JP2023037339A - 水栓装置 - Google Patents
水栓装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023037339A JP2023037339A JP2021144013A JP2021144013A JP2023037339A JP 2023037339 A JP2023037339 A JP 2023037339A JP 2021144013 A JP2021144013 A JP 2021144013A JP 2021144013 A JP2021144013 A JP 2021144013A JP 2023037339 A JP2023037339 A JP 2023037339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- water
- closing
- main body
- water passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 163
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims abstract description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 12
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 1
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/40—Protecting water resources
- Y02A20/411—Water saving techniques at user level
Landscapes
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
Abstract
【課題】水栓装置の外観に影響を与えずに、過剰な水の圧力を外部に逃がすことが可能な水栓装置を提供する。
【解決手段】内部に通水路19を有する本体部10と、前記本体部10の内部に配置され、前記通水路19に流入した湯水を混合する混合部40と、前記本体部10の内部に配置され、前記混合部40の下流側において前記通水路19を開閉する開閉部50と、前記開閉部50によって前記通水路19が開かれた場合に、前記混合部40で混合された混合水を外部に吐き出す吐出部12と、前記本体部10の内部に配置され、前記通水路19の水の圧力が所定値以上になると前記水の圧力を前記本体部10の内部空間Sに逃がす圧力逃がし部60と、を備え、前記圧力逃がし部60は、前記混合部40の下流側に配置され、前記内部空間Sは、前記吐出部12と連通している。
【選択図】図3
【解決手段】内部に通水路19を有する本体部10と、前記本体部10の内部に配置され、前記通水路19に流入した湯水を混合する混合部40と、前記本体部10の内部に配置され、前記混合部40の下流側において前記通水路19を開閉する開閉部50と、前記開閉部50によって前記通水路19が開かれた場合に、前記混合部40で混合された混合水を外部に吐き出す吐出部12と、前記本体部10の内部に配置され、前記通水路19の水の圧力が所定値以上になると前記水の圧力を前記本体部10の内部空間Sに逃がす圧力逃がし部60と、を備え、前記圧力逃がし部60は、前記混合部40の下流側に配置され、前記内部空間Sは、前記吐出部12と連通している。
【選択図】図3
Description
本開示は、水栓装置に関する。
従来、例えば下記特許文献1に記載された水栓装置が知られている。この水栓装置の本体部には、圧力逃がし弁が設けられている。圧力逃がし弁は、本体部から外側に突出している。圧力逃がし弁は、本体部内の水の圧力が急激に上昇したときに、本体部の流路を本体部の外部に開放する。これによって、水の圧力による本体部の破損を防止できる。
上記のような水栓装置の圧力逃がし弁は、本体部から外側に突出しているから、水栓装置の外観に影響を与えやすい。水栓装置の外観に影響を与えずに、過剰な水の圧力を外部に逃がしたい、という要望がある。
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、水栓装置の外観に影響を与えずに、過剰な水の圧力を外部に逃がすことが可能な水栓装置を提供することを目的とする。
