以下、本開示の一部実施例を例示的な図面を参照して詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付け加えることにおいて、等しい構成要素に対してはたとえ他の図面上に表示されてもできるだけ等しい符号を有することができる。また、本開示を説明することにおいて、関連される公知構成または機能に対する具体的な説明が本開示の要旨を濁すことがあると判断される場合には、その詳細な説明は略することができる。本明細書上で言及された“含む”、“有する”、“なされる”などが使用される場合“~のみ”が使用されない以上他の部分が加えられることができる。構成要素を単数で表現した場合に特別な明示上な記載事項がない限り複数を含む場合を含むことができる。
また、本開示の構成要素を説明することにおいて、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものであるだけで、その用語によって該当構成要素の本質、順番、順序でまたは個数などが限定されない。
構成要素の位置関係に対する説明において、ふたつ以上の構成要素が“連結”、“結合”または“接続”などがなると記載した場合、ふたつ以上の構成要素が直接的に“連結”、“結合”または“接続”されることができるが、ふたつ以上の構成要素と異なる構成要素がさらに“介在”されて“連結”、“結合”または“接続”されることもできると理解されなければならないであろう。ここで、他の構成要素はお互いに“連結”、“結合”または“接続”されるふたつ以上の構成要素中の一つ以上に含まれることもある。
構成要素や、動作方法や製作方法などと関連された時間的流れ関係に対する説明において、例えば、“~後に”、“~に続いて”、“~次に”、“~前に”などで時間的先後関係または流れ的先後関係が説明される場合、“直ちに”または“直接”が使用されない以上連続的ではない場合も含むことができる。
一方、構成要素に対する数値またはその対応情報(例:レベルなど)が言及された場合、別途の明示上記載がなくても、数値またはその対応情報は各種要因(例:工程上の要因、内部または外部衝撃、ノイズなど)によって発生することがある誤差範囲を含むことで解釈されることができる。
以下、添付された図面を参照して本開示の多様な実施例を詳しく説明する。
図1a、図1b及び図1cは、本開示の実施例による表示装置100の平面図である。
図1a、図1b及び図1cを参照すれば、本開示の実施例による表示装置100は映像を表示する表示パネル110及び一つ以上の光学電子装置11、12を含むことができる。
表示パネル110は映像が表示される表示領域(DA)と映像が表示されない非表示領域(NDA)を含むことができる。
表示領域(DA)には複数のサブピクセルが配置され、複数のサブピクセルを駆動するための各種信号ラインが配置されることができる。
非表示領域(NDA)は表示領域(DA)の外領域であることができる。非表示領域(NDA)には各種信号ラインが配置されることがあるし、各種駆動回路が連結されることができる。非表示領域(NDA)はベンディングされて前面で見えないか、または、ケース(図示せず)によって隠されることがある。非表示領域(NDA)はベゼル(Bezel)または、ベゼル領域とも言う。
図1a、図1b及び図1cを参照すれば、本開示の実施例による表示装置100で、一つ以上の光学電子装置11、12は表示パネル110の下部(視聴面の反対側)に位置する電子部品である。
光は表示パネル110の前面(視聴面)に入って行って表示パネル110を透過して表示パネル110の下(視聴面の反対側)に位置する一つ以上の光学電子装置11、12に伝達されることができる。
一つ以上の光学電子装置11、12は、表示パネル110を透過した光を受信し、受信された光によって決まった機能を遂行する装置であることができる。例えば、一つ以上の光学電子装置11、12はカメラ(イメージセンサー)などの撮影装置、近接センサー及び照度センサーなどの感知センサーなどのうちで一つ以上を含むことができる。
図1a、図1b及び図1cを参照すれば、本開示の実施例による表示パネル110で、表示領域(DA)は一般領域(NA)と一つ以上の光学領域(OA1、OA2)を含むことができる。
図1a、図1b及び図1cを参照すれば、一つ以上の光学領域(OA1、OA2)は一つ以上の光学電子装置11、12と重畳される領域であることができる。
図1aの例示によれば、表示領域(DA)は一般領域(NA)及び第1光学領域(OA1)を含むことができる。ここで、第1光学領域(OA1)の少なくとも一部は第1光学電子装置11と重畳されることができる。
図1bの例示によれば、表示領域(DA)は一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を含むことができる。図1bの例示で、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)の間には一般領域(NA)が存在する。ここで、第1光学領域(OA1)の少なくとも一部は第1光学電子装置11と重畳されることができ、第2光学領域(OA2)の少なくとも一部は第2光学電子装置12と重畳されることができる。
図1cの例示によれば、表示領域(DA)は一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を含むことができる。図1cの例示で、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)の間には一般領域(NA)が存在しない。すなわち、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)はお互いに接している。ここで、第1光学領域(OA1)の少なくとも一部は第1光学電子装置11と重畳されることができ、第2光学領域(OA2)の少なくとも一部は第2光学電子装置12と重畳されることができる。
一つ以上の光学領域(OA1、OA2)は映像表示構造及び光透過構造がすべて形成されていなければならない。すなわち、一つ以上の光学領域(OA1、OA2)は表示領域(DA)の一部領域であるので、一つ以上の光学領域(OA1、OA2)には映像表示のためのサブピクセルが配置されなければならない。そして、一つ以上の光学領域(OA1、OA2)には一つ以上の光学電子装置11、12で光を透過するための光透過構造が形成されなければならない。
一つ以上の光学電子装置11、12は光受信が必要な装置であるが、表示パネル110の後(下、視聴面の反対側)に位置し、表示パネル110を透過した光を受信するようになる。
一つ以上の光学電子装置11、12は表示パネル110の前面(視聴面)に露出しない。よって、使用者が表示装置110の前面を見る時、光学電子装置11、12が使用者に見えない。
例えば、第1光学電子装置11はカメラであることができ、第2光学電子装置12は近接センサー、照度センサーなどの感知センサーであることができる。例えば、感知センサーは赤外線を感知する赤外線センサーであることができる。
これと反対に、第1光学電子装置11が感知センサーであり、第2光学電子装置12がカメラであることができる。
以下では、説明の便宜のために、第1光学電子装置11がカメラであり、第2光学電子装置12が感知センサーであることで例を挙げる。ここで、カメラはカメラレンズまたはイメージセンサーであることができる。
第1光学電子装置11がカメラである場合、このカメラは表示パネル110の後(下)に位置するが、表示パネル110の前面方向を撮影する前面カメラ(Front camera)であることがある。よって、使用者は表示パネル110の視聴面を見ながら、視聴面に見えないカメラを通じて撮影をすることができる。
表示領域(DA)に含まれた一般領域(NA)及び一つ以上の光学領域(OA1、OA2)は映像表示が可能な領域であるが、一般領域(NA)は光透過構造が形成される必要がない領域であり、一つ以上の光学領域(OA1、OA2)は光透過構造が形成されなければならない領域である。
よって、一つ以上の光学領域(OA1、OA2)は一定水準以上の透過率を持たなければならないし、一般領域(NA)は光透過性を有しないか、または一定水準未満の低い透過率を有することができる。
例えば、一つ以上の光学領域(OA1、OA2)と一般領域(NA)は、解像度、サブピクセル配置構造、単位面積当たりサブピクセル個数、電極構造、ライン構造、電極配置構造、またはライン配置構造などがお互いに異なることがある。
例えば、一つ以上の光学領域(OA1、OA2)での単位面積当たりサブピクセル個数は一般領域(NA)での単位面積当たりサブピクセル個数より小さいことがある。すなわち、一つ以上の光学領域(OA1、OA2)の解像度は一般領域(NA)の解像度より低いことがある。ここで、単位面積当たりサブピクセル個数は解像度またはピクセル密度またはピクセル集積度と等しい意味であることがある。例えば、単位面積当たりサブピクセル個数の単位は1インチ(inch)内のピクセル個数を意味するPPI(Pixels Per Inch)であることがある。
例えば、第1光学領域(OA1)内の単位面積当たりサブピクセル個数は、一般領域(NA)内の単位面積当たりサブピクセル個数より少ないことがある。第2光学領域(OA2)内の単位面積当たりサブピクセル個数は第1光学領域(OA1)内の単位面積当たりサブピクセル個数以上であることがあって、一般領域(NA)内の単位面積当たりサブピクセル個数より少ないことがある。
一方、第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)のうちで少なくとも一つの透過率を高めてくれるための一つの方法として、前述したところのようにピクセル密集度差等設計方式が適用されることができる。ピクセル密集度差等設計方式によると、第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)のうちで少なくとも一つの単位面積当たりサブピクセル個数が一般領域(NA)の単位面積当たりサブピクセル個数より多いように、表示パネル110が設計されることができる。
しかし、場合によって、これと異なるように、第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)のうちで少なくとも一つの透過率を高めてくれるための他の方法として、ピクセル大きさ差等設計方式が適用されることができる。ピクセル大きさ差等設計方式によると、第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)とのうちで少なくとも一つの単位面積当たりサブピクセル個数が一般領域(NA)の単位面積当たりサブピクセル個数と同一または類似であるが、第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)のうちで少なくとも一つに配置された各サブピクセル(SP)の大きさ(すなわち、発光領域の大きさ)が一般領域(NA)に配置された各サブピクセル(SP)の大きさ(すなわち、発光領域の大きさ)より小くなるように、表示パネル110が設計されることができる。
以下では、説明の便宜のために、第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)のうちで少なくとも一つの透過率を高めてくれるための二つの方法(ピクセル密集度差等設計方式、ピクセル大きさ差等設計方式)のうちでピクセル密集度差等設計方式が適用されたことを仮定して説明する。
第1光学領域(OA1)は円形、卵円形、四角形、六角形、または八角形など多様な模様を有することができる。第2光学領域(OA2)は円形、卵円形、四角形、六角形、または八角形など多様な模様を有することができる。第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)は等しい模様を有することもできて他の模様を有することができる。
図1cを参照すれば、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)が接している場合、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を含む全体光学領域も円形、卵円形、四角形、六角形、または八角形など多様な模様を有することができる。以下では、説明の便宜のために、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)それぞれは円形であることを例に挙げる。
本開示の実施例による表示装置100から、外部に露出しないで表示パネル100の下部に隠されている第1光学電子装置11がカメラの場合、本開示の実施例による表示装置100はUDC(Under Display Camera)技術が適用されたディスプレイであると言える。
これによれば、本開示の実施例による表示装置100の場合、表示パネル110にカメラ露出のためのノッチ(Notch)またはカメラホールが形成されなくても良いため、表示領域(DA)の面積減少が発生しない。
これによって、表示パネル110にカメラ露出のためのノッチ(Notch)またはカメラホールが形成されなくても良いため、ベゼル領域の大きさが減ることがあるし、デザイン制約事項が消えてデザイン設計の自由度が高くなることができる。
本開示の実施例による表示装置100に、一つ以上の光学電子装置11、12が表示パネル110の後に隠されて位置するにもかかわらず、一つ以上の光学電子装置11、12は正常に光を受信して決められた機能を正常に遂行しなければならない。
また、本開示の実施例による表示装置100で、一つ以上の光学電子装置11、12が表示パネル110の後に隠されて位置して表示領域(DA)と重畳されて位置するにもかかわらず、表示領域(DA)で一つ以上の光学電子装置11、12と重畳される一つ以上の光学領域(OA1、OA2)で正常な映像表示が可能ではなければならない。
図2は、本開示の実施例による表示装置100のシステム構成図である。図2を参照すれば、表示装置100は、映像表示のための構成要素として、表示パネル110及びディスプレイ駆動回路を含むことができる。
ディスプレイ駆動回路は表示パネル110を駆動するための回路として、データ駆動回路220、ゲート駆動回路230、及びディスプレイコントローラー240などを含むことができる。
表示パネル110は映像が表示される表示領域(DA)と映像が表示されない非表示領域(NDA)を含むことができる。非表示領域(NDA)は表示領域(DA)の外郭領域であることができ、ベゼル(Bezel)領域ともできる。非表示領域(NDA)の全体または一部は表示装置100の前で見える領域や、ベンディングされて表示装置100の前で見えない領域であることもある。
表示パネル110は基板(SUB)と基板(SUB)上に配置された複数のサブピクセル(SP)を含むことができる。また、表示パネル110は複数のサブピクセル(SP)を駆動するために、さまざまな種類の信号ラインをさらに含むことができる。
本開示の実施例による表示装置100は液晶表示装置などであることもできて、表示パネル110が自体的に発光する自体発光表示装置であることができる。本開示の実施例による表示装置100が自体発光表示装置である場合、複数のサブピクセル(SP)それぞれは発光素子を含むことができる。
例えば、本開示の実施例による表示装置100は発光素子が有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)で具現された有機発光表示装置であることができる。他の例を挙げて、本開示の実施例による表示装置100は発光素子が無機物基盤の発光ダイオードで具現された無機発光表示装置であることができる。また他の例を挙げて、本開示の実施例による表示装置100は発光素子が自ら光を出す半導体結晶である量子ドット(Quantum Dot)で具現された量子ドットディスプレイ装置であることができる。
表示装置100のタイプによって複数のサブピクセル(SP)それぞれの構造が変わることができる。例えば、表示装置100がサブピクセル(SP)が光を自ら出す自体発光表示装置の場合、各サブピクセル(SP)は自ら光を出す発光素子、一つ以上のトランジスター及び一つ以上のコンデンサを含むことができる。
例えば、さまざまな種類の信号ラインはデータ信号(データ電圧または映像信号とも称する)を伝達する複数のデータライン(DL)及びゲート信号(スキャン信号とも称する)を伝達する複数のゲートライン(GL)などを含むことができる。
複数のデータライン(DL)及び複数のゲートライン(GL)はお互いに交差することができる。複数のデータライン(DL)それぞれは第1方向に延長されながら配置されることができる。複数のゲートライン(GL)それぞれは第2方向に延長されながら配置されることができる。ここで、第1方向は列(Column)方向であり、第2方向は行(Row)方向であることができる。または、第1方向は行方向であり、第2方向は列方向であることができる。
データ駆動回路220は複数のデータライン(DL)を駆動するための回路として、複数のデータライン(DL)にデータ信号を出力することができる。ゲート駆動回路230は複数のゲートライン(GL)を駆動するための回路として、複数のゲートライン(GL)にゲート信号を出力することができる。
ディスプレイコントローラー240はデータ駆動回路220及びゲート駆動回路230を制御するための装置として、複数のデータライン(DL)に対する駆動タイミングと複数のゲートライン(GL)に対する駆動タイミングを制御することができる。
ディスプレイコントローラー240はデータ駆動回路220を制御するためにデータ駆動制御信号(DCS)をデータ駆動回路220に供給し、ゲート駆動回路230を制御するためにゲート駆動制御信号(GCS)をゲート駆動回路230に供給することができる。
ディスプレイコントローラー240はホストシステム250から入力映像データを受信し、入力映像データを土台で映像データ(Data)をデータ駆動回路220に供給することができる。
データ駆動回路220はディスプレイコントローラー240からデジタル形態の映像データ(Data)を受信し、受信された映像データ(Data)をアナログ形態のデータ信号に変換して複数のデータライン(DL)に出力することができる。
ゲート駆動回路230は各種ゲート駆動制御信号(GCS)と共にターン-オンレベル電圧に該当する第1ゲート電圧及びターン-オフレベル電圧に該当する第2ゲート電圧の供給を受けて、ゲート信号を生成し、生成されたゲート信号を複数のゲートライン(GL)に供給することができる。
例えば、データ駆動回路220はテープオートメイティドボンディング(TAB:Tape Automated Bonding)方式で表示パネル110と連結されるか、または、チップオンガラス(COG:Chip On Glass)またはチップオンパネル(COP:Chip On Panel)方式で表示パネル110のボンディングパッドに連結されるか、または、チップオンフィルム(COF:Chip On Film)方式で具現されて表示パネル110と連結されることができる。
ゲート駆動回路230はテープオートメイティドボンディング(TAB)方式で表示パネル110と連結されるか、または、チップオンガラス(COG)またはチップオンパネル(COP)方式で表示パネル110のボンディングパッド(Bonding Pad)に連結されるか、または、チップオンフィルム(COF)方式によって表示パネル110と連結されることができる。または、ゲート駆動回路230はゲートインパネル(GIP:Gate In Panel)タイプで表示パネル110の非表示領域(NDA)に形成されることができる。ゲート駆動回路230は基板上に配置されるか、または基板に連結されることができる。すなわち、ゲート駆動回路230はGIPタイプである場合基板の非表示領域(NDA)に配置されることができる。ゲート駆動回路230はチップオンガラス(COG)タイプ、チップオンフィルム(COF)タイプなどの場合基板に連結されることができる。
