JP2018019205A - 給湯器の遠隔制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】リモコン間でのインターホン通信機能を有するリモコンシステムにおいて、インターネット配信に基づく音響データを、インターネットアクセス機能を非搭載のリモコンで再生する。【解決手段】浴室リモコン200の外部に配置された無線通信部300は、インターネットにアクセス可能である。無線通信部300は、浴室リモコン200に入力されたインターネット配信指示に従って取得した音響データに基づく音響信号を出力する。マイク106は、インターホン通話のために音響が入力される。加算回路130は、無線通信部300からの音響信号とマイク106からの音響信号の電圧を加算した音響信号を送信部140へ入力する。送信部140から出力された音響信号は、通信線20,30を経由して浴室リモコン100へ伝送され、スピーカ206は、伝送された音響信号に従って音声および/または音楽を出力する。【選択図】図2
Description
この発明は、給湯器の遠隔制御システムに関し、より特定的には、インターホン機能を有する遠隔制御システムに関する。
給湯器は、通常、ユーザ操作を入力するためのリモートコントローラ(以下、単に「リモコン」とも称する)を用いて遠隔制御される。一般的には、リモコンが台所および浴室等の複数個所に配設されることによって、給湯器の遠隔制御システム(以下、リモコンシステムとも称する)が構成される。
特開2003−158783号公報(特許文献1)には、リモコンシステムにおいて、給湯器のリモコンを用いて浴室で音楽や映画の鑑賞を実現するための構成が記載されている。さらに、特許文献1には、台所リモコンのメモリカードに記憶された音声データや音楽データをマイクロプロセッサで処理して、浴室リモコンのスピーカから出力する構成が記載されている。メモリカードに対しては、インターネット等の広域通信網や家庭内ネットワークを含むネットワーク網や、パソコン他のデータ伝送装置からデータを取り込むことが記載されている。
また、特許第5737009号公報(特許文献2)には、リモコン同士の間での音声通話機能を有するリモコンシステムにおいて、台所リモコンに音楽入力端子を設けるとともに、当該音楽入力端子に入力されたオーディオ信号を、音声通話時に用いられる経路を用いて台所リモコンから浴室リモコンへ伝送して、浴室リモコンのスピーカから音楽を出力する構成が記載されている。
しかしながら、特許文献1では、メモリカードに予め記録されたデータを再生する構成であるので、インターネットラジオのような受信と再生を同時に行う用途は想定されていない。また、リモコン同士のインターホン機能については言及されておらず、データ再生機能と、インターホン機能とを両立するための構成は開示されていない。
特許文献2の構成においても、当該音楽入力端子に入力されたオーディオ信号を台所リモコンから浴室リモコンへ伝送する際の信号経路を、台所リモコンおよび浴室リモコン間でのインターホン機能で用いられる信号経路と共通とすることは記載されるものの、これらの機能を共存させて信号経路を共有するための具体的な構成については、記載されていない。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、リモコン間でのインターホン機能を有するリモコンシステムにおいて、広域通信網からの配信に基づく音響データ(音声データおよび/または音楽データ)を、当該広域通信網へのアクセス機能が非搭載であるリモコンで再生するための簡易な構成を提供することである。
この発明のある局面では、給湯器の遠隔制御システムは、給湯器を遠隔制御するための第1のリモコンおよび第2のリモコンと、通信線と、広域通信網(インターネット)にアクセスするためのアクセス手段とを備える。通信線は、給湯器、第1のリモコン、および第2のリモコンの間を接続する。第1のリモコンは、操作部と、スピーカとを含む。操作部は、広域通信網からの音響データの配信指示を入力するように構成される。スピーカは、第2のリモコンから通信線を経由して送信された第1の音響信号に従った音響を発生する。アクセス手段は、第1および第2のリモコンの外部または第2のリモコンに設けられて、配信指示に応じて取得した音響データに基づく第2の音響信号を出力するように構成される。第2のリモコンは、アクセス手段が第2のリモコンの外部に設けられる場合には、アクセス手段との間に、第2の音響信号の通信経路を有するように構成される。第2のリモコンは、ユーザが音響を入力するためのマイクと、送信部と、統合手段とを含む。送信部は、第1の音響信号を、通信線を経由して第1のリモコンへ送信するように構成される。統合手段は、マイクへの入力に従う第3の音響信号と、アクセス手段からの第2の音響信号とを統合した信号を第1の音響信号として送信部に入力する。
上記給湯器のリモコンシステムによれば、少なくとも第1のリモコンから第2のリモコンへ通話するインターホン機能とともに、第1のリモコンに広域通信網(インターネット)へのアクセス機能を搭載することなく、当該第1のリモコンでのインターネット聴取機能を実現することができる。この結果、第1のリモコンが浴室等のインターネットへのアクセス環境が良好でない場所に配置される際においても、インターホン機能のための構成を共有して、第1のリモコンでインターネットから配信されたデータに基づく音声および/または音楽を聴取することができる。
好ましくは、アクセス手段は、第2のリモコンに設けられた通信部を含む。通信部は、通信線を経由して第1のリモコンから送信された配信指示に従って、広域通信網から取得した音響データに基づいて第2の音響信号を出力するように構成される。統合手段は、第2のリモコンに配置された加算回路を含む。加算回路は、第2および第3の音響信号の電圧を加算して第1の音響信号を出力するように構成される。
このように構成すると、第2のリモコンに設けられた通信部によって広域通信網(インターネット)へのアクセス機能を確保して、インターホン機能のための構成を共有して、第1のリモコンでインターネットから配信されたデータに基づく音声および/または音楽を聴取することができる。
さらに好ましくは、統合手段は、第2のリモコンに配置された制御部を含む。制御部は、マイクの使用期間において通信部からの第2の音響信号の出力を停止させるように構成される。
このように構成すると、制御部が通信部を制御ことによって、インターホン機能(マイク使用)とインターネット聴取機能とが競合したときに、インターホン機能を優先するように両機能を調停することができる。
また、さらに好ましくは、統合手段は、第2のリモコンに配置された可変増幅器および制御部を含む。可変増幅器は、通信部および加算回路の間に配置されて、制御部によって設定された増幅率に従って第2の音響信号を増幅するように構成される。制御部は、マイクの使用期間において、可変増幅器の増幅率をマイクの非使用期間における増幅率よりも低下させるように構成される。
このように構成すると、可変増幅器の増幅率の制御によって、インターホン機能(マイク使用)とインターネット聴取機能とが競合したときに、インターホン機能を優先するように両機能を調停することができる。
あるいはさらに好ましくは、統合手段は、第2のリモコンに配置された切換回路および制御部を含む。切換回路は、通信部および加算回路の間に配置される。制御部は、マイクの使用期間には、第2の音響信号に代えて一定電圧を加算回路へ入力するように切換回路を制御するように構成される。
このように構成すると、切換回路によって加算回路への入力を制御することによって、インターホン機能(マイク使用)とインターネット聴取機能とが競合したときに、インターホン機能を優先するように両機能を調停することができる。
