JP2023046225A - 緑化システム及びそれに用いられる植栽ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】屋上面や外壁等のメンテナンスを容易に行うことができ、利便性を向上させた緑化システム、緑化方法及びそれらに用いられる植栽ユニットを提供する。【解決手段】建設物の所定の露出面Xを緑化する緑化システムSであって、所定の緑化植物Gを収容する植栽ユニット1と、植栽ユニット1を露出面Xにおいて支持する支持ユニット2と、を備え、植栽ユニット1は、緑化植物Gが敷設される植栽面11を有し、支持ユニット2は、露出面Xが露出するように敷設されたフレーム部21と、植栽ユニット1とフレーム部21とを着脱可能に連結する着脱手段22と、を有し、植栽面11は、着脱手段22により植栽ユニット1とフレーム部21とが連結されることで、露出面Xの所定領域を覆うように敷設される。【選択図】図8

Description

本発明は、建設物の屋上や外壁を緑化する緑化システム、緑化方法及びそれらに用いられる植栽ユニットに関するものである。
近年、デパートや病院等、多くの建設物の屋上や外壁で植物を栽培する、所謂屋上緑化や外壁緑化(以下、屋上緑化等)が普及しつつある。
屋上緑化等を実施することで、ヒートアイランド現象の緩和や、屋内の温度変化の抑制による省エネルギー効果、植物の光合成による空気の浄化効果、紫外線や酸性雨によるダメージの低減による建設物の保護効果等、様々な効果が期待できる。
屋上緑化等を実施する方法としては、植物を収納する容器を支持脚に載置した植栽ユニットを構成し、この植栽ユニットを屋上や外壁に複数並べて設置する方法が、一般的に知られている。
また、屋上緑化等に用いる植物としては、土壌が不要であり、苛酷な環境でも枯死することがない、といった特性から、苔が用いられることが多くなっている。
上記のような屋上緑化に関する発明として、特許文献1には、苔を収納する複数の支持体を、互いに固定金具で連結することで施工を行う緑化システムに関する発明が記載されている。
特開2014-100128号公
しかしながら、特許文献1に記載の緑化システムでは、隣接する支持体同士を固定金具で連結する構成であるため、屋上の施工面の修繕や支持体の交換を実施する際、都度固定金具を取外す必要があり、メンテナンスの面で利便性が悪いという問題があった。
本発明は上記のような実状に鑑みてなされたものであり、屋上面や外壁等のメンテナンスを容易に行うことができ、利便性を向上させた緑化システム、緑化方法及びそれらに用いられる植栽ユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、建設物の所定の露出面を緑化する緑化システムであって、
所定の緑化植物を収容する植栽ユニットと、前記植栽ユニットを前記露出面において支持する支持ユニットと、を備え、
前記植栽ユニットは、前記緑化植物が敷設される植栽面を有し、
前記支持ユニットは、前記露出面が露出するように敷設されたフレーム部と、前記植栽ユニットと前記フレーム部とを着脱可能に連結する着脱手段と、を有し、
前記植栽面は、前記着脱手段により前記植栽ユニットと前記フレーム部とが連結されることで、前記露出面の所定領域を覆うように敷設される。
本発明によれば、植栽ユニットとフレーム部とが着脱手段により着脱可能に連結されているため、植栽ユニットをメンテナンスする際には、施工者は、植栽ユニットをフレーム部から取外し、作業しやすい任意の場所でメンテナンスを実施することが可能となる。
また、植栽面が露出面の所定領域を覆うように敷設されるため、上記の通り植栽ユニットを取外せば、露出面が露出する。
このため、施工者は、本緑化システムを露出面に構成した後であっても、植栽ユニットのメンテナンスに加え、露出面のメンテナンスも、容易に実施することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記着脱手段は、前記露出面の面方向に沿って延び、端部が開放された有端レール部と、前記植栽ユニットに設けられ、前記有端レール部に対して嵌合摺動するブラケットと、を含む。
このような構成とすることで、施工者は、ブラケットを介した植栽ユニットの摺動動作でもって、容易に、植栽ユニットとフレーム部の着脱作業を行うことが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記支持ユニットは、前記有端レール部の端部を閉塞可能なストッパー部を有している。
このような構成とすることで、地震等により、植栽ユニットがフレーム部から脱離してしまう事態を防止することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記フレーム部と前記ストッパー部とは、互いに嵌合摺動可能に連結される。
このような構成とすることで、ストッパー部の、フレーム部に対する取付け、取外し作業を簡素化し、施工者の労働を軽減することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記ストッパー部は、複数のサイドカバー部と、各サイドカバー部に連結される複数のサイドコーナー部と、を含み、前記フレーム部は、前記各サイドカバー部及び前記各サイドコーナー部により、その周囲を囲われて構成される。
このような構成とすることで、緑化システム全体の堅牢性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記支持ユニットは、前記フレーム部を前記露出面から所定の間隔空けて支持する土台部を有する。
