JP2023038434A - ワイヤハーネス - Google Patents

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義之 松尾
Yoshiyuki Matsuo
和也 高橋
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Abstract

【課題】1種類のプロテクタが、より多様な径のコルゲートチューブを保持できるようにすることを目的とする。【解決手段】ワイヤハーネス10は、収容部21及び取付部26を含むプロテクタ20と、前記収容部21を通る電線40と、交互に連続する小径筒部51及び大径筒部52を含み、前記電線40を覆うコルゲートチューブ50と、前記コルゲートチューブ50及び前記取付部26の周囲に巻かれて前記コルゲートチューブ50及び前記取付部26を締め付ける締付部材60と、を備える。前記取付部26は、延出部27から前記コルゲートチューブ50の前記小径筒部51に向けて突出して前記小径筒部51の外側の凹部54に嵌るリブ30を有する。前記コルゲートチューブ50において、周方向に沿った一部が前記取付部26に覆われ、他の一部が前記締付部材60によって前記取付部26に向けて締め付けられている。【選択図】図2

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関する。
特許文献1は、ワイヤハーネスの保護具を開示している。特許文献1に記載の保護具は、コルゲートチューブ付きのワイヤハーネスが通される筒部材を有する。当該筒部材は、2つの半筒部材が合体してなる。2つの半筒部材それぞれにコルゲートチューブの凹部に嵌るリブが設けられ、2つの半筒部材が合体して筒部材とされたときに、リブがコルゲートチューブの全周にわたって延びる。
国際公開第2012/111179号
1種類の保護具が、より多様な径のコルゲートチューブを保持できることが望まれている。
そこで、1種類のプロテクタが、より多様な径のコルゲートチューブを保持できるようにすることを目的とする。
本開示のワイヤハーネスは、第1開口及び第2開口を有する収容部と、前記収容部の前記第1開口の側に設けられた取付部とを含むプロテクタと、前記第1開口及び前記第2開口を介して前記収容部を通る電線と、交互に連続する小径筒部及び大径筒部を含み、前記電線のうち少なくとも前記取付部に沿って延びる部分を覆うコルゲートチューブと、前記コルゲートチューブ及び前記取付部の周囲に巻かれて前記コルゲートチューブ及び前記取付部を締め付ける締付部材と、を備え、前記取付部は、前記電線の延在方向に沿って前記コルゲートチューブの外側を延びる延出部と、前記延出部から前記コルゲートチューブの前記小径筒部に向けて突出して前記小径筒部の外側の凹部に嵌るリブとを有し、前記コルゲートチューブにおいて、周方向に沿った一部が前記取付部に覆われ、他の一部が前記締付部材によって前記取付部に向けて締め付けられている、ワイヤハーネスである。
本開示によれば、1種類のプロテクタが、より多様な径のコルゲートチューブを保持できる。
図1は実施形態1にかかるワイヤハーネスを示す平面図である。 図2は図1のII-II線に沿った断面図である。 図3は図1のIII-III線に沿った断面図である。 図4は閉状態のプロテクタを示す斜視図である。 図5は開状態のプロテクタを示す斜視図である。 図6はプロテクタに電線が収容された状態を示す平面図である。 図7はプロテクタから電線が引出された状態を示す平面図である。 図8は変形例にかかるワイヤハーネスを示す断面図である。 図9は変形例にかかるワイヤハーネスを示す断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、次の通りである。
(1)第1開口及び第2開口を有する収容部と、前記収容部の前記第1開口の側に設けられた取付部とを含むプロテクタと、前記第1開口及び前記第2開口を介して前記収容部を通る電線と、交互に連続する小径筒部及び大径筒部を含み、前記電線のうち少なくとも前記取付部に沿って延びる部分を覆うコルゲートチューブと、前記コルゲートチューブ及び前記取付部の周囲に巻かれて前記コルゲートチューブ及び前記取付部を締め付ける締付部材と、を備え、前記取付部は、前記電線の延在方向に沿って前記コルゲートチューブの外側を延びる延出部と、前記延出部から前記コルゲートチューブの前記小径筒部に向けて突出して前記小径筒部の外側の凹部に嵌るリブとを有し、前記コルゲートチューブにおいて、周方向に沿った一部が前記取付部に覆われ、他の一部が前記締付部材によって前記取付部に向けて締め付けられている、ワイヤハーネスである。このように構成されたワイヤハーネスによると、コルゲートチューブの周方向に沿った一部が取付部に覆われ、他の一部が締付部材によって取付部に向けて締め付けられることによって、取付部のリブが小径筒部の外側の凹部に嵌った状態に保たれる。取付部がコルゲートチューブの全周を覆わない代わりに、コルゲートチューブのうち取付部に覆われない部分に締付部材が設けられるため、取付部及び締付部材によって、多様な径のコルゲートチューブに対応することができる。
(2)(1)のワイヤハーネスにおいて、前記リブは前記延出部の延在方向に沿った一箇所にのみ設けられていてもよい。これにより、延在方向に沿って小径筒部の間隔が異なる複数種類のコルゲートチューブに対しても、リブが小径筒部の外側の凹部に嵌りやすい。
(3)(1)又は(2)のワイヤハーネスにおいて、前記取付部は、前記延出部の外側に設けられて前記締付部材の位置を規制する規制部を有してもよい。これにより、締付部材が取付部に対して位置ずれしにくくなる。
(4)(1)から(3)のいずれか1つのワイヤハーネスにおいて、前記締付部材は、前記延出部の延在方向に沿って前記リブと同じ位置に設けられていてもよい。これにより、コルゲートチューブの周方向に沿ってリブがある側とは反対側の部分が締付部材に締め付けられるため、リブが小径筒部から外れにくい。
(5)(1)から(4)のいずれか1つのワイヤハーネスにおいて、前記コルゲートチューブは、前記電線に固定されており、前記プロテクタは、前記第1開口の側において前記コルゲートチューブを介して前記電線と固定され、前記第2開口の側において前記電線と固定されておらず、前記電線は、前記第2開口を通じて前記プロテクタに対して引出収容される引出収容区間を含んでもよい。これにより、電線は第1開口の側のコルゲートチューブを介してプロテクタに固定されているため、第2開口の側で引出収容区間の引出収容動作がスムーズに行われる。
(6)(5)のワイヤハーネスにおいて、前記収容部は、前記第2開口を有する通路部と、前記通路部とつながり前記通路部よりも広い収容本体とを有し、前記引出収容区間が収容された状態における前記収容部内の電線長と、前記引出収容区間が引出された状態における前記収容部内の電線長との差分が、前記収容本体に収容されてもよい。これにより、引出収容区間が収容された状態における収容部内の電線長と、引出収容区間が引出された状態における収容部内の電線長との差分が、容易に収容部に収まることができる。
