JP2023015921A - 入金処理装置、入金処理方法、及び入金処理プログラム - Google Patents

入金処理装置、入金処理方法、及び入金処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】入金伝票の登録を行うだけで、発注者からの控除の登録や下請業者への控除を自動で処理して元請の担当者の負担を軽減すること。【解決手段】入金処理装置は、対象のプロジェクトについて発注者から立替金を控除した工事代金が入金されると、入金データを生成し、当該入金データについて、入金番号、調整項目、調整額、自社控除分又は下請業者控除分を指定する相殺対象区分、相殺対象区分が自社控除分の場合にプロジェクト、相殺対象区分が下請業者控除分の場合に仕入先を含む入金調整データを生成する入金処理手段と、前記入金調整データに基づいて、仕入番号、下請業者である支払先、支払項目、仕入額を含む仕入データを生成し、その際、前記入金調整データの相殺対象区分が下請業者控除分の場合は、調整額をマイナスの仕入額とするマイナスの仕訳データを生成し、また、発注額を仕入額とする仕訳データを生成する仕入処理手段と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、入金処理装置、入金処理方法、及び入金処理プログラムに関する。
例えば、発注者が工事を元請に依頼し、元請がさらに下請に依頼する場合に、工事を効率的に進めるため、駐車場代、機器リース代、産廃処理代など、元請や下請業者が負担するべき費用を発注者がまとめて負担している場合がある。発注者は元請と下請業者の負担額を控除して元請への支払いを行い、元請は下請業者の負担額を控除して下請業者への支払を行う。従来の工事代金の支払控除に関するシステムとして、例えば、特許文献1がある。
特開2018-97518号公報
しかしながら、上記特許文献1では、発注者が元請へ工事代金を支払う際に、元請や下請業者の立替金を控除して支払を行う場合の元請の控除に関して何等記載されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、発注者が元請へ工事代金を支払う際に、元請や下請業者の立替金を控除して支払を行う場合に、元請では、入金伝票の登録を行うだけで、発注者からの控除の登録や下請業者への控除を自動で処理して元請の担当者の負担を軽減することが可能な入金処理装置、入金処理方法、及び入金処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた入金処理装置であって、前記制御部は、対象のプロジェクトについて発注者から立替金を控除した工事代金が入金されると、入金番号、入金日、発注者である入金先、入金方法、入金額を含む入金データを生成し、当該入金データについて、入金番号、調整項目、調整額、自社控除分又は下請業者控除分を指定する相殺対象区分、相殺対象区分が自社控除分の場合にプロジェクト、相殺対象区分が下請業者控除分の場合に仕入先を含む入金調整データを生成する入金処理手段と、前記入金調整データに基づいて、仕入番号、仕入日、下請業者である支払先、支払項目、債務科目、仕入額を含む仕入データを生成し、その際、前記入金調整データの相殺対象区分が下請業者控除分の場合は、調整額をマイナスの仕入額とするマイナスの仕訳データを生成し、また、発注額を仕入額とする仕訳データを生成する仕入処理手段と、前記仕入データに基づいて、支払番号、支払予定日、下請業者である支払先、仕入番号、債務科目、支払額を含む支払データを生成する支払処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、前記入金処理手段は、前記入金データと前記入金調整データに基づいて、入金番号、入金消込番号、消込金額を含む入金消込データを生成することにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記入金処理手段は、前記入金データと前記入金調整データに基づいて、支払先、仕入番号、入金番号、入金先を含む業者控除データを生成することにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記制御部は、さらに、前記仕入データに基づいて、プロジェクト、原価計上年月、原価要素、原価金額を含むプロジェクト原価データを生成するプロジェクト原価処理手段を備えることにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記制御部は、さらに、前記業者控除データを参照して、その仕入番号をキーとして、前記支払データの支払額を取得し、その入金番号をキーとして、前記入金データから入金先を取得すると共に、前記入金調整データから調整額を取得し、支払先、支払番号、支払予定月、支払額、仕入番号、入金先、調整額を含む相殺同意書データを生成する相殺同意書処理手段を備えることにしてもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置で実行される入金処理方法であって、前記制御部において実行される、対象のプロジェクトについて発注者から立替金を控除した工事代金が入金されると、入金番号、入金日、発注者である入金先、入金方法、入金額を含む入金データを生成し、当該入金データについて、入金番号、調整項目、調整額、自社控除分又は下請業者控除分を指定する相殺対象区分、相殺対象区分が自社控除分の場合にプロジェクト、相殺対象区分が下請業者控除分の場合に仕入先を含む入金調整データを生成する入金処理工程と、前記入金調整データに基づいて、仕入番号、仕入日、下請業者である支払先、支払項目、債務科目、仕入額を含む仕入データを生成し、その際、前記入金調整データの相殺対象区分が下請業者