JP2018006800A - 給湯機器の遠隔制御装置および遠隔制御システム - Google Patents

給湯機器の遠隔制御装置および遠隔制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】リモートコントローラの機種数を削減するための構成を提供する。【解決手段】給湯機器10と接続される台所リモコン20は、ルータ40を経由してサーバ50にアクセス可能な通信機能を有する。台所リモコン20は、ルータ40を含む無線ネットワークに対する接続設定が起動されると、併せて、制御ソフトウェアの書込処理を起動するように構成される。制御ソフトウェアの書込処理が起動されると、台所リモコン20は、給湯機器10の機種コードを給湯機器10との通信により取得するとともに、取得した機種コードに対応する制御ソフトウェアのダウンロードをサーバ50へ要求する。さらに、サーバ50からダウンロードされた制御ソフトウェアをインストールすることにより、台所リモコン20は、給湯機器10を遠隔制御するための処理を実行可能な状態となる。【選択図】図1

Description

この発明は、遠隔制御装置および遠隔制御システムに関し、より特定的には、給湯機器に接続されて用いられる遠隔制御装置および遠隔制御システムに関する。
給湯機器の制御に用いられる設定プログラム等のソフトウェアを外部から書き換える技術が公知である。たとえば、特開2004−362501号公報(特許文献1)には、パーソナルコンピュータのハードディスクにインストールされたアプリケーションプログラムを用いて、給湯機器等の住宅設備機器のファームウェアを必要に応じて書き換える構成が記載されている。また、特許3896910号公報(特許文献2)には、給湯機器の一部の機能については、当該機能を実現するために必要な制御プログラムを通信網を経由して管理用サーバからダウンロードし、その制御プログラムを用いて給湯機器の動作を実行する制御が記載されている。
同様に、特許3802666号公報(特許文献3)には、通信機能を有する浴室テレビに、風呂器具のバージョンアップしたプログラムをダウンロードして、風呂器具の制御に用いる構成が記載されている。また、特開2005−180745号公報(特許文献4)には、管理用サーバから設定用プログラムをダウンロードした携帯端末をリモートコントローラとして用いて、給湯器の動作を制御する構成が記載されている。
特開2004−362501号公報 特許3896910号公報 特許3802666号公報 特開2005−180745号公報
通常、給湯機器の遠隔制御装置(以下、リモートコントローラと称する)には、ユーザ操作に応じた指令を給湯機器へ出力するための処理、あるいは、給湯機器の運転状態等に係る情報やデータを表示するための処理のための制御ソフトウェアがインストールされる。この制御ソフトウェアは給湯機器の機種毎に異なるため、工場出荷の段階でインストールすると、給湯機器の機種数の増加に応じてリモートコントローラの機種数も増加してしまう。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、リモートコントローラの機種数を削減するための構成を提供することである。
この発明のある局面では、遠隔制御装置は、給湯機器に接続されて用いられる遠隔制御装置であって、制御ソフトウェアの書込処理を起動するための手段と、書込処理が起動されると、遠隔制御装置にダウンロードすべき制御ソフトウェアを特定するための機種コードを給湯機器から取得するための手段と、機種コード毎の制御ソフトウェアを予め格納するサーバと通信するための通信部と、通信部を用いて取得した機種コードに対応した制御ソフトウェアをサーバから取得するための手段と、取得した制御ソフトウェアを記憶するための記憶部とを備える。
上記遠隔制御装置によれば、接続された給湯機器の機種コードに対応した制御ソフトウェアをサーバからダウンロードすることで、当該給湯機器を遠隔制御可能とすることができるので、工場出荷段階では、機種コード毎に異なる制御ソフトウェアをインストールしておく必要がない。この結果、工場出荷段階での遠隔制御装置の機種数を削減することができる。
好ましくは、通信部は、サーバと通信可能な中継器と無線通信するように構成される。制御ソフトウェアの書込処理は、遠隔制御装置を、中継器を含むネットワークと接続するための接続設定の実行に応じて起動される。
このように構成すると、中継器(ルータ)との無線通信機能を具備することにより、給湯機器の機種コードに対応した制御ソフトウェアを、システムのセットアップ時にサーバからダウンロードすることができる。
また好ましくは、通信部は、サーバに対して通信可能な携帯機器と無線通信するように構成される。制御ソフトウェアの書込処理は、携帯端末から入力され、通信部は、携帯機器を経由してサーバと通信する。
このように構成すると、中継器(ルータ)を含む無線ネットワークが形成されていない環境下でシステムをセットアップする場合にも、携帯機器(代表的には、スマートフォン)を用いて、給湯機器の機種コードに対応した制御ソフトウェアをサーバからダウンロードすることができる。
あるいは好ましくは、通信部は、サーバに対して通信可能な通信アダプタおよび給湯機器の間で有線通信するように構成される。通信部は、通信アダプタを経由してサーバと通信する。
このように構成すると、無線通信機能を具備していなくても、給湯機器との間の通信で用いられる有線通信機能によって、給湯機器の機種コードに対応した制御ソフトウェアを、システムのセットアップ時にサーバからダウンロードすることができる。
さらに好ましくは、遠隔制御装置および給湯機器は、他の遠隔制御装置とさらに接続される。遠隔制御装置は、サーバから取得した制御ソフトウェアを他の遠隔制御装置へ転送するための手段をさらに備える。