本開示の水栓装置は、内部に通水路を有する本体部と、前記本体部の内部に配置され、前記通水路に流入した湯水を混合する混合部と、前記本体部の内部に配置され、前記混合部の下流側において前記通水路を開閉する開閉部と、前記開閉部によって前記通水路が開かれた場合に、前記混合部で混合された混合水を外部に吐き出す吐出部と、前記本体部の内部に配置され、前記通水路の水の圧力が所定値以上になると前記水の圧力を前記本体部の内部空間に逃がす圧力逃がし部と、を備え、前記圧力逃がし部は、前記混合部の下流側に配置され、前記内部空間は、前記吐出部と連通しているものである。
<実施形態1>
水栓装置Mは、図1に示すように、本体部10、吐水管12、シャワーエルボ13、第一クランク脚14、第二クランク脚15、第一操作部16、及び第二操作部17を備えている。水栓装置Mは、第一クランク脚14及び第二クランク脚15によって浴室等の壁面に取り付けられる混合水栓である。
水栓装置Mは、図1に示すように、本体部10、吐水管12、シャワーエルボ13、第一クランク脚14、第二クランク脚15、第一操作部16、及び第二操作部17を備えている。水栓装置Mは、第一クランク脚14及び第二クランク脚15によって浴室等の壁面に取り付けられる混合水栓である。
以下、各構成部材において、第二操作部17が設けられている側を左側、第一操作部16が設けられている側を右側、吐水管12が設けられている側を前側、シャワーエルボ13が設けられている側を後側とする。図1のX軸の正方向側は右側、X軸の負方向側は左側、Z軸の正方向側は前側、Z軸の負方向側は後側を示す。X軸は、本体部10の軸方向と平行である。「平行」は、厳密に平行な状態に加えて、概ね平行な状態を含む。図1のY軸の正方向側は、水栓装置Mを壁面に取り付けた状態における上側、Y軸の負方向側は、水栓装置Mを壁面に取り付けた状態における下側を示す。
本体部10は、左右方向に長い形状をなしている。吐水管12は、本体部10の下面から前方へ延出している。吐水管12の先端には、吐水口18が備えられている。シャワーエルボ13は、本体部10の後面に接続されている。シャワーエルボ13には、図示しないシャワーホースが接続される。シャワーホースの先端には、図示しないシャワーヘッドが接続される。
第一クランク脚14は、本体部10の後面の左右方向中央よりも右側に接続されている。第一クランク脚14は、給水用の配管である。第一クランク脚14の内部は給水路である。第二クランク脚15は、本体部10の後面の左右方向中央よりも左側に接続されている。第二クランク脚15は、給湯用の配管である。第二クランク脚15の内部は給湯路である。
第一操作部16は、本体部10の右側の端部に取り付けられている。第一操作部16は、水栓装置Mの吐水及び止水の切り替え、吐水管12側の吐水及びシャワー側の吐水の切り替え、吐水時における吐水量の調節を行う操作部である。第一操作部16は、回転操作される。
第二操作部17は、本体部10の左側の端部に取り付けられている。第二操作部17は、水栓装置Mから吐水する水の温度調節を行う操作部である。第二操作部17は、回転操作される。
本体部10は、図3に示すように、内部に通水路19を有している。通水路19は、第一クランク脚14の給水路及び第二クランク脚15の給湯路の下流側に連通している。通水路19は、水の通路、湯の通路、及び水と湯とが混合された混合水の通路を有している。水の通路及び湯の通路は、後述する混合部40の上流側に形成されている。混合水の通路は、混合部40の下流側に形成されている。
本体部10は、図2に示すように、左右方向に長い筒状をなしている。本体部10の内部には、軸方向に長い空間10Sが形成されている。本体部10の左右両端には、第一開口21及び第二開口22が形成されている。第一開口21は、本体部10の右側に開口している。第二開口22は、本体部10の左側に開口している。
本体部10は、図3に示すように、外側管23と内側管24とを有する二重構造である。外側管23は、金属製である。外側管23は、円筒状である。外側管23の内面は、凹凸を有しない平滑な面である。外側管23には、給水路と連通する開口(図示せず)が形成されている。外側管23と内側管24との間には、給水路から流入した水の通路が形成されている。
本体部10は、吐水管側連通口33、及びシャワー側連通口(図示せず)を有している。シャワー側連通口は、シャワーエルボ13に連通する。混合水は、シャワー側連通口からシャワーヘッドに流出し、外部に吐き出される。吐水管側連通口33は、吐水管12に連通する。混合水は、吐水管側連通口33から吐水管12に流出し、吐水口18から外部に吐き出される。吐水管12及びシャワーヘッドは、混合水を外部に吐き出す吐出部である。
吐水管側連通口33は、本体部10の左右方向中間部の下面に下向きに開口している。吐水管側連通口33は、内側管24に形成されている。吐水管側連通口33には、筒部材34が接続されている。筒部材34は、外側管23を貫通している。筒部材34は、本体部10の外周面から外部へ突出している。筒部材34は、吐水管12に接続されている。
