JP2022153078A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ホースを短縮化し易い鞍乗り型車両を提供すること。【解決手段】鞍乗り型車両10は、ヘッドパイプ18から車体後方に下向きに傾斜して延びる傾斜フレーム部30を有するメインフレーム31と、このメインフレーム31の上方に配置される燃料タンク29とを備え、メインフレーム31と燃料タンク29との間の空間X1に、燃料タンク29に燃料ホース81を介して接続される燃料系部品60が配置されるようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
自動二輪車には、車体後方に下向きに傾斜して延びるメインフレームと、メインフレームの上方に配置される燃料タンクを備えた構成が知られている。この種の自動二輪車には、メインフレームと燃料タンクとの間の空間にヒューズボックスを配置し、ヒューズボックスにアクセスし易くした構成が開示されている(特許文献1参照)。
特開2019-048553号公報
自動二輪車には、ヒューズボックスなどの電装部品に加え、燃料ポンプなどの燃料系部品が配置される。燃料系部品には燃料ホースや配線が接続されるので、この種の燃料ホースなどを短縮化することが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、燃料ホースを短縮化し易くすることを目的とする。
ヘッドパイプから車体後方に下向きに傾斜して延びる部分を有するメインフレームと、前記メインフレームの上方に配置される燃料タンクとを備える鞍乗り型車両において、前記メインフレームと前記燃料タンクとの間の空間に、前記燃料タンクに接続される燃料系部品が配置されることを特徴とする。
ヘッドパイプから車体後方に下向きに傾斜して延びる部分を有するメインフレームと、メインフレームの上方に配置される燃料タンクとの間の空間に、燃料タンクに接続される燃料系部品が配置されるので、燃料ホースを短縮化し易くなる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 フロントフレームを周辺構成と共に車体左側から示した図である。 フロントフレームを周辺構成と共に車体右側から示した図である。 支持部材を周辺構成と共に模式的に示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。シート17は、リアフレーム20に支持される。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
図2は、フロントフレーム19を周辺構成と共に車体左側から示した図である。また、図3は、フロントフレーム19を周辺構成と共に車体右側から示した図である。
図1及び図2に示すように、フロントフレーム19は、ヘッドパイプ18から車体後方に下向きに傾斜して延びるフレーム部分30を有するメインフレーム31を有している。このフレーム部分30(以下、傾斜フレーム部30と言う)は、車体左右中央に位置し、ヘッドパイプ18の下部から車体後方に下向きに傾斜して直線状に延びる部分であり、後輪15の前面近傍まで延びている。傾斜フレーム部30の前部とヘッドパイプ18の間には、車体側面視で三角形状のガセット32が設けられている。なお、傾斜フレーム部30以外のメインフレーム31の形状は適宜に変更してもよい。
燃料タンク29の前部は、ヘッドパイプ18に支持され、燃料タンク29の下部が、傾斜フレーム部30から上方に延出する支持ブラケット31aに支持される。これにより、燃料タンク29は、傾斜フレーム部30よりも上方に隙間を空けて支持される。本構成の燃料タンク29の底面は、略水平で前後方向に延出する。以上の構成により、燃料タンク29と傾斜フレーム部30との間には、車体側面視で後方に行くにしたがって上下方向に拡がる空間X1が形成される。
パワーユニット12は、傾斜フレーム部30から下方に延出する支持ブラケット31bを介して傾斜フレーム部30の下方に支持される。パワーユニット12は、シリンダー部24がクランクケース23の前部から前方へ向けて略水平に突出した水平エンジンである。水平エンジンを採用することによって、車体を低重心化できると共に、パワーユニット12と傾斜フレーム部30との間に前後方向に延出する空間X2が形成される。また、傾斜フレーム部30は後下方に傾斜している。このため、空間X2は、車体側面視で前方に行くにしたがって上下方向に拡がる空間となっている。
