JP2022554320A - キサンチン誘導体を含む水性酸化組成物 - Google Patents

キサンチン誘導体を含む水性酸化組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、キサンチン誘導体を含む水性酸化組成物に関する。キサンチン誘導体が、貯蔵中の過酸化水素組成物を安定化することが予想外に見出された。【選択図】なし

Description

本発明は、5重量%を超える過酸化水素、及びある特定のキサンチン誘導体を含む水性酸化組成物に関する。さらに、本組成物を使用する酸化染色、脱色及びパーマのプロセスが開示される。
過酸化水素含有水性組成物は、当技術分野においてよく知られている。これらの組成物は、多くの工業及び技工プロセスにおいて必須の構成成分である。例えば、固体基材の脱色又は染色には、酸化組成物の存在が必要である。特に、製紙、羊毛、及び化粧品産業は、これらの組成物の性能に依存している。
しかし、そのような組成物の一般的な問題は、過酸化水素が貯蔵の際に分解過程を経る傾向があり、それによって組成物中の利用可能な活性酸素が経時的に減少することである。この分解過程は、脱色、染色及びパーマネントウェーブのプロセスにおいて特に問題となる。本来の性能を保持するため貯蔵寿命が長いことが、過酸化水素組成物の使用者にとって必須である。
過酸化水素の自己分解過程は温度と共に増大する。したがって、分解は、温暖な気候の国々において、又は使用者の施設での理想的とはいえない貯蔵条件下で素早く進行する。その結果、使用者は、より短い貯蔵時間を有する組成物により2~3か月前に得た結果と比較して、着色、脱色又はパーマネントウェーブのプロセスで低い性能に直面することになる。
従来技術は、この問題を十分に解決していない。
例えば、特許文献1では、水性酸化組成物の配合安定性に注目しているが、化学安定性には注目していない。
キサンチン及びその誘導体は、医薬品及び食品産業において周知の成分である。さらに、カフェインを含むクレンジング組成物が周知である(例えば、非特許文献1)。
特許文献2は、5重量%以下の過酸化水素、及びプリン誘導体、特にカフェインを含む水性酸化組成物を開示している。プリン誘導体は、ケラチン繊維の損傷を低減することが見出された。
欧州特許出願公開第2198923号明細書 国際出願公開第2009/053180号
Mintel #6713099
本発明の第1の目的は、
a)組成物の総重量に対して計算して5重量%を超える濃度の過酸化水素、並びに
b)以下の構造:
Figure 2022554320000001
〔式中、R1、R2、及びR3は、H及びCH3から独立して選択される。〕の1種以上の化合物、及び/又はこれらの混合物
を含み、1~6の範囲のpHを有する水性酸化組成物である。
本発明の第2の目的は、水性酸化組成物を安定化するための方法であって、
i)組成物の総重量に対して計算して5重量%を超える濃度の過酸化水素を含む水性組成物を準備するステップと、
ii)ステップi)に定義された組成物に、以下の構造:
Figure 2022554320000002
〔式中、R1、R2、及びR3は、H及びCH3から独立して選択される。〕の1種以上の化合物、及び/又はこれらの混合物を溶解するステップと、
を含む方法である。
本発明の第3の目的は、ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、より好ましくはヒトの毛髪を酸化染色する方法であって、
iii)上記に定義された組成物を準備するステップと、
iv)組成物を、7~12の範囲のpHを有しかつ1種以上の酸化染料前駆体を含む水性組成物と混合して、7~12の範囲のpHを有するすぐに使用できる(ready-to-use)組成物を調製するステップと、
v)すぐに使用できる組成物をケラチン繊維に適用し、1~60分間にわたって放置するステップと、
vi)ケラチン繊維をすすぎ流し、任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
を含む方法である。
本発明の第4の目的は、ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、より好ましくはヒトの毛髪を脱色及び/又は淡色化する方法であって、
vii)上記に定義された組成物を準備するステップと、
viii)組成物を、1種以上の過酸塩及び/又はペルオキシ塩、並びに1種以上のアルカリ化剤を含む脱色粉末組成物と混合して、7~12の範囲のpHを有するすぐに使用できる組成物を調製するステップと、
ix)すぐに使用できる組成物をケラチン繊維に適用し、1~60分間の範囲にわたって放置するステップと、
x)ケラチン繊維をすすぎ流し、任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
を含む方法である。
本発明の第5の目的は、ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、より好ましくはヒトの毛髪を脱色及び/又は淡色化する方法であって、
xi)上記に定義された組成物を準備するステップと、
xii)組成物を、1種以上のアルカリ化剤を含む水性淡色化組成物と混合して、7~12の範囲のpHを有するすぐに使用できる組成物を調製するステップと、
xiii)すぐに使用できる組成物をケラチン繊維に適用し、1~60分間の範囲にわたって放置するステップと、
xiv)ケラチン繊維をすすぎ流し、任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
を含む方法である。
本発明の第6の目的は、ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、より好ましくはヒトの毛髪をパーマネントシェイプする(permanently shaping)方法であって、
xv)任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
xvi)毛髪を機械的張力下に置くステップと、
xvii)ケラチン繊維に、1種以上の還元剤及び1種以上のアルカリ化剤を含む、3~12の範囲のpHを有する水性組成物を適用し、組成物を1分間~60分間の範囲にわたって放置するステップと、
xviii)任意選択で組成物をすすぎ流すステップと、
