設けることができる。
搬送装置1-1は、搬送路3および可動子5を備えた搬送要素として単一の搬送要素11のみを備えているので、第1の搬送要素11および第2の搬送要素12を備える第1実施形態の搬送装置1に対してコストを抑えることができる。
加えて、幅方向yの中央に配置される可動子5、第1のレール15、および第2のレール16により、梁6を両端および中央の3点で安定して支持しつつ、可動子5により梁6の一端側および他端側のいずれでもパウチ2を安定して搬送することができる。
レール15,16の位置は、梁6の端部には限られない。例えば、レール15,16を梁6の端部から可動子5の位置に近づけて配置してもよい。
また、第1実施形態の搬送装置1(図1)にも、レール15,16と同様の1つ以上のレールを採用することが可能である。例えば、第1実施形態の梁6の延出方向(y)の中央にローラ6Rを設け、ローラ6Rの直下に配置されたレールによりローラ6Rを摺動可能に支持することができる。
[第2実施形態]
図7に示す搬送装置1-2は、第1実施形態の搬送装置1と同様に、第1の搬送要素11および第2の搬送要素12を備えている。但し、搬送路3においてパウチ2を搬送しながら処理を行う区間である往路3Aは、復路3Bに対して下方に設定されている。
図7に示すように、下側の往路3Aに位置する可動子5のグリッパ7に供給されるパウチ2が、梁6よりも下方へ垂下している。第1実施形態と同様に、往路3Aの始点付近から終点付近まで、可動子5によりパウチ2を各処理位置に順次移動させながら、パウチ供給、開口部2Aの開放、充填、開口部2Aの閉鎖、密封、およびパウチ排出のそれぞれの処理が行われる。
搬送装置1-2に備わる脚8は、第1実施形態の搬送装置1の脚8と比べて長い。そのため、往路3Aの下方には、点検や整備のために作業員が立ち入り可能な作業用空間Wsが存在している。この作業用空間Wsには床Fから容易に立ち入ることができる。
充填装置のノズル17やホッパ、密封装置の金型13,14、あるいはパウチ2の供給や排出を担う機構等は、搬送路3の内側(内部領域R1)を通じて、復路3Bに位置する可動子5に支持されている梁6と、往路3Aに位置する可動子5に支持されている梁6との間に設置することができる。その場合、内部領域R1に設けられている第1隔壁41には、図示しない処理装置の配管等の部材を貫通させることができる。
第2実施形態によれば、搬送装置1-2の下側に位置する往路3Aがパウチ2の搬送に用いられるので、充填装置から滴下したりパウチ2からこぼれたりした内容物が床Fに向けて落下する際に梁6等を通過しない。つまり、上方の復路3Bに位置する可動子5に支持された梁6等に内容物が付着することはない。そのため、主に床Fを清掃すれば足りるから、清掃が容易である。
加えて、往路3Aの下方に作業用空間Wsが与えられていることによれば、作業員が、足場等に上ることなく、作業用空間Wsで床Fに立ったまま、可動子5やグリッパ7、パウチ2の状態、あるいはパウチ2の近くに配置されている処理装置の部材の状態を間近に見ることができる。そのため、点検や整備を容易かつ確実に行うことができる。
[第2実施形態の変形例]
図8に示す搬送装置1-2Aは、第2実施形態の搬送装置1-2(図7)と同様に往路3Aが復路3Bに対して下方に設定され、かつ、第1実施形態の変形例に係る搬送装置1-1(図6)と同様に単一の搬送要素11およびレール15,16を備えている。
この搬送装置1-2Aは、第2実施形態および第1実施形態の変形例と同様の作用効果を奏する。
[第3実施形態および第1変形例]
以下、搬送路3が内部領域R1を立てた状態に配置される搬送装置の他の形態を示しながら、説明を続ける。上述したように、典型的には、上記の各実施形態のように内部領域R1が、水平な設置領域R0に対して垂直に配置される。典型例において、各梁6は内部領域R1に対して直交する方向に延び、水平面に対して平行に配置される。こうした典型例に対する例外を以下に列挙する。
図9(a)に示す搬送装置1-3は、第1搬送要素11および第2搬送要素12を備えている。第1の搬送要素11の内部領域R1と、第2の搬送要素12の内部領域R1とは、高さ方向zにシフトして配置されている。このようにシフトしているとしても、第1実施形態の搬送装置1と同様に、第1搬送要素11の内部領域R1および第2搬送要素12の内部領域R1のいずれも、設置領域R0に対して垂直に配置されているので、立てた状態に配置されることに相当する。
第1の搬送要素11の内部領域R1と、第2の搬送要素12の内部領域R1とが高さ方向zにシフトして配置されているため、各梁6は、水平面に対して傾斜している。
あるいは、図9(b)に示す第1変形例の搬送装置1-3Aのように、各梁6はクランク状に形成されていてもよい。
図9(a)および(b)に示す構成は、設置領域R0が水平面に対して傾斜していたり、段差F1があったりする場合にも適している。水平な設置領域R0に設置する場合は、第1の搬送要素11側に設けられる脚8の長さと、第2の搬送要素12側に設けられる脚8の長さとを相違させるとよい。