クランクケース23は、パワーユニット12の出力軸23aを有する。図2に示すように、出力軸23aには、ドライブスプロケット23bが取り付けられる。後輪15には、ドリブンスプロケット23cが取り付けられる。ドライブスプロケット23cとドリブンスプロケット23bには、チェーン23dが掛け渡される。チェーン23dによって、出力軸23aの回転が後輪15に伝達される。
つまり、駆動力伝達部材は、チェーン23d及び各スプロケット23b,23cからなるチェーン伝動機構23eで構成される。チェーン伝動機構23eは、傾斜フレーム部30よりも下方、かつ後方であって、車体の左右一方側(本構成では左側)に配置される。なお、駆動力伝達部材にベルトを用いた構成、及び、シャフトを用いた構成のいずれかを適用してもよい。これら駆動力伝達部材についてもチェーン23dを用いる構成の場合と同様に、傾斜フレーム部30よりも下方、かつ後方であって、車体の左右一方側に配置される。
図2及び図3に示すように、パワーユニット12のシリンダー部24の上面には、インテークパイプ41、スロットルボディ42、エアクリーナユニット43が順に接続され、これらが吸気系部品40を構成する。
スロットルボディ42にはインジェクタ44が接続され、このインジェクタ44からインテークパイプ41を介してシリンダー部24内に燃料が噴射される。つまり、スロットルボディ42は、燃料噴射装置としても機能する。吸気系部品40は、パワーユニット12と燃料タンク29との間の空間に配置される。
より具体的には、パワーユニット12と傾斜フレーム部30との間において、シリンダー部24の前上方に、相対的に大型部品であるエアクリーナユニット43が配置される。また、エアクリーナユニット43の後方、かつ、シリンダー部24の上方に、エアクリーナユニット43よりも小型部品であるスロットルボディ42が配置される。
傾斜フレーム部30と燃料タンク29との間の空間X1には、燃料タンク29に接続される燃料系部品60と、燃料系部品60などと電気的に接続される電装部品70とが配置される。
燃料系部品60は、燃料ポンプ61とキャニスタ62を含む。燃料ポンプ61は、傾斜フレーム部30に支持された支持部材65を介して傾斜フレーム部30の上方、かつ、燃料タンク29の下方に支持される。より具体的には、燃料ポンプ61は、エアクリーナユニット43及びスロットルボディ42の後方、かつ、燃料タンク29の前後中央の下方に配置される。また、燃料ポンプ61の上部に、燃料タンク29とつながる燃料ホース81(以下、タンク側ホース81と言う)が接続され、燃料ポンプ61の前部に、インジェクタ44とつながる燃料ホース82(以下、出力側ホース82と言う)が接続される。燃料ポンプ61は、円筒形状を有し、その中心軸線を車体左右方向に向けて、車体の左右中央に配置されている。出力側ホース82は、燃料ポンプ61から下方に延出して、傾斜フレーム部30の左右一方側(左側)を通ってインジェクタ44につながる。
燃料ポンプ61とパワーユニット12との間の出力側ホース82を含む部分は、燃料ポンプ61とパワーユニット12をつなぐ接続部として機能する。図2に示すように、この接続部は、燃料ポンプ61よりも前方に位置し、燃料ポンプ61とパワーユニット12とを短い距離で接続する。したがって、出力側ホース82を短縮化し易くなると共に、燃料ポンプ61からパワーユニット12側に燃料を供給し易くなる。
キャニスタ62は、支持部材65を介して、燃料ポンプ61の後方にてメインフレーム31の上方、かつ燃料タンク29の下方に支持される。キャニスタ62は、燃料ポンプ61よりも大型部品であり、車体の左右中央に配置される。キャニスタ62は、燃料タンク29で発生した蒸発燃料を吸着する装置である。キャニスタ62の左右一方(本構成では右側)に、燃料タンク29とつながるホース83(以下、チャージホース83と言う)が接続される。また、キャニスタ62には、吸気系部品40(本構成ではスロットルボディ42)に接続されるパージホース(図示略)、大気に連通する開放ホース(図示略)、及びドレンホース(図示略)が接続される。
