JP2023028759A - 浴槽制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】給湯装置と浴槽洗浄装置が通信不能になった場合に浴槽の湯張りの失敗を回避することができる浴槽制御システムを提供すること。【解決手段】給湯装置から湯水の供給を受けて浴槽洗浄運転を行う浴槽洗浄装置と、浴槽洗浄装置の制御部の指令により開閉可能であり且つ排水スイッチの操作により開閉可能な浴槽の自動排水栓を有し、制御部の指令又は排水スイッチの操作があるまで自動排水栓の開閉状態を維持し、浴槽洗浄運転の開始時には制御部の指令によって自動排水栓を開栓するように構成された浴槽制御システムにおいて、制御部は、給湯装置との通信により浴槽の湯張り運転の開始を受信した場合に自動排水栓を閉栓する連携モードと、自動排水栓の閉栓を湯張り運転に連動させない単独モードを有し、連携モードのときに、制御部が給湯装置と通信不能であることを判定した場合には、単独モードに移行する。【選択図】図3

Description

本発明は、浴槽を自動洗浄するときに浴槽の自動排水栓を開栓し、浴槽に湯張りする場合には浴槽の自動排水栓を閉栓するように構成された浴槽制御システムに関する。
従来から、浴槽洗浄装置の制御部の指令によって浴槽の自動排水栓を開閉する浴槽制御システムが広く利用されている。浴槽の自動排水栓は、例えば排水スイッチの操作によって、手動でも開閉される。
このような浴槽制御システムは、例えば特許文献1のように、湯張り運転に合わせて自動排水栓を閉栓することができるので、手動で自動排水栓を閉栓する手間を省くことができ、浴槽の湯張りの失敗を防ぐことができる。そして、入浴後の排水や、例えば特許文献2のように浴槽洗浄に使用した湯水の排水のために、自動排水栓を開栓し、この開栓状態を維持することによって、例えば凍結予防運転等によって給湯装置内の湯水が浴槽に排出された場合に排水できるようにしている。
特許第6123550号公報 特許第6842875号公報
特許文献1のように湯張り運転に合わせて自動排水栓を閉栓するために、浴槽洗浄装置の制御部は、給湯装置との通信によって湯張り運転の開始タイミングを取得する。しかし、あるとき給湯装置との通信が途絶して通信不能の状態になると、湯張り運転が開始されてもこれに合わせて自動排水栓を閉栓することができなくなるので、浴槽の湯張りに失敗してしまう。
本発明の目的は、給湯装置と浴槽洗浄装置が通信不能になった場合に浴槽の湯張りの失敗を回避することができる浴槽制御システムを提供することである。
請求項1の発明の浴槽制御システムは、給湯装置から湯水の供給を受けて浴槽洗浄運転を行う浴槽洗浄装置と、前記浴槽洗浄装置の制御部の指令により開閉可能であり且つ排水スイッチの操作により開閉可能な浴槽の自動排水栓を有し、前記制御部の指令又は前記排水スイッチの操作があるまで前記自動排水栓の開閉状態を維持し、前記浴槽洗浄運転の開始時には前記制御部の指令によって前記自動排水栓を開栓するように構成された浴槽制御システムにおいて、前記制御部は、前記給湯装置との通信により浴槽の湯張り運転の開始を受信した場合に前記自動排水栓を閉栓する連携モードと、記自動排水栓の閉栓を前記湯張り運転に連動させない単独モードを有し、前記連携モードのときに、前記制御部が前記給湯装置と通信不能であることを判定した場合には、前記単独モードに移行して前記自動排水栓を閉栓することを特徴としている。
上記構成によれば、浴槽制御システムは、浴槽洗浄運転の開始時に排水可能なように浴槽の自動排水栓を開栓する。この浴槽洗浄運転の後、又は入浴後に浴槽の湯水を排水した後は、自動排水栓が開栓した状態なので、例えば給湯装置の凍結防止運転によって排出された湯水が浴槽にたまることが無い。そして連携モードでは、浴槽洗浄装置が給湯装置と連携して湯張り運転の開始時に自動排水栓を閉栓するので、確実に浴槽に湯張りすることができる。また、連携モードのときに給湯装置と通信不能になった場合には単独モードに移行して、湯張り運転に備えて自動排水栓を閉栓するので、浴槽の湯張りの失敗を回避することができる。
