JP6729132B2 - 給湯器の遠隔制御システム - Google Patents

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この発明は、給湯器の遠隔制御システムに関し、より特定的には、インターネットアクセス機能を搭載した遠隔制御システムに関する。
給湯器は、通常、ユーザ操作を入力するためのリモートコントローラ(以下、単に「リモコン」とも称する)を用いて遠隔制御される。一般的には、リモコンが台所および浴室等の複数個所に配設されることによって、給湯器の遠隔制御システム(以下、リモコンシステムとも称する)が構成される。
特開2003−158783号公報(特許文献1)には、リモコンシステムにおいて、給湯器のリモコンを用いて浴室で音楽や映画の鑑賞を実現するための構成が記載されている。さらに、特許文献1には、台所リモコンのメモリカードに記憶された音声データや音楽データをマイクロプロセッサで処理して、浴室リモコンのスピーカから出力する構成が記載されている。メモリカードに対しては、インターネット等の広域通信網や家庭内ネットワークを含むネットワーク網や、パソコン他のデータ伝送装置からデータを取り込むことが記載されている。
また、特許第5737009号公報(特許文献2)には、リモコン同士の間での音声通話機能を有するリモコンシステムにおいて、台所リモコンに音楽入力端子を設けるとともに、当該音楽入力端子に入力されたオーディオ信号を、音声通話時に用いられる経路を用いて台所リモコンから浴室リモコンへ伝送して、浴室リモコンのスピーカから音楽を出力する構成が記載されている。
特開2003−158783号公報 特許第5737009号公報
特許文献1では、メモリカードに予め記録されたデータを再生する構成であるので、インターネットラジオのような受信と再生を同時に行う用途は想定していない。ここで、インターネットラジオをリモコンで聴取するには、受信する放送局の選択操作(選局操作)を当該リモコンの表示画面を用いて実行することが必要となる。
しかしながら、リモコンシステムでは、一部のリモコンについては、簡素な表示機能しか有さないように構成することがある。たとえば、浴室に配置されるリモコンでは、予め規定された文字や図柄等の表示、および、数字のセグメント表示に機能を絞ることにより、蛍光表示管が表示画面に用いられることがある。
このため、当該リモコン(たとえば、浴室リモコン)によってインターネットラジオ等のインターネット配信に基づく音響データ(音声データおよび/または音楽データ)を再生して聴取する際には、インターネットでのアクセス先の選択(代表的には、インターネットラジオでの選局)のための画面入力を行うことが困難になることが懸念される。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、簡素な表示機能しか有さないリモコンを用いて、広域通信網(インターネット)から配信された音響データ(音声データおよび/または音楽データ)を再生して聴取する際のアクセス先を選択するためのリモコンシステムの構成を提供することである。
この発明のある局面によれば、給湯器の遠隔制御システムは、給湯器を遠隔制御するための第1のリモコンと、給湯器および第1のリモコンの間を接続する通信線と、広域通信網にアクセスするためのアクセス手段と、アクセス手段との間で信号の授受が可能に配置された記憶手段とを備える。アクセス手段は、第1のリモコンの外部に配置されるとともに、第1のリモコンとの間に通信線を含む通信経路を有するように構成される。第1のリモコンは、第1および第2の操作部と、第1の表示部と、スピーカとを含む。第1の操作部は、広域通信網からの音響データの配信指示を入力するための入力を受ける。第1の表示部は、音響データの配信を受けるためのアクセス先の選択コードを表示する。第2の操作部は、第1の表示部に表示される選択コードを変更するための入力を受ける。スピーカは、アクセス手段から通信経路を経由して送信された音響データに従った音響を発生する。第1のリモコンにおける選択コードとアクセス先との対応関係は、第1の表示部と比較して高精細な表示能力を有する第2の表示部を用いて予め入力される。記憶手段は、当該対応関係を記憶する。アクセス手段は、記憶手段に記憶された対応関係および第1の表示部に表示中の選択コードに従って特定されるアクセス先から広域通信網を経由して、音響データの配信を受ける。
上記給湯器の遠隔制御システムによれば、広域通信網からの音響データの配信時における、第1のリモコンによってユーザが選択する選択コードとアクセス先との対応関係を、表示機能が高い第2の表示部を用いて予め入力することができる。このため、簡素な表示機能しか有さない第1のリモコンを用いて、広域通信網(インターネット)から配信された音響データ(音声データおよび/または音楽データ)を再生して聴取する際のアクセス先を選択することができる。
好ましくは、給湯器の遠隔制御システムは、第2の表示部を有する第2のリモコンをさらに備える。第2のリモコンは、第2の表示部を用いて対応関係を入力するように構成される。通信線は、給湯器、第1のリモコンおよび、第2のリモコンを接続する。
このように構成すると、第1のリモコンよりも表示機能が高い別のリモコン(第2のリモコン)を用いて、第1のリモコンでの選択コードとインターネットのアクセス先との対応関係を規定する入力を行うことができる。
さらに好ましくは、アクセス手段は、第2のリモコンに設けられた通信部を含む。あるいは、さらに好ましくは、アクセス手段は、給湯器に設けられた通信部を含む。また、さらに好ましくは、アクセス手段は、給湯器、第1のリモコンおよび、第2のリモコンの外部に配置された通信部を含み、通信部は、通信線を含む経路によって、給湯器、第1のリモコンおよび、第2のリモコンと接続される。
このように、第2のリモコンを用いて選択コードとインターネットのアクセス先との対応関係を規定する入力を行う構成において、第2のリモコン、給湯器、または、別機器(通信モジュール)にインターネットアクセス機能を搭載することができる。
また好ましくは、給湯器の遠隔制御システムは、携帯端末と通信するための通信部をさらに備える。第2の表示部は、携帯端末の表示画面を用いて構成されるとともに、対応関係は携帯端末を用いて入力される。さらに、通信部は、広域通信網を経由して携帯端末と通信することができる。この場合には、アクセス手段は、通信部を用いてアクセス先から音響データの配信を受け、携帯端末に入力された対応関係は、広域通信網および通信部を経由して記憶手段に伝達される。
