JP7417561B2 - 電装品配置構造 - Google Patents

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本発明は、電装品配置構造に関する。
従来、鞍乗型車両において、車両の動力源であるエンジンと、エンジンの回転を利用して発電する発電機と、エンジンを制御するFI-ECUと、発電機を制御するACG-ECUと、各種ハーネスが接続されるバッテリと、を備えた構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。バッテリとACG-ECUとを接続するハーネスの中途部には、ヒューズ及びスイッチング素子が設けられている。
特開2020-100348号公報
ところで、車両等の機器の電動化が進む近年においては、上記のようにFI-ECUとACG-ECUとを機能分割させて搭載する等、電装品配置構造の多様化が進んでいる。しかし、電装品を効率よく配置することについては、依然として改良の余地があった。
本発明は、電装品を効率よく配置することを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る電装品配置構造は、車体側に駆動装置(11)を搭載した自動二輪車(1)の骨格であるフレーム(20)と、前記駆動装置(11)と、前記駆動装置(11)に設けられ且つ前記駆動装置(11)の駆動により発電する発電機(13)と、前記発電機(13)により充電されるバッテリ(70)と、を備え、前記バッテリ(70)の少なくとも一部は、側面視で前記駆動装置(11)と前記フレーム(20)との間に配置され、前記フレーム(20)は、前記自動二輪車(1)の骨格を構成するメインフレーム(22)を備え、前記発電機(13)を制御する発電制御ユニット(71)と、前記バッテリ(70)及び前記発電制御ユニット(71)に接続されるハーネス(80)と、を更に備え、前記バッテリ(70)及び前記発電制御ユニット(71)は、前記メインフレーム(22)に隣接して配置され、前記駆動装置(11)を制御する駆動制御ユニット(72)と、前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)に接続されるハーネス(80)と、を更に備え、前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)は、互いに隣接して配置され、前記バッテリ(70)、前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)に接続されるハーネス(80)の接続口(76h)を有するヒューズボックス(76)を更に備え、前記ヒューズボックス(76)は、前記バッテリ(70)、前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)よりも上方にずれて配置され、前記接続口(76h)は、前記ヒューズボックス(76)の下方に開口している。
(2)本発明の態様に係る電装品配置構造は、車体側に駆動装置(11)を搭載した自動二輪車(1)の骨格であるフレーム(20)と、前記駆動装置(11)と、前記駆動装置(11)に設けられ且つ前記駆動装置(11)の駆動により発電する発電機(13)と、前記発電機(13)により充電されるバッテリ(70)と、を備え、前記バッテリ(70)の少なくとも一部は、側面視で前記駆動装置(11)と前記フレーム(20)との間に配置され、前記フレーム(20)は、前記自動二輪車(1)の骨格を構成するメインフレーム(22)を備え、前記発電機(13)を制御する発電制御ユニット(71)と、前記バッテリ(70)及び前記発電制御ユニット(71)に接続されるハーネス(80)と、を更に備え、前記バッテリ(70)及び前記発電制御ユニット(71)は、前記メインフレーム(22)に隣接して配置され、前記駆動装置(11)を制御する駆動制御ユニット(72)と、前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)に接続されるハーネス(80)と、を更に備え、前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)は、互いに隣接して配置され、前記バッテリ(70)、前記発電制御ユニット(71)、及び前記駆動装置(11)を制御する駆動制御ユニット(72)は、車両前後方向において前記バッテリ(70)、前記発電制御ユニット(71)、前記駆動制御ユニット(72)の順に並んで配置され、かつ、車両前面視で互いに重なっている。
)上記()に記載の電装品配置構造では、前記バッテリ(70)、前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)に接続されるハーネス(80)の接続口(76h)を有するヒューズボックス(76)を更に備え、前記ヒューズボックス(76)は、前記バッテリ(70)、前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)よりも上方にずれて配置され、前記接続口(76h)は、前記ヒューズボックス(76)の下方に開口していてもよい。
)上記(1)又は(3)に記載の電装品配置構造では、前記発電制御ユニット(71)は、車両上面視で前記ヒューズボックス(76)と重なっていてもよい。
(5)上記(1)、(3)又は(4)に記載の電装品配置構造では、前記ヒューズボックス(76)は、前記バッテリ(70)に隣接して配置されていてもよい。
(6)上記(1)から(5)の何れかに記載の電装品配置構造では、前記駆動装置(11)は、前記自動二輪車(1)の駆動装置(11)を構成するシリンダ(17)を備え、前記バッテリ(70)は、前記シリンダ(17)の後方に配置され、前記シリンダ(17)は、車両側面視で、前記バッテリ(70)から遠ざかるように前傾していてもよい。
)上記(1)から(6)の何れかに記載の電装品配置構造では、前記バッテリ(70)は、前記バッテリ(70)における前記駆動装置(11)側の第1面(70a)及び前記第1面(70a)とは反対側の第2面(70b)の少なくとも一部をケース(69)に覆われ、前記ケース(69)における前記駆動装置(11)側の面の厚み(t1)は、前記駆動装置(11)とは反対側の面の厚み(t2)よりも大きくてもよい。
本発明の上記(1)、(2)に記載の電装品配置構造によれば、車体側に駆動装置を搭載した自動二輪車の骨格であるフレームと、駆動装置と、駆動装置に設けられ且つ駆動装置の駆動により発電する発電機と、発電機により充電されるバッテリと、を備え、バッテリの少なくとも一部は、側面視で駆動装置とフレームとの間に配置されていることで、以下の効果を奏する。
バッテリの少なくとも一部が側面視で駆動装置とフレームとの間に配置されていることで、駆動装置に設けられた発電機とバッテリとが集約されるため、発電機とバッテリとを互いに接続しやすく且つコンパクトに配置することができる。したがって、発電機及びバッテリを含む電装品を効率よく配置することができる。
本発明の上記(1)、(2)に記載の電装品配置構造によれば、フレームは、自動二輪車の骨格を構成するメインフレームを備え、電装品配置構造は、発電機を制御する発電制御ユニットと、バッテリ及び発電制御ユニットに接続されるハーネスと、を更に備え、バッテリ及び発電制御ユニットは、メインフレームに隣接して配置されていることで、以下の効果を奏する。
バッテリ及び発電制御ユニットがメインフレームに隣接して集約されるため、バッテリ及び発電制御ユニットを互いに接続しやすく且つコンパクトに配置することができる。これにより、バッテリ及び発電制御ユニットに接続されるハーネスの長さを短くすることができる。したがって、バッテリ、発電制御ユニット及びハーネスを含む電装品を効率よく配置することができる。