xix)上記に定義された組成物を準備し、それをケラチン繊維に適用し、1分間~30分間の範囲にわたって放置するステップと、
xx)ケラチン繊維から機械的張力を解放するステップと、
xxi)ケラチン繊維をすすぎ流し、任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
を含み、
ただし、ステップxvi)及びxvii)、並びにステップxix)及びxx)は、任意の順序で行ってよいことを条件とする、方法である。
本発明の第7の目的は、以下の一般構造:
Figure 2022554320000003
〔式中、R1、R2、及びR3は、H及びCH3から独立して選択される。〕の化合物の、過酸化水素を含む水性組成物の貯蔵安定性を改善するための使用である。
本発明の第8の目的は、上記に定義された組成物と、
- 7~12の範囲のpHを有し、1種以上の酸化染料前駆体及び/又は酸化染料カプラーを含む水性組成物、
- 1種以上の過酸塩及び/又はペルオキシ塩、並びに1種以上のアルカリ化剤を含む脱色粉末組成物、
- 1種以上のアルカリ化剤を含み、7~12の範囲のpHを有する水性淡色化組成物、
- 1種以上の還元剤及び1種以上のアルカリ化剤を含む、7~12の範囲のpHを有する水性組成物
から選択される1種以上の組成物と
を含むキット・オブ・パーツである。
発明の詳細な説明
従来技術における試みにもかかわらず、過酸化水素を含む水性酸化組成物の化学的及び物理的貯蔵安定性を改善する十分な解決策を提供することができなかった。
本発明の発明者らは、キサンチン及びその誘導体が、過酸化水素を含む水性酸化組成物の化学的及び物理的貯蔵安定性を、室温及び上昇温度で同様に増加させることを予期することなく見出した。さらに、キサンチン及びその誘導体は、貯蔵の間に活性過酸化水素を維持することができ、粘度変化を防止する。したがって、脱色/淡色化、酸化染色、及びパーマネントウェーブのプロセスは、性能が経時的により一定であることが予期されることなく見出された。
〔水性酸化組成物〕
本発明による水性酸化組成物は、1~6の範囲のpHを有し、
a)組成物の総重量に対して計算して5重量%を超える濃度の過酸化水素、並びに
b)以下の構造:
Figure 2022554320000004
〔式中、R1、R2、及びR3は、H及びCH3から独立して選択される。〕の1種以上のキサンチン及び/若しくはキサンチン誘導体、並びに/又はこれらの混合物
を含む。
組成物のpHは、組成物の貯蔵安定性及び安全性の観点から、好ましくは1.25以上、より好ましくは1.5以上、更に好ましくは2以上である。
組成物のpHは、組成物の貯蔵安定性の観点から、好ましくは5以下、より好ましくは4以下、更に好ましくは3以下である。
上述の効果を得るため、組成物のpHは、好ましくは1.25~5の範囲、より好ましくは1.5~4の範囲、更に好ましくは2~3の範囲である。
a)の化合物の濃度は、生成物の性能の観点から、組成物の総重量に対して計算して、好ましくは5重量%以上を超える範囲、より好ましくは6重量%以上、更に好ましくは9重量%以上である。
a)の化合物の濃度は、生成物の性能及び使用者の安全性の観点から、組成物の総重量に対して計算して、好ましくは20重量%以下、より好ましくは15重量%以下、更に好ましくは12重量%以下である。
上述の効果を得るため、a)の化合物の濃度は、組成物の総重量に対して計算して、好ましくは5重量%超~20重量%、より好ましくは6重量%~15重量%、更に好ましくは9重量%~12重量%の範囲である。
化合物b)の構造による適切なキサンチン及び/又はキサンチン誘導体は、
- R1=R2=R3=Hである、キサンチン、
- R1=R3=CH3であり、R2=Hである、テオブロミン、
- R2=R3=CH3であり、R1=Hである、テオフィリン、及び
- R1=R2=R3=CH3である、カフェイン
である。
上記の混合物も適している。
b)の化合物のうちの少なくとも1つはカフェインであることが、経済的な観点から好ましい。
b)の化合物の総濃度は、性能を安定化させる観点から、組成物の総重量に対して計算して、好ましくは0.001重量%以上、より好ましくは0.01重量%以上、更に好ましくは0.02重量%以上、更により好ましくは0.03重量%以上である。
b)の化合物の総濃度は、経済的な理由、並びに性能を安定化する観点から、組成物の総重量に対して計算して、好ましくは0.5重量%以下、より好ましくは0.25重量%以下、更に好ましくは0.1重量%以下、更により好ましくは0.08重量%以下である。
上述の効果を得るため、b)の化合物の総濃度は、組成物の総重量に対して計算して、好ましくは0.001重量%~0.5重量%の範囲、より好ましくは0.01重量%~0.25重量%の範囲、更に好ましくは0.02重量%~0.1重量%の範囲、更により好ましくは0.03重量%~0.08重量%の範囲である。
化合物a)とb)の重量比は、性能を安定化させる観点から、好ましくは2以上、より好ましくは20以上、更に好ましくは37.5以上、更により好ましくは100以上である。
化合物a)とb)の重量比は、性能を安定化させる観点から、好ましくは1,000以下、より好ましくは600以下、更に好ましくは400以下、更により好ましくは150以下である。
上述の効果を得るため、化合物a)とb)の重量比は、好ましくは2~1,000の範囲、より好ましくは20~600の範囲、更に好ましくは37.5~400の範囲、更により好ましくは100~150の範囲である。
〔水性酸化組成物の形態〕
本発明の組成物は、好ましくは、化粧品の安全性、並びに使い勝手の良さ(user friendliness)の観点から、エマルション、増粘ゲル、又はこれらの組合せである。
〔c)の化合物としての親油性化合物〕
本発明の組成物がエマルション及び/又は増粘エマルションとして配合される場合、組成物は、c)の化合物として1種以上の親油性化合物を含むことが好ましい。
好ましくは、c)の化合物は、化粧品の相溶性の観点から、C12~C22脂肪アルコール、C3~C22アルコールとC12~C22脂肪酸とのエステル、C8~C22脂肪酸、植物油、及び/若しくはシリコーン、及び/若しくは炭化水素ベース生成物、並びに/又はこれらの混合物から選択される。
適切なC12~C22脂肪アルコールは、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及びセテアリルアルコールである。
