JP2023050655A - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Abstract
Description
この構成によれば、ハーネスのメインハーネスがヘッドパイプの下方およびフレーム前部の下方を通って前後方向に延びるので、ヘッドパイプから後下方へ斜めに延びるメインフレームに沿わせてハーネスを配索する場合に比べて、ハーネス長を短くしながら、メインフレームの上方にある燃料タンク等の形状への影響を抑えることができる。
ハーネス前部およびバッテリがともに車幅方向一側に配置されるので、ハーネス長をさらに短くすることができる。
この構成によれば、燃料タンクの下端壁部とハーネスとが互いに重なるので、燃料タンクの内側にフレーム前部とともに大径のハーネスを配索する場合に比べて、燃料タンクの内側にハーネスを避けるための形状を不要とし、タンク容量への影響を抑えることができる。また、燃料タンクの下端壁部と重なる位置にハーネスを配索するので、ハーネスが燃料タンクの下方に離隔して配置される場合と比べて、ハーネスの外部への露出を抑えることができる。
この構成によれば、上面視でメインフレームとハーネスとが互いに略平行に配置されるので、ハーネス長をさらに短くすることができる。
この構成によれば、ハーネスがシートレールよりも下方に配置されるので、シートレールの上方に配置されるシート等の車両部品への当接による影響を抑え、設計自由度を向上させることができる。
この構成によれば、シートレールとハーネスとが略水平に配置されるので、車両側面視においてシートレールとハーネスとが一体的に見えることとなり、デザイン性を向上させることができる。
この構成によれば、ヘッドパイプ、メインフレームおよびメインハーネで囲まれた空き空間を、電装部品の配置スペースとして有効利用することができる。
この構成によれば、電装部品とメインフレームとが上面視で重なるので、電装部品が燃料タンクの内側に入り込む配置であっても電装部品の車幅方向の張り出しが抑えられ、燃料タンク内側の形状への当接による影響を抑え、設計自由度を向上させることができる。
この構成によれば、前部領域内の複数の電装部品の中で、比較的大きな電流の流れるレギュレータがハーネスに近付いて配置されるので、レギュレータに至る太い配線を短くし、コストダウンを図ることができる。
この構成によれば、ステーを境に車幅方向で電装部品を振り分けて配置するので、前部領域内において電装部品を適切に配置することができる。
図1に示すように、実施形態の自動二輪車(鞍乗り型車両)1は、バータイプのハンドル2によって操向される前輪3と、エンジン(内燃機関)11を含むパワーユニット10によって駆動される後輪4とを備えている。
ピボットフレーム24は、メインフレーム22のフレーム後下部22bの下端から下方に延びている。
サブフレーム26は、シートレール25と同様、左右一対に設けられている。左右サブフレーム26は、車体左右のそれぞれにおいて、ピボットフレーム24と左右シートレール25の後部との間を連結する。サブフレーム26は、シートレール25に対して、側面視で後上がりに傾斜している。
燃料タンク34は、メインフレーム22を左右に跨ぐ鞍形状を形成するタンク内板34aと、タンク内板34aの外方を所定の空間を空けて覆うタンク外板34bと、で中空状に形成されている。タンク内板34a及びタンク外板34bは、それぞれ一体の鋼板製であり、これらの外周縁に設けられた接合フランジ34cにおいて互いに一体に接合されている。燃料タンク34の左右側部の下端縁において、接合フランジ34cは、前後方向に延びる下端壁部を構成している。図中符号34dは燃料タンク34の下部の車幅方向内側に形成されて前後方向に延びるトンネル状の鞍形部を示す。
図1、図2を参照し、パワーユニット10は、メインフレーム22のフレーム前上部22aの下方に配置されている。パワーユニット10は、前後方向でダウンフレーム23とピボットフレーム24とに挟まれた領域に配置されている。パワーユニット10は、エンジン11および変速機12を一体に備えている。
シリンダヘッド17bの前面には、排気ポートが開口する。排気ポートには、排気管43が接続される。排気管43は、後方へ湾曲して延び、例えば車体後部右側でマフラーに接続される。