このような構成とすることで、植栽ユニットの下方に湿気がこもらず、露出面の衛生状態を維持できると共に、施工者がフレーム部と露出面との間に潜れる程度の高さとすることで、植栽ユニットを取外すことなく、露出面をメンテナンスすることも可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記緑化植物は、苔である。
このような構成とすることで、他の緑化植物を用いた場合と比較して、土壌や肥料が不要となり、水やりや刈込みといった維持管理作業も基本的に不要となるため、本緑化システムの利便性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記露出面には、防水施工が施されている。
このような構成とすることで、植栽ユニットから漏れ出た水による露出面の劣化を防止することが可能となる。
また、本発明は、建設物の所定の露出面を緑化する緑化方法であって、
所定の緑化植物を収容する植栽ユニットが有する植栽面に、所定の緑化植物を敷設する植物敷設工程と、前記植栽ユニットを、支持ユニットにより前記露出面において支持させる支持工程と、を備え、
前記支持工程は、フレーム部を前記露出面が露出するように敷設するフレーム部敷設工程と、前記植栽ユニットと前記フレーム部とを着脱手段により着脱可能に連結することで、前記植栽面を、前記露出面の所定領域を覆うように敷設する植栽面敷設工程と、を有する。
本発明によれば、施工者は、本緑化方法により屋上緑化を実施した後であっても、植栽ユニットのメンテナンスに加え、露出面のメンテナンスも、容易に実施することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記緑化植物は、種苔であり、前記植物敷設工程は、前記緑化植物に増粘剤を添加する添加工程と、前記緑化植物を不織布に散布する散布工程と、前記緑化植物を前記不織布と共に前記植栽面に敷設する敷設工程と、を有する。
このように添加工程を有することで、増粘剤の作用により、苔を種苔の段階で不織布に定着させることが可能となる。
通常、種苔は風等により飛散し易いため、屋上緑化等を行う露出面への植栽ユニットの搬入は、種苔が苔に成長し、不織布に定着した後に行われていた。
しかし、上記のような構成とすることで、施工者は、苔への成長を待たずとも、種苔の段階で植栽ユニットを露出面に搬入することができ、また、露出面で種苔を成長・繁殖させ、屋上緑化等を実現することができる。
このため、施工業者側は、植栽ユニットの納期を短縮できる上、需要予測を見誤ることによる苔の処分作業が発生せず、納入サイクルを効率化することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記植物敷設工程は、前記緑化植物をネット部材で被覆する被覆工程を有する。
このような構成とすることで、ネット部材に種苔を絡みつかせ、強風等による種苔の飛散を、より効果的に防止することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記露出面に防水施工を施す防水施工工程を備える。
このような構成とすることで、水抜き穴から排出された水による露出面の劣化を防止することが可能となる。
また、本発明は、上記の緑化システム、又は上記の緑化方法に用いられる植栽ユニットであって、
前記植栽面には、水抜き穴が設けられている。
このような構成とすることで、植栽ユニットに水が溜まることがなく、緑化植物の根腐れを防止することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記植栽面には、漸次下方に傾斜して構成された傾斜溝が設けられ、前記水抜き穴は、前記傾斜溝に配置されている。
このような構成とすることで、植栽ユニットに溜まった水を、効率的に外部に排出することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、植栽面には、前記緑化植物上に敷設されるネット部材が係止される、係止突起が設けられている。
このような構成とすることで、ネット部材が植栽面に安定的に敷設され、ネット部材や、これが被覆する緑化植物が、強風等で飛散する事態を防止することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記植栽面の周縁から立設された側壁をさらに有し、前記植栽面は、前記露出面と略平行に構成され、前記植栽面と前記緑化植物との間に、所定の保水材を収容可能な保水材収容空間が設けられている。
このような構成とすることで、保水材収容空間に保水材を収容しておくことで、例えば、大雨の際等に、保水材により、植栽ユニットに一時的に雨水を貯留しておくことができ、雨水排出遅延効果を発揮させることが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記植栽面には、前記保水材上に配置された前記緑化植物を、前記保水材上に固定するための固定手段が設けられている。
このような構成とすることで、緑化植物を保水材上に安定的に載置しておくことが可能となる。
本発明によれば、屋上面や外壁等のメンテナンスを容易に行うことができ、利便性を向上させた緑化システム、緑化方法及びそれらに用いられる植栽ユニットを提供することができる。