控除分の場合は、調整額をマイナスの仕入額とするマイナスの仕訳データを生成し、また、発注額を仕入額とする仕訳データを生成する仕入処理工程と、前記仕入データに基づいて、支払番号、支払予定日、下請業者である支払先、仕入番号、債務科目、支払額を含む支払データを生成する支払処理工程と、を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置で実行するための入金処理プログラムであって、制御部を備えた情報処理装置で実行される入金処理方法であって、前記制御部において実行される、対象のプロジェクトについて発注者から立替金を控除した工事代金が入金されると、入金番号、入金日、発注者である入金先、入金方法、入金額を含む入金データを生成し、当該入金データについて、入金番号、調整項目、調整額、自社控除分又は下請業者控除分を指定する相殺対象区分、相殺対象区分が自社控除分の場合にプロジェクト、相殺対象区分が下請業者控除分の場合に仕入先を含む入金調整データを生成する入金処理工程と、前記入金調整データに基づいて、仕入番号、仕入日、下請業者である支払先、支払項目、債務科目、仕入額を含む仕入データを生成し、その際、前記入金調整データの相殺対象区分が下請業者控除分の場合は、調整額をマイナスの仕入額とするマイナスの仕訳データを生成し、また、発注額を仕入額とする仕訳データを生成する仕入処理工程と、前記仕入データに基づいて、支払番号、支払予定日、下請業者である支払先、仕入番号、債務科目、支払額を含む支払データを生成する支払処理工程と、を実行するための収支管理プログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、発注者が元請へ工事代金を支払う際に、元請や下請業者の立替金を控除して支払を行う場合に、元請では、入金伝票の登録を行うだけで、発注者からの控除の登録や下請業者への控除を自動で処理して元請の担当者の負担を軽減することが可能となるという効果を奏する。
図1は、入金時業者支払控除の全体像を説明するための図である。 図2は、従来の入金時業者支払控除のシステム運用を説明するための図である。 図3は、本実施の形態における入金時業者支払控除のシステム運用を説明するための図である。 図4は、本実施の形態に係る入金処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本実施の形態に係る入金処理装置の制御部の全体の処理の流れを説明するためのフローを示す図である。 図6Aは、本実施の形態に係る入金処理装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図6Bは、本実施の形態に係る入金処理装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図6Cは、本実施の形態に係る入金処理装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施の形態により限定されるものではない。
[1.概要]
例えば、発注者が工事を元請に依頼し、元請がさらに下請に依頼する場合に、工事を効率的に進めるため、駐車場代、機器リース代、産廃処理代など、元請や下請業者が負担するべき費用を発注者がまとめて負担している場合がある。発注者は元請と下請業者の負担額を控除して元請への支払いを行い、元請は下請業者の負担額を控除して下請業者への支払を行う。
しかしながら、従来、元請は、発注者からの控除と下請業者への控除について、入金伝票と支払伝票を別々に登録する必要があった。すなわち、伝票を2回起票する必要があった。また、どの発注者から控除されたものが、どの下請業者への控除となるのかも入金伝票と支払伝票に摘要として残しておかなければ紐付けもできなかった。また、それぞれの伝票から発生する控除額は仕訳伝票上では相殺される必要がある。そのため、担当者が金額や費目の打ち間違いがないかを突き合わせて確認する手間が掛かっており、担当者の負担が大きかった。
そこで、本実施の形態では、元請では、入金伝票の登録のみで、発注者からの控除を登録すると共に、下請業者への控除までも自動で発生させることで、元請の担当者の負担を軽減する。すなわち、従来は、この一連の業務は元請業者が入金伝票と支払伝票を別々に登録することで運用していたが、本実施の形態では、入金伝票の登録のみで完結できる機能を実装した。
図1は、入金時業者支払控除の全体像を説明するための図である。図1において、元請・下請業者が負担するべき駐車場代、リース代、産廃処理代等を発注者が立て替えている場合、発注者から元請への支払時に立て替え分が控除される。
(T1)まず、発注者は、元請に発注する(発注金額:100,000千円)。(T2)元請は、下請業者に発注する(発注金額:5,000千円)。(T3)発注者は、工事期間中、工事現場近隣の駐車場を契約する(契約金額:3,000千円)。(T4)元請は発注者が契約した駐車場を利用(利用額:1,600千円)し、(T5)下請業者は発注者が契約した駐車場を利用(利用額:400千円)する。
(T6)下請業者は、元請に工事代金を請求する(請求金額:5,000千円)。(T7)元請は、発注者に工事代金を請求する(請求金額:100,000千円)。(T8)発注者は、元請に工事代金を支払う(支払金額:98,000千円)。ここでは、発注金額:100,000千円から元請、下請業者の駐車場利用分を控除(控除額1,600千円+400千円)した98,000千円を支払う。(T9)元請業者は、下請業者に工事代金を支払う(支払金額:4,600千円)。ここでは、発注金額:5,000千円から下請業者の駐車場利用分を控除(控除額400千円)した4,600千円を支払う。
図2は、従来の入金時業者支払控除のシステム運用を説明するための図である。
