JP2013147337A - 入庫指示装置、入庫指示方法、及びプログラム - Google Patents

入庫指示装置、入庫指示方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】入庫される物品の保管に要するコストを小さく抑え、且つ、入庫される物品の保管作業の効率を向上できる入庫指示装置を提供する。
【解決手段】ロケーション管理データ記憶部30には、空区画により構成され得る矩形範囲のうち、最大の矩形範囲を構成する空区画の縦横方向の数が保管スペースごとに記憶される。外形寸法取得器10は、入庫される物品の長手方向及び横方向の最大外形寸法を取得する。必要区画数算出部32は、上記物品の最大外形寸法に基づき、物品の保管に必要な空区画の縦横方向の数(以下、縦横必要区画数)を算出する。保管候補抽出部33は、保管スペースのうち空区画の縦横方向の数が縦横必要区画数以上である保管候補を抽出する。保管ロケーション特定部34は、保管候補のうち入庫される物品を保管する保管ロケーションを特定する。入庫指示情報出力部40は、保管ロケーションを示す入庫指示情報を出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、入庫品の保管場所を指示する入庫指示情報を出力する入庫指示装置、入庫指示方法、及びプログラムに関する。
特許文献1〜3には、入庫品の保管場所を選定する技術が開示される。特許文献1、2では、複数の収納棚に物品が置かれているか否か示す情報(以下、有無情報)と、各収納棚の高さを示す情報とが予め記憶される。物品が入庫された際には、入庫品の高さがセンサにより計測され、また、物品保管位置情報から物品が置かれていない収納棚(以下、空棚)が特定される。そして、各収納棚の高さを示す情報と、センサの計測信号から得られる入庫品の高さを示す情報とが用いられて、入庫品を保管可能な高さのある空棚が、入庫品が保管される棚(以下、保管棚)に選定される。保管棚の選定後では、有無情報において、保管棚に係るデータが、物品が置かれていることを示すデータに変更される。
特許文献3では、入庫品の設計寸法を示す3次元CADデータが用いられて、入庫品を保管するために必要な面積が算出される。そして算出された面積と、入庫品が未配置の場所の位置及び面積の情報とが用いられて、入庫品の保管場所が選定される。
特開2003−201003号公報 特開平9−30614号公報 特開2007−210800号公報
ところで特許文献1、2では、入庫品を保管可能な高さのある空棚が保管棚に選定されることで、保管棚に底面積の小さな入庫品が保管されて大きな空きスペースが生じ得る。この場合でも、保管棚に係るデータが、物品が置かれていることを示すデータに変更されることで、保管棚は空棚に該当しなくなる。よって、保管棚の空きスペースに他の入庫品が保管されず、保管棚に保管される物品は一つだけになる。
また、全ての収納棚に物品が保管された場合には、全ての収容棚が空棚に該当しなくなる。よって、保管棚が選定されない。このため、作業者は目視で入庫品を配置可能なスペースを探す必要があり、保管作業の効率向上が図られない。また、作業者が保管可能なスペースを発見出来ない場合には、外部倉庫を借用する等して、保管に要する費用が高くなる虞れがある。
また特許文献3では、入庫品が梱包材により梱包される場合や、複数の入庫品が同梱される場合に、3次元CADデータの設計寸法が入庫品の荷姿の寸法に一致せず、その結果、面積不足で入庫品を保管不可能なエリアが選定される虞れがある。或いは、入庫品の保管に要する面積を算出できないことで、入庫品を保管可能なエリアを選定できないことが生じ得る。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、入庫される物品の保管に要するコストを小さく抑え、且つ、入庫される物品の保管作業の効率を向上できる入庫指示装置、入庫指示方法、及びプログラムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の観点に係る入庫指示装置は、記憶部と、外形寸法取得部と、必要区画数算出部と、保管候補抽出部と、保管ロケーション特定部と、入庫指示情報出力部とを備える。記憶部は、物品の保管スペースの水平断面又は鉛直断面を矩形区画が縦横に並ぶメッシュ状に仮想分割して、物品が置かれていない連続する矩形区画により構成され得る矩形範囲のうち、最大の矩形範囲を構成する矩形区画の縦方向の数と、最大の矩形範囲を構成する矩形区画の横方向の数とを含む空矩形範囲情報を保管スペースごとに記憶する。外形寸法取得部は、入庫される物品の長手方向の最大外形寸法と、長手方向に直交する横方向の最大外形寸法とを取得する。必要区画数算出部は、入庫される物品の長手方向及び横方向の最大外形寸法、矩形区画の縦方向の寸法、及び矩形区画の横方向の寸法に基づき、入庫される物品の保管に必要な最小の矩形区画の縦方向の数と横方向の数とを含む必要区画を算出する。保管候補抽出部は、保管スペースのうち、空矩形範囲情報の縦方向の数が必要区画の縦方向の数以上で、且つ、空矩形範囲情報の横方向の数が必要区画の横方向の数以上である保管候補を抽出する。保管ロケーション特定部は、保管候補抽出部が抽出した保管候補のうち、入庫される物品を保管する保管ロケーションを特定する。入庫指示情報出力部は、保管ロケーションを示す入庫指示情報を出力する。
本発明によれば、物品が置かれていない矩形区画(以下、空区画)に入庫される物品を保管可能な保管スペースが保管候補として抽出され、さらに保管候補の中から、入庫される物品を保管する保管ロケーションが特定される。このため、既に他の物品が保管されている保管スペースであっても、その空区画に入庫される物品が保管可能であれば、該保管スペースは、保管ロケーションとして特定され得る。よって、入庫指示情報が示す保管ロケーションに入庫される物品が保管されることで、1つの保管スペースに複数の物品が保管される。このため、保管効率が向上して、外部倉庫を借用する必要性を軽減できる。これにより、物品の保管に要するコストを小さく抑えることができる。
また、保管ロケーションを示す入庫指示情報が出力されることで、作業者が物品を保管するロケーションを目視で探す手間が省略される。このため、作業者の負担が軽減されて、物品の保管作業の効率を向上させることができる。
また、ロケーション管理データに含まれる矩形区画の縦方向及び横方向の数は、保管スペースの空区画に保管可能な最大の物品の縦横の寸法に対応する矩形区画の数である。よって、保管候補として、ロケーション管理データに含まれる矩形区画の縦方向の数が、入庫される物品の保管に必要な最小の矩形区画の縦方向の数(以下、縦必要区画数)以上であり、且つ、ロケーション管理データに含まれる矩形区画の横方向の数が、入庫される物品の保管に必要な最小の矩形区画の横方向の数(以下、横必要区画数)以上である保管スペースが抽出されることで、物品を確実に保管可能な保管ロケーションが特定される。このため、作業者が物品を保管するロケーションを探す手間が確実に省略される。