好ましくは、アクセス手段は、第2のリモコンに設けられた通信部を含む。通信部は、通信線を経由して第1のリモコンから送信された配信指示に従って、広域通信網から取得した音響データに基づいて第2の音響信号を出力するように構成される。統合手段は、第2のリモコンに配置された切換回路および制御部を含む。切換回路は、通信部およびマイクと、送信部との間に配置される。制御部は、マイクの非使用期間には、通信部からの第2の音響信号を第1の音響信号として送信部へ入力する一方で、マイクの使用期間には、マイクからの第3の音響信号を第1の音響信号として送信部へ入力するように、切換回路を制御するように構成される。
このように構成すると、第2のリモコンに設けられた通信部によって広域通信網(インターネット)へのアクセス機能を確保するとともに、切換回路によって送信部への入力を制御することによって、インターホン機能(マイク使用)とインターネット聴取機能とが競合したときに、インターホン機能を優先するように両機能を調停することができる。
さらに好ましくは、アクセス手段は、通信線を経由して第1のリモコンから送信された配信指示に従って、広域通信網から取得した音響データに基づいて第2の音響信号を出力する。統合手段は、マイクから送信部への信号経路と、制御部とを含む。制御部は、アクセス手段からの第3の音響信号の入力経路を有するように、第2のリモコンの内部に配置される。制御部は、マイクの非使用期間には、アクセス手段から入力された第2の音響信号を第1の音響信号として信号経路に出力する一方で、マイクの使用期間には、マイクからの第3の音響信号が第1の音響信号とされるように信号経路への第2の音響信号の出力を停止するように構成される。
このように構成すると、インターホン機能(マイク使用)とインターネット聴取機能とが競合したときに、インターホン機能を優先するように両機能を調停することができる。
また好ましくは、アクセス手段は、第2のリモコンに設けられた通信部を含む。通信部は、通信線を経由して第1のリモコンから送信された配信指示に従って、広域通信網から取得した音響データに基づいて第2の音響信号を出力するように構成される。
このように構成すると、第2のリモコンに設けられた通信部によって広域通信網(インターネット)へのアクセス機能を確保するとともに、インターホン機能(マイク使用)とインターネット聴取機能とが競合したときに、インターホン機能を優先するように両機能を調停することができる。
あるいは好ましくは、アクセス手段は、給湯器に設けられた通信部を含む。通信部は、通信線を経由して第1のリモコンから送信された配信指示に従って、広域通信網から取得した音響データに基づいて第2の音響信号を出力するように構成される。第2の音響信号は、通信線を含む通信経路を経由して通信部から第2のリモコンへ入力される。
このように構成すると、給湯器に設けられた通信部によって広域通信網(インターネット)へのアクセス機能を確保することができる。
また好ましくは、アクセス手段は、給湯器、第1のリモコンおよび、第2のリモコンの外部に配置された通信部を含む。通信部は、通信線を経由して、給湯器、第1のリモコンおよび、第2のリモコンと接続される。さらに、通信部は、通信線を経由して第1のリモコンから送信された配信指示に従って、広域通信網から取得した音響データに基づいて第2の音響信号を出力するように構成される。第2の音響信号は、通信線を含む通信経路を経由して通信部から第2のリモコンへ入力される。
このように構成すると、通信部(通信アダプタ)を、給湯器ならびに第1および第2のリモコンの外部に配置しても、広域通信網(インターネット)へのアクセス機能を確保することができるので、通信部の配置自由度が高いことにより、ユーザの利便性を高めることができる。
この発明によれば、リモコン間での音声通信機能を有するリモコンシステムにおいて、広域通信網からの配信に基づく音響データ(音声データおよび/または音楽データ)を、当該広域通信網へのアクセス機能が非搭載であるリモコンで再生するための簡易な構成を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に従う給湯器の遠隔制御システム(リモコンシステム)が適用される給湯システム5の構成を説明する概略図である。
図1は、本発明の実施の形態1に従う給湯器の遠隔制御システム(リモコンシステム)が適用される給湯システム5の構成を説明する概略図である。
図1を参照して、給湯システム5は、給湯器10と、リモートコントローラ100,200とを備える。給湯器10は、ガス等の燃料燃焼式またはヒートポンプ式で構成されて、温水を供給する。給湯器10からの温水は、図示しない給湯配管を経由して、浴槽、シャワー、カラン等へ供給される。
給湯システム5に対するユーザ指令は、リモートコントローラ100,200によって入力される。リモートコントローラ100,200は、通信線20および30によって、給湯器10と接続される。通信線20,30は、代表的には、2芯の通信ケーブルによって構成することができる。
リモートコントローラ100は、たとえば、台所の壁面に配設される。以下では、リモートコントローラ100を「台所リモコン100」とも称する。台所リモコン100は、給湯システム5の運転を入り切りするための運転スイッチ102と、操作スイッチ103と、表示部105とを含む。運転スイッチ102および操作スイッチ103は、代表的には、プッシュボタンやタッチボタンによって構成することができる。表示部205は、代表的には、液晶パネルによって構成することができる。操作スイッチ103の一部または全部は、タッチパネル上に形成されるソフトスイッチによって構成されてもよい。
リモートコントローラ200は、浴室の壁面に配設される。以下では、リモートコントローラ200を「浴室リモコン200」とも称する。浴室リモコン200は、運転スイッチ202と、操作スイッチ203,204と、表示部205とを有する。運転スイッチ202および操作スイッチ203,204は、代表的には、プッシュボタンやタッチボタンによって構成することができる。表示部205は、代表的には、蛍光表示管によって構成することができる。
台所リモコン100は、無線LAN(Local Area Network)等の無線通信経路51によって、ルータ40と通信可能に構成されている。ルータ40は、代表的にはインターネットで構成される広域通信網50とアクセス可能に構成されている。以下では、広域通信網50をインターネット50とも称する。この結果、台所リモコン100は、ルータ40を経由してインターネット50にアクセスすることができる。なお、無線通信経路51は、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Zig−Bee(登録商標)等の各種通信プロトコルに従って形成することができる。
これにより、本実施の形態に従うリモコンシステムでは、再生ソフトをインストールすることによって、インターネットプロトコルを経由してラジオ番組の配信を受ける、いわゆるインターネットラジオを聴取することが可能となる。また、インターネットラジオの他にも、インターネットのコンテンツとして配信される、音声データおよび音楽データについても、再生またはダウンロードすることが可能となる。以下では、音声データおよび音楽データを包括的に「音響データ」とも称する。
リモコンシステムにおけるユーザのインターネット利用の態様を考慮すると、入浴のリラックス効果を高めるために、入浴中にインターネットラジオ等による音声および/または音楽を聴取したいというユーザニーズが存在する。しかしながら、浴室では、ラジオ等のオーディオ機器の使用環境、および、インターネット接続のための電波環境が悪い傾向にある。
このため、実施の形態1に従うリモコンシステムでは、浴室リモコン200と比較して電波環境が良い傾向にある台所リモコン100に、インターネットへのアクセス機能を持たせている。
図2は、図1に示された台所リモコン100および浴室リモコン200の構成を説明するブロック図である。
図2を参照して、給湯器10は、マイクロコンピュータ(図中ではマイコンと略記)15および通信部17を有する。マイクロコンピュータ15は、図示しない、メモリ、CPU(Central Processing Unit)、および入出力インターフェイス等を内蔵する。通信部17は、通信線20,30を用いた通信機能を有する。マイクロコンピュータ15は、メモリに記憶されたプログラムを実行することによって、給湯器10の動作を制御する。代表的には、マイクロコンピュータ15によって、給湯器10からの給湯温度が制御される。
