JP2024515750A - オルトジフェノール類またはイミダゾリジン-2,4-ジオン類の誘導体を含む水性酸化組成物 - Google Patents

オルトジフェノール類またはイミダゾリジン-2,4-ジオン類の誘導体を含む水性酸化組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、オルトジフェノール類またはイミダゾリジン-2,4-ジオン類の誘導体を含む水性酸化組成物に関する。予想外にも、これらの化合物は、保存中の過酸化水素組成物を安定化することが見出された。

Description

本発明は、オルトジフェノール類またはイミダゾリジン-2,4-ジオン類の誘導体を含む水性酸化組成物に関する。さらに、この組成物を使用した酸化染色、脱色およびパーマプロセスを開示する。
水性過酸化水素含有組成物は、当技術分野において周知である。これらの組成物は、多くの産業プロセスおよび職人的プロセスにおいて、必須の成分である。例えば、固体基材の脱色または染色には、酸化組成物の存在が必要となる。特に、製紙、羊毛および美容産業は、これらの組成物の性能に依拠している。
しかしながら、このような組成物に共通する問題は、過酸化水素が、保存中に分解プロセスを経る傾向にあり、これによって、組成物中の利用可能な活性酸素が、経時的に減少することである。この分解プロセスは、特に、脱色、染色およびパーマ処理の場合に問題となる。過酸化水素組成物の使用者にとって、これらの組成物が当初の性能を保持するために、長い保存寿命を有することは必須である。
過酸化水素の自己分解プロセスは、温度とともに高まる。したがって、温暖な気候の国において、または使用者の施設で理想的ではない保存条件の下では、分解がより速く進行する。結果、使用者は保存時間が短い組成物を用いると、2か月前の結果と比較して、染色、脱色またはパーマ処理において低い性能に直面する。
先行技術は、この問題を十分には解決していない。
本発明の第1の目的は、pH1~6を有する水性酸化組成物Aであって、
a)過酸化水素と、
b)
1)1以上の、オルトジフェノール類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩、
2)1以上の、イミダゾリジン-2,4-ジオン類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩
から選択される1以上の化合物と
を含む、組成物である。
本発明の第2の目的は、上に定義される組成物Aと、
- 1以上の過酸塩および/または過酸化物塩、ならびに1以上のアルカリ化剤を含む、脱色組成物B、
- 1以上のアルカリ化剤を含み、pH7~12を有する、水性明色化組成物C、
- pH7~12を有し、酸化染料前駆体、酸化染料カップラーおよび/もしくは直接染料、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択される1以上の染料を含む、水性染色組成物D、
- pH3~12を有し、1以上の還元剤と1以上のアルカリ化剤とを含む、水性パーマ用組成物E
から選択される1以上の組成物とを含む、パーツのキットである。
本発明の第3の目的は、ケラチン繊維、好ましくはヒトケラチン繊維、より好ましくはヒト毛髪の脱色および/または明色化方法であって、
i)上に定義した組成物Aを準備するステップ、
ii)組成物Aを、上に定義した脱色組成物Bまたは水性明色化組成物Cと混合して、pH7~12を有する、用時調製用時調製組成物を調製するステップ、
iii)用時調製組成物をケラチン繊維に塗布し、1~60分間静置するステップ、
iv)ケラチン繊維をすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ
を含む方法である。
本発明の第4の目的は、ケラチン繊維、好ましくはヒトケラチン繊維、より好ましくはヒト毛髪を染色する方法であって、
xi)上に定義した組成物Aを準備するステップ、
xii)組成物Aを、上に定義した染色組成物Dと混合して、pH7~12を有する、用時調製組成物を調製するステップ、
xiii)用時調製組成物をケラチン繊維に塗布し、1~60分間静置するステップ、
xiv)ケラチン繊維をすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ
を含む、方法である。
本発明の第5の目的は、ケラチン繊維、好ましくはヒトケラチン繊維、より好ましくはヒト毛髪をパーマ成形する方法であって、
xxi)任意に、ケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ、
xxii)ケラチン繊維を、機械的張力下に置くステップ、
xxiii)ケラチン繊維に、上に定義した水性パーマ用組成物Eを塗布し、1~60分間この組成物を静置するステップ、
xxiv)任意に、この組成物をすすぐステップ、
xxv)上に定義した組成物Aを準備し、ケラチン繊維に塗布し、1~30分間静置するステップ、
xxvi)ケラチン繊維から機械的張力を解除するステップ、
xxvii)ケラチン繊維をすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ
を含み、
ただし、ステップxxii)およびxxiii)、ならびにステップxxvi)およびxxvii)が、任意の順序で実行されてもよい、方法である。
本発明の第6の目的は、
過酸化水素を含む水性組成物の保存安定性を改善するための、
1)1以上の、オルトジフェノール類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩、
2)1以上の、イミダゾリジン-2,4-ジオン類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩
から選択される1以上の化合物の使用である。
先行技術の試みにもかかわらず、過酸化水素を含む水性酸化組成物の化学的および物理的保存安定性を改善するための、満足な解決策は提供できていない。
本発明の発明者は、予想外にも、請求項1の群b1)およびb2)の化合物によって、室温と高温の両者において、過酸化水素を含む水性酸化組成物の化学的および物理的保存安定性が向上することを見出した。したがって、脱色/明色化、酸化染色およびパーマ処理では、予想外にも、時間が経過しても出来栄えに変化が少ないことが見出された。
水性酸化組成物
本発明は、pH1~6を有する水性酸化組成物Aであって、
a)過酸化水素と、
b)
1)1以上の、オルトジフェノール類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩、
2)1以上の、イミダゾリジン-2,4-ジオン類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩
から選択される1以上の化合物と
を含む、組成物を対象とする。
組成物の保存安定性および安全性の観点から、組成物のpHは1.25以上であることが好ましく、より好ましくは1.5以上、さらにより好ましくは2以上である。
組成物の保存安定性の観点から、組成物のpHは5以下であることが好ましく、より好ましくは4以下、さらにより好ましくは3以下である。
上記の効果を得るために、組成物のpHは、1.25~5が好ましく、より好ましくは1.5~4、さらにより好ましくは2~3である。
製品の性能の観点から、a)の化合物の濃度は、組成物の総重量に対して、0.1重量%以上であることがさらに好ましく、より好ましくは0.5重量%以上、さらにより好ましくは1重量%以上、なおもさらにより好ましくは3重量%以上である。
製品の性能および使用者の安全性の観点から、a)の化合物の濃度は、組成物の総重量に対して、20重量%以下であることがさらに好ましく、より好ましくは15重量%以下、さらにより好ましくは12重量%以下である。
上記の効果を得るために、a)の化合物の濃度は、組成物の総重量に対して好ましくは0.1~20重量%、好ましくは0.5~15重量%、より好ましくは1~12重量%、さらにより好ましくは3~12重量%である。
商業的入手性の観点から、群b1)の1以上の化合物は、
- フラボノール、
- アントシアニジン、
- アントシアニンもしくはアントシアン、
- オルトヒドロキシベンゾエート、
- フラボン、
- ヒドロキシスチルベン、
- 3,4-ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
- 2,3-ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
- 4,5-ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
- ジヒドロキシシンナメート、
- オルトポリヒドロキシクマリン、
- オルトポリヒドロキシイソクマリン、
- オルトポリヒドロキシクマロン、
- オルトポリヒドロキシイソクマロン、
- オルトポリヒドロキシカルコン、
- オルトポリヒドロキシクロモン、
- オルトポリヒドロキシキノン、
- オルトヒドロキシキサントン、
- 1,2-ジヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
- 1,2,4-トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
- 1,2,3-トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
- 2,4,5-トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
- プロアントシアニジン、
- プロアントシアニン、
