JP7296510B1 - 業務支援装置、業務支援方法、及び、業務支援プログラム - Google Patents

業務支援装置、業務支援方法、及び、業務支援プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 0007296510000001
【課題】取崩データを一定のタイミングで発生させることで、適切な原価管理を可能とする。
【解決手段】見做原価計上入力画面表示制御部が、発注データに基づいて、発注済であるが未仕入の金額を示す発注残金額、及び、計上する見做原価の見做原価計上金額の入力欄を含む見做原価計上入力画面を表示部に表示する。仕入入力画面表示制御部は、発注データに基づいて、仕入金額を計上するための仕入入力画面を表示部に表示する。データ生成部は、仕入入力画面を介して仕入金額が計上された際に、計上された仕入金額で、見做原価計上入力画面を介して入力された見做原価計上金額の取り崩しを行った取り崩しデータを生成する。仕入金額が計上されたタイミングで見做原価計上金額の取り崩しを行うことができ、適切な原価管理を可能とすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、業務支援装置、業務支援方法、及び、業務支援プログラムに関する。
今日において、工事が完了した月に、仕入先からの請求書が月末までに届いていないために、材料費及び外注費等の仕入の計上ができないことが多々ある。このため、例えば大口の工事においては、見做の原価金額を原価振替によって発生させ、翌月の月初にマイナス金額を発生させることで調整することが一般的である。
特許文献1(特開2019-079233号公報)に開示されている原価計上装置は、売上時に、売上時発生原価および売上時未達原価と売上時見込原価とを含む売上時仮原価を設定し、売上月発生原価、売上月の累積未達原価及び売上月の累積見込原価を算出し、売上月の累積未達原価と売上月の累積見込原価とを含む売上月仮原価に関する仕訳データを作成する。また、月初に、前月に作成された累積未達原価及び累積見込原価に関する仕訳データを取り消すための逆仕訳データを作成し、売上月後の各月に、当月発生原価、当月の累積未達原価および当月の累積見込原価を算出し、当月の累積未達原価と当月の累積見込原価とを含む月次仮原価に関する仕訳データを作成する。これにより、仮原価として計上した仕訳を翌月初に取消し、売上後毎月次、最終予想原価を評価した金額を仮原価として計上可能となっている。
特開2019-079233号公報
しかし、見做原価計上の対象になった発注データに対して、翌月に仕入計上される場合もあれば、工事完了の何か月も先に仕入計上される場合もある。このため、従来は、取崩データの発生タイミングが定まっておらず、原価管理に支障を来す問題があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、取崩データを一定のタイミングで発生させることで、適切な原価管理を可能とした業務支援装置、業務支援方法、及び、業務支援プログラムの提供を目的とする。
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る業務支援装置は、発注データに基づいて、発注済であるが未仕入の金額を示す発注残金額、及び、計上する見做原価の見做原価計上金額の入力欄を含む見做原価計上入力画面を表示部に表示する見做原価計上入力画面表示制御部と、発注データに基づいて、仕入金額を計上するための仕入入力画面を表示部に表示する仕入入力画面表示制御部と、仕入入力画面を介して仕入金額が計上された際に、計上された仕入金額で、見做原価計上入力画面を介して入力された見做原価計上金額の取崩を行った取崩データを生成するデータ生成部と、発注データは、発注金額、発注金額に対する仕入済金額、及び、発注金額と同額の仕入済金額が入力された際に仕入の完了とされ、仕入済金額が発注金額未満の間は仕入の未完了とされる仕入完了区分を含み、見做原価計上入力画面表示制御部は、発注データの仕入完了区分が未完了となっている発注残金額として、発注金額から仕入済金額を減算処理した金額を見做原価計上入力画面に表示し、発注データの仕入完了区分が完了となっている発注残金額としては「0」を表示する。
また、上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る業務支援方法は、見做原価計上入力画面表示制御部が、発注データに基づいて、発注済であるが未仕入の金額を示す発注残金額、及び、計上する見做原価の見做原価計上金額の入力欄を含む見做原価計上入力画面を表示部に表示する見做原価計上入力画面表示制御ステップと、仕入入力画面表示制御部が、発注データに基づいて、仕入金額を計上するための仕入入力画面を表示部に表示する仕入入力画面表示制御ステップと、データ生成部が、仕入入力画面を介して仕入金額が計上された際に、計上された仕入金額で、見做原価計上入力画面を介して入力された見做原価計上金額の取崩を行った取崩データを生成するデータ生成ステップと、を備え、発注データは、発注金額、発注金額に対する仕入済金額、及び、発注金額と同額の仕入済金額が入力された際に仕入の完了とされ、仕入済金額が発注金額未満の間は仕入の未完了とされる仕入完了区分を含み、見做原価計上入力画面表示制御ステップでは、発注データの仕入完了区分が未完了となっている発注残金額として、発注金額から仕入済金額を減算処理した金額を見做原価計上入力画面に表示し、発注データの仕入完了区分が完了となっている発注残金額としては「0」を表示する。
