JP2023024949A - アンチロックセンサリング、ディスクブレーキバンド、及びアセンブリ - Google Patents

Abstract

【課題】追加の部品や工具を使用せずにエキサイタリングを接続できるアンチロックセンサリング及びディスクブレーキバンドアセンブリを提供する。【解決手段】アンチロックセンサリング（１）は、リングラジアルエッジから突出した保持機構（７）を有する扁平励起部（３）を備え、前記保持機構（７）は、ディスクブレーキバンド保持シート（２７）をスナップオンするように、弾性変形可能なカンチレバーばね保持クリップ（８）と、前記カンチレバーばね保持クリップ（８）と並び、離れて配置されるカンチレバー支持部（９）を含み、各前記カンチレバーばね保持クリップ（８）は、保持面（１１）を含み、前記カンチレバー支持部（９）は支持面を含み、前記アンチロックセンサリング（１）がディスクブレーキバンド（１７）から外れると、前記保持面（１１）で規定される面と、前記支持面で規定される面とが対向し、対向把持要素を形成する。【選択図】図１６

Description

本発明は、自動車のブレーキディスク用のアンチロックセンサリング及びディスクブレーキバンドに関し、より詳細には、アンチロックセンサリングのディスクブレーキバンドへのスナップイン結合及び保持を可能にするアンチロックセンサリング及びディスクブレーキバンドアセンブリに関する。

ディスクブレーキにおいて、ブレーキキャリパは、一般に、軸方向（Ｘ－Ｘ）を規定する回転軸（Ａ－Ａ）を中心に回転するように適合されたブレーキディスクの外周端を跨いで配置される。ディスクブレーキでは、軸方向（Ｘ－Ｘ）に直交するラジアル方向（Ｒ－Ｒ）、軸方向（Ｘ－Ｘ）及びラジアル方向（Ｒ－Ｒ）の両方に直交する周方向（Ｃ－Ｃ）、局所的又は時間的に、すなわち軸方向とラジアル方向の交点において、軸方向（Ｘ－Ｘ）とラジアル方向（Ｒ－Ｒ）の両方に直交する接線方向（Ｔ－Ｔ）がさらに規定される。

周知のように、ディスクブレーキ用のディスクは、ディスクを車両のハブと関連付けに適合されたベルを含み、そこから、キャリパーのブレーキパッドと協働する、ブレーキバンドと呼ばれる環状部分が延びる。ベンチレーテッドタイプのディスクの場合、ブレーキバンドは２枚の板で構成され、相互に向かい合い、それぞれピラー又はフィンの形式の接続要素によって接続される。２枚の板の外面は、対向するブレーキ面を規定し、内面は、支柱又はフィンと共にディスクを冷却する通気チャネルの範囲を定め、通気チャネルはディスクの回転運動中の遠心方向に従って空気流によって横切られる。

このブレーキバンドは、ディスクブレーキキャリパと協働することを意図しており、前述のパッドによって、ブレーキ面と呼ばれる２つの板の反対側の表面に摩擦を加えることによって、車両にブレーキ作用を加えるよう適合される。

ブレーキの作動時には、ブレーキキャリパのパッドとブレーキバンドのブレーキ面との摩擦により、大量の熱が発生することが知られている。

自動車用ディスクブレーキは、適度な時間、一定のブレーキ性能を発揮することが求められる。そのため、機械加工が容易でありながら、腐食しやすい材料で作られたディスクブレーキが使用されている。ディスクブレーキロータは、一般的に、ブレーキシステムとして優れた特性を持つねずみ鋳鉄（gray iron castings）で作られている。しかし、ねずみ鋳鉄（gray cast iron）は、特にブレーキが大きな過渡的加熱を受け、水及び塩水が噴霧され、汚れ及び破片にされる車両では、非常に腐食の影響を受けやすい欠点がある。

通常の使用では、ブレーキパッドで覆われていないブレーキの部分が腐食し、また特にその状態が続く。アンチロックブレーキシステムの前は、ロータが定期的に交換される部品であり、残りの腐食しやすい部分は重要ではなく、頻繁に使用されるブレーキでは、このような心配は主要ではない。

