JP2023023333A - アームレスト構造 - Google Patents

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Hiroki Kato
天美 石水
Ami Ishimizu
智士 平野
Tomoji Hirano
紀拓 岩橋
Norihiro Iwahashi
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Komatsu Ltd
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Abstract

【課題】片手で容易に位置調整が行えるアームレスト構造を提供する。【解決手段】固定フレーム25に対して水平方向に揺動可能に取り付けられた肘掛部30を備え、前記肘掛部30は、前記肘掛部30の先端に押動操作可能に配置されたボタン部材40と、前記ボタン部材40を付勢する付勢部材48と、を備える。前記固定フレーム25と前記ボタン部材40とは、一方に設けられたピン27と他方に設けられた係合溝43aとが係合することで、前記肘掛部30の揺動を固定し、前記付勢部材48は、前記ピン27と前記係合溝43aとが係合する方向に前記ボタン部材40を付勢しており、前記ボタン部材40が前記付勢部材48の付勢力に抗して押し込まれたときに、前記ピン27が前記係合溝43aから外れて、前記肘掛部30が揺動可能となる。【選択図】図7

Description

この発明は、座席の側部に配置されるアームレスト構造に関する。
地面を掘削したり掘削した土砂等を移動させたりする際に使用されるローダやショベルなどの作業機械は、キャブ内に座席を有しており、座席に着席した操縦者が操縦レバーを操作して作業を行うようになっている。こうした作業機械の座席には、操縦者の作業負担を軽減するためにアームレストが設けられている場合がある。アームレストに肘を置くことで、操縦者は楽な姿勢で操縦を行うことができる。
このようなアームレストについて、操縦者の体格や好みに応じて位置を調整したいという要望がある。例えば、特許文献1には、アームレストの後側部に設けられたノブを引っ張り操作することでアームレストが左右に揺動可能となる構成が開示されている。この特許文献1の構成では、アームレストが所望の位置となった状態でノブから手を離すと、バネによって付勢された位置決めピンが対応する受溝に係合し、アームレストの左右方向の位置が固定されるようになっている。
実開平7-23461号公報
しかし、上記した特許文献1に記載の構成において、アームレストの左右方向の位置を調整するときには、片手でノブを引っ張り操作した状態で、もう一方の手でアームレストを移動させることになる。すなわち、このアームレストは片手では左右方向の位置調整を行えないため、操作性が悪いという問題があった。また、このように両手で調整した後にアームレストに肘を置いて位置を確認することになるので、位置が合わなければ再び両手で調整しなければならず、調整作業が一回で終わらないおそれがあった。
本発明は、このような従来の構造の問題点を解決し、片手で容易に位置調整が行えるアームレスト構造を提供することを課題とする。
上記した課題を解決するため、本発明は、座席横に固定された固定フレームと、前記固定フレームに対して水平方向に揺動可能に取り付けられた肘掛部と、を備え、前記肘掛部は、前記肘掛部の先端に押動操作可能に配置されたボタン部材と、前記ボタン部材を前記肘掛部の先端から突出方向に付勢する付勢部材と、を備え、前記固定フレームと前記ボタン部材とは、一方に設けられたピンと他方に設けられた係合溝とが係合することで、前記肘掛部の揺動を固定し、前記付勢部材は、前記ピンと前記係合溝とが係合する方向に前記ボタン部材を付勢しており、前記ボタン部材が前記付勢部材の付勢力に抗して押し込まれたときに、前記ピンが前記係合溝から外れて、前記肘掛部が揺動可能となるように構成されている。
本発明は上記の通りであり、ボタン部材が肘掛部の先端から突出するように付勢されており、ボタン部材が付勢部材の付勢力に抗して押し込まれたときに、ピンが係合溝から外れて、肘掛部が揺動可能となる。このように、肘掛部先端のボタン部材を押下するだけで肘掛部が揺動可能となるため、片手で容易に位置調整を行うことができる。