また、上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る業務支援プログラムは、コンピュータを、発注データに基づいて、発注済であるが未仕入の金額を示す発注残金額、及び、計上する見做原価の見做原価計上金額の入力欄を含む見做原価計上入力画面を表示部に表示する見做原価計上入力画面表示制御部と、発注データに基づいて、仕入金額を計上するための仕入入力画面を表示部に表示する仕入入力画面表示制御部と、仕入入力画面を介して仕入金額が計上された際に、計上された仕入金額で、見做原価計上入力画面を介して入力された見做原価計上金額の取崩を行った取崩データを生成するデータ生成部として機能させ、発注データは、発注金額、発注金額に対する仕入済金額、及び、発注金額と同額の仕入済金額が入力された際に仕入の完了とされ、仕入済金額が発注金額未満の間は仕入の未完了とされる仕入完了区分を含み、見做原価計上入力画面表示制御部は、発注データの仕入完了区分が未完了となっている発注残金額として、発注金額から仕入済金額を減算処理した金額を見做原価計上入力画面に表示し、発注データの仕入完了区分が完了となっている発注残金額としては「0」を表示する。
本発明は、取崩データを一定のタイミングで発生させることができる。このため、適切な原価管理を行うことができる。
図1は、実施の形態の製造支援装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態の製造支援装置の発注入力から仕入入力までの動作概要を示す図である。 図3は、受注データの一例を示す図である。 図4は、発注入力画面の一例を示す図である。 図5は、発注入力画面の発注明細画面の一例を示す図である。 図6は、発注データの一例を示す図である。 図7は、見做原価計上入力画面の一例を示す図である。 図8は、見做原価計上データの一例を示す図である。 図9は、仕訳データの一例を示す図である。 図10は、売上入力画面の一例を示す図である。 図11は、売上データの一例を示す図である。 図12は、仕訳データの他の例を示す図である。 図13は、仕入入力画面の一例を示す図である。 図14は、仕入明細画面の一例を示す図である。 図15は、仕入データの一例を示す図である。 図16は、発注データ(発注明細データ)の他の例を示す図である。 図17は、見做原価計上データの他の例を示す図である。 図18は、見做原価取崩データの一例を示す図である。 図19は、仕訳データのさらに他の例を示す図である。 図20は、仕入入力画面の他の例を示す図である。 図21は、仕入明細画面の他の例を示す図である。 図22は、仕入データの他の例を示す図である。 図23は、発注データ(発注明細データ)のさらに他の例を示す図である。 図24は、見做原価計上明細データの一例を示す図である。 図25は、見做原価取崩データの一例を示す図である。 図26は、仕訳データの一例を示す図である。
以下、本発明を適用した実施の形態となる業務支援装置を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、このような実施の形態に本発明が限定されるものではない。
(ハードウェア構成)
図1は、実施の形態の業務支援装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。この図1に示す業務支援装置1は、記憶部2、制御部3、通信インターフェース部4及び入出力インターフェース部5を備えている。入出力インターフェース部5には、入力装置6及び出力装置7が接続されている。出力装置7としては、モニタ装置(家庭用テレビを含む)等の表示部を用いることができる。入力装置6としては、キーボード装置、マウス装置及びマイクロホン装置等の他、マウス装置と協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタ装置等を用いることができる。
通信インターフェース部4は、例えばインターネット等の広域網又はLAN(Local Area Network)等のプライベート網に接続される。
記憶部2としては、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を用いることができる。記憶部2には、業務支援動作を可能とする業務支援プログラムが記憶されている他、業務オペレータからの入力操作に基づいて生成される各種データ、及び、業務支援プログラムの実行により生成される各種データが記憶される。すなわち、詳しくは後述するが、記憶部2には、受注データ、発注データ、見做原価計上データ、仕訳データ、売上データ、仕入データ、及び、見做原価取崩データ等の各種データが記憶される。
(業務支援装置の機能構成)