アンチロックブレーキシステムの使用で、ディスクブレーキロータのブレーキ面以外の部分、例えばアンチロックブレーキシステムのエキサイタリングが重要視されるようになった。エキサイタリングは、ロータと共通の回転軸を有するロータ部品である。複数の歯がリング状に形成されており、固定されたセンサの近くを通るようにロータの回転面において平らである。使用されるセンサの一種は、センサヘッドとエキサイタリングとの間の可変磁束の分散の関数として電気パルス列を生成する可変リラクタンスセンサである。このシステムでは、電気パルス列の周波数の結果が、ロータが取り付けられているホイールの回転速度を示す。きれいなパルス列の生成は、形状、サイズ、間隔が均一な歯の存在により、非常に促進される。しかし、リングがロータと一体で鋳造される場合、ロータの腐食がこれらの要素に影響を与え、歯の通過及び隙間の検出が困難になり、不規則なパルス列が発生し得る。

この欠点を克服するために、ドラムブレーキでは、ホイールハブの端部に圧力をかけて取り付けられたドラムとは別のエキサイタリングを使用することが知られている。この解決策の一例は、ＵＳ７２１９７７８から知られている。圧入部は、ねずみ鋳鉄よりも耐腐食性の高い材料から容易に作ることができる。しかしながら、ディスクロータにリングを圧入することは、ドラムブレーキを使用するハブよりも効果が低いことが証明されている。ディスクブレーキの場合、エキサイタリングがロータに直接接触していることにより、困難となる。ドラムシステムでは、ディスクシステムでロータからエキサイタリングへより、ハブからエキサイタリングへの熱の移動が少ない。エキサイタリングは、鉄とは熱膨張係数が異なる低炭素鋼で作られている。ディスクブレーキシステムでは、ロータからエキサイタリングに多くの熱が伝達されるため、リング及びハブ又はロータの材料の膨張係数の違いにより、エキサイタリングとロータとの寸法差が問題となる。ロータとの密着性が低下したエキサイタリングは、ロータに対して正しい角度で回転しなくなることがある。ロータ上でリングが回転すると、ホイールの実際の回転速度がリングに反映されない。これはＡＢＳの機能に影響を与える。さらに、これらの解決策では、ブレーキの振動に加え、熱膨張の際にエキサイタリングがロータから外れる可能性がある。

これらの問題に対する解決策が、ＥＰ１７６２７４３Ｂ１、ＥＰ０６６６４７８Ｂ１、ＤＥ１０２３７５０４、ＵＳ１０４９５１６３及びＵＳ６６１９４４０Ｂ２により提案されている。

しかし、これらの解決策は、ブレーキシステムの進化と、より正確で信頼性の高いセンサへの要求によって、まずます関連性が高まっている他のニーズを部分的に解決しているに過ぎない。

実際、エキサイタリングをセンサの読み取りやすい位置に配置すると同時に、ブレーキバンドの通気チャネルへの空気の流れを変えない位置に配置し、ロータ及びエキサイタリングの結合に有害な温度の異常な上昇を避ける必要性がさらに感じられる。

現在の技術的解決策の多くは、スナップリングやネジ式留め具等の専用のハードウェアを用いて保持されるアンチロックセンサリングである。ブレーキディスクへのセンサリングと留め具の組み立てを容易にするために、工具が必要である。

さらに、ロータ及びエキサイタリングの安全な接続が望まれる場合でも、追加の部品や工具を使用せずにエキサイタリングを接続できる解決策が強く求められる。

本発明の目的は、自動車のブレーキディスクのためのアンチロックセンサリング及びディスクブレーキバンドを提供することであって、より詳細には、現状での解決策の欠点を克服するアンチロックセンサリング及びディスクブレーキバンドアセンブリを提供することである。

この目的及び他の目的及び利点は、本明細書に記載され請求項に記載されるアンチロックセンサリング、ディスクブレーキバンド及びアセンブリによって達成される。

また、有利な実施形態について説明する。

本発明の解決策の長所により、材料の弾性を利用して、提案されたアンチロックセンサリングはそれ自身の保持機構を有する。この原理を応用し、アンチロックセンサリングは、位置決め面とロック面を持つブレーキディスクに適用され、工具不要、留め具不要のアセンブリを実現する。

本発明は、ブレーキディスクに設けられた組立及びロック機能と、センサリングに設けられたスプリング保持クリップを利用する。提案されたアンチロックセンサリングは、スナップリングやネジ式留め具等の専用ハードウェアを使用せずに保持される。センサリングの組み立てやブレーキディスクへの固定を容易にするために、工具を必要としない。

