JPH0247815Y2 - - Google Patents

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JPH0247815Y2
JPH0247815Y2 JP18867785U JP18867785U JPH0247815Y2 JP H0247815 Y2 JPH0247815 Y2 JP H0247815Y2 JP 18867785 U JP18867785 U JP 18867785U JP 18867785 U JP18867785 U JP 18867785U JP H0247815 Y2 JPH0247815 Y2 JP H0247815Y2
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hot water
water supply
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water
holding cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、栓本体内の圧力上昇を防止する装
置を備えてなる、湯水混合栓に関するものであ
る。
(従来の技術) (イ) 栓本体内の圧力上昇、例えば、熱湯給湯時に
おける水室内の圧力上昇を防止する装置を備え
てなる湯水混合栓としては、実開昭60−86676
号、実開昭60−130874号がある。
まず前者のものは、第2図及び第3図で示す
ように、可動板1と固定板2とから構成される
混合弁にあつて、前記可動板1の止水面側には
混合室3とともに逃がし溝4を設けたものであ
る。そして、熱湯のみの給湯を行う場合には、
レバーハンドルを操作することにより固定板2
の湯口5のみを開口する(第3図参照)わけで
あるが、この時、逃がし溝4は、水口6と混合
室3とを連通することにより、膨張した体積分
の水を前記混合室3へと逃がし、水室内の圧力
上昇を防止しようとするものであつた。
次に後者のものは、第4図で示すように、水
洗台を貫通して混合栓本体の給水部へと連絡す
る給水管7と、その給水本管8とを接続するつ
なぎ手9に、弁座体10及び弁体11を備えた
逆止弁筒12を取り付けたものである。そし
て、弁座体10は逆止弁筒12の内部に摺動可
能に配備され、スプリング13によつて2次側
へと押圧されている。又、弁体11は弁座体1
0内に摺動可能に挿通されたガイド筒14に固
定され、かつ、スプリング15によつて閉弁す
るように押圧されている。よつて、熱湯の供給
により混合栓本体が加熱され、水室内の水が熱
膨張を起こすことにより圧力上昇が生じると、
この上昇圧力によつて弁座体10をスプリング
13の弾力に抗して一次側へと移動させ、同圧
力を吸収しようとするものであつた。
(ロ) 又、給湯室内の圧力上昇を防止する装置を備
えてなる湯水混合栓としては、実開昭60−
64370号がある。同号のものは、第5図で示す
ように、給湯部16の開口17に蓋18を螺着
し、その内側螺口部19に、摺動可能な逃がし
弁20を内部に備えた弁保持筒21を取り付け
たものである。そして、弁保持筒21の一端面
には給湯室22側に開口する開口部23が、
又、蓋18の中心部には外部に通じる通孔24
がそれぞれ明けられ、かつ、前記逃がし弁20
は、スプリング25によつて前記開口部23へ
と押圧されている。よつて、前記弁保持筒21
の向かい合わせ側に位置する湯弁口(図示せ
ず)を双頭弁体で閉じると、このときの弁体移
動による給湯室22内の体積圧縮によつて、圧
力上昇が生じるわけであるが、同圧力は、逃が
し弁20をスプリング25の弾力に抗して蓋1
8側へと移動させ、圧縮された体積を吸収しよ
うとするものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記の構造のものはいずれも以
下に述べるような問題があつた。
(イ) まず、実開昭60−86676号のものは、熱湯給
湯時においても常時水を供給することとなるた
め、所望の熱湯を得ることができず、特に、給
湯器側において温度が充分に上がつていない場
合には、ぬるい湯しか出てこないという欠陥が
あつた。
又、実開昭60−130874号のものは、水洗台の