台所リモコン100は、図1に示された、運転スイッチ102、操作スイッチ103、および、表示部105に加えて、マイク106、音響入力回路107、スピーカ108、音響出力回路109、マイクロコンピュータ110、通信部115、および、無線通信部300をさらに含む。無線通信部300は、マイクロコンピュータ310を内蔵する。
無線通信部300は、たとえば無線LANモジュ−ルによって構成されて、無線通信経路51によって、ルータ40を経由したインターネットへのアクセス機能を有する。たとえば、マイクロコンピュータ310にインターネットラジオの再生ソフトがインストールされることにより、無線通信部300は、インターネットから配信された音響データに基づき、インターネットラジオを聴取するための音響信号を出力することができる。無線通信部300は、上述した一般的な電波環境を考慮して、浴室リモコン200には搭載されずに、台所リモコン100に搭載される。無線通信部300は、「アクセス手段」および「通信部」の一実施例に対応する。
浴室リモコン200は、図1に示された、運転スイッチ202、操作スイッチ203,204、および、表示部205に加えて、マイク206、音響入力回路207、スピーカ208、音響出力回路209、マイクロコンピュータ210、および、通信部215をさらに含む。
マイクロコンピュータ110および210の各々は、マイクロコンピュータ15と同様に構成されて、所定の演算処理および信号処理を実行することができる。マイクロコンピュータ110,210の各々は、図示しないメモリに記憶された制御ソフトウェアに従って、接続された給湯器10の遠隔制御機能を実現することができる。たとえば、この遠隔制御機能によって、マイクロコンピュータ110,210の各々は、運転スイッチ102,202および操作スイッチ103,203,204へのユーザ操作に応じた制御信号を出力する。
本実施の形態に従うリモコンシステムでは、通信線20および30は、図1に示されたように給湯器10の所定端子に接続されることにより、等価的には、図2に示すような相互に接続された状態を形成することができる。通信部115,215の各々は、通信部17と同様に、通信線20,30を用いた通信機能を有する。これにより、通信線20,30を経由して、マイクロコンピュータ15,110,210の間では、制御信号の授受が可能となる。したがって、マイクロコンピュータ15は、マイクロコンピュータ110,210からの制御信号に基づいて、台所リモコン100および浴室リモコン200へ入力されたユーザ指令に従って給湯器10の動作を制御することが可能となる。
また、浴室リモコン200では、操作スイッチ203,204の所定操作によって、インターネットを用いた音響データの配信を要求するインターネット配信指示を入力することができる。すなわち、操作スイッチ203,204によって「操作部」を構成することができる。インターネット配信指示には、音響データを配信するアクセス先を特定するための情報が含まれる。代表的には、インターネット配信指示は、インターネットラジオのオン指示および選局指示によって構成される。
浴室リモコン200に入力されたインターネット配信指示は、通信線20,30およびマイクロコンピュータ110を経由して、無線通信部300(マイクロコンピュータ310)へ転送される。無線通信部300は、当該インターネット配信指示に従って作動することにより、無線通信経路51を用いてインターネットから音響データを取得するとともに、当該音響データに従う音声および/または音楽を再生出力するための音響信号を出力する。
本実施の形態に従うリモコンシステムは、台所リモコン100および浴室リモコン200間での双方向のインターホン機能を搭載する。このため、台所リモコン100には、マイク106および音響入力回路107が配置され、浴室リモコン200には、マイク206および音響入力回路207が配置される。
さらに、本実施の形態に従うリモコンシステムは、浴室リモコン200に入力されたインターネット配信指示に応じて、インターネットからの音響データを再生してスピーカ208から出力することができるように構成される。これにより、インターネットアクセス機能を有さない浴室リモコン200でのインターネット聴取機能(代表的には、インターネットラジオの聴取)が実現される。
図3は、台所リモコン100および浴室リモコン200の送信部140,240および受信部170,270に対する電源供給制御を説明するブロック図である。
図3を参照して、台所リモコン100は、レギュレータ71を含む。レギュレータ71は、電力線70上の電力を、送信部140および受信部170の電源電圧(たとえば、DC5V)に変換して、電源配線73へ出力する。さらに、台所リモコン100は、電源配線73および送信部140の間に配置された電源スイッチ75と、電源配線73および受信部170の間に配置された電源スイッチ76とを含む。電源スイッチ75は、マイクロコンピュータ110からの制御信号Tx1に応じてオンオフし、電源スイッチ76は、マイクロコンピュータ110からの制御信号Rx1に応じてオンオフする。
送信部140は、電源スイッチ75のオンによって電源電圧が供給される期間に作動し、電源スイッチ75のオフ期間には停止する。同様に、受信部170は、電源スイッチ76のオンによって電源電圧が供給される期間に作動し、電源スイッチ76のオフ期間には停止する。
同様に、浴室リモコン200は、電力線70および電源配線74の間に接続されたレギュレータ72を含む。レギュレータ72は、レギュレータ71と同様に、送信部240および受信部270の電源電圧(たとえば、DC5V)を出力する。電力線70は、たとえば、給湯器10の電源(たとえば、交流商用電源を入力とする給湯器内蔵電源)と電気的に接続される。このようにすると、リモコン専用の電源を設けることなく、台所リモコン100および浴室リモコン200を動作させることができる。
浴室リモコン200は、さらに、電源スイッチ77および78を有する。電源スイッチ77は、電源配線74および送信部240の間に接続される。電源スイッチ78は、電源配線74および受信部270の間に接続される。電源スイッチ77は、マイクロコンピュータ210からの制御信号Tx2に応じてオンオフし、電源スイッチ78は、マイクロコンピュータ210からの制御信号Rx2に応じてオンオフする。
送信部240は、電源スイッチ77のオンによって電源電圧が供給される期間に作動し、電源スイッチ77のオフ期間には停止する。同様に、受信部270は、電源スイッチ78のオンによって電源電圧が供給される期間に作動し、電源スイッチ78のオフ期間には停止する。
マイクロコンピュータ110は、制御信号Rx1およびTx1を用いて、送信部140および受信部170の作動期間を制御できる。同様に、マイクロコンピュータ210は、制御信号Rx2およびTx2を用いて、送信部240および受信部270の作動期間を制御できる。
まず、マイク206(浴室リモコン200)の使用期間における制御を説明する。マイクロコンピュータ210は、マイク206の使用期間には、送信部240が作動(電源スイッチ77がオン)する一方で、受信部270が停止(電源スイッチ78がオフ)するように、制御信号Tx2,Rx2を生成する。
マイクロコンピュータ110は、マイク206の使用期間には、送信部140が停止(電源スイッチ75がオフ)する一方で、受信部170が作動(電源スイッチ76がオン)するように、制御信号Tx1,Rx1を生成する。
これにより、浴室リモコン200のマイク206の使用期間には、浴室リモコン200の送信部240および台所リモコン100の受信部170が作動されるとともに、浴室リモコン200の受信部270および台所リモコン100の送信部140が停止される。