適切なC3~C22アルコールとC12~C22脂肪酸とのエステルは、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、及びミリスチン酸ミリスチルである。
適切なC8~C22脂肪酸は、オレイン酸、リノール酸、及びパルミチン酸である。
適切な植物油は、オリーブ油、アーモンド油、ヒマワリ油、及びアルガン油である。
適切なシリコーンは、非アミノ化及びアミノ化シリコーンである。後者は、アモジメチコンとして一般に知られている。
c)の化合物の総濃度は、組成物の総重量に対して計算して1重量%以上、より好ましくは2重量%以上、更により好ましくは3重量%以上であることが、安定した組成物を形成する、及び使用者の安全性の観点から好ましい。
c)の化合物の総濃度は、組成物の総重量に対して計算して20重量%以下、より好ましくは15重量%以下、更により好ましくは12重量%以下であることが、安定した組成物を形成する観点から好ましい。
上述の効果を得るため、c)の化合物の総濃度は、組成物の総重量に対して計算して1重量%~20重量%の範囲、好ましくは2重量%~15重量%の範囲、より好ましくは3重量%~12重量%の範囲である。
〔d)の化合物としての界面活性剤〕
本発明の組成物は、組成物を安定化する、並びに湿潤性及び混合性を改善する観点から、d)の化合物として、好ましくは、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及び/若しくは両性/双性イオン性界面活性剤、並びに/又はこれらの混合物から選択される、より好ましくはアニオン性界面活性剤から選択される、1種以上の界面活性剤を更に含んでもよい。
好ましくは、アニオン性界面活性剤は、エトキシル化若しくは非エトキシル化アルキルエーテルサルフェート界面活性剤、アルキルサルフェート、エトキシル化及び/若しくは非エトキシル化アルキルカルボキシレート、エトキシル化若しくは非エトキシル化アミノ酸界面活性剤、並びに/又はこれらの混合物及び/又はこれらの塩から選択されうる。
適切な例は、C10~C22のアルキル鎖長、及び1~50のエトキシル化度を有する、アルキルサルフェート、若しくは好ましくはエトキシル化アルキルエーテルサルフェート界面活性剤、又はこれらの混合物、及び/又はこれらの塩である。
適切な非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシド、エトキシル化トリグリセリド、エトキシル化脂肪アルコール、エトキシル化脂肪酸エステル、及び/又はこれらの混合物から選択されうる。
適切なカチオン性界面活性剤は、C12~C22の範囲の炭素鎖長を有する第四級アンモニウム界面活性剤、又は第三級アミン基を有し、かつC12~C22の範囲の炭素鎖長を有する少なくとも1個のアルキル鎖を有する界面活性剤、例えば、アルキルアミドアルキルアミン界面活性剤及び/又はこれらの塩である。適切な例は、セトリモニウムクロリド及びベヘントリモニウムクロリドである。
適切な両性/双性イオン性界面活性剤は、ベタイン型である。適切な化合物は、アルキルベタイン及び/又はアルキルアミドベタインから選択されうる。アルキルベタインから選択される好ましい化合物は、ラウリルベタインである。アルキルアミドベタインから選択される好ましい化合物は、コカミドプロピルベタインである。本開示は、化合物の塩にも関する。
界面活性剤の適切な濃度範囲は、ケラチン繊維の湿潤性、物理的安定性、及び他の組成物との混合性を向上させる観点から、組成物の総重量に対して計算して、0.1重量%~10重量%の範囲である。
〔増粘ポリマー〕
化粧品の安全性の観点から、本発明の組成物は、1種以上の増粘ポリマーを含むことが更に好ましい。
本発明の組成物は、非イオン性増粘ポリマー及び/若しくはアニオン性増粘ポリマー、並びに/又はこれらの混合物から選択される1種以上の1つの増粘ポリマーを含む。
好ましくは、増粘ポリマーは、25℃の水中に1重量%のポリマー濃度で測定し、組成物の総重量に対して計算し、Brookfield粘度計によって、例えば、25℃で適切なスピンドルを10rpmで1分間用いて決定して、少なくとも1,000mPa・sの粘度を有するpH1~6の水溶液及び/又は水性分散体に生じたポリマーから選択される。
適切な非イオン性増粘ポリマーは、セルロースベースポリマーである。セルロースベースポリマーの適切な例は、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチル-メチルセルロース、及びアルキル化ヒドロキシルセルロース、例えば、(C2~C8)-アルキルセルロース又はセチルヒドロキシエチルセルロースである。
適切なアニオン性増粘ポリマーは、天然ベースアニオン性ポリマー及び/又は合成アニオン性ポリマーから選択される。
適切な天然のアニオン性ポリマーは、キサンタンガム、デヒドロキサンタンガム、ヒドロキシプロピルキサンタンガム、カルボキシメチルセルロース、及びデンプンベースポリマー、例えば、植物デンプン及び/又はこれらの合成加工誘導体、例えば、ヒドロキシプロピルデンプンホスフェートから選択されうる。同じように好適なものは、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カルシウム、アラビアガム、及びグアーガムである。
適切な合成アニオン性ポリマーは、会合性増粘ポリマー、例えば、アクリレート/ステアレス-30メタクリレートコポリマーである。
本発明の組成物に好ましい増粘ポリマーは、生分解性及び低い環境への影響の観点から、天然のアニオン性ポリマー、より好ましくはキサンタンガム及び/又はデヒドロキアンタンガムである。
好ましくは、本発明の増粘ポリマーの総濃度は、組成物に十分な粘度を提供する観点から、組成物の総重量に対して計算して、0.1重量%以上、より好ましくは0.25重量%以上、より好ましくは0.5重量%以上である。
好ましくは、本発明の増粘ポリマーの総濃度は、組成物に十分な粘度を提供する、及び商品原価(cost of goods)の観点から、組成物の総重量に対して計算して、15重量%以下、より好ましくは12重量%以下、更により好ましくは10重量%以下である。
