JP2023038056A - 架台ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】架台ユニットの小型化を図る。【解決手段】架台ユニット100は、複数の開口110aに対応して設けられ、開口110aを開放する開姿勢と開口110aを閉鎖する閉姿勢とに姿勢変更する扉部材111aと、扉部材111aの姿勢変更のために扉部材111aを駆動する扉駆動部111bと、を備えている。扉駆動部111bは、駆動源M1と、駆動源M1の駆動力を複数の扉部材111aに伝達する伝達機構N1と、を備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、天板部と、前記天板部を下方から支持する支持脚部と、物品を支持する物品支持部と、を備えた架台ユニットに関する。
例えば、実公平05-020725号公報(特許文献1)には、規定の方向に沿って物品を搬送する搬送装置を備えた架台ユニットが開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示される符号は、特許文献1のものである。
特許文献1に開示された架台ユニットは、規定の方向に沿って物品を搬送するトレイプレート(1)と、トレイプレート(1)の側方に設けられたシュート板(2)と、シュート板(2)の下端に連続して設けられた開閉テーブル(3)と、を備えている。トレイプレート(1)によって搬送された物品は、トレイプレート(1)の傾動によりシュート板(2)に放出され、シュート板(2)を滑り落ちて、開閉テーブル(3)上に載置される。そして、開閉テーブル(3)の上に載置された物品は、開閉テーブル(3)が開くと下方へ落下し、その直下に配置されているケース(5)の内部に収納される。開閉テーブル(3)は、駆動源(17)の駆動力によって開閉するように構成されている。
実公平05-020725号公報
ところで、特許文献1に開示された架台ユニットには、複数の開閉テーブル(3)が設けられている。複数の開閉テーブル(3)のそれぞれには、上述のように、トレイプレート(1)及びシュート板(2)によって物品が搬送されるようになっている。そして、複数の開閉テーブル(3)のそれぞれに対応して、各開閉テーブル(3)を動作させるための駆動源(17)が設けられている。すなわち、特許文献1に開示された架台ユニットには、複数の開閉テーブル(3)と同数の駆動源(17)が設けられている。そのため従来では、複数の駆動源(17)を配置するためのスペースを確保する必要があり、そのことが、架台ユニットを大型化させる要因となっていた。
上記実状に鑑みて、架台ユニットの小型化を図ることが望まれている。
天板部と、前記天板部を下方から支持する支持脚部と、物品を支持する物品支持部と、を備えた架台ユニットであって、
前記天板部には、物品搬送車が走行する通路が設けられた通路領域と、前記物品搬送車から前記物品を受け入れる受入部が複数設けられた受入領域と、が設けられ、
複数の前記受入部のそれぞれは、前記天板部を上下方向に貫通する開口を備え、
前記物品支持部は、前記受入部により受け入れられて前記開口を通過した前記物品を、前記天板部よりも下方において支持するように構成され、
複数の前記開口に対応して設けられ、前記開口を開放する開姿勢と前記開口を閉鎖する閉姿勢とに姿勢変更する扉部材と、前記扉部材の前記姿勢変更のために前記扉部材を駆動する扉駆動部と、を更に備え、
前記扉駆動部は、駆動源と、前記駆動源の駆動力を複数の前記扉部材に伝達する伝達機構と、を備える。
本構成によれば、扉部材が閉姿勢の状態では、受入部に受け入れられた物品は当該扉部材の上に載置されることになる。そのため、この扉部材の上に1つ以上の物品を貯留することができる。そして、扉部材が開姿勢の状態では、扉部材の上に載置された1つ以上の物品が、開口を通過して物品支持部に支持される。そのため、例えば物品の仕分けを行う場合に、本構成の架台ユニットを好適に利用することができる。そして、本構成によれば、上述の扉部材が、複数の開口に対応して複数設けられており、これら複数の扉部材は、扉駆動部によって駆動される。扉駆動部は、駆動源と、この駆動源の駆動力を複数の扉部材に伝達する伝達機構と、を備えていることから、1つの駆動源によって複数の扉部材を駆動することが可能となっている。従って、本構成によれば、扉部材の数に対して駆動源の数を少なくすることができ、その分、駆動源を配置するためのスペースを小さくして、架台ユニット全体として小型化を図ることができる。
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
架台ユニットを備えた物品搬送設備の平面図 搬送部による容器の搬送経路を示す説明図 物品搬送車によって物品が受入部へ移載される様子を示す走行方向視図 物品が受入部からコンベヤユニットへ投下される様子を示す走行方向視図 第1ユニットの斜視図 閉鎖姿勢の扉部材を下から見た図 開放姿勢の扉部材を下から見た図 第1駆動源により発生する駆動力の伝達経路を示す図
以下、架台ユニットが、物品の仕分け及び搬送を行う物品搬送設備に備えられている場合を例示して、架台ユニットの実施形態について説明する。
〔物品搬送設備の概要〕
図1に示すように、物品搬送設備Fは、物品Wを搬送する物品搬送車Vと、物品搬送車Vが走行する走行面Ffと、搬送対象の物品Wを物品搬送車Vに供給する物品供給部9と、物品搬送車Vによって搬送された物品Wを受け取る受取部Iと、を備えている。走行面Ffは、平面状に広がるように形成されている。走行面Ffには、物品搬送車Vが走行するための通路R(図3等参照)が規定されている。受取部Iは、走行面Ffにおける複数箇所に設けられており、物品搬送車Vにより搬送された物品Wを受け取るように構成されている。本実施形態では、複数箇所に設けられた受取部Iのそれぞれは、走行面Ffよりも下方に物品Wを導く受取口Iaを備えている。
図2に示すように、物品搬送設備Fは、少なくとも1つの物品Wを収容するための容器Cを搬送する搬送部Tと、物品Wが収容されていない空の容器C(以下、「空容器Ce」と称する。)を供給する空容器供給部8と、少なくとも1つの物品Wが収容された容器C(以下、「実容器Cf」と称する。)を出荷する出荷部7と、を備えている。搬送部Tは、走行面Ff(図1参照)よりも下方に配置されている。本実施形態では、搬送部Tは、空容器供給部8から供給された空容器Ceを搬入する空容器搬入部80と、受取部Iにおいて受け取られた物品Wを収容した実容器Cfを搬出する実容器搬出部70と、空容器搬入部80と実容器搬出部70とを接続するように設けられた受入搬送部Tiと、を備えている。本実施形態では、搬送部Tは、複数の受入搬送部Tiを備えており、複数の受入搬送部Tiのそれぞれが、空容器搬入部80と実容器搬出部70とを接続するように設けられている。本例では、複数の受入搬送部Tiは、平面視で平行に並んで配置されている。本実施形態では、空容器搬入部80、実容器搬出部70、及び複数の受入搬送部Tiは、コンベヤにより構成されている。
図1及び図2に示すように、受取部Iは、受入搬送部Tiに対して平面視で重複するように配置されている。そして、受入搬送部Tiにおける受取部Iに対応する位置には、容器Cが配置される。これにより、受取部Iにおいて物品搬送車Vから受け取られた物品Wは、受取口Iaを通って走行面Ffよりも下方へ導かれた後、受入搬送部Tiに配置された容器Cに収容される(図3及び図4も参照)。本実施形態では、複数の受入搬送部Tiのそれぞれに対応して、複数の受取部Iが並んで配置されている。そして、複数の受取部Iのそれぞれに対応する位置、より詳細には、複数の受取部Iのそれぞれの直下の位置に、容器Cが配置される。
本実施形態では、空容器搬入部80は、1つの受入搬送部Tiに対応して配置された受取部Iの数と同じ数の容器Cを容器群として、当該容器群単位で複数の容器Cを同期させて搬送するように構成されている。受入搬送部Ti及び実容器搬出部70についても同様に、上記容器群単位で複数の容器Cを同期させて搬送するように構成されている。図示の例では、1つの受入搬送部Tiに対応して21個の受取部Iが設けられており、空容器搬入部80及び実容器搬出部70は、21個の容器Cを容器群として、当該容器群単位で21個の容器Cを同期させて搬送している。この場合、受入搬送部Tiは、容器群を構成する21個の容器Cの全てに物品Wが収容された後に、当該21個の容器Cを搬送する。