本発明の上記(1)、(2)に記載の電装品配置構造によれば、駆動装置を制御する駆動制御ユニットと、発電制御ユニット及び駆動制御ユニットに接続されるハーネスと、を更に備え、発電制御ユニット及び駆動制御ユニットは、互いに隣接して配置されていることで、以下の効果を奏する。
発電制御ユニット及び駆動制御ユニットが互いに隣接して集約されるため、発電制御ユニット及び駆動制御ユニットを互いに接続しやすく且つコンパクトに配置することができる。これにより、発電制御ユニット及び駆動制御ユニットに接続されるハーネスの長さを短くすることができる。したがって、発電制御ユニット、駆動制御ユニット及びハーネスを含む電装品を効率よく配置することができる。
本発明の上記(1)、(3)に記載の電装品配置構造によれば、バッテリ、発電制御ユニット及び駆動制御ユニットに接続されるハーネスの接続口を有するヒューズボックスを更に備え、ヒューズボックスは、バッテリ、発電制御ユニット及び駆動制御ユニットよりも上方にずれて配置され、接続口は、ヒューズボックスの下方に開口していることで、以下の効果を奏する。
ヒューズボックスの接続口に接続されたハーネスをヒューズボックスの下方から取り出してバッテリ、発電制御ユニット及び駆動制御ユニットに接続することができる。加えて、バッテリ、発電制御ユニット及び駆動制御ユニットがヒューズボックスの上方に配置されている場合と比較して、バッテリ、発電制御ユニット及び駆動制御ユニットに接続されるハーネスの長さを短くすることができる。したがって、バッテリ、発電制御ユニット、駆動制御ユニット、ヒューズボックス及びハーネスを含む電装品を効率よく配置することができる。
本発明の上記()に記載の電装品配置構造によれば、発電制御ユニットは、車両上面視でヒューズボックスと重なっていることで、以下の効果を奏する。
ヒューズボックスの接続口に接続されたハーネスをヒューズボックスの真下から取り出して発電制御ユニットに接続することができる。加えて、発電制御ユニットが車両上面視でヒューズボックスと重なっていない場合と比較して、発電制御ユニットに接続されるハーネスの長さを短くすることができる。したがって、発電制御ユニット、ヒューズボックス及びハーネスを含む電装品を更に効率よく配置することができる。
本発明の上記(5)に記載の電装品配置構造によれば、ヒューズボックスは、バッテリに隣接して配置されていることで、以下の効果を奏する。
ヒューズボックス及びバッテリが互いに隣接して集約されるため、ヒューズボックス及びバッテリを互いに接続しやすく且つコンパクトに配置することができる。これにより、ヒューズボックス及びバッテリに接続されるハーネスの長さを短くすることができる。したがって、ヒューズボックス、バッテリ及びハーネスを含む電装品を効率よく配置することができる。
本発明の上記()に記載の電装品配置構造によれば、バッテリ、発電制御ユニット、及び駆動装置を制御する駆動制御ユニットは、車両前後方向においてバッテリ、発電制御ユニット、駆動制御ユニットの順に並んで配置され、かつ、車両前面視で互いに重なっていることで、以下の効果を奏する。
バッテリ、発電制御ユニット及び駆動制御ユニットが車両前後方向において順に並んで集約されるため、バッテリ、発電制御ユニット及び駆動制御ユニットを互いに接続しやすく且つコンパクトに配置することができる。これにより、各ハーネス(バッテリ及び発電制御ユニットに接続されるハーネス、並びに発電制御ユニット及び駆動制御ユニットに接続されるハーネス)の長さを可及的に短くすることができる。したがって、バッテリ、発電制御ユニット、駆動制御ユニット及びハーネスを含む電装品を効率よく配置することができる。
本発明の上記(6)に記載の電装品配置構造によれば、駆動装置は、自動二輪車の駆動装置を構成するシリンダを備え、バッテリは、シリンダの後方に配置され、シリンダは、車両側面視で、バッテリから遠ざかるように前傾していることで、以下の効果を奏する。
シリンダが車両側面視でバッテリに近づくように傾斜している場合と比較して、シリンダからバッテリへの熱影響を抑制することができる。
本発明の上記()に記載の電装品配置構造によれば、バッテリは、バッテリにおける駆動装置側の第1面及び第1面とは反対側の第2面の少なくとも一部をケースに覆われ、ケースにおける駆動装置側の面の厚みは、駆動装置とは反対側の面の厚みよりも大きいことで、以下の効果を奏する。
ケースにおける駆動装置側の面の厚みが駆動装置とは反対側の面の厚みよりも小さい場合と比較して、ケースにおける駆動装置側の面により駆動装置からバッテリへの熱影響を抑制(断熱)し、かつ、ケースにおける駆動装置側とは反対側の面により排熱することができる。加えて、ケースにおける駆動装置側の面により駆動装置側から飛んでくる水や塵埃等からもバッテリを強固に保護することができる。したがって、断熱及び排熱を適切に行いつつ、バッテリを強固に保護することができる。
第1実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 第1実施形態に係る電装品配置構造の上面図である。 第1実施形態に係る電装品配置構造の左側面図である。 第1実施形態に係る電装品配置構造のブロック図である。 第2実施形態に係る電装品配置構造の上面図である。 第2実施形態に係る電装品配置構造の左側面図である。 第2実施形態に係る電装品配置構造の右側面図である。 第3実施形態に係る電装品配置構造の左側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、および車両左右中心位置を示す車体左右中心線CLが示されている。
<第1実施形態>
<車両全体>
図1は、鞍乗型車両の一例としての自動二輪車1を示す。図1を参照し、自動二輪車1は、バータイプのハンドル2によって操向される前輪3(操向輪)と、エンジン11(駆動装置)を含むパワーユニット10によって駆動される後輪4(駆動輪)と、を備える。以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。
ハンドル2及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム20前端側のヘッドパイプ21に操向可能に支持されている。ヘッドパイプ21には、ハンドル2に接続された不図示のハンドル操向軸が挿通されている。
車体フレーム20(フレーム)は、車両の骨格である。例えば、車体フレーム20は、複数種の鋼材を溶接等により一体に結合して形成されている。車体フレーム20は、ヘッドパイプ21、メインフレーム22、ダウンフレーム23、ピボットプレート24、シートレール25及びサブフレーム26を備える。
ヘッドパイプ21は、不図示のハンドル操向軸が挿通可能な筒状に形成されている。ヘッドパイプ21は、車両側面視で、ヘッドパイプ21の上端が後方に位置し、かつ、ヘッドパイプ21の下端が前方に位置するように傾斜している。
メインフレーム22は、ヘッドパイプ21とピボットプレート24とを連結する。メインフレーム22は、車両側面視で一本のパイプをL字状に湾曲させた形状を有する。メインフレーム22は、車両側面視で、ヘッドパイプ21から斜め後下方に延びる第1パイプ部22aと、第1パイプ部22aの後端から下方に湾曲して延びる第2パイプ部22bと、を備える。
ダウンフレーム23は、車両側面視で、ヘッドパイプ21上のメインフレーム22との連結部の下方位置からメインフレーム22よりも急傾斜で斜め後下方に延びている。ダウンフレーム23は、車両側面視で、ヘッドパイプ21から下方に向かうに従ってメインフレーム22の第1パイプ部22aに対して徐々に遠ざかっている。