上述の効果を得るため、本発明の組成物中の増粘ポリマーの総濃度は、組成物の総重量に対して計算して、好ましくは0.1重量%~15重量%の範囲、より好ましくは0.25重量%~12重量%の範囲、更に好ましくは0.5重量%~10重量%の範囲である。
化粧品の安全性の観点から、本発明の組成物は、大気条件下において25℃でコーンプレート粘度計により決定して、1,000Pa・s~25,000mPa・s、好ましくは2,000mPa・s~20,000mPa・sの範囲、より好ましくは2,500mPa・s~17,500mPa・sの範囲の粘度を有する。適切な粘度計は、スピンドル#4を有するBrookfield粘度計である。
〔酸化組成物を安定化するための方法及び使用〕
本発明は、水性酸化組成物を安定化するための方法であって、
i)組成物の総重量に対して計算して5重量%を超える濃度の過酸化水素を含む水性組成物を準備するステップと、
ii)ステップi)に定義された組成物に、以下の構造:
Figure 2022554320000005
〔式中、R1、R2、及びR3は、H及びCH3から独立して選択される。〕の1種以上の化合物、及び/又はこれらの混合物を溶解するステップと、
を含む方法も対象とする。
i)に定義された組成物に好ましい濃度、並びにii)に定義された好ましい化合物及び濃度は、上記の本発明の組成物に定義されたものと同じである。
本発明は、過酸化水素を含む水性組成物の貯蔵安定性を改善するための、好ましくは、過酸化水素濃度を貯蔵期間にわたって維持するための、以下の一般構造:
Figure 2022554320000006
〔式中、R1、R2、及びR3は、H及びCH3から独立して選択される。〕の化合物の使用も対象とする。
好ましい濃度及び化合物は、上記の本発明の組成物に定義されたものと同じである。
〔酸化染色〕
本発明は、ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、より好ましくはヒトの毛髪を酸化染色する方法であって、
iii)上記に記載された本発明の組成物を準備するステップと、
iv)組成物を、7~12の範囲のpHを有しかつ1種以上の酸化染料前駆体及び/又は酸化染料カプラーを含む水性組成物と混合して、7~12の範囲のpHを有するすぐに使用できる組成物を調製するステップと、
v)すぐに使用できる組成物をケラチン繊維に適用し、1~60分間にわたって放置するステップと、
vi)ケラチン繊維をすすぎ流し、任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
を含む方法も対象とする。
ステップiv)の組成物に適した酸化染料前駆体は、例えば、p-フェニレンジアミン及び/又はその誘導体、p-アミノフェノール及び/又はその誘導体、並びに複素環式化合物、例えば、ジアミノピラゾール及び置換ピリミジン、及び/又はこれらの誘導体、及び/又はこれらの塩である。
さらに、酸化染料前駆体のほかに、ステップiv)の組成物は、酸化染料カプラーを含んでもよい。適切な酸化染料カプラーは、レゾルシノール及び/又はその誘導体、m-アミノフェノール及び/又はその誘導体、m-フェニレンジアミン及び/又はその誘導体、ピリジン及び/又はその誘導体、ナフトール及び/又はその誘導体、並びに/又はこれらの塩である。
酸化染料前駆体及び/又は酸化染料カプラーの適切な総濃度は、混合する前のステップiv)の組成物の総重量に対して計算して、0.001重量%~5重量%の範囲、好ましくは0.01重量%~4重量%の範囲、より好ましくは0.05重量%~3重量%の範囲、更に好ましくは0.1重量%~2重量%の範囲である。
適切には、ステップiv)の組成物は、1種以上のアルカリ化剤を含む。好ましくは、1種以上のアルカリ化剤は、アンモニア、一般構造:
Figure 2022554320000007
〔式中、R4、R5、及びR6は、同一又は異なって、H、C1~C4アルキル、C3~C4不飽和アルキル、C3~C4分岐鎖アルキル、C1~C4ヒドロキシルアルキル、C3~C4不飽和ヒドロキシルアルキル、C3~C4分岐鎖ヒドロキシルアルキルであり、ただしR4、R5、又はR6のうちの少なくとも1つはHと異なることを条件とする。〕のアルキルアミン又はアルカノールアミンから選択される。
アルカリ化剤は、アンモニア、及び/又はモノエタノールアミン、及び/又は2-アミノメチルプロパノールから選択されることが、染色強度の観点から好ましい。
混合する前のステップiv)の染色組成物中のアルカリ化剤の濃度は、十分なアルカリ度及び染色強度の観点から、混合する前のステップiv)の染色組成物の総重量に対して計算して、好ましくは0.25重量%~15重量%の範囲、より好ましくは0.5重量%~12.5重量%の範囲、更に好ましくは0.75重量%~10重量%の範囲、更により好ましくは1重量%~7.5重量%の範囲である。
混合する前のステップiv)の染色組成物は、7~12の範囲のpHを有する。混合する前のステップiv)の染色組成物のpHは、緩衝能の観点から、好ましくは7.5~11の範囲、より好ましくは8.0~10の範囲、更に好ましくは8.5~9.5の範囲である。
次いでステップiv)の染色組成物をステップiii)の本発明の組成物と混合して、すぐに使用できる組成物を形成する。適切な混合重量比は、5:1~1:5(ステップivの組成物:ステップiiiの本発明の組成物)である。慣用的には、適切な混合重量比は、1:1、1:2、及び1:3(ステップivの組成物:ステップiiiの本発明の組成物)である。
適切には、すぐに使用できる組成物のpHは7~12の範囲である。すぐに使用できる組成物のpHは、染色速度の加速の観点から、好ましくは7.5~11、より好ましくは8.0~10.5の範囲である。
次いで、ステップv)に定義されているように、すぐに使用できる組成物をケラチン繊維に適用し、1分間~60分間にわたって放置する。ステップv)に好ましい時間範囲は、酸化毛髪色(oxidative hair color)が十分に発生する観点から、5分間~45分間であり、より好ましい範囲は10分間~35分間である。
すぐに使用できる混合物の適用時間の間、染色速度を加速する、及び化粧品の安全性の観点から、熱を、好ましくは30℃~50℃の温度範囲で、ケラチン繊維に適用してもよい。
その後、ステップvi)において、すぐに使用できる組成物をケラチン繊維からすすぎ流し、任意選択でこれらをシャンプーにより洗い、任意選択でヘアドライヤーにより乾かす(blow-dried)。