このような構成とすることにより、第1のリモコンよりも表示機能が高い携帯端末を用いて、第1のリモコンでの選択コードとインターネットのアクセス先との対応関係を規定する入力を行うことができる。
さらに好ましくは、給湯器の遠隔制御システムは、通信線を経由して給湯器および第1のリモコンと接続される第2のリモコンをさらに備える。通信部は、第2のリモコンに設けられる。あるいは、通信部は、給湯器、第1のリモコンおよび、第2のリモコンの外部に配置される。または、通信部は、給湯器に設けられる。
このように、携帯端末を用いて選択コードとインターネットのアクセス先との対応関係を規定する入力を行う構成において、第2のリモコン、給湯器、または、別機器(通信モジュール)にインターネットアクセス機能を搭載することができる。
この発明によれば、簡素な表示機能しか有さないリモコンを用いて、広域通信網(インターネット)から配信された音響データ(音声データおよび/または音楽データ)を再生して聴取する際のアクセス先を選択することができる。
本発明の実施の形態1に従う給湯器の遠隔制御システム(リモコンシステム)が適用される給湯システムの構成を説明する概略図である。 図1に示された、給湯器、台所リモコンおよび浴室リモコンの間の通信構成を説明するブロック図である。 実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。 図3に示されたテーブルの記憶内容を説明する図表である。 実施の形態1の変形例に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。 実施の形態2に従う給湯器のリモコンシステムが適用される給湯システムの構成を説明する概略図である。 実施の形態2に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。 実施の形態2の変形例に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。 実施の形態3に従う給湯器のリモコンシステムが適用される給湯システムの構成を説明する概略図である。 実施の形態3に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。 実施の形態3の変形例に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。 実施の形態4に従う給湯器のリモコンシステムが適用される給湯システムの構成を説明する概略図である。 実施の形態4に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。 実施の形態4の変形例に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に従う給湯器の遠隔制御システム(リモコンシステム)が適用される給湯システム5の構成を説明する概略図である。
図1を参照して、給湯システム5は、給湯器10と、リモートコントローラ100,200とを備える。給湯器10は、ガス等の燃料燃焼式またはヒートポンプ式で構成されて、温水を供給する。給湯器10からの温水は、図示しない給湯配管を経由して、浴槽、シャワー、カラン等へ供給される。
給湯システム5に対するユーザ指令は、リモートコントローラ100,200によって入力される。リモートコントローラ100,200は、通信線20および30によって、給湯器10と接続される。通信線20,30は、代表的には、2芯の通信ケーブルによって構成することができる。
リモートコントローラ100は、たとえば、台所の壁面に配設される。以下では、リモートコントローラ100を「台所リモコン100」とも称する。台所リモコン100は、給湯システム5の運転を入り切りするための運転スイッチ102と、操作スイッチ103と、表示部105とを含む。運転スイッチ102および操作スイッチ103は、代表的には、プッシュボタンやタッチボタンによって構成することができる。表示部105は、液晶パネルによって構成することができる。したがって、操作スイッチ103の一部または全部は、タッチパネル上に形成されるソフトスイッチによって構成されてもよい。
リモートコントローラ200は、浴室の壁面に配設される。以下では、リモートコントローラ200を「浴室リモコン200」とも称する。浴室リモコン200は、運転スイッチ202と、操作スイッチ203,204と、表示部205とを有する。運転スイッチ202および操作スイッチ203,204は、代表的には、プッシュボタンやタッチボタンによって構成することができる。表示部205は、セグメントLED206を含む。セグメントLED206によって、数字またはアルファベットを表示することができる。
表示部205は、たとえば、蛍光表示管によって構成されて、予め規定された文字や図柄等の固定表示(点灯および消灯の切換)、および、セグメントLED206による表示といった、比較的シンプルな内容を表示する。セグメントLED206は、給湯温度や浴槽湯温の目標値を表示するために設けられる。
これに対して、表示部105は、制御ソフトウェアによって、液晶パネルの表示内容(数字、文字、アイコン等)を自由に制御可能に構成される。これにより、表示部105は、表示部205と比較して、高精細な表示能力を有するとともに、柔軟な表示を行うことができる。すなわち、表示部105は、表示部205よりも表示能力が高い。たとえば、表示部105には、ドットマトリクス方式の表示装置を用いることができる。
台所リモコン100は、無線LAN(Local Area Network)等の無線通信経路51によって、ルータ40と通信可能に構成されている。ルータ40は、代表的にはインターネットで構成される広域通信網50とアクセス可能に構成されている。以下では、広域通信網50をインターネット50とも称する。この結果、台所リモコン100は、ルータ40を経由してインターネット50にアクセスすることができる。なお、無線通信経路51は、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Zig−Bee(登録商標)等の各種通信プロトコルに従って形成することができる。
