JP2023046525A - 音発生機能を有する装置および給湯装置 - Google Patents

音発生機能を有する装置および給湯装置 Download PDF

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Abstract

【課題】不揮発性記憶素子に音データが記憶される構成が採られた場合に、不揮発性記憶素子に対するデータの書込みまたは読出しに起因する音の遅延が生じにくい音発生機能を有する装置を提供する。【解決手段】リモートコントローラ100は、音データが記憶された不揮発性記憶素子150と、不揮発性記憶素子150から読み出された音データに対応する音を出力する音出力部160と、制御部130と、を備える。制御部130は、書込みデータを不揮発性記憶素子150に書き込む書込み処理、または、読出しデータを不揮発性記憶素子150から読み出す読出し処理が実行されている間に、音を発生させるトリガーとなるトリガー入力を取得した場合、書込み処理または読出し処理を中断して、不揮発性記憶素子150からトリガー入力に対応する音データを読み出す。【選択図】図2

Description

本発明は、ビープ音、メロディー音、音声などの音を発生する機能を有する装置に関する。また、本発明は、給湯装置に関する。
従来、給湯器で生成された湯水を、台所の蛇口や、浴槽、カラン等に供給する給湯装置では、給湯器に接続されたリモートコントローラ(以下、「リモコン」と略する)を備え、給湯温度の設定操作や湯張り運転の開始操作など、給湯器に係る操作がリモコンにより行われる。
リモコンでは、操作が受け付けられたことを知らせるビープ音や操作に基づく運転が開始されること知らせる音声など、多様な音がスピーカを含む音出力部から発せられる。これら多様な音の発生を音声ICにより賄うことは難しく、このため、リモコンでは、多様な音に対応する音データを不揮発性メモリに記憶させ、不揮発性メモリから読み出した音データを音発生部で再生するような構成が採られ得る。
特許文献1には、不揮発性メモリに記憶された音声データを読み出して音出力部で再生するようにした装置が記載されている。
特開2007-47993号公報
上記のような音データが記憶された不揮発性メモリに対して、データの書込みまたは読出しが行われる場合がある。たとえば、上記の不揮発性メモリに、音データとともに、リモコンを制御するためのファームウェアをアップデートするためのファームアップデータが記憶されている場合、ファームアップデータの書込みまたは読出しが行われ得る。
リモコンのボタン操作など、音を発生させるためのトリガー入力が、不揮発性メモリに対するデータの書込み処理または読出し処理の間に行われた場合は、これらの処理の完了を待って不揮発性メモリから音データが読み出され、音出力部から音が発せられる。
よって、データ量が多いなどの要因により、書込み処理または読出し処理に時間がかかる場合、トリガー入力から音の発生までに長いタイムラグが生じてしまう虞がある。これにより、たとえば、ユーザの操作に応答して音が発せられる場合には、音の遅延により、ユーザに違和感や悪い操作感を与えてしまう虞がある。
かかる課題に鑑み、本発明は、不揮発性記憶素子に音データが記憶される構成が採られた場合に、不揮発性記憶素子に対するデータの書込みまたは読出しに起因する音の遅延が生じにくい音発生機能を有する装置、および、当該音発生機能を有する装置を備える給湯装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、音発生機能を有する装置に関する。本態様に係る音発生機能を有する装置は、音データが記憶された不揮発性記憶素子と、前記不揮発性記憶素子から読み出された前記音データに対応する音を出力する音出力部と、制御部と、を備える。ここで、前記制御部は、書込みデータを前記不揮発性記憶素子に書き込む書込み処理、または、読出しデータを前記不揮発性記憶素子から読み出す読出し処理が実行されている間に、前記音を発生させるトリガーとなるトリガー入力を取得した場合、前記書込み処理または前記読出し処理を中断して、前記不揮発性記憶素子から前記トリガー入力に対応する前記音データを読み出す。
ここで、「書込みデータ」とは、不揮発性記憶素子への書込み対象となるデータを意味し、「読出しデータ」とは、不揮発性記憶素子からの読出し対象となるデータを意味する。
本態様に係る音発生機能を有する装置によれば、書込み処理および読出し処理に起因してトリガー入力から音出力部での音の発生までに生じるタイムラグを小さくでき、音の遅延を小さくできる。