本発明の実施形態に係る緑化システムの植栽ユニットを示す全体斜視図である。 本発明の実施形態に係る緑化システムの植栽ユニットを示す図であって、(a)平面図、(b)PP線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る緑化システムの複数の植栽ユニットを積層した図であって、(a)斜視図、(b)QQ線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る緑化システムの支持ユニットを示す図であって、(a)拡大斜視図、(b)(a)の部分拡大斜視図、(c)RR線断面図である。 本発明の実施形態に係る緑化方法の植物敷設工程の説明図である。 本発明の実施形態に係る緑化方法のフレーム部敷設工程の説明図である。 本発明の実施形態に係る緑化方法の植栽面敷設工程の説明図である。 本発明の実施形態に係る緑化方法の植栽面敷設工程の説明図である。 本発明の実施形態に係る緑化システムの全体斜視図である。 本発明の実施形態に係る緑化方法の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る緑化システムの植栽ユニットの変更例を示す全体斜視図である。 本発明の実施形態に係る緑化システムの植栽ユニットの変更例を示す図であって、(a)平面図、(b)PP線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る緑化システムの植栽ユニットの変更例において、その内部に保水材や緑化植物を収容した使用例を示す、PP線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る緑化システムのストッパー部の変更例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る緑化システムのストッパー部の変更例を示す図であって、(a)SS線拡大断面図、(b)分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る緑化システムのサイドカバー部の高さを延長する際の流れについての説明図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る緑化システム及び緑化方法について説明する。
なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。
また、本実施形態に係る緑化システムを適用する露出面は、建設物の屋上面であるが、これに限られず、外壁等に対しても当然に適用可能である。
また、これらの図において、符号Sは、本実施形態に係る緑化システムを示す。
<緑化システム>
緑化システムSは、建設物の露出面X(屋上面X、図4等参照)を緑化するシステムであって、図1及び図2に示すように、所定の緑化植物G(図5等参照)を収容する植栽ユニット1を備えている。
植栽ユニット1は、緑化植物Gが敷設される、略長方形状の植栽面11と、植栽面11の周縁から立設された側壁12と、により、底浅の容器として概略構成されている。
なお、植栽ユニット1は、例えばプラスチック等の、軽量かつ一定の剛性を有する素材により形成されることが好ましい。
植栽面11は、植栽面本体11aと、漸次下方に傾斜して構成された傾斜溝11bと、を含む。
また、植栽面11には、貫通孔である複数の水抜き穴hと、植栽面11に敷設されるネット部材n(図5参照)が係止される係止突起jと、が設けられている。
さらに、植栽面11には、その下面側に、複数の補強リブrと、後述する着脱手段22を構成するブラケット22bと、が設けられている。
植栽面本体11aは、植栽面11を屋上面Xへ敷設した際に、屋上面Xの面方向と略平行となる面体である。
傾斜溝11bは、植栽面11の長辺方向に沿って延びる、平面視で略長方形状の溝であり、その両端から中央に向かって漸次下方に傾斜して構成されている。
また、傾斜溝11bは、植栽面11の長辺方向に沿って、所定の間隔を空けて5つ配置されている。
さらに、傾斜溝11bの中央は、植栽面本体11aの面方向と略平行な、中央面部tが設けられている。
このように、植栽面11は、植栽面本体11aと、傾斜溝11bと、を含むことで、効率的な水抜き作用を維持しつつ、後述する不織布fを平面的に敷設することができる。
これにより、後述する種苔mが、植栽面11(不織布f)上を転がっていくことなく、施工者は、種苔mを、植栽面11上に均一に散布することができる。
水抜き穴hは、特に図2(a)に示すように、植栽面11の短辺方向に沿って一列に複数配置されることで、水抜き穴列Hを形成しており、水抜き穴列Hが、植栽面11の長辺方向に沿って、所定の間隔を空けて11列配置されている。
水抜き穴列Hは、植栽面本体11a及び各傾斜溝11bに配置されており、植栽面本体11aに配置される水抜き穴列Hは、6つの水抜き穴hから構成され、略小判形状を呈している。
また、各傾斜溝11bに配置される水抜き穴列Hは、5つの水抜き穴hから構成され、各水抜き穴hの大きさは異なるものの、それぞれが略小判形状を呈している。
係止突起jは、特に図2(a)に示すように、植栽面本体11aに10つ設けられ、特に図2(b)に示すように、略傘状の突起として構成されている。
側壁12は、特に図2(b)に示すように、植栽面11の周縁に連接された段付きフランジ部12aと、段付きフランジ部12aの先端から外方に向かって、植栽面本体11aの面方向と略平行方向に延設された鍔部12bと、を含む。
ブラケット22bは、図1(b)等に示すように、植栽面11の下面から突設された、断面略L字状の係合爪であり、植栽面11の長辺方向に延びて形成されている。
また、ブラケット22bは、植栽面11の各長辺近傍に2つずつ設けられ、特に図2(b)に示すように、正面視で対称となるように配置されている。
さらに、各ブラケット22bは、特に図2(b)に示すように、正面断面視で、基端から先端に向かうに伴い先細りとなる形状となされている。
これにより、植栽ユニット1の軽量化を図りつつ、各ブラケット22bの基端側の強度を担保している。
