JP2023012454A - アスファルト組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温条件下でも耐水性に優れるアスファルト舗装を得ることができるアスファルト改質剤を提供すること。【解決手段】アスファルト及びアスファルト改質剤を含有するアスファルト組成物であって、前記アスファルト改質剤が、アルコール成分由来の構成単位、カルボン酸成分由来の構成単位及びポリアミド成分由来の構成単位を含むポリエステルアミドを含む、アスファルト組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、アスファルト組成物、アスファルト混合物及びその製造方法、アスファルト改質剤及びその製造方法、並びに道路の舗装方法に関する。
自動車道や駐車場、貨物ヤード、歩道等の舗装には、敷設が比較的容易であり、舗装作業開始から交通開始までの時間が短くてすむことから、アスファルト組成物を用いるアスファルト舗装が行われている。
このアスファルト舗装は、骨材をアスファルトで結合したアスファルト混合物によって路面が形成されているので、舗装道路は良好な硬度や耐久性を有している。
しかしながら、アスファルト舗装面は、長期使用によって轍やひび割れが入るため、舗装の補修を行う必要が生じ、維持費用が増大するとともに、自動車の交通に大きな影響を与える結果となっていた。
特許文献1には、乾燥強度、水浸漬強度、及び石油浸漬強度に優れる道路舗装用アスファルト組成物として、アスファルト、特定量のポリエステル樹脂、及び骨材を含有し、前記ポリエステル樹脂が、特定量のビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含むアルコール成分由来の構成単位と、特定量のテレフタル酸及びイソフタル酸から選ばれる1種以上を含むカルボン酸成分由来の構成単位とを有するポリエステルであって、特定の軟化点と水酸基価を有する、道路舗装用アスファルト組成物が開示されている。
特許文献2には、低温のせん断強度を損なうことなく、高温のせん断強度に優れるとともに、施工性にも優れる防水層用材料として、特定の軟化点及び特定の180℃における溶融粘度を有するポリアミド樹脂を含む、構造物の防水措置のために形成される防水層に用いられる防水層用材料が開示されている。
国際公開第2017/125421号 特開2016-217044号公報
雨水などに暴露されたアスファルト舗装は、耐水性が不十分であると、水分がアスファルトと骨材との間に侵入しそこに滞留し、水分が骨材表面のアスファルト被膜を剥がし、車両通行による負荷と相まって、アスファルト舗装の砂利化の原因となる問題がある。
特許文献1に記載の技術において、50℃までの条件下では優れた耐水性を発揮するが、60℃以上の高温条件下での更なる耐水性が望まれる。
特許文献2は、アスファルト舗装における課題に関するものではない。
本発明は、高温条件下でも耐水性に優れるアスファルト舗装を得ることができるアスファルト組成物、アスファルト改質剤及びその製造方法、アスファルト混合物及びその製造方法、並びに道路の舗装方法に関する。
本発明は、以下の[1]~[6]に関する。
[1] アスファルト及びアスファルト改質剤を含有するアスファルト組成物であって、
前記アスファルト改質剤が、アルコール成分由来の構成単位、カルボン酸成分由来の構成単位及びポリアミド成分由来の構成単位を含むポリエステルアミドを含む、アスファルト組成物。
[2] 上記[1]に記載のアスファルト組成物と、骨材と、を含むアスファルト混合物。
[3] アルコール成分由来の構成単位、カルボン酸成分由来の構成単位及びポリアミド成分由来の構成単位を含むポリエステルアミドを含むアスファルト改質剤。
[4] 下記工程1を含む、上記[3]に記載のアスファルト改質剤の製造方法。
工程1:アルコール成分、カルボン酸成分及びポリアミド成分を重縮合し、ポリエステルアミドを得る工程
[5] 下記工程1及び工程2を含む、上記[2]に記載のアスファルト混合物の製造方法。
工程1:アルコール成分、カルボン酸成分及びポリアミド成分を重縮合し、ポリエステルアミドを得る工程
工程2:加熱した骨材と、アスファルトと、工程1で得られたポリエステルアミドとを混合する工程
[6] 上記[2]に記載のアスファルト混合物を道路に施工し、アスファルト舗装材層を形成する工程を有する、道路舗装方法。
本発明によれば、高温条件下でも耐水性に優れるアスファルト舗装を得ることができるアスファルト組成物、アスファルト改質剤及びその製造方法、アスファルト混合物及びその製造方法、並びに道路の舗装方法を提供することができる。
本発明のアスファルト組成物は、アスファルトとアスファルト改質剤としてポリエステルアミドとを、含有する。アスファルト改質剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
以下、アスファルト組成物に含まれるアスファルト改質剤及びその製造方法、アスファルト組成物及びその製造方法、アスファルト混合物及びその製造方法、並びに道路の舗装方法の順に説明する。
[アスファルト改質剤]
本発明のアスファルト改質剤は、アルコール成分由来の構成単位、カルボン酸成分由来の構成単位及びポリアミド成分由来の構成単位を含むポリエステルアミドを含む。
アルコール成分由来の構成単位、カルボン酸成分由来の構成単位及びポリアミド成分由来の構成単位を含むポリエステルアミドからなるアスファルト改質剤をアスファルト組成物及びアスファルト混合物に含有させることにより、高温条件下でも耐水性に優れるアスファルト組成物及びアスファルト混合物が得られる。
本発明の効果が得られる理由は定かではないが、以下のように考えられる。
一般にアスファルト舗装において、アスファルトが骨材を被膜し、骨材間を接着する。特許文献1に記載の技術において、アスファルト中のポリエステルは、そのエステル基が骨材表面のシラノール基等の極性基と水素結合による相互作用をし、骨材間の接着を向上させ、耐水性を発揮する。しかし、60℃以上の高温条件下では、ポリエステル分子鎖及び水分子がより激しく運動するようになり、骨材表面への水分子の介入により骨材表面とポリエステルとの相互作用が阻害されるため、耐水性を発揮することが難しくなる。
本発明において、ポリエステルにアミド基を組み込むポリエステルアミドは、アミド基がより強く多点で骨材と水素結合による相互作用をし、高温条件下でも水分子の介入による相互作用阻害を受けにくいため、高温条件下でも耐水性を発揮すると推定される。
