JP4332077B2 - セラミックディスクを用いた切替バルブ - Google Patents

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この発明は、セラミックディスクを用いた切替バルブに関するものである。
本出願人は、図5に示すように、台所の流し台や洗面所の壁Wに固定部材51を用いて固定された例えば給水用の止水栓52の止水栓本体53に、樹脂パイプ(給水配管)54との接続用筒状部55を連設することにより別途専用の樹脂パイプ用管継手を用いることなく樹脂パイプ54の下流端54aを袋ナット56を用いるだけで止水栓52に接続できるよう構成した接続機構を提案している(特許文献1参照)。57は、台所の流し台や洗面所に設置される湯水混合水栓、58は、止水栓52の切替ハンドルである。前記止水栓52は、図6に示すように、弁口59のまわりにシート部(弁座)60が形成された隔壁61を有する前記本体53と、弁体62と、弁体62を開閉するための前記切替ハンドル58と、ばね63とよりなる。64は、弁体62のスピンドルで、この一端部Nに設けた支持孔64aに弁体62の弁棒65が挿入されている。そして、スピンドル64の他端部Mに前記切替ハンドル58が設けられている。前記弁体62は、前記弁棒65以外に、この弁棒65の先端から順に六角ナット66、環状パッキン67、パッキン支持部材68を有し、ケレップと称されるコマ型に形成されている。69は、前記止水栓本体53の側面に位置する開口部で、雌ねじnが形成されており、スピンドル64は、雌ねじnに螺合する雄ねじmが形成された大径部分70を有する。前記支持孔64aは、スピンドル64の軸方向における中央部をスピンドル64の一端部Nから大径部分70にわたりくり抜いて形成されている。
特開2001−159163号公報
しかし、止水栓本体53は、切替ハンドル58を取り付けるために必要な開口部69や、弁口59が形成された隔壁61を有するとともに、弁口59を通る流路が折れ曲がっているので、大型にならざるを得なかった。
また、切替ハンドル58の回動操作により吐水、止水の切替、ならびに、流量調節を行っているため、切替ハンドル58を一回転以上させてスピンドル64を移動させるといった煩わしい操作を行う必要があり、操作が煩雑である。
また、切替ハンドル58の回動操作を繰り返すことにより前記パッキン67が劣化し、それにより、切替ハンドル58を締めつけても、完全に止水することができないという問題がある。
このような問題点は、図7に示すように、樹脂パイプ54の代わりに塩ビ製の配管や鉄製の配管71が接続される止水栓52の場合にも生じる。なお、図7において、図5、図6に示した符号と同一のものは同一または相当物である。
さらには、図8に示すように、コマ型に形成されている弁体62を用いた分岐バルブ機構72の場合にも上述した問題点は生じる。図8において、73は、例えば給水配管に接続された給水口(図示せず)と、二つの導出口74,75が形成された水栓本体73aを備えた水栓で、前述したようなコマ型に形成された弁体62を有する。そして、二つの導出口74,75のうち、一方の導出口75はメクラ栓76で覆われており、他方の導出口74は、前記弁体62を有する分岐水栓77に接続され、分岐水栓本体77aに形成される導出口78は例えば浄水器の給水ホースに接続される。また、メクラ栓76を取り外して、導出口75に分岐水栓77と同一構造の分岐水栓を接続し、この分岐水栓を介して例えば食器洗浄機の給水ホースに接続される。なお、図8において、図5〜図7に示した符号と同一のものは同一または相当物である。
この発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、耐久性のある弁体を有し、流量調節の操作性が良好で、コンパクトなセラミックディスクを用いた切替バルブを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明は、セラミック製の固定ディスクと、この固定ディスクの摺動面に密接した状態でディスク軸心まわりに回動自在に配置されるセラミック製の可動ディスクと、前記両ディスクの上流側に位置する流入口と、前記両ディスクの下流側に位置する流出口とを有し、更に、前記固定ディスクと可動ディスクは弁孔を有して、前記流入口と流出口が同軸上に位置するよう設けられており、前記流入口と流出口が連通するよう前記固定ディスクの弁孔と前記可動ディスクの弁孔が重なる吐水状態と、前記流入口と流出口が非連通となるよう前記可動ディスクの弁孔が前記固定ディスクによって閉鎖される止水状態とに切替可能に構成されているセラミックディスクを用いた切替バルブであって、
