JP2023000117A - 不正防止装置、メモリシステム、不正防止方法、およびプログラム - Google Patents

不正防止装置、メモリシステム、不正防止方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】不揮発性メモリへの不正アクセスを抑制することのできる不正防止装置を提供する。【解決手段】不正防止装置は、機器に備えられる不正防止装置であって、前記機器が備える電源から不揮発性メモリの電源端子への電力の供給が停止される場合に、前記電源端子をグラウンド端子に接続させる接続手段、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、不正防止装置、メモリシステム、不正防止方法、およびプログラムに関する。
不揮発性メモリは、コンピュータ(パーソナルコンピュータを含む)、サーバ機器、IT(Information Technology)機器、モバイル機器などのさまざまな機器で使用されている。
特許文献1には、関連する技術として、ヒューズを溶断して物理的に不揮発性メモリのデータの書き換えを禁止する技術が開示されている。
特開2008-140018号公報
ところで、機器に搭載されている不揮発性メモリは、機器の保管中、輸送中、または未使用中など不揮発性メモリの電源がオフ状態の場合に、外部から不揮発性メモリに電力を供給して不揮発性メモリへの不正アクセスが試みされることがある。
そのため、不揮発性メモリの電源がオフ状態の場合に、外部から不揮発性メモリへの不正アクセスを抑制することのできる技術が求められている。
本発明の各態様は、上記の課題を解決することのできる不正防止装置、メモリシステム、不正防止方法、およびプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、不正防止装置は、機器に備えられる不正防止装置であって、前記機器が備える電源から不揮発性メモリの電源端子への電力の供給が停止される場合に、前記電源端子をグラウンド端子に接続させる接続手段、を備える。
上記目的を達成するために、本発明の別の態様によれば、メモリシステムは、上記不正防止装置と、前記不揮発性メモリと、を備える。
上記目的を達成するために、本発明の別の態様によれば、不正防止方法は、機器に備えられる不正防止装置が実行する不正防止方法であって、前記機器が備える電源から不揮発性メモリの電源端子への電力の供給が停止される場合に、前記電源端子をグラウンド端子に接続させること、を含む。
上記目的を達成するために、本発明の別の態様によれば、プログラムは、機器に備えられる不正防止装置が有するコンピュータに、前記機器が備える電源から不揮発性メモリの電源端子への電力の供給が停止される場合に、前記電源端子をグラウンド端子に接続させること、を実行させる。
本発明の各態様によれば、不揮発性メモリへの不正アクセスを抑制することができる。
一実施形態によるメモリシステムの構成の一例を示す図である。 一実施形態による不正防止装置の動作の概念を説明するための第1の図である。 一実施形態による不正防止装置の動作の概念を説明するための第2の図である。 一実施形態による不正防止装置の構成の一例を示す図である。 一実施形態によるメモリシステムの処理フローの一例を示す第1の図である。 一実施形態によるメモリシステムの処理フローの一例を示す第2の図である。 一実施形態による不揮発性メモリへの不正アクセスを説明するための図である。 別の実施形態によるメモリシステムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態による不正防止装置の最小構成を示す図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
<実施形態>
図1は、一実施形態によるメモリシステム1の構成の一例を示す図である。メモリシステム1は、不揮発性メモリ10および不正防止装置20を備える。メモリシステム1は、コンピュータ(パーソナルコンピュータを含む)、サーバ機器、IT(Information Technology)機器、モバイル機器などの機器で使用されるシステムであって、機器の保管中、輸送中、または未使用中など不揮発性メモリ10の電源がオフ状態の場合に、外部から不揮発性メモリ10へ不正にアクセスすることを防止するシステムである。なお、ここでのアクセスの例としては、不揮発性メモリ10にデータを書き込むこと、不揮発性メモリ10からデータを読み取ることなどが挙げられる。
不揮発性メモリ10は、電力が供給されていない場合であっても、データを保持することのできるメモリである。データの例としては、BIOS(Basic Input/Output System)、ファームウェアなどが挙げられる。不揮発性メモリ10の例としては、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、Flashメモリなどが挙げられる。不揮発性メモリ10は、電源端子Aを備える。