この物品搬送設備Fでは、例えば、複数の受取部Iのうち、物品Wの種類、数量、出荷先などの仕分け情報に基づいて指定された特定の受取部Iにおいて物品Wが受け取られることによって、複数の物品Wが仕分けられる。仕分けられた物品Wは、容器Cに収容されて、搬送部Tによって搬送される。
本実施形態では、物品搬送設備Fは、受取口Iaの開放及び閉鎖を行うシャッタSを備えている(図3及び図4参照)。シャッタSは、上記仕分け情報に基づいて仕分けられるべき少なくとも1つの物品Wが受取部Iに受け取られるまで受取口Iaを閉鎖状態に維持する。そして、シャッタSは、上記仕分け情報に基づいて仕分けられるべき少なくとも1つの物品Wが受取部Iに受け取られた後に、受取口Iaを開放状態にする。これにより、物品搬送車Vによって複数の受取部Iのそれぞれに仕分けられた少なくとも1つの物品Wが、受取口Iaを通って走行面Ffよりも下方へ導かれて、受入搬送部Tiに配置された容器Cに収容される。
物品供給部9では、例えば、上記仕分け情報に基づいて、搬送先として特定の受取部Iを指定された物品Wが、作業者やロボットなどの供給主体によって、物品搬送車Vに供給される。そして、物品供給部9において物品Wの供給を受けた物品搬送車Vは、走行面Ffに規定された通路R(図3等参照)に沿って走行して、上記仕分け情報に基づいて指定された受取部Iへ当該物品Wを搬送する。
複数の受取部Iのそれぞれの周囲には、各受取部Iに対応する位置を示す位置情報を保持した位置情報保持部(不図示)が設けられている。物品搬送車Vは、搬送先として指定された特定の受取部Iへ向かって走行し、当該受取部Iに対応する位置情報保持部に保持された位置情報を位置情報検出部(不図示)によって検出することで、その位置に停止して(或いは低速走行の状態で)当該受取部Iに物品Wを引き渡す。位置情報保持部としては、例えば、位置情報を表示したバーコード(例えば二次元バーコード)等の表示体、位置情報を記憶したRFIDタグ(radio frequency identifier tag)等の記憶素子、位置情報を示す信号を発信するビーコン等の信号発信器等として構成される。例えば、位置情報保持部がバーコードである場合には、位置情報検出部はバーコードリーダとして構成され、位置情報保持部がRFIDタグである場合には、位置情報検出部はRFIDリーダとして構成され、位置情報保持部がビーコンである場合には、位置情報検出部は受信機として構成される。
図1に示すように、本実施形態に係る架台ユニット100は、物品搬送設備Fの一部を構成している。図1において参照符「100」で示した部分が、架台ユニット100である。本例では、複数の架台ユニット100が、平面視で格子状に並んで配置され、1つの走行面Ffを形成している。なお、図1では、1つの架台ユニット100の区切りを分かり易くするため、1つの走行面Ffを形成する複数の架台ユニット100のうち1つに、参照符「100」を付している。
図3~図5は、1つの架台ユニット100を示している。詳細には、図3及び図4は架台ユニット100の走行方向視図であり、図5は架台ユニット100の斜視図である。以下、これらの図面を主に参照して説明を続ける。
〔物品搬送車〕
図3及び図4に示すように、物品搬送車Vは、走行面Ff(図1参照)に規定された通路Rを走行して、物品供給部9から受取部Iへ物品Wを搬送するように構成されている。以下では、通路Rに沿って物品搬送車Vが走行する方向を「走行方向X」とし、平面視で走行方向Xに直交する方向を「幅方向Y」とする。また、幅方向Yにおける一方側を「幅方向第1側Y1」とし、他方側を「幅方向第2側Y2」とする。
本実施形態では、物品搬送車Vは、車輪を有する台車本体Vaと、物品Wを支持する支持部Vbと、支持部Vbを動作させて物品Wの移載を行う移載部Vcと、を備えている。
本実施形態では、支持部Vbは、物品Wを載置するように構成されている。本例では、支持部Vbは、板状に形成されており、その上面に物品Wが載置される。また、本例では、支持部Vbは、台車本体Vaの上部に設けられており、台車本体Vaに対して走行方向Xに沿う軸心まわりに揺動するように構成されている。
移載部Vcは、モータ等の駆動源を含んで構成されている。本実施形態では、移載部Vcは、支持部Vbを台車本体Vaに対して走行方向Xに沿う軸心まわりに揺動させるように構成されている。そして、図3に示すように、移載部Vcは、支持部Vbを幅方向Yに傾斜させることによって支持部Vb上で物品Wを幅方向Yに滑らせ、物品搬送車Vに対して幅方向Yの外側に配置された移載箇所へ当該物品Wを移載するように構成されている。本例では、移載部Vcは、支持部Vbを揺動させることにより、物品搬送車Vに対して幅方向第1側Y1及び幅方向第2側Y2のそれぞれに配置された受取部I(移載箇所)に対して、物品Wを引き渡すように構成されている。なお、図3は、物品搬送車Vに対して幅方向第1側Y1に配置された受取部Iへ物品Wを移載している様子を示している。
〔架台ユニット〕
架台ユニット100は、天板部1と、天板部1を下方から支持する支持脚部2と、物品Wを支持する物品支持部3と、を備えている。天板部1は、支持脚部2の上部に連結されており、床面から上方に距離を置いた位置に配置されている。物品支持部3は、天板部1よりも下方に配置されている。本実施形態では、物品支持部3は、物品Wを載置した状態で、規定の搬送方向に沿って物品Wを搬送するコンベヤユニットである。詳細は後述する。
天板部1には、物品搬送車Vが走行する通路Rが設けられた通路領域A0と、物品搬送車Vから物品Wを受け入れる第1受入部110(「受入部」に相当する。)が複数設けられた第1受入領域A1(「受入領域」に相当する。)と、が設けられている。本実施形態では、天板部1には、第1受入領域A1とは別に、物品搬送車Vから物品Wを受け入れる第2受入部120が複数設けられた第2受入領域A2が設けられている。そして、第1受入領域A1と第2受入領域A2とは、通路領域A0を挟んで幅方向Yの両側に分かれて配置されている。ここでは、第1受入領域A1が、通路領域A0に対して幅方向第1側Y1に配置され、第2受入領域A2が、通路領域A0に対して幅方向第2側Y2に配置されている。なお、第1受入部110及び第2受入部120は、物品搬送車Vによって搬送された物品Wを受け取る部分であり、上述の受取部Iに含まれる。
本実施形態では、天板部1は、通路領域A0を構成する通路天板部材10と、第1受入領域A1を構成する第1天板部材11と、第2受入領域A2を構成する第2天板部材12と、を備えている。すなわち本例では、通路天板部材10に物品搬送車Vの通路Rが設けられており、第1天板部材11に第1受入部110が設けられており、第2天板部材12に第2受入部120が設けられている。
第1天板部材11は、通路天板部材10に対して幅方向第1側Y1に配置されている。第2天板部材12は、通路天板部材10に対して幅方向第2側Y2に配置されている。そして、通路天板部材10は、第1天板部材11と第2天板部材12とを幅方向Yに連結するように構成されている。通路天板部材10と第1天板部材11とは、ボルト等の締結部材によって着脱自在に連結されている。同様に、通路天板部材10と第2天板部材12とは、ボルト等の締結部材によって着脱自在に連結されている。
図5に示すように、本実施形態では、第1受入領域A1には、複数の第1受入部110が走行方向Xに沿って並んで配置されている。また、第2受入領域A2には、複数の第2受入部120が走行方向Xに沿って並んで配置されている。本例では、第1受入領域A1に設けられた第1受入部110の数と、第2受入領域A2に設けられた第2受入部120の数とは、同じになっている。図示の例では、1つの天板部1に3つの第1受入部110が第1受入領域A1に設けられ、それと同数の3つの第2受入部120が第2受入領域A2に設けられている。また本例では、複数の第1受入部110のそれぞれに対して走行方向Xの同じ位置に、第2受入部120が配置されている。これにより、物品搬送車Vは、通路Rにおける移載位置で停止した状態において、第1受入部110及び第2受入部120の何れに対しても物品Wを移載することが可能となっている。