請求項2の発明の浴槽制御システムは、請求項1の発明において、前記制御部が前記浴槽洗浄運転の実行中に前記通信不能であることを判定した場合には、前記浴槽洗浄運転の終了後に前記単独モードに移行することを特徴としている。
上記構成によれば、浴槽洗浄運転の実行中であるため自動排水栓が開栓した状態で制御部が給湯装置と通信不能になった場合には、この実行中の浴槽洗浄運転が終了してから単独モードに移行して自動排水栓を閉栓する。従って、浴槽洗浄運転で使用された洗浄液、湯水が排水されてから湯張り運転に備えることができる。
請求項3の発明の浴槽制御システムは、請求項1又は2の発明において、前記制御部は、記憶した前記給湯装置との通信実績情報に基づいて前記通信不能を判定することを特徴としている。
上記構成によれば、制御部は、記憶した通信実績情報に基づいて通信不能を判定する。例えば給湯装置の制御負荷が高まった場合等、一時的に給湯装置が制御部と通常通りに通信できない場合には、すぐに通信可能に戻ることがあるので、記憶した通信実績情報に基づいて判定することにより、単独モードに移行しないようにすることができる。一方、例えば通信線の断線、給湯装置の故障の場合には、通信できない状態が続けて記憶された通信実績情報に基づいて通信不能であると判定するので、単独モードに移行して、湯張り運転に備えて自動排水栓を閉栓することができる。
請求項4の発明の浴槽制御システムは、請求項1~3の何れか1項の発明において、前記単独モードに移行した後で前記給湯装置と通信可能になった場合には、前記連携モードに移行することを特徴としている。
上記構成によれば、通信線、給湯装置の交換又は修理後に、容易に連携モードにすることができる。
本発明の浴槽制御システムによれば、給湯装置と浴槽洗浄装置が通信不能になった場合に浴槽の湯張りの失敗を回避することができる。
本発明の実施例に係る浴槽制御システムの構成図である。 実施例に係る給湯装置との通信確認のフローチャートである。 実施例に係る浴槽制御のフローチャートである。 実施例に係る浴槽制御による動作の例である。 実施例に係る浴槽制御による動作の他の例である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
最初に、本発明の浴槽制御システム100の全体構成について、図1に基づいて説明する。浴槽1の湯張りや追焚きのために、浴槽1と給湯装置2が、湯張り追焚き通路3と循環アダプタ1aを介して接続されている。また、浴槽1の底部には、矢印Dで示すように湯水を排水するための例えば電動式の排水栓4(自動排水栓)と、湯水や洗浄液を噴射(散布)して浴槽1を洗浄するための洗浄ノズル5が配設されている。
浴槽1の近傍には、洗浄ノズル5に湯水や洗浄液を供給する供給ユニット6と、供給ユニット6に供給する洗剤をためておく洗剤タンク7と、排水栓4の開栓操作、閉栓操作を行うための排水スイッチ8が配設されている。供給ユニット6には、給湯装置2から湯水を供給するための給湯通路2aが接続されている。
また、例えば浴室の天井裏に配設された電源通信ユニット9は、供給ユニット6に電力供給可能且つ通信可能に接続されている。この電源通信ユニット9は、浴槽洗浄装置10の浴槽洗浄運転等を制御する制御部20を備えている。浴槽洗浄装置10は、洗浄ノズル5、供給ユニット6、洗剤タンク7、排水スイッチ8、電源通信ユニット9、制御部20を有する。そして、浴槽洗浄装置10と排水栓4によって浴槽制御システム100が構成されている。
給湯装置2は、矢印Wで示す上水を、例えば燃料の燃焼熱を利用して加熱し、給湯通路2aを介して給湯する燃焼式給湯装置である。浴槽洗浄装置10の浴槽洗浄運転の開始又は給湯栓Fの開栓により、給湯が開始されると、給湯装置2内の湯水の流動を検知して給湯運転が開始され、給湯栓Fの閉栓により給湯使用が終了すると給湯装置2内の湯水の流動停止を検知して給湯運転が終了する。尚、給湯装置2は、ヒートポンプ式熱源機等他の熱源機を有する給湯装置等であってもよい。