本態様に係る音発生機能を有する装置において、前記書込み処理では、前記制御部と前記不揮発性記憶素子との間で前記書込みデータを含む書込み送受信データの送受信が行われ得る。この場合、前記書込み送受信データは、複数の書込み単位データに分割され得る。そして、前記制御部は、前記書込み単位データに対する前記書込み処理が完了する度に、当該書込み処理の間に前記トリガー入力を取得していたか否かを確認し、前記トリガー入力を取得していた場合には、前記不揮発性記憶素子から前記音データを読み出した後に、次の前記書込み単位データに対する前記書込み処理を開始するような構成とされ得る。
上記の構成によれば、不揮発性記憶素子に対する書込みデータの書込み処理の間にトリガー入力が発生した場合に、音の遅延を的確に抑制できる。
本態様に係る音発生機能を有する装置において、前記読出し処理では、前記制御部と前記不揮発性記憶素子との間で前記読出しデータを含む読出し送受信データの送受信が行われ得る。この場合、前記読出し送受信データは、複数の読出し単位データに分割され得る。そして、前記制御部は、前記読出し単位データに対する前記読出し処理が完了する度に、当該読出し処理の間に前記トリガー入力を取得していたか否かを確認し、前記トリガー入力を取得していた場合には、前記不揮発性記憶素子から前記音データを読み出した後に、次の前記読出し単位データに対する前記読出し処理を開始するような構成とされ得る。
上記の構成によれば、不揮発性記憶素子に対する読出しデータの読出し処理の間にトリガー入力が発生した場合に、音の遅延を的確に抑制できる。
本態様に係る音発生機能を有する装置において、ファームウェアを記憶する記憶部を、さらに備えるような構成が採られ得る。この場合、前記書込みデータおよび前記読出しデータは、前記ファームウェアをアップデートするためのファームアップデータを含み得る。
ファームアップデータは、データ量が多くなりやすく、不揮発性記憶素子に対する書込み処理または読出し処理に要する時間が長くなりやすい。
上記の構成によれば、このようなファームアップデータの書込み処理および読出し処理に起因する音の遅延を的確に抑制できる。
本態様に係る音発生機能を有する装置において、操作入力を受け付ける入力部を、さらに備えるような構成が採られ得る。この場合、前記トリガー入力は、前記操作入力を含み得る。
上記の構成によれば、ユーザにより操作入力が行われたときに、当該操作入力から音出力部での音の発生までに生じるタイムラグを小さくできる。これにより、音の遅延により、ユーザに違和感や悪い操作感を与えてしまうことを抑制できる。
本発明の第2の態様は、給湯装置に関する。本態様に係る給湯装置は、第1の態様に係る音発生機能を有する装置を、操作装置として備える。
本態様に係る給湯装置によれば、第1の態様と同様の効果を奏し得る。
以上のとおり、本発明によれば、不揮発性記憶素子に音データが記憶される構成が採られた場合に、不揮発性記憶素子に対するデータの書込みまたは読出しに起因する音の遅延が生じにくい音発生機能を有する装置、および、当該音発生機能を有する装置を備える給湯装置を提供できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施形態に係る、リモートコントローラを備える給湯装置の構成を示す図である。 図2は、実施形態に係る、リモートコントローラの回路ブロックを示す図である。 図3(a)、(b)は、実施形態に係る、音の遅延を抑制する制御処理について説明するための図である。 図4は、実施形態に係る、制御部により実行される、音の遅延を抑制する制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の音発生機能を有する装置の一実施形態である、給湯装置のリモートコントローラについて、図面を参照して説明する。
図1は、リモートコントローラ100を備える給湯装置10の構成を示す図である。
給湯装置10において、リモートコントローラ100は、給湯器200に接続され、給湯装置10の各機能に関する種々の設定や運転のための操作を行う操作装置として用いられる。
給湯器200は、ガスを燃料として湯を供給するガス給湯器である。給湯器200により生成された湯は、給湯口201にそれぞれ接続された配管を介して、台所の蛇口や、浴槽、カラン等に供給される。給湯器200が、床暖房機能や、浴室暖房機能およびパネルヒータによる暖房機能を備える場合、これら機能を実現する機器に対して、給湯器200から湯が供給される。
リモートコントローラ100(以下、リモコン100と略する)は、浴室、キッチン等に設置される。