たとえば、操作スイッチ203が、通話時にユーザが操作するための通話ボタンを含む場合には、当該通話ボタンの操作に応じて、マイク206の使用期間を設定することができる。あるいは、マイクロコンピュータ210が、マイク206への音声入力レベル(たとえば、図2中の増幅器220の出力信号の強度)を監視することによって、マイク206の使用期間であるか否かを判断してもよい。この場合には、通話ボタンの操作が不要となるので、いわゆるハンズフリー通話を実現することができる。
次に、マイク106(台所リモコン100)の使用期間には、マイク206の使用期間とは反対に、台所リモコン100の送信部140および浴室リモコン200の受信部270が作動されるとともに、台所リモコン100の受信部170および浴室リモコン200の送信部240が停止される。したがって、マイクロコンピュータ110は、電源スイッチ75がオンする一方で、電源スイッチ76がオフするように、制御信号Tx1,Rx1を生成する。マイクロコンピュータ210は、電源スイッチ78がオンする一方で、電源スイッチ77がオフするように、制御信号Tx2,Rx2を生成する。なお、マイク106の使用期間についても、マイク206と同様に、通話ボタンの操作あるいは、マイク206への音声入力レベルに基づいて検知することができる。
さらに、浴室でのインターネット聴取機能(以下、単に「インターネット聴取機能」とも称する)のオン期間に対応した無線通信部300の作動期間では、送信部140および受信部270が作動(電源スイッチ75および78がオン)する一方で、送信部240が停止(電源スイッチ77がオフ)するように、制御信号Tx1,Tx2,Rx2は生成される。
また、台所リモコン100の受信部170は、台所リモコン100におけるインターネット聴取機能のオンオフ入力操作に応じて、作動および停止を制御することができる。すなわち、制御信号Rx1は、電源スイッチ76を当該入力操作に応じてオンオフするように生成することができる。
なお、基本的には、マイク106または206の一方の使用期間中には、マイク106または206の他方の使用期間への遷移は制限される。通話ボタンのオフや、音声入力レベルの低下が検知されると、当該マイクの使用期間が終了されて、新たなマイクの使用期間の開始が可能な状態となる。
これに対して、インターネット聴取機能のオン期間において、マイク206の使用期間の開始が検知されると、割り込み処理によって、マイク206の使用期間への遷移が実行される。たとえば、インターネット聴取機能のオン期間に、マイク206の使用期間の開始が検知されると、当該使用期間の終了が検知されるまでの間、送信部240が作動(電源スイッチ77がオン)し、受信部270が停止(電源スイッチ78がオフ)するように、制御信号Tx2,Rx2が変更される。
一方で、インターネット聴取機能のオン期間およびマイク106の使用期間において、送信部140、240および受信部270の制御は共通である。すなわち、インターネット聴取機能のオン期間およびマイク106の使用期間は共存可能である。インターネット聴取機能のオン期間および/またはマイク106の使用期間において、送信部140および受信部270が作動する一方で、送信部240は停止される。したがって、インターネット聴取機能のオン期間に、マイク106の使用期間の開始が検知されても、送信部140および受信部270の作動、および、送信部240の停止が維持されるように、制御信号Tx1,Tx2,Rx2は維持される。なお、受信部170については、マイク106の使用期間には停止するように、制御信号Rx1を設定することが好ましい。
再び図2を参照して、まず、浴室リモコン200から台所リモコン100への音響伝送のための構成について詳細に説明する。
浴室リモコン200の音響入力回路207は、増幅器220および送信部240を有する。増幅器220は、マイク206に入力された音響信号を増幅した信号を出力する。送信部240は、増幅器220によって増幅された音響信号を周波数変調して、通信線30へ出力する。
台所リモコン100の音響出力回路109は、バンドパスフィルタ160と、受信部170と、増幅器175,185と、切換回路180とを有する。バンドパスフィルタ160は、送信部240による周波数変調と対応した通過帯域を有することにより雑音成分を除去するように構成される。受信部170は、周波数変調された信号を復調して音響信号を出力するように構成される。増幅器175は、マイクロコンピュータ110から出力される音声ガイダンス信号を増幅した信号を出力する。
切換回路180は、マイクロコンピュータ110からの指令に従って、増幅器175の出力信号と、受信部170の出力信号との一方を選択して、増幅器185へ出力する。増幅器185の出力信号は、ユーザが聴取可能な音響として、スピーカ108から出力される。
切換回路180が、受信部170の出力信号を出力することにより、浴室リモコン200のマイク206に入力された音響(音声)は、音響入力回路207、通信線30、通信線20および、音響出力回路109を経由して、スピーカ108から出力される。これにより、浴室リモコン200から台所リモコン100へのインターホン機能が実現される。
また、切換回路180が増幅器175の出力信号を出力することにより、マイクロコンピュータ110から出力される音声ガイダンス信号を、スピーカ108から出力することができる。
たとえば、マイクロコンピュータ110は、インターホン機能の使用期間(たとえば、受信部170の作動期間)には、受信部170からの音響信号を出力する一方で、それ以外の期間(たとえば、受信部170の非作動期間)には、マイクロコンピュータ110からの音声ガイダンス信号を出力するように、切換回路180を制御することができる。これにより、インターホン機能を優先した、インターホン機能と音声ガイダンス機能との調停が可能となる。あるいは、これとは逆に、音声ガイダンス機能を優先するように、インターホン機能と音声ガイダンス機能とを調停することも可能である。この場合には、マイクロコンピュータ110は、音声ガイダンス信号の出力時には、インターホン機能の使用期間であっても、増幅器175の出力信号がスピーカ108へ入力されるように、切換回路180を制御する。
次に、台所リモコン100から浴室リモコン200への音響伝送のための構成について詳細に説明する。
台所リモコン100の音響入力回路107は、増幅器120,315と、加算回路130と、送信部140とを有する。
増幅器120は、増幅器220と同様に構成されて、マイク106に入力された音響信号を増幅した信号を出力する。増幅器315は、無線通信部300から出力された音響信号を増幅した信号を出力する。
加算回路130は、増幅器120の出力信号および増幅器315の出力信号の電圧同士を加算した信号を、送信部140に対して出力する。送信部140は、加算回路130の出力信号を周波数変調して、通信線20へ出力する。たとえば、加算回路130は、オペアンプを用いた電子回路によって構成することが可能である。
したがって、加算回路130の出力信号は、マイク106への入力に従う信号(増幅器120の出力信号)と、無線通信部300の出力信号(増幅器315の出力信号)とが重畳された信号となる。
送信部140は、入力された信号(図2では、加算回路130の出力信号)を周波数変調して、通信線20へ出力する。これにより、インターホン機能のための音響信号と、無線通信部300からの音響信号との両方を、送信部140および通信線20,30を用いて、浴室リモコン200へ送信することができる。
実施の形態1を始めとする各実施の形態およびその変形例において、送信部140への入力信号は「第1の音響信号」に対応し、無線通信部300等から出力されるインターネット聴取のための音響信号は「第2の音響信号」に対応し、マイク106から出力されるインターホンのための音響信号は「第3の音響信号」に対応する。また、浴室リモコン200は「第1のリモコン」の一実施例に対応し、台所リモコン100は「第2のリモコン」の一実施例に対応する。