エンジン11の始動時(ACG18の駆動時)、ECU52は、ACG18をスタータモータとして機能させるべく制御する。このとき、バッテリ51からの電力は、モータドライバに供給され、直流から三相交流に変換されて、ACG18に供給される。
図2、図4に示すように、ACG18、バッテリ51およびECU52等の各種電装部品は、後述するハーネス60によって電気的に接続されている。
ハーネス60は、シート35の下方に配置されたバッテリ51から、車両前方側および車両後方側等に配置される電装部品に向けて、電力を供給するワイヤー(電線)を複数束ねて一体化し、各ワイヤー端にコネクタ装着等の処理を施したものである。
車両側面視にて、ハーネス後部61bは、シートレール25の上端縁よりも下方に位置するように配置されている。車両側面視にて、ハーネス後部61bは、シートレール25の前部と略平行に(すなわち略水平に)配置されている。
ステー69は、例えば合成樹脂製の射出成型品である。ステー69は、車幅方向と交差する板状をなして上下方向に延びる支持壁部69aを備えている。支持壁部69aひいてはステー69は、車両右側にオフセットして配置されている。
この構成によれば、ハーネス60のメインハーネス61がヘッドパイプ21の下方およびフレーム前上部22aの下方を通って前後方向に延びるので、ヘッドパイプ21から後下方へ斜めに延びるメインフレーム22に沿わせてハーネス60を配索する場合に比べて、メインフレーム22の上方にある燃料タンク34等の形状への影響を抑えることができる。
この構成によれば、ハーネス前部61aおよびバッテリ51がともに車幅方向一側に配置されるので、ハーネス長をさらに短くすることができる。
この構成によれば、燃料タンク34の接合フランジ34cとハーネス60とが互いに重なるので、燃料タンク34の内側にフレーム前上部22aとともに大径のハーネス60を配索する場合に比べて、燃料タンク34の内側にハーネス60を避けるための形状を不要とし、タンク容量への影響を抑えることができる。また、燃料タンク34の接合フランジ34cと重なる位置にハーネス60を配索するので、ハーネス60が燃料タンク34の下方に離隔して配置される場合と比べて、ハーネス60の外部への露出を抑えることができる。
この構成によれば、上面視でメインフレーム22とハーネス60とが互いに略平行に配置されるので、ハーネス長をさらに短くすることができる。
この構成によれば、ハーネス60がシートレール25よりも下方に配置されるので、シートレール25の上方に配置されるシート等の車両部品への影響を抑えることができる。
この構成によれば、シートレール25とハーネス60とが略水平に配置されるので、車両側面視においてシートレール25とハーネス60とが一体的に見えることとなり、デザイン性を向上させることができる。また、ハーネス60を別部材によって隠す場合であっても、隠す部材をシートレール25と略平行な形状にして隠すことができるため、簡単な構造でデザイン性を向上させることができる。
この構成によれば、ヘッドパイプ21、メインフレーム22およびメインハーネで囲まれた空き空間を、電装部品の配置スペースとして有効利用することができる。
この構成によれば、電装部品とメインフレーム22とが上面視で重なるので、電装部品が燃料タンク34の内側に入り込む配置であっても電装部品の車幅方向の張り出しが抑えられ、燃料タンク34内側の形状への影響を抑えることができる。
この構成によれば、前部領域K2内の複数の電装部品の中で、比較的大きな電流の流れるレギュレータ65がハーネス60に近付いて配置されるので、レギュレータ65に至る太い配線を短くすることができる。
この構成によれば、ステー69を境に車幅方向で電装部品を振り分けて配置するので、前部領域K2内において電装部品を適切に配置することができる。
原動機に電気モータを含む車両に適用してもよい。燃料タンクに代わり物品収納装置やエアクリーナを配置した構成でもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
20 車体フレーム
21 ヘッドパイプ
22 メインフレーム
22a フレーム前上部(フレーム前部)
25 シートレール
25a 前端
25b 前後方向位置
34 燃料タンク
34c 接合フランジ(下端壁部)
35 シート
51 バッテリ
60 ハーネス
61 メインハーネス