また、縦必要区画数や横必要区画数は、入庫される物品の長手方向の最大外形寸法や長手方向に直交する横方向の最大外形寸法を用いて算出される。このため、物品が梱包材に梱包されている場合や、複数の物品が同封される場合でも、物品の荷姿の寸法を測定する手間を要せず、物品を保管可能なロケーションを特定できる。よって、物品の保管作業の効率をさらに向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る入庫指示装置の構成を示す概略図である。 外形寸法取得器の構成を示す斜視図である。 名称寸法データの一例を説明する図である。 実施の形態に係る入庫指示装置の構成を示すブロック図である。 ロケーション管理データの一例を説明する図である。 保管スペースを仮想分割した状態を示す概略図である。 全パターンデータの一例を説明する図である。 入庫される物品の寸法や矩形区画の寸法を示す拡大図である。 図5のロケーション管理データ等に基づき、入庫される物品を保管する保管ロケーションが特定される過程を示す概念図である。 保管ロケーションに物品が配置される状態を示す概略図である。 図5の状態から更新されたロケーション管理データを説明する図であり、(a)は物品保管位置情報が更新された状態を示し、(b)は物品保管位置情報・空区画数・横空区画数・縦空区画数が構成された状態を示す。 図11(b)のロケーション管理データ等に基づき出力される入庫指示情報の一例を説明する図である。 図11(b)のロケーション管理データ等に基づき、入庫品を保管するロケーションが特定される過程を示す概念図である。 図11(b)の状態から更新されたロケーション管理データの一例を説明する図であり、(a)は物品保管位置情報が更新された状態を示し、(b)は物品保管位置情報・空区画数・横空区画数・縦空区画数が構成された状態を示す。 図11(b)のロケーション管理データ等に基づき出力される入庫指示情報の一例を説明する図である。 時間計測器の動作を示すフローチャートである。 入庫指示装置の動作を示すフローチャートである。 時間計測器のハードウェア構成例を示すブロック図である。 入庫指示装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態に係る入庫指示装置1を、図面を参照して説明する。図1に示すように、入庫指示装置1は、物品Nの保管スペースH1〜H4を備える倉庫K内に配置される。以下、図1に示すように、保管スペースH1〜H4に物品N1〜N6が保管されているときに、梱包材に梱包された物品N7が倉庫Kに入庫される場合を例に説明する。
入庫指示装置1は、物品N7の長手方向の最大外形寸法G1(以下、第1の最大外形寸法G1)と、物品N7の長手方向と直交する横方向の最大外形寸法G2(以下、第2の最大外形寸法G2)とを計測する。さらに、入庫指示装置1は、第1,第2の最大外形寸法G1,G2の計測値に基づき、物品N7を保管する保管ロケーションを特定して、該特定した保管ロケーションへの物品N7の保管を指示する入庫指示情報を出力する。
入庫指示装置1は、外形寸法取得器10と、PC(Personal Computer)11とを備える。外形寸法取得器10とPC11とは、LAN(Local Area Network)を介して通信可能である。
図2に示すように、外形寸法取得器10は、自動コンベア20と、物品情報入力装置21と、第1の物体感知センサ22と、第2の物体感知センサ23と、時間計測器24とを備える。
自動コンベア20は、物品N7を搬送する第1ライン25及び第2ライン26を備える。第1ライン25及び第2ライン26は、それぞれ直線状の搬送路である。第1ライン25は、一方の端部25aから物品N7が搬入される。第2ライン26は、第1ライン25の他方の端部25bから排出される物品N7を、第1ライン25の搬送方向と直交する方向に搬送して、第1ライン25の反対側の端部26aから排出する。
物品N7は、作業員により、第1ライン25に投入する時の向きが調整される。この向きの調整は、物品N7の長手方向と直交する横方向が第1ラインの搬送方向と平行になるように行われる。この結果、物品N7は、第1ライン25を搬送されるときには、横方向が第1ライン25の搬送方向と平行になり、第2ライン26を搬送されるときには、長手方向が第2ライン26の延伸方向と平行になる。なお、自動コンベア20に物品の向きを調整する機構を設け、該機構により上記のように投入時の物品Nの向きを調整してもよい。
物品情報入力装置21は、入庫される物品N7の識別情報である名称「Xa」を入力するための装置である。物品情報入力装置21は、第1ライン25の端部25aの近傍に配置される。物品N7の名称「Xa」は、作業員が物品N7の投入時に物品情報入力装置21を操作することで、物品情報入力装置21に入力される。物品情報入力装置21は、物品N7の名称「Xa」を示す信号を、時間計測器24に送信する。
物品Nの名称は、アルファベットの大文字からなる主番「A、B、C・・X・・」と、アルファベットの小文字からなる副番「a、b、c・・」とが組み合わされたものである。主番「A、B、C・・X・・」は物品Nの種類を示す。副番「a、b、c・・」は同一種類の物品Nの出庫順序を示す。例えば図1に示す物品N1,N2には、いずれも主番「A」が付されている。これは、物品N1,N2が同一種類の物品であることを意味する。また、物品N1には副番「a」が付され、物品N2には副番「b」が付されている。これは、物品N1が物品N2よりも先に出庫されることを意味する。
第1及び第2の物体感知センサ22,23は、例えば光センサや超音波センサであり、それぞれ第1及び第2ライン25,26の近傍に配置される。第1の物体感知センサ22は、物品N7が第1ライン25の所定位置I1を通過すると、物品N7の存在を感知する。第2の物体感知センサ23は、物品N7が第2ライン26の所定位置I2を通過すると、物品N7の存在を感知する。
時間計測器24は、第1の物体感知センサ22が物品N7を感知してから感知しなくなるまでの第1の時間を計測する。また、時間計測器24は、第2の物体感知センサ23が物品N7を感知してから感知しなくなるまでの第2の時間を計測する。
さらに、時間計測器24は、第1の時間と自動コンベア20の搬送速度とを乗じることで、第2の最大外形寸法G2を算出し、第2の時間と自動コンベア20の搬送速度とを乗じることで、第1の最大外形寸法G1を算出する。
さらに、時間計測器24は、物品情報入力装置21に入力された物品N7の名称と、第1の最大外形寸法G1と、第2の最大外形寸法G2とを対応付けた図3(a)の名称寸法データを、LANを介して、PC11に送信する。
PC11は、図4に示す構成のうち、ロケーション管理データ記憶部30と、全パターンデータ記憶部31と、必要区画数算出部32と、保管候補抽出部33と、保管ロケーション特定部34と、保管範囲選定部35と、物品保管位置情報更新部36と、空矩形範囲情報特定部37と、空矩形範囲情報更新部38と、出力指示判定部39と、入庫指示情報出力部40とを備える。以下、これら各部の詳細について説明する。
ロケーション管理データ記憶部30には、図5のロケーション管理データが記憶される。ロケーション管理データは、図6に示すように、保管スペースHの水平断面を、矩形状の区画(以下、矩形区画)が縦横2×2に並ぶメッシュ状に仮想分割することで得られるものである。本実施の形態では、保管スペースH1〜H4の水平断面は、同一の正方形を呈する。このことから、保管スペースH1〜H4を上記仮想分割して得られる各矩形区画は、いずれも同一の正方形を呈する。
ロケーション管理データ(図5)は、保管スペースHの識別情報と、物品保管位置情報と、空矩形範囲情報とが関連付けられたものである。保管スペースHの識別情報は、保管スペースH1〜H4に割り当てられる番号「H1〜H4」である。
物品保管位置情報は、保管スペースHに含まれる各矩形区画の識別情報と、保管スペースHの各矩形区画に置かれる物品の識別情報とを、保管スペースHの番号「H1〜H4」に関連付けたものである。矩形区画の識別情報は、メッシュの行番号「1」「2」と列番号「A」「B」とを組み合わせた番号である。物品の識別情報は、物品の名称である。例えば、保管スペースH3に関する3行目の物品保管位置情報では、組み合わせ番号「1A」に名称「Ca」が関連付けられている。これは、保管スペースH3では、1行A列の矩形区画に、名称「Ca」の物品N5が置かれていることを示す。