内側管24は、樹脂製である。内側管24は、円筒状である。内側管24によって空間10S、第一開口21及び第二開口22が形成されている。第一開口21は、本体部10の内部に開閉部50を配置するために設けられている。第二開口22は、本体部10の内部に混合部40を配置するために設けられている。内側管24には、給湯路と直接連通する湯側開口(図示せず)及び水の通路と連通する水側開口(図示せず)が形成されている。湯側開口及び水側開口は、内側管24の左右方向中央よりも左側に設けられている。
外側管23と内側管24との間には、管用シール部材25が配置されている。管用シール部材25は、外側管23及び内側管24の左右両端部に配置されている。水の通路は、左右の管用シール部材25によって密閉されている。
本体部10の内部には、混合部40、開閉部50及び圧力逃がし部60が配置されている。混合部40、開閉部50及び圧力逃がし部60は、本体部10の空間10Sの長手方向に延びる軸線L上に配置されている。軸線Lは、後述する開閉操作軸53の延び方向と平行である。
混合部40は、図3に示すように、本体部10の左側に配置されている。混合部40は、第二開口22から内側管24の内部に挿入されて組み付けられている。混合部40は、サーモスタット式の湯水混合弁を有している。
混合部40は、第二端部材26及び第二固定部材27によって内側管24に固定されている。第二端部材26は、混合部40の左側に配置されている。第二固定部材27は、第二端部材26の外周側に嵌っている。第二固定部材27は、内側管24の左側の端部に固定されている。
混合部40と本体部10との間には、混合部用シール部材28が配置されている。混合部用シール部材28は環状をなし、混合部40の外周面及び内側管24の内周面に密着している。混合部用シール部材28は、左右方向に所定の間隔をあけて複数配置されている。
内側管24は、混合部40を配置する空間と開閉部50を配置する空間との間に壁部24Wを有している。壁部24Wには、流出口45が形成されている。混合部40を通過した混合水は、流出口45を通って開閉部50側に流出する。
開閉部50は、図3に示すように、本体部10の右側に配置されている。開閉部50は、第一開口21から内側管24の内部に挿入されて組み付けられている。開閉部50は、混合部40の下流側において混合水の通路を開閉する。
開閉部50は、開閉ケース51、開閉弁体52、開閉操作軸53及び第一操作部16を有している。開閉ケース51は、インナーケース51A及びアウターケース51Bを有している。インナーケース51A及びアウターケース51Bは、いずれも筒状をなしている。アウターケース51Bは、開閉ケース51の外周面を形成している。
開閉ケース51は、流入口54、吐水管側流出口55、シャワー側流出口(図示せず)を有している。流入口54は、開閉ケース51の左端に形成されている。流入口54は、内側管24の流出口45と近接している。シャワー側流出口は、シャワーエルボ13と連通している。
吐水管側流出口55は、吐水管12と連通している。吐水管側流出口55は、内側開口55A及び外側開口55Bを有している。言い換えると、内側開口55Aから外側開口55Bまでは、吐水管側流出口55である。吐水管側流出口55は、吐水管側連通口33を介して吐水管12と連通する内部空間Sである。内側開口55Aは、開閉弁体52の外周面に面している。内側開口55Aは、複数にわかれている。外側開口55Bは、内側管24の内周面に面している。
吐水管側流出口55の内側開口55Aは、内側開口用シール部材56によって取り囲まれている。内側開口用シール部材56は、複数の内側開口55Aを一括して取り囲む大きさを有するOリングである。内側開口用シール部材56は、インナーケース51Aに形成された内側装着溝57に装着されている(図3参照)。内側開口用シール部材56は、開閉弁体52とアウターケース51Bとに密着している。
開閉弁体52は、シリンダ弁体である。開閉弁体52は、開閉ケース51の内部に収納されている。開閉弁体52には、図示しない吐水管側開口及びシャワー側開口が形成されている。吐水管側開口は、開閉弁体52を回転すると開閉ケース51の吐水管側流出口55に重なる位置に形成されている。シャワー側開口は、開閉弁体52を回転すると開閉ケース51のシャワー側流出口に重なる位置に形成されている。
開閉操作軸53は、第一操作部16と開閉弁体52とを連結している。開閉操作軸53は、本体部10の空間10Sの軸線L上に配置されている。開閉弁体52の回転軸は、軸線Lと平行である。開閉操作軸53の軸線は、開閉弁体52の回転軸である。開閉操作軸53は、第一操作部16の操作を開閉弁体52に伝達する。