図3及び図4に示すように、複数の第1受入部110のそれぞれは、天板部1を上下方向に貫通する第1開口110a(「開口」に相当する。)を備えている。本例では、第1開口110aは、第1天板部材11を上下方向に貫通するように形成されている。複数の第2受入部120のそれぞれは、天板部1を上下方向に貫通する第2開口120aを備えている。本例では、第2開口120aは、第2天板部材12を上下方向に貫通するように形成されている。これらの第1開口110a及び第2開口120aは、物品搬送車Vから物品Wを受け入れる開口であり、上述の受取口Iaに含まれる。なお、本例では、第1開口110a及び第2開口120aには、物品搬送車Vによって物品Wが投入(移載)される。
上述のように、本実施形態では、複数の第1受入部110が走行方向Xに沿って並んで配置されている。また、複数の第2受入部120が走行方向Xに沿って並んで配置されている。そのため、複数の第1開口110aが走行方向Xに沿って並んで配置されている。また、複数の第2開口120aが走行方向Xに沿って並んで配置されている。そして、複数の第1開口110aのそれぞれに対して走行方向Xの同じ位置に、第2開口120aが配置されている。換言すれば、互いに対応する第1開口110aと第2開口120aとは、幅方向Yに沿って並んで配置されている。
本実施形態では、第1受入部110は、物品搬送車Vから受け入れた物品Wを第1開口110aへ導く第1案内部材110bを備えている。第2受入部120は、物品搬送車Vから受け入れた物品Wを第2開口120aへ導く第2案内部材120bを備えている。これにより、物品搬送車Vからの物品Wの受け入れを適切に行うことができる。
本実施形態では、第1案内部材110bは、第1開口110aに対して幅方向第2側Y2に隣接して配置されると共に、幅方向第2側Y2から幅方向第1側Y1へ向かうに従って下方に傾斜する傾斜部110b1を備えている。傾斜部110b1は、第1開口110aよりも上側かつ幅方向第2側Y2の位置で物品搬送車Vから受け入れた物品Wを、下側かつ幅方向第1側Y1へ向かって移動させるように案内し、第1開口110aへ導く。
図3~図5に示すように、本実施形態では、第1案内部材110bは、物品搬送車Vから受け入れた物品Wを走行方向Xにおける適正位置に導く一対の案内壁部110b2を備えている。一対の案内壁部110b2は、第1開口110aに対して幅方向第2側Y2に隣接した位置において、互いに走行方向Xに離間して配置されている。本例では、一対の案内壁部110b2は、幅方向第2側Y2から幅方向第1側Y1へ向かうに従って互いの走行方向Xの間隔が小さくなるテーパ状に配置されている。より詳細には、一対の案内壁部110b2における幅方向第2側Y2の端部同士の走行方向Xの間隔は、第1開口110aの走行方向Xの寸法よりも大きく、一対の案内壁部110b2における幅方向第1側Y1の端部同士の走行方向Xの間隔は、第1開口110aの走行方向Xの寸法と同等(或いは、それ以下)となっている。これにより、物品搬送車Vから受け入れた物品Wを適切に第1開口110aへ導くことができる。本例では、案内壁部110b2は、傾斜部110b1における走行方向Xの両端部のそれぞれに接続されていると共に、上下方向に沿って延在するように形成されている。
更に、本実施形態では、第1案内部材110bは、第1開口110aの周囲を囲む周壁部110b3を備えている。周壁部110b3は、第1開口110aの周囲から上方に立ち上がるように形成されている。これにより、物品搬送車Vから受け入れた物品Wが第1開口110aの外部へはみ出さないようにでき、当該物品Wを適切に第1開口110aへ導くことができる。このように、第1案内部材110bは、物品Wを第1開口110aへ案内するシュートとして機能する。
第2案内部材120bについても、第1案内部材110bと同様に構成されている。すなわち、本実施形態では、第2案内部材120bは、第2開口120aに対して幅方向第1側Y1に隣接して配置されると共に、幅方向第1側Y1から幅方向第2側Y2へ向かうに従って下方に傾斜する傾斜部120b1を備えている。傾斜部120b1は、第2開口120aよりも上側かつ幅方向第1側Y1の位置で物品搬送車Vから受け入れた物品Wを、下側かつ幅方向第2側Y2へ向かって移動させるように案内し、第2開口120aへ導く。
本実施形態では、第2案内部材120bは、物品搬送車Vから受け入れた物品Wを走行方向Xにおける適正位置に導く一対の案内壁部120b2を備えている。一対の案内壁部120b2は、第2開口120aに対して幅方向第1側Y1に隣接した位置において、互いに走行方向Xに離間して配置されている。本例では、一対の案内壁部120b2は、幅方向第1側Y1から幅方向第2側Y2へ向かうに従って互いの走行方向Xの間隔が小さくなるテーパ状に配置されている。より詳細には、一対の案内壁部120b2における幅方向第1側Y1の端部同士の走行方向Xの間隔は、第2開口120aの走行方向Xの寸法よりも大きく、一対の案内壁部120b2における幅方向第2側Y2の端部同士の走行方向Xの間隔は、第2開口120aの走行方向Xの寸法と同等(或いは、それ以下)となっている。これにより、物品搬送車Vから受け入れた物品Wを適切に第2開口120aへ導くことができる。本例では、案内壁部120b2は、傾斜部120b1における走行方向Xの両端部のそれぞれに接続されていると共に、上下方向に沿って延在するように形成されている。
更に、本実施形態では、第2案内部材120bは、第2開口120aの周囲を囲む周壁部120b3を備えている。周壁部120b3は、第2開口120aの周囲から上方に立ち上がるように形成されている。これにより、物品搬送車Vから受け入れた物品Wが第2開口120aの外部へはみ出さないようにでき、当該物品Wを適切に第2開口120aへ導くことができる。このように、第2案内部材120bは、物品Wを第2開口120aへ案内するシュートとして機能する。
上述のように、支持脚部2は、天板部1を下方から支持するように構成されている。支持脚部2は、平面視で第1受入領域A1と重複するように配置された第1脚部材21を備えている。本実施形態では、支持脚部2は、第1脚部材21とは別に、平面視で第2受入領域A2と重複するように配置された第2脚部材22を備えている。
第1天板部材11は、第1脚部材21により下方から支持されている。また、第2天板部材12は、第2脚部材22により下方から支持されている。本実施形態では、通路天板部材10は、第1天板部材11を介して第1脚部材21により支持されると共に、第2天板部材12を介して第2脚部材22により支持されている。すなわち本実施形態では、通路天板部材10を支持するための専用の支持部材は設けられていない。
本実施形態では、第1脚部材21は、第1天板部材11を支持する複数の支柱部材21aと、複数の支柱部材21a同士を連結する複数の梁部材21bと、を備えている。本例では、平面視で矩形状に形成された第1天板部材11の四隅に対応する位置に、支柱部材21aが設けられている。すなわち、第1天板部材11に対して、少なくとも4つの支柱部材21aが設けられている。そして、第1天板部材11における走行方向Xの両端部のそれぞれに対応した位置において幅方向Yに隣り合って配置された一対の支柱部材21aを連結するように、梁部材21bが幅方向Yに沿って設けられている。すなわち本例では、一対の梁部材21bが、幅方向Yに沿う姿勢で、走行方向Xに離間して設けられている。一対の梁部材21bは、互いに同じ高さに配置されている。但し、上記のような構成に限定されることなく、第1脚部材21が備える支柱部材21a及び梁部材21bの数は、任意に設定することができる。
第2脚部材22についても、第1脚部材21と同様に構成されている。すなわち、本実施形態では、第2脚部材22は、第2天板部材12を支持する複数の支柱部材22aと、複数の支柱部材22a同士を連結する複数の梁部材22bと、を備えている。本例では、平面視で矩形状に形成された第2天板部材12の四隅に対応する位置に、支柱部材22aが設けられている。すなわち、第2天板部材12に対して、少なくとも4つの支柱部材22aが設けられている。そして、第2天板部材12における走行方向Xの両端部のそれぞれに対応した位置において幅方向Yに隣り合って配置された一対の支柱部材22aを連結するように、梁部材22bが幅方向Yに沿って設けられている。すなわち本例では、一対の梁部材22bが、幅方向Yに沿う姿勢で、走行方向Xに離間して設けられている。一対の梁部材22bは、互いに同じ高さに配置されている。但し、上記のような構成に限定されることなく、第2脚部材22が備える支柱部材22a及び梁部材22bの数は、任意に設定することができる。