提案するアンチロックセンサリングは、ブレーキバンドの見やすい位置に接続し、ブレーキバンドに設けられた通気チャネルを閉じたり、干渉したりすることを避けるように設計される。

同時に、提案したアンチロックセンサリングは、ブレーキバンドに確実に固定されていながら、取り外し容易である。

提案した解決策は、リング及びハブ又はロータに使用される材料の膨張係数の違いを容易に補正でき、ブレーキバンドとの密着性を失うことを避けることができ、これにより、ディスクロータに対する正しい角度位置を失うことを避けることができる。

本発明のさらなる特徴及び利点は、添付の図を参照しながら非限定的な例として与えられる、好ましい実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。

図１は、本発明に係るブレーキバンドの内側又は車両側の正面の不等角投影図を示す。 図２は、図１のブレーキバンドの外側又は車輪側の正面の不等角投影図を示す。 図３は、図１のブレーキバンドの断面の不等角投影図を示す。 図４は、図３の詳細の断面の不等角投影図を示す。 図５は、図１の詳細の外側又は車輪側の不等角投影図を示す。 図６は、図１の詳細の内側又は車両側の不等角投影図を示す。 図７は、本発明に係るアンチロックセンサリングの内側又は車両側の正面の不等角投影図を示す。 図８は、図７のアンチロックセンサリングの外側又は車輪側の正面の不等角投影図を示す。 図９は、図８の詳細の拡大図を示す。 図１０は、図７の詳細の拡大図を示す。 図１１は、本発明に係るディスクブレーキロータ又はディスクブレーキバンド及びアンチロックセンサリングのアセンブリの内側又は車両側の正面図を示す。 図１２は、図１１のアセンブリの外側又は車輪側の不等角投影図を示す。 図１３は、図１１のアセンブリの内側又は車両側の不等角投影図を示す。 図１４は、図１１のアセンブリの内側又は車両側の分割不等角投影図（split axonometric view）を示す。 図１５は、図１１のアセンブリの断面を示す。 図１６は、図１１のアセンブリの外側からの不等角投影図の詳細を示す。 図１７は、図１５の断面の外側からの不等角投影図の詳細を示す。 図１８は、図１５の断面の内側からの不等角投影図の詳細を示す。 図１９は、ブレーキバンドへのアンチロックセンサリングの取付工程のステップを、カンチレバーばね保持クリップの変形位置を示し、カンチレバーばね保持クリップの変形位置を破線で示すダイアグラミック斜視断面を示す。

一般的な実施形態によれば、アンチロックセンサリング１は、環状リング体２から構成される。前記環状リング体２は、扁平励起部３を含む。前記扁平励起部３は、複数の励起要素４、例えば、周方向に均一に分布する複数のウィンドウを含む。前記複数の励起要素４は、静止センサ５との相互作用に適している。

前記環状リング体２は、回転軸Ｘ－Ｘと、ラジアル方向Ｒ－Ｒと、周方向Ｃ－Ｃとを含む。回転軸Ｘ－Ｘは、回転軸Ｘ－Ｘと平行又は一致する軸方向Ａ－Ａを規定する。ラジアル方向Ｒ－Ｒは、前記軸方向Ａ－Ａに直交する。周方向Ｃ－Ｃは、前記軸方向Ａ－Ａと前記ラジアル方向Ｒ－Ｒの両方に直交する。

前記扁平部３は、リングラジアルエッジ６を含む。

保持機構７は、前記リングラジアルエッジ６から突出される。

前記保持機構７は、ディスクブレーキバンド保持シート２７にスナップするように弾性変形可能なカンチレバーばね保持クリップ８を含む。

前記保持機構７は、さらに、カンチレバー支持部９を含む。

前記カンチレバーばね保持クリップ８のそれぞれの少なくとも一部は、クランプチャネル１０を規定する前記カンチレバー支持部９と並び、離れて配置される。

各前記カンチレバーばね保持クリップ８は、保持面１１を含む。

前記カンチレバー支持部９は、支持面１２を含む。

前記アンチロックセンサリング１がディスクブレーキバンド１７から外れると、前記保持面１１で規定される面と、前記支持面１２で規定される面とが対向し、対向把持要素を形成する。