上記のように構成された植栽ユニット1は、図3に示すように、複数積層することができる。
このとき、一の植栽ユニット1の鍔部12bが、他の植栽ユニット1の段付きフランジ部12aの段部に当接し、安定した積層状態が維持される。
緑化システムSは、図4に示すように、植栽ユニット1を屋上面Xにおいて支持する支持ユニット2を備えている。
なお、以下説明の便宜上、図4(a)に示すx軸方向を前後方向、y軸方向を左右方向とし、x軸の矢印方向を前方、y軸の矢印方向を左方とする。
また、図4(b)は、図4(a)に示す状態の支持ユニット2に、後述するストッパー部24及び風防部25を取付けた状態の拡大斜視図である。
支持ユニット2は、屋上面Xが露出するように敷設されたフレーム部21と、植栽ユニット1とフレーム部21とを着脱可能に連結する着脱手段22と、フレーム部21を屋上面Xから所定の間隔空けて支持する土台部23と、後述する有端レール部22aの端部を閉塞可能なストッパー部24と、フレーム部21と土台部23との間に配置される風防部25と、を有している。
フレーム部21は、断面略エ字状の長尺体であり、左右方向に沿って延びるように配置された、複数の第一フレーム部21aと、前後方向に沿って延びるように配置された、複数の第二フレーム部21bと、により構成されている。
なお、第一フレーム部21a及び第二フレーム部21bは、スチールやステンレス等、軽量且つ一定の剛性を有する金属素材で形成されていることが好ましい。
また、第一フレーム部21aは、必ずしも断面略エ字状の長尺体である必要はなく、シンプルな略直方体状の長尺体であっても良い。
各第一フレーム部21aは、前後方向に所定の間隔を置いて、土台部23上に複数載置されている。
各第二フレーム部21bは、左右方向に所定の間隔を置いて、各第一フレーム部21a上に複数載置されている。
各第一フレーム部21aと各第二フレーム部21bとをこのように敷設することで、平面視で略格子状の骨組みが構成される。
なお、特に図4(c)に示すように、各第一フレーム部21aと各第二フレーム部21bとは、それぞれの当接部分で、ボルトc1とナットc2とにより連結されている。
着脱手段22は、屋上面Xの面方向に沿って延び、端部が開放された有端レール部22aと、有端レール部22aに対して嵌合摺動するブラケット22bと、を含む。
詳述すれば、有端レール部22aは、各第二フレーム部21bの上部を構成する、板状部分である。
また、ブラケット22bは、上記したように、植栽面11の下方から一対突設して構成されている。
なお、着脱手段22の構成はこれに限られず、例えば、有端レール部22aを、内周面や外周面に溝部や突起を有するスライドレールとして構成し、ブラケット22bを、この溝部や突起に嵌合しつつ回動するガイドローラとして構成しても良い。
これにより、施工者は、ブラケット22bを介した植栽ユニット1の摺動動作を容易に行うことができる。
土台部23は、屋上面Xに載置された、複数の土台部構成体23aにより構成されている。
各土台部構成体23aは、例えばコンクリートや煉瓦等の、ある程度重量のあるブロック体であり、各第一フレーム部21aの両端を支持するように配置されている。
なお、特に図4(c)に示すように、各土台部構成体23aと各第一フレーム部とは、それぞれの当接部分で、各土台部構成体23aに打ち込まれたアンカーボルトc3とナットc2とにより連結されている。
ストッパー部24は、図4(b)に示すように、左右方向に延びる断面略L字状の長尺体であり、前端及び後端の第二フレーム部21bに載置され、各第二フレーム部21bと、ボルトc1及びナットc2により連結される。
なお、ストッパー部24は、後述する緑化方法において、植栽面敷設工程が完了した後に取付けられるが、図4(b)では、説明の便宜上、植栽面11を敷設する前のフレーム部21に対して取付けた状態を示している。
風防部25は、図4(b)に示すように、前後方向及び左右方向に延びる断面略L字状の長尺体であり、フレーム部21と土台部23との間に形成される空間の周囲を閉塞するように、複数設けられる。
即ち、前後方向に延びる風防部25は、左端及び右端の第二フレーム部21bの下方、且つフレーム部21の外周に配置された各土台部構成体23aの間に配置される。
また、左右方向に延びる風防部25は、前端及び後端の第一フレーム部21aの下方、且つフレーム部21の外周に配置された各土台部構成体23aの間に配置される。
そして、各風防部25は、第一フレーム部21a又は第二フレーム部21bと、ボルトc1及びナットc2により連結される。
なお、ストッパー部24及び風防部25は、フレーム部21と同様に、スチールやステンレス等、軽量且つ一定の剛性を有する金属素材で形成されていることが好ましい。
ここで、特に図4(c)に示すように、屋上面Xには、防水施工が施されている。
詳述すれば、本実施形態では、防水施工前の屋上面(以下、下地面Bと称する)に対して、防水シートWを敷設することで、防水シートWの表面が屋上面Xとなされている。
なお、上記した構成の支持ユニット2について、屋上面Xに敷設した際の本実施形態における全体図は、後述する緑化方法の説明の中で、図6により示す。また、図6では、施工の手順上、ストッパー部24及び風防部25は、図示していない。
<緑化方法>
以下、図5~図11を用いて、任意の建設物の下地面Bに対して、上記した緑化システムSを適用して、本実施形態における緑化方法を実施する流れについて説明する。
なお、本実施形態に係る緑化方法において用いられる緑化植物Gは、種苔m或いはこれが成長・繁殖した苔Mである。
また、苔M(種苔m)としては、例えばスナゴケやスギゴケ等、種々のコケ植物が好適に用いられる。