ピボットプレート24は、メインフレーム22の後下部から下方に延びるように左右一対設けられている。左右ピボットプレート24は、車両側面視で、メインフレーム22の第2パイプ部22bの下端から下方に湾曲して延びている。左右ピボットプレート24の下端部同士は、車幅方向に延びるクロスパイプ(不図示)によって連結されている。
シートレール25は、メインフレーム22の後上部から後方に延びるように左右一対設けられている。左右シートレール25は、車両側面視で、メインフレーム22の第1パイプ部22aの後部から後方に延びている。シートレール25は、車両側面視で、メインフレーム22の第1パイプ部22aの後部から後方に延びる第1レール部25a(前後延在部)と、第1レール部25aの後端から後上方に延びる第2レール部25bと、を備える。図2に示すように、第1レール部25aは、上面視で前端が車幅方向内方に位置し且つ後端が車幅方向外方に位置するように傾斜している。第2レール部25bは、上面視で第1レール部25aの後端から後方に延びている。
図1に示すように、サブフレーム26は、ピボットプレート24の上下中央近傍から後上方に延びるように左右一対設けられている。サブフレーム26は、ピボットプレート24とシートレール25の後部とを連結する。サブフレーム26は、車両側面視で、サブフレーム26の前端が下方に位置し、かつ、サブフレーム26の後端が上方に位置するように傾斜している。
図2において、符号28は左右シートレール25の第1レール25a同士を連結するように車幅方向に延びる第1クロスメンバ、符号29は左右シートレール25の第2レール25b同士を連結するように車幅方向に延びる第2クロスメンバをそれぞれ示す。
図1に示すように、エンジン11は、メインフレーム22の下方かつダウンフレーム23の後方に配置されている。エンジン11は、車両の動力源である。エンジン11は、車幅方向に延在するクランクシャフト15を備える。例えば、エンジン11は、単気筒エンジンである。エンジン11は、クランクシャフト15を収容するクランクケース16と、クランクケース16の上部から斜め前上方に起立するシリンダ17と、を備える。シリンダ17は、クランクケース16の上部に一体に結合されている。
変速機12は、クランクケース16の後部に設けられている。クランクケース16の後部は、クラッチ及びトランスミッションを収容する変速機ケースを兼ねている。変速機12は、エンジン11の動力を外部に取り出すための図示しない出力軸を備える。
発電機13は、エンジン11の回転(駆動)を利用して発電する。発電機13は、クランクシャフト15の車幅方向外端部(具体的には左端部)に連結されている。クランクケース16の左側部には、発電機13を車幅方向外方から覆うケースカバー18が結合されている。例えば、発電機13は、ACG(AC Generator:交流発電機)を使ってエンジン11を始動する回転電機、いわゆるACGスタータモータである。図示はしないが、発電機13は、ケースカバー18に固定されたステータと、クランクシャフト15に設けられたアウターロータと、を備える。
パワーユニット10は、車体フレーム20の前後中央部に配置されている。パワーユニット10の前部は、エンジンハンガ35を介してダウンフレーム23に支持されている。パワーユニット10の後部は、左右ピボットプレート24に支持されている。左右ピボットプレート24には、スイングアーム36の前端部が揺動可能に支持されている。スイングアーム36の後部には、後輪4の車軸が支持されている。変速機12の出力軸と後輪4の車軸とは、不図示のドライブチェーン等を含む動力伝達機構(例えば、チェーン式伝動機構)を介して連結されている。スイングアーム36の後部と、車体フレーム20の後部との間には、リアサスペンション37が介装されている。
シリンダ17の上方には、燃料タンク7が配置されている。燃料タンク7は、メインフレーム22を上方から覆うように設けられている。燃料タンク7の後方のシートレール25上には、乗員が着座するためのシート8が配置されている。シート8は、前後方向に延びている。シート8の前部は、燃料タンク7の後部上面に支持されている。
メインフレーム22の後方には、エンジン11に供給される空気(外気)を浄化するエアクリーナ40が配置されている。エアクリーナ40は、車両側面視で、シートレール25、メインフレーム22の第2パイプ部22b、サブフレーム26によって囲まれる領域に配置されている。
シリンダ17の上部(後部)には、エンジン11にエアクリーナ40を通して空気を供給するための吸気配管41が接続されている。吸気配管41は、シリンダ17からエアクリーナ40に向けて後方に延びている。吸気配管41の中途部には、スロットルバルブを内装するスロットルボディ42が介装されている。
シリンダ17の上部(前部)には、エンジン11の排気を排出するための排気管43が接続されている。排気管43の下流端(後端)には、マフラ(不図示)が接続されている。
図1において、符号5は前輪3を支持する左右一対のフロントフォーク、符号6は左右フロントフォーク5の間において前輪3上部を後上方から覆うフロントフェンダ、符号9は燃料タンク7の前部側面を覆う左右一対のシュラウド、符号39はサイドカバー(カバー部材)をそれぞれ示す。
<電装品配置構造>
図2に示すように、自動二輪車1は、エンジン11を制御するFI(Fuel injection;燃料噴射)-ECU72(Electronic Control Unit;電子制御ユニット)と、発電機13を制御するACG-ECU71と、を更に備える。
FI-ECU72(駆動制御ユニット)は、乗員の操作に応じてイグニッションスイッチから出力される始動要求および停止要求の信号によって、エンジン11の始動および停止を制御する。
ACG-ECU71(発電制御ユニット)は、発電機13の発電動作を制御し、発電機13の発電量を任意に変更する。ACG-ECU71は、FI-ECU72と別個に設けられている。
発電機13は、車両左側に配置されている。FI-ECU72及びACG-ECU71は、車両左側に配置されている。本実施形態では、FI-ECU72、ACG-ECU71及びヒューズボックス76は、車両左側に配置されている。一方、バッテリ70は、車両右側に配置されている。FI-ECU72、ACG-ECU71、バッテリ70及びヒューズボックス76は、不図示のステー等を介して車体フレーム20に固定されている。
<エンジンの始動制御等>
図2に示すように、例えば、エンジン11の始動は、エンジン停止中でメインスイッチのオン時、スタータスイッチを押下することでなされる。スタータスイッチの押下により、ACG-ECU71は、エンジン11に設けられた発電機13をスタータモータとして駆動させる。すなわち、ステータのコイルの通電を制御し、ロータとともにクランクシャフト15を回転駆動させる。このとき、FI-ECU72は、点火装置および燃料噴射装置といったエンジン補機100(図4参照)を作動させる。これら両ECU71,72の協働により、エンジン11の始動がなされる。
エンジン11の始動時(発電機13の駆動時)、ACG-ECU71は、発電機13をスタータモータとして機能させるように制御する。このとき、バッテリ70からの電力は、モータドライバに供給され、直流から三相交流に変換される。バッテリ70からの電力は、三相交流に変換された後に発電機13に供給される。
エンジン11の始動後、エンジン11の運転時(発電機13の発電時)には、ACG-ECU71は、発電機13を発電機として機能させるように制御する。FI-ECU72は、スロットル開度等に応じて点火時期および燃料噴射量等を制御し、エンジン11の運転を制御する。発電機13の発電電力は、ACG-ECU71の整流回路等を経て、車載電源であるバッテリ70に蓄電される。バッテリ70に蓄電された電力は、エンジン補機100及びその他の補機類130(灯火器等の一般電装部品、及び制御ユニット等の制御系部品、図4参照)に供給される。