本明細書における各種用語の定義等を以下に示す。
ポリエステルアミド中、「アルコール成分由来の構成単位」とは、アルコール成分のヒドロキシ基から水素原子を除いた構造を意味し、「カルボン酸成分由来の構成単位」とは、カルボン酸成分のカルボキシ基からヒドロキシ基を除いた構造を意味する。
「カルボン酸成分」とは、そのカルボン酸のみならず、反応中に分解して酸を生成する無水物、及びカルボン酸のアルキルエステル(例えば、アルキル基の炭素数1以上3以下)も含む概念である。カルボン酸成分がカルボン酸のアルキルエステルである場合、カルボン酸成分の炭素数には、エステルのアルコール残基であるアルキル基の炭素数を算入しない。
〔ポリエステルアミド〕
本発明のアスファルト改質剤を構成するポリエステルアミドは、アルコール成分由来の構成単位、カルボン酸成分由来の構成単位及びポリアミド成分由来の構成単位を含む。ポリエステルアミドは、アルコール成分と、カルボン酸成分と、ポリアミド成分とを重縮合反応させることにより得られる重縮合物である。すなわち、本発明のアスファルト改質剤は、下記工程1を含む製造方法により得ることができる。
工程1:アルコール成分、カルボン酸成分及びポリアミド成分を重縮合し、ポリエステルアミドを得る工程
以下、アルコール成分、カルボン酸成分、ポリアミド成分、及びポリエステルアミドの物性等について説明する。
<アルコール成分>
アルコール成分としては、脂肪族ジオール、芳香族ジオール、3価以上の多価アルコール等が挙げられる。これらのアルコール成分は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
脂肪族ジオールとしては、好ましくは炭素数2以上12以下の直鎖又は分岐の脂肪族ジオールであり、より好ましくは炭素数2以上8以下の直鎖又は分岐の脂肪族ジオールである。脂肪族ジオールの具体例としては、エチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、1,4-ブテンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,10-デカンジオール、1,12-ドデカンジオールが挙げられる。
芳香族ジオールとしては、例えば、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物が挙げられる。ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物としては、下記式(I)で表されるビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物が挙げられる。
Figure 2023012454000001
〔式中、OR1及びR1Oはアルキレンオキシドであり、R1は炭素数2又は3のアルキレン基、x及びyはアルキレンオキシドの平均付加モル数を示す正の数を示し、xとyの和は好ましくは1以上、より好ましくは1.5以上であり、そして、好ましくは16以下、より好ましくは8以下、更に好ましくは4以下である。〕
3価以上の多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ソルビトールが挙げられる。
アルコール成分は、物性調整の観点から、1価の脂肪族アルコールを更に含有することができる。1価の脂肪族アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール等が挙げられる。これらの1価の脂肪族アルコールは、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
アルコール成分は、高温における耐水性の観点から、好ましくはビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含み、より好ましくは前記式(I)で表されるビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含む。
前記式(I)で表されるビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物としては、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンのプロピレンオキシド付加物、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンのエチレンオキシド付加物等が挙げられる。これらのビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。中でも、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンのプロピレンオキシド付加物及び2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンのエチレンオキシド付加物の組合せが好ましい。
アルコール成分中、ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物の量は、高温における耐水性の観点から、65モル%以上であり、より好ましくは75モル%以上、より好ましくは90モル%以上、更に好ましくは100モル%である。
ビスフェノールAのプロピレンオキシド付加物/ビスフェノールAのエチレンオキシド付加物のモル比率は、アスファルト舗装の乾燥強度の観点及び耐水性の観点から、好ましくは10/90以上、より好ましくは20/80以上、更に好ましくは30/70以上であり、そして、アスファルト舗装の乾燥強度の観点、耐水性の観点、及び耐油性の観点から、好ましくは70/30以下、より好ましくは60/40以下、より好ましくは50/50以下である。
<カルボン酸成分>
カルボン酸成分としては、脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸、3価以上6価以下の多価カルボン酸が挙げられる。これらのカルボン酸成分は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