〔第2変形例〕
ところで、床Fの勾配や、搬送装置1の組み立てや床Fへの据え付け時の公差等によっては、設置領域R0と内部領域R1とが必ずしも垂直な位置関係にはなく、内部領域R1が設置領域R0に対して傾斜している。
あるいは、図9(c)に示す搬送装置1-3Bのように、何らかの部材と搬送装置1との干渉を避けるために意図的に、内部領域R1が設置領域R0に対して傾斜していてもよい。こうした場合も、搬送路3が、内部領域R1を設置領域R0に対して立てた状態に配置されることに相当する。つまり、搬送路3が、設置領域R0に対して傾斜した状態に立てて配置されている。
第1の搬送要素11の搬送路3と、第2の搬送要素12の搬送路3と、梁6とは、x方向から見ると平行四辺形を形成している。傾斜の角度θは、概ね45°を限度とする。
第3変形例のように、設置領域R0に対して内部領域R1が傾斜している場合も、横置きに比して単一の搬送要素11の投影面積が小さいので、搬送装置1-3Bの設置に要するスペースの大きさを抑えつつ搬送能力を向上させることができる。
〔第3変形例〕
図10(a)に示す搬送装置1-3Dは、長手方向xにシフトして配置された第1搬送要素11および第2搬送要素12を備えている。このように長手方向xにシフトしているとしても、第1搬送要素11の内部領域R1および第2搬送要素12の内部領域R1のいずれも、設置領域R0に対して垂直に配置されているので、立てた状態に配置されていることに相違無い。第1の搬送要素11と第2の搬送要素12とが長手方向xにシフトしているため、第1の搬送要素11の可動子5と、第2の搬送要素12の可動子5とは、y方向に対して交差する方向に延びる梁6により連結されている。梁6は、クランク状であってもよい。
〔第4変形例〕
図10(b)に示す搬送装置1-3Eのように、第1の搬送要素11および第2の搬送要素12のそれぞれの搬送路3は、床Fの勾配や段差、あるいは図示しない部材との干渉を避けるため、長手方向xの一端側31が他端側32よりも上方に持ち上げられた状態に設置されていてもよい。このように往路3Aおよび復路3Bが水平面に対して傾斜した方向に延びているとしても、第1、第2搬送要素11,12のそれぞれの内部領域R1のいずれも、設置領域R0に対して立てた状態に配置されている。
[第4実施形態]
次に、図11を参照し、本開示の第4実施形態に係る搬送装置1-4を説明する。搬送装置1-4は、幅方向yに対して傾斜した方向に延びる梁6を備えている。長手方向xに並ぶ梁6が、幅方向yに対して、交互に異なる向きに傾斜していることにより、隣り合う一対の梁6は、V字状に配置されることとなる。なお、一対の梁6は、y方向に対して対称に配置されていても、非対称に配置されていてもよい。
一対の梁6の間の間隙6Gは、幅方向yの一端側y1で狭く、他端側y2で広い。こうした間隙6Gを大きさの異なるパウチ2の搬送に利用することが可能である。
例えば、梁6の一端側y1には、横幅が狭いパウチ2Nを把持するグリッパ7Nを設け、梁6の他端側y2には、横幅が大きいパウチ2Wを把持するグリッパ7Wを設けることができる。
[第5実施形態〕
図12(a)および(b)は、本開示の搬送装置1-5を示している。搬送装置1-5は、図12(a)に示すように、いずれも設置領域R0に対して立てた状態に配置される4つの搬送要素11-1,11-2,12-1,12-2を備えている。ここで、搬送要素11-1,12-1は、搬送要素11-2,12-2に対して上方に配置されている。搬送要素11-1と搬送要素12-1とは、幅方向yに内部領域R1を対向させて配置されている。搬送要素12-1と搬送要素12-2も同様である。
上搬送要素11-1,12-1のそれぞれの搬送路3の下側の直線区間である往路3Aと、下搬送要素11-2,12-2のそれぞれの搬送路3の上側の直線区間である往路3Aとが、フィルム素材から形成された軟包材2-1の搬送に用いられる。
軟包材2-1は、例えば、図12(b)に示すように、底部20、正面21、背面22、右側面23、左側面24、および4つの帯状のタブ25を備えている。タブ25は、軟包材2-1を把持するために、上面視における4つの角で高さ方向zに沿って延びている。
図12(b)には、上搬送要素11-1の可動子5と上搬送要素12-1の可動子5とをそれぞれ連結している一対の梁6-1と、下搬送要素11-2の可動子5と下搬送要素12-2の可動子5とをそれぞれ連結している一対の梁6-2とが示されている。
各タブ25の上端部は、一対の梁6-1に設けられている4つのグリッパ7により把持される。各タブ25の下端部は、一対の梁6-2に設けられている4つのグリッパ7により把持される。
搬送装置1-5によれば、グリッパ7により軟包材2-1を箱形に維持しながら、軟包材2-1への内容物の充填、充填後の計量、密封等の処理を安定して行うことができる。
[他の変形例]
上記以外にも、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