このように構成すると、複数個の遠隔制御装置が給湯機器に接続されるシステム構成において、少なくとも1個の遠隔制御装置がサーバに対するアクセス機能を有していれば、各遠隔制御装置に対して、給湯機器の機種コードに対応した制御ソフトウェアを書き込むことが可能となる。
この発明の他の局面では、給湯機器の遠隔制御システムは、給湯機器と接続された複数の遠隔制御装置を備える。複数の遠隔制御装置の各々は、制御ソフトウェアの書込処理を起動するための手段と、書込処理が起動されると、複数の遠隔制御装置にダウンロードすべき制御ソフトウェアを特定するための機種コードを給湯機器から取得するための機種コードを取得するための手段と、書込処理において、機種コード毎の制御ソフトウェアを予め格納するサーバから機種コードに対応した制御ソフトウェアを取得するための手段と、制御ソフトウェアを記憶するための記憶部と、書込処理において取得した制御ソフトウェアを記憶部に書き込むための手段と、書込処理において取得した制御ソフトウェアを他の遠隔制御装置へ転送するための手段と、書込処理の非起動時において他の遠隔制御装置から制御ソフトウェアの転送を受けるための手段と、書込処理の非起動時において転送された制御ソフトウェアを記憶部に書き込むための手段とを備える。
上記給湯機器の遠隔制御システムによれば、複数個の遠隔制御装置が給湯機器に接続されるシステム構成において、少なくとも1個の遠隔制御装置がサーバに対するアクセス機能を有していれば、各遠隔制御装置に対して、給湯機器の機種コードに対応した制御ソフトウェアを書き込むことが可能となる。この結果、工場出荷段階では、機種コード毎に異なる制御ソフトウェアをインストールしておく必要がない。さらに、制御ソフトウェアをダウンロードするためのプログラムについても、サーバに対するアクセス機能の有無によらず共通化することができる。この結果、工場出荷段階での遠隔制御装置のソフトウェア仕様を共通化することにより、遠隔制御装置の機種数を削減することができる。
この発明のさらに他の局面では、給湯機器の遠隔制御システムは、給湯機器と接続された第1および第2の遠隔制御装置を備える。第1の遠隔制御装置は、制御ソフトウェアの書込処理を起動するための手段と、書込処理が起動されると、第1および第2の遠隔制御装置にダウンロードすべき制御ソフトウェアを特定するための機種コードを給湯機器から取得するための手段と、機種コード毎の制御ソフトウェアを予め格納するサーバと通信するための通信部と、通信部を用いて、サーバから機種コードに対応した制御ソフトウェアを取得するための手段と、取得した制御ソフトウェアを記憶するための第1の記憶部とを含む。第2の遠隔制御装置は、制御ソフトウェアを記憶するための第2の記憶部と、第1の遠隔制御装置から制御ソフトウェアの転送を受けるための手段と、第1の遠隔制御装置から転送された制御ソフトウェアを第2の記憶部に書き込むための手段とを含む。
上記給湯機器の遠隔制御システムによれば、複数個の遠隔制御装置が給湯機器に接続されるシステム構成において、少なくとも1個の遠隔制御装置がサーバに対するアクセス機能を有していれば、給湯機器の機種コードに対応した制御ソフトウェアを、システムのセットアップ時にサーバから各遠隔制御装置に対してダウンロードすることができる。この結果、機種コード毎に異なる制御ソフトウェアをインストールしておく必要がないため、工場出荷段階での遠隔制御装置のソフトウェアの機種数を削減することができる。
この発明のさらに他の局面では、給湯機器の遠隔制御システムは、給湯機器と接続された複数の遠隔制御装置を備える。複数の遠隔制御装置の各々は、制御ソフトウェアの書込処理を起動するための手段と、書込処理が起動されると、複数の遠隔制御装置にダウンロードすべき制御ソフトウェアを特定するための機種コードを給湯機器から取得するための手段と、機種コード毎の制御ソフトウェアを予め格納するサーバに対して通信可能な通信アダプタおよび給湯機器との間で有線通信するように構成された通信部と、制御ソフトウェアを記憶するための記憶部と、書込処理において通信アダプタを経由して通信部によりサーバから機種コードに対応した制御ソフトウェアを取得するための手段と、書込処理において取得した制御ソフトウェアを記憶部に書き込むための手段とを備える。
上記給湯機器の遠隔制御システムによれば、各遠隔制御装置が無線通信機能を具備していなくても、給湯機器との間の通信で用いられる有線通信機能によって、給湯機器の機種コードに対応した制御ソフトウェアを、システムのセットアップ時にサーバからダウンロードすることができる。この結果、機種コード毎に異なる制御ソフトウェアをインストールしておく必要がないため、工場出荷段階での遠隔制御装置のソフトウェアの機種数を削減することができる。
この発明によれば、リモートコントローラの機種数を削減することができる。
実施の形態1に従うリモートコントローラが適用される給湯システムの遠隔制御システムを説明する概略図である。 実施の形態1に従う遠隔制御システムを説明する機能ブロック図である。 リモートコントローラに対する実施の形態1に従うソフトウェア書込処理を説明するための状態フロー図である。 各リモートコントローラにおけるソフトウェア書込処理を説明するフローチャートである。 各リモートコントローラにおけるソフトウェアの構成を説明する概念図である。 実施の形態2に従う給湯システムの遠隔制御システムを説明する概略図である。 リモートコントローラに対する実施の形態2に従うソフトウェア書込処理を説明するための状態フロー図である。 実施の形態3に従う給湯システムの遠隔制御システムを説明する概略図である。 実施の形態3に従う遠隔制御システムを説明する機能ブロック図である。 リモートコントローラに対する実施の形態3に従うソフトウェア書込処理を説明するための状態フロー図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に従うリモートコントローラが適用される給湯システム5の構成を説明する概略図である。
