JP3446945B2 - 水栓器具 - Google Patents
水栓器具Info
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Description
る。
たっては、即ち垂直面を取付面とする水栓器具の取付け
に当たっては、図7に示すように水,湯の通路構成部材
を兼ねたクランク脚200の一端側を壁202に設けた
開口を通じて壁裏の配管に接続すると同時に壁202に
固定し、そしてそのクランク脚200の他端側に水栓本
体204を固定することによって、壁202への水栓器
具の取付けを行っていた。
水,湯の供給を遮断するための止水栓を設けることが必
要であり、而して図7に示す水栓器具の取付けの場合、
同図(B)に示しているようにクランク脚200に止水
栓206を組み付けるようにしていた。尚、208はク
ランク脚200に対する水栓本体204の接続部に組み
込んだ逆止弁である。
に水栓器具を取り付けるに当たっては、図8に示してい
るように水栓本体204をカウンター上に設置し、そし
てカウンター裏側に下向きに突き出させた配管接続部2
12に対して水,湯の供給管を接続し、その供給管上所
定箇所に独立した形態の止水栓を接続する一方、カウン
ターの前板且つ止水栓に対応した位置に点検口を設け
て、その点検口において止水栓の操作などメンテナンス
作業を行うようにしていた。
場合には水栓器具の取付けに際してクランク脚200が
必要であって、水栓本体204を直接壁202に取付施
工することができず、この場合水栓器具が壁202から
大きく突出した状態となる不都合がある。例えば浴室の
洗い場用の水栓器具の場合、水栓器具が洗い場空間に大
きく突出した状態となって洗い場空間を狭めてしまう。
一方後者の場合、水栓器具の下方所定箇所に点検口を確
保しておいて、その点検口を通じて止水栓の操作を含む
メンテナンス作業を行わなければならない。
このような課題を解決するために案出されたものであ
る。而して請求項1のものは、水栓本体内部の水又は湯
の通路上に止水栓を組み込んだ水栓器具において、前記
止水栓は回転可能に設けられたスリーブを有しており、
該スリーブは前記通路の該スリーブの上流部と下流部と
を連通させる開口部を周壁部所定位置に備えていて、該
スリーブに対する回転操作により該開口部を該通路内に
位置させる開位置と、該通路外に位置させて通路を遮断
する閉位置との間で回転運動するものとされており、更
に該スリーブの内側には別途の第二スリーブが組み込ま
れていて、該第二スリーブの周壁部に形成された第二の
開口部と該第二の開口部に連通する該第二スリーブの内
側空間とにより前記通路の一部が構成されており、更に
該第二スリーブには該内側空間を開放又は閉鎖する逆止
弁が組み付けられていることを特徴とする。
器具において、前記第二スリーブの内周側にはストレー
ナが配設されているとともに、該ストレーナを保持する
ストレーナキャップが該第二スリーブに嵌合状態に組み
付けられていることを特徴とする。
具は、水栓本体内部の水又は湯の通路上に止水栓を組み
込んだもので、この水栓器具においては、水栓本体が止
水栓を内蔵していることから、かかる水栓器具を壁に取
り付けるに際して従来のようにクランク脚を必用とせ
ず、直接水栓本体を壁に当接する状態に取付施工するこ
とが可能となる。
付面上に水栓器具を取り付けるに際して、その取付面の
下方所定位置において別途に止水栓を設けてその止水栓
の前方所定位置に点検口を設けるといったことが必要で
なく、止水栓の操作を含むメンテナンス作業を直接水栓
本体において行うことが可能となる。
ておくことにより、共通の水栓器具を壁付水栓として
も、また水平な取付面上に設置されるデッキ付水栓とし
ても共通に用いることが可能となる。
するものとなしてあって、そのスリーブには開口部を具
備させ、そしてそのスリーブを、開口部が通路内に位置
する開位置と、通路外に位置して通路を遮断する閉位置
との間で回転運動するものとなしている。このようにす
ることによって、水栓本体内に容易に止水栓を組み込む
ことができる。
二スリーブを組み込んで、その第二スリーブに逆止弁を
組み付けており、このようにすれば、水栓本体内に止水
栓と併せて逆止弁を組み込んでおくことができ、同一箇
所において止水栓のメンテナンス作業及び逆止弁のメン
テナンス作業を行うことが可能となる。
側にストレーナを設けるとともに、ストレーナを保持す
るストレーナキャップを第二スリーブに嵌合状態に組み
付けておくことができる(請求項2)。このようにすれ
ば容易にストレーナを組み付けることができるととも
に、水栓本体の同一箇所において止水栓のメンテナンス
作業と逆止弁のメンテナンス作業及びストレーナのメン
テナンス作業をともに行うことが可能となる。
説明する。図1及び図2において、10は本例の水栓器
具で、水側弁部,湯側弁部,湯水混合部を有する水栓本
体12が壁14に直接取り付けられている。この水栓器
具10は、水栓本体12に設けられた温調ハンドル(温
度調節ハンドル)16と、吐水口18からの吐水とその
流量調整を行う吐水口ハンドル20と、水栓本体12か
ら延び出したエルボ22,シャワーホース24を介して
水栓本体12に接続されたシャワーヘッドからのシャワ