リモコン100は、タッチパネルからなる表示入力部110と、運転ボタン120とを備える。表示入力部110には、各種の操作ボタン(ソフトボタン)を有する画面が表示される。操作ボタンには、給湯温度を変更するためのボタンが含まれている。操作者は、このボタンを操作することにより、給湯の設定温度を変更することができる。この他、操作ボタンには、ふろ自動、追い焚き、足し湯、足し水等の機能に係る運転を実行するためのボタンが含まれる。ふろ自動機能は、浴槽に湯を張った後、適宜追い焚きを行って湯の保温を行う機能である。操作者は、これらボタンを操作することにより、各種の運転を開始できる。
リモコン100が運転オフ状態(カラン等の給湯栓が開かれて基準流量以上の通水が発生したとしても給湯器200が給湯運転を行わない状態)にあるとき、表示入力部110は消灯状態にあり、運転ボタン120以外の操作ボタンの操作は受け付けられない。運転ボタン120が操作され、運転オン状態(カラン等の給湯栓が開かれて基準流量以上の通水が発生したときに給湯器200が給湯運転を行える状態)になると、表示入力部110が点灯して操作ボタンを含む画面が表示されるとともに、運転ボタン120以外の操作ボタンの操作が受け付け可能となる。
リモコン100には、音声等の音が出力される音出力窓101が設けられている。音出力窓101からは、操作ボタンの操作、即ち操作入力が受け付けられた場合に、操作入力が受けられたことを示す操作音として、ビープ音が発せられたり、設定の開始や終了、運転の開始や終了を知らせる通知音として、音声やメロディー音が発せられたりする。たとえば、操作ボタンが押されると、「ピッ」等のビープ音が発せられる。また、ふろ自動機能の運転により浴槽の湯張りが開始されるときには「お湯張りを開始します」などの音声が流れ、湯張りが完了すると「お風呂が沸きました」などの音声が流れる。
リモコン100は、ルータ30および外部通信網40を介して、サーバ20と通信可能に接続することができる。ルータ30は無線ルータであり、外部通信網40は、たとえば、インターネットである。
サーバ20は、給湯装置10に搭載されたファームウェアをアップデートするためのファームアップデータを、給湯装置10に供給する機能を有する。
リモコン100がサーバ20と通信可能に接続されている場合、ファームウェアのアップデートが必要となったとき、通常、サーバ20から外部通信網40およびルータ30を介して、リモコン100にファームアップデータが送信(ダウンロード)される。
なお、給湯装置10は、宅内および宅外から携帯端末装置によって遠隔制御可能であってもよい。この場合、携帯端末装置に入力された制御情報は、携帯端末装置からサーバ20に送信され、サーバ20からリモコン100に送信される。こうして、リモコン100に制御情報が設定され、制御情報に応じた制御が実行される。
図2は、リモコン100の回路ブロックを示す図である。
リモコン100は、表示入力部110および運転ボタン120の他、制御部130と、記憶部140と、不揮発性記憶素子150と、音出力部160と、通信部170と、無線通信部180とを備える。
制御部130は、CPU等を含み、リモコン100に係る所定の制御を行う。記憶部140は、RAM、ROM等を含む。記憶部140は、制御部130が制御を行うためのファームウェアをROMに記憶する。制御部130および記憶部140は、マイクロコンピュータM1を構成する。
不揮発性記憶素子150は、たとえば、フラッシュメモリである。不揮発性記憶素子150は、操作音や報知音として音出力窓101から発せられる音声、ビープ音、メロディー音等の音に対応する音データを記憶する。さらに、不揮発性記憶素子150は、サーバ20からダウンロードされたファームアップデータを記憶する。
なお、本実施の形態では、記憶部140に記憶されたリモコン100のファームウェアをアップデートするためのファームアップデータが、不揮発性記憶素子150に記憶される。しかしながら、リモコン100のファームウェアだけでなく、給湯器200の制御を行うために当該給湯器200の記憶部(図示せず)に記憶されたファームウェアをアップデートするためのファームアップデータが、不揮発性記憶素子150に記憶されてもよい。
音出力部160は、不揮発性記憶素子150から読み出された音データに対応する音を出力する。音出力部160は、音データに基づいて音を生成する生成回路と、生成された音を出力するスピーカとを含む。
通信部170は、制御部130からの制御に従って、給湯器200と通信を行う。
