JP2023031741A - チップ状ワークの搬送装置および搬送方法 - Google Patents

チップ状ワークの搬送装置および搬送方法 Download PDF

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【課題】個々のチップ状ワークを透明テープ上に確実に保持することができ、かつピックアップ装置により確実にワークを吸着して排出する。【解決手段】チップ状ワークの搬送装置10は支持テーブル30により支持された透明テープ11と、透明テープ11に保持された対象ワークW2を吸着して排出するピックアップ装置20と、ピックアップ装置20上に設けられた紫外線照射装置17とを備える。支持テーブル30により透明テープ11上の対象ワークW2がピックアップ装置20までくると、紫外線照射装置17から対象ワークのみに対応する透明テープ11の紫外線硬化型接着層13に対して紫外線が照射される。【選択図】図1A

Description

本開示は、ウエハから個々のチップ状ワークに分割されたチップ状ワークを搬送するチップ状ワークの搬送方法に関する。
従来より半導体ウエハをチップ状ワークに分割する技術が開発されている。分割されたワークは紫外線硬化型接着剤を有する透明テープ上に配置され、透明テープ上に対して紫外線が照射され、接着剤を硬化して透明テープ上のワークをピックアップ装置により吸着して排出している。
特開2017-130598号公報
ところで、透明テープに対して紫外線を照射する場合、透明テープ上のワーク全体に対して紫外線が照射されて、透明テープの接着剤が硬化し、透明テープからワークが吸着される。
この場合、個々のワークが透明テープから脱落しないよう、接着剤はある程度の接着力を維持する必要があり、このため透明テープからピックアップ装置によりワークを吸着して排出する際、確実にワークを吸着することができず場合によりピックアップ装置の反対側から押圧ピンでワークを押圧する必要もある。
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、個々のチップ状ワークを透明テープ上に確実に保持することができ、かつピックアップ装置によりワークを確実に吸着して排出することができるチップ状ワークの搬送装置および搬送方法を提供することを目的とする。
本開示は、紫外線硬化型接着層を有し、複数のチップ状ワークが配置される透明テープであって、前記接着層が前記ワーク側を向く透明テープと、前記透明テープ上のワークを吸着して排出する吸着部を有するピックアップ装置と、前記透明テープが配置される支持テーブルであって、前記ピックアップ装置に対して相対的に移動可能な支持テーブルと、前記透明テープを挟んで前記ピックアップ装置と反対側に配置され、前記透明テープに対して紫外線を照射して前記接着層を硬化させる紫外線照射装置と、制御部とを備え、前記制御部は前記ピックアップ装置、前記支持テーブルおよび前記紫外線照射装置を制御して、前記ピックアップ装置に対して前記支持テーブルを相対的に移動させ、対象ワークを前記ピックアップ装置まで搬送するとともに、前記紫外線照射装置から紫外線を前記対象ワークのみに対応する前記接着層に照射して硬化させた後、前記対象ワークを前記ピックアップ装置の前記吸着部により吸着して排出する、チップ状ワークの搬送装置である。
本開示は、前記透明テープ上に配置された複数のチップ状ワークは、前記透明テープ上で予め互いに分割されて全体として円形状ウエハを構成する、チップ状ワークの搬送装置である。
本開示は、前記透明テープを伸長させて保持し、前記透明テープ上に配置された複数のチップ状ワークを互いに離間させる保持リングを更に備えた、チップ状ワークの搬送装置である。
本開示は、前記ピックアップ装置の前記対象ワークを吸着する際の前記吸着部の吸着力を測定する吸着力測定装置を更に備え、前記制御部は前記吸着力測定装置で測定した前記吸着部の吸着力に基づいて前記紫外線照射装置から照射される紫外線の出力を調整する、チップ状ワークの搬送装置である。