空矩形範囲情報は、空区画数と、横空区画数と、縦空区画数とを、保管スペースHの番号「H1〜H4」に関連付けたものである。空区画数は、物品Nが置かれていない矩形区画(以下、空区画)の数である。例えば、保管スペースH3では、矩形区画「2A」「2B」に物品Nが置かれていない。よって、矩形区画「2A」「2B」が空区画に相当する。このため、保管スペースH3に関する3行目の空矩形範囲情報では、矩形区画「2A」「2B」の数「2」が、空区画数として記録されている。
横空区画数及び縦空区画数は、保管スペースHの空区画に保管可能な最大の物品Nの大きさを示す指標である。横空区画数は、連続する空区画により構成され得る矩形範囲のうち、最大の矩形範囲を構成する空区画の横方向の数である。縦空区画数は、上記最大の矩形範囲を構成する空区画の縦方向の数である。
例えば、保管スペースH3では、空区画「2A」単独からなる矩形範囲と、空区画「2B」単独からなる矩形範囲と、空区画「2A」,「2B」を合わせた矩形範囲とが構成され得る。これら矩形範囲のうち、最大の矩形範囲は、空区画「2A」,「2B」を合わせた矩形範囲である。この矩形範囲は、空区画の横方向の数が「2」であり、空区画の縦方向の数が「1」である。よって、保管スペースH3に関する3行目の空矩形範囲情報には、横空区画数「2」及び縦空区画数「1」が記録されている。
なお、保管スペースH4については、空区画「1A」,「2A」を合わせた横長の矩形範囲と、空区画「1A」,「1B」を合わせた縦長の矩形範囲とが、最大の矩形範囲に相当する。この保管スペースH4のように、最大の矩形範囲に相当する縦長及び横長の矩形範囲が存在する場合には、横長の矩形範囲「1A」,「2A」に含まれる空区画の横方向の数「2」及び縦方向の数「1」が、横空区画数及び縦空区画数として採用される。これは、後述するように、横空区画数と、第1の最大外形寸法G1から得られる横必要区画数とを比較対象とし、縦空区画数と、第2の最大外形寸法G2から得られる縦必要区画数とを比較対象として、物品Nを保管する保管ロケーションHを特定することに基づく。
全パターンデータ記憶部31には、図7の全パターンデータが記憶される。全パターンデータには、矩形区画「1A」「1B」「2A」「2B」における物品の有無の全パターンが示される。全パターンデータでは、物品の存在がフラグ「○」により示されており、物品が存在する矩形区画については、該矩形区画の番号を示す列にフラグ「○」が付されている。例えば、6行目の情報は、矩形区画「1A」「1B」に物品が存在することを示す。
また、全パターンデータでは、各パターンに対応する空矩形範囲情報(空区画数・横空区画数・縦空区画数)が関連付けられている。例えば6行目では、矩形区画「1A」「1B」に物品が存在する場合の空区画数「2」・横空区画数「2」・縦空区画数「1」が示されている。
ロケーション管理データ(図5)の空矩形範囲情報(空区画数・横空区画数・縦空区画数)は、物品保管位置情報をキーとして、全パターンデータ(図7)の空矩形範囲情報(空区画数・横空区画数・縦空区画数)が取得されたものである。例えば、図5の3行目の空区画数「2」・横空区画数「2」・縦空区画数「1」は、該3行目の物品保管位置情報から、全パターンデータ(図7)で、「1A」「1B」の列にフラグ「○」の付された6行目のパターンが特定されて、該6行目のパターンに対応する空区画数「2」・横空区画数「2」・縦空区画数「1」が取得されたものである。
必要区画数算出部32は、名称寸法データ(図3(a))に含まれる物品N7の第1,第2の最大外形寸法G1,G2と、矩形区画の横方向及び縦方向の寸法S1,S2とに基づき、物品N7の保管に必要な最小の矩形区画の横方向の数(以下、横必要区画数)と縦方向の数(以下、縦必要区画数)とを含む必要区画を算出する。横必要区画数は、第1の最大外形寸法G1を矩形区画の横方向の寸法S1で除した値の小数点以下を切り上げた数である。縦必要区画数は、第2の最大外形寸法G2を矩形区画の縦方向の寸法S2で除した値の小数点以下を切り上げた数である。矩形区画の寸法S1,S2は、予めPC11に記憶される。
例えば、物品N7の寸法G1,G2や矩形区画の寸法S1,S2が図8(a)に示す値である場合には、第1の最大外形寸法G1(80cm)が矩形区画の寸法S1(50cm)の1.6倍であることから、横必要区画数「2」が算出される。また、第2の最大外形寸法G2(50cm)が矩形区画の寸法S2(50cm)と一致することから、縦必要区画数「1」が算出される。横必要区画数「2」及び縦必要区画数「1」は、物品N7の保管に必要な最小の空区画の横方向及び縦方向の数である。
なお、横必要区画数は、第2の最大外形寸法G2を矩形区画の横方向の寸法S1で除した値の小数点以下を切り上げることで算出され、縦必要区画数は、第1の最大外形寸法G1を矩形区画の縦方向の寸法S2で除した値の小数点以下を切り上げることで算出されてもよい。
さらに、必要区画数算出部32は、横必要区画数「2」と縦必要区画数「1」との積の数である総必要区画数「2」を算出する。総必要区画数「2」は、物品N7の保管に必要な最小の空区画の総数である。
保管候補抽出部33は、ロケーション管理データ記憶部30に記憶される空矩形範囲情報(図5)のうち、空区画数が総必要空区画数「2」以上である保管スペースH(以下、必要空有スペース)を抽出する。これは、水平断面の総面積が、物品N7の水平断面の面積以上である保管スペースHを抽出するものである。
図9は、横必要区画数「2」・縦必要区画数「1」・総必要区画数「2」や、図5のロケーション管理データに基づき、物品N7を保管する保管ロケーションが特定される過程を示す概念図である。保管スペースH2,H3,H4は、図5のロケーション管理データに含まれる空区画数「2」,「2」,「3」が、総必要区画数「2」以上である。よって、保管スペースH2,H3,H4は、必要空有スペースとして抽出される。一方、保管スペースH1は、空区画数「1」が総必要区画数「2」よりも小さい。このため、保管スペースH1は、必要空有スペースとして抽出されない。
さらに、保管候補抽出部33は、必要空有スペースH2,H3,H4のうち、空区画が物品N7を保管可能な形態である保管候補Hを抽出する。具体的には、保管候補抽出部33は、空矩形範囲情報(図5)の横空区画数が横必要区画数「2」以上であり、且つ、空矩形範囲情報の縦空区画数が縦必要区画数「1」以上である必要空有スペースHを、保管候補として抽出する。
必要空有スペースH3,H4は、それぞれ、横空区画数「2」が横必要区画数「2」以上であり、縦空区画数「1」が縦必要区画数「1」以上である。よって、図9に示すように、必要空有スペースH3,H4は、保管候補として抽出される。一方、必要空有スペースH2は、横空区画数「1」が横必要空区画数「2」よりも小さい。このため、必要空有スペースH2は、保管候補として抽出されない。
保管ロケーション特定部34は、保管候補H3,H4ごとに、空矩形範囲情報に含まれる空区画数「2」,「3」から総必要区画数「2」を差し引いた区画差「0」,「1」を算出する。該区画差「0」,「1」は、物品N7を保管候補H3,H4に保管した場合に、保管候補H3,H4に生じる空区画の大きさを示す指標である。
さらに、保管ロケーション特定部34は、保管候補抽出部33が抽出した保管候補H3,H4のうち、区画差の最も小さい保管候補Hを、物品N7を保管する保管ロケーションとして特定する。これは、物品N7を保管した場合の空区画が最も小さい保管候補Hを、保管ロケーションとして特定するものである。保管候補H3の区画差「0」は、保管候補H4の区画差「1」よりも小さい。よって、保管候補H3が、保管ロケーションとして特定される。