- タンニン酸、
- エラグ酸、
- 次の一般構造で表される1以上の化合物:
Figure 2024515750000001
[式中、R1、R2およびR3は、独立して、H、OH、ハロゲン、C1~C12直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルケニル、O-X、NO2、COOH、SO3H、アリール、ヘテロアリール、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、XはC1~C12直鎖状または分枝状アルキルである]
ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物
から選択されることが好ましい。
安定化の観点から、群b1)の1以上の化合物は、次の一般構造:
Figure 2024515750000002
[式中、R1、R2およびR3は、独立して、H、OH、ハロゲン、C1~C12直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルケニル、O-X、NO2、COOH、SO3H、アリール、ヘテロアリール、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、XはC1~C12直鎖状または分枝状アルキルである]
から選択されることが好ましい。
安定化の観点から、群b1)について、R1は、H、OH、ハロゲン、C1~C12直鎖状または分枝状アルキルまたはアルケニル、O-X、NO2、COOH、SO3H、アリール、ヘテロアリールから選択され、Xは、C1~C12直鎖状または分枝状アルキルであり、R2およびR3は、独立して、C1~C12直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルケニル、O-X、NO2、COOH、SO3H、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、Xは、C1~C12直鎖状または分枝状アルキルであることが好ましい。
商業的入手の観点から、群b1)の1以上の化合物は、
Figure 2024515750000003
ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択されることが好ましく、より好ましくは、群b1)の1以上の化合物は、タイロンおよび/またはその塩である。
安定化の観点から、最も好ましい群1)の化合物は、タイロンおよび/またはその塩である。
商業的入手性の観点から、群b2)の1以上の化合物は、次の一般構造:
Figure 2024515750000004
[式中、R4、R5およびR6は、独立して、H、OH、ハロゲン、C1~C12直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルケニル、O-X、COOH、フェニル、ジフェニル、ウレイル(ureyl)、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、XはC1~C12直鎖状または分枝状アルキルである]
によることが好ましい。
好適には、群b2)の1以上の化合物は、ヒダントイン、ジクロロジメチルヒダントイン、ブロモクロルジメチルヒダントイン、ジブロムジメチルヒダントイン、エトトイン、フェニトイン、メフェニトイン、ホスフェニトイン、アラントイン、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物である。
商業的入手性の観点から、最も好ましい群b2)の化合物は、ヒダントインおよび/もしくはアラントイン、ならびに/またはその/それらの塩および/もしくはそれらの混合物であり、最も好ましくは、ヒダントインおよび/またはその塩である。
当業者は、群b1)およびb2)の化合物の混合物を用いてもよいことを認識するであろう。
したがって、本発明の開示はまた、pH1~6を有し、
a)過酸化水素と、
b)
1)タイロンおよび/もしくはその塩、
2)ヒダントインおよび/もしくはそれらの塩、ならびに/またはそれらの混合物
から選択される1以上の化合物と
を含む、水性酸化組成物Aを対象とする。
安定化性能の観点から、b)の化合物の総濃度は、組成物の総重量に対して、0.001重量%以上が好ましく、より好ましくは0.005重量%以上、さらにより好ましくは0.01重量%以上、なおもより好ましくは0.03重量%以上である。
経済的理由および安定化性能の観点から、b)の化合物の総濃度は、組成物の総重量に対して0.5重量%以下が好ましく、より好ましくは0.25重量%以下、さらにより好ましくは0.2重量%以下、なおもより好ましくは0.15重量%以下である。
上記の効果を得るために、b)の化合物の総濃度は、組成物の総重量に対して、好ましくは0.001~0.5重量%、好ましくは0.005~0.25重量%、より好ましくは0.01~0.2重量%、なおもより好ましくは0.03~0.15重量%である。
安定化性能の観点から、化合物b)に対する化合物a)の重量比は、2以上であることが好ましく、より好ましくは20以上、さらにより好ましくは37.5以上、さらにより好ましくは100以上である。
安定化性能の観点から、化合物b)に対する化合物a)の重量比は、1,000以下であることが好ましく、より好ましくは600以下、さらにより好ましくは400以下、さらにより好ましくは150以下である。
上記の効果を達成するために、化合物b)に対する化合物a)の重量比は、2~1,000であることが好ましく、より好ましくは20~600、さらにより好ましくは37.5~400、さらにより好ましくは100~150である。
好ましくは、組成物Aは非染色組成物である。本発明の意味において非染色組成物とは、ヒトの肉眼によって判断した際、ケラチン繊維を着色するのに十分な量の染料を含まない組成物である。
水性酸化組成物の形状
美容上の安全性および使用者の使い勝手の観点から、本発明の組成物は、エマルション、増粘ゲルまたはそれらの組み合わせである。
群c)の化合物としての親油性化合物
本発明の組成物が、エマルションおよび/または増粘エマルションとして調合される場合、組成物は、群c)の化合物として、1以上の親油性化合物を含むことが好ましい。
美容上の適合性の観点から、好ましくは、群c)の化合物は、C12~C22脂肪族アルコール、C3~C22アルコールとC12~C22脂肪酸とのエステル、C8~C22脂肪酸、植物油および/もしくはシリコーン、および/もしくは炭化水素系生成物、ならびに/またはそれらの混合物から選択される。
好適なC12~C22脂肪族アルコールは、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールおよびセテアリルアルコールである。
3~C22アルコールとC12~C22脂肪酸との好適なエステルは、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピルおよびミリスチン酸ミリスチルである。
好適なC8~C22脂肪酸は、オレイン酸、リノール酸およびパルミチン酸である。
好適な植物油は、オリーブ油、アーモンド油、ヒマワリ油およびアルガン油である。
好適なシリコーンは、非アミノ化および/またはアミノ化シリコーンである。後者は通例、アモジメチコンとして知られる。
安定な組成物を形成することおよび使用者の使い勝手の観点から、群c)の化合物の総濃度は、組成物の総重量に対して、1重量%以上であることが好ましく、より好ましくは2重量%以上、さらにより好ましくは3重量%以上である。
安定な組成物を形成する観点から、群c)の化合物の総濃度は、組成物の総重量に対して、20重量%以下であることが好ましく、より好ましくは15重量%以下、さらにより好ましくは12重量%以下である。
上記の効果を得るために、群c)の化合物の総濃度は、組成物の総重量に対して、1~20重量%、好ましくは2~15重量%、より好ましくは3~12重量%である。
群d)の化合物としての界面活性剤
組成物の安定化、ならびに湿潤性および混合性の改善の観点から、本発明の組成物は、群d)の化合物として、1以上の界面活性剤をさらに含んでもよく、好ましくは、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤および/もしくは両性/双性イオン性界面活性剤、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、より好ましくは、アニオン性界面活性剤および/またはそれらの塩から選択される1以上の界面活性剤をさらに含んでもよい。
好ましくは、アニオン性界面活性剤は、エトキシル化もしくは非エトキシル化アルキルエーテルサルフェート界面活性剤、アルキルサルフェート、エトキシル化および/もしくは非エトキシル化アルキルカーボネート、エトキシル化もしくは非エトキシル化アミノ酸界面活性剤、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩から選択することができる。
好適な例は、C10~C22のアルキル鎖長、および1~50のエトキシル化度を有する、アルキルサルフェート、もしくは好ましくはエトキシル化アルキルエーテルサルフェート界面活性剤、またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩である。
好適な非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシド、エトキシル化トリグリセリド、エトキシル化脂肪族アルコール、エトキシル化脂肪酸エステルおよび/またはそれらの混合物から選択することができる。