本開示は、前記透明テープ上に配置された複数のチップ状ワークに対して検査を実行する検査装置を更に備え、前記制御部は前記検査装置からの情報に基づいて不良品と判断されたチップ状ワークを対象ワークから外して前記透明テープ上に残す、チップ状ワークの搬送装置である。
本開示は、前記支持テーブルは水平面上または垂直面上に配置され、その配置面上において回転方向又はX-Y方向に移動可能となる、チップ状ワークの搬送装置である。
本開示は、前記紫外線照射装置は、前記ピックアップ装置に対して移動可能となる、チップ状ワークの搬送装置である。
本開示は、紫外線硬化型接着層を有する透明テープ上に配置された複数のチップ状ワークを準備するとともに、前記接着層が前記ワーク側を向く工程と、前記ワークが配置された前記透明テープを、支持テーブル上に配置する工程と、前記支持テーブルを吸着部を含むピックアップ装置に対して相対的に移動させて、対象ワークが前記ピックアップ装置まで搬送されたところで前記支持テーブルの相対的な移動を停止させる工程と、前記ピックアップ装置まで搬送された前記対象ワークのみに対応する前記接着層に対して、前記透明テープを挟んで前記ピックアップ装置と反対側に配置された紫外線照射装置から紫外線を照射して、前記ピックアップ装置まで搬送された前記対象ワークのみに対応する前記接着層を硬化させる工程と、前記ピックアップ装置まで搬送された前記対象ワークを、前記ピックアップ装置の前記吸着部により吸着して排出する工程とを備えた、チップ状ワークの搬送方法である。
本開示によれば、個々のチップ状ワークを透明テープ上に確実に保持することができ、かつピックアップ装置によりワークを確実に吸着して排出することができる。
図1Aはチップ状ワークの搬送装置の紫外線照射装置を示す概略図。 図1Bは図1Aの拡大図。 図2は本開示によるチップ状ワークの搬送装置を示す概略図。 図3は本開示によるチップ状ワークの搬送装置を示す平面図。 図4は本開示によるチップ状ワークの搬送装置を示す概略斜視図。 図5Aは前処理工程を示す図。 図5Bは前処理工程を示す図。 図5Cは前処理工程を示す図。 図5Dは前処理工程を示す図。
以下、図面を参照して本開示によるチップ状ワークの搬送装置および搬送方法について説明する。
図1A乃至図4に示すように、本開示によるチップ状ワークの搬送装置10は、複数のチップ状ワークWが配置される透明テープ11と、透明テープ11が配置されるとともにこの透明テープを支持する支持テーブル30と、透明テープ11上のワークWを吸着して排出するピックアップ装置20と、透明テープ11を挟んでピックアップ装置と反対側に配置され、透明テープ11に対して紫外線を照射して接着層を硬化させる紫外線照射装置17とを備えている。
ここで図1Aはチップ状ワークの搬送装置の紫外線照射装置を示す図、図1Bは図1Aの拡大図、図2はチップ状ワークの搬送装置を示す概略図、図3はチップ状ワークの搬送装置を示す平面図、図4はチップ状ワークの搬送装置を示す概略斜視図である。
図1A乃至図4に示すように、透明テープ11は上述のように複数のワークWが配置され、ワークWを保持するものであり、基材層12と、基材層12上に設けられ、ワークWを接着して保持する紫外線硬化型接着層13とを有している(図1B参照)。そして透明テープ11の基材層12および紫外線硬化型接着層13は、いずれも透明体からなり、基材層12側から紫外線が照射されると、紫外線硬化型接着層13が硬化し、その接着力が低下してワークWを透明テープ11から剥離することができる。
このような紫外線硬化型接着層13としては、例えばアクリルのような材料を用いることができる。また基材層12としては、例えばポリオレフィンのような材料を用いることができる。
また透明テープ11上に配置された複数のチップ状ワークWは、後述のように予め透明テープ11上に配置されて保持された半導体ウエハW1をダイシングブレード1により個々のチップ状に切断することにより得られる(図5A~図5B参照)。このとき、透明テープ11は、固定リング15Aにより固定される。