なお、保管候補H3,H4の区画差「0」,「1」は、保管候補H3,H4の空区画数「2」,「3」から、共通の総必要区画数「2」を差し引くことで求められる。このため、保管候補H3,H4の区画差「0」,「1」の大小関係は、保管候補H3,H4の空区画数「2」,「3」の大小関係と同様に、保管候補H3の数が保管候補H4の数よりも小さくなる。よって上記の処理で、区画差が最も小さい保管候補H3を特定することは、空区画数が最も小さい保管候補H3を特定することに相当する。処理負荷の軽減を図るため、区画差を算出する処理を省略して、空区画数が最も小さい保管候補H3を保管ロケーションに特定するようにしてもよい。
保管範囲選定部35は、保管ロケーションH3で物品N7を保管する空区画の範囲を選定するシミュレーションを行う。図6の状態では、保管ロケーションH3の空区画「2A」「2B」の範囲が、物品N7の保管範囲として選定される。
上記シミュレーションでは、例えば、入庫される物品Nの縦必要区画数及び横必要区画数や、保管ロケーションの空区画の位置と数を示す情報を用いて、保管ロケーションで入庫される物品Nを配置可能な位置が抽出される。保管ロケーションの空区画の位置や数を示す情報は、例えば、物品保管位置情報(図5)から取得されるものである。
そして、保管ロケーションで入庫される物品Nを配置可能な位置ごとに、入庫される物品を配置した場合の保管ロケーションの物品が置かれていない連続する矩形区画(以下、配置後空区画)により構成される最大の矩形範囲が抽出される。さらに、保管ロケーションで入庫される物品を配置可能なすべての位置のうち、最大の矩形範囲を構成する配置後空区画の数が最も多い位置が、入庫される物品の保管範囲として選定される。
また、最大の矩形範囲を構成する配置後空区画の数が最も多い位置が2以上ある場合、最大の矩形範囲を構成する配置後空区画の縦方向及び横方向の数の和が最小になる位置が、入庫される物品の保管範囲として選定される。
以下、上記シミュレーションの例として、図10に示すように、保管ロケーションHの水平断面を矩形区画が縦横4×4に並ぶメッシュ状に仮想分割した場合に行われるシミュレーションを説明する。図10において、物品NCは入庫される物品であり、物品NA,NBは、物品NCが入庫されるときに保管ロケーションHに置いてある物品である。物品NAは矩形区画「1A〜D+2A〜D」の範囲に置かれ、物品NBは矩形区画「3C〜D」の範囲に置かれている。物品NCは、縦必要区画数が「2」であり、横必要区画数が「1」である。以上の状況では、保管ロケーションHで物品NCを配置可能な位置として、範囲「3〜4B」、範囲「3〜4A」、範囲「3A〜B」、範囲「4C〜D」が抽出される。
図10(a)は、物品NCが範囲「3〜4B」に配置される状況を示す。この状況では、配置後空区画により構成される最大の矩形範囲は、範囲「3〜4A」や範囲「4C〜D」の範囲になる。これら範囲「3〜4A」・「4C〜D」は、2つの配置後空区画から構成される。
図10(b)は、物品NCが範囲「3〜4A」に配置される状況を示す。この状況では、配置後空区画により構成される最大の矩形範囲は、範囲「4B〜D」になる。該範囲「4B〜D」は、3つの配置後空区画から構成される。
図10(c)は、物品NCが範囲「3A〜B」に配置される状況を示す。この状況では、配置後空区画により構成される最大の矩形範囲は、範囲「4A〜D」になる。該範囲「4A〜D」は、4つの配置後空区画から構成される。
図10(d)は、物品NCが範囲「4C〜D」に配置される状況を示す。この状況では、配置後空区画により構成される最大の矩形範囲は、範囲「3A〜B+4A〜B」になる。該範囲「3A〜B+4A〜B」は、4つの配置後空区画から構成される。
以上から明らかなように、図10(a)〜(d)の状況のうち、図10(c),(d)の状況で、最大の矩形範囲を構成する配置後空区画の数が最も多くなる。このうち図10(c)の状況では、最大の矩形範囲「4B〜D」の縦方向の空区画の数が「1」であり、矩形範囲「4B〜D」の横方向の空区画の数が「4」である。よって、これらの和「5」が得られる。一方、図10(d)の状況では、最大の矩形範囲「3A〜B+4A〜B」の縦方向の空区画の数が「2」であり、矩形範囲「3A〜B+4A〜B」の横方向の空区画の数が「2」である。よって、これらの和「4」が得られる。この和「4」は、図10(c)の状況の和「5」よりも小さい。よって、図10(d)の状況における配置可能な位置「4C〜D」が、物品NCの保管範囲として選定される。
以上のシミュレーションによれば、物品NCの保管後における保管ロケーションHの空区画がまとまった形態になるため、該空区画に保管可能な物品の種類を多くすることができる。また、物品NCの保管後における保管ロケーションの空区画は、細長い形態にならない。
なお、上記のシミュレーションは、矩形区画が正方形であることを前提に行われるものである。例えば矩形区画が長方形である場合には、最大の矩形範囲が最も大きい複数の状況(図10(c)、(d)の状況に相当)のうち、最大の矩形範囲の縦横の辺の長さの和が最小になる状況の配置可能位置が、物品Nの保管範囲として選定される。
保管範囲選定部35により、保管ロケーションH3の保管範囲「2A」「2B」が選定された後では、物品保管位置情報更新部36、空矩形範囲情報特定部37、及び空矩形範囲情報更新部38により、ロケーション管理データ記憶部30に記憶される保管ロケーションH3の情報を更新する処理が行われる。以下、順に説明する。
物品保管位置情報更新部36は、保管ロケーションH3の保管範囲「2A」「2B」が選定されることに応じて、ロケーション管理データ記憶部30に記憶された保管スペースの番号「H1〜H4」(図5)のうち、保管ロケーションに特定された保管スペースの番号「H3」を特定する。また、物品保管位置情報更新部36は、物品保管位置情報に含まれる矩形区画の番号のうち、保管範囲となる空区画の番号「2A」「2B」を特定する。
さらに、物品保管位置情報更新部36は、保管スペースの番号「H3」と空区画の番号「2A」「2B」とに、入庫される物品N7の名称「Xa」を関連付ける。物品N7の名称「Xa」は、図3(a)の名称寸法データ(図3)に含まれるものである。この結果、図11(a)に示すように、保管ロケーションH3の物品保管位置情報は、矩形区画の番号「1A」「1B」「2A」「2B」いずれにも、物品の名称が関連付けられたものに更新される。
空矩形範囲情報特定部37は、上記更新された保管ロケーションH3の物品保管位置情報(図11(a)の3行目)と、図7の全パターンデータに示されるパターンで、物品の有無が一致するパターンを特定する。具体的には、図7の全パターンデータで、番号「1A」「1B」「2A」「2B」の列全てに、フラグ「○」が付された最終行のパターンを特定する。
ついで、空矩形範囲情報特定部37は、該最終行のパターンに対応付けられる空矩形範囲情報(空区画数「0」・縦空区画数「0」・横空区画数「0」)を特定する。
空矩形範囲情報更新部38は、ロケーション管理データに含まれる保管ロケーションH3の空矩形範囲情報(図11(a)の3行目)を、空矩形範囲情報特定部37が特定した空矩形範囲情報に更新する。この結果、図11(b)に示すように、保管ロケーションH3の空区画数・横空区画数・縦空区画数は、いずれも「0」になる。
出力指示判定部39は、空矩形範囲情報更新部38による更新が行われた場合、入庫指示情報の前回出力時以降で、入庫指示情報の出力指示が入力されたか否かを判定する。