各梁6に単一のグリッパ7のみを設け、隣接する梁6に設けられる一対のグリッパ7により単一のパウチ2のみが把持されることは許容される。
また、一対の可動子5により搬送されるパウチ2の数が1枚から数枚に留まる場合、可動子5の大きさや形状によっては、可動子5に梁6が設置されることなく、可動子5に直接グリッパ7を設けることができる。
梁6を備えておらず、一対の可動子5にそれぞれ設けられたグリッパ7により単一のパウチ2が把持される場合でも、横置きと比べて搬送要素の投影面積が小さい縦置きが採用されていることにより、搬送装置1の設置に要するスペースの大きさは抑えつつも、搬送能力を向上させることができる。
梁6の剛性、および梁6に支持されるパウチ2の数によっては、本開示の搬送装置が、梁6を支持する部材として単一の搬送装置11のみを備え、梁6が、レール等により支持されることなく可動子5に片持ち支持されることも許容される。
搬送路3の形状は、長円状には限らず、例えば、円形や楕円等の形状であってもよい。
[付記]
以上で説明した搬送装置および搬送方法は、以下を開示する。
〔1〕本開示は、可動子5を移動させることで包材(2)を搬送する搬送装置1,1-1,1-2,1-2A,1-3,1-3A,1-3B,1-3D,1-3E,1-4,1-5であって、閉路Cをなしている搬送路3と、包材(2)を把持可能であるグリッパ7を支持し、搬送路3を循環する複数の可動子5と、を備える。
搬送路3は、搬送装置が設置される設置領域R0に対して閉路Cの内側の内部領域R1を立てた状態に配置される。
〔2〕搬送路3には、搬送路3の長手方向xに延びる往路3Aおよび復路3Bと、往路3Aおよび復路3Bを繋ぐ区間3Cとが設定され、可動子5は、往路3Aおよび復路3Bのうち少なくとも往路3Aを移動しながらグリッパ7に把持されている包材(2)を搬送する。
〔3〕可動子5は、グリッパ7に包材(2)が把持されていない状態で復路3Bを移動し、往路3Aに戻る。
〔4〕往路3Aは、復路3Bに対して下方に位置している。
〔5〕搬送装置1,1-1,1-2,1-3,1-3A,1-3B,1-3D,1-3E,1-4,1-5は、複数の可動子5に個別に支持され、内部領域R1に対して交差する方向へ互いに平行に延びている複数の梁6を備え、複数の梁6のそれぞれには、単一のグリッパ7、あるいは、梁6が延びている方向に離間した2つ以上のグリッパ7が設けられている。
〔6〕往路3Aに並ぶ可動子5に支持されている梁6の全体に亘り、グリッパ7が往路3Aに対して平行に1つ以上の列をなして並んでいる。
〔7〕搬送装置1,1-2,1-3,1-3A,1-3B,1-3D,1-3E,1-4,1-5は、搬送路3および複数の可動子5を備える第1の搬送要素11と、第1の搬送要素11とは別に、搬送路3および複数の可動子5を備える第2の搬送要素12と、を備え、第1の搬送要素11の搬送路3と、第2の搬送要素12の内部領域R1とは、幾何学的に合同であって、第1の搬送要素11の内部領域R1と、第2の搬送要素12の内部領域R1とは、設置領域R0に対していずれも立てた状態に、互いに平行に配置され、梁6は、第1の搬送要素の可動子5と、第2の搬送要素の可動子5とに支持されている。
〔8〕搬送装置1-1,1-2Aは、長手方向xに延びて梁6を摺動可能に支持するレール16,16を備える。
〔9〕搬送装置1-1,1-2Aは、梁6の一端側を支持する第1のレール16と、梁6の他端側を支持する第2のレール16と、を備え、梁6は、第1のレール16と第2のレール16との間で可動子5に支持されている。
〔10〕搬送装置1,1-2,1-3,1-3A,1-3B,1-3D,1-3E,1-4,1-5は、可動子5により包材(2)が搬送される搬送空間Spと、複数の可動子5とを隔てる隔壁4を備え、隔壁4は、可動子5と搬送空間Spとの間にラビリンス状の間隙Gを形成している。
〔11〕包材(2)は、パウチであり、長手方向xに隣り合う一対のグリッパ7により両側から把持される。
〔12〕包装機械は、搬送装置1,1-2,1-3,1-3A,1-3B,1-3D,1-3E,1-4,1-5と、グリッパ7に包材(2)を供給する包材(2)供給部と、包材(2)に内容物を供給する内容物供給部と、包材(2)を密封する包材(2)密封部と、グリッパ7から包材(2)を排出させる包材(2)排出部と、を備える。
〔13〕閉路Cである搬送路3を循環する複数の可動子5を備えた搬送装置1,1-2,1-3,1-3A,1-3B,1-3D,1-3E,1-4,1-5を用いて包材(2)を搬送する搬送方法であって、搬送路3は、搬送装置が設置される設置領域R0に対して閉路Cの内側の内部領域R1を立てた状態に配置され、搬送路3の少なくとも一部においては、可動子5が支持するグリッパ7に包材(2)が把持されている状態で可動子5を移動させる。
1,1-1,1-2,1-2A,1-3,1-3A,1-3B,1-3D,1-3E,1-4,1-5 搬送装置
2,2N,2W パウチ(軟包材)
2-1 軟包材
2A 開口部
2B 上端部
3 搬送路
3A 往路
3B 復路
3C 湾曲路(繋ぐ区間)