これにより、本実施の形態に従うリモコンシステムでは、再生ソフトをインストールすることによって、インターネットプロトコルを経由してラジオ番組の配信を受ける、いわゆるインターネットラジオを聴取することが可能となる。また、インターネットラジオの他にも、インターネットのコンテンツとして配信される、音声データおよび音楽データについても、再生またはダウンロードすることが可能となる。以下では、音声データおよび音楽データを包括的に「音響データ」とも称する。
リモコンシステムにおけるユーザのインターネット利用の態様を考慮すると、入浴のリラックス効果を高めるために、入浴中にインターネットラジオ等による音声および/または音楽を聴取したいというユーザニーズが存在する。しかしながら、浴室では、ラジオ等のオーディオ機器の使用環境、および、インターネット接続のための電波環境が悪い傾向にある。
このため、実施の形態1に従うリモコンシステムでは、浴室リモコン200と比較して電波環境が良い傾向にある台所リモコン100に、インターネットへのアクセス機能を持たせている。
図2は、図1に示された、給湯器10、台所リモコン100および浴室リモコン200の間の通信構成を説明するブロック図である。
図2を参照して、給湯器10は、マイクロコンピュータ(図中ではマイコンと略記)15および通信部17を有する。マイクロコンピュータ15は、図示しない、メモリ、CPU(Central Processing Unit)、および入出力インターフェイス等を内蔵する。通信部17は、通信線20,30を用いた通信機能を有する。マイクロコンピュータ15は、メモリに記憶されたプログラムを実行することによって、給湯器10の動作を制御する。代表的には、マイクロコンピュータ15によって、給湯器10の給湯温度が制御される。
台所リモコン100は、図1に示された、運転スイッチ102、操作スイッチ103、および、表示部105に加えて、マイクロコンピュータ110および通信部115をさらに含む。図示は省略するが、台所リモコン100の各要素は、信号線(図示せず)によって互いに信号およびデータを授受可能に構成されている。
浴室リモコン200は、図1に示された、運転スイッチ202、操作スイッチ203,204、および、表示部205に加えて、スピーカ208、マイクロコンピュータ210、および、通信部215をさらに含む。浴室リモコン200の各要素についても、信号線(図示せず)によって互いに信号およびデータを授受可能に構成されている。
マイクロコンピュータ110および210の各々は、マイクロコンピュータ15と同様に構成されて、所定の演算処理および信号処理を実行することができる。マイクロコンピュータ110,210の各々は、図示しないメモリに記憶された制御ソフトウェアに従って、接続された給湯器10の遠隔制御機能を実現することができる。たとえば、この遠隔制御機能によって、マイクロコンピュータ110,210の各々は、運転スイッチ102,202および操作スイッチ103,203,204へのユーザ操作に応じた制御信号を出力する。
本実施の形態に従うリモコンシステムでは、通信線20および30は、図1に示されたように給湯器10の所定端子に接続されることにより、等価的には、図2に示すような相互に接続された状態を形成することができる。通信部115,215の各々は、通信部17と同様に、通信線20,30を用いた通信機能を有する。これにより、通信線20,30を経由して、マイクロコンピュータ15,110,210の間では、制御信号の授受が可能となる。したがって、マイクロコンピュータ15は、マイクロコンピュータ110,210からの制御信号に基づいて、台所リモコン100および浴室リモコン200へ入力されたユーザ指令に従って給湯器10の動作を制御することが可能となる。
本実施の形態に従うリモコンシステムは、浴室リモコン200に入力されたインターネット配信指示に応じて、インターネットから配信された音響データを再生してスピーカ208から出力することができるように構成される。これにより、インターネットアクセス機能を有さない浴室リモコン200でのインターネット聴取機能(代表的には、インターネットラジオの聴取)が実現される。
図3は、浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。
図3を参照して、台所リモコン100は、無線通信部300をさらに含む。無線通信部300は、マイクロコンピュータ310を内蔵する。
無線通信部300は、たとえば無線LANモジュ−ルによって構成されて、無線通信経路51によって、ルータ40を経由したインターネットへのアクセス機能を有する。たとえば、マイクロコンピュータ310にインターネットラジオの再生ソフトがインストールされる。これにより、無線通信部300は、インターネットから配信された音楽および/または音声をスピーカ208で再生するための配信データを出力することができる。
無線通信部300は、上述した一般的な電波環境を考慮して、浴室リモコン200には搭載されずに、台所リモコン100に搭載される。無線通信部300は、「アクセス手段」および「通信部」の一実施例に対応する。
浴室リモコン200において、ユーザは、操作スイッチ203の所定操作によって、インターネットを用いた音響データの配信を要求するインターネット配信指示を入力することができる。代表的には、インターネット配信指示は、インターネットラジオのオン指示である。
インターネット配信指示の入力(オン)時には、セグメントLED206は、音響データを配信するアクセス先を特定するための選択コードを表示する。たとえば、アクセス先は、インターネットラジオの選局指示を含む。なお、選択コードは、1桁または2桁の数字によって構成することができる。あるいは、選択コードは、1桁または2桁の文字(たとえば、アルファベット)、または、数字および文字を組み合わせた2桁のコードであってもよい。
操作スイッチ204は、通常では、セグメントLED206に表示される設定温度等の数字データを上昇または低下するための入力を受ける。インターネット配信指示の入力時には、マイクロコンピュータ210は、操作スイッチ204の操作に応じて、セグメントLED206によって表示される選択コードを1段階ずつ変更する。すなわち、操作スイッチ204は、インターネット配信指示の入力時には、選択コードを変更するための入力を受ける。このように、セグメントLED206は表示機能のみを有しており、セグメントLED206によって表示される数字データまたは選択コードを変更するための入力操作機能は、操作スイッチ204等により、セグメントLED206とは別個に設けられている。さらに、マイクロコンピュータ210は、インターネット配信指示の入力時には、セグメントLED206によって表示中の、すなわち、ユーザが選択中の選択コードを示すための選択信号を出力する。