〔脱色及び/又は淡色化〕
本発明は、ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、より好ましくはヒトの毛髪を脱色及び/又は淡色化する方法であって、
vii)上記に記載された本発明の組成物を準備するステップと、
viii)組成物を、1種以上の過酸塩及び/又はペルオキシ塩、並びに1種以上のアルカリ化剤を含む脱色粉末組成物と混合して、7~12の範囲のpHを有するすぐに使用できる組成物を調製するステップと、
ix)すぐに使用できる組成物をケラチン繊維に適用し、1~60分間の範囲にわたって放置するステップと、
x)ケラチン繊維をすすぎ流し、任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
を含む方法も対象とする。
ステップviii)の脱色粉末組成物は、1種以上の過酸塩及び/又はペルオキシ塩を含む。適切な過酸塩及び/又はペルオキシ塩は、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、アルカリ土類過酸化物、例えば、過酸化マグネシウム、過酸化マレイミド、若しくは過酸化尿素、又はフタルイミドペルオキシヘキサン酸である。脱色力の観点から好ましい過酸塩は、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム及び過硫酸アンモニウムである。
混合する前のステップviii)の脱色粉末組成物中の過酸塩及び/又はペルオキシ塩の総濃度は、脱色力及び化粧品の安全性の観点から、混合する前のステップviii)の脱色粉末組成物の総重量に対して計算して、好ましくは10重量%~80重量%の範囲、より好ましくは15重量%~70重量%の範囲、更に好ましくは20重量%~60重量%の範囲、更により好ましくは25重量%~60重量%の範囲である。
ステップviii)の脱色粉末組成物は、1種以上のアルカリ化剤を更に含む。適切なアルカリ化剤は、メタケイ酸塩、特にメタケイ酸ナトリウムである。混合する前のステップviii)の脱色粉末組成物中のメタケイ酸塩の濃度は、アルカリ度の観点から、混合する前のステップviii)の脱色粉末組成物の総重量に対して計算して、好ましくは1重量%~20重量%、より好ましくは5重量%~15重量%の範囲である。
他の適切なアルカリ化剤は、炭酸及び重炭酸アルカリ塩、例えば、ナトリウム、カリウム、及びアンモニウム塩である。緩衝能力の観点から、好ましい塩は重炭酸塩であり、とりわけ好ましいものは重炭酸アンモニウムである。ステップviii)の脱色粉末組成物中の炭酸塩の適切な濃度は、緩衝能力及び低い毛髪損傷の観点から、混合する前の脱色粉末組成物の総重量に対して計算して、0.25重量%~10重量%の範囲、好ましくは0.5重量%~7.5重量%の範囲、より好ましくは0.75重量%~5重量%の範囲、更に好ましくは1重量%~4重量%の範囲である。
次いで、ステップviii)の脱色粉末組成物をステップvii)の本発明の組成物と混合して、すぐに使用できる組成物を形成する。適切な混合重量比は、5:1~1:5(ステップviiiの組成物:ステップviiの本発明の組成物)である。慣用的には、適切な混合比は、重量基準で1:1、1:2、及び1:3(ステップviiiの組成物:ステップviiの本発明の組成物)である。
適切には、すぐに使用できる組成物のpHは7~12の範囲である。すぐに使用できる組成物のpHは、染色の加速の観点から、好ましくは7.5~11、より好ましくは8.0~10.5の範囲である。
次いで、ステップix)に定義されているように、すぐに使用できる組成物をケラチン繊維に適用し、1分間~60分間にわたって放置する。ステップix)に好ましい時間範囲は、酸化毛髪色が十分に発生する観点から、5分間~45分間であり、より好ましい範囲は10分間~35分間である。
任意選択で、すぐに使用できる組成物をケラチン繊維上に放置している間に、熱を適用してもよい。適切な温度範囲は、30℃~50℃である。
その後、ステップx)において、すぐに使用できる組成物をケラチン繊維からすすぎ流し、任意選択でこれらをシャンプーにより洗い、任意選択でヘアドライヤーにより乾かす。
本発明は、ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、より好ましくはヒトの毛髪を脱色及び/又は淡色化する方法であって、
xi)上記に定義された本発明の組成物を準備するステップと、
xii)組成物を、1種以上のアルカリ化剤を含む水性淡色化組成物と混合して、7~12の範囲のpHを有するすぐに使用できる組成物を調製するステップと、
xiii)すぐに使用できる組成物をケラチン繊維に適用し、1~60分間の範囲にわたって放置するステップと、
xiv)ケラチン繊維をすすぎ流し、任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
を含む方法も対象とする。
混合する前のステップxii)の水性淡色化組成物は、好ましくは、1種以上の親油性化合物を含むエマルションであり、このことも本発明の組成物において開示されている。
水性淡色化組成物は、淡色化性能の観点から、好ましくは8~11の範囲、より好ましくは8.5~10.5の範囲のpHを有する。
適切な混合比は、脱色粉末の代わりに水性組成物を使用しているが、上記の脱色工程において開示した混合比と同様である。
〔パーマネントシェイプ〕
本発明は、ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、より好ましくはヒトの毛髪をパーマネントシェイプする方法であって、
xv)任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
xvi)毛髪を機械的張力下に置くステップと、
xvii)ケラチン繊維に、1種以上の還元剤及び1種以上のアルカリ化剤を含む、3~12の範囲のpHを有する水性組成物を適用し、組成物を1分間~60分間の範囲にわたって放置するステップと、
xviii)任意選択で組成物をすすぎ流すステップと、
xix)上記に定義された組成物を準備し、それをケラチン繊維に適用し、1分間~30分間の範囲にわたって放置するステップと、
xx)ケラチン繊維から機械的張力を解放するステップと、