不正防止装置20は、不揮発性メモリ10の電源(後述する電源201)がオフ状態の場合に、不揮発性メモリ10が電源から電力を受ける電源端子を、メモリシステム1を備える機器のグラウンド端子に接続させる装置である。不正防止装置20は、電源201および不正防止回路202を備える。
電源201は、不揮発性メモリ10へ供給する電力を生成する。例えば、電源201は、メモリシステム1を備える機器の図示しない電源が出力する電力に基づいて(例えば、機器の図示しない電源が出力する電圧に応じて昇圧または降圧することにより)、不揮発性メモリ10へ供給する電力を生成する。なお、以下、単に「機器」と記載した場合、メモリシステム1を備える機器を意味する。
また、不正防止回路202は、電源201がオフ状態の場合に、不揮発性メモリ10が電源から電力を受ける電源端子を、機器のグラウンド端子に接続させる。図2は、一実施形態による不正防止装置20の動作の概念を説明するための第1の図である。また、図3は、一実施形態による不正防止装置20の動作の概念を説明するための第2の図である。なお、図2および図3には、後述する出力端子B、グラウンド端子GNDが示されている。
機器がオン状態(すなわち、電源201がオン状態)の場合、図2に示すように、不揮発性メモリ10の電源端子Aは、不正防止回路202によって、電源201が不揮発性メモリ10に供給する電力を出力する出力端子Bに接続される。また、機器がオフ状態(すなわち、電源201がオフ状態)の場合、図3に示すように、不揮発性メモリ10の電源端子Aは、不正防止回路202によって、電源201のグラウンド端子GNDに接続される。なお、図2および図3では、不正防止回路202をスイッチとして説明しているが、これは不正防止装置20の動作の概念を示すためのものであり、不正防止回路202は、スイッチに限定するものではない。つまり、不正防止回路202は、電源201がオフ状態の場合に、不揮発性メモリ10が電源から電力を受ける電源端子を、機器のグラウンド端子に接続させるものであればよい。例えば、不正防止回路202は、次の図4に示す構成であってもよい。
図4は、一実施形態による不正防止装置20の構成の一例を示す図である。不正防止装置20は、図4に示すように、電源201および不正防止回路202を備える。不正防止回路202は、スイッチング素子202a(接続手段の一例)、および電圧生成回路203を備える。
電源201は、上述したように、不揮発性メモリ10へ供給する電力を生成する。例えば、電源201は、図4に示すように、電源本体201a、抵抗201b、およびNPNトランジスタ201cを備える。電源本体201aの例としては、機器の図示しない電源などが挙げられる。電源本体201aの第1端子は、抵抗201bの第1端子およびNPNトランジスタ201cのコレクタに接続される。抵抗201bの第2端子は、NPNトランジスタ201cのベースに接続される。NPNトランジスタ201cのエミッタは、出力端子Bである。電源本体201aの第2端子は、グラウンド端子GNDである。電源本体201aの第1端子は、出力端子Cである。図4では、機器がオン状態(すなわち、電源201がオン状態)の場合、電源本体201aが出力する電圧から抵抗201bおよびNPNトランジスタ201cを用いて、電源本体201aの出力電圧から抵抗201bの両端間の電圧(すなわち、NPNトランジスタ201cのベース電流に抵抗201bの抵抗値を乗算した値)とNPNトランジスタ201cのベース-エミッタ間電圧の分だけ電圧降下させた電圧が、不揮発性メモリ10に供給される電圧として生成される。
スイッチング素子202aは、機器がオフ状態(すなわち、電源201がオフ状態)の場合、不揮発性メモリ10の電源端子Aをグラウンド端子GNDに接続させる。スイッチング素子202aの例としては、NMOS(Negative Metal Oxide Semiconductor)トランジスタなどが挙げられる。スイッチング素子202aがNMOSトランジスタである場合、スイッチング素子202aのドレインは、不揮発性メモリ10の電源端子Aおよび出力端子Bに接続される。スイッチング素子202aのソースは、グラウンド端子GNDに接続される。スイッチング素子202aのゲートは、後述する出力端子Dに接続される。図4では、機器がオフ状態(すなわち、電源201がオフ状態)の場合、後述する出力端子DがHighレベルの電圧(すなわち、スイッチング素子202aをオン状態にする電圧)を出力することにより、スイッチング素子202aがオン状態になる。その結果、不揮発性メモリ10の電源端子Aは、グラウンド端子GNDに接続される。