一方、データ駆動回路220及びゲート駆動回路230のうちで少なくとも一つの駆動回路は表示パネル110の表示領域(DA)に配置されることもできる。例えば、データ駆動回路220及びゲート駆動回路230のうちで少なくとも一つの駆動回路はサブピクセル(SP)と重畳されないように配置されることもできて、サブピクセル(SP)と一部または全体が重畳されるように配置されることもできる。
データ駆動回路220は表示パネル110の一側(例:上側または下側)に連結されることもできる。駆動方式、パネル設計方式などによって、データ駆動回路220は表示パネル110の両側(例:上側と下側)にすべて連結されるか、または、表示パネル110の4側面のうちでふたつ以上の側面に連結されることもできる。
ゲート駆動回路230は表示パネル110の一側(例:左側または右側)に連結されることもできる。駆動方式、パネル設計方式などによって、ゲート駆動回路230は表示パネル110の両側(例:左側と右側)にすべて連結されるか、または、表示パネル110の4側面のうちでふたつ以上の側面に連結されることもできる。
ディスプレイコントローラー240は、データ駆動回路220と別途の部品で具現されることもできて、またはデータ駆動回路220と共に統合されて集積回路で具現されることができる。
ディスプレイコントローラー240は通常のディスプレイ技術で利用されるタイミングコントローラー(Timing Controller)であるか、または、タイミングコントローラーを含んで他の制御機能もさらに遂行することができる制御装置であることができ、または、タイミングコントローラーと異なる制御装置であることもでき、または、制御装置内の回路であることもある。ディスプレイコントローラー240は、IC(Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、または、プロセッサ(Processor)などの多様な回路や電子部品で具現されることができる。
ディスプレイコントローラー240は印刷回路基板、軟性印刷回路などに実装され、印刷回路基板、軟性印刷回路などを通じてデータ駆動回路220及びゲート駆動回路230と電気的に連結されることができる。
ディスプレイコントローラー240は、あらかじめ決まった一つ以上のインターフェースによってデータ駆動回路220と信号を送受信することができる。ここで、例えば、インターフェースはLVDS(Low Voltage Differential Signaling)インターフェース、EPI(Embedded Clock Point-Point Interface)インターフェース、SP(Serial Peripheral Interface)などを含むことができる。
本開示の実施例による表示装置100は映像表示機能だけではなく、タッチセンシング機能をさらに提供するために、タッチセンサーと、タッチセンサーをセンシングして指またはペンなどのタッチオブジェクトによってタッチが発生したかを検出するか、またはタッチ位置を検出するタッチセンシング回路を含むことができる。
タッチセンシング回路はタッチセンサーを駆動してセンシングしてタッチセンシングデータを生成して出力するタッチ駆動回路260と、タッチセンシングデータを利用してタッチ発生を感知するか、またはタッチ位置を検出することができるタッチコントローラー270などを含むことができる。
タッチセンサーは複数のタッチ電極を含むことができる。タッチセンサーは複数のタッチ電極とタッチ駆動回路260を電気的に連結してくれるための複数のタッチラインをさらに含むことができる。
タッチセンサーは表示パネル110の外部にタッチパネル形態で存在することもできて表示パネル110の内部に存在することもできる。タッチセンサーがタッチパネル形態で表示パネル110の外部に存在する場合、タッチセンサーは外装型であると称する。タッチセンサーが外装型である場合、タッチパネルと表示パネル110は、別に製作され、組み立て過程で結合されることができる。外装型のタッチパネルはタッチパネル用基板及びタッチパネル用基板上の複数のタッチ電極などを含むことができる。
タッチセンサーは表示パネル110の内部に存在する場合、表示パネル110の製作工程中にディスプレイ駆動と関連される信号ライン及び電極などと共に基板(SUB)上にタッチセンサーが形成されることができる。
タッチ駆動回路260は複数のタッチ電極のうちで少なくとも一つでタッチ駆動信号を供給し、複数のタッチ電極のうちで少なくとも一つをセンシングしてタッチセンシングデータを生成することができる。
タッチセンシング回路はセルフ-キャパシタンス(Self-Capacitance)センシング方式またはミューチュアル-キャパシタンス(Mutual-Capacitance)センシング方式でタッチセンシングを遂行することができる。
タッチセンシング回路がセルフ-キャパシタンスセンシング方式でタッチセンシングを遂行する場合、タッチセンシング回路は各タッチ電極とタッチオブジェクト(例:指、ペンなど)の間のキャパシタンスを土台でタッチセンシングを遂行することができる。セルフ-キャパシタンスセンシング方式によると、複数のタッチ電極それぞれは駆動タッチ電極の役割もしてセンシングタッチ電極の役割もできる。タッチ駆動回路260は複数のタッチ電極の全体または一部を駆動して複数のタッチ電極の全体または一部をセンシングすることができる。
タッチセンシング回路がミューチュアル-キャパシタンスセンシング方式でタッチセンシングを遂行する場合、タッチセンシング回路はタッチ電極の間のキャパシタンスを土台でタッチセンシングを遂行することができる。ミューチュアル-キャパシタンスセンシング方式によると、複数のタッチ電極は駆動タッチ電極とセンシングタッチ電極で分けられる。タッチ駆動回路260は駆動タッチ電極を駆動してセンシングタッチ電極をセンシングすることができる。
タッチセンシング回路に含まれたタッチ駆動回路260及びタッチコントローラー270は別途の装置で具現されることもできて、一つの装置で具現されることもできる。また、タッチ駆動回路260とデータ駆動回路220は別途の装置で具現されることもできて、一つの装置で具現されることもできる。
表示装置100はディスプレイ駆動回路及び/またはタッチセンシング回路で各種電源を供給する電源供給回路などをさらに含むことができる。
本開示の実施例による表示装置100はスマートフォン、タブレットなどのモバイル端末機であるか、または多様な大きさのモニターやテレビ(TV)などであることができ、これに制限されないで、情報や映像を表出することができる多様なタイプ、多様な大きさのディスプレイであることができる。
前述したところのように、表示パネル110で表示領域(DA)は一般領域(NA)及び一つ以上の光学領域(OA1、OA2)を含むことができる。一般領域(NA)及び一つ以上の光学領域(OA1、OA2)は映像表示が可能な領域である。しかし、一般領域(NA)は光透過構造が形成される必要がない領域であり、一つ以上の光学領域(OA1、OA2)は光透過構造が形成されなければならない領域である。
前述したところのように、表示パネル110で表示領域(DA)は一般領域(NA)と共に、一つ以上の光学領域(OA1、OA2)を含むことができるが、説明の便宜のために、表示領域(DA)が第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)をすべて含む場合(図1b、図1c)を仮定する。
図3は、本開示の実施例による表示パネル110でサブピクセル(SP)の等価回路である。
表示パネル110の表示領域(DA)に含まれた一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)に配置されたサブピクセル(SP)それぞれは、発光素子(ED)と、発光素子(ED)を駆動するための駆動トランジスター(DRT)と、駆動トランジスター(DRT)の第1ノード(Nx)にデータ電圧(VDATA)を伝達してくれるためのスキャントランジスター(SCT)と、一フレーム間に一定電圧を維持してくれるためのストレージコンデンサ(Cst)などを含むことができる。
駆動トランジスター(DRT)はデータ電圧が印加されることができる第1ノード(Nx)、発光素子(ED)と電気的に連結される第2ノード(Ny)及び駆動電圧ライン(DVL)から駆動電圧(ELVDD)が印加される第3ノード(Nz)を含むことができる。駆動トランジスター(DRT)で、第1ノード(Nx)はゲートノードであり、第2ノード(Ny)はソースノードまたはドレインノードであることができ、第3ノード(Nz)はドレインノードまたはソースノードであることができる。
発光素子(ED)はアノード電極(AE)、発光層(EL)及びカソード電極(CE)を含むことができる。アノード電極(AE)は各サブピクセル(SP)に配置されるピクセル電極であることができ、各サブピクセル(SP)の駆動トランジスター(DRT)の第2ノード(Ny)と電気的に連結されることができる。カソード電極(CE)は複数のサブピクセル(SP)に共通で配置される共通電極であることができ、基底電圧(ELVSS)が印加されることができる。
例えば、アノード電極(AE)はピクセル電極であることができ、カソード電極(CE)は共通電極であることができる。これと反対に、アノード電極(AE)は共通電極であることができ、カソード電極(CE)はピクセル電極であることができる。以下では、説明の便宜のために、アノード電極(AE)はピクセル電極であり、カソード電極(CE)は共通電極であることで仮定する。
例えば、発光素子(ED)は有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)、無機発光ダイオード、または量子ドット発光素子などであることができる。発光素子(ED)が有機発光ダイオードである場合、発光素子(ED)から発光層(EL)は有機物が含まれた有機発光層を含むことができる。
スキャントランジスター(SCT)は、ゲートライン(GL)を通じて印加されるゲート信号であるスキャン信号(SCAN)によってオン-オフが制御され、駆動トランジスター(DRT)の第1ノード(Nx)とデータライン(DL)との間に電気的に連結されることができる。
ストレージコンデンサ(Cst)は駆動トランジスター(DRT)の第1ノード(Nx)と第2ノード(Ny)との間に電気的に連結されることができる。
各サブピクセル(SP)は図3に示されたところのように2個のトランジスター(DRT、SCT)と1個のコンデンサ(Cst)を含む2T(Transistor)1C(Capacitor)構造を有することができ、場合によって、1個以上のトランジスターをさらに含むか、または、1個以上のコンデンサをさらに含むこともできる。
ストレージコンデンサ(Cst)は、駆動トランジスター(DRT)の第1ノード(Nx)と第2ノード(Ny)との間に存在することができる内部コンデンサ(Internal Capacitor)である寄生コンデンサ(例:Cgs、Cgd)ではなく、駆動トランジスター(DRT)の外部に意図的に設計した外部コンデンサ(ExternalCapacitor)であることがある。駆動トランジスター(DRT)及びスキャントランジスター(SCT)それぞれはnタイプトランジスターであるか、またはpタイプトランジスターであることができる。
各サブピクセル(SP)内の回路素子(特に、発光素子(ED))は外部の水分や酸素などに脆弱であるため、外部の水分や酸素が回路素子(特に、発光素子(ED))に浸透されることを防止するための封止層(ENCAP)が表示パネル110に配置されることができる。封止層(ENCAP)は発光素子(ED)を覆う形態で配置されることができる。
図4は、本開示の実施例による表示パネル110の表示領域(DA)に含まれた三つの領域(NA、OA1、OA2)でのサブピクセル(SP)の配置図である。
図4を参照すれば、表示領域(DA)に含まれた一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)それぞれには複数のサブピクセル(SP)が配置されることができる。
例えば、複数のサブピクセル(SP)は赤色光を発光する赤色サブピクセル(Red SP)、緑色光を発光する緑色サブピクセル(Green SP)及び青色光を発光する青色サブピクセル(BlueSP)を含むことができる。
これによって、一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)それぞれは、赤色サブピクセル(Red SP)の発光領域(EA)、緑色サブピクセル(Green SP)の発光領域(EA)及び青色サブピクセル(Blue SP)の発光領域(EA)を含むことができる。
図4を参照すれば、一般領域(NA)は光透過構造を含まないで、発光領域(EA)を含むことができる。しかし、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)は発光領域(EA)を含むだけでなく、光透過構造も含まなければならない。よって、第1光学領域(OA1)は発光領域(EA)と第1透過領域(TA1)を含むことができ、第2光学領域(OA2)は発光領域(EA)と第2透過領域(TA2)を含むことができる。
発光領域(EA)と透過領域(TA1、TA2)は光透過可能如何によって区別されることができる。すなわち、発光領域(EA)は光透過が不可能な領域であることができ、透過領域(TA1、TA2)は光透過が可能な領域であることができる。
また、発光領域(EA)と透過領域(TA1、TA2)は特定メタル層(CE)の形成有無によって区別されることができる。例えば、発光領域(EA)にはカソード電極(CE)が形成されていて、透過領域(TA1、TA2)にはカソード電極(CE)が形成されないこともある。発光領域(EA)にはライトシールド層(Light Shield Layer)が形成されていて、透過領域(TA1、TA2)にはライトシールド層が形成されないこともある。
第1光学領域(OA1)は第1透過領域(TA1)を含み、第2光学領域(OA2)は第2透過領域(TA2)を含むため、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)すべては光が透過することができる領域である。
第1光学領域(OA1)の透過率(透過程度)と第2光学領域(OA2)の透過率(透過程度)は同一であることがある。この場合、第1光学領域(OA1)の第1透過領域(TA1)と第2光学領域(OA2)の第2透過領域(TA2)は模様または大きさが同一であることがある。または、第1光学領域(OA1)の第1透過領域(TA1)と第2光学領域(OA2)の第2透過領域(TA2)は模様や大きさが異なっても、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)の割合と第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)の割合が同一であることがある。
これと異なるように、第1光学領域(OA1)の透過率(透過程度)と第2光学領域(OA2)の透過率(透過程度)はお互いに異なることがある。この場合、第1光学領域(OA1)の第1透過領域(TA1)と第2光学領域(OA2)の第2透過領域(TA2)は模様または大きさが異なることがある。または、第1光学領域(OA1)の第1透過領域(TA1)と第2光学領域(OA2)の第2透過領域(TA2)は模様や大きさが同一であっても、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)の割合と第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)の割合がお互いに異なることがある。
例えば、第1光学領域(OA1)が重畳される第1光学電子装置11がカメラであり、第2光学領域(OA2)が重畳される第2光学電子装置12が感知センサーである場合、カメラは感知センサーよりさらに大きい光量を要することがある。
よって、第1光学領域(OA1)の透過率(透過程度)は第2光学領域(OA2)の透過率(透過程度)より高いことがある。この場合、第1光学領域(OA1)の第1透過領域(TA1)は第2光学領域(OA2)の第2透過領域(TA2)よりさらに大きい大きさを有することができる。または、第1光学領域(OA1)の第1透過領域(TA1)と第2光学領域(OA2)の第2透過領域(TA2)は大きさが同一であっても、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)の割合が第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)の割合より大きくなることがある。
以下では、説明の便宜のために、第1光学領域(OA1)の透過率(透過程度)が第2光学領域(OA2)の透過率(透過程度)より高い場合を例に挙げて説明する。
また、図4に図示されたところのように、本開示の実施例では、透過領域(TA1、TA2)は透明領域とも称することができて、透過率は透明度とも称することができる。また、図4に示されたところのように、本開示の実施例では、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)が表示パネル110の表示領域(DA)の上端に位置し、左右に並んで配置される場合を仮定する。
図4を参照すれば、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)が配置される横表示領域を第1横表示領域(HA1)と言って、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)が配置されない横表示領域を第2横表示領域(HA2)と称する。
図4を参照すれば、第1横表示領域(HA1)は一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を含むことができる。第2横表示領域(HA2)は一般領域(NA)のみを含むことができる。
一方、第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)のうちで少なくとも一つの透過率を高めてくれるための一つの方法として、前述したところのようにピクセル密集度差等設計方式が適用されることができる。ピクセル密集度差等設計方式によると、第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)のうちで少なくとも一つの単位面積当たりサブピクセル個数が一般領域(NA)の単位面積当たりサブピクセル個数より多いように、表示パネル110が設計されることができる。
しかし、場合によっては、これと異なるように、第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)のうちで少なくとも一つの透過率を高めてくれるための他の方法として、ピクセル大きさ差等設計方式が適用されることができる。ピクセル大きさ差等設計方式によると、第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)のうちで少なくとも一つの単位面積当たりサブピクセル個数が一般領域(NA)の単位面積当たりサブピクセル個数と同一または類似であるが、第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)のうちで少なくとも一つに配置された各サブピクセル(SP)の大きさ(すなわち、発光領域の大きさ)が一般領域(NA)に配置された各サブピクセル(SP)の大きさ(すなわち、発光領域の大きさ)より小くなるように、表示パネル110が設計されることができる。