xxi)ケラチン繊維をすすぎ流し、任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
を含み、
ただし、ステップxvi)及びxvii)、並びにステップxix)及びxx)は、任意の順序で行ってよいことを条件とする、方法も対象とする。他のステップは、上記に列挙された順序通りに行うことができる。
用語「パーマネントシェイプする」は、パーマネントカーリング(permanent curling)及びパーマネントストレートニング(permanent straightening)を指すと理解されるべきである。
したがって、ステップxvii)に定義された機械的張力は、例えば、ケラチン繊維をカーラーに設置すること、又は繊維を櫛又はブラシによりストレートにすることによって提供される。
ステップxvii)に定義された組成物は、1種以上の還元剤を含む。原則として、任意の無機若しくは有機還元剤、及び/又はこれらの混合物が本発明の目的に適している。
適切な無機還元剤は、亜硫酸塩、及び/又は亜硫酸水素塩、例えば、ナトリウム、カリウム及びアンモニウム塩である。適切な有機還元剤は、チオグリコール酸及び/又はその塩、システアミン及び/又はその塩、チオグリセリン及び/又はその塩、チオグリコール酸及び/又はその塩のグリセリンエステル、チオ乳酸及び/又はその塩、システイン又はその誘導体及び/若しくは塩、並びに/あるいはこれらの混合物である。好ましいものは、化粧品の安全性の観点から、チオグリコール酸及び/又はその塩、チオ乳酸及び/又はその塩、システイン又はその誘導体及び/若しくはその塩、及び亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、並びにこれらの混合物である。化粧品の安全性の観点から、最も好ましい還元剤は、チオグリコール酸及び/若しくはその塩、及び亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、並びに/又はこれらの混合物である。
ステップxvii)の組成物中の還元剤の濃度は、ステップxvii)の組成物の総重量に対して計算して、好ましくは0.5重量%~20重量%、より好ましくは1重量%~15重量%、更に好ましくは2重量%~12重量%の範囲、更により好ましくは3重量%~10重量%の範囲である。
組成物のpHは、酸性であってもアルカリ性であってもよく、3~12、好ましくは4~11の範囲であり、還元力の観点から、最も好ましくはアルカリ性であり、7.5~10.5の範囲である。pHは、既知の有機及び/又は無機酸、並びにアルカリ化剤により調整されうる(染色及び脱色についての上記を参照されたい)。
ステップxvii)の組成物は、周囲温度で1~60分間にわたって、好ましくは2分間~45分間にわたって、より好ましくは5分間~30分間にわたって、更により好ましくは5分間~20分間にわたって毛髪に放置される。任意選択で熱を適用してもよい。
次いで、ステップxix)において、本発明の組成物を毛髪に適用し、1分間~30分間にわたって放置する。毛髪の損傷及び酸化性能の観点から、組成物は、任意選択で熱を適用しながら及び/又は加熱装置を使用しながら、ケラチン繊維上に好ましくは2分間~25分間、より好ましくは3分間~20分間、更に好ましくは5分間~15分間放置する。
〔キット・オブ・パーツ〕
本発明は、上記に定義された本発明の組成物と、
- 7~12の範囲のpHを有し、1種以上の酸化染料前駆体及び/又は酸化染料カプラーを含む水性組成物、
- 1種以上の過酸塩及び/又はペルオキシ塩、並びに1種以上のアルカリ化剤を含む脱色粉末組成物、
- 1種以上のアルカリ化剤を含み、7~12の範囲のpHを有する水性淡色化組成物、
- 1種以上の還元剤及び1種以上のアルカリ化剤を含む、3~12の範囲のpHを有する水性組成物
から選択される1種以上の組成物と
を含むキット・オブ・パーツも対象とする。
上述の組成物は別々に包装されることが、顧客利便性(customer friendliness)という観点から好ましい。
7~12の範囲のpHを有し、1種以上の酸化染料前駆体及び/又は酸化染料カプラーを含む水性組成物は、混合する前のステップiv)の組成物であることが更に好ましい。
1種以上の過酸塩及び/又はペルオキシ塩、並びに1種以上のアルカリ化剤を含む脱色粉末組成物は、混合する前のステップviii)の組成物であることが更に好ましい。
1種以上のアルカリ化剤を含み、7~12の範囲のpHを有する水性淡色化組成物は、混合する前のステップxii)の水性淡色化組成物であることが更に好ましい。
1種以上の還元剤及び1種以上のアルカリ化剤を含む、3~12の範囲のpHを有する水性組成物は、ステップxvii)のパーマネントシェイプ組成物であることが更に好ましい。
下記の実施例は本発明を説明するが、本発明を制限するものではない。
実施例1
以下の組成物を、b)の化合物としてカフェインを過酸化水素の水性組成物に一定撹拌下で溶解することによって調製した。
Figure 2022554320000008
組成物を調製し、40℃の制御条件下で12か月間貯蔵した。過酸化水素含有量を、滴定により分析し、以下の濃度を測定した。
Figure 2022554320000009
結果として、b)の化合物は、1年間にわたって92%の過酸化水素活性を維持することができたが、b)の化合物を有しない比較組成物は、1年後にわずか68%の活性であった。
(方法)
過酸化水素濃度は、Redox電極及び0.1Nチオ硫酸ナトリウム溶液を備えたMettler Toledo DL58滴定装置を使用して、ヨウ素滴定により測定した。
実施例2
以下の組成物を、b)の化合物としてテオブロミンを過酸化水素の水性組成物に一定撹拌下で溶解することによって調製した。
Figure 2022554320000010
実施例1と同じ方法を下記の分析に使用した。
Figure 2022554320000011
実施例3
重量%
カフェイン 0.01
セテアリルアルコール 4.0
ラウリル硫酸ナトリウム 0.8
リン酸 pH1.5にする十分量
EDTA四ナトリウム 0.05
過酸化水素 6.0
水 100.0まで
b)の化合物としてのカフェインの濃度を、0.05%、0.1%若しくは0.5%、又はその間の任意の値に調整して、同じ技術効果を達成することもできる。
過酸化水素の濃度を、9重量%、12重量%、15重量%若しくは20重量%、又はその間の任意の値に調整することができる。