ー水の吐水とその流量調節を行うシャワーハンドル28
とを有している。
は水,湯の内部通路上において止水栓30が組み込まれ
ている。図3及び図4はその止水栓30の組付構造を周
辺部とともに詳しく示している。尚、図3,図4は水側
の止水栓及び周辺部を示したものであるが、湯側の止水
栓及び周辺部についても左右対称形状である他は水側の
止水栓及び周辺部と同様の構造であるので、以下水側に
ついて説明する。
のボデーで水の通路34と凹所36とを有している。凹
所36はボデー32の外面(側面)で開口した形態を成し
ている。またボデー32には、凹所36と上流部の通路
34aとにそれぞれ臨む位置において円形の開口部38
が形成されており、その開口部38によって通路34a
と凹所36とが連絡されている。
リーブ)40から成っており、そのスリーブ40がシー
ル部材42を介して凹所36の内周面に回転可能に嵌合
されている。スリーブ40は、図3にも示しているよう
に周壁部44の周方向2箇所、詳しくは180°隔たる
2箇所に円形の開口部46を有しており、その開口部4
6がボデー32の開口部38に一致する開位置と、不一
致となる閉位置との間で回転可能とされている。
ボデー32の開口部38に一致する開位置において水の
流通を許容し、またそれらが不一致となる閉位置におい
て水の流通を遮断する。また開口部46と38とが部分
的に重なる位置において、その重なり部の面積に応じた
流量で水の流通量を調節する。
小径のスリーブ(第二スリーブ)48が配設されている。
スリーブ48は、一端部に雄ねじ部50を有しており、
この雄ねじ部50がボデー32の雌ねじ部52に螺合さ
れてボデー32に組み付けられている。
部が形成されていて、そこに円筒形状の弾性シール部材
54が嵌込状に組み付けられている。これらスリーブ4
8及びシール部材54には、それぞれボデー32におけ
る上記開口部38に対向する位置においてそれぞれ同じ
形状及び同じ大きさの円形の開口部56及び58が形成
されている。これら開口部56,58は、上記ボデー3
2の開口部38,スリーブ40の開口部46とともに通
路34の一部を成している。またスリーブ48の内部空
間も同様に通路34の一部を形成している。
た水は開口部38,46,58,56及びスリーブ48
の内部空間を流通して下流部の通路34bと到り、その
後に水栓本体12における湯水混合部へと流入して、そ
こで同様にして湯側の通路を通じて送られて来た湯と混
合され、吐水口18ないしシャワーヘッドから吐水され
る。
を前後の開口部38及び58,56に一致させる状態
で、通路34を通じて流通する水の流通(湯側では湯の
流通)を許容し、また同位置から回転操作されて開口部
46が前後の開口部38及び58,56と不一致となっ
たとき、通路34を遮断して水の供給を停止させる。即
ちここにおいて止水状態となる。また開口部46を前後
の開口部38及び58,56に一部一致させる状態で、
その一致部分の面積に応じた水量で水を流通させる。
付けられている。逆止弁60はスプリング62によって
スリーブ48の図4中左端の開口を閉鎖する方向に付勢
されている。この逆止弁60は、上流部の通路34aか
ら流入した水の勢いで図中左向きに押し上げられて通路
34を開き、水の流通を許容する一方、逆向きに水が流
れようとしたときスリーブ48の開口を閉鎖して、即ち
通路34を閉鎖して水の逆流を阻止する。
は、逆止弁60の軸部59の先端部に装着されたばね受
61と、スリーブ48に位置固定に取り付けられたばね
受63とに各端部を当接させ、その弾発力を逆止弁60
に対して図中右向きに及ぼしている。
反対側の端部においてストレーナキャップ65が組み付
けられている。ストレーナキャップ65は、スリーブ4
8に対する挿入側の端部に円筒部を有していてその円筒
部の外周面に雄ねじ64を有し、その雄ねじ64がスリ
ーブ48の雌ねじ66にねじ込まれることで、かかるス
リーブ48に組み付けられている。そしてこのストレー
ナキャップ65によりストレーナ68が保持されてい
る。通路34を流通する水はそのストレーナ68によっ
て異物除去される。
場合の例であるが、本例の水栓器具10は、図5に示し
ているように水平な取付面、例えばカウンターの上面に
取り付けることも可能である。この場合において本例の
水栓器具10の場合、水栓本体12内部に水用及び湯用
の各止水栓30がそれぞれ組み込まれているため、従来
のデッキ付水栓器具のようにカウンター内部の下方位置
において水栓本体12への水,湯の供給管上に別途に止
水栓を組み込む必要もないし、またその前方位置におい
てカウンター前板に止水栓操作用の点検口を設けるとい
ったことも必要でない。
付面に水栓器具10を取り付ける場合、水栓本体12に
おける吐水口18の取付部に吐水口エルボ70を接続し
て、その吐水口エルボ70に吐水管72を接続し、その
吐水管72を前方に延び出させてその先端に吐水口18
を設けておくことができる。
栓本体12が止水栓30を内蔵していることから、かか
る水栓器具10を壁14に取り付けるに際して従来のよ
うにクランク脚を必用とせず、直接水栓本体12を壁1
4に当接する状態に取付施工することが可能となる。
水栓器具10を取り付けるに際して、その取付面の下方
所定位置において別途に止水栓を設けて、その止水栓の