電装部品70は、パワーユニット12のコントロール系を構成するECU(Electronic Control Unit)71と、鞍乗り型車両10の各部に電力を供給するバッテリー72と、パワーユニット12に取り付けられた点火プラグに高電圧を印加するイグニッションコイル73とを含む。ECU71は、図2に示すように、車体側面視で長方形の箱形状を有し、支持部材65の左側面に、締結部材65a,65bを介して固定される。また、ECU71は、長方形の箱形状の長辺に対応する面の一つに、複数のコネクタ91a,91b,91cを接続可能なコネクタ接続部71aが設けられている。ECU71は、コネクタ接続部71aが設けられた面を前下方に向けた姿勢で支持される。また、ECU71は、パワーユニット12のクランクケース23の上方に位置し、つまり、パワーユニット12と、ECU71の少なくとも一部とは上下方向で重なっている。
コネクタ接続部71aには、鞍乗り型車両10に配策されたハーネス91から分岐した一部の配線に設けられたコネクタ91a,91bが接続される。さらに、コネクタ接続部71aには、クランクケース23内の電気部品(例えば回転数センサ)から延びる配線につながるコネクタ91cが接続される。
図3に示すように、ハーネス91は、傾斜フレーム部30の右側方を車体前後方向に延びるように配策される。ハーネス91は、メインフレーム31と燃料タンク29との間の電装部品70、車体前部に設けられた灯火器及びメータ類10a(図1参照)、及び、車体後部に設けられた灯火器などにつながる配線を束にした集合部品(アッシー部品)である。
本構成のハーネス91は、車体前上部のメータ類10a(図1)の位置から、ヘッドパイプ18の左側方を通って車体後方へと配策される。より具体的には、図3に示すように、ハーネス91は、傾斜フレーム部30の左側方を通った後に、燃料ポンプ61の左側方を通り、燃料ポンプ61の後方、かつ、ECU71に対して左右反対側(右側)に配置されたバッテリー72の上方、かつ、キャニスタ62の下方を通って後方に延出する。
また、図2に示すように、ハーネス91から分岐した配線の一部は、前後に間隔を空けて配置されたエアクリーナユニット43と燃料ポンプ61との間、及び、上下に間隔を空けて配置された燃料ポンプ61とパワーユニット12との間の少なくともいずれかを通って、左右反対側に配置されたECU71に接続される。これらの配線は、燃料系部品60のうちの最も前方に位置する燃料ポンプ61よりも前方、及び、電装部品70のうちの最も前方に位置するイグニッションコイル73よりも前方で合流する。合流元の部品が車体前後中央にて車体の左右等に分散して配置されるので、車体最前部のメータ類10aから燃料系部品60及び電装部品70のそれぞれに配策される配線トータルの配策距離(配線長)を短くし易くなる。
また、ECU71のコネクタ接続部71aが前下方を向くので、ハーネス91から分岐する配線をECU71に接続し易くなるし、配線を大きく屈曲させる必要がなく、配線長を短縮化し易くなる。なお、ハーネス91から分岐してECU71につながる配線は、バッテリー72、イグニッションコイル73、及びパワーユニット12などにつながる配線である。
図3に示すように、バッテリー72は、メインフレーム31と燃料タンク29との間の空間X1に配置される電装部品70のうち、最も大型で重量を有する部品である。このバッテリー72は、車体側面視で矩形の箱形状を有する鉛蓄電池であり、支持部材65の右側面に設けたバッテリーケース65Lに載置され、バンド65Mによってバッテリーケース65Lに固定される。バッテリー72の端子72a,72bはバッテリー72の上面に位置する。ハーネス91はバッテリー72の上面近傍に配策されるので、ハーネス91から分岐して各端子72a,72bに接続される配線の配線長を短縮化できる。
本構成では、図3に示すように、バッテリー72を、車体左右一方側に配置されたECU71に対して左右反対側に配置している。このため、比較的大型の部品であるECU71及びバッテリー72を左右に振り分けて配置でき、各部品の配置スペースを確保し易く、かつ、左右の重量のバランスを図りやすくなる。換言すると、燃料タンク29と傾斜フレーム部30との間の左右のスペースを効率良く利用して、比較的大型の部品であるECU71及びバッテリー72を配置できる。
また、本構成では、傾斜フレーム部30を挟んでバッテリー72の左右反対側に、パワーユニット12から後輪15へ動力を伝達するチェーン23dが配置されている。チェーン伝動機構23eは比較的重量を有するので、重量を有するチェーン伝動機構23eとバッテリー72とを左右に振り分け配置でき、左右の重量のバランスをより適正化し易くなる。