給湯装置2には、浴槽1の湯張り運転や追焚き運転の開始操作、給湯設定温度の設定操作等を行うための浴室リモコン11、台所リモコン12が通信可能に接続されている。また、制御部20には、浴槽洗浄装置10による浴槽洗浄運転の開始操作等を行うための洗浄リモコン13が通信可能に接続されている。そして、給湯装置2と制御部20とが通信可能に接続され、例えば待機中、浴槽洗浄運転中、追焚き運転中のように、装置状態を互いに取得し、相手の装置状態に応じた制御が可能である。
次に、浴槽洗浄装置10について説明する。
浴槽洗浄装置10の供給ユニット6は、洗浄ノズル5に湯水を供給する湯水通路14と、湯水通路14の途中に設けられた湯水タンク15と、洗浄ノズル5に湯水タンク15の湯水を送り出すためのポンプ16等を有する。ポンプ16よりも下流側の湯水通路14には、洗浄ノズル5に供給する湯水に洗剤を混合するためのベンチュリ17が介装されている。
給湯装置2から湯水を供給する給湯通路2aは、フィルタ14aを備えた湯水通路14に接続される。湯水通路14は、湯水タンク15よりも上流側且つフィルタ14aの下流側に、分岐して合流する並列通路部18を有する。並列通路部18では、複数(例えば2つ)の分岐通路18a,18bが並列に接続されている。
分岐通路18aは、分岐通路18aを開閉するための第1電磁弁18cと定流量弁18eを備えている。分岐通路18bは、分岐通路18bを開閉するための第2電磁弁18dと定流量弁18fを備えている。定流量弁18e,18fは、ポンプ16の吐出能力(例えば通常流量として6.5L/分)よりも小さい流量に夫々制限すると共に、合計の流量がポンプ16の通常流量よりも大きくなるもの(例えば夫々5L/分のもの)が選ばれている。分岐通路18a,18bにおける第1、第2電磁弁18c,18dを開けたときの流量は、定流量弁18e,18fによって互いに等しくなる。
また、湯水通路14は、湯水タンク15よりも下流側に、ポンプ16、温度センサ19、流量センサ14b、ベンチュリ17等を備えている。ベンチュリ17には、洗剤タンク7から洗剤を供給するための洗剤通路7aが接続されている。洗剤通路7aは、この洗剤通路7aを開閉するための洗剤電磁弁7bを備えている。
制御部20は、第1、第2電磁弁18c,18d、洗剤電磁弁7bの開閉やポンプ16の駆動が可能なように接続され、排水スイッチ8の操作に応じて排水栓4を開閉可能なように接続されている。また、制御部20には、湯水タンク15の水位を検知する水位検知手段として例えばフロートスイッチ15aと、洗剤タンク7の洗剤の液面を検知するフロートスイッチ7cが接続されている。
湯水タンク15には、第1水位Lと第2水位Hが設定されている。第1水位Lは水位の制御のために予め設定された湯水タンク15の下限水位に対応し、第2水位Hは予め設定された湯水タンク15の上限水位に対応する。湯水タンク15に貯留される湯水のうち、上限水位を超えた湯水は湯水タンク15のオーバーフロー口15bから浴槽パンに流れ、図示外の浴室の排水口から排水される。
フロートスイッチ15aは、湯水タンク15の下限水位に対応する第1水位Lと上限水位に対応する第2水位Hを検知するものであってもよい。また水位検知手段として、第1水位Lと第2水位Hを夫々検知する複数の電極棒を用いることもできるが、水跳ね等による水位の誤検知を防ぐ観点からフロートスイッチが好ましい。
制御部20は、例えば演算装置と記憶装置と入出力装置等を備えたコンピュータであり、記憶装置に格納された制御プログラム等に基づいて、浴槽1を洗浄する浴槽洗浄運転や排水栓4の開閉等を制御する。洗浄リモコン13の操作によって浴槽洗浄装置10の浴槽洗浄運転の開始操作が行われると、制御部20は排水栓4を開栓すると共に浴槽洗浄運転を実行する。また、制御部20は、排水スイッチ8の操作を検知して排水栓4を駆動(開栓→閉栓、又は、閉栓→開栓)し、次の排水スイッチ8の操作又は制御部20の指令があるまで排水栓4の開閉状態が維持される。