第一操作部16の操作によって開閉弁体52は回転する。これによって、吐水管側開口と吐水管側流出口55とが連通すると、混合水は吐水管12側に流出する。シャワー側開口とシャワー側流出口とが連通すると、混合水はシャワー側に流出する。吐水管側開口と吐水管側流出口55との重なり具合、シャワー側開口とシャワー側流出口との重なり具合の増減によって、吐水量は増減される。吐水管側開口と吐水管側流出口55、シャワー側開口とシャワー側流出口のどちらも連通していないとき、水栓装置Mは止水される。
開閉部50は、第一端部材29及び第一固定部材31によって内側管24に固定されている。第一端部材29は、開閉部50の右側に配置されている。第一固定部材31は、第一端部材29の外周側に嵌っている。第一固定部材31は、内側管24の右側の端部に固定されている。
開閉部50と内側管24との間には、開閉部用シール部材32が配置されている。開閉部用シール部材32は環状をなし、開閉ケース51の外周面及び内側管24の内周面に密着している。開閉部用シール部材32は、左右方向に所定の間隔をあけて複数配置されている。開閉部用シール部材32は、吐水管側流出口55の外側開口55Bの左右両側に配置されている。
圧力逃がし部60は、混合部40の下流側に配置されている。圧力逃がし部60は、開閉部50の一次側に設けられている。開閉部50の一次側は、開閉弁体52の回転によって開閉される吐水管側開口及びシャワー側開口よりも上流側である。開閉部50の二次側は、開閉弁体52の回転によって開閉される吐水管側開口及びシャワー側開口よりも下流側である。圧力逃がし部60は、開閉部50の一次側の通水路19の水の圧力が所定以上となった場合に、開閉部50の一次側の通水路19の水の圧力を内部空間Sに逃がす。
圧力逃がし部60は、図4に示すように、弾性体61と、逃がし用開口62と、移動部材としての開閉弁体52と、を有している。開閉弁体52は、開閉部50の一次側の通水路19の水の圧力が所定値以上になると第一開口21に向かって移動する。開閉操作軸53は、開閉弁体52とともに移動する。
弾性体61は、開閉ケース51に設けられたケース突出部63と、開閉操作軸53に設けられた鍔部64との間に挟まれている。弾性体61は、コイルバネである。弾性体61は、開閉操作軸53のまわりに装着されている。弾性体61の弾性力は、開閉弁体52を左側へ移動させる方向に作用する。
ケース突出部63は、軸線Lに対して直交する第一面65を有している。鍔部64は、軸線Lに対して直交する第二面66を有している。「直交」は、厳密に直交な状態に加えて、概ね直交な状態を含む。弾性体61は、第一面65と第二面66との間で、軸線Lと平行な方向に伸縮する。
逃がし用開口62は、開閉弁体52に形成されている。逃がし用開口62は、図5に示すように、左右方向に長い楕円形状である。逃がし用開口62は、開閉弁体52を内外方向に貫通している。逃がし用開口62の左右方向の寸法D1は、内側開口用シール部材56の径寸法D2よりも大きい。
圧力逃がし部60の作用について説明する。圧力逃がし部60は、開閉部50の一次側の通水路19の水の圧力が所定値より低いときには、図4に示すように、開閉部50の一次側の通水路19を閉鎖している。この状態を圧力逃がし部60の閉鎖状態と称する。圧力逃がし部60の閉鎖状態において内側開口用シール部材56の全体は、開閉弁体52に密着している。
例えば水の凍結等によって、開閉部50の一次側の通水路19の水の圧力が所定値より高くなると、開閉操作軸53にかかる右向きの力が増す。これによって、開閉操作軸53は、弾性体61を縮めながら右側に移動する。開閉弁体52は、開閉操作軸53とともに右側に移動する。開閉弁体52の逃がし用開口62は、図5及び図6に示すように、内側開口用シール部材56の位置に配置される。これによって、開閉弁体52とアウターケース51Bとの間のシールが切れ、開閉部50の一次側の通水路19は開放される。この状態を圧力逃がし部60の開放状態と称する。開閉部50の一次側の通水路19の水圧は、逃がし用開口62から吐水管側流出口55に逃がされて低くなる。このとき、開閉部50の一次側の通水路19の混合水は、吐水管側流出口55に漏れ出す。
圧力逃がし部60によって開閉部50の一次側の通水路19の水圧が低くなると、弾性体61の弾性力によって鍔部64は左側へ押され、開閉操作軸53は開閉弁体52とともに左側へ移動する。これによって、逃がし用開口62は、内側開口用シール部材56から左側にずれる。内側開口用シール部材56の全体は、開閉弁体52に密着した状態になり、開閉部50の一次側の通水路19は密閉され、閉塞状態になる。