無線通信部180は、無線通信モジュールであり、ルータ30との間で無線通信を行う。この結果、無線通信部180は、外部通信網40を介してサーバ20と通信可能である。
リモコン100は、表示入力部110に替えて、液晶パネル等の表示部と、複数の操作ボタン(ハードボタン)を有する入力部と、を備えてもよい。また、給湯装置10は、複数のリモコン100を備えてもよい。この場合、一つのリモコン100が、無線通信部180を有し、また、不揮発性記憶素子150にファームアップデータを記憶する。他のリモコン100は、アップデートの際、上記一つのリモコン100との通信により、ファームアップデータを取得する。
さて、本実施形態の給湯装置10、即ちリモコン100では、サーバ20からファームアップデータをダウンロードすることにより、リモコン100の記憶部140に記憶されたファームウェアのアップデートを行うことができる。アップデートの手順は、以下のとおりである。
制御部130は、サーバ20からファームアップデータをダウンロードして不揮発性記憶素子150に格納する格納処理を行う。まず、制御部130は、ダウンロードしたファームアップデータを、記憶部140のRAMに記憶させつつ、順次、RAMから読み出して不揮発性記憶素子150に書き込んでいく。次に、全てのファームアップデータが不揮発性記憶素子150に書き込まれると、制御部130は、不揮発性記憶素子150から全てのファームアップデータを読み出し、ファームアップ全体の真正性の照合を行う。制御部130は、照合の結果、ファームアップデータが正常に不揮発性記憶素子150に記憶されていれば、格納処理を終了する。
次に、制御部130は、表示入力部110において、画面表示によりアップデートを行う旨の通知を行ってアップデートを許可する操作を受け付けると、アップデート処理を開始する。制御部130は、不揮発性記憶素子150からファームアップデータを読み出し、読み出したファームアップデータを用いて、記憶部140のROMに記憶されたファームウェアをアップデートする。
ファームウェアに従ったリモコン100の通常の制御は、アップデート処理が実行される際には停止するが、格納処理の実行中は継続されている。このため、格納処理において、不揮発性記憶素子150にファームアップデータを書き込む書込み処理が行われている間、および、不揮発性記憶素子150からファームアップデータを読み出す読出し処理が行われている間も、制御部130は、操作入力など、音を発生させるためのトリガー入力を取得し得る。この場合に、全てのファームアップデータの書込みや読出しが完了するのを待って、不揮発性記憶素子150から音データが読み出されると、トリガー入力から音出力部160での音の発生までに大きなタイムラグが生じてしまう虞がある。
特に、ファームアップデータは、データ量が多くなりやすく、書込み処理や読出し処理に要する時間が長くなりやすい。このため、大幅な音の遅延が生じる虞がある。
そこで、本実施形態では、制御部130は、書込みデータであるファームアップデータを不揮発性記憶素子150に書き込む書込み処理、または、読出しデータであるファームアップデータを不揮発性記憶素子150から読み出す読出し処理が実行されている間に、トリガー入力を取得した場合、書込み処理または読出し処理を中断して、不揮発性記憶素子150からトリガー入力に対応する音データを読み出す。これにより、トリガー入力から音出力部160での音の発生までに生じるタイムラグが小さくなり、音の遅延を小さくできる。
このような、音の遅延を抑制する制御処理について、以下、図3(a)、(b)および図4を参照して、具体的に説明する。
図3(a)、(b)は、音の遅延を抑制する制御処理について説明するための図である。
図3(a)に示すように、書込み処理では、制御部130(マイクロコンピュータM1)と不揮発性記憶素子150との間で書込みデータD11(書き込まれるファームアップデータ)を含む書込み送受信データの送受信が行われる。たとえば、書込み送受信データには、制御部130からの送信データとして、書込みデータD11の他、書込みを許可するコマンドC11、書込みを開始するアドレスを指定するコマンドC12、書込み実行状態データD12が記憶されたレジスタを読み出すコマンドC13が含まれ、制御部130への受信データとして、レジスタに記憶された書込み実行状態データD12が含まれる。書込み実行状態データD12は、書込みが実行中であるか完了しているかを示すデータである。
図3(a)の破線のように、書込み送受信データは、分割が可能な位置において、複数の書込み単位データに分割される。書込み単位データは、その通信時間が、所定時間、たとえば、100ms以下となるように設定される。