電圧生成回路203は、機器がオン状態(すなわち、電源201がオン状態)の場合、スイッチング素子202aをオフ状態に制御し、機器がオフ状態(すなわち、電源201がオフ状態)の場合、スイッチング素子202aをオン状態に制御する。例えば、電圧生成回路203は、図4に示すように、電源203a、スイッチング素子203b、抵抗203c、抵抗203d、および抵抗203eを備える。スイッチング素子203bの例としては、NPNトランジスタなどが挙げられる。
電源203aの第1端子は、抵抗203cの第1端子に接続される。スイッチング素子203bがNPNトランジスタである場合、電源203aの第2端子は、スイッチング素子203bのエミッタに接続される。抵抗203cの第2端子は、抵抗203dの第1端子に接続される。抵抗203dの第2端子は、スイッチング素子203bのコレクタに接続される。抵抗203cの第2端子は、出力端子Dである。スイッチング素子203bのベースは、抵抗203eの第1端子に接続される。抵抗203eの第2端子は、入力端子Eであり、出力端子Cに接続される。電源203aの第2端子は、端子Fであり、グラウンド端子GNDに接続される。
電源203aは、スイッチング素子202aがオン状態になる最低電圧以上の電圧を少なくとも出力する。スイッチング素子203bは、機器がオン状態(すなわち、電源201がオン状態)の場合、オン状態になり、機器がオフ状態(すなわち、電源201がオフ状態)の場合、オフ状態になる。例えば、スイッチング素子203bは、NPNトランジスタである。
抵抗203cおよび抵抗203dは、スイッチング素子203bがオン状態になり、電源203a、抵抗203c、抵抗203d、スイッチング素子203bに電流が流れた場合に、スイッチング素子202aがオフ状態になるような電圧降下を抵抗203cに生じさせるように抵抗値が決定される。すなわち、スイッチング素子203bがオン状態の場合、電源203a、抵抗203c、抵抗203d、スイッチング素子203bに電流が流れ、電源203aが出力する電圧から抵抗203cの両端間の電圧の分だけ電圧降下した電圧により、スイッチング素子202aがオフ状態になる。また、スイッチング素子203bがオフ状態の場合、電源本体201aが出力する電圧により、スイッチング素子202aがオン状態になる。
次に、一実施形態によるメモリシステム1の動作について説明する。まず、機器がオン状態の場合の不正防止装置20の動作について、図4および図5を参照して説明する。
機器がオン状態の場合、電源本体201aがオン状態になる(ステップS1)。電源本体201aがオン状態になると、スイッチング素子203bがオン状態になる(ステップS2)。この場合、電源203a、抵抗203c、抵抗203d、スイッチング素子203bに電流が流れる。その結果、出力端子Dの電圧は、電源203aが出力する電圧から抵抗203cの両端間の電圧の分だけ電圧降下した電圧となり、スイッチング素子202aがオフ状態になる(ステップS3)。また、電源本体201aがオン状態の場合、出力端子Bの電圧は、電源本体201aの出力電圧から抵抗201bの両端間の電圧(すなわち、NPNトランジスタ201cのベース電流に抵抗201bの抵抗値を乗算した値)とNPNトランジスタ201cのベース-エミッタ間電圧の分だけ電圧降下させた電圧となり、不揮発性メモリ10に供給される。すなわち、電源201は、不揮発性メモリ10の電源端子Aに、不揮発性メモリ10が動作可能な電圧を供給する(ステップS4)。これにより、不揮発性メモリ10が動作可能になる。
次に、機器がオフ状態となり不揮発性メモリ10に不正アクセスしようと試みた場合の不正防止装置20の動作について、図4、図6、および図7を参照して説明する。
機器がオフ状態の場合、電源本体201aがオフ状態になる(ステップS11)。電源本体201aがオフ状態になると、スイッチング素子203bがオフ状態になる(ステップS12)。この場合、電源203a、抵抗203c、抵抗203d、スイッチング素子203bには電流が流れない。その結果、出力端子Dの電圧は、電源203aが出力する電圧となり、スイッチング素子202aがオン状態になる(ステップS13)。また、電源本体201aがオフ状態の場合、出力端子Bは、開放状態になる。すなわち、スイッチング素子202aは、不揮発性メモリ10の電源端子Aをグラウンド端子GNDに接続させる(ステップS14)。これにより、不揮発性メモリ10は動作しない状態となる(ステップS15)。