(7)(6)のワイヤハーネスにおいて、前記電線は、前記収容本体に収容されるループ部を有し、前記収容部は、前記ループ部を貫通するピンを有し、前記引出収容区間が収容された状態における前記ピンの周りの前記ループ部が、前記引出収容区間が引出された状態における前記ピンの周りの前記ループ部よりも大きくてもよい。これにより、電線のループ部の位置がピンによって規制されることができ、引出収容区間の引出収容動作がスムーズに行われる。
(8)(7)のワイヤハーネスにおいて、前記プロテクタは、底部及び側壁部を有する本体部と、前記本体部の蓋となる蓋部とを含み、前記電線のうち前記ループ部の中間部分から前記第1開口に向かう第1延在部分と、前記ループ部の前記中間部分から前記第2開口に向かう第2延在部分とが交差する交差部において、前記第1延在部分が前記第2延在部分よりも前記本体部の側を通ってもよい。これにより、本体部が蓋部よりも鉛直下方に位置するようにプロテクタが配置されたときに、電線のうち第2延在部分が、第1延在部分よりも鉛直上方に重なる。これにより、引出収容区間の引出収容動作時に交差部で第1延在部分と第2延在部分とが擦れる場合でも、引出収容動作がスムーズに行われる。
(9)(6)から(8)のいずれか1つのワイヤハーネスにおいて、前記通路部の端部は、前記第2開口に向けて徐々に断面積が大きくなる形状となっていてもよい。これにより、引出収容区間が引出収容される際、電線が第2開口の縁部に引っ掛かりにくくなる。
(10)(5)から(9)のいずれか1つのワイヤハーネスにおいて、前記プロテクタは、車体に固定される車両固定部を含み、前記電線は、前記引出収容区間が前記プロテクタに収容された状態で前記プロテクタの前記第2開口の外側に位置する外側区間を有し、前記電線の前記外側区間は、前記車体に対して移動可能な移動部材に固定されてもよい。これにより、電線の第1開口側の部分はプロテクタと共に車体に固定され、電線の外側区間は移動部材と共に車体に対して移動する。このため、移動部材の移動時に、電線の引出収容区間がプロテクタに対して引出収容される。この場合でも、引出収容区間がスムーズに引出収容されることができるため、ワイヤハーネスが移動部材の移動の邪魔となることが抑制される。
(11)(5)から(10)のいずれか1つのワイヤハーネスにおいて、前記電線と前記コルゲートチューブとは、前記リブよりも前記第2開口側において粘着テープが巻かれて固定されていてもよい。これにより、電線とコルゲートチューブとの固定部がリブよりも第2開口側にあるため、引出収容動作時にコルゲートチューブが電線に対して位置ずれしにくい。
(12)(1)から(11)のいずれか1つのワイヤハーネスにおいて、前記リブの前記延出部からの突出寸法は、前記コルゲートチューブにおける前記小径筒部から前記大径筒部までの高さ以下であってもよい。これにより、締付部材がコルゲートチューブを締め付けたときに、リブが小径筒部を押すことが抑制され、もって、コルゲートチューブの過度の変形が抑制される。これにより、コルゲートチューブが過度に変形してリブとコルゲートチューブとの係止が弱まることを抑制できる。
(13)(1)から(12)のいずれか1つのワイヤハーネスにおいて、前記電線の延在方向において、前記リブは前記小径筒部の外側の前記凹部と同じかそれよりも小さくてもよい。これにより、締付部材がコルゲートチューブを締め付けたときに、リブがコルゲートチューブを押すことが抑制され、もって、コルゲートチューブの過度の変形が抑制される。これにより、コルゲートチューブが過度に変形してリブとコルゲートチューブとの係止が弱まることを抑制できる。
(14)(1)から(13)のいずれか1つのワイヤハーネスにおいて、前記電線の外径は前記コルゲートチューブの内径よりも細く、前記コルゲートチューブは周方向の一端部と他端部とが径方向に互いに重なるように変形し、前記締付部材によって当該変形状態が維持されていてもよい。これにより、同じ種類のコルゲートチューブを用いて径の違いを実現できる。コルゲートチューブは周方向の一端部と他端部とが径方向に互いに重なるように変形した状態に維持されているため、コルゲートチューブにそれ以上の変形の余地が少なくなり、もって、コルゲートチューブのそれ以上の変形によってリブが小径筒部から外れることを抑制できる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
以下、実施形態1にかかるワイヤハーネスについて説明する。図1は実施形態1にかかるワイヤハーネス10を示す平面図である。図2は図1のII-II線に沿った断面図である。図3は図1のIII-III線に沿った断面図である。図4は閉状態のプロテクタ20を示す斜視図である。図5は開状態のプロテクタ20を示す斜視図である。
ワイヤハーネス10は、プロテクタ20と電線40とコルゲートチューブ50と締付部材60とを備える。プロテクタ20及びコルゲートチューブ50は電線40に取付けられている。プロテクタ20及びコルゲートチューブ50は電線40の延在方向に沿った一部の区間で重なっている。プロテクタ20及びコルゲートチューブ50が重なっている箇所に締付部材60が設けられる。締付部材60によって、プロテクタ20及びコルゲートチューブ50が重なった状態に保たれる。
プロテクタ20は、収容部21と取付部26とを含む。プロテクタ20は車両固定部35をさらに含む。プロテクタ20は、例えば、樹脂を材料とした金型成形品である。
収容部21は第1開口22a及び第2開口23aを有する。収容部21の延在方向に沿った第1端部に第1開口22aが設けられる。収容部21の延在方向に沿った第2端部に第2開口23aが設けられる。収容部21は、平面視で第1開口22aから第2開口23aまでの間に曲げ部を有している。
本例の収容部21は第1通路部22、第2通路部23及び収容本体24を有する。第1通路部22は、収容部21の延在方向に沿った第1端部に設けられる。第1通路部22に第1開口22aが設けられる。第1通路部22は第1開口22aを有する。第2通路部23は、収容部21の延在方向に沿った第2端部に設けられる。第2通路部23に第2開口23aが設けられる。第2通路部23は第2開口23aを有する。収容本体24は、第1通路部22及び第2通路部23とつながる。収容本体24は第1通路部22と第2通路部23との間に設けられる。第1通路部22及び第2通路部23は収容本体24から互いに異なる向きに延びる。第2通路部23は第1通路部22よりも長い。第2通路部23は第1通路部22と同じかそれよりも短くてもよい。
第1通路部22のうち第1開口22a側の端部は、断面積が一様である。第1通路部22のうち収容本体24側の端部は、収容本体24に向けて徐々に断面積が大きくなる形状となっている。
第2通路部23のうち第2開口23a側の端部は、第2開口23aに向けて徐々に断面積が大きくなる形状となっている。第2通路部23のうち第2開口23a側の端部は、第2開口23aに向けて徐々に広がる。第2通路部23のうち収容本体24側の端部は、収容本体24に向けて徐々に断面積が大きくなる形状となっている。第2通路部23の中間部は断面積が一様である。
収容本体24は第1通路部22及び第2通路部23のそれぞれよりも広い。第1通路部22の延在方向及び第2通路部23の延在方向は互いに直交するように設けられている。収容本体24は、第1通路部22及び第2通路部23が互いに交差するまで延長した場合と比べて、内周側に膨らんでいる。