制御部130は、書込み単位データに対する書込み処理が完了する度に、当該書込み処理の間にトリガー入力を取得していたか否かを確認する。そして、制御部130は、トリガー入力を取得していた場合には、不揮発性記憶素子150から音データを読み出した後に、次の書込み単位データに対する書込み処理を開始する。
なお、書込み単位データに対する書込み処理は、書込み単位データが、送信データのみの場合は、不揮発性記憶素子150に対する送信であり、書込み単位データが、送信データおよび受信データの場合は、不揮発性記憶素子150に対する送信および受信である。
図3(b)に示すように、読出し処理では、制御部130(マイクロコンピュータM1)と不揮発性記憶素子150との間で読出しデータD21(読み出されるファームアップデータ)を含む読出し送受信データの送受信が行われる。たとえば、読出し送受信データには、制御部130からの送信データとして、読出し開始するアドレスを指定するコマンドC21が含まれ、制御部130への受信データとして、読出しデータD21が含まれる。
図3(b)の破線のように、読出し送受信データは、分割が可能な位置において、複数の読出し単位データに分割される。読出し単位データは、その通信時間が、所定時間、たとえば、100ms以下となるように設定される。
制御部130は、読出し単位データに対する読出し処理が完了する度に、当該読出し処理の間にトリガー入力を取得していたか否かを確認する。そして、制御部130は、トリガー入力を取得していた場合には、不揮発性記憶素子150から音データを読み出した後に、次の読出し単位データに対する読出し処理を開始する。
なお、読出し単位データに対する読出し処理は、不揮発性記憶素子150に対する送信および受信である。
図4は、制御部130により実行される、音の遅延を抑制する制御処理を示すフローチャートである。
制御部130は、送受信データ(書込み送受信データまたは読出し送受信データ)の送受信を開始する(S1)。次に、制御部130は、単位データ(書込み単位データまたは読出し単位データ)の送受信(送信のみ、または、送信および受信)を完了すると(S2:YES)、送受信データの送受信を停止する(S3)。制御部130は、単位データの送受信の間にトリガー入力を取得していたか否かを判定する(S4)。
トリガー入力は、たとえば、表示入力部110や運転ボタン120による操作入力であり、また、給湯器200からリモコン100に送信される、湯張り等の運転の終了通知である。制御部130は、単位データの送受信の間にトリガー入力を取得すると、当該トリガー入力を記憶部140のRAM等に記憶する。なお、不揮発性記憶素子150に対して単位データの送受信が実行されているときは、音データを不揮発性記憶素子150から読み出せない。
制御部130は、単位データの送受信の間にトリガー入力を取得していた場合(S4:YES)、当該トリガー入力に対応する音データを、不揮発性記憶素子150から読み出して音出力部160に送る(S5)。これにより、音出力部160からトリガー入力に対応する音が発せられる。たとえば、トリガー入力が、操作ボタンの押下による操作入力である場合、操作音(ビープ音)が音出力部160から発せられる。
その後、制御部130は、送受信データの送受信が完了していなければ(S6:NO)、送受信を再開し、次の単位データの送受信を開始する(S7)。
一方、制御部130は、単位データの送受信の間にトリガー入力を取得していなかった場合(S4:NO)、送受信データの送受信が完了していなければ(S6:NO)、直ちに送受信を再開する(S7)。
S2の処理に戻り、送受信データの送受信が完了するまで、S2~S7の処理が繰り返される。
なお、制御部130は、不揮発性記憶素子150に対する送受信データの送受信、即ち、書込みデータD11および読出しデータD21(本実施形態では、ファームアップデータ)の書き込み処理および読出し処理が実行されていない間にトリガー入力を取得した場合、直ちに、当該トリガー入力に対応する音データを不揮発性記憶素子150から読み出して音出力部160に送る。
<実施形態の効果>
本実施形態によれば、以下の効果が奏され得る。
制御部130は、書込みデータD11を不揮発性記憶素子150に書き込む書込み処理、または、読出しデータD21を不揮発性記憶素子150から読み出す読出し処理が実行されている間に、音を発生させるためのトリガー入力を取得した場合、書込み処理または読出し処理を中断して、不揮発性記憶素子150からトリガー入力に対応する音データを読み出す。これにより、書込み処理および読出し処理に起因してトリガー入力から音出力部160での音の発生までに生じるタイムラグを小さくでき、音の遅延を小さくできる。