ここで、不揮発性メモリ10に不正アクセスしようと試みたとする。図7は、一実施形態による不揮発性メモリ10への不正アクセスを説明するための図である。図7には、外部電源30が示されている。外部電源30の例としては、不揮発性メモリ10へアクセスするための装置(例えば、リードライタ)が備える電源などが挙げられる。不揮発性メモリ10に不正アクセスしようする場合、図7に示すように、外部電源30が不揮発性メモリ10の電源端子Aに接続され、外部電源30は、不揮発性メモリ10が動作するのに必要な電圧を電源端子Aに出力しようと試みる(ステップS16)。しかしながら、ステップS14の処理により、スイッチング素子202aは、不揮発性メモリ10の電源端子Aをグラウンド端子GNDに接続させる。そのため、外部電源30、スイッチング素子202a、グラウンド端子GNDに電流が流れても、不揮発性メモリ10へアクセスするための装置(例えば、リードライタ)が流すことのできる電流では、不揮発性メモリ10の電源端子Aは、不揮発性メモリ10が動作するのに必要な電圧まで上昇することができない。なお、不揮発性メモリ10の電源端子Aが不揮発性メモリ10が動作するのに必要な電圧まで上昇するような大電流が流れた場合には、その電流経路の配線が断線するように配線幅を考慮したレイアウトを予め行うことにより、大電流を流す装置が使用された場合であっても、その大電流により電流経路の配線が断線し、実際には電流が流れなくなる。すなわち、不揮発性メモリ10が動作するのに必要な電圧まで上昇することができず、不揮発性メモリ10は動作しない状態のままである(ステップS17)。その結果、不揮発性メモリ10へアクセスを試みても、不揮発性メモリ10が動作しないため、アクセスできない。
以上、本発明の一実施形態によるメモリシステム1について説明した。メモリシステム1を備える機器において、不正防止装置20が備えるスイッチング素子202aは、機器が備える電源201から不揮発性メモリ10の電源端子Aへの電力の供給が停止される場合に、電源端子Aをグラウンド端子GNDに接続させる。こうすることにより、不揮発性メモリ10への不正アクセスを抑制することができる。
なお、本発明の一実施形態によるメモリシステム1では、不正防止装置20が備える電源本体201aの出力が1つの筐体に納められるものであってもよい。そして、例えば、筐体に開封防止シールを貼るものであってもよい。こうすることにより、電源本体201aの出力端子に接続される配線が筐体内に存在することになり、電源本体201aの出力に別の電源を接続して機器を動作させることが困難になる。また、開封防止シールにより筐体内へのアクセスを判断することができる。その結果、不揮発性メモリ10への不正アクセスを抑制することができる。
なお、本発明の一実施形態では、NPNトランジスタ201cのオン状態およびオフ状態、スイッチング素子202aのオン状態およびオフ状態は、アナログ回路によって決定された。しかしながら、本発明の別の実施形態では、制御手段204がNPNトランジスタ201cのオン状態およびオフ状態、スイッチング素子202aのオン状態およびオフ状態を決定するものであってもよい。図8は、本発明の別の実施形態によるメモリシステム1の構成の一例を示す図である。例えば、メモリシステム1において、不正防止装置20は、図8に示すように、電源本体201a、NPNトランジスタ201c、スイッチング素子202a、制御手段204、および電源205を備えるものであってもよい。電源205は、制御手段204に電力を供給し動作可能な状態にするための電源である。制御手段204は、電源本体201aがオン状態であるかオフ状態であるかを示す情報を、所定の時間間隔で電源本体201aから取得する。そして、制御手段204は、電源本体201aから取得した情報がオン状態であるかオフ状態であるかを判定する。所定の時間間隔とは、不正アクセスが実行され、データの読み書きが行われる時間に対して充分に短い時間間隔である。
制御手段204は、電源本体201aから取得した情報がオン状態であると判定した場合、NPNトランジスタ201cをオン状態にし、スイッチング素子202aをオフ状態にする制御信号を、NPNトランジスタ201cおよびスイッチング素子202aのそれぞれに出力する。具体的には、制御手段204は、NPNトランジスタ201cのベースにHighレベルの電圧を出力する。このHighレベルの電圧は、図4に示すNPNトランジスタ201cのベースに供給される電圧と同様の電圧である。また、制御手段204は、スイッチング素子202aがNMOSトランジスタである場合、スイッチング素子202aのゲートにLowレベルの電圧を出力する。
また、制御手段204は、電源本体201aから取得した情報がオフ状態であると判定した場合、NPNトランジスタ201cをオフ状態にし、スイッチング素子202aをオン状態にする制御信号を、NPNトランジスタ201cおよびスイッチング素子202aのそれぞれに出力する。具体的には、制御手段204は、NPNトランジスタ201cのベースにLowレベルの電圧を出力する。また、制御手段204は、スイッチング素子202aがNMOSトランジスタである場合、スイッチング素子202aのゲートにHighレベルの電圧を出力する。このHighレベルの電圧は、図4に示す電源203aが出力する電圧と同様の電圧である。