下方に位置する給水管7と給水本管8とのつな
ぎ手9に、逆止弁機能を兼ねた圧力吸収装置を
設けるものであるため、逆止弁の故障修理その
他のメインテエナンスを外部から行なうことが
できず、作業性が悪いという欠陥があつた。し
かも、配管路中につなぎ手を増やすことは、水
漏れの原因を増やすことともなり、好ましいこ
とではなかつた。
(ロ) さらに、実開昭60−64370号のものは、体積
圧縮による圧力を外部に逃がす方式であるた
め、逃がし弁21の外周に設けられるシール部
材が摩耗した場合には、外部に直接に水漏れが
生じるという問題があつた。
そこで、この考案は上記欠陥を一掃するととも
に、栓本体内に生じる圧力上昇を確実に防止でき
る湯水混合栓を提供することを目的とする。
(考案が解決しようとする問題点) そこで、この考案は上記目的を達成するため
に、次の構成からなる。即ち、この考案に係る湯
水混合栓は、混合栓本体の給水部(給湯部)内に
固定配備するとともに、その周面一部に給水路
(給湯路)と連通する水流入口(湯流入口)を形
成したガイド部材と、同ガイド部材に対して摺動
可能に挿通し、かつ、常時水室(湯室)側へと押
圧されるように抜け止め装着した逆止弁保持筒
と、同保持筒内に収納され、その通口を開閉する
逆止弁とからなる。そして、前記保持筒の周面一
部には、前記逆止弁を通過した水(湯)が流出す
る通口を形成してなるものである。
(実施例) 以下、この考案に係る湯水混合栓の一実施例を
第1図に基づいて説明する。
図中符号31は、可動板32および固定板33
とで構成する混合弁を、1本のレバーハンドル3
4で開閉操作し、湯温の調節並びに吐出量の調節
をすることができる、シングルレバー式湯水混合
栓の本体を示す。本体31の両側部には、給湯源
に連絡する給湯部35と給水源に連絡する給水部
36とを備え、また、その内部には、隔壁によつ
て区分けされる湯室37、水室38、混合室39
を形成する。そして、湯室37には、給湯源から
の熱湯を供給する給湯路(図示せず)を、また、
水室38には給水源からの水を供給する給水路4
0をそれぞれ形成する。41,42は、給湯部3
5及び給水部36の開口部にそれぞれ螺着した蓋
である。
43は、その一端部を前記蓋42の内側螺口部
に螺着させることにより、給水部36内に固定配
備した円筒状のガイド部材であつて、その周面一
部には前記給水路40と連通する水流入口44を
形成する。この水流入口44にはストレーナ45
を取り付け、スクリーンされた水のみが前記ガイ
ド部材43内に流入するようにする。46はガイ
ド部材43の他端部内側面に形成した突出段部で
ある。
47はガイド部材43に対して摺動可能に挿通
した逆止弁保持筒であつて、その一端面と前記蓋
42との間にバネ48を介装することにより、同
保持筒47を常時水室38側へと押圧する。そし
て、この保持筒47の一端外周には、前記突出段
部46と当接する突状の抜け止め部49を形成
し、同保持筒47が前記ガイド部材43より抜け
出ないようにする。
50は保持筒47内に収納した逆止弁であつ
て、前記ガイド部材43の内部と連通する通口5
1を開閉する。逆止弁50は、通口51内に挿入
されるガイド羽根52と、通口51の内側口縁部
に形成した弁座53に対して接離する弁体54
と、同弁体54を前記弁座53に押圧するバネ5
5と、弁軸56を案内するとともにバネ55を支
持固定するため保持筒47に螺着したガイド板5
7とからなる。そして、この保持筒47の周面一
部には、水圧によつて前記弁体54を押し開ける
ようにして逆止弁50を通過した水が、水室38
へと流出するための流出口58を形成する。
なお、保持筒47の外径は、通口51側よりも
ガイド板57を螺着する側がやや大きく、従つ
て、同保持筒47が反水室38方向、即ち、矢印
P方向に摺動する際には、前記流出口58の一端
面59がガイド部材43の一端面50に当接する
ことによりストツパとして機能する。
61,62は給湯部35及び給水部36を給湯
源及び給水源にそれぞれ連結するクランク、6
3,64は同クランク61,62のそれぞれに設
けた止水栓である。
(作用) さて、このように構成された、本例に係る湯水
混合栓の作用について説明する。
いま、レバーハンドル34を操作して熱湯のみ