実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムでは、表示能力が低い表示部205では、インターネットラジオの選局等のアクセス先の指定入力のための表示を行うことが困難であるため、セグメントLED206を用いて選択コードの入力を行う。一方で、表示能力の高い表示部105を用いて、当該選択コードと、音響データの配信を受けるためのアクセス先との対応関係を規定するデータが入力される。
なお、表示部105を用いたデータの入力とは、タッチパネル装置のように表示機能および入力操作機能の両方を有するように構成された表示部105が用いられることを意味するものではない。すなわち、表示部105において選択コードとアクセス先との対応関係の入力に必要な情報を表示させながら、当該対応関係を確定するための入力操作を行えるのであれば、表示部105を用いたデータの入力のための構成は特に限定されるものではない。たとえば、台所リモコン100は、表示部105には表示機能のみを持たせ、操作スイッチ103等によって(すなわち、表示部105とは別個に)、表示部105での表示内容を変更したり表示内容に基づく入力操作を行うための入力操作機能を備えるように構成されてもよい。
図4は、テーブル400の記憶内容を説明する図表である。
図4を参照して、たとえば、所定のアプリケーションソフトウェアの実行により、選択コード毎にアクセス先がユーザによって指定されると、選択コードとアクセス先との対応関係を示すデータが、テーブル400に格納される。なお、テーブル400に格納された対応関係については、上記アプリケーションソフトウェアでの所定メニューの実行により、適宜修正可能に構成することができる。テーブル400は、「記憶手段」の一実施例に対応する。
再び図3を参照して、操作スイッチ203によってインターネット配信指示が入力されると、マイクロコンピュータ210は、無線通信部300の作動指示とともに選択信号を出力する。当該作動指示および選択信号は、通信線20,30を含む通信経路により、無線通信部300が搭載される台所リモコン100へ伝達される。
図3の構成例では、テーブル400は、マイクロコンピュータ110のメモリの記憶領域の一部を用いて構成される。したがって、表示部105または操作スイッチ103への入力に応じて規定された選択コードとアクセス先との対応関係を示す特性データ58が、マイクロコンピュータ110に入力されることにより、テーブル400に上記対応関係を格納することができる。あるいは、マイクロコンピュータ110の外部要素のメモリを用いて、テーブル400を構成することも可能である。
マイクロコンピュータ110は、テーブル400に格納される対応関係と、マイクロコンピュータ210からの選択信号とに基づき、ユーザが選択中の選択コードに対応するアクセス先を指定することができる。指定されたアクセス先が無線通信部300のマイクロコンピュータ310に入力されることにより、無線通信部300は、当該アクセス先からインターネットを経由して配信された音響(音楽および/または音声)を再生するための配信データを出力することができる。
無線通信部300から出力された配信データは、たとえば、マイクロコンピュータ110から通信線20,30を経由した通信経路によって、マイクロコンピュータ210に送信することができる。これにより、浴室リモコン200のスピーカ208から、配信データを再生した音楽および/または音声を出力することができる。
図3の構成例において、操作スイッチ203は「第1の操作部」に対応し、操作スイッチ204は「第2の操作部」に対応し、セグメントLED206(表示部205)は「第1の表示部」に対応する。また、表示部105は「第2の表示部」に対応する。さらに、浴室リモコン200は「第1のリモコン」に対応し、台所リモコン100は「第2のリモコン」に対応する。
このように、実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムによれば、電波環境が良くない傾向にある浴室リモコン200にインターネットアクセス機能を搭載することなく、浴室リモコン200でのインターネット聴取機能を実現することができる。特に、選択コードとアクセス先との対応関係を予め記憶することによって、簡素な表示機能しか有さない浴室リモコン200を用いて、広域通信網(インターネット)から配信された音響データ(音声データおよび/または音楽データ)を再生して聴取する際のアクセス先を選択することができる。
[実施の形態1の変形例]
実施の形態1では、テーブル400に格納される対応関係の入力操作を、台所リモコン100の表示部105を用いて実行する構成例を説明した。しかしながら、当該入力操作は、台所リモコン100以外によって実行することも可能である。
図5は、実施の形態1の変形例に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。
図5を参照して、実施の形態1の変形例では、台所リモコン100の表示部105に代えて、携帯端末41の表示画面42を用いて、選択コードとアクセス先との対応関係が入力される。携帯端末41は、たとえば、スマートフォンによって構成することができる。表示画面42は、表示部105と同様に、液晶パネルによって構成することができる。表示画面42についても、表示部205よりも高い表示能力を有するように構成される。すなわち、実施の形態1の変形例では、表示画面42が「第2の表示部」の一実施例に対応する。
スマートフォンを携帯端末41として用いる場合には、スマートフォンが基地局53を経由してインターネット50に接続することによって、無線通信部300および携帯端末41の間に通信経路を形成することができる。あるいは、携帯端末41については、無線LAN接続機能を有するタブレット端末等によって構成することも可能である。この場合には、インターネット50を経由しない無線通信経路55によって、無線通信部300および携帯端末41の間で通信を行ってもよい。このように、インターネット50へアクセスするための無線通信部300によって、携帯端末41との間の通信経路についても形成することができる。
ユーザは、携帯端末41での所定のアプリケーションソフトウェアの実行によって表示画面42に表示される情報に基づいて、インターネット上のアクセス先と、浴室リモコン200での選択コードとを予め対応付ける操作を行うことができる。たとえば、当該操作は、表示画面42を構成するタッチパネル上に表示されるソフトスイッチを用いて実行することができる。