(1)入金入力
発注者からの入金処理時に、入金金額98,000千円、控除額2,000千円を元に、請求金額100,000千円の消込を行う。入金伝票の起票時に控除額を登録し、それがどの下請業者への控除なのかを摘要に記載する。
(2)仕入入力(立替金登録)
発注者から控除された、下請業者が利用した駐車場代400千円を、支払予定-400千円として登録する(原価へは影響させない)。別途マイナスの支払伝票を起票して控除額の相殺を登録し、それがどの発注者からの控除なのかを摘要に記載する。
(3)仕入入力
下請業者からの請求金額5,000千円から、原価計上及び支払予定5,000千円を登録する。
(4)支払決済
下請業者への支払予定5,000千円-400千円より、4,600千円を支払う。
図3は、本実施の形態での入金時業者支払控除のシステム運用を説明するための図である。
(1)入金入力
発注者からの入金処理時に、入金金額98,000千円、控除額2,000千円を元に、請求金額100,000千円の消込を行う。発注者からの入金時に下請業者への控除があった場合、どの下請業者への控除かを登録する。
(2)入金入力(入金調整)
(1)の控除額2,000千円のうち元請業者分の400千円を、支払予定-400千円として自動作成する。下請業者への控除情報からマイナスの支払伝票を自動的に作成する。
(3)仕入入力
下請業者からの請求金額5,000千円から、原価計上及び支払予定5,000千円を登録する。
(4)支払決済
下請業者への支払予定5,000千円-400千円より、4,600千円を支払う。
(5)相殺同意書
下請業者へ控除情報を通知する。発注者と下請業者の紐付けを確認できる帳票(相殺同意書)を発行する。
本実施の形態の入金処理装置は、建設工事、設備工事、土木工事業等の工事において、
下請業者までを含む工事の元請に広く利用可能である。
[2.構成]
図4を参照して、本実施の形態に係る入金処理装置の一例について説明する。図4は、本実施の形態に係る入金処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図4において、入金処理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、入金処理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
入金処理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。入金処理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、入金処理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、入金処理装置100と、販売管理システム400、会計システム500、及びサーバ200等とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、および、マイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、および、ファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等を用いることができる。また、記憶部106は、データファイル106aを備えている。
データファイル106aは、工事契約データ、請求データ、入金データ、入金調整データ、入金消込データ、業者控除データ、仕入データ、支払データ、プロジェクト原価データ、相殺同意書データ等の各種データを格納するためのファイルである。
工事契約データは、プロジェクトNO、プロジェクト名、請求先コード、請求先名、受注金額のデータを含んでいてもよい。
請求データは、請求NO、回収予定日、請求先コード、請求先名、請求項目コード、請求項目名、債権科目コード、債権科目名、入金方法コード、入金方法名、請求額のデータを含んでいてもよい。
入金データは、入金NO、入金日、入金先コード、入金先名、入金方法コード、入金方法名、入金額のデータを含んでいてもよい。
入金調整データは、入金NO、調整明細NO、調整項目コード、調整項目名、調整額、相殺対象区分(1:自社控除分、2:下請業者控除分)、相殺対象区分名(自社控除分、下請業者控除分)、プロジェクトNO、プロジェクト名、仕入先コード、仕入先名のデータを含んでいてもよい。
相殺対象区分=1の時は、入力画面でプロジェクトNO入力可、仕入先コード入力不可となっている。相殺対象区分=2の時は、入力画面でプロジェクトNO入力不可、仕入先コード入力可になっている。相殺対象区分=2の場合は、マイナスの仕入データを生成する。
入金消込データは、入金NO、入金消込NO、消込行NO、消込金額のデータを含んでいてもよい。
業者控除データは、支払先コード、支払先名、仕入NO、入金NO、調整明細NO、入金先コード、入金先名のデータを含んでいてもよい。入金調整データと仕入データを紐付ける業者控除データによって、後から相殺同意書を生成することができる。
仕入データは、仕入NO、仕入日、支払先コード、支払先名、支払項目コード、支払項目名、債務科目コード、債務科目名、支払方法コード、支払方法名、仕入額、プロジェクトNO、プロジェクト名を含んでいてもよい。
支払データは、支払NO、支払予定日、支払先コード、支払先名、仕入NO、債務科目コード、債務科目名、支払方法コード、支払方法名、支払額のデータを含んでいてもよい。
プロジェクト原価データは、プロジェクトNO、プロジェクト名、原価計上年月、原価要素コード、原価要素名、原価金額のデータを含んでいてもよい。
相殺同意書データは、支払先コード、支払先名、支払NO、支払予定月、支払額、仕入NO、入金NO、調整明細NO、入金先コード、入金先名、調整額のデータを含んでいてもよい。