浴室リモコン200の音響出力回路209は、バンドパスフィルタ260と、受信部270と、増幅器275,285と、切換回路280とを有する。バンドパスフィルタ260、受信部270、増幅器275,285および、切換回路280は、台所リモコン100のバンドパスフィルタ160、受信部170、増幅器175,185および、切換回路180のそれぞれと同様に構成される。
切換回路280は、マイクロコンピュータ210からの指令に従って、増幅器275の出力信号と、受信部270の出力信号との一方を選択して、増幅器285へ出力する。増幅器285の出力信号は、ユーザが聴取可能な音響として、スピーカ208から出力される。
切換回路280が、受信部270からの出力信号を出力することにより、送信部140からの出力信号に、インターネットから配信された音響データに基づく音響信号が含まれている場合には、インターネット配信された音響データが再生されて、スピーカ208から出力される。これにより、インターネットラジオの聴取に代表される、インターネット聴取機能が実現される。
一方で、送信部140からの出力信号に、台所リモコン100のマイク106に入力された音声信号が含まれている場合には、台所リモコン100から浴室リモコン200へのインターホン機能が実現される。
これに対して、切換回路280が増幅器275の出力信号を出力することにより、マイクロコンピュータ210から出力される音声ガイダンス信号を、スピーカ208から出力することができる。
たとえば、マイクロコンピュータ210は、インターホン機能の使用期間、および、インターネット配信指示の入力期間の両方を含む期間(たとえば、受信部270の作動期間)では、受信部270からの音響信号を出力する一方で、それ以外の期間では、マイクロコンピュータ210からの音声ガイダンス信号を出力するように、切換回路280を制御することができる。これにより、インターホン機能およびインターネット聴取機能を、音声ガイダンス機能よりも優先した調停処理が可能となる。あるいは、これとは逆に、音声ガイダンス機能を優先するように、インターホン機能と音声ガイダンス機能とを調停することも可能である。この場合には、マイクロコンピュータ210は、音声ガイダンス信号の出力時には、インターホン機能の使用期間であっても、増幅器275の出力信号がスピーカ208へ入力されるように、切換回路280を制御する。
なお、図2の構成によれば、加算回路130の配置によって、インターネット聴取機能のオン期間およびマイク106の使用期間が重なった場合には、インターホンのための音響と、インターネット聴取のための音響とを重畳して、浴室リモコン200のスピーカ208から出力することができる。
なお、インターホン機能およびインターネット聴取機能の重複を調停する観点から、マイクロコンピュータ110は、マイク106の使用期間においては、インターネットから取得した音響信号の出力を停止するように、無線通信部300を制御することも可能である。
このように、実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムによれば、電波環境が良くない傾向にある浴室リモコン200にインターネットアクセス機能を搭載することなく、浴室リモコン200でのインターネット聴取機能を実現することができる。特に、台所リモコン100では、加算回路130を用いて、インターホンのための音響信号と、インターネット配信による音響信号とを統合して送信部140への入力とする構成とすることにより、インターホン機能で用いられる送信部140、通信線20,30および、音響出力回路209を共用して、上記インターネット聴取機能を実現することができる。また、マイク106の使用期間においては音響信号の出力を停止するように無線通信部300を制御することにより、両機能の競合時に、インターホン機能を優先する調停処理を行うことができる。
なお、実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムでは、特許文献1のように、メモリカード等に一旦記録することなく、インターネットから取得した配信データをリアルタイムで再生して、浴室リモコン200のスピーカ208から出力できるので、インターネットラジオの聴取に好適である。
[実施の形態1の変形例]
図4は、実施の形態1の第1の変形例に従うリモコンシステムにおける台所リモコンおよび浴室リモコンの構成を説明するブロック図である。
図4は、実施の形態1の第1の変形例に従うリモコンシステムにおける台所リモコンおよび浴室リモコンの構成を説明するブロック図である。
図4を図1と比較して、実施の形態1の第1の変形例では、台所リモコン100において、音響入力回路107は、増幅器315に代えて可変増幅器317を有する。可変増幅器317による増幅率(ゲイン)は、マイクロコンピュータ110によって制御される。
可変増幅器317は、無線通信部300が出力した音響信号を、マイクロコンピュータ110によって制御されたゲインで増幅した信号を出力する。加算回路130は、増幅器120の出力信号および可変増幅器317の出力信号の電圧同士を加算した信号を、送信部140に対して出力する。
マイクロコンピュータ110は、マイク106の使用期間において、マイク106の非使用期間と比較して、可変増幅器317のゲインを低下させる。このようにすると、マイク106の使用期間と、浴室リモコン200へのインターネット配信指示の入力に応じた無線通信部300の作動期間とが重なったときに、加算回路130の出力に占める、無線通信部300から出力された音響信号の割合を低下することができる。
さらに、マイク106の使用期間において、可変増幅器317のゲイン=0に制御することにより、マイク106に入力された音響信号のみを加算回路130の出力とすることも可能である。このときには、インターネット配信された音響データの再生出力はカットされて、マイク106に入力された音響信号のみが、スピーカ208から出力されるインターホン通信が行われる。
また、可変増幅器317のゲイン>0に制御すると、インターネット配信された音響データの再生出力を背景音に用いて、台所リモコン100から浴室リモコン200へのインターホン通信を行うことが可能である。
台所リモコン100のその他の部分の構成、および、浴室リモコン200の構成は、図1と同様であるので説明は繰り返さない。
このように構成することにより、インターホン機能およびインターネット聴取機能によって通信経路が共有される実施の形態1の構成において、両機能の競合時には、インターホン機能を優先する調停処理を行うことができる。これにより、実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムによる効果に加えて、両機能の競合を適切に調停して、ユーザの利便性を高めることができる。
図5は、実施の形態1の第2の変形例に従うリモコンシステムにおける台所リモコンおよび浴室リモコンの構成を説明するブロック図である。
図5を図1と比較して、実施の形態1の第2の変形例では、台所リモコン100において、音響入力回路107は、マイクロコンピュータ110によって制御される切換回路150をさらに有する。切換回路150は、増幅器315の出力側と、加算回路130の入力側の間に設けられる。
マイクロコンピュータ110は、マイク106の使用期間には、接地電圧(GND)が加算回路130へ入力されるように切換回路150を制御する。一方で、マイクロコンピュータ110は、マイク106の非使用期間では、増幅器315の出力信号が加算回路130へ入力されるように切換回路150を制御する。
したがって、切換回路150からの出力信号は、図4(第1の変形例)において、マイク106の使用期間における可変増幅器317のゲイン=0に制御するときと同様となる。台所リモコン100のその他の部分の構成、および、浴室リモコン200の構成は、図1と同様であるので説明は繰り返さない。
したがって、第2の変形例によっても、実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムによる効果に加えて、インターホン機能およびインターネット聴取機能の競合時に適切な調停を行うことによって、ユーザの利便性を高めることができる。特に、第2の変形例では、インターネット配信された音響データの再生出力を完全に停止することにより、ユーザがインターホン通話の音声を聴取し易くすることができる。