脂肪族ジカルボン酸としては、主鎖の炭素数が、好ましくは4以上であり、そして、好ましくは10以下、より好ましくは8以下、より好ましくは6以下の脂肪族ジカルボン酸、例えば、フマル酸、マレイン酸、シュウ酸、マロン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、炭素数1以上20以下のアルキル基若しくは炭素数2以上20以下のアルケニル基で置換されたコハク酸、又は、これらの無水物、これらのアルキルエステル(例えば、アルキル基の炭素数1以上3以下)が挙げられる。置換されたコハク酸としては、例えば、ドデシルコハク酸、ドデセニルコハク酸、オクテニルコハク酸が挙げられる。
芳香族ジカルボン酸としては、例えば、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、又は、これらの無水物、これらのアルキルエステル(例えば、アルキル基の炭素数1以上3以下)が挙げられる。以上の芳香族ジカルボン酸の中でも、マイクロプラスチックの発生量を低減する観点から、イソフタル酸及びテレフタル酸が好ましく、テレフタル酸がより好ましい。
3価以上6価以下の多価カルボン酸は、好ましくは3価カルボン酸である。3価以上6価以下の多価カルボン酸としては、例えば、トリメリット酸、2,5,7-ナフタレントリカルボン酸、ピロメリット酸、又はこれらの酸無水物等が挙げられる。
カルボン酸成分は、物性調整の観点から、1価の脂肪族カルボン酸を更に含有することができる。1価の脂肪族カルボン酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、それらの酸のアルキル(炭素数1以上3以下)エステル等の炭素数12以上20以下の1価の脂肪族カルボン酸等が挙げられる。これらの1価の脂肪族カルボン酸は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
カルボン酸成分は、高温における耐水性の観点から、好ましくはテレフタル酸及びイソフタル酸から選ばれる1種以上を含み、より好ましくはテレフタル酸を含む。
カルボン酸成分中、テレフタル酸及びイソフタル酸から選ばれる1種以上の含有量は、アスファルトへの溶融分散性及びアスファルト舗装の乾燥強度の観点から、50モル%以上、好ましくは60モル%以上、好ましくは80モル%以上、より好ましくは100モル%である。
<ポリアミド成分>
ポリアミドとしては、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド等が挙げられる。
ポリアミドとしては、ジアミンとジカルボン酸との重縮合物からなるポリアミド、ラクタムの重縮合物からなるポリアミド、アミノカルボン酸の重縮合物からなるポリアミド、ラクタム及びアミノカルボン酸の共重合体からなるポリアミド等が挙げられる。
ジアミンとしては、脂肪族ジアミン、芳香族又は環状構造を有するジアミン等が挙げられる。
脂肪族ジアミンとしては、例えば、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン等が挙げられる。
芳香族又は環状構造を有するジアミンとしては、例えば、メタキシリレンジアミン等が挙げられる。
ジカルボン酸としては、例えば、脂肪族ジカルボン酸、芳香族又は環状構造を有するジカルボン酸等が挙げられる。
脂肪族ジカルボン酸としては、例えば、アジピン酸、ヘプタンジカルボン酸、オクタンジカルボン酸、ノナンジカルボン酸、ウンデカンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸等が挙げられる。
芳香族又は環状構造を有するジカルボン酸としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸等が挙げられる。
ラクタムとしては、炭素数6以上12以下のラクタム類が挙げられ、また、アミノカルボン酸としては炭素数6以上12以下のアミノカルボン酸が挙げられる。例えば、6-アミノカプロン酸、7-アミノヘプタン酸、11-アミノウンデカン酸、12-アミノドデカン酸、α-ピロリドン、ε-カプロラクタム、ω-ラウロラクタム、ε-エナントラクタム、ラウリルラクタム等が挙げられる。
脂肪族ポリアミドとしては、ポリカプラミド(ナイロン6)、ポリ-ω-アミノヘプタン酸(ナイロン7)、ポリ-ω-アミノノナン酸(ナイロン9)、ポリウンデカンアミド(ナイロン11)、ポリラウリルラクタム(ナイロン12)、ポリエチレンジアミンアジパミド(ナイロン2,6)、ポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン4,6)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン6,6)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン6,10)、ポリヘキサメチレンドデカミド(ナイロン6,12)、ポリオクタメチレンアジパミド(ナイロン8,6)、ポリデカメチレンアジパミド(ナイロン10,8)、カプロラクタム/ラウリルラクタム共重合体(ナイロン6/12)、カプロラクタム/ω-アミノノナン酸共重合体(ナイロン6/9)、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体(ナイロン6/6,6)、ラウリルラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体(ナイロン12/6,6)、エチレンジアミンアジパミド/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体(ナイロン2,6/6,6)、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセバケート共重合体(ナイロン6,6/6,10)、エチレンアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセバケート共重合体(ナイロン6/6,6/6,10)等の脂肪族ナイロン及びその共重合体が挙げられる。中でも、好ましくはナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6/6,6(ナイロン6とナイロン6,6の共重合体)である。
芳香族ポリアミドとしては、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン等の芳香族ジアミンと、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸等のジカルボン酸又はその誘導体との重縮合反応で得られる結晶性芳香族ポリアミド等が挙げられる。中でも、好ましくはポリメタキシリレンアジパミド(MXD-ナイロン)等の結晶性芳香族ポリアミドである。