好適なカチオン性界面活性剤は、C12~C22の炭素鎖長を有する第四級アンモニウム界面活性剤、第三級アミン基とC12~C22の炭素鎖長を有する少なくとも1つのアルキル鎖とを有する界面活性剤、例えば、アルキルアミドアルキルアミン界面活性剤、および/またはそれらの塩である。好適な例は、セトリモニウムクロリドおよびベヘントリモニウムクロリドである。
好適な両性/双性イオン性界面活性剤は、ベタインタイプのものである。好適な化合物は、アルキルベタインおよび/またはアルキルアミドベタインから選択することができる。アルキルベタインから選択される好ましい化合物は、ラウリルベタインである。アルキルアミドベタインから選択される好ましい化合物は、コカミドプロピルベタインである。本開示はまた、当該化合物の塩に関する。
ケラチン繊維の湿潤性の増強、物理的安定性、および他の組成物との混合性の観点から、群d)の化合物としての界面活性剤の好適な濃度範囲は、組成物の総重量に対して0.1~10重量%である。
増粘性ポリマー
美容上の安全性の観点から、本発明の組成物は、群e)の化合物として、1以上の増粘性ポリマーを含むことがさらに好ましい。
本発明の組成物は、群e)の化合物として、非イオン性増粘性ポリマーおよび/もしくはアニオン性増粘性ポリマー、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩から選択される、1以上の増粘性ポリマーを含む。
好ましくは、増粘性ポリマーは、25℃の水中に1重量%のポリマー濃度で測定し、組成物の総重量に対して計算し、Brookfield粘度計によって、例えば25℃で適切なスピンドルを10rpmで1分間用いて決定して、少なくとも1,000mPa・sの粘度を有するpH1~6で水溶液および/または水性分散液となるポリマーから選択される。
好適な非イオン性増粘性ポリマーは、セルロース系ポリマーである。セルロース系ポリマーの好適な例は、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチル-メチルセルロースおよびアルキル化ヒドロキシセルロース、例えば(C2~C8)-アルキルセルロースまたはセチルヒドロキシエチルセルロースである。
好適なアニオン性増粘性ポリマーは、天然アニオン性ポリマーおよび/または合成アニオン性ポリマーから選択される。
好適には、天然アニオン性ポリマーは、キサンタンガム、デヒドロキサンタンガム、ヒドロキシプロピルキサンタンガム、カルボキシメチルセルロースおよびデンプン系ポリマー、例えば、植物デンプンおよび/またはそれらの合成変性誘導体、例えばヒドロキシプロピルデンプンホスフェートから選択することができる。同等に好適であるのは、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カルシウム、アラビアガムおよびグアーガムである。
好適な合成アニオン性ポリマーは、会合性増粘性ポリマー、例えばアクリレーツ/ステアレス-30メタクリレートコポリマーである。
生分解性および低環境影響の観点から、本発明の組成物について好ましい増粘性ポリマーは、天然アニオン性ポリマー、より好ましくはキサンタンガムおよび/またはデヒドロキサンタンガムである。
十分な粘度を組成物に付与する観点から、組成物中の群e)の化合物としての増粘性ポリマーの総濃度は、組成物の総重量に対して、好ましくは0.1重量%以上、より好ましくは0.25重量%以上、より好ましくは0.5重量%以上である。
十分な粘度を組成物に付与すること、および製品のコストの観点から、組成物中の群e)の化合物としての増粘性ポリマーの総濃度は、組成物の総重量に対して、好ましくは15重量%以下、より好ましくは12重量%以上、さらにより好ましくは10重量%以下である。
上記の効果を得るために、本発明の組成物中の群e)の化合物としての増粘性ポリマーの総濃度は、組成物の総重量に対して、好ましくは0.1~15重量%、好ましくは0.25~12重量%、より好ましくは0.5~10重量%である。
美容上の安全性の観点から、本発明の組成物は、25℃、常圧条件下でコーンプレート粘度測定法によって決定して、1,000~25,000mPas、好ましくは2,000~20,000mPas、より好ましくは2,500~17,500mPasの粘度を有することが好ましい。好適な粘度計は、スピンドル#4を有するBrookfield粘度計である。
パーツのキット
本発明はまた、上に定義される組成物Aと、
- 1以上の過酸塩および/または過酸化物塩、ならびに1以上のアルカリ化剤を含む、脱色組成物B、
- 1以上のアルカリ化剤を含み、pH7~12を有する、水性明色化組成物C、
- pH7~12を有し、酸化染料前駆体、酸化染料カップラーおよび/もしくは直接染料、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択される1以上の染料を含む、水性染色組成物D、
- pH3~12を有し、1以上の還元剤と1以上のアルカリ化剤とを含む、水性パーマ用組成物E
から選択される1以上の組成物とを含む、パーツのキットを対象とする。
消費者の使い勝手の観点から、前述の組成物は、別々に包装されていることが好ましい。
脱色組成物B
脱色組成物Bは、1以上の過酸塩および/または過酸化物塩、ならびに1以上のアルカリ化剤を含むことがさらに好ましい。
脱色組成物Bは、1以上の過酸塩および/または過酸化物塩を含む。好適な過酸塩および/または過酸化物塩は、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、アルカリ土類過酸化物、例えば、過酸化マグネシウム、過酸化メラミンもしくは過酸化尿素、またはフタルイミドペルオキシヘキサン酸である。脱色力の観点から好ましい過酸塩は、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウムおよび過硫酸アンモニウムである。
脱色力および美容上の安全性の観点から、脱色組成物B中の過酸塩および/または過酸化物塩の総濃度は、脱色組成物Bの総重量に対して、好ましくは10~80重量%、好ましくは15~70重量%、より好ましくは20~60重量%、なおもより好ましくは25~60重量%である。
脱色組成物Bは、1以上のアルカリ化剤をさらに含む。好適なアルカリ化剤は、メタシリケートおよびジシリケート、特にメタケイ酸ナトリウムまたはジケイ酸ナトリウム、および/もしくはそれらの混合物である。アルカリ度の観点から、脱色組成物B中のメタシリケートおよび/もしくはジシリケートの濃度は、脱色組成物Bの総重量に対して、1~20重量%であることが好ましく、より好ましくは5~15重量%である。
他の好適なアルカリ化剤は、カーボネートおよびバイカーボネートのアルカリ塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩である。緩衝剤の能力の観点から、好ましい塩はバイカーボネートの塩であり、とりわけ好ましいのは、重炭酸アンモニウムである。緩衝剤の能力および毛髪の低損傷の観点から、脱色組成物B中のカーボネートの好適な濃度は、脱色組成物Bの総重量に対して、好ましくは0.25~10重量%、好ましくは0.5~7.5重量%、より好ましくは0.75~5重量%、なおもより好ましくは1~4重量%である。
使用者の利便性の観点から、脱色組成物Bは脱色粉末組成物であり、脱色組成物Bの総重量に対して10重量%未満の水を含むことが好ましく、好ましくは、脱色組成物Bは無水物である。
別の態様では、使用者の利便性の観点から、脱色組成物Bは、群c)の1以上の化合物を含む、脱色油組成物であることが好ましい。
好適には、このような脱色油組成物は、脱色組成物Bの総重量に対して、40重量%以下、好ましくは30重量%以下、より好ましくは20重量%以下、さらにより好ましくは10重量%以下で水を含み、なおもさらにより好ましくは、脱色油組成物は無水物である。
水性明色化組成物C
使用者の利便性の観点から、水性酸化組成物Aについても開示したように、好ましくは、水性明色化組成物Cは、群c)の1以上の親油性化合物を含むエマルションである。
明色化性能の観点から、水性明色化組成物は、好ましくは8~11、より好ましくはpH8.5~10.5を有する。好適なアルカリ化剤は、水性染色組成物Dについて、下に開示される。
水性染色組成物D
水性染色組成物Dは、酸化染料前駆体、例えば、p-フェニレンジアミンおよび/もしくはその誘導体、p-アミノフェノールおよび/もしくはその誘導体、ならびに複素環式化合物、例えば、ジアミノピラゾールおよび置換ピリミジン、ならびに/またはそれらの誘導体および/もしくはそれらの塩を含んでもよい。
さらに、酸化染料前駆体の他に、水性染色組成物Dは、酸化染料カップラーを含んでもよい。好適な酸化染料カップラーは、レゾルシノールおよび/もしくはその誘導体、m-アミノフェノールおよび/もしくはその誘導体、m-フェニレンジアミンおよび/もしくはその誘導体、ピリジンおよび/もしくはその誘導体、およびナフトールおよび/もしくはその誘導体、ならびに/またはそれらの塩である。
さらに、水性染色組成物Dは、1以上の毛髪直接染料を含んでもよい。
酸化染料前駆体、および/または酸化染料カップラー、および/または直接染料の好適な総濃度は、水性染色組成物Dの総重量に対して、0.001~5重量%、好ましくは0.01~4重量%、より好ましくは0.05~3重量%、なおもより好ましくは0.1~2重量%である。
好適には、水性染色組成物Dは、1以上のアルカリ化剤を含む。好ましくは、1以上のアルカリ化剤は、アンモニア、一般構造:
Figure 2024515750000005