このように、制御手段204がNPNトランジスタ201cのオン状態およびオフ状態、スイッチング素子202aのオン状態およびオフ状態を決定することにより、本発明の一実施形態による、メモリシステム1と同様の動作が可能になる。その結果、本発明の別の実施形態によるメモリシステム1は、本発明の一実施形態によるメモリシステム1と同様に、不揮発性メモリ10への不正アクセスを抑制することができる。
なお、制御手段204の例としては、CPU(Central Processing Unit)などプログラムを実行することにより処理を実現するプロセッサや、コンフィギュレーションデータに従って構成されるFPGA(Field Programmable Gate Array)、PLA(Programmable Logic Array)、またはPLD(Programmable Logic Device)などの再構成可能な回路などが挙げられる。そして、1つのハードウェアを構成させるコンフィグレーションの処理をコンピュータに実行させるためのプログラムによって、再構成可能な回路が実現されるものであってもよい。また、電源本体201a、NPNトランジスタ201c、スイッチング素子202a、制御手段204、および電源205のうちの一部または全部が、制御手段204と共に1つのIC(Integrated Circuit)上に実現されるものであってもよい。また、電源本体201a、NPNトランジスタ201c、スイッチング素子202a、制御手段204、および電源205のうちの一部または全部が、制御手段204と同一のパッケージに封止されるものであってもよい。
図9は、本発明の実施形態による不正防止装置20の最小構成を示す図である。不正防止装置20は、機器に備えられる不正防止装置であって、図9に示すように、接続手段202aを備える。接続手段202aは、前記機器が備える電源から不揮発性メモリの電源端子への電力の供給が停止される場合に、前記電源端子をグラウンド端子に接続させる。
次に、本発明の実施形態による最小構成の不正防止装置20による処理について説明する。機器に備えられる不正防止装置20において、接続手段202aは、前記機器が備える電源から不揮発性メモリの電源端子への電力の供給が停止される場合に、前記電源端子をグラウンド端子に接続させる(ステップS21)。
以上、本発明の実施形態による最小構成の不正防止装置20について説明した。この不正防止装置20により、不揮発性メモリへの不正アクセスを抑制することができる。
なお、本発明の実施形態における処理は、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
なお、本発明の一実施形態では、機器がオフ状態(すなわち、電源201がオフ状態)の場合、不揮発性メモリ10の電源端子Aがグラウンド端子GNDに接続されるものとして説明した。しかしながら、本発明の別の実施形態では、機器がオフ状態(すなわち、電源201がオフ状態)の場合、グラウンド端子GNDに接続される端子は、電源端子Aに限定するものではない。例えば、不揮発性メモリ10にアクセスする場合に電圧や信号を印加する必要のある端子(例えば、データを書き込む場合に書き込みデータを入力する端子、データを読み取る場合に読み取るデータを出力する端子など)のうちの少なくとも1つがグラウンド端子GNDに接続されるようにすればよい。
なお、本発明の別の実施形態では、不揮発性メモリ10がメモリシステム1から取り外されたことを検出する検出部と、不揮発性メモリ10がメモリシステム1から取り外されたことを検出部が検出した場合に取り外されたことを報知する報知部を備え、不揮発性メモリ10がメモリシステム1から取り外されたことを検出部が検出した場合に取り外されたことを報知部が報知するものであってもよい。例えば、図示していないバッテリの出力電圧を不揮発性メモリ10の内部抵抗と図示していない調整抵抗とで分圧し、検出部は、不揮発性メモリ10が存在する場合の分圧を検出した場合に、不揮発性メモリ10が存在すると判定する。また、検出部は、不揮発性メモリ10が存在する場合の分圧を検出しない場合に、不揮発性メモリ10が存在しないと判定する。そして、報知部は、不揮発性メモリ10が存在しないと検出部が判定した場合に、音(音声を含む)、振動、表示(文字や色を含む)などを出力することにより、不揮発性メモリ10が存在しないことを報知すればよい。また、不揮発性メモリ10が存在しないと検出部が判定した場合、報知部は、図示しないバッテリで動作するメモリ(例えば、チップセット内の一部のメモリ)に不揮発性メモリ10が存在しないことを報知する信号を送信するものであってもよい。これにより、電源201がオフ状態のときに不正に実行されたイベントを記録することができ、電源201をオン状態にした後に不正に実行されたイベントを確認することができ、その不正に実行されたイベントに対して対策などの対応を実行することができる。