次に、制御部3は、記憶部2に記憶されている業務支援プログラムを実行することで、表示制御部20、データ生成部23、記憶制御部24及び算出部25として機能する。表示制御部20は、見做原価計上入力画面表示制御部21及び仕入入力画面表示制御部22の各機能を含む。
見做原価計上入力画面表示制御部21は、発注データに基づいて、発注済であるが未仕入の金額を示す発注残金額、及び、計上する見做原価の見做原価計上金額の入力欄を含む見做原価計上入力画面を、表示部の一例である出力装置7を介して表示する。仕入入力画面表示制御部22は、発注データに基づいて、仕入金額を計上するための仕入入力画面を出力装置7に表示する。データ生成部23は、仕入入力画面を介して仕入金額が計上された際に、計上された仕入金額で、見做原価計上入力画面を介して入力された見做原価計上金額の取崩を行った取崩データを生成する。
また、見做原価計上入力画面表示制御部21は、見做原価計上金額の入力欄のみを、入力操作可能とした状態で見做原価計上入力画面の表示を行う。
また、発注データは、発注金額、発注金額に対する仕入済金額、及び、発注金額と同額の仕入済金額が入力された際に仕入の完了とされ、仕入済金額が発注金額未満の間は仕入の未完了とされる仕入完了区分を含んで構成される。見做原価計上入力画面表示制御部21は、発注データの仕入完了区分が未完了となっている発注残金額として、発注金額から仕入済金額を減算処理した金額を見做原価計上入力画面に表示し、発注データの仕入完了区分が完了となっている発注残金額としては「0」を表示する。
また、データ生成部23は、見做原価計上入力画面を介して入力された見做原価計上金額に対応する発注データの修正及び削除は不可とする。
また、仕入入力画面表示制御部21は、仕入金額に対応する仕入数量の入力欄、及び、発注数量に対する仕入が完了したか否かを示す完納フラグの表示欄を含めて仕入入力画面の表示を行う。そして、仕入入力画面表示制御部21は、仕入数量が発注数量未満の間は、完納フラグの表示欄をオフ表示として仕入数量の入力欄に対する入力を可能とし、仕入数量が発注数量と同額となった際に、完納フラグの表示欄をオン表示として仕入数量の入力欄に対する入力を不可とする。
また、記憶制御部24は、データ生成部23で生成された各種データを記憶部2に記憶制御し、算出部25は、データの生成ための各種演算を行う。
(業務支援動作)
次に、実施の形態の業務支援装置1における業務支援動作を説明する。図2は、実施の形態の業務支援装置1における発注入力から仕入入力までの動作概要を示す図である。実施の形態の業務支援装置1の制御部3は、記憶部2に記憶されている業務支援プログラムを実行することで、図2に示す発注入力から仕入入力までの動作を実行する。
まず、ステップS1では、業務オペレータが図3に示す受注データに基づいて発注入力を行う。図3に示す受注データは、受注した工事の受注データの例である。この図3に示すように、受注データは、図3(a)に示す工事基本データ、図3(b)に示す受注ヘッダデータ、及び、図3(c)に示す受注明細データを含んで構成されている。この図3(a)からわかるように、受注データとしては、プロジェクト番号(PJ番号)、工事件名、工事場所、受注番号、受注行番号、売上予定日及び受注金額等が入力される。
業務オペレータにより入力装置6を介して発注入力が指定されると、表示制御部20は、図4に例示する発注入力画面を出力装置7に表示する。業務オペレータは、この発注入力画面に対して、図3に示した受注データに対応する発注日、仕入先、PJ番号、受注番号及び受注行番号を入力する。また、業務オペレータは、図5に示す発注明細画面を表示し、PJ番号、受注番号及び受注行番号と共に、仕入商品名、PJ原価科目、発注数量、及び発注単価を指定する。算出部25は、それぞれ入力された発注数量に発注単価を乗算処理することで発注金額を算出する。表示制御部20は、算出された発注金額を発注明細画面に表示する。
業務オペレータは、発注明細画面の表示内容を登録する場合、発注明細画面の確定ボタンを操作する。これにより、表示制御部20は、発注明細画面の表示内容を図4に示すように明細データ(1行分のデータ)として発注入力画面に表示する。このように発注明細画面で所望のプロジェクトに対する仕入商品、発注数量及び発注単価等を指定して確定ボタンを操作することで、図5に示すように発注明細画面において、所望のプロジェクトで必要となる(発注する)仕入商品、発注数量及び発注単価等の一覧が表示されることとなる。
このような発注入力が行われると、データ生成部23は、図6に示す発注データを生成する。この発注データは、図6(a)に示す発注ヘッダデータ、及び、図6(b)に示す発注明細データを含んで構成される。図6(a)に示す発注ヘッダデータには、仕入先コード、仕入先名、PJ番号、発注金額等が含まれる。図6(b)に示す発注明細データに、仕入商品名、仕入計上の際の科目であるPJ原価科目、発注数量、発注単価、発注金額と共に、発注金額に対する仕入済金額、及び、発注金額と同額の仕入済金額が入力された際に仕入の完了とされ、仕入済金額が発注金額未満の間は仕入の未完了とされる仕入完了区分を含んで構成される。