[式中、R7、R8およびR9は、同じでありまたは異なり、R7、R8またはR9の少なくとも1つがHとは異なるという条件で、H、C1~C4アルキル、C3~C4不飽和アルキル、C3~C4分枝状アルキル、C1~C4ヒドロキシルアルキル、C3~C4不飽和ヒドロキシルアルキル、C3~C4分枝状ヒドロキシルアルキルである]によるアルキルまたはアルカノールアミンから選択される。
染色強度の観点から、アルカリ化剤は、アンモニア、および/またはモノエタノールアミン、および/または2-アミノメチルプロパノール、および/またはトリス-(ヒドロキシメチル)-アミノメタンから選択されることが好ましい。
十分なアルカリ度および染色強度の観点から、水性染色組成物D中のアルカリ化剤の総濃度は、水性染色組成物Dの総重量に対して、0.25~15重量%、より好ましくは0.5~12.5重量%、なおもより好ましくは0.75~10重量%、なおもより好ましくは1~7.5重量%であることがさらに好ましい。
水性染色組成物Dは、pH7~12を有する。緩衝能力の観点から、水性染色組成物DのpHは、7.5~11であることが好ましく、より好ましくは8.0~10、なおもより好ましくは8.5~9.5である。
水性パーマ用組成物E
水性パーマ用組成物Eは、pH3~12を有し、1以上の還元剤と1以上のアルカリ化剤とを含む。
水性パーマ用組成物Eは、1以上の還元剤を含む。原則的に、任意の無機もしくは有機還元剤、および/またはそれらの混合物が、本発明の目的に好適である。
好適な無機還元剤は、亜硫酸および/または亜硫酸水素の塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩である。好適な有機還元剤は、チオグリコール酸および/もしくはその塩、システアミンおよび/もしくはその塩、チオグリセリンおよび/もしくはその塩、チオグリコール酸のグリセリンエステルおよび/もしくはその塩、チオ乳酸および/もしくはその塩、システインもしくはその誘導体および/もしくはその塩、ならびに/またはそれらの混合物である。美容上の安全性の観点から、好ましいのは、チオグリコール酸および/もしくはその塩、チオ乳酸および/もしくはその塩、システインもしくはその誘導体および/もしくはその塩、および亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム塩、ならびにそれらの混合物である。美容上の安全性の観点から、最も好ましい還元剤は、チオグリコール酸および/もしくはその塩、および亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニウム、ならびに/またはそれらの混合物である。
水性パーマ用組成物E中の還元剤の総濃度は、水性パーマ用組成物Eの総重量に対して好ましくは0.5~20重量%、より好ましくは1~15重量%、なおもより好ましくは2~12重量%、なおもより好ましくは3~10重量%である。
還元力の観点から、組成物のpHは、酸性であってもアルカリ性であってもよく、3~12、好ましくは4~11であり、最も好ましくは、組成物はアルカリ性であり、7.5~10.5である。水性染色組成物Dについて開示したように、pHは、公知の有機酸および/もしくは無機酸、ならびにアルカリ化剤を用いて調整してもよい。
脱色および/または明色化方法
本発明はまた、ケラチン繊維、好ましくはヒトケラチン繊維、より好ましくはヒト毛髪の脱色および/または明色化のための方法であって、
i)上に定義した組成物Aを準備するステップ、
ii)組成物Aを、上に定義した脱色組成物Bまたは水性明色化組成物Cと混合して、pH7~12を有する、用時調製組成物を調製するステップ、
iii)用時調製組成物をケラチン繊維に塗布し、1~60分間静置するステップ、
iv)ケラチン繊維をすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ
を含む方法を対象とする。
ステップii)の脱色組成物Bまたは水性明色化組成物Cを、次いで、ステップii)によって本発明の組成物Aと混合して、用時調製組成物を形成する。重量による好適な混合比は、5:1~1:5(脱色組成物B/水性明色化組成物C:組成物A)である。慣例上、重量による好適な混合比は、1:1、1:2および1:3(脱色組成物B/水性明色化組成物C:組成物A)である。
好適には、用時調製組成物のpHは、7~12である。染色を加速する観点から、用時調製組成物のpHは、7.5~11であることが好ましく、より好ましくは8.0~10.5である。
次いで、用時調製組成物をケラチン繊維に塗布し、ステップiii)に定義される通り、1~60分間静置する。十分に脱色/明色化する観点から、ステップiii)について好ましい時間範囲は5~45分間であり、より好ましい範囲は10~35分間である。
任意に、用時調製組成物をケラチン繊維上で静置している間、熱を加えてもよい。好適な温度範囲は、30~50℃である。
その後、ステップiv)によって、用時調製組成物をケラチン繊維からすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄し、任意にブロー乾燥させる。
染色方法
本発明はまた、ケラチン繊維、好ましくはヒトケラチン繊維、より好ましくはヒト毛髪を染色する方法であって、
xi)上に定義した組成物Aを準備するステップ、
xii)組成物Aを、上に定義した染色組成物Dと混合して、pH7~12を有する、用時調製組成物を調製するステップ、
xiii)用時調製組成物をケラチン繊維に塗布し、1~60分間静置するステップ、
xiv)ケラチン繊維をすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ
を含む、方法を対象とする。
組成物Aを、次いで、ステップxii)において染色組成物Dと混合して、用時調製組成物を形成する。重量による好適な混合比は、5:1~1:5(組成物A:染色組成物D)である。慣例上、重量による好適な混合比は、1:1、1:2および1:3(染色組成物D:組成物A)である。
好適には、用時調製組成物のpHは7~12である。染色を加速する観点から、用時調製組成物のpHは7.5~11であることが好ましく、より好ましくは8.0~10.5である。
次いで、用時調製組成物を、ケラチン繊維に塗布し、ステップxiii)に定義される通り、1~60分間静置する。毛髪の色の十分な発現という観点から、ステップxiii)について好ましい時間範囲は5~45分間であり、より好ましい範囲は10~35分間である。
染色速度を加速させることおよび美容上の安全性の観点から、用時調製混合物の塗布時間中、ケラチン繊維に熱を、好ましくは30~50℃の温度範囲で加えてもよい。
その後、ステップxiv)において、用時調製組成物をケラチン繊維からすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄し、任意にブロー乾燥させる。
パーマ成形
本発明はまた、ケラチン繊維、好ましくはヒトケラチン繊維、より好ましくはヒト毛髪をパーマ成形する方法であって、
xxi)任意に、ケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ、
xxii)ケラチン繊維を、機械的張力下に置くステップ、
xxiii)ケラチン繊維に、上に定義した水性パーマ用組成物Eを塗布し、1~60分間この組成物を静置するステップ、
xxiv)任意に、この組成物をすすぐステップ、
xxv)上に定義した組成物Aを準備し、ケラチン繊維に塗布し、1~30分間静置するステップ、
xxvi)ケラチン繊維から機械的張力を解除するステップ、
xxvii)ケラチン繊維をすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ
を含み、
ただし、ステップxxii)およびxxiii)、ならびにステップxxvi)およびxxvii)が、任意の順序で実行されてもよい、方法を対象とする。
「パーマ成形」という用語は、永続的なカール化および永続的な直毛化を指すものとして理解されるべきである。
したがって、ステップxxii)において定義される機械的張力は、例えば、ケラチン繊維をカーラーに巻きつけること、またはくしおよびブラシによって繊維を直毛化することによって提供される。
次いで、ステップxxv)において、組成物Aを毛髪に塗布し、1~30分間静置する。毛髪の損傷および酸化性能の観点から、組成物をケラチン繊維上で2~25分間、より好ましくは3~20分間、さらにより好ましくは5~15分間、任意に、熱を加えながら、および/または加熱装置の使用下で静置することが好ましい。
化合物の使用
本発明はまた、過酸化水素を含む水性組成物の保存安定性を改善するための、
1)1以上の、オルトジフェノール類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩、
2)1以上の、イミダゾリジン-2,4-ジオン類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩
から選択される1以上の化合物の使用を対象とする。
安定化の観点から、1)の1以上の化合物は、上にb1)として定義される1以上の化合物であることが好ましい。
安定化の観点から、2)の1以上の化合物は、上にb2)として定義される1以上の化合物であることが好ましい。
本開示はまた、
<1>pH1~6を有する水性酸化組成物Aであって、
a)過酸化水素と、
b)
1)1以上の、オルトジフェノール類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩、
2)1以上の、イミダゾリジン-2,4-ジオン類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩
から選択される1以上の化合物と
を含む、組成物を対象とする。
<2>群b1)の1以上の化合物が、
- フラボノール、