座席の外観図である。 アームレストの外観図である。 アームレストの構成部品を説明する図である。 ボタン部材を取り付けた肘掛部を斜め下方から見た一部拡大図である。 ボタン部材と固定フレームとの取付位置を示す一部拡大図であって、(a)斜め上方から見た図、(b)斜め下方から見た図である。 アームレストの内部構造を示す平面図であって、(a)ピンが第1係合溝に係合した状態の図、(b)ピンが第2係合溝に係合した状態の図である。 ピンがガイド溝に沿って移動する様子を示す図であって、(a)ピンが第1係合溝に係合した状態の図、(b)ボタン部材が押し込まれてピンが第1係合溝から外れた状態の図、(c)肘掛部が揺動してピンが第2係合溝の前方まで移動した状態の図、(d)ピンが第2係合溝に係合した状態の図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、座席10が水平に置かれた状態の上方向を「上」方向とし、座席10が水平に置かれた状態の下方向を「下」方向とする。また、座席10に着席した操縦者の正面方向を「前」方向とし、この「前」方向の反対方向を「後」方向とする。また、座席10に着席した操縦者から見て左側を「左」方向とし、操縦者から見て右側を「右」方向とする。
本実施形態に係るアームレスト20は、座席10を備えた作業機械(例えば油圧ショベル等の作業用車両)に設けられるものである。こうした作業機械は、図1に示すような操縦者用の座席10がキャブ内に設けられており、この座席10の両側部にコンソールボックス11が配置されている。このコンソールボックス11には、操縦用の操縦レバー12が突出して設けられている。操縦者は、この操縦レバー12を両手で操作することにより、機械を左右に旋回させたり、アームを動かしたりといった操縦を行う。
本実施形態においては、コンソールボックス11の上部にアームレスト20が取り付けられている。アームレスト20は、操縦レバー12の後方に配置されており、操縦者が操縦レバー12を握ったときに肘を置くことができる。
本実施形態に係るアームレスト20は、支軸21、固定フレーム25、肘掛部30を備える。詳しくは後述するが、このアームレスト20は、前端部20aから突出するボタン部材40を操作することで、左右の位置を調整できるようになっている。
支軸21は、アームレスト20を支持する部材である。本実施形態に係る支軸21は、図1および図2に示すように、垂直に配置されたパイプ状の部材であり、下方がコンソールボックス11側に固定されている。この支軸21は、コンソールボックス11の上方に延びており、上端部には後述する固定フレーム25が固定されている。
なお、支軸21は、直接コンソールボックス11に固定されていてもよいし、別の部材を介してコンソールボックス11に固定されていてもよい。例えば、コンソールボックス11の上方に外管部材を突出して設け、この外管部材に支軸21を挿入して固定してもよい。このとき、クランプ機構などの固定手段によって、外管部材と支軸21とを固定するようにしてもよい。更には、固定手段を解除することで、支軸21を外管部材に対して上下にスライドさせ、所望の位置で固定手段により再固定することで、アームレスト20の高さを変えられるようにしてもよい。
固定フレーム25は、支軸21の上端に固定されることで、座席10の横に配置される部材である。ただし、この固定フレーム25は、肘掛部30の内部に収容されているため、外部には露出していない。固定フレーム25は、アームレスト20の全体を支持する部材であるため、金属などの剛性を有する材料で形成される。本実施形態に係る固定フレーム25は、図3に示すように、板金を下向きコ字状に屈折させた形状となっている。
この固定フレーム25は、前後方向が長手方向となるように配置されており、図6に示すように、前後方向の中間付近に設けられた屈折部25aにおいてやや斜めに屈折している。屈折部25aよりも後方の後部25cは、前後方向に平行に延びているが、屈折部25aよりも前方の前部25bは、左右いずれかの方向にやや斜めに傾いて延びている。このように形成することで、肘掛部30が左右に揺動した時でも、固定フレーム25が肘掛部30から飛び出さない(固定フレーム25が後述する上カバー35および下カバー36と干渉しない)ようになっている。
また、この固定フレーム25の上面は、図3に示すような水平な平坦面25dとなっている。後述するステー31は、この平坦面25dに沿って左右にスライド可能に取り付けられる。この平坦面25dには、前後方向に見て中央よりも後部寄りに揺動軸26が設けられている。揺動軸26は、ステー31の揺動中心となるものであり、平坦面25dから上方に突出して形成されている。また、この平坦面25dの前端部付近には、ピン27および係合突起28が設けられている。ピン27は、平坦面25dから上方に突出して形成されている。言い換えると、このピン27は、上下を軸方向として延設されている。本実施形態に係るピン27は、丸棒状であり、後述するボタン部材40のガイド溝43に挿入されている。係合突起28は、ピン27の近傍に、平坦面25dから上方に隆起して形成されている。この係合突起28は、図5(a)に示すように、2つの垂直な傾斜面28aによって先細りの角部28bを形成しており、この角部28bが後方に向けて突出している。この係合突起28は、後述するボタン部材40の係合凹部に係合可能となっている。