図6(c)は、発注明細データの3行目及び4行目の明細に仕入済金額が入力された例を示している。すなわち、3行目の例は、発注金額が80万円であるのに対応して、全額の80万円が仕入済金額として入力された例である。この場合、仕入が完了したことを意味するため、表示制御部20は、「完了」の仕入完了区分を表示する。同様に、4行目の例は、発注金額が50万円であるのに対応して、全額の50万円が仕入済金額として入力された例である。この場合、仕入が完了したことを意味するため、表示制御部20は、「完了」の仕入完了区分を表示する。その他の行の例は、仕入金額が「0円」であるため、表示制御部20は、「未完了」の仕入完了区分を表示する。
次に、見做原価の計上を行う場合、業務オペレータは、見做原価の計上を指定操作する(ステップS2)。この指定操作が行われると、見做原価計上入力画面表示制御部21は、図7に例示する見做原価計上入力画面を表示する。業務オペレータは、この見做原価計上入力画面に対して、見做原価計上日、PJ番号、受注番号及び受注行番号を入力し、見做原価計上を行う発注データを指定する。
見做原価計上入力画面表示制御部21は、入力されたPJ番号等に基づいて図6(c)に示す発注明細データを参照し、図7に示すように、発注番号、行番号、仕入先名、商品名、発注数量、発注単価、発注金額を含む見做原価計上データを一覧表示する。また、算出部25は、一覧表示される各原価計上データの発注金額から仕入済金額を減算処理することで、発注済であるが未仕入の金額を示す発注残金額を算出する。見做原価計上入力画面表示制御部21は、仕入完了区分が「未完了」の場合は、算出部25で算出された発注金額-仕入済金額の金額を見做原価計上データに含めて表示し、仕入完了区分が「完了」の場合は「0円」の発注残金額を見做原価計上データに含めて表示する。さらに、見做原価計上入力画面表示制御部21は、計上する見做原価の見做原価計上金額の入力欄を、見做原価計上データに含めて表示する。
原価振替等で計上を行う場合、未計上の原価を確認するために、プロジェクト別(工事別)、科目別に確認する必要があった。しかし、実施の形態の業務支援装置1の場合、見做原価計上入力画面に発注残金額を表示するため、見做原価計上が必要な発注伝票を、見做原価計上入力画面で判断して入力することができる。
見做原価計上入力画面表示制御部21は、見做原価計上データの仕入先名、発注数量、発注単価、発注金額等の各項目のうち、見做原価計上金額の入力欄のみを、入力操作可能とした状態で見做原価計上入力画面の表示を行う。すなわち、業務オペレータは、見做原価計上入力画面においては、見做原価計上日、PJ番号、受注番号受注行番号、及び、見做原価計上金額の入力欄以外の入力は不可となっている。もし、発注数量等の再入力等を行う場合は、図4に示した発注入力画面を介して再入力を行う必要がある。
業務オペレータは、このような見做原価計上入力画面の見做原価計上金額の入力欄に対しして、発注残金額に対応する所望の見做原価計上金額の入力を行う。図7の1行目及び2行目に示す見做原価計上データの例は、「20万円」の発注残金額に対して「20万円」の見做原価計上金額が入力され、「45万円」の発注残金額に対して「45万円」の見做原価計上金額が入力された例である。また、図7の6行目及び7行目に示す見做原価計上データの例は、「1万円」の発注残金額に対して「1万円」の見做原価計上金額が入力され、「49万円」の発注残金額に対して「49万円」の見做原価計上金額が入力された例である。
また、図7の3行目及び4行目に示す見做原価計上データの例は、図6(c)を用いて説明したように「80万円」の発注金額に対して「80万円」の仕入済金額が入力され、また、「50万円」の発注金額に対して「50万円」の仕入済金額が入力されることで、それぞれ仕入完了区分が「完了」となっている例である。このため、発注残金額は、それぞれ「0円」となり、見做原価計上金額も「0円(デフォルト表示:入力無しの状態)」となる。
また、図7の5行目に示す見做原価計上データの例は、例えば、この見做原価計上後の当月中に、仕入計上がされることがわかっている場合の入力例である。この場合、例えば「3万円」の発注残金額に対して「0円」の見做原価計上金額を入力する。これにより、直近に行われる仕入済金額の入力を見越して、見做原価計上金額の入力を行うことができる。
なお、見做原価計上入力画面表示制御部21は、「発注残金額<見做原価計上金額」の入力が行われた場合は、所定のエラー表示を行う。データ生成部23は、見做原価計上対象となった発注データの修正及び削除を不可とする。これにより、見做原価計上金額の入力の元となった発注データが修正され、また、削除される不都合を防止することができる。
このように見做原価計上金額の入力が行われると、データ生成部23は、見做原価計上入力画面の入力内容に基づいて、図8に例示する見做原価計上データを生成する。この見做原価計上データは、図8(a)に例示する見做原価計上ヘッダデータ、及び、図8(b)に例示する見做原価計上明細データを含んで構成される。図8(a)に例示する見做原価計上ヘッダデータは、見做原価計上番号、PJ番号、受注番号、受注行場号、及び、見做原価計上日を含んで構成される。