収容部21はピン25を有する。ピン25は、収容本体24に設けられている。ピン25は収容本体24における電線40の経路を規制する。
取付部26は収容部21の第1開口22aの側に設けられている。取付部26は、延出部27とリブ30とを有する。本例の取付部26は、規制部31をさらに有する。
延出部27は、電線40の延在方向に沿ってコルゲートチューブ50の外側を延びる。延出部27は、第1通路部22の端部からプロテクタ20の外側に向けて延出する。延出部27は、底部28及び1つの側壁29を有するL字状に形成される。
リブ30は、延出部27からコルゲートチューブ50の小径筒部51に向けて突出する。リブ30はコルゲートチューブ50の小径筒部51の外側の凹部54に嵌るように形成されている。リブ30の数、位置、形状及び大きさ等は、特に限定されるものではなく、コルゲートチューブ50の凹部54に嵌ることが可能な範囲で、適宜設定可能である。
リブ30の数に関し、ここではリブ30は、1つのみ形成されている。従って、リブ30は延出部27の延在方向に沿った一箇所にのみ設けられている。また、リブ30は電線40の周方向に沿った一箇所にのみ設けられている。リブ30は、延出部27の延在方向に沿って複数形成されていてもよい。リブ30は、延出部27の電線40の周方向に沿って複数に分かれて形成されていてもよい。
リブ30の位置に関し、ここではリブ30は、延出部27の延在方向に沿った中間部に形成されている。リブ30は、延出部27の底部28及び側壁29にわたって形成されている。
リブ30の形状に関し、リブ30は、底部28及び側壁29につながる側の基端部よりも、先端部が細くなるように形成されている。ここではリブ30は、周方向に直交する断面が三角形状を呈するように形成されている。リブ30のうち小径筒部51の外面と対向する先端部は、丸められている。これにより、リブ30の先端部が小径筒部51に接触しても、小径筒部51を傷つけにくい。
リブ30の大きさに関し、ここではリブ30は、基端部の幅寸法(延出部27の延在方向に沿った寸法)よりも高さ寸法が大きい。
規制部31は延出部27の外側に設けられる。規制部31は締付部材60の位置を規制する。規制部31はバンド挿通部32と、凸条部34とを有する。
バンド挿通部32は、締付部材60としての結束バンド60を挿通させる。バンド挿通部32は、延出部27に対向する対向部分と、対向部分と延出部27とをつなぐ一対の連結部分とを有する。延出部27、対向部分及び一対の連結部分に囲まれる部分が挿通孔33となっている。
バンド挿通部32は、延出部27のうち側壁29の外面に設けられる。挿通孔33の軸方向は側壁29の高さ方向に平行となる。これにより、挿通孔33の軸方向に沿って上下抜きされる簡易な金型によって、リブ30及びバンド挿通部32を形成できる。
延出部27の延在方向に沿ってバンド挿通部32と同じ位置にリブ30が設けられる。延出部27の延在方向において、リブ30は挿通孔33よりも小さい。延出部27の延在方向において、リブ30の中心は、挿通孔33の中心と同じ位置にある。
凸条部34は、挿通孔33よりも延出部27の先端側に設けられる。ここでは凸条部34は、延出部27の先端に設けられる。凸条部34は、L字状の延出部27の周囲全体に設けられてもよい。ここでは凸条部34の一部は、バンド挿通部32の連結部を兼ねる。挿通孔33の隣に凸条部34が設けられる。延出部27からの凸条部34の突出寸法は、締付部材60が凸条部34を乗り越えることを抑制できる寸法であればよく、例えば、バンド61の厚みと同じかそれよりも大きくてもよい。延出部27からの凸条部34の突出寸法は、延出部27の外面と、対向部分の内面との間隔と同程度であってもよい。
車両固定部35はプロテクタ20を車両に固定するための部分である。ここでは車両固定部35はクリップ35である。車両固定部35はねじ孔などであってもよい。ここでは車両固定部35は収容部21の側方に2つ設けられている。
プロテクタ20は、本体部36及び蓋部37を有する。本体部36は収容部21の一部、取付部26及び車両固定部35を有する。蓋部37は、本体部36の蓋となる。蓋部37は収容部21の他の一部を有する。収容部21は、本体部36及び蓋部37によって構成される。取付部26は本体部36に設けられる。収容部21のうち本体部36に設けられる部分は底部36a及び一対の側壁36b、36cを有する樋状に形成されている。収容部21のうち本体部36に設けられる部分の上部は開口している。収容部21のうち本体部36に設けられる部分の上部開口が蓋部37によって閉じられる。ピン25は、本体部36に設けられる。蓋部37には、ピン25を通すためのピン用孔25hが形成されている。ピン25は、蓋部37内に貫通する。これにより、本体部36の底部の内面から蓋部37の内面までピン25が延在する。
本体部36及び蓋部37はヒンジ38を介してつながっている。ヒンジ38は側壁36bに設けられる。ヒンジ38は、側壁36bのうち第2通路部23に位置する部分及び収容本体24のうち第2通路部23から真っすぐ延長する部分に設けられる。本体部36及び蓋部37はヒンジ38を介して開閉可能である。
本体部36及び蓋部37は、閉じた位置で、係止部39a及び相手側係止部39bによって係止可能である。係止部39aは本体部36に設けられ、相手側係止部39bが蓋部37に設けられる。係止部39a及び相手側係止部39bは複数組設けられる。ここでは、係止部39a及び相手側係止部39bの組は、ヒンジ38が設けられない側壁36cに設けられている。また係止部39a及び相手側係止部39bの組は、ヒンジ38が設けられる側壁36bのうち、第1通路部22に位置する部分及び収容本体24のうち第2通路部23から真っすぐ延長する部分に設けられている。
プロテクタ20は、本体部36、蓋部37及びヒンジ38を有するように金型成形された一体成形品である。プロテクタ20は、ヒンジ38を有さずに、本体部36及び蓋部37が互いに別部品であってもよい。本体部36及び蓋部37が別々に金型成形されてもよい。この場合の本体部及び蓋部には、ヒンジ38の部分に、ヒンジ38に代えて、係止部39a及び相手側係止部39bが設けられると良い。
延出部27の底部28は、本体部36の底部36aとつながる。延出部27の側壁29は、本体部36の側壁36bとつながる。本体部36は、延出部27にない側壁36bを有する。第1通路部22から第2通路部23に向けて曲がる経路において、側壁36bが外周側に位置し、側壁36cが内周側に位置する。第1通路部22から第2通路部23に向けて曲がる経路において、側壁36cが内周側に膨らんで、収容本体24を広げている。延出部27の側壁29は、本体部36の側壁36cとつながるように設けられていてもよい。
第1通路部22の底部36aと、リブ30が設けられた部分の底部28とは、高さ方向にずれている。リブ30が設けられた部分の底部28は、第1通路部22の底部36aよりも高い。これにより、凸条部34及び底部28の外側の結束バンド60がプロテクタ20の外側に大きく張り出すことが抑制されている。第1通路部22の底部36aと、リブ30が設けられた部分の底部28との間に段差が生じている。当該段差を解消すべく、延出部27は、第1通路部22の第1開口22aから斜めに延在する部分を有している。