本発明の実施形態について説明したが、上述のメモリシステム1、その他の制御装置は内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。コンピュータの具体例を以下に示す。
図10は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ5は、図10に示すように、CPU6、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述のメモリシステム1、その他の制御装置のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU6は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU6は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
ストレージ8の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ8は、コンピュータ5のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インターフェース9または通信回線を介してコンピュータ5に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ5に配信される場合、配信を受けたコンピュータ5が当該プログラムをメインメモリ7に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ8は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるファイル、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例であり、発明の範囲を限定しない。これらの実施形態は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、省略、置き換え、変更を行ってよい。
1・・・メモリシステム
5・・・コンピュータ
6・・・CPU
7・・・メインメモリ
8・・・ストレージ
9・・・インターフェース
10・・・不揮発性メモリ
20・・・不正防止装置
30・・・外部電源
201、203a・・・電源
201a・・・電源本体
201b、203c、203d・・・抵抗
201c・・・NPNトランジスタ
202・・・不正防止回路
202a・・・スイッチング素子(接続手段)
203・・・電圧生成回路
203b・・・スイッチング素子

Claims (7)

  1. 機器に備えられる不正防止装置であって、
    前記機器が備える電源から不揮発性メモリの電源端子への電力の供給が停止される場合に、前記電源端子をグラウンド端子に接続させる接続手段、
    を備える不正防止装置。
  2. 前記接続手段は、
    スイッチング素子であり、
    前記電源から前記電源端子への電力の供給が停止される場合に、前記スイッチング素子をオン状態にする電圧を生成する電圧生成回路、
    を備える請求項1に記載の不正防止装置。
  3. 前記スイッチング素子は、
    NMOSトランジスタであり、
    前記電圧生成回路は、
    前記NMOSトランジスタをオン状態にするHighレベルの電圧を生成する、
    請求項2に記載の不正防止装置。
  4. 前記電源の出力を収納する1つの筐体を有する、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の不正防止装置。
  5. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載の不正防止装置と、
    前記不揮発性メモリと、
    を備えるメモリシステム。
  6. 機器に備えられる不正防止装置が実行する不正防止方法であって、
    前記機器が備える電源から不揮発性メモリの電源端子への電力の供給が停止される場合に、前記電源端子をグラウンド端子に接続させること、
    を含む不正防止方法。
  7. 機器に備えられる不正防止装置が有するコンピュータに、
    前記機器が備える電源から不揮発性メモリの電源端子への電力の供給が停止される場合に、前記電源端子をグラウンド端子に接続させること、
    を実行させるプログラム。
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