以下では、説明の便宜のために、第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)のうちで少なくとも一つの透過率を高めてくれるための二つの方法(ピクセル密集度差等設計方式、ピクセル大きさ差等設計方式)のうちでピクセル密集度差等設計方式が適用されたことを仮定して説明する。
第1光学領域(OA1)に含まれたサブピクセル(SP)は、図4のように第1光学領域(OA1)の全体(わく領域とその内部領域)に分散されて配置されることがあるか、または、これと異なるように、第1光学領域(OA1)のわく領域だけに配置されることもできる。
同じく、第2光学領域(OA2)に含まれたサブピクセル(SP)は、図4のように第2光学領域(OA2)の全体(わく領域とその内部領域)に分散して配置されることがあるか、または、これと異なるように、第2光学領域(OA2)のわく領域だけに配置されることもできる。
図5aは、本開示の実施例による表示パネル110で、第1光学領域(OA1)及び一般領域(NA)それぞれでの信号ラインの配置図であり、図5bは本開示の実施例による表示パネル110で、第2光学領域(OA2)及び一般領域(NA)それぞれでの信号ラインの配置図である。
図5a及び図5bに示された第1横表示領域(HA1)は表示パネル110での第1横表示領域(HA1)の一部であり、第2横表示領域(HA2)は表示パネル110での第2横表示領域(HA2)の一部である。
図5aに示された第1光学領域(OA1)は表示パネル110での第1光学領域(OA1)の一部であり、図5bに示された第2光学領域(OA2)は表示パネル110での第2光学領域(OA2)の一部である。
図5a及び図5bを参照すれば、第1横表示領域(HA1)は一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を含むことができる。第2横表示領域(HA2)は一般領域(NA)を含むことができる。
表示パネル11には、多様な種類の横ライン(HL1、HL2)が配置され、多様な種類の縦ライン(VLn、VL1、VL2)が配置されることができる。
本開示の実施例で、横方向と縦方向は交差する2個の方向を意味するものであり、横方向と縦方向は見る方向によって異なることがある。例えば、本開示での実施例で、横方向は一つのゲートライン(GL)が延長されながらも配置される方向を意味し、縦方向は一つのデータライン(DL)が延長されながら配置される方向を意味することがある。このように、横と縦を例に挙げる。
図5a及び図5bを参照すれば、表示パネル110に配置される横ラインは第1横表示領域(HA1)に配置される第1横ライン(HL1)及び第2横表示領域(HA2)に配置される第2横ライン(HL2)を含むことができる。
表示パネル110に配置される横ラインはゲートライン(GL)であることがある。すなわち、第1横ライン(HL1)と第2横ライン(HL2)はゲートライン(GL)であることがある。ゲートライン(GL)はサブピクセル(SP)の構造によって多様な種類のゲートラインを含むことができる。
図5a及び図5bを参照すれば、表示パネル110に配置される縦ラインは、一般領域(NA)だけに配置される一般縦ライン(VLn)、第1光学領域(OA1)と一般領域(NA)をすべて通り過ぎる第1縦ライン(VL1)、及び第2光学領域(OA2)と一般領域(NA)をすべて通り過ぎる第2縦ライン(VL2)を含むことができる。
表示パネル110に配置される縦ラインはデータライン(DL)、駆動電圧ライン(DVL)などを含むことができ、これだけではなく、基準電圧ライン、初期化電圧ラインなどをさらに含むことができる。すなわち、一般縦ライン(VLn)、第1縦ライン(VL1)及び第2縦ライン(VL2)はデータライン(DL)、駆動電圧ライン(DVL)などを含むことができ、これだけではなく、基準電圧ライン、初期化電圧ラインなどをさらに含むことができる。
本開示の実施例で、第2横ライン(HL2)で“横”という用語は信号が左側(または、右側)から右側(または、左側)に伝達されるという意味であるだけで、第2横ライン(HL2)が正確な横方向だけで直線形態で延長されるという意味ではないことがある。すなわち、図5a及び図5bで、第2横ライン(HL2)は一直線形態で示されているが、これと異なるように、第2横ライン(HL2)は折れるか、または曲げられた部分を含むことができる。同じく、第1横ライン(HL1)もまた折れるか、または曲げられた部分を含むことができる。
本開示の実施例で、一般縦ライン(VLn)で“縦”という用語は信号が上側(または、下側)から下側(または、上側)に伝達されるという意味であるだけで、一般縦ライン(VLn)が正確な縦方向だけで直線形態で延長されるという意味ではない。すなわち、図5a及び図5bで、一般縦ライン(VLn)は一直線形態で示されているが、これと異なるように、一般縦ライン(VLn)は折れるか、または曲げられた部分を含むことができる。同じく、第1縦ライン(VL1)及び第2縦ライン(VL2)また折れるか、または曲げられた部分を含むことができる。
図5aを参照すれば、第1横表示領域(HA1)に含まれる第1光学領域(OA1)は発光領域(EA)と第1透過領域(TA1)を含むことができる。第1光学領域(OA1)内で、第1透過領域(TA1)の外領域が発光領域(EA)を含むことができる。
図5aを参照すれば、第1光学領域(OA1)の透過率改善のために、第1光学領域(OA1)を通り過ぎる第1横ライン(HL1)は第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)を回避して過ぎ去ることができる。
よって、第1光学領域(OA1)を通り過ぎる第1横ライン(HL1)それぞれは各第1透過領域(TA1)の外郭わくの外を迂回する曲線区間またはベンディング区間などを含むことができる。
これによって、第1横表示領域(HA1)に配置される第1横ライン(HL1)と第2横表示領域(HA2)に配置される第2横ライン(HL2)は模様または長さなどがお互いに異なることがある。すなわち、第1光学領域(OA1)を通り過ぎる第1横ライン(HL1)と第1光学領域(OA1)を通り過ぎない第2横ライン(HL2)は模様または長さなどがお互いに異なることがある。
また、第1光学領域(OA1)の透過率改善のために、第1光学領域(OA1)を通り過ぎる第1縦ライン(VL1)は第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)を回避して過ぎ去ることができる。
よって、第1光学領域(OA1)を通り過ぎる第1縦ライン(VL1)それぞれは各第1透過領域(TA1)の外郭わくの外を迂回する曲線区間またはベンディング区間などを含むことができる。
これによって、第1光学領域(OA1)を通り過ぎる第1縦ライン(VL1)と第1光学領域(OA1)を通り過ぎないで一般領域(NA)に配置される一般縦ライン(VLn)は模様または、長さなどがお互いに異なることができる。
図5aを参照すれば、第1横表示領域(HA1)内の第1光学領域(OA1)に含まれた第1透過領域(TA1)は斜線方向に配列されることができる。
図5aを参照すれば、第1横表示領域(HA1)内の第1光学領域(OA1)で、左右に隣接した2個の第1透過領域(TA1)の間には発光領域(EA)が配置されることができる。第1横表示領域(HA1)内の第1光学領域(OA1)で、上下に隣接した2個の第1透過領域(TA1)の間には発光領域(EA)が配置されることができる。
図5aを参照すれば、第1横表示領域(HA1)に配置される第1横ライン(HL1)、すなわち、第1光学領域(OA1)を通り過ぎる第1横ライン(HL1)はすべて第1透過領域(TA1)の外郭わくの外を迂回する曲線区間またはベンディング区間を少なくても一つは含むことができる。
図5bを参照すれば、第1横表示領域(HA1)に含まれる第2光学領域(OA2)は発光領域(EA)と第2透過領域(TA2)を含むことができる。第2光学領域(OA2)内で、第2透過領域(TA2)の外領域が発光領域(EA)を含むことができる。
第2光学領域(OA2)内の発光領域(EA)及び第2透過領域(TA2)の位置及び配列状態は、図5aでの第1光学領域(OA1)内の発光領域(EA)及び第2透過領域(TA2)の位置及び配列状態と同一であることもある。
これと異なるように、図5bに示されたところのように、第2光学領域(OA2)内の発光領域(EA)及び第2透過領域(TA2)の位置及び配列状態は、図5aでの第1光学領域(OA1)内の発光領域(EA)及び第2透過領域(TA2)の位置及び配列状態と異なることができる。
例えば、図5bを参照すれば、第2光学領域(OA2)内で、第2透過領域(TA2)は横方向(左右方向)に配列されることができる。横方向(左右方向)に隣接した2個の第2透過領域(TA2)の間には発光領域(EA)が配置されないこともある。また、第2光学領域(OA2)内の発光領域(EA)は縦方向(上下方向)に隣接した第2透過領域(TA2)の間に配置されることができる。すなわち、2個の第2透過領域行の間に発光領域(EA)が配置されることができる。
第1横ライン(HL1)は第1横表示領域(HA1)内の第2光学領域(OA2)とその周辺の一般領域(NA)を通り過ぎる時、図5aと等しい形態で過ぎ去ることができる。
これと異なるように、図5bに示されたところのように、第1横ライン(HL1)は第1横表示領域(HA1)内の第2光学領域(OA2)とその周辺の一般領域(NA)を通り過ぎる時、図5aと他の形態で過ぎ去ることができる。
これは、図5bの第2光学領域(OA2)内の発光領域(EA)及び第2透過領域(TA2)の位置及び配列状態と、図5aでの第1光学領域(OA1)内の発光領域(EA)及び第2透過領域(TA2)の位置及び配列状態と異なるためである。
図5bを参照すれば、第1横ライン(HL1)は第1横表示領域(HA1)内の第2光学領域(OA2)とその周辺の一般領域(NA)を通り過ぎる時、曲線区間やベンディング区間なく、上下に隣接した第2透過領域(TA2)の間を直線形態で過ぎ去ることができる。
言い換えれば、一つの第1横ライン(HL1)は第1光学領域(OA1)内で曲線区間またはベンディング区間を有するが、第2光学領域(OA2)内では曲線区間またはベンディング区間を有しないこともある。
第2光学領域(OA2)の透過率改善のために、第2光学領域(OA2)を通り過ぎる第2縦ライン(VL2)は第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)を回避して過ぎ去ることができる。
よって、第2光学領域(OA2)を通り過ぎる第2縦ライン(VL2)それぞれは各第2透過領域(TA2)の外郭わくの外を迂回する曲線区間またはベンディング区間などを含むことができる。
これによって、第2光学領域(OA2)を通り過ぎる第2縦ライン(VL2)と第2光学領域(OA2)を通り過ぎないで一般領域(NA)に配置される一般縦ライン(VLn)は模様または長さなどがお互いに異なることができる。
図5aに示されたところのように、第1光学領域(OA1)を通過する第1横ライン(HL1)は第1透過領域(TA1)の外郭わく外を迂回する曲線区間またはベンディング区間を有することができる。
よって、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を通過する第1横ライン(HL1)の長さは、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を通過しないで一般領域(NA)だけに配置される第2横ライン(HL2)の長さより、さらに少し長いことがある。
これによって、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を通過する第1横ライン(HL1)の抵抗(以下、第1抵抗とも称する)は、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を通過しないで一般領域(NA)だけに配置される第2横ライン(HL2)の抵抗(以下、第2抵抗とも称する)より少し大きくなることがある。
図5a及び図5bを参照すれば、光透過構造によって、第1光学電子装置11と少なくとも一部が重畳される第1光学領域(OA1)は複数の第1透過領域(TA1)を含み、第2光学電子装置12と少なくとも一部が重畳される第2光学領域(OA2)は複数の第2透過領域(TA2)を含むため、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)は一般領域(NA)に比べて単位面積当たりサブピクセル個数が少ないことがある。
第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を通過する第1横ライン(HL1)が連結されるサブピクセル(SP)の個数と、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を通過しないで一般領域(NA)だけに配置される第2横ライン(HL2)が連結されるサブピクセル(SP)の個数は互いに異なることがある。
第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を通過する第1横ライン(HL1)が連結されるサブピクセル(SP)の個数(第1個数)は、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を通過しないで一般領域(NA)だけに配置される第2横ライン(HL2)が連結されるサブピクセル(SP)の個数(第2個数)より少ないことがある。
第1個数と第2個数の間の差は第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)それぞれの解像度と一般領域(NA)の解像度の差によって変わることがある。例えば、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)それぞれの解像度と一般領域(NA)の解像度の差が大きくなるほど、第1個数と第2個数の間の差は大きくなることがある。
前述したところのように、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を通過する第1横ライン(HL1)が連結されるサブピクセル(SP)の個数(第1個数)が第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を通過しないで一般領域(NA)だけに配置される第2横ライン(HL2)が連結されるサブピクセル(SP)の個数(第2個数)より少ないため、第1横ライン(HL1)が周辺の他の電極やラインと重畳される面積が第2横ライン(HL2)が周辺の他の電極やラインと重畳される面積より小さいことがある。
よって、第1横ライン(HL1)が周辺の他の電極やラインと形成する寄生キャパシタンス(以下、第1キャパシタンスという)は第2横ライン(HL2)が周辺の他の電極やラインと形成する寄生キャパシタンス(以下、第2キャパシタンス)より大きく小さいことがある。
第1抵抗及び第2抵抗の間の大小関係(第1抵抗≧第2抵抗)及び第1キャパシタンス及び第2キャパシタンスの間の大小関係(第1キャパシタンス≪第2キャパシタンス)を考慮する時、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を通過する第1横ライン(HL1)のRC(Resistance-Capacitance)値(以下、第1RC値とも称する)は、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)を通過しないで一般領域(NA)だけに配置される第2横ライン(HL2)のRC(Resistance-Capacitance)値(以下、第2RC値とも称する)より遥かに小さいことがある(第1RC値≪第2RC値)。
第1横ライン(HL1)の第1RC値と第2横ライン(HL2)の第2RC値の間の差(以下で、RCロード(RC Load)偏差と称する)によって、第1横ライン(HL1)を通じた信号伝達特性と第2横ライン(HL2)を通じた信号伝達特性が変わることがある。
図6及び図7は、本開示の実施例による表示パネル110の表示領域(DA)に含まれた一般領域(OA)、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)それぞれの断面図である。
図6は、タッチセンサーがタッチパネル形態で表示パネル110の外部に存在する場合に対する表示パネル110の断面図であり、図7はタッチセンサー(TS)が表示パネル110の内部に存在する場合に対する表示パネル110の断面図である。
図6及び図7それぞれは、表示領域(DA)に含まれた一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)に対する断面図である。
先ず、図6及び図7を参照し、一般領域(NA)の積層構造を説明する。第1光学領域(OA1)と第2光学領域(OA2)それぞれに含まれた発光領域(EA)は一般領域(NA)または、一般領域(NA)内の発光領域(EA)と等しい積層構造を有することができる。
図6及び図7を参照すれば、基板(SUB)は第1基板(SUB1)、層間絶縁膜(IPD)及び第2基板(SUB2)を含むことができる。層間絶縁膜(IPD)は第1基板(SUB1)と第2基板(SUB2)の間に位置することができる。基板(SUB)を第1基板(SUB1)、層間絶縁膜(IPD)及び第2基板(SUB2)で構成することで、水分浸透を防止することができる。例えば、第1基板(SUB1)及び第2基板(SUB2)はポリイミド(polyimide、PI)基板であることができる。第1基板(SUB1)を1次PI基板であると言って、第2基板(SUB2)を2次PI基板であると言える。
図6及び図7を参照すれば、基板(SUB)上には、駆動トランジスター(DRT)などのトランジスターを形成するための各種パターン(ACT、SD1、GATE)、各種絶縁膜(MBUF、ABUF1、ABUF2、GI、ILD1、ILD2、PAS0)及び各種金属パターン(TM、GM、ML1、ML2)が配置されることができる。
図6及び図7を参照すれば、第2基板(SUB2)上にマルチバッファ層(MBUF)が配置されることができ、マルチバッファ層(MBUF)上に第1アクティブバッファ層(ABUF1)が配置されることができる。
第1アクティブバッファ層(ABUF1)上に第1金属層(ML1)及び第2金属層(ML2)が配置されることができる。ここで、第1金属層(ML1)及び第2金属層(ML2)は光をシールディングするライトシールド層(Light Shield Layer、LS)であることがある。
第1金属層(ML1)及び第2金属層(ML2)上に第2アクティブバッファ層(ABUF2)が配置されることができる。第2アクティブバッファ層(ABUF2)上に駆動トランジスター(DRT)のアクティブ層(ACT)が配置されることができる。
ゲート絶縁膜(GI)がアクティブ層(ACT)を覆いながら配置されることができる。
ゲート絶縁膜(GI)上に駆動トランジスター(DRT)のゲート電極(GATE)が配置されることができる。この時、駆動トランジスター(DRT)の形成位置と異なる位置で、駆動トランジスター(DRT)のゲート電極(GATE)と共に、ゲート物質層(GM)がゲート絶縁膜(GI)上に配置されることができる。
第1層間絶縁膜(ILD1)がゲート電極(GATE)及びゲート物質層(GM)を覆いながら配置されることができる。第1層間絶縁膜(ILD1)上に金属パターン(TM)が配置されることができる。金属パターン(TM)は駆動トランジスター(DRT)の形成位置と異なる所に位置することができる。第2層間絶縁膜(ILD2)が第1層間絶縁膜(ILD1)上の金属パターン(TM)を覆いながら配置されることができる。