イグニッションコイル73は、メインフレーム31と燃料タンク29との間の空間X1に配置される電装部品70のうち最も小型の部品である。図3に示すように、イグニッションコイル73は、支持部材65の右側面に、締結部材65c,65dを介して固定される。イグニッションコイル73は、ECU71及びバッテリー72よりも前方、かつ、シリンダー部24よりも後方に配置され、燃料ポンプ61の下方に位置する。以上の構成により、イグニッションコイル73は、メインフレーム31と燃料タンク29との間に配置される電装部品71,72、及び燃料系部品60に囲まれ、かつ、これらの部品71,72,60の間に空くスペースを利用して配置される。また、イグニッションコイル73は、ECU71、バッテリー72及びシリンダー部24(点火プラグ)に配線接続されるので、これらに近い位置に配置でき、各部品とイグニッションコイル73との間の配線長を短縮化し易くなる。
以上説明したように、本実施形態の鞍乗り型車両10は、ヘッドパイプ18から車体後方に下向きに傾斜して延びる傾斜フレーム部30を有するメインフレーム31と、このメインフレーム31の上方に配置される燃料タンク29とを備える。また、メインフレーム31と燃料タンク29との間の空間X1には、燃料タンク29に接続される燃料系部品60が配置される。これらの構成により、メインフレーム31と燃料タンク29との間に空く空間X1を部品配置スペースに利用しながら、燃料タンク29と燃料系部品60とをつなぐタンク側ホース81を短縮化し易くなる。
また、メインフレーム31と燃料タンク29との間で、燃料系部品60の側方に配置される電装部品70を備えている。また、少なくとも燃料系部品60と電装部品70とにそれぞれ接続される配線が、燃料系部品60及び電装部品70よりも前の車両前側で合流する。これらの構成により、車体最前部から燃料系部品60及び電装部品70のそれぞれに配策される配線トータルの配策距離(配線長)を短くし易くなる。また、これら配線を含むハーネス91がメインフレーム31の近傍に配策されているので、燃料系部品60と電装部品70とに近い位置にハーネス91を配置でき、配線長を短縮化し易くなる。
また、メインフレーム31の下方にパワーユニット12が配置され、電装部品70は、パワーユニット12のコントロール系を構成するECU71を含んでいる。そして、車体側面視で、パワーユニット12とECU71の少なくとも一部が上下方向で重なっている。これらの構成により、パワーユニット12とECU71との間の配線長を短縮化し易くなる。
また、電装部品70はバッテリー72を含み、メインフレーム31を挟んでバッテリー72の左右反対側に、パワーユニット12から後輪15へ動力を伝達するチェーン23dが配置されている。この構成により、チェーン23dを含む伝動部品とバッテリー72とを左右に離して配置でき、左右の重量のバランスを図りやすくなる。
また、メインフレーム31の下方にパワーユニット12が配置され、燃料系部品60は、燃料ポンプ61とキャニスタ62を含んでいる。そして、燃料ポンプ61はキャニスタ62の前方に位置し、燃料ポンプ61とパワーユニット12をつなぐ接続部(出力側ホース82を含む部分)が燃料ポンプ61よりも前方に位置している。これらの構成により、燃料ポンプ61の出力側ホース82を短縮化し易くなると共に、燃料ポンプ61からパワーユニット12側に燃料を供給し易くなる。
ここで、図4は、支持部材65を周辺構成と共に模式的に示した図である。図4中、符号LCは鞍乗り型車両10の左右中心線である。本構成では、支持部材65が、メインフレーム31(より具体的には傾斜フレーム部30)を上方から覆う形状に形成され、かつ、メインフレーム31(傾斜フレーム部30)に着脱自在な板部材で形成される。そして、この支持部材65と燃料タンク29の間の空間X1に収まるように、支持部材65の左右中央(車体の左右中央に相当)、燃料系部品60の中で大型でかつ重量を有する燃料ポンプ61及びキャニスタ62が前後にずらして取り付けられ、支持部材65の左右に、電装部品70の中で相対的に大型のECU71及びバッテリー72がそれぞれ取り付けられている。
燃料系部品60及び電装部品70の中で相対的に大型の部品61,62,71及び72を同一の支持部材65に取り付けるので、大型の部品61,62,71及び72の取り付けに必要な部品を低減できる。また、ECU71及びバッテリー72をメインフレーム31の左右に位置させることができ、これら電装部品71,72の配置スペースを容易に確保できると共に、これら電装部品71,72の放熱性や着脱性の向上に有利となる。