- アントシアニジン、
- アントシアニンもしくはアントシアン、
- オルトヒドロキシベンゾエート、
- フラボン、
- ヒドロキシスチルベン、
- 3,4-ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
- 2,3-ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
- 4,5-ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
- ジヒドロキシシンナメート、
- オルトポリヒドロキシクマリン、
- オルトポリヒドロキシイソクマリン、
- オルトポリヒドロキシクマロン、
- オルトポリヒドロキシイソクマロン、
- オルトポリヒドロキシカルコン、
- オルトポリヒドロキシクロモン、
- オルトポリヒドロキシキノン、
- オルトヒドロキシキサントン、
- 1,2-ジヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
- 1,2,4-トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
- 1,2,3-トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
- 2,4,5-トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
- プロアントシアニジン、
- プロアントシアニン、
- タンニン酸、
- エラグ酸、
- 次の一般構造で表される1以上の化合物:
Figure 2024515750000006
[式中、R1、R2およびR3は、独立して、H、OH、ハロゲン、C1~C12直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルケニル、O-X、NO2、COOH、SO3H、アリール、ヘテロアリール、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、XはC1~C12直鎖状または分枝状アルキルである]
ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物
から選択される、<1>に記載の組成物。
<3>群b1)について、1以上の化合物が、次の一般構造:
Figure 2024515750000007
[式中、R1、R2およびR3は、独立して、H、OH、ハロゲン、C1~C12直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルケニル、O-X、NO2、COOH、SO3H、アリール、ヘテロアリール、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、XはC1~C12直鎖状または分枝状アルキルである]
で表される、<1>~<2>のいずれかに記載の組成物。
<4>群b1)について、R1が、H、OH、ハロゲン、C1~C12直鎖状または分枝状アルキルまたはアルケニル、O-X、NO2、COOH、SO3H、アリール、ヘテロアリールから選択され、Xが、C1~C12直鎖状または分枝状アルキルであり、R2およびR3が、独立して、C1~C12直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルケニル、O-X、NO2、COOH、SO3H、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、Xが、C1~C12直鎖状または分枝状アルキルである、<1>および/または<3>のいずれかに記載の組成物。
<5>群b1)の1以上の化合物が、
Figure 2024515750000008
ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択される、<1>~<4>のいずれかに記載の組成物。
<6>群b1)の1以上の化合物がタイロンおよび/またはその塩である、<1>~<5>のいずれかに記載の組成物。
<7>b1)の化合物の総濃度が、組成物の総重量に対して、0.001~0.5重量%、好ましくは0.005~0.25重量%、より好ましくは0.01~0.2重量%、なおもより好ましくは0.03~0.15重量%である、<1>~<6>のいずれかに記載の組成物。
<8>タイロンおよび/またはその塩の総濃度が、組成物の総重量に対して、0.001~0.5重量%、好ましくは0.005~0.25重量%、より好ましくは0.01~0.2重量%、なおもより好ましくは0.03~0.15重量%である、<1>~<7>のいずれかに記載の組成物。
<9>群b2)の1以上の化合物が、次の一般構造:
Figure 2024515750000009
[式中、R4、R5およびR6は、独立して、H、OH、ハロゲン、C1~C12直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルケニル、O-X、COOH、フェニル、ジフェニル、ウレイル、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、XはC1~C12直鎖状または分枝状アルキルである]
で表される、<1>に記載の組成物。
<10>群b2)の1以上の化合物がヒダントイン、ジクロロジメチルヒダントイン、ブロモクロロジメチルヒダントイン、ジブロモジメチルヒダントイン、エトトイン、
フェニトイン、メフェニトイン、ホスフェニトイン、アラントイン、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物である、<1>および/または<9>のいずれかに記載の組成物。
<11>群b2)の1以上の化合物がヒダントインもしくはアラントイン、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物である、<1>および/または<9>~<10>のいずれかに記載の組成物。
<12>群b2)の1以上の化合物がヒダントインおよび/またはその塩である、<1>および/または<9>~<11>のいずれかに記載の組成物。
<13>b2)の化合物の総濃度が、組成物の総重量に対して、0.001~0.5重量%、好ましくは0.005~0.25重量%、より好ましくは0.01~0.2重量%、なおもより好ましくは0.03~0.15重量%である、<1>および/または<9>~<12>のいずれかに記載の組成物。
<14>ヒダントインおよび/またはその塩の総濃度が、組成物の総重量に対して、0.001~0.5重量%、好ましくは0.005~0.25重量%、より好ましくは0.01~0.2重量%、なおもより好ましくは0.03~0.15重量%である、<1>および/または<9>~<13>のいずれかに記載の組成物。
<15>b)の化合物の総濃度が組成物の総重量に対して、0.001~0.5重量%、好ましくは0.005~0.25重量%、より好ましくは0.01~0.2重量%、なおもより好ましくは0.03~0.15重量%である、<1>~<14>のいずれかに記載の組成物。
<16>組成物のpHが1.25~5、より好ましくは1.5~4、さらにより好ましくは2~3である、<1>~<15>のいずれかに記載の組成物。
<17>a)の化合物の濃度が組成物の総重量に対して、0.1~20重量%、好ましくは0.5~15重量%、より好ましくは1~12重量%、さらにより好ましくは3~12重量%である、<1>~<16>のいずれかに記載の組成物。
<18>化合物b)に対する化合物a)の重量比が2~1,000、より好ましくは20~600、さらにより好ましくは37.5~400、さらにより好ましくは100~150である、<1>~<17>のいずれかに記載の組成物。
<19>化合物b1)に対するa)の重量比が、2~1,000、より好ましくは20~600、さらにより好ましくは37.5~400、さらにより好ましくは100~150である、<1>~<8>および/または<15>~<17>のいずれかに記載の組成物。
<20>化合物b2)に対するa)の重量比が、2~1,000、より好ましくは20~600、さらにより好ましくは37.5~400、さらにより好ましくは100~150である、<1>および/または<9>~<17>のいずれかに記載の組成物。
<21>非染色組成物である、<1>~<20>のいずれかに記載の組成物。
<22>増粘ゲルおよび/またはエマルションである、<1>~<21>のいずれかに記載の組成物。
<23>群c)の化合物として、1以上の親油性化合物を含む、<1>~<22>のいずれかに記載の組成物。
<24>群c)の化合物が、C12~C22脂肪族アルコール、C3~C22アルコールとC12~C22脂肪酸とのエステル、C8~C22脂肪酸、植物油および/もしくはシリコーン、および/もしくは炭化水素系生成物、ならびに/またはそれらの混合物から選択される、<23>に記載の組成物。
<25>群c)の化合物の総濃度が、組成物の総重量に対して、1~20重量%、好ましくは2~15重量%、より好ましくは3~12重量%である、<23>および/または<24>のいずれかに記載の組成物。
<26>群d)の化合物として、1以上の界面活性剤を含み、好ましくは、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤および/もしくは両性/双性イオン性界面活性剤、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、より好ましくは、アニオン性界面活性剤および/またはそれらの塩から選択される1以上の界面活性剤を含む、<1>~<25>のいずれかに記載の組成物。