そして、透明テープ上の半導体ウエハW1をダイシングブレード1により個々のチップ毎に切断した後、透明テープ11は固定リング15Aから取り外され、半径方向外方へ伸長される。このようにしてチップ状ワークWは、互いに離間した状態で透明テープ11上に配置される。
次に、透明テープ11は固定リング15Aの代わりに、保持リング15により外周が保持されて半径方向外方へ伸長された状態を維持する。この場合、保持リング15として、固定リング15Aを用いてもよく、保持リング15は半径方向に伸長された透明テープ11を外周から保持して、半径方向に伸長された状態を保持する。
支持テーブル30により支持される透明テープ11は、保持リング15により伸長され、互いに離間する複数のワークWを保持する透明テープ11となっている。
また支持テーブル30は、その下端部に設けられた固定リング31を有し、この固定リング31の下方に、固定リング31に対して上下方向へ移動する可動リング32が設けられている。そして透明テープ11を伸長する保持リング15が固定リング31と可動リング32との間で挟持され、このようにして保持リング15を介して透明テープ11を支持テーブル30により保持することができる。
本実施の形態において、支持テーブル30は水平面上に配置され、支持テーブル30の下端部に設けられた固定リング31と、固定リング31の下方に設けられた可動リング32との間で透明テープ11が挟持され、透明テープ11は水平面上に保持される。
この場合、支持テーブル30に保持された透明テープ11はその下面側が紫外線硬化型接着層13となり、その上面側が基材層12となり、チップ状ワークWは下面側の紫外線硬化型接着層13の下面に接着されている(図1Aおよび図1B参照)。
また支持テーブル30は、水平面上で回転方向および/またはX-Y方向に移動可能となっている。
また紫外線照射装置17は支持テーブル30に保持された透明テープ11の上方に配置され、この紫外線照射装置17は紫外線を照射する紫外線照射部17aと、紫外線照射部17aを保持する紫外線照射部保持体18とを有する。このような構成からなる紫外線照射装置17は水平面上でX-Y方向に移動可能となっている。
さらにまたピックアップ装置20は、支持テーブル30に保持された透明テープ11の下方に配置されている。ピックアップ装置20は回転体25と、回転体25の外周に取り付けられた8本の保持体22と、各保持体22に伸縮自在に設けられ、チップ状ワークWを吸着して排出する吸着部21とを有する(図2参照)。
本実施の形態において、ピックアップ装置20は固定され、このピックアップ装置20に対して透明テープ11を保持する支持テーブル30が水平面上で回転方向および/またはX-Y方向に移動するようになっている。しかしながら透明テープ11を保持する支持テーブル30が固定され、この支持テーブル30に対してピックアップ装置20を移動させてもよい。
また支持テーブル30により保持された透明テープ11を挟んで、透明テープ11の上方に紫外線照射装置17を設け、透明テープ11の下方にピックアップ装置20を設けた例を示したが、透明テープ11を挟んで、透明テープ11の下方に紫外線照射装置17を設け、透明テープ11の上方にピックアップ装置20を設けてもよい。
さらにまた支持テーブル30により保持された透明テープ11を水平方向に配置した例を示したが、支持テーブル30により透明テープ11を垂直方向に配置してもよい。
また本実施の形態において、支持テーブル30、ピックアップ装置20および紫外線照射装置17は、すべて制御部35により駆動制御される。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず図5A乃至図5Dにより、本実施の形態の作用に実施する以前に実施される前処理について述べる。
図5Aに示すように、基材層12と、基材層12上に設けられた紫外線硬化型接着層13とを有する上述した層構成をもつ透明テープ11を準備し、この透明テープ11上に半導体ウエハWを載置する。このとき半導体ウエハW1は透明テープ11の紫外線硬化型接着層13により接着されて保持される。
