JP3898382B2 - 節水ユニット及び節水給湯・追焚システム - Google Patents

節水ユニット及び節水給湯・追焚システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トイレ洗浄や洗濯に浴槽内残水を再利用する節水ユニット及び節水給湯・追焚システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
水洗トイレでは、通常、飲料水と同様の上水が使用されており、排泄物の便器外への排出と便器洗浄とを同時に行うことから、1回の処理に10リットル程度の水が必要である。そのため、かかる用途からすると、水道等の上水の使用には経済的に問題がある。また、洗濯には、上水の他、浴槽内の残湯が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特開平9−279640号「浴槽水を用いた中水道水源取水装置」、特開平9−268606号「用水回収装置」等、水洗トイレには生活排水の再利用等がある。このような節水技術は、水道の給水に比較して設備が大掛かりになる等の欠点がある。また、浴槽の残湯をトイレに供給するものとして、例えば、特許第2808939号「浴槽の残湯利用装置」があるが、給水の切換えが自動化されていない。
【0004】
そこで、本発明は、配管構成等を複雑化することなく、浴槽内残水の再利用の自動化を図った節水ユニット及び節水給湯・追焚システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の節水ユニット及び節水給湯・追焚システムは、浴槽にある湯水(W)をトイレの洗浄水タンク(ロータンク4)又は洗濯機(8)に供給する複数の管路(51、52、53、54、55)、給水切換手段(切換弁76、88)及び制御手段(給湯追焚制御部146、節水制御部178、給湯追焚リモコン制御部204、節水リモコン制御部236)を備えて、上水(Uo)、給湯(Uh)に浴槽(6)内の湯水(W)の併用により、上水の使用量を軽減したものである。
【0007】
このような構成とすれば、トイレの洗浄水タンク側には、第1の管路と循環管路とを連通させることで浴槽の湯水の供給、第1の管路と上水管とを連結させることで上水の供給が可能になる。また、洗濯機には、第2の管路と循環管路とを連通させることで浴槽の湯水の供給、第2の管路と給湯管又は上水管とを連結させることで、給湯又は非加熱の上水を供給できる。洗濯機の洗いモード、すすぎモードに対応して給水切換手段を操作することにより、洗いモードでは浴槽の湯水又は上水、すすぎモードでは上水を供給できる。浴槽の湯水は追焚によって加熱して洗濯機に供給できる。このような給水形態によって、浴槽の湯水を再利用することができ、上水を節水することができ、浴槽内の湯水を加熱して洗濯機に供給する場合には、上水の加熱に比較し、熱量を節減できる。
【0008】
本発明の節水ユニット(請求項)は、上水(Uo)を給水する上水管(18)と、前記上水を加熱する第1の加熱手段(熱交換器98)の給湯管(20、108)と、浴槽(6)の浴槽水(湯水W)を加熱する第2の加熱手段(熱交換器100)に前記浴槽水を循環させる循環管路(16)と、洗濯機(8)と、トイレの洗浄水タンク(ロータンク4)とに接続される節水ユニット(2)であって、前記洗浄水タンクに接続された管路と前記上水管との間に連結部(56、58)により連結されて前記洗浄水タンクに給水する第1の管路(51)と、前記洗濯機に接続された管路と前記第1の加熱手段に接続された管路との間に連結部(60、62)により連結されて前記洗濯機に給水又は給湯する第2の管路(52)と、前記循環管路と前記浴槽との間に連結部(68、70)により連結されて前記浴槽水を第2の加熱手段に循環させる第3の管路(53)と、前記第2の加熱手段に接続された管路と前記浴槽に接続された管路との間に連結部(64、66)により連結されて前記第2の加熱手段側から浴槽側に前記浴槽水を戻す第4の管路(54)と、前記第1の管路に前記第3の管路、前記第4の管路又は前記上水管を選択的に連通させ、前記第2の管路に上水管、給湯管、前記第3の管路又は前記第4の管路を選択的に連通させる給水切換手段とを備え、前記給水切換手段は、前記第2の管路に開閉弁(82)を備えるとともに、前記第2の管路に接続された分岐管路(55)の一端を前記第1の管路に第1の切換弁(76)を介して接続し、且つ、前記分岐管路の他端を前記第4の管路に第2の切換弁を介して接続し、前記開閉弁、前記第1の切換弁又は前記第2の切換弁(88)の切換えにより、前記洗浄水タンクに前記浴槽水を流し込み、前記洗濯機に上水の給水、給湯又は前記浴槽水を流し込むことを特徴とする。
【0009】
このような構成とすれば、節水ユニットに浴槽側の追焚循環に用いる循環管路の一部を成す第3及び第4の管路を備えており、第1及び第2の管路と第3又は第4の管路との接続切換えを節水ユニット内で実現することができる。即ち、節水ユニットを既存の配管の中途部に装着して節水を実現できる。
【0010】
本発明の節水ユニット(請求項)は、前記洗浄水タンク側への流水又は前記洗濯機側への流水があったとき、前記洗浄水タンク側にはトイレ給水モード、前記洗濯機側には洗濯給水モードを選択して給水制御を実行する制御手段(給湯追焚制御部146、節水制御部178、給湯追焚リモコン制御部204、節水リモコン制御部236)を備えたことを特徴とする。即ち、制御手段は、洗浄水タンクの排水を検知して洗浄水タンク側に湯水又は上水を給水し、洗濯機側の流水に応じて、湯水、上水の給水又は給湯を行い、トイレ側又は洗濯機側の使用形態又は使用状態に応じた給水制御を実現している。
【0011】
本発明の節水ユニット(請求項)は、前記洗浄水タンク側への給水を優先し、前記洗浄水タンク側への給水が上水に移行したとき、前記浴槽への給湯制御を実行する制御手段(給湯追焚制御部146、節水制御部178、給湯追焚リモコン制御部204、節水リモコン制御部236)を備えたことを特徴とする。即ち、洗浄水タンクには浴槽の湯水を給水して洗浄水タンク側を満水とし、その排水によって上水を供給し、また、浴槽側の湯水が無い場合に上水を供給する。洗浄水タンク側への湯水の給水を優先し、洗浄水タンク側への給水が上水に移行したとき、浴槽への給湯制御を行うことで、浴槽の給湯制御の安定化を図っている。
【0012】
本発明の節水ユニット(請求項)は、前記洗濯機側への給水中、前記洗浄水タンクへの給水は上水に制限するとともに、前記洗濯機への前記浴槽水の供給、前記給水又は前記給湯を実行する制御手段(給湯追焚制御部146、節水制御部178、給湯追焚リモコン制御部204、節水リモコン制御部236)を備えたことを特徴とする。即ち、洗濯機への給水は洗いモード又はすすぎモードで実行され、洗いモードでは湯水が供給される。洗濯機では、相当量の水量又は給湯量を必要とし、浴槽側から浴槽水を洗濯機に供給している場合、その浴槽水を洗浄水タンクに供給した場合の自動洗濯動作への影響を回避し、洗濯機側への給水中、洗浄水タンクへの給水は上水に制限することにより、安定した洗濯動作を実現している。
【0013】