<27>群d)の1以上の化合物の総濃度が、組成物の総重量に対して、0.1~10重量%である、<26>に記載の組成物。
<28>群e)の化合物として、1以上の増粘性ポリマーを含む、<1>~<27>のいずれかに記載の組成物。
<29>群e)の1以上の増粘性ポリマーが、非イオン性増粘性ポリマーおよび/もしくはアニオン性増粘性ポリマー、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩から選択される、<28>に記載の組成物。
<30>群e)の化合物としての増粘性ポリマーの総濃度が、組成物の総重量に対して、0.1~15重量%、好ましくは0.25~12重量%、より好ましくは0.5~10重量%である、<28>および/または<29>のいずれかに記載の組成物。
本開示はまた、
<31><1>~<30>のいずれかに定義される組成物Aと、
- 1以上の過酸塩および/または過酸化物塩、ならびに1以上のアルカリ化剤を含む、脱色組成物B、
- 1以上のアルカリ化剤を含み、pH7~12を有する、水性明色化組成物C、
- pH7~12を有し、酸化染料前駆体、酸化染料カップラーおよび/もしくは直接染料、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択される1以上の染料を含む、水性染色組成物D、
- pH3~12を有し、1以上の還元剤と1以上のアルカリ化剤とを含む、水性パーマ用組成物E
から選択される1以上の組成物とを含む、パーツのキットを対象とする。
<31>組成物同士が別々に包装されている、<30>に記載のパーツのキット。
<32>脱色組成物B中の過酸塩および/または過酸化物塩の総濃度が、脱色組成物Bの総重量に対して、10~80重量%、好ましくは15~70重量%、より好ましくは20~60重量%、なおもより好ましくは25~60重量%である、<30>および/または<31>のいずれかに記載のパーツのキット。
<33>脱色組成物Bが脱色粉末組成物であり、脱色組成物Bの総重量に対して10重量%未満の水を含み、好ましくは、脱色組成物Bが無水物である、<30>~<32>のいずれかに記載のパーツのキット。
<34>脱色組成物Bのアルカリ化剤がメタシリケートおよび/またはジシリケート、および/またはその/それらの塩、好ましくはメタケイ酸ナトリウムまたはジケイ酸ナトリウム、および/またはそれらの混合物である、<33>に記載のパーツのキット。
<35>脱色組成物B中のメタシリケートおよび/もしくはジシリケート、ならびに/またはそれらの塩の濃度が、脱色組成物Bの総重量に対して、1~20重量%、より好ましくは5~15重量%である、<34>に記載のパーツのキット。
<36>脱色組成物Bが群c)の1以上の化合物を含む脱色油組成物である、<30>~<32>および/または<34>~<35>のいずれかに記載のパーツのキット。
<37>脱色油組成物が脱色組成物Bの総重量に対して、40重量%以下、好ましくは30重量%以下、より好ましくは20重量%以下、さらにより好ましくは10重量%以下で水を含み、なおもさらにより好ましくは、脱色油組成物が無水物である、<36>に記載のパーツのキット。
<38>水性明色化組成物Cが群c)の1以上の親油性化合物を含むエマルションである、<30>~<31>のいずれかに記載のパーツのキット。
<39>水性明色化組成物Cが、pH8~11、より好ましくは8.5~10.5を有する、<30>、<31>および<38>のいずれかに記載のパーツのキット。
<40>水性染色組成物Dが酸化染料前駆体、好ましくはp-フェニレンジアミンおよび/もしくはその誘導体、p-アミノフェノールおよび/もしくはその誘導体、ならびに複素環式化合物、例えば、ジアミノピラゾールおよび置換ピリミジン、ならびに/またはそれらの誘導体および/もしくはそれらの塩を含む、<30>および/または<31>のいずれかに記載のパーツのキット。
<41>水性染色組成物Dが酸化染料カップラー、好ましくは、レゾルシノールおよび/もしくはその誘導体、m-アミノフェノールおよび/もしくはその誘導体、m-フェニレンジアミンおよび/もしくはその誘導体、ピリジンおよび/もしくはその誘導体、ならびにナフトールおよび/もしくはその誘導体、ならびに/またはそれらの塩を含む、<30>~<31>および<40>のいずれかに記載のパーツのキット。
<42>水性染色組成物Dが1以上の毛髪直接染料を含む、<30>~<31>および<40>~<41>のいずれかに記載のパーツのキット。
<43>酸化染料前駆体、および/または酸化染料カップラー、および/または直接染料の総濃度が、水性染色組成物Dの総重量に対して、0.001~5重量%、好ましくは0.01~4重量%、より好ましくは0.05~3重量%、なおもより好ましくは0.1~2重量%である、<30>~<31>および<40>~<42>のいずれかに記載のパーツのキット。
<44>水性染色組成物Dが1以上のアルカリ化剤、好ましくはアンモニア、一般構造:
Figure 2024515750000010
[式中、R7、R8およびR9は、同じでありまたは異なり、R7、R8またはR9の少なくとも1つがHとは異なるという条件で、H、C1~C4アルキル、C3~C4不飽和アルキル、C3~C4分枝状アルキル、C1~C4ヒドロキシルアルキル、C3~C4不飽和ヒドロキシルアルキル、C3~C4分枝状ヒドロキシルアルキルである]によるアルキルまたはアルカノールアミンから選択される1以上のアルカリ化剤を含む、<30>~<31>および<40>~<43>のいずれかに記載のパーツのキット。
<45>水性染色組成物Dの1以上のアルカリ化剤がアンモニア、および/もしくはモノエタノールアミン、および/もしくは2-アミノメチルプロパノール、トリス-(ヒドロキシメチル)-アミノメタン、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択される、<30>~<31>および<40>~<44>のいずれかに記載のパーツのキット。
<46>水性染色組成物D中のアルカリ化剤の総濃度が水性染色組成物Dの総重量に対して0.25~15重量%、より好ましくは0.5~12.5重量%、なおもより好ましくは0.75~10重量%、なおもより好ましくは1~7.5重量%である、<30>~<31>および/もしくは<40>~<45>のいずれかに記載のパーツのキット。
<47>水性染色組成物DのpHが7.5~11、より好ましくは8.0~10、なおもより好ましくは8.5~9.5である、<30>~<31>および/もしくは<40>~<46>のいずれかに記載のパーツのキット。
<48>水性パーマ用組成物Eが無機還元剤を含み、好ましくは無機還元剤が、亜硫酸および/または亜硫酸水素の塩であり、より好ましくは亜硫酸および/または亜硫酸水素のナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩である、<31>および/または<32>のいずれかに記載のパーツのキット。
<49>水性パーマ用組成物Eが有機還元剤を含み、好ましくは、有機還元剤が、チオグリコール酸および/もしくはその塩、システアミンおよび/もしくはその塩、チオグリセリンおよび/もしくはその塩、チオグリコール酸のグリセリンエステルおよび/もしくはその塩、チオ乳酸および/もしくはその塩、システインもしくはその誘導体および/もしくはその塩、ならびに/またはそれらの混合物である、<31>~<32>および<48>のいずれかに記載のパーツのキット。
<50>水性パーマ用組成物E中の還元剤の総濃度が、水性パーマ用組成物Eの総重量に対して、0.5~20重量%、より好ましくは1~15重量%、なおもより好ましくは2~12重量%、なおもより好ましくは3~10重量%である、<31>~<32>および<48>~<49>のいずれかに記載のパーツのキット。
<51>水性パーマ用組成物EのpHが3~12、好ましくは4~11、最も好ましくは7.5~10.5である、<31>~<32>および<48>~<50>のいずれかに記載のパーツのキット。
本開示はまた、
<52>ケラチン繊維、好ましくはヒトケラチン繊維、より好ましくはヒト毛髪の脱色および/または明色化方法であって、
i)<1>~<30>のいずれかに定義される水性酸化組成物Aを準備するステップ、
ii)組成物Aを、<31>~<37>または<38>~<39>のいずれかに定義される脱色組成物Bまたは水性明色化組成物Cと混合して、pH7~12を有する、用時調製組成物を調製するステップ、
iii)用時調製組成物をケラチン繊維に塗布し、1~60分間静置するステップ、
iv)ケラチン繊維をすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ
を含む方法を対象とする。
<53>用時調製組成物のpHが、7~12、より好ましくは7.5~11、さらにより好ましくは8.0~10.5である、<52>に記載の方法。
<54>ステップiii)において定義される用時調製組成物を、1~60分間、好ましくは5~45分間、より好ましくは10~35分間静置する、<52>~<53>のいずれかに記載の方法。
<55>ステップiii)において用時調製組成物をケラチン繊維上で静置している間、熱を、好ましくは30~50℃で加えてもよい、<52>~<54>のいずれかに記載の方法。
本開示はまた、
<56>ケラチン繊維、好ましくはヒトケラチン繊維、より好ましくはヒト毛髪を染色する方法であって、
xi)<1>~<30>のいずれかに定義される組成物Aを準備するステップ、
xii)組成物Aを、<30>~<31>および<40>~<47>のいずれかに定義される染色組成物Dと混合して、pH7~12を有する、用時調製組成物を調製するステップ、
xiii)用時調製組成物をケラチン繊維に塗布し、1~60分間静置するステップ、