上記のように構成された実施形態によれば、以下の効果を奏する。水栓装置Mは、本体部10と、混合部40と、開閉部50と、吐水管12と、圧力逃がし部60と、を備えている。本体部10は、内部に通水路19を有している。混合部40は、本体部10の内部に配置され、通水路19に流入した湯水を混合する。開閉部50は、本体部10の内部に配置され、混合部40の下流側において通水路19を開閉する。吐水管12は、開閉部50によって通水路19が開かれた場合に、混合部40で混合された混合水を外部に吐き出す。圧力逃がし部60は、本体部10の内部に配置され、開閉部50の一次側の通水路19の水の圧力が所定値以上になると本体部10の内部空間Sに水の圧力を逃がす。圧力逃がし部60は、混合部40の下流側に配置されている。内部空間Sは、吐水管12と連通している。
この構成によれば、圧力逃がし部60は、本体部10の内部空間Sに水の圧力を逃がすから、本体部10の外観に影響を与えない。本体部10の内部空間Sは、吐水管12と連通しているから、開閉部50の一次側の通水路19の過剰な水の圧力は、吐水管12から外部に逃がされる。したがって、水栓装置Mの外観に影響を与えずに、過剰な水の圧力を外部に逃がすことができる。
圧力逃がし部60は、開閉部50の一次側の通水路19の水の圧力が所定値以上になると本体部10の空間10Sの長手方向に移動する開閉弁体52を有している。開閉弁体52は、開閉弁体52の回転軸の延び方向に移動する。圧力逃がし部60は、開閉弁体52の移動によって水の圧力を内部空間Sに逃がす。この構成によれば、開閉弁体52は、本体部10の空間10Sの長手方向に移動するから、本体部10をコンパクトにできる。
<実施形態2>
次に、本開示を具体化した実施形態2に係る水栓装置を図7及び図8によって説明する。本実施形態の水栓装置Mは、開閉部70を移動部材とした点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、本開示を具体化した実施形態2に係る水栓装置を図7及び図8によって説明する。本実施形態の水栓装置Mは、開閉部70を移動部材とした点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
水栓装置Mは、実施形態1と同様、本体部10、吐水管12、シャワーエルボ13、第一クランク脚14、第二クランク脚15、第一操作部16、及び第二操作部17を備えている。本体部10は、実施形態1と同様、外側管23と内側管24とを有する二重構造である。本体部10の内部には、実施形態1と同様、混合部40及び開閉部70が配置されている。開閉部70は、実施形態1と同様、開閉ケース51、開閉弁体52、開閉操作軸53及び第一操作部16を備えている。開閉部70は、開閉部70の一次側の通水路19の水の圧力が所定値以上になると第一開口21に向かって移動する。
圧力逃がし部71は、弾性体72と、取付部材73と、移動部材としての開閉部70と、を有している。
取付部材73は、開閉部70の右端部に取り付けられている。取付部材73は、挿通穴74が形成された筒状である。開閉操作軸53は、挿通穴74を通って第一操作部16まで突出している。取付部材73は、開閉部70とともに移動する。
弾性体72は、取付部材73と第一端部材29との間に挟まれている。弾性体72は、実施形態1と同様、コイルバネである。弾性体72は、取付部材73のまわりに装着されている。弾性体72の弾性力は、開閉部70を左側へ移動させる方向に作用する。
取付部材73は、軸線Lに対して直交する第一面75を有している。第一端部材29は、軸線Lに対して直交する第二面76を有している。「直交」は、厳密に直交な状態に加えて、概ね直交な状態を含む。弾性体72は、第一面75と第二面76との間で、軸線Lと平行な方向に伸縮する。
圧力逃がし部71は、開閉部70の一次側の通水路19の水の圧力が所定値より低いときには、図7に示すように、開閉部70の一次側の通水路19を閉鎖している。圧力逃がし部71の閉鎖状態において、全ての開閉部用シール部材32は内側管24の内周面に密着している。開閉部70の一次側の通水路19の水圧が所定値より高くなると、開閉部70にかかる右向きの力が増し、開閉部70は弾性体72を縮めながら右側に移動する。開閉部用シール部材32は、開閉部70とともに右側に移動し、図7に示すように、左端部の開閉部用シール部材32は、吐水管側連通口33に臨む。開閉部70と内側管24との間に隙間が形成され、開閉部70の一次側の通水路19の水圧は、吐水管側連通口33に逃がされて低くなる。
圧力逃がし部71によって開閉部70の一次側の通水路19の水圧が低くなると、弾性体72の弾性力によって開閉部70は左側へ押され、左側へ移動する。これによって、圧力逃がし部71は、閉塞状態に戻る。全ての開閉部用シール部材32は、内側管24の内周面に密着した状態になり、開閉部70の一次側の通水路19は密閉される。