次に図5Bに示すように、半導体ウエハWのダイシングストリート(素子間の切り取り線)に沿ってダイシングブレード1により半導体ウエハWを個々のチップ毎に切断する。このとき、半導体ウエハWとダイシングブレード1の摩擦熱を除去し、かつ切断屑を除去するため冷却水を供給しながらダイシングブレード1により半導体ウエハW1を切断する。このようにして、半導体ウエハW1から複数のチップ状ワークWを得る。
透明テープ11上の半導体ウエハWを個々のチップ毎に切断した後、透明テープ11および透明テープ11上のチップ状ワークWを洗浄する。
その後、透明テープ11上のチップ状ワークWに対してカメラ等の外観検査装置36により外観検査を実施してもよい。
なお、外観検査装置36によるチップ状ワークWに対する外観検査は、後述する透明テープ11の伸長工程の後で実施してもよい。
外観検査装置36からの情報は制御部35へ送られる。
その後、透明テープ11を半径方向外方へ伸長することにより、透明テープ11上の個々のチップ状ワークWを互いに離間させる。この時、透明テープ11の外周を保持リング15により保持することにより、透明テープ11は半径方向外方へ向かって伸長された状態を保つ(図5C参照)。
その後本実施の形態によるチップ状ワークの搬送装置10を使用して、透明テープ11から個々のワークWを取り出し排出することができる(図5D参照)。
次に本実施の形態によるチップ状ワークの搬送方法について述べる。
まず図1A乃至図4に示すように、個々のチップ状ワークWを保持した透明テープ11が、その外周に設けられた保持リング15を介して支持テーブル30に支持される。この時、透明テープ11の外周を保持リング15により保持することにより、透明テープ11は半径方向外方へ向かって伸長された状態に保たれる。
この場合、透明テープ11の保持リング15が支持テーブル30の固定リング31と可動リング32との間に挿入され、次に可動リング32を固定リング31側へ駆動体38により移動する。このようにして透明テープ11の保持リング15を固定リング31と可動リング32との間で挟持して、透明テープ11を支持テーブル30により保持することができる。
次に透明テープ11上に設けられた紫外線照射装置17が水平方向上でX-Y方向に移動して、ピックアップ装置20の直上にくるよう位置決めされる。
次に制御部35により支持テーブル30が水平面上でX-Y方向に移動して、支持テーブル30に保持された複数のチップ状ワークWのうち、ピックアップ装置20により吸着して排出するワーク(対象ワーク)W2をピックアップ装置20の直上までもってくる。
図1Aおよび図1Bに示すように、透明テープ11は半径方向外方に向かって伸長されており、このため対象ワークW2は他のワークWとの間で離間しており、このことにより、対象ワークW2のみを透明テープ11から剥離して容易に取り出すことができる。
次に紫外線照射装置17の紫外線照射部17aから透明テープ11に対して紫外線が照射され、ピックアップ装置20の直上にきた対象ワークW2のみに対応する透明テープ11部分に紫外線を照射する。このことにより対象ワークW2のみに対応する紫外線硬化型接着層13の部分13aを硬化させ、この紫外線硬化型接着層13の部分13aの接着力を低下させることができる(図1Aおよび図1B参照)。この場合、紫外線照射装置17の紫外線照射部17aは、透明テープ11とわずかに離間した状態となっており、この状態で紫外線照射部17aから透明テープ11に対して紫外線が照射される。
このように対象ワークW2のみに対応する紫外線硬化型接着層13の部分13aの接着力を低下させた後、ピックアップ装置20の吸着部21の吸着作用により対象ワークW2を吸着して透明テープ11から剥離して取り出す。
その後、ピックアップ装置20の吸着部21により透明テープ11から剥離して取り出された対象ワークW2は、回転体25の回転に伴って、180°回転して、ピックアップ装置20の上方位置から下方位置まで搬送される。ピックアップ装置20の下方位置まで対象ワークW2が達すると、ピックアップ装置20の吸着部21の吸着作用が停止する。