第2通路部23のうちヒンジ38が設けられていない側の側壁36cが、外側に膨れて第2通路部23が広がる。第2通路部23の第2開口23a側の端部において、側壁36cの延びる方向と、側壁36bの延びる方向とが互いに交差する。第2通路部23の底部の幅寸法が、第2開口23aに向けて徐々に大きくなる。
プロテクタ20は、第1開口22aの側においてコルゲートチューブ50を介して電線40と固定されている。プロテクタ20は、第2開口23aの側において電線40と固定されていない。
電線40は、第1開口22a及び第2開口23aを介して収容部21を通る。電線40は、少なくとも1本設けられる。ここでは電線40は複数本設けられる。複数の電線40は丸断面に近くなるように束ねられていてもよい。電線40の一端部は、第1開口22aから収容部21の外部に延び出る。電線40の他端部は、第2開口23aから収容部21の外部に延び出る。電線40の一端部及び他端部は、それぞれコネクタ48などを介して機器90と接続される。
図6はプロテクタ20に電線40が収容された状態を示す平面図である。図7はプロテクタ20から電線40が引出された状態を示す平面図である。
本例では電線40はプロテクタ20に引出収容される。電線40は、引出収容区間41を含む。引出収容区間41は第2開口23aを通じてプロテクタ20に対して引出収容される区間である。引出収容区間41が収容された状態(図6に示す状態)における収容部21内の電線長と、引出収容区間41が引出された状態(図7に示す状態)における収容部21内の電線長との差分が、収容本体24に収容される。
電線40は、外側区間42を有する。外側区間42は、電線40のうち引出収容区間41がプロテクタ20に収容された状態でプロテクタ20の第2開口23aの外側に位置する区間である。電線40の外側区間42は、車体82に対して移動可能な移動部材80に固定される。移動部材80と共に外側区間42が移動することによって、引出収容区間41がプロテクタ20に対して引出収容される。
電線40は、ループ部43を有する。電線40は収容部21内においてループ部43を形成する。ループ部43は、収容本体24に収容される。引出収容区間41の引出収容動作に伴って、ループ部43の大きさが変わる。
具体的には、ピン25がループ部43を貫通する。引出収容区間41が収容された状態(図6に示す状態)におけるピン25の周りのループ部43が、引出収容区間41が引出された状態(図7に示す状態)におけるピン25の周りのループ部43よりも大きい。
ピン25の先端は蓋部37のピン用孔25hに収まる。このため、ピン25は本体部36の底部36aの内面から蓋部37の内面を超えた位置まで延在する。このため、引出収容動作時に電線40がピン25に接触しつつ蓋部37を押したりしても、電線40がピン25の先端と、蓋部37の内面との間に噛み込まれることが抑制される。
電線40のうちループ部43の中間部分から第1開口22aに向かう部分が第1延在部分44とされる。また、ループ部43の中間部分から第2開口23aに向かう部分が第2延在部分45とされる。第1延在部分44と第2延在部分45とは互いに交差して交差部46をなす。電線40がループ部43を有することによって、電線40には交差部46が設けられる。交差部46において、第1延在部分44が第2延在部分45よりも本体部36の側を通る。
第2通路部23は、引出収容区間41に対応する長さを有していてもよい。これにより引出収容区間41がプロテクタ20内において、真っすぐ延びることができる。また、引出収容区間41が、収容部21に最大限収容されても、交差部46まで達しない。
電線40のうち引出収容区間41にはツイストチューブ71が設けられてもよい。ツイストチューブ71は織物などの繊維製保護部材である。ツイストチューブ71は可撓性を有する。ツイストチューブ71はコルゲートチューブ50よりも屈曲性に優れる。ツイストチューブ71の一端部は、図7に示すように、引出収容区間41が引き出された状態で、プロテクタ20内に収まっていてもよい。ツイストチューブ71の一端部は、引出収容区間41が引き出された状態で、プロテクタ20の外側に位置してもよい。図6及び図7に示す例では、ツイストチューブ71の一端部は、ループ部43まで達していない。ツイストチューブ71の一端部は、ループ部43まで達していてもよい。交差部46において互いに交差する第1延在部分44及び第2延在部分45にツイストチューブ71が設けられてもよい。ツイストチューブ71の他端部は例えば後述する座席用プロテクタ72まで達していてもよい。
コルゲートチューブ50は小径筒部51及び大径筒部52を含む。コルゲートチューブ50は、例えば、PP(ポリプロピレン)などの樹脂を材料とした金型成形品である。小径筒部51及び大径筒部52は交互に連続する。小径筒部51の中心軸と大径筒部52の中心軸とは一致する。小径筒部51及び大径筒部52は、一つの中心軸に対して同心円状に広がる。コルゲートチューブ50は電線40のうち少なくとも取付部26に沿って延びる部分を覆う。コルゲートチューブ50において、小径筒部51の最も細い部分と、大径筒部52の最も太い部分とを連結壁53がつないでいる。連結壁53は小径筒部51の最も細い部分から大径筒部52の最も太い部分に向けて径方向外側に広がる。小径筒部51の最も細い部分と、当該部分を挟む一対の連結壁53とに囲まれる部分が、コルゲートチューブ50における小径筒部51の外側の凹部54である。当該凹部54にリブ30が嵌っている。コルゲートチューブ50が軸方向に引っ張られると、リブ30は一対の連結壁53のうち引っ張られる側にある連結壁53に引っ掛かる。
リブ30の延出部27からの突出寸法は、小径筒部51から大径筒部52までの高さ以下である。つまりリブ30の延出部27からの突出寸法は、凹部54の高さ以下である。小径筒部51から大径筒部52までの高さは、小径筒部51の半径と大径筒部52の半径との差である。電線40の延在方向においてリブ30の寸法は、小径筒部51の寸法以下である。
コルゲートチューブ50には、スリット55が形成される。スリット55はコルゲートチューブ50の軸方向に沿って全長にわたって形成される。コルゲートチューブ50は、スリット55を挟む縁部分が開かれることによって、電線40に対して側方から取付けられることができる。
締付部材60は、コルゲートチューブ50及び取付部26の周囲に巻かれている。締付部材60は、コルゲートチューブ50及び取付部26を締め付ける。締付部材60は、延出部27の延在方向に沿ってリブ30と同じ位置に設けられている。
コルゲートチューブ50において、電線40の周方向に沿った一部が取付部26に覆われている。コルゲートチューブ50において、電線40の周方向に沿った他の一部が締付部材60によって取付部26に向けて締め付けられている。
締付部材60は、結束バンド60である。結束バンド60は、バンド61とバンド固定部62とを有する。バンド61がコルゲートチューブ50及び取付部26の周囲に巻かれる。バンド固定部62はバンド61の基端部に設けられる。バンド固定部62は、バンド61の先端部を固定する。バンド固定部62はベース63と貫通孔64とを有する。ベース63は例えば直方体状に形成される。ベース63の外面からバンド61が延出する。貫通孔64はベース63を貫通する。バンド61の先端部が貫通孔64に通されて固定される。例えば、貫通孔64の内面には、係止凸部が設けられる。バンド61には、複数の凹部が形成される。バンド61の先端部が貫通孔64に通されたときに、係止凸部は、複数の凹部のうちいずれかの凹部に選択的に係止する。