代替の実施形態によれば、前記カンチレバー支持部９は、前記扁平励起部３と一体のカンチレバー扁平リングである。

代替の実施形態によれば、前記カンチレバー支持部９は、前記扁平励起部３に平行に延長される。

代替の実施形態によれば、前記カンチレバー支持部９は、リングウィンドウ１３によって部分的に一周を遮られた連続リングであり、各リングウィンドウ１３は、前記扁平励起部３に近接するウィンドウ基部１４を含む。

各前記カンチレバーばね保持クリップ８は、前記扁平励起部３と直交する直交ばねアーム１５と、前記カンチレバー支持部９に対して並んで配置され、各前記カンチレバーばね保持クリップ８の少なくとも一部を規定する把持端１６とを備えて前記ウィンドウ基部１４から延びる。

代替的な実施形態によれば、前記アンチロックセンサリング１は、平板のブランキング及び描画によって得られる。

一般的な実施形態によれば、ディスクブレーキロータ１８のディスクブレーキバンド１７は、少なくとも1つのロータ板１９、２０を含む。前記少なくとも1つのロータ板１９、２０は、ブレーキキャリパのパッドと相互作用するのに適したブレーキ面２１、２２を少なくとも含む。前記パッドは、作動されたとき、ブレーキ動作を加えるために、前記少なくともブレーキ面２１、２２に当接するのに適する。

前記少なくとも1つのロータ板１９、２０は、回転軸Ｘ－Ｘと、ラジアル方向Ｒ－Ｒと、周方向とを含む。回転軸Ｘ－Ｘは、前記回転軸Ｘ－Ｘと平行又は一致する軸方向Ａ－Ａを規定する。ラジアル方向Ｒ－Ｒは、前記軸方向Ａ－Ａと直交する。周方向Ｃ－Ｃは、前記軸方向Ａ－Ａと前記ラジアル方向Ｒ－Ｒの両方に直交する。

前記少なくとも1つのロータ板１９、２０は、内部板ラジアルエッジ２３を含む。

前記少なくとも1つのロータ板１９、２０は、前記内部板ラジアルエッジ２３からラジアル方向Ｒ－Ｒに延長するラジアル環状突部２４を含む。

前記ラジアル環状突部２４は、反対方向を向く外部板橋台面２５及び内部板把持面２６を含む。

前記ラジアル環状突部２４は、アンダーカット結合シート２７を形成する。

前記ラジアル環状突部２４は、通路及び結合開口部２８を含み、例えば、複数の結合開口部２８が周方向に均一に分布し、外部板橋台面２５と内部板把持面２６との間に通路を形成し、カンチレバーばね保持クリップ８のオーバーライド及びスナップ結合に適している。

代替の実施形態によれば、前記ラジアル環状突部２４は、カンチレバーばね保持クリップ８の弾性変形の動作に適した扁平円錐端２８を含む。

代替の実施形態によれば、前記外部板橋台面２５は、前記少なくともブレーキ面２１、２２と平行である。

代替の実施形態によれば、前記通路及び結合開口部２８は、周方向Ｃ－Ｃでカンチレバーばね保持クリップ８を停止させる対向支持面３０、３１を含む。

代替の実施形態によれば、前記ラジアル環状突部２４は、機械加工された外部板橋台面２５及び内部板把持面２６を含む。

代替の実施形態によれば、前記少なくとも1つのロータ板は、それぞれ対向するブレーキ面２１、２２を含む２つの平行なロータ板１９、２０を含む。

前記２つの平行なロータ板１９、２０は、離れて配置され、間に通気ダクト３２を形成する。

前記平行な２つのうち一方のロータ板１９は、前記ディスクブレーキロータ１８を車両アクセルに固定するのに適したブレーキベル３３に接続される。

前記平行な２つのうち他方のロータ板２０は、前記ラジアル環状突部２４を含む。

一般的な実施形態によれば、ディスクブレーキロータ１８は、先に説明した実施形態の少なくとも1つによって規定されるディスクブレーキバンド１７と、先に説明した実施形態の少なくとも1つによって規定されるアンチロックセンサリング１とを含む。

前記カンチレバーばね保持クリップ８は、前記外部板橋台面２５に対向する前記カンチレバー支持部９の前記支持面１２を証明する、前記通路及び結合開口部２８に収納され、前記内部板把持面２６に対向する前記カンチレバーばね保持クリップ８の前記保持面１１をスナップ結合する。