制御部102は、入金処理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、工事契約処理部102aと、請求処理部102bと、入金処理部102cと、仕入処理部102dと、支払処理部102eと、プロジェクト原価処理部102fと、相殺同意書処理部102gと、画面表示制御部102hと、を備えている。
工事契約処理部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、プロジェクト(プロジェクトNO及び/又はプロジェクト名)、請求先(請求先コード及び/又は請求先名)、受領金額を含む工事契約データを作成して、データファイル106aに登録する。
請求処理部102bは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、工事契約データに基づいて、請求NO、回収予定日、請求先(請求先コード及び/又は請求先名)、請求項目(請求項目コード及び/又は請求項目名)、債権科目(債権科目コード及び/又は債権科目名)、入金方法(入金方法コード及び/又は入金方法名)、請求額を含む請求データを生成して、データファイル106aに登録する。
入金処理部102cは、入金先(請求先)から入金があった場合に、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金NO、入金日、入金先(入金先コード及び/又は入金先名)、入金方法(入金方法コード及び/又は入金方法名)、入金額を含む入金データを生成して、データファイル106aに登録する。
また、入金処理部102cは、入金データを作成した場合に、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金NO、調整明細NO、調整項目コード、調整項目名、調整額、相殺対象区分、相殺対象区分名、プロジェクトNO、プロジェクト名、仕入先コード、仕入先名を含む入金調整データを生成して、データファイル106aに登録する。
また、入金処理部102cは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金データと入金調整データに基づいて、入金番号、入金消込番号、消込金額を含む入金消込データを生成して、データファイル106aに登録する。
また、入金処理部102cは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金データと入金調整データに基づいて、業者控除データを生成して、データファイル106aに登録する。
仕入処理部102dは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金調整データに基づいて、仕入番号、仕入日、下請業者である支払先、支払項目、債務科目、仕入額を含む仕入データを生成して、データファイル106aに登録し、その際、入金調整データの相殺対象区分が下請業者控除分の場合は、調整額をマイナスの仕入額とするマイナスの仕訳データを生成し、また、発注額を仕入額とする仕訳データを生成する。
支払処理部102eは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、仕入データに基づいて、支払番号、支払予定日、下請業者である支払先、仕入番号、債務科目、支払額を含む支払データを生成して、データファイル106aに登録する。
プロジェクト原価処理部102fは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、仕入データに基づいて、プロジェクト、原価計上年月、原価要素、原価金額を含むプロジェクト原価データを生成して、データファイル106aに登録する。
相殺同意書処理部102gは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、業者控除データを参照して、その仕入番号をキーとして、支払データの支払額を取得し、その入金番号をキーとして、入金データから入金先を取得すると共に、入金調整データから調整額を取得し、支払先、支払番号、支払予定月、支払額、仕入番号、入金先、調整額を含む相殺同意書データを生成して、データファイル106aに登録する。
画面表示制御部102hは、例えば、モニタ114に表示する各種画面(例えば、各種データの入力画面)の表示及びその入力の受付を制御する。
[3.具体例]
本実施の形態に係る入金処理装置100の処理の具体例について、図4~図6を参照して説明する。図5は、本実施の形態に係る入金処理装置100の全体の処理の流れを説明するためのフローを示す図である。図6A~図6Cは、本実施の形態に係る入金処理装置100の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
(3-1.全体の処理)
図5を参照して、本実施の形態に係る入金処理装置100の全体の処理の流れを説明する。
図5において、工事契約処理部102aは、工事契約処理部102aは、工事契約入力処理を実行する(ステップS1)。具体的には、工事契約入力処理では、工事契約処理部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、プロジェクト(プロジェクトNO及び/又はプロジェクト名)、請求先(請求先コード及び/又は請求先名)、受領金額を含む工事契約データを作成して、データファイル106aに登録する。