携帯端末41は、ユーザ操作によって規定された、選択コードとアクセス先との対応関係を示す特性データ58を出力する。特性データ58は、無線通信経路51,54およびインターネット50を含む経路、または、無線通信経路55を経由して、無線通信部300へ入力され得る。これにより、マイクロコンピュータ310の内蔵メモリ、または、マイクロコンピュータ310の外部要素のメモリを用いて、無線通信部300において、図4に示したテーブル400を構成することができる。
図5の構成例では、浴室リモコン200(マイクロコンピュータ210)から出力された選択信号は、マイクロコンピュータ110を経由して、無線通信部300へ入力される。マイクロコンピュータ310は、テーブル400に格納される対応関係と、選択信号とに基づき、ユーザが選択中の選択コードに対応するアクセス先を指定することができる。これにより、無線通信部300は、当該アクセス先からインターネットを経由して配信された音響データに従った配信データを出力することができる。
無線通信部300から出力された配信データは、たとえば、マイクロコンピュータ110および通信線20,30を経由した通信経路によって、マイクロコンピュータ210に送信することができる。これにより、浴室リモコン200のスピーカ208から、配信データを再生した音楽および/または音声を出力することができる。なお、図5において、浴室リモコン200に関連する構成は図3と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
このように、実施の形態1の変形例に従う給湯器のリモコンシステムによれば、台所リモコン100に代えて携帯端末41を用いて、浴室リモコン200での選択コードとアクセス先との対応関係を予め格納することによって、実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムと同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態1と同様に、特性データ58を無線通信部300からマイクロコンピュータ110に伝送することにより、マイクロコンピュータ110に対応させてテーブル400を構成することも可能である。この場合には、図3で説明したように、テーブル400を用いて特定されたアクセス先が、マイクロコンピュータ110から無線通信部300へ入力されることにより、浴室リモコン200での操作によって選択されたアクセス先から音響データの配信を受けることができる。
[実施の形態2]
実施の形態1およびその変形例では、インターネットにアクセスするための無線通信部が台所リモコン100に配置される構成例を説明した。実施の形態2以降では、インターネットアクセス機能の搭載個所のバリエーションについて説明する。
図6は、実施の形態2に従う給湯器のリモコンシステムが適用される給湯システムの構成を説明する概略図である。
図6および図1を比較して、実施の形態2に従う給湯器のリモコンシステムでは、給湯器10に無線通信部300が設けられることによって、インターネットへのアクセス機能が確保される。図6のその他の部分の構成は図1と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
図7は、実施の形態2に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。
図7を図3と比較して、無線通信部300は、給湯器10に配置される。したがって、浴室リモコン200からの選択信号は、マイクロコンピュータ15を経由して、無線通信部300へ入力される。
図7の構成例においても、台所リモコン100の表示部105によって「第2の表示部」が構成され、テーブル400に格納されるべき特性データ58は、台所リモコン100から出力される。したがって、台所リモコン100からの特性データ58を通信線20を経由して給湯器10へ伝送することにより、図4に示したテーブル400を、マイクロコンピュータ15に対応させて構成することができる。
マイクロコンピュータ15は、テーブル400に格納される対応関係と、浴室リモコン200からの選択信号とに基づき、ユーザが選択中の選択コードに対応するアクセス先を指定することができる。さらに、指定されたアクセス先が無線通信部300のマイクロコンピュータ310に入力されることにより、無線通信部300は、当該アクセス先からインターネットを経由して配信された音響データに従った配信データを出力することができる。
無線通信部300から出力された配信データは、たとえば、マイクロコンピュータ15から通信線30を経由した通信経路によって、マイクロコンピュータ210に送信することができる。これにより、浴室リモコン200のスピーカ208から、配信データを再生した音楽および/または音声を出力することができる。なお、図6において、浴室リモコン200に関連する構成は図3と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
このように、実施の形態2に従う給湯器のリモコンシステムによれば、インターネットへのアクセス機能を給湯器10に設けた構成としても、実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムと同様のインターネット聴取機能を実現することができる。
[実施の形態2の変形例]
図8は、実施の形態2の変形例に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。
図8を図5と比較して、実施の形態2の変形例では、無線通信部300は、給湯器10に配置される。したがって、浴室リモコン200からの選択信号は、図7と同様に、マイクロコンピュータ15を経由して、無線通信部300へ入力される。
浴室リモコン200の構成、および、携帯端末41および無線通信部300の間の通信のための構成については、図5と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。したがって、実施の形態2の変形例においても、実施の形態1の変形例と同様に、携帯端末41の表示画面42が「第2の表示部」の一実施例に対応する。