4 隔壁
5 可動子
6 梁
6G 間隙
6R ローラ
7 グリッパ
7A 挟持部
7B ガイド部
7N グリッパ
7W グリッパ
8 脚
9 軟包材
10 搬送要素
11 第1の搬送要素
11-1 上搬送要素
11-2 下搬送要素
12 第2の搬送要素
12-1 上搬送要素
12-2 下搬送要素
13,14 金型
15 第1のレール
16 第2のレール
17 ノズル
20 底部
21 正面
22 背面
23 右側面
24 左側面
25 タブ
31 一端側
32 他端側
41 第1隔壁
42 第2隔壁
43 第3隔壁
51 ウェブ
52 フランジ
61 一端部
62 他端部
71 固定片
72 可動片
73,74 弾性部材
73A,74A 突起
90 搬送路
90A 往路
90B 復路
90C 湾曲路
91 固定子
92 可動子
93 グリッパ
94 アーム
100 構造体
B ブラケット
C 閉路
F 床
F1 段差
G 間隙
R0 設置領域
R1 内部領域
P01 包材供給処理
P02 包材開口処理
P03 充填処理
P04 開口部閉鎖処理
P05 密封処理
P06 排出処理
Sp 搬送空間
Ws 作業用空間
p1 移動ピッチ
p2 ピッチ
x 長手方向
x1 一端側
x2 他端側
y 幅方向
y1 一端側
y2 他端側
z 高さ方向
θ 角度

Claims (13)

  1. 可動子を移動させることで包材を搬送する搬送装置であって、
    閉路をなしている搬送路と、
    前記包材を把持可能であるグリッパを支持し、前記搬送路を循環する複数の可動子と、を備え、
    前記搬送路は、前記搬送装置が設置される設置領域に対して前記閉路の内側の内部領域を立てた状態に配置される、搬送装置。
  2. 前記搬送路には、前記搬送路の長手方向に延びる往路および復路と、前記往路および前記復路を繋ぐ区間とが設定され、
    前記可動子は、前記往路および前記復路のうち少なくとも前記往路を移動しながら前記グリッパに把持されている前記包材を搬送する、
    請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記可動子は、前記グリッパに前記包材が把持されていない状態で前記復路を移動し、前記往路に戻る、
    請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記往路は、前記復路に対して下方に位置している、
    請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記複数の可動子に個別に支持され、前記内部領域に対して交差する方向へ互いに平行に延びている複数の梁を備え、
    前記複数の梁のそれぞれには、単一の前記グリッパ、あるいは、前記梁が延びている方向に離間した2つ以上の前記グリッパが設けられている、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の搬送装置。
  6. 前記往路に並ぶ前記可動子に支持されている前記梁の全体に亘り、前記グリッパが前記往路に対して平行に1つ以上の列をなして並んでいる、
    請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記搬送路および前記複数の可動子を備える第1の搬送要素と、
    前記第1の搬送要素とは別に、前記搬送路および前記複数の可動子を備える第2の搬送要素と、を備え、
    前記第1の搬送要素の前記搬送路と、前記第2の搬送要素の前記内部領域とは、幾何学的に合同であって、
    前記第1の搬送要素の前記内部領域と、前記第2の搬送要素の前記内部領域とは、前記設置領域に対していずれも立てた状態に、互いに平行に配置され、
    前記梁は、前記第1の搬送要素の前記可動子と、前記第2の搬送要素の前記可動子とに支持されている、
    請求項5または6に記載の搬送装置。
  8. 前記長手方向に延びて前記梁を摺動可能に支持するレールを備える、
    請求項5から7のいずれか一項に記載の搬送装置。
  9. 前記梁の一端側を支持する第1の前記レールと、
    前記梁の他端側を支持する第2の前記レールと、を備え、
    前記梁は、前記第1のレールと前記第2のレールとの間で前記可動子に支持されている、
    請求項8に記載の搬送装置。
  10. 前記可動子により前記包材が搬送される搬送空間と、前記複数の可動子とを隔てる隔壁を備え、
    前記隔壁は、前記可動子と前記搬送空間との間にラビリンス状の間隙を形成している、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の搬送装置。
  11. 前記包材は、パウチであり、前記搬送路の長手方向に隣り合う一対の前記グリッパにより両側から把持される、
    請求項2から10のいずれか一項に記載の搬送装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の搬送装置と、