代替の実施形態によれば、前記アンチロックセンサリング１は、前記ディスクブレーキバンド１７の外側に軸方向Ａ－Ａに隣接する。

代替の実施形態によれば、前記アンチロックセンサリング１の扁平励起部３は、センサリング外面３４を含む。

前記センサリング外面３４は、前記ブレーキ面２１、２２と平行である。

代替の実施形態によれば、カンチレバー支持部の前記支持面１２と、前記内部板ラジアルエッジ２３を形成して延長するラジアル環状突部２４の前記外部板橋台面２５との間に、ディスクブレーキバンド１７とアンチロックセンサリング１との間に少なくとも部分的に熱バリアを形成する隔離部材３５が設けられる。

代替の実施形態によれば、カンチレバー支持部の前記支持面１２と、前記内部板ラジアルエッジ２３を形成して延長するラジアル環状突部２４の前記外部板橋台面２５との間に、熱膨張又は振動の事象の場合でも、ディスクブレーキバンド１７とアンチロックセンサリング１との間に、カンチレバーばね保持クリップ８とカンチレバー支持部９の間のクランプアクションを維持する弾性負荷を与える弾性部材３６が設けられる。

１ アンチロックセンサリング
２ 環状リング体
３ 扁平励起部
４ 励起要素
５ 静止センサ
６ ラジアルエッジ
７ 保持機構
８ カンチレバーばね保持クリップ
９ カンチレバー支持部
１０ クランプチャネル
１１ 保持面
１２ 支持面
１３ リングウィンドウ
１４ ウィンドウ基部
１５ 直交ばねアーム
１６ 把持端
１７ ディスクブレーキバンド
１８ ディスクブレーキロータ
１９ ロータ板
２０ ロータ板
２１ ブレーキ面
２２ ブレーキ面
２３ 内部板ラジアルエッジ
２４ ラジアル環状突部
２５ 外部板橋台面
２６ 内部板把持面
２７ アンダーカット結合シート又はディスクブレーキバンド保持シート
２８ 通路及び結合開口部
２９ 扁平円錐端
３０ 対向支持面
３１ 対向支持面
３２ ブレーキバンド通気ダクト
３３ ディスクブレーキベル
３４ センサリング外面
３５ 隔離部材
３６ 弾性部材
Ｘ－Ｘ 回転軸
Ａ－Ａ 軸方向
Ｒ－Ｒ ラジアル方向
Ｃ－Ｃ 周方向

Claims (16)