肘掛部30は、上記した固定フレーム25に対して水平方向に揺動可能に取り付けられるものである。本実施形態に係る肘掛部30は、図3に示すように、ステー31、上カバー35、下カバー36、ボタン部材40、付勢部材48を備えている。
ステー31は、肘掛部30の骨組みとなる部材であり、金属などの剛性を有する材料で形成される。本実施形態に係るステー31は、板金を屈折させた形状となっている。このステー31は、前端部にボタン収容部32を備えている。ボタン収容部32は、ボタン部材40を移動可能に収容するための部位である。このボタン収容部32は、左右に側壁32aを備え、後方に後壁32bを備えている。このため、ボタン収容部32は、左右後方を囲まれているが、前方は開放されている。また、後壁32bには、図7に示すように、ボタン部材40のバネ取付軸46(後述)を貫通させる貫通孔32cが形成されている。このボタン収容部32は、ボタン部材40を、前方に突出可能、かつ、前後にスライド可能に収容する。ボタン収容部32に収容されたボタン部材40は、平行な側壁32aによって側部をガイドされることで、左右にがたつきなく支持され、前後にスライド可能となっている。
また、このステー31は、ボタン収容部32の後方に板部33を備えている。この板部33は平坦な下面を備えており、この下面が固定フレーム25の平坦面25dに対向配置される。板部33には、上記した揺動軸26を取り付けるための軸穴33aが形成されている。軸穴33aに揺動軸26を取り付けることで、ステー31は、揺動軸26を中心に左右に揺動可能となっている。
上カバー35および下カバー36は、上記した固定フレーム25やステー31などの機構部が露出しないように覆う部材である。上カバー35の上面は、操縦者の肘を置けるように平滑な面となっている。上カバー35の前端部には、図3に示すような切り欠き部35aが形成されている。この切り欠き部35aにより、上カバー35と下カバー36を組み合わせたときに、肘掛部30の前面に開口部30aが形成される(図2参照)。後述するボタン部材40は、この開口部30aから出没可能となるように配置されている。
ボタン部材40は、操縦者がアームレスト20の左右位置を調整するときに操作する部材である。このボタン部材40は、肘掛部30の先端に押動操作可能に配置されている。また、このボタン部材40は、肘掛部30の内部において固定フレーム25の上方に配置され、固定フレーム25の平坦面25dに沿って前後に摺動可能に配置される。このボタン部材40は、図5等に示すように、ガイド溝43を形成した本体41と、本体41の後方に延びるバネ取付軸46と、を備える。
ボタン部材40の本体41は、図5に示すように薄板状に形成されている。この本体41の前端部は、図2に示すように、肘掛部30の前方に突出する操作部42となっている。この操作部42を操縦者が押動操作することで、ボタン部材40が固定フレーム25に対して後方にスライドするようになっている。
また、ボタン部材40の本体41には、上下方向に貫通するガイド溝43が形成されている。ガイド溝43は、図5(b)に示すように、複数の係合溝43aと、この複数の係合溝43aをつなぐ接続部43dと、を備える。本実施形態に係るガイド溝43は、2つの係合溝43aを備えており、すなわち、第1係合溝43bと第2係合溝43cを備える。複数の係合溝43a(第1係合溝43bおよび第2係合溝43c)は、互いに平行に形成されており、ボタン部材40の摺動方向(前後方向)に沿って延びている。接続部43dは、複数の係合溝43a(第1係合溝43bおよび第2係合溝43c)の前端部を繋ぐように形成されている。
このガイド溝43には、図6に示すように、固定フレーム25に設けられたピン27が挿入される。ガイド溝43は、ピン27の直径よりも大きい幅で形成されている。このため、ピン27は、ガイド溝43に沿って移動することが可能であり、任意の係合溝43aから別の係合溝43aへと、接続部43dを通過して移動できるようになっている。また、ピン27は、任意の係合溝43aに保持可能となっている。すなわち、図6に示すように、係合溝43aの閉じられた後端部にピン27を係合させることが可能となっている。ピン27が係合溝43aに係合すると、ピン27の左右への移動が規制されるため、固定フレーム25とボタン部材40とが互いに左右に移動できなくなり、肘掛部30が揺動しないように固定される。このように、ピン27が係合溝43aに係合することで、肘掛部30の揺動が規制されるようになっている。