図1を参照して、給湯システム5は、給湯機器10と、リモートコントローラ20,30とを有する。給湯機器10は、ガス等の燃料燃焼式またはヒートポンプ式で構成されて、温水を供給する。給湯機器10からの温水は、図示しない給湯配管を経由して、浴槽、シャワー、カラン等へ供給される。
給湯システム5に対するユーザ指令は、リモートコントローラ20,30によって入力される。リモートコントローラ20,30は、通信線21および31によって、給湯機器10と接続される。たとえば、リモートコントローラ20は台所の壁面に配設される。以下では、リモートコントローラ20を「台所リモコン20」とも称する。台所リモコン20は、給湯システム5の運転を入り切りするための運転スイッチ22と、操作スイッチ23と、表示部25とを含む。運転スイッチ22および操作スイッチ23は、代表的には、プッシュボタンやタッチボタンによって構成することができる。表示部25は、代表的には、液晶パネルによって構成することができる。
同様に、リモートコントローラ30は、浴室の壁面に配設される。以下では、リモートコントローラ30を「浴室リモコン30」とも称する。浴室リモコン30は、運転スイッチ32と、操作スイッチ33と、表示部35とを有する。運転スイッチ32および操作スイッチ33は、代表的には、プッシュボタンやタッチボタンによって構成することができる。表示部35は、代表的には、液晶パネルによって構成することができる。
台所リモコン20は、無線通信による通信経路51によって、ルータ40と通信可能に構成されている。ルータ40は、ネットワーク45(インターネット)を経由してサーバ50とアクセス可能に構成されている。したがって、台所リモコン20は、ルータ40を経由して、サーバ50との間で双方向に通信することができる。
図2は、実施の形態1に従う遠隔制御システムを説明する機能ブロック図である。
図2を参照して、給湯機器10は、マイクロコンピュータ16および通信部19を有する。マイクロコンピュータ16は、メモリ17、ならびに、図示しないCPU(Central Processing Unit)および入出力インターフェイスを内蔵する。
通信部19は、通信線21,31を用いた通信機能を有する。マイクロコンピュータ16は、メモリに記憶されたプログラムを実行することによって、台所リモコン20および浴室リモコン30へ入力されたユーザ指令に従って、給湯機器10の動作を制御する。代表的には、マイクロコンピュータ16によって、給湯機器10からの給湯温度が制御される。
台所リモコン20は、図1に示された、運転スイッチ22、操作スイッチ23、および、表示部25と、マイクロコンピュータ26と、通信部28および29とを含む。マイクロコンピュータ26は、マイクロコンピュータ16と同様に構成されて、メモリ27を内蔵する。
通信部29は、通信線21を用いた通信機能を有する。通信部28は、たとえば、無線LAN(Local Area Network)モジュ−ルによって構成されて、ルータ40を経由した通信経路55によって、サーバ50にアクセスすることが可能である。
マイクロコンピュータ26は、メモリ27に記憶された制御ソフトウェアに従って、接続された給湯機器10の遠隔制御機能を発揮する。たとえば、この遠隔制御機能によって、運転スイッチ22および操作スイッチ23へのユーザ操作に応じて、接続された給湯機器10を制御するためのユーザ指令が生成されて、マイクロコンピュータ16へ入力される。具体的には、複数個配置された操作スイッチ23と、ユーザ指令との対応付けが、制御ソフトウェアによって規定される。あるいは、制御ソフトウェアに従って、ソフトスイッチの配置を含む、表示部25の表示内容が規定される。
浴室リモコン30は、図1に示された、運転スイッチ32、操作スイッチ33、および、表示部35と、マイクロコンピュータ36と、通信部39とを有する。マイクロコンピュータ36は、マイクロコンピュータ16,26と同様に構成されて、メモリ37を内蔵する。同様に、マイクロコンピュータ36は、メモリ37に記憶された制御ソフトウェアに従って、接続された給湯機器10の遠隔制御機能を発揮する。メモリ27,37は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリによって構成される。なお、メモリ27,37は、マイクロコンピュータ26,36の外部要素として設けられてもよい。
通信部39は、通信線31を用いた通信機能を有する。したがって、給湯機器10、台所リモコン20、および浴室リモコン30の各々は、通信部19,29,39および通信線21,31を用いて、互いに双方向に通信することができる。
台所リモコン20および浴室リモコン30において、制御ソフトウェアは、給湯機器10の機能や種類によって異なる。言い換えると、給湯機器10の機種の違いに対して、台所リモコン20および浴室リモコン30での制御ソフトウェアを共通化できる範囲は限定される。したがって、以下では、制御ソフトウェアを共通化できる給湯機器10の機種毎に、所定の機種コードが定義されるものとする。すなわち、各給湯機器10には、機種コードが割り当てられており、機種コードが異なると、台所リモコン20および浴室リモコン30に、異なる制御ソフトウェアがインストールされる必要がある。