最初に、施工者は、植栽面11に種苔mを敷設する、植物敷設工程を実施する。
詳述すれば、施工者は、種苔mに増粘剤(図示せず)を添加する(添加工程)。
また、施工者は、この種苔mを不織布fに散布し(散布工程)、種苔mを不織布fと共に植栽面11に敷設する(敷設工程)。
また、施工者は、植栽面11に敷設された種苔m及び不織布fを、ネット部材nで被覆する(被覆工程)。
なお、種苔mに添加する増粘剤としては、CMC(カルボキシメチルセルロース)等の食品添加物が好適に用いられる。
これにより、植栽ユニット1は、図5(a)から図5(b)に示す状態となり、植物敷設工程が完了する。
次に、施工者は、下地面Bに防水施工を施す、防水施工工程を実施する。
詳述すれば、施工者は、下地面Bに防水シートWを敷設する。
なお、防水施工の方法としては、防水シートWの敷設に限られず、ウレタンを用いた塗膜防水や改質アスファルトを用いたアスファルト防水等であっても良い。また、防水シートWについても、塩ビやゴムシート等、防水施工に通常用いられている任意のシートが用いられる。
これにより、防水施工工程が完了する。
なお、防水施工工程についての図示は省略する。
次に、施工者は、植栽ユニット1を支持ユニット2により屋上面Xにおいて支持させる、支持工程を実施する。
詳述すれば、施工者は、フレーム部21を屋上面Xが露出するように敷設する(フレーム部敷設工程)。
また、施工者は、植栽ユニット1とフレーム部21とを着脱手段22により連結することで、植栽面11を、屋上面Xの所定領域を覆うように敷設する(植栽面敷設工程)。
また、施工者は、ストッパー部24により有端レール部22aの端部を閉塞する(端部閉塞工程)。
また、施工者は、風防部25により、フレーム部21と土台部23との間に形成される空間の周囲を閉塞する(風防工程)。
フレーム部敷設工程では、施工者は、屋上面Xに、複数の土台部構成体23aを、前後方向及び左右方向に所定の間隔を空けて配置する。
また、施工者は、複数の第一フレーム部21aの両端を、左右方向に沿って配置された各土台部構成体23a上に載置し、アンカーボルトc3及びナットc2により連結する。
また、施工者は、各第一フレーム部21a上に、複数の第二フレーム部21bを載置し、ボルトc1及びナットc2により連結することで、平面視で略格子状の骨組みを構成する。
これにより、図6に示すように、屋上面Xに支持ユニット2が構成され、フレーム部敷設工程工程が完了する。
ここで、以下、隣接する第二フレーム部21b間に形成されるスペースを、植栽列Lと称する。
なお、支持ユニット2に用いる第一フレーム部21aや第二フレーム部21b、土台部構成体23aの数は特に限定されず、屋上面Xの広さ等に応じて任意に変更可能である。
植栽面敷設工程では、施工者は、植栽ユニット1に設けられた各ブラケット22bを、隣接する有端レール部22aに、その端部から嵌合させ、植栽ユニット1を前方に摺動させることで、植栽ユニット1をフレーム部21に連結する(図7(a))。
また、施工者は、フレーム部21に連結させた植栽ユニット1を、さらに前方に摺動させることで、この植栽列に他の植栽ユニット1を連結可能なスペースを形成し、上記と同様に、他の植栽ユニット1を順次嵌合及び摺動させていく(図7(b))。
これにより、図8に示すように、一の植栽列Lから露出する屋上面Xを覆うように、複数の植栽面11が敷設され、一の植栽列Lに対する植栽面敷設工程が完了する。
そして、施工者は、上記のようにして、全ての植栽列Lに対して、植栽面敷設工程を完了させる。
なお、図8(b)は、図8(a)を、図4に示すRR線で切断した断面図である。また、図8(b)において、植栽ユニット1は、図2(b)と同様の断面図で示している。
端部閉塞工程では、施工者は、上記した通り、ストッパー部24を、前端及び後端の第二フレーム部21bに載置した後、各第二フレーム部21bと、ボルトc1及びナットc2により連結する。
なお、端部閉塞工程についての図示は省略する。
風防工程では、施工者は、上記した通り、各風防部25を、フレーム部21の外周に配置された各土台部構成体23aの間に配置した後、第一フレーム部21a又は第二フレーム部21bと、ボルトc1及びナットc2により連結する。
なお、風防工程についての図示は省略する。
上記した各工程により、フレーム部21全体が形成する領域から露出する屋上面Xが、複数の植栽面11で覆われると共に、屋上面X上に閉じた空間が形成され、支持工程全体が完了する。
そして、植栽面11上の種苔mが成長・繁殖し、苔Mとなることで、複数の植栽面11全体が鮮やか緑色を呈することとなる。
これにより、図10に示すように、緑化システムSによる屋上緑化が実現される。
なお、図10に示す状態から屋上面Xのメンテナンスをする場合、施工者は、ボルトc1とナットc2との連結状態を解き、ストッパー部24を第二フレーム部21bから取外した後、所望の植栽列Lの植栽ユニット1を摺動させ、屋上面Xを露出させれば良い。
図11は、上記した緑化方法全体の流れを示すフローチャートである。
なお、緑化方法の各工程を実施する順番は、図11に示した順番に限られず、施工者により任意の順番での実施が可能である。
例えば、施工者は、植物敷設工程よりも先に防水施工工程を実施しても良いし、植栽面敷設工程よりも先に風防工程を実施しても良い。
本実施形態によれば、施工者は、緑化システムSにより屋上緑化を実施した後であっても、植栽ユニット1のメンテナンスに加え、屋上面Xのメンテナンスも、容易に実施することが可能となる。
また、着脱手段22である有端レール部22aとブラケット22bとにより、施工者は、ブラケット22bを介した植栽ユニット1の摺動動作でもって、容易に、植栽ユニット1とフレーム部21の着脱作業を行うことが可能となる。