物品支持部3は、第1受入部110により受け入れられて第1開口110aを通過した物品Wを、天板部1よりも下方において支持するように構成されている。本実施形態では、物品支持部3は、容器Cを支持するように構成されており、物品Wが収容されていない空容器Ceまたは物品Wが収容された実容器Cfを支持可能となっている。すなわち本例では、物品支持部3は、容器Cを介して、間接的に物品Wを支持するように構成されている。
上述のように、物品支持部3は、天板部1よりも下方に配置されている。従って、コンベヤユニットとされる物品支持部3は、天板部1よりも下方において、物品Wを搬送するように構成されている。本実施形態では、物品支持部3は、容器Cを搬送することにより、当該容器Cに収容された物品Wを搬送するように構成されている。本例では、物品支持部3は、搬送部T(図2も参照)の一部として構成されており、空容器搬入部80と実容器搬出部70との搬送経路の間に設けられている。
物品支持部3は、第1開口110aの直下を通るように配置されていると共に、第1脚部材21により支持されている。本実施形態では、物品支持部3は、第1開口110aの直下を通るように配置されていると共に第1脚部材21により支持されている部分に加えて、第2開口120aの直下を通るように配置されていると共に第2脚部材22により支持されている部分を備えている。
本実施形態では、物品支持部3は、第1コンベヤ31と第2コンベヤ32とを備えている。そして、第1コンベヤ31は、複数の第1受入部110のそれぞれにおける第1開口110aの直下を通るように配置されていると共に、第1脚部材21により支持されている。そのために、本例では、第1コンベヤ31は、複数の第1受入部110が並ぶ配列方向(本例では走行方向X)に沿って配置されており、第1脚部材21及び第2脚部材22のうち第1脚部材21のみによって支持されている。第2コンベヤ32は、複数の第2受入部120のそれぞれにおける第2開口120aの直下を通るように配置されていると共に、第2脚部材22により支持されている。そのために、本例では、第2コンベヤ32は、複数の第2受入部120が並ぶ配列方向(本例では走行方向X)に沿って配置されており、第1脚部材21及び第2脚部材22のうち第2脚部材22のみによって支持されている。
本実施形態では、第1コンベヤ31は、受入搬送部Tiの一部を構成しており、複数の容器Cを走行方向Xに沿って並べて配置可能となっている(図2も参照)。詳細には、第1コンベヤ31は、第1受入部110における第1開口110aに対応する位置に、空容器搬入部80から搬入される容器C(空容器Ce)を配置可能に構成されている。本例では、第1コンベヤ31は、複数の第1開口110a(第1受入部110)のそれぞれに対して平面視で重複する位置に、容器C(空容器Ce)を配置するように構成されている。そして、第1コンベヤ31は、第1受入部110により受け入れられた物品Wが容器Cに収容されると、当該容器C(実容器Cf)を搬送する。本例では、第1コンベヤ31は、走行方向Xに沿って並べて配置された全ての容器Cに、上記仕分け情報に基づいて仕分けられた物品Wが収容された後、当該全ての容器Cをまとめて搬送する。
図3及び図4に示すように、本実施形態では、第1コンベヤ31は、搬送部材31aと、搬送部材31aを支持する搬送支持部材31bと、を備えている。本例では、第1コンベヤ31は、ローラコンベヤにより構成されており、搬送部材31aは、ローラにより構成されている。そして、搬送支持部材31bは、搬送部材31aが連結されるフレームにより構成されている。本例では、搬送支持部材31bは、搬送部材31aとしてのローラを回転自在に支持している。
本実施形態では、第1コンベヤ31は、第1脚部材21の梁部材21bに支持されている。具体的には、第1コンベヤ31は、第1脚部材21の梁部材21bに載置された状態で支持されている。本例では、第1コンベヤ31における搬送支持部材31bが、第1脚部材21の梁部材21bに対して上方から当接した状態で、当該梁部材21bに固定されている。このような構成により、架台ユニット100に対する第1コンベヤ31の取り付けを容易に行うことができる。
第2コンベヤ32についても、第1コンベヤ31と同様に構成されている。すなわち、本実施形態では、第2コンベヤ32は、受入搬送部Tiの一部を構成しており、複数の容器Cを走行方向Xに沿って並べて配置可能となっている(図2も参照)。詳細には、第2コンベヤ32は、第2受入部120における第2開口120aに対応する位置に、空容器搬入部80から搬入される容器C(空容器Ce)を配置可能に構成されている。本例では、第2コンベヤ32は、複数の第2開口120a(第2受入部120)のそれぞれに対して平面視で重複する位置に、容器C(空容器Ce)を配置するように構成されている。そして、第2コンベヤ32は、第2受入部120により受け入れられた物品Wが容器Cに収容されると、当該容器C(実容器Cf)を搬送する。本例では、第2コンベヤ32は、走行方向Xに沿って並べて配置された全ての容器Cに、上記仕分け情報に基づいて仕分けられた物品Wが収容された後、当該全ての容器Cをまとめて搬送する。
図3及び図4に示すように、本実施形態では、第2コンベヤ32は、搬送部材32aと、搬送部材32aを支持する搬送支持部材32bと、を備えている。本例では、第2コンベヤ32は、ローラコンベヤにより構成されており、搬送部材32aは、ローラにより構成されている。そして、搬送支持部材32bは、搬送部材32aが連結されるフレームにより構成されている。本例では、搬送支持部材32bは、搬送部材32aとしてのローラを回転自在に支持している。
本実施形態では、第2コンベヤ32は、第2脚部材22の梁部材22bに支持されている。具体的には、第2コンベヤ32は、第2脚部材22の梁部材22bに載置された状態で支持されている。本例では、第2コンベヤ32における搬送支持部材32bが、第2脚部材22の梁部材22bに対して上方から当接した状態で、当該梁部材22bに固定されている。このような構成により、架台ユニット100に対する第2コンベヤ32の取り付けを容易に行うことができる。
本実施形態では、架台ユニット100は、第1開口110aの開放及び閉鎖を行う第1シャッタ111と、第2開口120aの開放及び閉鎖を行う第2シャッタ121と、を備えている。なお、第1シャッタ111及び第2シャッタ121は、上述のシャッタSに相当する。換言すれば、シャッタSは、第1シャッタ111と第2シャッタ121とを含む。なお、本例では、第1シャッタ111は、第1脚部材21に連結されている。また、第2シャッタ121は、第2脚部材22に連結されている。
図6及び図7に示すように、架台ユニット100は、複数の第1開口110aに対応して設けられ、第1開口110aを開放する開姿勢と第1開口110aを閉鎖する閉姿勢とに姿勢変更する第1扉部材111a(「扉部材」に相当する。)と、第1扉部材111aの姿勢変更のために第1扉部材111aを駆動する第1扉駆動部111b(「扉駆動部」に相当する。)と、を備えている。第1扉駆動部111bは、第1駆動源M1(「駆動源」に相当する。)と、第1駆動源M1の駆動力を複数の第1扉部材111aに伝達する第1伝達機構N1(「伝達機構」に相当する。)と、を備えている。本実施形態では、第1扉部材111a及び第1扉駆動部111bは、第1シャッタ111の構成要素とされている。また本例では、第1駆動源M1は、モータにより構成されている。
架台ユニット100は、複数の第2開口120aに対応して設けられ、第2開口120aを開放する開姿勢と第2開口120aを閉鎖する閉姿勢とに姿勢変更する第2扉部材121aと、第2扉部材121aの姿勢変更のために第2扉部材121aを駆動する第2扉駆動部121bと、を備えている。第2扉駆動部121bは、第2駆動源M2と、第2駆動源M2の駆動力を複数の第2扉部材121aに伝達する第2伝達機構N2と、を備えている。本実施形態では、第2扉部材121a及び第2扉駆動部121bは、第2シャッタ121の構成要素とされている。また本例では、第2駆動源M2は、モータにより構成されている。
なお、図3及び図6は、第1扉部材111a及び第2扉部材121aが閉姿勢である状態、すなわち、第1開口110a及び第2開口120aが閉鎖している状態を示している。一方、図4及び図7は、第1扉部材111a及び第2扉部材121aが開姿勢である状態、すなわち、第1開口110a及び第2開口120aが開放している状態を示している。