ポリアミド成分は、高温における耐水性の観点から、好ましくは脂肪族ポリアミド、より好ましくはナイロン6、ナイロン2,6、ナイロン4,6、ナイロン6,6及びナイロン12から選ばれる1種以上、更に好ましくはナイロン6、ナイロン6,6及びナイロン12から選ばれる1種以上、更に好ましくはナイロン6及びナイロン6,6から選ばれる1種以上を含む。
ポリアミド成分中、ナイロン6及びナイロン6,6から選ばれる1種以上の含有量は、高温における耐水性の観点から、50モル%以上、好ましくは60モル%以上、好ましくは80モル%以上、より好ましくは100モル%である。
<アルコール成分由来の構成単位に対するカルボン酸成分由来の構成単位のモル比>
ポリエステルアミドにおけるアルコール成分由来の構成単位に対するカルボン酸成分由来の構成単位のモル比〔カルボン酸成分/アルコール成分〕は、水酸基価の調整の観点から、好ましくは0.7以上、より好ましくは0.8以上であり、そして、好ましくは1.5以下、より好ましくは1.3以下、より好ましくは1.1以下、より好ましくは1.0未満である。
<ポリアミド成分中のアミド結合に対する前記アルコール成分由来の構成単位のモル比>
ポリエステルアミドにおけるポリアミド成分中のアミド結合に対する前記アルコール成分由来の構成単位のモル比〔アルコール成分/アミド結合〕(A/N比)は、高温条件における耐水性の観点から、好ましくは40/60以上、より好ましくは60/40以上であり、そして、好ましくは95/5以下、より好ましくは93/7以下、さらに好ましくは90/10以下である。また、A/N比は70/30以上であってもよく、80/20以上であってもよい。
<ポリエステルアミドの物性>
ポリエステルアミドの酸価は、アスファルト舗装の乾燥強度の観点から、好ましくは2mgKOH/g以上、より好ましくは3mgKOH/g以上、更に好ましくは4mgKOH/g以上であり、そして、好ましくは40mgKOH/g以下、より好ましくは30mgKOH/g以下、更に好ましくは20mgKOH/g以下である。
ポリエステルアミドの水酸基価は、アスファルト舗装の乾燥強度の観点から、好ましくは1mgKOH/g以上、より好ましくは2mgKOH/g以上、更に好ましくは5mgKOH/g以上であり、そして、乾燥強度及び水浸漬強度を向上させる観点から、好ましくは50mgKOH/g以下であり、好ましくは30mgKOH/g以下である。
ポリエステルアミドの軟化点は、骨材に対して高い接着強度を示し、乾燥強度を向上させる観点から、好ましくは85℃以上、より好ましくは90℃以上、更に好ましくは95℃以上であり、そして、アスファルトへの溶融分散性に優れ、乾燥強度を向上させる観点から、好ましくは140℃以下、より好ましくは130℃以下、更に好ましくは120℃以下である。
ポリエステルアミドのガラス転移点は、乾燥強度を向上させる観点から、好ましくは30℃以上、より好ましくは40℃以上、更に好ましくは45℃以上であり、そして、アスファルトへの溶融分散性に優れ、乾燥強度を向上させる観点から、好ましくは80℃以下、より好ましくは70℃以下、更に好ましくは65℃以下である。
ポリエステルアミドは、20℃におけるトルエンに対する溶解度が、アスファルトへの溶融分散性に優れ、乾燥強度を向上させる観点から、好ましくは10g/L以上、より好ましくは15g/L以上、更に好ましくは20g/L以上である。
20℃におけるトルエンに対する溶解度は、実施例に示すように、所定量のポリエステルアミドを所定量のトルエンに溶解させ、その溶液を所定時間静置した際の沈殿物の有無により測定することができる。
なお、酸価、水酸基価、軟化点及びガラス転移点は、原料モノマー組成、分子量、触媒量又は反応条件により調整することができる。また、酸価、水酸基価、軟化点及びガラス転移点は、後述の実施例に記載の方法により測定することができる。
<ポリエステルアミドの製造方法>
ポリエステルアミドの製造方法は、特に限定されるものではないが、例えば、上述したアルコール成分、カルボン酸成分及びポリアミド成分を重縮合することにより製造することができる。
ポリアミド成分の添加時期については特に制限はないが、反応開始前にアルコール成分、カルボン酸成分と共に加えておくことが好ましい。
重縮合反応の温度は、反応性の観点から、好ましくは160℃以上、より好ましくは190℃以上、更に好ましくは220℃以上であり、そして、好ましくは260℃以下、より好ましくは250℃以下、更に好ましくは240℃以下である。
重縮合反応には、反応速度の観点から、ジ(2-エチルヘキサン酸)錫(II)等のSn-C結合を有していない錫(II)化合物をエステル化触媒として使用することができる。エステル化触媒の使用量は、反応速度の観点から、アルコール成分、カルボン酸成分及びポリアミド成分の総量100質量部に対して、好ましくは0.01質量部以上、より好ましくは0.1質量部以上、更に好ましくは0.2質量部以上であり、そして、好ましくは1.5質量部以下、より好ましくは1.0質量部以下、更に好ましくは0.6質量部以下である。
重縮合反応には、エステル化触媒に加えて、反応速度の観点から、没食子酸等のピロガロール化合物を助触媒として使用することができる。助触媒の使用量は、反応速度の観点から、アルコール成分、カルボン酸成分及びポリアミド成分の総量100質量部に対して、好ましくは0.001質量部以上、より好ましくは0.005質量部以上、更に好ましくは0.01質量部以上であり、そして、好ましくは0.15質量部以下、より好ましくは0.10質量部以下、更に好ましくは0.05質量部以下である。
重縮合反応には、触媒に加えて、反応速度の観点から、ターシャルブチルカテコール等の重合禁止剤を使用することができる。重合禁止剤の使用量は、反応速度の観点から、アルコール成分、カルボン酸成分及びポリアミド成分の総量100質量部に対して、好ましくは0.001質量部以上、より好ましくは0.01質量部以上であり、そして、好ましくは0.5質量部以下、より好ましくは0.2質量部以下である。