浴槽洗浄運転では、制御部20は排水栓4を開栓し、第1、第2電磁弁18c,18dの開閉を制御して給湯装置2から供給される湯水を湯水タンク15に貯留する。そしてポンプ16を駆動し、洗浄ノズル5から湯水タンク15の湯水、又はこの湯水に洗剤電磁弁7bを開けて洗剤を混合した洗浄液を噴射(散布)し、排水栓4から排水する。
制御部20は、浴槽制御システム100の動作モードとして、給湯装置2の湯張り運転と連携動作して排水栓4を閉栓する連携モードと、給湯装置2の湯張り運転と排水栓4を連動させない単独モードを有する。連携モードでは、制御部20は、給湯装置2との通信により湯張り運転の開始を受信した場合に、排水栓4を閉栓する。そして、この連携モードから単独モードに移行した場合には、給湯装置2との通信によらずに、浴槽1の湯張りに備えて排水栓4を閉栓する。尚、制御部20が給湯装置2との通信により湯張り運転の開始を受信した場合には、例えば浴室リモコン11又は台所リモコン12における湯張り運転の開始操作が受け付けられたことを制御部20が受信した場合を含み、給湯装置2から湯水が供給される前に排水栓4を閉栓するように構成することもできる。
制御部20は、一定時間(例えば100ms)が経過する度に、給湯装置2との通信確認を行う。この通信確認の一例を図2のフローチャートに基づいて説明する。図中のSi(i=1,2,・・・)はステップを表す。
最初にS1において、給湯装置2の装置状態の送信を給湯装置2に要求(例えば装置状態送信要求信号を送信)してS2に進む。そしてS2において、給湯装置2の装置状態を受信したか否か判定する。S2の判定がYesの場合にはS3に進み、S3において給湯装置2の装置状態及び通信可能であることを通信実績情報として記憶してリターンする。一方、S2の判定がNoの場合にはS4に進み、S4において通信不能であることを通信実績情報として記憶してリターンする。
通信実績情報は、制御部20が備えている記憶装置に累積的に記憶され、最新の通信実績情報から予め設定された期間又は量の過去の通信実績情報を取得することができる。記憶装置は、電源遮断時にも通信実績情報が保持される例えば不揮発性メモリである。
浴槽制御システム100の浴槽制御について、図3に基づいて説明する。例えば電源通信ユニット9に通電されると、一定時間(例えば100ms)が経過する度に、上記の給湯装置2との通信確認と浴槽制御が開始される。尚、通電後の最初の動作モードは、連携モードに設定されている。
最初にS11において、浴槽洗浄運転を開始するか否か(洗浄リモコン13における浴槽洗浄運転開始操作の有無)を判定する。S11の判定がYesの場合はS12に進み、S12において排水栓4を開栓してS13に進む。S11の判定がNoの場合はS13に進む。
S13において、制御部20は、累積的に記憶した通信実績情報のうち最新のものから過去の一定時間前(例えば1分前)のものまで取得してS14に進む。そしてS14において、取得した通信実績情報に基づいて給湯装置と通信可能な状態か否か判定する。この判定は、例えば取得した通信実績情報に給湯装置と通信可能であることを示すものがある場合に通信可能と判定し、取得した通信実績情報に給湯装置と通信可能であることを示すものがない場合に通信不能と判定する。
S14の判定がYes(通信可能)の場合にはS15に進み、S15において現在は単独モードか否か判定する。S15の判定がYesの場合にはS16に進み、S16において単独モードから連携モードに移行してS17に進む。S15の判定がNoの場合には既に連携モードなのでS17に進む。
S17において、湯張り運転開始(例えば最新の給湯装置2の装置状態のみが湯張り運転である)か否か判定する。S17の判定がYes(湯張り運転開始)の場合はS18に進み、S18において排水栓4を閉栓してS23に進む。S17の判定がNoの場合はS23に進む。
一方、S14の判定がNo(通信不能)の場合にはS19に進み、S19において現在は連携モードか否か判定する。S19の判定がYesの場合はS20に進み、S20において浴槽洗浄運転中か否か判定する。S20の判定がYesの場合はS20に戻り、浴槽洗浄運転が終了してS20の判定がNoになるまでこのS20の判定を繰り返す。