図5と同様に、携帯端末41からの特性データ58を無線通信部300へ入力することにより、マイクロコンピュータ310の内蔵メモリ、または、マイクロコンピュータ310の外部要素のメモリを用いて、無線通信部300に図4に示したテーブル400を構成することができる。
マイクロコンピュータ310は、図5と同様に、テーブル400に格納される対応関係と、浴室リモコン200からの選択信号とに基づき、ユーザが選択中の選択コードに対応するアクセス先を指定することができる。これにより、無線通信部300は、当該アクセス先からインターネットを経由して配信された音響データに従った配信データを出力することができる。
無線通信部300から出力された配信データは、図7と同様の経路によって、マイクロコンピュータ210に送信することができる。これにより、浴室リモコン200のスピーカ208から、配信データを再生した音楽および/または音声を出力することができる。
したがって、実施の形態2の変形例に従う給湯器のリモコンシステムによれば、インターネットへのアクセス機能を給湯器10に設けた構成において、台所リモコン100に代えて携帯端末41の操作によって、浴室リモコン200での選択コードとアクセス先との対応関係を予め格納することができる。
[実施の形態3]
図9は、実施の形態3に従う給湯器の遠隔制御システム(リモコンシステム)が適用される給湯システムの構成を説明する概略図である。
図9を図1と比較して、実施の形態3に従う給湯器のリモコンシステムでは、給湯器10、台所リモコン100および、浴室リモコン200とは別個に配置された通信アダプタ300aによって、インターネットへのアクセス機能が確保される。通信アダプタ300aは、無線通信部300と同様の無線通信経路51によって、ルータ40と通信可能に構成されている。すなわち、通信アダプタ300aは、無線通信部300と同様に、ルータ40を経由してインターネットにアクセスすることができる。実施の形態3では、通信アダプタ300aが「アクセス手段」および「通信部」の一実施例に相当する。
さらに、通信アダプタ300aは、通信線47によって給湯器10の所定端子と接続されることで、給湯器10、台所リモコン100および、浴室リモコン200との間で通信可能に構成される。たとえば、通信線47は、通信線20,30と同様の2芯通信ケーブルによって構成することができる。図9のその他の部分の構成は、図1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
図10は、実施の形態3に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。
図10を図3と比較して、実施の形態3では、台所リモコン内に配置された無線通信部300に代えて、図9に示された通信アダプタ300aが配置される。台所リモコン100のその他の部分の構成、および、浴室リモコン200の構成は、図3と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
図10の構成例においても、台所リモコン100の表示部105によって「第2の表示部」が構成される。さらに、テーブル400(図4)についても、マイクロコンピュータ110に対応させて、台所リモコン100に構成することができる。すなわち、マイクロコンピュータ110は、テーブル400に格納される対応関係と、浴室リモコン200からの選択信号とに基づき、ユーザが選択中の選択コードに対応するアクセス先を指定することができる。
通信アダプタ300aは、無線通信部300と同様にマイクロコンピュータ310を有する。図9で説明したように、通信アダプタ300aは、無線通信部300と同様のインターネットアクセス機能を有する。さらに、図9に示した通信線47および通信線20,30を経由して、通信アダプタ300aは、給湯器10、台所リモコン100および浴室リモコン200との間で通信可能である。したがって、通信アダプタ300aは、マイクロコンピュータ110によって指定されたアクセス先からインターネットを経由して配信された音響データに従った配信データを出力することができる。
通信アダプタ300aから出力された配信データは、たとえば、通信線47および30を経由した通信経路によって、マイクロコンピュータ210に送信することができる。これにより、浴室リモコン200のスピーカ208から、配信データを再生した音楽および/または音声を出力することができる。
このように、実施の形態3に従う給湯器のリモコンシステムによれば、インターネットへのアクセス機能を、給湯器10、台所リモコン100および、浴室リモコン200の外部に設けた構成としても、実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムと同様のインターネット聴取機能を実現することができる。
[実施の形態3の変形例]
図11は、実施の形態3の変形例に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。
図11を図5と比較して、実施の形態3の変形例では、図10と同様に、給湯器10、台所リモコン100および、浴室リモコン200とは別個に配置された通信アダプタ300aによって、インターネットへのアクセス機能が確保される。
通信アダプタ300aは、図5での無線通信部300と同様に、無線通信経路51を経由したインターネットアクセス機能および、携帯端末41との間の通信機能を有する。図5と同様に、携帯端末41からの特性データ58をマイクロコンピュータ310へ入力することにより、マイクロコンピュータ310の内蔵メモリ、または、マイクロコンピュータ310の外部要素のメモリを用いて、マイクロコンピュータ310において、図4に示したテーブル400を構成することができる。
すなわち、実施の形態3の変形例においても、実施の形態1の変形例と同様に、携帯端末41の表示画面42が「第2の表示部」の一実施例に対応する。なお、浴室リモコン200の構成については、図5と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
通信アダプタ300aは、図10と同様に、図9に示した通信線47および通信線20,30を経由して、給湯器10、台所リモコン100および浴室リモコン200との間で通信可能である。
したがって、通信線30および47を経由した通信経路により、浴室リモコン200(マイクロコンピュータ210)から出力された選択信号を、通信アダプタ300aへ入力することができる。マイクロコンピュータ310は、テーブル400に格納される対応関係と、入力された選択信号とに基づき、ユーザが選択中の選択コードに対応するアクセス先を指定することができる。これにより、通信アダプタ300aは、当該アクセス先からインターネットを経由して配信された音響データに従った配信データを出力することができる。