第2層間絶縁膜(ILD2)上に2個の第1ソース-ドレイン電極パターン(SD1)が配置されることができる。2個の第1ソース-ドレイン電極パターン(SD1)のうちで一つは駆動トランジスター(DRT)のソースノードであり、残り一つは駆動トランジスター(DRT)のドレインノードである。
2個の第1ソース-ドレイン電極パターン(SD1)は、第2層間絶縁膜(ILD2)、第1層間絶縁膜(ILD1)及びゲート絶縁膜(GI)のコンタクトホールを通じて、アクティブ層(ACT)の一側と他側に電気的に連結されることができる。
アクティブ層(ACT)でゲート電極(GATE)と重畳される部分は、チャンネル領域である。2個の第1ソース-ドレイン電極パターン(SD1)のうちで一つはアクティブ層(ACT)でチャンネル領域の一側と連結されることができ、2個の第1ソース-ドレイン電極パターン(SD1)のうちで残り一つはアクティブ層(ACT)でチャンネル領域の他の側と連結されることができる。
パッシベーション層(PAS0)が2個の第1ソース-ドレイン電極パターン(SD1)を覆いながら配置される。パッシベーション層(PAS0)上に平坦化層(PLN)が配置されることができる。平坦化層(PLN)は第1平坦化層(PLN1)及び第2平坦化層(PLN2)を含むことができる。
パッシベーション層(PAS0)上に第1平坦化層(PLN1)が配置されることができる。
第1平坦化層(PLN1)上に第2ソース-ドレイン電極パターン(SD2)が配置されることができる。第2ソース-ドレイン電極パターン(SD2)は第1平坦化層(PLN1)のコンタクトホールを通じて2個の第1ソース-ドレイン電極パターン(SD1)のうちでの一つ(図3のサブピクセル(SP)内の駆動トランジスター(DRT)の第2ノード(Ny)と対応される)と連結されることができる。
第2平坦化層(PLN2)は第2ソース-ドレイン電極パターン(SD2)を覆いながら配置されることができる。第2平坦化層(PLN2)上に発光素子(ED)が配置されることができる。
発光素子(ED)の積層構造をよく見れば、アノード電極(AE)が第2平坦化層(PLN2)上に配置されることができる。アノード電極(AE)が第2平坦化層(PLN2)のコンタクトホールを通じて第2ソース-ドレイン電極パターン(SD2)と電気的に連結されることができる。
バンク(BANK)がアノード電極(AE)の一部を覆いながら配置されることができる。サブピクセル(SP)の発光領域(EA)に対応されるバンク(BANK)の一部がオープンされることができる。
アノード電極(AE)の一部がバンク(BANK)の開口部(オープンされた部分)で露出されることができる。発光層(EL)がバンク(BANK)の側面とバンク(BANK)の開口部(オープンされた部分)に位置することができる。発光層(EL)の全体または一部は隣接したバンク(BANK)の間に位置することができる。
バンク(BANK)の開口部で、発光層(EL)はアノード電極(AE)と接触することができる。発光層(EL)上にカソード電極(CE)が配置されることができる。
アノード電極(AE)、発光層(EL)及びカソード電極(CE)によって発光素子(ED)が形成されることができる。発光層(EL)は有機膜を含むことができる。
前述した発光素子(ED)上に封止層(ENCAP)が配置されることができる。封止層(ENCAP)は単一層構造または多層構造を有することができる。例えば、図6及び図7に示されたところのように、封止層(ENCAP)は第1封止層(PAS1)、第2封止層(PCL)及び第3封止層(PAS2)を含むことができる。例えば、第1封止層(PAS1)及び第3封止層(PAS2)は無機膜であり、第2封止層(PCL)は有機膜であることができる。第1封止層(PAS1)、第2封止層(PCL)及び第3封止層(PAS2)のうちで第2封止層(PCL)は一番厚くて平坦化層役割をすることができる。
第1封止層(PAS1)はカソード電極(CE)上に配置され、発光素子(ED)と一番隣接するように配置されることができる。第1封止層(PAS1)は低温蒸着が可能な無機絶縁材質で形成されることができる。例えば、第1封止層(PAS1)は窒化シリコン(SiNx)、酸化シリコン(SiOx)、酸化窒化シリコン(SiON)または、酸化アルミニウム(Al2O3)などであることができる。第1封止層(PAS1)が低温雰囲気で蒸着されるため、蒸着工程時、第1封止層(PAS1)は高温雰囲気に脆弱な有機物を含む発光層(EL)が損傷されることを防止することができる。
第2封止層(PCL)は第1封止層(PAS1)より小さな面積で形成されることができる。この場合、第2封止層(PCL)は第1封止層(PAS1)の両末端を露出させるように形成されることができる。第2封止層(PCL)は表示装置100の撓うことによる各層間の応力を緩和させる緩衝役割をして、平坦化性能を強化する役割をすることもできる。例えば、第2封止層(PCL)はアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド、ポリエチレン、またはシリコンオキシカーバイド(SiOC)などであることができ、有機絶縁材質で形成されることができる。例えば、第2封止層(PCL)はインクジェット方式を通じて形成されることもできる。
第3無機封止層(PAS2)は第2封止層(PCL)が形成された基板(SUB)上に第2封止層(PCL)及び第1封止層(PAS1)それぞれの上部面及び側面を覆うように形成されることができる。第3封止層(PAS2)は外部の水分や酸素が第1無機封止層(PAS1)及び有機封止層(PCL)に浸透することを最小化するか、または遮断することができる。例えば、第3封止層(PAS2)は窒化シリコン(SiNx)、酸化シリコン(SiOx)、酸化窒化シリコン(SiON)または、酸化アルミニウム(A(Al2O3)などのような無機絶縁材質で形成される。
図7を参照すれば、タッチセンサー(TS)が表示パネル110に内蔵されるタイプである場合、封止層(ENCAP)上にタッチセンサー(TS)が配置されることができる。タッチセンサー構造に対して詳細に説明すれば下のようである。
封止層(ENCAP)上にタッチバッファ膜(T-BUF)が配置されることができる。タッチバッファ膜(T-BUF)上にタッチセンサー(TS)が配置されることができる。
タッチセンサー(TS)はお互いに異なる層に位置するタッチセンサーメタル(TSM)とブリッジメタル(BRG)を含むことができる。タッチセンサーメタル(TSM)とブリッジメタル(BRG)との間にはタッチ層間絶縁膜(T-ILD)が配置されることができる。例えば、タッチセンサーメタル(TSM)がお互いに接するように配置される第1タッチセンサーメタル(TSM)、第2タッチセンサーメタル(TSM)及び第3タッチセンサーメタル(TSM)を含むことができる。第1タッチセンサーメタル(TSM)及び第2タッチセンサーメタル(TSM)との間に第3タッチセンサーメタル(TSM)があって、第1タッチセンサーメタル(TSM)及び第2タッチセンサーメタル(TSM)はお互いに電気的に連結されなければならない時、第1タッチセンサーメタル(TSM)及び第2タッチセンサーメタル(TSM)は他の層にあるブリッジメタル(BRG)を通じて電気的にお互いに連結されることができる。ブリッジメタル(BRG)はタッチ層間絶縁膜(T-ILD)によって第3タッチセンサーメタル(TSM)と絶縁されることができる。
表示パネル110にタッチセンサー(TS)が形成される時、工程に利用される薬液(現像液または、蝕刻液等々)または外部からの水分などが発生することがある。タッチバッファ膜(T-BUF)上にタッチセンサー(TS)が配置されることで、タッチセンサー(TS)の製造工程時薬液や水分などが有機物を含む発光層(EL)に浸透されることが防止されることができる。これによって、タッチバッファ膜(T-BUF)は薬液または水分に脆弱な発光層(EL)の損傷を防止することができる。
タッチバッファ膜(T-BUF)は高温に脆弱な有機物を含む発光層(EL)の損傷を防止するため、一定温度(例:100度(℃))以下の低温で形成可能で1~3の低誘電率を有する有機絶縁材質で形成される。例えば、タッチバッファ膜(T-BUF)はアクリル系列、エポキシ系列またはシロキサン(Siloxan)系列の材質で形成されることができる。表示装置100の撓うことによって、封止層(ENCAP)が損傷されることができ、タッチバッファ膜(T-BUF)上に位置するタッチセンサーメタルが割れることがある。表示装置100が撓っても、有機絶縁材質で平坦化性能を有するタッチバッファ膜(T-BUF)は封止層(ENCAP)の損傷及び/またはタッチセンサー(TS)を構成するメタル(TSM、BRG)の破れ現象を防止してくれることができる。
保護層(PAC)がタッチセンサー(TS)を覆いながら配置されることができる。保護層(PAC)は有機絶縁膜であることができる。
次に、図6及び図7を参照して第1光学領域(OA1)に対する積層構造を説明する。
図6及び図7を参照すれば、第1光学領域(OA1)内の発光領域(EA)は一般領域(EA)の積層構造と等しい積層構造を有することができる。よって、以下では、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)の積層構造に対して詳細に説明する。
一般領域(NA)及び第1光学領域(OA1)に含まれた発光領域(EA)にはカソード電極(CE)が配置されるが、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)にはカソード電極(CE)が配置されないこともある。すなわち、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)はカソード電極(CE)の開口部と対応されることができる。
また、一般領域(NA)及び第1光学領域(OA1)に含まれた発光領域(EA)には第1金属層(ML1)及び第2金属層(ML2)のうちで少なくとも一つを含むライトシールド層(LS)が配置されるが、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)にはライトシールド層(LS)が配置されないこともある。すなわち、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)はライトシールド層(LS)の開口部と対応されることができる。
一般領域(NA)及び第1光学領域(OA1)に含まれた発光領域(EA)に配置された基板(SUB)と各種絶縁膜を(MBUF、ABUF1、ABUF2、GI、ILD1、ILD2、PAS0、PLN(PLN1、PLN2)、BANK、ENCAP(PAS1、PCL、PAS2)、T-BUF、T-ILD、PAC)は、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)にも等しく配置されることができる。
しかし、一般領域(NA)及び第1光学領域(OA1)に含まれた発光領域(EA)で絶縁物質以外に、電気的な特性を有する物質層(例:金属物質層、半導体層など)は第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)に配置されないこともある。
例えば、図6及び図7を参照すれば、トランジスターと関連される金属物質層(ML1、ML2、GATE、GM、TM、SD1、SD2)と半導体層(ACT)は第1透過領域(TA1)に配置されないこともある。
また、図6及び図7を参照すれば、発光素子(ED)に含まれたアノード電極(AE)及びカソード電極(CE)は第1透過領域(TA1)に配置されないこともある。但し、発光層(EL)は第1透過領域(TA1)に配置されることもできて配置されないこともある。
また、図7を参照すれば、タッチセンサー(TS)に含まれたタッチセンサーメタル(TSM)及びブリッジメタル(BRG)も第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)に配置されないこともある。
よって、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)に電気的な特性を有する物質層(例:金属物質層、半導体層など)が配置されないことで、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)の光透過性が提供されることができる。よって、第1光学電子装置11は第1透過領域(TA1)を通じて透過された光を受信して該当機能(例:イメージセンシング)を遂行することができる。
第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)の全体または一部は第1光学電子装置11と重畳されるため、第1光学電子装置11の正常な動作のためには、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)の透過率はより高くなる必要がある。
このために、本開示の実施例による表示装置100の表示パネル110で、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)は透過率向上構造(TIS:Transmittance Improvement Structure)を有することができる。
図6及び図7を参照すれば、表示パネル110に含まれた複数の絶縁膜は、基板(SUB1、SUB2)とトランジスター(DRT、SCT)の間のバッファ層(MBUF、ABUF1、ABUF2)、トランジスター(DRT)と発光素子(ED)の間の平坦化層(PLN1、PLN2)、及び発光素子(ED)上の封止層(ENCAP)などを含むことができる。
図7を参照すれば、表示パネル110に含まれた複数の絶縁膜は、封止層(ENCAP)上のタッチバッファ膜(T-BUF)及びタッチ層間絶縁膜(T-ILD)などをさらに含むことができる。
図6及び図7を参照すれば、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)は、透過率向上構造(TIS)として、第1平坦化層(PLN1)及びパッシベーション層(PAS0)が下に陷沒された構造を有することができる。
図6及び図7を参照すれば、複数の絶縁膜のうちで第1平坦化層(PLN1)は、少なくとも一つの凹凸部(または、陷沒部)を含むことができる。ここで、第1平坦化層(PLN1)は有機絶縁膜であることができる。
第1平坦化層(PLN1)が下に陷沒された場合、第2平坦化層(PLN2)が実質的な平坦化役割ができる。一方、第2平坦化層(PLN2)も下に陷沒されることができる。この場合、第2封止層(PCL)が実質的な平坦化役割ができる。
図6及び図7を参照すれば、第1平坦化層(PLN1)及びパッシベーション層(PAS0)の陷沒された部分は、トランジスター(DRT)を形成するための絶縁膜を(ILD2、IDL1、GI)とその下に位置するバッファ層(ABUF1、ABUF2、MBUF)を貫通し、第2基板(SUB2)の上部まで下ることができる。
図6及び図7を参照すれば、基板(SUB)は透過率向上構造(TIS)として少なくとも一つの凹部を含むことができる。例えば、第1透過領域(TA1)で、第2基板(SUB1)の上面が下に陷沒されるか、または抜けることがある。
図6及び図7を参照すれば、封止層(ENCAP)を構成する第1封止層(PAS1)及び第2封止層(PCL)も下に陷沒された形態の透過率向上構造(TIS)を有することができる。ここで、第2封止層(PCL)は有機絶縁膜であることができる。
図7を参照すれば、保護層(PAC)は封止層(ENCAP)上のタッチセンサー(TS)を覆いながら配置され、タッチセンサー(TS)を保護することができる。
図7を参照すれば、保護層(PAC)は第1透過領域(TA1)と重畳される部分で透過率向上構造(TIS)として少なくとも一つの凹凸部を有することができる。ここで、保護層(PAC)は有機絶縁膜であることができる。
図7を参照すれば、タッチセンサー(TS)はメッシュタイプのタッチセンサーメタル(TSM)で構成されることができる。タッチセンサーメタル(TSM)がメッシュタイプで形成された場合、タッチセンサーメタル(TSM)には複数のオープン領域が存在することができる。複数のオープン領域それぞれはサブピクセル(SP)の発光領域(EA)と位置が対応されることができる。
第1光学領域(OA1)の透過率が一般領域(NA)の透過率よりさらに高くなるように、第1光学領域(OA1)内で単位領域当たりタッチセンサーメタル(TSM)の面積は一般領域(NA)内で単位領域当たりタッチセンサーメタル(TSM)の面積より小さいことがある。
図7を参照すれば、第1光学領域(OA1)内の発光領域(EA)にタッチセンサー(TS)が配置され、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)にはタッチセンサー(TS)が未配置されることができる。
次に、図6及び図7を参照して第2光学領域(OA2)に対する積層構造を説明する。
図6及び図7を参照すれば、第2光学領域(OA2)内の発光領域(EA)は一般領域(EA)の積層構造と等しい積層構造を有することができる。よって、以下では、第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)の積層構造に対して詳細に説明する。
一般領域(NA)及び第2光学領域(OA2)に含まれた発光領域(EA)にはカソード電極(CE)が配置されるが、第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)にはカソード電極(CE)が配置されないこともある。すなわち、第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)はカソード電極(CE)の開口部と対応されることができる。
また、一般領域(NA)及び第2光学領域(OA2)に含まれた発光領域(EA)には第1金属層(ML1)及び第2金属層(ML2)のうちで少なくとも一つを含むライトシールド層(LS)が配置されるが、第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)にはライトシールド層(LS)が配置されないこともある。すなわち、第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)はライトシールド層(LS)の開口部と対応されることができる。
第2光学領域(OA2)の透過率と第1光学領域(OA1)の透過率が等しい場合、第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)の積層構造は、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)の積層構造と完全に同一であることがある。
第2光学領域(OA2)の透過率と第1光学領域(OA1)の透過率が異なる場合、第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)の積層構造は、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)の積層構造と一部異なることがある。
例えば、図6及び図7に示されたところのように、第2光学領域(OA2)の透過率が第1光学領域(OA1)の透過率より低い場合、第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)は透過率向上構造(TIS)を有しないこともある。その一環として、第1平坦化層(PLN1)及びパッシベーション層(PAS0)が陷沒されないこともある。また、第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)の幅は、第1光学領域(OA1)内の第1透過領域(TA1)の幅より狭いことがある。