<制御回路>
図4に示すように、自動二輪車1は、車載電源であるバッテリ70と、発電機13の発電および駆動を制御するACG-ECU71と、エンジン11の燃料噴射および点火等を制御するFI-ECU72と、メインスイッチ73と、スタータリレー74と、電装系部品同士を電気的に接続する複数のハーネス80A~80Nと、を備える。
バッテリ70は、発電機13の発電電力を蓄電する。
メインスイッチ73は、第1ヒューズ75Aを介してバッテリ70のプラス端子に接続されている。
ACG-ECU71およびFI-ECU72は、第2ヒューズ75Bを介してメインスイッチ73に接続されている。
メインスイッチ73のオンにより、ACG-ECU71及びFI-ECU72にバッテリ70から給電される。また、FI-ECU72に接続されたエンジン補機100にもバッテリ70から給電される。
ACG-ECU71には、スタータリレー74及び発電機13が接続されている。ACG-ECU71は、整流回路79を含む。整流回路79は、発電機13をバッテリ70の電力により回転駆動する際に三相インバータとして機能する。整流回路79は、発電機13が発電した三相誘導起電力によりバッテリ70を充電する際にAC-DCコンバータとして機能する。
FI-ECU72には、エンジン補機100が接続されている。例えば、エンジン補機100には、燃料噴射装置(インジェクタ)101、点火コイル102、スロットルボディのソレノイドバルブ103、及び燃料ポンプ104等が含まれる。エンジン補機100には、第2ヒューズ75B及びメインスイッチ73を介して、バッテリ70から電力が供給される。
スタータリレー74は、電磁コイル74a、常閉接点74b及び常開接点74cを有するトランスファリレーである。常閉接点74bは、メインスイッチ73及び第1ヒューズ75Aを介してバッテリ70のプラス端子に接続されている。常開接点74cは、スイッチを介さずにバッテリ70のプラス端子に常時接続されている。
スタータリレー74は、メインスイッチ73がオンにされた状態で、常閉接点74bを閉状態にするとともに常開接点74cを開状態とする。これにより、ACG-ECU71からスタータリレー74、メインスイッチ73および第1ヒューズ75Aを介してバッテリ70のプラス端子に至る発電ラインが形成される。ACG-ECU71は、前記発電ラインを通じて、発電機13が発電した電力をバッテリ70に供給する。
スタータリレー74の電磁コイル74aには、予め定めた条件で、ACG-ECU71から励磁信号が供給される。このとき、スタータリレー74は、常閉接点74bを開状態にするとともに常開接点74cを閉状態とする。これにより、バッテリ70のプラス端子からスタータリレー74を介してACG-ECU71に至る電動ラインが形成される。ACG-ECU71は、前記電動ラインを通じて供給されたバッテリ70の電力を、整流回路79で交流に変換して発電機13に供給する。これにより、発電機13をスタータモータ等として駆動させる。
図中符号75Cは、第1ヒューズ75Aと並列に配置された第3ヒューズを示す。第3ヒューズ75Cは、メインスイッチ73を介さずバッテリ70と補機類130とを直接繋ぐ給電線に設けられている。
図中符号75Dは、第2ヒューズ75Bと並列に配置された第4ヒューズを示す。第4ヒューズ75Dは、第1ヒューズ75A及びメインスイッチ73を介してバッテリ70と補機類130とを繋ぐ給電線に設けられている。
上記の各ヒューズ75A~75D及びスタータリレー74は、ヒューズボックス76(図2参照)に設けられている。
ハーネス80Aは、ACG-ECU71と発電機13との間に配置されている。ハーネス80Aは、ACG-ECU71と発電機13とを電気的に接続する。ハーネス80Aは、電力線および信号線を含んでいる。
ハーネス80Bは、ACG-ECU71とスタータリレー74との間に配置されている。ハーネス80Bは、ACG-ECU71とスタータリレー74とを電気的に接続する。ハーネス80Bは、上述した発電ライン及び電動ラインの一部を形成する。
ハーネス80Cは、スタータリレー74の常開接点74cとバッテリ70との間に配置されている。ハーネス80Cは、スタータリレー74とバッテリ70とを電気的に接続する。ハーネス80Cは、ハーネス80Bとともに上述した電動ラインを形成する。
ハーネス80Dは、バッテリ70と第1ヒューズ75Aとの間、及びバッテリ70と第3ヒューズ75Cとの間に配置されている。ハーネス80Dは、バッテリ70と各ヒューズ75A,75Cとを電気的に接続する。
ハーネス80Eは、ACG-ECU71とバッテリ70のマイナス端子との間に配置されている。ハーネス80Eは、ACG-ECU71とバッテリ70とを電気的に接続する。ハーネス80Eは、ACG-ECU71のアース線を形成する。
ハーネス80Fの一端は、バッテリ70のマイナス端子に接続される。ハーネス80Fの他端は、接地される。ハーネス80Fは、バッテリ70のアース線を形成する。
上記した各ハーネス80A~80Fは、導体の太さが予め定めた所定太さ(例えば2.0SQ)以上とされる。
ハーネス80G,80Hは、ACG-ECU71とスタータリレー74の電磁コイル74aとの間に配置されている。ハーネス80G,80Hは、ACG-ECU71の正負の接続端子と電磁コイル74aの両端とを電気的に接続する。ハーネス80Hは、電磁コイル74aを越えて延び、第2ヒューズ75Bに接続されたハーネス80Kに接続される。
ハーネス80Iは、ACG-ECU71とFI-ECU72との間に配置されている。ハーネス80Iは、ACG-ECU71とFI-ECU72とを電気的に接続する。ハーネス80Iは、ACG-ECU71とFI-ECU72との間の通信に用いられる。
ハーネス80Jは、FI-ECU72とハーネス80Kとの間に配置されている。ハーネス80Jは、FI-ECU72とハーネス80Kとを電気的に接続する。ハーネス80Jは、FI-ECU72にバッテリ70の電力を供給可能とする。
ハーネス80Kは、第2ヒューズ75Bとエンジン補機100との間に配置されている。ハーネス80Kは、第2ヒューズ75Bとエンジン補機100とを電気的に接続する。ハーネス80Kは、エンジン補機100にバッテリ70の電力を供給可能とする。
ハーネス80Lは、第4ヒューズ75Dと補機類130の間に配置されている。ハーネス80Lは、第4ヒューズ75Dと補機類130とを電気的に接続する。ハーネス80Lは、補機類130にバッテリ70の電力を供給可能とする。
ハーネス80Mは、第3ヒューズ75Cと補機類130との間に配置されている。ハーネス80Mは、第3ヒューズ75Cと補機類130とを電気的に接続する。ハーネス80Mは、メインスイッチ73を介さず、補機類130(例えば、時計、防犯装置等の特定の補機)に常時バッテリ70の電力を供給可能とする。
ハーネス80Nは、FI-ECU72とエンジン補機100との間に配置されている。ハーネス80Nは、FI-ECU72とエンジン補機100とを電気的に接続する。ハーネス80Nには、燃料噴射装置101、点火コイル102及びソレノイドバルブ103に接続される信号線と、燃料ポンプ104に接続される電力線と、が含まれる。
上記した各ハーネス80G~80Nは、導体の太さが前記所定太さ未満とされる。
なお、各ハーネス80A~80Nの端部には、コネクタが設けられている。各ハーネス80A~80Nのコネクタは、他のハーネス80のコネクタと一体化してもよい。以下、各ハーネス80A~80Nをハーネス80と総称することがある。
<電装品の配置>