ポリエステルアミドの製造方法では、好ましくは、赤外分光法(IR)で得られたスペクトルにおいて、重縮合反応前には前記ポリアミド成分において1630cm-1~1640cm-1に、前記ポリアミドのアミドC=O伸縮振動に由来するピークが観察されるが、重縮合反応後には該アミドC=O伸縮振動由来のピークがシフトするため、1630cm-1~1640cm-1の領域で該ピークが観測されなくなる。
従って、本発明のアスファルト改質剤を構成するポリエステルアミドは、好ましくは、赤外分光法(IR)で得られたスペクトルにおいて、1630cm-1~1640cm-1におけるアミドC=O伸縮振動に由来するピークが観測されない。
赤外分光法(IR)で得られたスペクトルは、Thermo Fisher Scientific社製、Nicolet Summit FT-IR分光光度計を用いて測定する。
本発明のアスファルト改質剤は、上記ポリエステルアミド以外の成分を、効果を損なわない範囲で含むもの、又は、上記ポリエステルアミドのみからなるもののいずれでであってもよい。
アスファルト改質剤中のポリエステルアミドの含有量は、アスファルト改質剤の総質量中、好ましくは50質量%以上、より好ましくは70質量%以上、更に好ましくは90質量%以上である。
本発明のアスファルト改質剤は、例えばアスファルトと混合し、アスファルト組成物を得るために使用することができる。得られたアスファルト組成物に、加熱した骨材を添加して、アスファルト混合物とした後に、舗装に使用することができる。本発明のアスファルト改質剤は、骨材を含むアスファルト混合物に配合するための改質剤として好適に使用することができる。
[アスファルト組成物]
本発明のアスファルト組成物は、アスファルトと上記アスファルト改質剤(ポリエステルアミド)とを、含有する。アスファルト改質剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
アスファルト改質剤(ポリエステルアミド)の含有量は、耐水性の発現を早める観点から、前記アスファルト100質量部に対し、好ましくは0.1質量部以上であり、より好ましくは1質量部以上、更に好ましくは2質量部以上であり、そして、作業性の観点から、好ましくは50質量部以下であり、より好ましくは30質量部以下、更に好ましくは15質量部以下である。
<アスファルト>
アスファルトとしては、種々のアスファルトが使用できる。例えば舗装用石油アスファルトであるストレートアスファルトの他、改質アスファルトが挙げられる。改質アスファルトとしては、ブローンアスファルト;熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂等の高分子材料で改質したポリマー改質アスファルト等が挙げられる。ストレートアスファルトとは、原油を常圧蒸留装置、減圧蒸留装置等にかけて得られる残留瀝青物質のことである。また、ブローンアスファルトとは、ストレートアスファルトと重質油との混合物を加熱し、その後空気を吹き込んで酸化させることによって得られるアスファルトを意味する。アスファルトは、ストレートアスファルト及びポリマー改質アスファルトから選択されることが好ましく、アスファルト舗装の耐久性の観点からは改質アスファルトがより好ましく、汎用性の観点からはストレートアスファルトがより好ましい。
(熱可塑性エラストマー)
ポリマー改質アスファルトにおける熱可塑性エラストマーとしては、例えば、スチレン/ブタジエンブロック共重合体(以下、「SB」ともいう)、スチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合体(以下、「SBS」ともいう)、スチレン/ブタジエンランダム共重合体(以下、「SBR」ともいう)、スチレン/イソプレンブロック共重合体(以下、「SI」ともいう)、スチレン/イソプレン/スチレンブロック共重合体(以下、「SIS」ともいう)、スチレン/イソプレンランダム共重合体(以下、「SIR」ともいう)、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/アクリル酸エステル共重合体、スチレン/エチレン/ブチレン/スチレン共重合体、スチレン/エチレン/プロピレン/スチレン共重合体、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、イソブチレン/イソプレン共重合体、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、上記以外の合成ゴム、及び天然ゴムから選択される少なくとも1種が挙げられる。
これらの中でも、熱可塑性エラストマーとしては、アスファルト舗装の耐久性の観点から、好ましくはSB、SBS、SBR、SI、SIS、SIR、及びエチレン/アクリル酸エステル共重合体から選択される少なくとも1種、より好ましくはSB、SBS、SBR、SI、SIS、及びSIRから選択される少なくとも1種、更に好ましくはSBR及びSBSから選択される少なくとも1種である。
ポリマー改質アスファルト中の熱可塑性エラストマーの含有量は、アスファルト舗装の耐久性の観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上であり、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましく5質量%以下である。
アスファルト組成物中におけるアスファルト含有量は、アスファルト性能を発揮する観点から、好ましくは60質量%以上、より好ましくは65質量%以上、更に好ましくは70質量%以上であり、保存安定性の観点から、好ましくは99質量%以下、より好ましくは98質量%以下、更に好ましくは97質量%以下である。
[アスファルト組成物の製造方法]
本発明のアスファルト組成物の製造方法は、アスファルトと、上記アスファルト改質剤(ポリエステルアミド)とを混合する工程を有する。すなわち、本発明のアスファルト組成物は、アスファルト及び上記アスファルト改質剤を配合してなるアスファルト組成物である。
アスファルト組成物は、アスファルトを加熱溶融し、アスファルト改質剤を添加し、通常用いられている混合機にて、各成分が均一に分散するまで撹拌混合することにより得られる。通常用いられている混合機としては、ホモミキサー、ディゾルバー、パドルミキサー、リボンミキサー、スクリューミキサー、プラネタリーミキサー、真空逆流ミキサー、ロールミル、二軸押出機等が挙げられる。
アスファルトとアスファルト改質剤との混合温度は、アスファルト中にアスファルト改質剤を構成するポリエステルアミドを均一に分散させる観点から、好ましくは130℃以上、より好ましくは150℃以上、更に好ましくは170℃以上であり、そして、好ましくは230℃以下、更に好ましくは210℃以下、より好ましくは200℃以下である。