出力指示が入力されていた場合、入庫指示情報出力部40は、入庫指示情報の前回出力時以降で、物品保管位置情報更新部36により更新された物品保管位置情報(図11(b)の3行目)に基づき、図12に示す文字情報Mやイメージ情報Pを出力する。文字情報Mやイメージ情報Pは、入庫指示情報の前回出力時以降で入庫された物品N7の名称「Xa」と、物品N7を保管する保管ロケーションH3や保管範囲「2A」「2B」を示す入庫指示情報とを関連付けたものである。文字情報Mには、物品N7の名称「Xa」と、保管ロケーションの番号「H3」と、保管範囲である空区画の番号「2A」「2B」とが横並びで示される。イメージ情報Pは、物品N7の保管範囲を視覚的に確認可能な図形である。イメージ情報Pでは、保管スペースH1〜H4を仮想分割した図が示されており、該図中の保管スペースH3の矩形区画「2A」「2B」に該当する範囲に、名称「Xa」を付した物品N7の図が示されている。
出力指示が入力されていない場合には、他の物品Nが入庫されることで、図4の各部による処理が繰り返される。この処理では、図11(b)のロケーション管理データを用いて、他の物品Nを保管する保管ロケーションや、該保管ロケーションにおける他の物品Nの保管範囲が特定される。以下、他の物品Nが図8(b)の物品N8である場合に実行される処理について説明する。
外形寸法取得器10は、物品N8の第1及び第2の最大外形寸法G1,G2を取得して、物品N8の名称「Ya」及び寸法G1,G2を含む図3(b)の名称寸法データを、PC11に送信する。
必要区画数算出部32は、図3(b)の名称寸法データに含まれる物品N8の寸法G1,G2と、矩形区画の寸法S1,S2とを用いて、横必要区画数、縦必要区画数を算出する。
図8(b)に示すように、物品N8の第1の最大外形寸法G1(50cm)が、矩形区画の寸法S1(50cm)に一致することで、横必要区画数「1」が算出される。また、物品N8の第1の最大外形寸法G1(50cm)が、矩形区画の寸法S2(50cm)と一致することで、縦必要区画数「1」が算出される。
必要区画数算出部32は、横必要区画数「1」と縦必要区画数「1」とを乗じることで、総必要区画数「1」を算出する。
図13は、上記の横必要区画数「1」・縦必要区画数「1」・総必要区画数「1」や、図11(b)のロケーション管理データに基づき、物品N8を保管する保管ロケーションが特定される過程を示す概念図である。図11(b)のデータによれば、保管スペースH1,H2,H4は、空区画数「1」,「2」,「3」が、総必要区画数「1」以上である。よって、保管候補抽出部33は、図13に示すように、保管スペースH1,H2,H4を、必要空有スペースとして特定する。
さらに、必要空有スペースH1,H2,H4は、それぞれ、横空区画数「1」,「1」,「1」が横必要区画数「1」以上であり、且つ、縦空区画数「1」,「1」,「2」が縦必要区画数「1」以上である。よって、保管候補抽出部33は、図13に示すように、必要空有スペースH1,H2,H4を、保管候補として特定する。
保管候補抽出部33は、保管候補H1,H2,H4ごとに、それぞれ、空区画数「1」,「2」,「3」から総必要区画数「1」を差し引くことで、区画差「0」,「1」,「2」を算出する。保管候補抽出部33は、保管候補H1の区画差「0」が最も小さいことから、保管候補H1を保管ロケーションとして特定する。なお、保管候補H1,H2,H4の空区画数「1」,「2」,「3」が比較されて、空区画数が最も小さい保管候補H1が保管ロケーションに特定されてもよい。
保管範囲選定部35は、保管ロケーションH1で物品N8を保管する空区画の範囲を選定するシミュレーションを行う。この結果、保管ロケーションH1の空区画「2B」が、物品N8の保管範囲として選定される。
保管範囲「2B」が選択されることに応じて、物品保管位置情報更新部36は、保管ロケーションH1の番号「H1」と、保管範囲となる空区画2Bの番号「2B」とに、物品N8の名称「Ya」を関連付ける。この結果、図14(a)に示すように、保管ロケーションH1の物品保管位置情報は、矩形区画の番号「1A」「1B」「2A」「2B」いずれにも、物品の名称が関連付けれたものに更新される。
空矩形範囲情報特定部37は、上記更新された保管ロケーションH3の物品保管位置情報に基づき、図7の全パターンデータで、番号「1A」「1B」「2A」「2B」の列全てに、フラグ「○」が付された最終行のパターンを特定する。さらに、空矩形範囲情報特定部37は、該最終行のパターンに対応付けられる空区画数「0」・縦空区画数「0」・横空区画数「0」を特定する。
空矩形範囲情報更新部38は、保管ロケーションH1の空矩形範囲情報(図14(a)の1行目)に含まれる空区画数「1」・横空区画数「1」・縦空区画数「1」を、空矩形範囲情報特定部37が特定した数に更新する。この結果、図14(b)に示すように、保管ロケーションH1の空区画数・横空区画数・縦空区画数は、いずれも「0」になる。
出力指示判定部39は、上記ロケーション管理データが更新された後に、入庫指示情報の前回出力時以降で、入庫指示情報の出力指示が入力されたか否かを判定する。出力指示が入力された場合、入庫指示情報出力部40は、入庫指示情報の前回出力時以降で、物品保管位置情報更新部36により更新された物品保管位置情報(図14(b)の1,3行目)に基づき、図15に示す文字情報Mやイメージ情報Pを出力する。文字情報Mでは、物品N7に関する情報の下に、物品N8の名称「Ya」と、物品N8の保管ロケーションの番号「H3」と、物品N8の保管範囲である空区画の番号「2B」とが横並びで示される。イメージ情報Pでは、保管スペースH1〜H4を仮想分割した図が示されており、該図中の保管スペースH3の矩形区画「2A」「2B」に該当する範囲に、名称「Xa」を付した物品N7の図が示され、保管スペースH1の矩形区画「2B」に該当する範囲に、名称「Ya」を付した物品N8の図が示されている。
次に、入庫指示装置1の動作について説明する。まず図16を用いて、外形寸法取得器10の時間計測器24の動作について説明する。図16の処理は、時間計測器24が、物品Nの名称を示す信号を、物品情報入力装置21から受信することに応じて開始される。
まず、時間計測器24は、物品情報入力装置21から受信した信号から、入庫される物品の名称を取得する(ステップS101)。
ついで、時間計測器24は、第1の時間を計測して(ステップS102)、第1の時間と自動コンベア20搬送速度とを乗じることで、入庫される物品の第2の最大外形寸法G2を算出する(ステップS103)。
ついで、時間計測器24は、第2の時間を計測して(ステップS104)、第2の時間と自動コンベア20の搬送速度とを乗じることで、入庫される物品の第1の最大外形寸法G1を算出する(ステップS105)。
ついで、時間計測器24は、入庫される物品の名称と、第1の最大外形寸法G1と、第2の最大外形寸法G2とを対応付けた名称寸法データ(図3)を、LANを介して、PC11に送信する(ステップS106)。
次に、図17を用いて、PC11の動作について説明する。図17の処理は、PC11が、ステップS106の名称寸法データを受信することに応じて開始される。
まず、必要区画数算出部32は、名称寸法データに含まれる物品Nの第1,第2の最大外形寸法G1,G2や、矩形区画の縦方向及び横方向の寸法S1,S2に基づき、横必要区画数及び縦必要区画数を算出する(ステップS201)。
ついで、必要区画数算出部32は、横必要区画数と縦必要区画数とを乗じることで、総必要区画数を算出する(ステップS202)。
ついで、保管候補抽出部33は、保管スペースHのうち、空矩形範囲情報の空区画数が、総必要空区画数以上である必要空有スペースを抽出する(ステップS203)。
ついで、保管候補抽出部33は、ステップS204で抽出された必要空有スペースのうち、空矩形範囲情報の横空区画数が横必要区画数以上であり、且つ、空矩形範囲情報の縦空区画数が縦必要区画数以上である保管候補を抽出する(ステップS204)。