本発明の節水ユニット(請求項)は、前記浴槽側の追焚循環中、前記洗濯機側への給水を制限するとともに、前記洗浄水タンクへの給水を上水に制限したことを特徴とする。即ち、浴槽側の追焚循環を実行中、洗濯機側へその湯水の供給を制限することで、追焚水位の不足、追焚加熱が損なわれ又は洗濯機側に熱い湯水の供給を回避できる。洗浄水タンクへの給水は上水に制限することで、洗浄水の不足を防止できる。
【0014】
本発明の節水ユニット(請求項)は、前記浴槽側の給湯制御における水位制御中に、前記洗濯機側への給水指令を受けたとき、前記水位制御を中断して前記洗濯機への給水を実行することを特徴とする。即ち、水位制御は、浴槽内の追焚又は給湯時に行われる。このとき、浴槽から洗濯機に相当量の湯水が供給されると、浴槽内の水位制御は無意味となるので、その制御を中断し、洗濯機側の給水を優先している。
【0015】
本発明の節水ユニット(請求項)は、前記第1の管路と前記循環管路、前記第2の管路と前記循環管路を連結する分岐管路(55)を備えるとともに、前記給水切換手段として切換弁(76、88)を備えたことを特徴とする。即ち、分岐管路及び切換弁を以て上水、湯水又は給湯の供給選択を実現したので、管路形態及び給水切換手段の構成の簡略化を図ることができる。
【0016】
本発明の節水ユニット(請求項)は、前記洗浄水タンク又は前記洗濯機に給水する前記浴槽水を濾過する濾過手段(フィルタ90)を備えたことを特徴とする。即ち、浴槽水を濾過手段で濾過することにより、洗浄水タンク及びその管路の汚れを防止し、洗濯機の給水を清浄化している。
【0017】
本発明の節水給湯・追焚システム(請求項)は、上水管(18)からの給水を加熱して給湯管(20、108)に給湯する第1の加熱手段(熱交換器98)と、浴槽(6)の浴槽水(湯水W)を循環させて加熱する第2の加熱手段(熱交換器100)と、この第2の加熱手段に前記浴槽水を循環させる循環管路(16)と、この循環管路に前記浴槽水を強制的に循環させるポンプと(112)、前記第1の加熱手段からの給湯を前記浴槽に導く給湯管(分岐管120)と、トイレの洗浄水タンクに給水するトイレ給水管(管路22)と、洗濯機に給水又は給湯する洗濯給水管(管路24)と、前記トイレ給水管に前記循環管路又は前記上水管を選択的に連通させ、前記洗濯給水管に上水管、給湯管又は前記循環管路を選択的に連通させる給水切換手段(切換弁76、88)とを備え、前記給水切換手段は、前記洗濯給水管に開閉弁(82)を備えるとともに、前記洗濯給水管に接続された分岐管路(55)の一端を前記トイレ給水管に第1の切換弁(76)を介して接続し、且つ、前記分岐管路の他端を前記循環管路に第2の切換弁(88)を介して接続し、前記開閉弁、前記第1の切換弁又は前記第2の切換弁の切換えにより、前記洗浄水タンクに上水又は前記浴槽水を供給し、前記洗濯機に上水、給湯又は前記浴槽水を供給することを特徴とする。
【0018】
このような構成とすれば、トイレの洗浄水タンク側には、トイレ給水管と循環管路とを連通させることで浴槽の湯水の供給、トイレ給水管と上水管とを連結させることで上水の供給ができ、また、洗濯機には、洗濯給水管と循環管路とを連通させることで浴槽の湯水の供給、洗濯給水管と給湯管又は上水管とを連結させることで、給湯又は非加熱の上水を供給できる。洗濯機の洗いモード、すすぎモードに対応して給水切換手段を操作することにより、洗いモードでは浴槽の湯水又は上水、すすぎモードでは上水を供給できる。浴槽の湯水は追焚によって加熱して洗濯機に供給できる。したがって、給水形態の変更で浴槽の湯水を再利用することができ、上水を節水することができ、浴槽内の湯水を加熱して洗濯機に供給する場合には、上水の加熱に比較し、熱量の節減を図ることができる。
【0019】
本発明の節水給湯・追焚システム(請求項10)は、前記洗浄水タンク側への流水又は前記洗濯機側への流水があったとき、前記洗浄水タンク側にはトイレ給水モード、前記洗濯機側には洗濯給水モードを選択して給水制御を実行する制御手段を備えたことを特徴とする。即ち、制御手段は、洗浄水タンクの排水を検知して洗浄水タンク側に湯水又は上水を給水し、洗濯機側の流水に応じて、湯水、上水の給水又は給湯を行い、トイレ側又は洗濯機側の使用形態又は使用状態に応じた給水制御を実現している。
【0020】
本発明の節水給湯・追焚システム(請求項11)は、前記洗浄水タンク側への給水を優先し、前記洗浄水タンク側への給水が上水に移行したとき、前記浴槽への給湯制御を実行する制御手段を備えたことを特徴とする。即ち、洗浄水タンクには浴槽の湯水を給水して洗浄水タンク側を満水とし、その排水によって上水を供給し、また、浴槽側の湯水が無い場合に上水を供給する。洗浄水タンク側への湯水の給水を優先し、洗浄水タンク側への給水が上水に移行したとき、浴槽への給湯制御を行うことで、浴槽の給湯制御の安定化を図っている。
【0021】
本発明の節水給湯・追焚システム(請求項12)は、前記洗濯機側への給水中、前記洗浄水タンクへの給水は上水に制限するとともに、前記洗濯機への前記浴槽水の供給、前記給水又は前記給湯を実行する制御手段を備えたことを特徴とする。即ち、洗濯機への給水は洗いモード又はすすぎモードで実行され、洗いモードでは湯水が供給される。洗濯機では、相当量の水量又は給湯量を必要とし、浴槽側から湯水を洗濯機に供給している場合、その湯水を洗浄水タンクに供給した場合の自動洗濯動作への影響を回避し、洗濯機側への給水中、洗浄水タンクへの給水は上水に制限することにより、安定した洗濯動作を実現している。
【0022】
本発明の節水給湯・追焚システム(請求項13)は、前記浴槽側の追焚循環中、前記洗濯機側への給水を制限するとともに、前記洗浄タンクへの給水を上水に制限したことを特徴とする。即ち、浴槽側の追焚循環を実行中、洗濯機側へその湯水の供給を制限することで、追焚水位の不足、追焚加熱が損なわれ又は洗濯機側に熱い湯水の供給を回避できる。洗浄水タンクへの給水は上水に制限することで、洗浄水の不足を防止できる。
【0023】
本発明の節水給湯・追焚システム(請求項14)は、前記浴槽側の給湯制御における水位制御中に、前記洗濯機側への給水指令を受けたとき、前記水位制御を中断して前記洗濯機への給水を実行することを特徴とする。即ち、水位制御は、浴槽内の追焚又は給湯時に行われる。このとき、浴槽から洗濯機に相当量の湯水が供給されると、浴槽内の水位制御は無意味となるので、その制御を中断し、洗濯機側の給水を優先している。
【0024】
本発明の節水給湯・追焚システム(請求項15)は、前記トイレ給水管と前記循環管路、前記洗濯給水管と前記循環管路を連結する分岐管路を備えるとともに、前記給水切換手段として切換弁を備えたことを特徴とする。即ち、分岐管路及び切換弁を以て上水、湯水又は給湯の供給選択を実現したので、管路形態及び給水切換手段の構成の簡略化を図ることができる。
【0025】
本発明の節水給湯・追焚システム(請求項16)は、前記洗浄水タンク又は前記洗濯機に給水する前記浴槽水を濾過する濾過手段(フィルタ90)を備えたことを特徴とする。即ち、浴槽水を濾過手段で濾過することにより、洗浄水タンク及びその管路の汚れを防止し、洗濯機の給水を清浄化している。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図面に示した実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0027】