なお、上述の実施形態は本発明の一態様を示すものであり、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、吸気系部品40、燃料系部品60、及び電装部品70の位置を、メインフレーム31の周囲の空間(燃料タンク29とパワーユニット12との間の空間に相当)に収まる範囲で変更してもよい。例えば、燃料ポンプ61を、図2に示す位置からキャニスタ62及びECU71により近い後方側などにずらして配置してもよい。また、キャニスタ62の向きを、水平方向で90度などにずらして配置してもよい。
さらに、上述の実施形態では、燃料ポンプ61、キャニスタ62、ECU71バッテリー72及びイグニッションコイル73を、同じ支持部材65に取り付ける場合を説明したが、この構成に限定しなくてもよい。また、図1などに示す鞍乗り型車両10に本発明を適用する場合を説明したが、これに限定されず、スクータタイプ、三輪タイプ及び四輪タイプなどの鞍乗り型車両に本発明を適用してもよい。
10 鞍乗り型車両
11 車体フレーム
12 パワーユニット
13 前輪
15 後輪
18 ヘッドパイプ
23d チェーン
23e チェーン伝動機構
29 燃料タンク
30 傾斜フレーム部
31 メインフレーム
60 燃料系部品
61 燃料ポンプ
62 キャニスタ
65 支持部材
70 電装部品
71 ECU
72 バッテリー
81,82,83 燃料ホース
91 ハーネス

Claims (6)

  1. ヘッドパイプ(18)から車体後方に下向きに傾斜して延びる部分を有するメインフレーム(31)と、
    前記メインフレーム(31)の上方に配置される燃料タンク(29)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記メインフレーム(31)と前記燃料タンク(29)との間の空間に、前記燃料タンク(29)に接続される燃料系部品(60)が配置されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記メインフレーム(31)と前記燃料タンク(29)との間で、前記燃料系部品(60)の側方に配置される電装部品(70)を備え、
    少なくとも前記燃料系部品(60)と前記電装部品(70)とにそれぞれ接続される配線が、前記燃料系部品(60)及び前記電装部品(70)よりも前の車両前側で合流することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記メインフレーム(31)の下方にパワーユニット(12)が配置され、前記電装部品(70)は、前記パワーユニット(12)のコントロール系を構成するECUを含み、
    車体側面視で、前記パワーユニット(12)と前記ECU(71)の少なくとも一部が上下方向で重なることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記電装部品(70)は、バッテリー(72)を含み、
    前記メインフレーム(31)を挟んで前記バッテリー(72)の左右反対側に、前記パワーユニット(12)から後輪(15)へ動力を伝達するチェーン(23d)が配置されていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記燃料系部品(60)は、燃料ポンプ(61)とキャニスタ(62)を含み、
    前記燃料ポンプ(61)は前記キャニスタ(62)の前方に位置し、前記燃料ポンプ(61)と前記パワーユニット(12)をつなぐ接続部が前記燃料ポンプ(61)よりも前方に位置することを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記メインフレーム(31)を上方から覆うと共に前記メインフレーム(31)に着脱自在な支持部材(65)を有し、
    前記支持部材(65)における車体の左右中央に、前記燃料ポンプ(61)とキャニスタ(62)とが前後にずらして取り付けられ、前記支持部材(65)の左右に、前記パワーユニット(12)のコントロール系を構成するECU(71)と、前記バッテリー(72)とが左右に振り分けて取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
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