図8(b)に例示する見做原価計上明細データは、見做原価計上番号、行番号、発注番号、発注数量、発注単価、見做原価計上金額、PJ原価科目、見做原価取崩金額、及び、取崩完了区分を含んで構成される。なお、見做原価計上金額が入力された時点では、見做原価の取崩しは行われていないため、見做原価取崩金額はそれぞれ「0円」となり、取崩完了区分はそれぞれ「未完了」となる。
次に、データ生成部23は、このような見做原価計上明細データに基づいて、図9に例示する仕訳明細データを生成する。図9(a)は、仕訳明細データの一例であり、図9(b)は、この仕訳明細データに対応する勘定科目を示している。図9(a)に示すように、仕訳明細データは、仕訳伝票番号、行番号、借方総勘定科目、借方金額、貸方総勘定科目、貸方金額及び発生元を含んで構成される。
借方総勘定科目には、図6(c)等に例示した、取材料費、諸材料費及び外注費等のPJ原価科目が用いられる。なお、この時点では、各材料費及び外注費はそれぞれ「未成」となる。また、貸方総勘定科目は、「工事未払金」となり、この時点では「見做」となる。発生元は、図8に示した見做原価計上データである。
次に、業務オペレータは、売上入力を指定操作する。これにより、表示制御部20は、図10に例示する売上入力画面を表示する。業務オペレータは、この売上入力画面に対して、売上日、PJ番号、受注番号及び受注行番号を入力する。これにより、データ生成部23は、入力されたPJ番号、受注番号及び受注行番号等に基づいて図3に示した受注データ(=契約情報)を参照し、図11に示す売上データを生成する。
売上データは、図11(a)に示す売上ヘッダデータ、及び、図11(b)に示す売上明細データを含んで構成される。表示制御部20は、売上データに基づいて、図10に示すように、売上入力画面に売上金額を表示する。
次に、データ生成部23は、このような売上データを生成すると、図12に示す仕訳明細データを生成する。図12(a)は、仕訳明細データの一例であり、図12(b)は、この仕訳明細データに対応する勘定科目を示している。図12(a)に示すように、仕訳明細データは、仕訳伝票番号、行番号、借方総勘定科目、借方金額、貸方総勘定科目、貸方金額及び発生元を含んで構成される。
この仕訳明細データの生成のタイミングで、発生済の未成原価が完成振替される。すなわち、図3に示した受注データ(=契約情報)を参照して生成された売上データが「200万円」の売上データである場合、図12(a)及び図12(b)に示すように、勘定科目は、借方の完成工事未収入金を「200万円」とし、貸方の工事売上を「200万円」とし、発生元を「売上」とした仕訳データが生成される。また、借方の主材料費、諸材料費及び外注費は「未成」から「完成」となり、発生元は「完成振替」となる。
なお、売上入力と見做原価計上入力の順番はどちらが先になっても、このような完成振替は発生する。
次に、このような売上データの入力を行うと、業務オペレータは、仕入入力を行う(ステップS3)。業務オペレータにより、仕入入力が指定されると、仕入入力画面表示制御部22は、図13に例示する仕入入力画面を表示する。業務オペレータは、この仕入入力画面に対して、仕入日、発注番号、仕入先、PJ番号、受注番号及び受注行番号を入力する。また、業務オペレータは、図14に示す仕入明細画面を表示し、PJ番号、受注番号及び受注行番号と共に、仕入商品名、PJ原価科目、仕入数量及び仕入単価を入力する。算出部25は、それぞれ入力された仕入数量に仕入単価を乗算処理することで仕入金額を算出する。仕入入力画面表示制御部22は、算出された仕入金額を仕入明細画面に表示する。
ここで、仕入入力画面表示制御部22は、分納に対応するために、仕入明細画面の仕入数量のみを、業務オペレータが修正可能としている。この仕入数量の修正が可能であるか否かを示す情報が、仕入明細画面の完納フラグである。仕入入力画面表示制御部22は、完納フラグの初期値を、「発注数量(発注金額)>仕入数量(仕入金額)」の場合はオフ(OFF:入力可)とし、「発注数量(発注金額)≦仕入数量(仕入金額)」の場合はオン(ON:入力不可)とする。これにより、「発注数量(発注金額)>仕入数量(仕入金額)」の場合のみ、業務オペレータによる仕入数量の入力が可能となり、分納に対応することができる。
なお、材料取引は数量判断であり、外注取引は金額判断となっている。また、この仕入数量以外の情報を修正する場合、業務オペレータは、発注データから修正を行うこととなる。
業務オペレータは、仕入明細画面の表示内容を登録する場合、仕入明細画面の確定ボタンを操作する。これにより、仕入入力画面表示制御部22は、仕入明細画面の表示内容を図13に示すように明細データ(1行分のデータ)として仕入入力画面に表示する。このように仕入明細画面で所望のプロジェクトに対する仕入商品、仕入数量及び仕入単価等を指定して確定ボタンを操作することで、図14に示すように仕入明細画面において、所望のプロジェクトで仕入を行った仕入商品、仕入数量及び仕入単価等の一覧が表示されることとなる。
このような仕入入力が行われると、データ生成部23は、図15に示す仕入データを生成する。この仕入データは、図15(a)に示す仕入ヘッダデータ、及び、図15(b)に示す仕入明細データを含んで構成される。図15(a)に示す仕入ヘッダデータには、仕入先コード、仕入先名、PJ番号、仕入金額等が含まれる。図15(b)に示す仕入明細データは、仕入商品名、PJ原価科目、仕入数量、仕入単価、仕入金額を含んで構成される。