図1は、本発明の節水ユニット及び節水給湯・追焚システムの一実施形態を示している。この実施形態は、節水ユニット2を用いて構成された節水給湯・追焚システムである。即ち、この節水給湯・追焚システムは、トイレの洗浄水タンクとしてのロータンク4に節水ユニット2を通して上水Uo又は浴槽6の湯水Wを給水し、洗濯機8に節水ユニット2を通して浴槽6の湯水W、上水Uo、給湯追焚装置10で得られた湯Uhを選択的に供給し、浴槽6の湯水Wの再利用によって節水化を実現したものである。
【0028】
給湯追焚装置10は、上水Uoの加熱を行うとともに、浴槽6に循環具11を通して連結された往き管14、戻り管12からなる循環管路16を通して循環する湯水Wを追焚きによって再加熱する手段である。即ち、上水Uoは、上水管18を通して給湯追焚装置10及び節水ユニット2に供給され、上水Uoを給湯追焚装置10で加熱して得られる湯Uhは給湯管20を通して節水ユニット2に供給されるとともに炊事場等に給湯される。この実施形態では、節水ユニット2は循環管路16の途上に設置されており、循環する湯水Wが供給されている。
【0029】
そして、節水ユニット2とロータンク4との間には洗浄用水を流すトイレ給水管としての管路22が連結され、また、節水ユニット2と洗濯機8との間には洗濯用水を流す洗濯給水管としての管路24が連結されている。
【0030】
ロータンク4側の管路22の終端部側には開閉弁26が設けられ、この開閉弁26を介して分岐した管路からなる2つの給水管28、30が設けられており、これら給水部28、30から出た上水Uo又は湯水Wは、ロータンク4に洗浄水Woとして溜められる。給水管28から給水される上水Uoが手の洗浄等に供される。
【0031】
また、ロータンク4には、その底部に排水管32とともに止水弁34が設けられ、この止水弁34はロータンク4の底部に窪ませて形成された弁孔に対してボール状の弁体36を移動可能に設けたものであり、弁体36は時限止水装置38にアーム40を介して取り付けられている。アーム40には牽引ワイヤ42が係合しており、この牽引ワイヤ42の終端部はロータンク4の側部に設けられた操作ハンドル44に取り付けられ、操作ハンドル44の回動により弁体36を移動させ、止水弁34を開くことができる。また、弁体36の移動は時限止水装置38に伝えられ、この弁体36は所定時間後に弁孔を閉じ、かつ、排水時に開閉弁26を開き、ロータンク4が所定の水位に到達したとき、開閉弁26を閉じる。ここで、操作ハンドル44が操作されて排水を開始し、時限止水装置38が給水を停止するまでの間がトイレ洗浄モードである。
【0032】
また、洗濯機8の管路24の終端部側には開閉弁46が設けられ、この開閉弁46は洗濯機8側の洗い給水モード、すすぎモード等の洗濯モードに応じて開閉され、この実施形態では、洗い給水モードで浴槽6側の湯水W又は湯Uh、すすぎモードで上水Uoが洗濯機8に供給される。
【0033】
次に、図2は、節水ユニット2及び給湯追焚装置10の一実施形態を示している。節水ユニット2は、着脱可能な独立したユニットとして構成でき、その内部には、第1の管路51、第2の管路52、第3の管路53、第4の管路54を備えている。管路51は、ロータンク4に上水Uo又は浴槽6側の湯水Wを導く手段であって、管路51の連結部56側が上水管18側に接続され、その連結部58側がロータンク4側の管路22に接続されている。また、管路52は、洗濯機8に浴槽6側の湯水W、湯Uh又は上水Uoを導く手段であって、連結部60によって給湯管20側に接続され、その連結部62によって洗濯機8側の管路24に接続されている。また、管路53、54は循環管路16の一部を構成し、管路53は、連結部68、70によって戻り管12に接続され、また、管路54は、連結部64、66によって往き管14に接続されている。
【0034】
管路51には、バキュームブレーカ72、逆止弁74、切換弁76及び水量センサ78が設けられている。バキュームブレーカ72は上水側との縁切り手段であり、逆止弁74は湯水Wが上水側へ逆流するのを防止する手段である。切換弁76は、管路51側と管路51、54間に設けられる分岐管路55側とに選択的に切り換える給水切換手段である。
【0035】
管路52には、バキュームブレーカ80、開閉弁82、逆止弁84及び水量センサ86が設けられており、逆止弁84と水量センサ86との間で分岐管路55が連結されている。
【0036】
管路54は切換弁88を以て分岐管路55と連結され、切換弁88は循環管路16から湯水Wを選択的に取り出す給水切換手段である。
【0037】
分岐管路55は、循環管路16から湯水Wを管路51、52側に導く手段であって、フィルタ90及び切換弁92が設けられている。フィルタ90は、湯水Wの水垢等を濾過する手段である。切換弁92に管路57が接続されており、フィルタ90に逆方向に上水Uoを流してフィルタ90を洗浄する場合に用いる手段である。管路57は、連結部94を通して排水管96に連結されている。
【0038】
そして、給湯追焚装置10には、第1及び第2の熱交換器として給湯用熱交換器98、追焚用熱交換器100が設けられ、給湯用熱交換器98には上水管18及び管路102を通して上水Uoが供給され、その入水側の温度は温度センサ104、水量は水量センサ106で検出され、また、上水Uoを加熱して得られた湯Uhは給湯管108から給湯される。給湯用熱交換器98の出湯側の温度は温度センサ110で検出される。
【0039】
また、追焚用熱交換器100は、往き管14及び戻り管12からなる循環管路16に取り付けられ、戻り管12側には、流水の有無を検知して開閉する流水スイッチ111、浴槽6側の湯水Wを圧送するポンプ112、湯水Wの水位を水圧により検出する水位センサ114、湯水Wの温度を検出する温度センサ116が設けられている。また、往き管14側には、切換弁118が設けられている。この切換弁118と給湯管108との間には分岐管120が設けられ、この分岐管120には開閉弁122、ホッパ124及び水量センサ126が設けられている。ホッパ124は、上水側と循環管路16側とを縁切りする手段である。
【0040】
そして、給湯用熱交換器98、追焚用熱交換器100には、それぞれ燃料ガスGを燃焼させるバーナ128、130が設けられ、バーナ128、130にはガス供給管132を通じて燃料ガスGが供給されるが、バーナ128側には比例弁134、開閉弁136、バーナ130側には開閉弁138が設けられ、燃料ガスGの供給は元弁140によって切り換えられる。各バーナ128、130には、点火手段として点火プラグ142、144が設けられている。
【0041】
次に、図3及び図4は節水給湯・追焚システムの制御装置の一実施形態を示し、図3はその給湯追焚制御部及び節水制御部、図4はその給湯追焚リモコン制御部及び節水リモコン制御部を示している。
【0042】