図6は、実施の形態1の第3の変形例に従うリモコンシステムにおける台所リモコンおよび浴室リモコンの構成を説明するブロック図である。
図6を図1と比較して、実施の形態1の第3の変形例では、台所リモコン100において、音響入力回路107は、加算回路130に代えて、マイクロコンピュータ110によって制御される切換回路135を有する。切換回路135は、増幅器315および増幅器120と、送信部140との間に設けられる。
マイクロコンピュータ110は、マイク106の使用期間には、増幅器120の出力信号が送信部140へ入力されるように切換回路135を制御する。一方で、マイクロコンピュータ110は、マイク106の非使用期間では、増幅器315の出力信号が送信部140へ入力されるように切換回路135を制御する。
したがって、切換回路135からの出力信号は、図5(第2の変形例)における加算回路130の出力信号と同様となるので、送信部140への入力信号は、図6(第3の変形例)および図5(第2の変形例)の間で同様である。また、台所リモコン100のその他の部分の構成、および、浴室リモコン200の構成は、図1と同様であるので説明は繰り返さない。
したがって、第3の変形例によっても、第2の変形例と同様の効果を得ることができる。また、第3の変形例では、加算回路130の配置が不要となるので、回路構成を簡素化することが可能である。
図7は、実施の形態1の第4の変形例に従うリモコンシステムにおける台所リモコンおよび浴室リモコンの構成を説明するブロック図である。
図7を図1と比較して、実施の形態1の第4の変形例では、台所リモコン100の音響入力回路107における、無線通信部300からの音響信号の出力経路が異なる。
具体的には、浴室リモコン200へのインターネット配信指示の入力に応じた無線通信部300の作動期間において、無線通信部300からの音響信号は、マイクロコンピュータ110へ入力される。
さらに、音響入力回路107は、加算回路130を設けることなく、増幅器120,315および送信部140を有するように構成される。増幅器120の出力側および増幅器315の出力側は、送信部140の入力側と接続される。
マイクロコンピュータ110は、マイク106の非使用期間には、無線通信部300から入力された音響信号を増幅器315へ出力する。このとき、増幅器120からは信号が出力されていないので、インターネット配信された音響データに基づく音響信号のみが送信部140へ入力される。
一方で、マイクロコンピュータ110は、マイク106の使用期間には、音響信号の出力を停止する。したがって、インターホン機能およびインターネット聴取機能が競合すると、マイク106に入力された音響信号のみが、送信部140へ入力される。なお、台所リモコン100のその他の部分の構成、および、浴室リモコン200の構成は、図1と同様であるので説明は繰り返さない。
このように、図7(第4の変形例)では、マイクロコンピュータ110がインターホン機能およびインターネット聴取機能の競合を判断して、送信部140への入力信号を直接制御する。そして、送信部140への入力信号は、図5(第2の変形例)および図6(第3の変形例)と同様となる。
台所リモコン100のその他の部分の構成、および、浴室リモコン200の構成は、図1と同様であるので説明は繰り返さない。
したがって、第4の変形例によっても、第2および第3の変形例と同様の効果を得ることができる。また、第4の変形例においても、加算回路130の配置が不要となるので、回路構成を簡素化することが可能である。
[実施の形態2]
実施の形態1およびその変形例では、インターネットにアクセスするための無線通信部が台所リモコン100に配置される構成例を説明した。実施の形態2では、無線通信部の配置個所のバリエーションについて説明する。
実施の形態1およびその変形例では、インターネットにアクセスするための無線通信部が台所リモコン100に配置される構成例を説明した。実施の形態2では、無線通信部の配置個所のバリエーションについて説明する。
図8は、実施の形態2に従う給湯器の遠隔制御システム(リモコンシステム)が適用される給湯システムの構成を説明する概略図である。
図8および図1を比較して、実施の形態2に従う給湯器のリモコンシステムでは、給湯器10に無線通信部300が設けられることによって、インターネットへのアクセス機能が確保される。図8のその他の部分の構成は図1と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
図9は、実施の形態2に従うリモコンシステムの構成を説明するブロック図である。
図9を参照して、図8に示したように、無線通信部300は、給湯器10に配置される。浴室リモコン200に入力されたインターネット配信指示は、通信線30およびマイクロコンピュータ15(給湯器10)を経由して、無線通信部300(マイクロコンピュータ310)へ転送される。無線通信部300は、当該インターネット配信指示に従って作動することにより音響信号を出力する。
図9を参照して、図8に示したように、無線通信部300は、給湯器10に配置される。浴室リモコン200に入力されたインターネット配信指示は、通信線30およびマイクロコンピュータ15(給湯器10)を経由して、無線通信部300(マイクロコンピュータ310)へ転送される。無線通信部300は、当該インターネット配信指示に従って作動することにより音響信号を出力する。
無線通信部300からの音響信号は、図9中に点線で示された経路によって、給湯器10のマイクロコンピュータ15に入力され、さらに、通信線20を経由した通信によって、台所リモコン100のマイクロコンピュータ110へ伝送される。
台所リモコン100において、音響入力回路107は、図7(実施の形態1の第4の変形例)と同様に構成される。マイクロコンピュータ110についても、図7と同様に、マイク106の非使用期間には、伝送された音響信号を増幅器315へ出力する。このとき、増幅器120からは信号が出力されていないので、インターネット配信された音響データに基づく音響信号のみが送信部140へ入力される。
一方で、マイクロコンピュータ110は、マイク106の使用期間には、伝送された音響信号の出力を停止する。したがって、インターホン機能およびインターネット聴取機能が競合すると、マイク106に入力された音響信号のみが、送信部140へ入力される。なお、台所リモコン100のその他の部分の構成、および、浴室リモコン200の構成は、図1と同様であるので説明は繰り返さない。
この結果、実施の形態2に従う給湯器のリモコンシステムにおいて、送信部140への入力信号は、図7(実施の形態1の第4の変形例)と同様となる。すなわち、マイクロコンピュータ110がインターホン機能およびインターネット聴取機能の競合を判断して、送信部140への入力信号を直接制御することになる。
したがって、インターネットへのアクセス機能を給湯器10に設けた実施の形態2の構成によって、実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムと同様のインターネット聴取機能を実現することができる。さらに、実施の形態1の第4の変形例(図7)と同様に、台所リモコン100の構成を簡素化するとともに、インターホン機能およびインターネット聴取機能の競合を適切に調停してユーザの利便性を高めることができる。
[実施の形態2の変形例]
図10は、実施の形態2の変形例に従う給湯器の遠隔制御システム(リモコンシステム)が適用される給湯システムの構成を説明する概略図である。
図10は、実施の形態2の変形例に従う給湯器の遠隔制御システム(リモコンシステム)が適用される給湯システムの構成を説明する概略図である。
