JP2022547230A - 入庫保管場所を確定する方法、装置、電子機器及び記憶媒体 - Google Patents

Abstract

本出願はコンピュータ技術分野に関し、入庫保管場所を確定する方法、装置、電子機器及び記憶媒体を公開する。当該方法は、倉庫内の各保管場所の、保管空間のサイズ、現在の保管物品の重量及び物理位置情報を含む保管情報を取得するステップ（Ｓ２０１）と、入庫待ち物品の重量及び入庫待ち物品のタイプを含む、入庫待ち物品の入庫情報を受信するステップ（Ｓ２０２）と、各保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに入庫待ち物品の入庫情報に基づき、入庫待ち物品の少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップ（Ｓ２０３）と、少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に少なくとも一つの入庫保管場所の位置を表示するステップ（Ｓ２０４）と、を含む。当該方法によれば、物品入庫時に適切な保管場所を探すために時間を費やし、作業効率に影響を及ぼし、多大なコストがかかるという問題を防ぐことができる。【選択図】 図２

Description

本出願は２０１９年１０月９日に提出した出願番号２０１９１０９５５８０９．２の中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は引用によりここに結合される。

本公開はコンピュータ技術分野に関し、特に入庫保管場所を確定する方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。

倉庫では通常、容器内の保管場所により貨物を収容する。貨物の出庫に伴い、作業スタッフは定時に倉庫内の貨物を補充することがある。作業スタッフが補充する貨物を棚上げ保管する時、貨物が多く、且つ、タイプもサイズも異なるため、棚上げする貨物を保管する適切な保管場所を探すのに常に多くの時間を要する。

以上の状況に鑑み、本公開の実施例は、物品入庫時に適切な保管場所を探すために時間を費やし、作業効率に影響を及ぼし、多大なコストがかかるという問題を防ぐことができる入庫保管場所を確定する方法、装置、システム及び記憶媒体を提供する。

上記目的を実現するために、本公開の実施例の一つの態様に基づき、入庫保管場所を確定する方法を提供する。

本公開の実施例の入庫保管場所を確定する方法は、
倉庫内の各保管場所の、保管空間サイズ、現在の保管物品の重量及び物理位置情報を含む保管情報を取得するステップと、
入庫待ち物品の重量及び入庫待ち物品のタイプを含む、入庫待ち物品の入庫情報を受信するステップと、
前記各保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の入庫情報に基づき、前記入庫待ち物品を保管する少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップと、
前記少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に前記少なくとも一つの入庫保管場所の位置を表示するステップと、
を含む。

一つの実施例において、
前記の前記各保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の入庫情報に基づき、前記入庫待ち物品を保管する少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップは、
前記入庫待ち物品のタイプに基づき、前記入庫待ち物品のタイプに属す物品を保管するためのペンディング保管場所を確定するステップと、
予め格納された物品情報、前記入庫待ち物品のタイプ及び前記入庫待ち物品の重量に基づき、前記入庫待ち物品の体積サイズを確定するステップと、
前記ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の体積サイズに基づき、前記ペンディング保管場所から前記少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップと、
を含む。

もう一つの実施例において、
前記の前記ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品のサイズに基づき、前記ペンディング保管場所から前記少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップは、
前記ペンディング保管場所における現在の保管物品の重量がゼロであり、且つ保管空間のサイズが前記入庫待ち物品のサイズ以上である保管場所を前記入庫保管場所として確定するステップ、
を含む。

もう一つの実施例において、
前記入庫待ち物品情報はさらに前記入庫待ち物品の数を含み、
前記の前記ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の体積サイズに基づき、前記ペンディング保管場所から前記少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップは、
前記入庫待ち物品の体積サイズ、前記ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量、前記入庫待ち物品の重量に基づき、前記ペンディング保管場所に前記入庫待ち物品を保管する数を推定するステップと、
前記入庫待ち物品の数及び前記ペンディング保管場所に入庫待ち物品を保管する数に基づき、前記少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップと、
を含む。

もう一つの実施例において、
前記の前記少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に前記少なくとも一つの入庫保管場所の位置を表示するステップは、
前記ペンディング保管場所に前記入庫待ち物品を保管する数に基づき、各前記入庫保管場所に前記入庫待ち物品を保管する数を推定するステップと、
前記少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に前記少なくとも一つの入庫保管場所の位置及び前記少なくとも一つの入庫保管場所に前記入庫待ち物品を保管する数を表示するステップと、
を含む。

上記目的を実現するために、本公開の別の態様に基づき、入庫保管場所を確定する装置を提供する。

本公開の入庫保管場所を確定する装置は、
倉庫内の各保管場所の、保管空間サイズ、現在の保管物品の重量及び物理位置情報を含む保管情報を取得するための取得ユニットと、
入庫待ち物品の重量及び入庫待ち物品のタイプを含む、入庫待ち物品の入庫情報を受信するための受信ユニットと、
前記各保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の入庫情報に基づき、前記入庫待ち物品を保管する少なくとも一つの入庫保管場所を確定するための確定ユニットと、
前記少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に前記少なくとも一つの入庫保管場所の位置を表示するための表示ユニットと、
を備える。