したがって、最終的に、接続された給湯機器10を遠隔操作するためには、台所リモコン20のメモリ27および浴室リモコン30のメモリ37に、当該給湯機器10の機種コードに対応した制御ソフトウェアが書き込まれる必要がある。しかしながら、機種コード毎の制御ソフトウェアのインストールを工場出荷段階で完了する場合には、機種コード毎にリモートコントローラも別機種とすることになってしまう。特に、機能差によって必要な操作スイッチ23,33の個数が異なる機種コード間では、ハードウェアについても共通化が困難となる。
したがって、本実施の形態では、機種コード毎の制御ソフトウェアについては、工場出荷後(たとえば、給湯システム5のセットアップ時)に、サーバ50からダウンロードしてインストールすることによって、工場出荷段階でのリモートコントローラの仕様を共通化する。
このため、サーバ50は、リモートコントローラ20,30用の制御ソフトウェアを機種コード毎に予め格納しており、ダウンロード要求に応じて、要求された機種コードの制御ソフトウェアを配信できるように構成されている。
図3は、リモートコントローラに対する実施の形態1に従う制御ソフトウェア書込み処理を説明するための状態フロー図である。
図3を参照して、無線通信機能を有する台所リモコン20において、ソフトウェア書込処理が起動されると、マイクロコンピュータ26は、通信線21を経由して、マイクロコンピュータ16に給湯機器10の機種コードを問合せる。たとえば、ソフトウェア書込処理は、台所リモコン20を、ルータ(中継器)40を含むネットワーク(無線LAN)に接続するための接続設定が起動されたときに、併せて起動される。代表的には、WPS(Wi-Fi Protected Setup):登録商標)ボタンの操作等の所定操作に応じて、接続設定は起動される。一般的には、マイクロコンピュータ26は、電源投入時に、台所リモコン20が無線LANに未接続である場合には、接続設定の起動を促すメッセージを表示するように構成される。したがって、当該メッセージによって、ソフトウェア書込処理の起動についても促されることとなる。なお、ソフトウェア書込処理の起動は、リモートコントローラへの特殊操作によって専用のコマンドとして入力されてもよい。
上述のように、機種コードに従って、サーバ50からダウンロードすべき制御ソフトウェアを特定することができる。マイクロコンピュータ16は、通信線21を経由して、給湯機器10の機種コードを、台所リモコン20(マイクロコンピュータ26)へ送信する。
台所リモコン20は、サーバ50に対して、制御ソフトウェアのダウンロード要求を、機種コードとともに送信する。これに応じて、サーバ50が機種コードに対応した制御ソフトウェアを配信することによって、台所リモコン20は、当該制御ソフトウェアをダウンロードすることができる。
台所リモコン20は、ダウンロードされた制御ソフトウェアを、内蔵されたメモリ27に書き込む。メモリ27に書き込まれた制御ソフトウェアの起動によってインストールが完了すると、台所リモコン20は、接続された給湯機器10を遠隔制御するための処理を実行可能な状態となる。
さらに、台所リモコン20は、通信線21および31を経由して、サーバ50からダウンロードされた制御ソフトウェアを、浴室リモコン30へ転送する。浴室リモコン30は、転送された制御ソフトウェアを、内蔵されたメモリ37に書き込む。当該制御ソフトウェアの起動によってインストールが完了すると、浴室リモコン30は、接続された給湯機器10を遠隔制御するための処理を実行可能な状態となる。
なお、同一機種コード内で、台所リモコン20および浴室リモコン30の制御ソフトウェアが異なる場合には、サーバ50から台所リモコン20に対して両方の制御ソフトウェアがダウンロードされるとともに、台所リモコン20から浴室リモコン30へは、浴室リモコン30の制御ソフトウェアのみが転送される。
また、図3から理解されるように、台所リモコン20がサーバとの通信機能を具備していれば、浴室リモコン30については、サーバ50に直接アクセスできなくても、通信線21,31を用いた通信により、サーバ50からダウンロードされた制御ソフトウェアのインストールが可能である。
図4は、各リモートコントローラにおけるソフトウェア書込処理を説明するフローチャートである。図4に示されるフローチャートは、台所リモコン20および浴室リモコン30の間で共通化することができる。したがって、図4に示す制御処理は、マイクロコンピュータ26,36によって、電源投入時に起動することができる。
図4を参照して、マイクロコンピュータ26,36は、給湯システム5に電源が投入されると、ステップS100により、接続された給湯機器10の機種コードに対応した制御ソフトウェアが書込済みであるかを、フラグFLGの値に基づいて判定する。フラグFLGは、工場出荷時にFLG=0(デフォルト値)に設定されるとともに、後述する制御ソフトウェアの書込終了時にFLG=1に修正される。
マイクロコンピュータ26,36は、制御ソフトウェアが書込済みのとき(FLG=1)には(S100のYES判定時)、ステップS190に処理を進める。この場合には、後述する書込処理は実行されず、FLG=1に維持される。
マイクロコンピュータ26,36は、制御ソフトウェアの未書込時(FLG=0)には(S100のNO判定時)、ステップS110に処理を進めて、ソフトウェア書込処理が起動されるか否かを判定する。ステップS110は、電源投入から所定時間が経過するまでにソフトウェア書込処理が起動されるとYES判定とされ、所定時間が経過してもソフトウェア書込処理が起動されない場合には、NO判定とされる。なお、台所リモコン20のマイクロコンピュータ26においては、ソフトウェア書込処理が起動されるまで、時間制限を設けずに待機し続けるように処理を行ってもよい。