バンド61はバンド挿通部32の挿通孔33を通っている。これにより、延出部27の延在方向に沿ったバンド61の位置が規制される。ベース63は挿通孔33よりも大きく形成され、挿通孔33を挿通不可とされる。これにより、ベース63はバンド挿通部32の挿通孔33の周縁部に引っ掛かり、結束バンド60が電線40の周方向に回転することが抑制される。
バンド61の幅寸法は、リブ30の幅寸法以上である。バンド61の幅寸法は、隣り合う大径筒部52の間隔よりも大きくてもよい。この場合、バンド61は、小径筒部51の外側の凹部54に嵌らずに、大径筒部52の外側からコルゲートチューブ50を締め付ける。バンド61の幅寸法は、隣り合う大径筒部52の間隔以下であってもよい。この場合、バンド61は、小径筒部51の外側の凹部54に嵌って、小径筒部51又は連結壁53を締め付けてもよい。
バンド61よりも延出部27の先端側に凸条部34が設けられる。これにより、バンド61が延出部27の先端側にずれた場合に、凸条部34に引っ掛かり、それ以上ずれることが抑制される。これにより、バンド61のうち延出部27の底部28を締め付けている部分が、延出部27の延在方向に沿ってプロテクタ20の外側に外れることが抑制される。
コルゲートチューブ50の端部は締付部材60よりも第2開口23a側に位置する。コルゲートチューブ50の端部は収容部21に収まってもよい。コルゲートチューブ50の端部は第1開口22aの近くに収まってもよい。コルゲートチューブ50の端部は、ループ部43まで達していないことが好ましい。コルゲートチューブ50の端部は第1通路部22に収まっている。
電線40とコルゲートチューブ50とは、粘着テープ70が巻かれて固定されている。電線40はコルゲートチューブ50と固定されたチューブ固定部47を有する。これにより、コルゲートチューブ50が電線40の周りに回転することが抑制される。コルゲートチューブ50のうち収容部21に収まる部分(例えば、端部)が粘着テープ70によって電線40に固定されていてもよい。これにより、リブ30の近くで電線40及びコルゲートチューブ50が固定されることができる。粘着テープ70は電線40及びコルゲートチューブ50の周囲に巻かれる。粘着テープ70は、リブ30を避けた位置に設けられる。これにより、リブ30の位置でコルゲートチューブ50の外面が粘着テープ70によって隠れることが抑制される。
チューブ固定部47は、リブ30よりも第2開口23a側に設けられる。チューブ固定部47は、ループ部43よりも第1開口22a側に設けられる。ループ部43は、チューブ固定部47と引出収容区間41との間に設けられる。
プロテクタ20と電線40とは、取付部26、コルゲートチューブ50、締付部材60及び粘着テープ70を介して固定されている。電線40とコルゲートチューブ50とが粘着テープ70によって固定される。プロテクタ20とコルゲートチューブ50とが取付部26、小径筒部51の外側の凹部54及び締付部材60によって固定される。
リブ30は小径筒部51の外側において、2つの大径筒部52の間に生じる凹部54に収まる。コルゲートチューブ50が延在方向に引っ張られると、リブ30が小径筒部51の外周面と大径筒部52の外周面とをつなぐ連結壁53に引っ掛かる。このとき、締付部材60が延出部27、電線40及びコルゲートチューブ50を締め付けることによって、電線40がコルゲートチューブ50を底部28に向けて押圧している。これにより、連結壁53がリブ30に押されても、凹部54が小さくなるようにコルゲートチューブ50が変形することが抑制され、リブ30が凹部54に嵌った状態に保たれやすい。
<ワイヤハーネスに生じる動作について>
ワイヤハーネス10は、車両において、移動を伴う箇所に取付けられる。具体的には、プロテクタ20は車体に対して固定される。電線40のうちプロテクタ20の第2開口23aから延び出る部分が、移動部材に固定される。移動部材は、車体に対して移動可能に取付けられる。移動部材は例えば車両の座席80である。座席80は、下部のフレーム81がフロアパネル82にレール83を介して移動可能に取付けられる。電線40のうち座席80に固定される部分には、例えば、座席用プロテクタ72が設けられる。電線40のうち座席用プロテクタ72に固定された部分が座席80と共に車体82に対して移動可能である。
座席80の移動に伴って、電線40のうち引出収容区間41が、プロテクタ20に対して引出収容される。具体的には、座席80はプロテクタ20に近い位置P1(図1の実線の位置)と、位置P1よりもプロテクタ20から遠くの位置P2(図1の二点鎖線の位置)との間で往復移動可能である。座席80が位置P1に位置するとき、引出収容区間41が、プロテクタ20に最大限収容された状態(図6の状態)とされる。座席80が位置P1から位置P2に向けて移動する際、引出収容区間41がプロテクタ20から順次引出される。座席80が位置P2に位置するとき、引出収容区間41がプロテクタ20から最大限引き出された状態(図7の状態)とされる。座席80が位置P2から位置P1に向けて移動する際、引出収容区間41がプロテクタ20に順次収容されていく。座席80が位置P1に達すると、引出収容区間41がプロテクタ20に最大限収容された状態(図6の状態)に戻る。
プロテクタ20が車両固定部35によって車体82に固定された状態で、電線40のうち第1開口22aから延び出た部分、第2開口23aから延び出た部分が引っ張られうる。例えば、ワイヤハーネス10において先にプロテクタ20が車両に固定された後、電線40の一端部及び他端部が機器90などに接続されるために取り回される際、電線40の一端部及び他端部が引っ張られうる。また、電線40の第2開口23aから延び出た外側区間42が座席80の移動と共に移動するとき、電線40の他端部が引っ張られうる。これらの場合、コルゲートチューブ50のうちプロテクタ20に取付けられた部分が、電線40によって引っ張られることがあり得る。この場合でも、プロテクタ20のリブ30がコルゲートチューブ50の小径筒部51の外側の凹部に嵌っていることによって、コルゲートチューブ50がプロテクタ20から外れにくい。また外側区間42が座席80と共に往復移動しても、電線40がコルゲートチューブ50を介して取付部26に固定されているため、第1開口22aの外側に延び出た部分の端部及びこれに接続されるコネクタ48がプロテクタ20側に引っ張られることが抑制される。これにより、電線40の端部がコネクタ48から抜けたり、コネクタ48が機器90又は相手側コネクタから抜けたりすることが抑制される。
<変形例>
図8及び図9は変形例にかかるワイヤハーネス110を示す断面図である。図8は図3の横断面に対応し、図9は図2の縦断面に対応する。