前方所定位置に点検口を設ける必要がなく、止水栓の操
作を含むメンテナンス作業を直接水栓本体12において
行うことが可能である。
0を内蔵しておくことで共通の水栓器具10を壁付水栓
としても、また水平な取付面上に設置されるデッキ付水
栓としても共通に用いることが可能となる。
30と併せて逆止弁60及びストレーナ68を同一箇所
に組み込んでいることから止水栓30のメンテナンス作
業,逆止弁60のメンテナンス作業及びストレーナ68
のメンテナンス作業を同一箇所において行うことができ
る。
を壁14に取り付けるに際して水栓本体12を直接壁1
4に当接させる状態に取り付けることができるものであ
るが、図6に示しているように場合によって従来と同様
クランク脚74を介して壁14に取り付けるようになす
ことも可能である。
くまで一例示である。例えば本発明は場合によって単水
栓にも適用することが可能であるなど、その主旨を逸脱
しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能で
ある。
る。
分解して示す図である。
る場合の取付例を示す図である。
に取り付ける場合の例を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 水栓本体内部の水又は湯の通路上に止水
栓を組み込んだ水栓器具において、 前 記止水栓は回転可能に設けられたスリーブを有してお
り、該スリーブは前記通路の該スリーブの上流部と下流
部とを連通させる開口部を周壁部所定位置に備えてい
て、該スリーブに対する回転操作により該開口部を該通
路内に位置させる開位置と、該通路外に位置させて通路
を遮断する閉位置との間で回転運動するものとされてお
り、更に該スリーブの内側には別途の第二スリーブが組
み込まれていて、該第二スリーブの周壁部に形成された
第二の開口部と該第二の開口部に連通する該第二スリー
ブの内側空間とにより前記通路の一部が構成されてお
り、更に該第二スリーブには該内側空間を開放又は閉鎖
する逆止弁が組み付けられていることを特徴とする水栓
器具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の水栓器具において、前
記第二スリーブの内周側にはストレーナが配設されてい
るとともに、該ストレーナを保持するストレーナキャッ
プが該第二スリーブに嵌合状態に組み付けられているこ
とを特徴とする水栓器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28160898A JP3446945B2 (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 水栓器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28160898A JP3446945B2 (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 水栓器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000110954A JP2000110954A (ja) | 2000-04-18 |
JP3446945B2 true JP3446945B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=17641519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28160898A Expired - Fee Related JP3446945B2 (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 水栓器具 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3446945B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010249253A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Fuji Koki Corp | 逆止弁及びそれが組み込まれた流量調整弁 |
Family Cites Families (2)
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---|---|---|---|---|
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JP2751019B2 (ja) * | 1994-12-28 | 1998-05-18 | エヌテーシー工業株式会社 | 自動混合水栓 |
-
1998
- 1998-10-02 JP JP28160898A patent/JP3446945B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000110954A (ja) | 2000-04-18 |
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