1. アンチロックセンサリングであって、
   静止センサとの相互作用に適した複数の励起要素を有する扁平励起部を含む環状リング体を備え、
   前記環状リング体は、回転軸と、ラジアル方向と、周方向を含み、前記回転軸は、前記回転軸と平行又は一致する軸方向を規定し、前記ラジアル方向は、前記軸方向と直交し、前記周方向は、前記軸方向及び前記ラジアル方向の両方に直交し、
   前記扁平励起部は、外部リングラジアルエッジを含み、
   保持機構は、前記外部リングラジアルエッジから突出し、
   前記保持機構は、ディスクブレーキバンド保持シートをスナップオンする、弾性変形可能なカンチレバーばね保持クリップを含み、
   前記保持機構は、カンチレバー支持部を含み、
   前記カンチレバーばね保持クリップのそれぞれの少なくとも一部は、クランプチャネルを規定する前記カンチレバー支持部と並び、離れて配置され、
   各前記カンチレバーばね保持クリップは、保持面を含み、
   前記カンチレバー支持部は、支持面を含み、
   前記アンチロックセンサリングがディスクブレーキバンドから外れると、前記保持面で規定される面と、前記支持面で規定される面とが対向し、対向把持要素を形成する
   アンチロックセンサリング。
2. 前記カンチレバー支持部は、前記扁平励起部と一体のカンチレバー扁平リングである
   請求項１に記載のアンチロックセンサリング。
3. 前記カンチレバー支持部は、前記扁平励起部と平行に延長される
   請求項１に記載のアンチロックセンサリング。
4. 前記カンチレバー支持部は、リングウィンドウにより部分的に一周を遮られた連続リングであり、各リングウィンドウは、前記扁平励起部に近接するウィンドウ基部を含み、
   各前記カンチレバーばね保持クリップは、前記扁平励起部と直交する直交ばねアームと、前記カンチレバー支持部と並んで離れて配置され、各前記カンチレバーばね保持クリップの一部を規定する把持端とともに、前記ウィンドウ基部から延長される、
   請求項１に記載のアンチロックセンサリング。
5. 前記アンチロックセンサリングは、平板のブランキング及び描画により得られる
   請求項１に記載のアンチロックセンサリング。
6. ディスクブレーキロータのディスプブレーキバンドであって、
   少なくとも１つのロータ板は、作動されたとき、ブレーキ動作を加えるために、少なくともブレーキ面に当接するのに適したブレーキキャリパのパッドと相互作用するのに適したブレーキ面を少なくとも含み、
   前記少なくとも１つのロータ板は、回転軸と、ラジアル方向と、周方向を含み、前記回転軸は、前記回転軸と平行又は一致する軸方向を規定し、前記ラジアル方向は、前記回転軸方向と直交し、前記周方向は、前記軸方向及び前記ラジアル方向の両方に直交し、
   前記少なくとも１つのロータ板は、内部板ラジアルエッジを含み、
   前記少なくとも１つのロータ板は、前記内部板ラジアルエッジからラジアル方向に延長するラジアル環状突部を含み、
   前記ラジアル環状突部は、反対方向を向く外部板橋台面及び内部板把持面を含み、
   前記ラジアル環状突部は、アンダーカット結合シートを形成し、
   前記ラジアル環状突部は、前記外部板橋台面と前記内部板把持面との間に通路を形成し、カンチレバーばね保持クリップのオーバーライドとスナップ結合に適した通路及び結合開口部を含む、
   ディスクブレーキバンド。
7. 前記ラジアル環状突部は、前記カンチレバーばね保持クリップの弾性変形の動作に適した扁平円錐端を含む、
   請求項６に記載のディスクブレーキバンド。
8. 前記外部板橋台面は、前記少なくともブレーキ面と平行である
   請求項６に記載のディスクブレーキバンド。
9. 前記通路及び結合開口部は、周方向で前記カンチレバーばね保持クリップを停止させる対向支持面を含む
   請求項６に記載のディスクブレーキバンド。
10. 前記ラジアル環状突部は、機械加工された外部板橋台面及び内部板把持面を含む
    請求項６に記載のディスクブレーキバンド。
11. 前記少なくとも１つのロータ板は、それぞれ対向するブレーキ面を含む互いに平行な２つのロータ板を含み、
    前記２つの平行なロータ板は、離れて配置され、間に通気ダクトを形成し、
    前記２つの平行なロータ板のうちの一方は、前記ディスクブレーキロータを車両のアクセルに固定するのに適したブレーキベルに接続され、
    前記２つの平行なロータ板のうちの他方は、前記ラジアル環状突部を含む、
    請求項６に記載のディスクブレーキバンド。
12. ディスクブレーキロータであって、
    請求項６に記載のディスクブレーキバンドと、
    請求項１に記載のアンチロックセンサリングと、を備え、
    前記カンチレバーばね保持クリップは、前記外部板橋台面に対向する前記カンチレバー支持部のカンチレバー支持面を証明する、前記通路及び結合開口部に収納され、前記内部板把持面に対向する前記カンチレバーばね保持クリップの前記保持面をスナップ結合する、
    ディスクブレーキロータ。
13. 前記アンチロックセンサリングは、前記ディスクブレーキバンドの外側の軸方向に隣接する
    請求項１２に記載のディスクブレーキロータ。
14. 前記アンチロックセンサリングの前記扁平励起部は、センサリング外面を含み、
    前記センサリング外面は、前記ブレーキ面と平行である
    請求項１２に記載のディスクブレーキロータ。
15. 前記カンチレバー支持部の前記支持面と、前記内部板ラジアルエッジを形成して延長する前記ラジアル環状突部の前記外部板橋台面との間に、前記ディスクブレーキバンドと前記アンチロックセンサリングとの間に少なくとも部分的に熱バリアを形成する隔離部材が設けられる
    請求項１２に記載のディスクブレーキロータ。
16. 前記カンチレバー支持面の前記支持面と、前記内部板ラジアルエッジから延長する前記ラジアル環状突部の前記外部板橋台面の間に、熱膨張又は振動の事象の場合であっても、前記ディスクブレーキバンドと、前記アンチロックセンサリングとの間に、前記カンチレバーばね保持クリップ及び前記カンチレバー支持部の間のクランプアクションを維持する弾性負荷を与える弾性部材が設けられる
    請求項１２に記載のディスクブレーキロータ。

Images