ついで、保管ロケーション特定部34は、ステップS204で抽出された保管候補ごとに、空矩形範囲情報の空区画数から総必要区画数を差し引いた区画差を算出する(ステップS205)。
ついで、保管ロケーション特定部34は、ステップS205で抽出された保管候補のうち、区画差の最も小さい保管候補を、保管ロケーションとして特定する(ステップS206)。なお、区画差の最も小さい保管候補が複数存在する場合には、保管ロケーション特定部34は、例えば、番号が最も小さい保管候補を、保管ロケーションとして特定する。また、ステップS205,S206の代わりに、ステップS204で抽出された保管候補のうち、空区画数が最も小さい保管候補を、保管ロケーションに特定する処理が実行されてもよい。
ついで、保管範囲選定部35は、保管ロケーションで物品を保管する空区画の範囲を選定する(ステップS207)。
ついで、物品保管位置情報更新部36は、ロケーション管理データ(図5)において、ステップS205で保管ロケーションに特定された保管スペースの番号や、ステップS207で保管範囲に選定された空区画の番号を特定する(ステップS208)。
ついで、物品保管位置情報更新部36は、ステップS208で特定された保管スペース・空区画の番号に、入庫される物品の名称を関連付ける(ステップS209)。物品の名称は、ステップS106で送信された名称寸法データに含まれるものである。ステップS209により、ステップS206で特定された保管ロケーションの物品保管位置情報が更新される。
ついで、空矩形範囲情報特定部37は、全パターンデータに示されるパターンのうち、ステップS209により更新された保管ロケーションの物品保管位置情報と、物品の有無が一致するパターンを特定する(ステップS210)。
ついで、空矩形範囲情報特定部37は、全パターンデータにおいて、ステップS210で特定されたパターンに対応する空矩形範囲情報(空区画数・縦空区画数・横空区画数)を特定する(ステップS211)。
ついで、空矩形範囲情報更新部38は、保管ロケーションの空矩形範囲情報(空区画数・横空区画数・縦空区画数)を、ステップS211で特定された空矩形範囲情報に更新する(ステップS212)。
ついで、出力指示判定部39は、入庫指示情報の前回出力時以降で、入庫指示情報の出力指示が入力されているか否かを判定する(ステップS213)。
出力指示が入力されている場合(ステップS213でYES)、入庫指示情報出力部40は、ステップS209で関連付けられた保管スペース・空区画の番号と入庫される物品の名称とに基づき、入庫された物品の名称と、該物品を保管する保管ロケーションや保管範囲を示す入庫指示情報とを関連付けて出力する(ステップS214)。
一方、出力指示が入力されていない場合(ステップS213でNO)、ステップS106で、他の物品の名称寸法データが送信されることに応じて、ステップS201に復帰する。この復帰により、ステップ201〜S213が繰り返される。この繰り返しは、ステップS213でYESと判定されるまで行われる。
上記ステップ201〜S213の繰り返しにより、物品が入庫されるたびに、該物品を保管する保管ロケーションが特定されて(ステップS206)、保管ロケーションで物品を保管する空区画の範囲が選定される(ステップS207)。そして保管ロケーションや保管範囲が特定されるたびに、保管ロケーションに特定された保管スペースの番号や、保管範囲に選定された空区画の番号が特定されて(ステップS208)、これらの番号に、入庫される物品の名称が関連付けられる(ステップS209)。
そして、ステップS213でYESと判定された場合には、入庫指示情報の前回出力時以降のステップS209で関連付けられた保管スペース・空区画の番号と物品の名称とに基づき、入庫指示情報の前回出力時以降で入庫された物品の名称と、該物品を保管する保管ロケーションや保管範囲を示す入庫指示情報とが関連付けられて出力される(ステップS214)。
次に図18を用いて、時間計測器24のハードウェア構成について説明する。時間計測器24は、制御部60と、記憶部61と、表示部62と、操作部63と、通信部64と、計時部65とを備える。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)から構成されて、記憶部61に格納されるプログラムに従って、時間計測器24の動作を制御する。
記憶部61は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリや、RAM(Random Access Memory)から構成され、制御部60に実行させる動作プログラムや、自動コンベア20の搬送速度を記憶する。また、記憶部61は、制御部60のワークメモリとしても機能する。
表示部62は、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)などから構成されて、各種情報を表示する。
操作部63は、各種情報を入力するためのキー若しくはボタン又はマウスを備える。ユーザは、操作部63を用いて、自動コンベア20の搬送速度を入力することができる。
通信部64は、時間計測器24を、物品情報入力装置21、第1及び第2の物体感知センサ22,23、及びLANに接続するためのインターフェースである。通信部64は、物品情報入力装置21から物品の名称を示す信号を受信し、第1及び第2の物体感知センサ22,23の感知信号を受信する。また、通信部64は、名称寸法データを、LANを介してPC11に送信する。
計時部65は、例えば、時計を内蔵し、制御部60の指令で、第1,第2の物体感知センサ22,23が、それぞれ物品を感知してから感知しなくなるまでの第1,第2の時間を計測する。
次に図19を用いて、PC11のハードウェア構成について説明する。PC11は、制御部70と、記憶部71と、表示部72と、操作部73と、通信部74とを備える。
制御部70は、CPU(Central Processing Unit)から構成されて、記憶部71に格納されるプログラムに従って、PC11の動作を制御する。
記憶部71は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリや、RAM(Random Access Memory)から構成され、制御部70に実行させる動作プログラムや、名称寸法データ、ロケーション管理データ、全パターンデータ、及び矩形区画の寸法S1,S2等を記憶する。また、記憶部71は、制御部70のワークメモリとしても機能する。
表示部72は、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)などから構成されて、入庫指示情報など各種情報を表示する。
操作部73は、各種情報を入力するためのキー若しくはボタン又はマウスを備える。ユーザは、操作部73を用いて、全パターンデータに含める情報等を入力したり、入庫指示情報の出力指示を入力することができる。
通信部74は、PC11をLANに接続するためのインタフェースである。通信部74は、LANを介して、時間計測器24から名称寸法データを受信する。
本実施の形態によれば、入庫される物品Nを空区画に保管可能な保管スペースHが保管候補として抽出され、さらに保管候補の中から、入庫される物品Nを保管する保管ロケーションが特定される。このため、既に他の物品Nが保管されている保管スペースHであっても、その空区画に入庫される物品Nが保管可能であれば、該保管スペースHは、保管ロケーションとして特定され得る。よって、入庫指示情報が示す保管ロケーションに入庫される物品Nが保管されることで、1つの保管スペースHに複数の物品Nが保管される。このため、保管効率が向上して、外部倉庫を借用する必要性を軽減できる。これにより、物品Nの保管に要するコストを小さく抑えることができる。