通信アダプタ300aから出力された配信データは、選択信号と同様の経路によって、マイクロコンピュータ210に送信することができる。これにより、浴室リモコン200のスピーカ208から、配信データを再生した音楽および/または音声を出力することができる。
したがって、実施の形態3の変形例に従う給湯器のリモコンシステムによれば、インターネットへのアクセス機能を、給湯器10、台所リモコン100および、浴室リモコン200の外部に設けた構成において、台所リモコン100に代えて携帯端末41の操作によって、浴室リモコン200での選択コードとアクセス先との対応関係を予め格納することができる。
[実施の形態4]
実施の形態1〜3および、それらの変形例では、無線通信部300または通信アダプタ300aを用いて、無線通信経路を経由してインターネットにアクセスする構成例を説明した。しかしながら、インターネットへのアクセス構成については、リモコンシステムに無線通信機能を搭載せずに実現することも可能である。
図12は、実施の形態4に従う給湯器のリモコンシステムが適用される給湯システムの構成を説明する概略図である。
図12を図9と比較して、実施の形態4に従う給湯器のリモコンシステムでは、無線通信機能を有する通信アダプタ300aに代えて、有線通信用の通信アダプタ300bが配置される。
通信アダプタ300bは、所定の通信規格に従う通信ケーブルを経由した有線通信によって、ルータ40を含む外部機器と通信するように構成される。たとえば、通信アダプタ300bは、イーサネット(登録商標)アダプタによって構成することができる。
通信アダプタ300bは、通信アダプタ300aと同様に、通信線47によって給湯器10の所定端子と接続されることで、給湯器10、台所リモコン100および、浴室リモコン200との間で通信可能に構成される。さらに、通信アダプタ300bは、通信線48を経由して、ルータ40と通信することができる。たとえば、通信アダプタ300bは、ルータ40を含む有線LANに接続されることによって、インターネットにアクセスすることができる。すなわち、実施の形態4では、通信アダプタ300bが「アクセス手段」および「通信部」の一実施例に相当する。
図13は、実施の形態4に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。
図13を図10と比較して、実施の形態4では、無線通信用の通信アダプタ300aに代えて、有線通信用の通信アダプタ300bが配置される。台所リモコン100および浴室リモコン200の構成は、図10と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。実施の形態4においても、通信アダプタ300bが「アクセス手段」および「通信部」の一実施例に相当する。
図13の構成例においても、台所リモコン100の表示部105によって「第2の表示部」が構成される。さらに、テーブル400についても、マイクロコンピュータ110に対応させて、台所リモコン100に構成することができる。すなわち、マイクロコンピュータ110は、テーブル400に格納される対応関係と、浴室リモコン200からの選択信号とに基づき、ユーザが選択中の選択コードに対応するアクセス先を指定することができる。
通信アダプタ300bは、通信線48を経由して、インターネット50にアクセスすることができる。さらに、図9に示した通信線47および通信線20,30を経由して、通信アダプタ300bは、給湯器10、台所リモコン100および浴室リモコン200との間で通信可能である。
したがって、浴室リモコン200からの選択信号が、マイクロコンピュータ110から通信線20および47を経由して、通信アダプタ300bのマイクロコンピュータ310に入力されることにより、通信アダプタ300bは、指定されたアクセス先からインターネットを経由して配信された音響データに従った配信データを出力することができる。
通信アダプタ300bから出力された配信データについても、選択信号と同様の通信経路によって、マイクロコンピュータ210に送信することができる。これにより、浴室リモコン200のスピーカ208から、配信データを再生した音楽および/または音声を出力することができる。
このように、実施の形態4に従う給湯器のリモコンシステムによれば、リモコンシステム内に無線通信機能を搭載しなくても、有線通信用の通信アダプタ300bを用いて、実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムと同様のインターネット聴取機能を実現することができる。したがって、給湯器のリモコンシステムが、無線LAN環境が無い住宅または施設に配設される場合にも、上述した各実施の形態と同様のインターネット聴取機能を実現することができる。
[実施の形態4の変形例]
図14は、実施の形態4の変形例に従う給湯器のリモコンシステムにおける浴室リモコンによるインターネット聴取機能のための構成を説明するブロック図である。
図14を図5と比較して、実施の形態4の変形例では、図13と同様に、有線通信用の通信アダプタ300bによって、インターネットへのアクセス機能が確保される。
通信アダプタ300bは、通信線48を経由して、インターネット50にアクセスすることができる。さらに、通信アダプタ300bは、インターネット50を経由して、携帯端末41との間に通信経路を形成することができる。したがって、携帯端末41からの特性データ58を、通信アダプタ300bへ入力することにより、マイクロコンピュータ310の内蔵メモリ、または、マイクロコンピュータ310の外部要素のメモリを用いて、通信アダプタ300bにおいて、図4に示したテーブル400を構成することができる。
すなわち、実施の形態4の変形例においても、実施の形態1の変形例と同様に、携帯端末41の表示画面42が「第2の表示部」の一実施例に対応する。なお、浴室リモコン200の構成については、図5と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
さらに、通信アダプタ300bは、図13と同様に、図12に示した通信線47および通信線20,30を経由して、給湯器10、台所リモコン100および浴室リモコン200との間で通信可能である。