第1伝達機構N1は、第1駆動源M1の駆動力が出力される第1出力軸Na1(「出力軸」に相当する。)と、第1出力軸Na1に連動すると共に第1出力軸Na1に出力された駆動力を走行方向Xに沿って伝達する第1伝達軸Nb1(「伝達軸」に相当する。)と、走行方向Xに並ぶ複数の第1受入部110に対応する走行方向Xの位置において第1伝達軸Nb1に取り付けられた第1駆動部材Nc1(「駆動部材」に相当する。)と、第1扉部材111aに固定されると共に第1駆動部材Nc1に従動する第1従動部材Nd1(「従動部材」に相当する。)と、を備えている。
本実施形態では、第1伝達軸Nb1は、第1駆動源M1に連結されており、第1駆動源M1の駆動力を第1伝達機構N1の他の部分に出力する機能を有している。すなわち本実施形態では、第1伝達軸Nb1は、第1出力軸Na1を兼ねている。これにより、第1伝達機構N1の構造を簡略にすることができる。
第1伝達軸Nb1は、走行方向Xに沿って延在するように配置されている。第1伝達軸Nb1における走行方向Xの複数箇所に、第1駆動部材Nc1が連結されている。本実施形態では、第1駆動部材Nc1は、スプロケットにより構成されており、第1従動部材Nd1は、当該スプロケットに係合するチェーンにより構成されている。但し、本例では、チェーンは無端状に連結されたものではなく、第1扉部材111aに沿って直線状に配置された状態で用いられる。なお、このような構成に限定されることなく、例えば、第1駆動部材Nc1がピニオンにより構成され、第1従動部材Nd1がラックにより構成されていても良い。或いは、第1駆動部材Nc1がプーリにより構成され、第1従動部材Nd1がベルトにより構成されていても良い。
本実施形態では、第1従動部材Nd1は、幅方向Yに沿って配置されている。ここで、本例では、第1扉部材111aは、第1本体部111a1と、第1本体部111a1に連結され、第1従動部材Nd1が固定される第1固定部111a2と、を備えている。第1固定部111a2は、第1本体部111a1から幅方向第2側Y2に突出する部分を有している。第1従動部材Nd1は、第1固定部111a2における第1本体部111a1から幅方向第2側Y2に突出する部分に沿って、当該第1固定部111a2に固定されている。
本実施形態では、第1扉部材111aは、幅方向Yに沿ってスライド移動することによって姿勢変更を行うように構成されている。具体的には、第1駆動源M1の駆動力により第1伝達軸Nb1が回転することで、第1駆動部材Nc1(本例ではスプロケット)が回転する。そして、第1駆動部材Nc1に係合する第1従動部材Nd1(本例ではチェーン)が、第1駆動部材Nc1の回転に伴って、幅方向Yに移動する。第1従動部材Nd1は、第1扉部材111aに対して固定されているため、第1従動部材Nd1が幅方向Yに移動することにより、第1扉部材111aも幅方向Yに移動する。これにより、第1扉部材111aは、幅方向Yに沿ってスライド移動する。そして、第1扉部材111aは、幅方向Yに沿ってスライド移動することにより、第1開口110aを開放する開姿勢と第1開口110aを閉鎖する閉姿勢とに姿勢変更するように構成されている。上記構成により、第1扉部材111aの動作範囲が上下方向に大きくなることを抑制でき、架台ユニット100全体として上下方向の小型化を図ることができる。
図4及び図7に示すように、本実施形態では、第1扉部材111aは、開姿勢では、天板部1よりも下方であって平面視で通路領域A0と重複するように配置される。これにより、天板部1よりも下方であって平面視で通路領域A0と重複するスペースを利用して、開姿勢の第1扉部材111aを収納することができる。従って、架台ユニット100の小型化を図ることができる。第1扉部材111aが開姿勢の状態において、少なくとも、第1固定部111a2における第1本体部111a1からの幅方向突出部分が、平面視で通路領域A0と重複している。本実施形態では、第1扉部材111aが開姿勢の状態において、第1扉部材111aの全体が、平面視で通路領域A0と重複している。
第2伝達機構N2は、第2駆動源M2の駆動力が出力される第2出力軸Na2と、第2出力軸Na2に連動すると共に第2出力軸Na2に出力された駆動力を走行方向Xに沿って伝達する第2伝達軸Nb2と、走行方向Xに並ぶ複数の第2受入部120に対応する走行方向Xの位置において第2伝達軸Nb2に取り付けられた第2駆動部材Nc2と、第2扉部材121aに固定されると共に第2駆動部材Nc2に従動する第2従動部材Nd2と、を備えている。
本実施形態では、第2伝達軸Nb2は、第2駆動源M2に連結されており、第2駆動源M2の駆動力を第2伝達機構N2の他の部分に出力する機能を有している。すなわち本実施形態では、第2伝達軸Nb2は、第2出力軸Na2を兼ねている。これにより、第2伝達機構N2の構造を簡略にすることができる。
第2伝達軸Nb2は、走行方向Xに沿って延在するように配置されている。第2伝達軸Nb2における走行方向Xの複数箇所に、第2駆動部材Nc2が連結されている。本実施形態では、第2駆動部材Nc2は、スプロケットにより構成されており、第2従動部材Nd2は、当該スプロケットに係合するチェーンにより構成されている。但し、本例では、第1従動部材Nd1と同様に、チェーンは無端状に連結されたものではなく、第2扉部材121aに沿って直線状に配置された状態で用いられる。なお、このような構成に限定されることなく、例えば、第2駆動部材Nc2がピニオンにより構成され、第2従動部材Nd2がラックにより構成されていても良い。或いは、第2駆動部材Nc2がプーリにより構成され、第2従動部材Nd2がベルトにより構成されていても良い。
本実施形態では、第2従動部材Nd2は、幅方向Yに沿って配置されている。ここで、本例では、第2扉部材121aは、第2本体部121a1と、第2本体部121a1に連結され、第2従動部材Nd2が固定される第2固定部121a2と、を備えている。第2固定部121a2は、第2本体部121a1から幅方向第1側Y1に突出する部分を有している。第2従動部材Nd2は、第2固定部121a2における第2本体部121a1から幅方向第1側Y1に突出する部分に沿って、当該第2固定部121a2に固定されている。
本実施形態では、第2扉部材121aは、幅方向Yに沿ってスライド移動することによって姿勢変更を行うように構成されている。具体的には、第2駆動源M2の駆動力により第2伝達軸Nb2が回転することで、第2駆動部材Nc2(本例ではスプロケット)が回転する。そして、第2駆動部材Nc2に係合する第2従動部材Nd2(本例ではチェーン)が、第2駆動部材Nc2の回転に伴って、幅方向Yに移動する。第2従動部材Nd2は、第2扉部材121aに対して固定されているため、第2従動部材Nd2が幅方向Yに移動することにより、第2扉部材121aも幅方向Yに移動する。これにより、第2扉部材121aは、幅方向Yに沿ってスライド移動する。そして、第2扉部材121aは、幅方向Yに沿ってスライド移動することにより、第2開口120aを開放する開姿勢と第2開口120aを閉鎖する閉姿勢とに姿勢変更するように構成されている。上記構成により、第2扉部材121aの動作範囲が上下方向に大きくなることを抑制でき、架台ユニット100全体として上下方向の小型化を図ることができる。
図4及び図7に示すように、本実施形態では、第2扉部材121aは、開姿勢では、天板部1よりも下方であって平面視で通路領域A0と重複するように配置される。これにより、天板部1よりも下方であって平面視で通路領域A0と重複するスペースを利用して、開姿勢の第2扉部材121aを収納することができる。従って、架台ユニット100の小型化を図ることができる。第2扉部材121aが開姿勢の状態において、少なくとも、第2固定部121a2における第2本体部121a1からの幅方向突出部分が、平面視で通路領域A0と重複している。本実施形態では、第2扉部材121aが開姿勢の状態において、第2扉部材121aの全体が、平面視で通路領域A0と重複している。
図4及び図7に示すように、本実施形態では、第1扉部材111a及び第2扉部材121aの双方が開姿勢で、第1従動部材Nd1と第2従動部材Nd2とが、走行方向Xにおける異なる位置に配置されると共に、走行方向Xに沿う走行方向X視で互いに重複している。このような構成により、第1扉部材111aと第2扉部材121aとを走行方向Xで同じ位置に配置して架台ユニット100の走行方向Xの寸法を小さくすることを可能としつつ、開姿勢の第1扉部材111aに固定された第1従動部材Nd1と開姿勢の第2扉部材121aに固定された第2従動部材Nd2とが互いに干渉しないようにできる。