次に、このような仕入データを生成すると、データ生成部23は、図16に示すように、発注明細データの仕入済金額を更新する。この図16の例は、2行目の「45万円」、5行目の「3万円」及び6行目の「1万円」が仕入完了となった例である。1行目の例は、上述の分納により、「20万円」の発注金額に対して、半分の「10万円」の仕入が完了したことを示している。この場合、仕入完了区分は「未完了」となる。
また、データ生成部23は、内部的に見做原価に対する取崩情報も生成すべく、見做原価計上明細データ(図8参照)の見做原価取崩金額及び取崩完了区分を図17に示すように更新処理する。この図17の例は、2行目の「45万円」及び3行目の「1万円」の見做原価計上金額に対する取崩しが完了したことを示している。なお、上述の分納により、見做原価取崩金額が「10万円」となる1行目の例の場合、取崩完了区分は「未完了」となる。
また、データ生成部23は、図18に示す見做原価取崩データを生成する。この見做原価取崩データは、図18(a)に示す見做原価取崩ヘッダデータ、及び、図18(b)に示す見做原価取崩明細データを含んで構成される。
図18(a)に示す見做原価取崩ヘッダデータは、見做原価取崩番号、見做原価計上番号、見做原価取崩日、見做原価取崩金額、及び、発生パターン区分を含んで構成される。見做原価取崩日には、図13に示した仕入入力画面に入力された仕入日(例えば、2021年8月15日)が入力される。見做原価取崩金額は、図17に示した見做原価取崩金額の合計額(10万円+45万円+1万円=56万円)が算出部25により算出され、データ生成部23により入力される。発生パターン区分は「仕入計上」となる。
図18(b)に示す見做原価取崩明細データは、見做原価取崩番号、行番号、見做原価計上番号、及び、見做原価取崩金額を含んで構成される。この例の場合、見做原価取崩金額は、「10万円」、「45万円」及び「1万円」となる。
次に、データ生成部23は、図19に示すように仕訳データを生成する。このうち、図19(a)は、仕訳明細データの一例であり、図19(b)は、この仕訳明細データに対応する勘定科目を示している。この図19(a)及び図19(b)に示す、発生元が「仕入」となる仕訳明細データは、データ生成部23が、図15(b)に示した仕入明細データに基づいて生成する。具体的には、データ生成部23は、借方を、仕入明細データのPJ原価科目から取得し、貸方を、固定値で取得する。なお、図19(b)の上から3行目に対する見做原価計上は、されていないため、取崩データは作成されない。
また、図19(a)及び図19(b)に示す、発生元が「見做取崩」となる仕訳明細データは、データ生成部23が、図18(b)に示す見做原価取崩明細データに基づいて生成する。具体的には、データ生成部23は、借方として見做原価計上時の貸方を取得し、貸方として見做原価計上時の借方を取得する。
また、図19(a)及び図19(b)に、発生元が「完成振替(仕入分)」として示す仕訳明細データは、前月に売上済のため、遅れて発生した原価に対して同時に発生させた完成振替の仕訳明細データである。
また、図19(a)及び図19(b)に、発生元が「完成振替(見做取崩分)」として示すように、取崩の仕訳に対する完成振替は、取崩仕訳の貸借が通常の逆仕訳になっているため、完成振替も逆仕訳となる。
次に、例えば発注番号が「HC001」で発注数量が「100個(発注金額:20万円)」の仕入商品(照明器具A)の場合、上述の分納により、先に「50個(10万円分)」を仕入計上したため、残りは「50個(10万円分)」の仕入計上となる。しかし、残り「30個(6万円分)」を仕入れた時点で完納としたい場合がある。
この場合、業務オペレータは、図20に示す仕入入力画面で、「HC001」の発注番号の仕入データを呼び出し、図21に示す仕入明細画面において、「30個」の仕入数量を入力し、完納フラグをオン(ON)とする。すなわち、仕入明細画面を表示した時点では、「発注数量(発注金額)>仕入数量(仕入金額)」であるため、完納フラグはデフォルトで「オフ(OFF)」となっている。この場合、「30個」の仕入数量を入力しても、「発注数量(発注金額)>仕入数量(仕入金額)」であるため、完納フラグは「オフ(OFF)」のままである。このため、業務オペレータは、完納フラグを強制的にオン(ON)操作する。これにより、30個の仕入を行った時点で、強制的に完納とすることができる。
この場合、データ生成部23は、図22(a)及び図22(b)に示すように、「30個」の仕入数量で、仕入金額が「6万円」の仕入ヘッダデータ及び仕入明細データを生成する。そして、データ生成部23は、図23に示すように、「HC001」の発注番号の発注明細データの仕入済金額を「16万円(前回分の10万円+今回分の6万円)」とし、仕入完了区分を「完了」に更新処理する。
また、データ生成部23は、図17に示したように、見做原価取崩金額が「10万円」で取崩完了区分が「未完了」であった見做原価計上明細データを、図24に示すように、見做原価取崩金額を「20万円」に、取崩完了区分を「完了」に更新処理する。