61a ハーネス前部
61b ハーネス後部
62 サブハーネス
65 レギュレータ(電装部品)
69 ステー
69a 支持壁部
K2 前部領域
Claims (10)
- 操舵系を支持するヘッドパイプ(21)と、
前記ヘッドパイプ(21)の後下方に延びるメインフレーム(22)と、
前記メインフレーム(22)の後方に延び、シート(35)が支持されるシートレール(25)と、
複数の電装部品に接続されるハーネス(60)と、を備える鞍乗り型車両(1)において、
前記メインフレーム(22)は、前記ヘッドパイプ(21)と前記シートレール(25)の前端(25a)との間に位置するフレーム前部(22a)を備え、
前記ハーネス(60)は、前記複数の電装部品の各々に接続される複数のサブハーネス(62)と、前記複数のサブハーネス(62)を束ねて相対的に大径にされたメインハーネス(61)と、を備え、
前記メインハーネス(61)は、前記ヘッドパイプ(21)の下方および前記フレーム前部(22a)の下方を通って後方に延び、前記シートレール(25)の前端(25a)と同一の前後方向位置(25b)まで至るハーネス前部(61a)を備えていることを特徴とする、鞍乗り型車両。 - 前記ハーネス(60)が接続されるバッテリ(51)を備え、
前記ハーネス前部(61a)と前記バッテリ(51)とは、車体左右中央(CL)に対して車幅方向一側に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の鞍乗り型車両。 - 前記フレーム前部(22a)を左右に跨ぐ形状の燃料タンク(34)を備え、
前記燃料タンク(34)の下端縁部には、前後方向に延びる下端壁部(34c)を備え、
車両側面視にて、前記ハーネス前部(61a)と前記下端壁部(34c)とは、少なくとも一部が互いに重なることを特徴とする、請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。 - 車両上面視にて、前記フレーム前部(22a)と前記ハーネス前部(61a)とは、互いに略平行に配置されていることを特徴とする、請求項1から3の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記メインハーネス(61)は、前記シートレール(25)の前端(25a)よりも後方に延びるハーネス後部(61b)を備え、
車両側面視にて、前記ハーネス後部(61b)は、前記シートレール(25)の上端縁よりも下方に位置していることを特徴とする、請求項1から4の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。 - 車両側面視にて、前記シートレール(25)の前部と前記ハーネス後部(61b)とは、互いに略水平に配置されていることを特徴とする、請求項5に記載の鞍乗り型車両。
- 車両側面視にて、前記ヘッドパイプ(21)と、前記フレーム前部(22a)と、前記ハーネス前部(61a)と、に囲まれた前部領域(K2)が設定され、
前記前部領域(K2)には、少なくとも一つの電装部品が配置されていることを特徴とする、請求項1から6の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。 - 車両上面視にて、前記前部領域(K2)内の電装部品と前記フレーム前部(22a)とは、少なくとも一部が互いに重なることを特徴とする、請求項7に記載の鞍乗り型車両。
- 前記前部領域(K2)内の電装部品は、レギュレータ(65)を含んで複数備えられ、
前記レギュレータ(65)は、車幅方向で前記前部領域(K2)内の他の電装部品よりも前記ハーネス前部(61a)に近付いて配置されていることを特徴とする、請求項7又は8に記載の鞍乗り型車両。 - 前記前部領域(K2)で前記電装部品を支持するステー(69)を備え、
前記ステー(69)は、車幅方向と交差する板状をなして上下方向に延びる支持壁部(69a)を備え、
複数の前記電装部品は、前記支持壁部(69a)を境に車幅方向に振り分けて配置されていることを特徴とする、請求項7から9の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
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