実施例4
重量%
テオブロミン 0.01
セテアリルアルコール 4.0
ラウリル硫酸ナトリウム 0.8
リン酸 pH2.5にする十分量
EDTA四ナトリウム 0.05
過酸化水素 6.0
水 100.0まで
b)の化合物としてのテオブロミンの濃度を、0.05%、0.1%若しくは0.5%、又はその間の任意の値に調整して、同じ技術効果を達成することもできる。
テオブロミンを、キサンチン又はテオフィリンに置き換えることもできる。
過酸化水素の濃度を、9重量%、12重量%、15重量%若しくは20重量%、又はその間の任意の値に調整することができる。
実施例5
重量%
カフェイン 0.01
テオブロミン 0.05
テオフィリン 0.05
セテアリルアルコール 4.0
ラウリル硫酸ナトリウム 0.8
リン酸 pH3.0にする十分量
EDTA四ナトリウム 0.05
過酸化水素 6.0
水 100.0まで
b)の化合物としてのテオブロミンの濃度を、0.05%、0.1%若しくは0.5%、又はその間の任意の値に調整して、同じ技術効果を達成することもできる。
テオブロミンを、キサンチン又はテオフィリンに置き換えることもできる。
過酸化水素の濃度を、9重量%、12重量%、15重量%若しくは20重量%、又はその間の任意の値に調整することができる。
実施例6
以下の酸化染色組成物を調製した。
重量%
セテアリルアルコール 12
セテアリル硫酸ナトリウム 2
コカミドMEA 5
オレイン酸 2
EDTA四ナトリウム 1
亜硫酸ナトリウム 1
水酸化アンモニウム 5
塩化アンモニウム 1
トルエン-2,5-ジアミンサルフェート 0.75
レゾルシノール 0.10
4-クロルレゾルシノール 0.25
m-アミノフェノール 0.05
4-アミノ-2-ヒドロキシトルエン 0.05
香料 0.5
水 100まで
上記の組成物は9.9のpHを有した。
次いで酸化染色組成物を、1年間貯蔵した後の実施例1の本発明の組成物1及び比較組成物1と1:1の重量比で混合して、すぐに使用できる組成物を生成した。すぐに使用できる組成物は、およそ9.5のpHを有した。
すぐに使用できる組成物をヒトの毛髪に適用し、室温で30分間放置した。その後、組成物を水ですすぎ流し、毛髪をシャンプーで洗い、ヘアドライヤーで乾かした。
毛髪は、本発明の組成物1では強力に赤褐色に着色されたが、比較組成物1では少ない色強度であったことが見出された。
実施例7
以下の脱色粉末組成物を調製した。
重量%
ヒドロキシエチルセルロース 3
EDTA四ナトリウム 2
炭酸ナトリウム 1
過硫酸アンモニウム 11
過硫酸カリウム 36
メタケイ酸ナトリウム 10
鉱油 8
珪藻土 100にする量
次いで、上記の脱色粉末組成物を、1年間貯蔵した後の実施例1の本発明の組成物1及び比較組成物1と1:2(脱色粉末:本発明の組成物1)の重量比で混合して、およそ9.8のpHを有するすぐに使用できる組成物を生成した。
次いで、すぐに使用できる組成物をヒトの毛髪に適用し、室温で30分間放置した。その後、組成物を水ですすぎ流し、毛髪をシャンプーで洗い、ヘアドライヤーで乾かした。
毛髪は、本発明の組成物1では強力に脱色されたが、比較組成物1により脱色された毛流(hair streak)では、淡色化の程度は視覚的に低かったことが見出された。
実施例8
以下のパーマネントシェイプ組成物を調製した。
重量%
チオグリコール酸アンモニウム(60%) 21.3
炭酸水素アンモニウム 5.0
1,3-ブチレングリコール 3.10
アモジメチコン 0.2
PEG-40硬化ヒマシ油 0.7
香料 0.4
アンモニア(有効量25%) pH8.3まで
水 100.0まで
ヒト毛髪をシャンプーで洗い、毛髪をカーラーで機械的張力下に置いた。次いで、上記の組成物を毛髪に適用し、40℃で15分間放置した。次いで、組成物を水ですすぎ流した。
次いで、1年間貯蔵した実施例1の本発明の組成物1及び比較組成物1を毛髪に適用し、室温で15分間放置した。次いで毛髪を張力から解放し、カーラーを取り外した。次いで、毛髪をすすぎ流しシャンプーで洗い、ヘアドライヤーで乾かした。
毛髪は、本発明の組成物1では強力にカールされ、良好な美容的感触を有したが、比較組成物1により処理した毛流では、毛髪感触が不十分でありカール強度が少なかった。

Claims (16)

  1. a)組成物の総重量に対して計算して5重量%を超える濃度の過酸化水素、並びに
    b)以下の構造:
    Figure 2022554320000012
    〔式中、R1、R2、及びR3は、H及びCH3から独立して選択される。〕の1種以上の化合物、及び/又はこれらの混合物
    を含み、1~6の範囲のpHを有する水性酸化組成物。
  2. a)の化合物の濃度が、組成物の総重量に対して計算して、5重量%超~20重量%の範囲、好ましくは6重量%~15重量%の範囲、より好ましくは9重量%~12重量%の範囲であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. b)の少なくとも1種の化合物がカフェインであることを特徴とする、請求項1及び/又は2に記載の組成物。
  4. b)の化合物の総濃度が、組成物の総重量に対して計算して、0.001重量%~0.5重量%の範囲、好ましくは0.01重量%~0.25重量%の範囲、より好ましくは0.02重量%~0.1重量%の範囲、更に好ましくは0.03重量%~0.08重量%の範囲であることを特徴とする、先行する請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  5. c)の化合物として1種以上の親油性化合物を含むことを特徴とする、先行する請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  6. c)の化合物が、C12~C22脂肪アルコール、C3~C22アルコールとC12~C22脂肪酸とのエステル、C8~C22脂肪酸、植物油、及び/若しくはシリコーン、及び/若しくは炭化水素ベース生成物、並びに/又はこれらの混合物から選択されることを特徴とする、先行する請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  