上記構成について詳細に説明すると、走行方向Xにおける同じ位置に配置されると共に互いに対応する第1扉部材111aと第2扉部材121aとの双方が開姿勢で、当該第1扉部材111aの第1従動部材Nd1と当該第2扉部材121aの第2従動部材Nd2とが、走行方向Xにおける異なる位置に配置される。そして、これら第1従動部材Nd1の少なくとも一部と第2従動部材Nd2の少なくとも一部とが、幅方向Yの同じ範囲に配置され、走行方向Xに沿う走行方向X視で互いに重複する。本例では、第1扉部材111a及び第2扉部材121aの双方が開姿勢で、第1従動部材Nd1が固定される第1固定部111a2の一部と、第2従動部材Nd2が固定される第2固定部121a2の一部とが、走行方向X視で互いに重複している。これにより、架台ユニット100の更なる小型化を図ることができている。
本実施形態では、互いに対応する第1扉部材111a及び第2扉部材121aの双方が開姿勢で、第1従動部材Nd1における幅方向第2側Y2の端部が、第2従動部材Nd2における幅方向第1側Y1の端部よりも、幅方向第2側Y2に配置される。換言すれば、第2従動部材Nd2における幅方向第1側Y1の端部が、第1従動部材Nd1における幅方向第2側Y2の端部よりも、幅方向第1側Y1に配置される。これにより、第1従動部材Nd1の少なくとも一部と第2従動部材Nd2の少なくとも一部とが、幅方向Yの同じ範囲に配置され、走行方向Xに沿う走行方向X視で互いに重複する構成となっている。
なお、図6に示すように、互いに対応する第1扉部材111a及び第2扉部材121aの双方が閉姿勢では、第1従動部材Nd1における幅方向第2側Y2の端部が、第2従動部材Nd2における幅方向第1側Y1の端部よりも、幅方向第1側Y1に配置される。換言すれば、第2従動部材Nd2における幅方向第1側Y1の端部が、第1従動部材Nd1における幅方向第2側Y2の端部よりも、幅方向第2側Y2に配置される。すなわち、互いに対応する第1扉部材111a及び第2扉部材121aの双方が閉姿勢では、第1従動部材Nd1の全体と第2従動部材Nd2の全体とが、幅方向Yの異なる範囲に配置される。
本実施形態では、第1固定部111a2は、第1本体部111a1における走行方向Xの中心から走行方向Xの一方側にずれた位置に配置されている。そして、第2固定部121a2は、第2本体部121a1における走行方向Xの中心から走行方向Xの他方側にずれた位置に配置されている。これにより、走行方向Xの同じ位置に配置された第1扉部材111aと第2扉部材121aとの双方が開姿勢となった場合に、第1固定部111a2に固定された第1従動部材Nd1と第2固定部121a2に固定された第2従動部材Nd2とが、干渉しないようになっている。
本実施形態では、第1扉部材111aと第2扉部材121aとは、同じ部材により構成されている。すなわち本例では、第1扉部材111aを構成する部材が、水平面内で180°旋回して配置されることで、第2扉部材121aとなる。反対に、第2扉部材121aを構成する部材が、水平面内で180°旋回して配置されることで、第1扉部材111aとなる。このように、第1扉部材111aと第2扉部材121aとが、同じ部材により構成されているため、架台ユニット100を比較的安価に実現することが可能となる。
本実施形態では、架台ユニット100は、第1伝達機構N1を伝わるトルクが設定値を超えないように制限するトルクリミッタTLを備えている。本例では、トルクリミッタTLは、動力伝達経路における第1伝達軸Nb1から第1駆動部材Nc1の間に設けられている(図8も参照)。例えば、トルクリミッタTLは、第1伝達機構N1を伝わるトルクが上記設定値となった場合に、第1伝達軸Nb1と第1駆動部材Nc1との間で滑りを発生させて、第1伝達軸Nb1から第1駆動部材Nc1へ伝達されるトルクを現状よりも小さく(或いはゼロに)する。すなわち本例では、トルクリミッタTLは、伝達トルクが設定値となった場合に滑るクラッチである。なお、上記の「設定値」は、設備の特性や実験などによって適宜定められる。
本実施形態では、トルクリミッタTLは、複数の第1駆動部材Nc1のそれぞれに対応して設けられている。図8においては図示を省略するが、本実施形態では、トルクリミッタTLは、動力伝達経路における第2伝達軸Nb2から第2駆動部材Nc2の間にも設けられている。トルクリミッタTLは、複数の第2駆動部材Nc2のそれぞれに対応して設けられている。これにより、複数の第1扉部材111a及び複数の第2扉部材121aの何れかが開閉する際に、第1伝達機構N1又は第2伝達機構N2に過大なトルクが作用した場合であっても、問題のある可能性が高い部分のみにおいて動力の伝達を遮断することができる。
図8は、第1駆動源M1の駆動力の伝達経路を概略的に示した説明図である。なお、第2駆動源M2の駆動力の伝達経路についてもこれと同様である。そのため、第2駆動源M2の駆動力の伝達経路については、図示を省略する。
図8に示すように、本実施形態では、第1伝達軸Nb1における軸方向の端部に、走行方向Xに隣接して配置された別の架台ユニット100が備える第1伝達軸Nb1と連結するための連結部Lが設けられている。これにより、第1駆動源M1の駆動力を、別の架台ユニット100の第1伝達軸Nb1に伝達することができる。従って、当該別の架台ユニット100については、第1駆動源M1を不要とできる。この場合、別の架台ユニット100の第1伝達軸Nb1は、第1出力軸Na1を兼ねない。なお、図示は省略するが、本実施形態では、第2伝達軸Nb2における軸方向の端部に、走行方向Xに隣接して配置された別の架台ユニット100が備える第2伝達軸Nb2と連結するための連結部Lが設けられている。これにより、第2駆動源M2の駆動力を、別の架台ユニット100の第2伝達軸Nb2に伝達することができる。従って、当該別の架台ユニット100については、第2駆動源M2を不要とできる。この場合、別の架台ユニット100の第2伝達軸Nb2は、第2出力軸Na2を兼ねない。連結部Lには、例えば、ユニバーサルジョイントなどの公知の各種の軸継手を用いることができる。
以上説明した構成によれば、架台ユニット100の小型化を図ることが可能となる。
〔その他の実施形態〕
次に、架台ユニットのその他の実施形態について説明する。
(1)上記の実施形態では、第1扉部材111aは、開姿勢において、天板部1よりも下方であって平面視で通路領域A0と重複するように配置される例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、例えば、第1扉部材111aは、開姿勢において、平面視で通路領域A0とは重複しないように配置されても良い。このことは、第2扉部材121aについても同様である。
(2)上記の実施形態では、第1扉部材111aが、幅方向Yに沿ってスライド移動することによって姿勢変更を行うように構成されている例について説明した。しかし、第1扉部材111aがスライド移動する方向は限定されない。また、第1扉部材111aは、例えば、揺動や回転により、姿勢変更を行うように構成されていても良い。この場合、揺動方向や回転方向についても特には限定されない。このことは、第2扉部材121aについても同様である。
(3)上記の実施形態では、第1伝達機構N1が、第1出力軸Na1と、第1伝達軸Nb1と、第1駆動部材Nc1と、第1従動部材Nd1と、を備えている例について説明した。しかし、第1伝達機構N1は、第1駆動源M1から第1扉部材111aまでの動力伝達経路を形成し得るものであれば良く、上記の各部材のうち何れかを備えていなくても良いし、或いは、上記の各部材とは異なる部材を備えていても良い。このことは、第2伝達機構N2についても同様である。
(4)上記の実施形態では、トルクリミッタTLが、第1伝達軸Nb1と第1駆動部材Nc1との間で滑りを発生させて、第1伝達軸Nb1のトルクの一部を第1駆動部材Nc1へ伝達しないように構成されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、例えば、トルクリミッタTLは、第1駆動源M1により発生するトルクが設定値を超えないように制限する制御部の制御回路や制御プログラムとして構成されていても良い。