図10を図1と比較して、実施の形態2の変形例に従う給湯器のリモコンシステムでは、給湯器10、台所リモコン100および、浴室リモコン200とは別個に配置された通信アダプタ300aによって、インターネット50へのアクセス機能が確保される。通信アダプタ300aは、無線通信部300と同様の無線通信経路51によって、ルータ40と通信可能に構成されている。すなわち、通信アダプタ300aは、無線通信部300と同様に、ルータ40を経由してインターネット50にアクセスすることができる。実施の形態2の変形例では、通信アダプタ300aが「アクセス手段」および「通信部」の一実施例に相当する。
さらに、通信アダプタ300aは、通信線42によって給湯器10の所定端子と接続されることで、給湯器10、台所リモコン100および、浴室リモコン200との間で通信可能に構成される。たとえば、通信線42は、通信線20,30と同様の2芯通信ケーブルによって構成することができる。図10のその他の部分の構成は、図1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
図11は、実施の形態2の変形例に従うリモコンシステムの構成を説明するブロック図である。
図11を参照して、通信アダプタ300aは、無線通信経路51を形成するための通信部302と、通信線42による通信のための通信部305と、マイクロコンピュータ310とを有する。通信部302は、たとえば、無線LANモジュールによって構成することができる。通信部305は、通信部17,115,215と同様に、通信線20,30,42を用いた通信機能を有する。なお、台所リモコン100および浴室リモコン200の構成は、図9と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
浴室リモコン200に入力されたインターネット配信指示は、通信線30,42を経由して、通信部305によって受信される。これにより、通信アダプタ300aは、無線通信部300と同様に、当該インターネット配信指示に従って作動することにより音響信号を出力する。
通信アダプタ300aからの音響信号は、図11中に点線で示された経路を用いて、通信線42,20を経由した通信によって、台所リモコン100のマイクロコンピュータ110へ伝送される。マイクロコンピュータ110は、図9(実施の形態2)と同様に、マイク106の非使用期間には、伝送された音響信号を増幅器315へ出力する。このとき、増幅器120からは信号が出力されていないので、インターネット配信された音響データに基づく音響信号のみが送信部140へ入力される。
一方で、マイクロコンピュータ110は、マイク106の使用期間には、伝送された音響信号の出力を停止する。したがって、インターホン機能およびインターネット聴取機能が競合すると、マイク106に入力された音響信号のみが、送信部140へ入力される。
この結果、実施の形態2の変形例に従う給湯器のリモコンシステムにおいても、送信部140への入力信号は、図7(実施の形態1の第4の変形例)および図9(実施の形態2)と同様となる。したがって、インターネットへのアクセス機能を、給湯器10、台所リモコン100および、浴室リモコン200の外部に設けた構成としても、実施の形態1に従う給湯器のリモコンシステムと同様のインターネット聴取機能を実現することができる。この結果、通信アダプタ300aの配置自由度が高いことにより、ユーザの利便性を高めることができる。
実施の形態1および2、ならびに、それらの変形例では、無線通信部300または通信アダプタ300aを用いて、無線通信経路を経由してインターネットにアクセスする構成例を説明した。しかしながら、インターネットへのアクセス構成については、リモコンシステムに無線通信機能を搭載せずに実現することも可能である。
図12は、本実施の形態に従う給湯器の遠隔制御システム(リモコンシステム)におけるインターネットへのアクセス構成の変形例を説明する概略図である。
図12を図11と比較して、無線通信機能を有する通信アダプタ300aに代えて、有線通信用の通信アダプタ300bを配置して、インターネットへのアクセス機能を実現してもよい。通信アダプタ300bは、所定の通信規格に従う通信ケーブルによる有線通信によって、ルータ40を含む外部機器と通信するように構成される。たとえば、通信アダプタ300bは、イーサネット(登録商標)アダプタによって構成することができる。
通信アダプタ300bは、通信アダプタ300aと同様に、通信線42によって給湯器10の所定端子と接続されることで、給湯器10、台所リモコン100および、浴室リモコン200との間で通信可能に構成される。
さらに、通信アダプタ300bは、通信線45を経由して、ルータ40と通信することができる。たとえば、通信アダプタ300bは、ルータ40を含む有線LANに接続されることによって、インターネットにアクセスすることができる。すなわち、図12の構成では、通信アダプタ300bが「アクセス手段」および「通信部」の一実施例に相当する。
図13は、図12に示されたリモコンシステムの構成を説明するブロック図である。
図13を図11と比較して、通信アダプタ300bは、通信線42による通信のための通信部305と、通信線45を経由して通信するための通信部306と、マイクロコンピュータ310とを有する。
図13を図11と比較して、通信アダプタ300bは、通信線42による通信のための通信部305と、通信線45を経由して通信するための通信部306と、マイクロコンピュータ310とを有する。
通信部306は、たとえば、有線LANモジュールによって構成することができる。通信部305は、通信部17,115,215と同様に、通信線20,30,42を用いた通信機能を有する。なお、台所リモコン100および浴室リモコン200の構成は、図11と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
図13の構成においても、浴室リモコン200に入力されたインターネット配信指示は、通信線30,42を経由して、通信部305によって受信される。これにより、通信アダプタ300bは、無線通信部300および通信アダプタ300aと同様に、当該インターネット配信指示に従って作動することにより音響信号を出力する。
通信アダプタ300bからの音響信号は、通信線42,20を経由した通信によって、台所リモコン100のマイクロコンピュータ110へ伝送される。マイクロコンピュータ110は、図9および図11(実施の形態2およびその変形例)と同様に、マイク106の非使用期間には、伝送された音響信号を増幅器315へ出力する。このとき、増幅器120からは信号が出力されていないので、インターネット配信された音響データに基づく音響信号のみが送信部140へ入力される。
一方で、マイクロコンピュータ110は、マイク106の使用期間には、伝送された音響信号の出力を停止する。この結果、インターホン機能およびインターネット聴取機能が競合すると、マイク106に入力された音響信号のみが、送信部140へ入力される。したがって、送信部140への入力信号は、無線通信用の通信アダプタ300aを適用した実施の形態2の変形例(図11)と同様になる。
このように、リモコンシステム内に無線通信機能を搭載しなくても、有線通信用の通信アダプタ300bを用いて、インターネットからユーザ指示に応じた音響データを取得できる。したがって、給湯器のリモコンシステムが、無線LAN環境が無い住宅または施設に配設される場合にも、上述した各実施の形態と同様のインターネット聴取機能を実現することができる。
また、実施の形態1およびその変形例、ならびに、実施の形態2において、無線通信部300を、通信アダプタ300bのような、有線通信によってルータ40と通信するモジュールに置換することも可能である。この場合には、美観の点から、壁内配線等を用いて、ルータ40との通信線が配設されることが好ましい。すなわち、インターネットへのアクセス機能については、インターネットからユーザ指示に応じた音響データの配信を受けられる限り、特に限定されるものではない。