図2に示すように、ACG-ECU71、FI-ECU72及びヒューズボックス76は、車両左側に配置されている。一方、バッテリ70は、車両右側に配置されている。ACG-ECU71、FI-ECU72及びヒューズボックス76は、車体左右中心線CLを挟んでバッテリ70とは反対側に配置されている。これにより、バッテリ70、ACG-ECU71、FI-ECU72及びヒューズボックス76のそれぞれを車幅方向の片側に集約して配置した場合と比較して、車両の左右の重量バランスを保持しやすい。
図3に示すように、バッテリ70の一部は、車両側面視で、エンジン11とメインフレーム22との間に配置されている。バッテリ70は、車両側面視で、車両上下方向に近い傾斜で前傾した矩形状を有する。バッテリ70の後上部は、車両側面視で、メインフレーム22と重なっている。バッテリ70の全部は、車両側面視で、メインフレーム22の中心軸線C1とエンジン11との間に配置されている。
バッテリ70は、エンジン11のシリンダ17の後方に配置されている。シリンダ17は、クランクケース16側から順にシリンダ本体17a、シリンダヘッド17b及びヘッドカバー17cを備える。バッテリ70は、シリンダ本体17a、シリンダヘッド17b及びヘッドカバー17cのそれぞれに対して後方に離れている。
シリンダ17は、車両側面視で、バッテリ70から遠ざかるように前傾している。シリンダ17の中心軸線C2は、車両側面視で、バッテリ70の前面よりも前傾している。シリンダ17は、車両側面視で、メインフレーム22とダウンフレームとに連結されたガセット27に向けて前傾している。
バッテリ70及びACG-ECU71は、メインフレーム22に隣接して配置されている。バッテリ70は、車両側面視で、メインフレーム22の第2パイプ部22bの前側近傍に配置されている。ACG-ECU71は、車両側面視で、メインフレーム22の第2パイプ部22bの後側近傍に配置されている。バッテリ70及びACG-ECU71は、車両側面視で、メインフレーム22の中心軸線C1を挟んで互いに反対側に配置されている。
ACG-ECU71は、車両側面視で、車両上下方向に近い傾斜で前傾した矩形状を有する。ACG-ECU71は、車両側面視で、バッテリ70と同様の傾斜で前傾している。ACG-ECU71の前部は、車両側面視で、メインフレーム22の第2パイプ部22bと重なっている。ACG-ECU71の全部は、車両側面視で、メインフレーム22の中心軸線C1とサブフレーム26との間に配置されている。
バッテリ70及びACG-ECU71に接続されるハーネス80(例えばハーネス80E等)は、メインフレーム22の第2パイプ部22bの左側方を通って延びている。バッテリ70及びACG-ECU71に接続されるハーネス80(例えばハーネス80E等)は、車両側面視で、バッテリ70の下面とACG-ECU71の上面との間をS字状に湾曲して延びている。
バッテリ70に接続されるハーネス80の他方(例えばハーネス80F等)は、車両側面視で、バッテリ70の上面からメインフレーム22の第1パイプ部22aに向けて前上方へ湾曲しつつ延びている。ACG-ECU71に接続されるハーネス80の他方(例えばハーネス80A等)は、車両側面視で、ACG-ECU71の下面から発電機13に向けてクランクケース16の左側方を前下方へ湾曲しつつ延びている。
ACG-ECU71及びFI-ECU72は、互いに隣接して配置されている。FI-ECU72は、車両側面視で、車両上下方向に近い傾斜で前傾した矩形状を有する。FI-ECU72は、車両側面視で、ACG-ECU71と同様の傾斜で前傾している。FI-ECU72の前部は、車両側面視で、ACG-ECU71の後部と重なっている。FI-ECU72の後下部は、車両側面視で、サブフレーム26と重なっている。FI-ECU72の上面は、車両側面視で、ACG-ECU71の上面近傍に配置されている。FI-ECU72の下面は、車両側面視で、ACG-ECU71の下面近傍に配置されている。
ACG-ECU71及びFI-ECU72に接続されるハーネス80(例えばハーネス80I等)は、車両側面視で、ACG-ECU71の下面とFI-ECU72の下面との間をU字状に湾曲して延びている。ACG-ECU71及びFI-ECU72に接続されるハーネス80(例えばハーネス80I等)は、車両側面視で、サブフレーム26とは重ならない位置に配置されている。
ACG-ECU71、FI-ECU72及びヒューズボックス76は、互いに隣接して配置されている。ヒューズボックス76は、車両側面視で、前後方向に長手を有する矩形状に形成されている。ヒューズボックス76は、車両側面視で、シートレール25の第1レール部25aと重なっている。ヒューズボックス76の前下部は、車両側面視で、メインフレーム22と重なっている。
ヒューズボックス76は、各種のヒューズを着脱可能に装着するとともに外部から遮蔽可能に収容する。なお、ヒューズボックス76は、ヒューズ以外にも、例えばスタータリレー等の関連部品を収容してもよい。スタータリレー等の関連部品は、ヒューズボックス76の本体外側に装着可能としてもよい。さらに、各種のヒューズの脱着方向は、車両上方向が望ましいが、車幅方向、車両下方向であってもよい。
ヒューズボックス76は、バッテリ70、ACG-ECU71及びFI-ECU72に接続されるハーネス80(例えばハーネス80B,80D,80J等、図4参照)の接続口76hを有する。接続口76hは、ヒューズボックス76の下面に設けられている。ヒューズボックス76は、バッテリ70、ACG-ECU71及びFI-ECU72よりも上方にずれて配置されている。接続口76hは、ヒューズボックス76の下方に開口している。ヒューズボックス76の下面は、車両側面視で、ACG-ECU71の上面から離間している。
図2に示すように、ACG-ECU71は、車両上面視で、ヒューズボックス76と重なっている。ACG-ECU71の外形は、車両上面視で、ヒューズボックス76の外形よりも小さい矩形状を有する。ACG-ECU71の全部は、車両上面視で、ヒューズボックス76の外周縁よりも内側に配置されている。FI-ECU72は、車両上面視で、ACG-ECU71の左後方近傍に配置されている。
<作用効果>
以上説明したように、上記実施形態の自動二輪車1は、車両の骨格である車体フレーム20と、動力源であるエンジン11と、エンジン11に設けられ且つエンジン11の駆動により発電する発電機13と、発電機13により充電されるバッテリ70と、を備え、バッテリ70は、車両側面視でエンジン11と車体フレーム20との間に配置されている。
この構成によれば、バッテリ70が車両側面視でエンジン11と車体フレーム20との間に配置されていることで、エンジン11に設けられた発電機13とバッテリ70とが集約されるため、発電機13とバッテリ70とを互いに接続しやすく且つコンパクトに配置することができる。したがって、発電機13及びバッテリ70を含む電装品を効率よく配置することができる。
上記実施形態では、車体フレーム20は、車両の骨格を構成するメインフレーム22を備え、電装品配置構造は、発電機13を制御するACG-ECU71と、バッテリ70及びACG-ECU71に接続されるハーネス80と、を備え、バッテリ70及びACG-ECU71は、メインフレーム22に隣接して配置されていることで、以下の効果を奏する。
バッテリ70及びACG-ECU71がメインフレーム22に隣接して集約されるため、バッテリ70及びACG-ECU71を互いに接続しやすく且つコンパクトに配置することができる。これにより、バッテリ70及びACG-ECU71に接続されるハーネス80の長さを短くすることができる。したがって、バッテリ70、ACG-ECU71及びハーネス80を含む電装品を効率よく配置することができる。
上記実施形態では、エンジン11を制御するFI-ECU72と、ACG-ECU71及びFI-ECU72に接続されるハーネス80と、を備え、ACG-ECU71及びFI-ECU72は、互いに隣接して配置されていることで、以下の効果を奏する。