給湯追焚制御部146は、演算制御部148、入力回路150、駆動回路152、154、156、送受信回路158等を備え、演算制御部148はマイクロコンピュータで構成され、ROM160、RAM162、CPU164、入力ポート166、出力ポート168、170、172、入出力ポート174を備えている。入力回路150には温度センサ104、110、116、水量センサ106、126、水位センサ114、流水スイッチ111等の各種センサからの検出出力が加えられ、駆動回路152はポンプ112の駆動手段、駆動回路154は切換弁118等の駆動手段、駆動回路156は開閉弁122、136、138等の駆動手段である。また、入出力ポート174にはリモコン側とのデータの送受を行うために送受信回路158による送受信のための入力、出力が得られ、有線又は無線の通信媒体176を通して必要な信号の送受が行われる。
【0043】
また、節水制御部178は、演算制御部180、入力回路182、駆動回路184、186、送受信回路188等を備え、演算制御部180はマイクロコンピュータで構成され、ROM190、RAM192、CPU194、入力ポート196、出力ポート198、200、入出力ポート202を備えている。入力回路182には水量センサ78、86等の各種センサからの検出出力が加えられ、駆動回路184は切換弁76、88、92等の駆動手段、駆動回路186は開閉弁82等の駆動手段である。また、入出力ポート202にはリモコン側とのデータの送受を行うために送受信回路188による送受信のための入力、出力が得られ、通信媒体176を通じて信号の送受が行われる。
【0044】
給湯追焚リモコン制御部204は、演算制御部206、入力回路208、表示回路210、音声出力回路212、送受信回路214等を備え、演算制御部206はマイクロコンピュータで構成され、ROM216、RAM218、CPU220、入力ポート222、出力ポート224、出力ポート226、入出力ポート228を備えている。入力回路208には動作スイッチ230の入力が加えられ、音声出力回路212の出力がスピーカ232に加えられ、また、表示回路210の表示出力が表示器234に加えられて必要な視覚上の表示が行われる。また、入出力ポート228には本体側とのデータの送受を行うために送受信回路214による送受信のための入力、出力が得られ、通信媒体176を通じて信号の送受が行われる。
【0045】
節水リモコン制御部236は、演算制御部238、入力回路240、音声出力回路242、表示回路244、送受信回路246等を備え、演算制御部238はマイクロコンピュータで構成され、ROM248、RAM250、CPU252、入力ポート254、出力ポート256、出力ポート258、入出力ポート260を備えている。入力回路240には動作スイッチ262の入力が加えられ、音声出力回路242の出力がスピーカ264に加えられ、また、表示回路244の表示出力が表示器266に加えられて必要な視覚上の表示が行われる。また、入出力ポート260には本体側とのデータの送受を行うために送受信回路246による送受信のための入力、出力が得られ、通信媒体176を通じて信号の送受が行われる。
【0046】
そして、通信媒体176には、各送受信回路158、188、214、246をワイヤ等で構成される通信回線、電話回線等の公衆通信回線、赤外線等の無線媒体等を通して連係する各種伝送媒体が使用される。
【0047】
次に、給湯追焚動作及び節水動作を項分けして説明する。
【0048】
この節水給湯・追焚システムには、給湯、追焚、トイレ給水及び洗濯給水の各動作が有り、トイレ給水には上水又は湯水の供給動作、洗濯給水には湯水、上水又は給湯の供給動作がある。この実施形態では、トイレ給水と洗濯給水に浴槽6の湯水Wを再利用する節水動作を行う。
【0049】
A.浴槽6等への給湯動作
動作スイッチ230等の操作により給湯動作を実行する。浴槽6の水位が水位センサ114で検出され、設定水位の不足分が給湯される。その給湯は、バーナ128を燃焼して熱交換器98を加熱し、上水管18を通して給水された上水Uoが管路102を経て熱交換器98を通り、その加熱によって得られる湯Uhが給湯管108、分岐管路120から切換弁118を経て往き管14、即ち、節水ユニット2の管路54及び切換弁88を経て浴槽6に給湯される。また、この給湯動作では、給湯管20から炊事場等への一般給湯の他、節水ユニット2への給湯も行われる。
【0050】
そして、給湯の結果、浴槽6の水位が設定水位に移行したとき、自動運転動作では、浴槽6の湯水Wの温度を温度センサ116で測定し、その測定温度が設定温度に満たない場合には、追焚動作によって浴槽6内の湯水Wを設定温度まで再加熱する。
【0051】
B.追焚動作
動作スイッチ230等の操作により追焚動作を開始する。先ず、浴槽6の水位が水位センサ114で検出され、設定水位の不足分を給湯し、設定水位に到達後、追焚動作に移行する。追焚は、バーナ130を燃焼して熱交換器100を加熱し、循環管路16を通して循環する湯水Wが熱交換器100を通り、その加熱によって得られる湯水Wが往き管14、即ち、節水ユニット2の管路54及び切換弁88を経て浴槽6に戻される。この結果、浴槽6の湯水Wの温度が設定温度に加熱される。このとき、熱交換器98を通して一般給湯を行うことができる。
【0052】
C.トイレ給水動作
トイレのロータンク4への給水は、上水Uoと湯水Wとを併用することにより、節水を実現している。即ち、止水弁34が開かれ、ロータンク4からトイレ側に排水されると、これに伴って開閉弁26が開かれ、トイレ給水が可能となる。このトイレ給水では、使用者の手の洗浄のために上水Uoの供給を3リットル程度行った後、浴槽6側の湯水Wを給水することにより節水し、湯水Wの給水が不可能な場合には上水Uoで充当させている。
【0053】
即ち、図2に示す節水給湯・追焚システムにおいて、切換弁76の切換えによって管路51が上水管18と連通すると、上水Uoが管路51からロータンク4に供給される。この供給量は3リットル程度である。次に、切換弁76、88が切り換えられ、管路51と管路54とが分岐管路55を介して連通すると、図5に示すように、循環管路16から湯水Wが管路22からロータンク4に供給され、その供給はロータンク4の水位が所定水位になって開閉弁26が閉じられるまで持続する。このようなトイレ給水は、ロータンク4の排水の度に実行されるが、水量センサ78が湯水Wの通過を検知しないとき、即ち、湯水Wが無いときには、切換弁76の切換えによって湯水Wに代えて上水Uoをロータンク4に給水し、必要な洗浄水を確保する。
【0054】
D.洗濯給水動作
洗濯給水動作は、自動洗濯機の洗いモード及びすすぎモードに対応し、
ア 湯水Wの給水による洗いの後、上水Uoによるすすぎ
湯水Wの不足時、上水Uoによる洗いに移行
イ 湯水Wの加熱給水による洗いの後、上水Uoによるすすぎ
湯水Wの不足時、上水Uoの給湯による洗いに移行
ウ 湯Uhによる洗いの後、上水Uoによるすすぎ
エ 上水Uo(非加熱)による洗いの後、上水Uoによるすすぎ
の各種モードがある。これら各モードは、節水リモコン制御部236の動作スイッチ262を操作することにより選択することができる。