電線40の外径はコルゲートチューブ50の内径よりも細い。電線40が複数本の場合、電線40の外径は電線40束の外径である。本開示では、電線40の他端部は座席80の機器90に接続される。電線40の数は、座席80における機器90の数、種類等に応じて決まる。座席80における機器90には、ユーザーが選択可能な少なくとも1つのオプション機器が含まれてもよい。オプション機器の採用の有無によって、電線40の数が変わる。オプション機器の採用が少ないと、電線40の数が少なくなり、電線40の外径(電線40束の外径)が細くなる。オプション機器の採用が多いと、電線40の数が多くなり、電線40の外径(電線40束の外径)が太くなる。電線40の外径(電線40束の外径)は例えば底部28の幅寸法と同じかそれよりも小さくされてもよい。
コルゲートチューブ50は実施形態1のコルゲートチューブ50と同じ大きさを有する。コルゲートチューブ50は、周方向の一端部と他端部とが径方向に互いに重なるように変形している。周方向の一端部と他端部は、スリット55の両縁部であった部分である。これにより、コルゲートチューブ50が縮められている。もっとも、コルゲートチューブ50は、縮まる際、図9に示す例以外の形状(非円形状)に変形している場合もあり得る。例えば、締付部材60と延出部27とに挟まれる方向を第1方向とし、これと直交する方向を第2方向としたとき、コルゲートチューブ50に、第1方向よりも第2方向に長尺な長円形状などに変形することもあり得る。コルゲートチューブ50は、締付部材60も粘着テープ70も設けられていない部分などでは、電線40束と密着しておらず、隙が生じていてもよい。
コルゲートチューブ50の重なり部分が、電線40の周方向に沿ってリブ30を避けた位置に設けられ、コルゲートチューブ50のうちリブ30と接触する部分の変形が抑えられて状態にあると良い。これにより、コルゲートチューブ50が縮められた場合でも、コルゲートチューブ50とリブ30とが良好に接触することができ、リブ30とコルゲートチューブ50との引掛かり状態が適切な状態となりやすい。コルゲートチューブ50の重なり部分は、例えば、締付部材60と接触する部分にあると良い。
締付部材60によってコルゲートチューブ50の変形状態が維持されている。コルゲートチューブ50が粘着テープ70によって電線40に固定される際、締付部材60の近くで予め縮められていると、締付部材60の位置でも粘着テープ70によって縮められた形状に保たれやすくなり、所定の形状に縮められやすい。
<効果等>
このように構成されたワイヤハーネス10、110によると、コルゲートチューブ50の周方向に沿った一部が取付部26に覆われ、他の一部が締付部材60によって取付部26に向けて締め付けられることによって、取付部26のリブ30が小径筒部51の外側の凹部に嵌った状態に保たれる。取付部26がコルゲートチューブ50の全周を覆わない代わりに、コルゲートチューブ50のうち取付部26に覆われない部分に締付部材60が設けられるため、取付部26及び締付部材60によって、多様な径のコルゲートチューブ50に対応することができる。
また、リブ30は延出部27の延在方向に沿った一箇所にのみ設けられている。これにより、延在方向に沿って小径筒部51の間隔が異なる複数種類のコルゲートチューブ50に対しても、リブ30が小径筒部51の外側の凹部に嵌りやすい。延出部27の延在方向に沿った複数箇所にリブ30があると、小径筒部51の間隔がリブ30の間隔と合わないコルゲートチューブ50に対応困難となり得る。
また、取付部26は、延出部27の外側に設けられて締付部材60の位置を規制する規制部31を有する。これにより、締付部材60が取付部26に対して位置ずれしにくくなる。
また、締付部材60は、延出部27の延在方向に沿ってリブ30と同じ位置に設けられている。これにより、コルゲートチューブ50の周方向に沿ってリブ30がある側とは反対側の部分が締付部材60に締め付けられるため、リブ30が小径筒部51から外れにくい。
また、コルゲートチューブ50は、電線40に固定されており、プロテクタ20は、第1開口22aの側においてコルゲートチューブ50を介して電線40と固定され、第2開口23aの側において電線40と固定されておらず、電線40は、第2開口23aを通じてプロテクタ20に対して引出収容される引出収容区間41を含む。これにより、電線40は第1開口22aの側でコルゲートチューブ50を介してプロテクタ20に固定されているため、第2開口23aの側で引出収容区間41の引出収容動作がスムーズに行われる。
また、収容部21は、第2開口23aを有する第2通路部23と、第2通路部23とつながり第2通路部23よりも広い収容本体24とを有し、引出収容区間41が収容された状態における収容部21内の電線長と、引出収容区間41が引出された状態における収容部21内の電線長との差分が、収容本体24に収容される。これにより、引出収容区間41が収容された状態における収容部21内の電線長と、引出収容区間41が引出された状態における収容部21内の電線長との差分が、容易に収容部21に収まることができる。
また、電線40は、収容本体24に収容されるループ部43を有し、収容部21は、ループ部43を貫通するピン25を有し、引出収容区間41が収容された状態におけるピン25の周りのループ部43が、引出収容区間41が引出された状態におけるピン25の周りのループ部43よりも大きい。これにより、電線40のループ部43の位置がピン25によって規制されることができ、引出収容区間41の引出収容動作がスムーズに行われる。
また、プロテクタ20は、底部及び側壁部を有する本体部36と、本体部36の蓋となる蓋部37とを含み、電線40のうちループ部43の中間部分から第1開口22aに向かう第1延在部分44と、ループ部43の中間部分から第2開口23aに向かう第2延在部分45とが交差する交差部46において、第1延在部分44が第2延在部分45よりも本体部36の側を通る。これにより、本体部36が蓋部37よりも鉛直下方に位置するようにプロテクタ20が配置されたときに、電線40のうち第2延在部分45が、第1延在部分44よりも鉛直上方に重なる。これにより、引出収容区間41の引出収容動作時に交差部46で第1延在部分44と第2延在部分45とが擦れる場合でも、引出収容動作がスムーズに行われる。
また、第2通路部23の端部は、第2開口23aに向けて徐々に断面積が大きくなる形状となっている。これにより、引出収容区間41が引出収容される際、電線40が第2開口23aの縁部に引っ掛かりにくくなる。
また、プロテクタ20は、車体に固定される車両固定部35を含み、電線40は、引出収容区間41がプロテクタ20に収容された状態でプロテクタ20の第2開口23aの外側に位置する外側区間42を有し、電線40の外側区間42は、車体82に対して移動可能な移動部材80に固定される。これにより、電線40の第1開口22a側の部分はプロテクタ20と共に車体82に固定され、電線40の外側区間42は移動部材80と共に車体82に対して移動する。このため、移動部材80の移動時に、電線40の引出収容区間41がプロテクタ20に対して引出収容される。この場合でも、引出収容区間41がスムーズに引出収容されることができるため、ワイヤハーネス10が移動部材80の移動の邪魔となることが抑制される。
また、電線40とコルゲートチューブ50とは、リブ30よりも第2開口23a側において粘着テープ70が巻かれて固定されている。これにより、電線40とコルゲートチューブ50との固定部がリブ30よりも第2開口23a側にあるため、引出収容動作時にコルゲートチューブ50が電線40に対して位置ずれしにくい。