上記目的を実現するために、本公開の実施例のもう一つの態様に基づき、電子機器を提供する。

本公開の実施例の電子機器は、
一つの又は複数のプロセッサと、
一つの又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、
を含み、
前記一つの又は複数のプロセッサが本公開の実施例が提供する入庫保管場所を確定する方法を実現するように、前記一つの又は複数のプログラムが前記一つの又は複数のプロセッサにより実行される。

上記目的を実現するために、本公開の実施例のもう一つの態様に基づき、コンピュータ読み取り可能な媒体を提供する。

本公開の実施例のコンピュータ読み取り可能な媒体は、
プロセッサにより実行される時に本公開の実施例が提供する入庫保管場所を確定する方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されている。

上記公開における一つの実施例は以下の長所又は有益な效果を有する：
本公開の実施例において、保管場所の保管情報及び入庫待ち物品の入庫情報に基づき入庫待ち物品を保管できる入庫保管場所を確定でき、且つ、予め設定された色によりデータ表示図に入庫保管場所の位置を表示できることにより、作業スタッフが倉庫内の貨物の入庫を行う時、直接、表示される入庫保管場所により入庫でき、多くの時間を費やすことなく、貨物入庫の作業効率を高め、人件費及び時間を節約できる。

上記の非慣用的な選択可能な方式に備わる更なる效果は以下の発明を実施するための形態と合わせて説明される。

図面は本公開をより理解しやすくするために用いられるものであって、本公開に対する不適切な限定を構成しない。
図１は本公開の実施例の入庫保管場所を確定する方法によるシステムアーキテクチャの概略図である。 図２は本公開の実施例の入庫保管場所を確定する方法による主要フローの概略図である。 図３は本公開の実施例の入庫保管場所を確定する方法の別の主要フローの概略図である。 図４は本公開の実施例の入庫保管場所を確定する装置による主要ユニットの概略図である。 図５は本公開の実施例が応用可能とされる別の例示的システムアーキテクチャ図である。 図６本公開の実施例を実現するのに適したコンピュータシステムの構造概略図である。

以下に図面と合わせて本公開の例示的な実施例について説明する。そのうち、理解に役立つよう、本公開の実施例の各細部が含まれるが、これらはあくまでも例示的なものである。よって、当業者は、本公開の範囲及び思想を逸脱しない限り、ここに記載される実施例に対して各種変更や修正を行うことができると理解すべきである。同様に、明瞭かつ簡潔にするために、以下の記載において、公知の機能や構造に関する説明は省略される。

なお、矛盾しない場合において、本公開における実施例および実施例中の特徴は互いに組み合わせることができる。

本公開のプロセスを実現する際、発明者は少なくとも、作業スタッフが貨物の入庫を行う時、多くの時間が費やされ、入庫する貨物に適切な保管場所を探すことは、貨物入庫の効率に影響を及ぼすだけでなく、多大な人件費と時間がかかる、という問題が存在することを発見した。

本公開の実施例は入庫保管場所を確定する方法を提供し、当該方法は、倉庫内の物品入庫時に、入庫待ちの物品に入庫保管場所を確定するシーンに用いることができる。

倉庫には通常、複数の容器が設置され、各容器内に複数の保管場所が設けられ、各保管場所のサイズは予め確定できる。倉庫内に保管される物品は非常に多く、通常、異なるタイプの物品を素早く区別するために、倉庫は物品タイプにより複数の保管エリアに分けられ、異なる保管エリアに異なるタイプの物品が保管される。また、異なるタイプの物品の高さ及び体積も同じではないため、異なるエリアの保管場所も同じではない。

本公開の実施例において、入庫待ち物品の入庫保管場所を確定する時、倉庫内の各保管場所の、各保管場所の現在の保管物品の重量を含む保管情報を取得する必要があるため、リアルタイムに各保管場所における保管物品の重量を取得する必要がある。よって、本公開の実施例において、倉庫内の各保管場所に保管物品の重量を収集できる装置、例えば、計量器を設置する。本公開の実施例において各保管場所に設置される、保管物品の重量を収集できる装置について計量器を例に説明する。図１は本公開の実施例において適用されるシステムアーキテクチャ図である。図１に示されるシステムアーキテクチャには、サーバ１１及び複数の計量器が含まれ（図１には計量器１２１、計量器１２２、計量器１２３、計量器１２４のみ図示される）、各計量器は倉庫の各々の保管場所に設置され、通常、保管場所毎に一つの計量器が設置され、各計量器はサーバ１１と通信できる。

具体的に、本公開の実施例について計量器１２１を例に説明する。計量器１２１は現在の保管場所に保管されている保管物品の重量サイズを収集し、収集した重量をサーバ１１に送ることができ、入庫待ちの物品に入庫保管場所を確定するように、サーバ１１は計量器１２１により対応の保管場所に保管される物品の重量を取得した後、集計及び保管を行うとともに分析及び処理を行うことができる。サーバ１１は表示モジュールを備え、表示モジュールによりデータ表示図を表示することができ、図中に、入庫待ち物品に確定された入庫保管場所を表示し、これにより作業スタッフは結果を直観的に確認でき、倉庫内のどの保管場所に入庫待ちの物品を保管できるかを見つけることができる。本公開の実施例において、計量器１２１が保管場所における物品重量の変化を感知した場合、重量収集タスクを発動し、収集した重量結果をサーバ１１に送り、サーバ１１は計量器１２１から送られた情報を受信した後、履歴を更新するように設定でき、これにより保管場所における保管物品の重量の正確性を保証する。