請求処理部102bは、請求入力処理を実行する(ステップS2)。具体的には、請求入力処理では、請求処理部102bは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、工事契約データに基づいて、請求NO、回収予定日、請求先(請求先コード及び/又は請求先名)、請求項目(請求項目コード及び/又は請求項目名)、債権科目(債権科目コード及び/又は債権科目名)、入金方法(入金方法コード及び/又は入金方法名)、請求額を含む請求データを生成して、データファイル106aに登録する。
入金処理部102cは、入金入力処理を実行する(ステップS3)。図3の(1)に対応している。具体的には、入金入力処理では、入金処理部102cは、入金先(請求先)から入金があった場合に、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金NO、入金日、入金先(入金先コード及び/又は入金先名)、入金方法(入金方法コード及び/又は入金方法名)、入金額を含む入金データを生成して、データファイル106aに登録する。
入金処理部102cは、入金調整処理を実行する(ステップS4)。図3の(2)に対応している。具体的には、入金調整処理では、入金処理部102cは、入金データを作成した場合に、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金NO、調整明細NO、調整項目コード、調整項目名、調整額、相殺対象区分、相殺対象区分名、プロジェクトNO、プロジェクト名、仕入先コード、仕入先名を含む入金調整データを生成して、データファイル106aに登録する。
入金処理部102cは、入金消込処理を実行する(ステップS5)。具体的には、入金消込処理では、入金処理部102cは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金データと入金調整データに基づいて、入金番号、入金消込番号、消込金額を含む入金消込データを生成して、データファイル106aに登録する。
入金処理部102cは、業者控除処理を実行する(ステップS6)。具体的には、業者控除処理では、入金処理部102cは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金データと入金調整データに基づいて、業者控除データを生成して、データファイル106aに登録する。
仕入処理部102dは、仕入入力処理を実行する(ステップS7)。図3の(3)に対応している。具体的には、仕入入力処理では、仕入処理部102dは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金調整データに基づいて、仕入番号、仕入日、下請業者である支払先、支払項目、債務科目、仕入額を含む仕入データを生成して、データファイル106aに登録する。その際、入金調整データの相殺対象区分が下請業者控除分の場合は、調整額をマイナスの仕入額とするマイナスの仕訳データを生成し、また、発注額を仕入額とする仕訳データを生成する。
支払処理部102eは、支払入力処理を実行する(ステップS8)。図3の(4)に対応している。具体的には、支払入力処理では、支払処理部102eは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、仕入データに基づいて、支払番号、支払予定日、下請業者である支払先、仕入番号、債務科目、支払額を含む支払データを生成して、データファイル106aに登録する。
プロジェクト原価処理部102fは、プロジェクト原価生成処理を実行する(ステップS9)。具体的には、プロジェクト原価生成処理では、プロジェクト原価処理部102fは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、仕入データに基づいて、プロジェクト、原価計上年月、原価要素、原価金額を含むプロジェクト原価データを生成して、データファイル106aに登録する。
相殺同意書処理部102gは、相殺同意書生成処理を実行する(ステップS10)。図3の(5)に対応している。具体的には、相殺同意書生成処理では、相殺同意書処理部102gは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、業者控除データを参照して、その仕入番号をキーとして、前記支払データの支払額を取得し、その入金番号をキーとして、前記入金データから入金先を取得すると共に、前記入金調整データから調整額を取得し、支払先、支払番号、支払予定月、支払額、仕入番号、入金先、調整額を含む相殺同意書データを生成して、データファイル106aに登録する。相殺同意書データは、下請業者に送付(通知)する。
(3-2.サンプルデータ)
図6A~図6Cのサンプルデータを参照して、本実施の形態に係る入金処理装置100の処理の具体例を説明する。
(S1:工事契約入力処理)。
工事契約処理部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、プロジェクト(プロジェクトNO及び/又はプロジェクト名)、請求先(請求先コード及び/又は請求先名)、受領金額を含む工事契約データを作成して、データファイル106aに登録する。
図6A(A)は、工事契約データのデータ例を示している。図6A(A)に示す工事契約データの例では、プロジェクトNO「PJ001」、プロジェクト名「○○工事」、請求先コード「TSK001」、請求先名「○○建設」、受注金額「100,000,000」となっている。
(S2:請求入力処理)。
請求処理部102bは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、工事契約データに基づいて、請求NO、回収予定日、請求先(請求先コード及び/又は請求先名)、請求項目(請求項目コード及び/又は請求項目名)、債権科目(債権科目コード及び/又は債権科目名)、入金方法(入金方法コード及び/又は入金方法名)、請求額を含む請求データを生成して、データファイル106aに登録する。