さらに、図3(a)、図4に示すように、書込みデータD11が含まれる書込み送受信データが複数の書込み単位データに分割される。制御部130は、書込み単位データに対する書込み処理が完了する度に、当該書込み処理の間にトリガー入力を取得していたか否かを確認し、トリガー入力を取得していた場合には、不揮発性記憶素子150から音データを読み出した後に、次の書込み単位データに対する書込み処理を開始する。これにより、不揮発性記憶素子150に対する書込みデータD11の書込み処理の間にトリガー入力が発生した場合に、音の遅延を的確に抑制できる。
さらに、図3(b)、図4に示すように、読出しデータD21が含まれる読出し送受信データが複数の読出し単位データに分割される。制御部130は、読出し単位データに対する書込み処理が完了する度に、当該読出し処理の間にトリガー入力を取得していたか否かを確認し、トリガー入力を取得していた場合には、不揮発性記憶素子150から音データを読み出した後に、次の読出し単位データに対する読出し処理を開始する。これにより、不揮発性記憶素子150に対する読出しデータD21の読出し処理の間にトリガー入力が発生した場合に、音の遅延を的確に抑制できる。
さらに、書込みデータD11および読出しデータD21には、記憶部140に記憶されたファームウェアをアップデートするためのファームアップデータが含まれ、当該ファームアップデータの書込み処理および読出し処理に対して、図3(a)、(b)および図4に示す音の遅延を抑制するための制御処理が適用される。
ファームアップデータは、データ量が多くなりやすく、不揮発性記憶素子150に対する書込み処理または読出し処理に要する時間が長くなりやすい。本実施形態の構成によれば、このようなファームアップデータの書込み処理および読出し処理に起因する音の遅延を的確に抑制できる。
さらに、トリガー入力には、表示入力部110等により受け付けられる操作入力が含まれるので、ユーザにより操作入力が行われたときに、当該操作入力から音出力部160での音の発生までに生じるタイムラグを小さくできる。これにより、音の遅延により、ユーザに違和感や悪い操作感を与えてしまうことを抑制できる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、また、本発明の適用例も、上記実施形態の他に、種々の変更が可能である。
上記実施形態では、音データが記憶された不揮発性記憶素子150にファームアップデータが記憶され、当該ファームアップデータの書込み処理および読出し処理に対して、図3(a)、(b)および図4に示す音の遅延を抑制するための制御処理が適用された。しかしながら、不揮発性記憶素子150に、音データとともにファームアップデータ以外の他のデータが記憶され、当該他のデータの書込み処理および読出し処理に対して、図3(a)、(b)および図4に示す音の遅延を抑制するための制御処理が適用されてもよい。たとえば、他のデータとして、給湯器200からリモコン100に送信されるガスや水の使用量のデータ、給湯器200の総運転時間、リモコン100の総操作時間等の給湯装置10のメンテナンスに利用されるデータ、リモコン100の表示入力部110に表示される画像や動画のデータなどを挙げることができる。
さらに、リモコン100が不揮発性記憶素子150に新たな音データを追加できる構成である場合は、新たな音データの書込み処理に対して、図3(a)、(b)および図4に示す音の遅延を抑制するための制御処理が適用されてもよい。
さらに、リモコン100では、不揮発性記憶素子150がブランク状態ではない場合、データを消去する消去処理が実行される。この消去処理の際にも、制御部130から不揮発性記憶素子150に対して、コマンド等のデータが送受信される。よって、消去処理の際に、図3(a)、(b)および図4に示す音の遅延を抑制するための制御処理が実行されてもよい。
さらに、上記実施形態では、ファームアップデータが、サーバ20から外部通信網40を介してダウンロードされた。しかしながら、リモコン100が、パーソナルコンピュータや、USBメモリ、SDカード等の外部メモリと通信可能なインターフェースを備え、パーソナルコンピュータや外部メモリからファームウェアがダウンロードされるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、外部通信網40を介したサーバ20との通信を行うため、ルータ30と無線通信を行う無線通信部180がリモコン100に備えられた。しかしながら、無線通信部180に替えて、ルータ30とケーブルで接続されて有線通信を行う通信部がリモコン100に備えられてもよい。