したがって、共通のフローチャートに従ってマイクロコンピュータ26,36が動作しても、ステップS110がYES判定とされるのは、台所リモコン20のマイクロコンピュータ26に限られる。このため、ステップS110のYES判定時に実行されるステップS120〜S170の処理は、基本的には、サーバ50に対するアクセス機能を有する台所リモコン20のマイクロコンピュータ26で実行される。特に、WPSボタンの操作等のネットワーク(無線LAN)への接続設定に連動してソフトウェア書込処理が起動される場合には、無線通信機能を有する台所リモコン20のマイクロコンピュータ26のみで、ステップS110がYES判定とされて、ステップS120〜S170の処理が実行される。
マイクロコンピュータ26は、ソフトウェア書込処理が起動されると(S110のYES判定時)、ステップS120により、接続された給湯機器10に対して、機種コードの問合せを出力する。そして、マイクロコンピュータ26は、ステップS130により、給湯機器10から返信された機種コードを取得する。さらに、マイクロコンピュータ26は、ステップS140により、制御ソフトウェアのダウンロード要求を、機種コードとともに出力する。当該ダウンロード要求および機種コードは、通信部28(図2)から、ルータ40を経由してサーバ50へ送信される。サーバ50は、当該機種コードに応じた制御ソフトウェアを配信する。
マイクロコンピュータ26は、ステップS150により、サーバ50から配信された制御ソフトウェアをダウンロードする。これにより、接続された給湯機器10の機種コードに対応した制御ソフトウェアが、マイクロコンピュータ26によって取得される。
さらに、マイクロコンピュータ26は、ステップS160により、ステップS150で取得された制御ソフトウェア(台所リモコン20)を、メモリ27へ書き込む。なお、ステップS150によるダウンロードおよびステップS160による書き込みは、並行に処理されてもよい。
さらに、マイクロコンピュータ26は、ステップS170により、ステップS150で取得された制御ソフトウェアを、浴室リモコン30へ転送する。そして、マイクロコンピュータ26は、ステップS175により、ステップS160でメモリ27に書き込まれた制御ソフトウェアを起動する。制御ソフトウェアの起動によりインストールが完了すると、台所リモコン20は、接続された給湯機器10を遠隔制御するための処理を実行可能な状態となる。
さらに、マイクロコンピュータ26は、ステップS185により、インストールが完了したことを受けて、制御ソフトウェアのインストールが完了したことを示すように、フラグFLGを0から1に変更する。
無線LAN機能を具備しない浴室リモコン30では、ソフトウェア書込処理は起動されないので、ステップS110はNO判定とされる。したがって、浴室リモコン30のマイクロコンピュータ36は、ステップS200に処理を進めて、制御ソフトウェアの転送待ちの状態となる。
マイクロコンピュータ36は、一定時間内に制御ソフトウェアを受信した場合(S210のYES判定時)には、ステップS220により、受信した制御ソフトウェアをメモリ37へ書き込む。なお、ステップS210による受信およびステップS220による書き込みについても、並行に処理することが可能である。
そして、マイクロコンピュータ36は、ステップS175により、ステップS220でメモリ37に書き込まれた制御ソフトウェアを起動する。制御ソフトウェアの起動によりインストールが完了すると、浴室リモコン30は、接続された給湯機器10を遠隔制御するための処理を実行可能な状態となる。
マイクロコンピュータ36は、制御ソフトウェアの転送待ちの状態(S200)で、一定時間内に制御ソフトウェアを受信しなかった場合(S210のNO判定時)には、ステップS180により、フラグFLGを0に維持して処理を終了する。この場合には、制御ソフトウェアのインストールが未完であることを通知するとともに、ソフトウェア書込処理の起動を促すメッセージを表示部35に出力することが好ましい。あるいは、ステップS210では時間制限を設けずに、制御ソフトウェアが受信されるまで待機(S200)し続けるように処理を構成してもよい。
なお、台所リモコン20においても、電源投入後、一定時間内にソフトウェア書込処理が起動されなかった場合には、ステップS110のNO判定から、ステップS200およびステップS210のNO判定を経て、ステップS180に処理が進められる。これにより、フラグFLG=0に維持される。この場合にも、上述のメッセージを表示部25に出力することが好ましい。
図5には、各リモートコントローラにおけるソフトウェアの構成を説明する概念図が示される。
図5を参照して、各リモートコントローラのソフトウェア200は、共通ソフトウェア210と、機種コード毎の制御ソフトウェア220とを含む。共通ソフトウェア210は、機種コード毎の制御ソフトウェア220をサーバ50からダウンロードするためのプログラムを含み、たとえば、図4に示された制御処理を実行するように構成される。
これにより、工場出荷段階では、台所リモコン20(マイクロコンピュータ26)および浴室リモコン30(マイクロコンピュータ36)の各々について、共通ソフトウェア210のみを書き込んだ状態とすればよく、機種コード毎に異なった制御ソフトウェア220を書き込む必要がない。
そして、上述のように、各リモートコントローラは、図4に示された制御処理に従って、機種コード毎の制御ソフトウェア220をサーバからダウンロードすることにより、接続された給湯機器10を遠隔制御するための機能を発揮することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態1に従うリモートコントローラによれば、工場出荷段階では、給湯機器10の機種コードが異なってもソフトウェア構成を共通化することが可能である。この結果、工場出荷段階でのリモートコントローラの機種数の削減により、生産効率を高めることができる。