S20の判定がNoの場合はS21に進み、S21において連携モードから単独モードに移行してS22に進む。そしてS22において、排水栓4を閉栓してS23に進む。また、S19の判定がNoの場合には既に単独モードなのでS23に進む。
S23において、排水スイッチ8が操作されたか否か判定する。S23の判定がYesの場合にはS24に進み、S24において排水栓4を駆動(開栓→閉栓、又は、閉栓→開栓)して終了し、S23の判定がNoの場合にも終了する。一定時間経過する度に浴槽制御が開始される。
浴槽制御による浴槽1に関する動作例を図4、図5に基づいて説明する。図4、図5において、浴槽洗浄装置10から給湯装置2に向かう矢印が装置状態送信要求を表し、給湯装置2から浴槽洗浄装置10に向かう矢印が装置状態送信を表し、これらの大部分を省略して横並びのドットで表している。また、浴槽洗浄装置10から排水栓4に向かう矢印が排水栓4の開栓/閉栓の指令を表し、排水スイッチ8から浴槽洗浄装置10に向かう矢印が排水スイッチ8の操作の検知信号を表す。図5において、×印が付加された給湯装置2から浴槽洗浄装置10に向かう破線の矢印は、給湯装置2が送信するはずの装置状態を受信できないことを表す。
動作モードが連携モードの図4において、排水栓4が閉じている時刻t1で排水スイッチ8が操作された場合には、浴槽洗浄装置10の制御部20が排水栓4を開栓する。例えば台所リモコン12の操作によって時刻t2で給湯装置2の湯張り運転が開始された場合には、浴槽洗浄装置10の制御部20が排水栓4を閉栓して浴槽1を湯張り可能にする。洗浄リモコン13の操作によって浴槽洗浄運転が開始された場合には、浴槽洗浄装置10の制御部20が排水栓4を開栓して排水可能にする。排水栓4が開いている時刻t4で排水スイッチ8が操作された場合には、浴槽洗浄装置10の制御部20が排水栓4を閉栓する。
図5において、連携モードの時刻t5で洗浄リモコン13の操作により浴槽洗浄運転が開始された場合には、浴槽洗浄装置10の制御部20が排水栓4を開栓して排水可能にする。浴槽洗浄運転の実行中に制御部20が給湯装置2と通信不能と判定した場合には、浴槽洗浄運転の終了した時刻t6で単独モードに移行して、浴槽洗浄運転のために開栓していた排水栓4を閉栓する。単独モードでも排水スイッチ8の操作による排水栓4の開閉が可能である。単独モードの時刻t7で制御部20が給湯装置2と通信可能と判定した場合には、連携モードに移行する。連携モードの時刻t8で制御部20が給湯装置2と通信不能と判定した場合には、単独モードに移行して浴槽1の湯張りに備えて排水栓4を閉栓する。
単独モードに移行したときに排水栓4が閉栓されるので、単独モード移行後の最初の湯張りは失敗し難いが、2回目以降の湯張り運転開始の際には排水栓4が開栓しているので、ユーザに排水栓4の閉栓を促すことが必要である。それ故、洗浄リモコン13又は排水スイッチ8において、例えばランプの点灯又は点滅によって単独モードを示す表示を行い、湯張り運転開始操作時に排水栓4を手動で閉栓することをユーザに促すようにすることが好ましい。
上記の浴槽制御システム100の作用、効果について説明する。
浴槽制御システム100は、浴槽洗浄運転の開始時に排水可能なように排水栓4(自動排水栓)を開栓する。この浴槽洗浄運転の後、又は入浴後に浴槽1の湯水を排水した後は、排水栓4が開栓した状態なので、例えば給湯装置2の凍結防止運転によって浴槽1に水がたまることが無い。そして連携モードでは、浴槽洗浄装置10が給湯装置2と連携して湯張り運転の開始時に排水栓4を閉栓するので、確実に浴槽1に湯張りすることができる。また、連携モードのときに給湯装置2と通信不能になった場合には単独モードに移行して、湯張り運転に備えて排水栓4を閉栓するので、浴槽1の湯張りの失敗を回避することができる。
制御部20が浴槽洗浄運転の実行中に通信不能であることを判定した場合には、浴槽洗浄運転の実行中のため排水栓4を開栓した状態なので、この実行中の浴槽洗浄運転が終了してから単独モードに移行して排水栓4を閉栓する。従って、浴槽洗浄運転で使用された洗浄液、湯水が排水されてから湯張り運転に備えることができる。