xiv)ケラチン繊維をすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ
を含む、方法を対象とする。
<56>ステップxii)およびxiii)の用時調製組成物が、pH7~12、好ましくは7.5~11、より好ましくは8.0~10.5を有する、<55>に記載の方法。
<57>ステップxiii)における用時調製組成物を、1~60分間、好ましくは5~45分間、より好ましくは10~35分間ケラチン繊維上で静置する、<55>~<56>のいずれかに記載の方法。
<58>用時調製混合物の塗布時間中、熱を、好ましくは30~50℃の温度範囲内で、ケラチン繊維に加えてもよい、<56>~<57>のいずれかに記載の方法。
本開示はまた、
<59>ケラチン繊維、好ましくはヒトケラチン繊維、より好ましくはヒト毛髪をパーマ成形するための方法であって、
xxi)任意に、ケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ、
xxii)ケラチン繊維を、機械的張力下に置くステップ、
xxiii)ケラチン繊維に、<31>および<48>~<51>のいずれかにおける水性パーマ用組成物Eを塗布し、1~60分間この組成物を静置するステップ、
xxiv)任意に、この組成物をすすぐステップ、
xxv)<1>~<30>のいずれかに定義される組成物Aを準備し、ケラチン繊維に塗布し、1~30分間静置するステップ、
xxvi)ケラチン繊維から機械的張力を解除するステップ、
xxvii)ケラチン繊維をすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ
を含み、
ただし、ステップxxii)およびxxiii)、ならびにステップxxvi)およびxxvii)が、任意の順序で実行されてもよい、方法を対象とする。
<60>ステップxxii)に定義される機械的張力が、ケラチン繊維をカーラーに巻きつけること、またはくしもしくはブラシによって繊維を直毛化することを含む、<59>に記載の方法。
<61>ステップxxv)において、組成物Aを、1~30分間、好ましくは2~25分間、より好ましくは3~20分間、さらにより好ましくは5~15分間静置する、<59>~<60>のいずれかに記載の方法。
本開示はまた、
<62>過酸化水素を含む水性組成物の保存安定性を改善するための、
1)1以上の、オルトジフェノール類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩、
2)1以上の、イミダゾリジン-2,4-ジオンおよび/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩
から選択される1以上の化合物の使用を対象とする。
<63>1)の1以上の化合物が、<1>~<8>のいずれかにおいて、b1)として定義される1以上の化合物である、<62>に記載の使用。
<64>2)の1以上の化合物が、<9>~<14>のいずれかにおいて、b2)として定義される1以上の化合物である、<62>~<63>のいずれかに記載の使用。
以下の実施例は、本発明を例証するものであり、これを限定するものではない。
実施例
絶えず撹拌しながら、群b)の化合物を過酸化水素の水溶液に溶解して、次の組成物を調製した。
Figure 2024515750000011
組成物を調製し、40℃の制御条件下で20日間保存した。過酸化水素含有量を滴定によって分析し、次の濃度を測定した。
Figure 2024515750000012
その結果、b)の化合物は、過酸化水素活性の96%超を20日間維持することができたが、その一方で、b)の化合物を含まない比較例組成物は、20日後には58%の活性にすぎなかった。
方法
レドックス電極および0.1Nチオ硫酸ナトリウム溶液を備えるMettler Toledo DL58滴定装置を使用して、ヨウ素滴定によって過酸化水素濃度を測定した。
実施例3
重量%
タイロン 0.01
セテアリルアルコール 4.0
ラウリル硫酸ナトリウム 0.8
リン酸 pH1.5になるまでの適量
EDTA四ナトリウム 0.05
過酸化水素 6.0
水 100.0になるまで
b)の化合物としてのタイロンの濃度もまた、0.05%、0.1%もしくは0.5%、またはその間の同じ技術的効果が達成される任意の値に調整してもよい。
過酸化水素の濃度は、9重量%、12重量%、15重量%もしくは20重量%、またはその間の任意の値に調整してもよい。
実施例4
重量%
ヒダントイン 0.01
セテアリルアルコール 4.0
ラウリル硫酸ナトリウム 0.8
リン酸 pH2.5になるまでの適量
EDTA四ナトリウム 0.05
過酸化水素 6.0
水 100.0になるまで
b)の化合物としてのヒダントインの濃度もまた、0.05%、0.1%もしくは0.5%、またはその間の同じ技術的効果が達成される任意の値に調整してもよい。
過酸化水素の濃度は、9重量%、12重量%、15重量%もしくは20重量%、または間の任意の値に調整してもよい。
実施例5
重量%
タイロン 0.01
ヒダントイン 0.05
カテコール 0.05
セテアリルアルコール 4.0
ラウリル硫酸ナトリウム 0.8
リン酸 pH3.0になるまでの適量
EDTA四ナトリウム 0.05
過酸化水素 6.0
水 100.0になるまで
過酸化水素の濃度は、9重量%、12重量%、15重量%もしくは20重量%、またはその間の任意の値に調整してもよい。
実施例6
次の染色組成物を調製した。
重量%
セテアリルアルコール 12
セテアリル硫酸ナトリウム 2
コカミドMEA 5
オレイン酸 2
EDTA四ナトリウム 1
亜硫酸ナトリウム 1
水酸化アンモニウム 5
塩化アンモニウム 1
硫酸トルエン-2,5-ジアミン 0.75
レゾルシノール 0.10
4-クロルレゾルシノール 0.25
m-アミノフェノール 0.05
4-アミノ-2-ヒドロキシトルエン 0.05
HC Red 51 0.02
香料 0.5
水 100になるまで
上記組成物は、pH9.9を有していた。
次いで、酸化染色組成物を、20日間保存後の実施例1の本発明の組成物1および比較例の組成物1とを1:1の重量比で混合して、用時調製組成物を得た。用時調製組成物は、pH9.5前後を有していた。
用時調製組成物をヒト毛髪に塗布し、室温で30分間静置した。その後、組成物を水ですすぎ、毛髪をシャンプー洗浄し、ブロー乾燥させた。
本発明1の組成物では、毛髪が赤褐色に強く着色されていることが見出され、その一方で、比較例1の組成物では、毛髪はより低い色強度を有していた。
実施例7
次の脱色組成物Bを調製した。
重量%
ヒドロキシエチルセルロース 3
EDTA四ナトリウム 2
炭酸ナトリウム 1
過硫酸アンモニウム 11
過硫酸カリウム 36
メタケイ酸ナトリウム 10
鉱物油 8
ケイソウ土 100になるまで
次いで、上記からの脱色組成物Bを、保存された20日後の実施例1の本発明1の組成物および比較例1の組成物と、1:2(脱色組成物B:本発明の組成物1)の重量比で混合して、pH9.8前後を有する用時調製組成物を得た。
次いで、用時調製組成物をヒト毛髪に塗布し、室温で30分間静置した。その後、組成物を水ですすぎ、毛髪をシャンプー洗浄し、ブロー乾燥させた。
本発明1の組成物では、毛髪が強く脱色されていることが見出され、その一方で、比較例1の組成物によって脱色された毛束については、明色化度が外見上低かった。
実施例8
次のパーマ用組成物を調製した。
重量%
チオグリコール酸アンモニウム(60%) 21.3
炭酸水素アンモニウム 5.0
1,3-ブチレングリコール 3.0
アモジメチコン 0.2
PEG-40-水添ひまし油 0.7
香料 0.4
アンモニア(25%活性) pH8.3になるまで
水 100.0まで
ヒト毛髪をシャンプー洗浄し、機械的張力下で、毛髪をカーラーに巻きつけた。次いで、上記からの組成物を毛髪に塗布し、40℃で15分間静置した。次いで、組成物を水ですすいだ。
次いで、20日間保存された実施例1の本発明1の組成物および比較例1の組成物を毛髪に塗布し、室温で15分間静置した。次いで、毛髪からの張力を解除し、カーラーを除去した。次いで、毛髪をすすぎ、シャンプー洗浄し、ブロー乾燥させた。
本発明1の組成物では、毛髪が強くカールされ、美容上良好な感触を有することが見出され、その一方で、比較例1の組成物によって処理した毛束は、不良な毛髪の感触およびより弱いカール強度を有していた。

Claims (16)

  1. pH1~6を有する水性酸化組成物Aであって、
    a)過酸化水素と、
    b)
    1)1以上の、オルトジフェノール類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩、
    2)1以上の、イミダゾリジン-2,4-ジオン類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩
    から選択される1以上の化合物と
    を含む、組成物。
  2. 群b1)の1以上の化合物が、
    - フラボノール、
    - アントシアニジン、
    - アントシアニンもしくはアントシアン、
    - オルトヒドロキシベンゾエート、
    - フラボン、
    - ヒドロキシスチルベン、
    - 3,4-ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
    - 2,3-ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
    - 4,5-ジヒドロキシフェニルアラニンおよびその誘導体、
    - ジヒドロキシシンナメート、
    - オルトポリヒドロキシクマリン、
    - オルトポリヒドロキシイソクマリン、