前記固定ディスクと可動ディスクは、それぞれ、摺動面とは反対の面に係合用凹入部を有する一方、前記弁孔が前記係合用凹入部を挟む形で対称位置に穿設形成されており、更に、前記固定ディスクの係合用凹入部に嵌合可能な形状の突片が形成されたディスク押えと、前記可動ディスクの係合用凹入部に嵌合可能な形状の突片が形成された回転筒体と、前記可動ディスクと共に前記回転筒体がディスク軸心まわりに回動するよう前記回転筒体をガイドする上流側ガイド体および下流側ガイド体と、前記回転筒体に連動連結した状態でディスク軸心まわりに回動され、吐水状態と止水状態とに切替える切替部材とを備えていることを特徴とする。
この発明では、流入口と流出口が同軸上に位置するよう設けられているので、セラミック製の固定ディスクとこの固定ディスクの摺動面に密接した状態でディスク軸心まわりに回動自在に配置されるセラミック製の可動ディスクの各弁孔が重なる吐水状態では、流入口と流出口管に設けた前記両ディスクの弁孔が重なる状態で前記流入口から流出口へ直線的に前記両弁孔を介して一方向に吐水できる。したがって、この発明のセラミックディスクを用いた切替バルブを例えば止水栓として用いる場合は、従来の止水栓本体よりもコンパクトにできるとともに、前記可動ディスクを一回転より小さな角度だけ回動させるだけで吐水または止水が行えるので、操作性を向上できる。
また、この発明のセラミックディスクを用いた切替バルブを例えば分岐用水栓として用いる場合でも、従来の分岐用水栓本体よりもコンパクトにできるとともに、前記可動ディスクを一回転より小さな角度だけ回動させるだけで吐水または止水が行えるので、操作性を向上できる。
そして、この発明では、セラミックディスクを用いているので、従来のケレップと称されるコマ型の弁体のように、パッキンが劣化するという問題がなくなる。
以下、この発明の実施形態を、図を参照しながら説明する。なお、それによってこの発明は限定されるものではない。
図1〜図3は、水栓の上流に位置する止水栓として用いたこの発明の一実施形態を示す。
図1〜図3において、1は、例えば給水側に設置されたこの発明のセラミックディスクを用いた切替バルブ(以下、単に切替バルブという)で、例えば洗面所の湯水混合水栓の上流に位置している。前記切替バルブ1は、第1の袋ナット2aを介して補助用継手2bに接続され、さらに、補助用継手2bは、第2の袋ナット2cを介して水供給管3に接続されており、セラミック製の固定ディスク4と、この固定ディスク4の摺動面4aに密接した状態でディスク軸心Aまわりに回動自在に配置されるセラミック製の可動ディスク5と、前記両ディスク4,5の上流側に位置する流入口6と、前記両ディスク4,5の下流側に位置する流出口7とを有し、更に、前記固定ディスク4と可動ディスク5は平面視扇型の一対の弁孔8,8、9,9を有して、前記流入口6と流出口7が同軸に位置するよう設けられている。
この実施形態では、前記固定ディスク4と可動ディスク5は同一形状を有するとともに、各ディスク4,5は摺動面4a,5aとは反対の面4a’,5a’に係合用凹入部10,11を有する。そして、前記弁孔8,8、9,9が前記係合用凹入部10,11を挟む形で対称位置に穿設形成されている。なお、固定ディスク4と可動ディスク5は同一形状でなくてもよい。12は、固定ディスク4を載置する筒状のディスク押えで、固定ディスク4の係合用凹入部10に嵌合可能な形状の一対の突片13,13が上流側の面に形成されている。14は、可動ディスク5と共にディスク軸心Aまわりに回動する回転筒体で、下流側の小径部14aと上流側の大径部14bとよりなる。大径部14bの上流側の端面には、可動ディスク5の係合用凹入部11に嵌合可能な形状の一対の突片15,15が形成されている。16は、回転筒体14をガイドする筒状の上流側ガイド体、17は、回転筒体14をガイドする筒状の下流側ガイド体であり、外向きフランジFを挟んで、上流部分を構成する雄ねじ部18と下流部分を構成する雄ねじ部19よりなる。また、前記上流側ガイド体16は、雄ねじ部18に螺合する雌ねじ部20を下流側に有し、外周面が六角形の外向きフランジF’を介して、前記第1の袋ナット2aに接続される雄ねじ部21を上流側に有する。そして、この雄ねじ部21内にディスク押え12が嵌込まれている。