本公開の実施例は入庫保管場所を確定する方法を提供し、当該方法は、図１に示されるシステムアーキテクチャにおけるサーバ１１により実行でき、図２に示されるように、当該方法は以下のステップを含む：

Ｓ２０１ 倉庫内の各保管場所の保管情報を取得するステップ。

当該保管情報は保管空間サイズ、現在の保管物品の重量及び物理位置情報を含む。

保管情報はリアルタイムに取得してもよいし、決まった周期で周期的に取得してもよい。保管情報における、各保管場所の保管空間サイズ及び物理位置情報については、サーバに予め格納できる。各保管場所が設置されると、一般的に変わらないため、保管空間のサイズ及び物理位置情報も通常、変わらない。保管情報における現在の保管物品の重量は各保管場所の保管物品の出庫及び入庫に伴い変わるため、サーバ中の各保管場所の保管物品の重量の正確性を保証するように、各保管場所の現在の保管物品の重量はリアルタイムに更新する必要がある。

Ｓ２０２ 入庫待ち物品の入庫情報を受信するステップ。

当該入庫情報は入庫待ち物品の重量及び入庫待ち物品のタイプを含む。

入庫情報は入庫待ち物品の情報であり、当該入庫待ち物品を保管できる保管場所を確定するためのものである。本発明の実施例において、入庫待ち物品の重量及び入庫待ち物品のタイプに基づき確定できるため、サーバは入庫待ち物品の重量及び入庫待ち物品のタイプを受信し、その後、当該入庫待ち物品を保管できる保管場所を確定する必要がある。作業スタッフは入庫させる物品がある場合に、入庫待ち物品の入庫情報を情報入力方式によりサーバに送ることができる。

なお、入庫待ち物品の入庫情報はさらに入庫待ち物品の他の情報、例えば、入庫待ち物品の数、又は入庫待ち物品の型番等、作業スタッフが確定できる他の情報を含んでもよい。

Ｓ２０３ 各保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに入庫待ち物品の入庫情報に基づき、入庫待ち物品の少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップ。

そのうち、本公開の実施例において、確定された入庫保管場所は入庫待ち物品を保管できる保管場所を表示するため、確定された入庫保管場所は一つである可能性も複数である可能性もある。

サーバは入庫待ち物品の入庫情報を受信した後、倉庫内の各保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズと合わせて入庫待ち物品を保管できる入庫保管場所を確定できる。

本公開の実施例において、主に各保管場所の保管物品の重量及び空間の角度から入庫待ちの物品に入庫保管場所を確定するため、取得した各保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズを入庫待ち物品のタイプ及び重量と比較し、入庫待ち物品を保管できる少なくとも一つの入庫保管場所を確定する。

本公開の実施例の一つの実現方式において、サーバが少なくとも一つの入庫保管場所を確定する方式は具体的に以下のように実行できる：
入庫待ち物品のタイプに基づき、入庫待ち物品のタイプに属す物品を保管するためのペンディング保管場所を確定し、予め格納された物品情報、入庫待ち物品のタイプ及び入庫待ち物品の重量に基づき、入庫待ち物品の体積サイズを確定し、ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに入庫待ち物品のサイズに基づき、ペンディング保管場所から少なくとも一つの入庫保管場所を確定する。

そのうち、倉庫内は物品タイプによりエリア分けされ、各物品タイプはそれぞれいずれかのエリア内の保管場所に対応するため、サーバは入庫待ち物品のタイプを受信した後、倉庫内エリア分け結果に基づき、倉庫内の当該物品を保管するエリアを確定でき、当該エリア内の保管場所、即ちペンディング保管場所を確定できる。ペンディング保管場所は入庫待ち物品のタイプに属す物品を保管するために用いられ、倉庫内の入庫待ち物品のタイプに属す物品を保管するための保管場所を表示する。サーバには各物品の物品情報、例えば、物品のタイプ、型番、重量、体積サイズ等を予め格納できるため、入庫待ち物品の入庫情報を受信した後、予め格納した物品情報、入庫待ち物品のタイプ及び入庫待ち物品の重量に基づき、当該入庫待ち物品の体積サイズ等の物品情報を確定できる。サーバはペンディング保管場所及び入庫待ち物品の体積サイズを確定した後、ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズと合わせて、ペンディング保管場所から入庫待ち物品の入庫保管場所を確定できる。

サーバが入庫保管場所を確定する方式は以下のようにできる：
ペンディング保管場所における現在の保管物品の重量がゼロであり、且つ保管空間のサイズが入庫待ち物品の体積サイズ以上である保管場所を入庫保管場所として確定する。

保管場所における現在の保管物品の重量がゼロである場合、当該場所は現在の保管物品がない、即ち保管場所は空いていることを表す。よって、現在の保管物品の重量はゼロであるペンディング保管場所は保管物品を保管していないペンディング保管場所を表す。保管物品を保管していないペンディング保管場所を確定した後、さらに、保管場所の保管空間が入庫待ち物品の体積サイズの要求を満たすか否か判断する必要があるため、保管場所の保管空間サイズが入庫待ち物品の体積サイズ以上でなければ、入庫待ちの物品を保管することができない。よって、本公開の実施例において、現在の保管物品の重量がゼロであり、且つ保管空間のサイズが入庫待ち物品の体積サイズ以上であるペンディング保管場所を入庫保管場所として確定する。