【0055】
即ち、洗濯給水は、湯水W、湯Uh又は上水Uoを選択的に洗濯機8に供給する動作である。上記アのモードでは、図6に示すように、切換弁76によって分岐管路55と管路51とを遮断状態にするとともに、切換弁88によって管路54と分岐管路55とを開通状態に切り換え、ポンプ112を動作させるとともに、湯水Wを循環管路16、管路54、55、24を通して洗濯機8に給湯する。この場合、洗濯機8は開閉弁46が開かれたとき、洗いモードが実行される。この場合、バーナ130を燃焼させて熱交換器100により加熱しながら湯水Wを供給することもできる。
【0056】
また、すすぎモードでは、図2において、切換弁76の切換えにより、管路51と分岐管路55とを開通状態にすることにより、上水Uoが管路51、分岐管路55から管路24を経て洗濯機8に給湯される。
【0057】
また、上記イのモードでは、水量センサ86又は流水スイッチ111が水流を検知しないとき、即ち、湯水Wが無いときには、図7に示すように、切換弁88を切り換えて分岐管路55と管路54とを遮断状態にし、開閉弁82を開き、湯Uhを給湯管20及び管路52を経て管路24から洗濯機8に給湯する。この場合、バーナ128の燃焼によって熱交換器98を加熱し、上水Uoを加熱して湯Uhを得る。
【0058】
また、上記ウのモードでは、図7に示すように、切換弁88を切り換えて分岐管路55と管路54とを遮断状態にし、開閉弁82を開き、バーナ128の燃焼によって熱交換器98を加熱し、上水Uoを加熱して得た湯Uhを給湯管20及び管路52を経て管路24から洗濯機8に給湯する。
【0059】
また、上記エのモードは、上記イの場合と同様である。
【0060】
そして、洗濯給水制御では、湯水Wを洗濯機8に供給する場合、図6に示すように、ポンプ112を駆動させて循環管路16に浴槽6から湯水Wが流れるか否かを流水スイッチ111の出力により確認することで、浴槽6に湯水Wの有無が確認される。浴槽6に残水、即ち、湯水Wが無ければ、洗濯機8側への給水を上水Uo又は湯Uhの給水に切り換える。そして、湯水Wは加熱又は非加熱の給水が可能であり、加熱する場合には追焚動作を実行し、ポンプ112を駆動する。洗濯機8側の動作が開始されると、洗濯機8側の開閉弁46が開く。これによりポンプ112の圧送圧力により浴槽6側の湯水Wの供給が開始される。洗濯機8側の管路24の流水の有無は水量センサ86で確認する。
【0061】
湯水Wの給水では一定時間、例えば3分間だけポンプ112を駆動して流水が検出されなければ、一旦、ポンプ112を停止し、そのモータの破損を防止する。このとき、切換弁76を切り換えて上水管18、管路51、55を開通させ、上水Uoの流水の有無を水量センサ86の出力で確認する。上水Uoの流入が水量センサ86で確認されたときは、切換弁76を切り換え、ポンプ112を駆動することにより、循環管路16から管路24を通して洗濯機8に湯水Wを給水する。
【0062】
このとき、湯水Wを加熱するモードが選択されているときは、バーナ130をを燃焼し、また、ポンプ112による流水が流水スイッチ111で確認されている間は、開閉弁138の断続的な開閉と点火を行って間欠燃焼による湯水Wの加熱を行う。
【0063】
湯水Wの流水が停止したら、洗濯機8側の開閉弁46が閉じたのか、湯水Wの不足かを確認する。この場合、切換弁88を切り換えて循環管路16と分岐管路55とを遮断し、ポンプ112を駆動することで循環管路16で湯水Wの有無を確認する。湯水Wが無ければ、切換弁76を切り換えて上水管18からの上水Uoを洗濯機8側に供給し、開閉弁46の開閉動作に応じて上水Uoを洗濯機8に流す。
【0064】
また、湯水Wが有る場合には、上水Uoの供給に切り換えて3分間待機する。3分間の間に水量センサ86で流水を検出したら、再び湯水Wの給水に切り換え、ポンプ112を駆動して湯水Wを洗濯機8に流す。3分間の間に流水がなければ、湯水Wの給水を終了する。即ち、これが洗いモードの終了である。
【0065】
このような動作は、洗濯機8の動作に応じて給水、ローター回転を繰り返しながら洗濯機8内に必要な給水、即ち、洗濯槽を満水にするものであるから、洗いモードからすすぎモードに移行したかどうかを給水動作上で確認するために行う。
【0066】
また、洗濯機8への上水Uoによる給湯は、節水リモコン制御部236で給湯給水が選択されたとき、又は、湯水Wが不足し、ポンプ112による給水ができない場合に実行される。即ち、給湯側の管路52と管路51とを切換弁76で遮断するとともに、開閉弁82を開いて湯Uhを管路24側に流す。このとき、洗濯機8側に流水が生じるか否かを水量センサ86で確認し、流水が生じるまでこの状態を維持する。流水が発生し、管路102側の水量センサ106が流水を検知すると、バーナ128に点火され、その燃焼開始によって給湯が開始される。
【0067】
この給湯中に、流水が停止したとき、洗濯機8への給湯を再開するかどうかを3分間待機し、流水を監視する。3分未満で再開されたときは再び給湯動作を開始する。3分間経過して流水が確認されなければ、節水ユニット2内の開閉弁82を閉じて給湯動作を終了する。
【0068】
また、上水Uoの給水動作は、洗濯機8の洗いモードにおける給水、すすぎモードで実行される。この場合、節水ユニット2の管路51側の切換弁76を切り換えて管路51と管路24を開通させ、開閉弁82を閉じることにより、非加熱の上水Uoをロータンク4及び洗濯機8側へ供給する。この動作は、洗濯機8の開閉弁46が開かれて給水動作が行われるまで待機し、その流水確認は水量センサ86によって行われる。そして、洗濯機8側の開閉弁46が開き、上水Uoが洗濯機8に給水され、洗濯機8の開閉弁46が閉じても、上水Uoの給水状態を維持してこのまま待機する。
【0069】
そして、洗濯機8側がすすぎモードに移行して開閉弁46が開き、再び上水Uoが洗濯機8に給水される。この場合、流水が停止し、一定時間の経過、例えば、60分経過したかどうかを確認する。60分経過するまでは上水Uoが給水できるよう待機する。60分経過したら洗濯機8側の洗い及びすすぎ等の全ての動作が終了したと判断し、上水Uoの給水を終了し、上水Uoはロータンク4側のみに給水されるように切換弁76を切り換える。
【0070】
E.各種関連動作(自動動作)
図8は、節水給湯・追焚システムの制御フローチャートを示している。ステップS1では、給湯追焚リモコン制御部204より湯張り命令、即ち、給湯、追焚、保温運転又は追焚の指令が出されたかどうかを判定し、この指令確認された後、ステップS2に移行する。ステップS2では、追焚指令に基づき、トイレのロータンク4への給水を上水Uoの使用に制限される。追焚運転中は、通常の上水Uoによる洗浄が行われる。
【0071】
ステップS3では、追焚運転中は洗濯機8への給水動作が禁止される。このとき、節水リモコン制御部236には給水動作の禁止が表示される。そして、洗濯機8側の節水リモコン制御部236に運転命令が入力されたときには、キャンセル音を発して、命令が拒否されたことを報知する。
【0072】