また、土台部23により、植栽ユニット1の下方に湿気がこもらず、屋上面Xの衛生状態を維持できると共に、施工者がフレーム部21と屋上面Xとの間に潜れる程度の高さとすることで、植栽ユニット1を取外すことなく、屋上面Xをメンテナンスすることも可能となる。
また、ストッパー部24により、地震等により、植栽ユニット1がフレーム部21から脱離してしまう事態を防止することが可能となる。
また、水抜き穴hにより、植栽ユニット1に水が溜まることがなく、苔Mの腐敗やカビの発生を防止することが可能となる。
また、水抜き穴hが傾斜溝11bに配置されていることで、植栽ユニット1に溜まった水を、効率的に外部に排出することが可能となる。
また、緑化植物Gが苔Mであることで、他の緑化植物を用いた場合と比較して、土壌や肥料が不要となり、水やりや刈込みといった維持管理作業も基本的に不要となるため、緑化システムSの利便性が向上する。
また、屋上面Xに防水施工が施されていることで、水抜き穴hから排出された水による屋上面Xの劣化を防止することが可能となる。
また、植物敷設工程として添加工程を有することで、施工者は、苔Mへの成長を待たずとも、種苔mの段階で植栽ユニット1を屋上面Xに搬入することができ、また、屋上面Xで種苔mを成長・繁殖させ、屋上緑化を実現することができる。
このため、施工業者側は、植栽ユニット1の納期を短縮できる上、需要予測を見誤ることによる苔Mの処分作業が発生せず、納入サイクルを効率化することが可能となる。
また、植物敷設工程として被覆工程を有することで、ネット部材nに種苔mを絡みつかせ、強風等による種苔mの飛散を、より効果的に防止することが可能となる。
なお、上述の実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、本実施形態においては、緑化植物Gとして、種苔m或いは苔Mを用いたが、これに限られず、多年草や木本植物、つる植物等であっても良く、この場合、不織布fの代わりに、植栽面11に土壌が敷設される。
また、緑化システムSを外壁に適用する場合、施工者は、例えば、第二フレーム部21bが左右方向に延びるように、フレーム部21を直接外壁に取付け、植栽ユニット1を左方や右方から植栽列Lに敷設していく流れで、緑化方法を実施することができる。
或いは、施工者は、第二フレーム部21bが上下方向に延びるように、フレーム部21を直接外壁に取付け、ストッパー部24をフレーム部21の下方に取付けた後、植栽ユニット1を上方から植栽列Lに敷設していく流れで、緑化方法を実施することができる。
なお、緑化システムSを屋上面Xに適用する場合も、土台部23は、必ずしも緑化システムSの構成に含める必要はなく、フレーム部21を直接屋上面Xに取付けることで、緑化方法を実施しても良い。
また、上記した実施形態では、緑化システムSを、オフィスビルやマンション等に形成される平面的な屋上面Xへ適用する例を図示したが、家屋等に形成される勾配の付いた屋根に対して適用しても良い。
また、施工者は、支持ユニット2に支持された植栽ユニット1を、部分的にソーラーパネル(図示せず)に置換することもできる。
<植栽ユニット1の変更例>
以下、図11~図13を用いて、植栽ユニット1の変更例(植栽ユニット1´)について説明する。
植栽ユニット1´は、図11に示すように、植栽ユニット1と同様に、緑化植物Gが敷設される、略長方形状の植栽面11´と、植栽面11の周縁から立設された側壁12´と、により構成されている。
なお、植栽ユニット1は、例えばプラスチック等の、軽量かつ一定の剛性を有する素材により形成されることが好ましい。
また、植栽面11´には、植栽ユニット1の植栽面11と同様に、その下面側に、複数の補強リブrと、着脱手段22を構成するブラケット22bと、が設けられている。
植栽ユニット1´は、植栽ユニット1と比較して、植栽面11´の構成が異なる。
詳述すれば、植栽面11´は、全体が、植栽面11´を屋上面Xへ敷設した際に、屋上面Xの面方向と略平行となる面体である植栽面本体11aにより構成されており、傾斜溝11bは設けられていない。
なお、水抜き穴hは、図12(a)に示すように、植栽ユニット1と同様に、植栽面11´の短辺方向に沿って一列に複数配置されることで、水抜き穴列Hを形成している。そして、水抜き穴列Hは、植栽面11´の長辺方向に沿って、所定の間隔を空けて11列配置されている。
また、植栽ユニット1´には、植栽面11と緑化植物Gとの間に、所定の保水材Kを収容可能な保水材収容空間13が設けられている。
詳述すれば、植栽ユニット1´は、側壁12´が、植栽ユニット1の側壁12と比較して上方に長く構成されていることで、底深の容器として概略構成され、これにより、特に図12(b)に示すように、保水材収容空間13が形成されている。
なお、図12(b)において、保水材収容空間13とこれよりも上方の空間との境界線を、仮想的に点線で示している。
また、植栽面11´(植栽面本体11a)には、保水材K上に配置された緑化植物Gを、保水材K上に固定するための固定手段14が設けられている。
詳述すれば、固定手段14は、植栽面11´から上方に向かって10個突設された、略円筒状の固定手段本体14aと、各固定手段本体14aの孔に差し込まれる固定ビス14b(図13参照)とにより構成されている。
これにより、固定ビス14bが不織布fを貫通する態様で、固定手段本体14aの孔に差し込まれ、不織布fに定着する緑化植物Gが、保水材K上に固定される。
なお、固定手段本体14aの孔は、植栽面11´を貫通している。