一般領域(NA)及び第2光学領域(OA2)に含まれた発光領域(EA)に配置された基板(SUB)と各種絶縁膜を(MBUF、ABUF1、ABUF2、GI、ILD1、ILD2、PAS0、PLN(PLN1、PLN2)、BANK、ENCAP(PAS1、PCL、PAS2)、T-BUF、T-ILD、PAC)は第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)にも等しく配置されることができる。
しかし、一般領域(NA)及び第2光学領域(OA2)に含まれた発光領域(EA)で絶縁物質以外に、電気的な特性を有する物質層(例:金属物質層、半導体層など)は第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)に配置されないこともある。
例えば、図6及び図7を参照すれば、トランジスターと関連される金属物質層(ML1、ML2、GATE、GM、TM、SD1、SD2)と半導体層(ACT)は第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)に配置されないこともある。
また、図6及び図7を参照すれば、発光素子(ED)に含まれたアノード電極(AE)及びカソード電極(CE)は第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)に配置されないこともある。但し、発光層(EL)は第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)に配置されることもできて配置されないこともある。
また、図7を参照すれば、タッチセンサー(TS)に含まれたタッチセンサーメタル(TSM)及びブリッジメタル(BRG)も第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)に配置されないこともある。
よって、第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)に電気的な特性を有する物質層(例:金属物質層、半導体層など)が配置されないことで、第2光学領域(OA2)内の第2透過領域(TA2)の光透過性が提供されることができる。よって、第2光学電子装置12は第2透過領域(TA2)を通じて透過された光を受信して該当機能(例:物体や人体の接近感知、外部の照度感知など)を遂行することができる。
図8は、本開示の実施例による表示パネル110の外郭での断面図である。
図8では、第1基板(SUB1)及び第2基板(SUB2)が合された形態の基板(SUB)が表示され、バンク(BANK)の下の部分は簡略に示した。図8では、第1平坦化層(PLN1)及び第2平坦化層(PLN2)は一つの平坦化層(PLN)で示されて、平坦化層(PLN)下の第2層間絶縁膜(ILD2)及び第1層間絶縁膜(ILD1)は一つの層間絶縁膜(INS)で示される。
図8を参照すれば、第1封止層(PAS1)はカソード電極(CE)上に配置され、発光素子(ED)と一番隣接するように配置されることができる。第2封止層(PCL)は第1封止層(PAS1)より小さな面積で形成されることができる。この場合、第2封止層(PCL)は第1封止層(PAS1)の両末端を露出させるように形成されることができる。第3無機封止層(PAS2)は第2封止層(PCL)が形成された基板(SUB)上に第2封止層(PCL)及び第1封止層(PAS1)それぞれの上部面及び側面を覆うように形成されることができる。第3封止層(PAS2)は外部の水分や酸素が第1無機封止層(PAS1)及び有機封止層(PCL)に浸透することを最小化するか、または遮断する。
図8を参照すれば、表示パネル110は封止層(ENCAP)が崩れることを防止してくれるために、封止層(ENCAP)の傾斜面(SLP)の終り支点またはその近所に一つ以上のダム(DAM1、DAM2)が存在することができる。一つ以上のダム(DAM1、DAM2)は表示領域(DA)と非表示領域(NDA)の境界支点に存在するか、または境界支点の近所に存在することができる。一つ以上のダム(DAM1、DAM2)はバンク(BANK)と等しい物質(DFP)を含むことができる。
図8を参照すれば、有機物を含む第2封止層(PCL)は一番内側にある1次ダム(DAM1)の内側面だけに位置することができる。すなわち、第2封止層(PCL)はすべてのダム(DAM1、DAM2)の上部に存在しないこともある。これと異なるように、有機物を含む第2封止層(PCL)は1次ダム(DAM1)及び2次ダム(DAM2)のうちで少なくとも1次ダム(DAM1)の上部に位置することができる。
第2封止層(PCL)は1次ダム(DAM1)の上部までに拡張されて位置することができる。または、第2封止層(PCL)は1次ダム(DAM1)の上部を通って2次ダム(DAM2)の上部まで拡張されて位置することができる。
図8を参照すれば、一つ以上のダム(DAM1、DAM2)の外郭には、タッチ駆動回路260が電気的に連結されるタッチパッド(TP)が基板(SUB)に配置されることができる。タッチライン(TL)は表示領域(DA)に配置されたタッチ電極を構成するタッチセンサーメタル(TSM)またはブリッジメタル(BRG)をタッチパッド(TP)に電気的に連結してくれることができる。
タッチライン(TL)の一端はタッチセンサーメタル(TSM)またはブリッジメタル(BRG)と電気的に連結され、タッチライン(TL)の他端はタッチパッド(TP)と電気的に連結されることができる。タッチライン(TL)は封止層(ENCAP)の傾斜面(SLP)に沿って下ってダム(DAM1、DAM2)の上部を通って、外郭に配置されたタッチパッド(TP)まで延長されることができる。
図8を参照すれば、タッチライン(TL)はブリッジメタル(BRG)であることがある。これと異なるように、タッチライン(TL)タッチセンサーメタル(TSM)であることもある。
図9は、本開示の実施例による表示装置100で、一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)、及び第2光学領域(OA2)の間の輝度偏差を示す。
図9を参照すれば、表示装置100の表示領域(DA)に含まれた一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)、及び第2光学領域(OA2)のうちで、第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)それぞれは第1透過領域(TA1)及び第2透過領域(TA2)を含んでいる。これによって、第1光学領域(OA1)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa1)及び第2光学領域(OA2)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa2)は一般領域(NA)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Nna)より少ないことがある。
本明細書に記載された単位面積当たりサブピクセル個数はピクセル集積度またはピクセル密度(ピクセル密集度)などと等しい意味であることができる。例えば、単位面積当たりサブピクセル個数の単位はPPI(Pixel per inch)で使用されることができる。単位面積当たりサブピクセル個数の多いほど解像度が高くて、単位面積当たりサブピクセル個数の少ないほど解像度が低いことがある。
図9を参照すれば、例えば、第1光学領域(OA1)の少なくとも一部が第1光学電子装置11と重畳され、第2光学領域(OA2)の少なくとも一部が第2光学電子装置12と重畳される時、第1光学電子装置11は第2光学電子装置12が要する受光量と類似であるか、またはさらに多い受光量を要求することができる。この場合、第2光学領域(OA2)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa2)は第1光学領域(OA1)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa1)以上であり、第2光学領域(OA2)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa2)は一般領域(NA)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Nna)より少ないことがあるし、第1光学領域(OA1)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa1)は一般領域(NA)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Nna)より少ないことがある(Nna>Noa2≧Noa1)。
前述したところのように、一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)、及び第2光学領域(OA2)の間の単位面積当たりサブピクセル個数差があるため、一般領域(NA)に配置されたサブピクセル(SP)、第1光学領域(OA1)に配置されたサブピクセル(SP)、及び第2光学領域(OA2)に配置されたサブピクセル(SP)は等しいデータ電圧(Vdata)の供給を受けても、一般領域(NA)の輝度(Lna)、第1光学領域(OA1)の輝度(Loa1)、及び第2光学領域(OA2)の輝度(Loa2)は差があり得る。
図9を参照して、例えば、一般領域(NA)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Nna)が第1光学領域(OA1)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa1)及び第2光学領域(OA2)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa2)より多くて、第2光学領域(OA2)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa2)が第1光学領域(OA1)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa1)以上である場合(Nna>Noa2≧Noa1)、一般領域(NA)の輝度(Lna)は第1光学領域(OA1)の輝度(Loa1)及び第2光学領域(OA2)の輝度(Loa2)よりさらに明るくて、第2光学領域(OA2)の輝度(Loa2)は第1光学領域(OA1)の輝度(Loa1)以上であることがある(Lna>Loa2≧Loa1)。
前述したところのような一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)、及び第2光学領域(OA2)の間の輝度偏差(輝度不均一)は画像品質低下を誘発することがある。
これに、本開示の実施例は一般領域(NA)、第1光学領域(OA1)、及び第2光学領域(OA2)の間の輝度偏差を補償してくれることができるサブピクセル構造(ピクセル回路)を提供することができる。
以下では、本開示の実施例による輝度偏差補償が可能なサブピクセル構造を詳細に説明する。但し、説明の便宜のために、本開示の実施例による輝度偏差を補償することができるサブピクセル構造は単位面積当たりサブピクセル個数が一番少なくて輝度減少が一番大きく起きることができる第1光学領域(OA1)のサブピクセル(SP)を中心に説明する。
図10は、本開示の実施例による表示装置100で、第1光学領域(OA1)内の第1サブピクセル(SP1)の等価回路と一般領域(NA)内の第2サブピクセル(SP2)の等価回路である。
図10を参照すれば、表示パネル110の表示領域(DA)は第1光学領域(OA1)と第1光学領域(OA1)の外郭に位置する一般領域(NA)を含むことができる。第1光学領域(OA1)での単位面積当たりサブピクセル個数(Noa1)は一般領域(NA)での単位面積当たりサブピクセル個数(Nna)より少ないことがある。
図10を参照すれば、複数のサブピクセル(SP)は第1光学領域(OA1)に配置される第1サブピクセル(SP1)と一般領域(OA1)に配置される第2サブピクセル(SP2)を含むことができる。
第1サブピクセル(SP1)は第1光学領域(OA1)内で複数の第1透過領域(TA1)を除いた非透過領域(NTA)に配置されることができる。ここで、第1光学領域(OA1)内で複数の第1透過領域(TA1)を除いた非透過領域(NTA)はサブピクセル(SP)の発光領域(EA)を含むことができる。第1光学領域(OA1)内で複数の第1透過領域(TA1)を除いた非透過領域(NTA)はサブピクセル(SP)のピクセル駆動回路(PDC)が配置されるピクセル駆動回路領域を含むことができる。第1光学領域(OA1)内で複数の第1透過領域(TA1)を除いた非透過領域(NTA)で、発光領域(EA)とピクセル駆動回路領域は重畳されることができる。
図10を参照すれば、本開示の実施例による表示装置100で、映像表示のための表示領域(DA)に配置された複数のサブピクセル(SP)それぞれは主な電気的なノードとして、第1ノード(N1)、第2ノード(N2)、第3ノード(N3)、及び第4ノード(N4)を含むことができる。
図10を参照すれば、複数のサブピクセル(SP)それぞれは第4ノード(N4)に連結された発光素子(ED)、第2ノード(N2)の電圧によって制御されて発光素子(ED)を駆動するための駆動トランジスター(DRT)、第1スキャンライン(SCL1(n))を通じて供給される第1スキャン信号(SC1(n))によって制御されて第2ノード(N2)と第3ノード(N3)との間の連結を制御するための第1トランジスター(T1)、発光制御ライン(EML(n))を通じて供給される発光制御信号(EM(n))によって制御されて第1ノード(N1)と駆動電圧ライン(DVL)との間の連結を制御するための第2トランジスター(T2)、及び発光制御信号(EM(n))によって制御されて第3ノード(N3)と第4ノード(N4)との間の連結を制御するための第3トランジスター(T3)を含むことができる。
図10を参照すれば、複数のサブピクセル(SP)それぞれは、第1ノード(N1)と第1データライン(DL1)との間の連結を制御する第4トランジスター(T4)、第2ノード(N2)と第1初期化ライン(IVL)との間の連結を制御する第5トランジスター(T5)、第4ノード(N4)と第2初期化ライン(VARL)との間の連結を制御する第6トランジスター(T6)、及び第2ノード(N2)と駆動電圧ライン(DVL)との間に構成されたストレージコンデンサ(Cst)をさらに含むことができる。
第4トランジスター(T4)は第2スキャンライン(SCL2(n))を通じて供給される第2スキャン信号(SC2(n))によってオン-オフが制御されることができる。第5トランジスター(T5)は(n-2)番目ステージの第1スキャンライン(SCL1(n-2))を通じて供給される(n-2)番目ステージの第1スキャン信号(SC1(n-2))によってオン-オフが制御されることができる。第6トランジスター(T6)は第2スキャンライン(SCL2(n))を通じて供給される第2スキャン信号(SC2(n))によってオン-オフが制御されることができる。または、第6トランジスター(T6)は(n+1)番目ステージの第2スキャンライン(SCL2(n+1))を通じて供給される(n+1)番目ステージの第2スキャン信号(SC2(n+1))によってオン-オフが制御されることもできる。
図10での第1乃至第6トランジスター(T1~T6)それぞれのゲートノードに供給されるゲート信号(SC1(n)、SC2(n)、SC1(n-2)、EM(n))は統合されるか、または分離されることができる。
図10に示されたところのように、第1トランジスター(T1)及び第5トランジスター(T5)はnタイプトランジスターであり、駆動トランジスター(DRT)、第2トランジスター(T2)、第3トランジスター(T3)、第4トランジスター(T3)、及び第6トランジスター(T6)はpタイプトランジスターであることができる。このようなトランジスタータイプは説明の便宜のための例示であるだけで、多様に変形されることができる。例えば、7個のトランジスター(DRT、T1~T6)がすべてnタイプトランジスターであるか、またはすべてpタイプトランジスターであることができる。または、7個のトランジスター(DRT、T1~T6)のうちで一部はnタイプトランジスターであり、残りはpタイプトランジスターであることができる。
図10に示されたところのように、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)は7個のトランジスター(DRT、T1~T6)と1個のストレージコンデンサ(Cst)を含み、一般領域(NA)に配置された第2サブピクセル(SP2)もまた7個のトランジスター(DRT、T1~T6)と1個のストレージコンデンサ(Cst)を含むことができる。
図10を参照すれば、本開示の実施例による表示装置100で、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)は輝度偏差補償構造を含み、一般領域(NA)に配置された第2サブピクセル(SP2)は輝度偏差補償構造を含まない。
図10を参照すれば、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)は輝度偏差補償のために、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)で第2ノード(N2)は第1スキャンライン(SCL1(n))及び発光制御ライン(EML(n))のうちで少なくとも一つと容量結合(capacitively coupled)され得る。
図10を参照すれば、一般領域(NA)に配置された第2サブピクセル(SP2)は輝度偏差補償構造を有しないため、一般領域(NA)に配置された第2サブピクセル(SP2)で第2ノード(N2)は第1スキャンライン(SCL1(n))及び発光制御ライン(EML(n))と容量結合されていないこともある。
図10を参照すれば、本開示の実施例による表示装置100で、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)は第2ノード(N2)が第1スキャンライン(SCL1(n))及び発光制御ライン(EML(n))のうちで少なくとも一つと容量結合された構造を有することができる。このような構造が輝度偏差補償構造である。
より具体的に説明すれば、図10を参照すれば、本開示の実施例による表示装置100で、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)は、第2ノード(N2)と第1スキャンライン(SCL1(n))との間に構成された第1補償コンデンサ(C1)及び第2ノード(N2)と発光制御ライン(EML(n))の間に構成された第2補償コンデンサ(C2)のうちで少なくとも一つを含むことができる。
本開示の実施例による表示装置100で、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)に含まれた輝度偏差補償構造は第1補償コンデンサ(C1)及び第2補償コンデンサ(C2)のうちで少なくとも一つを含むことができる。