ACG-ECU71及びFI-ECU72が互いに隣接して集約されるため、ACG-ECU71及びFI-ECU72を互いに接続しやすく且つコンパクトに配置することができる。これにより、ACG-ECU71及びFI-ECU72に接続されるハーネス80の長さを短くすることができる。したがって、ACG-ECU71、FI-ECU72及びハーネス80を含む電装品を効率よく配置することができる。
上記実施形態では、バッテリ70、ACG-ECU71及びFI-ECU72に接続されるハーネス80の接続口76hを有するヒューズボックス76を備え、ヒューズボックス76は、バッテリ70、ACG-ECU71及びFI-ECU72よりも上方にずれて配置され、接続口76hは、ヒューズボックス76の下方に開口していることで、以下の効果を奏する。
ヒューズボックス76の接続口76hに接続されたハーネス80をヒューズボックス76の下方から取り出してバッテリ70、ACG-ECU71及びFI-ECU72に接続することができる。加えて、バッテリ70、ACG-ECU71及びFI-ECU72がヒューズボックス76の上方に配置されている場合と比較して、バッテリ70、ACG-ECU71及びFI-ECU72に接続されるハーネス80の長さを短くすることができる。したがって、バッテリ70、ACG-ECU71、FI-ECU72、ヒューズボックス76及びハーネス80を含む電装品を効率よく配置することができる。
上記実施形態では、ACG-ECU71は、車両上面視でヒューズボックス76と重なっていることで、以下の効果を奏する。
ヒューズボックス76の接続口76hに接続されたハーネス80をヒューズボックス76の真下から取り出してACG-ECU71に接続することができる。加えて、ACG-ECU71が車両上面視でヒューズボックス76と重なっていない場合と比較して、ACG-ECU71に接続されるハーネス80の長さを短くすることができる。したがって、ACG-ECU71、ヒューズボックス76及びハーネス80を含む電装品を更に効率よく配置することができる。
上記実施形態では、エンジン11は、車両のエンジン11を構成するシリンダ17を備え、バッテリ70は、シリンダ17の後方に配置され、シリンダ17は、車両側面視で、バッテリ70から遠ざかるように前傾していることで、以下の効果を奏する。
シリンダ17が車両側面視でバッテリ70に近づくように傾斜している場合と比較して、シリンダ17からバッテリ70への熱影響を抑制することができる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、ACG-ECU71が車両上面視でヒューズボックス76と重なっている例(図2参照)を挙げて説明したが、これに限らない。図5に示すように、第2実施形態は、ACG-ECU71が車両上面視でヒューズボックス76と重なっていない点で上述した第1実施形態と相違している。なお、以下の説明においては、上述した第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、バッテリ70は、車両左側に配置されている。一方、ヒューズボックス76は、車両右側に配置されている。バッテリ70及びヒューズボックス76は、車両上面視で、車体左右中心線CLを挟んで互いに反対側に配置されている。バッテリ70の外形は、車両上面視で、ヒューズボックス76の外形よりも大きい矩形状を有する。
ACG-ECU71及びFI-ECU72は、車両上面視で、車体左右中心線CL上に配置されている。ACG-ECU71及びFI-ECU72は、車両上面視で、車体左右中心線CLを跨いで車幅方向に長手を有する矩形状に形成されている。ACG-ECU71及びFI-ECU72は、車両上面視で、互いに同じ外形を有する。
バッテリ70、ACG-ECU71及びFI-ECU72は、車両前側から車両後側に向けて、バッテリ70、ACG-ECU71、FI-ECU72の順に並んで配置されている。バッテリ70の車幅方向内端部は、車両上面視で、ACG-ECU71及びFI-ECU72のそれぞれの車幅方向外端部よりも車幅方向内側に配置されている。図6に示すように、ACG-ECU71及びFI-ECU72のそれぞれの上下方向外端部は、車両側面視で、バッテリ70の上下方向外端部よりも内側に配置されている。すなわち、バッテリ70、ACG-ECU71及びFI-ECU72は、車両前面視で互いに重なっている。
バッテリ70の一部は、車両側面視で、エンジン11とメインフレーム22との間に配置されている。バッテリ70は、車両側面視で、車両上下方向に長手を有する矩形状に形成されている。バッテリ70の後上部は、車両側面視で、メインフレーム22と重なっている。バッテリ70は、エンジン11のシリンダ17の後方に配置されている。
バッテリ70及びACG-ECU71は、メインフレーム22に隣接して配置されている。バッテリ70は、車両側面視で、メインフレーム22の第2パイプ部22bの前側近傍に配置されている。ACG-ECU71は、車両側面視で、メインフレーム22の第2パイプ部22bの後側近傍に配置されている。
ACG-ECU71は、車両側面視で、車両上下方向に長手を有する矩形状に形成されている。ACG-ECU71の全部は、車両側面視で、シートレール25の第1レール部25a、メインフレーム22の第2パイプ部22b、サブフレーム26によって囲まれる領域に配置されている。ACG-ECU71の前下部は、車両側面視で、メインフレーム22の第2パイプ部22bに近接している。ACG-ECU71の上面は、車両側面視で、シートレール25の第1レール部25aから離間している。
バッテリ70及びACG-ECU71に接続されるハーネス80(例えばハーネス80E等)は、メインフレーム22の左側方を通って延びている。バッテリ70及びACG-ECU71に接続されるハーネス80(例えばハーネス80E等)は、車両側面視で、バッテリ70の上面とACG-ECU71の上面との間を湾曲しつつ延びている。
ACG-ECU71に接続されるハーネス80の他方(例えばハーネス80A等)は、車両側面視で、ACG-ECU71の下面から発電機13に向けてクランクケース16の左側方を前下方へ湾曲しつつ延びている。
ACG-ECU71及びFI-ECU72は、互いに隣接して配置されている。FI-ECU72は、車両側面視で、車両上下方向に長手を有する矩形状に形成されている。FI-ECU72は、車両側面視で、ACG-ECU71の後方近傍に配置されている。FI-ECU72は、ACG-ECU71と共に、車両側面視で、シートレール25の第1レール部25a、メインフレーム22の第2パイプ部22b、サブフレーム26によって囲まれる領域に配置されている。FI-ECU72の上面は、車両側面視で、シートレール25の第1レール部25aから離間している。
ACG-ECU71及びFI-ECU72に接続されるハーネス80(例えばハーネス80I等)は、車両側面視で、ACG-ECU71の上面とFI-ECU72の上面との間を逆U字状に湾曲して延びている。ACG-ECU71及びFI-ECU72に接続されるハーネス80(例えばハーネス80I等)は、車両側面視で、シートレール25とは重ならない位置に配置されている。
ヒューズボックス76は、バッテリ70に隣接して配置されている。図7に示すように、ヒューズボックス76は、車両側面視でバッテリ70と重なっている。ヒューズボックス76の外形は、車両側面視で、バッテリ70の外形よりも小さい矩形状を有する。ヒューズボックス76の全部は、車両側面視で、バッテリ70の外周縁よりも内側に配置されている。