また、アスファルトとアスファルト改質剤との混合時間は、効率的にアスファルト中にアスファルト改質剤を構成するポリエステルアミドを均一に分散させる観点から、好ましくは30秒間以上、より好ましくは1分間以上、更に好ましくは2分間以上であり、そして、好ましくは2時間以下、より好ましくは1時間以下、更に好ましくは30分間以下である。
本発明のアスファルト組成物は、バインダー組成物であり、例えば、該アスファルト組成物に、骨材を添加して、アスファルト混合物とした後に、舗装に使用できる。すなわち、本発明のアスファルト組成物は、舗装用として好適であり、特に道路舗装用として好適である。
[アスファルト混合物]
本発明のアスファルト混合物は、骨材と上記アスファルト組成物を含む。つまり、アスファルト混合物は、少なくとも骨材、アスファルト、及び上記アスファルト改質剤(ポリエステルアミド)を含む。
アスファルト混合物中のアスファルト改質剤(ポリエステルアミド)の含有量は、好ましくは0.01質量%以上であり、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.10質量%以上、更に好ましくは0.15質量%以上であり、そして、好ましくは4質量%以下、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1質量%以下である。
アスファルト混合物中のアスファルトの含有量は、好ましくは2.5質量%以上、より好ましくは3質量%以上、更に好ましくは3.5質量%以上、更に好ましくは4質量%以上、そして、好ましくは10質量%以下、より好ましくは9質量%以下、更に好ましくは8質量%以下、更に好ましくは7質量%以下である。
<骨材>
骨材としては、例えば、砕石、玉石、砂利、砂、再生骨材、セラミックス等を任意に選択して用いることができる。また、骨材としては、粒径2.36mm以上の粗骨材、粒径2.36mm未満の細骨材のいずれも使用することができる。
粗骨材としては、例えば、粒径範囲2.36mm以上4.75mm未満の砕石、粒径範囲4.75mm以上12.5mm未満の砕石、粒径範囲12.5mm以上19mm未満の砕石、粒径範囲19mm以上31.5mm未満の砕石が挙げられる。
細骨材は、好ましくは粒径0.075mm以上2.36mm未満の細骨材である。細骨材としては、例えば、川砂、丘砂、山砂、海砂、砕砂、細砂、スクリーニングス、砕石ダスト、シリカサンド、人工砂、ガラスカレット、鋳物砂、再生骨材破砕砂が挙げられる。
上記の粒径はJIS A5001:2008に規定される値である。
これらの中でも、粗骨材と細骨材との組合せが好ましい。
なお、細骨材には、粒径0.075mm未満のフィラーが含まれていてもよい。フィラーとしては、砂、フライアッシュ、石灰石粉末等の炭酸カルシウム、消石灰等が挙げられる。これらの中でも、アスファルト舗装の強度向上の観点から、炭酸カルシウムが好ましい。
フィラーの平均粒径は、アスファルト舗装の強度向上の観点から、好ましくは0.001mm以上であり、そして、好ましくは0.05mm以下、より好ましくは0.03mm以下、更に好ましくは0.02mm以下である。
ここで、平均粒径とは、体積累積50%の平均粒径(D50)を意味し、レーザー回折式粒度分布測定装置で測定することができる。
骨材は、高温条件における耐水性の観点から、粒径150μm以下の粉体成分の含有量が、好ましくは8質量%以上、より好ましくは8.5質量%以上、更に好ましくは9質量%以上であり、そして、好ましくは15質量%以下、より好ましくは12質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である。
粒径150μm以下の粉体成分は、粒径0.075mm未満のフィラー、及び、細骨材のうちの粒径0.075mm以上0.150mm以下の微小細骨材を含む。
粗骨材と細骨材との質量比率は、アスファルト舗装の耐久性の観点から、好ましくは10/90以上、より好ましくは15/85以上、更に好ましくは20/80以上であり、そして、好ましくは90/10以下、より好ましくは80/20以下、更に好ましくは70/30以下である。
アスファルト混合物中の骨材の含有量は、好ましくは90質量%以上であり、好ましくは92質量%以上であり、好ましくは93質量%以上であり、また、好ましくは98質量%以下であり、好ましくは97質量%以下であり、好ましくは96質量%以下である。
アスファルト混合物における好適な配合例として、以下の(1)~(3)が挙げられる。
(1)30容量%以上45容量%未満の粗骨材と、30容量%以上50容量%以下の細骨材と、5容量%以上10容量%以下のアスファルト組成物とを含む細粒度アスファルト。
(2)一例のアスファルト混合物は、例えば、45容量%以上70容量%未満の粗骨材と、20容量%以45容量%以下の細骨材と、3容量%以上10容量%以下のアスファルト組成物とを含む密粒度アスファルト。
(3)70容量%以上80容量%以下の粗骨材と、10容量%以上20容量%以下の細骨材と、3容量%以上10容量%以下のアスファルト組成物とを含むポーラスアスファルト。
なお、従来の骨材とアスファルトを含むアスファルト混合物におけるアスファルトの配合割合については、通常、公益社団法人日本道路協会発行の「舗装設計施工指針」に記載されている「アスファルト組成物の配合設計」から求められる最適アスファルト量に従って用いられている。
本発明においては、上記の最適アスファルト量が、アスファルト及びアスファルト改質剤の合計量に相当する。ただし、「舗装設計施工指針」に記載の方法に限定する必要はなく、他の方法によって決定してもよい。
[アスファルト混合物の製造方法]
本発明のアスファルト混合物の製造方法は、加熱した骨材と、アスファルトと、アルコール成分、カルボン酸成分及びポリアミド成分を重縮合して得られたポリエステルアミドとを混合する工程を含む。すなわち、本発明のアスファルト混合物は、アスファルト、骨材及び前述のアスファルト改質剤を配合してなるアスファルト混合物である。
混合する工程は、加熱した骨材、アスファルト及びポリアミドを同時に又は順不同で混合することができる。
アスファルト混合物の製造方法の好ましい態様は、下記工程1及び工程2を含む。
工程1:アルコール成分、カルボン酸成分及びポリアミド成分を重縮合し、ポリエステルアミドを得る工程