また、台所リモコン100および浴室リモコン200の間のインターホン機能については、最小限の構成として、インターネット配信に基づく音響信号を出力する台所リモコン100から、音響信号を受信して再生する浴室リモコン200への単方向のインターホンのみが可能であっても、本実施の形態に従う、インターホン機能と共存したインターネット聴取機能を実現することが可能である。
さらに、給湯器10と接続されるリモートコントローラの個数について、本実施の形態では、台所リモコン100および浴室リモコン200の2個である場合を例示したが、リモートコントローラが3個以上の場合であっても、インターネットへのアクセス機能を搭載していないリモコンでのインターネット聴取機能を同様に実現することができる。また、インターネットへのアクセス機能を非搭載である、浴室リモコン以外のリモコンを対象として、本実施の形態の適用によるインターネット聴取機能を実現することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
5 給湯システム、10 給湯器、15,110,210,310 マイクロコンピュータ、17,115,215,302,305,306 通信部、20,30,42,45 通信線、40 ルータ、50 ネットワーク、51 無線通信経路、70 電力線、71,72 レギュレータ、73,74 電源配線、75〜78 電源スイッチ、100 リモートコントローラ(台所リモコン)、102,202 運転スイッチ、103,203,204 操作スイッチ、105,205 表示部、106,206 マイク、107,207 音響入力回路、108,208 スピーカ、109,209 音響出力回路、120,175,185,220,275,285,315 増幅器、130 加算回路、135,150,180,280 切換回路、140,240 送信部、160,260 バンドパスフィルタ、170,270 受信部、200 リモートコントローラ(浴室リモコン)、300 無線通信部、300a 通信アダプタ(無線通信)、300b 通信アダプタ(有線通信)、317 可変増幅器、Rx1,Rx2,Tx1,Tx2 制御信号(電源スイッチ)。
Claims (10)
- 給湯器を遠隔制御するための第1のリモコンおよび第2のリモコンと、
前記給湯器、前記第1のリモコン、および前記第2のリモコンの間を接続する通信線と、
広域通信網にアクセスするためのアクセス手段とを備え、
前記第1のリモコンは、
前記広域通信網からの音響データの配信指示を入力するための操作部と、
前記第2のリモコンから前記通信線を経由して送信された第1の音響信号に従った音響を発生するためのスピーカとを含み、
前記アクセス手段は、前記第1のリモコンおよび前記第2のリモコンの外部または前記第2のリモコンに設けられて、前記配信指示に応じて取得した音響データに基づく第2の音響信号を出力するように構成され、
前記第2のリモコンは、前記アクセス手段が前記第2のリモコンの外部に設けられる場合には、前記アクセス手段との間に、前記第2の音響信号の通信経路を有するように構成され、
前記第2のリモコンは、
ユーザが音響を入力するためのマイクと、
前記第1の音響信号を、前記通信線を経由して前記第1のリモコンへ送信するための送信部と、
前記マイクへの入力に従う第3の音響信号と、前記アクセス手段からの前記第2の音響信号とを統合した信号を前記第1の音響信号として前記送信部に入力するための統合手段とを含む、給湯器の遠隔制御システム。 - 前記アクセス手段は、前記第2のリモコンに設けられた通信部を含み、
前記通信部は、前記通信線を経由して前記第1のリモコンから送信された前記配信指示に従って、前記広域通信網から取得した前記音響データに基づいて前記第2の音響信号を出力し、
前記統合手段は、前記第2のリモコンに配置された加算回路を含み、
前記加算回路は、前記第2および第3の音響信号の電圧を加算して前記第1の音響信号を出力するように構成される、請求項1記載の給湯器の遠隔制御システム。 - 前記統合手段は、前記第2のリモコンに配置された制御部を含み、
前記制御部は、前記マイクの使用期間において前記通信部からの前記第2の音響信号の出力を停止させる、請求項2記載の給湯器の遠隔制御システム。 - 前記統合手段は、前記第2のリモコンに配置された可変増幅器および制御部を含み、
前記可変増幅器は、前記通信部および前記加算回路の間に配置されて、前記制御部によって設定された増幅率に従って前記第2の音響信号を増幅するように構成され、
前記制御部は、前記マイクの使用期間において、前記可変増幅器の前記増幅率を前記マイクの非使用期間における増幅率よりも低下させる、請求項2記載の給湯器の遠隔制御システム。 - 前記統合手段は、前記第2のリモコンに配置された切換回路および制御部を含み、
前記切換回路は、前記通信部および前記加算回路の間に配置され、
前記制御部は、前記マイクの使用期間には、前記第2の音響信号に代えて一定電圧を前記加算回路へ入力するように前記切換回路を制御する、請求項2記載の給湯器の遠隔制御システム。 - 前記アクセス手段は、前記第2のリモコンに設けられた通信部を含み、
前記通信部は、前記通信線を経由して前記第1のリモコンから送信された前記配信指示に従って、前記広域通信網から取得した前記音響データに基づいて前記第2の音響信号を出力し、
前記統合手段は、前記第2のリモコンに配置された切換回路および制御部を含み、
前記切換回路は、前記通信部および前記マイクと、前記送信部との間に配置され、
前記制御部は、前記マイクの非使用期間には、前記通信部からの前記第2の音響信号を前記第1の音響信号として前記送信部へ入力する一方で、前記マイクの使用期間には、前記マイクからの前記第3の音響信号を前記第1の音響信号として前記送信部へ入力するように、前記切換回路を制御する、請求項1記載の給湯器の遠隔制御システム。 - 前記アクセス手段は、前記通信線を経由して前記第1のリモコンから送信された前記配信指示に従って、前記広域通信網から取得した前記音響データに基づいて前記第2の音響信号を出力し、
前記統合手段は、
前記マイクから前記送信部への信号経路と、
前記アクセス手段からの前記第2の音響信号の入力経路を有するように、前記第2のリモコンの内部に配置された制御部を含み、
前記制御部は、前記マイクの非使用期間には、前記アクセス手段から入力された前記第2の音響信号を前記第1の音響信号として前記信号経路に出力する一方で、前記マイクの使用期間には、前記マイクからの前記第3の音響信号が前記第1の音響信号とされるように前記信号経路への前記第2の音響信号の出力を停止する、請求項1記載の給湯器の遠隔制御システム。 - 前記アクセス手段は、前記第2のリモコンに設けられた通信部を含み、
前記通信部は、前記通信線を経由して前記第1のリモコンから送信された前記配信指示に従って、前記広域通信網から取得した前記音響データに基づいて前記第2の音響信号を出力する、請求項1または7記載の給湯器の遠隔制御システム。 - 前記アクセス手段は、前記給湯器に設けられた通信部を含み、
前記通信部は、前記通信線を経由して前記第1のリモコンから送信された前記配信指示に従って、前記広域通信網から取得した前記音響データに基づいて前記第2の音響信号を出力し、
前記第2の音響信号は、前記通信線を含む前記通信経路を経由して前記通信部から前記第2のリモコンへ入力される、請求項1または7記載の給湯器の遠隔制御システム。 - 前記アクセス手段は、前記給湯器、前記第1のリモコンおよび、前記第2のリモコンの外部に配置された通信部を含み、
前記通信部は、前記通信線を経由して、前記給湯器、前記第1のリモコンおよび、前記第2のリモコンと接続され、
前記通信部は、前記通信線を経由して前記第1のリモコンから送信された前記配信指示に従って、前記広域通信網から取得した前記音響データに基づいて前記第2の音響信号を出力し、
前記第2の音響信号は、前記通信線を含む前記通信経路を経由して前記通信部から前記第2のリモコンへ入力される、請求項1または7記載の給湯器の遠隔制御システム。
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