なお、確定された入庫保管場所は一つでもよいし、複数でもよい。

本公開の実施例のもう一つの実現方式において、入庫待ち物品情報はさらに、入庫待ち物品の数を含む。よって、上記サーバが入庫保管場所を確定する方式は以下のようにできる：
入庫待ち物品の体積サイズ、ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量、入庫待ち物品の重量に基づき、ペンディング保管場所に入庫待ち物品を保管する数を推定し、入庫待ち物品の数及びペンディング保管場所に入庫待ち物品を保管する数に基づき、少なくとも一つの入庫保管場所を確定する。

そのうち、ペンディング保管場所に入庫待ち物品を保管する数は、ペンディング保管場所に現在の物品が保管されている場合において、さらに、入庫待ち物品を保管できる数を表す。

一部の重ねて保管できる、または各保管場所に複数の物品を収容できる物品について、入庫時にさらに入庫待ち物品の数を入力できる。サーバは既に入庫待ち物品の体積サイズを確定しているため、保管場所に一つの入庫待ち物品を保管するために占拠する空間を確定できる。一部のタイプの物品について、各物品の体積サイズ及び重量は基本的に同じであるため、サーバは入庫待ち物品の体積サイズ及び重量をペンディング保管場所における現在の保管物品の各物品の体積サイズ及び重量とすることができる。よって、サーバはペンディング保管場所の現在の保管物品の重量を入庫待ち物品の重量で割って、ペンディング保管場所の現在の保管物品の数を確定できる。その後、ペンディング保管場所の現在の保管物品の数に入庫待ち物品の体積サイズをかけ、ペンディング保管場所の保管空間が既に占拠されている空間サイズを確定する。また、ペンディング保管場所の保管空間のサイズが既に分かっている場合においては、ペンディング保管場所の保管空間のサイズによりペンディング保管場所の保管空間が既に占拠されている空間サイズを引いて、ペンディング保管場所の残りの保管空間のサイズを確定できる。こうしてペンディング保管場所の残りの保管空間のサイズを入庫待ち物品の体積サイズで割れば、ペンディング保管場所に入庫待ち物品を保管できる数を推定することができる。

サーバはペンディング保管場所に入庫待ち物品を保管する数を推定した後、入庫待ち物品の数と合わせて、入庫待ち物品の数を満たす少なくとも一つの入庫保管場所を確定できる。例えば、ペンディング保管場所から入庫待ち物品を保管する数の和が入庫待ち物品の数より大きい幾つかの保管場所を入庫保管場所として確定するか、またはペンディング保管場所における入庫待ち物品を保管する数がゼロより大きい保管場所をすべて入庫保管場所として確定し、作業スタッフに選択させることができる。

Ｓ２０４ 少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に少なくとも一つの入庫保管場所の位置を表示するステップ。

そのうち、少なくとも一つの入庫保管場所を確定した後、各入庫保管場所の物理位置情報に基づき、データ表示図に少なくとも一つの入庫保管場所の位置を表示し、作業スタッフに入庫保管場所の位置を知らせることができる。本公開の実施例において、入庫位置の表示を更に直観的にするために、表示された色を予め設定し、データ表示図に予め設定された色により少なくとも一つの入庫保管場所の位置を表示できる。物理位置情報は具体的には座標等とすることができる。

本公開の実施例のもう一つの実現方式において、入庫待ち物品情報がさらに入庫待ち物品の数を含む時、本ステップはさらに、具体的に以下のように実行できる：
ペンディング保管場所に入庫待ち物品を保管する数に基づき、各入庫保管場所に入庫待ち物品を保管する数を推定し、少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に少なくとも一つの入庫保管場所の位置及び少なくとも一つの入庫保管場所に入庫待ち物品を保管する数を表示する。

上記ステップにおいてサーバは既にペンディング保管場所に入庫待ち物品を保管する数を推定しており、また、入庫保管場所はペンディング保管場所から確定された保管場所であるため、サーバは入庫保管場所に入庫待ち物品を保管できる数も推定でき、そしてデータ表示図に各入庫保管場所に入庫待ち物品を保管できる数を表示でき、作業スタッフに選択させることができる。

本公開の実施例において、保管場所の保管情報及び入庫待ち物品の入庫情報に基づき入庫待ち物品を保管できる入庫保管場所を確定でき、且つ、予め設定された色によりデータ表示図に入庫保管場所の位置を表示できることにより、作業スタッフが倉庫内に貨物の入庫を行う時、直接、表示される入庫保管場所により入庫でき、多くの時間を費やすことなく、貨物入庫の作業効率を高め、人件費及び時間を節約できる。

以下に図２に示される方法と合わせ、本公開の実施例は入庫保管場所を確定する方法を提供し、当該方法は、図３に示されるシステムアーキテクチャにおけるサーバ１１により実行でき、図３に示されるように、当該方法は以下のステップを含む：