図10を参照すれば、輝度偏差補償構造を有しない一般領域(NA)に配置された第2サブピクセル(SP2)は第2ノード(N2)と第1スキャンライン(SCL1(n))との間に構成された第1補償コンデンサ(C1)及び第2ノード(N2)と発光制御ライン(EML(n))との間に構成された第2補償コンデンサ(C2)のうちで少なくとも一つを含まないこともある。
前述したところのように、第1輝度偏差補償構造として、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)は輝度偏差補償のために、第2ノード(N2)と第1スキャンライン(SCL1(n))との間に構成された第1補償コンデンサ(C1)を含むことができる。
または、第2輝度偏差補償構造として、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)は輝度偏差補償のために、第2ノード(N2)と発光制御ライン(EML(n))との間に構成された第2補償コンデンサ(C2)を含むことができる。
または、第3輝度偏差補償構造として、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)は輝度偏差補償のために、第2ノード(N2)と第1スキャンライン(SCL1(n))との間に構成された第1補償コンデンサ(C1)及び第2ノード(N2)と発光制御ライン(EML(n))との間に構成された第2補償コンデンサ(C2)を含むことができる。
第1輝度偏差補償構造で第1補償コンデンサ(C1)のキャパシタンス、第2輝度偏差補償構造で第2補償コンデンサ(C2)のキャパシタンス、及び第3輝度偏差補償構造で第1補償コンデンサ(C1)と第2補償コンデンサ(C2)の合成キャパシタンスは、輝度偏差補償のための値ですべて等しくなければならない。
第3輝度偏差補償構造で、第1補償コンデンサ(C1)と第2補償コンデンサ(C2)の合成キャパシタンスを等しく維持することができたら、第1補償コンデンサ(C1)の第1キャパシタンスと第2補償コンデンサ(C2)の第2キャパシタンスは一定割合で配分されることができる。例えば、第1補償コンデンサ(C1)の第1キャパシタンスと第2補償コンデンサ(C2)の第2キャパシタンスはお互いに同一であることがある。他の例を挙げて、第1補償コンデンサ(C1)の第1キャパシタンスと第2補償コンデンサ(C2)の第2キャパシタンスはお互いに異なることがある。
第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)の輝度偏差補償構造によって、第1光学領域(OA1)と一般領域(NA)との間の輝度偏差が低減される原理を簡単に説明し、さらに具体的な内容は他の図面を参照して説明する。
第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)は、第1データライン(DL1)を通じて第1データ電圧(Vdata)の供給を受けることができ、一般領域(NA)に配置された第2サブピクセル(SP2)は第2データライン(DL2)または、第1データライン(DL1)を通じて第2データ電圧(Vdata)の供給を受けることができる。
第1データ電圧(Vdata)が第2データ電圧(Vdata)と等しい場合、第1サブピクセル(SP1)の発光期間の間駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差は、第2サブピクセル(SP2)の発光期間の間駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差より大きくなることができる。
第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)の輝度偏差補償構造として第1補償コンデンサ(C1)及び第2補償コンデンサ(C2)のうちで少なくとも一つによるキックバック(Kick Back)によって、第1サブピクセル(SP1)内の駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧が低くなることがある。これによって、第1サブピクセル(SP1)の発光期間の間駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差が第2サブピクセル(SP2)の発光期間の間駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差より大きくなることができる。ここで、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧は第2ノード(N2)の電圧である。
本開示の実施例による表示装置100では、補償コンデンサ(C1、C2)が第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)内に構成され、補償コンデンサ(C1、C2)によって第1サブピクセル(SP1)内の駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧にキックバックが発生されることで、第1サブピクセル(SP1)内の駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との電圧差が大きくなることができる。これによって、第1光学領域(OA1)に配置された1個の第1サブピクセル(SP1)は一般領域(NA)に配置された1個の第2サブピクセル(SP2)より相対的にさらに明るく発光することができる。これによって、単位面積当たりサブピクセル個数が少ない第1光学領域(OA1)の輝度が単位面積当たりサブピクセル個数が多い一般領域(NA)の輝度と類似な水準になることができる。
すなわち、第1光学領域(OA1)に配置されたすべての第1サブピクセル(SP1)の総個数は少ないが、第1光学領域(OA1)に配置された各第1サブピクセル(SP1)がさらに明るく発光することで、第1光学領域(OA1)の全体的な輝度が一般領域(NA)の輝度と類似な水準で明るくなることができる。
前述したところによれば、第1光学領域(OA1)の全体的な輝度が一般領域(NA)の輝度と類似な水準になるので、第1光学領域(OA1)の輝度(Loa1)と一般領域(NA)の輝度(Lna)の間の差は、キックバックによってさらに明るく発光する第1サブピクセル(SP1)とキックバックが発生しない第2サブピクセル(SP2)の間の発光輝度差より大きくなることができる。すなわち、第1光学領域(OA1)の輝度(Loa1)と一般領域(NA)の輝度(Lna)の間の差は、第1データ電圧(Vdata)による第1サブピクセル(SP1)での発光輝度と第2データ電圧(Vdata)による第2サブピクセル(SP2)での発光輝度の間の差より小さいことがある。
一方、図10に例示されたサブピクセル(SP1、SP2)は7個のトランジスター(DRT、T1~T6)を含むが、7個のトランジスター(DRT、T1~T6)のアクティブ層(または、ソース/ドレイン/ゲート電極)はすべて等しい層に形成されることもあるか、または、7個のトランジスター(DRT、T1~T6)のうちで少なくとも一部トランジスターのアクティブ層(または、ソース/ドレイン/ゲート電極)は、残りトランジスターのアクティブ層(または、ソース/ドレイン/ゲート電極)と異なる層に形成されることもできる。
例えば、7個のトランジスター(DRT、T1~T6)のアクティブ層(または、ソース/ドレイン/ゲート電極)がすべて等しい層に配置される場合、7個のトランジスター(DRT、T1~T6)のアクティブ層は低温ポリシリコン(LTPS:Low Temperature Poly Silicon)半導体または、酸化物(Oxide)半導体を含むことができる。
例えば、7個のトランジスター(DRT、T1~T6)のうちで少なくとも一部のトランジスターのアクティブ層は第1層に配置されて、残りトランジスターのアクティブ層は第1層より高い第2層に配置されることができる。例えば、第1層に配置されるアクティブ層は低温ポリシリコン(LTPS)半導体を含み、第2層に配置されるアクティブ層は酸化物(Oxide)半導体を含むことができる。他の例を挙げて、第1層に配置されるアクティブ層は酸化物(Oxide)半導体を含み、第2層に配置されるアクティブ層は低温ポリシリコン(LTPS)半導体を含むことができる。
以下では、本開示の実施例による表示装置100のサブピクセル駆動方法に対して図11及び図12a乃至図12iを参照してさらに詳細に説明する。但し、第1光学領域(OA1)の第1サブピクセル(SP1)の駆動方法と一般領域(NA)の第2サブピクセル(SP2)の駆動方法は同一である。よって、第1光学領域(OA1)の第1サブピクセル(SP1)の駆動方法を代表に説明する。
図11は、本開示の実施例による表示装置100で、第1サブピクセル(SP1)の駆動タイミングダイヤグラムであり、図12a乃至図12iは図11の駆動タイミングダイヤグラムによって第1サブピクセル(SP1)が駆動される場合、細部駆動期間(S0~S8)それぞれでの第1サブピクセル(SP1)の駆動状態を示す。
図11を参照すれば、以前フレームで第1サブピクセル(SP1)が発光する発光前期間(S0)が終わった以後、現在フレームでの第1サブピクセル(SP1)の駆動期間はゲート信号(EM(n)、SC1(n-2)、SC1(n)、SC2(n))の電圧レベル変動によって細分化すれば、8個の第1乃至第8期間(S1~S8)を含むことができる。
図11を参照すれば、8個の細分化された第1乃至第8期間(S1~S8)のうちで第2期間(S2)は初期化期間であり、第5期間(S5)はセンシング期間であり、第8期間(S8)は発光期間であることがある。第1期間(S1)、第2期間(S2)、及び第3期間(S3)すべて含んで初期化期間とも言える。
図11を参照すれば、本開示の実施例による表示装置100で、第6期間(S6)から第7期間(S7)に変更される第1キックバックタイミングは第1補償コンデンサ(C1)と関連される第1キックバックタイミングであることができ、第7期間(S7)から第8期間(S8)に変更される第2キックバックタイミングは第2補償コンデンサ(C2)と関連される第2キックバックタイミングであることができる。
以下では、図11及び図12a乃至図12iを共に参照して、以前フレームでの発光前期間(S0)と現在フレームでの8個の第1乃至第8期間(S1~S8)での第1サブピクセル(SP1)の駆動を説明する。
図10の例示によれば、第1サブピクセル(SP1)に含まれた7個のトランジスター(DRT、T1~T6)のうちで、第1トランジスター(T1)及び第5トランジスター(T5)はnタイプトランジスターであり、残りトランジスター(DRT、T2~T4、T6)はpタイプトランジスターである。
これによって、n番目第1スキャン信号(SC1(n))及び(n-2)番目第1スキャン信号(SC1(n-2))それぞれのターン-オンレベル電圧はハイレベル電圧(HIGH)であり、n番目第1スキャン信号(SC1(n))及び(n-2)番目第1スキャン信号(SC1(n-2))それぞれのターン-オフレベル電圧はローレベル電圧(LOW)であることがある。
また、n番目発光制御信号(EM(n))及びn番目第2スキャン信号(SC2(n))それぞれのターン-オンレベル電圧はローレベル電圧(LOW)であり、n番目発光制御信号(EM(n))及びn番目第2スキャン信号(SC2(n))それぞれのターン-オフレベル電圧はハイレベル電圧(HIGH)であることがある。
図12a及び図11を参照すれば、以前フレームでの発光前期間(S0)の間、n番目発光制御信号(EM(n))はローレベル電圧(LOW)であり、(n-2)番目第1スキャン信号(SC1(n-2))はローレベル電圧(LOW)であり、n番目第1スキャン信号(SC1(n))はローレベル電圧(LOW)であり、n番目第2スキャン信号(SC2(n))はハイレベル電圧(HIGH)であることがある。
これによって、発光前期間(S0)の間、第2トランジスター(T2)及び第3トランジスター(T3)はターン-オン状態であり、第1トランジスター(T1)、第4トランジスター(T4)、第5トランジスター(T5)、及び第6トランジスター(T6)はターン-オフ状態であることができる。
発光前期間(S0)の間、第2トランジスター(T2)のターン-オンによって、駆動電圧ライン(DVL)で供給される駆動電圧(ELVDD)が第1ノード(N1)に印加されることができる。
発光前期間(S0)の間、駆動トランジスター(DRT)は駆動電流をターン-オンされた第3トランジスター(T3)を通じて発光素子(ED)に供給することができる。これによって、発光素子(ED)は発光することができる。
図12b及び図11を参照すれば、現在フレームでの第1期間(S1)の間、(n-2)番目第1スキャン信号(SC1(n-2))はローレベル電圧(LOW)であり、n番目第1スキャン信号(SC1(n))はローレベル電圧(LOW)であり、n番目第2スキャン信号(SC2(n))はハイレベル電圧(HIGH)であることがある。第1期間(S1)が始まれば、n番目発光制御信号(EM(n))はローレベル電圧(LOW)でハイレベル電圧(HIGH)に変更されることができる。
これによって、第1期間(S1)の間、第1トランジスター(T1)、第4トランジスター(T4)、第5トランジスター(T5)、及び第6トランジスター(T6)はターン-オフ状態であることができる。第1期間(S1)が始まれば、第2トランジスター(T2)及び第3トランジスター(T3)はターン-オフ状態に変わることができる。
第1期間(S1)の間、第1サブピクセル(SP1)のすべてのトランジスター(DRT、T1~T6)をターン-オフさせて第1サブピクセル(SP1)の状態が初期化されることができる。すなわち、第1期間(S1)は第1サブピクセル(SP1)の駆動を初期化させる初期化期間に含まれることができる。
図12c及び図11を参照すれば、第2期間(S2)の間、n番目発光制御信号(EM(n))はハイレベル電圧(HIGH)であり、n番目第1スキャン信号(SC1(n))はローレベル電圧(LOW)であり、n番目第2スキャン信号(SC2(n))はハイレベル電圧(HIGH)であることがある。第2期間(S2)が始まれば、(n-2)番目第1スキャン信号(SC1(n-2))はローレベル電圧(LOW)でハイレベル電圧(HIGH)に変更されることができる。
これによって、第2期間(S2)の間、第1乃至第4トランジスター(T1~T4)及び第6トランジスター(T6)はターン-オフ状態であり、第5トランジスター(T5)はターン-オンされることができる。
第2期間(S2)の間、第1初期化ライン(IVL)で供給された第1初期化電圧(VINI)がターン-オンされた第5トランジスター(T5)を通じて第2ノード(N2)に印加されることができる。第1初期化電圧(VINI)はpタイプの駆動トランジスター(DRT)をターン-オンさせることができるローレベル電圧であることができる。これによって、第2期間(S2)の間、駆動トランジスター(DRT)はターン-オンされることができる。
第2期間(S2)は第1初期化電圧(VINI)が第2ノード(N2)に印加されることで、第1サブピクセル(SP1)の駆動を初期化させる初期化期間に含まれることができる。第2ノード(N2)は駆動トランジスター(DRT)のゲートノードに該当することができる。
図12d及び図11を参照すれば、第3期間(S3)の間、n番目発光制御信号(EM(n))はハイレベル電圧(HIGH)であり、n番目第2スキャン信号(SC2(n))はハイレベル電圧(HIGH)であり、(n-2)番目第1スキャン信号(SC1(n-2))はハイレベル電圧(HIGH)であることがある。第3期間(S3)が始まれば、n番目第1スキャン信号(SC1(n))はローレベル電圧(LOW)でハイレベル電圧(HIGH)に変更されることができる。
これによって、第3期間(S3)の間、第2トランジスター(T2)、第3トランジスター(T3)、第4トランジスター(T4)、及び第6トランジスター(T6)はターン-オフ状態であり、第5トランジスター(T5)、及び駆動トランジスター(DRT)はターン-オン状態であり、第1トランジスター(T1)がターン-オンされることができる。
第3期間(S3)で、第1トランジスター(T1)がターン-オン状態であるので、第2ノード(N2)と第3ノード(N3)は電気的に連結された状態であることができる。すなわち、駆動トランジスター(DRT)はゲートノードとドレインノード(または、ソースノード)が電気的に連結されたダイオードコネクション(Diode connection)状態であることができる。
第3期間(S3)は第1サブピクセル(SP1)の駆動を初期化させる初期化期間に含まれることができ、センシングのための準備段階であることもある。ここで、センシングは駆動トランジスター(DRT)のしきい電圧(Vth)に対するセンシングを意味することができる。
図12e及び図11を参照すれば、第4期間(S4)の間、n番目発光制御信号(EM(n))はハイレベル電圧(HIGH)であり、n番目第2スキャン信号(SC2(n))はハイレベル電圧(HIGH)であり、n番目第1スキャン信号(SC1(n))はハイレベル電圧(HIGH)であることがある。第4期間(S4)が始まれば、(n-2)番目第1スキャン信号(SC1(n-2))はハイレベル電圧(HIGH)でローレベル電圧(LOW)に変更されることができる。
これによって、第4期間(S4)の間、第2トランジスター(T2)、第3トランジスター(T3)、第4トランジスター(T4)、及び第6トランジスター(T6)はターン-オフ状態であり、第1トランジスター(T1)及び駆動トランジスター(DRT)はターン-オン状態であり、第5トランジスター(T5)はターン-オフされることができる。第4期間(S4)で、第2ノード(N2)は電気的なフローティング状態であることができる。フローティング状態は電圧未印加状態とも言える。
第4期間(S4)は駆動トランジスター(DRT)のしきい電圧(Vth)に対するセンシングのための準備段階であることもある。
図12f及び図11を参照すれば、第5期間(S5)は駆動トランジスター(DRT)のしきい電圧(Vth)が実質的にセンシングされるセンシング期間であることがある。
第5期間(S5)の間、n番目発光制御信号(EM(n))はハイレベル電圧(HIGH)であり、n番目第1スキャン信号(SC1(n))はハイレベル電圧(HIGH)であり、(n-2)番目第1スキャン信号(SC1(n-2))はローレベル電圧(LOW)であることがある。第5期間(S5)が始まれば、n番目第2スキャン信号(SC2(n))はハイレベル電圧(HIGH)でローレベル電圧(LOW)に変更されることができる。
これによって、第5期間(S5)の間、第2トランジスター(T2)、第3トランジスター(T3)、及び第5トランジスター(T5)はターン-オフ状態であり、第1トランジスター(T1)及び駆動トランジスター(DRT)はターン-オン状態であり、第4トランジスター(T4)及び第6トランジスター(T6)はターン-オンされることができる
第1データライン(DL1)で供給される第1データ電圧(Vdata)がターン-オンされた第4トランジスター(T4)及び第1トランジスター(T3)を通じて第2ノード(N2)に供給されることができる。この時、第2ノード(N2)の電圧(駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧(Vg))は第1データライン(DL1)で供給された第1データ電圧(Vth)に駆動トランジスター(DRT)のしきい電圧(Vth)が加わった電圧であることができる(Vg=Vdata+Vth)。