(5)上記の実施形態では、架台ユニット100が、第1伝達機構N1を伝わるトルクが設定値を超えないように制限するトルクリミッタTLを備えている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、架台ユニット100は、このようなトルクリミッタTLを備えていなくても良い。
(6)上記の実施形態では、物品支持部3がコンベヤユニットである例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、物品支持部3は、物品Wを搬送する機能を有していなくても良い。例えば、物品支持部3は、単に物品Wを支持するだけの台や枠などであって良い。
(7)上記の実施形態では、物品支持部3が、容器Cを介して、間接的に物品Wを支持するように構成されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、物品支持部3は、直接的に物品Wを支持するように構成されていても良い。
(8)上記の実施形態では、複数の第1開口110aのそれぞれに対して走行方向Xの同じ位置に、第2開口120aが配置されている例について説明した。しかし、第2開口120aは、複数の第1開口110aのそれぞれに対して走行方向Xの異なる位置に配置されていても良い。
(9)上記の実施形態では、第1伝達軸Nb1における軸方向の端部に、走行方向Xに隣接して配置された別の架台ユニット100が備える第1伝達軸Nb1と連結するための連結部Lが設けられている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、架台ユニット100は、このような連結部Lを備えていなくても良い。この場合、別の架台ユニット100は、独自に第1駆動源M1を備え、独自で第1扉部材111aを開閉するように構成されていると良い。同様に、第2伝達軸Nb2と別の架台ユニット100の第2伝達軸Nb2とを連結するための連結部Lについても、必須ではない。
(10)上記の実施形態では、1つの架台ユニット100が1つの第1駆動源M1を備えている例について説明した。しかし、架台ユニット100は、複数の第1駆動源M1を備えていても良い。この場合であっても、複数の第1駆動源M1のそれぞれが、複数の第1扉部材111aを開閉するための駆動力を発生させる。このことは、第2駆動源M2についても同様である。
(11)上記の実施形態では、第1受入領域A1の他に第2受入領域A2が設けられ、第1受入部110の他に第2受入部120が設けられ、第1扉部材111aの他に第2扉部材121aが設けられ、第1扉駆動部111bの他に第2扉駆動部121bが設けられている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、架台ユニット100には、第2受入領域A2、第2受入部120、第2扉部材121a、及び第2扉駆動部121bは、設けられていなくても良い。
(12)なお、上述した実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
〔上記実施形態の概要〕
以下、上記において説明した架台ユニットについて説明する。
天板部と、前記天板部を下方から支持する支持脚部と、物品を支持する物品支持部と、を備えた架台ユニットであって、
前記天板部には、物品搬送車が走行する通路が設けられた通路領域と、前記物品搬送車から前記物品を受け入れる受入部が複数設けられた受入領域と、が設けられ、
複数の前記受入部のそれぞれは、前記天板部を上下方向に貫通する開口を備え、
前記物品支持部は、前記受入部により受け入れられて前記開口を通過した前記物品を、前記天板部よりも下方において支持するように構成され、
複数の前記開口に対応して設けられ、前記開口を開放する開姿勢と前記開口を閉鎖する閉姿勢とに姿勢変更する扉部材と、前記扉部材の前記姿勢変更のために前記扉部材を駆動する扉駆動部と、を更に備え、
前記扉駆動部は、駆動源と、前記駆動源の駆動力を複数の前記扉部材に伝達する伝達機構と、を備える。
本構成によれば、扉部材が閉姿勢の状態では、受入部に受け入れられた物品は当該扉部材の上に載置されることになる。そのため、この扉部材の上に1つ以上の物品を貯留することができる。そして、扉部材が開姿勢の状態では、扉部材の上に載置された1つ以上の物品が、開口を通過して物品支持部に支持される。そのため、例えば物品の仕分けを行う場合に、本構成の架台ユニットを好適に利用することができる。そして、本構成によれば、上述の扉部材が、複数の開口に対応して複数設けられており、これら複数の扉部材は、扉駆動部によって駆動される。扉駆動部は、駆動源と、この駆動源の駆動力を複数の扉部材に伝達する伝達機構と、を備えていることから、1つの駆動源によって複数の扉部材を駆動することが可能となっている。従って、本構成によれば、扉部材の数に対して駆動源の数を少なくすることができ、その分、駆動源を配置するためのスペースを小さくして、架台ユニット全体として小型化を図ることができる。
前記扉部材は、前記開姿勢では、前記天板部よりも下方であって平面視で前記通路領域と重複するように配置される、と好適である。
本構成によれば、天板部よりも下方であって平面視で通路領域と重複するスペースを利用して、開姿勢の扉部材を収納することができる。従って、架台ユニットの小型化をより一層図り易い。
前記通路に沿って前記物品搬送車が走行する方向を走行方向とし、平面視で前記走行方向に直交する方向を幅方向として、
複数の前記受入部が、前記走行方向に沿って並んで配置され、
前記扉部材は、前記幅方向に沿ってスライド移動することによって前記姿勢変更を行うように構成され、
前記伝達機構は、前記駆動源の駆動力が出力される出力軸と、前記出力軸に連動すると共に前記出力軸に出力された駆動力を前記走行方向に沿って伝達する伝達軸と、前記走行方向に並ぶ複数の前記受入部に対応する前記走行方向の位置において前記伝達軸に取り付けられた駆動部材と、前記扉部材に固定されると共に前記駆動部材に従動する従動部材と、を備える、と好適である。
本構成によれば、従動部材が駆動部材に従動することで、当該従動部材が固定されている扉部材をスライド移動させることができる。そして、伝達軸が、出力軸に出力された駆動力を走行方向に沿って伝達するように構成され、複数の従動部材が、走行方向に並ぶ複数の受入部に対応する走行方向の位置、すなわち複数の扉部材に対応する位置において、この伝達軸に取り付けられている。従って、本構成によれば、走行方向に沿って並んで配置された複数の扉部材を、駆動源の駆動力により適切にスライド移動させることができる。
前記受入領域を第1受入領域とし、前記受入部を第1受入部とし、前記開口を第1開口とし、前記扉部材を第1扉部材とし、前記扉駆動部を第1扉駆動部とし、前記駆動源を第1駆動源とし、前記伝達機構を第1伝達機構とし、前記出力軸を第1出力軸とし、前記伝達軸を第1伝達軸とし、前記駆動部材を第1駆動部材とし、前記従動部材を第1従動部材として、
前記天板部には、前記第1受入領域とは別に、前記物品搬送車から前記物品を受け入れる第2受入部が複数設けられた第2受入領域が設けられ、
前記第1受入領域と前記第2受入領域とは、前記通路領域を挟んで前記幅方向の両側に分かれて配置され、
複数の前記第2受入部のそれぞれは、前記天板部を上下方向に貫通する第2開口を備え、
複数の前記第2開口に対応して設けられ、前記第2開口を開放する開姿勢と前記第2開口を閉鎖する前記閉姿勢とに姿勢変更する第2扉部材と、前記第2扉部材の前記姿勢変更のために前記第2扉部材を駆動する第2扉駆動部と、を更に備え、
前記第2扉駆動部は、第2駆動源と、前記第2駆動源の駆動力を複数の前記第2扉部材に伝達する第2伝達機構と、を備え
前記第2伝達機構は、前記第2駆動源の駆動力が出力される第2出力軸と、前記第2出力軸に連動すると共に前記第2出力軸に出力された駆動力を前記走行方向に沿って伝達する第2伝達軸と、前記走行方向に並ぶ複数の前記第2受入部に対応する前記走行方向の位置において前記第2伝達軸に取り付けられた第2駆動部材と、前記第2扉部材に固定されると共に前記第2駆動部材に従動する第2従動部材と、を備え、
複数の前記第1開口のそれぞれに対して前記走行方向の同じ位置に、前記第2開口が配置され、
前記第1従動部材及び前記第2従動部材のそれぞれは、前記幅方向に沿って配置され、