そして、ピン27がどの係合溝43aに係合するかによって、肘掛部30の横方向の位置が変化するようになっている。すなわち、左右に揺動可能な肘掛部30を、ピン27と係合溝43aによって任意の位置に固定することで、肘掛部30の位置を調整することができる。本実施形態においては、図6(a)に示すように、ピン27が第1係合溝43bに係合している場合、肘掛部30が前後方向に平行に配置される。また、図6(b)に示すように、ピン27が第2係合溝43cに係合している場合、肘掛部30が前後方向に対して斜めに配置される。このように、ピン27がどの係合溝43aに係合するかによって、肘掛部30の左右への傾きが変化するようになっている。
一方、ピン27が係合溝43aに係合していない状態、言い換えると、ピン27が接続部43dにある状態では、ピン27の左右への移動が規制されないため、肘掛部30が固定フレーム25に対して左右に揺動可能となる。
なお、図4に示すように、ボタン部材40の本体41の下面(固定フレーム25に臨む面)には、複数の係合溝43aのそれぞれに対応した複数の係合凹部が設けられている。本実施形態に係るガイド溝43は、2つの係合溝43a(第1係合溝43bおよび第2係合溝43c)を備えているため、この2つの係合溝43aに対応して2つの係合凹部が設けられている。具体的には、第1係合溝43bに対応する第1係合凹部44と、第2係合溝43cに対応する第2係合凹部45と、を備える。
これらの係合凹部は、固定フレーム25の係合突起28の角部28bが嵌合する形状で形成されている。すなわち、係合凹部は、2つの傾斜面によって入隅形状(谷形状)を形成しており、この入隅形状が係合突起28の角部28bと同じ角度で形成されているため、係合突起28とがたつきなく係合可能となっている。この係合凹部と係合突起28とは、ピン27が係合溝43aに係合したときに、互いに係合するように構成されている。具体的には、ピン27が第1係合溝43bに係合したときには、係合突起28が第1係合凹部44に係合し、ピン27が第2係合溝43cに係合したときには、係合突起28が第2係合凹部45に係合するようになっている。このように構成することで、固定フレーム25とボタン部材40とをスムーズにがたつきなく係合させることができる。
上記したボタン部材40の本体41からは、バネ取付軸46が後方に向けて突出形成されている。このバネ取付軸46は、図7に示すように、ステー31の貫通孔32cを貫通している。また、このバネ取付軸46の外周には、圧縮バネで形成された付勢部材48が取り付けられている。付勢部材48は、ボタン部材40の本体41の後端面とステー31の後壁32bとの間に配置されて、両者を離反する方向に付勢している。これにより、ボタン部材40がステー31に対して前方に付勢されており、肘掛部30の先端から突出するように付勢されている。また、このようにボタン部材40を前方に付勢することで、ピン27に対してガイド溝43の後部を押しつける作用が発生する。言い換えると、付勢部材48は、ピン27と係合溝43aとが係合する方向にボタン部材40を付勢している。
このような付勢部材48の作用により、自然状態においては、ピン27がいずれかの係合溝43aと係合した状態が維持される。一方で、このような付勢部材48の付勢力に抗してボタン部材40が押し込まれると、ピン27が係合溝43aから外れて接続部43dに移動し、肘掛部30が揺動可能となる。このときの動作について、図7を参照しつつ説明する。
この図7の例では、図7(a)に示すように、ピン27が第1係合溝43bに係合している。この状態からボタン部材40が押し込み操作されると、図7(b)に示すように、ピン27が係合溝43aから外れて接続部43dへと移動する。ピン27が接続部43dへと移動すると、ピン27が左右に移動できる状態となるため、肘掛部30は固定フレーム25に対して左右に揺動可能となる。
図7(c)は、図7(b)の状態から、手動で肘掛部30が揺動させられた状態である。操縦者は、このように所望の位置まで肘掛部30を揺動させたら、ボタン部材40の押し込み操作を解除する(ボタン部材40を押し込んでいた手を離す)。これにより、付勢部材48によってボタン部材40が前方に移動するので、ピン27が係合溝43aに係合する。図7(d)の例では、ピン27が第2係合溝43cに係合し、肘掛部30の左右位置が固定される。
なお、上記したような操作は、片手で容易に行うことができる。操縦者は、肘掛部30の前端部を片手で掴み、掴んだ手でボタン部材40を押し込み操作すればよい。そして、肘掛部30を掴んだままで肘掛部30を左右に揺動させ、任意の位置でボタン部材40を離せば、肘掛部30を固定することができる。