Ｓ４０１ サーバは各保管場所の保管空間のサイズ及び物理位置情報を予め格納するステップ。

そのうち、後で確認及び使用しやすいように、倉庫内の各保管場所の物理位置情報、保管空間のサイズ、所属エリア、保管物品のタイプ等を予め格納できる。

Ｓ４０２ サーバは各保管場所の現在の保管物品の重量を取得し、格納するステップ。

そのうち、サーバは各保管場所に設置された計量器により各保管場所の現在の保管物品の重量を取得できる。計量器はその場所の保管場所における現在の保管物品の重量を収集した後、サーバに情報を送ることで収集した現在の保管物品の重量をサーバに送ることができる。サーバは各保管場所の現在の保管物品の重量を取得した後、格納できる。

なお、計量器が送る情報にはその場所の保管場所の物理位置情報を含むことができ、これによりサーバは受信する情報がどの保管場所に属すかを区別しやすくなる。サーバは集中送信された情報を受信した後、直接格納してもよく、または、当該情報に対応する保管場所に履歴が格納されているか否かを確認し、履歴が格納されていれば、直接、履歴を更新すればよい。

Ｓ４０３ サーバは入庫待ち物品の重量及び入庫待ち物品のタイプを受信するステップ。

そのうち、入庫させる物品がある場合、作業スタッフは入庫待ち物品の重量及び入庫待ち物品のタイプをサーバに入力できる。サーバは入庫待ち物品の重量及び入庫待ち物品のタイプを受信した後、入庫待ち物品に適切な入庫保管場所を確定できる。

Ｓ４０４ サーバは入庫待ち物品のタイプに基づきペンディング保管場所を確定するステップ。

そのうち、ペンディング保管場所は入庫待ち物品のタイプに属す物品を保管するためのものである。

サーバは入庫待ち物品のタイプを受信した後、入庫待ち物品のタイプ及び倉庫内エリア分け結果に基づき、倉庫内に当該物品を保管するエリアを確定でき、当該エリア内のペンディング保管場所を確定できる。

Ｓ４０５ サーバは予め格納された物品情報、入庫待ち物品のタイプ及び入庫待ち物品の重量に基づき、入庫待ち物品の体積サイズを確定するステップ。

そのうち、サーバは物品のタイプ、重量、体積サイズ等を含む、各種物品の物品情報、および、これら物品情報間のマッピング関係を予め格納する。よって、サーバは入庫待ち物品のタイプ及び入庫待ち物品の重量を受信した後、予め格納した物品情報に基づき、入庫待ち物品の体積サイズを確定できる。

Ｓ４０６ サーバはペンディング保管場所における現在の保管物品の重量がゼロであり、且つ保管空間のサイズが入庫待ち物品の体積サイズ以上である保管場所を入庫保管場所として確定するステップ。

そのうち、保管場所における現在の保管物品の重量がゼロであるとは、保管場所が空いており、物品を収容できることを表し、また、保管空間サイズが入庫待ち物品の体積サイズ以上とは、保管場所の保管空間が入庫待ち物品の体積サイズの要求を満たせることを表すため、現在の保管物品の重量がゼロであり、且つ保管空間のサイズが入庫待ち物品の体積サイズ以上であるペンディング保管場所は入庫保管場所として確定できる。

Ｓ４０７ サーバは少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に少なくとも一つの入庫保管場所の位置を表示するステップ。

このステップ原理はステップＳ２０４と同じであるため、説明を省略する。

なお、サーバに倉庫内の各保管場所の現在の保管物品の重量が格納されるため、データ表示図にはさらに、倉庫内の各保管場所の現在の保管物品の重量を表示でき、これにより作業スタッフは倉庫内全体の保管場所の保管状況を確認しやすくなる。データ表示図にはさらに、倉庫内の各保管場所の現在の保管物品の重量を表示でき、各保管場所の現在の保管物品の重量ごとに重量レベルを分け、その後、異なる色は異なる重量レベルに対応するようにし、表示する時に各保管場所に対応する重量レベルの色によって、より直観的に各保管場所の保管状况を表示できる。

本公開の実施例において、保管場所の保管情報及び入庫待ち物品の入庫情報に基づき入庫待ち物品を保管できる入庫保管場所を確定でき、且つ、予め設定された色によりデータ表示図に入庫保管場所の位置を表示できることにより、作業スタッフが倉庫内の貨物の入庫を行う時、直接、表示される入庫保管場所により入庫でき、多くの時間を費やすことなく、貨物入庫の作業効率を高め、人件費及び時間を節約できる。

従来技術に存在する問題を解決するために、本公開の実施例は入庫保管場所を確定する装置６００を提供し、当該装置６００は、図４に示されるように、
倉庫内の各保管場所の、保管空間サイズ、現在の保管物品の重量及び物理位置情報を含む保管情報を取得するための取得ユニット６０１と、
入庫待ち物品の重量及び入庫待ち物品のタイプを含む、入庫待ち物品の入庫情報を受信するための受信ユニット６０２と、
前記各保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の入庫情報に基づき、前記入庫待ち物品を保管する少なくとも一つの入庫保管場所を確定するための確定ユニット６０３と、
前記少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に前記少なくとも一つの入庫保管場所の位置を表示するための表示ユニット６０４と、
を備える。