したがって、通信線30および47を経由した通信経路により、浴室リモコン200(マイクロコンピュータ210)から出力された選択信号を、通信アダプタ300bへ入力することができる。マイクロコンピュータ310は、テーブル400に格納される対応関係と、入力された選択信号とに基づき、ユーザが選択中の選択コードに対応するアクセス先を指定することができる。これにより、通信アダプタ300bは、指定されたアクセス先からインターネットを経由して配信された音響データを再生するための配信データを出力することができる。
通信アダプタ300bから出力された配信データは、選択信号と同様の経路によって、マイクロコンピュータ210に送信することができる。これにより、浴室リモコン200のスピーカ208から、配信データを再生した音楽および/または音声を出力することができる。
したがって、実施の形態4の変形例に従う給湯器のリモコンシステムによれば、実施の形態4と同様に有線通信用の通信アダプタ300bを用いた構成において、台所リモコン100に代えて携帯端末41の操作によって、浴室リモコン200での選択コードとアクセス先との対応関係を予め格納することができる。
また、実施の形態1および2、ならびに、それらの変形例において、無線通信部300を、通信アダプタ300bのような、有線通信によってルータ40と通信するモジュールに置換することも可能である。この場合には、美観の点から、壁内配線等を用いて、ルータ40との通信線が配設されることが好ましい。すなわち、インターネットへのアクセス機能については、インターネットからユーザ指示に応じた音響データの配信を受けられる限り、特に限定されるものではない。
また、実施の形態1〜4およびそれらの変形例の各々において、テーブル400は、上述した信号およびデータの授受が可能であれば、リモコンシステム内の任意の個所に配置することができる。
さらに、給湯器10と接続されるリモートコントローラの個数について、本実施の形態では、台所リモコン100および浴室リモコン200の2個である場合を例示したが、リモートコントローラが3個以上の場合であっても、インターネットへのアクセス機能を搭載していないリモコン(浴室)でのインターネット聴取機能を同様に実現することができる。特に、携帯端末41を用いてテーブル400の記憶内容を入力する、実施の形態1〜4の変形例の各々では、リモートコントローラが1個(浴室リモコン200のみ)であってもよい。また、インターネットへのアクセス機能を非搭載である、浴室リモコン以外のリモコンを対象として、本実施の形態の適用によるインターネット聴取機能を実現することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
5 給湯システム、10 給湯器、15,110,210,310 マイクロコンピュータ、17,115,215 通信部(通信線)、20,30,47,48 通信線、40 ルータ、41 携帯端末、42 表示画面、50 広域通信網(インターネット)、51,54,55 無線通信経路、53 基地局、58 特性データ、100 台所リモコン、102,202 運転スイッチ、103,203,204 操作スイッチ、105 表示部(台所リモコン)、200 浴室リモコン、205 表示部(浴室リモコン)、206 セグメントLED、208 スピーカ、300 無線通信部、300a,300b 通信アダプタ、400 テーブル。

Claims (7)

  1. 給湯器の遠隔制御システムであって、
    前記給湯器を遠隔制御するための第1のリモコンと、
    前記給湯器および前記第1のリモコンの間を接続する通信線と、
    広域通信網にアクセスするためのアクセス手段とを備え、
    前記アクセス手段は、前記第1のリモコンの外部に配置されるとともに、前記第1のリモコンとの間に前記通信線を含む通信経路を有するように構成され、
    前記アクセス手段との間で信号の授受が可能に配置された記憶手段をさらに備え、
    前記第1のリモコンは、
    前記広域通信網からの音響データの配信指示を入力するための第1の操作部と、
    前記音響データの配信を受けるためのアクセス先の選択コードを表示する第1の表示部と、
    前記第1の表示部に表示される前記選択コードを変更するための第2の操作部と、
    前記アクセス手段から前記通信経路を経由して送信された前記音響データに従った音響を発生するためのスピーカとを含み、
    前記第1のリモコンにおける前記選択コードと前記アクセス先との対応関係は、前記第1の表示部と比較して高精細な表示能力を有する第2の表示部を用いて予め入力され、
    前記記憶手段は、前記対応関係を記憶し、
    前記アクセス手段は、前記記憶手段に記憶された前記対応関係および前記第1の表示部に表示中の前記選択コードに従って特定される前記アクセス先から前記広域通信網を経由して、前記音響データの配信を受ける、給湯器の遠隔制御システム。
  2. 前記第2の表示部を有する第2のリモコンをさらに備え、
    前記第2のリモコンは、前記第2の表示部を用いて前記対応関係を入力するように構成され、
    前記通信線は、前記給湯器、前記第1のリモコンおよび、前記第2のリモコンを接続する、請求項1記載の給湯器の遠隔制御システム。
  3. 前記アクセス手段は、前記第2のリモコンに設けられた通信部を含む、請求項2記載の給湯器の遠隔制御システム。
  4. 前記アクセス手段は、前記給湯器に設けられた通信部を含む、請求項2記載の給湯器の遠隔制御システム。
  5. 前記アクセス手段は、前記給湯器、前記第1のリモコンおよび、前記第2のリモコンの外部に配置された通信部を含む、請求項2記載の給湯器の遠隔制御システム。
  6. 携帯端末と通信するための通信部をさらに備え、
    前記第2の表示部は、前記携帯端末の表示画面を用いて構成されるとともに、前記対応関係は前記携帯端末を用いて入力される、請求項1記載の給湯器の遠隔制御システム。
  7. 前記通信部は、前記広域通信網を経由して前記携帯端末と通信し、
    前記アクセス手段は、前記通信部を用いて前記アクセス先から前記音響データの配信を受け、
    前記携帯端末に入力された前記対応関係は、前記広域通信網および前記通信部を経由して前記記憶手段に伝達される、請求項6記載の給湯器の遠隔制御システム。
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