なお、上述のように、図4のフローチャートに従う制御処理は、台所リモコン20および浴室リモコン30の間で共通化することができる。この場合には、共通ソフトウェア210について、機種コード間のみならず、台所リモコン20および浴室リモコン30の間でも共通化することができる。したがって、マイクロコンピュータ26および36についても汎用化が可能となるため、生産性をさらに高めることが可能となる。
一方で、図4で説明したように、サーバ50へのアクセス機能を有する台所リモコン20と、当該機能を有さない浴室リモコン30との間では、制御ソフトウェアをメモリ27または37に書き込むまでの処理が異なっている。したがって、共通ソフトウェア210については、台所リモコン20と浴室リモコン30との間で別個のものとしてもよい。この場合には、台所リモコン20および浴室リモコン30のそれぞれについて、給湯機器10の機種コードが異なっても、工場出荷段階では、ソフトウェア構成が共通化できるのでリモートコントローラの機種数を削減することができる。
再び図1を参照して、台所リモコン20の操作スイッチ23および、浴室リモコン30の操作スイッチ33の各々について、各スイッチに割り当てられた機能の表記について、は、表示部25,35のうちの操作スイッチ23,33の近接領域24,34に、ダウンロードされた制御ソフトウェアに従って表示することが好ましい。このようにすると、機種コード間で操作スイッチ23,33の機能が完全に一致していなくても、工場出荷時におけるハードウェア仕様を共通化することができる。これに対して、工場出荷状態で、各操作スイッチ23,33の機能表記のためのシールを貼付する構成とすると、操作スイッチ23,33の機能が一致していない機種間では、リモートコントローラのハードウェアを共通化が困難になる虞がある。
あるいは、表示部25,35が液晶等のタッチパネルによって構成される場合には、操作スイッチ22,33の一部または全部について、当該タッチパネル上に構成することも可能である。この場合には、タッチパネル上における操作スイッチ22,32の配置は、ダウンロードされた制御ソフトウェアによって設定することができる。これにより、リモートコントローラのハードウェアの共通化がさらに容易になる。
[実施の形態2]
以下の実施の形態では、リモートコントローラ(台所リモコン20)およびサーバ50の間の通信態様が異なる構成例を順次説明する。
図6は、実施の形態2に従う給湯システムの遠隔制御システムを説明する概略図である。
図6を図1と比較して、実施の形態2では、台所リモコン20からサーバ50へのアクセス経路が、携帯機器41を経由する点で異なる。携帯機器41は、サーバ50へのアクセス機能、および、台所リモコン20(通信部28)との無線通信機能(通信経路51)を有する。代表的には、携帯機器41として、スマートフォンを用いることができる。スマートフォンを携帯機器41として用いる場合には、基地局53を経由してネットワーク(インターネット)45に接続することによって、サーバ50へのアクセスが可能となる。なお、タブレット端末やモバイルルーターによって、携帯機器41を構成することも可能である。図6のその他の点は、図1と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
実施の形態2において、各リモートコントローラにおけるソフトウェア書込処理のフローチャートは実施の形態1(図4)と同様とできるので、詳細な説明は繰返さない。すなわち、実施の形態2においては、実施の形態1と比較して、台所リモコン20およびサーバ50の間のアクセス態様のみが異なる。
図7には、実施の形態2に従うソフトウェア書込処理を説明するための状態フロー図が示される。
図7を参照して、実施の形態2に従う給湯システムの遠隔システムでは、スマートフォン(携帯端末)41でのアプリケーションの起動によって、台所リモコン20に対するソフトウェア書込処理を起動することができる。
すなわち、スマートフォンの画面操作により、ソフトウェア書込処理を起動するための信号が出力されて、通信経路51を用いて台所リモコン20へ送信される。これに応じて、マイクロコンピュータ26(台所リモコン20)が、図4のステップS110をYES判定とする。
以降は、マイクロコンピュータ26が、図4のステップS120以降の処理を実行することにより、台所リモコン20から給湯機器10に対して機種コードの問合せが実行され、回答された機種コードが、制御ソフトウェアのダウンロード要求と併せて、台所リモコン20から出力される。機種コードおよびダウンロード要求は、スマートフォン(携帯機器41)へ転送されて、サーバ50へ送信される。
これに応じて、実施の形態1と同様に、サーバ50から機種コードに対応した制御ソフトウェアが配信される。配信された制御ソフトウェアは、スマートフォン(携帯機器41)を経由して、台所リモコン20にダウンロードされる。以降では、実施の形態1(図4)と同様に、台所リモコン20は、制御ソフトウェアをメモリ27に書き込むとともに、浴室リモコン30へ転送する。そして、メモリ27,37に制御ソフトウェアが書き込まれ、さらに起動されることで、台所リモコン20および浴室リモコン30は、接続された給湯機器10を遠隔制御するための処理を実行可能な状態となる。
このように実施の形態2によれば、スマートフォン等の携帯端末を経由して、制御ソフトウェアをサーバ50からダウンロードできる。この結果、実施の形態1でのルータ40が配置されておらず、無線LANに対してリモートコントローラ(台所リモコン20)を接続できない環境下でも、工場出荷後のセットアップ段階で制御ソフトウェアをダウンロードすることができる。