さらに、給湯装置10は、ガス燃料を用いるものに限らず、オイルを燃料とする給湯装置であってもよい。給湯装置10は、貯留タンクを用いた貯留式のものであってもよく、燃料電池等の発電ユニットをさらに備えた構成であってもよい。
さらに、上記実施形態では、本発明の音発生機能を有する装置が、給湯装置10の操作装置であるリモコン100に適用された。しかしながら、本発明の音発生機能を有する装置は、給湯装置10の操作装置に限られるものではない。たとえば、本発明は、ガスコンロやガスファンヒータの操作装置に適用できる。また、本発明は、音発生機能を有する装置であれば、操作装置以外の装置に適用することもできる。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜種々の変更が可能である。
10 給湯装置
100 リモートコントローラ(音発生機能を有する装置、操作装置)
110 表示入力部(入力部)
130 制御部
140 記憶部
150 不揮発性記憶素子
160 音出力部
D11 書込みデータ
D21 読出しデータ

Claims (6)

  1. 音データが記憶された不揮発性記憶素子と、
    前記不揮発性記憶素子から読み出された前記音データに対応する音を出力する音出力部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、書込みデータを前記不揮発性記憶素子に書き込む書込み処理、または、読出しデータを前記不揮発性記憶素子から読み出す読出し処理が実行されている間に、前記音を発生させるトリガーとなるトリガー入力を取得した場合、前記書込み処理または前記読出し処理を中断して、前記不揮発性記憶素子から前記トリガー入力に対応する前記音データを読み出す、
    ことを特徴とする音発生機能を有する装置。
  2. 請求項1に記載の音発生機能を有する装置において、
    前記書込み処理では、前記制御部と前記不揮発性記憶素子との間で前記書込みデータを含む書込み送受信データの送受信が行われ、
    前記書込み送受信データは、複数の書込み単位データに分割され、
    前記制御部は、
    前記書込み単位データに対する前記書込み処理が完了する度に、当該書込み処理の間に前記トリガー入力を取得していたか否かを確認し、
    前記トリガー入力を取得していた場合には、前記不揮発性記憶素子から前記音データを読み出した後に、次の前記書込み単位データに対する前記書込み処理を開始する、
    ことを特徴とする音発生機能を有する装置。
  3. 請求項1または2に記載の音発生機能を有する装置において、
    前記読出し処理では、前記制御部と前記不揮発性記憶素子との間で前記読出しデータを含む読出し送受信データの送受信が行われ、
    前記読出し送受信データは、複数の読出し単位データに分割され、
    前記制御部は、
    前記読出し単位データに対する前記読出し処理が完了する度に、当該読出し処理の間に前記トリガー入力を取得していたか否かを確認し、
    前記トリガー入力を取得していた場合には、前記不揮発性記憶素子から前記音データを読み出した後に、次の前記読出し単位データに対する前記読出し処理を開始する、
    ことを特徴とする音発生機能を有する装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の音発生機能を有する装置において、
    ファームウェアを記憶する記憶部を、さらに備え、
    前記書込みデータおよび前記読出しデータは、前記ファームウェアをアップデートするためのファームアップデータを含む、
    ことを特徴とする音発生機能を有する装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の音発生機能を有する装置において、
    操作入力を受け付ける入力部を、さらに備え、
    前記トリガー入力は、前記操作入力を含む、
    ことを特徴とする音発生機能を有する装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の音発生機能を有する装置を、操作装置として備える、
    ことを特徴とする給湯装置。
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