工程2:加熱した骨材と、アスファルトと、工程1で得られたポリエステルアミドとを混合する工程
工程1のポリエステルアミドを得る工程は、上記のポリエステルアミドの製造方法により行うことができる。
アスファルト混合物の具体的な製造方法としては、従来のプラントミックス方式、プレミックス方式等といわれるアスファルト混合物の製造方法が挙げられる。いずれも加熱した骨材にアスファルト及びアスファルト改質剤を添加する方法である。
上記混合する工程は、好ましくは以下の(i)~(iii)のいずれかである。
(i)加熱した骨材とアスファルトとを混合して混合物を得た後、該混合物とアスファルト改質剤とを混合する方法。
(ii)加熱した骨材に、アスファルト及びアスファルト改質剤を同時に添加及び混合する方法。
(iii)加熱した骨材に、事前に混合したアスファルトとアスファルト改質剤との混合物を添加及び混合する方法。
これらの中でも、アスファルト舗装の耐久性の観点から、好ましくは(i)の方法である。
(i)~(iii)の方法において、加熱した骨材の温度は、アスファルト舗装の耐久性の観点から、好ましくは130℃以上、より好ましくは150℃以上、更に好ましくは170℃以上であり、アスファルトの熱劣化を防止する観点から、好ましくは230℃以下、より好ましくは210℃以下、更に好ましくは200℃以下である。
混合温度は、アスファルト舗装の耐久性の観点から、好ましくは130℃以上、より好ましくは150℃以上、更に好ましくは170℃以上であり、アスファルトの熱劣化を防止する観点から、好ましくは230℃以下、より好ましくは210℃以下、更に好ましくは200℃以下である。
混合時間は、特に限定されず、好ましくは30秒間以上、より好ましくは1分間以上、更に好ましくは2分間以上であり、そして、好ましくは2時間以下、より好ましくは1時間以下、更に好ましくは30分間以下である。
アスファルト混合物の製造方法は、アスファルト舗装の耐久性の観点から、アスファルト、骨材、及びアスファルト改質剤を混合した後、得られたアスファルト混合物を上記の混合温度又は該混合温度以上の温度で保持する工程を有することが好ましい。
アスファルト混合物を保持する工程においては、混合物を更に混合してもよい。
保持時間は、好ましくは0.25時間以上、より好ましくは0.5時間以上、更に好ましくは1時間以上であり、そして、時間の上限は、特に限定されないが、例えば5時間程度である。また、本発明の効果を発現するための保持時間は、3時間以下、好ましくは1時間以下、より好ましくは0.5時間以下であってもよい。
[道路舗装方法]
本発明のアスファルト混合物は、道路舗装用として好適であり、上述したように、アスファルト組成物に骨材を添加したアスファルト混合物が、道路舗装に使用される。
道路舗装方法は、前述のアスファルト混合物を道路に施工し、アスファルト舗装材層を形成する工程を有する。具体的には、道路舗装方法は、アスファルトと、前述のアスファルト改質剤と、骨材とを混合する、アスファルト混合物を得る工程(工程2)、及び前記工程2で得られたアスファルト混合物を道路に施工してアスファルト舗装材層を形成する工程(工程3)を含む。アスファルト舗装材層は、好ましくは基層又は表層である。
アスファルト混合物は、公知の施工機械編成で、同様の方法によって締固め施工すればよい。加熱アスファルト混合物として使用する場合の締固め温度は、アスファルト舗装の耐久性の観点から、好ましくは100℃以上、より好ましくは120℃以上、更に好ましくは130℃以上であり、そして、好ましくは200℃以下、より好ましくは180℃以下である。
樹脂等の各物性値については次の方法により測定、評価した。
[測定方法]
〔ポリエステルアミドの酸価及び水酸基価〕
ポリエステルアミドの酸価及び水酸基価は、JIS K0070:1992の方法に基づき測定した。ただし、測定溶媒のみJIS K0070:1992に規定のエタノールとエーテルとの混合溶媒から、アセトンとトルエンとの混合溶媒(アセトン:トルエン=1:1(容量比))に変更した。
〔軟化点及びガラス転移点〕
(1)軟化点
フローテスター「CFT-500D」(株式会社島津製作所製)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押し出した。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とした。
(2)ガラス転移点
示差走査熱量計「Q-100」(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社製)を用いて、試料0.01~0.02gをアルミパンに計量し、200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却した。次に昇温速度10℃/分で150℃まで昇温しながら測定した。吸熱の最大ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度をガラス転移点とした。
〔トルエンへの溶解度測定〕
300mLビーカーまたは1000mLビーカーにポリエステルアミド0.5gをとり、トルエンを加え、スターラーを用いて1時間撹拌した。撹拌後、溶液を1時間静置し、沈殿物の有無を調べた。なお、トルエンは始め少量から段階的に加え、加える度に上記の撹拌、静置の操作を行う。静置後、沈殿物が確認されなくなった時点でのトルエン添加量から、溶解度を求めた。
製造例1~7(ポリエステルアミドA1~A7)
表1に示すアルコール成分、カルボン酸成分及びポリアミド成分を温度計、ステンレス製撹拌棒、脱水管、窒素導入管、及び熱電対を装備した10L容の四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下にてジ(2-エチルヘキサン酸)錫(II)を添加し、235℃まで昇温した。その後235℃で6時間反応させ、さらに235℃、8.3kPaの減圧条件にて1時間反応させ、ポリエステルアミドA1~A7を得た。結果を表1に示す。
ポリエステルアミドA5においては、融点が測定された。
製造例8(ポリエステルa1)
表1に示すアルコール成分及びカルボン酸成分を温度計、ステンレス製撹拌棒、脱水管、窒素導入管、及び熱電対を装備した10L容の四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下にてジ(2-エチルヘキサン酸)錫(II)及び没食子酸を添加し、235℃まで昇温した。その後235℃で8時間反応させ、更に235℃、8.3kPaの減圧条件にて記載の軟化点まで反応を行って、ポリエステルa1を得た。結果を表1に示す。