制御部20は、記憶した通信実績情報に基づいて通信不能を判定する。例えば給湯装置2の制御負荷が高まった場合等、一時的に給湯装置2が制御部20と通常通りに通信できない場合には、すぐに通信可能に戻ることがある。そのため、記憶した通信実績情報に基づいて判定することにより、単独モードに移行しないようにすることができる。一方、例えば通信線の断線、給湯装置2の故障の場合には、通信できない状態が続けて記憶され、この通信実績情報に基づいて通信不能であると判定し、単独モードに移行して、湯張り運転に備えて排水栓4を閉栓することができる。
単独モードに移行した後で制御部20が給湯装置2と通信可能になった場合には、連携モードに移行するので、通信不能の原因となった通信線、給湯装置の交換又は修理後に、設定操作等を行うことなく容易に連携モードにすることができる。
単独モードでは、排水スイッチ8の操作によって排水栓4を開栓後、所定の時間(例えば12時間)が経過したら排水栓4を閉栓するようにしてもよく、浴槽洗浄運転の終了後に排水栓4を閉栓するようにすることもできる。その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、上記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 :浴槽
1a :循環アダプタ
2 :給湯装置
2a :給湯通路
3 :湯張り追焚き通路
4 :排水栓(自動排水栓)
5 :洗浄ノズル
6 :供給ユニット
7 :洗剤タンク
7a :洗剤通路
7b :洗剤電磁弁
7c :フロートスイッチ
8 :排水スイッチ
9 :電源通信ユニット
10 :浴槽洗浄装置
11 :浴室リモコン
12 :台所リモコン
13 :洗浄リモコン
14 :湯水通路
14a:フィルタ
14b:流量センサ
15 :湯水タンク
15a:フロートスイッチ
15b:オーバーフロー口
16 :ポンプ
17 :ベンチュリ
18 :並列通路部
18a,18b:分岐通路
18c:第1電磁弁
18d:第2電磁弁
18e,18f:定流量弁
19 :温度センサ
20 :制御部
100:浴槽制御システム

Claims (4)

  1. 給湯装置から湯水の供給を受けて浴槽洗浄運転を行う浴槽洗浄装置と、前記浴槽洗浄装置の制御部の指令により開閉可能であり且つ排水スイッチの操作により開閉可能な浴槽の自動排水栓を有し、前記制御部の指令又は前記排水スイッチの操作があるまで前記自動排水栓の開閉状態を維持し、前記浴槽洗浄運転の開始時には前記制御部の指令によって前記自動排水栓を開栓するように構成された浴槽制御システムにおいて、
    前記制御部は、前記給湯装置との通信により浴槽の湯張り運転の開始を受信した場合に前記自動排水栓を閉栓する連携モードと、前記自動排水栓の閉栓を前記湯張り運転に連動させない単独モードを有し、
    前記連携モードのときに、前記制御部が前記給湯装置と通信不能であることを判定した場合には、前記単独モードに移行して前記自動排水栓を閉栓することを特徴とする浴槽制御システム。
  2. 前記制御部が前記浴槽洗浄運転の実行中に前記通信不能であることを判定した場合には、前記浴槽洗浄運転の終了後に前記単独モードに移行することを特徴とする請求項1に記載の浴槽制御システム。
  3. 前記制御部は、記憶した前記給湯装置との通信実績情報に基づいて前記通信不能を判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の浴槽制御システム。
  4. 前記単独モードに移行した後で前記給湯装置と通信可能になった場合には、前記連携モードに移行することを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の浴槽制御システム。
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