このときピックアップ装置20の吸着部21から対象ワークW2が排出され、図示しないトレイ内あるいは別のワークテープ上に載置される。
このような作用を繰り返すことにより透明テープ11上のチップ状ワークWを順次、透明テープ11から剥離して外方へ排出し、図示しないトレイ内あるいは別のワークテープ上に載置することができる。
その後、後工程においてトレイ内あるいは別のワークテープ上のチップ状ワークに対して検査工程が行われる。
この間、前処理工程において透明テープ11上のチップ状ワークWに対して外観検査装置36により外観検査を実施しても良く、この場合は、制御部35は外観検査装置36からの情報に基づいて不良品と判断されたチップ状ワークWを不良品と判断する。この際、制御部35は当該不良品と判断したワークWを透明テープ11から取り出す対象ワークW2から外して透明テープ11上にそのまま残すこともできる。
またピックアップ装置20の吸着部21により対象ワークW2を吸着する間、ピックアップ装置20の回転体25に接続された吸着力測定装置28により、対象ワークW2を吸着する吸着時の吸着部21の吸着力を測定してもよい。吸着力測定装置28により測定された吸着時の吸着部21の吸着力は制御部35へ送られる。
制御部35は吸着力測定装置28により測定された吸着時の吸着力に基づいて、紫外線硬化型接着層13の接着力低下の程度を判断する。そして吸着力測定装置により測定された吸着力低下の程度に基づいて、制御部35は紫外線照射装置17を制御して、紫外線照射装置17の紫外線照射部17aから照射される紫外線の出力を調整することができる。
以上のように本実施の形態によれば、透明テープ11に保持された複数のチップ状ワークWのうち対象ワークW2のみに対応する透明テープ11の部分に紫外線照射装置17から紫外線を照射して、対象ワークW2のみに対応する紫外線硬化型接着層13の部分13aを硬化させて接着力を低下させる。このため対象ワークW2のみをピックアップ装置20の吸着部21により、別途ピン等で押し出すことなく透明テープ11から取り出すことができる。このことにより、ピン等で押し出す際ワークに対して形成されるダメージを可能な限り低減することができる。
また透明テープ11全体に紫外線を照射することはないため、透明テープ11を保持する支持テーブル30を移動させて透明テープ11を搬送する際、透明テープ11上のチップ状ワークWが脱落したりずれたりすることはない。
さらにピックアップ装置20の直上に紫外線照射装置17を正確に位置決めしておく。そしてピックアップ装置20と紫外線照射装置17との間で支持テーブル30により保持された透明テープ11を移動させ、対象ワークW2をピックアップ装置20まで搬送させ、その後に紫外線照射装置17により対象ワークW2のみに対応する透明テープ11の部分に紫外線を照射して、対象ワークW2のみに対応する紫外線硬化型接着層13の部分13aの接着力を低下させる。このため透明テープ11の搬送中に対象ワークW2を含めてチップ状ワークW全体が脱落したりずれたりすることはない。
また制御部35は外観検査装置36からの情報に基づいて、不良品と判断されたチップ状ワークWを透明テープ11から取り出すことなく、透明テープ11上にそのまま残すことができる。このためピックアップ装置20により透明テープ11上から不必要にチップ状ワークWの取り出し作用を行うことなく、作業効率を高めることができる。
また制御部35は吸着力測定装置28により測定された吸着時の吸着力に基づいて、紫外線硬化型接着層13の接着力低下を判断して紫外線照射部17aから照射される紫外線の出力を所望の値に調整することができる。このことにより、紫外線硬化型接着層13の接着力を確実に低下させて、透明テープ11上の対象ワークW2を確実にピックアップ装置20の吸着部21により吸着することができる。また紫外線硬化型接着層13の接着力を過度に低下させて、透明テープ11上の対象ワークWをピックアップ装置20の吸着部21により吸着させる前に透明テープ11から落下させてしまうこともない。
1 ダイシングブレード
10 チップ状ワークの搬送装置