本公開の実施例を実施する方式は図２に示される実施例を実施する方式と同じであると理解されるため、説明を省略する。

本公開の実施例の一つの実現方式において、
前記確定ユニット６０３は具体的に、
前記入庫待ち物品のタイプに基づき、前記入庫待ち物品のタイプに属す物品を保管するためのペンディング保管場所を確定し、
予め格納された物品情報、前記入庫待ち物品のタイプ及び前記入庫待ち物品の重量に基づき、前記入庫待ち物品の体積サイズを確定し、
前記ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の体積サイズに基づき、前記ペンディング保管場所から前記少なくとも一つの入庫保管場所を確定する、ためのものである。

本公開の実施例のもう一つの実現方式において、
前記確定ユニット６０３は具体的に、
前記ペンディング保管場所における現在の保管物品の重量がゼロであり、且つ保管空間のサイズが前記入庫待ち物品の体積サイズ以上である保管場所を前記入庫保管場所として確定する、ためのものである。

本公開の実施例のもう一つの実現方式において、
前記入庫待ち物品情報はさらに前記入庫待ち物品の数を含み、
前記確定ユニット６０３は具体的に、
前記入庫待ち物品のサイズ、前記ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量、前記入庫待ち物品の重量に基づき前記ペンディング保管場所に前記入庫待ち物品を保管する数を推定し、前記入庫待ち物品の数及び前記ペンディング保管場所に入庫待ち物品を保管する数に基づき、前記少なくとも一つの入庫保管場所を確定する、ためのものである。

本公開の実施例のもう一つの実現方式において、
前記表示ユニット６０４は具体的に、
前記ペンディング保管場所に前記入庫待ち物品を保管する数に基づき、各前記入庫保管場所に前記入庫待ち物品を保管する数を推定し、前記少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に前記少なくとも一つの入庫保管場所の位置及び前記少なくとも一つの入庫保管場所に前記入庫待ち物品を保管する数を表示する、ためのものである。

本公開の実施例を実施する方式は図２に示される実施例を実施する方式と同じであると理解されるため、説明を省略する。

本公開の実施例において、保管場所の保管情報及び入庫待ち物品の入庫情報に基づき入庫待ち物品を保管できる入庫保管場所を確定でき、且つ、予め設定された色によりデータ表示図に入庫保管場所の位置を表示できる、作業スタッフが倉庫内の貨物の入庫を行う時、直接、表示される入庫保管場所により入庫でき、多くの時間を費やすことなく、貨物入庫の作業効率を高め、人件費及び時間を節約できる。

本公開の実施例に基づき、本公開はさらに以下の電子機器及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。

本公開の電子機器は、
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサと通信接続されるメモリと、
を含み、
前記メモリには前記一つのプロセッサにより実行可能なコマンドが記憶されており、前記少なくとも一つのプロセッサが本公開の実施例が提供する入庫保管場所を確定する方法を実現するように、前記コマンドが前記少なくとも一つのプロセッサにより実行されている。

図５は本公開の実施例が応用可能とされる入庫保管場所を確定する方法又は入庫保管場所を確定する装置の例示的システムアーキテクチャ７００である。

図５に示されるシステムアーキテクチャ７００は端末装置７０１、７０２、７０３、ネットワーク７０４及びサーバ７０５を含むことができる。ネットワーク７０４は端末装置７０１、７０２、７０３及びサーバ７０５の間で通信リンクを提供する媒体として使用される。ネットワーク７０４は、例えば、有線、無線通信リンクまたは光ファイバケーブル等の各種接続タイプを含むことができる。

ユーザは端末装置７０１、７０２、７０３を使用してネットワーク７０４を介してサーバ７０５とインタラクティブし、情報等を受信又は送信できる。端末装置７０１、７０２、７０３には各種通信顧客端末アプリケーション、例えば、ショッピング系アプリケーション、ウェブブラウザアプリケーション、検索系アプリケーション、インスタントメッセージツール、メールボックス顧客端末、ソーシャルプラットフォームソフトウエア等（一例として）をインストールできる。

端末装置７０１、７０２、７０３はディスプレイを備え、且つ、ウェブブラウジングをサポートする各種電子機器とすることができ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ及びデスクトップコンピュータ等を含むが、これらに限られない。

サーバ７０５は各種サービスを提供するサーバとすることができ、例えば、ユーザ利用端末装置７０１、７０２、７０３で閲覧するショッピングサイトに対してサポートを提供するバックグラウンド管理サーバ（一例として）とすることができる。バックグラウンド管理サーバは受信した製品情報の問い合わせ要求などのデータに対して分析などの処理を行い、処理結果（一例として、例えば、製品情報）を端末装置にフィードバックできる。

なお、本公開の実施例が提供する入庫保管場所を確定する方法は一般的にサーバ７０５により実行され、これに対応して、入庫保管場所を確定する装置は一般的にサーバ７０５に設けられる。

また、図５における端末装置、ネットワーク及びサーバの数はあくまでも概略的なものである。実現要求に応じて、任意の数の端末装置、ネットワーク及びサーバを有することができると理解されるべきである。

以下、図６を参照し、これは本公開の実施例を実現するのに適したコンピュータシステム８００の構造概略図である。図６が示すコンピュータシステムはあくまでも一例であり、本公開の実施例の機能及び使用範囲を限定するものではない。