7. c)の化合物の濃度が、組成物の総重量に対して計算して、1重量%~20重量%の範囲、好ましくは2重量%~15重量%の範囲、より好ましくは3重量%~12重量%の範囲であることを特徴とする、先行する請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  8. d)の化合物として、好ましくは、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及び/若しくは両性/双性イオン性界面活性剤、並びに/又はこれらの混合物から選択される、より好ましくはアニオン性界面活性剤から選択される、1種以上の界面活性剤を含むことを特徴とする、先行する請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 組成物の粘度が、大気条件下において25℃でコーンプレート粘度計により決定して、1,000mPa・s~25,000mPa・sの範囲、好ましくは2,000mPa・s~20,000mPa・sの範囲、より好ましくは2,500mPa・s~17,500mPa・sの範囲であることを特徴とする、先行する請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 水性酸化組成物を安定化するための方法であって、
    i)組成物の総重量に対して計算して5重量%を超える濃度の過酸化水素を含む水性組成物を準備するステップと、
    ii)ステップi)に定義された組成物に、以下の構造:
    Figure 2022554320000013
    〔式中、R1、R2、及びR3は、H及びCH3から独立して選択される。〕の1種以上の化合物、及び/又はこれらの混合物を溶解するステップと、
    を含む方法。
  11. ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、より好ましくはヒトの毛髪を酸化染色する方法であって、
    iii)請求項1から9に記載の組成物を準備するステップと、
    iv)前記組成物を、7~12の範囲のpHを有しかつ1種以上の酸化染料前駆体及び/又は1種以上の酸化染料カプラーを含む水性組成物と混合して、7~12の範囲のpHを有するすぐに使用できる組成物を調製するステップと、
    v)すぐに使用できる組成物をケラチン繊維に適用し、1~60分間にわたって放置するステップと、
    vi)ケラチン繊維をすすぎ流し、任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
    を含む方法。
  12. ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、より好ましくはヒトの毛髪を脱色及び/又は淡色化する方法であって、
    vii)請求項1から9に記載の組成物を準備するステップと、
    viii)前記組成物を、1種以上の過酸塩及び/又はペルオキシ塩、並びに1種以上のアルカリ化剤を含む脱色粉末組成物と混合して、7~12の範囲のpHを有するすぐに使用できる組成物を調製するステップと、
    ix)すぐに使用できる組成物をケラチン繊維に適用し、1~60分間の範囲にわたって放置するステップと、
    x)ケラチン繊維をすすぎ流し、任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
    を含む方法。
  13. ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、より好ましくはヒトの毛髪を脱色及び/又は淡色化する方法であって、
    xi)請求項1から9に記載の組成物を準備するステップと、
    xii)前記組成物を、1種以上のアルカリ化剤を含む水性淡色化組成物と混合して、7~12の範囲のpHを有するすぐに使用できる組成物を調製するステップと、
    xiii)すぐに使用できる組成物をケラチン繊維に適用し、1~60分間の範囲にわたって放置するステップと、
    xiv)ケラチン繊維をすすぎ流し、任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
    を含む方法。
  14. ケラチン繊維、好ましくはヒトのケラチン繊維、より好ましくはヒトの毛髪をパーマネントシェイプする方法であって、
    xv)任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
    xvi)ケラチン繊維を機械的張力下に置くステップと、
    xvii)ケラチン繊維に、3~12の範囲のpHを有しかつ1種以上の還元剤及び1種以上のアルカリ化剤を含む水性組成物を適用し、組成物を1分間~60分間の範囲にわたって放置するステップと、
    xviii)任意選択で前記組成物をすすぎ流すステップと、
    xix)請求項1から9に記載の組成物を準備し、それをケラチン繊維に適用し、1分間~30分間の範囲にわたって放置するステップと、
    xx)ケラチン繊維から機械的張力を解放するステップと、
    xxi)ケラチン繊維をすすぎ流し、任意選択でケラチン繊維をシャンプーで洗うステップと、
    を含み、
    ただし、ステップxvi)及びxvii)、並びにステップxx)及びxxi)は、任意の順序で行ってよいことを条件とする、方法。
  15. 以下の一般式:
    Figure 2022554320000014
    〔式中、R1、R2、及びR3は、H及びCH3から独立して選択される。〕の化合物の、過酸化水素を含む水性組成物の貯蔵安定性を改善するための使用。
  16. 請求項1から9に記載の組成物と、
    - 7~12の範囲のpHを有し、1種以上の酸化染料前駆体及び/又は酸化染料カプラーを含む水性組成物、
    - 1種以上の過酸塩及び/又はペルオキシ塩、並びに1種以上のアルカリ化剤を含む脱色粉末組成物、
    - 1種以上のアルカリ化剤を含み、7~12の範囲のpHを有する水性淡色化組成物、
    - 1種以上の還元剤及び1種以上のアルカリ化剤を含む、3~12の範囲のpHを有する水性組成物
    から選択される1種以上の組成物と
    を含むキット・オブ・パーツ。
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