ステップS4では、浴槽6の湯水Wの追焚制御運転に移行する。即ち、浴槽6に湯張りし、設定温度に追焚きを行う運転等が行われる。
【0073】
ステップS5では、節水リモコン制御部236より洗濯機8側への給水指令が出されたかどうかを判定する。指令が出されている場合にはステップS6に移行し、指令がない場合にはステップS9に移行する。ステップS6では、トイレのロータンク4への給水を上水Uoに制限する。
【0074】
ステップS7では、洗濯機8への給水動作中は、給湯追焚装置10の追焚運転を禁止する。このとき、給水追焚リモコン制御部204には追焚動作の禁止が表示される。また、給湯追焚リモコン制御部204に追焚命令が入力された場合には、キャンセル音を発して運転命令が拒否されたことを報知する。また、保温運転中であれば、洗濯給水運転が終了するまで追焚動作が禁止される。
【0075】
ステップS8では、浴槽6の湯水Wによる洗濯機8への給水制御運転が行われる。洗濯機8の動作に応じて浴槽6の湯水Wの給水及び上水Uoの給水制御が行われる。
【0076】
ステップS9では、トイレのロータンク4への給水制御運転が行われる。トイレで洗浄水の排水が行われると、ロータンク4に上水Uo及び湯水Wが給水されて、ロータンク4を所定水位に回復させる。
【0077】
次に、図9は、洗濯機8への給水動作を示すフローチャートを示している。
【0078】
ステップS21では、給湯追焚装置10が追焚運転を行っているかどうかを確認する。追焚運転中であれば、節水リモコン制御部236からの運転命令を拒否し、キャンセル音を発して報知する。また、追焚運転中でなければ、節水ユニット2の切換弁88を洗濯機8側の給水経路に切り換え、ポンプ112を駆動させて、洗濯機8側の開閉弁46が開くまで(給水動作)待機する。
【0079】
ステップS22では、洗濯機8側の開閉弁46が開いて流水が生じたかどうかを確認する。ポンプ112を駆動させて所定時間tが経過するまで待機する。所定時間tが経過したとき、ポンプモータの過熱を防止するため、ポンプ112を停止し、切換弁88を切り換えて管路54と管路55を遮断し、切換弁76を切り換えて管路51と管路55を連通させ、管路24に上水圧力を加えて待機する。上水Uoの流水が検出されたら湯水Wの給水に切り換える。
【0080】
ステップS23では、洗濯給水モードに移行する。ポンプ112により洗濯機8へ湯水Wの給水を行う。ステップS24では、ポンプ112による給水が所定時間以上経過し、かつ所定水量を給水したかどうかを確認する。洗濯機8によっては、断続的に給水と停止とを繰り返して洗濯槽を満水にさせるものがある。所定量の給水が行われず、かつ所定時間を経過していなければ満水になっていないものと判断して洗濯給水モードを継続する。
【0081】
このとき、ステップS24で所定時間が経過して流水停止があったとき、満水状態となったものと判断してポンプ112を停止し、図7に示す流路に切り換える。ステップS25では、洗濯機8がすすぎモードに移行したかどうかを判定する。流水が確認されたらすすぎモードに移行したものと判断し、ステップS26に移行する。
【0082】
ステップS26では洗濯機8に上水Uoを給水する。また、ステップS27では、流水停止後、所定時間が経過したかどうかを確認する。洗濯機8によっては、すすぎの動作上、給水とローター回転を繰り返すものがあるが、このすすぎ動作が確実に終了したことを流水の停止時間より判定すればよい。
【0083】
ステップS28では洗濯給水動作を終了する。終了と同時にトイレのロータンク4への給水動作を解禁する。
【0084】
次に、図10はトイレのロータンク4への給水動作を示すフローチャートを示している。
【0085】
ステップS30は、給湯追焚装置10が追焚運転中か、又は、洗濯給水動作を実行中であるかを判別する。何れでもない場合には、ステップS32に移行する。給湯追焚装置10又は洗濯給水動作を実行中のときは、ステップS31に移行して、トイレ給水を上水Uoの給水のみに制限する。
【0086】
ステップS32はトイレのロータンク4への流水が発生したがどうかを判別する。流水が確認されたときには、ロータンク4内の水を放出して洗浄動作が開始されたと判断し、以後トイレの給水制御が実行される。ステップS33では、上水給水モードを実行する。ここでは、洗浄水の放出後、使用者の手洗いに使用する上水Uoを所定時間だけ供給する。
【0087】
ステップS34では、上水Uoを所定量給水したかどうかを判定する。所定量の給水が行われたとき、手洗いに使用する上水Uoの供給を終了し、ステップS35に移行する。
【0088】
ステップS35では、節水ユニット2内の切換弁76、88を変更し、往き管14からロータンク4への流路を開き、給湯追焚装置10内のポンプ112を動作させて湯水Wをロータンク4へ供給する。
【0089】
ステップS36では、ロータンク4内が満水になる前に給水を停止するため、給水量を演算し、所定量に到達したかどうかを判定する。満水前には、ステップS37に移行し、ロータンク4の開閉弁26が閉じて流水が停止したかどうかを判定する。流水が停止したときにはロータンク4が満水となったと判断してトイレのロータンク4への給水動作を終了させる。
【0090】
ステップS37では、節水ユニット2内の切換弁76を動作させて流路を変更し、ロータンク4に上水Uoを給水する上水給水モードを実行する。この上水給水によってロータンク4までの管路22の洗浄を行う。ステップS39では、ロータンク4の開閉弁26が閉じて流水が停止したかどうかを判定する。流水の停止を検出して、トイレのロータンク4への給水動作を終了する。
【0091】
次に、図11は給湯追焚装置10の運転動作、洗濯給水運転動作及びトイレ給水運転動作の関係を示し、Aは給湯追焚装置10の動作、Bは洗濯給水運転動作、Cはトイレ給水運転動作である。即ち、給湯追焚装置10の動作は、浴槽6への湯張りのための給湯、追焚と放熱によって低下した湯温を設定温度に回復される保温動作を示している。給湯追焚装置10が給湯中である場合には、節水リモコン制御部236の運転命令が優先される。この場合、洗濯給水動作中は浴槽6への給湯動作は停止し、洗濯機8への給水動作が終了すると再び浴槽6への給湯が再開される。また、トイレ側への浴槽6の湯水Wの給水指令が出されたときも、給湯動作よりトイレ給水動作が優先される。給湯追焚装置10が追焚中又は保温動作時間帯にあるときは、洗濯機8側への給水指令はキャンセルされる。即ち、節水リモコン制御部236より動作命令を入力しても、その指令はキャンセルされ、キャンセル音が節水リモコン制御部236より報知される。また、トイレの給水は上水の給水のみに制限される。また、各リモコンに洗濯及びロータンク4への給水動作を禁止する表示を行い、報知しても良い。
【0092】
次に、図12は洗濯機8の動作、洗濯機8への給水動作及びトイレの給水動作との関係を示し、Dは洗濯機8の動作、Eは洗濯機8への給水動作、Fはトイレの給水動作である。洗濯機8では、洗濯槽8への給水、洗濯運転、洗濯槽の排水、洗濯物の含まれる水分の脱水、洗濯物に付着した洗剤の除去のためのすすぎ運転、洗濯槽の排水、脱水が行われる。洗濯機8側は給水、すすぎ動作に合わせて開閉弁46を開閉し、この洗濯機8の動作に連動してその給水時には浴槽6の湯水W又は上水Uoを導入し、すすぎ運転時には上水Uoを給水する。洗濯機8側への給水動作中にはトイレのロータンク4への浴槽6の湯水Wの給水動作は禁止され、トイレのロータンク4には上水Uoが供給される。