図6A(B)は、請求データのデータ例を示す図である。図6A(B)に示す請求データの例では、1行目は、請求NO「SK001」、回収予定日「20XX年X月X日」、請求先コード「TSK001」、請求先名「○○建設」、請求項目コード「SE001」、請求項目名「工事完成」、債権科目コード「SK001」、債権科目名「完成工事未収入金」、入金方法コード「NY1001」、入金方法名「振込」、請求額「100,000,000」となっている。
(S3:入金入力処理)
入金処理部102cは、入金先(請求先)から入金があった場合に、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金NO、入金日、入金先(入金先コード及び/又は入金先名)、入金方法(入金方法コード及び/又は入金方法名)、入金額を含む入金データを生成して、データファイル106aに登録する。
図6B(C)は、入金データのデータ例を示す図である。図6B(C)に示す入金データの例では、1行目は、入金NO「NY001」、入金日「20XX年X月X日」、入金先コード「TSK001」、入金先名「○○建設」、入金方法コード「NY1001」、入金方法名「振込」、入金額「98,000,000」となっている。
(S4:入金調整処理)
入金処理部102cは、入金データを作成した場合に、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金NO、調整明細NO、調整項目コード、調整項目名、調整額、相殺対象区分、相殺対象区分名、プロジェクトNO、プロジェクト名、仕入先コード、仕入先名を含む入金調整データを生成して、データファイル106aに登録する。
図6B(D)は、入金調整データのデータ例を示す図である。入力画面では、相殺対象区分=1の時は、プロジェクトNO入力可、仕入先コード入力不可となっており、相殺対象区分=2の時は、プロジェクトNO入力不可、仕入先コード入力可になっている。相殺対象区分=2の場合は、マイナスの仕入データを生成する。
図6B(D)に入金調整データの例では、1行目は、入金NO「NY001」、調整明細NO「1」、調整項目コード「TYS001」、調整項目名「駐車場代(原)」、調整額「1,600,000」、相殺対象区分「1」、相殺対象区分名「自社控除分」、プロジェクトNO「PJ001」、プロジェクト名「○○工事」となっている。
2行目は、入金NO「NY001」、調整明細NO「2」、調整項目コード「TYS002」、調整項目名「立替金」、調整額「400,000」、相殺対象区分「2」、相殺対象区分名「業者控除分」、仕入先コード「TSH001」、仕入先名「○○工務店」となっている。
(S5:入金消込処理)
入金処理部102cは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金データと入金調整データに基づいて、入金番号、入金消込番号、消込金額を含む入金消込データを生成して、データファイル106aに登録する。
図6B(E)は、入金消込データのデータ例を示す図である。図6B(E)に示す入金消込データの例では、1行目は、入金NO「NY001」、入金消込NO「NK001」、消込行NO「1」、消込金額「98,000,000」、2行目は、入金NO「NY001」、入金消込NO「NK001」、消込行NO「2」、消込金額「1,600,000」、3行目は、入金NO「NY001」、入金消込NO「NK001」、消込行NO「3」、消込金額「400,000」となっている。
(S6:業者控除処理)
入金処理部102cは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金データと入金調整データに基づいて、業者控除データを生成して、データファイル106aに登録する。業者控除データは、入金調整データと仕入データを紐付けるためのデータであり、業者控除データに基づいて、後から相殺同意書データを生成することができる。
図6B(F)は、業者控除データのデータ例を示す図である。図6B(F)に示す業者控除データの例では、支払先コード「TSH001」、支払先名「○○工務店」、仕入NO「SY001」、入金NO「NY001」、調整明細NO「2」、入金先コード「TSK001」、支払先名「○○建設」となっている。
(S7:仕入入力処理)
仕入処理部102dは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、入金調整データに基づいて、仕入番号、仕入日、下請業者である支払先、支払項目、債務科目、仕入額を含む仕入データを生成して、データファイル106aに登録する。その際、入金調整データの相殺対象区分=2:業者控除分について、調整額をマイナスの仕入額とするマイナスの仕訳データと、発注額を仕入額とする仕訳データを生成する。調整データの相殺対象区分=1:自社控除分については、自社控除分であるので、仕入データを生成しない。
図6B(G)は、図6B(D)の入金調整データの2行目の相殺対象区分=2:業者控除分の場合の仕入データの例を示す図である。図6B(G)に示す例では、仕入NO「SY001」、仕入日「20XX年X月X日」、支払先コード「TSH001」、支払先名「○○工務店」、支払項目コード「SI099」、支払項目名「立替金」、債務科目コード「SM001」、債務科目名「工事未払金」、支払方法コード「SH2001」、支払方法名「振込」、仕入額「-400,000」となっている。
図6B(H)は、下請業者(○○工務店)からの請求金額(発注金額)「5,000,000」に基づく仕訳データの例を示す図である。図6B(H)に示す例では、仕入NO「SY002」、仕入日「20XX年X月Y日」、支払先コード「TSH001」、支払先名「○○工務店」、支払項目コード「SI001」、支払項目名「○○作業」、債務科目コード「SM001」、債務科目名「工事未払金」、支払方法コード「SH2001」、支払方法名「振込」、仕入額「5,000,000」、プロジェクトNO「PJ001」、プロジェクト名「○○工事」となっている。