また、保管ロケーションを示す入庫指示情報が出力されることで、作業者が物品Nを保管するロケーションを目視で探す手間が省略される。このため、作業者の負担が軽減されて、物品Nの保管作業の効率を向上させることができる。
また、ロケーション管理データに示される縦空区画数や横空区画数は、保管スペースHの空区画に保管可能な最大の物品Nの縦横の寸法に対応する矩形区画の数である。また、縦必要区画数や横必要区画数は、入庫される物品Nの保管に必要な空区画に対応する空区画の縦方向及び横方向の数である。よって、保管候補として、縦空区画数が縦必要区画数以上であり、且つ、横空区画数が横必要区画数以上である保管スペースHが抽出されることで、物品Nを確実に保管可能な保管ロケーションが特定される。このため、作業者が物品Nを保管するロケーションを探す手間が確実に省略される。
また、縦必要区画数や横必要区画数は、入庫される物品Nの第1,第2の最大外形寸法G1,G2を用いて算出される。このため、物品Nが梱包材に梱包されている場合や、複数の物品Nが同封される場合でも、物品Nの荷姿の寸法を測定する手間を要せず、物品Nを保管可能なロケーションを特定できる。よって、物品Nの保管作業の効率をさらに向上させることができる。
また、空矩形範囲情報に含まれる空区画の数が最も小さい保管候補が保管ロケーションとして特定される。これにより、入庫される物品Nを保管可能な保管スペースが複数存在する場合には、入庫される物品Nは、空区画の最も小さな保管スペースHに保管されることになる。よって、サイズの大きな物品Nを保管するために、他の保管スペースHの空区画を空けておくことができる。
また、保管ロケーションで、入庫される物品Nを保管する空区画の範囲が選定されて、該保管範囲が入庫指示情報に示される。これにより、保管ロケーションで物品Nを保管する場所を探す手間が省略される。よって、作業者の負担がより一層軽減される。
また、入庫指示情報の前回出力時以降で入庫された物品の名称と、該物品を保管する保管ロケーションや保管範囲を示す入庫指示情報とが関連付けて出力される。よって、物品Nが入庫されるたび、入庫指示情報が出力される場合に比して、入庫指示情報を確認する手間が軽減される。また、複数の物品の保管ロケーション・保管範囲を同時に確認できる。よって、複数の物品をまとめて保管スペースHに運ぶことができる。これにより、物品の保管に要する手間を軽減できる。
本発明は、上記の実施の形態に限られず種々改変することができる。
例えば、入庫される物品Nの第1,第2の最大外形寸法は、作業者により入力されたものでもよく、入庫される物品Nに添付されるバーコードなどの情報が読み取られたものでもよく、データベースを参照して取得されたものでもよい。
また、保管スペースHや矩形区画の形状は、正方形に限らず、長方形にも設定され得る。また、保管スペースHの数や、保管スペースを仮想分割して得られる矩形区画の数は任意に設定され得る。また、各保管スペースHは、全てが同じ大きさでなくてもよい。
また、矩形区画は全てが同じ大きさでなくてもよい。この場合、縦空区画数や横空区画数の代わりに、保管スペースHの空区画により構成され得る矩形範囲のうち、最大の矩形範囲の縦横の長さが用いられる。
また、保管候補抽出部33は、保管スペースHのうち、空区画が入庫される物品Nを保管可能な形態である保管候補Hを抽出するようにしてもよい。この場合、保管候補抽出部33が、保管スペースHの中から必要空有スペースHを抽出する処理は省略される。
また、保管候補の抽出や保管ロケーションの特定は、矩形区画の数以外の条件を用いて行われてもよい。例えば、保管スペースで物品Nを出し入れする方向が決まっている場合には、物品Nの出し入れ方向を条件として、保管候補や保管ロケーションが抽出・特定されてもよい。
また、ロケーション管理データは、物品Nの保管スペースの鉛直断面を矩形区画が並ぶメッシュ状に仮想分割することで得られるデータであってもよい。この場合、保管スペースHは間仕切りにより鉛直断面を区分可能なものが使用され、仮想分割では間仕切りにより区分される各空間に対応する矩形区画が構成される。また、物品Nの置き方が定まっている場合には、物品Nを保管する保管スペースHを特定するために、大小が比較される空区画数と必要区画数との組が設定される。例えば、物品Nの長手方向が鉛直方向に向くように、物品Nの置き方が定まっている場合には、空矩形範囲情報の縦空区画数(最大の矩形範囲を構成する空区画の鉛直方向の数)が、第1の最大外形寸法G1から得られる横必要区画数以上であり、且つ、空矩形範囲情報の横空区画数(最大の矩形範囲を構成する空区画の水平方向の数)が、第2の最大外形寸法G2から得られる縦必要区画数以上である保管スペースの中から保管候補が抽出され、該保管候補の中から保管ロケーションが特定される。
また、上記実施の形態では、入庫指示情報の出力指示が入力された場合に、入庫指示情報の前回出力時以降で入庫された物品の名称や、保管ロケーション・保管範囲を示す入庫指示情報が出力されるが、物品の名称や入庫指示情報を出力させるための処理は上記に限られない。例えば、入庫指示情報の前回出力時以降で入庫される物品について算出される総必要区画数の累計値が求められ、該総必要区画数の累計値が所定値に達するたびに、物品の名称や入庫指示情報が出力されてもよい。このようにすることで、保管スペースH1〜H4における所定面積の空間が物品の保管に使用されるたび、入庫指示情報が出力される。
また、本実施の形態の入庫指示装置1における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に伝送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
本発明は、物品の保管場所を示す入庫指示情報を出力する入庫指示装置、入庫指示方法、及びプログラムに適用することができる。
1 入庫指示装置
10 外形寸法取得器
11 PC
20 自動コンベア
21 物品情報入力装置
22 第1の物体感知センサ
23 第2の物体感知センサ
24 時間計測器
25 第1ライン
25a 第1ラインの一方の端部
25b 第1ラインの他方の端部
26 第2ライン
26a 第2ラインにおける第1ライン反対側の端部
30 ロケーション管理データ記憶部
31 全パターンデータ記憶部
32 必要区画数算出部
33 保管候補抽出部
34 保管ロケーション特定部
35 保管範囲選定部
36 物品保管位置情報更新部
37 空矩形範囲情報特定部
38 空矩形範囲情報更新部
39 出力指示判定部
40 入庫指示情報出力部
60,70 制御部
61,71 記憶部
62,72 表示部
63,73 操作部
64,74 通信部
65 計時部
G1 第1の最大外形寸法
G2 第2の最大外形寸法
I1 第1ベルトの所定位置
I2 第2ベルトの所定位置
H,H1,H2,H3,H4 保管スペース
N,N1,N2,N3,N4,
N5,N6,N7,N8,N9 物品
S1 矩形区画の縦方向の寸法
S2 矩形区画の横方向の寸法

Claims (8)

  1. 物品の保管スペースの水平断面又は鉛直断面を、矩形区画が縦横に並ぶメッシュ状に仮想分割して、物品が置かれていない連続する前記矩形区画により構成され得る矩形範囲のうち、最大の矩形範囲を構成する前記矩形区画の縦方向の数と、前記最大の矩形範囲を構成する前記矩形区画の横方向の数とを含む空矩形範囲情報を、前記保管スペースごとに記憶する記憶部と、
    入庫される前記物品の長手方向の最大外形寸法と、前記長手方向に直交する横方向の最大外形寸法とを取得する外形寸法取得部と、