【0093】
次に、各種動作の関係を総括すれば次の通りである。
【0094】
a.給湯動作において、トイレ給水と洗濯給水との関係ては、給湯動作中に、トイレのロータンク4への流水を検出したときは、給湯動作を停止し、トイレのロータンク4への給水制御が行われる。
【0095】
b.トイレ給水が終了したら風呂給湯動作が再開される。給湯動作中に、洗濯機8側への給水指令があったときは、給湯動作を一旦停止させ、洗濯機8側への給水制御を行う。洗濯機8側への給水制御が終了すると、給湯動作が再開する。
【0096】
c.水位センサ114により水位制御されるときの給湯経路は、給湯管路と循環管路16とを接続する切換弁118をホッパ124側から往き管14側への流路に切り換えて、戻り管12にある水位センサ114にて浴槽6内の水位を観察する。
【0097】
d.追焚動作中のトイレ給水、洗濯給水との関係
風呂追焚制御中は、トイレの給水は上水給水に制限される。風呂追焚制御中(保温動作中の追焚待機中も含む)に、洗濯機8への給水指令が節水リモコン制御部236より成されても、この指令はキャンセルされる。
【0098】
e.水位センサ114による給湯制御
保温時間帯では、10分おきに水位を観察し、設定水位未満であれば設定水位まで給湯する。また、30分毎に湯水Wの温度を検温し、設定温度未満であれば追焚きを行って設定温度に回復させる。
【0099】
f.水位センサ114による制御時のトイレ給水、洗濯給水との関係
水位センサ114による水位制御を行うため、浴槽6の湯水Wが減少しても回復させることができる。保温時間帯において追焚動作が行われていなければ節水リモコン制御部236からの指令を優先して洗濯給水が行われる。洗濯給水後は、設定水位と設定温度に回復させるため、給湯と追焚が行われる。
【0100】
g.トイレ給水動作と洗濯給水との関係
トイレ給水より洗濯給水を優先する。ロータンク4への給水中に、節水リモコン制御部236により洗濯給水が指令されたら、洗濯給水を優先し、トイレ給水は上水給水に制限される。これは、洗濯機8側での浴槽6の湯水Wの使用量が多いため、できる限り洗濯機8側に給水させる。また、トイレ給水を優先させると、洗濯機8側の給水待機中に洗濯機8から水無しアラームが送出され、リセット等の操作に手間がかかる。
【0101】
h.外部給湯時の選択給水
シャワー、台所等への給湯時に洗濯給水の給湯給水が選択されたとき、外部給湯の設定温度が45°C以上の衣類にダメージを与える温度のときは強制的に45°Cに変更され、洗濯機及びシャワー、台所に給湯される。なお、45°C未満のときは変更がない。
【0102】
次に、図13は、フィルタ90の逆洗動作を示す。フィルタ90の汚れを定期的に逆洗することにより、濾過能力を回復させる。即ち、節水ユニット2内の切換弁76、92を動作させて上水Uoを濾過方向とは逆方向にフィルタ90に流し、上水Uoの水圧及び水流を利用して汚れを外部に排出する。フィルタ90の逆洗は一定時間毎に行っても良いし、また、浴槽6の湯水Wの給水回数をカウントし、所定回数に到達したら逆洗を行っても良い。また、洗濯給水動作が終了したときに逆洗を行ってもよい。また、フィルタ90への湯水Wの通過水量が所定値以下に減少したとき、その運転終了後に逆洗を行っても良い。即ち、この逆洗タイミングとしては、次の通りである。
【0103】
ア.洗濯給水の終了直後
イ.残り湯の給水回数に応じて
ウ.例えば深夜0時頃の未使用時刻
エ.所定時間毎
オ.フィルタへの湯水Wの通過流量が所定量まで減少した場合
【0104】
なお、逆洗中に風呂給湯、追焚、トイレ給水、洗濯給水が選択されたときは、これらの動作を優先させ、その後行う。
【0105】
そして、逆洗動作は、トイレ給水管路側の切換弁76、88をロータンク4と洗濯機8側に開放する。逆洗用の切換弁92を動作させて排水側に切り換える。上水Uoを導入し、所定時間経過したら、切換弁92を元の位置に戻す。
【0106】
次に、図14は、給湯追焚運転、洗濯給水運転及びトイレ給水運転の他の実施形態を示し、Gは給湯追焚運転、Hは洗濯給水運転、Iはトイレ給水運転である。即ち、水位センサ114により浴槽6内の湯水Wの水位制御可能な給湯追焚装置10に用いられる例である。給湯追焚動作において、給湯中又は保温動作中には水位センサ114の検出値に基づき、浴槽6の水位を設定水位に回復させる給湯動作が行われる。この間においては、洗濯給水動作を優先して洗濯機8への給水動作が行われる。保温動作中において、洗濯機8への給水動作中は追焚動作が禁止される。洗濯機8への給水動作が終了すると浴槽6への湯水Wの補給及び追焚が行われる。
【0107】
なお、他の実施形態として節水ユニット2は、循環管路16の一部である管路53、54を除いて構成してもよい。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次のような効果が得られる。
a 既存の給湯追焚装置及びその配管に節水ユニットを設置することで、トイレの洗浄水タンク及び洗濯機に浴槽の湯水を流し、上水の節水を図ることができるとともに、浴槽の湯水を洗濯給湯に使用した場合、上水加熱に比較して熱量の節減をも図ることができる。
b 洗濯機、トイレの洗浄等給水先の動作を遠隔的に検出して、これら動作に連動して上水又は浴槽水を給水するため、上水の給水のための配管を別途用意する必要がない。
c 洗濯機又は洗浄水タンクの動作を流水の検知により遠隔的に検出できるため、洗濯機又は洗浄水タンクとの連係のための別途工事を不要とすることができる。
d 給湯追焚装置や洗濯給水動作時には、洗浄タンクへの給水動作を上水給水に切り換えて、生活に支障を生じさせず、かつ節水をすることができる。
e 給湯追焚動作と洗濯給水動作に優先権を設けて、入浴と洗濯との両立を図り、かつ節水を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の節水ユニット及び節水給湯・追焚システムの一実施形態を示す図である。
【図2】給湯追焚装置及び節水ユニットの内部構造の一例を示す図である。
【図3】制御装置を示すブロック図である。
【図4】制御装置を示すブロック図である。
【図5】ロータンクへの湯水の供給経路を示す図である。
【図6】洗濯機への湯水の供給経路を示す図である。
【図7】洗濯機への給湯経路を示す図である。
【図8】給湯追焚、トイレ給水及び洗濯給水の動作を示すフローチャートである。
【図9】洗濯機への給水動作を示すフローチャートである。
【図10】ロータンクへの給水動作を示すフローチャートである。
【図11】給湯追焚動作、洗濯給水動作、トイレ給水動作の関係を示す図である。
【図12】洗濯機動作、洗濯給水動作、トイレ給水動作の関係を示す図である。
【図13】フィルタの逆洗動作を示す図である。