また、リブ30の延出部27からの突出寸法は、コルゲートチューブ50における小径筒部51から大径筒部52までの高さ以下である。これにより、締付部材60がコルゲートチューブ50を締め付けたときに、リブ30が小径筒部51を押すことが抑制され、もって、コルゲートチューブ50の過度の変形が抑制される。これにより、コルゲートチューブ50が過度に変形してリブ30とコルゲートチューブ50との係止が弱まることを抑制できる。
また、電線40の延在方向において、リブ30は小径筒部51の外側の凹部と同じかそれよりも小さい。これにより、締付部材60がコルゲートチューブ50を締め付けたときに、リブ30がコルゲートチューブ50を押すことが抑制され、もって、コルゲートチューブ50の過度の変形が抑制される。これにより、コルゲートチューブ50が過度に変形してリブ30とコルゲートチューブ50との係止が弱まることを抑制できる。
また、ワイヤハーネス110によると、電線40の外径はコルゲートチューブ50の内径よりも細く、コルゲートチューブ50は周方向の一端部と他端部とが径方向に互いに重なるように変形し、締付部材60によって当該変形状態が維持されている。これにより、同じ種類のコルゲートチューブ50を用いて径の違いを実現できる。コルゲートチューブ50は周方向の一端部と他端部とが径方向に互いに重なるように変形した状態に維持されているため、コルゲートチューブ50にそれ以上の変形の余地が少なくなり、もって、コルゲートチューブ50のそれ以上の変形によってリブ30が小径筒部51から外れることを抑制できる。
[付記]
これまで、リブ30は延出部27の延在方向に沿った一箇所にのみ設けられているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、リブ30は延出部27の延在方向に沿った複数箇所に設けられていてもよい。
またこれまで、取付部26は、延出部27の外側に設けられて締付部材60の位置を規制する規制部31を有するものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、取付部26は、規制部31を有していなくてもよい。
またこれまで、締付部材60は、延出部27の延在方向に沿ってリブ30と同じ位置に設けられているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、締付部材60は、延出部27の延在方向に沿ってリブ30と異なる位置に設けられていてもよい。
またこれまで、コルゲートチューブ50は、電線40に固定されており、プロテクタ20は、第1開口22aの側においてコルゲートチューブ50を介して電線40と固定され、第2開口23aの側において電線40と固定されておらず、電線40は、第2開口23aを通じてプロテクタ20に対して引出収容される引出収容区間41を含むものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、電線40は、引出収容区間41を有さず、プロテクタ20は、第2開口23aの側においても、電線40と固定されていてもよい。
またこれまで、収容部21は、第2開口23aを有する第2通路部23と、第2通路部23とつながり第2通路部23よりも広い収容本体24とを有し、引出収容区間41が収容された状態における収容部21内の電線長と、引出収容区間41が引出された状態における収容部21内の電線長との差分が、収容本体24に収容されるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、収容部21は、第2通路部23を有していなくてもよい。
またこれまで、電線40は、収容本体24に収容されるループ部43を有し、収容部21は、ループ部43を貫通するピン25を有し、引出収容区間41が収容された状態におけるピン25の周りのループ部43が、引出収容区間41が引出された状態におけるピン25の周りのループ部43よりも大きいものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、電線40は、ループ部43を有していなくてもよい。例えば、電線40は収容部21内に曲げ部を有し、引出収容区間41が収容された状態と、引出収容区間41が引出された状態とで、曲げ部の経路長が変わってもよい。
またこれまで、プロテクタ20は、底部及び側壁部を有する本体部36と、本体部36の蓋となる蓋部37とを含み、電線40のうちループ部43の中間部分から第1開口22aに向かう第1延在部分44と、ループ部43の中間部分から第2開口23aに向かう第2延在部分45とが交差する交差部46において、第1延在部分44が第2延在部分45よりも本体部36の側を通るものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、交差部46において、第1延在部分44が第2延在部分45よりも蓋部37の側を通ってもよい。
またこれまで、第2通路部23の端部は、第2開口23aに向けて徐々に断面積が大きくなる形状となっているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、第2通路部23の端部は、第2開口23aに向けて断面積が一様であってもよい。
またこれまで、プロテクタ20は、車体82に固定される車両固定部35を含み、電線40は、引出収容区間41がプロテクタ20に収容された状態でプロテクタ20の第2開口23aの外側に位置する外側区間42を有し、電線40の外側区間42は、車体82に対して移動可能な移動部材80に固定されるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、電線40の外側区間42は、車体82に対して開閉可能な開閉部材に固定されてもよい。
またこれまで、電線40とコルゲートチューブ50とは、リブ30よりも第2開口23a側において粘着テープ70が巻かれて固定されているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、電線40とコルゲートチューブ50とは、リブ30よりも第2開口23a側とは反対側において粘着テープ70が巻かれて固定されていてもよい。
またこれまで、リブ30の延出部27からの突出寸法は、コルゲートチューブ50における小径筒部51から大径筒部52までの高さ以下であるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、リブ30の延出部27からの突出寸法は、コルゲートチューブ50における小径筒部51から大径筒部52までの高さより大きくてもよい。
またこれまで、電線40の延在方向においてリブ30の寸法は、小径筒部51の寸法以下であるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、電線40の延在方向においてリブ30の寸法は、小径筒部51の寸法より大きい部分を含んでもよい。