また、データ生成部23は、この場合、図25(a)及び図25(b)に示すように、見做原価取崩金額を「6万円」、発生パターン区分を「仕入計上」とする見做原価取崩ヘッダデータ及び見做原価取崩明細データを生成すると共に、見做原価取崩金額を「4万円」、発生パターン区分を「仕入完納」とする見做原価取崩ヘッダデータ及び見做原価取崩明細データを生成する。
そして、データ生成部23は、見做原価取崩金額が「6万円」で、発生パターン区分が「仕入計上」の見做原価取崩データ、及び、見做原価取崩金額が「4万円」で、発生パターン区分が「仕入完納」の見做原価取崩データに対応する仕訳明細データを、図26(a)及び図26(b)に示すように生成する。この図26(a)及び図26(b)において、発生元が見做取崩(仕入完納)になっている仕訳明細データは、仕入入力で仕入完了した際に生成された見做原価取崩データに基づいて生成される。
(実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、実施の形態の業務支援装置1は、下記の効果を得ることができる。
1.見做原価計上作業の効率化
原価振替等で計上を行う場合、未計上の原価を確認するために、プロジェクト別(工事別)、科目別に確認する必要があったが、実施の形態の業務支援装置1の場合、見做原価計上入力画面に発注残データ(発注残金額)を表示するため、見做原価計上が必要な発注伝票を、見做原価計上入力画面で判断して入力することができる。
2.取崩データの発生タイミングの適切化
見做原価計上の対象になった発注データについては、翌月に仕入計上される場合もあれば、工事完了の何か月も先になってしまう場合もあり、原価振替等で計上する場合は、翌月に全額、取崩処理をするのが一般的である。しかし、実施の形態の業務支援装置1は、仕入時に同時に取崩データを発生させる。これにより、月別に見たときに、より適切な原価管理が可能となる。
3.監査対応などでの見做原価の根拠の明確化
実施の形態の業務支援装置1は、見做原価と発注データを関連付けているため、見做原価の根拠を明確化できる。このため、利益操作等の疑いを持たれる可能性を低くすることができる。
[国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び目標9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、目標13及び目標15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[他の実施の形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、或いは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、業務支援装置1に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも図示の如く物理的に構成されていることを要しない。
例えば、業務支援装置1が備える処理機能、特に制御部3及び制御部3にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて業務支援装置1に機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD等の記憶部等には、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部3を構成する。
また、この業務支援装置1の業務支援プログラムは、業務支援装置1に対して任意のネットワークを介して接続された他のサーバ装置に記憶されていてもよく、必要に応じてその全部又は一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するための業務支援プログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した業務支援装置1において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部2は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、業務支援装置1は、既知のパーソナルコンピュータ装置又はワークステーション等の情報処理装置で構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された情報処理装置で構成してもよい。また、情報処理装置は、本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能付加に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、監査対応で見做原価の根拠を求められやすい大手企業等の会計業務に適用して好適である。一例ではあるが、建設工事業に対しては上述のように有効に機能する。
1 業務支援装置
2 記憶部
3 制御部
4 通信インターフェース部
5 入出力インターフェース部
6 入力装置
7 出力装置
20 表示制御部
21 見做原価計上入力画面表示制御部
22 仕入入力画面表示制御部