本実施形態においては、上記した動作において、ボタン部材40および肘掛部30が移動するときに、ピン27がガイド溝43に常に収容された状態で移動するようになっている。言い換えると、ボタン部材40および肘掛部30が移動するときに、ピン27がガイド溝43の外に出ることはない。このため、ピン27がガイド溝43から脱落することを防止でき、また、ガイド溝43に沿ってピン27が移動するので、一連の動作をスムーズに行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ボタン部材40が肘掛部30の先端から突出するように付勢されており、ボタン部材40が付勢部材48の付勢力に抗して押し込まれたときに、ピン27が係合溝43aから外れて、肘掛部30が揺動可能となる。このように、肘掛部30先端のボタン部材40を押下するだけで肘掛部30が揺動可能となるため、片手で容易に位置調整を行うことができる。具体的には、肘掛部30に肘を置いた状態で肘掛部30の先端を掴めば、自然とボタン部材40を押下可能となる。また、肘掛部30に肘を置いた状態で位置を調整できるため、調整と位置の確認とを同時に行うことができる。
なお、本実施形態においては、ボタン部材40が肘掛部30の先端から突出するように付勢されているが、必ずしも肘掛部30の先端から突出しなければならないわけではない。たとえば、肘掛部30先端と面一にボタン部材40を設けておき、肘掛部30先端の開口部30aからボタン部材を押下して係合溝が外れるように構成してもよい。
なお、上記した実施形態においては、係合溝43aの数を2つとして説明したが、これに限らず、係合溝43aを3つ以上設けてもよい。このとき、係合溝43aの数を増やしたことに合わせて、係合凹部の数を増やしてもよい。
また、上記した実施形態においては、固定フレーム25にピン27を設け、ボタン部材40に係合溝43aを設けているが、これに限らず、固定フレーム25に係合溝43aを設け、ボタン部材40にピン27を設けてもよい。なお、このようにした場合は、係合溝43aの形状を前後反転させた形状とすればよい。
また、上記した実施形態においては、固定フレーム25に係合突起28を設け、ボタン部材40に係合凹部を設けているが、これに限らず、固定フレーム25に係合凹部を設け、ボタン部材40に係合突起28を設けてもよい。
また、上記した実施形態においては、係合突起28を1つだけ設け、係合凹部を複数設けているが、これに限らず、係合突起および係合凹部の数は任意に設定可能である。すなわち、ピン27がいずれかの係合溝43aに係合したときに、いずれかの係合突起と係合凹部とが係合するように構成されていれば、係合突起を複数としてもよいし、係合凹部を1つだけとしてもよい。
10 座席
11 コンソールボックス
12 操縦レバー
20 アームレスト
20a 前端部
21 支軸
25 固定フレーム
25a 屈折部
25b 前部
25c 後部
25d 平坦面
26 揺動軸
27 ピン
28 係合突起
28a 傾斜面
28b 角部
30 肘掛部
30a 開口部
31 ステー
32 ボタン収容部
32a 側壁
32b 後壁
32c 貫通孔
33 板部
33a 軸穴
35 上カバー
35a 切り欠き部
36 下カバー
40 ボタン部材
41 本体
42 操作部
43 ガイド溝
43a 係合溝
43b 第1係合溝
43c 第2係合溝
43d 接続部
44 第1係合凹部
45 第2係合凹部
46 バネ取付軸
48 付勢部材

Claims (3)

  1. 座席横に固定された固定フレームと、
    前記固定フレームに対して水平方向に揺動可能に取り付けられた肘掛部と、
    を備え、
    前記肘掛部は、前記肘掛部の先端に押動操作可能に配置されたボタン部材と、前記ボタン部材を前記肘掛部の先端から突出方向に付勢する付勢部材と、を備え、
    前記固定フレームと前記ボタン部材とは、一方に設けられたピンと他方に設けられた係合溝とが係合することで、前記肘掛部の揺動を固定し、
    前記付勢部材は、前記ピンと前記係合溝とが係合する方向に前記ボタン部材を付勢しており、
    前記ボタン部材が前記付勢部材の付勢力に抗して押し込まれたときに、前記ピンが前記係合溝から外れて、前記肘掛部が揺動可能となる、
    アームレスト構造。
  2. 複数の前記係合溝と、前記複数の係合溝をつなぐ接続部と、を備えたガイド溝を形成し、
    前記ボタン部材および前記肘掛部が移動するときに、前記ピンが前記ガイド溝に収容された状態で移動するように構成した、
    請求項1に記載のアームレスト構造。
  3. 前記固定フレームおよび前記ボタン部材の一方は、先細りの角部を有する係合突起を備え、前記固定フレームおよび前記ボタン部材の他方は、前記係合突起の角部が嵌合する係合凹部を備え、
    前記ピンが前記係合溝に係合したときに、前記係合突起が前記係合凹部に係合するように構成した、
    請求項1または2のいずれか1項に記載のアームレスト構造。
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