以上のように本実施形態においては、実施形態1と同様、圧力逃がし部71は、本体部10の内部空間Sに水の圧力を逃がすから、本体部10の外観に影響を与えない。本体部10の内部空間Sは、吐水管12と連通しているから、開閉部70の一次側の通水路19の過剰な水の圧力は、吐水管12から外部に逃がされる。したがって、水栓装置Mの外観に影響を与えずに、過剰な水の圧力を外部に逃がすことができる。
圧力逃がし部71は、開閉部70の一次側の通水路19の水の圧力が所定値以上になると本体部10の空間Sの長手方向に移動する開閉部70を有している。開閉部70は、開閉弁体52の回転軸の延び方向に移動する。圧力逃がし部71は、開閉部70の移動によって水の圧力を内部空間Sに逃がす。この構成によれば、開閉部70は、本体部10の空間Sの長手方向に移動するから、本体部10をコンパクトにできる。
<他の実施形態>
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において開閉部50(70)の一次側の通水路19の過剰な水の圧力は、吐水管12から外部に逃がされる。これに限らず、開閉部の一次側の通水路の過剰な水の圧力をシャワー側に逃がすようにしてもよい。
(2)上記実施形態において第一操作部16及び第二操作部17は回転操作されるものである。これに限らず、第一操作部及び第二操作部は、押し操作されるものであってもよい。
(3)上記実施形態において水栓装置Mは、吐水管12の吐水及びシャワーの吐水のいずれかを選択できる。これに限らず、水栓装置は、吐水管の吐水のみを行うものであってもよいし、シャワーの吐水のみを行うものであってもよい。
(4)上記実施形態において本体部10は外部に露出している。これに限らず、本体部にカバー部材を被せ付けてもよい。
(5)上記実施形態において本体部10は、外側管23と内側管24とを有する二重構造である。これに限らず、本体部は、1つの管体で構成されてもよい。
(6)上記実施形態において水栓装置Mは、浴室等の壁面に取り付けられる混合水栓である。これに限らず、水栓装置は、例えば、キッチンや洗面化粧台に取り付けられるものでもよい。
(7)上記実施形態では、本体部10の外形を例示した。これに限らず、本体部の内部に長い空間が形成されていれば、本体部の外形はどのような形状であってもよい。本体部の外形は、例えば扁平な四角形状であってもよい。
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本開示の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において開閉部50(70)の一次側の通水路19の過剰な水の圧力は、吐水管12から外部に逃がされる。これに限らず、開閉部の一次側の通水路の過剰な水の圧力をシャワー側に逃がすようにしてもよい。
(2)上記実施形態において第一操作部16及び第二操作部17は回転操作されるものである。これに限らず、第一操作部及び第二操作部は、押し操作されるものであってもよい。
(3)上記実施形態において水栓装置Mは、吐水管12の吐水及びシャワーの吐水のいずれかを選択できる。これに限らず、水栓装置は、吐水管の吐水のみを行うものであってもよいし、シャワーの吐水のみを行うものであってもよい。
(4)上記実施形態において本体部10は外部に露出している。これに限らず、本体部にカバー部材を被せ付けてもよい。
(5)上記実施形態において本体部10は、外側管23と内側管24とを有する二重構造である。これに限らず、本体部は、1つの管体で構成されてもよい。
(6)上記実施形態において水栓装置Mは、浴室等の壁面に取り付けられる混合水栓である。これに限らず、水栓装置は、例えば、キッチンや洗面化粧台に取り付けられるものでもよい。
(7)上記実施形態では、本体部10の外形を例示した。これに限らず、本体部の内部に長い空間が形成されていれば、本体部の外形はどのような形状であってもよい。本体部の外形は、例えば扁平な四角形状であってもよい。
M…水栓装置、S…内部空間、10…本体部、10S…空間、12…吐水管(吐出部)、19…通水路、40…混合部、50…開閉部、52…開閉弁体(弁体)、53…開閉操作軸(移動部材)、60,71…圧力逃がし部、70…開閉部(移動部材)
Claims (3)
- 内部に通水路を有する本体部と、
前記本体部の内部に配置され、前記通水路に流入した湯水を混合する混合部と、
前記本体部の内部に配置され、前記混合部の下流側において前記通水路を開閉する開閉部と、
前記開閉部によって前記通水路が開かれた場合に、前記混合部で混合された混合水を外部に吐き出す吐出部と、