23 データ生成部
24 記憶制御部

Claims (6)

  1. 発注データに基づいて、発注済であるが未仕入の金額を示す発注残金額、及び、計上する見做原価の見做原価計上金額の入力欄を含む見做原価計上入力画面を表示部に表示する見做原価計上入力画面表示制御部と、
    前記発注データに基づいて、仕入金額を計上するための仕入入力画面を前記表示部に表示する仕入入力画面表示制御部と、
    前記仕入入力画面を介して前記仕入金額が計上された際に、計上された前記仕入金額で、前記見做原価計上入力画面を介して入力された前記見做原価計上金額の取崩を行った取崩データを生成するデータ生成部と、を備え、
    前記発注データは、発注金額、前記発注金額に対する仕入済金額、及び、前記発注金額と同額の前記仕入済金額が入力された際に仕入の完了とされ、前記仕入済金額が前記発注金額未満の間は仕入の未完了とされる仕入完了区分を含み、
    前記見做原価計上入力画面表示制御部は、前記発注データの前記仕入完了区分が未完了となっている前記発注残金額として、前記発注金額から前記仕入済金額を減算処理した金額を前記見做原価計上入力画面に表示し、前記発注データの前記仕入完了区分が完了となっている前記発注残金額としては「0」を表示すること、
    を特徴とする業務支援装置。
  2. 前記見做原価計上入力画面表示制御部は、見做原価計上金額の前記入力欄のみを、入力操作可能とした状態で前記見做原価計上入力画面の表示を行うこと、
    を特徴とする請求項1に記載の業務支援装置。
  3. 前記データ生成部は、前記見做原価計上入力画面を介して入力された前記見做原価計上金額に対応する前記発注データの修正及び削除を不可とすること、
    を特徴とする請求項1に記載の業務支援装置。
  4. 前記仕入入力画面表示制御部は、仕入金額に対応する仕入数量の入力欄、及び、発注数量に対する仕入が完了したか否かを示す完納フラグの表示欄を含めて前記仕入入力画面の表示を行い、前記仕入数量が前記発注数量未満の間は、前記完納フラグの表示欄をオフ表示として仕入数量の前記入力欄に対する入力を可能とし、前記仕入数量が前記発注数量と同額となった際に、前記完納フラグの表示欄をオン表示として仕入数量の前記入力欄に対する入力を不可とすること、
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の業務支援装置。
  5. 見做原価計上入力画面表示制御部が、発注データに基づいて、発注済であるが未仕入の金額を示す発注残金額、及び、計上する見做原価の見做原価計上金額の入力欄を含む見做原価計上入力画面を表示部に表示する見做原価計上入力画面表示制御ステップと、
    仕入入力画面表示制御部が、前記発注データに基づいて、仕入金額を計上するための仕入入力画面を前記表示部に表示する仕入入力画面表示制御ステップと、
    データ生成部が、前記仕入入力画面を介して前記仕入金額が計上された際に、計上された前記仕入金額で、前記見做原価計上入力画面を介して入力された前記見做原価計上金額の取崩を行った取崩データを生成するデータ生成ステップと、を備え、
    前記発注データは、発注金額、前記発注金額に対する仕入済金額、及び、前記発注金額と同額の前記仕入済金額が入力された際に仕入の完了とされ、前記仕入済金額が前記発注金額未満の間は仕入の未完了とされる仕入完了区分を含み、
    前記見做原価計上入力画面表示制御ステップでは、前記発注データの前記仕入完了区分が未完了となっている前記発注残金額として、前記発注金額から前記仕入済金額を減算処理した金額を前記見做原価計上入力画面に表示し、前記発注データの前記仕入完了区分が完了となっている前記発注残金額としては「0」を表示すること、
    を特徴とする業務支援方法。
  6. コンピュータを、
    発注データに基づいて、発注済であるが未仕入の金額を示す発注残金額、及び、計上する見做原価の見做原価計上金額の入力欄を含む見做原価計上入力画面を表示部に表示する見做原価計上入力画面表示制御部と、
    前記発注データに基づいて、仕入金額を計上するための仕入入力画面を前記表示部に表示する仕入入力画面表示制御部と、
    前記仕入入力画面を介して前記仕入金額が計上された際に、計上された前記仕入金額で、前記見做原価計上入力画面を介して入力された前記見做原価計上金額の取崩を行った取崩データを生成するデータ生成部として機能させ、
    前記発注データは、発注金額、前記発注金額に対する仕入済金額、及び、前記発注金額と同額の前記仕入済金額が入力された際に仕入の完了とされ、前記仕入済金額が前記発注金額未満の間は仕入の未完了とされる仕入完了区分を含み、
    前記見做原価計上入力画面表示制御部は、前記発注データの前記仕入完了区分が未完了となっている前記発注残金額として、前記発注金額から前記仕入済金額を減算処理した金額を前記見做原価計上入力画面に表示し、前記発注データの前記仕入完了区分が完了となっている前記発注残金額としては「0」を表示すること、
    を特徴とする業務支援プログラム。
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