を連続吐出すると、混合栓本体31が過熱され、
水室38内に閉じ込められた水が熱膨張を起こ
す。そして、この熱膨張により圧力上昇が生じる
わけであるが、上昇した圧力は、逆止弁50を収
納する保持筒47を押圧する。よつて、保持筒4
7はバネ48の弾力に抗して矢印P方向へと摺動
移動し、前記上昇圧力を一次側へと吸収する。か
くして、水室38内の圧力上昇が防止され、部材
弁その他本体器具の故障、破損を避けることがで
きる。
なお、以上述べた実施例においては、圧力上昇
を防止する装置、即ち、ガイド部材43及び逆止
弁50を収納する逆止弁保持筒47とからなる装
置を、給水部36側のみに設けた例を示した。し
かしながら、既設配管にあつては、給水管と給湯
管が逆配管されている場合もあるため、安全性を
考慮して、給湯部35側にも同一構造からなる圧
力上昇防止装置を設けるのが好ましい。又、逆
に、この防止装置を、給水部36側でなく給湯部
35側のみに設けるようにしても良い。
(考案の効果) この考案の湯水混合栓は、以上詳述したところ
から明らかなように、逆止弁保持筒を移動させる
ことにより、上昇圧力を一次側へと吸収する構造
のものである。従つて、高温の熱湯を供給したま
まの状態で、即ち、熱湯の湯温に何等の影響を与
えることなく、水室内の圧力上昇を確実に防止す
ることができる。又、上昇圧力を外部へ直接逃が
す構造のものと異なり、外部への水漏れの心配も
全くない。
しかも、前記保持筒は筒内に逆止弁を収納し、
当然ながら逆止弁機能も兼ねさせるため、本体給
水部と給水源とを連結するクランク内、あるい
は、その他の箇所に逆止弁をさらに設置する必要
がない。従つて、部品点数が多くならないばかり
か、同逆止弁の掃除、修理にあたつても、わざわ
ざ給水源の元栓を閉じる必要がなく、クランクに
設けた止水栓を閉じるのみで、混合栓本体内から
取り出して掃除、修理することが可能である。こ
のようにして、混合栓関連器具のメインテエナン
スを外部から直接することができ、その作業性も
良好である。
さらに、本実施例のように、ガイド部材の水流
入口にストレーナを設けるようにすれば、スクリ
ーンされた水のみがガイド部材及び保持筒に流入
し、従つて、逆止弁にゴミ等が詰まつたりして湯
水が逆流するという弊害も確実に除去することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る湯水混合栓の一実施例
を示す一部破断正面図、第2図及び第3図は従来
の湯水混合栓であつて、特に、その混合弁の分解
斜視図及び弁作動を説明する図、第4図及び第5
図もそれぞれ従来の湯水混合栓の要部断面図であ
る。 31……混合栓本体、36……給水部、38…
…水室、40……給水路、43……ガイド部材、
44……水流入口、45……ストレーナ、47…
…逆止弁保持筒、50……逆止弁、58……流出
口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 混合栓本体の給水部(給湯部)内に固定配備
    するとともに、その周面一部に給水路(給湯
    路)と連通する水流入口(湯流入口)を形成し
    たガイド部材と、 同ガイド部材に対して摺動可能に挿通し、か
    つ、常時水室(湯室)側へと押圧されるように
    抜け止め装着した逆止弁保持筒と、 同保持筒内に収納され、その通口を開閉する
    逆止弁とからなり、かつ、 前記保持筒の周面一部には、前記逆止弁を通
    過した水(湯)が流出する流出口を形成してな
    る、湯水混合栓。 2 前記水流入口(湯流入口)には、ストレーナ
    を取り付けてなる実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の湯水混合栓。 3 前記保持筒の一端外周には、前記ガイド部材
    の内側面に形成した突出段部と当接する抜け止
    め部を形成してなる実用新案登録請求の範囲第
    1項または第2項に記載の湯水混合栓。
JP18867785U 1985-12-06 1985-12-06 Expired JPH0247815Y2 (ja)

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