    前記グリッパに前記包材を供給する包材供給部と、
    前記包材に内容物を供給する内容物供給部と、
    前記包材を密封する包材密封部と、
    前記グリッパから前記包材を排出させる包材排出部と、を備える、
    包装機械。
  13. 閉路である搬送路を循環する複数の可動子を備えた搬送装置を用いて包材を搬送する搬送方法であって、
    前記搬送路は、前記搬送装置が設置される設置領域に対して前記閉路の内側の内部領域を立てた状態に配置され、
    前記搬送路の少なくとも一部においては、前記可動子が支持するグリッパに前記包材が把持されている状態で前記可動子を移動させる、搬送方法。
JP2021163219A 2021-10-04 2021-10-04 搬送装置および搬送方法 Pending JP2023054404A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021163219A JP2023054404A (ja) 2021-10-04 2021-10-04 搬送装置および搬送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021163219A JP2023054404A (ja) 2021-10-04 2021-10-04 搬送装置および搬送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023054404A true JP2023054404A (ja) 2023-04-14

Family

ID=85874114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021163219A Pending JP2023054404A (ja) 2021-10-04 2021-10-04 搬送装置および搬送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023054404A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104271477B (zh) 在施加覆盖膜的情况下用于将一组托盘顺序供给到所述托盘的密封机的设备
US8707663B2 (en) Apparatus for the filling of bags having at least one opening therein and having space to permit decreased accumulation of filling materials
US20170225911A1 (en) Conveying arrangement
RU2251521C2 (ru) Способ и устройство для переноса пленочных пакетов
JP5290032B2 (ja) 袋詰め包装方法
US11597549B2 (en) Bottle tray and storage station
JP2002128026A (ja) 袋充填包装機にスパウト付袋を供給するスパウト付袋の供給装置及び供給方法並びに供給装置への袋の装填用具
US11247798B2 (en) Box packing apparatus
CN208307895U (zh) 一种托盘移载装置
PL187928B1 (pl) Sposób napełniania pojemników i napełniarka pojemników
CN1183007C (zh) 处理口袋的装置
KR20180068858A (ko) 용기반송장치
JP2966386B2 (ja) カートン充填装置
JP2023054404A (ja) 搬送装置および搬送方法
JP2016013867A (ja) 箱詰め装置
JP2020070152A (ja) 物品移載設備
JP4690269B2 (ja) 容器列移送装置及び容器列移送方法
JP5885413B2 (ja) 箱詰め装置
CN218317527U (zh) 一种堆叠载板的自动真空包装机
US10472113B2 (en) Device for transporting separating elements and inserting separating elements into packaging units
TW425366B (en) Carton loading mechanism
JP2022113733A (ja) 物品移載設備
CN113651122A (zh) 一种酒盒卸垛取盖装置
CN113772167A (zh) 烟包缓存装置及烟包缓存补给方法
JP4702759B2 (ja) 整列装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20231027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240423