[実施の形態3]
図8は、実施の形態3に従う給湯システムの遠隔制御システムを説明する概略図である。
図8を図1と比較して、実施の形態3では、台所リモコン20からサーバ50へのアクセス経路が、有線接続用の通信アダプタ43を経由して形成される点が異なる。通信アダプタ43は、たとえば、イーサネット(登録商標)アダプタによって構成されて、通信線42によって給湯機器10と接続される。これにより、図2に示された、給湯機器10、台所リモコン20および浴室リモコン30の各々は、通信アダプタ43およびルータ40を経由して、サーバ50とアクセス可能となる。
図9は、実施の形態3に従う遠隔制御システムを説明する機能ブロック図である。
図9を図2と比較して、実施の形態3では、通信部19が通信線42を経由して、通信アダプタ43と接続されている。この結果、台所リモコン20は、通信線21,42を経由して、通信アダプタ43およびサーバ50の間に形成される通信経路を用いて、サーバ50にアクセス可能となる。この結果、台所リモコン20において、無線通信のための通信部28の配置が不要となる。図10のその他の点は、図3と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
したがって、実施の形態3では、リモートコントローラに無線通信機能を有していなくても、実施の形態1,2のように、サーバ50から、機種コードに対応した制御ソフトウェアのダウンロードが可能となる。
図10には、実施の形態3に従うソフトウェア書込処理を説明するための状態フロー図が示される。
図10を参照して、実施の形態3に従う給湯システムの遠隔システムでは、台所リモコン20でソフトウェア書込処理が起動されると、通信アダプタ43を経由して、機種コードの問い合わせが給湯機器10へ出力される。たとえば、ソフトウェア書込処理は、イーサネット(登録商標)に対して台所リモコン20を初回接続するための接続設定が起動されたときに、併せて起動することができる。
給湯機器10から回答された機種コードは、マイクロコンピュータ26によって取得され、当該機種コードに対応する制御ソフトウェアのダウンロード要求が、通信アダプタ43を経由して、サーバ50に対して送信される。これに応じて、サーバ50は、機種コードに対応した制御ソフトウェアを配信する。配信された制御ソフトウェアは、通信アダプタ43によって受信される。
通信アダプタ43は、制御ソフトウェアを、通信線42,21,31を経由して、台所リモコン20および浴室リモコン30の各々に対して転送する。転送された制御ソフトウェアは、台所リモコン20のメモリ27および浴室リモコン30のメモリ37でそれぞれ書き込まれる。さらに、これらの制御ソフトウェアが起動されることにより、台所リモコン20および浴室リモコン30は、接続された給湯機器10を遠隔制御するための処理を実行可能な状態となる。
すなわち、実施の形態3の構成では、台所リモコン20から浴室リモコン30への制御プログラムの転送処理(図4のS170)は不要となる。たとえば、ステップS110におけるソフトウェア書込処理が、無線通信による接続設定(実施の形態1,2)および有線通信による接続設定(実施の形態3)のいずれをトリガとするものであったかを記憶するとともに、有線通信による接続設定であった場合には、ステップS170の処理をスキップして、制御ソフトウェアを起動(S175)するように、図4のフローチャートを変形すると、マイクロコンピュータ26,36によって実施の形態3に従うソフトウェア書込処理を実行することが可能である。
なお、実施の形態3では、給湯機器10の機種コードの取得、および、取得した機種コードに対応した制御プログラムのダウンロード要求についても、通信アダプタ43で実行することも可能である。この場合には、有線通信による接続設定であった場合には、図4のステップS120〜S170をスキップするように、図4のフローチャートを変形することができる。
このように、実施の形態3によれば、各リモートコントローラに無線通信機能を追加しなくても、イーサネット等の通信アダプタ43を経由して、制御ソフトウェアをサーバ50からダウンロードすることができる。すなわち、無線通信機能を具備しないリモートコントローラについても、給湯機器10の機種コードが異なっても工場出荷段階でのソフトウェア構成を共通化することができるので、機種数を削減することができる。
なお、実施の形態1〜3では、操作し易い位置に取り付けられる傾向にある台所リモコン20から、ソフトウェア書込処理が起動される例を示したが、本発明の適用はこのような構成に限定されるものではない。すなわち、実施の形態1,2では、浴室リモコン30に無線通信機能を具備させることにより、浴室リモコン30からソフトウェア書込処理を起動することが可能である。また、実施の形態3では、いずれのリモートコントローラからでもソフトウェア書込処理を起動することが可能である。
さらに、給湯機器10と接続されるリモートコントローラの個数について、本実施の形態では、台所リモコン20および浴室リモコン30の2個である場合を例示したが、リモートコントラーロが1個の場合、あるいは、3個以上の場合にも、少なくとも1個のリモートコントローラがサーバ50に対するアクセス機能を有する限り、本発明の適用が可能である点について、確認的に記載する。
また、実施の形態1〜3での例示から理解されるように、サーバ50へのアクセス経路については特に限定することなく、本発明を適用して、リモートコントローラの共通化を図ることが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