22,23は、吐水状態と止水状態とに切替えるとともに、吐水状態のときの流量調節を行うための一対の切替部材で、回転筒体に連動連結されている。切替部材22,23は、同一形状であり、上流側ガイド体16の雌ねじ部20に設けた窓24を介して、回転筒体14を覆う状態で回転筒体14とは一体にディスク軸心Aまわりに回動する。すなわち、雌ねじ部20の上流側には、対向する対称位置に回転筒体14の回転角度に対応する長さの前記窓24,24が円周方に沿って形成されている。また、回転筒体14の大径部14bには、対向する対称位置に係合用凹入部25,25が形成されている。一方の切替部材22は、内面に、窓24を介して係合用凹入部25に嵌合可能な形状の一対の突片26を有し、他方の切替部材23は、内面に、窓24を介して係合用凹入部25に嵌合可能な形状の一対の突片27を有する。
而して、湯水混合水栓に接続される例えば給水供給管の上流端に下流側ガイド体17の雄ねじ部19を接続し、第1の袋ナット2aに上流側ガイド体16の雄ねじ部21を接続するだけで、切替部材22,23を操作して吐水状態と止水状態にできる。
図4は、分岐用水栓として用いたこの発明の他の実施形態を示す。
図4において、例えば給水配管に接続された給水口および二つの導出口74,75が形成された水栓本体73aの導出口75に接続された補助用継手2bと、上流側ガイド体16の雄ねじ部21とを第1の袋ナット2aで接続し、例えば浄水器の給水ホースに下流側ガイド体17の雄ねじ部19を接続するだけで、流量調節部材22,23を切替えて浄水器へ水を供給する吐水状態と、水の供給を停止する止水状態にできる。
(A)および(B)は、それぞれ、この発明の一実施形態を示す縦断面図で、(A)と(B)は90°異なる面で切断した縦断面図である。 上記実施形態を示す分解斜視図である。 上記実施形態の使用状態を示す構成説明図である。 この発明の他の実施形態における使用状態を示す構成説明図である。 従来例の使用状態を示す構成説明図である。 前記従来例を示す要部構成説明図である。 他の従来例の使用状態を示す構成説明図である。 更に他の従来例の使用状態を示す構成説明図である。
1 切替バルブ
4 セラミック製固定ディスク
4a 固定ディスク摺動面
5 セラミック製可動ディスク
6 流入口
7 流出口
8,9 弁孔
A 同軸

Claims (3)

  1. セラミック製の固定ディスクと、この固定ディスクの摺動面に密接した状態でディスク軸心まわりに回動自在に配置されるセラミック製の可動ディスクと、前記両ディスクの上流側に位置する流入口と、前記両ディスクの下流側に位置する流出口とを有し、更に、前記固定ディスクと可動ディスクは弁孔を有して、前記流入口と流出口が同軸上に位置するよう設けられており、前記流入口と流出口が連通するよう前記固定ディスクの弁孔と前記可動ディスクの弁孔が重なる吐水状態と、前記流入口と流出口が非連通となるよう前記可動ディスクの弁孔が前記固定ディスクによって閉鎖される止水状態とに切替可能に構成されているセラミックディスクを用いた切替バルブであって、
    前記固定ディスクと可動ディスクは、それぞれ、摺動面とは反対の面に係合用凹入部を有する一方、前記弁孔が前記係合用凹入部を挟む形で対称位置に穿設形成されており、更に、前記固定ディスクの係合用凹入部に嵌合可能な形状の突片が形成されたディスク押えと、前記可動ディスクの係合用凹入部に嵌合可能な形状の突片が形成された回転筒体と、前記可動ディスクと共に前記回転筒体がディスク軸心まわりに回動するよう前記回転筒体をガイドする上流側ガイド体および下流側ガイド体と、前記回転筒体に連動連結した状態でディスク軸心まわりに回動され、吐水状態と止水状態とに切替える切替部材とを備えたことを特徴とするセラミックディスクを用いた切替バルブ。
  2. 止水栓として用いられる請求項1に記載のセラミックディスクを用いた切替バルブ。
  3. 分岐用水栓として用いられる請求項1に記載のセラミックディスクを用いた切替バルブ。
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