前記第1扉部材及び前記第2扉部材の双方が前記開姿勢で、前記第1従動部材と前記第2従動部材とが、前記走行方向における異なる位置に配置されると共に、前記走行方向に沿う走行方向視で互いに重複している、と好適である。
本構成によれば、複数の第1開口のそれぞれに対して走行方向の同じ位置に、第2開口が配置される。そのため、第1開口を開閉する第1扉部材と第2開口を開閉する第2扉部材とが、走行方向の同じ位置に配置(幅方向に並んで配置)されることになる。これにより、架台ユニットの走行方向の寸法を小さくすることが可能となる。そして本構成では、第1扉部材及び第2扉部材の双方が開姿勢で、第1従動部材と第2従動部材とが、走行方向における異なる位置に配置されると共に、走行方向に沿う走行方向視で互いに重複する。そのため、本構成によれば、第1扉部材と第2扉部材とを走行方向で同じ位置に配置して架台ユニットの走行方向の寸法を小さくすることを可能としつつ、開姿勢の第1扉部材に固定された第1従動部材と開姿勢の第2扉部材に固定された第2従動部材とが互いに干渉しないようにできる。
前記伝達軸における軸方向の端部に、前記走行方向に隣接して配置された別の架台ユニットが備える伝達軸と連結するための連結部が設けられている、と好適である。
本構成によれば、走行方向に沿って複数の架台ユニットを並べて配置する場合に、1つの駆動源が発生させる駆動力を複数の架台ユニットの伝動軸に伝達することができる。従って、本構成によれば、駆動源の数を少なく抑えることができるため、架台ユニットの更なる小型化を図ることが可能となる。
前記伝達機構を伝わるトルクが設定値を超えないように制限するトルクリミッタを更に備える、と好適である。
本構成によれば、扉部材の姿勢変更中に過大なトルクが伝達機構に作用した場合であっても、設定値を超えるトルクが伝達機構を伝わらないように制限することができる。従って、本構成によれば、伝達機構や扉部材に過大なトルクが作用してこれらが損傷することを回避できる。また、例えば、上記過大なトルクが、扉部材に物品が挟まれることを要因として発生していた場合には、扉部材に挟まれた当該物品が損傷することも回避できる。
前記物品支持部が、前記物品を載置した状態で、規定の搬送方向に沿って前記物品を搬送するコンベヤユニットである、と好適である。
本構成によれば、物品が搬送される段階を、物品搬送車により搬送される段階とコンベヤユニットにより搬送される段階とに分けることができる。すなわち、物品搬送車により複数の受入部のそれぞれに搬送された物品を、コンベヤユニットによって搬送することができる。従って、例えば、物品搬送車により複数の受入部のそれぞれに物品を仕分けた後、当該仕分けられた物品をコンベヤユニットによって搬送することができ、この架台ユニットを物品の仕分け設備などに好適に利用できる。
本開示に係る技術は、天板部と、前記天板部を下方から支持する支持脚部と、物品を支持する物品支持部と、を備えた架台ユニットに利用することができる。
100 :架台ユニット
1 :天板部
2 :支持脚部
3 :物品支持部
110 :第1受入部
110a :第1開口
111a :第1扉部材
111b :第1扉駆動部
120 :第2受入部
120a :第2開口
121a :第2扉部材
121b :第2扉駆動部
A0 :通路領域
A1 :第1受入領域
A2 :第2受入領域
L :連結部
M1 :第1駆動源
M2 :第2駆動源
N1 :第1伝達機構
N2 :第2伝達機構
Na1 :第1出力軸
Na2 :第2出力軸
Nb1 :第1伝達軸
Nb2 :第2伝達軸
Nc1 :第1駆動部材
Nc2 :第2駆動部材
Nd1 :第1従動部材
Nd2 :第2従動部材
R :通路
TL :トルクリミッタ
V :物品搬送車
W :物品
X :走行方向
Y :幅方向

Claims (7)

  1. 天板部と、前記天板部を下方から支持する支持脚部と、物品を支持する物品支持部と、を備えた架台ユニットであって、
    前記天板部には、物品搬送車が走行する通路が設けられた通路領域と、前記物品搬送車から前記物品を受け入れる受入部が複数設けられた受入領域と、が設けられ、
    複数の前記受入部のそれぞれは、前記天板部を上下方向に貫通する開口を備え、
    前記物品支持部は、前記受入部により受け入れられて前記開口を通過した前記物品を、前記天板部よりも下方において支持するように構成され、
    複数の前記開口に対応して設けられ、前記開口を開放する開姿勢と前記開口を閉鎖する閉姿勢とに姿勢変更する扉部材と、前記扉部材の前記姿勢変更のために前記扉部材を駆動する扉駆動部と、を更に備え、
    前記扉駆動部は、駆動源と、前記駆動源の駆動力を複数の前記扉部材に伝達する伝達機構と、を備える、架台ユニット。
  2. 前記扉部材は、前記開姿勢では、前記天板部よりも下方であって平面視で前記通路領域と重複するように配置される、請求項1に記載の架台ユニット。
  3. 前記通路に沿って前記物品搬送車が走行する方向を走行方向とし、平面視で前記走行方向に直交する方向を幅方向として、
    複数の前記受入部が、前記走行方向に沿って並んで配置され、
    前記扉部材は、前記幅方向に沿ってスライド移動することによって前記姿勢変更を行うように構成され、
    前記伝達機構は、前記駆動源の駆動力が出力される出力軸と、前記出力軸に連動すると共に前記出力軸に出力された駆動力を前記走行方向に沿って伝達する伝達軸と、前記走行方向に並ぶ複数の前記受入部に対応する前記走行方向の位置において前記伝達軸に取り付けられた駆動部材と、前記扉部材に固定されると共に前記駆動部材に従動する従動部材と、を備える、請求項1又は2に記載の架台ユニット。
  4. 前記受入領域を第1受入領域とし、前記受入部を第1受入部とし、前記開口を第1開口とし、前記扉部材を第1扉部材とし、前記扉駆動部を第1扉駆動部とし、前記駆動源を第1駆動源とし、前記伝達機構を第1伝達機構とし、前記出力軸を第1出力軸とし、前記伝達軸を第1伝達軸とし、前記駆動部材を第1駆動部材とし、前記従動部材を第1従動部材として、
    前記天板部には、前記第1受入領域とは別に、前記物品搬送車から前記物品を受け入れる第2受入部が複数設けられた第2受入領域が設けられ、
    前記第1受入領域と前記第2受入領域とは、前記通路領域を挟んで前記幅方向の両側に分かれて配置され、
    複数の前記第2受入部のそれぞれは、前記天板部を上下方向に貫通する第2開口を備え、
    複数の前記第2開口に対応して設けられ、前記第2開口を開放する開姿勢と前記第2開口を閉鎖する前記閉姿勢とに姿勢変更する第2扉部材と、前記第2扉部材の前記姿勢変更のために前記第2扉部材を駆動する第2扉駆動部と、を更に備え、
    前記第2扉駆動部は、第2駆動源と、前記第2駆動源の駆動力を複数の前記第2扉部材に伝達する第2伝達機構と、を備え
    前記第2伝達機構は、前記第2駆動源の駆動力が出力される第2出力軸と、前記第2出力軸に連動すると共に前記第2出力軸に出力された駆動力を前記走行方向に沿って伝達する第2伝達軸と、前記走行方向に並ぶ複数の前記第2受入部に対応する前記走行方向の位置において前記第2伝達軸に取り付けられた第2駆動部材と、前記第2扉部材に固定されると共に前記第2駆動部材に従動する第2従動部材と、を備え、
    複数の前記第1開口のそれぞれに対して前記走行方向の同じ位置に、前記第2開口が配置され、
    前記第1従動部材及び前記第2従動部材のそれぞれは、前記幅方向に沿って配置され、
    前記第1扉部材及び前記第2扉部材の双方が前記開姿勢で、前記第1従動部材と前記第2従動部材とが、前記走行方向における異なる位置に配置されると共に、前記走行方向に沿う走行方向視で互いに重複している、請求項3に記載の架台ユニット。
  5. 前記伝達軸における軸方向の端部に、前記走行方向に隣接して配置された別の架台ユニットが備える伝達軸と連結するための連結部が設けられている、請求項3又は4に記載の架台ユニット。
  6. 前記伝達機構を伝わるトルクが設定値を超えないように制限するトルクリミッタを更に備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の架台ユニット。
  7. 前記物品支持部が、前記物品を載置した状態で、規定の搬送方向に沿って前記物品を搬送するコンベヤユニットである、請求項1から6のいずれか一項に記載の架台ユニット。
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