(S8:支払処理部)
支払処理部102eは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、仕入データに基づいて、支払番号、支払予定日、下請業者である支払先、仕入番号、債務科目、支払額を含む支払データを生成して、データファイル106aに登録する。
図6B(I)は、支払データのデータ例を示す図である。図6B(I)に示す例では、1行目は、支払NO「SH001」、支払予定日「20XX年Z月Z日」、支払先コード「TSH001」、支払先名「○○工務店」、仕入NO「SY001」、債務科目コード「SM001」、債務科目名「工事未払金」、支払方法コード「SH2001」、支払方法名「振込」、支払額「-400,000」、2行目は、支払NO「SH001」、支払予定日「20XX年Z月Z日」、支払先コード「TSH001」、支払先名「○○工務店」、仕入NO「SY002」、債務科目コード「SM001」、債務科目名「工事未払金」、支払方法コード「SH2001」、支払方法名「振込」、支払額「5,000,000」となっている。
(S9:プロジェクト原価生成処理)
プロジェクト原価処理部102fは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、仕入データに基づいて、プロジェクト、原価計上年月、原価要素、原価金額を含むプロジェクト原価データを生成して、データファイル106aに登録する。
図6C(J)は、プロジェクト原価データのデータ例を示す図である。図6C(J)に示す例では、プロジェクトNO「PJ001」、プロジェクト名「○○工事」、原価計上年月「20XX年Z月」、原価要素コード「GK001」、原価要素名「外注費」、原価金額「5,000,000」となっている。原価の計上額は、相殺前の「5,000,000」とする。原価元帳や原価集計表で確認可能である。
(S10:相殺同意書処理)
相殺同意書処理部102gは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、業者控除データを参照して、その仕入番号をキーとして、前記支払データの支払額を取得し、その入金番号をキーとして、入金データから入金先を取得すると共に、入金調整データから調整額を取得し、支払先、支払番号、支払予定月、支払額、仕入番号、入金先、調整額を含む相殺同意書データを生成して、データファイル106aに登録する。
図6C(K)は、相殺同意書データのデータ例を示す図である。業者控除データを参照して、その仕入NOから支払データの支払NO単位の支払額を取得し、その入金NOとその調整明細NOから入金データと入金調整データより入金先と調整額を取得する。図6C(K)に示す例では、支払先コード「TSH001」、支払先名「○○工務店」、支払NO「SH001」、支払予定月「20XX年Z月」、支払額「4,600,000」、仕入NO「SY001」、入金NO「NY001」、調整明細NO「2」、入金先コード「TSK001」、入金先名「○○建設」、調整額「400,000」となっている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、対象のプロジェクトについて発注者から立替金を控除した工事代金が入金されると、入金番号、入金日、発注者である入金先、入金方法、入金額を含む入金データを生成し、当該入金データについて、入金番号、調整項目、調整額、自社控除分又は下請業者控除分を指定する相殺対象区分、相殺対象区分が自社控除分の場合にプロジェクト、相殺対象区分が下請業者控除分の場合に仕入先を含む入金調整データを生成する入金処理部102cと、入金調整データに基づいて、仕入番号、仕入日、下請業者である支払先、支払項目、債務科目、仕入額を含む仕入データを生成し、その際、前記入金調整データの相殺対象区分が下請業者控除分の場合は、調整額をマイナスの仕入額とするマイナスの仕訳データを生成し、また、発注額を仕入額とする仕訳データを生成する仕入処理部102dと、前記仕入データに基づいて、支払番号、支払予定日、下請業者である支払先、仕入番号、債務科目、支払額を含む支払データを生成する支払処理部102eと、を備えているので、発注者が元請へ工事代金を支払う際に、元請や下請業者の立替金を控除して支払を行う場合に、元請では、入金伝票の登録を行うだけで、発注者からの控除の登録や下請業者への控除を自動で処理して元請の担当者の負担を軽減することが可能となる。
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、入金処理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、入金処理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて入金処理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部106などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部102を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、入金処理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、入金処理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、入金処理装置100は、当該情報処理装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能付加に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