図６に示されるように、コンピュータシステム８００は中央処理ユニット（ＣＰＵ）８０１を含み、これは、リードオンリーメモリ（ＲＯＭ）８０２に記憶されたプログラム、又は記憶部分８０８からランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）８０３にロードされたプログラムに基づき、各種適切な動作及び処理を実行することができる。ＲＡＭ ８０３には、さらに、システム８００の操作に必要な各種プログラム及びデータが記憶される。ＣＰＵ ８０１、ＲＯＭ ８０２およびＲＡＭ ８０３はバス８０４を介して互いに接続される。入力／出力（Ｉ／Ｏ）インターフェース８０５もバス８０４に接続される。

以下の部材がＩ／Ｏインターフェース８０５に接続される：キーボード、マウス等の入力部分８０６と、陰極線管（ＣＲＴ）や液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）等、及びスピーカ等を含む出力部分８０７と、ハードディスク等を含む記憶部分８０８と、ＬＡＮカードやモデム等のネットワークインターフェースカードを含む通信部分８０９。通信部分８０９はインターネットなどのネットワークを介して実行通信処理を実行する。ドライブ８１０も必要に応じてＩ／Ｏインターフェース８０５に接続される。例えば、磁気気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等のリムーバルメディア８１１は、そこから読み出されたコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部分８０８にインストールされるように、必要に応じてドライブ８１０にインストールされる。

特に、本公開で公開される実施例に基づき、上記においてフローチャートを参照して記載したプロセスは、コンピュータソフトウエアプログラムとして実現することができる。例えば、本公開の実施例には、コンピュータ読み取り可能な媒体に格納された、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラムを含む、コンピュータプログラム製品が含まれる。このような実施例において、当該コンピュータプログラムは通信部分８０９を介してネットワークからダウンロード及びインストールされてもよく、及び／又はリムーバルメディア８１１からインストールされてもよい。当該コンピュータプログラムは中央処理ユニット（ＣＰＵ）８０１により実行される時、本公開のシステムで限定される上記機能が実行される。

なお、本公開に示されるコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体またはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、または上記両者の任意の組み合わせとすることができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイスを含むことができるが、これらに限られず、又は、以上の任意の組み合わせとすることができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例としては、一つの又は複数の導線を有する電気接続、ポータブルコンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、リードオンリーメモリ（ＲＯＭ）、書き換え可能なリードオンリーメモリ（ＥＰＲＯＭ又はフラッシュメモリ）、光ファイバ、ポータブルコンパクト磁気ディスクリードオンリーメモリ（ＣＤ－ＲＯＭ）、光記憶装置、磁気記憶装置、又は、上記の任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限られない。本公開において、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プログラムを含む又は記憶する如何なる有形媒体とすることができ、当該プログラムはコマンド実行システム、装置またはデバイスにより使用される、又はそれらと組み合わせて使用することができる。また、本公開において、コンピュータ読み取り可能な信号媒体はベースバンドに含まれる、又は搬送波の一部分として伝播するデータ信号とされてもよく、その中にコンピュータ読み取り可能なプログラムコードが格納される。このような伝播するデータ信号は様々な形式を採用することができ、電磁気信号、光信号、又は、上記の任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限られない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体はさらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の如何なるコンピュータ読み取り可能な媒体とすることができ、当該コンピュータ読み取り可能な媒体は、コマンド実行システム、装置またはデバイスにより使用される、又はそれらと組み合わせて使用するプログラムを送信、伝播または伝送することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは適切な如何なる媒体で伝送してもよく、無線、電線、光ケーブル、ＲＦ等を含むことができるが、これらに限られず、又は、上記の任意の適切な組み合わせとすることができる。

図面におけるフローチャート及びブロック図は、本公開の各実施例のシステム、方法及びコンピュータプログラム製品に基づき実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を示す。この点において、フローチャート又はブロック図中の各ブロックは一つのモジュール、プログラムセクション、又はコードの一部分を表すことができ、上記モジュール、プログラムセクション、又はコードの一部分は所定のロジック機能を実現するための実行可能な一つの又は複数のコマンドを含む。なお、一部の代替的な実現において、ブロックに注記される機能は図面の注記と異なる順序で発生してもよい。例えば、２つの連続して表示されるブロックは実際には、基本的に並行して実行してもよく、場合によっては反対の順序で実行してもよく、これは関連する機能に基づいて定めることができる。なお、ブロック図又はフローチャート中の各ブロック、及びブロック図又はフローチャート中のブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するための専用の、ハードウエアに基づくシステムにより実現しても、専用ハードウエアとコンピュータコマンドの組み合わせにより実現してもよいことに注意されたい。

本発明の実施例に記載された関連のユニットは、ソフトウエア方式で実現しても、ハードウエア方式で実現してもよい。記載したユニットは、プロセッサに設けてもよく、例えば、取得ユニット、受信ユニット、確定ユニット及び表示ユニットを含むプロセッサ、と記載してもよい。そのうち、これらユニットの名称はある場合において、当該ユニット自身に対する限定にはならない。例えば、取得ユニットは“取得ユニットの機能を有するユニット”と記載することもできる。

別の態様として、本公開はさらに、コンピュータ読み取り可能な媒体を提供する。当該コンピュータ読み取り可能な媒体は、上記実施例において記載された機器に含まれてもよいが、単独で存在して当該機器に組付けられてはいなくてもよい。上記コンピュータ読み取り可能な媒体には、一つのまたは複数のプログラムが格納され、上記一つのまたは複数のプログラムが一つの当該機器により実行される時、当該機器は、本公開が提供する入庫保管場所を確定する方法を実行する。