5 給湯システム、10 給湯機器、16,26,36 マイクロコンピュータ、17,27,37 メモリ、19,29,39 通信部(有線通信)、20 リモートコントローラ(台所リモコン)、30 リモートコントローラ(浴室リモコン)、21,31,42 通信線、22,32 運転スイッチ、23,33 操作スイッチ、24,34 近接領域、25,35 表示部、28 通信部(無線通信)、40 ルータ、41 携帯機器、43 通信アダプタ、45 ネットワーク(インターネット)、50 サーバ、51,55 通信経路、53 基地局、200 ソフトウェア、210 共通ソフトウェア、220 制御ソフトウェア(機種毎)。

Claims (8)

  1. 給湯機器に接続されて用いられる遠隔制御装置であって、
    制御ソフトウェアの書込処理を起動するための手段と、
    前記書込処理が起動されると、前記遠隔制御装置にダウンロードすべき前記制御ソフトウェアを特定するための機種コードを前記給湯機器から取得するための手段と、
    前記機種コード毎の前記制御ソフトウェアを予め格納するサーバと通信するための通信部と、
    前記通信部を用いて取得した前記機種コードに対応した前記制御ソフトウェアを前記サーバから取得するための手段と、
    取得した前記制御ソフトウェアを記憶するための記憶部とを備える、給湯機器の遠隔制御装置。
  2. 前記通信部は、前記サーバと通信可能な中継器と無線通信するように構成され、
    前記制御ソフトウェアの書込処理は、前記遠隔制御装置を、前記中継器を含むネットワークと接続するための接続設定の実行に応じて起動される、請求項1記載の給湯機器の遠隔制御装置。
  3. 前記通信部は、前記サーバに対して通信可能な携帯機器と無線通信するように構成され、
    前記制御ソフトウェアの書込処理は、前記携帯機器から入力され、前記通信部は、前記携帯機器を経由して前記サーバと通信する、請求項1記載の給湯機器の遠隔制御装置。
  4. 前記通信部は、前記サーバに対して通信可能な通信アダプタおよび前記給湯機器との間で有線通信するように構成され、
    前記通信部は、前記通信アダプタを経由して前記サーバと通信する、請求項1記載の給湯機器の遠隔制御装置。
  5. 前記遠隔制御装置および前記給湯機器は、他の遠隔制御装置とさらに接続され、
    前記遠隔制御装置は、
    前記サーバから取得した前記制御ソフトウェアを前記他の遠隔制御装置へ転送するための手段をさらに備える、請求項1記載の給湯機器の遠隔制御装置。
  6. 給湯機器と接続された複数の遠隔制御装置を備え、
    前記複数の遠隔制御装置の各々は、
    制御ソフトウェアの書込処理を起動するための手段と、
    前記書込処理が起動されると、前記複数の遠隔制御装置にダウンロードすべき前記制御ソフトウェアを特定するための機種コードを前記給湯機器から取得するための手段と、
    前記書込処理において、前記機種コード毎の前記制御ソフトウェアを予め格納するサーバから前記機種コードに対応した前記制御ソフトウェアを取得するための手段と、
    前記制御ソフトウェアを記憶するための記憶部と、
    前記書込処理において、取得した前記制御ソフトウェアを前記記憶部に書き込むための手段と、
    前記書込処理において、取得した前記制御ソフトウェアを他の前記遠隔制御装置へ転送するための手段と、
    前記書込処理の非起動時に、他の前記遠隔制御装置から前記制御ソフトウェアの転送を受けるための手段と、
    前記書込処理の非起動時に、転送された前記制御ソフトウェアを前記記憶部に書き込むための手段とを備える、給湯機器の遠隔制御システム。
  7. 給湯機器と接続された第1および第2の遠隔制御装置を備え、
    前記第1の遠隔制御装置は、
    制御ソフトウェアの書込処理を起動するための手段と、
    前記書込処理が起動されると、前記第1および第2の遠隔制御装置にダウンロードすべき前記制御ソフトウェアを特定するための機種コードを前記給湯機器から取得するための手段と、
    前記機種コード毎の前記制御ソフトウェアを予め格納するサーバと通信するための通信部と、
    前記通信部を用いて、前記サーバから前記機種コードに対応した前記制御ソフトウェアを取得するための手段と、
    取得した前記制御ソフトウェアを記憶するための第1の記憶部とを含み、
    前記第2の遠隔制御装置は、
    前記制御ソフトウェアを記憶するための第2の記憶部と、
    前記第1の遠隔制御装置から前記制御ソフトウェアの転送を受けるための手段と、
    前記第1の遠隔制御装置から転送された前記制御ソフトウェアを前記第2の記憶部に書き込むための手段とを含む、給湯機器の遠隔制御システム。
  8. 給湯機器と接続された複数の遠隔制御装置を備え、
    前記複数の遠隔制御装置の各々は、
    制御ソフトウェアの書込処理を起動するための手段と、
    前記書込処理が起動されると、前記複数の遠隔制御装置にダウンロードすべき前記制御ソフトウェアを特定するための機種コードを前記給湯機器から取得するための手段と、
    前記機種コード毎の前記制御ソフトウェアを予め格納するサーバに対して通信可能な通信アダプタと前記給湯機器との間で有線通信するように構成された通信部と、
    前記制御ソフトウェアを記憶するための記憶部と、
    前記書込処理において、前記通信アダプタを経由して前記通信部により前記サーバから前記機種コードに対応した前記制御ソフトウェアを取得するための手段と、
    前記書込処理において、取得した前記制御ソフトウェアを前記記憶部に書き込むための手段とを備える、給湯機器の遠隔制御システム。
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