    - オルトポリヒドロキシクマロン、
    - オルトポリヒドロキシイソクマロン、
    - オルトポリヒドロキシカルコン、
    - オルトポリヒドロキシクロモン、
    - オルトポリヒドロキシキノン、
    - オルトヒドロキシキサントン、
    - 1,2-ジヒロキシベンゼンおよびその誘導体、
    - 1,2,4-トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
    - 1,2,3-トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
    - 2,4,5-トリヒドロキシベンゼンおよびその誘導体、
    - プロアントシアジニン、
    - プロアントシアニン、
    - タンニン酸、
    - エラグ酸、
    - 次の一般構造で表される1以上の化合物:
    Figure 2024515750000013
    [式中、R1、R2およびR3は、独立して、H、OH、ハロゲン、C1~C12直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルケニル、O-X、NO2、COOH、SO3H、アリール、ヘテロアリール、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、XはC1~C12直鎖状または分枝状アルキルである]
    ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物
    から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 群b1)の1以上の化合物が、次の一般構造:
    Figure 2024515750000014
    [式中、R1、R2およびR3は、独立して、H、OH、ハロゲン、C1~C12直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルケニル、O-X、NO2、COOH、SO3H、アリール、ヘテロアリール、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、XはC1~C12直鎖状または分枝状アルキルである]
    から選択される、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 群b1)について、R1が、H、OH、ハロゲン、C1~C12直鎖状または分枝状アルキルまたはアルケニル、O-X、NO2、COOH、SO3H、アリール、ヘテロアリールから選択され、Xが、C1~C12直鎖状または分枝状アルキルであり、R2およびR3が、独立して、C1~C12直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルケニル、O-X、NO2、COOH、SO3H、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、Xが、C1~C12直鎖状または分枝状アルキルである、請求項2から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 群b1)の1以上の化合物が、
    Figure 2024515750000015
    ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択される、より好ましくは、群b1)の1以上の化合物が、タイロンおよび/またはその塩である、請求項2~4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 群b2)の1以上の化合物が、次の一般構造:
    Figure 2024515750000016
    [式中、R4、R5およびR6は、独立して、H、OH、ハロゲン、C1~C12直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルケニル、O-X、COOH、フェニル、ジフェニル、ウレイル、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、XはC1~C12直鎖状または分枝状アルキルである]
    で表される、請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 群b2)の1以上の化合物が、ヒダントインもしくはアラントイン、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物であり、好ましくは、ヒダントインおよび/またはその塩である、請求項6に記載の組成物。
  8. b)の化合物の総濃度が、組成物Aの総重量に対して、0.001~0.5重量%、好ましくは0.005~0.25重量%、より好ましくは0.01~0.2重量%、なおもより好ましくは0.03~0.15重量%である、請求項1~7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 組成物Aが、c)の化合物として、1以上の親油性化合物を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. d)の化合物として、1以上の界面活性剤を含み、好ましくは、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤および/もしくは両性/双性イオン性界面活性剤、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択され、より好ましくは、アニオン性界面活性剤および/またはそれらの塩から選択される1以上の界面活性剤を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 組成物Aが非染色組成物である、請求項1~10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 請求項1~11のいずれか一項に記載の組成物Aと、
    - 1以上の過酸塩および/または過酸化物塩、ならびに1以上のアルカリ化剤を含む、脱色組成物B、
    - 1以上のアルカリ化剤を含み、pH7~12を有する、水性明色化組成物C、
    - pH7~12を有し、酸化染料前駆体、酸化染料カップラーおよび/もしくは直接染料、ならびに/またはそれらの塩および/もしくはそれらの混合物から選択される1以上の染料を含む、水性染色組成物D、
    - pH3~12を有し、1以上の還元剤と1以上のアルカリ化剤とを含む、水性パーマ用組成物E
    から選択される1以上の組成物とを含む、パーツのキット。
  13. ケラチン繊維、好ましくはヒトケラチン繊維、より好ましくはヒト毛髪の脱色および/または明色化方法であって、
    i)請求項1~11のいずれか一項に記載の組成物Aを準備するステップ、
    ii)組成物Aを、請求項12に記載の脱色組成物Bまたは水性明色化組成物Cと混合して、pH7~12を有する、用時調製組成物を調製するステップ、
    iii)用時調製組成物をケラチン繊維に塗布し、1~60分間静置するステップ、
    iv)ケラチン繊維をすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ
    を含む方法。
  14. ケラチン繊維、好ましくはヒトケラチン繊維、より好ましくはヒト毛髪を染色する方法であって、
    xi)請求項1~11のいずれか一項に記載の組成物Aを準備するステップ、
    xii)組成物Aを、請求項12に記載の染色組成物Dと混合して、pH7~12を有する、用時調製組成物を調製するステップ、
    xiii)用時調製組成物をケラチン繊維に塗布し、1~60分間静置するステップ、
    xiv)ケラチン繊維をすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ
    を含む、方法。
  15. ケラチン繊維、好ましくはヒトケラチン繊維、より好ましくはヒト毛髪をパーマ成形する方法であって、
    xxi)任意に、ケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ、
    xxii)ケラチン繊維を、機械的張力下に置くステップ、
    xxiii)ケラチン繊維に、請求項12に記載の水性パーマ用組成物Eを塗布し、1~60分間前記組成物を静置するステップ、
    xxiv)任意に、前記組成物をすすぐステップ、
    xxv)請求項1~11のいずれか一項に記載の組成物Aを準備し、ケラチン繊維に塗布し、1~30分間静置するステップ、
    xxvi)ケラチン繊維から機械的張力を解除するステップ、
    xxvii)ケラチン繊維をすすぎ、任意にケラチン繊維をシャンプー洗浄するステップ
    を含み、
    ただし、ステップxxii)およびxxiii)、ならびにステップxxvi)およびxxvii)が、任意の順序で実行されてもよい、方法。
  16. 過酸化水素を含む水性組成物の保存安定性を改善するための、
    1)1以上の、オルトジフェノール類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩、
    2)1以上の、イミダゾリジン-2,4-ジオン類および/もしくはそれらの誘導体、ならびに/またはそれらの混合物および/もしくはそれらの塩
    から選択される1以上の化合物の使用。
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