よって、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧(Vg)とソース電圧(Vs)の電圧差(Vgs=Vg-Vs=Vdata+Vth-Vs)が駆動トランジスター(DRT)のしきい電圧(Vth)を含むようになって、駆動トランジスター(DRT)が発光素子(ED)に供給するようになる駆動電流はしきい電圧(Vth)の影響を受けないこともある。なぜなら、駆動電流は駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧(Vg)とソース電圧(Vs)の電圧差(Vgs=Vg-Vs=Vdata+Vth-Vs)としきい電圧(Vth)の差(Vdata+Vth-Vs-Vth)の二乗によって決まるため、しきい電圧(Vth)が相殺されるためである。
第5期間(S5)の間、第2初期化ライン(VARL)に供給される第2初期化電圧(VAR)がターン-オンされた第6トランジスター(T6)を通じて第4ノード(N4)に印加されることができる。第4ノード(N4)は発光素子(ED)のアノード電極(AE)と対応されることができる。
よって、第5期間(S5)の間、第4ノード(N4)に第2初期化電圧(VAR)が印加されることで、アノード電極(AE)がリセットされることができる。すなわち、発光素子(ED)がリセットされることができる。
図12g及び図11を参照すれば、第6期間(S6)の間、n番目発光制御信号(EM(n))はハイレベル電圧(HIGH)であり、n番目第1スキャン信号(SC1(n))はハイレベル電圧(HIGH)であり、(n-2)番目第1スキャン信号(SC1(n-2))はローレベル電圧(LOW)であることがある。第6期間(S6)が始まれば、n番目第2スキャン信号(SC2(n))はローレベル電圧(LOW)からハイレベル電圧(HIGH)に変更されることができる。
これによって、第6期間(S6)の間、第1トランジスター(T1)はターン-オン状態であり、第2トランジスター(T2)、第3トランジスター(T3)、第5トランジスター(T5)はターン-オフ状態であることができる。第4トランジスター(T4)及び第6トランジスター(T6)がターン-オフされることができる。
図12h及び図11を参照すれば、第7期間(S7)の間、n番目発光制御信号(EM(n))はハイレベル電圧(HIGH)であり、(n-2)番目第1スキャン信号(SC1(n-2))はローレベル電圧(LOW)であり、n番目第2スキャン信号(SC2(n))はハイレベル電圧(HIGH)であることがある。第7期間(S7)が始まれば、n番目第1スキャン信号(SC1(n))はハイレベル電圧(HIGH)でローレベル電圧(LOW)に変更されることができる。
これによって、第7期間(S7)の間、第2乃至第6トランジスター(T2~T6)はターン-オフ状態であり、第1トランジスター(T1)はターン-オフされることができる。
第1サブピクセル(SP1)が第1補償コンデンサ(C1)を含む場合、第7期間(S7)が始まる時、第1補償コンデンサ(C1)によって1次キックバック(First Kick Back)が発生することがある。1次キックバックによって、第2ノード(N2)の電圧がさらに低くなることができる。第2ノード(N2)の電圧は駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧であることができる。
再び説明すれば、n番目第1スキャンライン(SCL1(n))と第2ノード(N2)の間に第1補償コンデンサ(C1)が形成されているため、第7期間(S7)が始まる時、n番目第1スキャン信号(SC1(n))がハイレベル電圧(HIGH)でローレベル電圧(LOW)に変更されることによって、第2ノード(N2)の電圧が低くなることができる。
図12i及び図11を参照すれば、第8期間(S8)の間、(n-2)番目第1スキャン信号(SC1(n-2))はローレベル電圧(LOW)であり、n番目第2スキャン信号(SC2(n))はハイレベル電圧(HIGH)であり、n番目第1スキャン信号(SC1(n))はローレベル電圧(LOW)であることがある。第8期間(S8)が始まれば、n番目発光制御信号(EM(n))はハイレベル電圧(HIGH)でローレベル電圧(LOW)に変更されることができる。
これによって、第8期間(S8)の間、第1トランジスター(T1)、第4トランジスター(T4)、第5トランジスター(T5)、及び第6トランジスター(T6)はターン-オフ状態であり、第2トランジスター(T2)及び第3トランジスター(T3)はターン-オンされることができる。
第8期間(S8)の間、第2トランジスター(T2)のターン-オンされて、駆動電圧ライン(DVL)に供給される駆動電圧(ELVDD)が第1ノード(N1)に印加されることができる。
第8期間(S8)の間、駆動トランジスター(DRT)は駆動電流をターン-オンされた第3トランジスター(T3)を通じて発光素子(ED)に供給することができる。これによって、発光素子(ED)は発光することができる。
第1サブピクセル(SP1)が第2補償コンデンサ(C2)を含む場合、第8期間(S8)が始まる時、第2補償コンデンサ(C2)によって2次キックバックが発生することができる。2次キックバックによって、第2ノード(N2)の電圧がさらに低くなることができる。第2ノード(N2)の電圧は駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧であることができる。
再び説明すれば、n番目発光制御ライン(EML(n))と第2ノード(N2)との間に第2補償コンデンサ(C2)が形成されているため、第8期間(S8)が始まる時、n番目発光制御信号(EM(n))はターン-オフレベル電圧であるハイレベル電圧(HIGH)からターン-オンレベル電圧であるローレベル電圧(LOW)に変更されることによって、第2ノード(N2)の電圧がさらに低くなることができる。
以下では、図13、図14a、図14b、及び図14cの第2ノード(N2)の電圧変化グラフを通じてキックバックによる第1光学領域(OA1)と一般領域(NA)との間の輝度偏差が補償される原理に対して説明する。
図13は、本開示の実施例による表示装置100で、第1光学領域(OA1)での第1サブピクセル(SP1)内の第2ノード(N2)の電圧変化と一般領域(NA)での第2サブピクセル(SP2)内の第2ノード(N2)の電圧変化を示し、図14aは第1光学領域(OA1)での第1サブピクセル(SP1)が第1補償コンデンサ(C1)を含む場合、第1サブピクセル(SP1)内の第2ノード(N2)の電圧変化を示し、図14bは第1光学領域(OA1)での第1サブピクセル(SP1)が第2補償コンデンサ(C2)を含む場合、第1サブピクセル(SP1)内の第2ノード(N2)の電圧変化を示し、図14cは第1光学領域(OA1)での第1サブピクセル(SP1)が第1補償コンデンサ(C1)及び第2補償コンデンサ(C2)をすべて含む場合、第1サブピクセル(SP1)内の第2ノード(N2)の電圧変化を示す。
図13、図14a、図14b、及び図14cを参照すれば、本開示の実施例による表示装置100で、第1光学領域(OA1)内の第1サブピクセル(SP1)の第2ノード(N2)は第1スキャンライン(SCL1(n))及び発光制御ライン(EML(n))のうちで少なくとも一つと容量結合(capacitively coupled)されている。これにより、キックバックタイミングに第2ノード(N2)でキックバックが発生されることがある。
図13、図14a、図14b、及び図14cを参照すれば、第2ノード(N2)のネガチブ電圧方向(電圧が低くなる方向)でのキックバック発生によって、駆動トランジスター(DRT)のゲートノードに該当する第2ノード(N2)の電圧が低くなることができる。これによって駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差(Vgs)が大きくなることができる。よって、第1サブピクセル(SP1)の駆動トランジスター(DRT)はさらに多い駆動電流を発光素子(ED)に供給することができる。
これにより、第1サブピクセル(SP)の発光輝度が高くなって、第1光学領域(OA1)の全体的な輝度(Loa1)が一般領域(NA)の輝度(Lna)水準と類似になることができる。すなわち、第1光学領域(OA1)と一般領域(NA)との間の輝度偏差が補償されることができる。
図13、図14a、図14b、及び図14cを参照すれば、第1サブピクセル(SP1)の駆動期間(S1~S8)のうちでキックバックタイミングは第6期間(S6)が終わって第7期間(S7)が始まる時の第1キックバックタイミング(Tkb1)と第7期間(S7)が終わって第8期間(S8)が始まる時の第2キックバックタイミング(Tkb2)のうちで一つ以上を含むことができる。
第1キックバックタイミング(Tkb1)は1次キックバック(1st Kick Back)が発生されるタイミングであり、第2キックバックタイミング(Tkb2)は2次キックバック(2nd Kick Back)が発生されるタイミングであることができる。
図13は、1次キックバックと2次キックバックが順次に発生する場合に対して、発光制御信号(EM(n))、第1スキャン信号(SC1(n))、及び第2スキャン信号(SC2(n))それぞれの電圧レベル変動を基準に第2ノード(N2)の電圧変化を示したグラフである。
図13を参照すれば、駆動電圧(ELVDD)は駆動トランジスター(DRT)のソースノードに印加される電圧であることができる。駆動トランジスター(DRT)のソースノードは第1ノード(N1)に該当することができる。
図14aは、1次キックバックだけ発生する場合であり、図14bは2次キックバックだけ発生する場合であり、図14cは1次キックバックと2次キックバックが順次に発生する場合である。
図13、図14a、及び図14cを参照すれば、1次キックバックが発生される第1キックバックタイミング(Tkb1)は第1補償コンデンサ(C1)と関連され、第1スキャン信号(SC1(n))がハイレベル電圧(HIGH)でローレベル電圧(LOW)に変更されるタイミングであることができる。
図14aを参照すれば、1次キックバックが発生する第1キックバックタイミング(Tkb1)に、第1スキャン信号(SC1(n))が供給される第1スキャンライン(SCL1(n))の電圧がローレベル電圧(LOW)に変更されることによって、第1スキャンライン(SCL1(n))のように第1補償コンデンサ(C1)を構成する第2ノード(N2)の電圧が下降することができる。ここで、第2ノード(N2)の電圧下降幅は第1スキャン信号(SC1(n))の電圧変動幅(HIGH-LOW)によって変わることがある。
図14aを参照すれば、1次キックバックによって第2ノード(N2)の低くなった電圧(Vn2_COMP)は第1キックバックゲート電圧(Vn2_C1)になることができる。これによって、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差(Vgs_COMP)は第1キックバックゲート-ソース電圧(Vgs_C1)になることができる。
図14aを参照すれば、1次キックバックが発生しないサブピクセル(SP)を駆動する時、第2ノード(N2)の電圧は基準ゲート電圧(Vn2_REF)であり、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差は基準ゲート-ソース電圧(Vgs_REF)になることができる。
ここで、1次キックバックが発生しないサブピクセル(SP)は、第1補償コンデンサ(C1)を含まないで第2補償コンデンサ(C2)のみを含む第1サブピクセル(SP1)であるか、または、第1補償コンデンサ(C1)及び第2補償コンデンサ(C2)をすべて含まない一般領域(NA)の第2サブピクセル(SP2)であることがある。
図14aを参照すれば、1次キックバックが発生した場合、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差(Vgs_COMP)である第1キックバックゲート-ソース電圧(Vgs_C1)は、1次キックバック(1st Kick Back)が発生しない場合、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差である基準ゲート-ソース電圧(Vgs_REF)よりさらに大きくなることができる。
図14bを参照すれば、2次キックバックが発生する第2キックバックタイミング(Tkb2)に、発光制御信号(EM(n))が供給される発光制御ライン(EML(n))の電圧がローレベル電圧(LOW)に変更されることによって、発光制御ライン(EML(n))のように第2補償コンデンサ(C2)を構成する第2ノード(N2)の電圧が下降することができる。ここで、第2ノード(N2)の電圧下降幅は発光制御信号(EM(n))の電圧変動幅(HIGH-LOW)によって変わることがある。
図14bを参照すれば、2次キックバックによって第2ノード(N2)の低くなった電圧(Vn2_COMP)は第2キックバックゲート電圧(Vn2_C2)になることができる。これによって、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差(Vgs_COMP)は、第2キックバックゲート-ソース電圧(Vgs_C2)になることができる。
図14bを参照すれば、2次キックバックが発生しないサブピクセル(SP)を駆動する時、第2ノード(N2)の電圧は基準ゲート電圧(Vn2_REF)であり、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差は基準ゲート-ソース電圧(Vgs_REF)になることができる。
ここで、2次キックバックが発生しないサブピクセル(SP)は、第1補償コンデンサ(C1)のみを含み、第2補償コンデンサ(C2)を含まない第1サブピクセル(SP1)であるか、または、第1補償コンデンサ(C1)及び第2補償コンデンサ(C2)をすべて含まない一般領域(NA)の第2サブピクセル(SP2)であることがある。
図14bを参照すれば、2次キックバックが発生した場合、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差(Vgs_COMP)である第2キックバックゲート-ソース電圧(Vgs_C2)は、2次キックバック(2nd Kick Back)が発生しない場合、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差である基準ゲート-ソース電圧(Vgs_REF)よりさらに大きくなることができる。
図13及び図14cを参照すれば、1次キックバックが発生する第1キックバックタイミング(Tkb1)に、第1スキャン信号(SC1(n))が供給される第1スキャンライン(SCL1(n))の電圧がローレベル電圧(LOW)に変更されることによって、第1スキャンライン(SCL1(n))と共に第1補償コンデンサ(C1)を構成する第2ノード(N2)の電圧が下降することができる。ここで、第2ノード(N2)の電圧下降幅は第1スキャン信号(SC1(n))の電圧変動幅(HIGH-LOW)によって変わることがある。
図13及び図14cを参照すれば、1次キックバックによって第2ノード(N2)の低くなった電圧(Vn2_COMP)は第1キックバックゲート電圧(Vn2_C1)になることができる。これによって、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差(Vgs_COMP)は第1キックバックゲート-ソース電圧(Vgs_C1)になることができる。
図13及び図14cを参照すれば、1次キックバックが発生しないサブピクセル(SP)を駆動する時、第2ノード(N2)の電圧は基準ゲート電圧(Vn2_REF)であり、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差は基準ゲート-ソース電圧(Vgs_REF)になることができる。
図13及び図14cを参照すれば、1次キックバックが発生した場合、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差(Vgs_COMP)である第1キックバックゲート-ソース電圧(Vgs_C1)は、1次キックバックが発生しない場合、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差である基準ゲート-ソース電圧(Vgs_REF)よりさらに大きくなることができる。
図13及び図14cを参照すれば、1次キックバック以後2次キックバックが発生する第2キックバックタイミング(Tkb2)に、発光制御信号(EM(n))が供給される発光制御ライン(EML(n))の電圧がローレベル電圧(LOW)に変更されることによって、発光制御ライン(EML(n))のように第2補償コンデンサ(C2)を構成する第2ノード(N2)の電圧が下降することができる。ここで、第2ノード(N2)の電圧下降幅は発光制御信号(EM(n))の電圧変動幅(HIGH-LOW)によって変わることがある。
図13及び図14cを参照すれば、2次キックバックによって第2ノード(N2)の低くなった電圧(Vn2_COMP)は第3キックバックゲート電圧(Vn2_C1+C2)になることができる。これによって、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差(Vgs_COMP)は第3キックバックゲート-ソース電圧(Vgs_C1+C2)になることができる。ここで、第3キックバックゲート電圧(Vn2_C1+C2)は第2キックバックゲート電圧(Vn2_C2)以上であることがある。第3キックバックゲート-ソース電圧(Vgs_C1+C2)は第2キックバックゲート-ソース電圧(Vgs_C2)以上であることがある。
図13及び図14cを参照すれば、2次キックバック(2nd Kick Back)が発生しないサブピクセル(SP)を駆動する時、第2ノード(N2)の電圧は基準ゲート電圧(Vn2_REF)であり、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差は基準ゲート-ソース電圧(Vgs_REF)になることができる。
ここで、2次キックバック(2nd Kick Back)が発生しないサブピクセル(SP)は、第1補償コンデンサ(C1)及び第2補償コンデンサ(C2)をすべて含まない一般領域(NA)の第2サブピクセル(SP2)であることがある。
図13及び図14cを参照すれば、1次キックバック以後2次キックバックが連続して発生した場合、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差(Vgs_COMP)である第3キックバックゲート-ソース電圧(Vgs_C1+C2)は、1次キックバックと2次キックバックがすべて発生しない場合、駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差である基準ゲート-ソース電圧(Vgs_REF)よりドさらに大きくなることができる。
一方、第1光学領域(OA1)の第1サブピクセル(SP1)と一般領域(NA)の第2サブピクセル(SP2)は等しい行に配置されることがあるし、同一な列または他の列に配置されることができる。この場合、第1サブピクセル(SP1)は第1データライン(DL1)を通じて第1データ電圧(Vdata)の供給を受けることができ、第2サブピクセル(SP2)は第2データライン(DL2)または第1データライン(DL1)を通じて第2データ電圧(Vdata)の供給を受けることができる。
第1データ電圧(Vdata)が第2データ電圧(Vdata)と等しい場合、第1サブピクセル(SP1)の発光期間(S8)の間駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差(Vgs_COMP;Vgs_C1またはVgs_C2またはVgs_C1+C2)は、第2サブピクセル(SP2)の発光期間(S8)の間駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との間の電圧差(Vgs_REF)より大きくなることができる。