    前記入庫される物品の前記長手方向及び前記横方向の最大外形寸法、前記矩形区画の縦方向の寸法、及び前記矩形区画の横方向の寸法に基づき、前記入庫される物品の保管に必要な最小の前記矩形区画の縦方向の数と横方向の数とを含む必要区画を算出する必要区画数算出部と、
    前記保管スペースのうち、前記空矩形範囲情報の前記縦方向の数が前記必要区画の縦方向の数以上で、且つ、当該空矩形範囲情報の前記横方向の数が前記必要区画の横方向の数以上である保管候補を抽出する保管候補抽出部と、
    前記保管候補抽出部が抽出した前記保管候補のうち、前記入庫される物品を保管する保管ロケーションを特定する保管ロケーション特定部と、
    前記保管ロケーションを示す入庫指示情報を出力する入庫指示情報出力部と、
    を備える入庫指示装置。
  2. 前記外形寸法取得部は、前記物品を搬送する自動コンベアと、第1の物体感知センサと、第2の物体感知センサと、時間計測器とを含み、
    前記自動コンベアは、一方の端部から前記入庫される物品が搬入される第1ラインと、該第1ラインの他方の端部から排出される前記物品を前記第1ラインの搬送方向に直交する方向に搬送する第2ラインとからなり、
    前記第1の物体感知センサは、前記第1ラインの所定位置を通過する前記物品を感知し、
    前記第2の物体感知センサは、前記第2ラインの所定位置を通過する前記物品を感知し、
    前記時間計測器は、
    前記第1の物体感知センサが前記物品を感知してから感知しなくなるまでの第1の時間を計測し、
    前記第1の時間と前記自動コンベアの搬送速度とを乗じることで、前記長手方向及び前記横方向の最大外形寸法のうち、一方の寸法を算出し、
    前記第2の物体感知センサが前記物品を感知してから感知しなくなるまでの第2の時間を計測し、
    前記第2の時間と前記自動コンベアの搬送速度とを乗じることで、前記長手方向及び前記横方向の最大外形寸法のうち、他方の寸法を算出する請求項1に記載の入庫指示装置。
  3. 前記保管ロケーション特定部は、前記空矩形範囲情報に含まれる前記矩形区画の数が最も小さい前記保管候補を、前記保管ロケーションとして特定する、請求項1又は2に記載の入庫指示装置。
  4. 前記保管ロケーションで前記入庫される物品を保管する前記矩形区画の範囲を選定する保管範囲選定部をさらに備え、
    前記保管範囲選定部は、前記入庫される物品の保管に必要な最小の前記矩形区画の縦方向の数と横方向の数、および、前記保管ロケーションの前記矩形区画の位置と数を示す情報を用いて、前記保管ロケーションに前記入庫される物品を配置可能な位置ごとに、前記入庫される物品を配置した場合の前記保管ロケーションの物品が置かれていない連続する前記矩形区画により構成される最大の矩形範囲を抽出し、前記保管ロケーションで前記入庫される物品を配置可能な全ての位置のうち、前記最大の矩形範囲を構成する前記矩形区画の数が最も多い位置を、前記入庫される物品を保管する前記矩形区画の範囲として選定し、
    前記入庫指示情報出力部は、前記入庫される物品を保管する前記矩形区画の範囲を示す入庫指示情報を出力する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の入庫指示装置。
  5. 前記保管範囲選定部は、前記最大の矩形範囲を構成する前記矩形区画の数が最も多い位置が2以上ある場合、前記最大の矩形範囲を構成する前記矩形区画の縦方向及び横方向の数の和が最小になる位置を、前記入庫される物品を保管する前記矩形区画の範囲として選定する請求項4に記載の入庫指示装置。
  6. 前記記憶部は、前記保管スペースごとに、該保管スペースの識別情報と、該保管スペースに置かれる物品の識別情報とを関連付けて記憶し、
    前記入庫される物品の識別情報が入力される物品情報入力部と、
    前記保管ロケーション特定部により前記保管ロケーションが特定されるたびに、前記記憶部に記憶された前記保管スペースの識別情報のうち、前記保管ロケーションに特定された前記保管スペースの識別情報を特定して、該特定した保管スペースの識別情報に前記物品情報入力部に入力された前記物品の識別情報を関連付ける物品保管位置情報更新部と、
    前記入庫指示情報の前回出力時以降で、前記入庫指示情報の出力指示が入力されたか否かを判定する出力指示判定部とをさらに備え、
    前記入庫指示情報出力部は、前記入庫指示情報の出力指示が入力されたと判定された場合、前記入庫指示情報の前回出力時以降で、前記物品保管位置情報更新部により関連付けられた前記保管スペースの識別情報と前記物品の識別情報とに基づき、前記入庫指示情報の前回出力時以降で入庫された物品の識別情報と、該物品を保管する前記保管ロケーションを示す前記入庫指示情報とを関連付けて出力する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の入庫指示装置。
  7. 物品の保管スペースの水平断面又は鉛直断面を、矩形区画が縦横に並ぶメッシュ状に仮想分割して、物品が置かれていない連続する前記矩形区画により構成され得る矩形範囲のうち、最大の矩形範囲を構成する前記矩形区画の縦方向の数と、前記最大の矩形範囲を構成する前記矩形区画の横方向の数とを含む空矩形範囲情報を、前記保管スペースごとに記憶する記憶段階と、
    入庫される前記物品の長手方向の最大外形寸法と、前記長手方向に直交する横方向の最大外形寸法とを取得する外形寸法取得段階と、
    前記入庫される物品の前記長手方向及び前記横方向の最大外形寸法、前記矩形区画の縦方向の寸法、及び前記矩形区画の横方向の寸法に基づき、前記入庫される物品の保管に必要な最小の前記矩形区画の縦方向の数と横方向の数とを含む必要区画を算出する必要区画数算出段階と、
    前記保管スペースのうち、前記空矩形範囲情報の前記縦方向の数が前記必要区画の縦方向の数以上で、且つ、当該空矩形範囲情報の前記横方向の数が前記必要区画の横方向の数以上である保管候補を抽出する保管候補抽出段階と、
    前記保管候補抽出段階で抽出された前記保管候補のうち、前記入庫される物品を保管する保管ロケーションを特定する保管ロケーション特定段階と、
    前記保管ロケーションを示す入庫指示情報を出力する入庫指示情報出力段階と、
    を備える入庫指示方法。
  8. コンピュータを、
    物品の保管スペースの水平断面又は鉛直断面を、矩形区画が縦横に並ぶメッシュ状に仮想分割して、物品が置かれていない連続する前記矩形区画により構成され得る矩形範囲のうち、最大の矩形範囲を構成する前記矩形区画の縦方向の数と、前記最大の矩形範囲を構成する前記矩形区画の横方向の数とを含む空矩形範囲情報を、前記保管スペースごとに記憶する記憶部、
    入庫される前記物品の長手方向の最大外形寸法と、前記長手方向に直交する横方向の最大外形寸法とを取得する外形寸法取得部、
    前記入庫される物品の前記長手方向及び前記横方向の最大外形寸法、前記矩形区画の縦方向の寸法、及び前記矩形区画の横方向の寸法に基づき、前記入庫される物品の保管に必要な最小の前記矩形区画の縦方向の数と横方向の数とを含む必要区画を算出する必要区画数算出部、
    前記保管スペースのうち、前記空矩形範囲情報の前記縦方向の数が前記必要区画の縦方向の数以上で、且つ、当該空矩形範囲情報の前記横方向の数が前記必要区画の横方向の数以上である保管候補を抽出する保管候補抽出部、
    前記保管候補抽出部が抽出した前記保管候補のうち、前記入庫される物品を保管する保管ロケーションを特定する保管ロケーション特定部、
    および、前記保管ロケーションを示す入庫指示情報を出力する入庫指示情報出力部、
    として機能させるプログラム。
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