100 入金処理装置
102 制御部
102a 工事契約処理部
102b 請求処理部
102c 入金処理部
102d 仕入処理部
102e 支払処理部
102f プロジェクト原価処理部
102g 相殺同意書処理部
102h 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a データファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (7)

  1. 制御部を備えた入金処理装置であって、
    前記制御部は、
    対象のプロジェクトについて発注者から立替金を控除した工事代金が入金されると、入金番号、入金日、発注者である入金先、入金方法、入金額を含む入金データを生成し、当該入金データについて、入金番号、調整項目、調整額、自社控除分又は下請業者控除分を指定する相殺対象区分、相殺対象区分が自社控除分の場合にプロジェクト、相殺対象区分が下請業者控除分の場合に仕入先を含む入金調整データを生成する入金処理手段と、
    前記入金調整データに基づいて、仕入番号、仕入日、下請業者である支払先、支払項目、債務科目、仕入額を含む仕入データを生成し、その際、前記入金調整データの相殺対象区分が下請業者控除分の場合は、調整額をマイナスの仕入額とするマイナスの仕訳データを生成し、また、発注額を仕入額とする仕訳データを生成する仕入処理手段と、
    前記仕入データに基づいて、支払番号、支払予定日、下請業者である支払先、仕入番号、債務科目、支払額を含む支払データを生成する支払処理手段と、
    を備えたことを特徴とする入金処理装置。
  2. 前記入金処理手段は、前記入金データと前記入金調整データに基づいて、入金番号、入金消込番号、消込金額を含む入金消込データを生成することを特徴とする請求項1に記載の入金処理装置。
  3. 前記入金処理手段は、前記入金データと前記入金調整データに基づいて、支払先、仕入番号、入金番号、入金先を含む業者控除データを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の入金処理装置。
  4. 前記制御部は、さらに、
    前記仕入データに基づいて、プロジェクト、原価計上年月、原価要素、原価金額を含むプロジェクト原価データを生成するプロジェクト原価処理手段を備えたことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の入金処理装置。
  5. 前記制御部は、さらに、
    前記業者控除データを参照して、その仕入番号をキーとして、前記支払データの支払額を取得し、その入金番号をキーとして、前記入金データから入金先を取得すると共に、前記入金調整データから調整額を取得し、支払先、支払番号、支払予定月、支払額、仕入番号、入金先、調整額を含む相殺同意書データを生成する相殺同意書処理手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の入金処理装置。
  6. 制御部を備えた情報処理装置で実行される入金処理方法であって、
    前記制御部において実行される、
    対象のプロジェクトについて発注者から立替金を控除した工事代金が入金されると、入金番号、入金日、発注者である入金先、入金方法、入金額を含む入金データを生成し、当該入金データについて、入金番号、調整項目、調整額、自社控除分又は下請業者控除分を指定する相殺対象区分、相殺対象区分が自社控除分の場合にプロジェクト、相殺対象区分が下請業者控除分の場合に仕入先を含む入金調整データを生成する入金処理工程と、
    前記入金調整データに基づいて、仕入番号、仕入日、下請業者である支払先、支払項目、債務科目、仕入額を含む仕入データを生成し、その際、前記入金調整データの相殺対象区分が下請業者控除分の場合は、調整額をマイナスの仕入額とするマイナスの仕訳データを生成し、また、発注額を仕入額とする仕訳データを生成する仕入処理工程と、
    前記仕入データに基づいて、支払番号、支払予定日、下請業者である支払先、仕入番号、債務科目、支払額を含む支払データを生成する支払処理工程と、
    を含むことを特徴とする入金処理方法。
  7. 制御部を備えた情報処理装置で実行するための入金処理プログラムであって、
    前記制御部において、
    対象のプロジェクトについて発注者から立替金を控除した工事代金が入金されると、入金番号、入金日、発注者である入金先、入金方法、入金額を含む入金データを生成し、当該入金データについて、入金番号、調整項目、調整額、自社控除分又は下請業者控除分を指定する相殺対象区分、相殺対象区分が自社控除分の場合にプロジェクト、相殺対象区分が下請業者控除分の場合に仕入先を含む入金調整データを生成する入金処理工程と、
    前記入金調整データに基づいて、仕入番号、仕入日、下請業者である支払先、支払項目、債務科目、仕入額を含む仕入データを生成し、その際、前記入金調整データの相殺対象区分が下請業者控除分の場合は、調整額をマイナスの仕入額とするマイナスの仕訳データを生成し、また、発注額を仕入額とする仕訳データを生成する仕入処理工程と、
    前記仕入データに基づいて、支払番号、支払予定日、下請業者である支払先、仕入番号、債務科目、支払額を含む支払データを生成する支払処理工程と、
    を実行するための入金処理プログラム。
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