補償コンデンサ(C1、C2)が第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)内に構成され、補償コンデンサ(C1、C2)によって第1サブピクセル(SP1)内の駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧にキックバックが発生されることで、第1サブピクセル(SP1)内の駆動トランジスター(DRT)のゲート電圧とソース電圧との電圧差(Vgs_COMP;Vgs_C1またはVgs_C2またはVgs_C1+C2)が大きくなることができる。
これによって、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)に供給される第1データ電圧(Vdata)が一般領域(NA)に配置された第2サブピクセル(SP2)に供給される第2データ電圧(Vdata)と同一であっても、第1光学領域(OA1)に配置された1個の第1サブピクセル(SP1)は一般領域(NA)に配置された1個の第2サブピクセル(SP2)より相対的にさらに明るく発光することができる。
よって、単位面積当たりサブピクセル個数が少ない第1光学領域(OA1)の全体的な輝度(Loa1)が単位面積当たりサブピクセル個数が多い一般領域(NA)の全体的な輝度(Lna)と類似な水準になることができる。
すなわち、第1光学領域(OA1)に配置されたすべての第1サブピクセル(SP1)の総個数は少ないが、第1光学領域(OA1)に配置された各第1サブピクセル(SP1)がさらに明るく発光することで、第1光学領域(OA1)の全体的な輝度(Loa1)が一般領域(NA)の全体的な輝度(Lna)と類似な水準で明るくなることができる。
前述したところによれば、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)に供給される第1データ電圧(Vdata)が一般領域(NA)に配置された第2サブピクセル(SP2)に供給される第2データ電圧(Vdata)と等しい場合、輝度偏差補償によって、第1光学領域(OA1)の輝度(Loa1)と一般領域(NA)の輝度(Lna)の間の差は、第1データ電圧(Vdata)による第1サブピクセル(SP1)での発光輝度と第2データ電圧(Vdata)による第2サブピクセル(SP2)での発光輝度の間の差より小さいことがある。
図13、図14a、図14b、及び図14cを参照すれば、第1キックバックタイミング(Tkb1)に第1スキャン信号(SC1(n))がターン-オンレベル電圧(ハイレベル電圧(HIGH))でターン-オフレベル電圧(ローレベル電圧(LOW))に変更されることができる。第1キックバックタイミング(Tkb1)より遅れた第2キックバックタイミング(Tkb2)に発光制御信号(EM(n))がターン-オフレベル電圧(ハイレベル電圧(HIGH))からターン-オンレベル電圧(ローレベル電圧(LOW))に変更されることができる。
図14aを参照すれば、第1キックバックタイミング(Tkb1)に、第1スキャン信号(SC1(n))の電圧変動によって、第2ノード(N2)の電圧が変動されることがある。図14bを参照すれば、第2キックバックタイミング(Tkb2)に、発光制御信号(EM(n))の電圧変動によって、第2ノード(N2)の電圧が変動されることができる。
図14cを参照すれば、第1キックバックタイミング(Tkb1)に第1スキャン信号(SC1(n))の電圧変動によって第2ノード(N2)の電圧が変動され、第2キックバックタイミング(Tkb2)に発光制御信号(EM(n))の電圧変動によって第2ノード(N2)の電圧が変動されることができる。
以下で、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)で第2ノード(N2)が第1スキャンライン(SCL1(n))及び発光制御ライン(EML(n))のうちで少なくとも一つと容量結合(capacitively coupled)される輝度偏差補償構造に対して、図15a及び図15bを参照してさらに詳細に説明する。ここで、輝度偏差補償構造は第1補償コンデンサ(C1)及び第2補償コンデンサ(C2)のうちで少なくとも一つを含むことができる。
但し、以下では、説明の便宜のために、第1光学領域(OA1)の第1サブピクセル(SP1)が第1補償コンデンサ(C1)及び第2補償コンデンサ(C2)をすべて含む場合を仮定し、第1補償コンデンサ(C1)及び第2補償コンデンサ(C2)がすべて含まれた輝度偏差補償構造に対して図15a及び図15bを参照してさらに詳細に説明する。続いて、図16a及び図16bを参照して輝度偏差補償構造がない一般領域(NA)の第2サブピクセル(SP2)の平面構造に対しても比べてよく見る。
図15a及び図15bは、本開示の実施例による表示装置100で、第1光学領域(OA1)に配置された第1サブピクセル(SP1)に含まれた第1補償コンデンサ(C1)及び第2補償コンデンサ(C2)の平面構造を示す。
図15a及び図15bを参照すれば、第1スキャンライン(SCL1(n))と発光制御ライン(EML(n))が第1光学領域(OA1)を通過することができる。第1スキャンライン(SCL1(n))と発光制御ライン(EML(n))が第1光学領域(OA1)を通過する時、第1光学領域(OA1)内の非透過領域(NTA)に配置されるが、第1透過領域(TA1)を回避しながら配置されることができる。
図15a及び図15bを参照すれば、第1スキャンライン(SCL1(n))と発光制御ライン(EML(n))それぞれは第1光学領域(OA1)内の非透過領域(NTA)に配置された複数の第1サブピクセル(SP1)のピクセル駆動回路(PDC)の領域を通り過ぎることができる。
図15a及び図15bを参照すれば、第1光学領域(OA1)内の非透過領域(NTA)に配置された複数の第1サブピクセル(SP1)のピクセル駆動回路(PDC)の各領域には、連結パターン(CP)が配置されることができる。すなわち、各第1サブピクセル(SP1)は第2ノード(N2)に対応される連結パターン(CP)を含むことができる。
図15a及び図15bを参照すれば、第1光学領域(OA1)内の非透過領域(NTA)に配置された複数の第1サブピクセル(SP1)のピクセル駆動回路(PDC)の各領域には、駆動トランジスター(DRT)及びストレージコンデンサ(Cst)が配置されることができる。
図15a及び図15bを参照すれば、各駆動トランジスター(DRT)は第1ノード(N1)と対応されるソース電極(En1)、第3ノード(N3)と対応されるドレイン電極(En3)、第2ノード(N2)と対応されてゲート電極役割をする連結パターン(CP)、及びアクティブ層(ACT)を含むことができる。
図15a及び図15bを参照すれば、ストレージコンデンサ(Cst)は第2ノード(N2)と駆動電圧ライン(DVL)との間に形成されることができる。
図15a及び図15bを参照すれば、連結パターン(CP)と第1スキャンライン(SCL1(n))が重畳されることによって、第1補償コンデンサ(C1)が形成されることができる。第1補償コンデンサ(C1)のキャパシタンスは連結パターン(CP)と第1スキャンライン(SCL1(n))の重畳面積に比例することができる。
図15a及び図15bを参照すれば、第1補償コンデンサ(C1)のキャパシタンスを大きくしてくれるために、第1光学領域(OA1)内の非透過領域(NTA)で、第1スキャンライン(SCL1(n))は第1補償突出部(PRP1)を含むことができる。例えば、第1スキャンライン(SCL1(n))の第1補償突出部(PRP1)は駆動トランジスター(DRT)と近く上に突き出された部分である。
図15a及び図15bを参照すれば、第1光学領域(OA1)内の非透過領域(NTA)で、連結パターン(CP)は駆動トランジスター(DRT)のアクティブ層(ACT)と交差して第1補償突出部(PRP1)と重畳されることができる。
図15a及び図15bを参照すれば、連結パターン(CP)と発光制御ライン(EML(n))が重畳されることによって、第2補償コンデンサ(C2)が形成されることができる。第2補償コンデンサ(C2)のキャパシタンスは連結パターン(CP)と発光制御ライン(EML(n))の重畳面積に比例することができる。
図15a及び図15bを参照すれば、第2補償コンデンサ(C2)のキャパシタンスを大きくしてくれるために、第1光学領域(OA1)内の非透過領域(NTA)で、発光制御ライン(EML(n))は第2補償突出部(PRP2)を含むことができる。例えば、発光制御ライン(EML(n))の第2補償突出部(PRP2)は駆動トランジスター(DRT)と遠くなるように上に突き出された部分であることができる。
図15a及び図15bを参照すれば、第1光学領域(OA1)内の非透過領域(NTA)で、連結パターン(CP)は駆動トランジスター(DRT)のアクティブ層(ACT)と交差して第2補償突出部(PRP2)と重畳されることができる。
図15a及び図15bを参照すれば、連結パターン(CP)は駆動トランジスター(DRT)のアクティブ層(ACT)と交差して第1スキャンライン(SCL1(n))の第1補償突出部(PRP1)と重畳されて発光制御ライン(EML(n))の第2補償突出部(PRP2)と重畳されることができる。
図15a及び図15bを参照すれば、連結パターン(CP)は第1補償突出部(PRP1)と重畳される第1連結パターン(CP1)と第2補償突出部(PRP2)と重畳される第2連結パターン(CP2)を含むことができる。第1連結パターン(CP1)と第2連結パターン(CP2)はお互いに異なる層に位置してコンタクトホール(CNT_N2)を通じて電気的に連結されることができる。
図16a及び図16bは、本開示の実施例による表示装置100で、一般領域(NA)に配置された第2サブピクセル(SP2)の平面構造を示す。
図16a及び図16bを参照すれば、一般領域(NA)に配置された第2サブピクセル(SP2)は輝度偏差補償構造として第1補償コンデンサ(C1)及び第2補償コンデンサ(C2)を含まない。
これによって、第1スキャンライン(SCL1(n))及び発光制御ライン(EML(n))それぞれは第2ノード(N2)に対応される連結パターン(CP)との重畳面積を拡張させるための突出部を含まない。
第2ノード(N2)に対応される連結パターン(CP)は、第1スキャンライン(SCL1(n))と重畳されない。第2ノード(N2)に対応される連結パターン(CP)は発光制御ライン(EML(n))と重畳されない。
場合によって、連結パターン(CP)は第1スキャンライン(SCL1(n))及び発光制御ライン(EML(n))のうちで少なくとも一つの一部重畳されることもある。しかし、第1スキャンライン(SCL1(n))及び発光制御ライン(EML(n))のうちで少なくとも一つと連結パターン(CP)が重畳される面積が非常に小さくて、輝度特性が変わる程度のキックバックが発生されないこともある。
以上では、第1光学領域(OA1)と一般領域(NA)との間の輝度偏差を補償するために、第1光学領域(OA1)の第1サブピクセル(SP1)内の輝度偏差補償構造を説明した。前述した第1光学領域(OA1)の第1サブピクセル(SP1)内の輝度偏差補償構造が第2光学領域(OA2)の第3サブピクセル(SP3)にも等しく適用されることができる。以下では、図17を参照して、第2光学領域(OA2)と一般領域(NA)との間の輝度偏差を補償するために、第2光学領域(OA2)の第3サブピクセル(SP3)内の輝度偏差補償構造を簡単に説明する。
図17は、本開示の実施例による表示装置100で、第1光学領域(OA1)内の第1サブピクセル(SP1)の等価回路と第2光学領域(OA2)内の第3サブピクセル(SP3)の等価回路である。
図17を参照すれば、表示パネル110の表示領域(DA)は第1光学領域(OA1)、第2光学領域(OA2)、及び第1光学領域(OA1)及び第2光学領域(OA2)と異なる一般領域(NA)を含むことができる。
第1サブピクセル(SP1)は第1光学領域(OA1)内で複数の第1透過領域(TA1)を除いた非透過領域(NTA)である第1領域に配置されることができる。第3サブピクセル(SP3)は第2光学領域(OA2)内で複数の第2透過領域(TA2)を除いた非透過領域(NTA)に配置されることができる。
第1光学領域(OA1)と一般領域(NA)との間の輝度偏差を補償するために、第1光学領域(OA1)の第1サブピクセル(SP1)は第2ノード(N2)と第1スキャンライン(SCL1(n))との間に構成された第1補償コンデンサ(C1)及び第2ノード(N2)と発光制御ライン(EML(n))との間に構成された第2補償コンデンサ(C2)のうちで少なくとも一つを含むことができる。
第2光学領域(OA2)と一般領域(NA)との間の輝度偏差を補償するために、第2光学領域(OA2)の第3サブピクセル(SP3)は第2ノード(N2)と第1スキャンライン(SCL1(n))との間に構成された第3補償コンデンサ(C3)及び第2ノード(N2)と発光制御ライン(EML(n))との間に構成された第4補償コンデンサ(C4)のうちで少なくとも一つを含むことができる。
第1光学領域(OA1)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa1)は一般領域(NA)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Nna)より少ないことがある。第2光学領域(OA2)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa2)は、第1光学領域(OA1)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa1)以上であり、第2光学領域(OA2)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Noa2)は、一般領域(NA)内の単位面積当たりサブピクセル個数(Nna)より少ないことがある。
前述したところによれば、第1光学領域(OA1)と一般領域(NA)との間の単位面積当たりサブピクセル個数の差は、第2光学領域(OA2)と一般領域(NA)との間の単位面積当たりサブピクセル個数の差以上であることがある。よって、第1光学領域(OA1)と一般領域(NA)との間の輝度偏差は第2光学領域(OA2)と一般領域(NA)との間の輝度偏差以上であることがある。
これによって、第1光学領域(OA1)と一般領域(NA)との間の輝度偏差補償大きさは、第2光学領域(OA2)と一般領域(NA)との間の輝度偏差補償大きさ以上であることがある。
このような点を考慮して、第1光学領域(OA1)の第1サブピクセル(SP1)での第1及び第2補償コンデンサ(C1、C2)と第2光学領域(OA2)の第3サブピクセル(SP3)での第3及び第4補償コンデンサ(C3、C4)が設計される必要がある。
例えば、第1光学領域(OA1)の第1サブピクセル(SP1)での第1補償コンデンサ(C1)のキャパシタンスは第2光学領域(OA2)の第3サブピクセル(SP3)での第3補償コンデンサ(C3)のキャパシタンス以上であることがある。
または、第1光学領域(OA1)の第1サブピクセル(SP1)での第2補償コンデンサ(C2)のキャパシタンスは、第2光学領域(OA2)の第3サブピクセル(SP3)での第4補償コンデンサ(C4)のキャパシタンス以上であることがある。
または、第1光学領域(OA1)の第1サブピクセル(SP1)での第1補償コンデンサ(C1)と第2補償コンデンサ(C2)の合成キャパシタンスが第2光学領域(OA2)の第3サブピクセル(SP3)での第3補償コンデンサ(C3)と第4補償キャパシタンスの合成キャパシタンス以上であることがある。
以上で前述した本開示の実施例による表示装置100を一般化すれば下のようである。
本開示の実施例による表示装置100は、映像表示のための表示領域(DA)に配置された複数のサブピクセル(SP)を含み、複数のサブピクセル(SP)それぞれは、発光素子(ED)、発光素子(ED)を駆動するための駆動トランジスター(DRT)、及びゲートライン(GL)を通じて供給されるゲート信号によってオン-オフが制御されるトランジスターを含むことができる。
ここで、トランジスターは第1トランジスター(T1)または第5トランジスター(T5)であることがあって、ゲートライン(GL)は第1スキャンライン(SCL1(n))または、発光制御ライン(EML(n))であることがあって、ゲート信号は第1スキャン信号(SC1(n))または発光制御信号(EM(n))であることがある。
複数のサブピクセル(SP)は表示領域(DA)内の特定領域に配置されるサブピクセルを含むことができる。特定領域は第1光学領域(OA1)または第2光学領域(OA2)であることがある。特定領域に配置されるサブピクセルは第1光学領域(OA1)の第1サブピクセル(SP1)または第2光学領域(OA2)の第3サブピクセル(SP3)であることがある。
特定領域に配置されるサブピクセルは駆動トランジスター(DRT)のゲートノードまたはゲートノードと連結された連結パターン(CP)とゲートライン(GL)と重畳される補償コンデンサを含むことができる。
特定領域に配置されるサブピクセルでの駆動トランジスター(DRT)のゲートノードは第2ノード(N2)であることがある。補償コンデンサは第1補償コンデンサ(C1)または第2補償コンデンサ(C2)であることがある。
特定領域に配置されるサブピクセルでの駆動トランジスター(DRT)のゲートノードにデータ電圧またはデータ電圧が変更された電圧が印加されるタイミングで、ゲートライン(GL)を通じて供給されるゲート信号の電圧レベルがローレベル電圧に変更されることができる。ここで、駆動トランジスター(DRT)のゲートノードにデータ電圧またはデータ電圧が変更された電圧が印加されるタイミングは、第1キックバックタイミング(Tkb1)または第2キックバックタイミング(Tkb2)であることがある。
以上で、前述した本開示の実施例によれば、表示パネル110の表示領域(DA)下に位置する光学電子装置11、12が正常に光を受信することができる光透過構造を有する表示装置100を提供することができる。
本開示の実施例によれば、表示パネル110の表示領域(DA)に含まれて光学電子装置11、12が重畳される光学領域(OA1、OA2)で、正常なディスプレイ駆動になることができる表示装置100を提供することができる。
本開示の実施例によれば、光学領域(OA1、OA2)と一般領域(NA)との間の輝度偏差を減らしてくれるか、または除去することができる表示装置100を提供することができる。
本開示の実施例によれば、光学領域(OA1、OA2)と一般領域(NA)との間の輝度偏差を減らしてくれるか、または除去することができるように、光学領域(OA1、OA2)内のサブピクセル(SP1、SP3)が輝度偏差補償構造を有する表示装置100を提供することができる。
以上の説明は本開示の技術思想を例示的に説明したことに過ぎないものであり、本開示が属する技術分野で通常の知識を有した者なら本開示の本質的な特性から脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能であろう。また、本開示に開示された実施例は、本開示の技術思想を限定するためではなく説明するためのことであるので、このような実施例によって本開示の技術思想の範囲が限定されるものではない。本開示の保護範囲は以下の請求範囲によって解釈されなければならないし、それと同等な範囲内にあるすべての技術思想は本開示の権利範囲に含まれることで解釈されなければならないであろう。