またワイヤハーネス110において、実施形態1のコルゲートチューブ50と同じ大きさのコルゲートチューブ50が採用され、コルゲートチューブ50の周方向に沿った一端部及び他端部が互いに重なるように変形して、小さい電線40に対応していたが、このことは必須の構成ではない。ワイヤハーネス110において、実施形態1のコルゲートチューブ50よりも小さく、電線40に応じた大きさのものが採用されてもよい。ワイヤハーネス110においても、実施形態1と同様に、コルゲートチューブ50の周方向に沿った一端部及び他端部が互いに重なっていなくてもよい。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
10 ワイヤハーネス
20 プロテクタ
21 収容部
22 第1通路部
22a 第1開口
23 第2通路部
23a 第2開口
24 収容本体
25 ピン
25h ピン用孔
26 取付部
27 延出部
28 底部
29 側壁
30 リブ
31 規制部
32 バンド挿通部
33 挿通孔
34 凸条部
35 クリップ(車両固定部)
36 本体部
36a 底部
36b、36c 側壁
37 蓋部
38 ヒンジ
39a 係止部
39b 相手側係止部
40 電線
41 引出収容区間
42 外側区間
43 ループ部
44 第1延在部分
45 第2延在部分
46 交差部
47 チューブ固定部
48 コネクタ
50 コルゲートチューブ
51 小径筒部
52 大径筒部
53 連結壁
54 凹部
55 スリット
60 結束バンド(締付部材)
61 バンド
62 バンド固定部
63 ベース
64 貫通孔
70 粘着テープ
71 ツイストチューブ
72 座席用プロテクタ
80 座席(移動部材)
81 フレーム
82 フロアパネル(車体)
83 レール
90 機器

Claims (14)

  1. 第1開口及び第2開口を有する収容部と、前記収容部の前記第1開口の側に設けられた取付部とを含むプロテクタと、
    前記第1開口及び前記第2開口を介して前記収容部を通る電線と、
    交互に連続する小径筒部及び大径筒部を含み、前記電線のうち少なくとも前記取付部に沿って延びる部分を覆うコルゲートチューブと、
    前記コルゲートチューブ及び前記取付部の周囲に巻かれて前記コルゲートチューブ及び前記取付部を締め付ける締付部材と、
    を備え、
    前記取付部は、前記電線の延在方向に沿って前記コルゲートチューブの外側を延びる延出部と、前記延出部から前記コルゲートチューブの前記小径筒部に向けて突出して前記小径筒部の外側の凹部に嵌るリブとを有し、
    前記コルゲートチューブにおいて、周方向に沿った一部が前記取付部に覆われ、他の一部が前記締付部材によって前記取付部に向けて締め付けられている、ワイヤハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスであって、
    前記リブは前記延出部の延在方向に沿った一箇所にのみ設けられている、ワイヤハーネス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネスであって、
    前記取付部は、前記延出部の外側に設けられて前記締付部材の位置を規制する規制部を有する、ワイヤハーネス。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネスであって、
    前記締付部材は、前記延出部の延在方向に沿って前記リブと同じ位置に設けられている、ワイヤハーネス。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネスであって、
    前記コルゲートチューブは、前記電線に固定されており、
    前記プロテクタは、前記第1開口の側において前記コルゲートチューブを介して前記電線と固定され、前記第2開口の側において前記電線と固定されておらず、
    前記電線は、前記第2開口を通じて前記プロテクタに対して引出収容される引出収容区間を含む、ワイヤハーネス。
  6. 請求項5に記載のワイヤハーネスであって、
    前記収容部は、前記第2開口を有する通路部と、前記通路部とつながり前記通路部よりも広い収容本体とを有し、前記引出収容区間が収容された状態における前記収容部内の電線長と、前記引出収容区間が引出された状態における前記収容部内の電線長との差分が、前記収容本体に収容される、ワイヤハーネス。
  7. 請求項6に記載のワイヤハーネスであって、
    前記電線は、前記収容本体に収容されるループ部を有し、
    前記収容部は、前記ループ部を貫通するピンを有し、
    前記引出収容区間が収容された状態における前記ピンの周りの前記ループ部が、前記引出収容区間が引出された状態における前記ピンの周りの前記ループ部よりも大きい、ワイヤハーネス。
  8. 請求項7に記載のワイヤハーネスであって、
    前記プロテクタは、底部及び側壁部を有する本体部と、前記本体部の蓋となる蓋部とを含み、
    前記電線のうち前記ループ部の中間部分から前記第1開口に向かう第1延在部分と、前記ループ部の前記中間部分から前記第2開口に向かう第2延在部分とが交差する交差部において、前記第1延在部分が前記第2延在部分よりも前記本体部の側を通る、ワイヤハーネス。
  9. 請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のワイヤハーネスであって、
    前記通路部の端部は、前記第2開口に向けて徐々に断面積が大きくなる形状となっている、ワイヤハーネス。
  10. 請求項5から請求項9のいずれか1項に記載のワイヤハーネスであって、
    前記プロテクタは、車体に固定される車両固定部を含み、
    前記電線は、前記引出収容区間が前記プロテクタに収容された状態で前記プロテクタの前記第2開口の外側に位置する外側区間を有し、
    前記電線の前記外側区間は、前記車体に対して移動可能な移動部材に固定される、ワイヤハーネス。
  11. 請求項5から請求項10のいずれか1項に記載のワイヤハーネスであって、
    前記電線と前記コルゲートチューブとは、前記リブよりも前記第2開口側において粘着テープが巻かれて固定されている、ワイヤハーネス。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のワイヤハーネスであって、
    前記リブの前記延出部からの突出寸法は、前記コルゲートチューブにおける前記小径筒部から前記大径筒部までの高さ以下である、ワイヤハーネス。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のワイヤハーネスであって、
    前記電線の延在方向において、前記リブは前記小径筒部の外側の前記凹部と同じかそれよりも小さい、ワイヤハーネス。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のワイヤハーネスであって、
    前記電線の外径は前記コルゲートチューブの内径よりも細く、
    前記コルゲートチューブは周方向の一端部と他端部とが径方向に互いに重なるように変形し、前記締付部材によって当該変形状態が維持されている、ワイヤハーネス。
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