図5に示すように、ヒューズボックス76は、メインフレーム22を挟んでバッテリ70に隣接して配置されている。ヒューズボックス76及びバッテリ70に接続されるハーネス80(例えばハーネス80D等)は、メインフレーム22の第1パイプ部22aの下方を車幅方向に延びている。
以上説明したように、本実施形態の自動二輪車によれば、バッテリ70に接続されるハーネス80が接続されるヒューズボックス76を備え、ヒューズボックス76は、バッテリ70に隣接して配置されていることで、以下の効果を奏する。
ヒューズボックス76及びバッテリ70が互いに隣接して集約されるため、ヒューズボックス76及びバッテリ70を互いに接続しやすく且つコンパクトに配置することができる。これにより、ヒューズボックス76及びバッテリ70に接続されるハーネス80の長さを短くすることができる。したがって、ヒューズボックス76、バッテリ70及びハーネス80を含む電装品を効率よく配置することができる。
上記実施形態では、バッテリ70、ACG-ECU71及びFI-ECU72は、車両前後方向においてバッテリ70、ACG-ECU71、FI-ECU72の順に並んで配置され、かつ、車両前面視で互いに重なっていることで、以下の効果を奏する。
バッテリ70、ACG-ECU71及びFI-ECU72が車両前後方向において順に並んで集約されるため、バッテリ70、ACG-ECU71及びFI-ECU72を互いに接続しやすく且つコンパクトに配置することができる。これにより、各ハーネス80(バッテリ70及びACG-ECU71に接続されるハーネス80、並びにACG-ECU71及びFI-ECU72に接続されるハーネス80)の長さを可及的に短くすることができる。したがって、バッテリ70、ACG-ECU71、FI-ECU72及びハーネス80を含む電装品を効率よく配置することができる。
<第3実施形態>
第1実施形態では、バッテリ70の全部が外部に露出している例(図3参照)を挙げて説明したが、これに限らない。図8に示すように、第3実施形態は、バッテリ70の少なくとも一部がケース69に覆われている点で上述した第1実施形態と相違している。なお、以下の説明においては、上述した第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、バッテリ70は、バッテリ70の外形に沿う矩形箱状のケース69に覆われている。バッテリ70は、バッテリ70におけるエンジン11側の第1面70a及び第1面70aとは反対側の第2面70bの少なくとも一部をケース69に覆われている。ここで、バッテリ70におけるエンジン11側の第1面70aは、バッテリ70の外面のうちケース69を介してエンジン11のシリンダ17に臨む前面に相当する。第2面70bは、バッテリ70の外面のうちシリンダ17とは反対側の後面に相当する。
ケース69におけるエンジン11側の面の厚みt1は、エンジン11とは反対側の面の厚みt2よりも大きい(t1>t2)。ここで、ケース69におけるエンジン11側の面の厚みt1は、ケース69のうちエンジン11のシリンダ17に臨む前壁の厚み(最小厚み)に相当する。ケース69におけるエンジン11とは反対側の面の厚みt2は、ケース69のうちシリンダ17とは反対側の後壁の厚み(最小厚み)に相当する。
なお、ケース69の前面(シリンダ17側の面)には、フィン等の放熱部材が設けられていてもよい。
以上説明したように、本実施形態の自動二輪車によれば、バッテリ70は、バッテリ70におけるエンジン11側の第1面70a及び第1面70aとは反対側の第2面70bの少なくとも一部をケース69に覆われ、ケース69におけるエンジン11側の面の厚みt1は、エンジン11とは反対側の面の厚みt2よりも大きいことで、以下の効果を奏する。
ケース69におけるエンジン11側の面の厚みt1がエンジン11とは反対側の面の厚みt2よりも小さい場合と比較して、ケース69におけるエンジン11側の面によりエンジン11からバッテリ70への熱影響を抑制(断熱)し、かつ、ケース69におけるエンジン11側とは反対側の面により排熱することができる。加えて、ケース69におけるエンジン11側の面によりエンジン11側(前方)から飛んでくる水や塵埃等からもバッテリ70を強固に保護することができる。したがって、断熱及び排熱を適切に行いつつ、バッテリ70を強固に保護することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態では、バッテリ70の一部は、車両側面視でエンジン11とメインフレーム22との間に配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、バッテリ70の全部は、車両側面視でエンジン11とメインフレーム22との間に配置されていてもよい。例えば、バッテリ70の少なくとも一部は、車両側面視でエンジン11とメインフレーム22との間に配置されていればよい。例えば、バッテリ70の配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、バッテリ70及びACG-ECU71は、メインフレーム22に隣接して配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、バッテリ70及びACG-ECU71のうちの少なくとも一方は、メインフレーム22から離間して配置されていてもよい。例えば、バッテリ70及びACG-ECU71の配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、ACG-ECU71及びFI-ECU72は、互いに隣接して配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ACG-ECU71及びFI-ECU72は、互いに離間して配置されていてもよい。例えば、ACG-ECU71及びFI-ECU72は、別部材を介して互いに離れて配置されていてもよい。例えば、ACG-ECU71及びFI-ECU72の配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、シリンダ17は、車両側面視で、バッテリ70から遠ざかるように前傾している例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、シリンダ17は、車両側面視でバッテリ70に近づくように傾斜していてもよい。例えば、シリンダ17の傾斜態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、ケース69におけるエンジン11側の面の厚みt1は、エンジン11とは反対側の面の厚みt2よりも大きい例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ケース69におけるエンジン11側の面の厚みt1は、エンジン11とは反対側の面の厚みt2よりも小さくてもよい。例えば、ケース69の各部の厚みは、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、エンジンが単気筒エンジンである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、エンジンは多気筒エンジンであってもよい。例えば、エンジンの態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、駆動装置の一例としてエンジンを挙げて説明したが、これに限らない。例えば、駆動装置は、電動機等、エンジン(内燃機関)以外の装置であってもよい。例えば、駆動装置は、電動機、熱機関、流体機械等の原動機、又は前記原動機のうちの少なくとも2つを組み合わせた装置であってもよい。例えば、駆動装置の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、鞍乗型車両の一例として車体側にエンジンを搭載した自動二輪車を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、鞍乗型車両は、ユニットスイング式の自動二輪車であってもよい。例えば、鞍乗型車両の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、自動二輪車以外の鞍乗型車両に適用してもよい。例えば、前記鞍乗型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪(四輪バギー等)の車両にも適用可能である。