上記発明を実施するための形態は本公開の保護範囲を限定するものではない。当業者であれば、設計要求及び他の要素により、各種様々な修正、コンビネーション、サブコンビネーション及び替代案が生まれてもよいことは自明である。本公開の思想及び原則の範囲内で行われる修正、均等の差し替え、改良などもすべて本公開の保護範囲内に含まれると理解されるべきである。

Claims (10)

1. 入庫保管場所を確定する方法であって、
   倉庫内の各保管場所の、保管空間のサイズ、現在の保管物品の重量及び物理位置情報を含む保管情報を取得するステップと、
   入庫待ち物品の重量及び入庫待ち物品のタイプを含む、入庫待ち物品の入庫情報を受信するステップと、
   前記各保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の入庫情報に基づき、前記入庫待ち物品を保管する少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップと、
   前記少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に前記少なくとも一つの入庫保管場所の位置を表示するステップと、
   を含む、
   方法。
2. 前記の前記各保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の入庫情報に基づき、前記入庫待ち物品を保管する少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップは、
   前記入庫待ち物品のタイプに基づき、前記入庫待ち物品のタイプに属す物品を保管するためのペンディング保管場所を確定するステップと、
   予め格納された物品情報、前記入庫待ち物品のタイプ及び前記入庫待ち物品の重量に基づき、前記入庫待ち物品の体積サイズを確定するステップと、
   前記ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の体積サイズに基づき、前記ペンディング保管場所から前記少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップと、
   を含む、
   請求項１に記載の方法。
3. 前記の前記ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の体積サイズに基づき、前記ペンディング保管場所から前記少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップは、
   前記ペンディング保管場所における現在の保管物品の重量がゼロであり、且つ保管空間のサイズが前記入庫待ち物品の体積サイズ以上である保管場所を前記入庫保管場所として確定するステップ、
   を含む、
   請求項２に記載の方法。
4. 前記入庫待ち物品の入庫情報はさらに前記入庫待ち物品の数を含み、
   前記の前記ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の体積サイズに基づき、前記ペンディング保管場所から前記少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップは、
   前記入庫待ち物品の体積サイズ、前記ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量および前記入庫待ち物品の重量に基づき、前記ペンディング保管場所に前記入庫待ち物品を保管する数を推定するステップと、
   前記入庫待ち物品の数及び前記ペンディング保管場所に入庫待ち物品を保管する数に基づき、前記少なくとも一つの入庫保管場所を確定するステップと、
   を含む、
   請求項２に記載の方法。
5. 前記の前記少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に前記少なくとも一つの入庫保管場所の位置を表示するステップは、
   前記ペンディング保管場所に前記入庫待ち物品を保管する数に基づき、各前記入庫保管場所に前記入庫待ち物品を保管する数を推定するステップと、
   前記少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に前記少なくとも一つの入庫保管場所の位置及び前記少なくとも一つの入庫保管場所に前記入庫待ち物品を保管する数を表示するステップと、
   を含む、
   請求項１又は４に記載の方法。
6. 入庫保管場所を確定する装置であって、
   倉庫内の各保管場所の、保管空間サイズ、現在の保管物品の重量及び物理位置情報を含む保管情報を取得するための取得ユニットと、
   入庫待ち物品の重量及び入庫待ち物品のタイプを含む、入庫待ち物品の入庫情報を受信するための受信ユニットと、
   前記各保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の入庫情報に基づき、前記入庫待ち物品を保管する少なくとも一つの入庫保管場所を確定するための確定ユニットと、
   前記少なくとも一つの入庫保管場所の物理位置情報及び予め設定された色に基づきデータ表示図に前記少なくとも一つの入庫保管場所の位置を表示するための表示ユニットと、
   を備える、
   装置。
7. 前記確定ユニットは具体的に、
   前記入庫待ち物品のタイプに基づき、前記入庫待ち物品のタイプに属す物品を保管するためのペンディング保管場所を確定し、
   予め格納された物品情報、前記入庫待ち物品のタイプ及び前記入庫待ち物品の重量に基づき、前記入庫待ち物品の体積サイズを確定し、
   前記ペンディング保管場所の現在の保管物品の重量及び保管空間のサイズ並びに前記入庫待ち物品の体積サイズに基づき、前記ペンディング保管場所から前記少なくとも一つの入庫保管場所を確定する、
   ためのものである、
   請求項６に記載の装置。
8. 前記確定ユニットは具体的に、
   前記ペンディング保管場所における現在の保管物品の重量がゼロであり、且つ保管空間サイズが前記入庫待ち物品の体積サイズ以上である保管場所を前記入庫保管場所として確定する、
   ためのものである、
   請求項７に記載の装置。
9. 電子機器であって、
   一つの又は複数のプロセッサと、
   一つの又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、
   を含み、
   前記一つの又は複数のプロセッサが請求項１～５のいずれか一項に記載の方法を実現するように、前記一つの又は複数のプログラムが前記一つの又は複数のプロセッサにより実行される、
   電子機器。
10. プロセッサにより実行される時に請求項１～５のいずれか一項に記載の方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されている、
    コンピュータ読み取り可能な媒体。

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