Figure 2023012454000002
実施例1
180℃に予め加熱した骨材(骨材組成は以下を参照)15kgをアスファルト用混合機に入れ、180℃にて30秒間混合した。次いで改質II型アスファルト(東亜道路工業株式会社製、「HRバインダー」)0.82kgを加え、30秒間混合した。その後、樹脂として製造例1で得たポリエステルアミドA1 165gを添加しさらに1分間混合し、アスファルト混合物AS-1を得た。
得られたアスファルト混合物AS-1を180℃で1時間保管後、金属型枠(300×300×50mm)にアスファルト混合物約10.7kgを充填し、空圧式ローラーコンパクター(株式会社岩田工業所製)を使用し、温度150℃、荷重0.44kPaにて25回転圧処理にて転圧してホイールトラッキング供試体T-1を作製した。
<骨材組成>
6号砕石 38.5質量部
7号砕石 12.0質量部
砕砂 10.5質量部
粗砂 22.0質量部
山砂 10.5質量部
石粉 5.0質量部
骨材微粉 1.5質量部
通過質量%:
ふるい目 19.0mm:100質量%
ふるい目 9.50mm:80.9質量%
ふるい目 4.75mm:61.0質量%
ふるい目 2.36mm:45.0質量%
ふるい目 1.18mm:30.7質量%
ふるい目 600μm :20.5質量%
ふるい目 300μm :13.3質量%
ふるい目 150μm :9.2質量%
実施例2~7
表2に示した配合としたこと以外、実施例1と同様にして、アスファルト混合物AS-2~AS-7を調製し、ホイールトラッキング供試体T-2~T-7を作製した。
比較例1~4
表2に示した配合としたこと以外、実施例1と同様にして、アスファルト混合物AS-C1~AS-C4を調製し、ホイールトラッキング供試体T-C1~T-C4を作製した。
比較例3及び4において、樹脂a2としてナイロン6(ユニチカ株式会社製、グレードA1030BRL)を使用した。
[耐水性評価]
水浸式ホイールトラッキング試験機(株式会社岩田工業所製「AI-1100-S」)を使用し、温度60℃、走行速度15往復/分、荷重140kgf、鉄輪使用条件にて高温条件下での水浸ホイールトラッキング試験を行った。評価の指標は剥離変曲点(SIP:Stripping Inflection Point)とした。なお、水浸ホイールトラッキング試験におけるSIPの定義に関しては下記文献を参照した。SIP近傍では水分の浸透によりアスファルト組成物の骨材からの剥離が発生しており、この剥離が起因となってSIP以降では急激に供試体の変形及び破壊が加速される。したがって、剥離変曲点までのホイール往復回数が多いほど、耐水性に優れたアスファルト舗装体であると言える。剥離変曲点が500回以上を合格とした。
文献:AASHTO T 324,2019 Edition,2019-Standard Method of Test for Hamburg Wheel-Track Testing of Compacted Asphalt Mixtures
結果を表2に示す。
Figure 2023012454000003
表2の結果から、所定のポリエステルアミド含むアスファルト混合物である実施例1~7は、ポリエステルのみを含む比較例2、ポリアミドのみを含む比較例3、並びに、ポリエステル及びポリアミドを別個に含む比較例4と比べて、高温での耐水性が向上する。
ポリエステルアミドにおけるポリアミド成分がナイロン6又はナイロン6,6である実施例1及び3は、ポリアミド成分がナイロン12である実施例6と比べて、特に高温での耐水性が向上する。ナイロン6及びナイロン6,6は、アミド基同士の間隔が密であり、骨材への吸着点がより多くなるためと推定される。

Claims (12)

  1. アスファルト及びアスファルト改質剤を含有するアスファルト組成物であって、
    前記アスファルト改質剤が、アルコール成分由来の構成単位、カルボン酸成分由来の構成単位及びポリアミド成分由来の構成単位を含むポリエステルアミドを含む、アスファルト組成物。
  2. 前記ポリエステルアミドにおいて、前記ポリアミド成分中のアミド結合に対する前記アルコール成分由来の構成単位のモル比〔アルコール成分/アミド結合〕が40/60以上95/5以下である、請求項1に記載のアスファルト組成物。
  3. 前記ポリエステルアミドが、20℃におけるトルエンに対する溶解度が10g/L以上である、請求項1又は2に記載のアスファルト組成物。
  4. 前記ポリアミド成分が、ナイロン6及びナイロン6,6から選ばれる1種以上を含む、請求項1~3のいずれかに記載のアスファルト組成物。
  5. 前記アルコール成分が、ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含む、請求項1~4のいずれかに記載のアスファルト組成物。
  6. 前記アスファルト改質剤の含有量が、前記アスファルト100質量部に対し0.1質量部以上50質量部以下である、請求項1~5のいずれかに記載のアスファルト組成物。
  7. 請求項1~6のいずれかに記載のアスファルト組成物と、骨材と、を含むアスファルト混合物。
  8. 前記骨材中、粒径150μm以下の粉体成分の含有量が8質量%以上15質量%以下である、請求項7に記載のアスファルト混合物。
  9. アルコール成分由来の構成単位、カルボン酸成分由来の構成単位及びポリアミド成分由来の構成単位を含むポリエステルアミドを含むアスファルト改質剤。
  10. 下記工程1を含む、請求項9に記載のアスファルト改質剤の製造方法。
    工程1:アルコール成分、カルボン酸成分及びポリアミド成分を重縮合し、ポリエステルアミドを得る工程
  11. 下記工程1及び工程2を含む、請求項7又は8に記載のアスファルト混合物の製造方法。
    工程1:アルコール成分、カルボン酸成分及びポリアミド成分を重縮合し、ポリエステルアミドを得る工程
    工程2:加熱した骨材と、アスファルトと、工程1で得られたポリエステルアミドとを混合する工程
  12. 請求項7又は8に記載のアスファルト混合物を道路に施工し、アスファルト舗装材層を形成する工程を有する、道路舗装方法。
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