また、本発明は、鞍乗型車両以外の車両(乗用車、バス、トラック等)に適用してもよい。また、本発明は、車両のみならず、航空機、船舶、建設機械、産業機械等、車両以外の乗物や移動体にも適用可能である。例えば、本発明は、乗物のみならず、手押しの芝刈り機や清掃機等にも適用可能である。更に、本発明は、移動体のみならず、定位置に固定される固定型の装置にも適用可能である。例えば、電装品配置構造は、骨格であるフレームと、動力源である駆動装置と、前記駆動装置に設けられ且つ前記駆動装置の駆動により発電する発電機と、前記発電機により充電されるバッテリと、を備え、前記バッテリの少なくとも一部は、側面視で前記駆動装置と前記フレームとの間に配置されていればよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(車両)
11 エンジン(駆動装置)
13 発電機
17 シリンダ
20 車体フレーム(フレーム)
22 メインフレーム
69 ケース
70 バッテリ
70a 第1面
70b 第2面
71 ACG-ECU(発電制御ユニット)
72 FI-ECU(駆動制御ユニット)
76 ヒューズボックス
76h 接続口
80 ハーネス
t1 ケースの前壁の厚み(ケースにおける駆動装置側の面の厚み)
t2 ケースの後壁の厚み(ケースにおける駆動装置とは反対側の面の厚み)

Claims (7)

  1. 車体側に駆動装置(11)を搭載した自動二輪車(1)の骨格であるフレーム(20)と
    前記駆動装置(11)と、
    前記駆動装置(11)に設けられ且つ前記駆動装置(11)の駆動により発電する発電機(13)と、
    前記発電機(13)により充電されるバッテリ(70)と、を備え、
    前記バッテリ(70)の少なくとも一部は、側面視で前記駆動装置(11)と前記フレーム(20)との間に配置され、
    前記フレーム(20)は、前記自動二輪車(1)の骨格を構成するメインフレーム(22)を備え、
    前記発電機(13)を制御する発電制御ユニット(71)と、
    前記バッテリ(70)及び前記発電制御ユニット(71)に接続されるハーネス(80)と、を更に備え、
    前記バッテリ(70)及び前記発電制御ユニット(71)は、前記メインフレーム(22)に隣接して配置され、
    前記駆動装置(11)を制御する駆動制御ユニット(72)と、
    前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)に接続されるハーネス(80)と、を更に備え、
    前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)は、互いに隣接して配置され、
    前記バッテリ(70)、前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)に接続されるハーネス(80)の接続口(76h)を有するヒューズボックス(76)を更に備え、
    前記ヒューズボックス(76)は、前記バッテリ(70)、前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)よりも上方にずれて配置され、
    前記接続口(76h)は、前記ヒューズボックス(76)の下方に開口していることを特徴とする
    電装品配置構造。
  2. 車体側に駆動装置(11)を搭載した自動二輪車(1)の骨格であるフレーム(20)と
    前記駆動装置(11)と、
    前記駆動装置(11)に設けられ且つ前記駆動装置(11)の駆動により発電する発電機(13)と、
    前記発電機(13)により充電されるバッテリ(70)と、を備え、
    前記バッテリ(70)の少なくとも一部は、側面視で前記駆動装置(11)と前記フレーム(20)との間に配置され、
    前記フレーム(20)は、前記自動二輪車(1)の骨格を構成するメインフレーム(22)を備え、
    前記発電機(13)を制御する発電制御ユニット(71)と、
    前記バッテリ(70)及び前記発電制御ユニット(71)に接続されるハーネス(80)と、を更に備え、
    前記バッテリ(70)及び前記発電制御ユニット(71)は、前記メインフレーム(22)に隣接して配置され、
    前記駆動装置(11)を制御する駆動制御ユニット(72)と、
    前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)に接続されるハーネス(80)と、を更に備え、
    前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)は、互いに隣接して配置され、
    前記バッテリ(70)、前記発電制御ユニット(71)、及び前記駆動装置(11)を制御する駆動制御ユニット(72)は、車両前後方向において前記バッテリ(70)、前記発電制御ユニット(71)、前記駆動制御ユニット(72)の順に並んで配置され、かつ、車両前面視で互いに重なっていることを特徴とする
    電装品配置構造。
  3. 前記バッテリ(70)、前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)に接続されるハーネス(80)の接続口(76h)を有するヒューズボックス(76)を更に備え、
    前記ヒューズボックス(76)は、前記バッテリ(70)、前記発電制御ユニット(71)及び前記駆動制御ユニット(72)よりも上方にずれて配置され、
    前記接続口(76h)は、前記ヒューズボックス(76)の下方に開口していることを特徴とする
    請求項2に記載の電装品配置構造。
  4. 前記発電制御ユニット(71)は、車両上面視で前記ヒューズボックス(76)と重なっていることを特徴とする
    請求項1又は3に記載の電装品配置構造。
  5. 記ヒューズボックス(76)は、前記バッテリ(70)に隣接して配置されていることを特徴とする
    請求項1、3又は4に記載の電装品配置構造。
  6. 前記駆動装置(11)は、前記自動二輪車(1)の駆動装置(11)を構成するシリンダ(17)を備え、
    前記バッテリ(70)は、前記シリンダ(17)の後方に配置され、
    前記シリンダ(17)は、車両側面視で、前記バッテリ(70)から遠ざかるように前傾していることを特徴とする
    請求項1から5の何れか一項に記載の電装品配置構造。
  7. 前記バッテリ(70)は、前記バッテリ(70)における前記駆動装置(11)側の第1面(70a)及び前記第1面(70a)とは反対側の第2面(70b)の少なくとも一部をケース(69)に覆われ、
    前記ケース(69)における前記駆動装置(11)側の面の厚み(t1)は、前記駆動装置(11)とは反対側の面の厚み(t2)よりも大きいことを特徴とする
    請求項1から6の何れか一項に記載の電装品配置構造。
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