11 透明テープ
12 基材層
13 紫外線硬化型接着層
15 保持リング
17 紫外線照射装置
17a 紫外線照射部
20 ピックアップ装置
21 吸着部
22 保持体
25 回転体
28 吸着力測定装置
30 支持テーブル
31 固定リング
32 可動リング
35 制御部
36 外観検査装置
W ワーク
W1 半導体ウエハ
W2 対象ワーク

Claims (8)

  1. 紫外線硬化型接着層を有し、複数のチップ状ワークが配置される透明テープであって、前記接着層が前記ワーク側を向く透明テープと、
    前記透明テープ上のワークを吸着して排出する吸着部を有するピックアップ装置と、
    前記透明テープが配置される支持テーブルであって、前記ピックアップ装置に対して相対的に移動可能な支持テーブルと、
    前記透明テープを挟んで前記ピックアップ装置と反対側に配置され、前記透明テープに対して紫外線を照射して前記接着層を硬化させる紫外線照射装置と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は前記ピックアップ装置、前記支持テーブルおよび前記紫外線照射装置を制御して、前記ピックアップ装置に対して前記支持テーブルを相対的に移動させ、対象ワークを前記ピックアップ装置まで搬送するとともに、前記紫外線照射装置から紫外線を前記対象ワークのみに対応する前記接着層に照射して硬化させた後、前記対象ワークを前記ピックアップ装置の前記吸着部により吸着して排出する、チップ状ワークの搬送装置。
  2. 前記透明テープ上に配置された複数のチップ状ワークは、前記透明テープ上で予め互いに分割されて全体として円形状ウエハを構成する、請求項1記載のチップ状ワークの搬送装置。
  3. 前記透明テープを伸長させて保持し、前記透明テープ上に配置された複数のチップ状ワークを互いに離間させる保持リングを更に備えた、請求項1または2記載のチップ状ワークの搬送装置。
  4. 前記ピックアップ装置の前記対象ワークを吸着する際の前記吸着部の吸着力を測定する吸着力測定装置を更に備え、前記制御部は前記吸着力測定装置で測定した前記吸着部の吸着力に基づいて前記紫外線照射装置から照射される紫外線の出力を調整する、請求項1乃至3のいずれか記載のチップ状ワークの搬送装置。
  5. 前記透明テープ上に配置された複数のチップ状ワークに対して検査を実行する検査装置を更に備え、前記制御部は前記検査装置からの情報に基づいて不良品と判断されたチップ状ワークを対象ワークから外して前記透明テープ上に残す、請求項1乃至4のいずれか記載のチップ状ワークの搬送装置。
  6. 前記支持テーブルは水平面上または垂直面上に配置され、その配置面上において回転方向又はX-Y方向に移動可能となる、請求項1乃至5のいずれか記載のチップ状ワークの搬送装置。
  7. 前記紫外線照射装置は、前記ピックアップ装置に対して移動可能となる、請求項1乃至6のいずれか記載のチップ状ワークの搬送装置。
  8. 紫外線硬化型接着層を有する透明テープ上に配置された複数のチップ状ワークを準備するとともに、前記接着層が前記ワーク側を向く工程と、
    前記ワークが配置された前記透明テープを、支持テーブル上に配置する工程と、
    前記支持テーブルを吸着部を含むピックアップ装置に対して相対的に移動させて、対象ワークが前記ピックアップ装置まで搬送されたところで前記支持テーブルの相対的な移動を停止させる工程と、
    前記ピックアップ装置まで搬送された前記対象ワークのみに対応する前記接着層に対して、前記透明テープを挟んで前記ピックアップ装置と反対側に配置された紫外線照射装置から紫外線を照射して、前記ピックアップ装置まで搬送された前記対象ワークのみに対応する前記接着層を硬化させる工程と、
    前記ピックアップ装置まで搬送された前記対象ワークを、前記ピックアップ装置の前記吸着部により吸着して排出する工程とを備えた、チップ状ワークの搬送方法。
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