【図14】給湯追焚動作、洗濯給水動作、トイレ給水動作の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
2 節水ユニット
4 ロータンク(洗浄水タンク)
6 浴槽
8 洗濯機
18 上水管
20 給湯管
22 管路(トイレ給水管)
24 管路(洗濯給水管)
26、46 開閉弁
51、52、53、54 管路
55 分岐管路
90 フィルタ
76、88 切換弁(給水切換手段)
78、86 水量センサ
82 開閉弁
90 フィルタ(濾過手段)
98 熱交換器(第1の加熱手段)
100 熱交換器(第2の加熱手段)
106 水量センサ
111 流水スイッチ
114 水位センサ
120 分岐管(給湯管)
122 開閉弁
126 水量センサ
146 給湯追焚制御部(制御手段)
178 節水制御部(制御手段)
204 給湯追焚リモコン制御部(制御手段)
236 節水リモコン制御部(制御手段)
Uo 上水
Uh 湯(上水)
W 湯水(浴槽6の残湯)

Claims (16)

  1. 上水を給水する上水管と、前記上水を加熱する第1の加熱手段の給湯管と、浴槽の浴槽水を加熱する第2の加熱手段に前記浴槽水を循環させる循環管路と、洗濯機と、トイレの洗浄水タンクとに接続される節水ユニットであって、
    前記洗浄水タンクに接続された管路と前記上水管との間に連結部により連結されて前記洗浄水タンクに給水する第1の管路と、
    前記洗濯機に接続された管路と前記第1の加熱手段に接続された管路との間に連結部により連結されて前記洗濯機に給水又は給湯する第2の管路と、
    前記循環管路と前記浴槽との間に連結部により連結されて前記浴槽水を第2の加熱手段に循環させる第3の管路と、
    前記第2の加熱手段に接続された管路と前記浴槽に接続された管路との間に連結部により連結されて前記第2の加熱手段側から浴槽側に前記浴槽水を戻す第4の管路と、
    前記第1の管路に前記第3の管路、前記第4の管路又は前記上水管を選択的に連通させ、前記第2の管路に上水管、給湯管、前記第3の管路又は前記第4の管路を選択的に連通させる給水切換手段と、
    を備え、前記給水切換手段は、前記第2の管路に開閉弁を備えるとともに、前記第2の管路に接続された分岐管路の一端を前記第1の管路に第1の切換弁を介して接続し、且つ、前記分岐管路の他端を前記第4の管路に第2の切換弁を介して接続し、前記開閉弁、前記第1の切換弁又は前記第2の切換弁の切換えにより、前記洗浄水タンクに前記浴槽水を流し込み、前記洗濯機に上水の給水、給湯又は前記浴槽水を流し込むことを特徴とする節水ユニット。
  2. 前記洗浄水タンク側への流水又は前記洗濯機側への流水があったとき、前記洗浄水タンク側にはトイレ給水モード、前記洗濯機側には洗濯給水モードを選択して給水制御を実行する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の節水ユニット。
  3. 前記洗浄水タンク側への給水を優先し、前記洗浄水タンク側への給水が上水に移行したとき、前記浴槽への給湯制御を実行する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の節水ユニット。
  4. 前記洗濯機側への給水中、前記洗浄水タンクへの給水は上水に制限するとともに、前記洗濯機への前記浴槽水の供給、前記給水又は前記給湯を実行する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の節水ユニット。
  5. 前記浴槽側の追焚循環中、前記洗濯機側への給水を制限するとともに、前記洗浄水タンクへの給水を上水に制限したことを特徴とする請求項1記載の節水ユニット。
  6. 前記浴槽側の給湯制御における水位制御中に、前記洗濯機側への給水指令を受けたとき、前記水位制御を中断して前記洗濯機への給水を実行することを特徴とする請求項1記載の節水ユニット。
  7. 前記第1の管路と前記循環管路、前記第2の管路と前記循環管路を連結する分岐管路を備えるとともに、前記給水切換手段として切換弁を備えたことを特徴とする請求項1記載の節水ユニット。
  8. 記洗浄水タンク又は前記洗濯機に給水する前記浴槽水を濾過する濾過手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の節水ユニット。
  9. 上水管からの給水を加熱して給湯管に給湯する第1の加熱手段と、
    浴槽の浴槽水を循環させて加熱する第2の加熱手段と、
    この第2の加熱手段に前記浴槽水を循環させる循環管路と、
    この循環管路に前記浴槽水を強制的に循環させるポンプと、
    前記第1の加熱手段からの給湯を前記浴槽に導く給湯管と、
    トイレの洗浄水タンクに給水するトイレ給水管と、
    洗濯機に給水又は給湯する洗濯給水管と、
    前記トイレ給水管に前記循環管路又は前記上水管を選択的に連通させ、前記洗濯給水管に上水管、給湯管又は前記循環管路を選択的に連通させる給水切換手段と、
    を備え、前記給水切換手段は、前記洗濯給水管に開閉弁を備えるとともに、前記洗濯給水管に接続された分岐管路の一端を前記トイレ給水管に第1の切換弁を介して接続し、且つ、前記分岐管路の他端を前記循環管路に第2の切換弁を介して接続し、前記開閉弁、前記第1の切換弁又は前記第2の切換弁の切換えにより、前記洗浄水タンクに上水又は前記浴槽水を供給し、前記洗濯機に上水、給湯又は前記浴槽水を供給することを特徴とする節水給湯・追焚システム。
  10. 前記洗浄水タンク側への流水又は前記洗濯機側への流水があったとき、前記洗浄水タンク側にはトイレ給水モード、前記洗濯機側には洗濯給水モードを選択して給水制御を実行する制御手段を備えたことを特徴とする請求項記載の節水給湯・追焚システム。
  11. 前記洗浄水タンク側への給水を優先し、前記洗浄水タンク側への給水が上水に移行したとき、前記浴槽への給湯制御を実行する制御手段を備えたことを特徴とする請求項記載の節水給湯・追焚システム。
  12. 前記洗濯機側への給水中、前記洗浄水タンクへの給水は上水に制限するとともに、前記洗濯機への前記浴槽水の供給、前記給水又は前記給湯を実行する制御手段を備えたことを特徴とする請求項記載の節水給湯・追焚システム。
  13. 前記浴槽側の追焚循環中、前記洗濯機側への給水を制限するとともに、前記洗浄水タンクへの給水を上水に制限したことを特徴とする請求項記載の節水給湯・追焚システム。
  14. 前記浴槽側の給湯制御における水位制御中に、前記洗濯機側への給水指令を受けたとき、前記水位制御を中断して前記洗濯機への給水を実行することを特徴とする請求項記載の節水給湯・追焚システム。
  15. 前記トイレ給水管と前記循環管路、前記洗濯給水管と前記循環管路を連結する分岐管路を備えるとともに、前記給水切換手段として切換弁を備えたことを特徴とする請求項記載の節水給湯・追焚システム。
  16. 記洗浄水タンク又は前記洗濯機に給水する前記浴槽水を濾過する濾過手段を備えたことを特徴とする請求項記載の節水給湯・追焚システム。
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