また、緑化植物Gを定着させる部材は、不織布fのみならず、一定の厚みを有する3Dネットであっても良い。
この他、植栽ユニット1´は、側壁12´の外周面や内周面にも複数の補強リブrが設けられている。
また、植栽ユニット1´は、植栽ユニット1と同様に、一の植栽ユニット1´の鍔部12bが、他の植栽ユニット1´の段付きフランジ部12aの段部に当接することで、安定的に複数積層することができる。
図13(a)は、植栽ユニット1´の保水材収容空間13に保水材Kを収容し、その上に緑化植物Gを敷設した例を示している。
図13(a)における例で用いられる固定ビス14bは、その上部に、四方に延びる鉤状突起が設けられている。
これにより、固定ビス14bを固定手段本体14aに挿し込んだ際、各鉤状突起が不織布fやネット部材nを貫通し、緑化植物Gが、安定的に植栽ユニット1´の内部に固定される。
なお、保水材Kとしては、例えばパーライトやロックウール等が好適に用いられる。
図13(b)は、多年草や木本植物、つる植物等の緑化植物Gを土壌に埋設し、この土壌を、植栽ユニット1´の保水材収容空間13に保水材Kを収容せず、この土壌を収容した例を示している。
図13(b)における使用例で用いられる固定ビス14bは、その上部が略U字状の可撓性部材により形成されている。
また、図13(b)における例では、固定ビス14bを挿し込む固定手段本体14aの上端に、固定手段本体14aと連通する略円筒状のスペーサsが載置されている。
これにより、固定ビス14bを左右両端の固定手段本体14a(及びスペーサs)に挿し込むことで、土壌への灌水作業を行うためのチューブを、各固定ビス14bの上部に嵌め込み、土壌の上方に架設することができる。
図13(c)は、植栽ユニット1´を植栽ユニット1と同程度に底浅に形成した例を示している。
図13(c)における例で用いられる固定ビス14bは、図13(a)で用いられているものと同様である。
また、図13(c)における例では、保水材Kを収容せず、緑化植物Gのみを植栽ユニット1´に収容している。
植栽ユニット1´は、このような構成とすることも可能であり、底浅とされていることで、植栽ユニット1と同様に、外壁の緑化に好適に用いることができる。
このような変更例によれば、保水材収容空間13に保水材Kを収容しておくことで、例えば、大雨の際等に、保水材Kにより、植栽ユニット1´に一時的に雨水を貯留しておくことができ、雨水排出遅延効果を発揮させることが可能となる。
また、固定手段14により、緑化植物Gが保水材K上に安定的に載置しておくことが可能となる。
<支持ユニット2(フレーム部21及びストッパー部24)の変更例>
以下、図14及び図15を用いて、フレーム部21及びストッパー部24の変更例(フレーム部21´及びストッパー部24´)について説明する。
フレーム部21´は、図14に示すように、フレーム部21と同様に、断面略エ字状の長尺体であり、左右方向に沿って延びるように配置された、複数の第一フレーム部21a´と、前後方向に沿って延びるように配置された、複数の第二フレーム部21b´と、を含む。
また、各第二フレーム部21b´の上部は、第二フレーム部21bと同様に、着脱手段22における有端レール部22aとして構成されている。
ストッパー部24´は、図14に示すように、平面視で略格子状の骨組みとされたフレーム部21´の周囲を囲う複数のサイドカバー部24a´と、フレーム部21´の四隅に設けられるサイドコーナー部24b´と、を含む。
第二フレーム部21b´には、図15(a)に示すように、後述する嵌合突起p2に嵌合する嵌合溝p1が設けられている。
また、第一フレーム部21a´は、第一フレーム部21aと同様に、複数の土台部構成体23a上に載置されている。
嵌合溝p1は、第二フレーム部21b´の延びる方向に沿って、且つ第二フレーム部21b´の略全長に亘って形成されている。
また、嵌合溝p1は、第二フレーム部21b´の上部及び下部に、互いに対向するように形成されている。
サイドカバー部24a´は、前後方向或いは左右方向に延びて設けられ、図15(a)に示すように、その上部が内方に向かって湾曲した形状を呈している。
これにより、緑化システムS全体として、強風時当における空気抵抗を軽減することができる。
また、サイドカバー部24a´には、各嵌合溝p1に嵌合する嵌合突起p2が上下一対設けられている。
各嵌合突起p2は、サイドカバー部24a´の延びる方向に沿って、且つサイドカバー部24a´の略全長に亘って形成されている。
また、各嵌合突起p2は、それぞれ、図15(a)に示すように、90度回転させた略T字状の断面を呈しており、その上部及び下部それぞれが、嵌合溝p1及び後述する連結溝p3に嵌合可能に構成されている。
サイドコーナー部24b´は、図15(b)に示すように、前後、左右方向にそれぞれ延びる各サイドカバー部24a´の端部に連結可能となるように、全体が内方に向かって湾曲している。
また、サイドコーナー部24b´の内周面には、各嵌合突起p2の端部に嵌合する連結溝p3が設けられている。
連結溝p3は、前後方向に延びる第一連結溝p31と左右方向に延びる第二連結溝p32とにより構成され、それぞれ上下一対設けられている。
また、各第一連結溝p31及び各第二連結溝p32は、各嵌合突起p2の端部外周を覆うような、略断面コ字状の溝である。
ここで、図15(a)に示した支持ユニット2は、底浅の植栽ユニット(図13(c)に示した植栽ユニット1´や、植栽ユニット1)を取付けるための態様である。
このため、図11等に示した底深の植栽ユニット1´を取付けるためには、サイドカバー部24a´の高さを延長する。
即ち、図16に示すように、施工者は、サイドカバー部24a´の外周面上部に設けられた延長用窪みv1に、継ぎ手R1の一端を嵌込む。