前記本体部の内部に配置され、前記通水路の水の圧力が所定値以上になると前記水の圧力を前記本体部の内部空間に逃がす圧力逃がし部と、を備え、
前記圧力逃がし部は、前記混合部の下流側に配置され、
前記内部空間は、前記吐出部と連通している、水栓装置。 - 前記本体部の内部には、軸方向に長い空間が形成されており、
前記圧力逃がし部は、前記通水路の水の圧力が所定値以上になると前記空間の長手方向に移動する移動部材を有し、前記移動部材の移動によって前記水の圧力を前記内部空間に逃がす、請求項1に記載の水栓装置。 - 前記開閉部は、回転操作される弁体を有し、
前記圧力逃がし部は、前記通水路の水の圧力が所定値以上になると前記弁体の回転軸の延び方向に移動する移動部材を有し、前記移動部材の移動によって前記水の圧力を前記内部空間に逃がす、請求項1から請求項2までの何れか一項に記載の水栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021144013A JP2023037339A (ja) | 2021-09-03 | 2021-09-03 | 水栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021144013A JP2023037339A (ja) | 2021-09-03 | 2021-09-03 | 水栓装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023037339A true JP2023037339A (ja) | 2023-03-15 |
Family
ID=85509279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021144013A Pending JP2023037339A (ja) | 2021-09-03 | 2021-09-03 | 水栓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023037339A (ja) |
-
2021
- 2021-09-03 JP JP2021144013A patent/JP2023037339A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107924202B (zh) | 混合单元和包含此混合单元的混合水龙头 | |
BRPI0714696A2 (pt) | cartucho termostÁtico com comandos de temperatura e de vazço concÊntricos, e, misturador | |
CN108779866B (zh) | 冷热水混合水栓 | |
JP2017172662A (ja) | 湯水混合水栓 | |
JP2012172772A (ja) | 混合水栓 | |
JP5465472B2 (ja) | シングルレバー混合水栓 | |
JP2023037339A (ja) | 水栓装置 | |
JP2006509165A (ja) | 逆流防止器 | |
JP2023037297A (ja) | 水栓装置 | |
JP2013213541A (ja) | ガス栓 | |
JP7112292B2 (ja) | 湯水混合栓 | |
JP2005061530A (ja) | 湯水混合水栓 | |
JPH08338564A (ja) | 逆止弁装置 | |
JP2012214992A (ja) | 水栓装置 | |
TW202032046A (zh) | 冷熱水混合閥 | |
KR200370915Y1 (ko) | 구강 세척기 | |
JP4879075B2 (ja) | 多機能逆止弁装置 | |
JP7222198B2 (ja) | 湯水混合水栓 | |
RU2003116824A (ru) | Клапан запорно-регулирующий | |
JP6260928B2 (ja) | シングルレバー水栓装置 | |
JP6497499B2 (ja) | 湯水混合水栓装置 | |
JP4296863B2 (ja) | 流量調整弁 | |
JP7374677B2 (ja) | 凍結防止装置 | |
RU2004134487A (ru) | Запорно-регулирующий клапан | |
JP3446945B2 (ja) | 水栓器具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211108 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240701 |