そして、施工者は、延長用サイドカバーR2の内周面上部に設けられた延長用窪みv3に、継ぎ手R1の他端を嵌込み、延長用サイドカバーR2の内周面下部の突起を、サイドカバー部24a´の外周面上部に設けられた延長用窪みv2に嵌込む。
なお、継ぎ手R1や延長用サイドカバーR2は、当然に、サイドカバー部24a´と略同一の長さを有している。このため、施工者は、継ぎ手R1や延長用サイドカバーR2を、サイドカバー部24a´の端部から嵌合摺動させることで取付けることができる。
これにより、図16(a)から図16(b)に示す状態となり、サイドカバー部24a´の高さが延長され、支持ユニット2は、図11等に示した底深の植栽ユニット1´を取付け可能な(植栽ユニット1´がサイドカバー部24a´よりも上部に露出しない)態様となる。
なお、高さが延長されたサイドカバー部24a´に合わせて、サイドコーナー部24b´も、図15に示したものよりも上下方向に長いものが用いられる。
このような変更例によれば、ストッパー部24´のフレーム部21´への取付け、取外し作業を簡素化し、施工者の労働を軽減することが可能となる。
また、複数のサイドカバー部24a´及びサイドコーナー部24b´で、フレーム部21´の周囲が囲われていることで、緑化システムS全体の堅牢性が向上する。
S 緑化システム
1 植栽ユニット
11 植栽面
12 側壁
2 支持ユニット
21 フレーム部
22 着脱手段
23 土台部
24 ストッパー部
25 風防部
M 苔
m 種苔
X 屋上面
B 下地面

Claims (17)

  1. 建設物の所定の露出面を緑化する緑化システムであって、
    所定の緑化植物を収容する植栽ユニットと、前記植栽ユニットを前記露出面において支持する支持ユニットと、を備え、
    前記植栽ユニットは、前記緑化植物が敷設可能な植栽面を有し、
    前記支持ユニットは、前記露出面が露出するように敷設されたフレーム部と、前記植栽ユニットと前記フレーム部とを着脱可能に連結する着脱手段と、を有し、
    前記植栽面は、前記着脱手段により前記植栽ユニットと前記フレーム部とが連結されることで、前記露出面の所定領域を覆うように敷設される、緑化システム。
  2. 前記着脱手段は、前記露出面の面方向に沿って延び、端部が開放された有端レール部と、前記植栽ユニットに設けられ、前記有端レール部に対して嵌合摺動するブラケットと、を含む、請求項1に記載の緑化システム。
  3. 前記支持ユニットは、前記有端レール部の端部を閉塞可能なストッパー部を有している、請求項2に記載の緑化システム。
  4. 前記フレーム部と前記ストッパー部とは、互いに嵌合摺動可能に連結される、請求項3に記載の緑化システム。
  5. 前記ストッパー部は、複数のサイドカバー部と、各サイドカバー部に連結される複数のサイドコーナー部と、を含み、
    前記フレーム部は、前記各サイドカバー部及び前記各サイドコーナー部により、その周囲を囲われて構成される、請求項4に記載の緑化システム。
  6. 前記支持ユニットは、前記フレーム部を前記露出面から所定の間隔空けて支持する土台部を有する、請求項1~5の何れかに記載の緑化システム。
  7. 前記緑化植物は、苔である、請求項1~6の何れかに記載の緑化システム。
  8. 前記露出面には、防水施工が施されている、請求項1~7の何れかに記載の緑化システム。
  9. 建設物の所定の露出面を緑化する緑化方法であって、
    所定の緑化植物を収容する植栽ユニットが有する植栽面に、所定の緑化植物を敷設する植物敷設工程と、前記植栽ユニットを、支持ユニットにより前記露出面において支持させる支持工程と、を備え、
    前記支持工程は、フレーム部を前記露出面が露出するように敷設するフレーム部敷設工程と、前記植栽ユニットと前記フレーム部とを着脱手段により着脱可能に連結することで、前記植栽面を、前記露出面の所定領域を覆うように敷設する植栽面敷設工程と、を有する、緑化方法。
  10. 前記緑化植物は、種苔であり、
    前記植物敷設工程は、前記緑化植物に増粘剤を添加する添加工程と、前記緑化植物を不織布に散布する散布工程と、前記緑化植物を前記不織布と共に前記植栽面に敷設する敷設工程と、を有する、請求項9に記載の緑化方法。
  11. 前記植物敷設工程は、前記緑化植物をネット部材で被覆する被覆工程を有する、請求項10に記載の緑化方法。
  12. 前記露出面に防水施工を施す防水施工工程を備える、請求項9~11の何れかに記載の緑化方法。
  13. 請求項1~8の何れかに記載の緑化システム、又は請求項9~12の何れかに記載の緑化方法に用いられる植栽ユニットであって、
    前記植栽面には、水抜き穴が設けられている、植栽ユニット。
  14. 前記植栽面には、漸次下方に傾斜して構成された傾斜溝が設けられ、
    前記水抜き穴は、前記傾斜溝に配置されている、請求項13に記載の植栽ユニット。
  15. 前記植栽面には、前記緑化植物上に敷設されるネット部材が係止される、係止突起が設けられている、請求項13又は14に記載の植栽ユニット。
  16. 前記植栽面の周縁から立設された側壁をさらに有し、
    前記植栽面は、前記露出面と略平行に構成され、
    前記植栽面と前記緑化植物との間に、所定の保水材を収容可能な保水材収容空間が設けられている、請求項13に記載の植栽ユニット。
  17. 前記植栽面には、前記保水材上に配置された前記緑化植物を、前記保水材上に固定するための固定手段が設けられている、請求項16に記載の植栽ユニット。

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